JP2005012511A - Communication apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、仮想閉域通信網を構成し、内部に複数の独立した仮想的な通信機能を構成することが可能な通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の仮想閉域通信網(以下、VPN(Virtual Private Network)という)の構成を模式的に示す図である。VPNサービス提供事業者(以下、VPN事業者という)が提供する網提供者ネットワーク(以下、ISPネットワークという)200は、ISPネットワーク200の端(エッジ)に設置されるエッジルータ201A〜201Cと、ISPネットワーク200の内部に設置され、エッジルータ201A〜201C間同士で通信するためのコアルータ211A〜211Cによって構成される。VPNサービスに加入するユーザネットワーク(図中では、ユーザ網と表記)301〜308は、そのユーザネットワーク301〜308に接続される加入者ルータ311〜318を介して、エッジルータ201A〜201Cと接続される。
【0003】
エッジルータ201A〜201Cは、VPNサービスの加入者(ユーザネットワーク301〜308)の収容に使用する加入者インタフェース202a〜202hと、各ユーザネットワーク301〜308が収容されるVPNグループに対応してエッジルータ201A〜201Cの内部に設置される仮想ルータ203a〜203fを有している。なお、この図5において、ISPネットワーク200内を物理的に接続する物理回線261〜266は実線で示されており、この物理回線261〜266上に論理的に設定された(下位)論理回線271〜273は破線で示されている。
【0004】
つぎに、動作について説明する。まず、VPN事業者が提供するVPNサービスの各利用者は、利用者が所有するユーザネットワーク301〜308を所属させたいと所望するVPNのグループに指定する。たとえば、利用者Aはユーザネットワーク301,302,305,307をVPNグループAに所属させ、別の利用者Bはユーザネットワーク303,304,306,308をVPNグループBに所属させたいと所望したとすると、図5に示されるように、VPN事業者の所有するISPネットワーク200のエッジルータ201A〜201Cと、VPNサービスの各利用者のユーザネットワーク301〜308の加入者ルータ311〜318とが、加入者回線を用いて接続される。このとき、VPN事業者は、エッジルータ201A〜201Cの各加入者インタフェース202a〜202hで、各加入者ルータ311〜318を収容する。
【0005】
また、VPN事業者は各ユーザネットワーク301〜308が所属するVPNグループA,Bに応じて、エッジルータ201A〜201Cの内部に仮想ルータ203a〜203fを作成する。ここで、個々のエッジルータ201A〜201C内に生成された仮想ルータ203a〜203fは、内部的に独立した情報構造(たとえば経路情報など)やパケット転送機構(たとえば送受信パケットキューなど)を持つよう設計され、他のVPNグループの所属するネットワークや仮想ルータからの影響(たとえば経路変更など)や干渉(たとえばパケット落ちなど)を受けないように設計されている。たとえば、仮想ルータ203aの情報はVPNグループAに属するユーザネットワーク301,302と経路情報などをやり取りするが、別のVPNグループBに属するユーザネットワーク303とは経路情報などを一切やり取りしない。
【0006】
この仮想ルータ203a〜203fの独立性は、実際のエッジルータ201A〜201Cが所有する加入者インタフェース202a〜202hを、その先に接続されているユーザネットワーク301〜308が所属するVPNグループに応じて、仮想ルータ203a〜203fに割り当てることで実現される。たとえば、エッジルータ201Aの加入者インタフェース202a,202bは仮想ルータ203aに割り当てられ、加入者インタフェース202cは仮想ルータ203bに割り当てられる。これによって、加入者インタフェース202a,202bの先にあるユーザネットワーク301,302は同一のVPNグループAに所属し、VPN事業者によって同一の仮想ルータ203aに割り当てられるのでお互いに通信することが可能になる。しかし、加入者インタフェース202cの先にあるユーザネットワーク303は、別のVPNグループBに所属し、VPN事業者によって異なる仮想ルータ203bに割り当てられるので、ユーザネットワーク301,302と通信することは一切できなくなる。
【0007】
また、VPN事業者は、エッジルータ201A〜201C間同士で通信するために、ISPネットワーク200の内部にコアルータ211A〜211Cを設置しているが、このコアルータ211A〜211Cは、典型的にはMPLS(Multi Protocol Label Switching)対応ルータで構成される。図6は、MPLS対応ルータの場合のユーザパケットの送信方法を模式的に示す図である。この図において、VPNサイトは上述したVPNサービスに加入するユーザネットワークに対応している。また、VPNサイトからISPネットワーク200を介して通信データが送信されるときに、その通信データがISPネットワークに入るときに使用されるエッジルータを入り側エッジルータといい、目的のVPNサイトに接続されるエッジルータを出側エッジルータという。
【0008】
たとえば、VPNサイト321からVPNサイト322へ通信データが送信される場合には、入り側のエッジルータ201Aは、VPNサイト321から受信したユーザパケット241に、MACヘッダとユーザデータ(典型的にはIPパケット領域)の間にSHIMヘッダと呼ばれるラベル領域を挿入したラベル付パケット242を生成して送信する。
【0009】
MPLS対応コアルータ211は、受信したパケット242のSHIMヘッダ領域内のラベル値を参照し、コアルータ211内のラベルテーブルにしたがってラベル値を更新したラベル付パケット243を、つぎのエッジルータ201Bへ転送する。そして、出側のエッジルータ201Bでは、受信したラベル付パケット243からSHIMヘッダを取り除き、元のパケット244を構成して、宛先のVPNサイト322へ送信する。
【0010】
