JP2005013418A - 油吸収マット - Google Patents

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Mitsuhiro Hoshikawa
光宏 星川
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Abstract

【課題】確実に油水を捕捉することができるとともに油水吸収量を大きくし、油水吸収能力が向上された油吸収マットを提供する。
【解決手段】親水性および親油性を有する不織布から成り、油水捕捉性が高い2枚の表面シート25a,25b間に、油水吸収性の高い綿状パルプから成る油水吸収体26を介在して、シート状のマット本体21を構成する。マット本体21は、油水に対して不透過性を有する材料から成る滑り止めシート23に乗載され、滑り止めシート23に面状接合シート24によってマット本体21を着脱可能に保持する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食店などの業務用厨房および工場の作業室の出入り口などの通路の床に敷設され、付着した油および水を確実に捕捉して吸収することができる油吸収マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食店などの業務用厨房内では、調理によって水および食用油が飛散するため、厨房内の床面は飛散した水や油によって汚損される。このような厨房は、客室に隣接し、出入り口を介して接客担当者などが厨房と客室との間を頻繁に往復して通行する。そのため、厨房内で接客担当者などの靴の裏面に付着した水および油は客室に持ち込まれ、客室の床を汚損してしまう。
【0003】
これを防止するために、前記接客担当者などが通行する出入り口や通路の途中に、油吸収マットを設置している。このような油吸収マットの設置によって、接客担当者が厨房および客室間を通行する途中で油吸収マットを無意識に踏み越え、あるいは意識的に靴の裏を拭った後に客室へ向かうことになり、このようにして靴の裏面に付着した水および油が客室に持ち込まれてしまうことを抑制し、客室の床の汚損を防止している。
【0004】
図8は、従来の技術の油吸収マット1を簡略化して示す断面図であり、図8(1)は油吸収マット1の全体の簡略化した断面を示し、図8(2)は油吸収マット1のマット本体2の一部を拡大した断面を示す。油吸収マット1は、合成繊維から成る油吸収体3の両面に、親油性を有する表面シート4a,4bを熱融着させて一体化したシート状のマット本体2と、ゴムなどの液体不透過性材料から成り、前記マット本体2が載置される滑り止めシート5と、滑り止めシート5に固着され、基材に多数のフック状繊維が植設されたマジックテープ(登録商標)などとも呼ばれる面状ファスナテープによって実現され、マット本体2の前記滑り止めシート5に臨む一方の表面シート4bに係着する面状接合シート6とを有する(たとえば、特許文献1,2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−248452号公報
【特許文献2】
特開2000−166852号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、上方に臨む表面シート4aを介して油吸収体3に吸収された油7は、図8(2)に示されるように、油吸収体3内で分散することなく、油吸収体3を構成する前述の繊維間の空隙に塊状となって滞留する。したがって、前記油吸収体3の油に対する捕捉性は良好であるが、その油の吸収速度が小さく、さらにマット本体2の油吸着能力が自重の約5倍程度と低い。したがって、前記通行者の靴の裏面に付着した油を確実に油吸収体3によって吸収することができないという問題がある。
【0007】
また、マット本体2に流れ込んだ油は、マット本体2の表面寄りの表層領域で塊状となって保持されるため、通行者が再び油を保持した部分を踏み付けると、油吸収体3内の油が表面シート4a上に滲み出し、通行者の靴の裏面に付着してしまい、確実に油を捕捉することができないという問題がある。
【0008】
