【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変ビットレートでの符号化処理による符号化信号を記録媒体に記録し、記録媒体内における記録残量を出力させることを可能とするデータ記録装置、記録残量出力方法、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、デジタル信号処理技術の進歩により、動画像や静止画像、音声等、大量のデジタル情報を高能率符号化し、小型磁気媒体への記録や通信媒体への伝送を行うことが可能となっている。このような技術を応用し、容易に高品位な映像を撮影して即座に情報媒体へ出力できる撮像装置の開発が行われている。
【０００３】
特に、昨今の動画像の符号化には、ＭＰＥＧ符号化技術が広く使われている。ＭＰＥＧ符号化技術ではフレーム間の相関性を利用して情報量の圧縮を行うため、被写体の動きの大小によって符号化の効率が左右される。そのため、ＭＰＥＧ符号化技術を用いた多くの装置では、符号化のビットレートを適応的に変化させて、劣化と記録時間のバランスをコントロールする可変ビットレート制御を行っている（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−３５０１６４号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような撮像装置では、ビットレートが一定でないため、媒体の残容量に対して、あとどれだけの時間撮影できるのか分かりにくいという問題があった。
【０００６】
例えば、最大ビットレートで媒体の残容量を割り算し、最低限保証できる最低記録残量を表示していたが、実際に記録できる時間とは大きくかけ離れており、使用者にとって好適な表示とは言えなかった。
【０００７】
また、例えば、現在のビットレート、すなわち瞬間ビットレートを用いて予想記録残量を算出して表示していたが、予想時間よりも少ない時間で媒体が一杯になり撮影が中止されてしまうことがあるなど、使用者の利便性を損ねていた。
【０００８】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、利用者が自らの要求に応じた形態で可変ビットレートでの符号化処理における記録媒体の記録残量を把握することを可能とし、利用者の利便性を向上させることができるデータ記録装置、記録残量出力方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するために、本発明のデータ記録装置は、入力信号を符号化する符号化手段と、前記符号化手段よって符号化された信号を記録媒体に記録させる記録手段と、前記符号化手段による符号化処理のビットレートを可変に制御するとともに、前記符号化手段の符号化処理における最大ビットレート、目標ビットレート、瞬間ビットレート及び実ビットレートのうちの何れか２以上のビットレートと、前記記録媒体の残容量とに基づいて、前記２以上のビットレート夫々に対応する前記記録媒体の記録残量を算出し、算出した複数種の記録残量の一部又は全てを前記出力手段を用いて選択的に出力させる制御手段とを有することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の記録残量出力方法は、入力信号を符号化する符号化手段と、前記符号化手段よって符号化された信号を記録媒体に記録させる記録手段とを有するデータ記録装置による記録残量出力方法であって、前記符号化手段による符号化処理のビットレートを可変に制御するとともに、前記符号化手段の符号化処理における最大ビットレート、目標ビットレート、瞬間ビットレート及び実ビットレートのうちの何れか２以上のビットレートと、前記記録媒体の残容量とに基づいて、前記２以上のビットレート夫々に対応する前記記録媒体の記録残量を算出し、算出した複数種の記録残量の一部又は全てを前記出力手段を用いて選択的に出力させることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明のプログラムは、前記記録残量出力方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。さらに、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図１は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を概略的に示した図である。図１において、１０１は撮像部、１０２は符号化部、１０３は記録部、１０４は記録媒体、１０５は制御部、１０６は表示部である。
【００１３】
撮像部１０１は、被写体を撮像し映像信号を符号化部１０２に供給する。符号化部１０２は供給される映像信号をＭＰＥＧ符号化方式で符号化し、記録部１０３に供給する。記録部１０３は供給される符号化された映像信号を記録媒体１０４に記録する。制御部１０５は符号化部１０２に対しビットレートを含む制御信号を供給する。該ビットレートは所定期間の平均値が設定された目標ビットレートＲに収束するよう可変に制御される。さらに、該制御部１０５は記録部１０３から記録媒体１０４の残容量を受け取り、ビットレートと残容量から推定されるこの後継続可能な残り撮影時間、すなわち記録残量を算出し、表示部１０６に供給する。該表示部１０６は記録残量を映像信号に重ねて表示する。
