JP2005004328A - 出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツ・ダイレクト・プリント機能を搭載したMFPやSFPのFrontEnd装置において、ユーザが即時にエラーの確認が可能となり、ユーザの使い勝手の向上させること。
【解決手段】出力制御手段は、HTTP(HypertextTransferProtocol)サーバ機能とCGI(CommonGatewayInterface)機能を有し、URL(UniversalResourceLocator)またはコンテンツを送信した送信元の遠隔のコンピュータに対してエラー通知手段により、コンテンツファイルを出力装置に送る前にHTTP(HypertextTransferProtocol)プロトコルで遠隔のコンピュータ上の表示画面にコンテンツが処理できない旨のエラー表示を促す。
【選択図】 図1
【解決手段】出力制御手段は、HTTP(HypertextTransferProtocol)サーバ機能とCGI(CommonGatewayInterface)機能を有し、URL(UniversalResourceLocator)またはコンテンツを送信した送信元の遠隔のコンピュータに対してエラー通知手段により、コンテンツファイルを出力装置に送る前にHTTP(HypertextTransferProtocol)プロトコルで遠隔のコンピュータ上の表示画面にコンテンツが処理できない旨のエラー表示を促す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と略す)のアプリケーションによって作成されたコンテンツファイルをローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネットなどのコンピュータネットワークを介してPCや機器から直接プリンタや複写装置でプリントする市場要求が高まっている。
【0003】
更に、年々PCのアプリケーションの種類が増大し、アプリケーションの機能アップと共に、PCのアプリケーションによって作成されるコンテンツファイルの種類も膨大なものになっている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−024098号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、上記従来例では、以下に述べるような問題があった。
【0006】
(1)プリンタや複写装置等の出力ディバイスで扱えるコンテンツファイルの種類には限りがあり、市場から新たに要求される新種のコンテンツファイルに対応することが困難である。よしんば、対応できたとしても短期間に対応することが困難である、という欠点があった。
【0007】
なぜなら、ほとんどのプリンタや複写装置等の出力装置に搭載されるCPU、OS(オペレーティングシステム)は、PCのCPU、OSとは異なり、PC上のアプリケーションソフトを出力装置に移植するのは困難で、多大な時間と開発コストを必要とするからである。
【0008】
更に、PC上のアプリケーションソフトのオブジェクト容量は膨大で、必要とするRAM容量も大きく出力装置のコストアップを招くからである。
【0009】
確かに、一部の出力装置ではPCのハード、OSを利用している例があるが、新種のコンテンツファイルに対応することがやはり困難である。
【0010】
なぜなら、新たなPC用のアプリケーションを出力装置に移植する度に、PC用のアプリケーション機能以外の機能を再評価する必要があるためである。
【0011】
(2)PCから出力装置へのコンテンツのジョブ投入は、コンテンツを解釈するアプリケーションを起動して、そのアプリケーションからプリンタ/FAXドライバプログラムを介して出力装置にジョブ投入される。そこで、例えばTIFF画像をコンテンツ変換することなく直接ジョブ投入が可能な出力装置でも、PC側でプリンタ/FAXドライバプログラムでページ記述言語(PDL)データなどにコンテンツ変換する必要があった。
【0012】
(3)また、クライアントのPC上にアプリケーションやプリンタ/FAXドライバプログラムが搭載されている。従って、PC上で生成されたPDLデータはLPRプロトコルやSMBプロトコルで投入されていた。
【0013】
(4)さらに、新しい種類のコンテンツファイルへの対応が遅れ、新しい種類のコンテンツファイルが前記出力ディバイスに投入された場合ディバイスでは処理できない。従来の装置では、ユーザーがコンテンツファイルを前記ディバイスに送信した後、前記ディバイス側で処理可能か否かを判定した後にユーザに対して処理ができない旨のエラーを通知していた。
【0014】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ネットワーク上の情報処理装置からのジョブデータに含まれるコンテンツ種別に応じてコンテンツ変換を行う出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御装置であって、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを入力する入力手段と、入力したジョブデータを出力装置へ出力する前に、前記ジョブデータに含まれるコンテンツが処理可能かを判定し処理不能ならば、ユーザーに対し処理不能な旨を通知し、一方、処理可能ならば前記コンテンツを中間データ形式に変換するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段での判定結果に応じて、コンテンツ変換手段で前記コンテンツを中間データ形式に変換し、前記ジョブデータを出力装置へ出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御方法であって、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを入力する入力工程と、入力したジョブデータを出力装置へ出力する前に、前記ジョブデータに含まれるコンテンツが処理可能かを判定し処理不能ならば、ユーザーに対し処理不能な旨を通知し、一方、処理可能ならば前記コンテンツを中間データ形式に変換するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程での判定結果に応じて、コンテンツ変換手段で前記コンテンツを中間データ形式に変換し、前記ジョブデータを出力装置へ出力する出力工程とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図23、図24、図28、図29は、本発明の特徴を最も良く表した図である。更に、本発明の特徴をより詳細に説明するために、図1乃至図22、図26、図27を用いる。電子メール(E−mail)の補足説明のために図25を用いる。
【0019】
まず、図22を参照して本発明に係るフロント・エンド・プロセッサとして、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ(PC)のアプリケーションによって作成されたコンテンツファイルをプリント又はファクシミリ送信するための出力制御装置である制御ユニット2201のハードウェア構成について説明する。
【0020】
図22において、2202は操作部であり、表示装置とキー入力装置で構成され、IO制御部2205を介してバス2207と接続される。2203はCPU、2204はRAMである。2206はLAN I/F部で、LANやインターネットと接続される。2208はROMであり、プログラムやブートプログラム等が格納されている。2209はHDD I/Fであり、HDD(ハードディスク装置)2211と接続され、そのHDDには本発明を実現するためのプログラムコード、データ、コンテンツデータ等が格納され、適宜RAM2204に展開され、CPU2203が読み書きを行う。
【0021】
2210はディバイスI/F部であり、プリンタや複写装置であるPRINT/FAXディバイスと接続され、本部位を介してディバイスにジョブ投入を行う。2212はPRINT/FAXディバイスであり、実施形態では2つのジョブ投入方式をサポートしている。1つ目は、パーソナルコンピュータ上のプリンタ/FAXドライバプログラムが生成するJL(Job Langage)に包まれたPDLデータを受け付けるPDLジョブ投入方式であり、2つ目はJL等のジョブ情報データとTIFFデータとを受け付けるダイレクトジョブ投入方式である。上述したディバイスI/F部2210は、2つのジョブ投入方式に対応している。
【0022】
ここで、電子メール(E−mail)によるコンテンツのジョブ投入について簡単に説明する。フロント・エンド・プロセッサ(FEP)のハードウェア2201と、そのハードウェア上で動作するプログラミングコードで実現されるジョブ処理について説明する。尚、プログラミングコードはHDD2211に格納されており、RAM2204にロードされた後、CPU2203によって実行されるものである。
