JP2005012778A - デジタルアイテム処理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバから配信されるコンテンツの著作権を十分に保護する。
【解決手段】本発明によるデジタルアイテム処理方法は、デジタルアイテムをデジタルアイテム宣言形式で記述するステップを含む。デジタルアイテムは、メディアコンテンツの基本処理を指定するデジタルアイテム方法の記述を含む。また、その処理方法は、デジタルアイテム宣言形式で記述されたデジタルアイテムを、デジタルアイテム宣言パーサによって解析する解析ステップと、デジタルアイテム方法を、デジタルアイテム方法エンジンにおけるデジタルアイテム方法プレゼンタによって解釈する解釈ステップと、デジタルアイテム方法によって指定されたメディアコンテンツの基本処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求する要求ステップと、ユーザから、基本処理に関する値又はパラメータを取得する取得ステップとを含む。
【選択図】 図7

Description

本発明は、デジタルアイテム処理方法及び装置に関する。より詳細には、ユニバーサル・マルチメディア・アクセス・フレームワーク中に存在し、デジタルアイテム(DI)にアクセスするために使用可能な内側の各種モジュールを処理できる、統一されたマルチメディア端末に関し、特に、デジタルアイテムの適応と、知的財産の管理及び保護のための基本動作に関する。DIとは、特定の関係に基づいて一緒に保持され、かつメタデータを関連付けることのできるマルチメディア・リソース(コンテンツ)の集合体である。
MPEG及びその他の標準化団体は、ビデオ、オーディオ、システム、通信プロトコル、コンテンツ表現、コンテンツ・パッケージング等に関して、ある場所から別の場所へのコンテンツの転送及び提供を効率的な方法で容易に行えるように、また大容量のコンテンツを限られたスペース内に容易に記憶できるようにするために、数多くの規格を制定してきた。
ユニバーサル・マルチメディア・アクセス・フレームワークは、複数のアプリケーション・ドメインにおける異なるカテゴリーのユーザによる、あらゆる種類のコンテンツの提供及び使用をサポートすることが可能な環境で、構築する必要がある。このようなフレームワークでは、共用ビジョン、つまりロードマップがそのアーキテクトによって理解され、確実に、メディア・リソースを提供するシステムが相互動作可能でトランザクションが簡単に行われることが要求される。このことは、コンテンツの提供、コンテンツのセキュリティー、権利管理、確実な支払い、及びこれらを可能にする技術に関するインフラストラクチャーの要件にも当てはまる。つまり、コンテンツ所有者、アーティスト、エンドユーザ、サービスプロバイダ、及びCE製造業者の全ての人は、このフレームワークが各自の目的をサポートするものであることがわかる。
デジタルアイテム(DI:Digital Item)とは、当該フレームワーク内における標準の表現、識別及び記述で構成されたデジタル対象物であると定義されている。この実体は、MPEG−21のフレームワーク内での配信及びトランザクションの基本単位でもあり、その目的はDIの電子商取引を可能にすることである。このフレームワークに基づいて、既に入念に開発された、又は現在開発中の主要技術がいくつかある。例えば、デジタルアイテム宣言(DID:Digital Item Declaration)は、その構成要素と構造(つまりリソースとメタデータ)という見地からマルチメディア・コンテンツを定義することを目的とした規格であり、DIDはXMLで記述される。
デジタルアイテム適応(DIA:Digital Item Adaptation)と知的財産の管理及び保護(IPMP:Intellectual Property Management and Protection)の2つは、MPEG−21を形成する最も重要な技術である。
かつてコンテンツプロバイダやサービスプロバイダは、各自の顧客を熟知しており、また各自のコンテンツを配信する手段も熟知し、又はこれを制御してきた。同時に、消費者は、テレビ、映画、音楽等の、はっきりと分類されたサービスの意味を理解していた。しかし今日、我々のこのような確信は揺らいでいる。エンドユーザはかつてなく予測不能であり、同一のコンテンツが多様な提供システムによって届けられ、様々な異なる消費装置でこれらを楽しむことができる。DIAは、DIが、ユーザ、ネットワーク及び装置のプロパティの具体的な特徴に最適になるよう、これをどのように適応させる(変形させる)べきかを記述する手段の提供を行う。DIAの仕様は、基本的な利用環境記述ツール、DIリソース適応ツール、DID適応ツールを定義する。
DIを管理し保護するIPMPのアーキテクチャは、DIバリューチェーンのあらゆるメンバーによるDIの配信、管理、及び利用に関連する、権利、条件、結果及び責務の記述と施行を提供する。ここでは、DIに関わるIPMPをできるだけ詳細に記述する手段と、当該アーキテクチャを持つトラストの役割と、DI管理及び利用可能性が、委託された実体が保証する特定の基準を満たすことを主張する能力等の機能のための同位要件に支えられた相互動作性とを定義する必要がある。
先行技術を図1に示し、DID(コンテンツ構成要素及びその構造)に静的IPMP記述子及びDIA記述子情報を含む現状について述べる。DI宣言(モジュール1.1)は、いくつかの基本トランザクション単位DI(モジュール1.2、1.3、1.4)で構成され、プロバイダからユーザへ提供される。当該宣言内では、いくつかの重要なIPMP記述子情報(モジュール1.5)及びDIA記述子情報(モジュール1.6)も、DIトランザクションの保護及び適応に関するマルチメディア・フレームワークを支えるために伝送される。REL/RDD記述子情報及びER記述子情報についても、同様の状況が当てはまる。
上記の例から、XML形式におけるDIDのこのような静的な記述を使用する場合、実際のDIに対する機能を追加することができない。
近年、デジタルアイテム処理(DIP)が、最も重要な技術部分であることが認識されている。DIPは、DIがDI自体のレベルにおいて扱われる手順をDIのユーザが指定するための方法を提供できる。DIPには、このフレームワークをサポートするためのデジタルアイテム方法及び動作等いくつかの技術が含まれ、実用的に利用できるように、定義されている構成要素すべて(例、DIA及びIPMP)をリンクすることが試行されている。
MPEG−21標準化作業の主眼点は、インタラクティブ(双方向)アプリケーションである。しかし、従来は、コンテンツの処理の仕方をサーバ側が指定できなかった。つまり、サーバは、コンテンツを一方的に配信するのみで、ユーザが配信されたコンテンツをどのように処理するかまでは制御できなかった。よって、これまでは、配信されるコンテンツの著作権保護を十分に図れないという問題があった。
また、本発明は、以下の問題を解決することを課題とする。
インタラクティブアプリケーションは、MPEG−21標準化作業の主眼点となる。MPEG−21における様々な部分が規範的な方法によって定義されつつあるが、それに加えて、ユーザインタラクションに関連する基本動作も、将来における異なる端末/ピア間の相互動作性を最大にするために、規範的な方法によって定義される必要がある。
一方で、特にインタラクティブアプリケーションの場合、サービスを配信する前の多数のパラメータや選択は、ユーザによるオンライン入力に依存する。デジタルアイテム適応(DIA)においては、ユーザのプリファレンスが必要とされることがあり、IPMPにおいては、不足しているIPMPツールをユーザが該当場所から入手することが要求されることがある。
このような動作が明確なシンタックス及びセマンティクスと共に定義されるならば、これらの動作のプレゼンタが異なる端末に統合されるとき、非準拠の問題が回避される。
本発明においては、ユニバーサル・マルチメディア・アクセスのアプリケーションのインプリメンタが、コンテンツの適応及び保護のための仕様を定められた基本動作に基づいて、準拠する端末を構築できるようにするための規範的な方法を提供する目的で、DIA及びIPMPに関連する基本動作とその明確なシンタックス及びセマンティクスが定義される。