さらに、前記厨房内では、油汚れの発生とともに、油の加熱によってその油から気化した蒸気が発生するため、換気扇などの強制排気装置によって前記油の蒸気を屋外へ排気しているが、油蒸気の臭気が衣服へ付着し、客室へも流れ込んでしまうという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、油および臭気を確実に捕捉し、かつ油吸収量を大きくして、油吸収能力が向上された油吸収マットを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、通路の床に敷設される油吸収マットであって、親水性および親油性を有する不織布から成り、油および水に対して捕捉性が高くかつ吸収性が低い2枚の表面シート間に、綿状パルプから成り、油および水に対して捕捉性が低くかつ吸収性が高い油水吸収体が介在されるシート状のマット本体を含むことを特徴とする油吸収マットである。
【0011】
本発明に従えば、各表面シートは油および水に対して捕捉性が高くかつ吸収性が低い材料によって形成される表面シート間に、油および水に対して捕捉性は低いが吸収性の高い油水吸収体が介在されるマット本体を含んで油吸収マットが構成されるので、表面シートによって通行者の靴の裏面などに付着した油および水を、表面シートによって確実に効率よく捕捉し、この捕捉した油および水を、油水吸収体によって確実に吸着する。
【0012】
このように油および水の捕捉を表面シートによって達成し、油および水の吸収は油水吸収体によって達成するように、油および水の捕捉と吸収との主たる機能を表面シートと油水吸収体とに分けて構成されるので、表面シートによって捕捉された油および水を、油水吸収体の繊維間の空隙全体に浸透させて、油水吸収体の内部で広い範囲に分散し、油水吸収体の表面付近に油が滞留しないようにして、表面シート側への逆流を防止することができる。これによってマット本体の油および水に対する吸収量および吸収速度を向上させて、高い吸収能力を実現し、通行者の靴の裏面への再付着を防止することがきる。
【0013】
また、マット本体の油水吸収体が油および水の一方または双方を吸収して充分な吸収機能が得られなくなって新たなマット本体に交換する必要が生じたとき、その交換に際して、床に敷設される使用済みのマット本体を手指で把持して上方に持上げても、前述したように、前記マット本体は、油および水に対して捕捉性が高くかつ吸収性が低い2枚の表面シート間に、綿状パルプから成り、油および水に対して捕捉性が低くかつ吸収性が高い油水吸収体が介在されるので、吸収した油および水がマット本体から漏出することがなく、マット本体から滴下した油および水によって、周囲の床および把持した手指などを汚損してしまうという不具合が生じない。
【0014】
請求項2記載の本発明は、油および水に対して不透過性を有する材料から成り、前記マット本体が乗載される滑り止めシートと、
滑り止めシートの一表面に固着され、基材に前記表面シートに係着する複数のフック状繊維が植設された面状接合シートとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、前記マット本体が面状接合シートによって滑り止めシートに係着して着脱自在に接合される。このようにして滑り止めシートにマット本体を接合した状態で、マット本体を滑り止めシートとともに床面に敷設することによって、マット本体が通行者によって踏まれても、床面上で不用意に移動してしまうことなく、一定の位置からずれてしまうことが防がれる。また、マット本体の一部がめくれ上ったり浮き上った状態が発生することなしに、平坦に展開した状態を維持し、通行者の足が引っ掛かることなく、通行者が足の裏面をマット本体に確実に接触させて、前記足の裏面に付着している油および水をマット本体によって捕捉・吸収して拭い取ることができる。
【0016】
さらに、前記面状接合シートは、基材にフック状繊維が植設されるので、このフック状繊維が不織布から成る表面シートの繊維に係着させてマット本体を滑り止めシートに装着し、容易にマット本体を滑り止めシートから剥離することができる。これによってマット本体内の油水吸収体が油および水の一方または双方によって飽和状態となって吸収機能を充分に発揮できなくなったとき、そのマット本体を滑り止めシートから分離して取り外し、新たなマット本体に容易に交換することができる。このようなマット本体の交換時においても、表面シートは油および水に対して捕捉性が高くかつ吸収性が低く、油水吸収体は油および水に対して捕捉性が低くかつ吸収性が高いので、交換作業のためにマット本体を手指で把持して床から上方に持上げても、マット本体から吸収した油や水が漏出して滴下し、周囲の床および把持した手指などを汚損してしまうという不具合が生じない。
【0017】