同様にして、VPNサイト321からVPNサイト323へも、ISPネットワーク内でラベル付きパケットが転送されることによって、所定の宛先へ通信データが送信される。
【0011】
このようにして、VPN事業者は物理回線上に、エッジルータ間を結ぶ論理回線を構成する。たとえば、図5の場合には、エッジルータ201Aとエッジルータ201Bとの間の物理回線261,262,265上には、論理回線272が構成される。また、エッジルータ201Bとエッジルータ201Cとの間の物理回線264〜266上には論理回線273が構成され、エッジルータ201Cとエッジルータ201Aとの間の物理回線261,263,266上には論理回線271が構成される。
【0012】
図7は、1台のエッジルータが複数のユーザネットワークを収容する場合のMPLS対応ルータの場合のユーザパケットの送信方法を模式的に示す図である。エッジルータ201A,201Bは、それぞれ2つの異なるVPNグループに属するVPNサイトA,Bが接続されている。すなわち、エッジルータ201Aの仮想ルータ203aとエッジルータ201Bの仮想ルータ203dには同じVPNグループAのVPNサイト324,326がそれぞれ接続され、エッジルータ201Aの仮想ルータ203bとエッジルータ201Bの仮想ルータ203cには同じVPNグループBのVPNサイト325,327がそれぞれ接続されている。このような構成では、図5に示した方法をそのまま用いて論理回線を構成したのでは、どの仮想ルータ宛のラベル付きパケットであるか判断することができない。
【0013】
そこで、この図7に示されるように、VPN事業者はそれぞれのVPNグループごとにVPNサービスを提供するために、入り側エッジルータ内の仮想ルータは、SHIMヘッダ領域内ラベル(以下、外側ラベルという)とユーザデータ(典型的にはIPパケット領域)領域の間に、さらに出側エッジルータで対象とする仮想ルータを識別するVPNラベル(以下、内部ラベルという)を挿入したパケットを生成する。たとえば、入り側エッジルータ201A内に存在するVPNグループAに所属する仮想ルータ203aが、出側エッジルータ201B内に存在する同一のVPNグループAに所属する仮想ルータ203dにパケットを転送する場合には、仮想ルータ203aは、外側ラベルとユーザデータ領域の間に、宛先とする仮想ルータ203dを識別する内部ラベルを挿入したパケット332を生成し、コアルータ211に転送する。
【0014】
コアルータ211では、パケット332を受信すると、外側ラベル領域のみを見て、コアルータ211内のラベルテーブルにしたがってラベル値を更新したパケット333を生成し、エッジルータ201Bに転送する。出側のエッジルータ201Bは、受信したラベル付パケット333から一度SHIMヘッダ領域を削除した後、さらに内部に挿入された内部ラベル(VPNラベル)を参照する。内部ヘッダを削除して元のフレームを再現した後に、対応する仮想ルータ203dへ転送する。そして、出側エッジルータ201B内の仮想ルータ203dは、再現された元のパケットから、さらに転送すべきVPNサイト326を決定し、パケットを転送する。VPNサイト325からVPNサイト327へ送信される通信データも同様にして送信される。なお、SHIMラベルを参照して転送される論理回線を下位論理回線といい、VPNラベルを参照して転送される論理回線を上位論理回線という。
【0015】
つまり、VPNサービスに加入する各ユーザネットワーク301〜308から受信したパケットを、入り側エッジルータ201A〜201Cで収容に使用する加入者インタフェース202a〜202hにより、ユーザネットワーク301〜308が所属するVPNグループを区別して、対応する仮想ルータ203a〜203fに導く。仮想ルータ203a〜203fは、出側エッジルータで同一のVPNグループに属する仮想ルータを識別する内部ラベル(VPNラベル)をSHIMヘッダとともに付与して出側エッジルータに送信する。そして、出側エッジルータでは内部ラベルを参照して同一のVPNグループに属する仮想ルータに導き、仮想ルータはIPパケットのヘッダを参照して、さらにVPNグループに所属するユーザネットワークのいずれかに転送する。
【0016】
このようにして、グループAに属するユーザネットワーク301,302,305,307とグループBに属するユーザネットワーク303,304,306,308とを分離して通信を行うことができる仮想私設網が提供される(たとえば、特許文献1参照)。
【0017】
【特許文献1】
特開2002−176436号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の仮想的通信機能(典型的には上記仮想ルータ)の構成では、ある通信機器(典型的には上記エッジルータ)内部に作成された複数の仮想的通信機能が、独立に他の通信機器内部に作成された対向の仮想的通信機能に、同一の目的を持ったメッセージを送受信する場合に、仮想的通信機能ごとに同一または類似するメッセージを送受信することになり、同一または類似の内容の大量のメッセージによって、ネットワーク帯域が圧迫されてしまうという問題点があった。
【0019】
また、仮想的通信機能はVPNのグループごとに生成されるため、VPN事業者がより多くのユーザネットワークをVPNサービスに加入させると、それにしたがって仮想的通信機能の数は増大し、上記同一または類似するメッセージがさらに増大してしまうという問題点もあった。
【0020】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、各仮想的通信機能が送信する同一または類似するメッセージの送信量を抑制することが可能な通信機器を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかる通信機器は、物理的な通信機器内に、論理的に分離された複数の同等な通信機能を有する仮想通信手段を有し、仮想閉域網の端部に設置される通信機器であって、前記複数の仮想通信手段のそれぞれが送信する通信データのうち、その通信データの内容が同一または類似の通信データを、所定期間ごとに集約した多重データとして送信する手段を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信機器の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
実施の形態1.