また、本発明の目的は、サーバから配信するコンテンツの著作権の十分な保護を可能にするデジタルアイテム処理方法及びデジタルアイテム処理装置を提供することである。
本発明に係るデジタルアイテム処理方法は、デジタルアイテムをデジタルアイテム宣言形式で記述する記述ステップであって、前記のデジタルアイテムは、メディアコンテンツ又はメディアコンテンツのアドレス、及び前記のメディアコンテンツの基本処理を指定するデジタルアイテム方法の記述を含むステップと、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムをユーザ端末に配信する配信ステップと、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを前記のユーザ端末が受信する受信ステップと、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを、デジタルアイテム宣言パーサによって解析する解析ステップであって、前記のデジタルアイテム方法の記述が出現すると、前記のデジタルアイテムを、デジタルアイテム方法エンジンに転送するステップと、前記のデジタルアイテム方法を、前記のデジタルアイテム方法エンジンにおけるデジタルアイテム方法プレゼンタによって解釈する解釈ステップと、前記のデジタルアイテム方法によって指定された前記のメディアコンテンツの基本処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求する第1の要求ステップと、前記のユーザから、前記の基本処理に関する前記の値又はパラメータを取得する第1の取得ステップとを含む。
本発明に係るデジタルアイテム送信処理方法は、デジタルアイテムをデジタルアイテム宣言形式で記述する記述ステップであって、前記のデジタルアイテムは、メディアコンテンツ又はメディアコンテンツのアドレス、及び前記のメディアコンテンツの基本処理を指定するデジタルアイテム方法の記述を含むステップと、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムをユーザ端末に配信する配信ステップとを含む。
本発明に係るデジタルアイテム受信処理方法は、デジタルアイテム宣言形式で記述されたデジタルアイテムをユーザ端末が受信する受信ステップと、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを、デジタルアイテム宣言パーサによって解析する解析ステップであって、メディアコンテンツの基本処理を指定するデジタルアイテム方法の記述が出現すると、前記のデジタルアイテムを、デジタルアイテム方法エンジンに転送するステップと、前記のデジタルアイテム方法を、前記のデジタルアイテム方法エンジンにおけるデジタルアイテム方法プレゼンタによって解釈する解釈ステップと、前記のデジタルアイテム方法によって指定された前記のメディアコンテンツの基本処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求する第1の要求ステップと、前記のユーザから、前記の基本処理に関する前記の値又はパラメータを取得する第1の取得ステップとを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、デジタルアイテム送信処理方法、及びデジタルアイテム受信処理方法において、前記のデジタルアイテム方法は、前記の基本処理に加えて、前記の基本処理に付随する付随処理を指定する。そして、好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及びデジタルアイテム受信処理方法は、さらに、前記の付随処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータを、ユーザ、インターネット上のリソース、又はデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムに要求する第2の要求ステップと、前記のユーザ、前記のリソース、又は前記のデジタルアイテムから、前記の付随処理に関する前記の値又はパラメータを取得する第2の取得ステップとを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法は、さらに、前記の第1の取得ステップに続いて、取得した前記の値又はパラメータを、前記のデジタルアイテム方法エンジンに接続された1以上のデジタルアイテム処理エンジンに転送する転送ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法は、さらに、前記の第2の取得ステップに続いて、前記の第2の取得ステップで取得した前記の値又はパラメータを、前記のデジタルアイテム方法エンジンに接続された1以上のデジタルアイテム処理エンジンに転送する転送ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法において、前記の第1の要求ステップは、ユーザに複数の選択肢を提示して、ユーザに複数の前記の選択肢の中から1つを選択させるステップであり、前記の第1の取得ステップにおいて、ユーザから取得する前記の値又はパラメータは、ユーザが選択した1つの前記の選択肢を示す。好ましくは、前記の第1及び第3のデジタルアイテム処理方法は、さらに、前記の第1の取得ステップに続いて、取得した前記の値又はパラメータに従って、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを変更する変更ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法において、前記の第2の要求ステップは、ユーザに複数の選択肢を提示して、ユーザに複数の前記の選択肢の中から1つを選択させるステップであり、前記の第2の取得ステップにおいて、ユーザから取得する前記の値又はパラメータは、ユーザが選択した1つの前記の選択肢を示す。好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法は、さらに、前記の第2の取得ステップに続いて、前記の第2の取得ステップで取得した前記の値又はパラメータに従って、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを変更する変更ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法は、さらに、取得した前記の値又はパラメータに基づいて、前記のユーザの要求のステータスを前記のユーザに表示する表示ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法は、さらに、取得した前記の付随処理に関する前記の値又はパラメータに基づいて、前記の付随処理に関連したデジタルアイテム処理エンジンを呼び出し、前記のデジタルアイテム処理エンジンに前記の付随処理を実行させる処理ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム送信処理方法において、前記の記述ステップは、さらに、前記のデジタルアイテム宣言形式で記述された前記のデジタルアイテムを二値化する二値化ステップを含む。