【0023】
図23は、ジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。まず電子メールによるジョブデータは、リモートのクライアントからLAN2302に接続されたネットワーク、ハード的にはLAN I/F部2206を介してネットワーク通信部2303で受信される。このネットワーク通信部2303は本例では、TCP/IPのプロトコルスタックである。電子メールの通信プロトコル処理はジョブ受付投入部2305で行う。簡単に処理を説明する。
【0024】
図25は、電子メールの通信プロトコルシーケンスを示す図である。図25において、2501はリモートの電子メールクライアント側の制御である。一方、2502はフロント・エンド・プロセッサのジョブ受付投入部2305での制御である。
【0025】
図21は、電子メールのジョブデータの一例を示す図である。図21に示すように、データの内容の大筋は“−−−Boundary−−−”で区切られた第1のフィールドの“magic_number…”から“…encrypt_reply_messag “on””までがジョブパラメータで、一行ずつがそれぞれ属性と属性値である。次に、第2フィールドはコンテンツデータであり、本例ではファイル名が“mail_fax_machine970619215959.tif”のTIF(Tagged Image Format)ファイルであり、FAX符号化されたバイナリデータをテキストに符号化するBASE64で符号化された符号データが記述されている。符号データの実体は、図21の“base64で符号化されたTIFF画像”の部分に記述される。
【0026】
但し、本例では一行で表現されているが、実際は複数行のBASE64データが記述される。
【0027】
図21に示す電子メールのジョブデータは、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comment)等で規格化されたS/MIME(PKCS Security Service for MIME)で暗号化されることで、盗聴、偽造、乗っ取りを防止できる。更に、実施形態では、ユーザーID(図21の“user_id=…”)とパスワード(図21の“passwd=…”)とを用いてユーザー認証を行っているが、S/MIMEのユーザー認証機能を使用すれば、ユーザーIDとパスワードは不要である。
【0028】
クライアント側の誤った操作による不要なジョブ投入は、フロント・エンド・プロセッサの処理効率低下させたり、ジョブデータの解釈に関する例外処理を増大させる。従って、実施形態では、マジックナンバー(図21の“magic_number=…”)を用いてこの問題に対処している。
【0029】
さて、図23に戻り、ジョブ処理の続きを説明する。ネットワーク通信部2303が受信したジョブデータは、先ずジョブ受付投入部2305で処理される。具体的には、図1に示すメインのジョブ処理フローチャートのジョブ受付/解析処理(ステップS101)で処理され、一時的にHDD2211内のテンポラリ領域に格納される。次に、ジョブ受付投入部2305の指示に従ってコンテンツ判定部2304が受け付け可能なジョブデータか否かを判断し、受け付け可能であれば、コンテンツ種別を抽出する。ここでは、電子メールデータかHTTPデータかを切り分け、電子メールデータの第1フィールドのジョブパラメータを切り出し、RAM2204、HDD2211内のジョブ管理テーブル(図20)に格納する。一方、第2フィールドのTIFF画像はRAM2204、HDD2211のコンテンツ格納部2306に格納する。
【0030】
次に、ジョブ受付投入部2305の指示に従ってコンテンツ判定部2304が受信したジョブデータの“Content−Type”属性値(図21)と、コンテンツ種別管理レコード(図28、図29)とからディバイスがコンテンツを直接処理可能か、それともコンテンツ変換部2308によって中間データ形式に変換すべきかを判定する。その結果に従って、ジョブ受付投入部2305はコンテンツ変換部2308でコンテンツ変換しない場合には第1のジョブ投入部2307にジョブ投入を行うか、それともコンテンツ変換部2308で中間コードに変換して第2のジョブ投入部2314にジョブ投入を行う。
【0031】
コンテンツ変換部2308は、コンテンツを処理するアプリケーションを含み、そのアプリケーションの起動、及びそのアプリケーションに対してコンテンツパラメータとコンテンツを用いて中間データ形式に変換する。第2のジョブ投入部2314は中間データ形式とジョブパラメータを用いてJL(Job Language)等のジョブ情報に包まれたPDLジョブデータやFAXジョブデータを生成する。
【0032】
次に、第1のジョブ投入部2307は、中間データ形式に変換していないコンテンツとジョブパラメータを受けてディバイスが解釈可能なジョブデータに変換してからディバイスにジョブ投入を行う。
【0033】
次に、ジョブ受付投入部2305は、プリント/FAXディバイス2313の処理結果を第1のジョブ投入部2307とディバイス通信部2310とを介して図20に示すジョブ管理テーブルにセットする。更に、そのジョブ管理テーブルのデータを用いてジョブ終了結果を電子メールで図21に示す電子メール送信元に電子メールで通知する。更に、ジョブ履歴格納部2309にジョブ管理テーブルのデータを用いてジョブ履歴を格納する。ジョブ履歴格納部2309の内容は、図22に示す操作部2202を介してユーザがジョブ履歴参照を行った場合、履歴表示部2311により図22に示す操作部2202の表示部にジョブ履歴が表示される。
【0034】
次に、図23に示したジョブ処理の機能構成の変形例を図24を用いて簡単に説明する。
【0035】
上述した図23は、ジョブ受付投入部2305を中心として配下のコンテンツ判定部2304、コンテンツ格納部2306、第1のジョブ投入部2307、コンテンツ変換部2308を制御するマスター・セントリック・アーキテクチャである。つまり、会社に喩えるとワンマン社長型アーキテクチャである。
【0036】
一方、図24は、配下のスレーブの1つに指示を出した後に、処理結果のみが通知されるスレーブ・セントリック・アーキテクチャである。つまり、社員中心型アーキテクチャである。
【0037】
尚、機能レベルにおいて、図24は図23と同様であり、これ以上は図24に関する説明を割愛する。
【0038】
ここで、電子メールに加え、HTTPによるジョブ投入に対するフロント・エンド・プロセッサの処理をより具体な理解を促すために、図1に示すメインのジョブ処理を示すフローチャートに従って説明する。
【0039】
まず、ステップS101において、ネットワークから投入される電子メールとHTTPによるジョブを受け付け、解析する(尚、詳細は図2を用いて後述する)。そして、ステップS102において、電子メールによるジョブ投入でないと判断した場合はステップS101に戻る。また、電子メールによるジョブ投入と判断した場合はステップS103へ進み、ステップS101の解析結果がジョブ受付可能かを判断する。ここで、ジョブ受付可能でなければステップS111へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの「エラー」等を用いてジョブ投入元の電子メールアドレスに対して、電子メールエラー通知(尚、詳細な電子メールデータは割愛する)を行い、ステップS101に戻る。
【0040】
また、ステップS103において、ジョブ受付可能であればステップS104へ進み、図21に示す第2フィールドの“Content−Type”の値(例えば“image/tiff”)を抽出し、ステップS105へ進み、図28、図29に示すコンテンツ種別管理レコードの「MIMEタイプ」2801を登録されているレコード全てに対して検索する。そして、ステップS106の判断において、一致するものがなければステップS111へ進み、処理不能なコンテンツであること、及び処理可能なコンテンツ種別を含む電子メールエラー通知を行う。
【0041】
一方、ステップS106において、一致するものがあり、処理可能な場合にはステップS107へ進み、コンテンツ変換が必要か否かを判定する。具体的には、図28に示すコンテンツ種別管理レコードで一致したレコードの「処理部位識別」2803が“Device”であればコンテンツ変換不要とし、また“FrontEnd”であればコンテンツ変換が必要と判断する。尚、「処理プログラム」2804はコンテンツを処理するアプリケーションプログラムのファイル名である。
【0042】
次に、ステップS107において、コンテンツ変換が必要と判断されたならばステップS108へ進み、前述したように、コンテンツ変換を行い、ステップS109において、前述したディバイスへのジョブ投入を行う。また、コンテンツ変換が必要でなければステップS109へ進み、前述したディバイスへのジョブ投入を行う。そして、ステップS110において、ジョブの投入元の電子メールアドレスに対して電子メールでジョブの終了通知で行う。