図1は、この発明にかかる通信機器が適用されるネットワークと通信機器の構成を模式的に示す図である。この通信機器は、VPN事業者の提供するISPネットワークにおけるエッジルータに適用することができ、以下では、通信機器がエッジルータである場合を例に挙げて説明する。
【0024】
このエッジルータ1(1A,1B)は、VPNサービスの加入者の図示しないユーザネットワークの収容に使用される加入者インタフェース11a〜11cと、各ユーザネットワークが収容されるVPNグループに対応してエッジルータ1の内部に設置され、仮想通信機能を有する仮想ルータ12a〜12dと、各仮想ルータ12a〜12dが行うメッセージの送受信を共通的に処理する共通的メッセージ送受信処理部13と、各仮想ルータ12a〜12dが要求する同一または類似情報の送受信処理を共通的に処理する類似情報削減処理部14と、を備えて構成される。
【0025】
ISPネットワークは、その端(エッジ)に設置される上記エッジルータ1A,1Bと、これらのエッジルータ1A,1B同士で通信するために設けられるコアルータから構成されるコアネットワーク2によって構成される。コアネットワーク2は、上述した従来の技術のMPLS対応ルータを用いて構成することができるが、この発明の要点ではないのでその詳細な図示を省略している。これらのISPネットワーク内のルータ間は、図示しない物理回線によってそれぞれ物理的に接続されている。また、VPNサービスに加入するユーザネットワークは、この図1には示されていないが、その加入者ネットワークに設置される加入者ルータを介して、エッジルータ1A,1Bの加入者インタフェース11a〜11cと接続される。
【0026】
ISPネットワーク内に設置された複数のエッジルータ1A,1B間には、VPN事業者によって、下位論理回線50が生成される。この下位論理回線50は、典型的にはラベルスイッチパスであり、MPLS対応ルータでパケットの送受信がされる場合に使用されるSHIMラベルを使用した論理回線に相当する。この生成された下位論理回線50に対応して、エッジルータ1A,1B内部には、下位論理インタフェース15が生成される。
【0027】
また、ISPネットワーク内のエッジルータ1A,1B間に生成された下位論理回線50を使用して、VPN事業者によって、上位論理回線51〜54が生成される。この上位論理回線51〜54は、エッジルータ1A,1B内に生成された各仮想ルータ12a〜12d間に張られる論理回線であり、MPLS対応ルータでパケットの送受信がされる場合に使用されるVPNラベルを使用した論理回線に相当する。この生成された上位論理回線51〜54に対応して、エッジルータ1A,1B内部には、上位論理インタフェース16a〜16dが生成される。この上位論理インタフェース16a〜16dは、共通的メッセージ送受信処理部13(典型的にはIPスタック)と結び付けられ、対応する各仮想ルータ12a〜12dとメッセージの送受信を行なう。
【0028】
類似情報削減処理部14は、仮想ルータ12a〜12dと共通的メッセージ送受信処理部13の間に設置され、各仮想ルータ12a〜12dが送受信する共通的な類似情報(典型的には生存確認メッセージ)を処理する機能を有する。図2は、類似情報送受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。類似情報削減処理部14は、代表情報格納部31、類似情報削減処理部32、差分情報蓄積部33、類似情報展開処理部41を備えて構成される。
【0029】
代表情報格納部31は、仮想ルータ12a〜12dによって共通に送信される通信データであって、仮想ルータ12a〜12dによって不変の内容である代表情報を格納する。この様な通信データとして、たとえば生存確認メッセージを例示することができる。
【0030】
類似情報削減処理部32は、自エッジルータ1の仮想ルータ12a〜12dから受信した通信データのうち類似情報を共通化して、通信データ量を削減する機能を有し、類似情報比較・差分抽出処理部34、類似情報差分蓄積処理部35、定期通知タイマ36、および多重情報生成処理部37を備えて構成される。
【0031】
類似情報比較・差分抽出処理部34は、自エッジルータ1の仮想ルータ12a〜12dから通信データ(類似情報)を受信すると、その通信データと代表情報格納部31に格納されている代表情報とを比較して、受信した類似情報のうち代表情報と異なる部分を差分情報として抽出する機能を有する。
【0032】
類似情報差分蓄積処理部35は、類似情報比較・差分抽出処理部34で抽出された差分情報を、その差分情報が含まれる類似情報を送信した仮想ルータを識別する仮想ルータ識別子とともに、差分情報蓄積部33に蓄積する機能を有する。
【0033】
定期通知タイマ36は、所定時間ごとに、多重情報生成処理部37に対して通知を行なう機能を有する。通知を行なう間隔は、VPN事業者によって、任意に定められるが、生存確認要求メッセージなどの通知に所定時間の遅れしか許容されないような類似情報の通信に影響を与えない間隔とする必要がある。
【0034】
多重情報生成処理部37は、定期通知タイマ36から所定時間ごとに受ける通知によって、差分情報蓄積部33から差分情報と仮想ルータ識別子を取り出し、元となる代表情報にこれらの差分情報と仮想ルータ識別子を追加した多重メッセージを作成し、共通的メッセージ送受信処理部13に渡す機能を有する。
【0035】
差分情報蓄積部33は、上述した類似情報差分蓄積処理部35によって抽出された差分情報とこの差分情報に対応する仮想ルータ識別子を一時的に蓄積する機能を有する。
【0036】