好ましくは、前記のデジタルアイテム処理方法、及び前記のデジタルアイテム受信処理方法において、前記の付随処理は、デジタルアイテム適応利用環境記述をユーザ又はインターネット上のリソースから取得するためのGetDIAUENode( )、デジタルアイテム適応リソース適応に関連する記述を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのGetDIAResourceNode( )、デジタルアイテム宣言に関するデジタルアイテム適応構成に関連する記述を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのGetDIAConfigNode( )、デジタルアイテム適応記述の登録、転送、要求、更新、及び削除メッセージを介してデジタルアイテム適応記述メッセージの送受信を行うためのProcessDIADM( )、デジタルアイテム適応ユーザ環境記述とデジタルアイテム適応リソース記述をマッチングすることによってデジタルアイテムを適応するためのAdaptResource( )、リソースの実際の適応を要求する前に、デジタルアイテム適応コンフィギュレーション記述子情報に基づいてデジタルアイテム宣言構成を行うためのAdaptDIDConfig( )、ライセンス情報及び権利情報を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのRightsLicenseCheck( )、ツール場所情報を有するIPMPツールリストを少なくとも含む必要のあるIPMP制御情報を前記の現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのIPMPControlInfo( )、ユーザのアイデンティティの有効性を確認するためにユーザのID及びパスワードをユーザ又は他の場所から取得するためのUserAuthentication( )、及びIPMPツールを、指定された場所から取得するためのIPMPToolsRetrieval( )の関数の少なくとも1つで定義される。
本発明に係るデジタルアイテム処理装置は、デジタルアイテム宣言形式で記述された、デジタルアイテム方法の記述を含むデジタルアイテムを解析するデジタルアイテム宣言パーサと、前記のデジタルアイテムにおける前記のデジタルアイテム方法を解釈するデジタルアイテム方法プレゼンタとを備える装置であって、前記のデジタルアイテム方法は、メディアコンテンツの基本処理及び前記の基本処理に付随する付随処理の少なくとも1つを指定し、前記のデジタルアイテム方法プレゼンタは、前記のデジタルアイテム方法によって指定されたメディアコンテンツの前記の基本処理及び前記の付随処理の少なくとも1つのセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求し、前記のユーザから、前記の値又はパラメータを取得することを特徴とする。
IPMP及びDIAに関する基本動作をシンタックス及びセマンティクスと共に定義することによって、ユニバーサル端末においてデジタルアイテムを処理及び動作できる。
(作用)
DIプロバイダ側
コンテンツデジタルアイテム(DI)は、シーン構造を構築することによって生成される。シーン構造においては、そのデジタルアイテムは何であるか、実際のメディア・リソースはどこにあるか、そのDIはどのように保護されているか、そのDIを使用するための権利は何か、メディア・リソースを配信してユーザが消費するために使用可能な端末とネットワークQoS記述及び/又はビットストリーム記述は何かを伝えるため、対応するIPMP(REL)及びDIA記述が一緒に構造的にリンクされる。
対応するDIの受信側がユーザと対話して、保護及び適応によってメディア・リソースをさらに処理できるようにするため、IPMP及びDIAの機能のための方法とその基本動作を、このようなコンテンツDIモデルに加える必要がある。
DI消費者側
MPEG−21端末(ピア)は、DIDパーサと、IPMP(RELあり/なし)パーサと、DIAパーサとを実装することによって構築される。解析されたDID情報は、処理エンジンに送る、又は対応するエンジン(例、DIAエンジン、IPMPエンジン)にさらに送ることができる。
MPEG−21端末(ピア)は、入ってくるメディアの特性とマッチングして適応されたリソースを生成するための、端末の利用環境(UE)特性を記述するためのテーブルを確立することによって構築される(注:適応手順は、端末/ピアのUE特性が予め送信されている場合には、中間ピア又はDIプロバイダ側においても発生させることができる)。
定義された方法と定義された動作を持つデジタルアイテムが、図2に示すように、MPEG−21の端末処理エンジン又はデジタルアイテム方法エンジン(DIME:Digital Item Method Engine)によって処理されるとき、端末とユーザの間に一連のアクションが起こる。
2.1のモジュールにおいて、DIMEは、デジタルアイテムと共に送られてきた指定されたDIM(デジタルアイテム方法:Digital Item Methods)(図2では、DIMS(Digital Item Methos Script)と記される。)又はDIBO(デジタルアイテム基本動作:Digital Item Base Operations)を解釈する。
2.2のモジュールにおいて、DIMEは、ユーザが容易に理解できるように、指定された方法をセマンティクスに基づいて特定の形式においてユーザに提示する。
2.3のモジュールにおいて、DIMEは、ユーザから特定の形式において入力値を取得し、それらを、指定されたDIM/DIBOによって必要とされる指定された形式に変換する。
2.4のモジュールにおいて、DIMEは、入力値を指定された形式において、対応するモジュール、すなわち2.6のモジュールにおけるIPMPエンジン、2.5のモジュールにおけるDIAエンジン、2.7のモジュールにおけるRELエンジン、又は2.8のモジュールにおける他のDIPエンジンに戻す。
ここで、2.9のモジュールは、自分のユニバーサル・マルチメディア端末(準拠するMPEG−21端末)からインタラクティブ式にサービスを使用しているユーザを表す。
モジュール2.10の中のDIMEプレゼンタは、ユーザに提示するか又はユーザからの入力を取得するための基本動作すべてを解析する。
図2及びDIMEの機能から理解できるように、ユーザインタラクションに関連する多くのタイプの基本動作を明確なシンタックス及びセマンティクスと共に定義でき、その結果、複数のインプリメンタが、それぞれ互いに環境及びアプリケーションが異なっていても、同じシンタックス及びセマンティクスに従うことによって基本動作を実装できる。
本発明においては、DIAに関連する基本動作は、ユーザのプリファレンス、ユーザの環境、端末の能力等、ユーザ環境情報を取得できるように定義される。
IPMPに関連する基本動作は、ユーザのID及びパスワード、IPMP制御情報、IPMPツール取得等、ユーザによって送られるか又はユーザに関連する情報を取得できるように定義される。
RELに関連する基本動作は、DIの記録、DIの転送、DIのコピー等、ユーザによって送られる、DIの利用情報を取得できるように定義される。
図2及び上記説明によると、端末がユーザからの入力を取得する必要がある場合、基本動作のほとんどは、例えば以下の関数を有する必要がある。
F_Name(pointer1, parameter1, parameter2, ..., pointer2)
pointer1は、方法が伝えられるDID内の位置を指し、この関数において無視できる。parameter1, parameter2, ...は、ユーザからの入力値であり、特定のモジュールが適切なアクションを行うのに必要な値である。pointer2は、さらなる処理のために使用する入力値を受け取るために特定のモジュールが位置する場所を指す。
本発明によるデジタルアイテム処理方法及びデジタルアイテム処理装置によれば、サーバから配信されるコンテンツの著作権を十分に保護することができる。
本発明は、マルチメディア・フレームワークを構築するために、ユニバーサル端末においてデジタルアイテムを処理及び操作するために使用される基本動作の必要性を示す。静的なIPMP記述子及びDIA記述子情報を処理するためのいくつかの基本動作が定義されている。本発明は、最大限の相互動作性の下に広範に使用されるとき、MPEG−21端末(ピア)におけるメディア・リソースの消費処理を保護及び適応によって強化する。
(実施の形態1)
図3は、MPEG−21のフレームワーク内で、デジタルアイテム(DI)が、サーバ(プロバイダ)10からユーザ(消費者)12に配信される様子を説明する図である。ここで、デジタルアイテムは、音声、映像、及びIPMPデータ等のメディアコンテンツを含むコンテンツ部14と、各々のメディアコンテンツのアドレスを含むヘッダ部16とから成る。MPEG−21のフレームワーク内では、通常、図3に示されるように、デジタルアイテムのヘッダ部16が、コンテンツ部14よりも先に、ユーザ12に配信される。ユーザ12は、デジタルアイテムのヘッダ部16を先に受信し、サーバから提示される条件に同意する場合にのみ、パッケージ化されたコンテンツ部14を受信することができる。