【0043】
次に、図1に示すステップS101でのジョブ受付とジョブ解析の詳細な処理を図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0044】
図2は、ジョブ受付/解析処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS201において、TCP/IPポートのListen処理を行い、続くステップS202において、ポートがオープンされているか否かを判断する。ここで、オープンされていなければステップS201に戻り、オープンされていればステップS203へ進み、電子メールのプロトコルであるSMTPポートか否かを判断する。ここで、SMTPポートでなければステップS204へ進み、HTTPポートか否かをチェックし、HTTPでなければステップS201に戻る。また、ステップS204において、HTTPポートであればステップS205へ進み、HTTPジョブセッション処理(尚、詳細は図4を用いて後述する)を行い、処理を終了する。
【0045】
また、ステップS203において、SMTPポートであればステップS206へ進み、電子メール受信したデータを図22に示すHDD2211にテキストデータのまま格納する。もし、S/MIMEによる暗号化されたデータでれば、平文化した後にHDD2211に格納する。そして、ステップS207において、電子メールジョブ解析(尚、詳細は図3を用いて後述する)を行い、処理を終了する。
【0046】
次に、図2に示したステップS207における電子メールで投入されたジョブのジョブ解析の詳細な処理を図3に示すフローチャートに従って説明する。
【0047】
図3は、電子メールジョブ解析処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS301において、電子メールジョブデータの“from:”又は“reply−to:”ヘッダから返信先の電子メールアドレスを抽出し、図20に示す対象となる処理中のジョブ管理レコードの「返信アドレス」にセットする。そして、ステップS302において、受信コンテンツに正しいマジックナンバーが存在するか否かをチェックする。具体的には、図21に示す第1フィールドの“magic_number=”に続くマジックナンバーのテキストを抽出し、HDD2211又はRAM2204に格納された所定のマジックナンバーと比較する。もし、一致していなければステップS311へ進み、図20の処理中のジョブ管理レコードの「エラー」に“受付不能”をセットし、ジャンクメールとして処理を終了する。
【0048】
また、一致していればステップS303へ進み、本文データがあるかチェックする。具体的には、図21に示す第1フィールドが存在するかをチェックする。もし、存在していなければそのままステップS306へ進むが、存在していればステップS304へ進み、第1フィールドの“magic_number=”から“encrypt_reply_message=”行までのジョブパラメータであるジョブ情報の抽出を行い、図20の処理中のジョブ管理レコードにセットする。そして、ステップS305において、ジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をONする。
【0049】
次に、ステップS306において、電子メールヘッダフィールドの“Content−type:”の値が“Multipart/Mixed”かをチェックし、複数フィールドのデータが存在するかを判断する。その結果、“Multipart/Mixed”でなければステップS313へ進み、上述の処理中のジョブ管理レコードの「エラー」に“受付可能”をセットし、処理を終了する。また、“Multipart/Mixed”であればステップS307へ進み、第2フィールド以降のコンテンツデータの解析を行う。そして、ステップS308において、処理中フィールドのMIMEヘッダの“Content−type:”の値を抽出し、図28、図29に示すコンテンツ種別管理レコードの登録済みのレコードを検索して一致する「MIMEタイプ」2801があるか否かをチェックする。
【0050】
ここで、一致するレコードがなければステップS312へ進み、上述の処理中のジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をOFFし、次のフィールドを処理するために次のフィールドを抽出してステップS306に戻る。また、一致するレコードがあればステップS309へ進み、対称フィールドのコンテンツデータを“Content−Transfer−Encodeing:”の値が“base64”ならBASE64復号化してからコンテンツ格納部のHDD2211に格納する。そして、ステップS310において、上述の処理中のジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をONし、次のフィールドを処理するために次のフィールドを抽出してステップS306に戻る。
【0051】
次に、図2に示したステップS205におけるHTTPで投入されたジョブのジョブセッションの詳細な処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0052】
図4は、HTTPジョブセッション処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS401において、HTTPリクエストを受信するのを待ち、HTTPリクエストを受信するとステップS402へ移行し、受信したHTTPヘッダにCookie属性が存在するかチェックする。ここで、存在しなければステップS409へ進み、HTTPのセッション開始処理(尚、詳細は図5を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。一方、Cookie属性が存在する場合はステップS403へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの各処理中レコードの「セッションID」を検索し、一致するものがあればステップS404へ進み、一致したレコードの「ステータス」をチェックする。そして、ステップS405において、“ユーザー認証中”である場合はステップS414へ進み、ユーザー認証処理(尚、詳細は図7を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。
【0053】
また、“ユーザー認証中”でなければステップS406へ進み、“ジョブ登録指示待ち”かチェックし、“ジョブ登録指示待ち”であればステップS415へ進み、ジョブパラメータ確認処理(尚、詳細は図10を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。
【0054】
また、“ジョブ登録指示待ち”でなければステップS407へ進み、“コンテンツ登録指示待ち”かチェックし、“コンテンツ登録指示待ち”であればステップS416へ進み、コンテンツパラメータ確認処理(尚、詳細は図13を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。また、“コンテンツ登録指示待ち”でなければステップS408へ進み、ジョブ処理中かチェックし、ジョブ処理中であればステップS417へ進み、ジョブステータス確認処理(尚、詳細は図17を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。また、ジョブ処理中でなければステップS401へ移行する。
【0055】
一方、上述のステップS403において、一致するものがなければステップS410へ進み、受信したHTTPヘッダを参照してGETメソッドかをチェックする。その結果、GETメソッドであればステップS411へ進み、受信したHTTPヘッダを参照してジョブステータス要求用のURLが指定されているかをチェックする。ここで、対象URLが指定されていない場合、またステップS410でGETメソッドでない場合はステップS413へ進み、処理不要なジョブ処理で使用したHDD資源やジョブ管理レコードの解放等の処理を行い、ステップS401へ移行する。また、対象URLが指定されていた場合はステップS412へ進み、ジョブ完了済みHTMLレスポンスをクライアント側に送出する。これにより、リモートのWEBクライアントには図19に示す画面が表示される。
【0056】
次に、図4に示したステップS409でのセッション開始処理の詳細を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0057】