類似情報展開処理部41は、他のエッジルータ1から受信した多重メッセージを、個別の仮想ルータ12a〜12d宛のメッセージ(類似情報)に分離して、それぞれの仮想ルータ12a〜12dに通知する機能を有し、多重情報分離処理部42、類似情報復元処理部43および類似情報通知処理部44を備えて構成される。
【0037】
多重情報分離処理部42は、他のエッジルータ1から送信され、共通的メッセージ送受信処理部13から渡された多重メッセージから、共通するメッセージである代表情報と、それぞれの差分情報と仮想ルータ識別子を取り出して、類似情報復元処理部43に渡す機能を有する。
【0038】
類似情報復元処理部43は、受信した差分情報、仮想メッセージ識別子、代表情報から、各仮想ルータ12a〜12dへの通知要求メッセージ(類似情報)を再生して、類似情報通知処理部44に渡す機能を有する。
【0039】
類似情報通知処理部44は、受信した通知要求メッセージをその宛先にしたがって、所定の仮想ルータ12a〜12dに通知する機能を有する。
【0040】
つぎに、エッジルータ1の類似情報削減処理部14の動作処理について、送信処理と受信処理に分けて説明する。最初に、類似情報削減処理部14の送信処理について説明する。
【0041】
図2において、まず、エッジルータ1内に生成された仮想ルータ12a〜12dは、生存確認メッセージなどの他の仮想ルータでも生成し、送信するような類似情報(すなわち、代表情報を含むメッセージ)を生成、送信する場合に、その送信を要求する類似情報101a〜101dを類似情報削減処理部14に通知する。
【0042】
類似情報削減処理部14は、類似情報比較・差分抽出処理部34で、通知された類似情報101a〜101dと、代表情報格納部31から抽出された通知された類似情報の種類に対応する代表情報102a,102bとを比較し、その差分を抽出する。たとえば、仮想ルータ12aから送信される類似情報A’と代表情報格納部31に格納されている代表情報A102aとを比較して、その差分情報A’−Aが抽出される。他の仮想ルータ12b〜12dからの類似情報101b〜101dからも同様にして差分情報A’’−A,B’−B,A’’’−Aが抽出される。その抽出結果は、類似情報差分蓄積処理部35に渡される。類似情報差分蓄積処理部35は、抽出された差分情報を、通知を要求した仮想ルータ12a〜12dの仮想ルータ識別子とともに、差分情報蓄積部33の送信待ちキュー103a,103bに格納する。
【0043】
以上の処理において、所属するVPNグループが異なる仮想ルータによって通知される送信要求メッセージが存在する場合には、異なるVPNグループごとに、その差分情報が要求元の仮想ルータ識別子とともに差分情報蓄積部33に格納される。
【0044】
多重情報生成処理部37は、所定時間ごとに定期通知タイマ36から通知されるトリガによって、差分情報蓄積部33の送信待ちキュー103a,103bに格納されている差分情報および仮想ルータ識別子を取り出し、代表情報に追加して多重メッセージ104を作成する。たとえば、代表情報Aに関して、その代表情報Aに、送信待ちキューに蓄積された仮想ルータ12a,12b,12dからの類似情報A’,A’’,A’’’と代表情報Aとの差分情報A’−A,A’’−A,A’’’−Aが付加された多重メッセージが作成される。そして、共通的メッセージ送受信処理部13を介して、対向側エッジルータに通知して、多重メッセージ104の送信処理が終了する。
【0045】
つぎに、類似情報削減処理部14の受信動作について説明する。対向側のエッジルータから多重メッセージ105を受信した類似情報削減処理部14は、多重情報分離処理部42で、受信した多重メッセージ105から差分情報および仮想ルータ識別子を取り出す。類似情報復元処理部43は、差分情報と仮想ルータ識別子、および代表情報から、各仮想ルータ12a〜12dへの通知要求メッセージ106a,106bを再生し、類似情報通知処理部44で通知すべき仮想ルータ12a〜12dに通知して、処理を終了する。
【0046】
この実施の形態1によれば、所定期間内に仮想ルータ12a〜12dから送信される類似情報を各類似情報に共通する代表情報とその差分情報の集まりである多重メッセージにして送信する類似情報削減処理部14を、各仮想ルータ12a〜12dと共通的メッセージ送受信処理部13の間に設置するように構成したので、エッジルータ1内に大量の仮想ルータ12a〜12dが作成され、それらが類似したメッセージを大量に送受信する場合に、その類似したメッセージの情報量を削減することができるという効果を有する。
【0047】
また、仮想ルータ12a〜12dからの送信要求の代表情報との差分を抽出して、一旦、差分情報蓄積部33に蓄積し、所定時間経過後に蓄積した複数の送信要求をまとめて送信するようにしているので、各仮想ルータ12a〜12dからの送信要求タイミングが同一でなくとも、類似メッセージの情報量を削減することが可能となる。
【0048】
さらに、類似情報削減処理部14には送信タイマを設け、所定時間後には必ず差分情報蓄積部33に格納した差分情報を送信するようにしているので、差分情報蓄積部33に格納することにより発生する遅延を所定時間以内に抑え、生存確認要求メッセージなど通知に所定時間の遅れしか許容されないような類似情報の場合でも、情報量を削減することができる。
【0049】
さらにまた、差分情報は送信を要求した仮想通信機能の識別子とともに送信し、受信側で各々の仮想通信機能が要求した情報を復元して通知するので、仮想通信機能には変更を加える必要がないという効果がある。
【0050】
実施の形態2.