図5は、DID形式で記述されたデジタルアイテムのヘッダ部16に対応するDIDドキュメントを示す図である。DIDドキュメントは、いくつかのデジタルアイテム20,22,24を含む。また、それぞれのデジタルアイテム20,22,24のリソース26は、実際のデジタルコンテンツを所有する所有元のアドレスを含む。さらに、DIDドキュメントは、いくつかのIPMP記述子情報(ステートメント)28、及びDIA記述子情報(ステートメント)30も含む。さらに、DIDドキュメントは、REL(Rights Expression Language)/RDD(Rights Data Dictionary)記述子情報、及びER(Event Report)記述子情報(図示されない)等を含んでもよい。
ここで、DIDドキュメントは、図5の点線Aに示されるように、デジタルアイテム方法(DIM:Digital Item Method)の記述を含む。このDIMの記述は、ユーザがコンテンツに対して実行できるコンテンツの基本処理(再生、複製、及び印刷等)を指定するものである。具体的に、図5のDIMの記述は、「ユーザが、100円支払えば、コンテンツを2回再生できる」ことを意味する。ユーザ(MPEG−21端末)は、DIDドキュメントにおけるIPMP記述子情報28、及びDIA記述子情報30等の記述に従って処理を行う。すなわち、ユーザは、100円支払うことに同意した場合にのみ、図5のリソースに記述されたアドレスに存在するメディアコンテンツを再生することができる。
図4は、これまで説明したデジタルアイテムの送受信処理を示すフロー図である。まず、サーバ10が、デジタルアイテムをデジタルアイテム宣言形式で記述する(ステップS1)。次に、サーバ10が、デジタルアイテム宣言形式で記述されたデジタルアイテム(のヘッダ部16)を、ユーザ(MPEG−21端末)12に配信(送信)する(ステップS2)。ユーザ12は、サーバ10から送信された、デジタルアイテム宣言形式で記述されたデジタルアイテム(のヘッダ部16)を受信する(ステップS3)。
以下に、図5に示されるDIDドキュメントを受信したときのユーザ12(MPEG−21端末)の処理について説明する。図6は、MPEG−21端末12のシステムの構成を示すブロック図である。図6に示されるように、MPEG−21端末12は、デコーダ40、出力部42、及びユーザ入力部44を含む。デコーダ40は、DIDパーサ46、DIMエンジン48、DIAエンジン50、IPMPエンジン52、RELエンジン54、及びその他のDIPエンジン56を含む(DIMエンジン48、DIAエンジン50、IPMPエンジン52及びRELエンジン54は、それぞれ、DIPエンジン56の一種である。)。また、DIMエンジン48は、DIMプレゼンタ58を含む。
図7は、DIDドキュメントを受け取ったときにMPEG−21端末12が行う処理のフロー図である。図7に示されるように、まず、デコーダ40のDIDパーサ46が、DID形式で記述されたデジタルアイテムの中身を解析する(ステップS11)。DIDパーサ46は、デジタルアイテムにおいてDIMの記述が出現すると(<UsageRule>の記述が出現すると)、DIDドキュメントを、サブルーチンであるDIMプレゼンタ58に送る。次に、DIMプレゼンタ58は、DIMの記述を解釈する(ステップS12)。そして、DIMプレゼンタ58は、DIMにより指定された基本処理のセマンティクスに従って、その基本処理を実行するために必要な値又はパラメータをユーザに要求すると同時に、その基本処理をユーザに提示する。ここでは、「ユーザから100円支払うか否かを示す情報を取得する」というセマンティクスに従って、出力部42を用いて、ユーザに、「100円支払うか否か」の問いに答える値又はパラメータを要求する(ステップS13)。例えば、出力部42がディスプレイのとき、「100円支払って再生しますか?」というメッセージが、ディスプレイに表示される。
ユーザは、ユーザ入力部44を用いて、100円支払うか否かという問いに対する答えを示す値又はパラメータを入力する。DIMプレゼンタ58は、その値又はパラメータを取得する(ステップS14)。DIMプレゼンタ58は、取得した値又はパラメータに基づき、ユーザが100円支払うか否かを判断する(ステップS15)。DIMプレゼンタ58は、ユーザが100円支払うと判断する(例えば、取得した値又はパラメータが「TRUE」である)(ステップS15)と、取得した値又はパラメータを、DIAエンジン50、IPMPエンジン52、RELエンジン54、及び他のIPMエンジン56に転送し、再生を続行する(ステップS16)。一方、ユーザが100円を支払わないと判断する(例えば、取得した値又はパラメータが「FALSE」である)(ステップS15)と、DIMプレゼンタ58は、取得した値又はパラメータを、DIAエンジン50、IPMPエンジン52、RELエンジン54、及び他のIPMエンジン56に転送し、再生を中止する(ステップS17)。ここで、DIMプレゼンタ58は、ステップS4において、ユーザから値又はパラメータを取得したとき、ユーザから特定の形式で入力された値又はパラメータを、DIMによって必要とされる指定された形式に変換することができる。つまり、ユーザから、100円を支払うか否かを示す値又はパラメータを取得し、それを指定された形式に変換して、DIAエンジン50等に転送することができる。
上述したように、DID形式で記述されたデジタルアイテムに、コンテンツの基本処理(例えば、再生、コピー、印刷)を指定するデジタルアイテム方法を追加することにより、サーバ側が、配信されたコンテンツをユーザがどのように処理するかまで指定することができる。よって、ユーザに配信されるコンテンツの著作権を十分に保護することができる。
なお、上述の説明では、デジタルアイテム20,22,24のリソース26が、実際のデジタルコンテンツを所有する所有元のアドレスを含むとしたが、各々のデジタルアイテムが、実際のデジタルコンテンツを含んでもよい。
再生が続行される場合、DIMプレゼンタ58は、デジタルアイテムの記述に従って、サーバからコンテンツを取得するためのいくつかの準備処理(「再生」処理に付随する付随処理)を行う。図8は、DIMプレゼンタ58が複数の準備処理を実行するときの処理を示すフロー図である。図8に示されるように、まず、DIMプレゼンタ58は、DIAエンジン50を呼び出し、デジタルアイテムのDIA記述とMPEG−21端末のDIA記述の適合を調べさせる(DIA適合処理:ステップS21)。これにより、MPEG−21端末のデコーダの機能が、コンテンツに適合しているかどうかを調べる。図9は、DIMプレゼンタ58が行うDIA適合処理のフロー図である。DIMプレゼンタ58は、DIA適合処理に関するDIMの記述を解釈する(ステップS32)。そして、DIMプレゼンタ58は、ユーザ、インターネット上のリソース、又はDIDドキュメントに、DIMにより指定されたDIA記述適合処理のセマンティクスに従って、そのDIA適合処理を実行するために必要な値又はパラメータを要求する(ステップS33)。DIMプレゼンタ58は、ユーザ、インターネット上のリソース、又はDIDドキュメントから、必要な値又はパラメータを取得する(ステップS34)と、DIAエンジン50を呼び出し、取得した値又はパラメータを、DIAエンジン50に転送して、DIA適合処理を実行させる(ステップS35)。DIAエンジン50は、DIMプレゼンタ58から転送された値又はパラメータを用いて、DIA適合処理を行う。DIMプレゼンタ58は、DIAエンジン50から出力される信号により、2つのDIA記述が適合しないことを検知する(DIAエンジン50から2つのDIA記述が適合しないことを示す信号を取得する)(ステップS22)と、再生処理を中止する(図8,ステップS23)。一方、DIAエンジン50から出力される信号により、2つのDIA記述が適合していることを検知する(DIAエンジン50から2つのDIA記述が適合したことを示す信号を取得する)(ステップS22)と、DIMプレゼンタ58は、IPMPエンジン52を呼び出して、IPMP処理を実行させる(ステップS24)。ここで、DIMプレゼンタ58は、DIA適合処理と同様に、IPMP処理に必要な値又はパラメータを、ユーザ等から取得して、IPMPエンジン52に転送してもよい。