JP2005010711A - Display method of cosmetic - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の実施の形態】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敏感肌用の化粧料の品質表示に好適な、化粧料の表示方法及び、敏感肌用の化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
現代はストレス過多の時代と言われており、ストレスの過剰負荷によって健康を損なっている人は少なくない。例えば、脳血管系疾病の急増、心筋梗塞などの循環器系の疾病の急増、躁鬱病などの心身疾患の急増などが例示出来、これらは過労死などの原因ともなっており、大きな社会問題となっている。この様な重篤な症状ばかりではなく、極身近なところにもストレスの影響は見られる。例えば、偏頭痛などの不定愁訴的な事象や、肌荒れ、過敏症、面皰の多発等の肌トラブルなどが例示出来る。ことに、肌トラブルの出やすい敏感肌の人は近年急増しており、各化粧品会社とも、「敏感肌対応」は一大テーゼとなっている。特に注意すべきは、この様な軽度の症状が、無為に放置されがちであることと、かかる軽度の症状が、更にストレスの付加の度合い、体側のストレスの過剰反応を呼び起こし、重篤な症状に発展させてしまう危険を有していることである。従って、この様な軽度の肌荒れ、過敏症などを速やかに処置し、増悪させないことは社会的にも大変意味のあることであると言われている。この様な背景から、種々のストレス対応化粧料や敏感肌対応化粧料が、開発されている。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3或いは特許文献4を参照)しかしながら、化粧料そのもの自体と同様に、正確に敏感肌を鑑別し、適切な化粧料を選択することも重要な技術となっており、この様な技術としては、角層細胞の形状を利用して鑑別する方法(例えば、特許文献5を参照)、ウロキウナーゼ型プラスミノーゲンアクチベーターの発現状況を利用する方法(例えば、特許文献6を参照)或いは紫外線の遮蔽力を表示して、適切な紫外線保護が為されているか否かを知らしめる技術(例えば、特許文献7を参照)などが知られている。しかしながら、適切な化粧料を、適切に使用せしめる技術については未だ知られていない。種々の優れた敏感肌用の化粧料が存するにもかかわらず、敏感肌の人において肌トラブルが絶えない理由の一つは、敏感肌用の化粧料を「敏感肌用の化粧料」として、認識しておらず、該敏感肌用の化粧料に対して疑念を持って、それを使用している実態がある為と勘案される。即ち、敏感肌用の化粧料を、その使用者に、「敏感肌用の化粧料」として、的確に認識せしめ、該敏感肌用の化粧料に信頼を喚起する手段の開発が望まれていると言える。
【0003】
一方、化粧料の特徴の表示法であって、該化粧料が受けた評価試験により、その品質の特徴を表示する表示方法は知られていないし、この様な表示により、敏感肌用の化粧料を、その使用者に、「敏感肌用の化粧料」として、的確に認識せしめ、該敏感肌用の化粧料に信頼をより強く喚起出来ることも全く知られていない。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−363058号公報
【特許文献2】
特開2001−192338号公報
【特許文献3】
特開2003−63948号公報
【特許文献4】
特開2001−172503号公報
【特許文献5】
特開2000−212038号公報
【特許文献6】
特開2003−12558号公報
【特許文献7】
特表平8−502125号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な条件下為されたものであり、敏感肌用の化粧料を、その使用者に、「敏感肌用の化粧料」として、的確に認識せしめ、該敏感肌用の化粧料に信頼を喚起する手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、敏感肌用の化粧料を、その使用者に、「敏感肌用の化粧料」として、的確に認識せしめ、該敏感肌用の化粧料に信頼を喚起する手段を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、化粧料の特徴の表示法であって、該化粧料が受けた評価試験により、その品質の特徴を表示する表示方法によって、その様な喚起が可能であることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)化粧料の特徴の表示法であって、該化粧料が受けた評価試験により、その品質の特徴を表示することを特徴とする、化粧料の特徴の表示方法。
(2)前記化粧料が受けた評価試験が、該評価試験を表象する記号で表示されていることを特徴とする、(1)に記載の表示方法。
(3)評価試験が、次に示す試験から選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の表示方法。
(評価試験)連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト、スティギングテスト
(4)更に、特定表示成分を含有しない旨を表象する記号で表示することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の表示方法。
(5)特定表示成分が、パラベン、香料及び着色料から選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(4)に記載の表示方法。
(6)特定表示成分を含有しない旨の表示が、パラベン、香料及び着色料を含有しない場合に付されることを特徴とする、(5)に記載の表示方法。
(7)対象とする化粧料が、敏感肌用の化粧料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の表示方法。
(6)次に示す評価試験が為されて適性と評価された事実と、特定成分を含まない事実の内、少なくとも3種の事実を有することを特徴とする、敏感肌用の化粧料。
(評価試験)連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト、スティギングテスト
(7)(6)に記載の化粧料を組合せてなる化粧料シリーズであって、乾燥肌対応と、面皰対応の少なくとの2種のセットを構成要素とすることを特徴とする、化粧料シリーズ。
【0007】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の化粧料の特徴の表示