上述した実施の形態1は、同一の通信機器内に生成された複数の仮想ルータが、すべて同一の対向する通信機器内の仮想ルータと通信する場合に、メッセージを削減するようにしたものであるが、この実施の形態2では、同一の通信機器内に生成された複数の仮想ルータが、異なる通信機器内の対向する仮想ルータと通信する場合に、類似メッセージを削減(抑制)する場合について説明する。
【0051】
図3は、同一の通信機器内に生成された複数の仮想ルータが、異なる通信機器内の仮想ルータと通信する場合の通信機器の動作処理を説明するための図であり、図4は、類似情報削減処理部の詳細な構成を示すブロック図である。以下の説明においても、実施の形態1と同様に、通信機器としてエッジルータを使用する場合を例に挙げて説明する。
【0052】
図3では、3つのエッジルータ1A〜1Cが物理回線で相互に接続されており、それぞれのエッジルータ1A〜1Cには、それぞれ4つの仮想ルータが設けられた場合が例示されている。エッジルータ1Aの仮想ルータ12aA,12bAとエッジルータ1Bの仮想ルータ12aB,12bBとは同じ下位論理回線61で接続されてVPNが構築されており、エッジルータ1Aの仮想ルータ12cA,12dAとエッジルータ1Cの仮想ルータ12cC,12dCとは同じ下位論理回線64で接続されてVPNが構築されており、エッジルータ1Bの仮想ルータ12cBとエッジルータ1Cの仮想ルータ12bCとは下位論理回線62で接続されてVPNが構築されており、そして、エッジルータ1Bの仮想ルータ12dBとエッジルータ1Cの仮想ルータ12aCとは下位論理回線63で接続されてVPNが構築されているものとする。
【0053】
また、それぞれのエッジルータ1A〜1Cの類似情報削減処理部14は、削減指定情報格納部38A〜38Cをさらに備えた構成を有している。この削減指定情報格納部38A〜38Cは、エッジルータ1A〜1Cに生成された仮想ルータ12a〜12dのうち送信される類似情報を集約することが可能な仮想ルータを区分するための削減指定情報を格納する。削減指定情報は、類似情報を削減する対象となる仮想ルータである「集約元仮想ルータ(図中では、集約元VRと表記)」、類似情報を代行して通知する仮想ルータである「代行仮想ルータ(図中では、代行VRと表記)」、集約される仮想ルータが所属するグループを識別する「グループID」、代行を行うかを指定する「代行」を含む項目から構成される。
【0054】
つぎに、この削減指定情報の設定について説明する。まず、VPN事業者は、1つのエッジルータ1の仮想ルータのうち、同じ下位論理回線を使用している仮想ルータから送信される通信データを削減対象とするために、同じグループとして集約する。たとえば、上述したように仮想ルータ12aAと仮想ルータ12aB、仮想ルータ12bAと仮想ルータ12bBの2組は、同一の下位論理回線61を用いているので、この組で送信される類似情報を削減するために、これらの仮想ルータを1つのグループとして集約する。ここでは、エッジルータ1Aの削減指定情報格納部38Aの「集約元VR」には、それぞれの仮想ルータ12aA,12bAを識別するための名称または符号などが格納され、「代行VR」として仮想ルータ12aBが設定されている。また、これらの仮想ルータ12aA,12bAの「グループID」として、これらの仮想ルータが使用する下位論理回線61の符号が格納され、これらの仮想ルータでは情報の削減が行われるので「代行」フラグがオン(図中では「○」で表記)となっている。
【0055】
これと同様の操作が、エッジルータ1Aの仮想ルータ12cA,12dA、エッジルータ1Bの仮想ルータ12cB,12dB、エッジルータ1Cの仮想ルータ12cC,12dCについても行われる。
【0056】
しかし、VPN事業者は、同じエッジルータ間を異なる下位論理回線で接続する2つの仮想ルータの組、仮想ルータ12cBと仮想ルータ12bC、仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCの組は、類似情報を削減するために同じグループとして集約することはできない。これは、集約する仮想ルータ間で使用する下位論理回線が異なると、下位論理回線が切断された場合に類似情報を集約しない場合と比べて、以下に示すような食い違いが発生するためである。
【0057】
つまり、もし代行に使用している下位論理回線62が切断された場合でも、代行に使用していない下位論理回線63は使用可能である。類似情報集約を実行していない場合、切断されてない下位論理回線63を使用する仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCとの間では上位論理回線73を用いて通信可能である。しかし、類似情報集約を実行していると、代行する仮想ルータ12cBと仮想ルータ12bCとの間で通信が不可能になるので、仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCとの間でも通信が不可能になってしまう。しかし、実際には、仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCとの間では通信が可能であるので、矛盾が発生する。
【0058】
また、もし集約に使用していない下位論理回線63が切断された場合、切断された下位論理回線63上にある上位論理回線73を使用する仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCとの間の通信は不可能になる。しかし、類似情報集約を実行していると、代行する仮想ルータ12cBと仮想ルータ12bCとの間は通信が可能なので、仮想ルータ12dBと仮想ルータ12aCとの間では通信が可能になってしまい、矛盾が発生する。これは例えば、仮想ルータ間で類似情報としてリンク生存確認メッセージをやり取りし、リンク状態を監視している場合に問題が発生する。
【0059】
そこで、各仮想ルータ12a〜12d間で行う類似情報の削減を、使用する下位論理回線61〜64にしたがってグループ化して指定することによって、下位論理回線61〜64の切断や復旧によって生じる上記矛盾の発生を防止することが可能となる。
【0060】
以上より、VPN事業者は、エッジルータ1Bの仮想ルータ12cBとエッジルータ1Cの仮想ルータ12bCとの間の接続と、エッジルータ1Bの仮想ルータ12dBとエッジルータ1Cの仮想ルータ12aCとの間の接続は、それぞれ異なる下位論理回線62,63を用いていることから、これらの組で送信される類似情報を削減することができないので、削減指定情報には代行フラグを設定しない(図中では、「×」と表記)。
【0061】
なお、図4に示される類似情報削減処理部14の構成要素のうち、実施の形態1の図2と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0062】
つぎに、通信機器(エッジルータ)の類似情報削減処理部14の動作処理について説明するが、実施の形態1と同一の部分についての詳細な説明は省略する。
【0063】
仮想ルータ12a〜12dから通信データ(類似情報)を受信した類似情報比較・差分抽出処理部34は、まず削減指定情報格納部38を参照して、類似情報の削減対象である仮想ルータからの類似情報であるか否かを判定する。削減対象である仮想ルータから送信された類似情報である場合には、類似情報比較・差分抽出処理部34は、実施の形態1で説明したように、類似情報を代表情報と比較して差分情報を抽出する。そして、類似情報差分蓄積処理部35は、差分情報蓄積部33に差分情報、仮想ルータを識別する仮想ルータ識別子、そして仮想ルータが集約されるグループを識別するグループIDを一時的に格納する。そして、多重情報生成処理部37は、定期通知タイマ36による所定間隔ごとの通知によって、グループIDに基づいて通知情報を多重化した後に、その多重メッセージを、削減指定情報格納部38に格納されている代行仮想ルータの上位論理回線を介して宛先の仮想ルータに対して送信する。一方、通信データの削減対象でない仮想ルータからの場合には、集約処理を行わずにそのまま通信処理がされる。
【0064】
たとえば、仮想ルータ12aA−仮想ルータ12aB間と、仮想ルータ12bA−仮想ルータ12bB間では集約が実施されており、代行仮想ルータとして仮想ルータ12bAが指定されているので、仮想ルータ12bA−仮想ルータ12bB間の上位論理回線71を使用して代行通知が実施される。また仮想ルータ12cA−仮想ルータ12cC間と、仮想ルータ12dA−仮想ルータ12dC間でも集約が実施されており、代行仮想ルータとして仮想ルータ12dAが指定されているので、仮想ルータ12dA−仮想ルータ12dC間の上位論理回線74を使用して代行通知が実施される。しかし、仮想ルータ12cB−仮想ルータ12bC間と、仮想ルータ12dB−仮想ルータ12aC間では集約が実施されないので、それぞれ上位論理回線72と上位論理回線73を使用して、差分を用いない通常のメッセージによる通知が行われる。
【0065】
なお、多重メッセージを受信した場合の類似情報削減処理部14の処理は、実施の形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0066】
この実施の形態2によれば、類似情報削減処理部14は同一の通信機器1でかつ同一の下位論理回線を使用する対向する仮想ルータ向けのメッセージのみをグループ化した削減指定情報格納部38を参照して、類似情報を削減するように構成したので、物理的な通信機器1内の仮想ルータ12a〜12dが異なる通信機器1内の仮想ルータ12a〜12dとVPNを構築している場合でも、類似情報を削減することができる。
【0067】