請求項3記載の本発明は、前記油水吸収体は、各表面シートの密度よりも高い密度を有することを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、油水吸収体は各表面シートよりも高い密度を有するので、マット本体の各表面シートに付着した油および水の一方または双方は、その表面張力および重力などの作用によって、表面シートの前記付着した外側の表面から内側の表面に向かって繊維間の空隙をすばやく移動し、高い吸収速度で内側に吸い込まれされる。こうして表面シートに捕捉された油および水の一方または双方は、表面シートの内側の油水吸収体に付着する。この油水吸収体は、各表面シートよりも密度が高いため、各表面シートに比べて繊維間の空隙が小さい。
【0019】
そのため、油水吸収体に付着した油および水の一方または双方は、表面張力および重力などの浸透作用は同じであっても、前記繊維間の空隙が各表面シートの空隙よりも小さいために油および水の流れに対する粘性抵抗および流動抵抗が大きく、遅い浸透速度で移動する。この移動は、連続した空隙を伝って油水吸収体の表面から内部へ向かって進む。こうして表面シートから油水吸収体の表面に乗り移った油および水の一方または双方は、油水吸収体の内部に向かって拡散し、広い範囲に吸収される。
【0020】
また、油水吸収体に浸透した油および水の一方または双方は、油水吸収体の密度が表面シートの密度よりも高いことによって、前述のように油水吸収体の繊維間の空隙が表面シートの繊維間の空隙よりも小さく、これによって油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方が、油水吸収体の表面から表面シートへ乗り移りにくく、油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方が表面シートから外部へ漏洩することが防がれる。
【0021】
請求項4記載の本発明は、前記各表面シートは、周縁部が相互に接合されていることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、各表面シートの周縁部が接合されるので、油水吸収体に吸収された油および水に一方または双方が各表面シート間から外部へ漏洩することが防がれ、これによってもまた、一旦吸収した油および水の一方または双方を確実に保持して、通行者が油吸収マットを踏んだとき、通行者の靴の裏面に油および水の一方または双方が再付着したり、周囲を汚損するという不具合が生じない。
【0023】
請求項5記載の本発明は、前記油水吸収体には、油および水と反応して粘性を大きくする高分子吸着剤が混合されることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、油水吸収体に吸収された油および水は、高分子吸着剤によって粘度が大きくなってゾル化またはゲル化し、確実に油水吸収体に保持される。これによって油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方が各表面シートの空隙を介して外部に漏洩することが防がれ、通行者が油吸収マットを踏んでも、通行者の靴の裏面に油および水の一方または双方が再付着することが防がれる。また、使用済みのマット本体を新たなものと交換するために使用済みのマット本体を持上げても、油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方が表面シートを介して外部へ漏洩し、周囲を汚損することが防がれる。
【0025】
請求項6記載の本発明は、前記マット本体には、有機物を分解する微生物が添加されることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、マット本体に油および水の一方または双方が吸収されると、その油および水が微生物の生分解作用によって、無害な成分、たとえば二酸化炭素と水とに分解される。このような微生物による油および水の分解では、油および水に混在している食材成分、毛髪および空中浮遊物などの微小な固形物も分解されるので、油水吸収体の飽和吸収量を超えて油および水の一方または双方を吸収することができ、マット本体の貯留能力が増大し、マット本体がシート状の薄い構成でありながら、見掛け体積に対して大きな吸収能力を発現させることができる。しかも、微生物による分解作用によって吸収された有機物のうち分解された物質の分子の大きさは分解前に比べて小さくなるので、油水吸収体内で流動性が高くなり、拡散しやすくなって、
