JP2005006875A - Drip tube - Google Patents

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JP2005006875A JP2003174310A JP2003174310A JP2005006875A JP 2005006875 A JP2005006875 A JP 2005006875A JP 2003174310 A JP2003174310 A JP 2003174310A JP 2003174310 A JP2003174310 A JP 2003174310A JP 2005006875 A JP2005006875 A JP 2005006875A
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Hideki Tadokoro
広島県広島市中区加古町12番17号
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JMS Co Ltd
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JMS Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a drip tube which has a means to decrease air bubble drawing into the drip tube and air bubble effusion toward the downstream. <P>SOLUTION: The drip tube 1 includes a liquid layer section 20B which is formed by a liquid pool of droplets flowing out from a liquid outlet and is disposed under the liquid outlet, and an air layer section 20A formed above the liquid layer section to be a dropping pathway of the above droplets to which the liquid outlet faces, wherein a droplet absorbing member 30 is disposed in the dropping pathway of the droplets from the liquid outlet to the liquid layer section. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、医療用回路において、送液制御のための液滴の滴下を確認する点滴筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
輸液や輸血、又は体外循環等の体内外への液体搬送回路において、その送液状態を確認、又は制御するために、点滴筒と称する液溜まりと気層とを分離する部品が用いられる。送液状態は、点滴筒上部の気層部分にある流出口から、点滴筒下部の液面に液滴を滴下することで確認、又は制御している。しかしながら、このような形態では、液滴が直接液面に滴下し、その際、液溜まり内の液に気層中の気体を巻き込んでしまう。そのため、液体搬送回路内の液の溶存気体が増加し、送液中の環境温度の上昇によって、経時的に溶存気体が気泡として回路内に析出してくるという問題がある。
【0003】
点滴筒内での気体の巻き込み回避の方法として、実願平4−55928(下記特許文献1)、特開昭60−116369(下記特許文献2)に見られるように、直接液滴が液面に落下しないようにする工夫が考えられている。この技術によれば、液滴が点滴筒の内壁面を伝わって液中に流れ入ることになり、気体の巻き込みが抑制されることになる。
【0004】
【特許文献1】
実願平4−55928
【特許文献2】
特開昭60−116369
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多くの場合、液滴の滴下数を目視又はポンプの赤外線センサー等で機械的にカウントすることで、送液状態を制御しているため、特にポンプを用いる場合、液滴が横方向に流出すると、センサーが正確に作動せず、送液制御に不都合が生じる。そこで、液滴が垂直方向に滴下し、且つ点滴筒内の液面に直接落下しないよう、液体が滴下する流出口の延長線上に壁を有する点滴筒が考案されている。この点滴筒では、流出口から滴下された液滴が液面に落下しないことから、直接点滴筒内の液に気泡を巻き込む危険性は回避されるものの、特に輸液速度が速い場合、液滴が壁面に接する際に飛散し気泡を巻き込みつつ下流に流れることがしばしば認められる。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創案された発明であり、点滴筒内への気泡の巻き込み、及び下流への気泡の流出を低減する手段を有する点滴筒を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、液流出口から流出した液滴の液溜まりにより形成される前記液流出口下方にある液層部と、前記液層部の上部に形成され又液流出口が臨み前記液滴の滴下経路となる気層部を備える点滴筒であって、前記液流出口から前記液層部に到る液滴の滴下経路上に液滴を吸収する液滴吸収部材が配されていることを特徴とする。