IPMPエンジン52は、このIPMP処理において、コンテンツがどんな方式で保護されているかを調べ、必要なIPMPツールを取得する。DIMプレゼンタ58は、IPMPエンジン52から出力される信号により、IPMPツールが取得できないことを検知する(IPMPエンジン52からIPMPツールが取得できないことを示す信号を取得する)(ステップS25)と、再生処理を中止する(ステップS23)。一方、DIMプレゼンタ58が、IPMPエンジン52から出力される信号により、IPMPツールが取得できることを検知する(IPMPエンジン52からIPMPツールを取得できることを示す信号を取得する)、すなわち、保護を解除できる場合には、DIMプレゼンタ58は、次に、RELエンジン54を呼び出し、再生するための権利がそのユーザにあるか否かを調べさせる(REL処理:ステップS26)。ここで、DIMプレゼンタ58は、DIA適合処理と同様に、REL処理に必要な値又はパラメータを、ユーザ等から取得して、RELエンジン54に転送してもよい。DIMプレゼンタ58は、RELエンジン54から出力される信号により、再生するための権利(資格)がユーザにないことを検知する(RELエンジン54から再生するための権利がユーザにないことを示す信号を取得する)(ステップS27)と、再生処理を中止する(ステップS23)。一方、DIMプレゼンタ58が、RELエンジン54から出力される信号により、再生するための権利がユーザにあることを検知する(RELエンジン54から再生するための権利がユーザにあることを示す信号を取得する)(ステップS27)と、MPEG−21端末は、サーバにコンテンツを要求し、サーバからコンテンツが提供される(ステップS28)。なお、再生のための準備処理は、上述したものに限られない。もし、デジタルアイテムが保護されていないなら、IPMP処理は省略できる。また、IPMP処理が、ユーザに再生するための権利があるか否かを調べる処理を含む場合には、REL処理は省略できる。
さらに、各々の準備処理の順序は、上述したものに限られない。例えば、REL処理、DIA適合、IPMP処理の順に行われてもよい。この順序は、DIDドキュメントにおけるDIMの記述、例えば、各々の準備処理に関する記述が、どのような順序で存在するか等によって定められる。よって、サーバ側は、この準備処理の順序を自由に定めることができる。
DIMプレゼンタ58は、ユーザとインタラクティブな関係にある。ユーザが100円支払って再生することを選択した後、DIMプレゼンタ58は、さらに、DIA記述子情報(ステートメント)30に記述されたMIDの記述を解釈して、新たに別の処理(「再生」処理に付随する付随処理)を行うことができる。例えば、コンテンツが映像である場合、それは、表示サイズを決定する処理であってよい。DIMプレゼンタ58は、表示サイズ決定処理の「ユーザから表示サイズを示す情報を取得する」というセマンティクスに基づき、ユーザに、表示サイズに関する値又はパラメータを要求してもよい。これは、例えば、ユーザに、複数の表示サイズの選択肢を提示することにより実現できる。ユーザがその選択肢の中から1つを選択すると、つまり、DIMプレゼンタ58が、ユーザから、表示サイズに関する値又はパラメータを取得すると、DIMプレゼンタ58は、取得した値又はパラメータを、DIAエンジン50に転送する。または、DIMプレゼンタ58は、取得した値又はパラメータを、DIDドキュメントにおけるDIA記述子情報30の所定の位置に書き込み、そのDIDドキュメントをDIAエンジン50に転送してもよい。
なお、上述の付随処理は、表示サイズを決定する処理に限られない。例えば、解像度を決定する処理等であってもよい。
(実施の形態2)
以下では、DIMプレゼンタ58が、ユーザから取得した値又はパラメータに従って、デジタルアイテムの記述を変更する場合について説明する。
図10Aは、サーバ10から配信されるDIDドキュメントのステートメント部分を抜き出した図である。これは、図5に示されたアイテム22のステートメント28に対応する。図10Aにおいて、点線Aで囲まれた記述は、DIMの記述である。図10AにおけるDIMの記述は、ユーザが、音声のコンテンツのみを取得(再生)するか、音声と映像の両方のコンテンツを取得(再生)するかどちらかを選択できることを意味する。
図11は、図10Aに示されたステートメントを含むDIDドキュメントを受け取ったときにMPEG−21端末12が行う処理のフロー図である。ステップS41及びステップS42は、それぞれ、図7におけるステップS11及びステップS12と同一であるので、説明を省略する。ステップS42において、DIMプレゼンタ58が、図10Aに示されるDIMの記述を解釈したとき、上述の再生のセマンティクスに従って、再生を実行するために必要な値又はパラメータを、ユーザに要求する(ステップS43)。すなわち、どちらを選択するかを示す値又はパラメータをユーザに要求する。ユーザは、ユーザ入力部44を用いて、選択の結果を示す値又はパラメータを入力する。DIMプレゼンタ58は、ユーザから値又はパラメータを取得する(ステップS44)。ここで、DIMプレゼンタ58は、ユーザから取得した値又はパラメータが有効であるかどうかを判断する(ステップS45)。有効なものでない場合は、ディスプレイ等により、ユーザにその内容を表示してもよい(ステップS46)。例えば、「ユーザの要求のステータス=unsatisfied」等というメッセージを、ディスプレイに表示してもよい。ユーザから取得した値又はパラメータが有効である場合、DIMプレゼンタ58は、取得した値又はパラメータに応じて、図10Aに示されたステートメントの記述を変更する(ステップS47)。例えば、ユーザが音声のコンテンツのみを取得(再生)することを選択した場合、DIMプレゼンタ58は、図10Aに示されたステートメントを、図10Bに示されたステートメントに変更する。すなわち、図10Aに示されたステートメントの<Decoder>と</Decoder>に囲まれた箇所における<Video>MPEG−4 SP</Video>の記述を削除する。その後、図10Bに示されたステートメントを含むデジタルアイテム、すなわち、変更されたデジタルアイテムを、他のDIPエンジン(のパーサ)に転送する(ステップS48)。
上述のデジタルアイテム処理方法によれば、サーバは、ユーザとインタラクティブな関係にあり、ユーザの希望に従って、コンテンツの再生の仕方を指定できる。従って、サーバが、ユーザに配信されるコンテンツの著作権を十分に保護することができると同時に、ユーザは、自分の都合に合わせてコンテンツを選択できるという効果がある。
なお、ステップS45及びステップS46において、ユーザから取得した値又はパラメータが有効である場合でも、DIMプレゼンタ58は、その内容を、ディスプレイ等を用いて、ユーザに表示することができる。また、実施の形態1において、ユーザから、100円支払うか否かを示す値又はパラメータを取得した場合に、ユーザの要求のステータスを、ディスプレイ等を用いて、ユーザに表示してもよい。
上述のように、DID形式で記述されたデジタルアイテムにDIMの記述を追加することにより、サーバとユーザをインタラクティブな関係に保ち、サーバ側が、ユーザの意見も考慮した上で、コンテンツの処理を指定することができる。例えば、以下のような場合も考えられる。サーバ側が、デジタルアイテムに、ユーザが携帯機器でコンテンツを再生するのか、外部の大画面ディスプレイにつないでコンテンツを再生しようとするのか選択できるという内容のDIMを記述する。すると、ユーザ側端末のDIMプレゼンタ58が、ユーザに、出力部42(ディスプレイ等)を介して、その視聴機器環境を尋ねる。もし、ユーザが、携帯機器でコンテンツを再生しようとしている(DIMプレゼンタ58が、携帯機器を選択したことを示す値又はパラメータを取得する)なら、DIMプレゼンタ58は、コンテンツストリームの基本レーヤのみをデコードするように、デジタルアイテムの記述を変更することにより、デコード処理を変更して、低解像度(180画素x120ライン)での表示を可能にする。一方、もし、ユーザが外部の大画面ディスプレイにつないでコンテンツを再生しようとしている(DIMプレゼンタ58が、大画面ディスプレイを選択したことを示す値又はパラメータを取得する)ときには、DIMプレゼンタ58は、大画面(1980画素x1088ライン)で表示しても映像がぼけないように、基本レーヤと補強レーヤのすべてのストリームをデコードするように、デジタルアイテムの記述を変更する。また、再生するコンテンツが音声である場合、DIMプレゼンタ58は、ユーザが携帯機器で聞いている時は、主チャンネルのみをデコードするようにデジタルアイテムを変更して、モノラル再生を可能にし、ユーザがAVシアター機器に接続して聞いている時は、5.1チャンネル全てを再生するようにデジタルアイテムを変更して、サラウンド効果を可能にすることができる。