また、対向する仮想ルータがすべて同一の通信機器に存在する場合だけでなく、一部が異なる通信機器に存在する一般的な構成のネットワークにおいても、仮想ルータ12a〜12d間の通信メッセージ量を削減することができるという効果を有する。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、所定期間内に仮想ルータから送信される類似情報を各類似情報に共通する代表情報とその差分情報の集まりである多重メッセージにして送信する類似情報送受信処理部を、各仮想ルータと共通的メッセージ送受信処理部の間に設置するように構成したので、エッジルータ内に大量の仮想ルータが作成され、それらが類似したメッセージを大量に送受信する場合に、その類似したメッセージの情報量を削減することができるという効果を有する。また、仮想ルータからの送信要求の代表情報との差分を抽出して、一旦、差分情報蓄積部に蓄積し、所定時間経過後に蓄積した複数の送信要求をまとめて送信するようにしているので、各仮想ルータからの送信要求タイミングが同一でなくとも、類似メッセージの情報量を削減することが可能となる。さらに、類似情報削減処理部には送信タイマを設け、所定時間後には必ず差分情報蓄積部に格納した差分情報を送信するようにしているので、差分情報蓄積部に格納することにより発生する遅延を所定時間以内に抑え、生存確認要求メッセージなど通知に所定時間の遅れしか許容されないような類似情報の場合でも、情報量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる通信機器が適用されるネットワークと通信機器の構成を模式的に示す図である。
【図2】類似情報送受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】同一の通信機器内に生成された複数の仮想ルータが、異なる通信機器内の仮想ルータと通信する場合の通信機器の動作処理を説明するための図である。
【図4】類似情報削減処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】従来のVPNの構成を模式的に示す図である。
【図6】MPLS対応ルータの場合のユーザパケットの送信方法を模式的に示す図である。
【図7】MPLS対応ルータの場合のユーザパケットの送信方法を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 通信装置(エッジルータ)、2 コアネットワーク、11a〜11c 加入者インタフェース、12a〜12d 仮想ルータ、13 共通的メッセージ送受信処理部、14 類似情報削減処理部、15 下位論理インタフェース、16a〜16d 上位論理インタフェース、31 代表情報格納部、32 類似情報削除処理部、33 差分情報蓄積部、35 類似情報差分蓄積処理部、36 定期通知タイマ、37 多重情報生成処理部、38,38A〜38C削減指定情報格納部、41 類似情報展開処理部、42 多重情報分離処理部、43 類似情報復元処理部、44 類似情報通知処理部、50,61〜64 下位論理回線、51〜54,71〜74 上位論理回線。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication device that constitutes a virtual closed communication network and is capable of constituting a plurality of independent virtual communication functions therein.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 is a diagram schematically showing a configuration of a conventional virtual closed communication network (hereinafter referred to as a VPN (Virtual Private Network)). A network provider network (hereinafter referred to as an ISP network) 200 provided by a VPN service provider (hereinafter referred to as a VPN provider) includes
[0003]
The
[0004]
Next, the operation will be described. First, each user of a VPN service provided by a VPN provider designates a
[0005]
The VPN operator creates
[0006]
The independence of the
[0007]
The VPN operator installs
[0008]
For example, when communication data is transmitted from the
[0009]
The MPLS-
[0010]
Similarly, communication data is transmitted to a predetermined destination by transferring a labeled packet from the
[0011]
In this way, the VPN operator configures a logical line connecting the edge routers on the physical line. For example, in the case of FIG. 5, a
[0012]
FIG. 7 is a diagram schematically illustrating a user packet transmission method in the case of an MPLS-compatible router in a case where one edge router accommodates a plurality of user networks. The
[0013]
Therefore, as shown in FIG. 7, in order for the VPN operator to provide a VPN service for each VPN group, the virtual router in the incoming edge router has a label in the SHIM header area (hereinafter referred to as an outer label). ) And a user data (typically IP packet area) area, a packet in which a VPN label (hereinafter referred to as an internal label) for identifying a target virtual router is further inserted at the outgoing edge router is generated. For example, when the
[0014]
Upon receiving the
[0015]
That is, the VPN groups to which the
[0016]
In this way, a virtual private network is provided that can perform communication by separating the
[0017]
[Patent Document 1]
JP 2002-176436 A
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of the conventional virtual communication function (typically the virtual router), a plurality of virtual communication functions created inside a certain communication device (typically the edge router) are independently When sending and receiving messages with the same purpose to the opposite virtual communication function created inside the communication device, the same or similar message will be sent and received for each virtual communication function. There was a problem that the network bandwidth was compressed by a large amount of messages.
[0019]
In addition, since the virtual communication function is generated for each VPN group, when a VPN operator subscribes more user networks to the VPN service, the number of virtual communication functions increases accordingly, and the same or similar There was also a problem that the number of messages to be increased further.