このように、本発明では、液滴吸収部材を設けることで、液流出口から流出した液滴は、この液滴吸収部材により、吸収されることになる。吸収した液滴は、液層部に拡散することになる。つまり、液滴が気層部において飛散することがないので、気泡の巻き込みを抑制し、点滴筒より下流への気泡の流出を防ぐことができる。
かかる点滴筒を医薬用回路に適用することで、液滴の滴下数により送液状態を正確に制御しつつ、溶存気体の巻き込みを制御することが可能となり、その結果、送液時の環境温度上昇等に伴う回路内の気泡発生を低減することができる。
ここで、前記気層部を形成する点滴筒内壁面に段部を有し、前記段部に前記液滴吸収部材は設けられていることを特徴とするものとすることができる。
【0008】
ここで、前記液滴吸収部材は、前記液流出口から液層部に到る液滴の滴下経路上において、前記液層部の表面全体を覆う面積を有し、前記気層部を形成する点滴筒内壁面にその外周縁部が接触して配された板状部材であることを特徴とするものとすることができる。
【0009】
このような構成とすることにより、滴下時に何らかの要因で気泡が発生した場合でも、液層部に到達するまでに、確実に、液滴吸収部材によって、気泡が補足され、下流への気泡の流出を防ぐことができる。
【0010】
ここで、前記液滴吸収部材は、前記液層部中に浸漬された柱体部材であり、前記柱体部材の少なくとも上端部は、前記液流出口から液層部に到る液滴の滴下経路上において、前記液層部の表面から前記気層部に露出し、柱体の下端部は、液層部出口部を覆っていることを特徴とするものとすることができる。
【0011】
このような構成とすることにより、滴下時に何らかの要因で気泡が発生した場合でも、液層部に到達するまでに、確実に、液滴吸収部材によって、気泡が補足され、下流への気泡の流出を防ぐことができる。
ここで、前記液滴吸収部材は、多孔質部材であることを特徴とするものとすることができる。
【0012】
ここで、前記多孔質部材は、親水性の高分子、ガラス、金属、セラミック、セルロースのうち何れかから形成されていることを特徴とするものとすることができる。
【0013】
このような材質は、速やかに薬剤に濡れ、薬液を吸収することができる。
【0014】
ここで、前記多孔質部材の孔径は、1μm以上500μm以下であることを特徴とするものとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら本発明に係る点滴筒の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、以下に限定されるものではない。
<実施の形態1>
(点滴筒全体構成)
図1は、本発明に係る点滴筒の概観を示す。点滴筒1は、液滴流出口10Aを有する点滴筒上部10と、点滴筒下部20と、多孔質体30とから構成される。
【0016】
点滴筒下部20には気体が溜まる気層20Aが形成される。また、気層20Aの下方には滴下した液滴が滞留する液層20Bが形成される。
【0017】
液滴流出口10Aから液層20Bの液面20Dに到る気層20A部分は、液滴の滴下経路20Cとなる。
(多孔質体30の配置について)
前記多孔質体30は、前記気層を形成する点滴筒内壁面20A1に段部40を有し、前記段部40に設けられている。この段部40は、液滴流出口10Aの下方に位置する。従って、ここに多孔質体を配置した場合、液滴は多孔質体の表面に滴下する。段部へは、接着材による固定等の手法により固定する。
【0018】
液滴流出口10Aと多孔質体30との離間距離は、センサーにより滴下数を検出可能な距離に規定する。
(多孔質体30の機能について)
前記多孔質体30は、その孔内に滴下する液滴を速やかに吸収し、液滴の飛散を防止するという液滴吸収機能を備える。多孔質体30の表面側より吸収された液滴は、孔内を通過して多孔質体の裏面側から点滴筒内壁面を通じて液層中に拡散される。
ここで多孔質体30の液滴を吸収する効率は、その形成材料や孔の大きさなどに依存することになる。例えば、材料に着目すると、前記多孔質体は、速やかに薬液に濡れ、薬液を吸収することが望ましく、薬液の多くは水溶性であるため、親水性の高分子、ガラス、金属、セラミック、セルロースのうち何れかから形成されていることが望ましい。また、孔の大きさに着目すると、多孔質部材の孔径は、1μm以上500μm以下とすることが落下する液滴の飛散を効果的に防止する上で望ましい。このように孔径を規定したときでも液滴の速度や薬液の表面張力によっては、多孔質体を液滴のまま通過する可能性があるので、そのような可能性がある場合には、多孔質体30の下面に無孔質の液浸潤性の膜を形成することが望ましい。
なお、これは別な観点であるが、多孔質体に異物除去機能を付与するために、50μm以下の孔径とすることが望ましく、細菌除去機能を付与するために、0.2μm以下の孔径とすることが望ましい。
<実施の形態2>
図2は、本発明に係る点滴筒の概観を示す。基本的な構造は、上記実施形態1と同様であるので、ここでは、相違点に絞って説明する。
(多孔質体30の配置について)
前記多孔質体30は、概観が柱状の多孔体であり、前記液層中に浸漬されてあり、前記柱体の少なくとも上端部31は、前記液流出口から液層部に到る液滴の滴下経路上において、前記液面から前記気層に露出しており、柱体の下端部32は、液層出口部20B1を覆っている。前記上端部の露出部表面には、液滴が滴下する。
