JP2005010195A - 自動車後部窓ガラス用広告装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】広告を印刷した孔明きプラスチックフィルムの汚れや損傷が少なく、長期間に亘って鮮明な広告面を表示することができると共に、取付け、取外し作業が容易な自動車後部窓ガラス用広告装置を提供するものである。
【解決手段】多数の貫通孔2を開口した孔明きプラスチックフィルム1の片面に、文字3や図形を印刷して広告面4を形成し、この孔明きプラスチックフィルム1の広告面4と反対側の面を、透明なアクリル板6に貼付して広告板10を形成し、この広告板10を、広告面4を外部に向けて後部窓ガラス9に沿って隙間13を設けて、ガラスを支持するゴム枠11に取付けたものである。
【選択図】 図4
【解決手段】多数の貫通孔2を開口した孔明きプラスチックフィルム1の片面に、文字3や図形を印刷して広告面4を形成し、この孔明きプラスチックフィルム1の広告面4と反対側の面を、透明なアクリル板6に貼付して広告板10を形成し、この広告板10を、広告面4を外部に向けて後部窓ガラス9に沿って隙間13を設けて、ガラスを支持するゴム枠11に取付けたものである。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の後部窓ガラスを利用した広告装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にタクシーの後部窓ガラス(リアウィンドウ) を利用して広告することが行なわれている。この広告に使用されているのは、多数の貫通孔を開口した孔明きプラスチックフィルムの片面に、文字や図形を印刷して広告面を形成したものが一般に使用されている。この孔明きプラスチックフィルムの広告面と反対側の面を、後部窓ガラスの外面または内面に、接着剤を介して貼付し、明るい外部からは車内の広告面が見え、暗い車内からは貫通孔を透して後方の景色が透けて見え、運転者の後方安全確認が行なえるようになっている。
【0003】
しかしながら、広告を印刷した孔明きプラスチックフィルムを、後部窓ガラスの外面に直接貼付したものは、貫通孔の部分に粉塵等が詰まって汚れ、後方の安全確認が出来なくなる問題がある。またプラスチックフィルムが外部に露出しているので、洗車時に剥がれたり印刷面が著しく損傷する問題もあった。
【0004】
また後部窓ガラスの内面に貼付したものは、狭い車内で窓ガラスの曲率に合わせて貼付する作業が面倒である。また後部窓ガラスには結露防止の為の熱線が組み込まれており、その熱によつてプラスチックフィルムが熱変形する問題があり、特に夏場には太陽光によりガラスが加熱されて著しくフィルム素材が劣化する問題がある。またタクシーなどは、広告の契約期間が終了すると、広告を印刷したプラスチックフィルムを剥がして、別の広告に貼り替えるが、この時に、ガラス面に付着している接着剤を剥がす作業が面倒で、通常は有機溶剤系のクリーナーを使用して除去しているので、作業環境の安全面での問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を改善し、広告を印刷した孔明きプラスチックフィルムの汚れや損傷が少なく、長期間に亘って鮮明な広告面を表示することができると共に、取付け、取外し作業が容易な自動車後部窓ガラス用広告装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、多数の貫通孔を開口した孔明きプラスチックフィルムの片面に、文字や図形を印刷して広告面を形成し、この孔明きプラスチックフィルムの広告面と反対側の面を、透明なプラスチック板に貼付して広告板を形成し、この広告板を、広告面を外部に向けて後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を窓ガラス枠に取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項2記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、孔明きプラスチックフィルムに形成した貫通孔の直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されていることを特徴とするものである。更に請求項3記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、広告板を後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を、窓ガラス枠に差し込んだ固定片で挟持させたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図において1は孔明きプラスチックフィルムで、これは全面に亘って貫通孔2が開孔され、その直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されている。この孔明きプラスチックフィルム1の片面には、文字3や図形などが印刷され、例えば背景部分が白色や黄色の明色で、文字部分が黒や青、赤などの暗色で印刷されて広告面4が形成されている。
【0009】
この孔明きプラスチックフィルム1の広告面4と反対側の面には図3に示すように、接着剤層5が形成され、この部分を透明なアクリル板6などのプラスチック板に貼付して広告板10が形成されている。
【0010】
この広告板10を製作する場合は、先ず図2に示すように取付けるタクシー8の後部窓ガラス9の形状と寸法を型紙に起こし、これに基づいてデザインを考慮して透明なアクリル板6を窓ガラス9の形状に合わせて切断しておく。次に、窓ガラス9の形状に合わせてデザインを、孔明きプラスチックフィルム1の片面にプリンタ−などにより広告面4を印刷する。この場合、孔明きプラスチックフィルム1の裏面の接着剤層5には剥離紙が貼付されている。