【００１４】
次に、記録残量の算出方法を図２を用いて説明する。
図２は、縦軸に記録媒体の残容量（初期値Ｎ）、横軸に記録時間を示したグラフである。時刻ｔに至るまで、３つのビットレートを切り替えながら符号化され、この時点で記録媒体残容量はｎである。この先のビットレートが如何に変化するか、時刻ｔの時点では確定しないが、時刻ｔ以降、当該撮像装置において符号化可能な最大ビットレート（Ｒｍａｘ）で符号化が行われると仮定すると、図２中におけるａ１の推移となる。この場合、記録残量ｓ１＝ｎ／Ｒｍａｘが求められる。あるいは、撮影開始（映像信号入力時）から時刻ｔまでの期間内における符号化処理のビットレートの平均値、すなわち実ビットレートＲａｖｅ＝（Ｎ−ｎ）／ｔによりこの先の符号化が続くと仮定すると、ａ２の推移となる。この場合、記録残量ｓ２＝ｎ／Ｒａｖｅが求められる。この例において、時刻ｔまでの実ビットレートは前述の目標ビットレートＲと異なっているが、時刻ｔ以降の制御により実ビットレートが目標ビットレートに収束するだろうと仮定すると、記録残量ｓ３＝Ｎ／Ｒ−ｔが算出できる。あるいはまた、即ち時刻ｔを含む瞬間的な期間内における符号化処理のビットレートの平均値、すなわち時刻ｔの時点での瞬間ビットレート（Ｒｎｏｗ）がこの先も続くと仮定すると、グラフはそのままの傾きでａ４の推移をたどる。その結果、記録残量ｓ４＝ｎ／Ｒｎｏｗが算出できる。
【００１５】
このように、本構成によると、時刻ｔ以降の記録残量としてｓ１，ｓ２，ｓ３，ｓ４の４種類の値が算出される。４種類の値はそれぞれに異なる意味を持つ。まず、ｓ１は最低限保証される記録残量と言える。ｓ２は長い期間での平均ビットレートに基づく値で、ｓ４は短い期間での平均ビットレートを重視した値と言える。ｓ３は、可変ビットレートの制御が期待どおりに行われると信頼できる場合の記録残量である。
【００１６】
続いて、これらの記録残量の表示の例を、図３を用いて説明する。
図３において、３０１は撮像中の映像表示、３０２は第一の記録残量表示、３０３は第二の記録残量表示である。第一の記録残量表示３０２は、前記記録残量ｓ３、すなわち制御部１０５に与えられた目標ビットレートに基づいて算出された値である。一方、３０３は、前記記録残量ｓ１、すなわち本装置で設定しうる最大ビットレートで算出された値である。最大ビットレート以上のレートで媒体を消費することは無いので、３０３は最低限保証される記録残量であるのに対し、３０２はほとんどの場合目標通りの結果が期待できるが確約はされてはいない期待値と言える。
【００１７】
使用者にとってどちらの値が有益であるかは、撮影の内容によって異なる。例えば、旅行時のように、断続的に気に入った情景を撮影する場合は、より実際的な記録残量表示３０２が適しているし、発表会のように、確実に記録残量を保証して撮影したい場合には残量表示３０３が適している。本構成では、利用者の選択操作に応じて、３０２、３０３は並べて同時に表示したり、いずれか一方を選択して表示することができる。そのため、使用者の目的にとって分かり易い表示を選ぶことができる。
【００１８】
本実施形態における記録残量の他の表示例を図４を用いて説明する。
図４において、４０１は撮像中の映像表示、４０２は第一の記録残量表示、４０３は第二の記録残量表示である。第一の記録残量表示４０２は、前記記録残量ｓ２、すなわち撮影開始からの実ビットレートに基づいて算出された値の表示である。一方４０３は前記ｓ２と前記ｓ４の差分に基づく表示である。ｓ４すなわち瞬間ビットレートに基づく記録残量の方が、前記ｓ２よりも大きい場合、４０３はプラス符号の図形文字を表示する。反対にｓ４の方がｓ２よりも短い場合、４０３はマイナス符号の図形文字を表示する。４０２に表示している記録残量ｓ２は、比較長い期間の平均ビットレートから推定した安定した値であるのに対し、ｓ４はごく短い期間の平均ビットレートを反映したリアルタイム性の高い値と言える。
【００１９】
こうした特徴を踏まえ、本構成例では、比較的安定した記録残量ｓ２を４０２に表示するとともに、撮影状況をリアルタイムに反映する記録残量ｓ４の情報を前記ｓ２との差分として４０３に表示している。こうした表示により使用者は、大まかに予測できる記録残量と、瞬間的な記録残量変化をあわせて知ることができる。本構成例では、４０３にプラスおよびマイナス符号の図形文字を用いているが、差分値そのものでも良いし、差分の大きさ及び当該差分の正負に対応させて図形文字の色や大きさを変えて情報を詳細に表しても良い。
【００２０】
また、本発明は、図３及び図４に示した表示例に限られず、利用者の操作或いは自動的に、各ビットレートに対応する記録残量を任意の組合せで表示させることが可能である。さらに、図２に示すようなグラフ表示によって各ビットレートに対応する記録残量のうちの一部又は全部を利用者の選択操作に応じて表示することもできる。
【００２１】
