JP2005015169A - Number counting device for every type of moving body for transporting, and transportation planning device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出荷元も出荷先も等しい同一輸送区間に特急輸送ルートと普通輸送ルートが設定されているときに、各ルートで必要とされる輸送用移動体の台数を最少とし、積載効率が高く輸送コストの低い輸送計画を立案する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】出荷元(例えば、自動車生産工場)から出荷先(例えば、自動車販売店)までの輸送区間で製品を輸送する場合、どの製品をどの輸送用移動体に積載して輸送するのかを示す輸送計画を立案する必要がある。積載効率が高く輸送コストの低い輸送計画を立案するためには、利用する輸送用移動体の台数をできるだけ少なくする必要がある。
【0003】
例えば自動車や自動販売機等のように、製品が大型であり、種類によって大きさや形状が異なる場合には、1台の輸送用移動体に混載する製品種類の組合せを上手に選択すると積載効率が向上して輸送用移動体の必要台数を減少させることができる一方、下手に選択すると積載効率が低下して輸送用移動体の必要台数を増大させてしまう。従って、利用する輸送用移動体の台数を減少させるためには、混載可能な製品種類の積合せパターンを考慮する必要がある。
【0004】
製品の種類数が多い場合には、1台の輸送用移動体に混載可能な種類の積合せパターン数は膨大なものとなることが多い。膨大な数の種類の積合せパターンをデータベース化する作業は大変であり、しかもデータベースの検索に時間を要するために活用しづらい。そこで、製品の形状とサイズによって製品種類を分類する(分類数は種類数よりも少ない)技術が開発された。例えば、製品が自動車の場合、コンパクトカーの種類aと種類bは形状とサイズが類似しているので、ともに分類Aの製品であるといったように分類する。この製品分類を用いて、1台の輸送用移動体に混載可能な(積合せ可能な)製品分類の積合せパターンを整理すると、実用的なデータベースが得られる。
【0005】
特許文献1に開示された技術では、輸送用移動体の種類毎に製品分類の積合せ分類パターンを整理したデータベースを用意しておく。このデータベースを参照し、製品分類の積合せパターンを考慮して輸送用移動体の種類に適応した製品種類を組合せて混載することによって積載効率を向上させ、必要とされる輸送用移動体の台数を最少化する。
また、特許文献2及び特許文献3に、復路で積載スペースに余裕ができる帰還輸送用移動体に製品を積載することによって、必要とされる輸送用移動体の台数を最少化する技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−187622号公報
【特許文献2】
特開2002−308439号公報
【特許文献3】
特開2002−140405号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】製品のなかには、急いで輸送する必要がある製品と、急いで輸送する必要のない製品がある。例えば、最終顧客が決まっており納期が迫っている製品は急いで輸送する必要があるが、販売店が見込みに基づいて発注した製品は急いで輸送する必要がない。以下では急いで輸送することを特急輸送といい、急がないで輸送することを普通輸送という。
出荷元も出荷先も等しい同一輸送区間であっても、特急輸送と普通輸送では異なるルートが採用されることがある。特急輸送では、輸送コストが高くても所要時間が短いルートが採用され、普通輸送では、所要時間が長くても輸送コストが低いルートが採用されることがある。典型的には、陸路を直送すれば輸送コストが高くなる一方で所要時間が短くなり、海路を利用すれば所要時間が長くなる一方で輸送コストが低くなる。
輸送する製品毎に、特急輸送が必要とされるのか普通輸送で足りるのかの別が指定されている。
【0008】
上記のように、製品毎に特急輸送と普通輸送の別が指定され、特急輸送ルートと普通輸送ルートが異なる場合には、特急輸送ルートで輸送する特急輸送用の製品群と、普通輸送ルートで輸送する普通輸送用の製品群を別々に扱い、それぞれに輸送計画を立案する必要がある。
しかしながら、特急輸送ルートで輸送する特急輸送用の製品群と普通輸送ルートで輸送する普通輸送用の製品群のそれぞれについて輸送計画を立案すると、もっと少ない輸送用移動体で輸送できるのにもかかわらず、より多くの輸送用移動体を利用する輸送計画が立案されてしまう。特急輸送用の製品群と普通輸送用の製品群のそれぞれについて、最少台数の輸送用移動体で輸送する輸送計画を立案しても、上記の問題が生じる。
例えば、分類Aの2個の製品と分類Bの12個の製品を輸送するときに、製品分類(A,B,B,B,B)を混載できる積合せ分類パターンを有する種類の輸送用移動体が利用可能な場合、必要な輸送用移動体の台数は3台と算出される。しかしながら、分類Aの2個の製品は特急輸送が必要であり、分類Bの12個のうちの2個の製品は特急輸送が必要であり、分類Bの10個の製品は普通輸送で足りる場合には、事情が異なってくる。特急輸送が必要な分類Aの2個と分類Bの2個を輸送するために、2台の輸送用移動体が必要とされる。1台の輸送用移動体にAは1個しか積載できず、(A,A,B,B)と混載することができないために2台の輸送用移動体が必要とされる。普通輸送で足りる分類Bの10個を輸送するためには、3台の輸送用移動体が必要とされる。1台の輸送用移動体にBは4個までしか積載できないために、3台の輸送用移動体が必要とされる。
特急輸送と普通輸送の別に対応しようとすると、合計5台の輸送用移動体が必要とされる。
後記することから明らかなように、上手に計画すれば、特急輸送と普通輸送の別に対応しながら、より少ない輸送用移動体で輸送することが可能となる。従来の技術では、特急輸送と普通輸送の別に硬直的に対応することから、より少ない輸送用移動体で輸送することが可能な場合にも、その輸送計画を算出できず、より多くの輸送用移動体を必要とする計画を算出するに留まっている。
【0009】
特許文献1〜3の技術では、特急輸送と普通輸送の別に対応することを考慮していない。特許文献1〜3の技術で、特急輸送と普通輸送の別に対応しようとすると、特急輸送ルートで輸送する特急輸送用の製品群について最少台数の輸送用移動体で輸送する輸送計画を立案するとともに、それとは別に、普通輸送ルートで輸送する普通輸送用の製品群について最少台数の輸送用移動体で輸送する輸送計画を立案する。両者が連携されておらず、特急輸送と普通輸送の別に柔軟に対応することによってより少ない輸送用移動体で輸送することが可能な場合にも、その輸送計画を算出することができない。
【0010】
本発明では、特急輸送と普通輸送の別に柔軟に対応することによって、より少ない輸送用移動体で輸送することが可能な場合には、より少ない輸送用移動体で対応することができる輸送計画を算出できるようにする。
また、特急輸送と普通輸送の別に柔軟に対応することによって、より少ない輸送用移動体で輸送することが可能な場合には、柔軟に対応することによって、どれだけ少ない台数で輸送できるのかを計算できるようにする。
このように特急輸送と普通輸送の別に対応できる輸送用移動体の種類別台数を事前に計算して知ることができれば、輸送用移動体の予約等を正確にすることが可能となる。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用と効果】本発明によって、同一輸送区間に特急輸送ルートと普通輸送ルートが設定されているときに、ルート毎に必要な輸送用移動体の種類別台数を計算する装置が創作された。
この装置は、「輸送するべき製品とその種類と特急輸送の要否」を対応付けて記憶している輸送製品群記憶手段と、「利用可能な輸送用移動体とその種類」を対応付けて記憶している輸送用移動体群記憶手段を備えている。さらに、「製品種類と製品分類」を対応付けて記憶している種類/分類記憶手段と、「輸送用移動体の種類とその種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターン」を対応付けて記憶している積合せ分類パターン記憶手段を備えている。
本発明の装置は、特急輸送ルートに必要な輸送用移動体の種類別台数を算出する特急輸送ルート台数算出手段を備えており、その台数算出手段は、輸送製品群記憶手段に記憶されている「製品とその種類と特急輸送の要否」と、輸送用移動体群記憶手段に記憶されている「輸送用移動体とその種類」と、種類/分類記憶手段に記憶されている「製品種類と製品分類」と、積合せ分類パターン記憶手段に記憶されている「輸送用移動体の種類と積合せ分類パターン」を利用し、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する。
本発明の装置は、さらに、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるときに「普通輸送ルートで輸送する製品の中からその余裕に適合する分類の製品を探索する」製品探索手段を備えており、製品探索手段が探索した製品を「普通輸送ルートから特急輸送ルートに変更する」ルート変更手段を備えている。
本発明の装置は、普通輸送ルートに必要な輸送用移動体の種類別台数を算出する普通輸送ルート台数算出手段を備えており、その台数算出手段は、「ルート変更後も普通輸送ルートに対応して記憶されている製品群」を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する。
【0012】
輸送区間は、製品の出荷元と出荷先で特定され、出荷元と出荷先の双方が等しいときに、その間のルートの相違にかかわらず、輸送区間が等しいという。出荷元が生産工場Fであり、出荷先が販売店Tであれば、その間の中継拠点がAであるルートも、Bであるルートも、輸送区間は同じである。
それに対してルートは、中継拠点を含めて特定され、中継拠点がAであるルートと中継拠点がBであるルートは別ルートである。特急輸送と普通輸送とで異なる中継拠点が利用されれば、特急輸送ルートと普通輸送ルートが相違する。特急輸送ルートと普通輸送ルートが一致する場合も存在する。
【0013】
製品種類は、製品の形状とサイズによって製品群を区分したものをいい、形状とサイズが同一であれば同一種類であり、形状かサイズが異なれば異なる種類である。製品分類とは、形状とサイズが一定の類似範囲に含まれる種類群のまとまりをいい、輸送用移動体への積合せを考慮する際に活用される概念である。種類数が多い場合には、輸送用移動体に混載可能な積合せパターンを種類をベースにして用意すると膨大な数になってしまう。ここでは形状とサイズが一定の類似範囲に含まれる種類群を1つの「分類」に分類する。輸送用移動体に混載可能な積合せパターンを分類をベースにして用意すると実用可能なパターン数で抑えることができる。種類数が少なければ、種類数と分類数が一致することがあり得る。
【0014】
本発明の上記の装置では、特急輸送と普通輸送の別に硬直的に対応せず、柔軟に対応する。
即ち、特急輸送が必要な製品群については特急輸送するが、普通輸送で足りる製品群については場合によって(特急輸送に振替えても特急輸送に必要な輸送用移動体の台数が増加しない場合には)特急輸送に振替え、その結果、普通輸送に必要な輸送用移動体の台数を減少させることを可能とする。
輸送コストの高い特急輸送については、特急輸送に必要な輸送用移動体の台数が最少ですむ輸送計画を算出するが、輸送用移動体の台数を最少にしても特急輸送の輸送用移動体の積載スペースに余裕がある場合があり、その場合には、その余裕の範囲内で普通輸送で足りる製品群を特急輸送に振替える。振替えても特急輸送に必要な輸送用移動体の台数は増加しない。にもかかわらず、普通輸送に必要な輸送用移動体の台数を減少させることができることがあり、その場合、特急輸送と普通輸送にかかる総輸送コストを圧縮することが可能となる。
【0015】
先に例示した、分類Aの2個の製品を特急輸送し、分類Bの2個の製品を特急輸送し、分類Bの10個の製品を普通輸送するにあたって、分類(A,B,B,B,B)を混載できる輸送用移動体が利用可能な場合、1台の輸送用移動体にAは1個しか積載できず、(A,A,B,B)と混載することができないために、特急輸送用に2台の輸送用移動体が必要とされる。2台の輸送用移動体で特急輸送する必要のある分類Aの2個と分類Bの2個を輸送する場合、分類Bの6個の製品を混載できる余裕が存在する。この場合、普通輸送するはずの分類Bの10個の製品のうちの6個を特急輸送に振替えても特急輸送に必要な輸送用移動体の台数は2台のままであり、増加しない。分類Bの6個を特急輸送に振替えると、普通輸送が必要な製品群は分類Bの6個となり、1台の輸送用移動体で輸送することができるようになる。
特急輸送と普通輸送の別に硬直的に対応すると、特急輸送に2台の輸送用移動体を必要とし、普通輸送に2台の輸送用移動体を必要としていたのに、特急輸送と普通輸送の別に柔軟に対応するようにすると、特急輸送に必要な輸送用移動体の台数を増加させないで、普通輸送に必要な輸送用移動体の台数を減少させることができる。
【0016】
図28は別例を示すものであり、(1)に示すように、出荷元Fから出荷先Tまでの輸送区間に、特急輸送用の直交ルートaと、中継拠点を経由する普通輸送用のルートbが設定されている。この輸送区間で、(2)に示すように、分類Aの製品を10個(特急輸送用のものが6個、普通輸送用のものが4個)と分類Bの製品を8個(特急輸送用のものが5個、普通輸送用のものが3個)と、分類Cの製品を7個(特急輸送用のものが5個、普通輸送のものが2個)の合計25個の製品を輸送する必要があり、(3)に示すように、種類αの輸送用移動体を2台(積載可能な積合せ分類パターンはA,A,A,A,A)と、種類βの輸送用移動体を3台(積載可能な積合せ分類パターンはA,B,B,B,B)と、種類γの輸送用移動体を3台(積載可能な積合せ分類パターンはA,C,C,C,C)の合計8台の輸送用移動体が利用可能であるとする。この場合、特急輸送ルート台数算出手段は、(4)に示すように、5個のBを輸送するために種類βの輸送用移動体を2台必要とし、5個のCを輸送するために種類γの輸送用移動体を2台必要とすることを計算する。2台のβと2台のγでは4台のAしか輸送できないことから、さらに2台のAを積載するために種類αの輸送用移動体を1台必要とすることを計算する。普通輸送用のルートbについては、ルートを変更しなければ、(4)の右側に示すように、3個のBを輸送するために種類βの輸送用移動体を1台必要とし、2個のCを輸送するために種類γの輸送用移動体を1台必要とすることを計算する。1台のβと1台のγでは2個のAしか輸送できないことから、残りの2個のAを積載するために種類αの輸送用移動体を1台必要とすることを計算する。
【0017】
本装置は、製品探索手段を備えており、特急輸送用のルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるときに、普通輸送ルートで輸送する製品の中から、その余裕に適合する分類の製品を探索する。また、ルート変更手段を備えており、探索された製品を普通輸送ルートから特急輸送ルートに変更する。
(4)の場合には、特急輸送ルートaで輸送する種類αの輸送用移動体に製品Aを3個積載する余裕があり、種類βの輸送用移動体に製品Bを3台積載する余裕があり、種類γの輸送用移動体に製品Cを3個積載する余裕がある。製品探索手段は、その余裕(A、B、Cについて各3台)に適合する製品を探索する。製品探索手段は、特急輸送に従事する種類βの輸送用移動体が持つ3個分の製品Bの余裕に対応して、普通輸送が計画されている種類βの輸送用移動体に予定されていた製品Bの3台を探索し、特急輸送に従事する種類βの輸送用移動体に変更する((5)の丸印参照)。同様に、特急輸送に従事する種類γの輸送用移動体が持つ3個分の製品Cの余裕に対応して、普通輸送が計画されている種類γの輸送用移動体に予定されていた製品Cの2個を探索し、特急輸送に従事する種類γの輸送用移動体に変更する((5)の丸印参照)。同様に、特急輸送に従事する種類αの輸送用移動体が持つ3個分の製品Aの余裕に対応して、普通輸送が計画されている種類βの輸送用移動体に予定されていた製品Aの1個と、種類γの輸送用移動体に予定されていた製品Aの1個と、種類αの輸送用移動体に予定されていた2個の製品Aのうちの1個を探索し、特急輸送に従事する種類αの輸送用移動体に変更する((5)の丸印参照)。
製品探索手段とルート変更手段が作動する結果、普通輸送が計画されていた製品が減少し、(5)の右側に示すように、製品Aを1個だけ普通輸送すればよく、α〜γの任意の種類の輸送用移動体を1台利用すれば対応できる計画に変更される。図28では、製品Aを1個普通輸送するのに種類αの輸送用移動体を利用するが、種類βでもγでも良く、1台しか積載できない小型の輸送用移動体でも対応することができる。
【0018】
本輸送用移動体台数計算装置によると、特急輸送を必要とする製品が存在する場合に、特急輸送用のルートに利用する輸送用移動体の台数を最少にする一方、その輸送用移動体の積載能力を最大に活用することによって、特急輸送ルートに利用する輸送用移動体の台数を最少に維持しながら、普通輸送用に利用する輸送用移動体の台数をも最少にしたときに必要な輸送用移動体のルート別種類別の必要台数を知ることができる。
これによって、必要な輸送用移動体を過不足なく予約することが可能となり、無理無駄のない輸送作業が可能となる。
【0019】
輸送用移動体のなかには所属基地を有し、基本的には所属基地に帰還することを原則に運行するものがある。運転者の都合を考えると、所属基地から出発して所属基地に帰還する運行を基本にすれば、無理なく運行し続けることが可能となる。この場合、出荷元(例えばA)を出発可能な輸送用移動体のなかには2種類が存在することになる。基地Bに所属する輸送用移動体が輸送拠点Aに来て空荷になり、輸送拠点Aで新たに積載して出荷先Bに向けて輸送する場合には、所属基地Bに帰還する輸送用移動体となる。輸送拠点Aに所属する輸送用移動体が出荷元Aを出発する場合には、所属基地Aを出発する輸送用移動体となる。出荷元Aからの輸送に従事する輸送用移動体を決定する場合、帰還する輸送用移動体を優先的に利用するようにすると、空荷で帰還する輸送計画を減少することができる。結果として、利用する輸送用移動体の台数を抑えることが可能となって輸送コストを低減することができる。
そのためには、輸送用移動体群記憶手段が、利用可能な輸送用移動体を、帰還輸送用移動体と出発輸送用移動体に分類して記憶していることが好ましく、特急輸送ルート台数算出手段と普通輸送ルート台数算出手段のそれぞれが、必要な輸送用移動体のうちの出発輸送用移動体の台数を最少とするという条件の中で、輸送用移動体の種類別台数を算出することが好ましい。
【0020】
輸送拠点Bに所属する輸送用移動体Xが輸送拠点Aに来て空荷になり、引き続き、その輸送用移動体Xが出荷元Aから出荷先Bへの輸送に従事する場合には、帰還輸送用移動体となる。輸送拠点Aと輸送拠点Bが遠く離れている一方、輸送拠点Aと輸送拠点Cが近傍にあり、輸送拠点Bに所属する輸送用移動体Yが輸送拠点Cに来て空荷になる場合には、輸送用移動体Yを出荷先Aからの輸送に利用可能な輸送用移動体であってしかも帰還輸送用移動体であると分類することが好ましい。輸送拠点Cから輸送拠点Bに直接帰還するのに要する時間に比して、輸送拠点Cから輸送拠点Aを経て輸送拠点Bに帰還するのに必要とされる余分の時間が短い場合には、輸送用移動体の有効活用が促進される。直接帰還するのに要する時間で、経由して帰還するのに必要な余分の時間を除した比率が所定値よりも低い場合には、その経由拠点で利用可能な輸送用移動体であり、しかも帰還する輸送用移動体に分類する。
【0021】
ルートの中には、出荷元Aから第1中継拠点Bまで陸送し、第1中継拠点Bから第2中継拠点Cまで海上輸送し、第2中継拠点Cから出荷先Dまで陸送することがある。この場合、出荷元Aから第1中継拠点Bに陸送した輸送用移動体は、第1中継拠点Bで空荷となることから、輸送拠点Bから輸送拠点Aに向かう輸送に従事する場合には帰還輸送用移動体にカウントされる。同様に、輸送拠点Dから輸送拠点Cに陸送して輸送拠点Cで空荷となっている輸送用移動体があれば、その輸送用移動体が第2中継拠点Cから出荷先Dへの輸送に従事する場合には帰還輸送用移動体にカウントされる。
本明細書では、同一の輸送用移動体が製品を積替えないで輸送する区間を部分区間という。一つのルートが複数の部分区間で構成されることもあれば、一つのルートが一つの部分区間で構成されることもある。
輸送用移動体が帰還する輸送用移動体であるのか、出発する輸送用移動体であるのかの別は、部分区間単位で考察する。
【0022】
出発輸送用移動体の台数を最少とする台数を計算するようにすると、帰還輸送用移動体と出発輸送用移動体の両者がともに利用可能である場合には、帰還輸送用移動体を優先的に利用する計画が計算され、そのときに必要な輸送用移動体の台数が計算される。空荷で帰還する輸送用移動体の台数を減少することができ、出発する輸送用移動体の台数を抑えることが可能となり、輸送コストを低減することができる。
【0023】
輸送用移動体のルート別種類別の台数計算装置に下記を付加することで、輸送計画立案装置が創作された。
この装置は、台数計算装置に、輸送製品群記憶手段に記憶されている製品とその種類とルート変更後の特急輸送の要否と、種類/分類記憶手段に記憶されている製品種類と製品分類と、積合せ分類パターン記憶手段に記憶されている輸送用移動体の種類と積合せ分類パターンと、特急輸送ルート台数算出手段で種類別台数の算出に利用された輸送用移動体群と、普通輸送ルート台数算出手段で種類別台数の算出に利用された輸送用移動体群に基づいて、特急輸送ルートで輸送する製品群を特急輸送ルート用の輸送用移動体群に割付け、普通輸送ルートで輸送する製品群を普通輸送ルート用の輸送用移動体群に割付けて輸送計画を立案する輸送計画立案手段が付加されている。
【0024】
本輸送計画立案装置は、ルート変更手段によって、製品の輸送ルートが変更された結果を利用する。すなわち、特急輸送に従事する輸送用移動体の積載能力を最大限に活用できるように製品のルートを変更しておいてから輸送計画を立案する。積合せ分類パターン記憶手段に記憶されている輸送用移動体の種類と積合せ分類パターンの関係を利用して、製品と輸送用移動体を割付けるため、高い積載効率が得られる輸送計画を立案することができる。
本輸送計画立案装置によれば、積載効率が高く輸送コストの低い輸送計画を立案することが可能となる。
【0025】
本発明はまた、コンピュータによって、ルート毎に必要な輸送用移動体の種類別台数を計算する方法を創作した。この方法では、下記の工程、即ち、
・コンピュータによって、輸送するべき製品と、その種類と、特急輸送の要否を対応付けている輸送製品群データを読出す工程と、
・コンピュータによって、利用可能な輸送用移動体と、その種類を対応付けている輸送用移動体群データを読出す工程と、
・コンピュータによって、製品種類と製品分類を対応付けている種類/分類データを読出す工程と、
・コンピュータによって、輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターンを対応付けている積合せ分類パターンデータを読出す工程と、
・コンピュータによって、読出された前記データ、即ち、輸送するべき製品とその種類と特急輸送の要否と、利用可能な輸送用移動体とその種類と、製品種類と製品分類の対応付けと、輸送用移動体の種類とそれに対応する積合せ分類パターンを利用に基づいて、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する工程と、
・コンピュータによって、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるかないかを判別し、余裕があるときに普通輸送ルートで輸送する製品の中からその余裕に適合する分類の製品を探索する工程と、
・コンピュータによって、前記工程で探索された製品の輸送ルートを、普通輸送ルートから特急輸送ルートに記憶しなおす工程と、
・コンピュータによって、普通輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する工程とを実施する。
【0026】
また本発明によって、コンピュータを利用してルート毎に必要な輸送用移動体の種類別台数を計算するプログラムが創作された。このプログラムは、コンピュータに下記の処理、即ち、
・輸送するべき製品と、その種類と、特急輸送の要否を対応付けている輸送製品群データを読出す処理と、
