JP2005013305A

JP2005013305A - Physical function evaluation device

Info

Publication number: JP2005013305A
Application number: JP2003178992A
Authority: JP
Inventors: Hideki Sasaki; 佐々木　　秀樹; Norio Nakano; 紀夫中野; Kazunori Araki; 和典荒木
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2003-06-24
Filing date: 2003-06-24
Publication date: 2005-01-20

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a physical function evaluation device for objectively and appropriately evaluating the physical function of a subject with a prescribed criterion based on statistics as reference by repeatedly performing reaction exercises. <P>SOLUTION: This physical function evaluation device 10 evaluates and displays the physical function of the subject by the length of reaction time by presenting a plurality of reaction exercises to the subject and measuring a reaction time after the presentation of the reaction exercises till the detection of motions of the subject in response to the exercises. The physical function evaluation device 10 is structured to calculate the standard deviation of the reaction time from the measured reaction time and evaluate the physical function based on the calculated standard deviation of the reaction time. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反応課題を繰り返し行うことによって、統計に基づく尺度を基準として被験者の身体機能を客観的に適切に評価する身体機能評価装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、医療技術の進歩や食生活の向上等により、高齢者の人口が急速に増加しつつあり、いわゆる団塊の世代と言われる人々が高齢者になると４人に１人が高齢者になると予測されている。筋力、柔軟性及び敏捷性等の身体機能は、一般に加齢に伴い減退していくと言われている。この身体機能の低下により、高齢者は、転倒や回避が遅れる等により怪我や事故等に遭い易く、特に、大怪我をした場合にはそのまま寝たきり状態となり、本人やその家族にとって大きな負担となってしまう。
【０００３】
このため、自己の身体機能を予め知っておくことは、重要である。身体機能を測定する装置の一つとして、光源と床反力計とを備えて構成され、光源の点灯からジャンプ動作までの経過時間を被験者の反応時間として測定する測定装置がある。しかしながら、このような装置は、単一刺激に対する単一反応を観測しているだけであり、反応能力を正しく評価し難いと言われている。
【０００４】
そこで、特許文献１では、表示手段と、床反力計と、制御手段とを備えて構成される反応時間計測装置が開示されている。この反応時間計測装置は、キック動作を間接的に指示する刺激内容を表示手段に表示し、表示装置に刺激内容が表示された時から床反力計が反応検知を出力するまでの時間を反応時間として制御手段が計測する。これによって、特許文献１の反応時間計測装置は、被験者が刺激内容をその刺激内容に対応したキック動作に翻訳してからキック動作を行うまでの反応時間を計測することができることから、様々な判断レベルに応じた反応時間が計測可能になり、より日常生活で経験する反応能力に近い反応時間を得ることができるとしている。しかしながら、この特許文献１の反応時間計測装置は、被験者の判断動作を含む反応時間を計測することはできるが、単に反応時間を測定しその反応時間を報知するだけであり、その反応時間が早いのか遅いのか客観的に評価し難い。
【０００５】
そこで、特許文献２では、体重測定手段と、刺激発生手段と、動作検出手段と、時間計測手段と、生体電気インピーダンス測定手段と、演算手段と、記憶手段と、表示手段とを備えて構成される反応時間測定装置が開示されている。この反応時間測定装置は、まず、体重測定手段により測定した被験者の体重と、生体電気インピーダンス測定手段により測定した被験者の生体電気インピーダンスに基づいてＬＭＩ（ＬｅａｎＭａｓｓＩｎｄｅｘ）を求める。また、反応時間測定装置は、刺激発生手段により刺激が発生した時から動作検出手段が動作を検出するまでの時間を反応時間として時間計測手段が計測する。反応時間は、複数回計測され、その平均が求められる。そして、反応時間測定装置は、一般同年代の反応時間を基準タイムとして、演算手段により計測した平均反応時間を基準タイムと比較し、これらＬＭＩ、平均反応時間及び被験者の反応時間における年齢を表示手段に表示すると共に、記憶手段の過去におけるこれらのデータに対する差も表示手段に表示する。これによって、特許文献２の反応時間測定装置は、反応能力の高い時の体重や、最も動き易い体重及び筋肉量や、客観的な反応能力を得ることができるとしている。
【０００６】
【特許文献１】
特開平０８−１８４４７４号公報
【特許文献２】
特開２００２−２１９１１７号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献１の反応時間計測装置では、上述したように、単に反応時間を計測しその反応時間を表示するだけであって、被験者の身体機能を客観的に評価することができない。特に、今日、高度高齢化社会が急速に進展しつつあることから、自己の身体機能を客観的に知り得る装置が必要である。
【０００８】
そして、上述の特許文献２の反応時間計測装置では、上述したように、反応能力の高い時の体重や、最も動き易い体重及び筋肉量や、客観的な反応能力を表示するが、客観的な反応能力は、基準タイムとの差によって判断するものであり、必ずしも適切に評価しているとは言い難い。また、平均反応時間の算出の際に左右両方の反応時間データを総合しており、左右別々の評価はしてない。
【０００９】
本発明は、以上の事情に鑑みて為された発明であり、身体機能を客観的に適切に評価し得る身体機能評価装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る手段では、反応課題を被験者に提示し、反応課題を提示してからそれに応じた被験者の動作を検出するまでの反応時間を計測することによって、反応時間の長短により被験者の身体機能を評価して表示する身体機能評価装置において、計測した反応時間から反応時間の標準偏差を演算し、演算した反応時間の標準偏差から予め求めた統計に基づく尺度を基準として前記身体機能を評価する。
【００１１】
このような身体機能評価装置は、身体機能と相関関係の強い反応時間の標準偏差を用いて身体機能を評価するので、高精度に身体機能を評価することができる。また、身体機能の評価は、予め求めた統計に基づく尺度を基準として行うので、身体機能を客観的に評価することができる。
【００１２】
そして、上述の本発明に係る身体機能評価装置において、前記反応時間は、前記反応課題を提示してからそれに応じた被験者の足上げの動作を検出するまでの時間であって、各足別に計測され、各足別に計測された反応時間に基づいて身体機能を評価して各足別に評価した身体機能を表示する。
【００１３】
このような身体機能評価装置は、被験者の各足別に反応時間を計測するので、各足別に身体機能を評価することができる。また、各足に対する身体機能を比較することができ、左右身体機能の不均衡や偏りを評価することができる。
【００１４】
また、これら上述の本発明に係る身体機能評価装置において、前記反応課題は、異なる複数の刺激に応じて被験者に異なる動作を行わせるものであり、前記反応時間の標準偏差は、検出した被験者の動作が提示した反応課題に対して正解である場合における反応時間のみを用いて演算する。
【００１５】
このような身体機能評価装置は、正解の場合の反応時間のみを用いて反応時間の標準偏差を演算するので、不正解の場合の反応時間を含めて演算する場合よりも正確に身体機能を評価することができる。
【００１６】
さらに、これら上述の本発明に係る身体機能評価装置において、反応課題の全数と正解数とから反応課題に対する正解率を演算し、前記身体機能は、演算した正解率と演算した反応時間の標準偏差とに基づいて前記身体機能を評価する。
【００１７】
このような身体機能評価装置は、正解率も加味して身体機能を評価するので、さらに高精度に身体機能を評価することができる。
【００１８】
また、これら上述の本発明に係る身体機能評価装置において、前記反応課題における提示までの時間をそれぞれランダムにする。
【００１９】
このような身体機能評価装置は、反応課題における提示までの時間を各反応課題ごとにそれぞれランダムにするので、被験者が反応課題の提示を予測する余地を少なくすることができるので、より身体機能による反応時間を計測することができる。そのため、身体機能をより高精度に評価することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。まず、本実施形態の構成について説明する。