なお、上記では、本発明を撮像装置に適用した場合について説明したが、入力端子から映像信号を入力して記録する記録装置や、同様な処理を行う処理方法や、同様な処理工程を含むコンピュータで読み込み可能なプログラムを格納した記憶媒体であってもまた本発明の範疇である。また、単一の装置ではなく、複数種の装置（例えば、カメラとＶＴＲとテレビ）からなるシステムも含まれることは言うまでも無い。
【００２２】
以上説明したように、本実施形態における撮像装置は、被写体を撮像し映像信号に変換する撮像部１０１と、映像信号を高能率符号化する符号化部１０２と、符号化部１０２により符号化された映像信号を記録媒体に記録する記録部１０３と、撮影状況を表示する表示部１０６と、各部を制御する制御部１０５とを有し、制御部１０５は、符号化部１０２を可変ビットレートに制御するとともに、記録部１０３から供給される記録媒体残容量とビットレートから記録残量を算出して該記録残量を表示部１０６に表示させる撮像装置であって、制御部１０５は、符号化における最大ビットレート、目標ビットレート、瞬間ビットレート、実ビットレートの何れかに基づいた記録残量を複数種個算出し、表示部１０６に表示する構成とした。
【００２３】
このような構成は、複数種の算出方法により記録残量を求め使用者に提示できる。すなわち、可変ビットレートでの撮影において、記録残量を使用者に分り易く表示できる撮像装置を提供できる。
【００２４】
（本発明の他の実施形態）
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（ＣＰＵあるいはＭＰＵ）に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【００２５】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ等を用いることができる。
【００２６】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているＯＳ（オペレーティングシステム）あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【００２７】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【００２８】
【発明の効果】
本発明によれば、符号化処理における最大ビットレート、目標ビットレート、瞬間ビットレート及び実ビットレートのうち何れか２以上のビットレート夫々に対応する記録媒体の記録残量を算出し、算出した複数種の記録残量の一部又は全てを例えば利用者の要求に応じて選択的に出力させるように構成したので、利用者は自らの要求に応じた形態で可変ビットレートでの符号化処理における記録媒体の記録残量を把握することが可能となり、利用者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成を概略的に示した図である。
【図２】記録残量の算出方法を説明するための図である。
【図３】記録残量の表示例を示した図である。
【図４】記録残量の表示例を示した図である。
【符号の説明】
１０１ 撮像部
１０２ 符号化部
１０３ 記録部
１０４ 記録媒体
１０５ 制御部
１０６ 表示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a data recording apparatus, a recording remaining amount output method, a program, and an information recording apparatus capable of recording an encoded signal by an encoding process at a variable bit rate on a recording medium and outputting the remaining recording amount in the recording medium. The present invention relates to a recording medium.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the advancement of digital signal processing technology, it has become possible to efficiently encode a large amount of digital information such as moving images, still images, and audio, and to record on a small magnetic medium or transmit to a communication medium. . By applying such technology, an imaging apparatus that can easily shoot high-quality video and immediately output it to an information medium has been developed.
