JP2005012738A

JP2005012738A - Casing fitting structure for portable telephone set

Info

Publication number: JP2005012738A
Application number: JP2003202082A
Authority: JP
Inventors: Akira Sasaki; 晃佐々木
Original assignee: NEC Saitama Ltd
Current assignee: NEC Saitama Ltd
Priority date: 2003-06-19
Filing date: 2003-06-19
Publication date: 2005-01-13
Anticipated expiration: 2023-06-19
Also published as: JP4266734B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent the generation of squeak noise caused by pushing or rubbing coated surfaces to each other without sacrificing the easiness of assembling or disassembling. <P>SOLUTION: In the casing fitting structure, a front case 9a and a rear cover 9b are fitted to each other in a state that a front case rib 10a projectingly provided in an inner peripheral portion of a front case side wall 10 constructing the edge of the front case 9a and a rear cover rib 11c protruded a little from the top surface of a front case rib holder 11a recessively provided in an inner peripheral portion of a rear cover side wall 11 constructing the edge of the rear cover 9b are made abut on each other, and the top face of the rear cover rib 11c is inclined to lock the front case rib 10a from lateral sliding. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、詳しくは、フロントケースとリアカバーとが互いに嵌合されて携帯電話機の筐体ができあがる携帯電話機における筐体嵌合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の携帯電話機としては、図９に示すように、受話部及び表示部を備える上側筐体（第１の筐体）１と、送話部及びキー操作部を備える下側筐体（第２の筐体）２とが、ヒンジ３を介して、折り畳み可能に結合された折り畳み式携帯電話機が広く出回っている。上記構成において、上側筐体１は、同図に示すように、メイン表示部用窓を備えるフロントケース１ａと、サブ表示部用窓を備えるリアカバー１ｂとが互いに嵌合された状態で構成され、このように形成された上側筐体１には、液晶表示パネル１００、カメラ１０１、アンテナ１０２、スピーカ、電気部品が実装されたプリント回路基板等が収納される構成となっている。また、下側筐体２は、各種のキー孔が穿設されたフロントカバー２ａと、各種のキーや電気部品が実装されたプリント回路基板、電池、及びマイクロホン等を搭載するためのリアケース２ｂとからなっている。ここで、上側筐体１を構成するフロントケース１ａ、リアカバー１ｂ、及び下側筐体２を構成するフロントカバー２ａ、リアケース２ｂを製造する際には、まず、これらの基体を、ポリカーボネート樹脂、ＡＢＳ（アクリロ二トリルブタジエンスチレン）樹脂等の合成樹脂又は金属を素材として一体成形法により形成した後、美観を高め物品の表面を保護するために、これらの外表面、及び、それぞれの周縁部を構成する側壁の外周側天面とに塗装を施すことが行われる。
【０００３】
かくして、図１０に示すように、上側筐体１を構成するフロントケース１ａにあっては、周縁部に、フロントケース側壁４が形成され、このフロントケース側壁４の天面の内周側部位にはフロントケースリブ４ａが突設され、外周側部位にはフロントケース塗装面４ｂが形成される構成となっている。一方、リアカバー１ｂにあっては、同図に示すように、リアカバー側壁５が形成され、このリアカバー側壁５の天面の内周側部位にはフロントケースリブ受け５ａが凹設され、外周側部位にはリアカバー塗装面５ｂが形成される構成となっている。
【０００４】
ところで、携帯電話機を数年使用すると、フロントケース１ａと、リアカバー１ｂとのそれぞれの周縁部側壁の外周側天面に施されたフロントケース塗装面（塗膜）４ｂ、リアカバー塗装面（塗膜）５ｂの経年劣化により、フロントケース塗装面４ｂ、リアカバー塗装面５ｂに微細なクラックが発生し、この結果、図１１に示すように、上側筐体１を強く握り緊めたりすると、あるいは、何らかの理由により、上下方向（上下斜め方向）から圧縮力ＡＡを加えると、フロントケース１ａと、リアカバー１ｂとの間で、フロントケース塗装面（塗膜の顔料粒子）４ｂ、リアカバー塗装面（塗膜の顔料粒子）５ｂ同士が押し合い、擦れ合うことによる軋み音等が発生し、ユーザに不快感を与える虞があった。
【０００５】
この不都合を解消する手段として、図１２に示すように、フロントケース側壁４とリアカバー側壁５とが当接対峙されて嵌合される状態では、フロントケースリブ４ａとフロントケースリブ受け５ａとを互いに突き当て、この部位にて、荷重を負担する役目を担わせる一方、フロントケース塗装面４ｂとリアカバー塗装面５ｂとの間に隙間Ｂを設けるようにした筐体嵌合構造（以下、第１の従来技術という）が提供されている。この構造によれば、フロントケース塗装面４ｂ、リアカバー塗装面５ｂ同士の押し合い、擦れ合いを軽減できるので、軋み音は生じない。しかしながら、図１３に示すように、上側筐体１に対して、何らかの理由により、上下斜め方向からの圧縮力ＡＡ、Ｃが加えられると、リアカバー側壁５が、横滑りして、フロントケース側壁４からずれ落ち、この結果、フロントケース塗装面４ｂ、リアカバー塗装面５ｂ同士の押し合い、擦れ合いが起こり、軋み音が発生する。それゆえ、上記第１の従来技術は、軋み音を防止する手段としては、完全ではない。
【０００６】
そこで、上記第１の従来技術の不都合を解消する手段として、図１４及び図１５に示すように、フロントケース６ａとリアカバー６ｂとからなる上側筐体６が提供されている（以下、第２の従来技術という）。第２の従来技術の構成では、リアカバー側壁７の天面に溝型のフロントケースリブ受け７ａを設け、このフロントケースリブ受け７ａに、フロントケース側壁８に突設されたフロントケースリブ８ａを挿入して突き当て、この部位にて、荷重を負担する役目を担わせる一方、フロントケース塗装面８ｂとリアカバー塗装面７ｂとの間に隙間Ｂを設けるようにしている。この第２の従来技術によれば、上側筐体６に対して、何らかの理由により、上下斜め方向からの圧縮力ＡＡ、Ｄが加えられても、リアカバー側壁７が、横滑りして、フロントケース側壁８からずれ落ちる虞はなくなる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第３の従来技術にあっては、溝型のフロントケースリブ受け７ａを作るためには、フロントケースリブ８ａを抱き込むため、その部位にて、リアカバー側壁７に厚みが必要となり、ともすれば、実装空間が犠牲となって、他の部品と干渉する、という問題があった。加えて、上側筐体６の組立て時あるいは解体時には、横方向の力を加えて、フロントケース６ａの嵌合孔とリアカバー６ｂの嵌合爪とを互いに嵌合させ又は離脱させる作業を行わなければならないが、溝型のフロントケースリブ受け７ａによって、フロントケースリブ８ａが抱き込まれているため、組立作業も解体作業も大変困難であった。
【０００８】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、組立て容易性及び解体容易性を犠牲にすることなく、塗装面同士の押し合いや擦れによる軋み音の発生を防止することができる携帯電話機における筐体嵌合構造を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１記載の発明は、携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、フロントケースの周縁部を構成する側壁の内周側部位に突設されたフロントケースリブと、リアカバーの周縁部を構成する側壁の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受けとが互いに突き当てられた状態で、前記フロントケースと前記リアカバーとが、互いに嵌合されて携帯電話機の筐体が形成されてなると共に、前記フロントケースリブ受けの天面が、前記フロントケースリブを横滑りに対して係止する方向に傾斜していることを特徴としている。
【００１０】
また、請求項２記載の発明は、請求項１記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブ受けの前記天面は、前記フロントケースの嵌合爪（又は嵌合孔）と前記リアカバーの嵌合孔（又は嵌合爪）とを互いに嵌合させ又は離脱させる作業の妨げとならない程度に、緩やかに傾斜していることを特徴としている。
【００１１】
また、請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面と、前記リアカバーの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面とには塗装が施されて、互いに向き合う塗装面とされ、これら塗装面と塗装面との間には隙間が設けられていることを特徴としている。
【００１２】
また、請求項４記載の発明は、請求項１、２又は３記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブ受けの横幅が、前記フロントケースリブのそれよりも、広く設定されていることを特徴としている。
【００１３】
また、請求項５記載の発明は、携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、フロントケースの周縁部を構成する側壁の内周側部位に突設されたフロントケースリブと、リアカバーの周縁部を構成する側壁の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受けの天面から僅かに突出するリアカバーリブとが互いに突き当てられた状態で、前記フロントケースと前記リアカバーとが、互いに嵌合されて携帯電話機の筐体が形成されてなると共に、前記リアカバーリブの天面が、前記フロントケースリブを横滑りに対して係止する方向に傾斜していることを特徴としている。
【００１４】
また、請求項６記載の発明は、請求項５記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブ受けの前記天面は、前記フロントケースの嵌合爪（又は嵌合孔）と前記リアカバーの嵌合孔（又は嵌合爪）とを互いに嵌合させ又は離脱させる作業の妨げとならない程度に、緩やかに傾斜していることを特徴としている。
【００１５】
また、請求項７記載の発明は、請求項５又は６記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面と、前記リアカバーの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面とには塗装が施されて、互いに向き合う塗装面とされ、これら塗装面と塗装面との間には隙間が設けられていることを特徴としている。