また油水吸収体によって吸収された油および水などに含まれる臭い成分も微生物に分解されるので、臭気の発生が防止される。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の油吸収マット20の構成を簡略化して示す断面図であり、図1(1)は油吸収マット20の全体を簡略化した断面を示し、図1(2)はマット本体21の一部を拡大した断面を示す。本実施の形態の油吸収マット20は、油および水の一方または双方(以下、これを総称して単に「油水」と記す場合がある。)の吸収能力が低下したとき、定期的にまたは不定期的に新たなものと交換されるマット本体21と、このマット本体21を積重された状態で支持する滑り止めシート23と、マット本体21を滑り止めシート23に着脱自在に保持する面状接合シート24とを含む。
【0028】
前記マット本体21は、親水性および親油性を有する不織布から成る2枚の表面シート25a,25bと、各表面シート25a,25b間に介在され、綿状パルプから成る油水吸収体26とを含む。また、前記滑り止めシート23は、油および水に対して不透過性を有する材料、たとえば耐油性および耐水性の高い合成ゴムから成る。面状接合シート24は、滑り止めシート23の上方に臨む一表面27に固着される。
【0029】
図2は、図1に示される油吸収マット20のマット本体21と滑り止めシート23とを分離した状態を示す図であり、図2(1)はマット本体21の側面を示し、図2(2)は滑り止めシート23の側面を示し、図2(3)は滑り止めシート23の平面を示す。前記マット本体21の厚みT1は、2.0〜4.0mmに選ばれる。また、滑り止めシート23の厚みT2は、1.0〜2.5mmに選ばれる。さらに面状接合シート24の厚みT3は、1.0〜1.5mmに選ばれる。さらにまた油吸収マット20の全体の厚みΣT(=T1+T2+T3)は、4.0〜8.0mmに選ばれる。
【0030】
このように全体の厚みΣTが4.0〜8.0mmに選ばれるので、通行者が油吸収マット20上を通過するに際して、油吸収マット20の床面からの突出量が少なくて済み、通行者が油吸収マット20につま先を引っ掛けてつまづくことが防がれ、円滑にかつ安全に通行することが可能である。
【0031】
前記面状接合シート24は、帯状の基材30と、基材30の一表面に植設され、先端部には各表面シート25a,25bに係着することができる略C字状に湾曲したフック状部分が形成される複数のフック状繊維31とを有する。このような面状接合シート24は、マジックテープ(登録商標)などとも呼ばれる面状ファスナテープによって実現され、図2(3)に示されるように、滑り止めシート23の一表面27に四辺の周縁部と、図2(3)の左右方向である長辺方向の中央部と、図2(3)の上下方向である短辺方向の中央部とに、たとえばホットメルト接着剤による接着または縫合によって固着される。
【0032】
面状接合シート24の長手方向に垂直な方向の幅B1は、25〜40mmに選ばれる。四辺の周縁部に固着される面状接合シート23は、その外周縁から滑り止めシート23の外周縁までの間に距離B2をあけて内側に離間した位置に配置される。これによってマット本体21を交換するとき、油および水を吸収した使用済みのマット本体の前記面状接合シート24よりも外側の領域を手指で把持し、手指を油または水で汚損せずに容易に、滑り止めシート23から剥離して、新たなマット本体21と交換することができる。
【0033】
また、マット本体21の周縁部が面状接合シート24によって滑り止めシート23に着脱可能に接合されるので、通行者の靴の裏面がマット本体21に摺接しても、マット本体21が滑り止めシート23から不所望に変位してずれてしまうことが防がれる。
【0034】
図3は、マット本体21を拡大して示す断面図である。前記油水吸収体26と各表面シート25a,25bとの間には、ティッシュ36a,36bがそれぞれ介在される。各ティッシュ36a,36bの通気度は、200〜400cc/cm/secに選ばれ、厚みはそれぞれ0.1〜0.15mmであり、材質としては、セルロースを主体とするクレープ紙が用いられる。
【0035】
このようなティッシュ36a,36bを油水吸収体26と各表面シート25a,25bとの間に介在することによって、油水吸収体26と各表面シート25a,25bとを離間させて、油水吸収体26に吸収された油が各表面シート25a,25bを通過して外側へ逆流し、通行者の靴の裏面を汚損するという不具合を防止することができるとともに、油水吸収体26の繊維が各表面シート25a,25bの孔から外部へ突出することが防がれる。