【0011】
次に、広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、窓ガラス9の形状に合わせて切断してから、剥離紙を剥して図3に示すように予め切断しておいた透明なアクリル板6に貼付する。この場合、広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1は、全面に亘って貫通孔2が開孔され、ここから空気を抜きながら密着させて貼付する。この後、1日程度養生して孔明きプラスチックフィルム1を安定させて広告板10を作成する。
【0012】
このように作成した後、図4および図5に示すように広告板10を、広告面を外部に向けて自動車8の後部窓ガラス9に当てて、後部窓ガラス9を取付ける断面凹形のゴム枠11の隙間に、透明なアクリル板などで形成された固定片12を差し込んで、広告板10の周囲を所定の間隔で保持して取付ける。また図6に示すように、後部窓ガラス9を取付ける断面凹形のゴム枠11の隙間に、広告板10の周辺部を差し込み、固定片12を用いずに直接、挟持させても良い。
【0013】
このようにして広告板10をタクシーの後部窓ガラス9に取付けると、明るい外部からは車内の広告板10が鮮明に見え、暗い車内からは後方の景色が貫通孔2を通して透けて見えるので、運転者の後方安全確認を行なうことができる。特に広告面4が、明色と暗色との明暗色で印刷されているので、その対比により鮮明に文字や図形を認識することができる。また夜間でも、後方の車両のライトや、周囲の照明によって外部から広告面4を認識できると共に、後方安全確認も確保することができる。
【0014】
なおこの場合、孔明きプラスチックフィルム1に開孔した貫通孔2の直径を1.5〜2.5mmφの範囲に規定したのは、1.5mmφ未満では、アクリル板6に貼付する時の空気抜けが悪く、また2.5mmφを越えると、文字や図形の輪郭を鮮明に表示できないからである。
【0015】
また空隙率を30〜60%に規定したのは、30%未満では、運転者の後方安全確認が十分に行なえない上、孔明きプラスチックフィルム1を貼付する時の空気抜けが悪く、また60%を超えると広告面4の印刷が薄く見え、認識しにくくなるからである。
【0016】
また広告板10は、その周囲だけが固定されているので、中間部は撓んで窓ガラス9との間に隙間13が生じて密着していない。このため後部窓ガラス9に組み込まれた結露防止の為の熱線からの熱影響が少なく変形を防止することができる。
【0017】
またこのように後部窓ガラス9に、アクリル板6で形成された広告板10が取付けられているので、後部座席に座っている乗客の背後から受ける有害な紫外線を大幅に削減することができる。
【0018】
また本発明の広告板10は、予め工場で広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、アクリル板6に貼付したものを、後部窓ガラス9に固定片12などを差し込んで固定するので、取付け作業が短時間で行なえ、また別の広告板10に交換する場合もワンタッチで外すことができる。
【0019】
このため本発明の広告板10は、後部窓ガラス9との間に隙間13が形成されるので、従来の広告を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、後部窓ガラス9の外面に直接貼付したもののように、汚れや洗車時の損傷もなく、またガラス内面に直接貼付したもののように熱線の影響や、剥離時の接着剤の除去作業も不要となる。
【0020】
また本発明の広告板10は、予め印刷した孔明きプラスチックフィルム1をアクリル板6に貼付するので、通常のプリンターで広告を印刷でき、厚いアクリル板6の表面に直接印刷したり、ペンキで描いたりする方法に比べて、制作が容易で製造コストを削減することができる。
【0021】
なお上記説明では透明なプラスチック板として、アクリル板6を用いた場合について示したが、他のプラスチック板を用いても良い。また上記説明ではタクシー8の後部窓ガラス9に取付けた場合について示したが、業務用の車両や、バスの後部窓ガラス9に取付けても良い。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、広告板を後部窓ガラスに内側から取付けて、明るい外部からは車内の広告板が鮮明に見え、暗い車内からは後方の景色が貫通孔を通して透けて見えるので、運転者の後方安全確認を行なうことができる。
【0023】
また広告板は、その周囲だけが後部窓ガラスの支持枠に固定され、中間部は撓んで窓ガラスとの間に隙間が生じて密着していないので、熱線からの熱影響が少ない。また本発明の広告板は、予め工場で広告面を印刷した孔明きプラスチックフィルムを透明なプラスチック板に貼付したものを、後部窓ガラス枠に固定するだけなので、取付け作業が短時間で行なえ、また別の広告板に交換する場合もワンタッチで外すことができ作業性に優れている。
【0024】
また請求項2記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、孔明きプラスチックフィルムに形成した貫通孔の直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されているので、透明なプラスチック板に貼付する時の空気抜けが良く、広告の文字や図形の輪郭が鮮明で、しかも運転者の後方安全確認も十分に行なうことができる。
【0025】
また請求項3記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、広告板を後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を、窓ガラス枠に差し込んだ固定片で挟持させたので、後部窓ガラスと広告板との大きさが若干相違していても確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による広告板の正面図である。