[0020]
The present invention has been made in view of the above, and an object thereof is to obtain a communication device capable of suppressing the transmission amount of the same or similar message transmitted by each virtual communication function.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a communication device according to the present invention has a virtual communication means having a plurality of logically separated equivalent communication functions in a physical communication device, and an end of a virtual closed network. Of communication data transmitted by each of the plurality of virtual communication means, the communication data having the same or similar contents is transmitted as multiplexed data aggregated every predetermined period It has the means to do, It is characterized by the above-mentioned.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Exemplary embodiments of a communication device according to the present invention will be explained below in detail with reference to the accompanying drawings.
[0023]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a configuration of a network and a communication device to which the communication device according to the present invention is applied. This communication device can be applied to an edge router in an ISP network provided by a VPN operator. Hereinafter, a case where the communication device is an edge router will be described as an example.
[0024]
The edge router 1 (1A, 1B) is an edge router corresponding to a
[0025]
The ISP network is constituted by a
[0026]
A lower
[0027]
Further, the upper
[0028]
The similar information
[0029]
The representative
[0030]
The similar information
[0031]
When the similar information comparison / difference
[0032]
The similar information difference accumulation processing unit 35 accumulates the difference information extracted by the similar information comparison / difference
[0033]
The
[0034]
The multiple information
[0035]
The difference
[0036]
The similar information
[0037]
The multiple information
[0038]
The similar information
[0039]
The similar information
[0040]
Next, the operation processing of the similar information
[0041]
In FIG. 2, first, the
[0042]
The similar information
[0043]
In the above processing, when there is a transmission request message notified by a virtual router to which the belonging VPN group belongs, the difference information is stored in the difference
[0044]
The multiple information
[0045]
Next, the reception operation of the similar information
[0046]
According to the first embodiment, similar information reduction is performed in which similar information transmitted from the
[0047]
Further, a difference from the representative information of the transmission requests from the
[0048]
Further, the similar information
[0049]
Furthermore, the difference information is transmitted together with the identifier of the virtual communication function that requested transmission, and the information requested by each virtual communication function is restored and notified on the receiving side, so there is no need to change the virtual communication function. There is an effect.
[0050]
In the first embodiment described above, messages are reduced when a plurality of virtual routers generated in the same communication device all communicate with virtual routers in the same opposing communication device. However, in the second embodiment, a case will be described in which a plurality of virtual routers generated in the same communication device reduce (suppress) similar messages when communicating with opposing virtual routers in different communication devices. To do.
[0051]
FIG. 3 is a diagram for explaining an operation process of a communication device when a plurality of virtual routers generated in the same communication device communicate with virtual routers in different communication devices, and FIG. 4 is similar to FIG. It is a block diagram which shows the detailed structure of an information reduction process part. In the following description, similarly to the first embodiment, the case where an edge router is used as a communication device will be described as an example.