なお、必要な値又はパラメータを、ユーザに要求するステップにおいて、ユーザに、複数の選択肢を提示してもよく、ユーザに必要な値又はパラメータを入力するように要求してもよい。また、取得した値又はパラメータに基づいて、ユーザの要求のステータスをユーザに表示してもよい。例えば、ユーザ要求として、5.1chのサラウンド再生を入力した場合に、コンテンツが2chの音声しかない時には、5.1chの再生が出来ないことを「ユーザの要求のステータス=unsatisfied」として表示してもよい。
従来は、サーバ側が、コンテンツの処理の仕方(例えば、再生の仕方)を指定できなかったので、例えば、映像の解像度は固定で720画素x480ライン、音声は2chステレオのみ等のあらかじめ決まった規格でしかコンテンツを作れなかった。しかし、本発明によれば、ユーザとサーバは、インタラクティブな関係にあり、サーバが、ユーザの意見を考慮してコンテンツの処理の仕方を指定できる。よって、サーバが、ユーザに配信されるコンテンツの著作権を十分に保護することができると同時に、ユーザは、自分の都合に合わせて、コンテンツを選択でき、あらかじめ使用している視聴覚機器等(MPEG−21端末)に適応するコンテンツの規格を調べて、その規格のコンテンツを探索するといった煩雑な処理をする必要がなくなる。
なお、これまでの説明において、DIDドキュメントは、ASCII文字で記載されていた。しかし、各用語に二値化データを対応させ、DIDドキュメント全体を二値化データで表現することも可能である。例えば、ステートメントにおいて、「IPMP」は「00011」、「Description」は「00101」といったように、全ての用語に二値化データを対応させることができる。これにより、DIDドキュメント全体の容量を小さくすることができる。
また、本発明を別の観点から説明すると以下のようになる。なお、以下の説明における「基本動作」とは、上述の説明における「基本処理」又は「付随処理」のことである。
IPMP及びDIAのためのデジタルアイテム方法及び基本動作
デジタルアイテム宣言は、デジタルアイテムを定義するのにXML言語を使用するように標準化されているため、静的な宣言である。デジタルアイテム方法を使用することで、ユーザはデジタルアイテム宣言に機能を加えることができ、DIに関するユーザインタラクションが可能となる。中心的な概念は、DIDを受信すると、デジタルアイテムに適用できるDI方法のリストがユーザに提示されるというものである。ユーザは1つの方法を選択し、その方法がDIPエンジンによって実行される。デジタルアイテム基本動作は、DIMが構築される基本動作を記述する。DI方法はこれらの動作を利用して、ユーザの意図に従って、デジタルアイテムの処理を達成する。
例えば、MPEG−21端末(ピア)には、リソースを再生する機能を実装することが予測される。このような方法用として、少なくとも1つの単純な動作再生について、次のように仕様を定める必要がある。
Figure 2005012778
なお、MpegDIPResourceStatusオブジェクトにはisPlaying( )方法が含まれ、この方法は、このオブジェクトが表す再生アクションに関連付けられるリソース「再生中」であるか否かを示すブーリアンを戻す。「再生中」が意味を持たないリソースの場合は(例、非タイムベースのリソース)、このオブジェクトは常にfalseを戻す。
リソースを再生するための適切なソフトウェアを特定し、そのソフトウェアが見つからない場合にはユーザにそのことを知らせることは、DIMエンジンの役割である。例えば、DIMEはリソースを内部的にレンダリングするか、又はリソースをレンダリングするための外部の「第三者」が製作したソフトウェアを特定して使用するメカニズムを提供することができる。
しかしながら、DIによる電子商取引の場合には、メディア・リソースを単に消費することに対処するのみならず、入ってくる実際のDIに関する保護及び適応のアクションも検討して含める必要がある。MPEG−21端末には、IPMP及び/又はDIA動作をIPMPモジュールエンジン及び/又はDIAモジュールエンジンを通じて実行することもできる複雑な処理エンジンを持たせる必要がある。
要約すると、IPMP/DIAに関連する動作も定義されているDIMをより広範に使用することにより、IPMP(RELあり/なし)及びDIAを適切に利用することを通じて、ユーザとDIのインタラクション(対話)を規定できる。
図12は、DIMの例として「再生」(3.1)を示す。ボックス(3.2)には、「リソースの再生」を実現するステップが示されている。この階層は、1つの言語で表現する必要がある。図の基本動作のステップによると、端末は、最初に、DIAエンジンを呼び出して、デジタルアイテムのDIA記述と端末のDIA記述とを調べる(3.3)。このDIAマッチング又は適応に失敗すると、「再生」は停止し、そうでない場合は、端末は、IPMPエンジンを呼び出して、デジタルアイテムのIPMP処理を行う(3.4)。そのデジタルアイテムに関連付けられている利用権利がある場合にはRELが呼び出され、そうでない場合はデジタルアイテムのレンダリングに進む。RELエンジンは、権利についてユーザを調べ(3.5)、そのユーザがデジタルアイテムを消費する資格がないことが判明した場合には、「再生」は停止する。
上記以外のケースもあり得る。例えば図13に示されているように、ボックス(4.2)内のシーケンスの場合、ユーザによって「再生」(4.1)がトリガされた後、REL処理(4.3)が呼び出され、再生するための権利がそのユーザにあるか否かを調べる。DIA記述マッチングが調べられた後(4.4)、DIが保護されている場合にはIPMP処理がトリガされる(4.5)。
以下では、DIA及びIPMPに関連するいくつかの有用な基本動作が、そのシンタックス及びセマンティクスと共に定義されている。
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
Figure 2005012778
本発明は、その様々な態様から見て、以下のような構成を持つと考えられる。第1の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、
デジタルアイテム(DI)をデジタルアイテム宣言(DID)形式にパッケージ化するステップと、
前記パッケージ化されたデジタルアイテム(DI)に基本動作を埋め込むステップであって、前記DIが、マルチメディアコンテンツ、ビデオ、映画、音楽、写真、画像、本、記事、美術等であり得るステップと、
前記埋め込まれた基本動作を備えるパッケージ化されたDIをDID形式においてユーザに配信するステップと、
DID形式における前記DIをDIDパーサによって解析するステップと、
前記DIに埋め込まれている前記基本動作をデジタルアイテム方法(DIM)プレゼンタによって解釈するステップと、
前記各基本動作を前記基本動作のセマンティクスに従ってユーザに提示するステップと、
デジタルアイテム処理(DIP)エンジンに必要な値又はパラメータを、ユーザから、又は特定の場所から取得するステップと、
前記取得された値又はパラメータを、さらなる処理のためにそれを必要とするDIPエンジンに戻すステップとを含む装置である。
第2の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、デジタル・アイテム・オーサリング側において、
デジタルアイテム(DI)をデジタルアイテム宣言(DID)形式にパッケージ化するステップと、
前記パッケージ化されたデジタルアイテム(DI)に基本動作を埋め込むステップであって、前記DIが、マルチメディアコンテンツ、ビデオ、映画、音楽、写真、画像、本、記事、美術等であり得るステップと、