液滴流出口10Aと柱状の多孔質体30の上端部31との離間距離は、センサーにより滴下数を検出可能な距離に規定する。
【0019】
<実施の形態3>
図3は、本発明に係る点滴筒の概観を示す。基本的な構造は、上記実施形態1と同様であるので、ここでは、相違点に絞って説明する。
(多孔質体30の配置について)
多孔質体30は、板状体であり、前記液流出口から液層に到る液滴の滴下経路上において、前記液面全体を覆う面積を有し、前記気層を形成する点滴筒内壁面にその外周縁部が接触して配されている。
液滴流出口10Aと多孔質体30との離間距離は、センサーにより滴下数を検出可能な距離に規定する。
【0020】
【実施例】
上記実施形態2の点滴筒を組み込んだ輸液セットを作製した。これを用いて、予め4℃に保管した生理食塩水1Lを接続し、室温下、200mL/hの速度で輸液を行った(実験1)。
【0021】
また、これを用いて、予め4℃に保管した高カロリー輸液基本液2Lバックに、予め水分散性を高めるために界面活性剤が添加されビタミンK−2溶液2mLを添加して十分混合した後、室温下、80mL/hの速度で輸液を行った(実験2)。
【0022】
なお、比較例として、従来からの一般的な点滴筒について上記同様の実験1及び実験2を実施した。
【0023】
上記実験1及び2にて、輸液した際の輸液セットの点滴筒及び点滴筒下流側チューブへの気泡の発生を目視にて観察した結果、比較例では、何れの部位にも多くの気泡が認められた。一方、実施例にかかる点滴筒では、何れの部位にも顕著な気泡の発生は認められなかった。
【0024】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の点滴筒は、液流出口から流出した液滴の液溜まりにより形成される液流出口下方にある液層部と、液層部の上部に形成され又液流出口が臨み前記液滴の滴下経路となる気層部を備える点滴筒であって、前記液流出口から液層部に到る液滴の滴下経路上に液滴を吸収する液滴吸収部材が配されていることを特徴とする。
このように、本発明では、液滴吸収部材を設けることで、液流出口から流出した液滴は、この液滴吸収部材により、吸収されることになる。吸収した液滴は、液層部に拡散することになる。つまり、液滴が気層部において飛散することがないので、気泡の巻き込みを抑制し、点滴筒より下流への気泡の流出を防ぐことができる。
そして、かかる点滴筒を医薬用回路に適用することで、液滴の滴下数により送液状態を正確に制御しつつ、溶存気体の巻き込みを制御することが可能となり、その結果、送液時の環境温度上昇等に伴う回路内の気泡発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点滴筒の概観図。
【図2】本発明に係る別な点滴筒の概観図。
【図3】本発明に係る別な点滴筒の概観図。
【符号の説明】
1 点滴筒
30 多孔質体
10A 液滴流出口
20A 気層
20B 液層
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a drip tube for confirming dropping of a droplet for liquid feeding control in a medical circuit.
[0002]
[Prior art]
In order to confirm or control the liquid supply state in a liquid transfer circuit to the outside of the body such as infusion, blood transfusion, or extracorporeal circulation, a part called a drip tube for separating a liquid reservoir and an air layer is used. The liquid feeding state is confirmed or controlled by dropping a liquid droplet from the outlet in the gas layer portion above the drip tube onto the liquid surface below the drip tube. However, in such a form, the liquid droplet directly drops on the liquid surface, and at that time, the gas in the gas layer is entrained in the liquid in the liquid reservoir. Therefore, there is a problem that the dissolved gas in the liquid in the liquid transport circuit increases and the dissolved gas precipitates in the circuit as bubbles over time due to an increase in the environmental temperature during liquid feeding.