本発明の化粧料の特徴の表示は、化粧料の特徴の表示法であって、該化粧料が受けた評価試験により、その品質の特徴を表示することを特徴とする。通常、化粧料に於いては、実際に発売して、消費者が化粧料を手にとって、使用するまでに種々の試験を行っている。通常の化粧料に行われる試験としては、例えば、細胞毒性試験、クローズドパッチテスト等の安全性試験、2週間程度実使用での使用性を確認する実使用テスト、マキシマイゼーションテストなどのアレルギーテスト、サン・プロテクト・ファクターなどの紫外線防護効果を測定するテスト、面皰の原因となるか否かを調べるコメドジェニックテストなどが存する。これ以外にも、化粧料を評価するテストとしては、一過性に刺激を調べるスティギングテスト、実使用テストよりも使用期間を長くした(1〜3ヶ月)連続使用テストなどが存する。これらは、何れも化粧料に於いては汎用されているテストとなっており、受託試験機関も既に存する。従って、その実施については、特段の問題が存するわけではない。通常この様なテストを行った場合には化粧料の裏面の表示に「○○テスト済み」の表示が為されているのが常である。
【0008】
本発明者らは、前述の敏感肌の人用の化粧料を設計するにあたり、どの様な品質が特に重要かを検討した。即ち、種々の化粧料を試作し、敏感肌の人21名に試してもらい、「刺激を感じる」「刺激を感じない」の2種に分類してもらい、これらの内、最も多くの人が刺激を感じたものと、刺激を感じなかったものを選択し、種々の評価テストにかけ、敏感肌への要因となっている試験がどれかを調べた。下記に、最も刺激を感じなかった化粧料の処方と、刺激をもっとも感じた化粧料の処方を挙げる。又、これらの化粧料の評価結果を表1に示す。この結果より、敏感肌と関連しているテストは、連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト及びスティギングテストであることが判る。即ち、これらの試験をパスしたかどうかの情報が敏感肌の人用の化粧料では重要な品質になることが判る。これを表示し、的確に使用者に認識させるのが、本発明の主旨である。
(刺激の低い化粧料)21人中19名が刺激を全く感じないと判断
イ
スクワラン 10 重量部
ホホバ油 5 重量部
マイクロクリスタリンワックス 2 重量部
バチルアルコール 3 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 64.4重量部
「ハイグリオール−S26」(日本サーファクタント株式会社製;ポリオキシブテンポリグリセリンステアリルエーテル)
「サラコス334」(オイリオ株式会社製;トリ(カプリン酸・カプリル酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセライド)
(製法)イ、ロをそれぞれ80℃に加熱し、イに徐々にロを攪拌下加え、攪拌冷却してクリームを得た。
(刺激の高い化粧料)21人中15名が刺激を感じると判断
イ
軽質流動イソパラフィン 10 重量部
イソプロピルミリステート 5 重量部
マイクロクリスタリンワックス 2 重量部
セタノール 1 重量部
ラウリン酸 2 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
ポリオキシエチレンステアレート 1 重量部
ポリオキシエチレンオレイルエーテル 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
メチルパラベン 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
プロピレングリコール 5 重量部
ポリエチレングリコール 3 重量部
キサンタンガム 0.4重量部
ラウリル硫酸ナトリウム 0.4重量部
水 64 重量部
「サラコス334」(オイリオ株式会社製;トリ(カプリン酸・カプリル酸・ミリスチン酸・ステアリン酸)グリセライド)
(製法)イ、ロをそれぞれ80℃に加熱し、イに徐々にロを攪拌下加え、攪拌冷却してクリームを得た。
【0009】
【表1】
【0010】
又、前記21名の被験者に多重回答を許すアンケートにて、自分が使用する化粧料の選択基準を聞いたところ、上位4件は次の通りであった。この4件の内容は、大凡は表1で明らかになった内容と重複することであるが、一点、パラベンなどの防腐剤、着色料、香料等の特定成分の不使用のみが、表1には存しない事柄であった。即ち、この様な敏感肌と関連の深い試験の結果の有無、或いは、含有成分の情報を明確に伝達することにより、敏感肌の人がより的確に化粧料を選択出来ると同時に、より安全に使用出来ることが判る。例えば、連用テスト、コメドジェニックテスト、スティギングテストを行い、安全性が確保された化粧料に於いて、これらの試験を明示しておくことにより、使用していて、刺激を感じたときには、アレルギー反応の惹起を疑い、直ちにその化粧料の使用を中止して、アレルギー反応による症状の増悪を防ぐことが出来る。
・アレルギーを起こさないこと 16人
・香料、着色料、パラベンを使用しないこと 13人
・安全性が試験されていること 12人
・面皰を起こさないこと 8人
【0011】
本発明の主題は、上記敏感肌と関連しているテストは、連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト及びスティギングテストの評価試験をパスしたかどうかの情報を的確に化粧料使用者に認識せしめることである。その好ましい方法としては、該評価試験を表象する記号で表示されていることが好ましく例示出来る。かかる表象としては、簡単に一目でわかる記号が好ましく、イニシャルや象徴する文字を四角などで囲み記号化したものが好ましく例示出来る。例えば、連続使用テストであれば「連」を四角で囲んだ記号、パッチテストやアレルギーテストであればOKの文字を四角で囲んだ記号、コメドジェニックテストでコメドジェニシティが認められなかったもの(ノンコメドジェニック)であれば「NON」の文字を四角で囲んだ記号、スティギングテストであれば「S」の文字を四角で囲んだ記号が好適に例示出来る。かかる記号は、同じ色で表象することも出来るが、好ましくは、それぞれが異なる色で色づけされて表されていることである。これにより、明確にどの様な試験をパスしているかを使用者に認識してもらうことが出来る為である。
【0012】