図5は、セッション開始処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS501において、受信したHTTPヘッダがGETメソッドかをチェックし、GETメソッドであればステップS502へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの新規のレコードを獲得する。次に、ステップS503において、セッションIDとジョブIDを新規に生成し、その新規レコードにセットする。そして、ステップS504において、送信するHTTPヘッダの“Set−Cookie”レスポンスヘッダに新規に生成したセッションIDをセットし、図6に示す「■出力可能なコンテンツ…MH,PDF」の処理能力に関する説明文を含んだ「セッション開始用HTML」データをHTTP本体データをクライアントに送信する。本HTMLデータにはコンテンツファイルの種別(ファイル名の拡張子)をチェックするJava(登録商標)Scriptが含まれ、図22の出力制御装置または出力装置が処理可能なコンテンツファイルか否かを該出力制御装置にデータ送出する前(POST前)にチェックする。もし、処理不能であればその旨をコンテンツ送信側のWEBクライアント画面に表示する。
【0058】
その結果、図6に示すユーザ認証用のWEBクライアント画面がリモートのWEBクライアントに表示される。次に、ステップS505において、図20に示す処理中のジョブ管理レコードの「ステータス」に“セッション開始”状態をセットし、処理を終了する。また、上述のステップS501において、GETメソッドでなければステップS506へ進み、その他の処理を行い、処理を終了する。
【0059】
図6は、ユーザ認証用のWEBクライアント画面で、処理可能なコンテンツの種別とユーザー認証のための、ユーザーIDとパスワードの入力欄を表示する。
【0060】
次に、図4に示したステップS414でのユーザー認証処理の詳細を図7に示すフローチャートに従って説明する。
【0061】
図7は、ユーザー認証処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS701において、受信したHTTPヘッダがPOSTメソッドかをチェックし、POSTメソッドであればステップS702へ進み、受信したHTTPヘッダのPOSTメソッドの本体データにユーザーIDとパスワードの属性が存在するかをチェックする。ここで、存在すればステップS703へ進み、ユーザー管理DB(データベース)サーバに受信したユーザーIDとパスワードに合致するユーザーが登録済みか問い合わせを行う。そして、ステップS704において、その結果をチェックし、ユーザー管理DBに登録済みで認証がOKであればステップS705へ進み、ジョブパラメータ設定用のHTMLデータを含むHTTPレスポンスをクライアントに送信する。そして、ステップS706において、図20に示すジョブ管理テーブルの処理対象のレコードの「ステータス」に“ジョブ登録指示待ち”をセットし、処理を終了する。尚、上述のHTMLレスポンスを受信したWEBクライアントは後述する図9に示すWEB画面を表示する。
【0062】
図9は、ジョブパラメータ設定用のWEBクライアント画面を示す図である。図9に示す例では、ジョブ登録情報(ジョブパラメータ)として、コンテンツをプリントするかFAX送信するかをWEBクライアントのユーザーに選択させる「ジョブ選択」指定と、「出力部数」、「両面印刷指定」、複数のコンテンツファイルを印刷する際に各ファイルの1頁目を表面に印刷するかを指示する「ファイルの1頁目を表面に印刷」を含む「プリントパラメータ」指定と、「ジョブ選択」でFAX送信が指定された際の「FAX電話番号」入力欄を含む「FAXパラメータ」指定と、出力頁の中にコンテンツの1頁分のみ、2頁分、或いは4頁分を含めるかを指定する「レイアウト指定」、「レイアウト指定」で2イン1、又は4イン1が指定された場合、複数のコンテンツファイルの先頭頁を新たな出力ページにレイアウトし、現在のコンテンツファイルの前のコンテンツファイルの最終頁の次に現在のコンテンツファイルの1頁目を同一出力頁内にレイアウトするか否かを指定する「ファイルの1頁目を別の頁にレイアウト」、フロント・エンド・プロセッサに投入したジョブの終了をEmailで通知するかを指定する「Emailジョブ完了通知」、「Emailアドレス」、HTTPデータを暗号化するか否かを指定する「セキュリティー」、フロント・エンド・プロセッサの処理能力情報を含む、プリント及びFAX送信の「共通パラメータ」指定とを有する。
【0063】
尚、図9に示す例では、コンテンツファイルやURLの指定ができない画面構成になっているが、これは、指定したコンテンツファイルの指定がOKで、更に別のURLの指定が誤っている場合に、WEBクライアントでユーザーが「ジョブ登録」ボタンを押下すると、正常なコンテンツファイルのデータがフロント・エンド・プロセッサ(FEP)側に送られてしまい、そのアップロード時間を経過しないと、FEP側からそのURLが誤っている旨のHTTPレスポンスが遅延し、ユーザーの使い勝手を悪くするからである。
【0064】
ここで、本論に戻り、上述のステップS701において、受信したHTTPヘッダがPOSTメソッドでない場合、或いはステップS702において、POSTメソッドの本体データにユーザーIDとパスワードの属性が存在しない場合は共にステップS707へ進み、図5に示すステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0065】
また、上述のステップS704において、ユーザー管理DBに登録済みでなく認証がOKでない場合はステップS708へ進み、図8に示すユーザー認証エラー用のWEBクライアント画面をWEBクライアントに表示するためのHTLMをHTTPレスポンスで送信し、処理を終了する。
【0066】
次に、図4に示したステップS415でのジョブパラメータ確認処理の詳細を図10に示すフローチャートに従って説明する。
【0067】
図10は、ジョブパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1001において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドかチェックし、POSTメソッドであればステップS1002へ進み、図9に示す画面で指定したパラメータの正当性を属性名と属性値の値の範囲に関してチェックする。その結果、正しければステップS1003へ進み、「ジョブ選択」指定がFAX送信で「FAX電話番号」指定の電話番号の整合性をチェックする。ここで、正しければステップS1004へ進み、「ジョブ選択」指定がプリントで「出力部数」指定が指定範囲である1〜99部に収まっているかチェックする。ここで、指定範囲内であればステップS1005へ進み、「Emailジョブ完了通知」が“する”の場合に「Emailアドレス」の整合性をチェックする。その結果、正しいアドレスの場合はステップS1006へ進み、ジョブパラメータ確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。そして、ステップS1007において、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「ステータス」に“ジョブ登録実行指示待ち”状態をセットし、処理を終了する。
【0068】
尚、上述のHTMLをWEBクライアントに表示したものが図9であり、図9で設定した内容の確認項目とコンテンツの指定項目(FILE1、FILE2がWEBクライアントからフロント・エンド・プロセッサに送信するファイル名を指定する欄で、「参照」ボタンを押下するとWEBクライアントが動作するコンピュータ上のディレクトリファイル一覧が表示され、ユーザは一覧の中からプリント又はFAX送信するコンテンツファイルを選択する。一方、URL1、URL2は所望のURLを指定する欄で、そのURLをFEP側がURLで指定されたコンテンツファイルを検索する)と、FEPの処理可能なコンテンツに関する情報を含んでいる。
【0069】
ここで、本論に戻り、ステップS001において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドでない場合、或いはステップS1002において、正しい属性名と値でない場合はステップS1008へ進み、図5に示すステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0070】
また、ステップS1003において、電話番号が正しくない場合はステップS1009へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“電話番号エラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0071】
また、ステップS1004において、出力部数が指定範囲内でない場合はステップS1010へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“出力部数エラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0072】