・利用可能な輸送用移動体と、その種類を対応付けている輸送用移動体群データを読出す処理と、
・製品種類と製品分類を対応付けている種類/分類データを読出す処理と、
・輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターンを対応付けている積合せ分類パターンデータを読出す処理と、
・読出された前記データ、即ち、輸送するべき製品とその種類と特急輸送の要否と、利用可能な輸送用移動体とその種類と、製品種類と製品分類の対応付けと、輸送用移動体の種類とそれに対応する積合せ分類パターンに基づいて、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する処理と、
・特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるかないかを判別し、余裕があるときに普通輸送ルートで輸送する製品の中からその余裕に適合する分類の製品を探索する処理と、
・前記処理で探索された製品の輸送ルートを、普通輸送ルートから特急輸送ルートに記憶しなおす処理と、
・普通輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する処理とを実行させる。
【0027】
本発明で創作された輸送用移動体台数計算方法と輸送用移動体台数計算プログラムによると、特急輸送を必要とする製品を最少台数の輸送用移動体で特急輸送し、その特急輸送に従事する輸送用移動体の積載能力を最大に活用することによって、普通輸送に利用する輸送用移動体の台数を最少化したときに必要とされる輸送用移動体のルート別種類別の必要台数が計算でき、輸送用移動体を過不足なく事前に運行手配等することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明が好適に適用される実施の形態について説明をする。
(形態1)特急輸送ルート台数算出手段は、特急輸送ルートで輸送すべき製品の全てを輸送するという条件で、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の種類別の台数を算出する。
(形態2)輸送計画立案手段は、輸送区間で輸送すべき製品の全てを輸送するという条件で、製品に輸送用移動体を割付ける。
(形態3)輸送計画立案手段は、製品の出荷可能予定時刻の順に従って、製品に輸送用移動体を割付ける。
(形態4)輸送計画立案手段は、輸送用移動体の出発可能予定時刻の順に従って、製品に輸送用移動体を割付ける。
【0029】
【実施例】まず、図1を参照して、本発明が適用される実施例での輸送エリアの概要を説明する。本実施例では、A1とA2の二つの輸送エリアにおいて輸送を行なう。輸送エリアA1には販売店(自動車販売店)T1と生産工場(自動車生産工場)F1と中継拠点D1が存在し、輸送エリアA2には販売店(自動車販売店)T2と生産工場(自動車生産工場)F2と中継拠点D2が存在する。輸送エリアA1内で輸送を行なう場合もあれば、輸送エリアA2内で輸送を行なう場合もあれば、輸送エリアA1と輸送エリアA2の間で輸送を行なう場合もある。
【0030】
生産工場F1からは、販売店T1への特急輸送ルートR1と、普通輸送ルートR2が設定されており、特急輸送ルートR1と、普通輸送ルートR2は等しく、ともに陸路である。生産工場F1からは、販売店T2への特急輸送ルートR3と、普通輸送ルートR4も設定されている。特急輸送ルートR3では、陸路で生産工場F1から販売店T2ヘ直送する。普通輸送ルートR4では、輸送エリアA1内の生産工場F1から中継点D1まで陸送し、中継点D1と中継点D2の間は海上輸送し、輸送エリアA2内の中継点D2から販売店T2へは陸送する。
生産工場F2からは、販売店T2への特急輸送ルートR7と、普通輸送ルートR8が設定されており、特急輸送ルートR7と普通輸送ルートR8は等しく、ともに陸路である。生産工場F2からは、販売店T1への特急輸送ルートR5と、普通輸送ルートR6も設定されている。特急輸送ルートR5では、陸路で生産工場F2から販売店T1ヘ直送する。普通輸送ルートR6では、輸送エリアA2内の生産工場F2から中継点D2まで陸送し、中継点D2と中継点D1の間は海上輸送し、輸送エリアA1内の中継点D1から販売店T1へは陸送する。
【0031】
次に図2を参照して、輸送用移動体の必要台数を計算して輸送計画を立案する装置のシステム構成(以下では簡単に輸送計画立案装置という)を説明する。
輸送計画立案装置6は、データを入力し、記憶し、演算し、演算結果を出力し、演算結果に基づいて周辺装置を機能させるコンピュータであり、純然たるハードウエアの説明は省略する。
輸送計画立案装置6は、コンピュータネットワークを介して、生産会社(自動車生産会社)の統括コンピュータ4と相互に通信可能に接続されている。生産会社の統括コンピュータ4へは、販売会社に設置されているオーダ情報送信手段2から、どの種類の製品(自動車)をどれだけ納入するのかというオーダ情報が送られてくる。オーダ情報には、製品に付与されたオーダ区分の情報が含まれている。販売店で顧客の受注が確定した製品には、「受注」というオーダ区分が付与されている。顧客から特に早い納入希望が出される場合もあり、その場合は「特急」というオーダ区分が付与されている。また、販売会社では、過去の販売実績等に基づいて、どの種類の製品をどれだけ見込み発注すべきかの計画を立案しており、計画によって見込み発注される製品には、「見込み」というオーダ区分が付与されている。
生産会社の統括コンピュータ4は、オーダ情報送信手段2から送られてきたオーダ情報に基づいて、どの生産工場でどの種類の製品をどれだけ生産していつまでどこに出荷するかという生産計画を立案し、全社的に管理している。
【0032】
輸送計画立案装置6は、生産製品情報記憶手段22を備えている。生産製品情報記憶手段22は、統括コンピュータ4から送られてきた生産計画に基づいて、生産会社が保有する生産工場毎に、1日(以下では計画対象日という)に生産する製品の生産完了予定時刻と製品種類とオーダ区分と出荷先を対応付けて記憶している。
図3に、計画対象日に生産工場F1で生産される製品についての生産製品情報のデータ構成例を示す。計画対象日には、最初の生産完了予定時刻8:00に種類aのオーダ区分「受注」の製品を、出荷先の販売店T1向けに生産することが例示されている。以下同様に、各生産完了予定時刻で生産が完了する製品種類とオーダ区分と出荷先の情報が記憶されている。
【0033】
輸送計画立案装置6は、種類/分類情報記憶手段24を備えている。種類/分類情報記憶手段24は、製品の種類を形状とサイズによって分類し、積合せを考慮するときに活用される製品分類に変換した情報を記憶している。
図4に、種類/分類情報のデータ構成例を示す。(A)では、製品種類a〜oを3つの概略的な形状(例えば、ワンボックス、セダン、クーペ等)に分類している。ここでは、a〜eは形状Iとされ、f〜jは形状IIとされ、k〜oは形状IIIとされている。また、各形状分類はサイズ分類で細分されており、形状Iはサイズが大きい分類から順にIL(a、b),IM(c),IS(d、e)に細分化され、同じく形状IIはIIL(f、g),IIM(h),IIS(i、j)に細分化され、形状IIIはIIIL(k、l),IIIM(m),IIIS(n、o)に細分化されている。
図4(B)は、1台のキャリアカー(輸送用移動体)に製品群を混載(積合せ)できるか否かを考慮するときに用いられる製品分類を例示している。ここでは、IL,IIL,IMが製品分類Aとされ、IIIL,IIM,IIIMが製品分類Bとされ、IS,IIS,IIISが製品分類Cとされている。この製品分類A,B,Cが、積合せを考慮して積合せパターンを計算するときに活用される。
【0034】
輸送計画立案装置6は、輸送製品情報記憶手段26を備えている。輸送製品情報記憶手段26は、生産製品情報記憶手段22の情報と、種類/分類情報記憶手段24の情報を統合し、計画対象日に生産工場(出荷元)から輸送すべき製品の出荷可能予定時刻と製品種類と製品分類と製品IDと輸送形態と出荷先を対応付けて記憶している。
図5に、計画対象日に生産工場F1から輸送すべき製品についての輸送製品情報のデータ構成例を示す。例えば、8:05から出荷が可能となる種類aの製品の分類はAであり、IDがA1であり、輸送形態は特急輸送によって出荷先の販売店T1に輸送すべきであることが示されている。
ここで、出荷可能予定時刻は、図3に示した生産完了予定時刻の5分後に設定されている。製品を出荷場に搬入する時間等を勘案したためである。製品IDは、後述する輸送計画を立案する際に参照される各製品の識別情報である。輸送形態は、図3に示したオーダ区分が「受注」又は「特急」の製品については「特急輸送」という輸送形態が付与され、オーダ区分が「見込み」の製品については「普通」という輸送形態が付与される。「特急輸送」という輸送形態が付与された製品はコストが高くても速いルートで輸送される必要があるのに対し、「普通」という輸送形態が付与された製品はその必要はない。
【0035】
輸送計画立案装置6は、ルート情報記憶手段28を備えている。ルート情報記憶手段28は、出荷元と出荷先と輸送区間IDと輸送形態とルートIDを対応付けて記憶している。
ここで、各輸送区間は出荷元と出荷先から特定され、輸送区間IDはこれら各輸送区間の識別情報である。また、各ルートは輸送形態に応じて各輸送区間に予め設定され、ルートIDはこれら各ルートの識別情報である。
図6に、生産工場F1を出荷元とする輸送区間と、生産工場F2を出荷元とする輸送区間に設定されている各ルートについてのルート情報のデータ構成例を示す。例えば、生産工場F1を出荷元とする輸送区間は、出荷先が販売店T1であればIDがF1T1の輸送区間であり、輸送区間F1T1では製品の輸送形態が「特急輸送」であればIDがR1のルートが選択され、製品の輸送形態が「普通」であればIDがR2のルートが選択されることが示されている。また、例えば輸送区間F1T2に設定されている普通輸送ルートR4では、2つの中継点を介して輸送する必要があり、中継点D1までが陸路、中継点D1から中継点D2までは海路であることが示されている。
【0036】
輸送計画立案装置6は、輸送用移動体情報記憶手段30を備えている。輸送用移動体情報記憶手段30は、計画対象日に利用可能な輸送用移動体(キャリアカー)のIDと輸送用移動体の種類と走行可能エリアと利用可能拠点と出荷元からの出発可能時刻の範囲と帰還便か出発便かの区分を対応付けて記憶している。
図7に、計画対象日に生産工場F1から出発可能な輸送用移動体についての輸送用移動体情報のデータ構成例を示す。(A)では、最初に生産工場F1を出発する輸送用移動体が示されている。例えば、IDが001の輸送用移動体の種類はαであり、走行可能な輸送エリアはA1、利用可能拠点はT1とD1であり、出発可能な時刻の範囲は8:00〜16:00であることが示されている。
(B)には、生産工場F2に所属する輸送用移動体が輸送エリアA1へ来て、輸送エリアA2に帰還する前に、生産工場F1に立寄って製品を積載して生産工場F1から出発可能な輸送用移動体が示されている(以下、これらの輸送用移動体を「帰還輸送用移動体」という)。例えば、IDが202の帰還輸送用移動体の種類はαであり、走行可能な輸送エリアはA1とA2であり、利用可能拠点はT1とT2とF2とD2であり、出発可能な時刻の範囲は10:00〜14:00であることが示されている。輸送エリアA1内の拠点T1については、輸送エリアA2に帰還する途中で立寄る場合にのみ利用することができる。F1からT1に輸送してF1に直接戻るといったように、これらの帰還輸送用移動体が輸送エリアA1内だけで輸送を完結することは許されない。また、出発可能時刻範囲の開始時刻が10:00とされているのは、輸送エリアA2から輸送エリアA1までの所要時間が1時間30分であるため(後に説明する積降作業時間情報記憶手段44が記憶している情報による)、8:00に輸送エリアA2を出発すると、輸送エリアA1での荷降し時間や積込み時間等(後に説明する区間情報記憶手段40が記憶している情報による)も考慮して、生産工場F1から出発できるのは最先で10:00となるためである。また、出発可能時刻範囲の終了時刻が14:00とされているのは、この輸送用移動体が輸送エリアA2で輸送作業を終える時刻が16:00と制限されているため、生産工場F1を14:00には出発しないと間に合わなくなるためである。なお、これらの帰還輸送用移動体が巡廻可能なルート(正確には部分区間)についての情報は、後に説明する巡廻可能区間情報記憶手段34が記憶している。
【0037】
輸送計画立案装置6は、積合せ分類パターン記憶手段32を備えている。積合せ分類パターン記憶手段32は、輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載(積合せ)可能な製品分類の積合せパターンを記憶している。
図9に、輸送用移動体の種類と混載可能な製品分類の積合せパターンの例を示す。例えば、種類αの輸送用移動体の最大積載数は5であり、3つの分類Bの製品と2つの分類Cの製品を混載する積合せパターンと、1つの分類Aの製品と1つの分類Bの製品と3つの分類Cの製品を混載する積合せパターンがあることがわかる。また、分類Bの製品だけを積載しようとすると4つしか積載できず、分類Aの製品だけを積載しようとすると3つしか積載できないことがわかる。
【0038】
輸送計画立案装置6は、巡廻可能部分区間情報記憶手段34を備えている。巡廻可能部分区間情報記憶手段34は、ある1のルートに含まれる部分区間と他の1のルートに含まれる部分区間が一定所要時間内に巡廻可能に連結できる場合に、その情報を記憶している。
図24(A)に、巡廻可能部分区間情報のデータ構成例を示す。輸送エリアA1と輸送エリアA2の間を輸送する部分区間であり、巡廻可能に連結できる部分区間は、生産工場F1で製品を積載して販売店T2で荷降しする部分区間(すなわち、ルートR3そのもの)と、生産工場F2で製品を積載して販売店T1で荷降する部分区間(すなわち、ルートR5そのもの)である。したがって、(B)に示すように、例えば生産工場F1から販売店T2へ輸送した輸送用移動体が、生産工場F2に立寄って販売店T1へ輸送してから生産工場F1に帰還できることがわかる。あるいは、生産工場F2から販売店T1へ輸送した輸送用移動体が、生産工場F1に立寄って販売店T2へ輸送してから生産工場F2に帰還できることがわかる。
また、輸送エリアA1内で巡廻可能に連結できる区間は、生産工場F1で製品を積載して中継拠点D1で荷降しする部分区間(すなわち、ルートR4の一部)と、中継拠点D1で製品を積載して販売店T1で荷降しする部分区間(すなわち、ルートR6の一部)である。したがって、(B)に示すように、例えば生産工場F1から中継拠点D1へ輸送した輸送用移動体が、中継拠点D1から販売店T1へ輸送してから生産工場F1へ帰還できることがわかる。輸送エリアA2内で巡廻可能に連結できる区間は、生産工場F2で製品を積載して中継拠点D2で荷降しする部分区間(すなわち、ルートR6の一部)と、中継拠点D2で製品を積載して販売店T2で荷降しする部分区間(すなわち、ルートR4の一部)である。したがって、(B)に示すように、例えば生産工場F2から中継拠点D2へ輸送した輸送用移動体が、中継拠点D2から販売店T2へ輸送してから生産工場F2へ帰還できることがわかる。なお、(B)に示された各輸送エリアに必要な輸送用移動体台数については、後に説明をする。
【0039】
輸送計画立案装置6は、製品ルート情報仮作成手段8を備えている。製品ルート情報仮作成手段8は、輸送製品情報記憶手段26の情報と、ルート情報記憶手段28の情報を統合する。すなわち、計画対象日に生産工場(出荷元)から出荷される各製品について、その輸送形態と出荷先の情報を基にして、ルートIDの情報を仮に付与する。
【0040】
製品ルート情報仮作成手段8で仮作成された製品ルート情報は、製品ルート情報記憶手段36に記憶される。図11(A)に、製品ルート情報記憶手段36に記憶されている、計画対象日に生産工場F1から出荷される製品について仮に作成された製品ルート情報のデータ構成例を示す。例えば、出荷可能予定時刻8:05に生産が完了する種類a、分類A、IDがA1の製品は、輸送形態が特急輸送であり、出荷先が販売店T1であるために、そのルートとしてR1が仮に付与されている。また、(B)には、ルート毎に製品を抽出した情報が示されているが、この情報については後に説明をする。(B)は(A)に示されるよりも多数の製品について分析した結果であり、(A)に示すデータ数よりも多い。
【0041】
輸送計画立案装置6は、特急輸送ルート必要便仮計算手段10を備えている。
特急輸送ルート必要便仮計算手段10は、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品ルート情報記憶手段36の情報に基づいて、特急輸送ルート毎に、その特急輸送ルートで輸送すべき製品を積載するのに必要な輸送用移動体の台数が最少となる「製品と輸送用移動体の割付け関係」を仮計算する。ここでは、輸送用移動体の種類に応じて、その種類の輸送用移動体に積合せ可能な分類パターン従って、混載する分類の組合せを仮計算する。この段階で得られる「製品と輸送用移動体の割付け関係」は、後に説明する普通輸送ルート必要台数最少化処理によって変更されることがあるが、必要な便数についてはこの段階で計算された台数で確定する。この仮計算処理については、後に詳細な説明をする。
【0042】
また、特急輸送ルート必要便仮計算手段10は、輸送用移動体が輸送するルートに含まれる部分区間と、他のルートに含まれる部分区間が、一定所要時間内に巡廻可能に連結でき、輸送用移動体情報記憶手段30が帰還輸送用移動体(図7(B)を参照)を記憶しているときには、帰還輸送用移動体に優先的に製品を積載し、当該ルートで輸送すべき製品を積載するのに必要な輸送用移動体の台数が最少となる「製品と輸送用移動体の割付け関係」を仮計算する。この仮計算処理についても、後に詳細な説明をする。
【0043】
特急輸送ルート必要便仮計算手段10で仮計算された便の情報は、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38に記憶される。図13に、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38に記憶されている、計画対象日に生産工場F1から輸送すべき製品についての特急輸送ルート必要便情報のデータ構成例を示す。これは図11(B)に対応するものである。例えばルートR1については、図11(B)に示すように、製品Aを2個、製品Bを11個、製品Cを12個輸送する必要がある。図13の(A)に示すように、輸送用移動体α、β、γのそれぞれが利用可能な場合、それぞれに最大に積載することによって、(A)の右欄の各上段に示す製品を特急輸送することができる。輸送用移動体α、β、γを1台ずつ利用して最大に積載することで、合計Aを0個、Bを5個、Cを11個輸送することができ、残りはAが2個、Bが6個、Cが1個であることがわかる。図9の積合せ分類パターンから、Aを2個、Bを6個、Cを1個積載するためには、最少でも輸送用移動体α、β、γを1台ずつ利用する必要があることがわかる。図13(A)には、特急輸送のためには、最少でも、輸送用移動体α、β、γを2台ずつ利用する必要があり、各輸送用移動体に右欄に示す分類の製品を割付けると、特急輸送の必要を満たすことができることがわかる。例えば、種類αの輸送用移動体のうち、1台には(B,B,B,C,C)の分類の5個の製品を積載し、1台には(A,B)の分類の2個の製品を積載すればよいことが示されている。図13(B)には、輸送ルートごとに、そのルートで輸送する必要のある製品を最少台数の輸送用移動体で輸送するのに必要な輸送用移動体のルート別種類別の台数が整理されている。
【0044】
輸送計画立案装置6は、普通輸送ルート必要台数最少化手段12を備えている。普通輸送ルート必要台数最少化手段12は、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品ルート情報記憶手段36の情報と、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、普通輸送ルートに必要とされる輸送用移動体の台数を最少化する。普通輸送ルートの必要台数最少化処理では、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるときに、(1)その特急輸送ルートが設定されている輸送区間を普通輸送ルートで輸送する製品の中から、その余裕に適合する分類の製品を探索する。積合せ分類パターンを参照することによって、余裕に適合するか否かを判別する。(2)探索した製品の輸送ルートを、普通輸送ルートから特急輸送ルートに変更する。(3)変更後も普通輸送ルートに分類されている製品種類と種類別台数から、普通輸送ルートに必要な輸送用移動体数の最少台数を算出する。この演算処理については、後に詳細な説明をする。
【0045】
また、普通輸送ルート必要台数最少化手段12は、利用可能な輸送用移動体に帰還輸送用移動体(図7(B)を参照)と出発輸送用移動体の両者が含まれている場合には、帰還輸送用移動体に優先的に製品を積載し、当該ルートで輸送すべき製品を積載するのに必要な輸送用移動体の台数が最少となる「製品と輸送用移動体の割付け関係」を計算する。結果としては、出発する輸送用移動体の台数が最少化される。この計算処理についても、後に詳細な説明をする。
【0046】
普通輸送ルート必要台数最少化手段12の演算結果は、製品ルート情報記憶手段36の情報と、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に反映される。反映された製品ルート情報記憶手段36の情報と特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報は後に示す。
【0047】
輸送計画立案装置6は、輸送計画立案手段14を備えている。輸送計画立案段14は、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、変更後の製品ルート情報記憶手段36の情報と、変更後の特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、各ルートで輸送すべき製品にそのルートの輸送に従事する輸送用移動体を割付けて、製品とその製品を積載する輸送用移動体を組合わせた輸送計画を立案する。この計画立案方法については、後に詳細な説明をする。
【0048】
輸送計画立案手段14が輸送計画を立案する際には、部分区間情報記憶手段40と、拠点営業時間情報記憶手段42の情報と、積降作業時間情報記憶手段44の情報を参照することができる。部分区間情報記憶手段40は、拠点(出荷元、中継拠点、出荷先等)間の経路の種類(陸路高速道、陸路一般道、海路、空路等や、大型車の通行可否等)と、走行距離/走行時間とを対応付けた情報を記憶している。また、拠点営業時間情報記憶手段42は、各拠点の営業時間(24時間営業、20時から早朝5時までの夜間営業、9時から18時までの昼間営業等)の情報を記憶している。積降作業時間情報記憶手段44は、輸送用移動体に製品を積込む作業に要する時間(例えば5分/1台)や、輸送用移動体から製品を降ろす作業に要する時間(例えば3分/1台)の情報を記憶している。
【0049】
輸送計画立案手段14で立案された輸送計画は、輸送計画記憶手段40に記憶される。輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、輸送管理コンピュータ16に出力される。輸送管理コンピュータ16は、出力された輸送計画に基づいて、製品毎に、その製品をどの輸送用移動体に積載し、どのルートを利用し、いつ出荷するのかを管理し、輸送計画に従って製品の輸送業務を指示する。
また、輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、製品納期連絡手段18にも出力される。製品納期連絡手段18は、出力された輸送計画に基づいて、製品毎に、その製品がいつ販売店に納入されるのかを算出し、算出した納期を各販売店へ連絡する。
【0050】
(第1実施例)第1実施例では、利用可能な輸送用移動体を帰還輸送用移動体と出発輸送用移動体に区分せず、一律に利用可能な輸送用移動体と扱う。すなわち、輸送用移動体情報記憶手段30は、図7(B)に示した帰還輸送用移動体を記憶していない。また、特急輸送ルート必要便仮計算手段10は、帰還輸送用移動体を優先的に利用するロジックを採用しないし、普通輸送ルート必要台数最少化手段12も、帰還輸送用移動体を優先的に利用するロジックを採用しない。
【0051】
図10のフローチャートを参照して、上記輸送計画立案装置6が行う第1実施例の輸送計画立案処理の手順について説明する。