[0003]
In particular, MPEG coding technology is widely used for recent video coding. In the MPEG encoding technique, the amount of information is compressed using the correlation between frames, and therefore the encoding efficiency depends on the size of the movement of the subject. For this reason, many apparatuses using the MPEG encoding technique perform variable bit rate control that adaptively changes the encoding bit rate to control the balance between degradation and recording time (for example, Patent Document 1). reference).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-350164
[Problems to be solved by the invention]
However, in such an imaging apparatus, since the bit rate is not constant, there is a problem that it is difficult to know how long the image can be captured with respect to the remaining capacity of the medium.
[0006]
For example, the remaining capacity of the medium is divided by the maximum bit rate, and the minimum recording remaining amount that can be guaranteed at the minimum is displayed, but it is far from the actual recording time, and it can be said that it is suitable for the user. There wasn't.
[0007]
In addition, for example, the expected recording remaining amount is calculated and displayed using the current bit rate, that is, the instantaneous bit rate, but the medium becomes full in less time than the expected time, and shooting may be stopped. For example, the convenience of users was impaired.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and enables a user to grasp the remaining recording capacity of a recording medium in an encoding process at a variable bit rate in a form according to his / her request, It is an object of the present invention to provide a data recording device, a remaining recording output method, a program, and a recording medium that can improve user convenience.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a data recording apparatus of the present invention includes an encoding unit that encodes an input signal, a recording unit that records a signal encoded by the encoding unit on a recording medium, and the code The bit rate of the encoding process by the encoding unit is variably controlled, and any two or more of the maximum bit rate, the target bit rate, the instantaneous bit rate, and the actual bit rate in the encoding process of the encoding unit And the remaining recording capacity of the recording medium corresponding to each of the two or more bit rates based on the remaining capacity of the recording medium, and outputting a part or all of the calculated plural types of remaining recording capacity And a control means for selectively outputting using the means.
[0010]
In addition, the recording remaining amount output method of the present invention is a recording remaining amount recorded by a data recording apparatus having encoding means for encoding an input signal and recording means for recording the signal encoded by the encoding means on a recording medium. A quantity output method, wherein the bit rate of the encoding process by the encoding unit is variably controlled, and a maximum bit rate, a target bit rate, an instantaneous bit rate, and an actual bit rate in the encoding process of the encoding unit are controlled. Based on any two or more of these bit rates and the remaining capacity of the recording medium, the remaining recording capacity of the recording medium corresponding to each of the two or more bit rates is calculated, and the calculated plural types of recording remaining are calculated. A part or all of the quantity is selectively output using the output means.
[0011]
A program according to the present invention causes a computer to execute the remaining recording output method. Furthermore, the computer-readable recording medium of the present invention is characterized in that the program is recorded.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments to which the invention is applied will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a diagram schematically illustrating a configuration of an imaging apparatus according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1, 101 is an imaging unit, 102 is an encoding unit, 103 is a recording unit, 104 is a recording medium, 105 is a control unit, and 106 is a display unit.
[0013]
The imaging unit 101 images a subject and supplies a video signal to the encoding unit 102. The encoding unit 102 encodes the supplied video signal using the MPEG encoding method, and supplies the encoded video signal to the recording unit 103. The recording unit 103 records the supplied encoded video signal on the recording medium 104. The control unit 105 supplies a control signal including a bit rate to the encoding unit 102. The bit rate is variably controlled so that the average value for a predetermined period converges to the set target bit rate R. Further, the control unit 105 receives the remaining capacity of the recording medium 104 from the recording unit 103, calculates the remaining shooting time that can be continued thereafter estimated from the bit rate and the remaining capacity, that is, the remaining recording time, and displays it on the display unit 106. Supply. The display unit 106 displays the remaining recording amount on the video signal.