（実施形態の構成）
図１は、身体機能評価装置の全体構成を示す図である。図２は、身体機能評価装置の制御演算部の構成を示す図である。
【００２１】
図１において、身体機能評価装置１０は、反応課題に応じた刺激を提示する刺激提示部１３と、この刺激提示部１３の刺激に応じた被験者１の動作の有無を判断するための左右独立型床反力計１１と、刺激提示部１３に反応課題に応じた刺激を提示させ、この左右独立型床反力計１１の出力に基づいて被験者１の動作を検出し、刺激提示部１１に刺激が提示された時から左右独立型床反力計１３で被験者の動作を検出するまでの時間を反応時間として計測し、計測した反応時間から標準偏差を演算して、演算した反応時間の標準偏差から統計に基づく尺度を基準として身体機能を評価する演算制御部１２とを備えて構成される。
【００２２】
左右独立型床反力計１１は、左側床反力計１１Ｌと右側床反力計１１Ｒとを備えて構成される。左側床反力計１１Ｌは、例えば、被験者１の左足が乗る踏み板１１１Ｌと、基板１１３と、踏み板１１１Ｌと基板１１３との間における圧感素子１１２Ｌとを備えて構成され、被験者１の左足による荷重を検出する。同様に、右側床反力計１１Ｒは、例えば、被験者１の右足が乗る踏み板１１１Ｒと、基板１１３と、踏み板１１１Ｒと基板１１３との間における圧感素子１１２Ｌとを備えて構成され、被験者１の右足による荷重を検出する。そして、基板１１３は、左側及び右側床反力計１１Ｌ、１１Ｒで共通の部材となっている。左右独立型床反力計１１は、左側床反力計１１Ｌによって検出した荷重に応じた出力（左側荷重出力）と、右側床反力計１１Ｒによって検出した荷重に応じた出力（右側荷重出力）とを制御演算部１２に出力する。
【００２３】
制御演算部１２は、演算部２１、入力部２２、表示部２３、内部記憶部２４、補助記憶部２６、インターフェース２７及びバス２８を備えて構成される。
【００２４】
入力部２２は、測定が練習であるか本番であるかを指示する練習／本番指示や測定の開始を指示する測定開始指示等の各種コマンド、及び、被験者１を特定するための符号であるＩＤ等の各種データを本身体機能評価装置１０に入力する機器であり、例えば、キーボードやマウス等である。表示部２３は、入力部２２から入力されたコマンドやデータ、測定結果及び評価結果等を表示する機器であり、例えばＣＲＴディスプレイ、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）又は有機ＥＬディスプレイ等である。
【００２５】
内部記憶部２４は、演算部２１が実行するプログラムを補助記憶部２６から読み込むと共に、プログラム実行による各データを一時的に記憶する装置であり、例えばＲＡＭ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）等である。インターフェース２７は、演算部２１による反応課題を刺激提示部１３に提示させるための信号を刺激提示部１３に出力すると共に、左右独立型床反力計１１からの出力（左側荷重出力及び右側荷重出力）を演算部２１に取り込むための回路である。
【００２６】
補助記憶部２６は、例えばハードディスクやメモリカード等のデータを記憶する装置であり、反応課題に対する測定結果とこの測定結果に基づく評価結果とをＩＤに対応付けて記憶する反応課題結果記憶部２６１、及び、測定結果を評価するための統計に基づく評価データを記憶する評価データデータベース記憶部（以下、「評価データＤＢ記憶部」と略記する。）２６２を備えて構成され、本身体機能評価装置１０を動作させるためのプログラム等の各プログラム（不図示）、及び、各プログラム実行後のデータ（不図示）等を記憶する。
【００２７】
演算部２１は、例えば、マイクロプロセッサ等で構成され、反応課題の生成等を行う反応課題生成部２１１、左右独立型床反力計１１からの荷重出力に基づいて被験者１の動作を検出する動作検出部２１２、反応時間の計測を行う反応時間計測部２１３、反応課題の結果に基づいて各種の統計量を演算する統計処理部２１４、演算した統計量に基づいて評価データを基準として身体機能の評価を行う身体機能評価部２１５、及び、反応課題の結果や演算した統計量等を補助記憶部２６に記憶すると共に表示部２３に表示するデータ記録・表示部２１６を備えると共に、演算部２１は、入力部２２、表示部２３、内部記憶部２４、補助記憶部２６及びインターフェース２７を当該機能に応じてプログラムによってそれぞれ制御する。
【００２８】
そして、これら演算部２１、入力部２２、表示部２３、内部記憶部２４、補助記憶部２６及びインターフェース２７は、データを相互に交換することができるようにバス２８でそれぞれ接続される。
【００２９】
また、図２に破線で示すように、必要に応じて、制御演算部１２は、演算部２１が制御可能となるようにバス２８に接続される外部記憶部２５を備えてもよい。外部記憶部２５は、例えば、フレキシブルディスク、ＭＯ（ＭａｇｎｅｔＯｐｔｉｃａｌ）、ＣＤ−Ｒ（ＣｏｍｐａｃｔＤｉｓｃＲｅｃｏｒｄａｂｌｅ）及びＤＶＤ−ＲＷ（ＤｉｇｉｔａｌＶｅｒｓａｔｉｌｅＤｉｓｃＲｅａｄＷｒｉｔｅ）等の記憶媒体との間でデータを読み書きする装置であり、例えば、フレキシブルディスクドライブ、ＭＯドライブ、ＣＤ−Ｒドライブ及びＤＶＤ−ＲＷドライブ等である。そして、各プログラムが格納されていない場合には、これらを記録した記録媒体から外部記憶部２５を介して補助記憶部２６にインストールされるように構成してもよい。さらに、演算した統計量に基づいて身体機能を評価するデータが格納されていない場合やこのデータを更新する場合には、これらを記録した記録媒体から外部記憶部２６を介して補助記憶部２７にインストールされるように構成してもよい。
【００３０】
刺激提示部１３は、制御演算部１１の制御に基づいて反応課題に対応する刺激を提示する装置であり、本実施形態では、例えば、赤色及び緑色の２色の発光ダイオード（ＬＥＤ）を備えて構成され、反応課題に応じて各ＬＥＤが点灯することによって刺激が提示される。
【００３１】
次に、本実施形態の動作について説明する。
（実施形態の動作）
図３は、本実施形態に係る身体機能評価装置の動作を示すフローチャートである。図４は、表示部に表示される入力・結果表示画面の一例を示す図である。
【００３２】
被験者１は、評価を行う前に、自己のＩＤとこれから行う評価が練習であるか本番であるかの選択とを身体機能評価装置１０に入力する。
【００３３】
より具体的には、例えば、不図示の電源スイッチのオンや入力部２２からプログラムの実行が指示されることによって、例えば、図４に示す入力・結果表示画面３０が表示部２３に表示される。
【００３４】
入力・結果表示画面３０は、例えば、入力部２２によって入力された被験者１のＩＤを表示する入力ＩＤ表示部分３１、測定が練習であるか本番であるかを選択すると共に選択結果をその表示色を変化させることによって表示する練習／本番ボタン３２、全刺激回数を表示する全刺激回数表示部分３３、今回の刺激回数を示す刺激回数表示部分３４、反応課題提示部１３における刺激と同様の刺激を表示する刺激表示部分３５、ミリ秒（ｍｓｅｃ）単位で右足反応時間を表示する右足反応時間表示部分及びミリ秒（ｍｓｅｃ）単位で左足反応時間を表示する左足反応時間表示部から成る反応時間表示部分３６、ミリ秒（ｍｓｅｃ）単位で反応時間の平均を表示する平均反応時間表示部分３７、ミリ秒（ｍｓｅｃ）単位で反応時間の標準偏差を示す標準偏差表示部分３８、反応課題に対する正解率を百分率（％）で表示する正解率表示部分３９、及び、反応課題に対する正解数を表示する正解数表示部分４０を備えて構成される。
【００３５】
被験者１は、例えば、入力部２２の一例であるマウスを操作することによってカーソルを入力ＩＤ表示部３１に合わせ、入力ＩＤ表示部３１の数字をカウントアップ又はカウントダウンするボタンを操作することによって自己のＩＤを入力する。あるいは、入力部２２の一例であるキーボードから自己のＩＤを入力する。そして、被験者１は、これから行う測定が練習であるか本番であるかを練習／本番ボタン３２をマウスでクリック操作することによって選択する。
【００３６】
なお、この他、被験者１の氏名、年齢及び性別等を入力部２２から入力し、入力・結果表示画面３０に表示するように構成してもよい。また、別の入力画面によって入力・結果表示画面３０を表示する前に、被験者１のＩＤ、氏名、年齢及び性別等を入力部２２から入力し、被験者１の氏名、年齢及び性別等をＩＤに対応付けて被験者情報データベースとして補助記憶部２６に記憶し、そして、被験者１のＩＤが入力されたときに、この被験者情報データベースから入力されたＩＤに基づいて被験者１の氏名、年齢及び性別等を読み出すように構成してもよい。
【００３７】
被験者１が本番を選択すると、一定時間後に、図３に示す手順に従って身体機能の評価が開始される。この一定時間の間に、被験者１は、左右独立型床反力計１１の左側床反力計１１Ｌに左足を乗せ、右側床反力計１１Ｒに右足を乗せる。そして、被験者１は、刺激提示部１３の方を見る。なお、演算部２１が、左右独立型床反力計１１の荷重出力が所定の閾値以上の場合に、被験者１が左右独立型床反力計１１に乗ったと判断して、図３に示す手順に従って身体機能の評価を開始するように構成してもよい。
【００３８】
図３において、身体機能評価装置１０の演算部２１における反応課題生成部２１１は、ランダムなインターバルタイム（間隔時間）が経過した後に（Ｓ１１）、被験者１に反応課題を行わせるべく反応課題を生成し、生成した反応課題に対応する刺激を反応課題提示部１３に提示させるための信号をインターフェース２７を介して刺激提示部１３に出力する。そして、反応課題生成部２１１は、時間の計測を開始させるためのメッセージを反応時間計測部２１３に転送する。刺激提示部１３は、緑色及び赤色のＬＥＤをこの信号に応じて駆動し、反応課題に対応する刺激を提示する。また、反応時間計測部２１３は、このメッセージを受けると計時を開始する（開始時刻ｔ１）（Ｓ１２）。
【００３９】