【0036】
各表面シート25a,25bとして使用される不織布は、繊維の太さが1.5〜9デニール、比重が0.92〜1.4に選ばれたスパンボンド不織布でによって実現される。このスパンボンド不織布は、繊維同士が互いに熱融着して高い引張り強度を有し、繊維自体が油および水に対して濡れ性を有し、これによって親油性および親水性が付与されている。またこの不織布には、全体に微小な凹凸がエンボス加工によって均一に形成される。
【0037】
このエンボス加工による微小な凹凸は、たとえば高さが0.5〜1.0mm、直径が0.5〜1.5mmであってもよい。このような各表面シート25a,25bを用いることによって、各表面シート25a,25bの開口率を油水吸収体26よりも高くすることができ、表面に付着した油を繊維間の空隙によって確実に捕捉して、吸収・通過させ、油水吸収体26へ導くことができる。
【0038】
また、前記エンボス加工による微小な凹凸が形成されるので、この微小な凹凸の凸部が通行者の靴の裏面の溝に嵌まり込み、その溝内に付着している油に接触して捕捉することができ、これによっても油捕捉性が向上されている。
【0039】
前記油水吸収体26は、セルロース系繊維から成るパルプ、もしくはこのパルプとポリエチレンまたはポリプロピレンなどの合成繊維または粉砕状物とを混合したものが用いられ、より好ましくは、セルロース85〜95%、ポリエチレン15〜5%の組成のものが用いられる。具体的には、牛乳およびコーヒなどの飲料水の紙パック容器を粉砕した繊維太さ0.1〜0.5mm、長さが0.1〜5mm程度の撥水性を有するパルプ繊維とポリエチレン繊維との混合物から成る比重が1.1程度の綿状パルプによって実現することができる。またこの他、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、およびコアがポリプロピレン、鞘がポリエステルから成る混合繊維によって実現されてもよく、これらの3種類の繊維の太さは0.1〜0.5mm、長さが0.1〜5mmであって、これらの繊維同士が部分的に熱融着されて比重1.1程度の界面活性された綿状パルプが好ましい。このような面状パルプから成る油水吸収体26は、自重の約10倍の油を吸収することができ、高い油水吸収性を有する。このような油水吸収体26には、吸収した油および水をゾル状またはゲル状に凝固させるため、高分子吸着剤が添加される。
【0040】
図4は、マット本体21の平面図であり、図5は図1〜図3に示される油吸収マット20が厨房の出入り口に敷設された状態を示す斜視図である。本実施の形態において、油吸収マット20の間口方向D1の幅L1は90cmに選ばれ、見込み方向D2の幅L2は60cmに選ばれる。間口方向D1の幅L1は、出入り口開口部39の間口幅L11にほぼ等しく(L1≒L11)、見込み方向D2の幅L2は成人男子の平均的な歩幅程度に選ばれている。間口方向の幅L1は出入り口開口部39の間口幅L11にほぼ等しく選ばれることによって、出入り口開口部39の通行者の脚の通過経路が油吸収マット20上を通過することになる。また、見込み方向D2の幅L2は、成人男子の平均的な歩幅L12程度に選ばれ、これによって出入り口開口部39の通行者は、少なくとも一度は必ず油吸収マット20を踏むことになる。
【0041】
このように油吸収マット20の各幅L1,L2が決定されるので、確実に通行者の靴の裏面に付着した油水を油吸収マット20によって払拭して捕捉し、厨房R1から客室などの隣室R2へ油水が持ち込まれて、隣室R2の床を汚損してしまうことが防がれ、油および水の付着による汚れによって美観が低下してしまうという不具合が防がれ、顧客に与える清潔感の向上が図られる。特に、隣室R2の床にカーペットなどの敷物が敷設されている場合、カーペットが油によって汚損されることが防がれるので、カーペットの汚れを除去するために、そのカーペットを頻繁にクリーニングする必要がなくなり、カーペットのクリーニングに要する手間および費用を格段に少なくして、店舗の経費の節約を支援することができる。
【0042】
図6は、面状接合シート24の具体的構成を示す一部の断面図である。各表面シート25a,25bは不織布によって実現され、その繊維に面状接合シート24のフック状繊維31が係着して、マット本体21が滑り止めシート23に接合されるので、マット本体21には前記面状接合シート23が係着するためのループ状繊維が植設された面状ファスナテープなどの接合部材を設ける必要がなく、安価にマット本体21を実現することができる。
【0043】