【００１６】
請求項８記載の発明は、請求項５、６又は７記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記リアカバーリブの横幅が、前記フロントケースリブのそれよりも、広く設定されていることを特徴としている。
【００１７】
請求項９記載の発明は、携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、フロントケースの周縁部を構成する側壁の内周側部位に突設されたフロントケースリブと、リアカバーの周縁部を構成する側壁の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受けとが互いに突き当てられた状態で、前記フロントケースと前記リアカバーとが、互いに嵌合されて携帯電話機の筐体が形成されてなると共に、前記フロントケースリブの天面が、線状突起形状に形成されることで、前記フロントケースリブ受けの天面に対して、線接触していることを特徴としている。
【００１８】
請求項１０記載の発明は、請求項９記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面と、前記リアカバーの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面とには塗装が施されて、互いに向き合う塗装面とされ、これら塗装面と塗装面との間には隙間が設けられていることを特徴としている。
【００１９】
請求項１１記載の発明は、請求項９又は１０記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブ受けの横幅が、前記フロントケースリブのそれよりも、広く設定されていることを特徴としている。
【００２０】
また、請求項１２記載の発明は、請求項９、１０又は１１記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブの天面の前記線状突起は、当該線状突起が所在する前記側壁の長手方向に沿って形成されていることを特徴としている。
【００２１】
また、請求項１３記載の発明は、請求項１２記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブの天面の外周側エッジが、線状突起に形成されていることを特徴としている。
【００２２】
また、請求項１４記載の発明は、携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、フロントケースの周縁部を構成する側壁の内周側部位に突設されたフロントケースリブと、リアカバーの周縁部を構成する側壁の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受けの天面から僅かに突出するリアカバーリブとが互いに突き当てられた状態で、前記フロントケースと前記リアカバーとが、互いに嵌合されて携帯電話機の筐体が形成されてなると共に、前記フロントケースリブの天面が、線状突起形状に形成されることで、前記リアカバーリブの天面に対して、線接触していることを特徴としている。
【００２３】
また、請求項１５記載の発明は、請求項１４記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面と、前記リアカバーの周縁部を構成する前記側壁の外周側天面とには塗装が施されて、互いに向き合う塗装面とされ、これら塗装面と塗装面との間には隙間が設けられていることを特徴としている。
【００２４】
また、請求項１６記載の発明は、請求項１４又は１５記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記リアカバーリブの横幅が、前記フロントケースリブのそれよりも、広く設定されていることを特徴としている。
【００２５】
また、請求項１７記載の発明は、請求項１４、１５又は１６記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブの天面の前記線状突起は、当該線状突起が所在する前記側壁の長手方向に沿って形成されていることを特徴としている。
【００２６】
また、請求項１８記載の発明は、請求項１７記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記フロントケースリブの天面の外周側エッジが、線状突起に形成されていることを特徴としている。
【００２７】
また、請求項１９記載の発明は、請求項１、５、９又は１４記載の携帯電話機における筐体嵌合構造に係り、前記携帯電話機が、受話部及び表示部を備える第１の筐体と、送話部及びキー操作部を備える第２の筐体とが、ヒンジを介して、折り畳み可能に結合された折り畳み式携帯電話機であり、かつ、前記携帯電話機の前記筐体が、前記折り畳み式携帯電話機の前記第１の筐体又は及び前記第２の筐体であることを特徴としている。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて具体的に説明する。
◇第１実施例
この例の筐体嵌合構造は、折り畳み式携帯電話機を構成する２つの筐体のうち、上側筐体（第１の筐体）に用いられるものでであり、図１は、この発明の第１実施例で用いられるフロントケース９ａの構成を示す斜視図、図２は、同実施例で用いられるリアカバー９ｂの構成を示す斜視図、また、図３乃至図５は、同筐体嵌合構造を詳細に説明するための部分拡大断面図である。
これらの図に示すように、上記フロントケース９ａには、周縁部を構成するフロントケース側壁１０の内周側部位に、長尺、短尺のフロントケースリブ１０ａが突設されていて、また、フロントケース側壁１０の外周側天面に、塗装が施されて、フロントケース塗装面１０ｂが形成されている。さらに、フロントケース側壁１０には、例えば左側２箇所、右側２箇所に、嵌合孔１０ｃが設けられている。
【００２９】
次に、リアカバー９ｂには、周縁部を構成するリアカバー側壁１１の内周側部位に長尺、短尺のフロントケースリブ受け１１ａが凹設されていて、フロントケースリブ受け１１ａの天面には、高さコンマ数ｍｍ程度の小さなリアカバーリブ１１ｃが複数個互いに所定の間隔をあけて、突設されている。また、リアカバー側壁１１の外周側天面に、塗装が施されて、リアカバー塗装面１１ｂが形成されている。さらに、リアカバー側壁１１には、上述したフロントケース側壁１０側の４箇所の嵌合孔１０ｃに対応する位置に、それぞれ、嵌合爪１１ｄが設けられている。
ここで、リアカバーリブ１１ｃは、フロントケース塗装面１０ｂ、リアカバー塗装面１１ｂ同士が、相対向配置される際の隙間を確保するために設けられたものであり、この結果、フロントケースリブ１０ａ（負荷）を事実上受け止めるもので、さらに、この例では、リアカバーリブ１１ｃの天面が、フロントケースリブ１０ａを横滑りに対して係止する方向に傾斜する構成になされている。この傾斜の程度は、フロントケースリブ受け１１ａの天面は、フロントケース９ａの嵌合孔１０ｃとリアカバー９ｂの嵌合爪１１ｄとを互いに嵌合させ又は離脱させる作業の妨げとならない程度に、緩やかに傾斜するように設定されている。
また、この例では、フロントケースリブ受け１１ａ又はリアカバーリブ１１ｃの横幅が、フロントケースリブ１０ａのそれよりも、広く設定されている。
【００３０】
この例の構成によれば、図４に示すように、フロントケース９ａとリアカバー９ｂとが嵌合される際、リアカバー塗装面１１ｂと接触しないように、フロントケースリブ１０ａの天面とフロントケースリブ受け１１ａとを突き当ると、フロントケースリブ受け１１ａは、リアカバーリブ１１ｃの内壁に対して鋭角をなすように傾斜して形成されているので、フロントケース塗装面１０ｂとリアカバー塗装面１１ｂとの間に隙間ができ、フロントケースリブ１０ａの天面とフロントケースリブ受け１１ａとは、平面ではなく線で接触する。このような状態で、図５に示す矢印の方向に負荷がかかると、リアカバー側壁１１には内側に倒れこむような力が働き、フロントケースリブ受け１１ａからフロントケースリブ１０ａの天面がずれ落ちることはなく、フロントケース塗装面１０ｂとリアカバー塗装面１１ｂとの間に隙間があるために、軋み音を防止することができる。また、この傾斜の程度は、フロントケースリブ受け１１ａの天面は、フロントケース９ａの嵌合孔１０ｃとリアカバー９ｂの嵌合爪１１ｄとを互いに嵌合させ又は離脱させる作業の妨げとならない程度に、緩やかに傾斜しているので、リアカバー９ｂの嵌合爪１１ｄを横方向外方に少し開いた状態で、フロントケース９ａの嵌合孔１０ｃに嵌合させる組立作業及びその逆の操作である解体作業を容易に行うことができる。
【００３１】
◇第２実施例
次に、この発明の第２実施例である携帯電話機における筐体嵌合構造について説明する。
この例の筐体嵌合構造は、折り畳み式携帯電話機を構成する２つの筐体のうち、上側筐体（第１の筐体）に用いられるものでであり、図６乃至図８は、同第２実施例で用いられるフロントケース１２ａ及びリアカバー１２ｂの一部構成を拡大して示す部分拡大断面図である。
この例の筐体嵌合構造は、図６乃至図８に示すように、フロントケース１２ａの周縁部を構成するフロントケース側壁１３の内周側部位に突設されたフロントケースリブ１３ａと、リアカバー１２ｂの周縁部を構成するリアカバー側壁１４の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受け１４ａの天面から僅かに突出するリアカバーリブ１４ｃとが互いに突き当てられた状態で、フロントケース１２ａとリアカバー１２ｂとが、互いに嵌合されて携帯電話機の筐体が形成されてなる点では、上記第１実施例の構成と略同様であるが、リアカバーリブ１４ｃの傾斜面が廃され、かつ、フロントケースリブ１３ａの天面が、線状突起形状に形成され、リアカバーリブ１４ｃの天面に対して、線接触している構成となっている点のみが、上述の第１実施例と相違している。
それゆえ、この例でも、リアカバーリブ１４ｃによって、フロントケース塗装面１３ｂ、リアカバー塗装面１４ｂ同士が、相対向配置される際の隙間が確保されるようになっている。
ここで、フロントケースリブ１３ａの天面では、図６乃至図８に示すように、外周側エッジが、当該エッジが位置するフロントケース側壁１３の長手方向に沿って、線状突起に形成されている。
【００３２】
この例の構成によれば、図７に示すように、フロントケース塗装面１３ｂとリアカバー塗装面１４ｂとの間に隙間ができ、フロントケースリブ１３ａ天面の外周側エッジとリアカバーリブ１４ｃとが、平面接触ではなく線接触する。それゆえ、フロントケースリブ１３ａ天面の外周側エッジが、リアカバーリブ１４ｃの点面に食い込むので、図８に示す矢印の方向に負荷がかかっても、横ずれを防止できる。加えて、リアカバー側壁１４には内側に倒れこむ力が働くので、この点からも、横ずれが防止されている。それゆえ、この第２実施例の構成によっても、第１実施例で述べたと略同様の効果を得ることができる。
【００３３】
以上、この発明を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例では、折り畳み式携帯電話機について述べたが、この発明は、この種の電話機に限定するものではない。また、上述の実施例では、折り畳み式携帯電話機のうち、上側筐体（第１の筐体）にのみ、この発明の筐体嵌合構造が適用された場合について述べたが、上側筐体に代えて下側筐体に適用しても良く、両方に適用しても良い。また、上述の第２実施例では、リアカバーリブの傾斜面を廃する一方、フロントケースリブ１３ａ天面の外周側エッジを立てるようにしたが、勿論、リアカバーリブの傾斜面を維持すると共に、フロントケースリブ１３ａ天面の外周側エッジを立てるようにしても良い。
【００３４】
なお、どちらか一方の側をフロントと決めれば、他方の側がリアであり、どのように決めるかは、任意である。同様に、どちらかをケースと決めれば、相対向する他方がカバーである。したがって、どちらをケースと呼ぼうが、カバーと呼ぼうが、これも任意である。上述の各種リブの形状は任意である。フロントケースリブ６Ａの形状に対応して種々の形状にすることができる。