最初に、製品ルート情報仮作成手段8が、輸送製品情報記憶手段26の情報と、ルート情報記憶手段28の情報を統合して、製品ルート情報36を仮作成する(ステップS2)。図11(A)に、仮に作成された製品ルート情報が示されている。
【0052】
続くステップS4では、特急輸送ルート必要便仮計算手段10が、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品仮ルート情報記憶手段36の情報に基づいて、特急輸送ルート毎に、そのルートで輸送すべき製品を輸送するのに必要な便を仮計算する。
【0053】
ここでは、計画対象日に特急輸送ルートで輸送する必要がある製品の全てを輸送し、かつ、利用する輸送用移動体の台数を最少にするという条件下で、積合せ分類パターンに従って特急輸送ルート毎の必要便を仮計算する。あるいは、輸送用移動体の台数の上限(利用可能数)と下限(0、すなわち非負数)の制約等も制約条件として設定することができる。
すなわち、特急輸送ルートで輸送する必要がある製品の全てを輸送すること、積合せパターンに従うことを制約条件とし、利用する輸送用移動体の台数を目的関数として、必要な輸送用移動体の台数を最少とする製品分類と輸送用移動体の種類の関係を得る。
【0054】
仮計算には様々な手法を採用することができる。例えば、上記の諸条件の下で実行可能な全ての製品分類と輸送用移動体の種類の関係の候補を考え、利用する輸送用移動体の台数が最少となる候補を必要便として採用する。あるいは、遺伝的アルゴリズムに代表されるメタヒューリスティック手法によって、より少ない候補の中から高確率で、利用する輸送用移動体の台数が最少となる製品分類と輸送用移動体種類の関係を探索することもできる。その他にも、適当なアルゴリズムを採用することができる。
【0055】
図12のフローチャートによって、特急輸送ルート必要便仮計算処理の詳細な手順を説明する。
ステップS402では、製品ルート情報36からルート毎に製品を抽出する。ルート毎に抽出された製品の情報が、図11(B)に例示されている。例えば、輸送区間F1T1の特急輸送ルートR1については、分類Aの製品が2台、分類Bの製品が11台、分類Cの製品が12台抽出されたことが示されている。
次にステップS404では、輸送用移動体情報30に基づいて、利用可能な輸送用移動体をルート毎に割当てる。例えば図7(A)に例示する場合、キャリアカー001の走行可能エリアはA1、利用可能拠点はT1とD1であることから、キャリアカー001をルートR1またはR2に割当てる。キャリアカー002の走行可能エリアはA1とA2、利用可能拠点はT1とD1とT2とD2とF2であることから、キャリアカー002をルートR1、R2、R3又はR4に割当てる。以下同様に、各輸送用移動体をルート毎に割当てる。ルート毎に割当てられた輸送用移動体の情報が、図8に例示されている。例えば、輸送区間F1T1の特急輸送ルートR1には、種類αの輸送用移動体が2台、種類βの輸送用移動体が3台、種類γの輸送用移動体が3台割当てられていることを例示している。
【0056】
図12のステップS406では、ステップS402で特急輸送ルートに対して抽出された製品に、ステップS404で特急輸送ルートに割当てられた輸送用移動体を割付ける。このときに、積合せ分類パターンに従う。上記の例では、図11(B)に示した特急輸送ルートR1の2個の分類Aの製品と、11個の分類Bの製品と、12個の分類Cの製品を輸送するにあたって、図8に示した2台の種類αのキャリアカーと、3台の種類βのキャリアカーと、3台の種類γのキャリアカーが利用可能であるため、合計25個の製品を最少台数のキャリアカーで輸送するには、どの分類の製品をどの種類のキャリアカーに積載すればよいかの割付け関係を探索する。このとき、図9に例示した積合せ分類パターンを制約条件として、実行可能な割付け関係のみを探索する。
【0057】
上記のように割付けた結果、ステップS408では、それまでに得られた割付け結果よりも少ない数の輸送用移動体で輸送できるか否かを判定する。YESという判定結果を得たらステップS410に移行して、ルート毎の必要便として仮登録しておく。一方、NOという判定結果を得たらステップS412に移行する。
【0058】
続くステップS414では、ステップS404で輸送用移動体が割当てられた特急輸送ルートを変更しながら、ステップS412で設定回数に達したと判断されるまで、上記の一連の処理を繰り返す。例えば、前述のキャリアカー002がルートR1に割当てられていたら、ルートR3に割当てを変更して、一連の処理を繰り返す。ステップS412で設定回数分だけ処理が行われたと判断したら、ステップS416において、得られた最良の割付け結果を特急輸送ルート毎の必要便として仮計算する。以上の仮計算処理においては遺伝的アルゴリズムを利用することが有効であり、ステップS412での設定回数の中においても最適な必要便を得ることができる。
【0059】
特急輸送ルート必要便仮計算手段8で仮計算された特急輸送ルート毎の必要便の情報は、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38に記憶される。特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報は、図13に例示されている。
【0060】
特急輸送ルート毎の必要便が仮計算されたら、図10のステップS6において、普通輸送ルート必要台数最少化手段12が、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品ルート情報記憶手段36の情報と、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、普通輸送ルートに必要な輸送用移動体の台数を最少化する演算を行う。
普通輸送ルート必要台数最少化演算では、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるときに、(1)特急輸送ルートが設定されている輸送区間の普通輸送ルートで輸送する製品の中から、その余裕に適合する分類の製品を探索し(適合するか否かを判別するために、輸送用移動体の種類と積合せ分類パターンを利用する)、(2)探索された分類の製品を特急輸送ルートに変更し、(3)変更後も普通ルートで輸送する製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を算出する。
上記のロジックによると、(1)輸送コストの高い特急輸送については、特急輸送に必要な輸送用移動体の台数が最少ですむ輸送計画を算出する。(2)特急輸送用の輸送用移動体の台数を最少にしても特急輸送用の輸送用移動体の積載スペースに余裕がある場合があり、その場合には、その余裕の範囲内で普通輸送で足りる製品群を特急輸送に振替える。振替えても特急輸送に必要な輸送用移動体の台数は増加しない。(3)普通輸送に必要な輸送用移動体の台数を減少させることができ、特急輸送と普通輸送にかかる総輸送コストを圧縮することができる。
【0061】
図14のフローチャートによって、普通輸送用移動体の台数最少化処理の詳細な手順を説明する。
ステップS602では、特急輸送ルート必要便情報に基づいて、特急輸送用移動体を輸送区間別に区分する。図13(A)の例では、種類α、β、γの各2台の特急輸送用移動体が、輸送区間F1T1で必要とされることを認識する。
次に図14のステップS604では、製品ルート情報に基づいて、普通輸送ルートで輸送する製品を輸送区間別に区分する。例えば図11(A)の例では、普通ルートR2、R4、R6で輸送する製品のうち、製品B2,A10,C13,B18,・・・は輸送区間F1T1の製品であり、製品C4,A5,C12,C16,・・・は輸送区間F1T2の製品であることを認識する。以下同様に、普通輸送ルートで輸送する製品を輸送区間別に区分する。
【0062】
図14のステップS606では、特急輸送ルート必要便情報の特急輸送ルート便のうち、積合せ分類パターンの積載数に達しない便があるか否かを判定する。特急輸送ルート便の全てが図9に示した積合せ分類パターンに一致する製品を積載し、積載数を満たす場合(判定でNOの場合)は、特急輸送ルートに従事する輸送用移動体の積載能力がフルに活用されて積載余裕がないことに相当する。この場合には、特急輸送ルートに従事する輸送用移動体の台数を増やさない限り、普通輸送で足りる製品を特急輸送に振り替えることができない。本技術では、特急輸送ルートに従事する輸送用移動体の台数を増やさないことを前提としているから、普通輸送ルート必要台数最少化処理を終了する。一方、図13(A)に例示する場合では、種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品(A,B)と、種類γの輸送用移動体の2台目の積載製品(B,B,C)が、図9に示した積合せ分類パターンの積載数に達しない。このような場合(判定でYESの場合)は、ステップ図14のS608に移行して、これらの便を抽出する。図13(A)から抽出した例が、図15(A)に示されている。
【0063】
続く図14のステップS610では、ステップS608で抽出した便に割付けられている製品を特急輸送ルート毎に集約する。図15(B)において、(A)で抽出した便の積載製品を集約した例が示されている。
ステップS612では、ステップS608で抽出した便の輸送用移動体の種類と、ステップS610で集約した製品を勘案して、可能な積合せ分類パターンを探索する。図9に示した積合せ分類パターンによれば、図15(C−1)のように、種類αの輸送用移動体に(A,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、種類γの輸送用移動体に(B,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載するか、(C−2)のように、種類αの輸送用移動体に(A,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、種類γの輸送用移動体に(B,B,B,B)の積合せ分類パターンを積載するという2通りの組合せが探索される。
そこで、ステップS614では、探索した積合せ分類パターンのうち最も積載数が多いものを選択する。上記の例では、図15(C−1)で2台の輸送用移動体の積載数の合計が10となるのに対し、(C−2)で2台の輸送用移動体の積載数の合計が9となるため、(C−1)の積合せ分類パターンの組合せが選択される。
【0064】
続く図14のステップS616では、ステップS608で抽出した便と同じ輸送区間を普通輸送ルートで輸送する製品のうち、ステップS614で選択した積合せ分類パターンの余裕に適合する分類の製品があるか否かを探索する。ステップS614で選択した図15(C−1)の積合せ分類パターンと、特急輸送製品を比較すると、図中に丸印した部分に積載能力の余裕があることがわかる。種類αの輸送用移動体にはABCCCを混載できるのに、ABを積載して特急輸送する計画であるのであるから、製品CCCをさらに積載する余裕があることがわかる。種類γの輸送用移動体にはBBCCCを混載できるのに、BBCを積載して特急輸送する計画であるのであるから、製品CCをさらに積載する余裕があることがわかる。これをまとめたものが(D−1)に示されている。
【0065】
普通輸送ルート必要台数最少化手段12は、図14のステップS622で、特急輸送に従事する輸送用移動体が特急輸送を必要とする製品を輸送するだけであれば、さらに製品Cを5個積載して輸送することかができることを認識して、同じ区間を普通輸送すれば足りる製品群のなかから、積載能力の余裕を使って輸送できる製品を探索する。この場合、輸送区間F1T1を普通輸送すればよい製品(図11(A)でルートR2が指定されている製品群)から、5個の製品Cを探索する。探索できた場合(ステップS616でYES)は、5個の分類Cの製品をS608で抽出した便に仮に割付けて、これらの製品が輸送されるルートを「普通輸送」から「特急輸送」に変更する(ステップS622)。
ステップS624では、ステップS622で特急輸送ルートに変更された製品を差し引いて、普通輸送ルートの便を計算する。この計算処理では、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品仮ルート情報記憶手段36の情報に基づいて、普通輸送ルートで輸送する全ての製品を輸送するのに必要な便を再計算する。
【0066】
一方、ステップS616でNOとされた場合は、ステップS618に移行し、次に積載数の多い積合せ分類パターンがあるか否かを判断し、NOの場合は、普通ルート必要台数最少化処理を終了する。この場合、特急輸送に従事する輸送用移動体が特急輸送を必要とする製品を輸送するだけで積載能力を使いきるか、あるいは余裕があってもその余裕に対応する製品が普通輸送すれば足りる製品のなかにないことに相当する。YESの場合は、ステップS620に移行し、その積合せ分類パターンを選択する。上記の例では、図15(C−2)の積合せ分類パターンを選択する。この場合、図15(C−2)によって特急輸送するものとする。この場合には、分類Bの製品を2個と分類Cの製品を2個積載する余裕があることがわかる。そこで、図14のステップS616で、輸送区間F1T1を普通輸送すればよい製品(図11(A)でルートR2が指定されている製品群)から、2個の製品Bと2個の製品Cを探索する。これらの製品を探索できた場合(ステップS616でYES)は、2個の製品Bと2個の製品CをS608で抽出した便に割付けて、これらの製品が輸送されるルートを「普通輸送」から「特急輸送」に変更し(ステップS622)、特急輸送ルートに変更された製品を差し引いてから普通輸送ルートの便を計算する(ステップS624)。
【0067】
一連の処理の結果は、製品ルート情報記憶手段36の情報に反映される。図15(C−2)の積合せ分類パターンによるときの余裕分BBCCが、普通輸送すれば足りる製品から探索された場合の例が図16に示されており、当初の製品ルート情報(図11(A)を参照)でルートR2が付与されていた製品Bの2個と製品Cの2個(出荷可能予定時刻の早い順に、B2,C13,B18,・・・)のルートが特急ルートR1に変更されていることがわかる。特急輸送に変更された2個目の製品Cは欄外にあるために図示されていない。
一連の処理の結果は特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報にも反映される。図15(C−2)の積合せ分類パターンに従って変更した例が図17に示されており、(A)に示すように、種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品が(A,B,C,C,C)となり、種類γの輸送用移動体の2台目の積載製品が(B,B,B,B)となっている(普通輸送ルートから変更された製品の分類は丸囲みで示されている)。この結果、(B)に示すように、普通輸送ルートR2に必要な種類βの輸送用移動体の台数が、図13(B)に例示した3便から2便へ減少し、普通輸送ルートR4に必要な種類αの輸送用移動体の台数が、図13(B)に例示した2便から1便へ減少していることがわかる。
【0068】
このように普通輸送ルート必要台数最少化処理を行なった結果、特急輸送ルートに必要な輸送用移動体台数を増加させることなく、普通輸送ルートに必要な輸送用移動体の台数を減少させることができる。したがって、全体として輸送コストを削減することが可能となる。また、出荷場における輸送用移動体用のスペース等、輸送作業に必要なスペースも小さくてすむ。
また、普通輸送されるはずであった製品を特急輸送で輸送するように変更するため、製品全体の納期を早めることができる。輸送時間が短縮されることでキャッシュフローを高めることもできる。
【0069】
普通輸送ルート必要台数最少化処理が行なわれたら、図10のステップS8において、輸送計画立案段14が、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、普通輸送ルートから特急輸送ルートに変更した後の製品ルート情報記憶手段36の情報と、ルート変更後の特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、ルートで輸送すべき製品にそのルートに従事する輸送用移動体を割付けて、製品とその製品を積載する輸送用移動体の関係を計算して輸送計画を立案する。
この際、区間情報記憶手段40と、拠点営業時間情報記憶手段42の情報と、積載荷降ろし作業時間情報記憶手段44の情報をも参照する。
【0070】
ここでは、計画対象日に輸送区間で輸送することが必要な製品を、
・各製品の輸送形態に応じたルートで輸送するという条件を遵守し、
・積合せ分類パターンを遵守し、
・各製品が生産完了予定時刻から所定時間内に輸送される条件を遵守し、
・各輸送用移動体は出発可能時刻範囲内で出発する条件を遵守し、
・拠点間経路の所要時間や積降作業時間等の諸条件を勘案し、営業拠点での営業時間内で積降作業を実施できる条件を遵守し、
生産完了予定時刻から出発時刻までの時間を全製品について合計した時間を最短とする製品と輸送用移動体の割付け関係を得る。
【0071】
上記の割付け処理には様々な手法を採用することができる。例えば、上記の諸条件の下で実行可能な全ての割付けの候補を考え、各製品の生産完了予定時刻から出発時刻までの合計時間が最短となる割付け関係を輸送計画として採用する。
あるいは、遺伝的アルゴリズムに代表されるメタヒューリスティック手法によって、より少ない候補の中から高確率で、製品の生産完了予定時刻から出発時刻までの合計時間が最短となる製品と輸送用移動体の関係を探索することもできる。その他にも、適当なアルゴリズムを採用することができる。
【0072】
図18の処理手順図によって、輸送計画立案処理の詳細な手順を説明する。
ステップS802では、輸送用移動体情報に基づいて、輸送用移動体を種類別に区分する。図7に例示したように、計画対象日に利用可能な輸送用移動体を、種類α,β,γの別に区分する。
ステップS804では、ステップS802で種類別に区分した輸送用移動体を、輸送区間に割当てる。例えば図7(A)の場合、キャリアカー001をルートR1またはR2に割当てる。キャリアカー002をルートR1、R2、R3またはR4に割当てる。以下同様に、各輸送用移動体を輸送区間毎に割当てる。輸送区間毎に割当てられた輸送用移動体の情報が、図8に例示されている。
ステップS806では、上記の種類別に区分され、輸送区間別に割当てられた輸送用移動体を、出発可能時刻の早い順に並べ換える。この結果が、図19(A)に例示されている。例えば、輸送区間F1T1(ルートR1,R2)の種類αの輸送用移動体が、出発可能時刻が最も早い001から順に、005,010,・・・という順に並べ換えられている。なお、ここでは帰還輸送用移動体(図7(B)を参照)を考慮していない。
【0073】
図18のステップS808では、同一出荷元からのルートを優先順位で並べ換える。ここでいう優先順位とは、輸送用移動体を優先的に割当てるルートの順位のことである。図19(B)に、生産工場F1の出荷元からのルートを優先順位で並べ換えた例が示されている。ルートR3は特急輸送ルートであり所要時間がかかるため、最優先の順位が付与されている。ルートR1は特急輸送ルートであるが所要時間はR3よりもかからないため、次いで優先される順位が付与されている。ルートR4は普通ルートであり所要時間がかかるため、その次の順位が付与されている。ルートR2は普通ルートであり所要時間はR4よりもかからないため、最も低い順位が付与されている。なお、ここで示されている各ルートの必要便数は、上記の普通輸送ルート必要台数最少化処理を行なった後の必要便数(図17(B)を参照)である。
【0074】
図18のステップS810では、出発可能時刻の早い輸送用移動体から順に、ルートの優先順位に従って必要な便数だけ割当てる。例えば、図19(B)では、最も優先順位が高いルートR3に必要な便数は種類αの輸送用移動体が2便、種類βの輸送用移動体が2便、種類γの輸送用移動体が2便であるため、(A)で輸送区間F1T2に割当てられている輸送用移動体を、出発可能時刻の早い順に必要な便数だけ割当てる。その結果が(C)に示されており、ルートR3には種類αのキャリアカー006,011と、種類βのキャリアカー007,016と、種類γのキャリアカー004,016が割当てられている。
【0075】
図18のステップS810で、ルート毎に輸送用移動体が割当てられたら、優先順位の高いルートから、出発可能時刻の早い輸送用移動体から順に、積合せ分類パターンの製品を生産完了時刻に従って抽出し、輸送用移動体に割付ける(ステップS812)。この例が図20に示されている。最上段に、計画対象日に輸送すべき製品が出荷可能予定時刻に従って示されている。なお、丸囲みされた製品は普通ルートから特急輸送ルートに変更された製品である。
その下段に、最も優先順位が高いルートR3についての輸送計画が示されている。ルートR3で最も出発可能時刻が早い輸送用移動体はキャリアカー004であり(図19(A)と(C)を参照)、8:00から出発可能である(図7(A)を参照)ことが示されている。キャリアカー004は種類がγであり(図7(A)を参照)、その便での積載製品の積合せ分類パターンは(B,B,C,C,C)と計算されていたため、製品の出荷可能予定時刻と輸送されるルートに従って、(C4,B6,C9,B11,C12)の製品がキャリアカー004に割付けられていることが四角囲みで示されている。同様に、ルートR3で次に出発可能時刻が早い輸送用移動体は種類αのキャリカー006であり、8:30から出発可能であり、(B14,C16,A17,C21,C23)の製品が割付られている。この場合A20の製品は、出荷可能時刻の点では種類αのキャリカー006に積載可能であるが、積合せ分類パターンによると積載不能であるために、次に出発する種類αの011のキャリアカーに積載される。次に出発可能時刻が早い輸送用移動体は種類αのキャリカー011であり、9:00から出発可能であり、(A20,B27,C32,C35,C36)の製品が割付られている。
以下同様に、ルートR3の各便、あるいは、ルートR1,R4,R2の各便について、輸送用移動体に積載製品が割付けられている。
図18のステップS814では、ステップS812において輸送区間で輸送すべき製品を全て割付けたか否かが判定される。NOと判定された場合は、ステップS826に移行する。一方YESと判定された場合は、ステップS816に移行する。
【0076】
ステップS816では、輸送用移動体の出発時刻を計算する。例えば図20において、ルートR3のキャリアカー004に割付けられた製品のうち最後のC12の出荷可能予定時刻が9:00であるため、積載作業時間等を勘案した上でキャリアカー004の出発時刻が9:10と計算されている。同様に、キャリアカー006の出発時刻が10:10と計算され、キャリアカー011の出発時刻が11:20と計算されている。
ステップS818では、ステップS816で計算された出発時刻が、設定された制約条件を満たすか否かを判定する。ここでは、輸送用移動体情報を参照して、出発時刻が各輸送用移動体の出発可能時刻範囲内に収まっているかを判定する。また、区間情報と拠点営業時間情報と積降作業時間情報を参照して、その出発時刻で出発したら拠点の営業時間内に到着して荷降しが可能か否かを判定する。NOという判定結果を得たら、ステップS826に移行する。一方、YESという判定結果を得たら、ステップS820に移行する。
【0077】
上記のように割付けた結果、ステップS820では、製品の生産完了予定時刻から出発時刻までの時間を全製品について合計した時間が、それまでに得られた割付け結果よりも短い時間となるか否かを判定する。YESという判定結果を得たらステップS822に移行して、輸送計画として仮登録しておく。一方、NOという判定結果を得たらステップS826に移行する。
【0078】
続くステップS826では、(1)ステップS812で輸送用移動体に割付けた製品を可能な範囲で入れ替えて変更し、ステップS814に戻って一連の処理を繰り返すか、(2)ステップS804で輸送用移動体を割当てた輸送区間を変更し、ステップS806に戻って一連の処理を繰り返す。ステップS824で設定回数分だけ処理が行われたと判断したら、ステップS828において、得られた最良の割付け結果を輸送計画として採用する。以上の輸送計画立案処理においては遺伝的アルゴリズムを利用することが有効であり、ステップS824での設定回数の中においても最適な輸送計画を得ることができる。
【0079】
輸送計画立案手段14によって立案された輸送計画は、輸送計画記憶手段46に記憶される。
輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、輸送管理コンピュータ16に出力され、出力された輸送計画に従って製品の輸送業務が行われる。