前記埋め込まれた基本動作を備えるパッケージ化されたDIをDID形式においてユーザに配信するステップとを含む装置である。
第3の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、デジタルアイテム消費側において、
DID形式にパッケージ化されているDIをDIDパーサによって解析するステップと、
前記DIに埋め込まれている基本動作をデジタルアイテム方法(DIM)プレゼンタによって解釈するステップと、
前記各基本動作を前記基本動作のセマンティクスに従ってユーザに提示するステップと、
デジタルアイテム処理(DIP)エンジンに必要な値又はパラメータを、ユーザから、又は特定の場所から取得するステップと、
前記取得された値又はパラメータを、さらなる処理のためにそれを必要とするDIPエンジンに戻すステップと、
前記ユーザの要求のステータスをユーザに表示するステップとを含む装置である。
第4の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、デジタルアイテム消費側において、
DID形式にパッケージ化されているDIをDIDパーサによって解析するステップと、
前記DIに埋め込まれている基本動作をデジタルアイテム方法(DIM)プレゼンタによって解釈するステップと、
前記各基本動作を前記基本動作の前記セマンティクスに従ってユーザに提示するステップと、
前記提示された基本動作をユーザが選択するのを待つステップと、
前記ユーザの選択をDIMエンジンに転送するステップと、
前記選択に従って前記DIの変更又は修正を行うステップ、又は、
適切なアプリケーションエンジンを呼び出して、前記ユーザの要求を前記ユーザの選択に従って処理するステップと、
前記ユーザの要求のステータスをユーザに表示するステップとを含む装置である。
第5の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、デジタルアイテムオーサリング側において、
デジタルアイテム(DI)を、基本動作がDIドキュメント内の適切な位置に挿入されたデジタルアイテム宣言(DID)形式にパッケージ化するステップであって、前記DIが、マルチメディアコンテンツ、ビデオ、映画、音楽、写真、画像、本、記事、美術等であり得るステップと、
前記挿入された基本動作を備えるパッケージ化されたDIをDID形式においてユーザに配信するステップとを含む装置である。
第6の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、請求項1、2、及び5における、デジタルアイテム(DI)をデジタルアイテム宣言(DID)形式にパッケージ化するステップが、デジタルアイテムオーサリング側において、
前記DIに適用される権利及びIPMP(Intellectual Property Management and Protection:知的財産の保護及び管理)と、前記DIに適用される記述及びメタデータと、前記DIに用意されている使用可能な動作又は方法とを示すためにシーンを構築するステップと、
前記DIDドキュメント内にXMLステートメントをリストするステップと、
前記使用可能な動作を前記DIDドキュメント内の対応する位置に挿入するか又は埋め込むステップと、
前記動作を備えるDIDドキュメントをバイナリに変換して、又は変換せずに配信するステップとをさらに含む装置である。
第7の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、
デジタルアイテム(DI)をデジタルアイテム宣言(DID)形式にパッケージ化するステップと、
前記パッケージ化されたデジタルアイテム(DI)に基本動作を埋め込むステップであって、前記DIが、マルチメディアコンテンツ、ビデオ、映画、音楽、写真、画像、本、記事、美術等であり得るステップと、
前記埋め込まれた基本動作を備えるパッケージ化されたDIをDID形式においてユーザに配信するステップと、
DID形式における前記DIをDIDパーサによって解析するステップと、
前記DIに埋め込まれている前記基本動作をデジタルアイテム方法(DIM)プレゼンタによって解釈するステップと、
前記各基本動作を前記基本動作のセマンティクスに従ってユーザに提示するステップと、
前記提示された基本動作をユーザが選択するのを待つステップと、
前記ユーザの選択をDIMエンジンに転送するステップと、
前記選択に従って前記DIの変更又は修正を行うステップ、又は、
適切なアプリケーションエンジンを呼び出して、前記ユーザの要求を前記ユーザの選択に従って処理するステップと、
前記ユーザの要求のステータスをユーザに表示するステップとを含む装置である。
第8の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、請求項1〜7における基本動作、動作、又は方法が、
DIA(Digital Item Adaptation:デジタルアイテム適応)利用環境(UE:Usage Environment)記述をユーザ又はURLから取得するためのGetDIAUENode( )、
DIAリソース適応に関連する記述、例えば、適応QoS記述、ビットストリーム、又はコンテンツ記述を現在のDIDから取得するためのGetDIAResourceNode( )、
DIDに関するDIA構成に関連する記述、例えば、DID構成プリファレンス記述、DIAコンフィギュレーション記述を現在のDIDから取得するためのGetDIAConfigNode( )、
DIA記述の登録、転送、要求、更新、及び削除メッセージを介してDIA記述メッセージ(DM)の送受信を行うためのProcessDIADM( )、
DIAユーザ環境記述とDIAリソース記述をマッチングすることによってデジタルアイテムを適応するためのAdaptResource( )、
リソースの実際の適応を要求する前に、DIAコンフィギュレーション(プリファレンス)記述子情報に基づいてDID構成を行うためのAdaptDIDConfig( )、
ライセンス情報及び権利情報を現在のDIDから取得するためのRightsLicenseCheck( )、
ツール場所情報を有するIPMPツールリストを少なくとも含む必要のあるIPMP制御情報を前記現在のDIDから取得するためのIPMPControlInfo( )、
ユーザのアイデンティティの有効性を確認するためにユーザのID及びパスワードをユーザ又は他の場所から取得するためのUserAuthentication( )、
IPMPツールを、指定された場所から取得するためのIPMPToolsRetrieval( )の関数の少なくとも1つであり得る装置である。
第9の構成によると、本発明は基本動作を備えたデジタルアイテム処理装置であって、請求項1〜7における基本動作、動作、又は方法が、請求項8に定義される関数に制限されない装置である。
IPMP保護記述子及びDIA記述子が含まれるDIDドキュメントの階層を示す図である。 DIM(Digital Item Method:デジタルアイテム方法)がMPEG−21端末において行う基本動作示す図である。 デジタルアイテム(DI)が、サーバからユーザに配信される様子を説明する図である。 デジタルアイテムの送受信処理を示すフロー図である。 DID形式で記述されたデジタルアイテムのヘッド部に対応するDIDドキュメントを示す図である。 MPEG−21端末のシステムの構成を示すブロック図である。 DIDドキュメントを受け取ったときにMPEG−21端末が行う処理のフロー図である。 DIMプレゼンタが複数の準備処理を行うときの処理を示すフロー図である。 DIMプレゼンタが行うDIA適合処理のフロー図である。 サーバから配信されるDIDドキュメントのステートメント部分を抜き出した図である。 図10Aに示されたステートメントを変更して得られるステートメントを示す図である。 図10Aに示されたステートメントを含むDIDドキュメントを受け取ったときにMPEG−21端末が行う処理のフロー図である。 ケース1における、IPMP及びDIA動作を使用するDIMの例「再生」を示す。 ケース2における、IPMP及びDIA動作を使用するDIMの例「再生」を示す。

Claims (11)