【００３５】
なお、上述の実施例では、リアカバーリブを用いる場合について述べたが、リアカバーリブを廃して、直接、リアカバー側の周縁部を構成する側壁の内周側部位に凹設されたフロントケースリブ受けに、フロントケースリバーが突き当たるようにすると共に、フロントケースリブ受けの天面自体を、ロントケースリブを横滑りに対して係止する方向に傾斜する構成にしても良い。あるいは、フロントケースリブの外周側エッジが、直接フロントケースリブ受けに当たるようにしても良い。フロントケース側に嵌合爪を、リアカバー側に嵌合孔を設けるようにしても良い。フロントケースリブの天面の線状突起は、必ずしも、外周側エッジに設ける必要はない。
【００３６】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明の構成によれば、組立て容易性及び解体容易性を犠牲にすることなく、塗装面同士の押し合いや擦れによる軋み音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１実施例で用いられるフロントケースの構成を示す斜視図である。
【図２】同実施例で用いられるリアカバーの構成を示す斜視図である。
【図３】同筐体嵌合構造を詳細に説明するための部分拡大断面図である。
【図４】同筐体嵌合構造を詳細に説明するための部分拡大断面図である。
【図５】同筐体嵌合構造を詳細に説明するための部分拡大断面図である。
【図６】この発明の第２実施例で用いられるフロントケース及びリアカバーの一部構成を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図７】同第２実施例で用いられるフロントケース及びリアカバーの一部構成を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図８】同第２実施例で用いられるフロントケース及びリアカバーの一部構成を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図９】従来技術を説明するための図である。
【図１０】従来技術の問題点を説明するための図である。
【図１１】同従来技術の問題点を説明するための図である。
【図１２】改善された第１の従来技術の問題点を説明するための図である。
【図１３】改善された第１の従来技術の問題点を説明するための図である。
【図１４】さらに改善された第２の従来技術の問題点を説明するための図である。
【図１５】さらに改善された第２の従来技術の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
９、１２上側筐体（第１の筐体）
９ａ、１２ａフロントケース
９ｂ、１２ｂリアカバー
１０、１３フロントケース側壁
１０ａ、１３ａフロントケースリブ
１０ｂ、１３ｂフロントケース塗装面
１０ｃ嵌合孔
１１、１４リアカバー側壁
１１ａ、１４ａフロントケースリブ受け
１１ｂ、１４ｂリアカバー塗装面
１１ｃ、１４ｃリアカバーリブ
１１ｄ嵌合爪[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a housing fitting structure in a mobile phone, and more particularly to a housing fitting structure in a mobile phone in which a front case and a rear cover are fitted together to form a mobile phone housing.
[0002]
[Prior art]
As this type of mobile phone, as shown in FIG. 9, an upper housing (first housing) 1 including a receiver and a display, and a lower housing (first housing) including a transmitter and a key operation unit. Foldable mobile phones that are foldably connected to each other via a hinge 3 are widely available. In the above configuration, the upper housing 1 is configured in a state in which a front case 1a including a main display window and a rear cover 1b including a sub display window are fitted to each other, as shown in FIG. The upper casing 1 formed in this way is configured to accommodate a liquid crystal display panel 100, a camera 101, an antenna 102, a speaker, a printed circuit board on which electrical components are mounted, and the like. The lower housing 2 includes a front cover 2a in which various key holes are formed, and a rear case 2b for mounting a printed circuit board on which various keys and electric parts are mounted, a battery, a microphone, and the like. It is made up of. Here, when manufacturing the front case 1a, the rear cover 1b, and the front cover 2a and the rear case 2b that constitute the lower casing 2 that constitute the upper casing 1, first, these bases are made of polycarbonate resin, After forming a synthetic resin such as ABS (acrylonitrile butadiene styrene) resin or a metal as a raw material by an integral molding method, in order to enhance the beauty and protect the surface of the article, these outer surfaces and respective peripheral portions are formed. Coating is performed on the outer peripheral side top surface of the side wall to be formed.
[0003]
Thus, as shown in FIG. 10, in the front case 1 a constituting the upper housing 1, the front case side wall 4 is formed at the peripheral portion, and the front case side wall 4 is formed on the inner peripheral side portion of the top surface. The front case rib 4a protrudes, and the front case coating surface 4b is formed on the outer peripheral side portion. On the other hand, in the rear cover 1b, as shown in the figure, a rear cover side wall 5 is formed, and a front case rib receiver 5a is recessed in the inner peripheral side portion of the top surface of the rear cover side wall 5, and the outer peripheral side portion. The rear cover painted surface 5b is formed in the structure.
[0004]
By the way, when a mobile phone is used for several years, a front case coating surface (coating film) 4b and a rear cover coating surface (coating film) applied to the outer peripheral side top surfaces of the peripheral side walls of the front case 1a and the rear cover 1b. Due to the aged deterioration of 5b, fine cracks are generated on the front case painted surface 4b and the rear cover painted surface 5b. As a result, as shown in FIG. Thus, when a compressive force AA is applied in the vertical direction (up and down oblique direction), between the front case 1a and the rear cover 1b, the front case coating surface (pigment particles of the coating film) 4b, the rear cover coating surface (coating pigment of the coating film). Particles) 5b are pressed against each other and rubbed, resulting in a squeaking noise and the like, which may cause discomfort to the user.
[0005]