また、輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、製品納期連絡手段18にも出力され、輸送計画に基づいて製品毎にいつ販売店に納入されるのかが算出され、算出した納期が各販売店へ連絡される。
【0080】
(第2実施例)次に、第2実施例について説明をする。第2実施例では、ルートに含まれる部分区間(ルート自体であることもある)と他のルートに含まれる部分区間が一定所要時間内に巡廻可能に連結できる場合を対象とする。すなわち輸送用移動体情報記憶手段30は、図7(B)に示した帰還輸送用移動体と、利用可能ではあるが帰還輸送用移動体ではない輸送用移動体(出発輸送用移動体)を記憶しており、輸送計画を立案する際に、帰還輸送用移動体を優先的に活用する輸送計画を立案する。
【0081】
図21のフローチャートを参照して、上記輸送計画立案装置6が行う第2実施例の輸送計画立案処理の手順について説明する。
最初のステップS12においては、製品ルート情報仮作成手段8が、輸送製品情報記憶手段26の情報と、ルート情報記憶手段28の情報を統合して、製品ルート情報を仮作成する。この製品ルート情報仮作成処理は、第1実施例と変わるところがないので、重複説明を省略する。
【0082】
続くステップS14においては、特急輸送ルート必要便仮計算手段10が、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品仮ルート情報記憶手段36の情報に基づいて、特急輸送ルート毎に、そのルートで輸送すべき製品を輸送するのに必要な便を仮計算する。
【0083】
第2実施例の特急輸送ルート必要便仮計算処理は、殆んどの部分が第1実施例と重複するので、図12のフローチャートを参照して手順を説明する。
ステップS402では、製品ルート情報から、製品をルート毎に抽出する。この処理については第1実施例と変わるところがない。
次にステップS404では、輸送用移動体情報に基づいて、輸送用移動体をルート毎に割当てる。この際、帰還輸送用移動体も出発輸送用移動体も、ルートに割当てる。なお、ルート毎に割当てると、自動的に部分区間毎に割当てることとなる。例えば、ルートR1またはルートR2に割当てられた輸送用移動体は、自動的に区間F1→T1に割当てられる。ルートR3に割当てられた輸送用移動体は、自動的に区間F1→T2に割当てられる。ルートR4に割当てられた輸送用移動体は、自動的に区間F1→D1に割当てられる。
ルート毎(部分区間毎)に割当てられた輸送用移動体の情報が、図22に例示されている。例えば、輸送区間F1T1の特急輸送ルートR1(区間F1→T1)には、最初に生産工場F1から出発する(往路を示す「往」が付与されている)種類αの輸送用移動体が2台、種類βの輸送用移動体が3台、種類γの輸送用移動体が3台割当てられている。また、輸送区間F1T2の特急輸送ルートR3(区間F1→T2)には、往路の種類αの輸送用移動体が2台、種類βの輸送用移動体が2台、種類γの輸送用移動体が2台と、最初に生産工場F2から出発して生産工場F1から帰還する(帰還路を示す「帰」が付与されている)種類αの帰還輸送用移動体が2台、種類βの帰還輸送用移動体が3台、種類γの帰還輸送用移動体が3台割当てられている。
【0084】
図12のステップS406では、積合せ分類パターンに従って、ステップS402で特急輸送ルートで輸送することとした製品に、ステップS404で特急輸送ルートに割当てた輸送用移動体を割付ける。この場合、同じ特急輸送ルートで輸送する同じ種類の輸送用移動体であれば、帰還輸送用移動体を優先して割付ける。そして、どの分類の製品をどの種類のキャリアカーに積載すればよいかの割付け関係を探索する。
【0085】
上記のように割付けた結果、ステップS408では、それまでに得られた割付け結果よりも少ない台数の輸送用移動体で輸送できるか否かを判定する。YESという判定結果を得たらステップS410移行して、ルート毎の必要便として仮登録しておく。一方NOという判定結果を得たらステップS412に移行する。
【0086】
続くステップS414では、ステップS404で輸送用移動体が割当てられた特急輸送ルートを変更しながら、ステップS412で設定回数に達したと判断されるまで、上記の一連の処理を繰り返す。ステップS412で設定回数分だけ処理が行われたと判断したら、ステップS416において、得られた最良の割付け結果を特急輸送ルート毎の必要便として仮計算する。
【0087】
特急輸送ルート必要便仮計算手段8で仮計算された特急輸送ルート毎の必要便の情報は、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38に記憶される。特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報は、図23に例示されている。例えばルートR1(区間F1→T1)については、(A)に示すように、往路の種類αの輸送用移動体が2台必要であるとされているため、(B)の表では、往路の種類αの輸送用移動体の必要便数が2便とされている。また、(A)に示すように、これら2台の種類αの輸送用移動体のうち、1台には(B,B,B,C,C)の分類の5つの製品を積載し、1台には(A,B)の分類の2つの製品を積載することが示されている。
一方、ルートR3(区間F1→T2)については、(A)に示すように、帰還路の種類αの輸送用移動体が2台必要であるとされているため、(B)の表では帰還路の種類αの輸送用移動体の必要便数が2便とされている。また、(A)では、これら2台の種類αの帰還輸送用移動体のうち、1台には(B,B,B,C,C)の分類の5つの製品を積載し、1台には(A,B,C)の分類の3つの製品を積載することが示されている。
この結果を、巡廻可能区間についてまとめた例が、図24(B)に示されている。輸送エリアA1では、区間F1→T2(ルートR3)のために6台、区間F1→D1(ルートR4)のために5台、区間D1→T1(ルートR6)のために4台の合計15台の輸送用移動体を用意する必要があり、輸送エリアA2では、区間F2→T1(ルートR5)のために8台、区間F2→D2(ルートR6)のために4台、区間D2→T2(ルートR4)のために5台の合計17台の輸送用移動体を用意する必要があることが例示されている。
【0088】
図21のステップS16では、普通輸送ルート必要台数最少化手段12が、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品ルート情報記憶手段36の情報と、特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、普通輸送ルートに従事する輸送用移動体の台数を最少化する演算を行う。この場合、巡廻可能部分区間情報記憶手段34の情報も参照して輸送用移動体の台数を最少化する演算を行なう。
【0089】
図25のフローチャートを参照して、普通輸送ルート台数最少化処理の手順を説明する。なお、多くの部分が第1実施例の普通輸送ルート台数最少化処理(図14を参照)と同様に行なわれるので、それらの部分については重複説明を省略する。
【0090】
ステップS162と、ステップS164を第1実施例と同様に行ったら、ステップS166の判定処理を行なう。例えば、図23(A)では、ルートR1の種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品(A,B)と、種類γの輸送用移動体の2台目の積載製品(B,B,C)と、ルートR3の種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品(A,B,C)と、種類βの輸送用移動体の2台目の積載製品(B)が、図9に示した積合せ分類パターンの積載数に達しない。このような場合は、ステップS166でYESと判定され、ステップS168に移行して、そのような便を抽出する。ルートR3の帰還輸送用移動体について、図22と図23(A)から抽出した例が、図26(A)に示されている。
【0091】
本実施例では、ステップS169が付加されている。ここでは、特急輸送に従事する輸送用移動体の積載余裕と、特急輸送に従事しない帰還輸送用移動体の積合せ分類パターンを集約して、積載余裕を整理する。ここでいう特急輸送に従事する輸送用移動体とは、上記ステップS168で抽出された便の輸送用移動体である。また、特急輸送に従事しない帰還輸送用移動体とは、製品が積載されずに空荷で帰還する輸送用移動体のことである。例えば、図22においては、ルートR3に割当てられた帰還輸送用移動体は種類αが2台、種類βが3台、種類γが3台であったのに対し、図23(B)ではルートR3に必要な便数が帰還輸送用移動体の種類αが2台、種類βが2台、種類γが2台であるため、1台の種類βの帰還輸送用移動体と、1台の種類γの帰還輸送用移動体に製品が積載されておらず、空荷で帰還することになる。これらの空荷で帰還する輸送用移動体も、図26(A)に示されている。
特急輸送に従事する輸送用移動体の積載余裕があれば、それを活用しないと、普通輸送に必要な輸送用移動体台数が増加してしまうことから、その積載余裕を整理する。
特急輸送に従事しない帰還輸送用移動体が存在する場合には、それを普通輸送に優先的に利用すればよいが、本実施例の場合には、帰還輸送用移動体は特急輸送ルートに限られており、普通輸送用ルートを帰還することがない。このため、その帰還輸送用移動体を活用して、その積載余裕を整理する。この場合は、帰還輸送用移動体以外の輸送用移動体を利用して普通輸送するよりも、帰還輸送用移動体を利用して特急輸送ルートで輸送したほうが安価にすむ。したがって、空荷で帰還する輸送用移動体が存在すれば、それにも製品を積載して輸送するため、普通輸送で足りる製品から変更する製品を探索する。
普通輸送ルートで足りる製品から探索する製品は、特急輸送に従事する輸送用移動体の積載余裕と、空荷で帰還する輸送用移動体の積合せパターンの製品であり、ステップS169ではそれを統合して整理する。
【0092】
図25のステップS170では、ステップS168で抽出した便に割付けられている製品を特急輸送ルート毎に集約する。図26(B)において、(A)で抽出したルートR3の便の積載製品を集約した例が示されている。
ステップS172では、ステップS168で抽出した便の輸送用移動体の種類と、ステップS170で集約した製品を勘案して、可能な積合せ分類パターンを探索する。図9に示した積合せ分類パターンによれば、図26(C−1)のように、種類αの帰還輸送用移動体に(A,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、2台の種類βの帰還輸送用移動体に(C,C,C,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、種類γの帰還輸送用移動体に(B,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載する場合や、(C−2)のように、種類αの輸送用移動体に(A,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、1台の種類βの輸送用移動体に(C,C,C,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、1台の種類βの輸送用移動体に(B,B,B,C,C)の積合せ分類パターンを積載し、種類γの帰還輸送用移動体に(B,B,C,C,C)の積合せ分類パターンを積載する場合等の組合せが探索される。
そこで、ステップS174では、探索した積合せ分類パターンのうち最も積載数が多いものを選択する。上記の例では、図26(C−1)で4台の輸送用移動体の積載数の合計製品数が22となるのに対し、(C−2)で4台の輸送用移動体の積載数の合計製品が21となる。この2つの例からは(C−1)の積合せ分類パターンの組合せが選択される。
【0093】
続くステップS176では、ステップS168で抽出した輸送用移動体と同じ輸送区間の普通ルートで輸送する製品のうち、ステップS174で選択した積合せ分類パターンに適合する分類の製品があるか否かを探索する。ステップS174で選択した図26(C−1)の積合せ分類パターンで積載するためには、丸囲みした分類Bの製品が1個と、分類Cの製品が17個必要である。これをまとめたものが(D−1)に示されている。したがって、ルートR3の輸送区間であるF1T2の普通ルートR4で輸送する製品の中から、分類Bの製品を1個と、分類Cの製品を17個探索する。探索できた場合(ステップS176でYES)は、1個の分類Bの製品と17個の分類Cの製品をS168で抽出した輸送用移動体に仮に割付けて、これらの製品が輸送されるルートを「普通輸送」から「特急輸送」に変更する(ステップS182)。
ステップS184で、ステップS182で特急輸送ルートに変更された製品を差し引いて、普通ルートの便を計算する。この計算処理では、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、製品仮ルート情報記憶手段36の情報に基づいて、特急輸送ルートに変更された製品を差し引いた後の全ての製品を輸送するのに必要な便を再計算する。
【0094】
一方、ステップS176でNOとされた場合は、ステップS178に移行して、次に積載数の多い積合せ分類パターンがあるか否かを判断し、NOの場合は、普通ルート必要台数最少化処理を終了する。YESの場合は、ステップS180に移行してその積合せ分類パターンを選択する。上記の例では、図26(C−2)の積合せ分類パターンを選択する。そして、ステップS166の処理に戻り、図26(D−2)に示す分類Bの製品を4個と、分類Cの製品を13個探索する。これらの製品を探索できた場合(ステップS176でYES)は、4個の分類Bの製品と13個の分類Cの製品をS168で抽出した輸送用移動体に仮に割付けて、これらの製品が輸送されるルートを「普通輸送」から「特急輸送」に変更し(ステップS182)、特急輸送ルートに変更された製品を差し引いて、普通輸送ルートの便を計算する(ステップS184)。
【0095】
一連の処理の結果は製品ルート情報記憶手段36の情報に反映される。
また、一連の処理の結果は特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報にも反映される。この例が図27に示されており、(A)でルートR1の種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品が(A,B,C,C,C)となり、種類γの輸送用移動体の2台目の積載製品が(B,B,C,C,C)となっている。この結果、(B)において、普通ルートR2の種類βの輸送用移動体の必要便数が、図23(B)に例示した3便から2便へ減少していることがわかる。また、(A)でルートR3の種類αの輸送用移動体の2台目の積載製品が(A,B,C,C,C)となり、種類βの輸送用移動体の2台目の積載製品が(C,C,C,C,C,C)となっている。ルートR3については上記したように、その他にも1台の種類βの輸送用移動体と1台の種類γの輸送用移動体に製品が割付けられている。この結果、(B)において、ルートR3の種類βの輸送用移動体の必要便が、図23(B)に例示した2便から3便へ増え、種類γの輸送用移動体の必要便も2便から3便へ増えていることがわかる。一方、普通ルートR4の種類αの輸送用移動体の必要便数が2便から1便に減少し、種類βの輸送用移動体の必要便数が2便から0便へ減少し、種類γの輸送用移動体の必要便数が1便から0便へ減少していることがわかる。
この結果を、巡廻可能区間についてまとめた例が、図24(C)に示されている。(B)では、輸送エリアA1では、区間F1→T2(ルートR3)のために6台の輸送用移動体を用意する必要があったのに、輸送エリアA2からの区間F2→T1(ルートR5)の帰還輸送用移動体を利用できることから、0台に減少している。また、(B)では、区間F1→D1(ルートR4)のために5台の輸送用移動体を用意する必要があったのに、区間D1→T1(ルートR6)の帰還輸送用移動体を利用できることから、1台に減少している。したがって、輸送エリアA1では合計5台の輸送用移動体を用意すればよいこととされている。また、輸送エリアA2でも、(B)では、区間F2→D2(ルートR6)のために4台の輸送用移動体を用意する必要があったのに、区間D2→T2(ルートR4)の帰還輸送用移動体を利用できることから、0台に減少している。したがって、輸送エリアA1では合計13台の輸送用移動体を用意すればよいこととされている。
【0096】
このように普通輸送ルート必要台数最少化処理を行なった結果、全てのルートに必要な便数を確保しながらも、輸送用移動体の台数を減少させることができる。したがって、全体として輸送コストを削減することが可能となる。また、出荷場における輸送用移動体用のスペース等、輸送作業に必要なスペースも小さくてすむ。
また、普通輸送されるはずであった製品を特急輸送で輸送するように変更するため、製品全体の納期を早めることができる。輸送時間が短縮されることでキャッシュフローを高めることもできる。
【0097】
普通ルート必要台数最少化演算が行なわれたら、図21のステップS18において、輸送計画立案段14が、輸送用移動体情報記憶手段30の情報と、積合せ分類パターン記憶手段32の情報と、反映後の製品ルート情報記憶手段36の情報と、反映後の特急輸送ルート必要便情報記憶手段38の情報に基づいて、ルートで輸送すべき製品にそのルートで輸送する輸送用移動体を割付けて、製品とその製品を積載する輸送用移動体を計算する輸送計画を立案する。
この際、区間情報記憶手段40と、拠点営業時間情報記憶手段42の情報と、積載荷降ろし作業時間情報記憶手段44の情報をも参照する。
【0098】
第2実施例の輸送計画立案処理は、殆んどの部分が第1実施例と重複するので、図18のフローチャートを参照して手順を説明する。以下では相違点のみを説明する。
ステップS810では、出発可能時刻の早い輸送用移動体から順に、ルートの優先順位に従って必要な便数だけ割当てる。ここでは帰還輸送用移動体を優先する。例えば、最も優先順位が高いルートR3に必要な便数は、図27(B)より、種類αの輸送用移動体の2便、種類βの輸送用移動体の3便、種類γの輸送用移動体の3便であり、いずれにも帰還輸送用移動体が存在することから、図22で輸送区間F1T2に割当てられている帰還輸送用移動体を、出発可能時刻の早い順に必要な便数だけ割当てる。
【0099】
輸送計画立案手段14によって立案された輸送計画は、輸送計画記憶手段46に記憶される。
輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、輸送管理コンピュータ16に出力され、出力された輸送計画に従って製品の輸送業務が行われる。
また、輸送計画記憶手段40に記憶された輸送計画は、製品納期連絡手段18にも出力され、輸送計画に基づいて製品毎にいつ販売店に納入されるのかが算出され、算出した納期が各販売店へ連絡される。
【0100】
以上のように、帰還輸送用移動体と出発輸送用移動体の両者がともに利用可能である場合には、帰還輸送用移動体を優先的に利用する。空荷で帰還する輸送用移動体の台数を減少することができ、出発する輸送用移動体の台数を抑えることが可能となり、一層輸送コストを低減することができる。
【0101】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
・本実施例においては、製品として自動車を挙げていたが、これに限られるものでない。積合せを考慮する必要がある製品であればいずれについても適用することができる。また、輸送用移動体としてキャリアカーを採用していたが、トラック、列車、航空機等の各種の輸送手段を採用できる。
・本実施例においては、計画対象期間を1日にしていたが、これに限られるものではない。例えば、3日、1週間等、任意の期間に設定することができる。
・本実施例においては、輸送区間に、中継拠点を介さずに陸路で輸送する特急輸送ルートと、中継点を介して海路も利用して輸送する普通ルートが設定されていた。しかしながら、特急輸送ルートと普通ルートの設定方法はこれに限られるものではなく、製品の輸送形態に応じて様々に設定可能である。例えば、高速道による特急輸送ルートと、一般道による普通ルートといったように設定することもできる。あるいは、航空便による特急輸送ルートと、鉄道による普通ルートといったように、輸送用移動体を変えることによってルートを設定することもできる。
・本実施例においては、輸送計画を、図18のフローチャートの手順に従って立案していたが、輸送計画の立案の手法はこれに限られるものではない。各種の適切な手法を採用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】輸送エリアの概要を示す図である。
【図2】輸送計画立案装置のシステム構成を示す図である。
【図3】生産製品情報のデータ構成例を示す図である。
【図4】種類/分類情報のデータ構成例を示す図である。
【図5】輸送製品情報のデータ構成例を示す図である。
【図6】ルート情報のデータ構成例を示す図である。
【図7】輸送用移動体情報のデータ構成例を示す図である。
【図8】ルート毎に割当てられた輸送用移動体の情報を示す図である。
【図9】積合せ分類パターンの例を示す図である。
【図10】輸送計画立案処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】製品ルート情報のデータ構成例を示す図である。
【図12】特急輸送ルート必要便仮計算処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】特急輸送ルート必要便情報のデータ構成例を示す図である。
【図14】普通輸送ルート台数最少化処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】普通ルート必要便台数最少化処理の内容を模式的に示す図である。
【図16】普通輸送の製品が探索された後の製品ルート情報のデータ構成例を示す図である。
【図17】普通輸送ルート必要台数最少化処理の結果が反映された特急輸送ルート必要便情報を示す図である。
【図18】輸送計画立案処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】輸送区間別に割当てられた輸送用移動体を、出発可能時刻の早い順に並べ換えた例を示す図である。
【図20】輸送計画の例を示す図である。
【図21】輸送計画立案処理の手順を示すフローチャートである。
【図22】ルート毎(部分区間毎)に割当てられた輸送用移動体の例を示す図である。
【図23】特急輸送ルート必要便情報のデータ構成例を示す図である。
【図24】巡廻可能部分区間を示す図である。
【図25】普通輸送ルート台数最少化処理の手順を示すフローチャートである。
【図26】普通ルート必要便台数最少化処理の内容を模式的に示す図である。
【図27】普通輸送ルート必要台数最少化処理の結果が反映された製品ルート情報の例を示す図である。
【図28】本発明による処理の概要を模式的に示す図である。
【符号の説明】
6 :輸送計画立案装置、
8 :製品ルート情報作成手段、
10:特急輸送ルート必要便仮計算手段、
12:普通輸送ルート必要台数最少化手段、
14:輸送計画立案手段、
22:生産製品情報記憶手段、
24:種類/分類情報記憶手段、
26:輸送製品情報記憶手段、
28:ルート情報記憶手段、
30:輸送用移動体情報記憶手段、
32:積合せ分類パターン記憶手段、
34:巡廻可能部分区間情報記憶手段、
36:製品ルート情報記憶手段、
38:特急輸送ルート必要便情報記憶手段、
40:輸送計画記憶手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION The present invention relates to the number of transportation vehicles required for each route when an express transportation route and a normal transportation route are set in the same transportation section where the shipping source and the shipping destination are the same. The present invention relates to a technology for making a transportation plan with a low loading cost and a high transportation efficiency.