以上のように本実施の形態によれば、たとえば業務用厨房と客室との間の通路および出入り口などの床に前述の滑り止めシート23を敷設し、その上にマット本体21を敷設して、油吸収マット20が設置される。前記マット本体21は、前述したように面状接合シート24によって滑り止めシート23に接合されているので、マット本体21が通行者によって踏まれても、床面上でマット本体21が不用意に移動してずれてしまうことが防がれ、定位置に敷設した状態に保たれる。
【0044】
このような油吸収マット20は、マット本体21が通行者によっていわば必然的に踏まれる位置に敷設することによって、通行者の靴の裏面に付着した油水を各表面シート25a,25bによって確実に捕捉し、迅速に通過させて油水吸収体26に導くことができる。また、油水吸収体26は、繊維の長さが0.5〜1.5mm、比重が1.1程度に選ばれるので、繊維間に空隙が各表面シート25a,25bに比べて小さいために大きな表面張力が得られ、これによって油水の吸収速度が高く、吸収した油水を広い範囲に分散させて吸収量を大きくし、かつ油水吸収体26の表面付近に油水が滞留しないようにして、上方に配置される一方の表面シート25a側への逆流を防止し、油水吸収体26の繊維間の空隙全体に油水が分散することによる高い吸収力によって、各表面シート25a,25bおよびティッシュ36a,36bを通過した油水を確実に油水吸収体26内に浸透させることができる。これによってマット本体21の油水吸収量および吸収速度を向上させて、高い吸収能力を実現し、通行者の靴の裏面への油および水の再付着を防止することがきる。
【0045】
また、マット本体21が面状接合シート24によって滑り止めシート23に着脱自在に接合されるので、マット本体21の油水吸収体26が飽和して油水を吸収できなくなったとき、そのマット本体21を滑り止めシート23から剥離して取り外し、新たなマット本体21に容易に交換することができる。
【0046】
さらに、前記油水吸収体26は、各表面シート25a,25bよりも高い密度を有するので、マット本体21の各表面シート25a,25bのいずれか一方に付着した油水は、その一方の表面シートに高い吸収速度で吸収され、この一方の表面シートに吸収された油水は、油水吸収体26によって吸収される。
【0047】
油水吸収体26は、各表面シート25a,25bよりも密度が高いため、各表面シート25a,25bに比べて繊維間の空隙が小さい。そのため、油水吸収体26の表面に付着した油水は、表面張力および重力などの作用によって、連続した空隙内を速やかに移動して拡散し、油水吸収体26内に広い範囲にわたって吸収される。しかも、前述のように油水吸収体26の繊維間の空隙が表面シート25a,25bの繊維間の空隙よりも小さいので、油水吸収体26に吸収された油および水の一方または双方が、油水吸収体26の表面から表面シート25a,25bへ乗り移りにくく、油水吸収体26に吸収された油および水の一方または双方が、表面シート25a,25bから外部へ漏洩することが防がれる。
【0048】
さらに、前記油水吸収体26に吸収された油水は、高分子吸着剤によって粘度が大きくなってゾル化またはゲル化して容易に油水吸収体26から流出することが防がれ、確実に油水吸収体26に保持される。これによって油水吸収体26に吸収された油水が各表面シート25a,25bの空隙を介して外部に流出することが防がれ、通行者が油吸収マット20を踏んで通過しても、通行者の靴の裏面に油水が再付着することがなく、油および水の付着によって周囲が汚損されること防止することができる。
【0049】
さらに、各表面シート25a,25bの周縁部が相互に熱融着またはホットメルト接着剤による接着によって接合されるので、油水吸収体26に吸収された油が各表面シート25a,25b間で露出した油水吸収体26の側部から外部へ漏洩することが防がれ、これによってもまた、油水を確実に保持して、通行者が油吸収マット20を踏み越えたときに、通行者の靴の裏面に油水が再付着するという不具合が生じない。
【0050】
図7は、本発明の実施の他の形態の微生物40による油水の分解作用を模式的に示す図である。前述の実施の形態では、油水吸収体26の綿状パルプに高分子吸着剤を添加して、吸収した油および水を凝集させてゾル状またはゲル状とし、外部への漏洩を防止するようにしたが、本発明の実施の他の形態では、前記マット本体21に有機物を分解する微生物40が添加される。このマット本体21への微生物40の添加は、油吸収マット20の製造時に、各表面シート25a,25bの油水吸収体26に臨む表面に前記微生物40を均一にコーティングして塗布してもよく、あるいは油水吸収体26の綿状パルプに微生物40を含有する水溶液を噴射して分散して塗布してもよい。