また、ステップS1005において、電子メールアドレスが正しくない場合はステップS1009へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“電子メールアドレスエラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0073】
尚、このHTMLをWEBクライアントに表示したものが図12であり、「ジョブ登録」項目にエラーが発生した旨のメッセージとその要因のメッセージ(図20のジョブ管理テーブルの処理中レコードの「エラー」に対応したメッセージ)が表示される。その他の項目は図9と同様である。
【0074】
次に、図4に示したステップS416でのコンテンツパラメータ確認処理の詳細を図13、図14に示すフローチャートに従って説明する。まず、コンテンツパラメータ確認処理を説明する前に、図26に示すWEBクライアント画面のHTMLデータの抜粋である
【フロント・エンド・プロセッサがクライアント側に返すHTML】と図11及び図16に示す「アップロード」ボタンを押下した際にWEBクライアントから送出されるHTTPデータである(クライアント側からフロント・エンド・プロセッサに返すHTTPデータ)について簡単に説明する。
【0075】
図26に示すFORMタグの“ACTION”属性は、WEBクライアント側からHTTPリクエストされるFORMタグで記述されたデータに従ったPOSTデータ処理するフロント・エンド・プロセッサ側のCGI(Common Gateway Interface)プログラムである。“ENCTYPE”属性は符号化のタイプを指定する属性で、その値が“multipart/form−data”の場合、WEBクライアントのパーソナルコンピュータに格納されたファイルをサーバ側にHTTPで送信することを示している。“METHOD”属性値である“POST”は、WEBクライアントからHTTPサーバ側に対して、データをPOSTする指示を行う属性値である。
【0076】
図13、図14は、コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1301において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドかをチェックし、POSTメソッドであればステップS1302へ進み、図26に示すHTTPデータのHTTPヘッダの“Content−type”属性が“multipart/form−data”で複数のコンテンツデータが含まれているかをチェックする。ここで、複数のコンテンツが含まれていればステップS1303へ進み、1番目の“−−AaB03x”の境界区切り行と次の区切り行の中にURL指定用の“url1”、“url2”属性の文字列を検索し、見つかったらその属性値がNULL又は空白文字列でないかチェックする。その結果、属性値がNULL又は空白文字列でなければステップS1305へ進み、そのURL指定用の属性値の整合性をチェックし、誤りがなければステップS1306へ進み、図20に示す処理中のジョブ管理レコードの「ジョブパラメータ」にURL値と指定URL数(図26に示す例では“url1”と“url2”の2個)を「URL数」にセットする。
【0077】
また、ステップS1304において、属性値がNULL又は空白文字列の場合、又はステップS1306の処理が終了するとステップS1307へ進み、2つ目の境界区切り行の次の行に続く第2フィールドのヘッダの解析を行う。そして、ステップS1308において、第2フィールドの境界区切り行が存在するかをチェックする。その結果、存在すればステップS1309へ進み、第2フィールドのヘッダに“Content−type”属性の値が“multipart/mixed”であるかチェックし、存在しなければWEBクライアントからコンテンツファイルが送られなかったと解釈し、図14に示すステップS1406へ進む。また、存在すればステップS1310へ進み、図26に示す“−BbC04y”の境界区切り行に続く、ヘッダの“content−type:”属性の値を抽出し(例えば“image/tiff”)、その属性値が図28、図29のコンテンツ種別管理テーブルの登録済みの各レコードの「MIMEタイプ」2801の何れかに存在するか或いは“filename”サブ属性値の拡張子がコンテンツ種別管理テーブルの登録済みの各レコードの「ファイル拡張子」の何れかに存在するかをチェックする。
【0078】
その結果、存在しなければ、処理不能なコンテンツとして、図14に示すステップS1407へ進むが、存在すればステップS1311へ進み、“−BbC04y”の境界区切り行で区切られた各フィールドのコンテンツを抽出する。次に、ステップS1312において、各フィールドの“Content−type−encodeing”属性から復号化の必要性を確かめ、必要なら復号化を行う。そして、ステップS1313において、コンテンツ格納手段であるHDD2211にコンテンツを格納し、各フィールドのヘッダに記述されたコンテンツに対応したファイル名も図20に示すジョブ管理レコードにセットする。次に、ステップS1314において、上述の“−BbC04y”の境界区切り行で区切られた各フィールドの数を図20のジョブ管理レコードの「受信コンテンツ数」にセットすると共に、そのフィールドの数と「URL数」を合算した値を「トータルコンテンツ数」にセットする。これが、フロント・エンド・プロセッサで処理するコンテンツファイル数となる。
【0079】
次に、ステップS1315において、ジョブ管理レコードの「ステータス」に“ジョブ処理中”状態をセットし、ステップS1316において、そのレコードの「URL数」が0より大きいかチェックする。ここで、Noであれば図14に示すステップS1409へ進むが、YesであればステップS1317へ進み、図20のジョブ管理レコードの「サブ・ステータス」に“コンテンツリトリーブ中”をセットする。次に、ステップS1318において、各URLで指定されたコンテンツファイルをHTTPやFTP等のプロトコルでリモートのサーバ上からリトリーブ(引き出す)し、その結果がエラーなら図14に示すステップS1408へ進むが、エラーでなければ図14に示すステップS1409へ進み、リトリーブしたコンテンツの種別を図3に示したステップS307、S308と同様な方法でチェックし、変換が不要ならばステップS1412へ進む。また、変換が必要であればステップS1410へ進み、図20に示すジョブ管理レコードの「サブステータス」に“コンテンツ変換終了待ち”状態をセットする。そして、ステップS1411において、図1に示したステップS108と同様にコンテンツ変換を行う。
【0080】
次に、ステップS1412において、図1に示したステップS109と同様にディバスへのジョブ投入を行う。そして、ステップS1413において、ジョブの実行中用のHTMLデータをHTTPレスポンスでクライアントに送信する。その結果、図15に示すジョブ実行中用のWEBクライアント画面がWEBクライアント側で表示される。次に、ステップS1414において、ジョブ管理レコードの「サブステータス」に“ジョブ終了待ち”をセットし、ステップS1415において、PRINT/FAXディバイス2212に投入したジョブの監視を行い、ジョブが終了するのを待つ。その後、ジョブが終了するとステップS1416へ進み、図20に示すジョブ管理レコードの「ジョブパラメータ」の“Emailジョブ終了通知”属性(図9の「Emailジョブ完了通知」に対応)が“しない”ならばステップS1418へ進むが、そうでなければステップS1417へ進み、図20のジョブ管理レコードの「エラー」等のジョブ終了関連情報に基づき、レコードの「返信先アドレス」へ電子メールによるジョブの終了通知を行う。そして、ステップS1418において、ジョブが完了し、規定時間経過した後、ジョブ管理レコードやコンテンツファイル等の関連データの消去を行った後に処理を終了する。これは、ジョブが終了した後もWEBクライアントからジョブのステータスが確認できるようにする対策である。
【0081】
図14に示すステップS1401では図5に示したステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。また、ステップS1402では、ジョブ管理レコードの「エラー」に“URL記述エラー”をセットする。次に、ステップS1403では、そのジョブ管理レコードの「エラー」等の情報からWEBクライアントに対してコンテンツパラメータエラー用のHTMLデータを含むHTTPレスポンスを送信して、ステップS1415へ進む。
【0082】
このレスポンスを受信したWEBクライアントは、図16に示すコンテンツパラメータエラー用のWEBクライアント画面を表示する。この画面の「コンテンツ再登録」項目にエラー内容が表示され、“XXXXXXXXXX”に図20に示すジョブ管理レコードの「エラー」の内容に従ったエラーメッセージが表示される。更に、再度コンテンツを指定するための、コンテンツ指定項目が表示される。
【0083】