【図2】図1の広告板を後部窓ガラスに取付けたタクシーを背面側から見た斜視図である。
【図3】図1に示す広告板の断面図である。
【図4】図1に示す広告板を後部窓ガラスに取付けた状態を示す断面図である。
【図5】図4の取付け部分を示す正面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による広告板の取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 孔明きプラスチックフィルム
2 貫通孔
3 文字
4 広告面
5 接着剤層
6 アクリル板
8 タクシー
9 後部窓ガラス
10 広告板
11 断面凹形のゴム枠
12 固定片
13 隙間
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の後部窓ガラスを利用した広告装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にタクシーの後部窓ガラス(リアウィンドウ) を利用して広告することが行なわれている。この広告に使用されているのは、多数の貫通孔を開口した孔明きプラスチックフィルムの片面に、文字や図形を印刷して広告面を形成したものが一般に使用されている。この孔明きプラスチックフィルムの広告面と反対側の面を、後部窓ガラスの外面または内面に、接着剤を介して貼付し、明るい外部からは車内の広告面が見え、暗い車内からは貫通孔を透して後方の景色が透けて見え、運転者の後方安全確認が行なえるようになっている。
【0003】
しかしながら、広告を印刷した孔明きプラスチックフィルムを、後部窓ガラスの外面に直接貼付したものは、貫通孔の部分に粉塵等が詰まって汚れ、後方の安全確認が出来なくなる問題がある。またプラスチックフィルムが外部に露出しているので、洗車時に剥がれたり印刷面が著しく損傷する問題もあった。
【0004】
また後部窓ガラスの内面に貼付したものは、狭い車内で窓ガラスの曲率に合わせて貼付する作業が面倒である。また後部窓ガラスには結露防止の為の熱線が組み込まれており、その熱によつてプラスチックフィルムが熱変形する問題があり、特に夏場には太陽光によりガラスが加熱されて著しくフィルム素材が劣化する問題がある。またタクシーなどは、広告の契約期間が終了すると、広告を印刷したプラスチックフィルムを剥がして、別の広告に貼り替えるが、この時に、ガラス面に付着している接着剤を剥がす作業が面倒で、通常は有機溶剤系のクリーナーを使用して除去しているので、作業環境の安全面での問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を改善し、広告を印刷した孔明きプラスチックフィルムの汚れや損傷が少なく、長期間に亘って鮮明な広告面を表示することができると共に、取付け、取外し作業が容易な自動車後部窓ガラス用広告装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、多数の貫通孔を開口した孔明きプラスチックフィルムの片面に、文字や図形を印刷して広告面を形成し、この孔明きプラスチックフィルムの広告面と反対側の面を、透明なプラスチック板に貼付して広告板を形成し、この広告板を、広告面を外部に向けて後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を窓ガラス枠に取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項2記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、孔明きプラスチックフィルムに形成した貫通孔の直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されていることを特徴とするものである。更に請求項3記載の自動車後部窓ガラス用広告装置は、広告板を後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を、窓ガラス枠に差し込んだ固定片で挟持させたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図において1は孔明きプラスチックフィルムで、これは全面に亘って貫通孔2が開孔され、その直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されている。この孔明きプラスチックフィルム1の片面には、文字3や図形などが印刷され、例えば背景部分が白色や黄色の明色で、文字部分が黒や青、赤などの暗色で印刷されて広告面4が形成されている。
【0009】
この孔明きプラスチックフィルム1の広告面4と反対側の面には図3に示すように、接着剤層5が形成され、この部分を透明なアクリル板6などのプラスチック板に貼付して広告板10が形成されている。
【0010】
この広告板10を製作する場合は、先ず図2に示すように取付けるタクシー8の後部窓ガラス9の形状と寸法を型紙に起こし、これに基づいてデザインを考慮して透明なアクリル板6を窓ガラス9の形状に合わせて切断しておく。次に、窓ガラス9の形状に合わせてデザインを、孔明きプラスチックフィルム1の片面にプリンタ−などにより広告面4を印刷する。この場合、孔明きプラスチックフィルム1の裏面の接着剤層5には剥離紙が貼付されている。
【0011】
次に、広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、窓ガラス9の形状に合わせて切断してから、剥離紙を剥して図3に示すように予め切断しておいた透明なアクリル板6に貼付する。この場合、広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1は、全面に亘って貫通孔2が開孔され、ここから空気を抜きながら密着させて貼付する。この後、1日程度養生して孔明きプラスチックフィルム1を安定させて広告板10を作成する。