【0051】
前記有機物を分解する微生物40としては、有機物の分解を促進するシュードモナス属、ミクロコッカス属、ニトロソモナス属、ムコール属、クロストリジウム属、チオバチルス属などの菌種のうちの1種または複数種を用いることができる。またさらに、有害菌抑止効果の高いストレトブマイセス属、ベニシリウム属、テルモアクチノマイセス属、ノカルジア属などの菌種のうちの1種または複数種を添加してもよい。特に、業務用厨房などにおいては、床が水および油が付着して常に湿潤状態である場合、有機物の分解を促進する微生物として、好気性菌を用いることが好ましい。
【0052】
このようにマット本体21に有機物を分解する微生物40を添加することによって、マット本体21に油および水の一方または双方が吸収されると、その油および水に前記微生物40が接触することによって、油脂分解酵素であるリパーゼ41が産生され、このリパーゼ41によって油脂分42が脂肪酸43(グリセリン)に分解され、脂肪酸43はさらに微生物40の栄養源となって二酸化炭素と水とに分解される。こうして微生物40は水や油分との接触によって活性し、増殖する。微生物40が油水に接触するまでは、微生物の経時劣化はなく、油吸収マット20の使用を開始して油や水が吸収されるまで、微生物による分解は開始されないため、油吸収マット20の長期の保存が可能である。
【0053】
微生物40の働きによって、油および水は結果的には二酸化炭素と水とに分解されるのであるが、油および水に混在している食材成分、毛髪および空中浮遊物などの微小な固形物も分解されるので、油水吸収体26の飽和吸収量を超えて油および水の一方または双方を吸収することができ、マット本体21の貯留能力が増大し、マット本体21がシート状の薄い構成でありながら、見掛け体積に対して大きな吸収能力を発現させることができる。しかも、微生物による分解作用によって吸収された有機物のうち分解された物質の分子の大きさは分解前に比べて小さくなるので、油水吸収体26内で流動性が高くなり、拡散し易くなって、高い吸収能力を達成することができる。また油水吸収体26によって吸収された油および水などに含まれる臭い成分も微生物に分解されるので、油特有の臭気、特に劣化した油から発生する悪臭の発生がなく、また腐敗した水からの臭気の発生も防止することができる。
【0054】
上述の実施の形態では、厨房の出入り口付近に油吸収マット20が敷設されたが、これに限るものではなく、本発明の実施の他の形態では、工場内の床、階段口のフロア、玄関ロビー、および各部屋の出入り口などの通路の油水汚損を生じる場所に、適切な形状を有する油吸収マットを敷設して、頻繁に油吸収マットを交換する手間を少なくし、油水が通行者の靴の裏面に付着して、付近の床などを汚損してしまうことを防止することができる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、各表面シートは高い油水捕捉性を有し、油水吸収体は高い油水吸収性を有し、こうして表面シートと油水吸収体とが個別に特性を有するので、油および水の一方または双方の捕捉性は表面シートによって、また油および水の一方または双方の吸収性は油水吸収体によって確実に達成することができる。これによって通行者の靴の裏面などに付着した油および水の一方または双方を、表面シートによって確実に捕捉し、表面シートを通過した油および水の一方または双方を、油水吸収体の広い範囲に分散させ、油水吸収体の表面付近に油が滞留しないようにして、表面シート側への逆流を防止し、マット本体の油水捕捉性および油水吸収量を向上させて、高い油吸収能力を実現し、通行者の靴の裏面への油および水の一方または双方の再付着を防止することができる。
【0056】
請求項2記載の本発明によれば、マット本体が面状接合シートによって滑り止めシートに着脱自在に接合される。これによってマット本体の油水吸収体が油および水の一方または双方を吸収できなくなったとき、そのマット本体を滑り止めシートから剥離して取り外し、新たなマット本体に容易に交換することができる。
【0057】
請求項3記載の本発明によれば、油水吸収体は各表面シートよりも高い密度を有するので、マット本体の各表面シートのいずれか一方に付着した油および水の一方または双方は、その一方の表面シートに高い吸収速度で吸収され、この一方の表面シートに吸収された油および水の一方または双方は、油水吸収体によって吸収される。油水吸収体は、各表面シートよりも密度が高いため、各表面シートに比べて繊維間の空隙が小さい。そのため、油水吸収体に付着した油および水の一方または双方は、拡散によって広い範囲に吸収させることができる。