[0052]
In FIG. 3, three
[0053]
Further, the similar information
[0054]
Next, the setting of the reduction designation information will be described. First, in order to reduce communication data transmitted from virtual routers using the same lower logical line among the virtual routers of one
[0055]
The same operation is performed for the virtual routers 12cA and 12dA of the
[0056]
However, the VPN operator reduces similar information by using a set of two virtual routers that connect the same edge routers with different lower logical lines, a set of virtual router 12cB and virtual router 12bC, and a set of virtual router 12dB and virtual router 12aC. Therefore, it cannot be aggregated as the same group. This is because if the lower logical line used between the virtual routers to be aggregated is different, the following discrepancy occurs when similar information is not aggregated when the lower logical line is disconnected.
[0057]
That is, even if the lower
[0058]
Further, if the lower
[0059]
Therefore, by specifying the reduction of similar information performed between the
[0060]
As described above, the VPN operator can connect the virtual router 12cB of the
[0061]
Of the constituent elements of the similar information
[0062]
Next, operation processing of the similar information
[0063]
The similar information comparison / difference
[0064]
For example, aggregation is performed between the virtual router 12aA and the virtual router 12aB, and between the virtual router 12bA and the virtual router 12bB, and the virtual router 12bA is designated as the substitute virtual router, and therefore, between the virtual router 12bA and the virtual router 12bB. The proxy notification is performed using the upper
[0065]
Note that the processing of the similar information
[0066]
According to the second embodiment, the similar information
[0067]
Further, not only when the opposing virtual routers are all in the same communication device, but also in a general configuration network in which some of the virtual routers exist in different communication devices, the amount of communication messages between the
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, similar information transmission / reception is performed by transmitting similar information transmitted from a virtual router within a predetermined period as a multiplexed message that is a collection of representative information common to each similar information and its difference information. Since the processing unit is configured to be installed between each virtual router and the common message transmission / reception processing unit, when a large number of virtual routers are created in the edge router and they send and receive a large amount of similar messages, There is an effect that the amount of information of the similar message can be reduced. In addition, since the difference with the representative information of the transmission request from the virtual router is extracted and temporarily stored in the difference information storage unit, a plurality of transmission requests stored after a predetermined time have passed are transmitted together. Even if the transmission request timing from each virtual router is not the same, it is possible to reduce the amount of information of similar messages. Furthermore, a transmission timer is provided in the similar information reduction processing unit so that the difference information stored in the difference information storage unit is always transmitted after a predetermined time, so that a delay caused by storing in the difference information storage unit is reduced. The amount of information can be reduced even in the case of similar information that can be kept within a predetermined time and only a delay of a predetermined time is allowed for notification such as a survival confirmation request message.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a configuration of a network and a communication device to which a communication device according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a detailed configuration of a similar information transmission / reception processing unit.
FIG. 3 is a diagram for explaining an operation process of a communication device when a plurality of virtual routers generated in the same communication device communicate with virtual routers in different communication devices.
FIG. 4 is a block diagram showing a detailed configuration of a similar information reduction processing unit.
FIG. 5 is a diagram schematically showing a configuration of a conventional VPN.
FIG. 6 is a diagram schematically illustrating a user packet transmission method in the case of an MPLS-compatible router.
FIG. 7 is a diagram schematically illustrating a user packet transmission method in the case of an MPLS-compatible router.
[Explanation of symbols]
1, 1A, 1B communication device (edge router), 2 core network, 11a to 11c subscriber interface, 12a to 12d virtual router, 13 common message transmission / reception processing unit, 14 similar information reduction processing unit, 15 lower logical interface,
Claims (5)
前記複数の仮想通信手段のそれぞれが送信する通信データのうち、その通信データの内容が同一または類似の通信データを、所定期間ごとに集約した多重データとして送信する手段を備えることを特徴とする通信機器。A physical communication device has virtual communication means having a plurality of logically separated equivalent communication functions, and is a communication device installed at the end of a virtual closed network,
Communication comprising: communication data transmitted by each of the plurality of virtual communication means, the communication data having the same or similar contents being transmitted as multiplexed data aggregated every predetermined period machine.
他の通信機器の仮想通信手段と接続される下位論理回線が同一である前記仮想通信手段を同一のグループに分類し、前記グループに所属する前記仮想通信手段によって送信される通信データのうち、その通信データの内容が同一または類似の通信データを、集約した多重データとして所定期間ごとに前記グループ内の一の前記仮想通信手段によって送信させることを特徴とする通信機器。A physical communication device has virtual communication means having a plurality of logically separated equivalent communication functions, and is a communication device installed at the end of a virtual closed network,
The virtual communication means having the same lower logical line connected to the virtual communication means of another communication device is classified into the same group, and the communication data transmitted by the virtual communication means belonging to the group A communication device that causes communication data having the same or similar content of communication data to be transmitted as aggregated multiplex data by one virtual communication means in the group every predetermined period.
他の通信機器の仮想通信手段と接続される下位論理回線が同一である前記仮想通信手段を同一のグループに分類するとともに、そのグループに所属する一の仮想通信手段を代行仮想通信手段として設定し、前記グループに所属する前記仮想通信手段によって送信される通信データのうち、その通信データの内容が同一または類似の通信データを、集約した多重データとして所定期間ごとに前記代行仮想通信手段によって送信させることを特徴とする通信機器。A physical communication device has virtual communication means having a plurality of logically separated equivalent communication functions, and is a communication device installed at the end of a virtual closed network,
The virtual communication means connected to the virtual communication means of another communication device are classified into the same group, and one virtual communication means belonging to the group is set as a proxy virtual communication means. Of the communication data transmitted by the virtual communication means belonging to the group, communication data having the same or similar contents of the communication data is transmitted as aggregated multiple data by the proxy virtual communication means every predetermined period Communication equipment characterized by this.
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