[0002]
2. Description of the Related Art When a product is transported in a transportation section from a shipping source (for example, an automobile production factory) to a shipping destination (for example, an automobile dealer), which product is loaded and transported on which transportation vehicle. It is necessary to develop a transportation plan that shows In order to create a transportation plan with high loading efficiency and low transportation cost, it is necessary to reduce the number of transportation vehicles to be used as much as possible.
[0003]
For example, when the product is large, such as an automobile or a vending machine, and the size and shape differ depending on the type, loading efficiency can be improved by selecting a combination of product types that are mixedly loaded on one transportation vehicle. While it is possible to improve and reduce the required number of transporting mobile bodies, if it is poorly selected, the loading efficiency is lowered and the required number of transporting mobile bodies is increased. Therefore, in order to reduce the number of transporting mobile units to be used, it is necessary to consider a stacking pattern of mixed product types.
[0004]
When the number of types of products is large, the number of types of stacking patterns that can be mixed and loaded on one transportation vehicle is often enormous. The process of creating a huge number of kinds of product patterns into a database is difficult, and it takes time to search the database and is difficult to use. Therefore, a technology for classifying product types according to product shape and size (the number of classifications is less than the number of types) has been developed. For example, if the product is an automobile, the type a and the type b of the compact car are similar in shape and size, and are classified as products of category A. When this product classification is used to organize product classification stacking patterns that can be mixed (stacked together) on a single transportation vehicle, a practical database can be obtained.
[0005]
In the technology disclosed in
Further,
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2002-187622 A
[Patent Document 2]
JP 2002-308439 A
[Patent Document 3]
JP 2002-140405 A
[0007]
There are products that need to be transported quickly and products that do not need to be transported quickly. For example, a product for which a final customer is determined and a delivery date is imminent needs to be transported urgently, but a product ordered by a dealer based on the prospect is not required to be transported urgently. In the following, transporting in a hurry is called express transport, and transporting in a hurry is called normal transport.
Even in the same transportation section where the shipping source and the shipping destination are the same, different routes may be adopted for express transportation and normal transportation. In express transportation, a route with a short transportation time may be adopted even if the transportation cost is high, and in ordinary transportation, a route with a low transportation cost may be employed even though the transportation time is long. Typically, direct transportation over land routes increases transportation costs while shortening required time, and use of sea routes increases transportation times while reducing transportation costs.
For each product to be transported, it is specified whether express transport is required or normal transport is sufficient.
[0008]
As described above, if express transport and normal transport are specified separately for each product, and the express transport route and normal transport route are different, the product group for express transport transported by the express transport route and the normal transport route It is necessary to handle the group of products for regular transportation to be transported separately and to develop a transportation plan for each.
However, if a transportation plan is prepared for each of the express transportation product group transported by the express transportation route and the normal transportation product group transported by the ordinary transportation route, it can be transported by fewer transportation vehicles. Therefore, a transportation plan that uses a larger number of transportation vehicles is created. Even if a transport plan for transporting a product group for express transport and a product group for ordinary transport with a minimum number of transport vehicles is created, the above-described problem occurs.
For example, when transporting two products of class A and twelve products of class B, a type of transport for transportation having a combined classification pattern that can load product classifications (A, B, B, B, B). When the body is available, the required number of transporting mobile bodies is calculated as three. However, two products in Class A require express transport, two of the twelve products in Class B require express transport, and ten products in Class B need normal transport The situation is different. In order to transport two of Class A and two of Class B that require express transportation, two transportation vehicles are required. Since only one A can be loaded on one transporting mobile body and cannot be mounted together with (A, A, B, B), two transporting mobile bodies are required. In order to transport 10 items of the classification B that are necessary for normal transportation, three transportation vehicles are required. Since only four B can be loaded on one transporting mobile body, three transporting mobile bodies are required.
In order to deal separately with express transportation and normal transportation, a total of 5 transportation vehicles are required.
As will be apparent from the following description, if planned well, it is possible to transport with fewer transportation vehicles while dealing with express transport and normal transport separately. In the conventional technology, since express transportation and regular transportation are handled rigidly, even if it is possible to transport with fewer transportation vehicles, the transportation plan cannot be calculated, and more transportation It only remains to calculate plans that require moving objects.
[0009]
The techniques of
[0010]
In the present invention, by flexibly dealing with express transportation and ordinary transportation, when it is possible to transport with fewer transportation vehicles, a transportation plan that can be handled with fewer transportation vehicles is created. Enable to calculate.
In addition, by flexibly responding to express transport and regular transport, if it is possible to transport with fewer moving vehicles, calculate how many units can be transported by flexibly responding. It can be so.
In this way, if the number of transportation vehicles that can be handled separately for express transportation and normal transportation can be calculated and known in advance, reservation of transportation vehicles can be made accurate.
[0011]
[Means for Solving the Problems, Actions and Effects] According to the present invention, when an express transportation route and a normal transportation route are set in the same transportation section, the number of transportation vehicles required for each route is determined. A device to calculate was created.
This device associates a product group storage means for storing “a product to be transported, its type, and necessity of express transport” in association with “an available transportation vehicle and its type”. A moving mobile group storage means for storing is provided. Furthermore, the type / classification storage means that stores the “product type and product classification” in association with each other, and “the type of transportation vehicle and the product pattern of the product classification that can be mixedly loaded on that type of transportation vehicle” Are stored in association with each other.
The apparatus of the present invention includes express transportation route number calculating means for calculating the number of transportation vehicles required for the express transportation route by type, and the number calculating means is stored in the transport product group storage means. “Product, its type and necessity of express transport”, “Transportable mobile body and its type” stored in the transport mobile group storage means, and “Product type” stored in the type / classification storage means Transportation necessary for transporting products to be transported by express transportation route using “Transportation type and product classification pattern” stored in product classification pattern storage means Calculate the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of transportation vehicles.
The apparatus of the present invention further “searches for a product of a classification that fits the margin among products transported by the normal transportation route” when the loading space of the transportation vehicle transported by the express transportation route has margin. Product search means is provided, and the product searched by the product search means is provided with route change means for “changing from the normal transport route to the express transport route”.
The apparatus of the present invention is provided with a normal transportation route number calculating means for calculating the number of transportation vehicles required for the normal transportation route according to the type. The number of transporting mobiles by type that minimizes the number of transporting mobiles required to transport the “stored product group” is calculated.
[0012]
The transportation section is specified by the shipping source and the shipping destination of the product. When both the shipping source and the shipping destination are equal, the transportation section is said to be equal regardless of the difference in the route between them. If the shipping source is the production factory F and the shipping destination is the store T, the route where the relay base in between is A and the route where B is the same transportation section.
On the other hand, the route is specified including the relay base, and the route where the relay base is A and the route where the relay base is B are different routes. If different relay bases are used for express transport and normal transport, the express transport route and the normal transport route are different. There are cases where the express transportation route and the ordinary transportation route coincide.
[0013]
The product type refers to a product group divided according to the shape and size of the product. If the shape and size are the same, the product type is the same. If the shape or size is different, the product type is different. Product classification refers to a group of types that are included in a similar range having a certain shape and size, and is a concept that is used when considering the integration into a transportation vehicle. If the number of types is large, a large number of stacking patterns that can be mixedly mounted on the transporting mobile body are prepared based on the types. Here, the type group included in the similar range having a fixed shape and size is classified into one “classification”. If a stacking pattern that can be mixedly loaded on a transporting mobile body is prepared based on classification, the number of patterns can be reduced. If the number of types is small, the number of types may match the number of classifications.
[0014]
The above-described apparatus of the present invention does not respond rigidly to express transport and normal transport, but responds flexibly.
In other words, the product group that requires express transport is transported by express transport, but the product group that can be transported by ordinary transport may vary depending on the situation (if the number of transport vehicles required for express transport does not increase even if it is transferred to express transport) ) Transfer to express transportation, and as a result, it is possible to reduce the number of transportation vehicles required for normal transportation.
For express transportation with high transportation costs, a transportation plan is calculated that requires the least number of transportation vehicles for express transportation, but even if the number of transportation vehicles is minimized, the transportation vehicles for express transportation are calculated. There is a case where there is a margin in the loading space, and in that case, a product group that is sufficient for normal transportation within the margin is transferred to express transportation. The number of transportation vehicles required for express transportation will not increase even if it is transferred. Nevertheless, it may be possible to reduce the number of transportation vehicles required for normal transportation, in which case the total transportation cost for express transportation and ordinary transportation can be reduced.
[0015]
In the above example, two products of class A are expressly transported, two products of class B are expressly transported, and ten products of class B are normally transported. When a transportation vehicle that can load B, B) is available, only one A can be loaded on one transportation vehicle, and cannot be loaded together with (A, A, B, B). In addition, two transportation vehicles are required for express transportation. In the case of transporting two of the classification A and two of the classification B that are required to be transported expressly by two transporting mobile bodies, there is a margin that can mix six products of the classification B. In this case, even if six of the 10 products of class B that should normally be transported are transferred to express transport, the number of transport vehicles required for express transport remains two and does not increase. If six of Group B are transferred to express transportation, the product group that needs normal transportation becomes six of Group B, and can be transported by one transportation vehicle.
If the express transportation and the regular transportation are handled rigidly, two transportation vehicles are required for the express transportation and two transportation transportation bodies are necessary for the ordinary transportation. If it respond | corresponds to another flexibility, the number of the transportation mobile bodies required for normal transportation can be decreased, without increasing the number of the transportation mobile bodies required for express transportation.
[0016]
FIG. 28 shows another example. As shown in (1), in the transportation section from the shipping source F to the shipping destination T, the orthogonal route a for express transportation and the normal transportation route via the relay base are used. Route b is set. In this transportation section, as shown in (2), 10 Class A products (6 for express transport and 4 for regular transport) and 8 products for Class B (express transport) 5 products for general use and 3 products for normal transportation) and 7 products of class C (5 for express transportation and 2 for regular transportation) for a total of 25 products It is necessary to transport, as shown in (3), two kinds of transportation vehicles of type α (stacking classification patterns that can be loaded are A, A, A, A, A) and transportation of type β Three mobiles (stackable stacking classification patterns are A, B, B, B, B) and three mobiles of type γ (loadable stacking classification patterns are A, C, C , C, C), a total of eight transportation vehicles can be used. In this case, as shown in (4), the express transportation route number calculating means requires two transportation vehicles of type β to transport five Bs, and transports five Cs. Calculate that two transport vehicles of type γ are required. Since two β and two γ can transport only four As, it is calculated that one type α transporting body is required to load two more As. As for the route b for normal transportation, if the route is not changed, as shown on the right side of (4), one transportation vehicle of type β is required to transport three B, and two It is calculated that one transport vehicle of type γ is required to transport C. Since only two A can be transported by one β and one γ, it is calculated that one type α transporting body is required to load the remaining two As.
[0017]
This device is equipped with product search means, and when there is room in the loading space of the transportation vehicle transported by the express transportation route, it fits the margin among products transported by the ordinary transportation route. Search for products with classification. Also, route change means is provided, and the searched product is changed from the normal transport route to the express transport route.
In the case of (4), there is a margin for loading three products A on a type α transportation vehicle that is transported by the express transportation route a, and a margin for loading three products B on a type β transportation vehicle. There is room to load three products C on a transportation vehicle of type γ. The product search means searches for a product that fits the margin (three for each of A, B, and C). The product search means is planned for the type β transportation mobile unit that is planned for normal transportation, corresponding to the margin of the product B for the three types of transportation vehicles of type β engaged in express transportation. The product B is searched for and changed to a type β transportation vehicle engaged in express transportation (see the circle in (5)). Similarly, the product that was planned for the type γ transportation vehicle planned for normal transportation, corresponding to the margin of the product C for the three types γ transportation vehicle that engages in express transportation Search for two of C and change them to transportation vehicles of type γ engaged in express transportation (see the circle in (5)). Similarly, the product that was planned for the type β transportation vehicle planned for normal transportation, corresponding to the margin of three products A that the type α transportation vehicle engaged in express transportation has. Search for one of A, one of the products A scheduled for the transport vehicle of type γ, and one of the two products A planned for the transport vehicle of type α. Then, change to a type α transportation vehicle engaged in express transportation (see the circle in (5)).
As a result of the product search means and the route change means being activated, the number of products planned for normal transportation is reduced. As shown on the right side of (5), only one product A needs to be normally transported. The plan is changed to one that can be handled by using one mobile unit of any kind. In FIG. 28, the type α transporting body is used to normally transport one product A, but the type β or γ may be used, and even a small transporting mobile body that can carry only one unit can be used. .
[0018]
According to this transportation vehicle number calculation device, when there is a product that requires express transportation, the number of transportation vehicles used for the route for express transportation is minimized, while Necessary when the number of transportation vehicles used for normal transportation is minimized while maintaining the minimum number of transportation vehicles used for express transportation routes by making the best use of the loading capacity. You can know the required number of transportation vehicles by route and type.
As a result, it becomes possible to reserve a necessary transportation vehicle without excess or deficiency, and it is possible to perform transportation work without excessive waste.
[0019]
Some transport mobiles have an affiliated base and basically operate on the basis of returning to the affiliated base. Considering the convenience of the driver, it is possible to continue operation without difficulty if it is based on the operation of starting from the affiliated base and returning to the affiliated base. In this case, there are two types of transportation vehicles that can leave the shipping source (for example, A). When a transportation vehicle belonging to the base B comes to the transport base A, becomes empty, and is newly loaded at the transport base A and transported to the shipping destination B, the transport mobile that returns to the base B It becomes a moving body. When the transportation mobile body belonging to the transportation base A departs from the shipping source A, the transportation mobile body departs from the transportation base A. When determining the transportation mobile body engaged in transportation from the shipping source A, if the transportation mobile body to be returned is used preferentially, the transportation plan to be returned by empty cargo can be reduced. As a result, it is possible to reduce the number of transporting mobile bodies to be used, thereby reducing transportation costs.
For this purpose, it is preferable that the transport mobile group storage means classifies and stores the available transport mobile bodies into return transport mobile bodies and departure transport mobile bodies, and calculates the number of express transport routes. Each of the means and the normal transportation route number calculation means shall calculate the number of transportation vehicles by type under the condition that the number of departure transportation vehicles among the required transportation vehicles is minimized. Is preferred.
[0020]
If the transportation vehicle X belonging to the transportation base B comes to the transportation base A and becomes empty, and the transportation body X continues to engage in transportation from the shipping source A to the shipping destination B, return It becomes a mobile for transportation. When the transportation base A and the transportation base B are far apart, while the transportation base A and the transportation base C are in the vicinity, and the transportation mobile body Y belonging to the transportation base B comes to the transportation base C and becomes empty. It is preferable to classify the transporting mobile body Y as a transporting mobile body that can be used for transporting from the shipping destination A and as a returning transporting mobile body. If the extra time required to return from the transport base C to the transport base B via the transport base A is shorter than the time required to return directly from the transport base C to the transport base B, Effective utilization of transportation vehicles is promoted. If the ratio of the time required for direct return, excluding the extra time required for return via route, is lower than the specified value, it is a transportation vehicle that can be used at the route base, and Classify as returning transportation vehicle.