本実施形態では、反応課題は、例えば、緑色のＬＥＤが点灯したら左足を上げ、赤色のＬＥＤが点灯したら右足を上げ、緑色及び赤色の両方のＬＥＤが点灯したら両足を上げるというものである。また、例えば、反応課題は、緑色のＬＥＤが点灯したら右足を上げ、赤色のＬＥＤが点灯したら左足を上げ、緑色及び赤色の両方のＬＥＤが点灯したら両足を上げないというものである。そして、反応課題生成部２１１は、左足を上げるか（即ち、緑色のＬＥＤを点灯するか）、右足を上げるか（即ち、赤色のＬＥＤを点灯するか）、及び、両足を上げるか（即ち、緑色及び赤色の両方のＬＥＤを点灯するか）のうちの何れかを例えばランダムに選択することによって反応課題を生成する。このように刺激を提示するインターバルタイムをランダムにするようにしているので、反応課題を実行する際の予測の余地を減らすことができ、反応時間を高い精度で測定することができ、その結果、身体機能も高い精度で評価することができる。さらに、本実施形態では、提示する刺激の種類もランダムにするようにしているので、身体機能をさらに高い精度で評価することができる。
【００４０】
なお、予測の余地を減らすことによって身体機能の変化をさらに鋭敏に捉えることができるようにする観点から、反応課題は、提示する刺激とそれに対応した反応の種類をより多数にしたり、提示する刺激を反応を間接的に表示するものにして翻訳を必要とするものにしたりする等の、判断の難易度を上げたものにしてもよい。
【００４１】
被験者１は、刺激提示部１３に提示された刺激に応じて足上げ動作を行う。動作検出部２１２は、インターフェース２７を介して入力される左右独立型床反力計１１の出力に基づいて被験者１の動作を検出する（Ｓ１３）。より具体的には、被験者１が左足上げ動作を行うと、左右独立型床反力計１１からインタフェース２７を介して入力される左側荷重出力が変化し、動作検出部２１２は、この左側荷重出力が予め設定されている閾値を下回ったことにより左足上げ動作があったと検出し、時間の計測を停止させるためのメッセージを反応時間計測部２１３に転送すると共に、左足上げ動作の検出を知らせるためのメッセージを反応課題生成部２１１に転送する。同様に、被験者１が右足上げ動作を行うと、左右独立型床反力計１１からインタフェース２７を介して入力される右側荷重出力が変化し、動作検出部２１２は、この右側荷重出力が予め設定されている閾値を下回ったことにより右足上げ動作があったと検出し、時間の計測を停止させるためのメッセージを反応時間計測部２１３に転送すると共に、右足上げ動作の検出を知らせるためのメッセージを反応課題生成部２１１に転送する。なお、反応課題の動作の一つとして緑色及び赤色の両方のＬＥＤが点灯したら両足を上げないとした場合には、動作検出部２１２は、両ＬＥＤの点灯後一定時間経過しても左側荷重出力及び右側荷重出力が閾値を超えている場合には、時間の計測を停止させるためのメッセージを反応時間計測部２１３に転送すると共に、左足上げ動作及び右足上げ動作の検出がなかったことを知らせるためのメッセージを反応課題生成部２１１に転送するように構成される。
【００４２】
次に、反応時間計測部２１３は、このメッセージを受けると計時を停止し（停止時刻ｔ２）、計測した時間を反応時間（ｔｎ＝ｔ２−ｔ１、ｎ：刺激回数）としてデータ記録・表示部２１６に転送する。また、反応課題生成部２１１は、このメッセージを受けると生成した反応課題とこのメッセージの内容とが一致するか否かを判断することによって、反応課題に対して正解したか否かを判断し、正解又は不正解の判断結果をデータ記録・表示部２１６に転送する。データ記録・表示部２１６は、正解の場合には、計測した反応時間を表示部２３の対応する表示部分に表示すると共に、計測した反応時間を刺激回数及びＩＤに対応付けて反応課題結果記憶部２６１に記憶する。一方、データ記録・表示部２１６は、不正解の場合には、計測した反応時間を表示部２３の対応する表示部分に表示せずに、誤判定として不正解の情報のみを刺激回数及びＩＤに対応付けて反応課題結果記憶部２６１に記憶する（Ｓ１４）。なお、反応課題の動作の一つとして緑色及び赤色の両方のＬＥＤが点灯したら両足を上げないとした場合には、反応課題生成部２１１は、正解の場合に、正解の判断結果及び反応時間を記録しないようにする指示をデータ記録・表示部２１６に転送するように構成され、そして、例えば、正解の情報のみを刺激回数及びＩＤに対応付けて反応課題結果記憶部２６１に記憶するように構成される。
【００４３】
次に、反応課題生成部２１１は、刺激回数が全刺激回数（設定回数）に到達したか否かを判断する（Ｓ１５）。判断の結果、到達していない場合には（Ｎｏ）、反応課題生成部２１１は、処理をＳ１１に戻すことによって、Ｓ１１乃至Ｓ１４の反応課題に対する反応時間の計測動作を再び行う。本実施形態では、後述するように標準偏差に基づいて身体機能を評価するので、全刺激回数（反応課題提示回数）は、信頼性のある標準偏差が確実に得られるように２０回に設定したが、これに限定されず、全刺激回数は、信頼性のある標準偏差が得られる範囲の回数でよい。
【００４４】
一方、Ｓ１５における判断の結果、到達している場合には（Ｙｅｓ）、反応課題生成部２１１は、統計量の演算の開始を指示するメッセージを統計処理部２１４に転送する。統計処理部２１４は、反応課題結果記憶部２６１から計測した反応時間及び誤判定のデータを読み込み、各種の統計量を演算する。そして、演算した各種の統計量をデータ記録・表示部２１６に転送すると共に、演算した統計量のうち身体機能を評価するために必要な統計量を身体機能評価部２１５に転送する（Ｓ１６）。
【００４５】
そして、身体機能評価部２１５は、補助記憶部２６の評価データＤＢ記憶部２６２に記憶されている評価データを参照し（Ｓ１７）、演算した統計量を参照した評価データに適用することによって身体機能を評価・判定し、その結果をデータ記録・表示部２１６に転送する（Ｓ１８）。そして、データ記録・表示部２１６は、各種の統計量及びＳ１８における評価・判定の結果をＩＤに対応付けて反応課題結果記憶部２６１に記憶すると共に、表示部２３に表示する（Ｓ１９）。
【００４６】
ここで、本実施形態における身体機能を評価する指標について説明する。
【００４７】
図５は、回帰式を加えた、年齢と平均反応時間との関係を示す散布図である。図６は、回帰式を加えた、年齢と反応時間の標準偏差との関係を示す散布図である。図５及び図６の横軸は、年齢であり、図５の縦軸は、ｍｓｅｃ単位で表した反応時間の平均であり、ｍｓｅｃ単位で表した反応時間の標準偏差である。
【００４８】
図５は、年齢２０〜９０代の男女を被験者とし、全刺激回数２０回の選択反応課題における反応時間の平均を年齢別にプロットしたものである。○は被験者が女性の場合であり、●は、被験者が男性の場合である。図５を見ると分かるように、加齢に伴って反応時間の平均が遅延する傾向が確認できるが、年齢と反応時間の平均との間における相関係数Ｒは、男性の場合がＲ＝０．２２７であり、女性の場合がＲ＝０．３６１であり、弱い相関でしかない。また、反応時間の平均から年齢を算出する回帰式の寄与率Ｒ^２も男性の場合がＲ^２＝０．０５１であり、女性の場合がＲ^２＝０．１３１でしかなく、反応時間の平均から年齢を充分に評価することができない。回帰式の傾きＡもＡ＝０．０６と小さく、反応時間の平均における差が年齢に反映され難い。従って、反応時間の平均のみでは、身体機能を必ずしも適切に評価し難いことが分かる。
【００４９】
一方、図６は、年齢２０〜９０代の男女を被験者とし、全刺激回数２０回の選択反応課題における反応時間の標準偏差を年齢別にプロットしたものである。図５と同様に、○は被験者が女性の場合であり、●は、被験者が男性の場合である。図６を見ると分かるように、加齢に伴って反応時間の標準偏差が増大する傾向が確認でき、年齢と反応時間の標準偏差との間における相関係数Ｒは、男性の場合がＲ＝０．６４５であり、女性の場合がＲ＝０．６０１であり、明らかに年齢と反応時間の平均との相関よりも強い相関である。また、反応時間の標準偏差から年齢を算出する回帰式の寄与率Ｒ^２も男性の場合がＲ^２＝０．４１６であり、女性の場合がＲ^２＝０．３６１であり、反応時間の平均から年齢を評価する場合に較べて明らかに高精度に反応時間の標準偏差から年齢を評価することができる。回帰式の傾きＡも男性の場合がＡ＝０．１６６で女性の場合がＡ＝０．２８３とより大きく、反応時間の平均よりもその標準偏差の方が鋭敏に年齢が反映される。従って、本実施形態では、反応時間の標準偏差によって身体機能を評価するようにしている。
【００５０】
このため、本実施形態では、Ｓ１６において、統計処理部２１４は、統計量として、反応時間の平均、反応時間の標準偏差、反応課題の正解数及び反応課題の正解率を演算し、身体機能を評価するために必要な統計量として標準偏差を身体機能評価部２１５に転送するように構成している。反応課題の正解数は、全刺激回数から、反応課題結果記憶部２６１に記憶されている不正解の情報の数を差し引くことによって演算する。反応時間の平均は、正解の場合における反応時間の和を正解数で割り算することによって演算する。反応時間の標準偏差は、正解の場合における反応時間を用いて演算する。正解率は、正解数を全刺激回数で割り百分率を求めることによって演算する。なお、反応課題の動作の一つとして緑色及び赤色の両方のＬＥＤが点灯したら両足を上げないとした場合には、統計処理部２１４は、この場合の結果を標準偏差の演算から除外し、反応課題の正解数及び反応課題の正解率の演算に用いるようにように構成される。
【００５１】
年齢と反応時間とを複数の被験者について予め測定することによって反応時間の統計を求め、この反応時間における統計から反応時間の標準偏差を求め、反応時間の標準偏差から年齢を求める回帰式を求め、評価データＤＢ記憶部２６２には、この回帰式を表す関数を評価データとして予め記憶させる。そして、身体機能評価部２１５は、Ｓ１７において、評価データＤＢ記憶部２６１からこの回帰式を参照し、Ｓ１８において、この回帰式を表す関数に反応時間の標準偏差の値を代入して、年齢の予測値を演算し、年齢の予測値をデータ記憶・表示部２１６に転送する。そして、データ記憶・表示部２１６は、Ｓ１９において、反応時間の平均、反応時間の標準偏差、反応課題の正解数、反応課題の正解率及び年齢の予測値をＩＤに対応付けて反応課題結果記憶部２６１に記憶すると共に、反応時間の平均、反応時間の標準偏差、反応課題の正解数及び反応課題の正解率を、例えば、図４に示すように、平均反応時間表示部分３７、標準偏差表示部分３８、正解率表示部分３９、及び、正解数表示部分４０にそれぞれ表示し、一定時間の経過後に、例えば、図７に示すように、年齢の予測値をグラフと文章で表示部２３に表示する。