[0003]
As a method for avoiding the entrainment of gas in the drip tube, as shown in Japanese Patent Application No. 4-55928 (the following Patent Document 1) and Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-116369 (the following Patent Document 2), the liquid droplet is directly applied to the liquid surface. The idea to prevent it from falling is considered. According to this technique, the liquid droplets flow into the liquid along the inner wall surface of the drip tube, and the entrainment of gas is suppressed.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application No. 4-55928
[Patent Document 2]
JP 60-116369 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in many cases, the liquid feeding state is controlled by visually counting or mechanically counting the number of droplets with a pump infrared sensor or the like. When it flows out, the sensor does not operate correctly, and inconvenience arises in liquid feeding control. Therefore, an infusion tube having a wall on the extension line of the outlet from which the liquid is dripped has been devised so that the droplet does not dripped in the vertical direction and directly falls on the liquid surface in the infusion tube. In this drip tube, since the liquid droplets dropped from the outlet do not fall to the liquid surface, there is no risk of entraining bubbles directly into the liquid in the drip tube, but the liquid droplets are particularly high when the infusion rate is high. It is often observed that when it comes into contact with the wall surface, it scatters and flows downstream while entraining bubbles.
[0006]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide an infusion tube having means for reducing entrainment of bubbles in the infusion tube and outflow of bubbles downstream. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a liquid layer portion below the liquid outlet formed by a liquid pool of droplets flowing out from the liquid outlet, and a liquid layer formed above the liquid layer portion. A drip tube having an air layer portion that faces an outlet and serves as a droplet dropping path, and absorbs droplets on the droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion. The member is arranged, It is characterized by the above-mentioned.
Thus, in the present invention, by providing the droplet absorbing member, the droplet flowing out from the liquid outlet is absorbed by the droplet absorbing member. The absorbed droplets diffuse into the liquid layer portion. That is, since the droplets do not scatter in the air layer portion, the bubble entrainment can be suppressed and the outflow of the bubbles downstream from the drip tube can be prevented.
By applying such a drip tube to a pharmaceutical circuit, it becomes possible to control the entrainment of dissolved gas while accurately controlling the liquid delivery state by the number of droplets dropped, and as a result, the environmental temperature at the time of liquid delivery. It is possible to reduce the generation of bubbles in the circuit accompanying the rise or the like.
Here, a step portion may be provided on the inner wall surface of the drip tube forming the gas layer portion, and the droplet absorbing member may be provided on the step portion.
[0008]
Here, the droplet absorbing member has an area covering the entire surface of the liquid layer portion on the droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion, and forms the gas layer portion. It can be characterized by being a plate-like member that is disposed in contact with the inner peripheral wall surface of the drip tube.
[0009]
By adopting such a configuration, even when bubbles are generated for some reason at the time of dropping, the bubbles are surely captured by the droplet absorbing member until the liquid layer portion is reached, and the bubbles are discharged downstream. Can be prevented.
[0010]
Here, the droplet absorbing member is a column member immersed in the liquid layer portion, and at least an upper end portion of the column member is a drop of droplets reaching the liquid layer portion from the liquid outlet. On the path, the liquid layer portion is exposed from the surface of the gas layer portion, and the lower end portion of the column body covers the liquid layer portion outlet portion.
[0011]
By adopting such a configuration, even when bubbles are generated for some reason at the time of dropping, the bubbles are surely captured by the droplet absorbing member until the liquid layer portion is reached, and the bubbles are discharged downstream. Can be prevented.
Here, the droplet absorbing member may be a porous member.
[0012]
Here, the porous member may be formed of any one of hydrophilic polymer, glass, metal, ceramic, and cellulose.
[0013]
Such a material can quickly wet the drug and absorb the drug solution.
[0014]
Here, the pore diameter of the porous member may be 1 μm or more and 500 μm or less.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of an infusion tube according to the present invention will be described with reference to the drawings. The following embodiment is an example of the present invention and is not limited to the following.
<Embodiment 1>
(Overall configuration of infusion tube)
FIG. 1 shows an overview of an infusion tube according to the present invention. The drip tube 1 is composed of a drip tube upper portion 10 having a droplet outlet 10 </ b> A, a drip tube lower portion 20, and a porous body 30.