(2)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト及びスティギングテストからなる評価試験の、評価試験が為されて適性と評価された事実と、特定成分を含まない事実の内、少なくとも3種の事実を有することを特徴とする。これは、前記の如くに、これらの評価試験が敏感肌の人用の化粧料の品質において、その品質を決定する重要な要因であり、その多くが満たされた化粧料が、安心と、それによって高められた安全性を具現化するものであるからである。特に重要なのは、これらの評価試験で適性と評価された事実、或いは、特定成分を含まない事実が明確に、化粧料を構成する商品構成に明示されていることである。ここで、商品構成とは、容器も含めた化粧料、化粧料の包装、包装に付帯するパンフレットなどの付帯物、化粧料を説明する説明資料などを包括した表現である。かかる明示においても、前記表象による表示を行うことが好ましい。
【0013】
本発明の化粧料は、上記の条件を満足する範囲において、通常の化粧料原料を加工処理して、製造することが出来る。この様な化粧料原料としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンなどの炭化水素類、ジメチコン、フェメチコン、シクロメチコン、アモジメチコン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーン類、ホホバ油、カルナウバワックス、モクロウ、ミツロウ、ゲイロウ、オレイン酸オクチルドデシル、イソプロピルミリステート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアレートなどのエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、ベヘン酸、オレイン酸などの脂肪酸類、ベヘニルアルコール、セタノール、オレイルアルコール、オクタデシルアルコールなどの高級アルコール類、ヒマシ油、椰子油、水添椰子油、椿油、小麦胚芽油、イソステアリン酸トリグリセライド、イソオクタン酸トリグリセライド、オリーブオイル等のトリグリセライド類、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキシレングリコール、イソプレングリコールなどの多価アルコール、ソルビタンセスキオレート、ソルビタンモノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセスキステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル、ポリエキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤、ソジウムラウリルステアレート、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル塩などのアニオン界面活性剤、4級アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、アルキルベタイン等の両性界面活性剤類、結晶セルロースや架橋型メチルポリシロキサン、ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉体等の有機粉体類、タルク、マイカ、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化鉄、紺青、群青、チタンマイカ、チタンセリサイト、シリカ等の表面処理されていても良い粉体類、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー及び/又はその塩、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、キサンタンガムやヒドロキシプロピルセルロースなどの増粘剤、レチノール、レチノイン酸、トコフェロール、リボフラビン、ピリドキシン、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステル塩などのビタミンやグリチルリチン酸塩、グリチルレチン、ウルソール酸、オレアノール酸などのテルペン類、セラミド1〜6のセラミド類、エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストリオールなどのステロイド類などの有効成分、フェノキシエタノール、パラベン類、ヒビテングルコネート、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤、ジメチルアミノ安息香酸エステル類、桂皮酸エステル類、ベンゾフェノン類などの紫外線吸収剤などが好ましく例示できる。特に好ましい成分としては、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、セラミド類、特にセラミドタイプ2、ポリオキシブテンポリグリセリンアルキルエーテル類、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールなどの抗菌性多価アルコール類などが好適に例示出来る。これらは何れも安全性が高い為である。抗菌性多価アルコールは、このものを使用することにより、一過性の刺激を発現しやすいパラベン類を使用せずとも防腐力を維持出来る。これらの成分の好ましい含有量は、それぞれ1〜5重量%である。
【0013】
本発明の化粧料は敏感肌用の化粧料であり、かかる敏感肌への対応としては、次の2通りの手段が存する。
1)面皰対応化粧料
若年者の、敏感肌においては、面皰などの存在により、炎症系が過敏に反応しやすくなっているタイプの敏感肌が存する。この様な場合には面皰の対応を第一として、ビサポロール様な殺菌剤で処置したり、グリチルリチン酸及び/又はその塩等の抗炎症で炎症を和らげたりする化粧料が好ましい。この様な化粧料に於いてはコメドジェニックテストにより、ノンコメドジェニックであることが証されていることが重要な品質となる。
2)乾燥肌対応化粧料
ストレスの過剰負荷等によって、経皮的散逸水分量が増加し、バリア機能が低下して、生じた敏感肌の人用の化粧料であり、経皮的散逸水分量の抑制と、保護膜による皮膚バリア機能の向上を旨とした化粧料が、乾燥肌による敏感肌の人の処置には好ましい。この様な乾燥肌対応の化粧料としては、セラミドなどを含有する化粧料が好適に例示出来る。
本発明の化粧料では、この様な特性の化粧料を特性毎に、洗顔料、クレンジング料、保湿化粧料、パック化粧料などの剤形を組み合わせて、化粧料シリーズを形成し、提供することが、処置を的確にする上で好ましい。この様な化粧料シリーズが、本発明の化粧料シリーズであり、本発明の化粧料シリーズとしては、面皰対応化粧料シリーズと乾燥肌対応化粧料シリーズの少なくとも2種を備えておくことが好ましい。かかる化粧料構成において、面皰対応化粧料シリーズを構成する化粧料は、ノンコメドジェニックテストを行い、かかるテストパスした表示を付しておくことが好ましい。