【0012】
このように作成した後、図4および図5に示すように広告板10を、広告面を外部に向けて自動車8の後部窓ガラス9に当てて、後部窓ガラス9を取付ける断面凹形のゴム枠11の隙間に、透明なアクリル板などで形成された固定片12を差し込んで、広告板10の周囲を所定の間隔で保持して取付ける。また図6に示すように、後部窓ガラス9を取付ける断面凹形のゴム枠11の隙間に、広告板10の周辺部を差し込み、固定片12を用いずに直接、挟持させても良い。
【0013】
このようにして広告板10をタクシーの後部窓ガラス9に取付けると、明るい外部からは車内の広告板10が鮮明に見え、暗い車内からは後方の景色が貫通孔2を通して透けて見えるので、運転者の後方安全確認を行なうことができる。特に広告面4が、明色と暗色との明暗色で印刷されているので、その対比により鮮明に文字や図形を認識することができる。また夜間でも、後方の車両のライトや、周囲の照明によって外部から広告面4を認識できると共に、後方安全確認も確保することができる。
【0014】
なおこの場合、孔明きプラスチックフィルム1に開孔した貫通孔2の直径を1.5〜2.5mmφの範囲に規定したのは、1.5mmφ未満では、アクリル板6に貼付する時の空気抜けが悪く、また2.5mmφを越えると、文字や図形の輪郭を鮮明に表示できないからである。
【0015】
また空隙率を30〜60%に規定したのは、30%未満では、運転者の後方安全確認が十分に行なえない上、孔明きプラスチックフィルム1を貼付する時の空気抜けが悪く、また60%を超えると広告面4の印刷が薄く見え、認識しにくくなるからである。
【0016】
また広告板10は、その周囲だけが固定されているので、中間部は撓んで窓ガラス9との間に隙間13が生じて密着していない。このため後部窓ガラス9に組み込まれた結露防止の為の熱線からの熱影響が少なく変形を防止することができる。
【0017】
またこのように後部窓ガラス9に、アクリル板6で形成された広告板10が取付けられているので、後部座席に座っている乗客の背後から受ける有害な紫外線を大幅に削減することができる。
【0018】
また本発明の広告板10は、予め工場で広告面4を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、アクリル板6に貼付したものを、後部窓ガラス9に固定片12などを差し込んで固定するので、取付け作業が短時間で行なえ、また別の広告板10に交換する場合もワンタッチで外すことができる。
【0019】
このため本発明の広告板10は、後部窓ガラス9との間に隙間13が形成されるので、従来の広告を印刷した孔明きプラスチックフィルム1を、後部窓ガラス9の外面に直接貼付したもののように、汚れや洗車時の損傷もなく、またガラス内面に直接貼付したもののように熱線の影響や、剥離時の接着剤の除去作業も不要となる。
【0020】
また本発明の広告板10は、予め印刷した孔明きプラスチックフィルム1をアクリル板6に貼付するので、通常のプリンターで広告を印刷でき、厚いアクリル板6の表面に直接印刷したり、ペンキで描いたりする方法に比べて、制作が容易で製造コストを削減することができる。
【0021】
なお上記説明では透明なプラスチック板として、アクリル板6を用いた場合について示したが、他のプラスチック板を用いても良い。また上記説明ではタクシー8の後部窓ガラス9に取付けた場合について示したが、業務用の車両や、バスの後部窓ガラス9に取付けても良い。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、広告板を後部窓ガラスに内側から取付けて、明るい外部からは車内の広告板が鮮明に見え、暗い車内からは後方の景色が貫通孔を通して透けて見えるので、運転者の後方安全確認を行なうことができる。
【0023】
また広告板は、その周囲だけが後部窓ガラスの支持枠に固定され、中間部は撓んで窓ガラスとの間に隙間が生じて密着していないので、熱線からの熱影響が少ない。また本発明の広告板は、予め工場で広告面を印刷した孔明きプラスチックフィルムを透明なプラスチック板に貼付したものを、後部窓ガラス枠に固定するだけなので、取付け作業が短時間で行なえ、また別の広告板に交換する場合もワンタッチで外すことができ作業性に優れている。
【0024】
また請求項2記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、孔明きプラスチックフィルムに形成した貫通孔の直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されているので、透明なプラスチック板に貼付する時の空気抜けが良く、広告の文字や図形の輪郭が鮮明で、しかも運転者の後方安全確認も十分に行なうことができる。
【0025】
また請求項3記載の自動車後部窓ガラス用広告装置によれば、広告板を後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を、窓ガラス枠に差し込んだ固定片で挟持させたので、後部窓ガラスと広告板との大きさが若干相違していても確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による広告板の正面図である。
【図2】図1の広告板を後部窓ガラスに取付けたタクシーを背面側から見た斜視図である。
【図3】図1に示す広告板の断面図である。
【図4】図1に示す広告板を後部窓ガラスに取付けた状態を示す断面図である。
【図5】図4の取付け部分を示す正面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による広告板の取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 孔明きプラスチックフィルム