また、ステップS1404では、図26に示すHTTPデータの第1フィールドで少なくとも1つのURLが指定されていればステップS1409へ進むが、そうでなければステップS1405へ進み、ジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツ未設定エラー”をセットしてステップS1403へ進む。
【0084】
また、ステップS1406では、図13に示したステップS1310と同様にチェックし、存在しなければステップS1407へ進むが、そうでなければ図13に示すステップS1311へ進む。
【0085】
また、ステップS1407では、上述したジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツ種別エラー”をセットし、ステップS1403へ進む。また、ステップS1408では、上述したジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツリトリーブエラー”をセットし、ステップS1403へ進む。
【0086】
次に、図4に示したステップS417でのジョブステータス確認処理の詳細を図17に示すフローチャートに従って説明する。
【0087】
図17は、ジョブステータス確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1701において、受信したHTTPヘッダがGETメソッドかチェックし、GETメソッドであればステップS1702へ進み、ジョブステータス通知用のHTMLを含むHTTPレスポンスをWEBクライアントに送信し、処理を終了する。ここで、このデータを受信したWEBクライアントは、図18に示すジョブステータス通知用のWEBクライアント画面を表示する。この画面の「ジョブステータス通知」項目のジョブステータスの“XXXXX”には、上述したジョブ管理レコードの「ステータス」と「サブステータス」と「エラー」に対応するメッセージが表示される。更に、ユーザーIDとジョブIDも表示される。
【0088】
また、ステップS1701において、GETメソッドでなければステップS1703へ進み、図5に示したステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0089】
図27は、ジョブ投入元のWEBクライアント2701と、本実施形態におけるフロント・エンド・プロセッサ2702との間で上述したジョブ投入からジョブ受け付け終了まで行われるジョブステータス通知のHTTPリクエストとレスポンスの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【0090】
このように、本実施形態によれば、新規のコンテンツファイルに対する処理をフロント・エンド・プロセッサで処理することにより、プリンタや複写装置等の出力装置のソフト変更の頻度を低減することができる。
【0091】
また、コンテンツ判定を行うことにより、コンテンツ変換処理を必ずしも行う必要がなくなり、コンテンツ変換処理をスキップすることが可能となる。
【0092】
更に、LPRプロトコルやSMBプロトコルによりイントラネット外のクライアントと通信することはセキュリティーの関係から一般的にはできないが、SMTPやHTTPプロトコルでは、イントラネット外のクライアントと通信することができ、イントラネット外のクライアントからイントラネット内のフロント・エンド・プロセッサへのジョブ投入が可能となる。
【0093】
また、本実施形態では、フロント・エンド・プロセッサとして説明しているが、パーソナルコンピュータ上で実現することも可能である。
【0094】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0095】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0096】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0097】
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0098】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、新規のコンテンツファイルに対する処理を出力制御装置で処理することにより、プリンタや複写装置などの出力装置のソフト変更が不要となり、開発期間の短縮が実現でき、市場の要望に迅速に対応することが可能となる。加えて、評価期間が短縮されることから、開発コストを削減することも可能となる。
【0101】
そして、開発期間の短縮により、新規のコンテンツファイルに対応した製品を市場に早期に投入することで、ユーザーから受付可能なコンテンツの種別の数が増し、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【0102】
また、コンテンツを判定することにより、コンテンツ変換処理を必ず行う必要がなくなり、コンテンツ変換処理をスキップし、ジョブの処理時間を短縮でき、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【0103】
更には、ネットワーク外のクライアントからネットワーク内の出力制御装置へジョブ投入が可能となるばかりか、クライアント側で出力制御装置または出力装置が処理できないコンテンツファイルをコンテンツファイルデータを送信する前にチェックすることで、ユーザは即座にコンテンツファイルの処理可能か否かを確認できるため、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メインのジョブ処理を示すフローチャートである。
【図2】ジョブ受付/解析処理の詳細を示すフローチャートである。
【図3】電子メールジョブ解析処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】HTTPジョブセッション処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】セッション開始処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】ユーザ認証用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図7】ユーザー認証処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】ユーザー認証エラー用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図9】ジョブパラメータ設定用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図10】ジョブパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】コンテンツパラメータ確認の画面表示を示す図である。
【図12】「ジョブ登録」項目にエラーが発生した旨のメッセージとその要因の画面表示を示す図である。
【図13】コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】ジョブ実行中用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図16】コンテンツパラメータエラー用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図17】ジョブステータス確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】ジョブステータス通知用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図19】ジョブ完了を通知する画面表示を示す図である。
【図20】ジョブ管理テーブルの構成を示す図である。
【図21】電子メールのジョブデータの一例を示す図である。
【図22】本実施形態における制御ユニットのハードウェア構成を示す図である。
【図23】ジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。
【図24】変形例におけるジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。
【図25】電子メールの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【図26】WEBクライアント画面のHTMLデータと「アップロード」ボタンの押下によりWEBクライアントから送出されるHTTPデータを示す図である。
【図27】ジョブ投入からジョブ受け付け終了までの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【図28】コンテンツ種別管理レコードの構成を示す図である。