【0014】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
【0015】
<実施例1>
以下に、示す処方に従ってクリーム形態の化粧料を作成し、連続使用試験(1日朝晩2回、3週間連日使用)、クローズドパッチテスト(本邦パッチテスト基準準拠、24時間クローズドパッチ)、アレルギーテスト(米国AMA社に依頼)、コメドジェニックテスト(米国AMA社に依頼)及びスティギングテスト(米国AMA社に依頼)を行った。これらのテストにおいて、低刺激、アレルギー惹起反応のないこと、ノンコメドジェニックであること及びスティギング惹起性が低いことを確認した。このサンプルを用いて、敏感肌を自認するパネラー1群20名、4群計80名を使用して、本発明の表示の効果を調べた。即ち、パネラーは経皮的散逸水分量(TEWL)を測定した後、1群には、「朝晩お肌の手入れに使用すること」以外は、化粧料について何の説明もせずに渡し(第一群)、1群には、「この化粧料は連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト及びスティギングテストを済ませております」と言葉のみの表示を付した化粧料を渡し(第二群)、1群には、図1に示す、黒字で記載した記号を付した上で、図1の説明書類とともに化粧料渡(第三群)し、残る一群には、連用試験済みの表示は緑で、クローズドパッチテスト済みとアレルギーテスト済みを表す表示は水色で、スティギングテスト済みを表す表示は青色で、ノンコメドジェニックテスト済みを表す表示は灰色で、特性成分を含まない表示はピンク色で色分けして表示した記号を付して、図1の説明書類とともに化粧料渡した(第四群)。3週間の使用テストの後に、再度経皮的散逸水分量を測定した後、テストした化粧料が敏感肌に適切であったかどうかを、評点5(非常に適切)、評点4(適切)、評点3(概ね適切)、評点2(やや不適切)、評点1(不適切)の基準で評点を付して判定してもらった。結果を各群毎の経皮的散逸水分量低下率((最初に測定した経皮的散逸水分量−最後に測定した経皮的散逸水分量)/最初に測定した経皮的散逸水分量×100)の平均値と、スコアの平均値として表2に示す。これより、本発明の表示である「テスト済み」表示を有する化粧料の方が、皮膚バリア機能の改善に優れ、敏感肌用の化粧料として受け入れられていることが判る。更に、この様な表示としては、記号を用いて、色分けして行うことが好ましいことが判る。
イ
スクワラン 10 重量部
ホホバ油 5 重量部
マイクロクリスタリンワックス 2 重量部
バチルアルコール 3 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 64.4重量部
(製法)イ、ロをそれぞれ80℃に加熱し、イに徐々にロを攪拌下加え、攪拌冷却してクリームを得た。
【0016】
【表2】
【0017】
<実施例2>
実施例1の化粧料を乾燥肌用の化粧料として(センシティブドライ)、下記の4種の化粧料とともにシリーズを形成させた。これを用いて、敏感肌の人を対象に使用テストを行った。パネラーとして自称敏感肌の人1群15名、2群計30名を集め、試験前に経皮的散逸水分量を測定し、1群は図2に示す化粧料シリーズの説明図とともに5つのサンプルを渡し(第一群)、残る一群には何の説明もせずに5つの化粧料を渡し(第二群)、3週間使用してもらった。その後、実施例1と同様の評価を行った。結果を表3に示す。これより、本発明の表示により、本発明の化粧料シリーズが適性に使用されたことが判る。
(乾燥肌用の化粧料;センシティブしっとり)
イ
スクワラン 10 重量部
ホホバ油 5 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
グリセリン 3 重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 66.4重量部
(乾燥肌用の化粧料;センシティブさっぱり)
イ
スクワラン 10 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 74.4重量部
(センシティブアクネ;しっとり)
イ
スクワラン 10 重量部
ホホバ油 5 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
グリセリン 3 重量部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05重量部
ビサボポール 0.05重量部
アスコルビン酸グルコシド 0.3重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 66 重量部
(センシティブアクネ;さっぱり)
イ
スクワラン 10 重量部
ソルビタンセスキステアレート 2 重量部
デカグリセリンモノステアレート 1 重量部
「ハイグリオール−S26」 1 重量部
グリセリルモノステアレート 1 重量部
フェノキシエタノール 0.5重量部
ステアリン酸クエン酸グリセリル 3 重量部
「サラコス334」 0.1重量部
セラミド(タイプ2) 0.1重量部
ロ
1,2−ヘキシレングリコール 5 重量部
イソプレングリコール 3 重量部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05重量部
ビサボポール 0.05重量部
アスコルビン酸グルコシド 0.3重量部
キサンタンガム 0.4重量部
水 74 重量部
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、敏感肌用の化粧料を、その使用者に、「敏感肌用の化粧料」として、的確に認識せしめ、該敏感肌用の化粧料に信頼を喚起する手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の説明表示を表す図である。
【図2】実施例2の説明表示を表す図である。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cosmetic display method and a cosmetic for sensitive skin, which are suitable for displaying the quality of cosmetics for sensitive skin.