As a means for eliminating this inconvenience, as shown in FIG. 12, in the state where the front case side wall 4 and the rear cover side wall 5 are fitted in contact with each other, the front case rib 4a and the front case rib receiver 5a are connected to each other. A housing fitting structure (hereinafter referred to as a first fitting) in which a gap B is provided between the front case painted surface 4b and the rear cover painted surface 5b while the load is applied at this portion. Conventional technology) is provided. According to this structure, pressing and rubbing between the front case painted surface 4b and the rear cover painted surface 5b can be reduced, so that no squeaking noise is generated. However, as shown in FIG. 13, when the compression force AA, C from the upper and lower diagonal directions is applied to the upper casing 1 for some reason, the rear cover side wall 5 slips sideways and the front case side wall 4 As a result, the front case painted surface 4b and the rear cover painted surface 5b are pressed and rubbed with each other, and a squeaking noise is generated. Therefore, the first prior art is not perfect as a means for preventing stagnation.
[0006]
Accordingly, as means for solving the disadvantages of the first prior art, as shown in FIGS. 14 and 15, an upper housing 6 including a front case 6a and a rear cover 6b is provided (hereinafter referred to as a second case). It is called conventional technology). In the second prior art configuration, a groove-shaped front case rib receiver 7a is provided on the top surface of the rear cover side wall 7, and the front case rib 8a protruding from the front case side wall 8 is inserted into the front case rib receiver 7a. In this part, the part bears the role of bearing the load, while a gap B is provided between the front case painted surface 8b and the rear cover painted surface 7b. According to the second prior art, the rear cover side wall 7 slips sideways and the front case side wall even if compressive forces AA and D are applied to the upper housing 6 for some reason. There is no risk of slipping out of 8.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the third prior art, in order to embrace the front case rib 8a in order to make the groove-type front case rib receiver 7a, the rear cover side wall 7 needs to be thick at that portion. However, there is a problem that the mounting space is sacrificed to interfere with other components. In addition, when assembling or disassembling the upper housing 6, it is necessary to apply a lateral force to engage or disengage the fitting holes of the front case 6 a and the fitting claws of the rear cover 6 b. However, since the front case rib 8a is held by the grooved front case rib receiver 7a, the assembling work and the disassembling work are very difficult.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and is a mobile phone that can prevent the generation of squeaking noise caused by pressing and rubbing between painted surfaces without sacrificing ease of assembly and disassembly. The object is to provide a housing fitting structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 relates to a housing fitting structure in a mobile phone, and includes a front case rib protruding from an inner peripheral side portion of a side wall constituting a peripheral portion of the front case; The front case and the rear cover are fitted to each other in a state where the front case rib receiver recessed in the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the rear cover is abutted with each other. A casing is formed, and a top surface of the front case rib receiver is inclined in a direction to lock the front case rib against a side slip.
[0010]
The invention according to claim 2 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 1, wherein the top surface of the front case rib receiver is a fitting claw (or fitting hole) of the front case. And the fitting hole (or fitting claw) of the rear cover are gently inclined so as not to hinder the operation of fitting or releasing them.
[0011]
The invention according to claim 3 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 1 or 2, wherein the outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the peripheral edge of the rear cover The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the part is painted to be a coated surface facing each other, and a gap is provided between the painted surface and the painted surface.
[0012]
The invention according to claim 4 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 1, 2, or 3, wherein the lateral width of the front case rib receiver is set wider than that of the front case rib. It is characterized by being.
[0013]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a housing fitting structure for a mobile phone, comprising: a front case rib projecting from an inner peripheral side portion of a side wall constituting a peripheral portion of the front case; and a peripheral portion of the rear cover. The front case and the rear cover are fitted to each other in a state where the rear cover rib slightly protruding from the top surface of the front case rib receiver recessed in the inner peripheral side portion of the constituting side wall is abutted against each other. The mobile phone case is formed, and the top surface of the rear cover rib is inclined in a direction to lock the front case rib against a side slip.
[0014]
The invention according to claim 6 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 5, wherein the top surface of the front case rib receiver is a fitting claw (or fitting hole) of the front case. And the fitting hole (or fitting claw) of the rear cover are gently inclined so as not to hinder the operation of fitting or releasing them.
[0015]