[0014]
Next, a method for calculating the remaining recording capacity will be described with reference to FIG.
FIG. 2 is a graph with the remaining capacity (initial value N) of the recording medium on the vertical axis and the recording time on the horizontal axis. Encoding is performed while switching the three bit rates until time t, and the remaining capacity of the recording medium is n at this point. How the previous bit rate changes is not determined at time t, but it is assumed that encoding is performed at the maximum bit rate (Rmax) that can be encoded by the imaging apparatus after time t. It becomes transition of a1 in. In this case, the remaining recording amount s1 = n / Rmax is obtained. Alternatively, it is assumed that the subsequent encoding is continued by the average value of the bit rate of the encoding process within the period from the start of shooting (when the video signal is input) to time t, that is, the actual bit rate Rave = (N−n) / t. Then, it becomes transition of a2. In this case, the remaining recording capacity s2 = n / Rave is obtained. In this example, the actual bit rate until time t is different from the target bit rate R described above, but assuming that the actual bit rate will converge to the target bit rate by the control after time t, the remaining recording amount s3 = N / R-t can be calculated. Alternatively, assuming that the average value of the bit rate of the encoding process within the instantaneous period including time t, that is, the instantaneous bit rate (Rnow) at the time t continues, the graph remains as it is. Follow the transition of a4. As a result, the remaining recording capacity s4 = n / Rnow can be calculated.
[0015]
As described above, according to this configuration, four types of values of s1, s2, s3, and s4 are calculated as the remaining recording capacity after time t. The four types of values have different meanings. First, it can be said that s1 is the minimum remaining recording capacity. It can be said that s2 is a value based on the average bit rate in a long period, and s4 is a value that places importance on the average bit rate in a short period. s3 is the remaining recording amount when the variable bit rate control is reliable as expected.
[0016]
Next, an example of displaying these remaining recording amounts will be described with reference to FIG.
In FIG. 3, reference numeral 301 denotes a video display during imaging, 302 denotes a first recording remaining amount display, and 303 denotes a second recording remaining amount display. The first remaining recording amount display 302 is a value calculated based on the remaining recording amount s 3, that is, the target bit rate given to the control unit 105. On the other hand, 303 is a value calculated by the remaining recording capacity s1, that is, the maximum bit rate that can be set by this apparatus. Since the medium is not consumed at a rate higher than the maximum bit rate, 303 is the minimum recording remaining amount, whereas 302 can expect the target result in most cases, but it is not guaranteed. Not an expected value.
[0017]
Which value is useful for the user depends on the content of the shooting. For example, when shooting a scene that you like intermittently, such as when traveling, a more realistic recording remaining amount display 302 is suitable. The remaining amount display 303 is suitable for photographing. In this configuration, 302 and 303 can be displayed side by side or can be selected and displayed according to the user's selection operation. Therefore, it is possible to select a display that is easy to understand for the purpose of the user.
[0018]
Another display example of the remaining recording amount in this embodiment will be described with reference to FIG.
In FIG. 4, 401 is a video display during imaging, 402 is a first remaining recording display, and 403 is a second remaining recording display. The first recording remaining amount display 402 is a display of a value calculated based on the remaining recording amount s2, that is, the actual bit rate from the start of photographing. On the other hand, 403 is a display based on the difference between s2 and s4. When the recording remaining amount based on s4, that is, the instantaneous bit rate is larger than the above s2, 403 displays a plus sign graphic character. Conversely, if s4 is shorter than s2, 403 displays a minus sign graphic character. The recording remaining amount s2 displayed in 402 is a stable value estimated from the average bit rate of a comparatively long period, whereas s4 can be said to be a highly real-time value reflecting the average bit rate of a very short period. .
[0019]
Based on these characteristics, in this configuration example, a relatively stable recording remaining amount s2 is displayed in 402, and information on the remaining recording amount s4 that reflects the shooting state in real time is displayed in 403 as a difference from the s2. Yes. By such display, the user can know the recording remaining amount that can be roughly predicted and the instantaneous change in the remaining recording amount. In this configuration example, a plus and minus sign graphic character is used for 403, but the difference value itself may be used, and the color and size of the graphic character may be changed according to the magnitude of the difference and the sign of the difference. Information may be presented in detail.