[0002]
[Prior art]
Today is said to be an over-stressed era, and many people are losing their health due to overload of stress. For example, rapid increase in cerebrovascular diseases, rapid increase in cardiovascular diseases such as myocardial infarction, and sudden increase in psychosomatic diseases such as manic depression, which are the cause of overwork death and become a major social problem. ing. Not only these serious symptoms, but also the effects of stress are seen in the immediate vicinity. For example, indefinite complaints such as migraine, skin troubles such as rough skin, hypersensitivity, and frequent comedones can be exemplified. In particular, the number of people with sensitive skin, who are prone to skin problems, has increased rapidly in recent years. It should be especially noted that such mild symptoms tend to be left unattended, and that these mild symptoms further aggravate the degree of stress and excessive reaction to stress on the body, resulting in serious symptoms. There is a danger that it will be developed. Therefore, it is said that it is very meaningful socially to treat such mild rough skin and hypersensitivity promptly and not to exacerbate it. Against this background, various stress-compatible cosmetics and sensitive skin-compatible cosmetics have been developed. (For example, refer to Patent Document 1,
[0003]
On the other hand, there is no known display method for displaying the characteristics of the quality of cosmetics according to the evaluation test that the cosmetics have received, and such a display allows cosmetics for sensitive skin. It is not known at all that the user can accurately recognize it as a “cosmetic for sensitive skin” and can evoke stronger trust in the cosmetic for sensitive skin.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-363058 A
[Patent Document 2]
JP 2001-192338 A
[Patent Document 3]
JP 2003-63948 A
[Patent Document 4]
JP 2001-172503 A
[Patent Document 5]
JP 2000-212038 A
[Patent Document 6]
JP 2003-12558 A
[Patent Document 7]
JP-T 8-502125
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made under such conditions. The cosmetic for sensitive skin is accurately recognized by the user as a cosmetic for sensitive skin, and the cosmetic for sensitive skin is used. It is an object to provide a means for arousing trust in fees.
[0006]
[Means for solving problems]
In view of such a situation, the present inventors accurately recognize the cosmetics for sensitive skin as “cosmetics for sensitive skin” to the user, and make the cosmetics for sensitive skin. As a result of seeking a means to evoke trust and intensive research efforts, it is a method for displaying the characteristics of cosmetics, and the display method for displaying the characteristics of the quality based on the evaluation test received by the cosmetics And found out that it is possible to provoke a complete awakening. That is, the present invention relates to the following technique.
(1) A method for displaying a feature of a cosmetic, wherein the feature of the cosmetic is displayed by an evaluation test received by the cosmetic.
(2) The display method according to (1), wherein the evaluation test received by the cosmetic is displayed with a symbol representing the evaluation test.
(3) The display method according to (1) or (2), wherein the evaluation test is one or more selected from the following tests.
(Evaluation test) Continuous use test, closed patch test, allergy test, comedogenic test, sting test
(4) The display method according to any one of (1) to (3), further displaying a symbol representing that the specific display component is not contained.
(5) The display method according to (4), wherein the specific display component is one or more selected from parabens, fragrances, and coloring agents.
(6) The display method according to (5), wherein the indication that the specific display component is not contained is given when no paraben, a fragrance, and a colorant are contained.
(7) The display method according to any one of (1) to (6), wherein the target cosmetic is a cosmetic for sensitive skin.
(6) A cosmetic for sensitive skin, characterized by having at least three types of facts that have been evaluated as appropriate by the following evaluation tests and facts that do not contain specific components.
(Evaluation test) Continuous use test, closed patch test, allergy test, comedogenic test, sting test
(7) A cosmetic series comprising a combination of the cosmetics according to (6), characterized in that it comprises at least two types of sets corresponding to dry skin and corresponding to comedones. series.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) Display of the characteristics of the cosmetic of the present invention
The display of the feature of the cosmetic of the present invention is a display method of the feature of the cosmetic, and is characterized by displaying the feature of the quality by the evaluation test received by the cosmetic. In general, cosmetics are actually put on the market, and various tests are conducted before consumers use the cosmetics in their hands. Examples of tests that are performed on normal cosmetics include safety tests such as cytotoxicity tests and closed patch tests, actual use tests that confirm the usability in actual use for about two weeks, allergy tests such as maximization tests, There are tests to measure UV protection effects such as sun protection factor, and comedogenic tests to check whether it causes comedones. In addition to this, as a test for evaluating cosmetics, there are a stigging test for temporarily checking stimulation, a continuous use test with a longer use period (1 to 3 months) than an actual use test, and the like. These are all commonly used tests in cosmetics, and there are already contracted testing institutions. Therefore, there are no particular problems with its implementation. Usually, when such a test is performed, the display of “XX Tested” is usually displayed on the back side of the cosmetic.