The invention according to claim 7 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 5 or 6, wherein the outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the peripheral edge of the rear cover The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the part is painted to be a coated surface facing each other, and a gap is provided between the painted surface and the painted surface.
[0016]
The invention according to claim 8 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 5, 6 or 7, wherein the lateral width of the rear cover rib is set wider than that of the front case rib. It is characterized by.
[0017]
The invention according to claim 9 relates to a housing fitting structure in a mobile phone, and constitutes a front case rib projecting from an inner peripheral side portion of a side wall constituting a peripheral portion of the front case and a peripheral portion of the rear cover. The front case and the rear cover are fitted with each other in a state in which the front case rib receiver recessed in the inner peripheral side portion of the side wall is abutted with each other to form a casing of the mobile phone. The top surface of the front case rib is formed in the shape of a linear protrusion, and is in line contact with the top surface of the front case rib receiver.
[0018]
A tenth aspect of the invention relates to a housing fitting structure in the mobile phone according to the ninth aspect of the invention, and constitutes the outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the peripheral portion of the rear cover. The outer peripheral side top surface of the side wall is painted so as to face each other, and a gap is provided between the painted surface and the painted surface.
[0019]
The invention according to claim 11 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 9 or 10, wherein the lateral width of the front case rib receiver is set wider than that of the front case rib. It is characterized by.
[0020]
The invention according to claim 12 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 9, 10 or 11, wherein the linear protrusion on the top surface of the front case rib is located at the linear protrusion. It is formed along the longitudinal direction of the side wall.
[0021]
The invention according to claim 13 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 12, wherein the outer peripheral edge of the top surface of the front case rib is formed in a linear protrusion. It is said.
[0022]
According to a fourteenth aspect of the present invention, there is provided a housing fitting structure for a mobile phone, comprising: a front case rib projecting from an inner peripheral side portion of a side wall constituting a peripheral portion of the front case; and a peripheral portion of the rear cover. The front case and the rear cover are fitted to each other in a state where the rear cover rib slightly protruding from the top surface of the front case rib receiver recessed in the inner peripheral side portion of the constituting side wall is abutted against each other. The mobile phone casing is formed, and the top surface of the front case rib is formed in a linear protrusion shape so that it is in line contact with the top surface of the rear cover rib. It is a feature.
[0023]
The invention according to claim 15 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 14, wherein the outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the peripheral portion of the rear cover are provided. A coating is applied to the outer peripheral side top surface of the side wall to constitute a coating surface facing each other, and a gap is provided between the coating surface and the coating surface.
[0024]
The invention according to claim 16 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 14 or 15, wherein the lateral width of the rear cover rib is set wider than that of the front case rib. It is characterized by.
[0025]
The invention according to claim 17 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 14, 15 or 16, wherein the linear protrusion on the top surface of the front case rib is located at the linear protrusion. It is formed along the longitudinal direction of the side wall.
[0026]
The invention according to claim 18 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 17, characterized in that the outer peripheral edge of the top surface of the front case rib is formed as a linear protrusion. It is said.
[0027]
The invention described in claim 19 relates to the housing fitting structure in the mobile phone according to claim 1, 5, 9 or 14, wherein the mobile phone includes a first housing provided with a receiver and a display. And a second case including a transmitter and a key operation unit is a foldable mobile phone that is foldably connected via a hinge, and the case of the mobile phone is the foldable type. It is the first casing or the second casing of the mobile phone.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The description will be made specifically using examples.
First Embodiment The housing fitting structure of this example is used for an upper housing (first housing) of two housings constituting a foldable mobile phone, and FIG. FIG. 2 is a perspective view showing the configuration of a front case 9a used in the first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view showing the configuration of a rear cover 9b used in the embodiment, and FIGS. It is a partial expanded sectional view for explaining a case fitting structure in detail.