【００５２】
図７は、表示部に表示される身体機能評価結果表示画面の一例を示す図である。図７において、身体機能評価結果表示画面５０は、身体機能の評価結果をグラフで示すグラフ表示部分５１と、身体機能の評価結果を文章で示す文章表示部分５２とを備えて構成される。このグラフの横軸は、反応時間の標準偏差であり、縦軸は、年齢であり、直線は、反応時間の標準偏差から年齢を求める回帰直線である。また、縦軸に沿って身体機能の評価結果が認識しやすいようにするために、年代別にテクスチャが変えてあるインジケータバーがさらに備えられる。データ記憶・表示部２１６は、身体機能の評価結果を表示する場合に、被験者１の測定結果をグラフの横軸上に矢印で「あなたの測定結果」という文章を添えて示し、被験者１の測定結果（反応時間の標準偏差）から回帰直線を用いて演算された結果（年齢の予測値）をグラフの縦軸上に矢印で示すと共に、年齢の予測値を「あなたの身体機能は、××代です。」という文章で示す。なお、インジケータバーは、年代別に表示色を変えたものでもよい。
【００５３】
このように身体機能評価装置１０は、相関関係の強い年齢と反応時間の標準偏差との関係から、被験者１の身体機能を評価するので、高い精度で身体機能を評価することができる。そして、年齢と反応時間の標準偏差との関係が統計に基づいているので、客観的に身体機能を評価することができる。
【００５４】
なお、上述の本実施形態では、反応時間の標準偏差から年齢を求める回帰式を予め求めてこの回帰式から年齢を求めたが、複数の被験者を予め測定することによって求めた反応時間の標準偏差と年齢との統計データを評価データデータベースとして評価データＤＢ記憶部２６２に記憶し、身体機能評価部２１５が年齢の予測値を求める際に、Ｓ１７において、身体機能評価部２１５が、この評価データデータベースの統計データから回帰式を演算し、演算した回帰式を用いて年齢の予測値を求めるように構成してもよい。
【００５５】
さらに、被験者１の年齢を評価前にさらに入力するように構成し、被験者１が身体機能を評価した場合に、データ記録・表示部２１６は、Ｓ１９において、この被験者１における年齢と測定結果の反応時間の標準偏差とを評価データデータベースの統計データに追加して記録するように構成し、身体機能評価部２１５が年齢の予測値を求める際に、Ｓ１７において、身体機能評価部２１５が、評価データデータベースの統計データから回帰式を演算し、演算した回帰式を用いて年齢の予測値を求めるように構成してもよい。このように構成することによって、評価データデータベースの統計データを追加的に更新することができ、サンプル数が増加することによってより高精度に身体機能を評価することができる。
【００５６】
そして、本実施形態では、上述したように、身体機能を反応時間の標準偏差を利用することによって単回帰分析で評価したが、これに限定されるものではなく、例えば、反応時間、正解率及び正解数等の指標のうちから複数の指標を組み合わせて身体機能を重回帰分析で評価してもよい。例えば、図８及び図９に示すように、正解率及び反応時間の標準偏差を指標に用いることによって身体機能を評価した場合には、回帰式の寄与率Ｒ^２（自由度調整Ｒ^２）が０．５３５となる。よって、標準偏差のみを指標に用いた上述の場合よりも、正解率及び反応時間の標準偏差を指標に用いる場合の方が、さらに高い精度で身体機能を評価し得る。ここで、図８では、例数が６８で、欠測値数が１４で、相関係数が０．７４１、Ｒ^２が０．５４９で、自由度調整後のＲ^２が０．５３５で、そして、ＲＭＳ残差が１３．５５５である。図９では、回帰係数において切片が８０．３７５、正解率が−０．５２１、反応時間の標準偏差が０．１８９であり、標準誤差において切片が１４．７２３、正解率が０．１４４、反応時間の標準偏差が０．０２８であり、標準回帰係数において切片が８０．３７５、正解率が−０．３１３、反応時間の標準偏差が０．５９３であり、そして、除外Ｆ値において切片が２９．８０４、正解率が１３．０７５、反応時間の標準偏差が４７．０５９である。
【００５７】
また、本実施形態では、総ての反応時間の結果を用いて標準偏差を演算し、被験者の身体機能を評価するように構成したが、反応時間を左足の反応時間と右足の反応時間にそれぞれ分けて、各足ごとに統計量を演算し、演算した統計量を身体機能の評価結果として表示部２３に表示するように構成してもよい。このように構成することによって、反応時間の長短により各足別に身体機能を評価することができる。また、各足に対する身体機能を比較することができ、左右身体機能の不均衡や偏りを評価することができる。例えば、Ｓ１４において、反応課題生成部２１１は、反応課題に対する正解又は不正解の判断結果に加えて、反応課題の内容をデータ記録・表示部２１６に転送し、データ記録・表示部２１６は、正解・不正解に関わらず反応課題の内容も反応課題結果記憶部２６１にさらに記憶する。Ｓ１６において、統計処理部２１４は、左足における全反応時間から左足の平均反応時間及び標準偏差をさらに演算すると共に、右足における全反応時間から右足の平均反応時間及び標準偏差をさらに演算する。そして、データ記録・表示部２１６は、例えば、図７に示す表示後に、図１０に示す各足ごとの結果を表示するように構成してもよい。
【００５８】
図１０は、表示部２３に表示される足別結果表示画面の一例を示す図である。図１０において、足別果表示画面６０は、反応時間の平均と反応時間の標準偏差とを足別に示すグラフ表示部分６１及び文字表示部分６２で構成される。図１０では、足別の反応時間の平均と反応時間の標準偏差とが、一行目「平均反応時間左５５６ｍｓｅｃ右５１３ｍｓｅｃ」の文字と二行目に「標準偏差左１１２ｍｓｅｃ右５５ｍｓｅｃ」の文字とで文字表示部分６２示され、これらの値に相当する棒グラフで足別にグラフ表示部分６１に示されている。
【００５９】
さらに、反応時間の測定中に被験者１がバランスを崩したり転倒したりすることを防止する観点から、被験者１の姿勢保持を補助する姿勢保持補助器具を左右独立型床反力計１１に設けてもよい。例えば、図１１に示すように、姿勢保持補助器具１２１は、被験者１が刺激提示部１３の方向を向いた場合にその前方であるいは左右で容易に手で掴むことができる略コの字状の手すり部１２１−１と、手すり部１２１−１を支える脚部１２１−２とを備えて構成され、手すり部１２１−１は、被験者１が手で掴むことができる範囲内で左右独立型床反力計１１に設けられる。このような姿勢保持補助器具１２１を設けることによって、比較的脚力の弱い被験者１でも安全に繰り返し反応課題を実行することができる。
【００６０】
なお、本実施形態では、光による視覚刺激によって反応課題を提示したが、これに限定されるものではなく、音による聴覚刺激や、被験者１に実際に触れる知覚刺激等の刺激でもよい。
【００６１】
また、本実施形態では、２色の発光の点滅によって反応課題を提示したが、これに限定されるものではなく、矢印等の図形や言葉等でもよい。
【００６２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る身体機能評価装置は、身体機能と相関関係の強い反応時間の標準偏差を用いて統計に基づく尺度を基準として身体機能を評価するので、従来に較べて高精度に客観的に身体機能を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】身体機能評価装置の全体構成を示す図である。
【図２】身体機能評価装置の制御演算部の構成を示す図である。
【図３】本実施形態に係る身体機能評価装置の動作を示すフローチャートである。
【図４】表示部に表示される入力・結果表示画面の一例を示す図である。
【図５】回帰式を加えた、年齢と平均反応時間との関係を示す散布図である。
【図６】回帰式を加えた、年齢と反応時間の標準偏差との関係を示す散布図である。
【図７】表示部に表示される身体機能評価結果表示画面の一例を示す図である。
【図８】身体機能の評価に正解率及び反応時間の標準偏差を指標に用いた場合の回帰分析結果を示す図（その１）である。
【図９】身体機能の評価に正解率及び反応時間の標準偏差を指標に用いた場合の回帰分析結果を示す図（その２）である。
【図１０】表示部２３に表示される足別結果表示画面の一例を示す図である。
【図１１】姿勢保持補助器具を説明するための図である。
【符号の説明】
１被験者、１０身体機能評価装置、１１左右独立型床反力計、１２制御演算部、１３刺激提示部、２１演算部、２２入力部、２３表示部、２４内部記憶部、２６補助記憶部、３０入力・結果表示画面、３１入力ＩＤ表示部分、３２練習／本番ボタン、３３全刺激回数表示部分、３４刺激回数表示部分、３５刺激表示部分、３６反応時間表示部分、３７平均反応時間表示部分、３８標準偏差表示部分、３９正解率表示部分、４０正解数表示部分、５０身体機能評価結果表示画面、５１、６１グラフ表示部分、５２、６２文章表示部分、６０足別果表示画面、１２１姿勢保持補助器具、１２１−１手すり部、１２１−２脚部、２１１反応課題生成部、２１２動作検出部、２１３反応時間計測部、２１４統計処理部、２１５身体機能評価部、２１６データ記録・表示部、２６１反応課題結果記憶部、２６２評価データデータベース記憶部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a body function evaluation apparatus that objectively and appropriately evaluates a subject's body function based on a scale based on statistics by repeatedly performing a reaction task.