[0016]
A gas layer 20 </ b> A in which gas is accumulated is formed in the drip tube lower part 20. Further, a liquid layer 20B in which the dropped liquid droplets stay is formed below the gas layer 20A.
[0017]
The gas layer 20A portion from the droplet outlet 10A to the liquid level 20D of the liquid layer 20B serves as a droplet dropping path 20C.
(Regarding the arrangement of the porous body 30)
The porous body 30 has a stepped portion 40 on the drip tube inner wall surface 20A1 forming the gas layer, and is provided on the stepped portion 40. This step 40 is located below the droplet outlet 10A. Therefore, when a porous body is disposed here, the droplets are dropped on the surface of the porous body. It fixes to a step part by methods, such as fixing with an adhesive material.
[0018]
The separation distance between the droplet outlet 10A and the porous body 30 is defined as a distance at which the number of drops can be detected by a sensor.
(About the function of the porous body 30)
The porous body 30 has a droplet absorption function of quickly absorbing droplets dropped into the holes and preventing the droplets from scattering. The liquid droplets absorbed from the front surface side of the porous body 30 pass through the pores and are diffused into the liquid layer from the back surface side of the porous body through the inner surface of the drip tube.
Here, the efficiency of absorbing the droplets of the porous body 30 depends on the forming material, the size of the pores, and the like. For example, when paying attention to the material, it is desirable that the porous body quickly gets wet with the chemical solution and absorbs the chemical solution, and since most of the chemical solution is water-soluble, hydrophilic polymer, glass, metal, ceramic, cellulose It is desirable to form from either. Further, when paying attention to the size of the pores, it is desirable that the pore diameter of the porous member is 1 μm or more and 500 μm or less in order to effectively prevent the falling droplets from scattering. Even when the pore size is defined in this way, depending on the speed of the droplet and the surface tension of the chemical, there is a possibility that the porous body may pass through the droplet as it is. It is desirable to form a nonporous liquid infiltrating film on the lower surface of the body 30.
Although this is another point of view, it is desirable to have a pore size of 50 μm or less in order to impart a foreign matter removing function to the porous body, and a pore size of 0.2 μm or less in order to impart a bacteria removing function. It is desirable to do.
<Embodiment 2>
FIG. 2 shows an overview of an infusion tube according to the present invention. Since the basic structure is the same as that of the first embodiment, only the differences will be described here.
(Regarding the arrangement of the porous body 30)
The porous body 30 is a columnar porous body, and is immersed in the liquid layer, and at least the upper end portion 31 of the column body is a droplet of liquid that reaches the liquid layer portion from the liquid outlet. On the dropping path, it is exposed to the gas layer from the liquid surface, and the lower end 32 of the column body covers the liquid layer outlet 20B1. A droplet is dropped on the exposed surface of the upper end.
The separation distance between the droplet outlet 10A and the upper end portion 31 of the columnar porous body 30 is defined as a distance at which the number of drops can be detected by a sensor.
[0019]
<Embodiment 3>
FIG. 3 shows an overview of an infusion tube according to the present invention. Since the basic structure is the same as that of the first embodiment, only the differences will be described here.
(Regarding the arrangement of the porous body 30)
The porous body 30 is a plate-like body, has an area covering the entire liquid surface on the droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer, and forms an air layer in the drip cylinder. The outer peripheral edge part is arranged in contact with the wall surface.
The separation distance between the droplet outlet 10A and the porous body 30 is defined as a distance at which the number of drops can be detected by a sensor.
[0020]
【Example】
An infusion set incorporating the infusion tube of Embodiment 2 was prepared. Using this, 1 L of physiological saline previously stored at 4 ° C. was connected, and infusion was performed at a rate of 200 mL / h at room temperature (Experiment 1).
[0021]
In addition, using this, after adding a surfactant to increase the water dispersibility in advance to the 2 L bag of high calorie infusion basic solution previously stored at 4 ° C. and adding 2 mL of vitamin K-2 solution and mixing well Infusion was performed at room temperature at a rate of 80 mL / h (Experiment 2).
[0022]
As a comparative example, Experiment 1 and Experiment 2 similar to the above were performed on a conventional general drip tube.