As shown in these drawings, the front case 9a is provided with a long and short front case rib 10a projecting from the inner peripheral side portion of the front case side wall 10 constituting the peripheral portion. Coating is applied to the outer peripheral side top surface of the case side wall 10 to form a front case painted surface 10b. Further, the front case side wall 10 is provided with fitting holes 10c at, for example, two places on the left side and two places on the right side.
[0029]
Next, in the rear cover 9b, a long and short front case rib receiver 11a is recessed in the inner peripheral side portion of the rear cover side wall 11 constituting the peripheral portion, and the top surface of the front case rib receiver 11a is A plurality of small rear cover ribs 11c having a height of about several millimeters are protruded from each other at a predetermined interval. Further, the outer peripheral side top surface of the rear cover side wall 11 is painted to form a rear cover painted surface 11b. Further, the rear cover side wall 11 is provided with fitting claws 11d at positions corresponding to the four fitting holes 10c on the front case side wall 10 side described above.
Here, the rear cover rib 11c is provided to secure a gap when the front case painted surface 10b and the rear cover painted surface 11b are arranged to face each other. As a result, the front case rib 10a (load) In this example, the top surface of the rear cover rib 11c is inclined in a direction in which the front case rib 10a is locked against skidding. The inclination of the front case rib receiver 11a is so gentle that the top surface of the front case rib receiver 11a does not hinder the operation of fitting or removing the fitting holes 10c of the front case 9a and the fitting claws 11d of the rear cover 9b. Is set to tilt.
In this example, the lateral width of the front case rib receiver 11a or the rear cover rib 11c is set wider than that of the front case rib 10a.
[0030]
According to the configuration of this example, as shown in FIG. 4, when the front case 9a and the rear cover 9b are fitted, the top surface of the front case rib 10a and the front case rib are prevented from coming into contact with the rear cover painted surface 11b. Since the front case rib receiver 11a is inclined so as to form an acute angle with respect to the inner wall of the rear cover rib 11c when it abuts against the receiver 11a, it is between the front case painted surface 10b and the rear cover painted surface 11b. The top surface of the front case rib 10a and the front case rib receiver 11a are in contact with a line instead of a plane. When a load is applied in the direction of the arrow shown in FIG. 5 in such a state, a force that falls inward acts on the rear cover side wall 11, and the top surface of the front case rib 10a is displaced from the front case rib receiver 11a. In addition, since there is a gap between the front case painted surface 10b and the rear cover painted surface 11b, it is possible to prevent squeaking noise. The inclination of the front case rib receiver 11a is such that the top surface of the front case rib receiver 11a does not hinder the operation of fitting or removing the fitting holes 10c of the front case 9a and the fitting claws 11d of the rear cover 9b. Since it is gently inclined, disassembly is an assembly operation for fitting the fitting claw 11d of the rear cover 9b slightly outward in the lateral direction into the fitting hole 10c of the front case 9a and vice versa. Work can be done easily.
[0031]
Second Embodiment Next, a housing fitting structure in a mobile phone according to a second embodiment of the present invention will be described.
The housing fitting structure of this example is used for an upper housing (first housing) of two housings constituting a foldable mobile phone, and FIGS. It is a partial expanded sectional view which expands and shows the partial structure of the front case 12a used in 2nd Example, and the rear cover 12b.
As shown in FIGS. 6 to 8, the housing fitting structure of this example includes a front case rib 13a projecting from an inner peripheral side portion of the front case side wall 13 constituting the peripheral portion of the front case 12a, and a rear cover. The front case 12a and the rear cover rib 14c slightly projecting from the top surface of the front case rib receiver 14a that is recessed in the inner peripheral side portion of the rear cover side wall 14 that constitutes the peripheral portion of the front cover 12b The rear cover 12b is substantially the same as the configuration of the first embodiment in that the rear cover 12b is fitted to each other to form a mobile phone casing, but the inclined surface of the rear cover rib 14c is eliminated, and the front cover Only the point that the top surface of the case rib 13a is formed in a linear protrusion shape and is in line contact with the top surface of the rear cover rib 14c is the above-described first configuration. It is different from the embodiment.
Therefore, also in this example, the rear cover rib 14c ensures a clearance when the front case painted surface 13b and the rear cover painted surface 14b are arranged to face each other.