[0002]
[Prior art]
In recent years, due to advances in medical technology and improvements in dietary habits, the population of elderly people is rapidly increasing, and it is predicted that one in four people will become elderly when the so-called baby-boom generation becomes elderly Has been. It is said that physical functions such as muscular strength, flexibility and agility generally decrease with age. Due to this decline in physical function, elderly people are more likely to suffer injuries and accidents due to falling or avoiding delays, etc., especially if they are seriously injured, they become bedridden as they are, and become a heavy burden on the person and their family. End up.
[0003]
For this reason, it is important to know in advance your own body functions. As one of the devices for measuring the body function, there is a measuring device that includes a light source and a floor reaction force meter, and measures the elapsed time from the lighting of the light source to the jumping operation as the response time of the subject. However, it is said that such a device only observes a single response to a single stimulus, and it is difficult to correctly evaluate the response capability.
[0004]
Therefore, Patent Document 1 discloses a reaction time measuring device including a display unit, a floor reaction force meter, and a control unit. This reaction time measuring device displays on the display means the stimulus content that indirectly instructs the kick action, and reacts the time from when the stimulus content is displayed on the display device until the floor reaction force meter outputs the reaction detection. The control means measures the time. As a result, the reaction time measuring device of Patent Document 1 can measure the reaction time from when the subject translates the stimulus content into a kick motion corresponding to the stimulus content until the kick motion is performed. The reaction time according to the level can be measured, and the reaction time closer to the reaction ability experienced in daily life can be obtained. However, although the reaction time measuring device of this patent document 1 can measure the reaction time including the determination operation of the subject, it merely measures the reaction time and informs the reaction time, and the reaction time is early. It is difficult to objectively evaluate whether it is slow or slow.
[0005]
Therefore, Patent Document 2 includes a weight measurement unit, a stimulus generation unit, an operation detection unit, a time measurement unit, a bioelectrical impedance measurement unit, a calculation unit, a storage unit, and a display unit. A reaction time measuring device is disclosed. This reaction time measuring device first obtains an LMI (Lean Mass Index) based on the body weight of the subject measured by the body weight measuring means and the bioelectric impedance of the subject measured by the bioelectric impedance measuring means. In the reaction time measuring device, the time measuring means measures the time from when the stimulus is generated by the stimulus generating means until the action detecting means detects the action as the reaction time. The reaction time is measured a plurality of times, and the average is obtained. The reaction time measuring device compares the average reaction time measured by the calculation means with the reference time using the reaction time of the same age as the reference time, and displays the LMI, the average reaction time and the age of the subject's reaction time on the display means. In addition to the display, a difference with respect to these data in the past of the storage means is also displayed on the display means. As a result, the reaction time measuring device of Patent Document 2 can obtain the body weight when the reaction ability is high, the weight and muscle mass that can move most easily, and the objective reaction ability.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 08-184474 A
[Patent Document 2]
JP 2002-219117 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the reaction time measuring apparatus of patent document 1, as above-mentioned, only reaction time is measured and the reaction time is displayed, and a test subject's physical function cannot be evaluated objectively. In particular, since an advanced aging society is rapidly progressing today, a device capable of objectively knowing one's physical function is necessary.
[0008]
In the reaction time measuring device of Patent Document 2 described above, as described above, the weight when the reaction ability is high, the weight and muscle mass that are most movable, and the objective reaction ability are displayed. The reaction ability is determined based on a difference from the reference time, and is not necessarily evaluated appropriately. In addition, when calculating the average reaction time, both the left and right reaction time data are integrated, and the left and right are not evaluated separately.
[0009]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a body function evaluation apparatus capable of objectively and appropriately evaluating body functions.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the means according to the present invention presents a reaction task to the subject, and measures the reaction time from the presentation of the reaction task to the detection of the subject's action according to the response task. In a physical function evaluation device that evaluates and displays the physical function of a subject based on the length of the reaction time, a standard deviation of the reaction time is calculated from the measured reaction time, and a scale based on statistics obtained in advance from the calculated standard deviation of the reaction time The physical function is evaluated with reference to.
[0011]
Since such a body function evaluation apparatus evaluates a body function using the standard deviation of the reaction time having a strong correlation with the body function, the body function can be evaluated with high accuracy. Moreover, since evaluation of a physical function is performed on the basis of the scale based on the statistics calculated | required previously, a physical function can be objectively evaluated.
[0012]
And in the above-mentioned physical function evaluation apparatus according to the present invention, the reaction time is a time from when the reaction task is presented until the subject's foot-lifting motion is detected, and measured for each foot. The body function is evaluated based on the reaction time measured for each foot, and the body function evaluated for each foot is displayed.
[0013]
Such a body function evaluation apparatus measures the reaction time for each foot of the subject, and thus can evaluate the body function for each foot. Moreover, the body function with respect to each leg can be compared, and the imbalance and bias of the left and right body functions can be evaluated.
[0014]
In the above-described body function evaluation apparatus according to the present invention, the reaction task is to cause the subject to perform different actions in response to a plurality of different stimuli, and the standard deviation of the reaction time is determined by the detected subject. Calculation is performed using only the reaction time when the action is correct with respect to the presented reaction task.
[0015]
Since such a body function evaluation device calculates the standard deviation of the reaction time using only the reaction time in the case of correct answers, the body function is evaluated more accurately than the case of calculating including the reaction time in the case of incorrect answers. can do.
[0016]
Further, in the above-described physical function evaluation apparatus according to the present invention, the correct rate for the response task is calculated from the total number of the response tasks and the number of correct answers, and the physical function is the standard deviation of the calculated correct rate and the calculated reaction time. The physical function is evaluated based on the above.
[0017]
Since such a body function evaluation apparatus evaluates a body function in consideration of the accuracy rate, the body function can be evaluated with higher accuracy.
[0018]
Further, in the above-described physical function evaluation apparatus according to the present invention, the time until presentation in the reaction task is made random.
[0019]
Such a body function evaluation apparatus randomizes the time until presentation in the reaction task for each reaction task, so that the subject can reduce the room for predicting the presentation of the reaction task, and thus more depending on the body function The reaction time can be measured. Therefore, the body function can be evaluated with higher accuracy.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, the structure which attached | subjected the same code | symbol in each figure shows that it is the same structure, The description is abbreviate | omitted. First, the configuration of the present embodiment will be described.
(Configuration of the embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of a body function evaluation apparatus. FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a control calculation unit of the body function evaluation apparatus.
[0021]
In FIG. 1, the body function evaluation apparatus 10 includes a stimulus presentation unit 13 that presents a stimulus corresponding to a reaction task, and a left and right independent type for determining whether or not the subject 1 is moving according to the stimulus of the stimulus presentation unit 13. The floor reaction force meter 11 and the stimulus presentation unit 13 present a stimulus corresponding to the reaction task, detect the motion of the subject 1 based on the output of the left and right independent floor reaction force meter 11, and stimulate the stimulus presentation unit 11 Is measured as the reaction time from the time when the left and right independent floor reaction force meter 13 detects the movement of the subject, and the standard deviation of the calculated reaction time is calculated from the measured reaction time. And an arithmetic control unit 12 that evaluates the body function with reference to a scale based on statistics.
[0022]
The left and right independent floor reaction force meter 11 includes a left floor reaction force meter 11L and a right floor reaction force meter 11R. The left floor reaction force meter 11L includes, for example, a tread plate 111L on which the left foot of the subject 1 rides, a substrate 113, and a pressure sensing element 112L between the tread plate 111L and the substrate 113, and loads the subject 1 with the left foot. To detect. Similarly, the right floor reaction force meter 11R includes, for example, a tread board 111R on which the right foot of the subject 1 rides, a board 113, and a pressure sensor 112L between the tread board 111R and the board 113. The load due to is detected. The substrate 113 is a common member for the left and right floor reaction force meters 11L and 11R. The left and right independent floor reaction force meter 11 has an output corresponding to the load detected by the left floor reaction force meter 11L (left load output) and an output corresponding to the load detected by the right floor reaction force meter 11R (right load output). Are output to the control calculation unit 12.