[0008]
The present inventors have examined what quality is particularly important in designing the above-described cosmetics for people with sensitive skin. In other words, various cosmetics were prototyped, and 21 people with sensitive skin tried them, and they were classified into two types: “feeling irritation” and “not feeling irritation”. Those who felt irritation and those who did not feel irritation were selected and subjected to various evaluation tests to find out which tests caused sensitive skin. The following are prescriptions for cosmetics that felt the least irritation and cosmetics that felt the most irritation. Table 1 shows the evaluation results of these cosmetics. From this result, it can be seen that the tests associated with sensitive skin are a continuous use test, a closed patch test, an allergy test, a comedogenic test, and a stigging test. That is, it can be seen that the information on whether or not these tests have passed is an important quality for cosmetics for people with sensitive skin. It is the gist of the present invention to display this and make the user recognize it accurately.
(Low-stimulation cosmetics) 19 out of 21 people feel no irritation
I
Squalane 10 parts by weight
Jojoba oil 5 parts by weight
3 parts by weight of batyl alcohol
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
Xanthan gum 0.4 parts by weight
64.4 parts by weight of water
“High Glyol-S26” (manufactured by Nippon Surfactant Co., Ltd .; polyoxybutene polyglycerin stearyl ether)
"Saracos 334" (manufactured by Oilio Co., Ltd .; tri (capric acid, caprylic acid, myristic acid, stearic acid) glyceride)
(Production method) A and B were each heated to 80 ° C., and B was gradually added to A with stirring, followed by stirring and cooling to obtain a cream.
(Highly stimulating cosmetics) 15 out of 21 people feel that they feel irritation
I
Light liquid isoparaffin 10 parts by weight
Isopropyl myristate 5 parts by weight
Setanol 1 part by weight
2 parts by weight of lauric acid
1 part by weight of polyoxyethylene stearate
1 part by weight of polyoxyethylene oleyl ether
1 part by weight of glyceryl monostearate
Methylparaben 0.5 parts by weight
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
5 parts by weight of propylene glycol
3 parts by weight of polyethylene glycol
Xanthan gum 0.4 parts by weight
Sodium lauryl sulfate 0.4 parts by weight
64 parts by weight of water
"Saracos 334" (manufactured by Oilio Co., Ltd .; tri (capric acid, caprylic acid, myristic acid, stearic acid) glyceride)
(Production method) A and B were each heated to 80 ° C., and B was gradually added to A with stirring, followed by stirring and cooling to obtain a cream.
[0009]
[Table 1]
[0010]
In addition, in the questionnaire that allowed multiple responses to the 21 subjects, the selection criteria for cosmetics to be used were asked. The contents of these four cases generally overlap with the contents revealed in Table 1, but one point is that only the non-use of specific ingredients such as preservatives such as parabens, coloring agents, and fragrances is listed in Table 1. It was a matter that did not exist. In other words, by clearly transmitting the presence or absence of results of tests deeply related to such sensitive skin, or information on the ingredients, sensitive skin can be selected more accurately and at the same time more safely. It turns out that it can be used. For example, in a cosmetic that has been tested for safety, cosmetics, and stinging tests, these tests should be clearly stated. Suspicion of the reaction can be suspected and the use of the cosmetic can be stopped immediately to prevent exacerbation of symptoms due to allergic reaction.
・ 16 people should not cause allergies
・ Do not use fragrances, colorings, or parabens 13 people
・ 12 people being tested for safety
・ Eight people who do n’t make a comedy
[0011]
The subject of the present invention is information on whether or not the test related to the sensitive skin has passed the evaluation test of continuous use test, closed patch test, allergy test, comedogenic test and stigging test. It is to make the user recognize. As a preferable method, it can be preferably exemplified that the symbol is used to represent the evaluation test. Such a symbol is preferably a symbol that can be easily recognized at a glance, and can be exemplified by an initial or symbolic character surrounded by a square or the like. For example, in the case of continuous use test, the symbol “Ren” is enclosed in a square, in the case of a patch test or allergy test, the symbol of OK is enclosed in a square, and in the comedogenic test no comedogenicity was recognized In the case of non-comedogenic), a symbol in which the character “NON” is enclosed in a square is preferable, and in the case of a staging test, a symbol in which the character “S” is enclosed in a square can be preferably exemplified. Such symbols can be represented in the same color, but preferably each is colored and represented in a different color. This is because the user can clearly recognize what kind of test has passed.
[0012]
(2) Cosmetics of the present invention
The cosmetic composition of the present invention does not contain a specific component and the fact that the evaluation test has been evaluated as appropriate by the evaluation test including the continuous use test, the closed patch test, the allergy test, the comedogenic test, and the stigging test. It is characterized by having at least three types of facts. This is because, as described above, these evaluation tests are an important factor in determining the quality of cosmetics for people with sensitive skin. This is because it realizes the increased safety. Of particular importance is the fact that the fact evaluated as appropriate in these evaluation tests, or the fact that it does not contain a specific component, is clearly indicated in the product structure that constitutes the cosmetic. Here, the product configuration is a comprehensive expression including cosmetics including containers, packaging of cosmetics, supplements such as brochures attached to the packaging, explanatory materials explaining the cosmetics, and the like. Even in such clarification, it is preferable to perform display by the representation.