2 貫通孔
3 文字
4 広告面
5 接着剤層
6 アクリル板
8 タクシー
9 後部窓ガラス
10 広告板
11 断面凹形のゴム枠
12 固定片
13 隙間
Claims (3)
- 多数の貫通孔を開口した孔明きプラスチックフィルムの片面に、文字や図形を印刷して広告面を形成し、この孔明きプラスチックフィルムの広告面と反対側の面を、透明なプラスチック板に貼付して広告板を形成し、この広告板を、広告面を外部に向けて後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を窓ガラス枠に取付けたことを特徴とする自動車後部窓ガラス用広告装置。
- 孔明きプラスチックフィルムに形成した貫通孔の直径が1.5〜2.5mmφで、空隙率が30〜60%に形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置。
- 広告板を後部窓ガラス面に沿って配置し、広告板の周囲を、窓ガラス枠に差し込んだ固定片で挟持させたことを特徴とする請求項1記載の自動車後部窓ガラス用広告装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003170734A JP2005010195A (ja) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | 自動車後部窓ガラス用広告装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003170734A JP2005010195A (ja) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | 自動車後部窓ガラス用広告装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005010195A true JP2005010195A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34095458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003170734A Pending JP2005010195A (ja) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | 自動車後部窓ガラス用広告装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005010195A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101073085B1 (ko) * | 2009-06-04 | 2011-10-13 | 정경모 | 창문 구조물 |
WO2012027621A2 (en) * | 2010-08-26 | 2012-03-01 | Bynum James D | Dynamic display windshield wiper device |
US8648987B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-02-11 | Fujifilm Corporation | Transparent product that gives image only at one side |
WO2020243620A1 (en) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | Biggie Inc. | Frame for mounting a covering to a curved window |
CN114120857A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-03-01 | 翟祥 | 一种个性化广告推荐系统 |
-
2003
- 2003-06-16 JP JP2003170734A patent/JP2005010195A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101073085B1 (ko) * | 2009-06-04 | 2011-10-13 | 정경모 | 창문 구조물 |
US8648987B2 (en) | 2010-03-26 | 2014-02-11 | Fujifilm Corporation | Transparent product that gives image only at one side |
WO2012027621A2 (en) * | 2010-08-26 | 2012-03-01 | Bynum James D | Dynamic display windshield wiper device |
WO2012027621A3 (en) * | 2010-08-26 | 2012-05-18 | Bynum James D | Dynamic display windshield wiper device |
WO2020243620A1 (en) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | Biggie Inc. | Frame for mounting a covering to a curved window |
CN114120857A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-03-01 | 翟祥 | 一种个性化广告推荐系统 |
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