[0023]
In Experiments 1 and 2, as a result of visually observing the generation of air bubbles in the drip tube and the drip tube downstream tube of the infusion set at the time of infusion, in the comparative example, many bubbles were observed in any part. It was. On the other hand, in the drip tube according to the example, no significant bubbles were observed in any part.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, the drip tube of the present invention is formed on the liquid layer portion below the liquid outlet formed by the liquid pool of droplets flowing out from the liquid outlet, and on the liquid layer portion. A drip cylinder having an air layer portion that faces an outlet and serves as a droplet dropping path, and that absorbs droplets on the droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion It is characterized by being arranged.
Thus, in the present invention, by providing the droplet absorbing member, the droplet flowing out from the liquid outlet is absorbed by the droplet absorbing member. The absorbed droplets diffuse into the liquid layer portion. That is, since the droplets do not scatter in the air layer portion, the bubble entrainment can be suppressed and the outflow of the bubbles downstream from the drip tube can be prevented.
And by applying such a drip tube to a circuit for medicine, it becomes possible to control the entrainment of dissolved gas while accurately controlling the liquid feeding state by the number of droplets dropped. It is possible to reduce the generation of bubbles in the circuit accompanying an increase in environmental temperature.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of an infusion tube according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of another drip tube according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic view of another drip tube according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 drip tube 30 porous body 10A droplet outlet 20A gas layer 20B liquid layer

Claims (7)

液流出口から流出した液滴の液溜まりにより形成される前記液流出口下方にある液層部と、前記液層部の上部に形成され又前記液流出口が臨み前記液滴の滴下経路となる気層部を備える点滴筒であって、前記液流出口から前記液層部に到る液滴の滴下経路上に液滴を吸収する液滴吸収部材が配されていることを特徴とする点滴筒。A liquid layer portion below the liquid outlet formed by a liquid pool of droplets flowing out from the liquid outlet, and formed at an upper portion of the liquid layer portion and facing the liquid outlet, A drip cylinder having a gas layer portion, wherein a droplet absorbing member that absorbs droplets is disposed on a droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion. Drip tube. 前記気層部を形成する点滴筒内壁面に段部を有し、前記段部に前記液滴吸収部材は設けられていることを特徴とする請求項1に記載の点滴筒。The drip tube according to claim 1, wherein a step portion is provided on an inner wall surface of the drip tube forming the gas layer portion, and the droplet absorbing member is provided on the step portion. 前記液滴吸収部材は、前記液流出口から前記液層部に到る液滴の滴下経路上において、前記液層部の表面全体を覆う面積を有し、前記気層部を形成する点滴筒内壁面にその外周縁部が接触して配された板状部材であることを特徴とする請求項1に記載の点滴筒。The droplet absorbing member has an area that covers the entire surface of the liquid layer portion on the droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion, and forms the gas layer portion. The drip tube according to claim 1, wherein the drip tube is a plate-like member arranged in contact with the outer peripheral edge of the inner wall surface. 前記液滴吸収部材は、前記液層部中に浸漬された柱体部材であり、前記柱体部材の少なくとも上端部は、前記液流出口から前記液層部に到る液滴の滴下経路上において、前記液層部の表面から前記気層部に露出しており、柱体の下端部は、液層部出口部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の点滴筒。The droplet absorbing member is a column member immersed in the liquid layer portion, and at least an upper end portion of the column member is on a droplet dropping path from the liquid outlet to the liquid layer portion. 2. The drip tube according to claim 1, wherein the liquid layer portion is exposed from the surface of the liquid layer portion to the gas layer portion, and a lower end portion of the column body covers the liquid layer portion outlet portion. 前記液滴吸収部材は、多孔質部材であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の点滴筒。The drip tube according to any one of claims 1 to 4, wherein the droplet absorbing member is a porous member. 前記多孔質部材は、親水性の高分子、ガラス、金属、セラミック、セルロースのうち何れかから形成されていることを特徴とする請求項5に記載の点滴筒。The drip tube according to claim 5, wherein the porous member is formed of any one of hydrophilic polymer, glass, metal, ceramic, and cellulose. 前記多孔質部材の孔径は、1μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項5又は6に記載の点滴筒。The drip tube according to claim 5 or 6, wherein a pore diameter of the porous member is 1 µm or more and 500 µm or less.
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