[0021]
Some routes may be transported by land from the shipping origin A to the first relay base B, transported by sea from the first relay base B to the second relay base C, and transported by land from the second relay base C to the shipping destination D. . In this case, since the transportation mobile body landed from the shipping source A to the first relay base B becomes empty at the first relay base B, when engaging in transport from the transport base B to the transport base A, It is counted as a return transportation vehicle. Similarly, if there is a transportation vehicle that is landed from the transportation site D to the transportation site C and is unloaded at the transportation site C, the transportation vehicle is transported from the second relay site C to the shipping destination D. When engaged in, it is counted as a mobile for return transportation.
In the present specification, a section in which the same transporting mobile body transports products without transshipment is referred to as a partial section. One route may be composed of a plurality of partial sections, and one route may be composed of one partial section.
Whether the transporting mobile body is a returning transporting mobile body or a starting transporting mobile body will be considered in units of partial sections.
[0022]
When calculating the number of starting transportation vehicles to the minimum, if both return transportation vehicles and departure transportation vehicles are available, return transportation vehicles are given priority. The plan to be used for the vehicle is calculated, and the number of transportation vehicles required at that time is calculated. It is possible to reduce the number of transporting mobile bodies that return with an empty load, and it is possible to suppress the number of transporting mobile bodies that start, and to reduce transportation costs.
[0023]
A transport planning device was created by adding the following to the number calculation device for each type of transport mobile unit by route.
This apparatus includes a product stored in the transportation product group storage means, its type, necessity of express transportation after route change, and a product type and product classification stored in the type / classification storage means. And the type of transportation vehicle stored in the product classification pattern storage means, the product classification pattern, the transportation mobile group used to calculate the number of vehicles by type by the express transportation route number calculation means, Based on the transportation vehicle group used to calculate the number of vehicles by type in the transportation route number calculation means, assign the product group transported by the express transportation route to the transportation vehicle group for the express transportation route, and use the normal transportation route. Transportation plan planning means for allocating a product group to be transported to a transportation group for transportation for a normal transportation route and planning a transportation plan is added.
[0024]
This transportation planning apparatus uses the result of changing the transportation route of the product by the route changing means. That is, the transportation plan is made after changing the product route so that the loading capacity of the transportation vehicle engaged in the express transportation can be utilized to the maximum. Using the relationship between the type of transportation vehicle stored in the product classification pattern storage means and the product classification pattern, a product and transportation vehicle are allocated to create a transportation plan that provides high loading efficiency. can do.
According to this transportation plan planning apparatus, it is possible to formulate a transportation plan with high loading efficiency and low transportation cost.
[0025]
The present invention has also created a method for calculating the number of transportation vehicles required for each route by computer. In this method, the following steps are performed:
A step of reading, by a computer, the product to be transported, the type thereof, and the transport product group data that associates the necessity of express transport,
A step of reading, by means of a computer, available transport vehicles and transport vehicle group data associated with the types;
Reading the type / classification data that associates the product type with the product classification by a computer;
A step of reading, by a computer, product classification pattern data that associates the type of transport vehicle with a product classification product pattern that can be mixed with the transport vehicle of that type;
The data read by the computer, that is, the product to be transported, its type, necessity of express transport, the available transportation vehicles and their types, the correspondence between the product type and the product classification, and the transport Type of transportation vehicle that minimizes the number of transportation vehicles required to transport products to be transported by express transportation route, based on the use of the types of transportation vehicles and the corresponding classification pattern A process of calculating another number,
-Use a computer to determine whether there is room in the loading space for transportation vehicles that are transported via the express transport route, and if there is a surplus, products that are classified according to the allowance among the products transported via the normal transport route Searching for
A step of re-storing the transport route of the product searched in the above step from the normal transport route to the express transport route by a computer;
The process of calculating the number of transporting mobiles by type that minimizes the number of transporting mobiles necessary for transporting products to be transported by the normal transport route by a computer.
[0026]
Further, according to the present invention, a program for calculating the number of transportation vehicles required for each route using a computer has been created. This program performs the following processing on the computer:
A process of reading transport product group data in which products to be transported, their types, and necessity of express transport are associated with each other;
A process of reading the transport vehicle group data corresponding to the available transport vehicles and their types;
A process of reading out the type / classification data in which the product type is associated with the product classification;
A process of reading product classification pattern data that associates the type of transport vehicle with the product pattern product pattern that can be mixedly mounted on that type of transport vehicle;
The read data, that is, the product to be transported, its type and necessity of express transport, the available transport mobile body and its type, the correspondence between the product type and the product classification, and the transport mobile body Calculate the number of transport vehicles by type that minimizes the number of transport vehicles required to transport products to be transported by express transport route based on the type of product and the corresponding classification pattern. Processing,
・ Determine whether there is room in the loading space for transporting vehicles to be transported on the express transport route, and search for products that meet the allowance from the products transported on the normal transport route when there is room. Processing,
A process of re-storing the transport route of the product searched in the above process from the normal transport route to the express transport route;
A process of calculating the number of transporting mobiles by type that minimizes the number of transporting mobiles required for transporting products to be transported by the normal transport route is executed.
[0027]
According to the method for calculating the number of mobile units for transportation and the program for calculating the number of mobile units for transportation created according to the present invention, the products that require express transport are transported by express with the minimum number of transport mobile units and engaged in the express transport. Calculate the required number of transportation vehicles by route type required when the number of transportation vehicles used for normal transportation is minimized by making the best use of the loading capacity of transportation vehicles. It is possible to arrange transportation in advance without any excess or deficiency.
[0028]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS First, an embodiment to which the present invention is preferably applied will be described.
(Embodiment 1) The express transport route number calculating means calculates the number of transporting vehicles for each type transported by the express transport route on condition that all products to be transported by the express transport route are transported.
(Mode 2) The transportation planning means allocates a transportation vehicle to a product on the condition that all of the products to be transported in the transportation section are transported.
(Mode 3) The transportation planning means allocates a transportation vehicle to a product in the order of the scheduled shipment time of the product.
(Mode 4) The transportation planning means allocates the transportation vehicle to the product in the order of the scheduled departure time of the transportation vehicle.
[0029]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS First, an outline of a transportation area in an embodiment to which the present invention is applied will be described with reference to FIG. In this embodiment, transportation is performed in two transportation areas A1 and A2. In the transportation area A1, there are a dealer (car dealer) T1, a production factory (car factory) F1, and a relay base D1, and in the transport area A2, a dealer (car dealer) T2 and a factory (car factory). ) F2 and relay base D2 exist. In some cases, transportation is performed in the transportation area A1, in other cases, transportation is performed in the transportation area A2, and in other cases, transportation is performed between the transportation area A1 and the transportation area A2.
[0030]
From the production factory F1, an express transport route R1 to the dealer T1 and an ordinary transport route R2 are set, and the express transport route R1 and the ordinary transport route R2 are equal and both are land routes. From the production factory F1, an express transportation route R3 to the store T2 and an ordinary transportation route R4 are also set. In the express transport route R3, the product is directly sent from the production factory F1 to the store T2 by land. In the normal transport route R4, the product is transported by land from the production factory F1 in the transport area A1 to the relay point D1, transported by sea between the relay points D1 and D2, and from the relay point D2 in the transport area A2 to the store T2. To land.
From the production factory F2, an express transport route R7 to the dealer T2 and an ordinary transport route R8 are set, and the express transport route R7 and the ordinary transport route R8 are equal and both are land routes. From the production factory F2, an express transport route R5 and a normal transport route R6 to the store T1 are also set. In the express transport route R5, the product is directly sent from the production factory F2 to the store T1 by land. In the normal transportation route R6, it is transported by land from the production factory F2 in the transportation area A2 to the relay point D2, transported by sea between the relay point D2 and the relay point D1, and from the relay point D1 in the transportation area A1 to the store T1. To land.
[0031]
Next, with reference to FIG. 2, a system configuration of an apparatus for calculating a necessary number of transporting mobile bodies and planning a transport plan (hereinafter simply referred to as a transport plan planning apparatus) will be described.
The
The
Based on the order information sent from the order
[0032]
The
FIG. 3 shows a data configuration example of production product information about products produced at the production factory F1 on the planning target date. On the planned date, it is exemplified that the product of the order category “order received” of type a is produced for the shipping destination store T1 at the first scheduled production completion time 8:00. Similarly, the product type, order classification, and shipping destination information for which production is completed at each scheduled production completion time are stored.
[0033]
The
FIG. 4 shows a data configuration example of type / classification information. In (A), product types a to o are classified into three general shapes (for example, one box, sedan, coupe, etc.). Here, a to e are shapes I, f to j are shapes II, and k to o are shapes III. Each shape classification is subdivided into size classifications, and shape I is subdivided into IL (a, b), IM (c), IS (d, e) in order from the largest size, IIL (f, g), IIM (h), IIS (i, j) is subdivided, and shape III is subdivided into IIIL (k, l), IIIM (m), IIIS (n, o) .
FIG. 4B illustrates an example of product classification used when considering whether or not a product group can be mixed (stacked) in one carrier car (transportation vehicle). Here, IL, IIL, and IM are product classification A, IIIL, IIM, and IIIM are product classification B, and IS, IIS, and IIIS are product classification C. The product classifications A, B, and C are utilized when calculating a product pattern in consideration of product product.
[0034]
The
FIG. 5 shows a data configuration example of transported product information for a product to be transported from the production factory F1 on the planning date. For example, the classification of the product of type a that can be shipped from 8:05 is A, the ID is A1, and the transportation form is to be transported to the shipping destination store T1 by express transportation. ing.
Here, the scheduled shipping time is set 5 minutes after the scheduled production completion time shown in FIG. This is because the time for bringing the product into the shipping area is taken into consideration. The product ID is identification information of each product that is referred to when planning a transportation plan to be described later. As for the form of transportation, the form of transportation shown in FIG. 3 with the order category “Order” or “Limited Express” is given the form of “Express Express”, and the product with the order category “Prospect” is designated as “Normal”. Is granted. A product provided with a transportation form of “express transportation” needs to be transported by a fast route even if the cost is high, whereas a product provided with a transportation form of “ordinary” is not necessary.
[0035]
The
Here, each transportation section is specified from the shipping source and the shipping destination, and the transportation section ID is identification information of each of these transportation sections. Each route is preset in each transportation section according to the transportation form, and the route ID is identification information of each route.
FIG. 6 shows a data configuration example of route information for each route set in a transportation section having the production factory F1 as a shipping source and a transportation section having the production factory F2 as a shipping source. For example, a transport section whose shipping source is the production factory F1 is a transport section with an ID of F1T1 if the shipping destination is a store T1, and an ID is provided if the transport mode of the product in the transport section F1T1 is “express transport”. It is shown that the route with the ID R2 is selected when the route with the R1 is selected and the transport mode of the product is “normal”. Further, for example, in the normal transport route R4 set in the transport section F1T2, it is necessary to transport through two relay points, the relay point D1 is a land route, and the relay point D1 to the relay point D2 is a sea route. It is shown.
[0036]
The
FIG. 7 shows an example of the data structure of the transportation mobile body information about the transportation mobile body that can start from the production factory F1 on the planning target day. In (A), a transporting mobile body that first departs from the production factory F1 is shown. For example, the type of the transporting vehicle with the ID “001” is α, the transportable transport area is A1, the available bases are T1 and D1, and the departure time range is 8:00 to 16:00. It is shown that there is.
In (B), before the transportation vehicle belonging to the production factory F2 arrives at the transportation area A1 and returns to the transportation area A2, it is possible to leave the production factory F1 and load the products and depart from the production factory F1. Various transport mobile bodies are shown (hereinafter, these transport mobile bodies are referred to as “return transport mobile bodies”). For example, the type of the mobile for return transportation with
[0037]
The transportation
FIG. 9 shows an example of the product pattern of the product types that can be mixed and the types of transporting mobiles. For example, the maximum number of types of transportation vehicles of type α is five, a combination pattern in which three Category B products and two Category C products are mixedly loaded, one Category A product and one Category B It can be seen that there is a stacking pattern in which 3 products and 3 classification C products are mixedly loaded. It can also be seen that only four products can be loaded when trying to load only products of category B, and only three can be loaded when trying to load products of category A only.
[0038]
The
FIG. 24A shows a data configuration example of patrolable partial section information. The partial section that transports between the transportation area A1 and the transportation area A2, and the partial section that can be connected in a circulating manner is the partial section that loads products at the production factory F1 and unloads at the store T2 (that is, the route). R3 itself) and a partial section where products are loaded at the production factory F2 and unloaded at the store T1 (that is, the route R5 itself). Therefore, as shown in (B), it can be seen that, for example, the transporting mobile body transported from the production factory F1 to the store T2 can return to the production factory F1 after stopping at the production factory F2 and transporting to the store T1. Alternatively, it can be seen that the transportation vehicle transported from the production factory F2 to the store T1 can return to the production factory F2 after stopping at the production factory F1 and transporting it to the store T2.
In addition, sections that can be connected in the transportation area A1 in a circulable manner include a partial section in which products are loaded at the production factory F1 and unloaded at the relay base D1 (that is, a part of the route R4), and a relay base D1. This is a partial section where products are loaded and unloaded at the store T1 (that is, part of the route R6). Therefore, as shown in (B), it can be seen that, for example, the transportation mobile body transported from the production factory F1 to the relay base D1 can return to the production factory F1 after transporting from the relay base D1 to the store T1. The sections that can be connected in the transportation area A2 so that they can be circulated are a partial section in which products are loaded at the production factory F2 and unloaded at the relay base D2 (that is, a part of the route R6), and a product at the relay base D2. This is a partial section that is loaded and unloaded at the store T2 (that is, part of the route R4). Therefore, as shown in (B), it can be seen that, for example, the transporting mobile body transported from the production factory F2 to the relay base D2 can return to the production factory F2 after transporting from the relay base D2 to the store T2. In addition, the number of mobile units required for transportation in each transportation area shown in (B) will be described later.
[0039]
The
[0040]
The product route information provisionally created by the product route information temporary creation means 8 is stored in the product route information storage means 36. FIG. 11A shows a data configuration example of product route information temporarily created for a product shipped from the production factory F1 on the planning target date, which is stored in the product route information storage means 36. FIG. For example, a product of type a, classification A, and ID A1, whose production is completed at the scheduled shipping time 8:05, is express transport and the shipping destination is the store T1, so that the route is R1 Is temporarily assigned. Further, (B) shows information obtained by extracting a product for each route. This information will be described later. (B) is the result of analyzing a larger number of products than shown in (A) and is larger than the number of data shown in (A).
[0041]
The
The express transportation route necessary flight temporary calculation means 10 is provided for each express transportation route on the basis of the information in the transportation vehicle information storage means 30, the information in the product classification pattern storage means 32, and the information in the product route information storage means 36. In addition, the “allocation relationship between the product and the transporting mobile body” that minimizes the number of transporting mobile bodies required to load the products to be transported by the express transportation route is temporarily calculated. Here, according to the type of the transporting mobile body, the classification combinations that can be stacked on the transporting mobile body of that type are temporarily calculated according to the classification pattern that can be stacked. The “assignment relationship between products and transportation vehicles” obtained at this stage may be changed by the process for minimizing the required number of ordinary transportation routes, which will be described later. The number of flights required is calculated at this stage. Confirm with. This provisional calculation process will be described in detail later.
[0042]
In addition, the express transportation route necessary flight temporary calculation means 10 can connect the partial section included in the route transported by the transporting mobile body and the partial section included in the other route so that they can be circulated within a certain required time, When the transport vehicle information storage means 30 stores the return transport vehicle (see FIG. 7B), the product should be preferentially loaded on the return transport vehicle and transported by the route. Temporarily calculate the “assignment relationship between products and transportation vehicles” that minimizes the number of transportation vehicles required to load products. This provisional calculation process will also be described in detail later.
[0043]
The flight information temporarily calculated by the express transport route required flight temporary calculation means 10 is stored in the express transport route required flight information storage means 38. FIG. 13 shows a data configuration example of the express transport route required flight information for the product to be transported from the production factory F1 on the planned date, which is stored in the express transport route required flight information storage means 38. This corresponds to FIG. For example, for the route R1, as shown in FIG. 11B, it is necessary to transport two products A, eleven products B, and twelve products C. As shown in FIG. 13A, when each of the transportation vehicles α, β, and γ is available, the products shown in the upper column in the right column of FIG. Express transportation is possible. By using the transport vehicles α, β, and γ one by one and loading them to the maximum, a total of 0 A, 5 B, and 11 C can be transported, and the rest are 2 A , B is 6 and C is 1. From the stacking classification pattern of FIG. 9, in order to load two A, six B, and one C, it is necessary to use at least one mobile unit α, β, γ for transportation. I understand. In FIG. 13 (A), it is necessary to use at least two transportation vehicles α, β, and γ for express transportation, and products classified as shown in the right column for each transportation vehicle. It can be seen that the need for express transportation can be met. For example, among the transport vehicles of type α, one product is loaded with five products classified as (B, B, B, C, C), and one vehicle is classified as (A, B). It is shown that it is sufficient to load two products. In FIG. 13 (B), the number of transporting mobiles according to route type necessary for transporting the products that need to be transported by the transported route with the minimum number of transporting mobiles is organized. Has been.
[0044]
The
[0045]
Also, the means for minimizing the required number of
[0046]
The calculation result of the means for minimizing the required number of
[0047]
The
[0048]
When the transportation
[0049]
The transportation plan prepared by the transportation plan planning means 14 is stored in the transportation plan storage means 40. The transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is output to the
Further, the transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is also output to the product delivery date communication means 18. The product delivery date communication means 18 calculates when the product is delivered to the dealer for each product based on the output transportation plan, and informs the dealer of the calculated delivery date.
[0050]
(First Embodiment) In the first embodiment, the available transportation vehicles are not divided into return transportation vehicles and departure transportation vehicles, but are treated as uniform transportation vehicles. That is, the transportation mobile body information storage means 30 does not store the return transportation mobile body shown in FIG. Moreover, the express transport route necessary flight provisional calculation means 10 does not adopt a logic that preferentially uses the return transportation mobile body, and the normal transportation route necessary number minimizing means 12 preferentially uses the return transportation mobile body. Do not adopt the logic to be used.
[0051]
With reference to the flowchart of FIG. 10, the procedure of the transportation plan planning process of the first embodiment performed by the
First, the product route information
[0052]
In the subsequent step S4, the express transportation route required flight temporary calculation means 10 is based on the information in the transporting mobile body information storage means 30, the information in the product classification pattern storage means 32, and the information in the product temporary route information storage means 36. For each express transport route, the necessary flights for transporting products to be transported by that route are temporarily calculated.
[0053]
Here, express transport routes according to the product classification pattern under the condition that all the products that need to be transported by the express transport route on the planned date are transported and the number of transport vehicles to be used is minimized. Provisionally calculate the required flights for each. Alternatively, restrictions such as an upper limit (available number) and a lower limit (0, that is, a non-negative number) of the number of transporting mobile bodies can be set as the constraint conditions.
In other words, the number of required transporting mobile units is defined as a constraint on transporting all products that need to be transported on the express transport route, following the stacking pattern, and using the number of transporting mobile units to be used as an objective function. Obtain the relationship between the product classification and the type of transportation vehicle that minimizes
[0054]
Various methods can be employed for the provisional calculation. For example, considering candidates for the relationship between all product classifications that can be executed under the above-mentioned conditions and the types of transportation vehicles, candidates that minimize the number of transportation vehicles to be used are adopted as necessary flights. Alternatively, by using a metaheuristic technique typified by a genetic algorithm, search for the relationship between the product classification that minimizes the number of transport mobile units to be used and the type of transport mobile unit with a high probability from a smaller number of candidates. You can also. In addition, an appropriate algorithm can be employed.
[0055]
The detailed procedure of the express transport route required flight provisional calculation process will be described with reference to the flowchart of FIG.
In step S402, a product is extracted for each route from the product route information 36. Information on products extracted for each route is illustrated in FIG. For example, regarding the express transportation route R1 in the transportation section F1T1, it is shown that two products of class A, 11 products of class B, and 12 products of class C are extracted.
Next, in step S404, based on the transport
[0056]
In step S406 of FIG. 12, the transporting vehicle assigned to the express transport route in step S404 is assigned to the product extracted for the express transport route in step S402. At this time, the product classification pattern is followed. In the above example, when transporting the two classification A products, the eleven classification B products, and the twelve classification C products of the express transportation route R1 shown in FIG. The two types α carrier cars, three type β carrier cars, and three type γ carrier cars shown in Fig. 2 can be used, so a total of 25 products can be used with the minimum number of carrier cars. In order to transport, a search is made for an assignment relationship indicating which category of product should be loaded in which type of carrier car. At this time, only the executable allocation relationship is searched using the product classification pattern illustrated in FIG. 9 as a constraint condition.
[0057]
As a result of the assignment as described above, in step S408, it is determined whether or not the transportation can be performed with a smaller number of transportation vehicles than the assignment results obtained so far. If the determination result of YES is obtained, the process proceeds to step S410, and is temporarily registered as a necessary flight for each route. On the other hand, if a determination result of NO is obtained, the process proceeds to step S412.