【図29】コンテンツ種別管理テーブルの構成を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、パーソナルコンピュータ(以下「PC」と略す)のアプリケーションによって作成されたコンテンツファイルをローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネットなどのコンピュータネットワークを介してPCや機器から直接プリンタや複写装置でプリントする市場要求が高まっている。
【0003】
更に、年々PCのアプリケーションの種類が増大し、アプリケーションの機能アップと共に、PCのアプリケーションによって作成されるコンテンツファイルの種類も膨大なものになっている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−024098号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、上記従来例では、以下に述べるような問題があった。
【0006】
(1)プリンタや複写装置等の出力ディバイスで扱えるコンテンツファイルの種類には限りがあり、市場から新たに要求される新種のコンテンツファイルに対応することが困難である。よしんば、対応できたとしても短期間に対応することが困難である、という欠点があった。
【0007】
なぜなら、ほとんどのプリンタや複写装置等の出力装置に搭載されるCPU、OS(オペレーティングシステム)は、PCのCPU、OSとは異なり、PC上のアプリケーションソフトを出力装置に移植するのは困難で、多大な時間と開発コストを必要とするからである。
【0008】
更に、PC上のアプリケーションソフトのオブジェクト容量は膨大で、必要とするRAM容量も大きく出力装置のコストアップを招くからである。
【0009】
確かに、一部の出力装置ではPCのハード、OSを利用している例があるが、新種のコンテンツファイルに対応することがやはり困難である。
【0010】
なぜなら、新たなPC用のアプリケーションを出力装置に移植する度に、PC用のアプリケーション機能以外の機能を再評価する必要があるためである。
【0011】
(2)PCから出力装置へのコンテンツのジョブ投入は、コンテンツを解釈するアプリケーションを起動して、そのアプリケーションからプリンタ/FAXドライバプログラムを介して出力装置にジョブ投入される。そこで、例えばTIFF画像をコンテンツ変換することなく直接ジョブ投入が可能な出力装置でも、PC側でプリンタ/FAXドライバプログラムでページ記述言語(PDL)データなどにコンテンツ変換する必要があった。
【0012】
(3)また、クライアントのPC上にアプリケーションやプリンタ/FAXドライバプログラムが搭載されている。従って、PC上で生成されたPDLデータはLPRプロトコルやSMBプロトコルで投入されていた。
【0013】
(4)さらに、新しい種類のコンテンツファイルへの対応が遅れ、新しい種類のコンテンツファイルが前記出力ディバイスに投入された場合ディバイスでは処理できない。従来の装置では、ユーザーがコンテンツファイルを前記ディバイスに送信した後、前記ディバイス側で処理可能か否かを判定した後にユーザに対して処理ができない旨のエラーを通知していた。
【0014】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ネットワーク上の情報処理装置からのジョブデータに含まれるコンテンツ種別に応じてコンテンツ変換を行う出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御装置であって、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを入力する入力手段と、入力したジョブデータを出力装置へ出力する前に、前記ジョブデータに含まれるコンテンツが処理可能かを判定し処理不能ならば、ユーザーに対し処理不能な旨を通知し、一方、処理可能ならば前記コンテンツを中間データ形式に変換するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段での判定結果に応じて、コンテンツ変換手段で前記コンテンツを中間データ形式に変換し、前記ジョブデータを出力装置へ出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明は、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御方法であって、ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを入力する入力工程と、入力したジョブデータを出力装置へ出力する前に、前記ジョブデータに含まれるコンテンツが処理可能かを判定し処理不能ならば、ユーザーに対し処理不能な旨を通知し、一方、処理可能ならば前記コンテンツを中間データ形式に変換するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程での判定結果に応じて、コンテンツ変換手段で前記コンテンツを中間データ形式に変換し、前記ジョブデータを出力装置へ出力する出力工程とを有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図23、図24、図28、図29は、本発明の特徴を最も良く表した図である。更に、本発明の特徴をより詳細に説明するために、図1乃至図22、図26、図27を用いる。電子メール(E−mail)の補足説明のために図25を用いる。
【0019】
まず、図22を参照して本発明に係るフロント・エンド・プロセッサとして、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ(PC)のアプリケーションによって作成されたコンテンツファイルをプリント又はファクシミリ送信するための出力制御装置である制御ユニット2201のハードウェア構成について説明する。
【0020】
図22において、2202は操作部であり、表示装置とキー入力装置で構成され、IO制御部2205を介してバス2207と接続される。2203はCPU、2204はRAMである。2206はLAN I/F部で、LANやインターネットと接続される。2208はROMであり、プログラムやブートプログラム等が格納されている。2209はHDD I/Fであり、HDD(ハードディスク装置)2211と接続され、そのHDDには本発明を実現するためのプログラムコード、データ、コンテンツデータ等が格納され、適宜RAM2204に展開され、CPU2203が読み書きを行う。
【0021】
2210はディバイスI/F部であり、プリンタや複写装置であるPRINT/FAXディバイスと接続され、本部位を介してディバイスにジョブ投入を行う。2212はPRINT/FAXディバイスであり、実施形態では2つのジョブ投入方式をサポートしている。1つ目は、パーソナルコンピュータ上のプリンタ/FAXドライバプログラムが生成するJL(Job Langage)に包まれたPDLデータを受け付けるPDLジョブ投入方式であり、2つ目はJL等のジョブ情報データとTIFFデータとを受け付けるダイレクトジョブ投入方式である。上述したディバイスI/F部2210は、2つのジョブ投入方式に対応している。
【0022】
ここで、電子メール(E−mail)によるコンテンツのジョブ投入について簡単に説明する。フロント・エンド・プロセッサ(FEP)のハードウェア2201と、そのハードウェア上で動作するプログラミングコードで実現されるジョブ処理について説明する。尚、プログラミングコードはHDD2211に格納されており、RAM2204にロードされた後、CPU2203によって実行されるものである。
【0023】
図23は、ジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。まず電子メールによるジョブデータは、リモートのクライアントからLAN2302に接続されたネットワーク、ハード的にはLAN I/F部2206を介してネットワーク通信部2303で受信される。このネットワーク通信部2303は本例では、TCP/IPのプロトコルスタックである。電子メールの通信プロトコル処理はジョブ受付投入部2305で行う。簡単に処理を説明する。
【0024】
図25は、電子メールの通信プロトコルシーケンスを示す図である。図25において、2501はリモートの電子メールクライアント側の制御である。一方、2502はフロント・エンド・プロセッサのジョブ受付投入部2305での制御である。
【0025】
図21は、電子メールのジョブデータの一例を示す図である。図21に示すように、データの内容の大筋は“−−−Boundary−−−”で区切られた第1のフィールドの“magic_number…”から“…encrypt_reply_messag “on””までがジョブパラメータで、一行ずつがそれぞれ属性と属性値である。次に、第2フィールドはコンテンツデータであり、本例ではファイル名が“mail_fax_machine970619215959.tif”のTIF(Tagged Image Format)ファイルであり、FAX符号化されたバイナリデータをテキストに符号化するBASE64で符号化された符号データが記述されている。符号データの実体は、図21の“base64で符号化されたTIFF画像”の部分に記述される。