Here, on the top surface of the front case rib 13a, as shown in FIGS. 6 to 8, the outer peripheral edge is formed as a linear protrusion along the longitudinal direction of the front case side wall 13 where the edge is located. Yes.
[0032]
According to the configuration of this example, as shown in FIG. 7, there is a gap between the front case painted surface 13b and the rear cover painted surface 14b, and the outer peripheral edge of the top surface of the front case rib 13a and the rear cover rib 14c are Line contact, not flat contact. Therefore, since the outer peripheral edge of the top surface of the front case rib 13a bites into the dotted surface of the rear cover rib 14c, even if a load is applied in the direction of the arrow shown in FIG. In addition, the rear cover side wall 14 is subjected to a force that collapses inward, so that a lateral shift is also prevented from this point. Therefore, the configuration of the second embodiment can provide substantially the same effect as described in the first embodiment.
[0033]
Although the present invention has been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to this embodiment, and the present invention can be changed even if there is a design change without departing from the gist of the present invention. included.
For example, in the above-described embodiment, the folding mobile phone has been described. However, the present invention is not limited to this type of phone. In the above-described embodiment, the case where the case fitting structure of the present invention is applied only to the upper case (first case) of the foldable mobile phone is described. Instead, it may be applied to the lower housing or may be applied to both. In the second embodiment described above, the inclined surface of the rear cover rib is eliminated, while the outer edge of the top surface of the front case rib 13a is raised. Of course, the inclined surface of the rear cover rib is maintained and the front surface of the front cover rib 13a is maintained. The outer edge of the top surface of the case rib 13a may be raised.
[0034]
Note that if one side is determined to be the front, the other side is the rear, and how it is determined is arbitrary. Similarly, if one is determined to be a case, the other opposite is a cover. Therefore, whichever is called the case or the cover, this is also arbitrary. The shape of the various ribs described above is arbitrary. Various shapes can be formed corresponding to the shape of the front case rib 6A.
[0035]
In the above-described embodiment, the case where the rear cover rib is used has been described. However, the rear cover rib is eliminated, and the front case rib receiver that is directly recessed in the inner peripheral portion of the side wall that forms the peripheral edge of the rear cover side. The front case rib may be abutted, and the top surface of the front case rib receiver itself may be inclined in a direction to lock the front case rib against the side slip. Or you may make it the outer peripheral side edge of a front case rib hit a front case rib receptacle directly. A fitting claw may be provided on the front case side and a fitting hole may be provided on the rear cover side. The linear protrusions on the top surface of the front case rib are not necessarily provided on the outer peripheral edge.
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the configuration of the present invention, it is possible to prevent the generation of squeaking noise due to the pressing and rubbing of painted surfaces without sacrificing ease of assembly and ease of disassembly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a front case used in a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of a rear cover used in the embodiment.
FIG. 3 is a partial enlarged cross-sectional view for explaining the housing fitting structure in detail.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view for explaining the housing fitting structure in detail.
FIG. 5 is a partially enlarged cross-sectional view for explaining the housing fitting structure in detail.
FIG. 6 is a partially enlarged cross-sectional view showing a partial configuration of a front case and a rear cover used in the second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged partial configuration of a front case and a rear cover used in the second embodiment.
FIG. 8 is a partially enlarged cross-sectional view showing an enlarged partial configuration of a front case and a rear cover used in the second embodiment.
FIG. 9 is a diagram for explaining a conventional technique.
FIG. 10 is a diagram for explaining a problem of the prior art.
FIG. 11 is a diagram for explaining a problem of the related art.
FIG. 12 is a diagram for explaining a problem of the first improved prior art.
FIG. 13 is a diagram for explaining a problem of the first improved prior art.
FIG. 14 is a diagram for explaining a problem of the second improved prior art.
FIG. 15 is a diagram for explaining a problem of the second improved prior art.
[Explanation of symbols]
9, 12 Upper housing (first housing)
9a, 12a Front case 9b, 12b Rear cover 10, 13 Front case side wall 10a, 13a Front case rib surface 10b, 13b Front case painted surface 10c Fitting hole 11, 14 Rear cover side wall 11a, 14a Front case rib receptacle 11b, 14b Rear cover painted surface 11c, 14c Rear cover rib 11d Mating claw