[0013]
The cosmetic of the present invention can be produced by processing ordinary cosmetic raw materials within a range satisfying the above conditions. Examples of such cosmetic raw materials include hydrocarbons such as squalane, liquid paraffin, light liquid isoparaffin, heavy liquid isoparaffin, microcrystalline wax, solid paraffin, dimethicone, femethicone, cyclomethicone, amodimethicone, and polyether modified. Silicones such as silicone, jojoba oil, carnauba wax, mole, beeswax, gallow, octyldodecyl oleate, isopropyl myristate, esters such as neopentyl glycol diisostearate, diisostearate malate, stearic acid, Fatty acids such as lauric acid, myristic acid, palmitic acid, isostearic acid, isopalmitic acid, behenic acid, oleic acid, behenyl alcohol, cetanol, oleyl alcohol, octadecy Higher alcohols such as alcohol, castor oil, coconut oil, hydrogenated coconut oil, coconut oil, wheat germ oil, isostearic acid triglyceride, isooctanoic acid triglyceride, olive oil and other triglycerides, 1,3-butanediol, glycerin, diglycerin , Dipropylene glycol, polyethylene glycol, 1,2-pentanediol, 1,2-hexylene glycol, isoprene glycol and other polyhydric alcohols, sorbitan sesquioleate, sorbitan monooleate, sorbitan trioleate, sorbitan sesquistearate, sorbitan mono Stearate, polyoxyethylene sorbitan monooleate, polyoxyethylene sorbitan monostearate, polyoxyethylene stearate, polyoxyethylene oleate, poly Nonionic surfactants such as oxyethylene glyceryl fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, anionic surfactants such as sodium lauryl stearate, polyoxyethylene alkyl sulfate, sulfosuccinate ester salt, Cationic surfactants such as quaternary alkyl ammonium salts, amphoteric surfactants such as alkyl betaines, organic powders such as crystalline cellulose, crosslinked methylpolysiloxane, polyethylene powder, acrylic resin powder, talc, mica, Sericite, magnesium carbonate, calcium carbonate, titanium dioxide, iron oxide, bitumen, ultramarine, titanium mica, titanium sericite, silica and other surface-treated powders, acrylic acid / alkyl methacrylate copolymers and / or Its salt, carbox Civinyl polymer and / or salts thereof, thickeners such as xanthan gum and hydroxypropyl cellulose, vitamins such as retinol, retinoic acid, tocopherol, riboflavin, pyridoxine, ascorbic acid, ascorbic acid phosphate ester salt, glycyrrhizinate, glycyrrhetin, Preservation of terpenes such as ursolic acid and oleanolic acid, ceramides of ceramides 1-6, steroids such as estradiol, ethinylestradiol, estriol, phenoxyethanol, parabens, hibitengluconate, benzalkonium chloride, etc. Preferred examples include UV absorbers such as dimethylaminobenzoic acid esters, cinnamic acid esters, and benzophenones. Particularly preferable components include, for example, polyglycerol fatty acid esters, ceramides, particularly
[0013]
The cosmetic of the present invention is a cosmetic for sensitive skin, and there are the following two means for dealing with such sensitive skin.
1) Cosmetics for comedones
In the sensitive skin of young people, there is a type of sensitive skin in which the inflammatory system is susceptible to hypersensitivity due to the presence of comedones and the like. In such a case, a cosmetic that treats with comedones first and treats with a bisapolol-like disinfectant or relieves inflammation with anti-inflammatory such as glycyrrhizic acid and / or a salt thereof is preferable. In such cosmetics, it is an important quality to be proved to be non-comedogenic by a comedogenic test.
2) Cosmetics for dry skin
Percutaneous dissipated moisture increases due to stress overload, etc., barrier function is reduced, and it is a cosmetic for humans with sensitive skin. Cosmetics intended to improve the skin barrier function are preferred for the treatment of people with sensitive skin due to dry skin. As such a cosmetic for dry skin, a cosmetic containing ceramide and the like can be suitably exemplified.
In the cosmetics of the present invention, cosmetics having such properties are provided for each property by combining cosmetics, cleansing agents, moisturizing cosmetics, pack cosmetics, etc. to form a cosmetic series. Is preferable to make the treatment accurate. Such a cosmetic series is the cosmetic series of the present invention, and the cosmetic series of the present invention is preferably provided with at least two types of cosmetic series corresponding to comedones and cosmetic series corresponding to dry skin. In such a cosmetic composition, it is preferable that the cosmetics constituting the comedy-compatible cosmetic series are subjected to a non-comedogenic test and given such a test-passed display.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples, but it is needless to say that the present invention is not limited to such examples.