[0023]
The control calculation unit 12 includes a calculation unit 21, an input unit 22, a display unit 23, an internal storage unit 24, an auxiliary storage unit 26, an interface 27, and a bus 28.
[0024]
The input unit 22 includes various commands such as a practice / production instruction for instructing whether the measurement is a practice or a production, a measurement start instruction for instructing the start of the measurement, and an ID that is a code for identifying the subject 1 Is a device that inputs various types of data to the body function evaluation apparatus 10, such as a keyboard and a mouse. The display unit 23 is a device that displays commands and data input from the input unit 22, measurement results, evaluation results, and the like, and is, for example, a CRT display, a liquid crystal display (LCD), an organic EL display, or the like.
[0025]
The internal storage unit 24 is a device that reads a program executed by the arithmetic unit 21 from the auxiliary storage unit 26 and temporarily stores each data obtained by executing the program, and is, for example, a RAM (Random Access Memory). The interface 27 outputs a signal for causing the stimulus presentation unit 13 to present the reaction task by the calculation unit 21 to the stimulus presentation unit 13 and outputs from the left and right independent floor reaction force meter 11 (left load output and right load output). ) To the calculation unit 21.
[0026]
The auxiliary storage unit 26 is a device that stores data such as a hard disk or a memory card, for example, and a reaction task result storage unit 261 that stores a measurement result for a reaction task and an evaluation result based on the measurement result in association with an ID, The body function evaluation apparatus 10 includes an evaluation data database storage unit (hereinafter abbreviated as “evaluation data DB storage unit”) 262 that stores evaluation data based on statistics for evaluating measurement results. Each program (not shown) such as a program for operating the program, data after execution of each program (not shown), and the like are stored.
[0027]
The calculation unit 21 is configured by, for example, a microprocessor and the like, and a reaction task generation unit 211 that generates a reaction task and the like, and an operation that detects the motion of the subject 1 based on the load output from the left and right independent floor reaction force meter 11 Detection unit 212, reaction time measurement unit 213 for measuring reaction time, statistical processing unit 214 for calculating various statistics based on the result of the reaction task, physical function of the body based on the evaluation data based on the calculated statistics A physical function evaluation unit 215 that performs evaluation, and a data recording / display unit 216 that stores the results of reaction tasks, calculated statistics, and the like in the auxiliary storage unit 26 and displays them on the display unit 23, and the calculation unit 21 The input unit 22, the display unit 23, the internal storage unit 24, the auxiliary storage unit 26, and the interface 27 are controlled by a program according to the function.
[0028]
The arithmetic unit 21, the input unit 22, the display unit 23, the internal storage unit 24, the auxiliary storage unit 26, and the interface 27 are connected by a bus 28 so that data can be exchanged with each other.
[0029]
Further, as indicated by a broken line in FIG. 2, the control calculation unit 12 may include an external storage unit 25 connected to the bus 28 so that the calculation unit 21 can be controlled as necessary. The external storage unit 25 is a device that reads and writes data between storage media such as a flexible disk, MO (Magnet Optical), CD-R (Compact Disc Recordable), and DVD-RW (Digital Versatile Disc Read Write). For example, a flexible disk drive, an MO drive, a CD-R drive, a DVD-RW drive, and the like. And when each program is not stored, you may comprise so that it may install in the auxiliary storage part 26 via the external storage part 25 from the recording medium which recorded these. Further, when data for evaluating the physical function based on the calculated statistic is not stored or when this data is updated, the auxiliary storage unit 27 via the external storage unit 26 from the recording medium on which these data are recorded. It may be configured to be installed.
[0030]
The stimulus presentation unit 13 is a device that presents a stimulus corresponding to a reaction task based on the control of the control calculation unit 11. In the present embodiment, for example, the stimulus presentation unit 13 includes two red and green light emitting diodes (LEDs). It is comprised and a stimulus is shown by each LED lighting according to the reaction subject.
[0031]
Next, the operation of this embodiment will be described.
(Operation of the embodiment)
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the body function evaluation apparatus according to this embodiment. FIG. 4 is a diagram illustrating an example of an input / result display screen displayed on the display unit.
[0032]
Before the evaluation, the subject 1 inputs his / her ID and selection of whether the evaluation to be performed is practice or production to the physical function evaluation apparatus 10.
[0033]
More specifically, for example, an input / result display screen 30 shown in FIG. 4 is displayed on the display unit 23 by turning on a power switch (not shown) or instructing execution of a program from the input unit 22. .
[0034]
The input / result display screen 30 is, for example, an input ID display portion 31 that displays the ID of the subject 1 input by the input unit 22, selects whether the measurement is practice or production, and displays the selection result in the display color The practice / production button 32 displayed by changing the number of times, the total number of stimulations display part 33 for displaying the number of all stimulations, the number of stimulations display part 34 indicating the number of times of stimulation this time, and the same stimulus as that in the reaction task presentation unit 13 A reaction time display part comprising a stimulus display part 35 for displaying, a right foot reaction time display part for displaying the right foot reaction time in milliseconds (msec) and a left foot reaction time display part for displaying the left foot reaction time in milliseconds (msec). 36, average reaction time display part 37 that displays the average reaction time in milliseconds (msec) units, standard deviation of reaction time in milliseconds (msec) units To standard deviation display section 38, the correct answer rate display portion 39 for displaying the correct rate for the reaction problem in percentage (%), and configured to include the correct number display portion 40 for displaying the number of correct answers for the reaction problems.
[0035]
For example, the subject 1 moves his / her cursor to the input ID display unit 31 by operating a mouse which is an example of the input unit 22, and operates a button for counting up or down the number of the input ID display unit 31. Enter your ID. Alternatively, the user's own ID is input from a keyboard which is an example of the input unit 22. Then, the subject 1 selects whether the measurement to be performed from now on is practice or production by clicking the practice / production button 32 with a mouse.
[0036]
In addition, the name, age, gender, and the like of the subject 1 may be input from the input unit 22 and displayed on the input / result display screen 30. In addition, before displaying the input / result display screen 30 by another input screen, the subject's 1 ID, name, age, sex, and the like are input from the input unit 22, and the subject's 1 name, age, sex, etc. are used as the ID. The subject information database is associated and stored in the auxiliary storage unit 26, and when the ID of the subject 1 is input, the name, age, sex, and the like of the subject 1 are based on the ID input from the subject information database. You may comprise so that it may read.
[0037]
When the subject 1 selects the production, the evaluation of the physical function is started after a predetermined time according to the procedure shown in FIG. During this fixed time, the subject 1 places the left foot on the left floor reaction force meter 11L of the left and right independent floor reaction force meter 11, and places the right foot on the right floor reaction force meter 11R. Then, the subject 1 looks at the stimulus presentation unit 13. The calculation unit 21 determines that the subject 1 has got on the left and right independent floor reaction force meter 11 when the load output of the left and right independent floor reaction force meter 11 is equal to or greater than a predetermined threshold, and the procedure shown in FIG. The evaluation of the physical function may be started according to the above.
[0038]
In FIG. 3, the reaction task generation unit 211 in the calculation unit 21 of the body function evaluation apparatus 10 generates a reaction task to cause the subject 1 to perform a reaction task after a random interval time has elapsed (S11). Then, a signal for causing the reaction task presentation unit 13 to present a stimulus corresponding to the generated reaction task is output to the stimulus presentation unit 13 via the interface 27. Then, the reaction task generation unit 211 transfers a message for starting time measurement to the reaction time measurement unit 213. The stimulus presentation unit 13 drives the green and red LEDs according to this signal, and presents a stimulus corresponding to the reaction task. Moreover, the reaction time measurement part 213 will start timing, if this message is received (start time t1) (S12).
[0039]
In the present embodiment, the reaction task is, for example, raising the left foot when the green LED is lit, raising the right foot when the red LED is lit, and raising both feet when both the green and red LEDs are lit. For example, the reaction task is to raise the right foot when the green LED is lit, raise the left foot when the red LED is lit, and not raise both feet when both the green and red LEDs are lit. Then, the reaction task generation unit 211 raises the left foot (i.e., turns on the green LED), raises the right foot (i.e., turns on the red LED), and raises both feet (i.e., A reaction task is generated by, for example, randomly selecting either of the green and red LEDs. Since the interval time for presenting the stimulus is made random in this way, the room for prediction when executing the reaction task can be reduced, and the reaction time can be measured with high accuracy. Physical function can also be evaluated with high accuracy. Furthermore, in the present embodiment, the type of stimulus to be presented is also made random, so that the body function can be evaluated with higher accuracy.
[0040]
From the viewpoint of making it possible to capture changes in physical functions more sharply by reducing the scope for prediction, the response task is to increase the types of stimuli to be presented and the corresponding types of responses, or to present stimuli. It is also possible to increase the difficulty of judgment, such as by displaying the reaction indirectly and requiring translation.