[0058]
In subsequent step S414, the above-described series of processing is repeated until it is determined in step S412 that the set number of times has been reached while changing the express transportation route to which the transportation vehicle is allocated in step S404. For example, if the
[0059]
The information on the required flights for each express transport route temporarily calculated by the express transport route required flight temporary calculation means 8 is stored in the express transport route required flight information storage means 38. Information in the express transport route necessary flight information storage means 38 is illustrated in FIG.
[0060]
When the necessary flights for each express transport route are provisionally calculated, in step S6 of FIG. 10, the necessary number of normal transport
In the calculation to minimize the required number of normal transport routes, when there is enough space for the transport vehicle to be transported by the express transport route, (1) transport by the normal transport route in the transport section where the express transport route is set Search for a product with a classification that fits the margin from the products (use the type of transportation vehicle and the product classification pattern to determine whether it fits), (2) searched Change the classified product to the express transport route, and (3) calculate the number of transportation vehicles necessary to transport the product transported by the normal route even after the change.
According to the above logic, (1) For express transportation with high transportation costs, calculate a transportation plan that requires the least number of mobile units for transportation. (2) Even if the number of transportation vehicles for express transportation is minimized, there may be a margin in the loading space for transportation vehicles for express transportation, and in that case, normal transportation is performed within that margin. Transfer the product group that is enough to express transportation. The number of transportation vehicles required for express transportation will not increase even if it is transferred. (3) It is possible to reduce the number of transportation vehicles necessary for ordinary transportation, and to reduce the total transportation cost for express transportation and ordinary transportation.
[0061]
The detailed procedure of the process for minimizing the number of mobiles for normal transportation will be described with reference to the flowchart of FIG.
In step S602, the express transport mobile is classified by transport section based on the express transport route necessary flight information. In the example of FIG. 13A, it is recognized that two express transportation vehicles of types α, β, and γ are required in the transportation section F1T1.
Next, in step S604 of FIG. 14, products transported by the normal transport route are classified by transport section based on the product route information. For example, in the example of FIG. 11A, among the products transported by the normal routes R2, R4, R6, the products B2, A10, C13, B18,... Are the products in the transport section F1T1, and the products C4, A5, C12, C16,... Are recognized as products in the transport section F1T2. In the same manner, products that are transported by the normal transport route are classified by transport section.
[0062]
In step S606 of FIG. 14, it is determined whether there is a flight that does not reach the number of loads in the stacking classification pattern among the express transport route flights of the express transport route necessary flight information. If all of the express route flights are loaded with products that match the stacking classification pattern shown in Fig. 9 and the number of loads is met (if the determination is NO), the loading of the transportation vehicle engaged in the express route This is equivalent to the fact that the capacity is fully utilized and there is no room for loading. In this case, unless the number of mobile vehicles for transportation engaged in the express transportation route is increased, the products required for normal transportation cannot be transferred to the express transportation. Since this technology is based on the premise that the number of transportation vehicles engaged in the express transportation route will not be increased, the process for minimizing the number of required ordinary transportation routes is terminated. On the other hand, in the case illustrated in FIG. 13A, the second loaded product (A, B) of the type α transportation mobile body and the second loaded product (B) of the type γ transportation mobile body (B). , B, C) does not reach the number of stacks of the product classification pattern shown in FIG. In such a case (when the determination is YES), the process proceeds to step S608 in FIG. 14 and these flights are extracted. An example extracted from FIG. 13A is shown in FIG.
[0063]
In subsequent step S610 of FIG. 14, the products allocated to the flights extracted in step S608 are aggregated for each express transport route. FIG. 15B shows an example in which the loaded products of the flights extracted in (A) are collected.
In step S612, a possible product classification pattern is searched for in consideration of the type of the transportation vehicle for flights extracted in step S608 and the products collected in step S610. According to the product classification pattern shown in FIG. 9, the product classification pattern of (A, B, C, C, C) is loaded on the type [alpha] transportation vehicle as shown in FIG. 15 (C-1). The (B, B, C, C, C) product classification pattern is loaded on the type γ transportation mobile body, or the type α transportation mobile body is (A , B, C, C, C) are loaded, and two types of combinations are searched for: (B, B, B, B) loaded classification patterns are loaded on a transportation vehicle of type γ. Is done.
Therefore, in step S614, the searched stack classification pattern having the largest number of loads is selected. In the above example, the total number of loadings of two transporting mobile bodies is 10 in FIG. 15 (C-1), whereas the number of loadings of two transporting mobile bodies is (C-2). Since the total is 9, the combination classification pattern (C-1) is selected.
[0064]
In the subsequent step S616 in FIG. 14, whether there is a product with a classification that fits the margin of the product classification pattern selected in step S614 among the products that are transported by the normal transportation route in the same transportation section as the flight extracted in step S608. Search for. Comparing the product classification pattern shown in FIG. 15C-1 selected in step S614 with the express transport product, it can be seen that there is a margin for the loading capacity in the circled portion in the figure. It can be seen that although the ABCCC can be mixedly loaded on the type α transportation vehicle, there is room for further loading the product CCC because it is planned to load AB and express transport. It can be seen that although the BBCCC can be mixedly loaded on the transportation vehicle of type γ, there is room for further loading of the product CC since the plan is to load the BBC and express transport. A summary of this is shown in (D-1).
[0065]
In step S622 of FIG. 14, the normal transport route required
In step S624, the product changed to the express transport route in step S622 is subtracted to calculate the flights of the normal transport route. In this calculation process, all products to be transported by the normal transportation route based on the information in the transporting vehicle information storage means 30, the information in the product classification pattern storage means 32, and the information in the product temporary route information storage means 36 are used. Recalculate the flights required to transport the.
[0066]
On the other hand, if “NO” in the step S616, the process proceeds to a step S618 to determine whether or not there is a stacking classification pattern having the next largest number of loads, and in the case of “NO”, the necessary number of normal routes is minimized. finish. In this case, it is sufficient if the transportation vehicle engaged in express transportation uses up the loading capacity just by transporting the product that requires express transport, or if there is a surplus, the product corresponding to the surplus can be transported normally. This is equivalent to not being in the product. If YES, the process moves to step S620, and the product classification pattern is selected. In the above example, the product classification pattern of FIG. 15C-2 is selected. In this case, it is assumed that the express transport is performed according to FIG. 15 (C-2). In this case, it can be seen that there is room for loading two products of category B and two products of category C. Therefore, in step S616 in FIG. 14, two products B and two products C are obtained from the products that are normally transported in the transport section F1T1 (the product group in which the route R2 is designated in FIG. 11A). Explore. If these products can be searched (YES in step S616), two products B and two products C are assigned to the flights extracted in S608, and the route through which these products are transported is “normal transport”. Is changed to “express transport” (step S622), and the product changed to the express transport route is subtracted, and then the flights of the normal transport route are calculated (step S624).
[0067]
The result of the series of processing is reflected in the information in the product route information storage means 36. FIG. 16 shows an example in which the margin BBCC based on the product classification pattern of FIG. 15C-2 is searched from products that are sufficient for normal transportation, and shows the original product route information (FIG. 11). The route of two products B and two products C (B2, C13, B18,..., In order of the expected shipping time) is the express route R1. You can see that it has been changed to. The second product C changed to express transportation is not shown because it is out of the box.
The result of the series of processing is also reflected in the information in the express transport route necessary flight information storage means 38. FIG. 17 shows an example changed according to the product classification pattern of FIG. 15C-2. As shown in FIG. 17A, the second loaded product of the type α transportation vehicle is (A , B, C, C, C), and the second loaded product of the transportation vehicle of type γ is (B, B, B, B) (classification of products changed from the normal transportation route) Is shown in a circle). As a result, as shown in (B), the number of types of transportation vehicles of type β required for the normal transportation route R2 is reduced from three flights illustrated in FIG. 13 (B) to two flights, and the normal transportation route R4. It can be seen that the number of transportation vehicles of the type α required for the number is reduced from two flights illustrated in FIG. 13B to one flight.
[0068]
As a result of the processing for minimizing the required number of ordinary transportation routes in this way, it is possible to reduce the number of moving vehicles necessary for the ordinary transportation route without increasing the number of transportation vehicles necessary for the express transportation route. it can. Therefore, the transportation cost can be reduced as a whole. In addition, the space required for transportation work, such as a space for transportation vehicles at the shipping site, can be reduced.
Further, since the product that should have been normally transported is changed to be transported by express transport, the delivery time of the entire product can be shortened. Cash flow can be increased by shortening the transportation time.
[0069]
When the necessary process for minimizing the required number of normal transport routes is performed, in step S8 of FIG. 10, the
At this time, reference is also made to the information in the section information storage means 40, the base business hours information storage means 42, and the information in the loading / unloading work time information storage means 44.
[0070]
Here, products that need to be transported in the transportation section on the planning target date,
-Observe the condition of transporting by route according to the transport mode of each product,
・ Comply with the packing classification pattern,
-Observe the conditions for each product to be transported within the specified time from the scheduled production completion time.
・ Each transport mobile unit must comply with the conditions for starting within the available time range,
-In consideration of various conditions such as the time required for the route between bases and loading / unloading work time, comply with the conditions under which the loading / unloading work can be performed within the business hours at the sales base,
An allocation relationship between a product and a transporting mobile body that obtains the shortest time obtained by summing up the time from the scheduled production completion time to the departure time for all products is obtained.
[0071]
Various methods can be employed for the above allocation processing. For example, all allocation candidates that can be executed under the above conditions are considered, and an allocation relationship in which the total time from the production completion scheduled time to the departure time of each product is the shortest is adopted as the transportation plan.
Alternatively, by using a metaheuristic technique typified by a genetic algorithm, the relationship between a product and a transportation vehicle that has the shortest total time from the scheduled production completion time to the departure time can be determined with a high probability from a smaller number of candidates. You can also explore. In addition, an appropriate algorithm can be employed.
[0072]
The detailed procedure of the transportation planning process will be described with reference to the processing procedure diagram of FIG.
In step S802, based on the transporting mobile body information, the transporting mobile body is classified by type. As illustrated in FIG. 7, the transportation vehicles that can be used on the planning date are classified according to types α, β, and γ.
In step S804, the transportation vehicles classified by type in step S802 are assigned to transportation sections. For example, in the case of FIG. 7A, the
In step S806, the transporting mobiles that are classified according to the above-described types and are assigned to the respective transport sections are rearranged in order from the earliest possible departure time. This result is illustrated in FIG. For example, the transport vehicles of type α in the transport section F1T1 (routes R1, R2) are rearranged in the order of 005, 010,. Note that the return transportation mobile body (see FIG. 7B) is not considered here.
[0073]
In step S808 in FIG. 18, routes from the same shipping source are rearranged in order of priority. Here, the priority order is the order of the route to which the transporting mobile body is preferentially assigned. FIG. 19B shows an example in which routes from the shipping source of the production factory F1 are rearranged in order of priority. Since route R3 is an express transportation route and requires a certain amount of time, it is given the highest priority. Although route R1 is an express transportation route, the required time is less than that of R3. Since the route R4 is a normal route and takes a long time, the next order is given. Since the route R2 is a normal route and takes less time than R4, the lowest order is given. Note that the required number of flights for each route shown here is the required number of flights after the above-described process for minimizing the required number of normal transport routes (see FIG. 17B).
[0074]
In step S810 of FIG. 18, the necessary number of flights is allocated in accordance with the priority order of the routes in order from the transportation vehicle with the earliest possible departure time. For example, in FIG. 19B, the number of flights required for the route R3 with the highest priority is two flights of type α transport vehicles, two flights of type β transport vehicles, and transport vehicles of type γ. Since there are two flights, the required number of flights is allocated to the transporting mobile units allocated to the transport section F1T2 in the order of early departure time in (A). The result is shown in (C), and a
[0075]
In step S810 of FIG. 18, when a transportation vehicle is allocated for each route, products of the product classification pattern are extracted according to the production completion time from the route with the highest priority to the transportation vehicle with the earliest possible departure time. Then, it is assigned to the transporting mobile body (step S812). An example of this is shown in FIG. In the top row, the products to be transported on the planned date are shown according to the scheduled shipping time. The circled product is a product changed from the normal route to the express transportation route.
Below that, the transportation plan for the route R3 having the highest priority is shown. The transportation vehicle having the earliest possible departure time on the route R3 is a carrier car 004 (see FIGS. 19A and 19C), and can start from 8:00 (see FIG. 7A). It has been shown. The
Similarly, the loaded products are assigned to the transportation vehicles for each route R3 or each route R1, R4, R2.
In step S814 in FIG. 18, it is determined whether all products to be transported in the transport section have been allocated in step S812. When it determines with NO, it transfers to step S826. On the other hand, when it determines with YES, it transfers to step S816.
[0076]
In step S816, the departure time of the transportation vehicle is calculated. For example, in FIG. 20, since the last available shipment time of C12 among the products assigned to the
In step S818, it is determined whether the departure time calculated in step S816 satisfies the set constraint condition. Here, it is determined with reference to the transportation vehicle information whether the departure time is within the possible departure time range of each transportation vehicle. Further, with reference to the section information, the base business time information, and the loading / unloading work time information, it is determined whether or not it is possible to arrive within the business hours of the base and unload it when departing at the departure time. If the determination result of NO is obtained, the process proceeds to step S826. On the other hand, if a determination result of YES is obtained, the process proceeds to step S820.
[0077]
As a result of the assignment as described above, in step S820, whether or not the sum of the time from the scheduled production completion time of the product to the departure time for all products is shorter than the assignment results obtained so far. Determine. If the determination result of YES is obtained, the process proceeds to step S822, and is temporarily registered as a transportation plan. On the other hand, if a determination result of NO is obtained, the process proceeds to step S826.
[0078]
In the subsequent step S826, (1) the product assigned to the transportation vehicle in step S812 is replaced and changed as much as possible, and the process returns to step S814 to repeat a series of processes, or (2) the transportation movement in step S804. The transportation section to which the body is assigned is changed, and the process returns to step S806 to repeat a series of processes. If it is determined in step S824 that the processing has been performed for the set number of times, the obtained best allocation result is adopted as a transportation plan in step S828. In the above transportation planning process, it is effective to use a genetic algorithm, and an optimal transportation plan can be obtained even within the set number of times in step S824.
[0079]
The transportation plan planned by the transportation plan planning means 14 is stored in the transportation plan storage means 46.
The transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is output to the
Further, the transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is also output to the product delivery date communication means 18 to calculate when each product is delivered to the store based on the transportation plan. Contact your dealer.
[0080]
(Second Embodiment) Next, the second embodiment will be described. The second embodiment is intended for a case where a partial section included in a route (which may be a route itself) and a partial section included in another route can be connected in a recurring manner within a certain required time. That is, the transport mobile information storage means 30 includes a return transport mobile shown in FIG. 7B and a transport mobile that can be used but is not a return transport (start transport mobile). The transportation plan that preferentially uses the mobile body for return transportation when the transportation plan is memorized.
[0081]
With reference to the flowchart of FIG. 21, the procedure of the transportation plan planning process of the second embodiment performed by the
In the first step S12, the product route information temporary creation means 8 integrates the information in the transport product information storage means 26 and the information in the route information storage means 28, and temporarily creates product route information. Since this product route information provisional creation process is the same as that of the first embodiment, a duplicate description is omitted.
[0082]
In the subsequent step S14, the temporary express route necessary flight temporary calculation means 10 adds the information in the transport mobile information storage means 30, the information in the product classification pattern storage means 32, and the information in the product temporary route information storage means 36. Based on this, for each express transportation route, the flights necessary for transporting the product to be transported by that route are provisionally calculated.
[0083]
Since most parts of the temporary transportation route required flight temporary calculation processing of the second embodiment overlap with those of the first embodiment, the procedure will be described with reference to the flowchart of FIG.
In step S402, a product is extracted for each route from the product route information. This processing is not different from the first embodiment.
Next, in step S404, a transportation mobile body is allocated for each route based on the transportation mobile body information. At this time, both the return transportation mobile body and the departure transportation mobile body are assigned to the route. In addition, if it allocates for every route, it will allocate automatically for every partial area. For example, a transportation vehicle assigned to the route R1 or the route R2 is automatically assigned to the section F1 → T1. The transportation vehicle assigned to the route R3 is automatically assigned to the section F1 → T2. The transportation vehicle assigned to the route R4 is automatically assigned to the section F1 → D1.
FIG. 22 illustrates information on the transportation vehicles allocated for each route (each partial section). For example, in the express transportation route R1 (section F1 → T1) in the transportation section F1T1, there are two transportation vehicles of type α that first depart from the production factory F1 ("out" indicating the forward path is given). , Three transportation vehicles of type β and three transportation vehicles of type γ are allocated. In addition, in the express transportation route R3 (section F1 → T2) of the transportation section F1T2, two transportation vehicles of type α, two transportation vehicles of type β, and transportation vehicles of type γ are included. 2 units, first return from the production plant F2 and return from the production plant F1 (with a “return” indicating the return path), two return transportation vehicles of type α, return of type β Three transportation vehicles and three return transportation vehicles of type γ are allocated.
[0084]
In step S406 of FIG. 12, according to the product classification pattern, the transporting mobile body assigned to the express transportation route in step S404 is assigned to the product to be transported by the express transportation route in step S402. In this case, if the same type of transportation vehicle is transported by the same express transportation route, the return transportation vehicle is preferentially assigned. Then, an allocation relationship is searched for which classification of products should be loaded in which type of carrier car.
[0085]
As a result of the allocation as described above, in step S408, it is determined whether or not the transportation can be performed with a smaller number of transportation vehicles than the allocation results obtained so far. If the determination result of YES is obtained, the process proceeds to step S410, and is temporarily registered as a necessary flight for each route. On the other hand, if a determination result of NO is obtained, the process proceeds to step S412.
[0086]
In subsequent step S414, the above-described series of processing is repeated until it is determined in step S412 that the set number of times has been reached while changing the express transportation route to which the transportation vehicle is allocated in step S404. If it is determined in step S412 that the processing has been performed for the set number of times, in step S416, the obtained best allocation result is provisionally calculated as a necessary flight for each express transportation route.
[0087]
The information on the required flights for each express transport route temporarily calculated by the express transport route required flight temporary calculation means 8 is stored in the express transport route required flight information storage means 38. Information in the express transport route necessary flight information storage means 38 is illustrated in FIG. For example, for the route R1 (section F1 → T1), as shown in (A), it is assumed that two transportation vehicles of the kind of forward route α are required. The number of flights required for a transport vehicle of type α is two. Also, as shown in (A), among these two types of transportation vehicles of type α, one product is loaded with five products classified as (B, B, B, C, C). It is shown that two products classified as (A, B) are loaded on the table.
On the other hand, for route R3 (section F1 → T2), as shown in (A), it is assumed that two transportation vehicles of the return path type α are required. The required number of transportation vehicles for the road type α is two. In (A), among these two kinds of return transportation vehicles of type α, one product is loaded with five products of the classification (B, B, B, C, C). Is shown to load three products of classification (A, B, C).
FIG. 24B shows an example in which the results are summarized for the patrolable section. In transport area A1, there are 6 units for section F1 → T2 (route R3), 5 units for section F1 → D1 (route R4), and 4 units for section D1 → T1 (route R6). In the transport area A2, eight vehicles are used for the section F2 → T1 (route R5), four cars are used for the section F2 → D2 (route R6), and the section D2 → T2 ( It is exemplified that it is necessary to prepare a total of 17 transportation vehicles for route R4).
[0088]
In step S16 of FIG. 21, the normal transportation route necessary
[0089]
With reference to the flowchart of FIG. 25, the procedure of the normal transportation route number minimization process will be described. Since many parts are carried out in the same manner as the normal transportation route number minimization process (see FIG. 14) of the first embodiment, duplicate explanations are omitted for those parts.
[0090]
If step S162 and step S164 are performed in the same manner as in the first embodiment, the determination process of step S166 is performed. For example, in FIG. 23A, the second loaded product (A, B) of the type α transportation vehicle on the route R1 and the second loaded product (B, B) of the type γ transportation vehicle. B, C), the second loaded product (A, B, C) of the transportation vehicle of type α on route R3, and the second loaded product (B) of the transportation vehicle of type β. The number of stacks in the stacking classification pattern shown in FIG. 9 is not reached. In such a case, YES is determined in step S166, and the process proceeds to step S168 to extract such a flight. An example extracted from FIG. 22 and FIG. 23 (A) for the return transportation mobile of route R3 is shown in FIG. 26 (A).
[0091]
In this embodiment, step S169 is added. Here, the loading margin of the transporting mobile body engaged in the express transport and the stacking classification pattern of the returning transporting mobile body not engaged in the express transport are aggregated to arrange the loading margin. The transportation mobile body engaged in express transportation here is the transportation body for flights extracted in step S168. Moreover, the mobile body for return transportation which does not engage in express transport is a mobile body for transportation which returns by an empty load without being loaded with a product. For example, in FIG. 22, the return transportation mobiles assigned to the route R3 have two types α, three types β, and three types γ, whereas in FIG. The number of flights required for R3 is 2 types of return transportation mobiles α, 2 types β, and 2 types γ, so one type β of return transportation mobiles and one type The product is not loaded on the γ return transportation mobile body, and it will return with an empty load. The transporting mobile body that returns with these empty loads is also shown in FIG.