[0015]
<Example 1>
In the following, cream-type cosmetics are prepared according to the prescriptions shown below, continuous use test (twice a day, every day for 3 weeks), closed patch test (compliant with Japanese patch test standards, 24 hour closed patch), allergy test ( US AMA), comedogenic test (US AMA) and sting test (US AMA) were performed. In these tests, it was confirmed that there was no hypostimulation, no allergenic reaction, noncomedogenic, and low stigmatism. Using this sample, the effect of the display of the present invention was examined using 20 panelists per group of 1 who recognized sensitive skin and a total of 80 persons per group. That is, after measuring the amount of transdermally dissipated moisture (TEWL), the panelists passed without giving any explanation on the cosmetics except for “use for morning and evening skin care” (1st Group) To Group 1, we handed out cosmetics with only the words "This cosmetic has undergone a continuous use test, closed patch test, allergy test, comedogenic test and sting test" ( 1) Group 1 is given the symbol shown in black in FIG. 1 and handed the cosmetics together with the explanatory document of FIG. 1 (Group 3). Is displayed in green, the display indicating closed patch test and allergy test is light blue, the display indicating sting test is blue, the display indicating non-comedogenic test is gray, and the table does not contain characteristic components It is denoted by the symbols displayed in different colors in pink, handed cosmetics with documentation that FIG. 1 (fourth group). After measuring the amount of transdermally dissipated water after a 3-week use test, it was rated 5 (very appropriate), 4 (appropriate), 3 (Generally appropriate), grade 2 (slightly inappropriate), and grade 1 (inappropriate). Percentage decrease rate of percutaneous dissipated water amount for each group ((percutaneously dissipated water amount measured first-percutaneously dissipated water amount last measured) / percutaneously dissipated water amount first measured × 100) and the average score are shown in Table 2. From this, it can be seen that the cosmetics having the “tested” display, which is the display of the present invention, are superior in improving the skin barrier function and are accepted as cosmetics for sensitive skin. Further, it can be seen that such display is preferably performed by color coding using symbols.
I
Squalane 10 parts by weight
Jojoba oil 5 parts by weight
3 parts by weight of batyl alcohol
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
Xanthan gum 0.4 parts by weight
64.4 parts by weight of water
(Production method) A and B were each heated to 80 ° C., and B was gradually added to A with stirring, followed by stirring and cooling to obtain a cream.
[0016]
[Table 2]
[0017]
<Example 2>
The cosmetic of Example 1 was used as a cosmetic for dry skin (sensitive dry), and a series was formed together with the following four types of cosmetics. Using this, a use test was conducted for people with sensitive skin. A panel of 15 people with sensitive skin and a total of 30 people, and a total of 30 people were measured. Before the test, the percutaneously dissipated water content was measured. (1st group), and the remaining 1 group was given 5 cosmetics without any explanation (2nd group) and used for 3 weeks. Thereafter, the same evaluation as in Example 1 was performed. The results are shown in Table 3. From this, it can be seen from the display of the present invention that the cosmetic series of the present invention has been used appropriately.
(Dry skin cosmetics; sensitive moist)
I
Squalane 10 parts by weight
Jojoba oil 5 parts by weight
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
3 parts by weight of glycerin
Xanthan gum 0.4 parts by weight
66.4 parts by weight of water
(Dry skin cosmetics; Sensitive refreshment)
I
Squalane 10 parts by weight
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
Xanthan gum 0.4 parts by weight
74.4 parts by weight of water
(Sensitive acne; moist)
I
Squalane 10 parts by weight
Jojoba oil 5 parts by weight
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
3 parts by weight of glycerin
Dipotassium glycyrrhizinate 0.05 parts by weight
Bisabopol 0.05 parts by weight
Ascorbic acid glucoside 0.3 parts by weight
Xanthan gum 0.4 parts by weight
66 parts by weight of water
(Sensitive acne; refreshing)
I
Squalane 10 parts by weight
Decaglycerin monostearate 1 part by weight
"High Glyol-S26" 1 part by weight
1 part by weight of glyceryl monostearate
0.5 parts by weight of phenoxyethanol
3 parts by weight of glyceryl stearate citrate
"Saracos 334" 0.1 parts by weight
Ceramide (Type 2) 0.1 parts by weight
B
1,2-hexylene glycol 5 parts by weight
Dipotassium glycyrrhizinate 0.05 parts by weight
Bisabopol 0.05 parts by weight
Ascorbic acid glucoside 0.3 parts by weight
Xanthan gum 0.4 parts by weight
74 parts by weight of water
[0018]
[Table 3]
[0019]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to accurately recognize cosmetics for sensitive skin as “cosmetics for sensitive skin” to the user, and to provide means for inducing confidence in the cosmetics for sensitive skin. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an explanatory display of a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating an explanatory display of a second embodiment.
Claims (7)
(評価試験)連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト、スティギングテストThe display method according to claim 1, wherein the evaluation test is one or more selected from the following tests.
(Evaluation test) Continuous use test, closed patch test, allergy test, comedogenic test, sting test
(評価試験)連続使用試験、クローズドパッチテスト、アレルギーテスト、コメドジェニックテスト、スティギングテスト【請求項7】請求項6に記載の化粧料を組合せてなる化粧料シリーズであって、乾燥肌対応と、面皰対応の少なくとの2種のセットを構成要素とすることを特徴とする、化粧料シリーズ。The display method according to claim 1, wherein the target cosmetic is a cosmetic for sensitive skin. 6. A cosmetic for sensitive skin, characterized in that it has at least three types of facts that have been evaluated as appropriate by the following evaluation tests and facts that do not contain a specific component. .
(Evaluation Test) Continuous Use Test, Closed Patch Test, Allergy Test, Comedogenic Test, Stigging Test 7. A cosmetic series comprising the cosmetic composition according to claim 6, which is suitable for dry skin. The cosmetic series is characterized by having at least two kinds of sets corresponding to comedones as constituent elements.
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-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003200128A patent/JP2005010711A/en active Pending
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