Claims

The front case rib projecting from the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the front case rib receiver recessed from the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the rear cover protrude from each other. In the applied state, the front case and the rear cover are fitted to each other to form a mobile phone casing,
A housing fitting structure in a mobile phone, wherein a top surface of the front case rib receiver is inclined in a direction to lock the front case rib against a side slip.

The top surface of the front case rib receiver is a hindrance to the work of fitting or removing the fitting claw (or fitting hole) of the front case and the fitting hole (or fitting claw) of the rear cover. 2. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 1, wherein the housing fitting structure is gently inclined to the extent that it does not become.

The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral edge portion of the front case and the outer peripheral side top surface of the side wall configuring the peripheral edge portion of the rear cover are coated, and these are coated surfaces facing each other. 3. A housing fitting structure in a mobile phone according to claim 1, wherein a gap is provided between the painted surface and the painted surface.

4. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 1, wherein a width of the front case rib receiver is set wider than that of the front case rib.

From the front case rib projecting on the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the top surface of the front case rib receptacle recessed on the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the rear cover The front case and the rear cover are fitted to each other in a state where the slightly projecting rear cover ribs are abutted against each other to form a mobile phone casing,
A case fitting structure for a mobile phone, wherein a top surface of the rear cover rib is inclined in a direction to lock the front case rib against a side slip.

The top surface of the rear cover rib is such that it does not interfere with the operation of fitting or removing the fitting claw (or fitting hole) of the front case and the fitting hole (or fitting claw) of the rear cover. 6. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 5, wherein the housing fitting structure is gently inclined.

The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral edge portion of the front case and the outer peripheral side top surface of the side wall configuring the peripheral edge portion of the rear cover are coated, and these are coated surfaces facing each other. The case fitting structure for a mobile phone according to claim 5 or 6, wherein a gap is provided between the painted surface and the painted surface.

8. The housing fitting structure in a mobile phone according to claim 5, wherein a width of the rear cover rib is set wider than that of the front case rib.

The front case rib projecting from the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the front case rib receiver recessed from the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the rear cover protrude from each other. In the applied state, the front case and the rear cover are fitted to each other to form a mobile phone casing,
Case fitting in a mobile phone, wherein the top surface of the front case rib is formed in a linear protrusion shape so that it is in line contact with the top surface of the front case rib receiver Construction.

The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral edge portion of the front case and the outer peripheral side top surface of the side wall configuring the peripheral edge portion of the rear cover are coated, and these are coated surfaces facing each other. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 9, wherein a gap is provided between the painted surface and the painted surface.

11. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 9, wherein a width of the front case rib receiver is set wider than that of the front case rib.

12. The mobile phone according to claim 9, wherein the linear protrusion on the top surface of the front case rib is formed along a longitudinal direction of the side wall where the linear protrusion is located. Housing fitting structure.

13. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 12, wherein an outer peripheral edge of the top surface of the front case rib is formed as a linear protrusion.

From the front case rib projecting on the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the front case and the top surface of the front case rib receptacle recessed on the inner peripheral side portion of the side wall constituting the peripheral portion of the rear cover The front case and the rear cover are fitted to each other in a state where the slightly projecting rear cover ribs are abutted against each other to form a mobile phone casing,
A case fitting structure in a mobile phone, wherein the top surface of the front case rib is formed in a linear protrusion shape so as to be in line contact with the top surface of the rear cover rib.

The outer peripheral side top surface of the side wall constituting the peripheral edge portion of the front case and the outer peripheral side top surface of the side wall configuring the peripheral edge portion of the rear cover are coated, and these are coated surfaces facing each other. 15. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 14, wherein a gap is provided between the painted surface and the painted surface.

16. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 14 or 15, wherein a width of the rear cover rib is set wider than that of the front case rib.

The mobile phone according to claim 14, 15 or 16, wherein the linear protrusion on the top surface of the front case rib is formed along a longitudinal direction of the side wall where the linear protrusion is located. Housing fitting structure.

18. The housing fitting structure for a mobile phone according to claim 17, wherein the outer peripheral edge of the top surface of the front case rib is formed as a linear protrusion.

The mobile phone is a foldable mobile phone in which a first casing having a receiver and a display and a second casing having a transmitter and a key operation unit are foldably coupled via a hinge. A phone, and
The mobile phone according to claim 1, 5, 9, or 14, wherein the case of the mobile phone is the first case or the second case of the foldable mobile phone. Housing fitting structure.