If there is a load margin for transporting vehicles engaged in express transportation, the number of transporting vehicles required for normal transportation will increase unless it is used.
If there is a return transportation vehicle that does not engage in express transportation, it may be used preferentially for normal transportation. However, in this embodiment, the return transportation vehicle is limited to the express transportation route. And will not return the normal transportation route. For this reason, the return transportation vehicle is used to arrange the load margin. In this case, it is cheaper to transport by the express transportation route using the return transportation vehicle than to perform the normal transportation using the transportation vehicle other than the return transportation vehicle. Therefore, if there is a transportation vehicle that returns with an empty load, the product is loaded and transported there, so that a product to be changed from a product that is sufficient for normal transportation is searched.
The products to be searched from the products that are sufficient for the normal transportation route are products of the loading pattern of the transporting mobile body engaged in express transportation and the product of the transport pattern of the transporting mobile body that returns by empty load, which are integrated in step S169. And organize.
[0092]
In step S170 of FIG. 25, the products allocated to the flights extracted in step S168 are collected for each express transport route. FIG. 26B shows an example in which the loaded products of the flights of route R3 extracted in (A) are collected.
In step S172, a possible product classification pattern is searched for in consideration of the type of the transportation vehicle for the flight extracted in step S168 and the products collected in step S170. According to the product classification pattern shown in FIG. 9, the product classification pattern of (A, B, C, C, C) is applied to the type α return transportation vehicle as shown in FIG. Loading (C, C, C, C, C, C) on the two types β of return transportation mobiles, and (B, B) , C, C, C), or a classification classification of (A, B, C, C, C) on a transportation vehicle of type α as shown in (C-2). The pattern is loaded, and the classification classification pattern (C, C, C, C, C, C) is loaded on one type β transportation mobile body, and the one type β transportation mobile body ( B, B, B, C, C) loading classification patterns are loaded, and (B, B, C, C, C) loading classification patterns are loaded on a moving vehicle for return transportation of type γ. Combination It is search.
Therefore, in step S174, the searched product classification pattern having the largest number of loads is selected. In the above example, the total number of products of the four transporting mobile bodies loaded in FIG. 26 (C-1) is 22, whereas the loading of four transporting mobile bodies is (C-2). The total number of products is 21. From these two examples, the combination classification pattern (C-1) is selected.
[0093]
In subsequent step S176, a search is made as to whether or not there is a product with a classification that matches the product classification pattern selected in step S174 among the products that are transported on the normal route in the same transportation section as the transportation vehicle extracted in step S168. To do. In order to load with the product classification pattern of FIG. 26 (C-1) selected in step S174, one circled category B product and 17 category C products are required. A summary of this is shown in (D-1). Therefore, one product of class B and 17 products of class C are searched from products transported by the normal route R4 of F1T2 which is the transport section of route R3. If the search is successful (YES in step S176), one product of category B and 17 products of category C are temporarily allocated to the transportation vehicle extracted in S168, and a route through which these products are transported is assigned. “Normal transport” is changed to “Express transport” (step S182).
In step S184, the product of the ordinary route is calculated by subtracting the product changed to the express transportation route in step S182. In this calculation process, the product changed to the express transportation route is determined based on the information in the transportation vehicle information storage means 30, the information in the product classification pattern storage means 32, and the information in the product temporary route information storage means 36. Recalculate the flights required to transport all products after deduction.
[0094]
On the other hand, if “NO” in the step S176, the process proceeds to a step S178 to determine whether or not there is a stacking classification pattern having the next largest number of loads, and in the case of “NO”, the necessary number of normal routes is minimized. Exit. In the case of YES, the process proceeds to step S180, and the product classification pattern is selected. In the above example, the product classification pattern of FIG. 26 (C-2) is selected. Then, returning to the process of step S166, four products of category B and 13 products of category C shown in FIG. If these products can be searched (YES in step S176), the four classification B products and the thirteen classification C products are temporarily allocated to the transportation vehicle extracted in S168, and these products are transported. The route is changed from “normal transport” to “express transport” (step S182), and the product changed to the express transport route is subtracted to calculate the flights of the normal transport route (step S184).
[0095]
The result of the series of processing is reflected in the information in the product route information storage means 36.
The result of the series of processing is also reflected in the information in the express transport route necessary flight information storage means 38. This example is shown in FIG. 27. In (A), the second loaded product of the transport vehicle of type α on route R1 is (A, B, C, C, C), and transport of type γ. (B, B, C, C, C) is the second loaded product of the moving object. As a result, it can be seen that in (B), the required number of flights of the normal route R2 of type β for transportation is reduced from three flights illustrated in FIG. 23 (B) to two flights. Also, in (A), the second loaded product of the transport vehicle of type α on route R3 is (A, B, C, C, C), and the second load of the transport vehicle of type β is loaded. The product is (C, C, C, C, C, C). Regarding the route R3, as described above, products are assigned to one type β transportation vehicle and one type γ transportation vehicle. As a result, in (B), the required number of transportation vehicles for type β of route R3 is increased from two to three flights illustrated in FIG. 23 (B), and the necessary number of transportation vehicles for type γ is also increased. It can be seen that the number of flights has increased from two to three. On the other hand, the number of flights required for transportation of type α on the normal route R4 is reduced from two to one, the number of flights required for transportation of type β is decreased from two to zero, and transportation of type γ It can be seen that the required number of flights for the mobile vehicle has decreased from 1 flight to 0 flights.
FIG. 24C shows an example in which the results are summarized for the patrollable section. In (B), in transportation area A1, it was necessary to prepare six transportation vehicles for section F1 → T2 (route R3), but section F2 → T1 (route R5) from transportation area A2. ), The number of vehicles is reduced to zero. In (B), it was necessary to prepare five transportation vehicles for the section F1 → D1 (route R4), but the return transportation vehicles for the section D1 → T1 (route R6) Since it can be used, the number is reduced to one. Therefore, it is supposed that a total of five transporting mobile bodies may be prepared in the transport area A1. Also in the transport area A2, in (B), it was necessary to prepare four transporting mobile bodies for the section F2 → D2 (route R6), but the return of the section D2 → T2 (route R4) Since transportation vehicles can be used, the number is reduced to zero. Therefore, it is supposed that a total of 13 transporting mobile bodies may be prepared in the transport area A1.
[0096]
As a result of performing the required number of normal transportation routes in this way, the number of transporting mobile units can be reduced while securing the number of flights necessary for all routes. Therefore, the transportation cost can be reduced as a whole. In addition, the space required for transportation work, such as a space for transportation vehicles at the shipping site, can be reduced.
Further, since the product that should have been normally transported is changed to be transported by express transport, the delivery time of the entire product can be shortened. Cash flow can be increased by shortening the transportation time.
[0097]
When the operation for minimizing the required number of ordinary routes is performed, in step S18 of FIG. 21, the transportation
At this time, reference is also made to the information in the section information storage means 40, the base business hours information storage means 42, and the information in the loading / unloading work time information storage means 44.
[0098]
Since most parts of the transportation plan planning process of the second embodiment overlap with those of the first embodiment, the procedure will be described with reference to the flowchart of FIG. Only the differences will be described below.
In step S810, the necessary number of flights is allocated in accordance with the priority order of the routes in order from the transporting vehicle with the earliest possible departure time. Here, priority is given to the mobile for return transportation. For example, as shown in FIG. 27B, the number of flights required for the route R3 having the highest priority is 2 flights of the type α transport mobile, 3 flights of the type β transport mobile, and type γ of the transport move from FIG. Since there are 3 return flights, and there are return transportation vehicles, all the return transportation vehicles assigned to the transport section F1T2 in FIG. .
[0099]
The transportation plan planned by the transportation plan planning means 14 is stored in the transportation plan storage means 46.
The transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is output to the
Further, the transportation plan stored in the transportation plan storage means 40 is also output to the product delivery date communication means 18 to calculate when each product is delivered to the store based on the transportation plan. Contact your dealer.
[0100]
As described above, when both the return transportation mobile body and the departure transportation mobile body are available, the return transportation mobile body is preferentially used. It is possible to reduce the number of transporting mobile bodies that return with an empty load, and to suppress the number of starting transporting mobile bodies, thereby further reducing the transport cost.
[0101]
Specific examples of the present invention have been described in detail above, but these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and changes of the specific examples illustrated above.
In the present embodiment, an automobile is cited as a product, but the present invention is not limited to this. It can be applied to any product that needs to be considered for integration. Moreover, although the carrier car was employ | adopted as a mobile body for transport, various transport means, such as a truck, a train, and an aircraft, are employable.
In the present embodiment, the planning target period is set to one day, but is not limited to this. For example, it can be set to an arbitrary period such as 3 days or 1 week.
In the present embodiment, an express transport route that transports by land without using a relay station and a normal route that transports by sea using a relay point are set in the transport section. However, the method for setting the express transportation route and the ordinary route is not limited to this, and various methods can be set according to the transportation form of the product. For example, an express transportation route by an expressway and an ordinary route by a general road can be set. Alternatively, the route can be set by changing the transportation vehicle such as an express transportation route by air mail and a normal route by rail.
In the present embodiment, the transportation plan is formulated in accordance with the procedure of the flowchart of FIG. 18, but the transportation planning method is not limited to this. Various appropriate techniques can be employed.
The technical elements described in this specification or the drawings exhibit technical usefulness alone or in various combinations, and are not limited to the combinations described in the claims at the time of filing. In addition, the technology illustrated in the present specification or the drawings achieves a plurality of objects at the same time, and has technical utility by achieving one of the objects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of a transportation area.
FIG. 2 is a diagram showing a system configuration of a transportation planning apparatus.
FIG. 3 is a diagram illustrating a data configuration example of production product information.
FIG. 4 is a diagram illustrating a data configuration example of type / classification information;
FIG. 5 is a diagram showing a data configuration example of transport product information.
FIG. 6 is a diagram illustrating a data configuration example of route information.
FIG. 7 is a diagram illustrating a data configuration example of transportation mobile object information.
FIG. 8 is a diagram showing information on a transportation vehicle allocated for each route.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a product classification pattern.
FIG. 10 is a flowchart showing a procedure of a transportation plan planning process.
FIG. 11 is a diagram illustrating a data configuration example of product route information.
FIG. 12 is a flowchart showing a procedure of express transportation route required flight provisional calculation processing.
FIG. 13 is a diagram showing a data configuration example of express transport route necessary flight information.
FIG. 14 is a flowchart showing a procedure of a process for minimizing the number of ordinary transport routes.
FIG. 15 is a diagram schematically showing the contents of a process for minimizing the number of flights required for a normal route.
FIG. 16 is a diagram illustrating a data configuration example of product route information after a product for normal transportation is searched.
FIG. 17 is a diagram showing express transport route required flight information reflecting the result of the process for minimizing the required number of normal transport routes.
FIG. 18 is a flowchart showing a procedure of a transportation plan planning process.
FIG. 19 is a diagram showing an example in which transportation vehicles allocated by transportation section are rearranged in order of early departure time.
FIG. 20 is a diagram showing an example of a transportation plan.
FIG. 21 is a flowchart showing a procedure of a transportation plan planning process.
FIG. 22 is a diagram illustrating an example of a transportation mobile body assigned to each route (each partial section).
FIG. 23 is a diagram showing a data configuration example of express transport route necessary flight information.
FIG. 24 is a diagram showing a patrolable partial section.
FIG. 25 is a flowchart showing a procedure of a process for minimizing the number of ordinary transport routes.
FIG. 26 is a diagram schematically showing the contents of a process for minimizing the number of flights required for a normal route.
FIG. 27 is a diagram illustrating an example of product route information in which a result of a process for minimizing the required number of normal transport routes is reflected.
FIG. 28 is a diagram schematically showing an outline of processing according to the present invention.
[Explanation of symbols]
6: Transportation planning device,
8: Product route information creation means,
10: Temporary calculation means required for express transportation routes,
12: Means for minimizing the required number of ordinary transport routes,
14: Transportation planning means
22: Production product information storage means,
24: Type / classification information storage means,
26: Transportation product information storage means,
28: Route information storage means,
30: Mobile information storage means for transportation,
32: product classification pattern storage means,
34: Patrolable partial section information storage means,
36: Product route information storage means,
38: Express transportation route required flight information storage means,
40: Transportation plan storage means
Claims (5)
輸送するべき製品と、その種類と、特急輸送の要否を対応付けて記憶している輸送製品群記憶手段と、
利用可能な輸送用移動体と、その種類を対応付けて記憶している輸送用移動体群記憶手段と、
製品種類と製品分類を対応付けて記憶している種類/分類記憶手段と、
輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターンを対応付けて記憶している積合せ分類パターン記憶手段と、
輸送製品群記憶手段に記憶されている製品とその種類と特急輸送の要否と、輸送用移動体群記憶手段に記憶されている輸送用移動体とその種類と、種類/分類記憶手段に記憶されている製品種類と製品分類と、積合せ分類パターン記憶手段に記憶されている輸送用移動体の種類と積合せ分類パターンを利用し、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する特急輸送ルート台数算出手段と、
特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるときに、普通輸送ルートで輸送する製品の中から、その余裕に適合する分類の製品を探索する製品探索手段と、
製品探索手段が探索した製品を、普通輸送ルートから特急輸送ルートに変更するルート変更手段と、
ルート変更後も普通輸送ルートに対応して記憶されている製品群を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する普通輸送ルート台数算出手段と、を備える輸送用移動体のルート別種類別の台数計算装置。A device that calculates the number of transportation vehicles required for each route when an express route and a normal route are set for the same transportation section,
A transport product group storage means for storing a product to be transported, its type, and necessity of express transport in association with each other;
A transportation vehicle group storage means for storing the transportation vehicles that can be used and the types thereof in association with each other;
A type / classification storage means for storing product types and product categories in association with each other;
A product classification pattern storage means for storing a type of transport vehicle and a product classification product pattern that can be mixedly mounted on the transport vehicle of that type;
Products stored in the transport product group storage means, their types, necessity of express transport, transport mobile bodies stored in the transport mobile group storage means, types thereof, and stored in the type / classification storage means Necessary for transporting products to be transported by express transport route using the product types and product classifications that have been stored, and the types and product classification patterns of the transportation vehicles stored in the product classification pattern storage means. Express transportation route number calculation means for calculating the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of various transportation vehicles;
A product search means for searching for a product of a classification suitable for the margin among the products transported by the normal transportation route when there is room in the loading space of the transportation vehicle transported by the express transportation route;
A route change means for changing the product searched by the product search means from a normal transportation route to an express transportation route;
Calculate the number of transportation vehicles by type to minimize the number of transportation vehicles required to transport the stored product group corresponding to the ordinary transportation route after the route change Means for calculating the number of transportation vehicles by route according to route type.
特急輸送ルート台数算出手段と普通輸送ルート台数算出手段のそれぞれは、必要な輸送用移動体のうちの出発輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出することを特徴とする請求項1の台数計算装置。The mobile group storage means for transportation classifies the mobile body for transportation by classifying it into a mobile body for return transportation and a mobile body for departure transportation,
Each of the express transportation route number calculation means and the ordinary transportation route number calculation means calculates the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of departure transportation vehicles among the required transportation vehicles. The number calculating device according to claim 1, wherein
コンピュータによって、輸送するべき製品と、その種類と、特急輸送の要否を対応付けている輸送製品群データを読出す工程と、
コンピュータによって、利用可能な輸送用移動体と、その種類を対応付けている輸送用移動体群データを読出す工程と、
コンピュータによって、製品種類と製品分類を対応付けている種類/分類データを読出す工程と、
コンピュータによって、輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターンを対応付けている積合せ分類パターンデータを読出す工程と、
コンピュータによって、読出された前記データ、即ち、輸送するべき製品とその種類と特急輸送の要否と、利用可能な輸送用移動体とその種類と、製品種類と製品分類の対応付けと、輸送用移動体の種類とそれに対応する積合せ分類パターンを利用に基づいて、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する工程と、コンピュータによって、特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるかないかを判別し、余裕があるときに普通輸送ルートで輸送する製品の中からその余裕に適合する分類の製品を探索する工程と、
コンピュータによって、前記工程で探索された製品の輸送ルートを、普通輸送ルートから特急輸送ルートに記憶しなおす工程と、
コンピュータによって、普通輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する工程と、を備える輸送用移動体のルート別種類別の台数計算方法。When a limited express route and a normal route are set in the same transport section, a computer calculates the number of transport vehicles required for each route by type,
A step of reading, by a computer, transport product group data in which products to be transported, their types, and necessity of express transport are associated with each other;
A step of reading out the transportation vehicles that can be used by the computer and the transportation vehicle group data associated with the types of transportation vehicles;
Reading out the type / classification data that associates the product type with the product classification by a computer;
A step of reading, by a computer, product classification pattern data associating a type of transport vehicle with a product classification product pattern that can be mixed with the transport vehicle of that type;
The data read out by the computer, that is, the product to be transported, its type, necessity of express transport, the available transportation vehicles and their types, the correspondence between the product type and the product classification, and the transportation By type of mobile unit that minimizes the number of mobile units required for transporting products to be transported by express transport route based on the use of the types of mobile units and the corresponding classification pattern Using the process of calculating the number of units and a computer, it is determined whether there is room for the loading space of the transportation vehicle to be transported on the express transportation route. Searching for a product with a classification that conforms to
Re-storing the transport route of the product searched in the above step from the normal transport route to the express transport route by a computer;
A route for a transportation vehicle comprising: calculating, by computer, the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of transportation vehicles required to transport a product to be transported by a normal transportation route; Number calculation method by different type.
輸送するべき製品と、その種類と、特急輸送の要否を対応付けている輸送製品群データを読出す処理と、
利用可能な輸送用移動体と、その種類を対応付けている輸送用移動体群データを読出す処理と、
製品種類と製品分類を対応付けている種類/分類データを読出す処理と、
輸送用移動体の種類と、その種類の輸送用移動体に混載可能な製品分類の積合せパターンを対応付けている積合せ分類パターンデータを読出す処理と、
読出された前記データ、即ち、輸送するべき製品とその種類と特急輸送の要否と、利用可能な輸送用移動体とその種類と、製品種類と製品分類の対応付けと、輸送用移動体の種類とそれに対応する積合せ分類パターンに基づいて、特急輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する処理と、
特急輸送ルートで輸送する輸送用移動体の積載スペースに余裕があるかないかを判別し、余裕があるときに普通輸送ルートで輸送する製品の中からその余裕に適合する分類の製品を探索する処理と、
前記処理で探索された製品の輸送ルートを、普通輸送ルートから特急輸送ルートに記憶しなおす処理と、
普通輸送ルートで輸送するべき製品を輸送するのに必要な輸送用移動体の台数を最少とする輸送用移動体の種類別台数を算出する処理と、を実行させる輸送用移動体のルート別種類別の台数計算用プログラム。A program for calculating the number of transportation vehicles required for each route when an express transportation route and a normal transportation route are set in the same transportation section.
A process for reading transport product group data in which products to be transported, their types, and necessity of express transport are associated with each other;
A process of reading the transport vehicle group data associated with the available transport vehicles and their types;
A process of reading out the type / classification data in which the product type is associated with the product classification;
A process of reading product classification pattern data that associates the type of transport vehicle with a product classification product pattern that can be mixedly mounted on the transport vehicle of that type;
The read data, that is, the product to be transported, its type, necessity of express transport, available transport vehicles and their types, correspondence between product types and product classifications, Processing to calculate the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of transportation vehicles required to transport the products to be transported by the express transportation route based on the type and the corresponding product classification pattern When,
A process to determine whether there is room in the loading space for transporting vehicles to be transported on the express transport route, and to search for products with classifications that meet the allowance from products transported on the normal transport route when there is room When,
A process of re-storing the transport route of the product searched in the above process from the normal transport route to the express transport route;
A method for calculating the number of transportation vehicles by type that minimizes the number of transportation vehicles required for transporting products to be transported by the normal transportation route, and the type of transportation vehicles by route for executing the processing. Another number calculation program.
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JP2003182903A JP2005015169A (en) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | Number counting device for every type of moving body for transporting, and transportation planning device |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013136421A (en) * | 2011-12-27 | 2013-07-11 | Jfe Steel Corp | Transportation plan creation device, transportation plane creation method, and program for creating transportation plan |
JP5975161B1 (en) * | 2015-09-18 | 2016-08-23 | 富士ゼロックス株式会社 | Display device, management device, management system, and program |
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2003
- 2003-06-26 JP JP2003182903A patent/JP2005015169A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013136421A (en) * | 2011-12-27 | 2013-07-11 | Jfe Steel Corp | Transportation plan creation device, transportation plane creation method, and program for creating transportation plan |
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JP2017059107A (en) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | Display device, management device, management system and program |
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