[0020]
Further, the present invention is not limited to the display examples shown in FIGS. 3 and 4, and it is possible to display the remaining recording capacity corresponding to each bit rate in any combination by a user operation or automatically. . Furthermore, a part or all of the remaining recording amount corresponding to each bit rate can be displayed according to the user's selection operation by the graph display as shown in FIG.
[0021]
In the above description, the case where the present invention is applied to an imaging apparatus has been described. However, a recording apparatus that inputs and records a video signal from an input terminal, a processing method that performs similar processing, and a computer that includes similar processing steps Even a storage medium storing a program that can be read in the above is also within the scope of the present invention. Further, it goes without saying that not only a single device but also a system including a plurality of types of devices (for example, a camera, a VTR, and a television) is included.
[0022]
As described above, the imaging apparatus according to the present embodiment is encoded by the imaging unit 101 that images a subject and converts it into a video signal, the encoding unit 102 that encodes the video signal with high efficiency, and the encoding unit 102. A recording unit 103 that records the recorded video signal on a recording medium, a display unit 106 that displays a shooting state, and a control unit 105 that controls each unit. The control unit 105 sets the encoding unit 102 to a variable bit rate. An image pickup apparatus that controls and calculates the remaining recording capacity from the remaining recording medium capacity and bit rate supplied from the recording unit 103 and displays the remaining recording amount on the display unit 106. The control unit 105 performs encoding A plurality of remaining recording levels based on any one of the maximum bit rate, target bit rate, instantaneous bit rate, and actual bit rate are calculated and displayed on the display unit 106.
[0023]
In such a configuration, the remaining recording capacity can be obtained by a plurality of types of calculation methods and presented to the user. In other words, it is possible to provide an imaging apparatus capable of displaying the remaining recording amount easily to the user in photographing at a variable bit rate.
[0024]
(Other embodiments of the present invention)
In order to operate various devices in order to realize the functions of the above-described embodiments, a program code of software for realizing the functions of the above-described embodiments is provided to an apparatus connected to the various devices or a computer in the system. What is implemented by operating the various devices according to a program supplied and stored in a computer (CPU or MPU) of the system or apparatus is also included in the scope of the present invention.
[0025]
In this case, the program code of the software itself realizes the functions of the above-described embodiments, and the program code itself and means for supplying the program code to the computer, for example, the program code is stored. The recording medium constitutes the present invention. As a recording medium for storing the program code, for example, a flexible disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a magnetic tape, a nonvolatile memory card, a ROM, or the like can be used.
[0026]
Further, by executing the program code supplied by the computer, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also the OS (operating system) or other application software in which the program code is running on the computer, etc. It goes without saying that the program code is also included in the embodiment of the present invention even when the functions of the above-described embodiment are realized in cooperation with the embodiment.
[0027]
Further, after the supplied program code is stored in the memory provided in the function expansion board of the computer or the function expansion unit connected to the computer, the CPU provided in the function expansion board or function expansion unit based on the instruction of the program code Needless to say, the present invention includes a case where the functions of the above-described embodiment are realized by performing part or all of the actual processing.
[0028]
【The invention's effect】
According to the present invention, the remaining recording capacity of the recording medium corresponding to any two or more of the maximum bit rate, target bit rate, instantaneous bit rate, and actual bit rate in the encoding process is calculated and calculated. Since a part or all of a plurality of types of recording remaining amount is selectively output according to a user's request, for example, the user can perform encoding processing at a variable bit rate in a form according to his / her request It is possible to grasp the remaining recording capacity of the recording medium in, and the convenience for the user can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically illustrating a configuration of an imaging apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining a method for calculating a remaining recording amount.
FIG. 3 is a diagram illustrating a display example of a remaining recording amount.
FIG. 4 is a diagram illustrating a display example of a remaining recording amount.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 101 Imaging part 102 Encoding part 103 Recording part 104 Recording medium 105 Control part 106 Display part