  1. デジタルアイテムをデジタルアイテム宣言形式で記述する記述ステップであって、前記デジタルアイテムは、メディアコンテンツ又はメディアコンテンツのアドレス、及び前記メディアコンテンツの基本処理を指定するデジタルアイテム方法の記述を含むステップと、
    前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムをユーザ端末に配信する配信ステップと、
    前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムを前記ユーザ端末が受信する受信ステップと、
    前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムを、デジタルアイテム宣言パーサによって解析する解析ステップであって、前記デジタルアイテム方法の記述が出現すると、前記デジタルアイテムを、デジタルアイテム方法エンジンに転送するステップと、
    前記デジタルアイテム方法を、前記デジタルアイテム方法エンジンにおけるデジタルアイテム方法プレゼンタによって解釈する解釈ステップと、
    前記デジタルアイテム方法によって指定された前記メディアコンテンツの基本処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求する第1の要求ステップと、
    前記ユーザから、前記基本処理に関する前記値又はパラメータを取得する第1の取得ステップと
    を含むデジタルアイテム処理方法。
  2. 前記デジタルアイテム方法が、前記基本処理に加えて、前記基本処理に付随する付随処理を指定し、
    さらに、前記付随処理のセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータを、ユーザ、インターネット上のリソース、又はデジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムに要求する第2の要求ステップと、
    前記ユーザ、前記リソース、又は前記デジタルアイテムから、前記付随処理に関する前記値又はパラメータを取得する第2の取得ステップと
    を含む請求項1に記載のデジタルアイテム方法。
  3. さらに、前記第1の取得ステップに続いて、
    取得した前記値又はパラメータを、前記デジタルアイテム方法エンジンに接続された1以上のデジタルアイテム処理エンジンに転送する転送ステップ
    を含む請求項1に記載のデジタルアイテム処理方法。
  4. さらに、前記第2の取得ステップに続いて、
    前記第2の取得ステップで取得した前記値又はパラメータを、前記デジタルアイテム方法エンジンに接続された1以上のデジタルアイテム処理エンジンに転送する転送ステップ
    を含む請求項2に記載のデジタルアイテム処理方法。
  5. 前記第1の要求ステップが、ユーザに複数の選択肢を提示して、ユーザに複数の前記選択肢の中から1つを選択させるステップであり、
    前記第1の取得ステップにおいて、ユーザから取得する前記値又はパラメータは、ユーザが選択した1つの前記選択肢を示し、
    さらに、前記第1の取得ステップに続いて、
    取得した前記値又はパラメータに従って、前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムを変更する変更ステップ
    を含む請求項1に記載のデジタルアイテム処理方法。
  6. 前記第2の要求ステップが、ユーザに複数の選択肢を提示して、ユーザに複数の前記選択肢の中から1つを選択させるステップであり、
    前記第2の取得ステップにおいて、ユーザから取得する前記値又はパラメータは、ユーザが選択した1つの前記選択肢を示し、
    さらに、前記第2の取得ステップに続いて、
    前記第2の取得ステップで取得した前記値又はパラメータに従って、前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムを変更する変更ステップ
    を含む請求項2に記載のデジタルアイテム処理方法。
  7. さらに、取得した前記値又はパラメータに基づいて、前記ユーザの要求のステータスを前記ユーザに表示する表示ステップを含む請求項1に記載のデジタルアイテム処理方法。
  8. さらに、取得した前記付随処理に関する前記値又はパラメータに基づいて、前記付随処理に関連したデジタルアイテム処理エンジンを呼び出し、前記デジタルアイテム処理エンジンに前記付随処理を実行させる処理ステップを含む請求項2に記載のデジタルアイテム処理方法。
  9. 前記記述ステップが、さらに、前記デジタルアイテム宣言形式で記述された前記デジタルアイテムを二値化する二値化ステップを含む請求項1に記載のデジタルアイテム処理方法。
  10. 前記付随処理が、
    デジタルアイテム適応利用環境記述をユーザ又はインターネット上のリソースから取得するためのGetDIAUENode( )、
    デジタルアイテム適応リソース適応に関連する記述を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのGetDIAResourceNode( )、
    デジタルアイテム宣言に関するデジタルアイテム適応構成に関連する記述を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのGetDIAConfigNode( )、
    デジタルアイテム適応記述の登録、転送、要求、更新、及び削除メッセージを介してデジタルアイテム適応記述メッセージの送受信を行うためのProcessDIADM(
    )、
    デジタルアイテム適応ユーザ環境記述とデジタルアイテム適応リソース記述をマッチングすることによってデジタルアイテムを適応するためのAdaptResource( )、
    リソースの実際の適応を要求する前に、デジタルアイテム適応コンフィギュレーション記述子情報に基づいてデジタルアイテム宣言構成を行うためのAdaptDIDConfig( )、
    ライセンス情報及び権利情報を現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのRightsLicenseCheck( )、
    ツール場所情報を有するIPMPツールリストを少なくとも含む必要のあるIPMP制御情報を前記現在のデジタルアイテム宣言から取得するためのIPMPControlInfo( )、
    ユーザのアイデンティティの有効性を確認するためにユーザのID及びパスワードをユーザ又は他の場所から取得するためのUserAuthentication( )、及び
    IPMPツールを、指定された場所から取得するためのIPMPToolsRetrieval( )の関数の少なくとも1つで定義される請求項2に記載のデジタルアイテム処理方法。
  11. デジタルアイテム宣言形式で記述された、デジタルアイテム方法の記述を含むデジタルアイテムを解析するデジタルアイテム宣言パーサと、
    前記デジタルアイテムにおける前記デジタルアイテム方法を解釈するデジタルアイテム方法プレゼンタと
    を備えるデジタルアイテム処理装置であって、
    前記デジタルアイテム方法は、メディアコンテンツの基本処理及び前記基本処理に付随する付随処理の少なくとも1つを指定し、
    前記デジタルアイテム方法プレゼンタは、前記デジタルアイテム方法によって指定されたメディアコンテンツの前記基本処理及び前記付随処理の少なくとも1つのセマンティクスに従って、必要な値又はパラメータをユーザに要求し、前記ユーザから、前記値又はパラメータを取得することを特徴とする装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014207025A (ja) * 2005-09-29 2014-10-30 コンテントガード ホールディングズ インコーポレイテッドContentGuard Holdings, Inc. 権利発行を伴うアドバンストコピー、及び管理されたコピートークンを用いたデジタル著作権管理システム及び方法

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