【0058】
請求項4記載の本発明によれば、各表面シートの周縁部が接合されるので、油水吸収体に吸収された油が各表面シート間から外部へ漏洩することが防がれ、これによってもまた、油および水の一方または双方を確実に保持して、通行者が油吸収マットを踏んだときに、通行者の靴の裏面に油および水の一方または双方が再付着することが防がれる。
【0059】
請求項5記載の本発明によれば、油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方は、高分子吸着剤によって粘度が大きくなってゾル化またはゲル化し、確実に油水吸収体に保持される。これによって油水吸収体に吸収された油および水の一方または双方が各表面シートの空隙を介して外部に流出することが防がれ、通行者が油吸収マットを踏んでも、通行者の靴の裏面に油および水の一方または双方が再付着することが防がれる。
【0060】
請求項6記載の本発明によれば、微生物の生分解作用によって、油および水が分解され、マット本体の貯留能力および吸収能力が得られ、臭い成分も分解され、臭気の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の油吸収マット20の構成を簡略化して示す断面図であり、図1(1)は油吸収マット20の全体を簡略化した断面を示し、図1(2)はマット本体21の一部を拡大した断面を示す。
【図2】図1に示される油吸収マット20のマット本体21と滑り止めシート23とを分離した状態を示す図であり、図2(1)はマット本体21の側面を示し、図2(2)は滑り止めシート23の側面を示し、図2(3)は滑り止めシート23の平面を示す。
【図3】マット本体21を拡大して示す断面図である。
【図4】マット本体21の平面図である。
【図5】図1〜図3に示される油吸収マット20が厨房の出入り口に敷設された状態を示す斜視図である。
【図6】面状接合シート24の具体的構成を示す一部の断面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態の微生物40による油水の分解作用を模式的に示す図である。
【図8】従来の技術の油吸収マット1を簡略化して示す断面図であり、図8(1)は油吸収マット1の全体の簡略化した断面を示し、図8(2)は油吸収マット1のマット本体2の一部を拡大した断面を示す。
【符号の説明】
20 油吸収マット
21 マット本体
23 滑り止めシート
24 面状接合シート
25a,25b 表面シート
26 油水吸収体
27 滑り止めシート23の上方に臨む一表面
30 基材
31 フック状繊維
39 開口部
40 微生物

Claims (6)

  1. 通路の床に敷設される油吸収マットであって、親水性および親油性を有する不織布から成り、油および水に対して捕捉性が高くかつ吸収性が低い2枚の表面シート間に、綿状パルプから成り、油および水に対して捕捉性が低くかつ吸収性が高い油水吸収体が介在されるシート状のマット本体を含むことを特徴とする油吸収マット。
  2. 油および水に対して不透過性を有する材料から成り、前記マット本体が乗載される滑り止めシートと、
    滑り止めシートの一表面に固着され、基材に前記表面シートに係着する複数のフック状繊維が植設された面状接合シートとを含むことを特徴とする請求項1記載の油吸収マット。
  3. 前記マット本体は、各表面シートの密度よりも高い密度を有することを特徴とする請求項1または2記載の油吸収マット。
  4. 前記各表面シートは、周縁部が相互に接合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の油吸収マット。
  5. 前記マット本体には、油および水と反応して粘性を大きくする高分子吸着剤が混合されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の油吸収マット。
  6. 前記マット本体には、有機物を分解する微生物が添加されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の油吸収マット。
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