[0041]
The subject 1 performs a foot-lifting operation according to the stimulus presented to the stimulus presentation unit 13. The motion detection unit 212 detects the motion of the subject 1 based on the output of the left and right independent floor reaction force meter 11 input via the interface 27 (S13). More specifically, when the subject 1 performs the left leg raising operation, the left load output input from the left and right independent floor reaction force meter 11 via the interface 27 changes, and the motion detection unit 212 detects the left load output. Detects that there has been a left leg raising action because the value falls below a preset threshold value, forwards a message for stopping the time measurement to the reaction time measuring unit 213, and informs the detection of the left leg raising action. The message is transferred to the reaction task generation unit 211. Similarly, when the subject 1 performs the right leg raising operation, the right load output input from the left and right independent floor reaction force meter 11 via the interface 27 changes, and the motion detection unit 212 sets the right load output in advance. It is detected that there has been a right foot raising action due to falling below the threshold value, and a message for stopping the time measurement is transferred to the reaction time measuring unit 213 and a message for notifying the detection of the right foot raising action is reacted. Transfer to the assignment generation unit 211. In addition, when both the green and red LEDs are lit as one of the actions of the reaction task, if it is determined that the both feet are not raised, the motion detection unit 212 outputs the left side load output even after a certain time has elapsed after the both LEDs are lit. When the right side load output exceeds the threshold value, a message for stopping the time measurement is transferred to the reaction time measurement unit 213, and the left foot raising operation and the right foot raising operation are not detected. The message is transferred to the reaction task generation unit 211.
[0042]
Next, when receiving this message, the reaction time measuring unit 213 stops timing (stop time t2), and the data recording / displaying unit 216 uses the measured time as the reaction time (tn = t2-t1, n: number of stimulations). Forward to. In addition, the reaction task generation unit 211 determines whether or not the reaction task has been correctly answered by determining whether or not the generated response task matches the content of the message when receiving this message, The determination result of correct answer or incorrect answer is transferred to the data recording / display unit 216. If the answer is correct, the data recording / display unit 216 displays the measured reaction time on the corresponding display portion of the display unit 23, and associates the measured reaction time with the number of stimuli and the ID, and the reaction task result storage unit 261. On the other hand, in the case of an incorrect answer, the data recording / display unit 216 does not display the measured reaction time on the corresponding display part of the display unit 23, but only the incorrect answer information is used as the number of stimulations and the ID as an erroneous determination. Correspondingly, it is stored in the reaction task result storage unit 261 (S14). In addition, when it is assumed that both of the green and red LEDs are turned on as one of the actions of the reaction task and the both feet are not raised, the reaction task generation unit 211 displays the determination result of the correct answer and the reaction time in the case of the correct answer. An instruction not to record is configured to be transferred to the data recording / display unit 216, and, for example, only correct information is stored in the reaction task result storage unit 261 in association with the number of stimuli and the ID. Is done.
[0043]
Next, the reaction task generation unit 211 determines whether or not the number of stimulations has reached the total number of stimulations (set number) (S15). As a result of the determination, if it has not reached (No), the reaction task generation unit 211 returns the processing to S11, and again performs the reaction time measurement operation for the reaction tasks of S11 to S14. In the present embodiment, as will be described later, the physical function is evaluated based on the standard deviation, so the total number of stimulations (reaction task presentation number) is set to 20 times so that a reliable standard deviation can be reliably obtained. However, the present invention is not limited to this, and the total number of stimulations may be the number of times within a range where a reliable standard deviation can be obtained.
[0044]
On the other hand, if the result of determination in S15 is that it has been reached (Yes), the reaction task generation unit 211 transfers a message instructing the start of calculation of the statistic to the statistical processing unit 214. The statistical processing unit 214 reads the reaction time and erroneous determination data measured from the reaction task result storage unit 261, and calculates various statistics. Then, the calculated various statistics are transferred to the data recording / display unit 216, and among the calculated statistics, the statistics necessary for evaluating the physical function are transferred to the physical function evaluation unit 215 (S16).
[0045]
Then, the body function evaluation unit 215 refers to the evaluation data stored in the evaluation data DB storage unit 262 of the auxiliary storage unit 26 (S17), and applies it to the evaluation data with reference to the calculated statistic. Are evaluated and determined, and the result is transferred to the data recording / display unit 216 (S18). The data recording / display unit 216 stores the various statistics and the evaluation / determination results in S18 in association with the ID in the reaction task result storage unit 261 and displays them on the display unit 23 (S19).
[0046]
Here, an index for evaluating body function in the present embodiment will be described.
[0047]
FIG. 5 is a scatter diagram showing the relationship between age and average reaction time with the addition of a regression equation. FIG. 6 is a scatter diagram showing the relationship between age and standard deviation of reaction time, to which a regression equation is added. The horizontal axis of FIGS. 5 and 6 is age, and the vertical axis of FIG. 5 is the average of the reaction time expressed in msec, and is the standard deviation of the reaction time expressed in msec.
[0048]
FIG. 5 is a graph in which averages of reaction times in selection reaction tasks with a total stimulation frequency of 20 are plotted according to age, with males and females in their 20s to 90s as subjects. ○ indicates a case where the subject is female, and ● indicates a case where the subject is male. As can be seen from FIG. 5, it can be confirmed that the average reaction time tends to be delayed with aging, but the correlation coefficient R between the age and the average reaction time is R = 0 in the case of males. .227, and R = 0.361 in the case of women, which is only a weak correlation. Also, the contribution rate R of the regression equation that calculates the age from the average of the reaction time ² R is for men ² = 0.051, and R for women ² = 0.131, and the age cannot be sufficiently evaluated from the average reaction time. The slope A of the regression equation is also as small as A = 0.06, and the difference in the average reaction time is hardly reflected in the age. Therefore, it turns out that it is difficult to appropriately evaluate the body function only by the average of the reaction time.
[0049]
On the other hand, FIG. 6 plots the standard deviation of the reaction time according to age in the selection reaction task with the total number of stimulations of 20 for males and females of ages 20-90. As in FIG. 5, ◯ indicates a case where the subject is a female, and ● indicates a case where the subject is a male. As can be seen from FIG. 6, the tendency that the standard deviation of the reaction time increases with aging can be confirmed, and the correlation coefficient R between the age and the standard deviation of the reaction time is R = 0.645 and R = 0.601 for the female, which is clearly stronger than the correlation between age and average reaction time. Also, the contribution rate R of the regression equation for calculating the age from the standard deviation of the reaction time ² R is for men ² = 0.416, and R for women ² = 0.361, and the age can be evaluated from the standard deviation of the reaction time clearly with higher accuracy than when the age is evaluated from the average of the reaction time. The slope A of the regression equation is also A = 0.166 for men and A = 0.283 for women, and the standard deviation more sensitively reflects the age than the average reaction time. Therefore, in this embodiment, the body function is evaluated by the standard deviation of the reaction time.
[0050]
For this reason, in this embodiment, in S16, the statistical processing unit 214 calculates the average reaction time, the standard deviation of the reaction time, the number of correct answers for the reaction task, and the correct answer rate of the reaction task as statistics, and calculates the physical function. The standard deviation is transferred to the body function evaluation unit 215 as a statistic necessary for evaluation. The number of correct answers for the reaction task is calculated by subtracting the number of incorrect answer information stored in the response task result storage unit 261 from the total number of stimuli. The average reaction time is calculated by dividing the sum of reaction times in the case of correct answers by the number of correct answers. The standard deviation of the reaction time is calculated using the reaction time in the case of a correct answer. The correct answer rate is calculated by dividing the number of correct answers by the total number of stimuli and obtaining a percentage. If one of the actions of the reaction task is that both the green and red LEDs are lit, the statistical processing unit 214 excludes the result in this case from the calculation of the standard deviation, It is comprised so that it may use for the calculation of the number of correct answers of a task, and the correct answer rate of a reaction task.
[0051]
By calculating the age and the reaction time in advance for a plurality of subjects, the statistics of the reaction time are obtained, the standard deviation of the reaction time is obtained from the statistics in this reaction time, the regression equation for obtaining the age from the standard deviation of the reaction time is obtained, The evaluation data DB storage unit 262 stores a function representing this regression equation in advance as evaluation data. In S17, the body function evaluation unit 215 refers to the regression equation from the evaluation data DB storage unit 261, and in S18, substitutes the standard deviation value of the reaction time into the function representing the regression equation, The predicted value is calculated, and the predicted age value is transferred to the data storage / display unit 216. In S19, the data storage / display unit 216 stores the reaction task result in association with the ID of the average reaction time, the standard deviation of the reaction time, the number of correct responses, the correct answer rate of the reaction tasks, and the age. The average reaction time, the standard deviation of the reaction time, the number of correct answers of the reaction task, and the correct answer rate of the reaction task are stored in the unit 261, for example, as shown in FIG. Displayed in the part 38, the correct answer rate display part 39, and the correct answer number display part 40, respectively, and after a predetermined time has elapsed, for example, as shown in FIG. To do.
[0052]
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a physical function evaluation result display screen displayed on the display unit. In FIG. 7, the physical function evaluation result display screen 50 includes a graph display part 51 that shows the evaluation result of the physical function as a graph, and a sentence display part 52 that shows the evaluation result of the physical function as a sentence. The horizontal axis of this graph is the standard deviation of the reaction time, the vertical axis is the age, and the straight line is a regression line for obtaining the age from the standard deviation of the reaction time. Moreover, in order to make it easy to recognize the evaluation result of the body function along the vertical axis, an indicator bar whose texture is changed according to age is further provided. The data storage / display unit 216 displays the measurement result of the subject 1 with the text “your measurement result” with an arrow on the horizontal axis of the graph when displaying the evaluation result of the physical function. The result (age predicted value) calculated using the regression line from the result (standard deviation of reaction time) is indicated by an arrow on the vertical axis of the graph, and the predicted value of age is expressed as "Your physical function is XX "This is a fee." The indicator bar may have a different display color for each age.
[0053]
Thus, since the physical function evaluation apparatus 10 evaluates the physical function of the subject 1 from the relationship between the age having a strong correlation and the standard deviation of the reaction time, the physical function can be evaluated with high accuracy. Since the relationship between the age and the standard deviation of the reaction time is based on statistics, the body function can be objectively evaluated.
[0054]
In the above-described embodiment, the regression equation for obtaining the age from the standard deviation of the reaction time is obtained in advance, and the age is obtained from the regression equation. However, the standard deviation of the reaction time obtained by measuring a plurality of subjects in advance. Is stored in the evaluation data DB storage unit 262 as an evaluation data database, and when the physical function evaluation unit 215 obtains a predicted value of the age, the physical function evaluation unit 215 selects the evaluation data database in S17. A regression equation may be calculated from the statistical data, and the predicted value of age may be obtained using the calculated regression equation.
[0055]
Further, the age of the subject 1 is further input before the evaluation, and when the subject 1 evaluates the physical function, the data recording / display unit 216 responds to the age of the subject 1 and the measurement result in S19. The standard deviation of time is added to the statistical data of the evaluation data database and recorded, and when the physical function evaluation unit 215 obtains the predicted value of age, the physical function evaluation unit 215 receives the evaluation data in S17. You may comprise so that a regression formula may be calculated from the statistical data of a database and the predicted value of age may be calculated | required using the calculated regression formula. With this configuration, the statistical data in the evaluation data database can be additionally updated, and the physical function can be evaluated with higher accuracy by increasing the number of samples.
[0056]
In the present embodiment, as described above, the body function was evaluated by single regression analysis by using the standard deviation of the reaction time, but the present invention is not limited to this. For example, the reaction time, the accuracy rate, and The body function may be evaluated by multiple regression analysis by combining a plurality of indices from indices such as the number of correct answers. For example, as shown in FIG. 8 and FIG. 9, when the body function is evaluated by using the accuracy rate and the standard deviation of the reaction time as an index, the contribution rate R of the regression equation ² (Freedom adjustment R ² ) Is 0.535. Therefore, the physical function can be evaluated with higher accuracy in the case where the standard deviation of the accuracy rate and the reaction time is used as the index than in the above-described case where only the standard deviation is used as the index. In FIG. 8, the number of examples is 68, the number of missing values is 14, the correlation coefficient is 0.741, R ² Is 0.549, R after adjusting the degree of freedom ² Is 0.535 and the RMS residual is 13.555. In FIG. 9, the regression coefficient has an intercept of 80.375, the accuracy rate is -0.521, the standard deviation of the reaction time is 0.189, the standard error has an intercept of 14.723, the accuracy rate is 0.144, and the response The standard deviation of time is 0.028, the intercept in the standard regression coefficient is 80.375, the accuracy rate is -0.313, the standard deviation of the reaction time is 0.593, and the intercept in the excluded F value is 29. .804, the accuracy rate is 13.755, and the standard deviation of the reaction time is 47.059.
[0057]
Further, in this embodiment, the standard deviation is calculated using the results of all the reaction times, and the subject's physical function is evaluated, but the reaction time is set to the left foot reaction time and the right foot reaction time, respectively. Separately, a statistic may be calculated for each foot, and the calculated statistic may be displayed on the display unit 23 as a physical function evaluation result. By comprising in this way, a body function can be evaluated according to each leg by the length of reaction time. Moreover, the body function with respect to each leg can be compared, and the imbalance and bias of the left and right body functions can be evaluated. For example, in S14, the reaction task generation unit 211 transfers the content of the reaction task to the data recording / display unit 216 in addition to the determination result of the correct or incorrect answer to the reaction task, and the data recording / display unit 216 The content of the reaction task is further stored in the reaction task result storage unit 261 regardless of the incorrect answer. In S16, the statistical processing unit 214 further calculates the average reaction time and standard deviation of the left foot from the total reaction time in the left foot, and further calculates the average reaction time and standard deviation of the right foot from the total reaction time in the right foot. The data recording / display unit 216 may be configured to display the results for each foot shown in FIG. 10, for example, after the display shown in FIG.
[0058]
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of the discrimination result display screen displayed on the display unit 23. In FIG. 10, the footstep display screen 60 includes a graph display portion 61 and a character display portion 62 that show the average reaction time and the standard deviation of the reaction time. In FIG. 10, the average response time and standard deviation of the reaction time are the characters “average reaction time left 556 msec right 513 msec” on the first line and “standard deviation left 112 msec right 55 msec” on the second line. The character display portion 62 is indicated by the characters and the bar graph corresponding to these values is indicated in the graph display portion 61 by footsteps.
[0059]
Further, from the viewpoint of preventing the subject 1 from losing balance or falling during the measurement of the reaction time, the left and right independent floor reaction force meter 11 is provided with a posture maintenance assisting device that assists in the posture maintenance of the subject 1. Also good. For example, as shown in FIG. 11, the posture maintenance assisting device 121 has a substantially U-shape that can be easily grasped by the hand in front of or right and left when the subject 1 faces the direction of the stimulus presentation unit 13. The handrail part 121-1 and the leg part 121-2 that supports the handrail part 121-1 are configured, and the handrail part 121-1 is a left and right independent floor reaction within a range that the subject 1 can grasp by hand. A force meter 11 is provided. By providing such a posture holding assist device 121, even the subject 1 with relatively weak leg strength can safely and repeatedly execute the reaction task.
[0060]
In the present embodiment, the reaction task is presented by a visual stimulus using light. However, the present invention is not limited to this, and a stimulus such as an auditory stimulus using sound or a sensory stimulus actually touching the subject 1 may be used.
[0061]
Moreover, in this embodiment, although the reaction subject was shown by blinking of light emission of two colors, it is not limited to this, A figure, words, etc., such as an arrow, may be sufficient.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, the physical function evaluation apparatus according to the present invention uses the standard deviation of the reaction time having a strong correlation with the physical function to evaluate the physical function on the basis of a statistic-based scale, so that it is higher than the conventional one. Physical function can be evaluated objectively with accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of a body function evaluation apparatus.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a control calculation unit of the body function evaluation apparatus.
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the body function evaluation apparatus according to the present embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of an input / result display screen displayed on the display unit;
FIG. 5 is a scatter diagram showing the relationship between age and average reaction time with the addition of a regression equation.
FIG. 6 is a scatter diagram showing the relationship between age and standard deviation of reaction time, to which a regression equation is added.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a physical function evaluation result display screen displayed on the display unit.
FIG. 8 is a diagram (part 1) showing a regression analysis result when the accuracy rate and the standard deviation of reaction time are used as indicators for evaluation of physical function.
FIG. 9 is a diagram (part 2) showing a regression analysis result when the accuracy rate and the standard deviation of the reaction time are used as indexes for evaluation of physical functions.
10 is a diagram showing an example of a footstep result display screen displayed on the display unit 23. FIG.
FIG. 11 is a view for explaining a posture holding assisting device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Test subject, 10 Physical function evaluation apparatus, 11 Right-and-left independent type floor reaction force meter, 12 Control calculation part, 13 Stimulus presentation part, 21 Calculation part, 22 Input part, 23 Display part, 24 Internal storage part, 26 Auxiliary storage part, 30 input / result display screen, 31 input ID display part, 32 practice / production button, 33 total stimulation number display part, 34 stimulation number display part, 35 stimulation display part, 36 reaction time display part, 37 average reaction time display part, 38 Standard deviation display part, 39 Correct answer rate display part, 40 Correct answer number display part, 50 Physical function evaluation result display screen, 51, 61 Graph display part, 52, 62 Sentence display part, 60 Footprint display screen, 121 Posture maintenance Auxiliary device, 121-1 handrail part, 121-2 leg part, 211 reaction task generation part, 212 motion detection part, 213 reaction time measurement part, 214 statistical processing part, 215 Body function evaluation unit, 216 data recording and display unit, 261 reactions assignment result storage unit, 262 evaluation data database storage unit

Claims

A body that evaluates and displays the physical function of a subject according to the length of the reaction time by measuring the reaction time from the presentation of the reaction task to the subject and the detection of the subject's movement in response to the response task. In the function evaluation device,
A physical function evaluation apparatus, wherein a standard deviation of reaction time is calculated from the measured reaction time, and the physical function is evaluated based on a scale based on statistics obtained in advance from the calculated standard deviation of reaction time.

The reaction time is the time from the presentation of the reaction task to the detection of the subject's foot-lifting action according to the reaction task, measured for each foot.
The body function evaluation apparatus according to claim 1, wherein the body function is evaluated based on a reaction time measured for each foot and the body function evaluated for each foot is displayed.

The reaction task is to cause the subject to perform different actions in response to different stimuli,
The body according to claim 1 or 2, wherein the standard deviation of the reaction time is calculated using only the reaction time when the detected motion of the subject is correct with respect to the presented reaction task. Function evaluation device.

Calculate the correct answer rate for the response task from the total number of response tasks and the number of correct responses,
The physical function evaluation apparatus according to claim 3, wherein the physical function is evaluated based on a calculated accuracy rate and a calculated standard deviation of a reaction time.

The physical function evaluation apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the time until presentation in the reaction task is randomized.