【0026】
但し、本例では一行で表現されているが、実際は複数行のBASE64データが記述される。
【0027】
図21に示す電子メールのジョブデータは、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comment)等で規格化されたS/MIME(PKCS Security Service for MIME)で暗号化されることで、盗聴、偽造、乗っ取りを防止できる。更に、実施形態では、ユーザーID(図21の“user_id=…”)とパスワード(図21の“passwd=…”)とを用いてユーザー認証を行っているが、S/MIMEのユーザー認証機能を使用すれば、ユーザーIDとパスワードは不要である。
【0028】
クライアント側の誤った操作による不要なジョブ投入は、フロント・エンド・プロセッサの処理効率低下させたり、ジョブデータの解釈に関する例外処理を増大させる。従って、実施形態では、マジックナンバー(図21の“magic_number=…”)を用いてこの問題に対処している。
【0029】
さて、図23に戻り、ジョブ処理の続きを説明する。ネットワーク通信部2303が受信したジョブデータは、先ずジョブ受付投入部2305で処理される。具体的には、図1に示すメインのジョブ処理フローチャートのジョブ受付/解析処理(ステップS101)で処理され、一時的にHDD2211内のテンポラリ領域に格納される。次に、ジョブ受付投入部2305の指示に従ってコンテンツ判定部2304が受け付け可能なジョブデータか否かを判断し、受け付け可能であれば、コンテンツ種別を抽出する。ここでは、電子メールデータかHTTPデータかを切り分け、電子メールデータの第1フィールドのジョブパラメータを切り出し、RAM2204、HDD2211内のジョブ管理テーブル(図20)に格納する。一方、第2フィールドのTIFF画像はRAM2204、HDD2211のコンテンツ格納部2306に格納する。
【0030】
次に、ジョブ受付投入部2305の指示に従ってコンテンツ判定部2304が受信したジョブデータの“Content−Type”属性値(図21)と、コンテンツ種別管理レコード(図28、図29)とからディバイスがコンテンツを直接処理可能か、それともコンテンツ変換部2308によって中間データ形式に変換すべきかを判定する。その結果に従って、ジョブ受付投入部2305はコンテンツ変換部2308でコンテンツ変換しない場合には第1のジョブ投入部2307にジョブ投入を行うか、それともコンテンツ変換部2308で中間コードに変換して第2のジョブ投入部2314にジョブ投入を行う。
【0031】
コンテンツ変換部2308は、コンテンツを処理するアプリケーションを含み、そのアプリケーションの起動、及びそのアプリケーションに対してコンテンツパラメータとコンテンツを用いて中間データ形式に変換する。第2のジョブ投入部2314は中間データ形式とジョブパラメータを用いてJL(Job Language)等のジョブ情報に包まれたPDLジョブデータやFAXジョブデータを生成する。
【0032】
次に、第1のジョブ投入部2307は、中間データ形式に変換していないコンテンツとジョブパラメータを受けてディバイスが解釈可能なジョブデータに変換してからディバイスにジョブ投入を行う。
【0033】
次に、ジョブ受付投入部2305は、プリント/FAXディバイス2313の処理結果を第1のジョブ投入部2307とディバイス通信部2310とを介して図20に示すジョブ管理テーブルにセットする。更に、そのジョブ管理テーブルのデータを用いてジョブ終了結果を電子メールで図21に示す電子メール送信元に電子メールで通知する。更に、ジョブ履歴格納部2309にジョブ管理テーブルのデータを用いてジョブ履歴を格納する。ジョブ履歴格納部2309の内容は、図22に示す操作部2202を介してユーザがジョブ履歴参照を行った場合、履歴表示部2311により図22に示す操作部2202の表示部にジョブ履歴が表示される。
【0034】
次に、図23に示したジョブ処理の機能構成の変形例を図24を用いて簡単に説明する。
【0035】
上述した図23は、ジョブ受付投入部2305を中心として配下のコンテンツ判定部2304、コンテンツ格納部2306、第1のジョブ投入部2307、コンテンツ変換部2308を制御するマスター・セントリック・アーキテクチャである。つまり、会社に喩えるとワンマン社長型アーキテクチャである。
【0036】
一方、図24は、配下のスレーブの1つに指示を出した後に、処理結果のみが通知されるスレーブ・セントリック・アーキテクチャである。つまり、社員中心型アーキテクチャである。
【0037】
尚、機能レベルにおいて、図24は図23と同様であり、これ以上は図24に関する説明を割愛する。
【0038】
ここで、電子メールに加え、HTTPによるジョブ投入に対するフロント・エンド・プロセッサの処理をより具体な理解を促すために、図1に示すメインのジョブ処理を示すフローチャートに従って説明する。
【0039】
まず、ステップS101において、ネットワークから投入される電子メールとHTTPによるジョブを受け付け、解析する(尚、詳細は図2を用いて後述する)。そして、ステップS102において、電子メールによるジョブ投入でないと判断した場合はステップS101に戻る。また、電子メールによるジョブ投入と判断した場合はステップS103へ進み、ステップS101の解析結果がジョブ受付可能かを判断する。ここで、ジョブ受付可能でなければステップS111へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの「エラー」等を用いてジョブ投入元の電子メールアドレスに対して、電子メールエラー通知(尚、詳細な電子メールデータは割愛する)を行い、ステップS101に戻る。
【0040】
また、ステップS103において、ジョブ受付可能であればステップS104へ進み、図21に示す第2フィールドの“Content−Type”の値(例えば“image/tiff”)を抽出し、ステップS105へ進み、図28、図29に示すコンテンツ種別管理レコードの「MIMEタイプ」2801を登録されているレコード全てに対して検索する。そして、ステップS106の判断において、一致するものがなければステップS111へ進み、処理不能なコンテンツであること、及び処理可能なコンテンツ種別を含む電子メールエラー通知を行う。
【0041】
一方、ステップS106において、一致するものがあり、処理可能な場合にはステップS107へ進み、コンテンツ変換が必要か否かを判定する。具体的には、図28に示すコンテンツ種別管理レコードで一致したレコードの「処理部位識別」2803が“Device”であればコンテンツ変換不要とし、また“FrontEnd”であればコンテンツ変換が必要と判断する。尚、「処理プログラム」2804はコンテンツを処理するアプリケーションプログラムのファイル名である。
【0042】
次に、ステップS107において、コンテンツ変換が必要と判断されたならばステップS108へ進み、前述したように、コンテンツ変換を行い、ステップS109において、前述したディバイスへのジョブ投入を行う。また、コンテンツ変換が必要でなければステップS109へ進み、前述したディバイスへのジョブ投入を行う。そして、ステップS110において、ジョブの投入元の電子メールアドレスに対して電子メールでジョブの終了通知で行う。
【0043】
次に、図1に示すステップS101でのジョブ受付とジョブ解析の詳細な処理を図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0044】
図2は、ジョブ受付/解析処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS201において、TCP/IPポートのListen処理を行い、続くステップS202において、ポートがオープンされているか否かを判断する。ここで、オープンされていなければステップS201に戻り、オープンされていればステップS203へ進み、電子メールのプロトコルであるSMTPポートか否かを判断する。ここで、SMTPポートでなければステップS204へ進み、HTTPポートか否かをチェックし、HTTPでなければステップS201に戻る。また、ステップS204において、HTTPポートであればステップS205へ進み、HTTPジョブセッション処理(尚、詳細は図4を用いて後述する)を行い、処理を終了する。
【0045】
また、ステップS203において、SMTPポートであればステップS206へ進み、電子メール受信したデータを図22に示すHDD2211にテキストデータのまま格納する。もし、S/MIMEによる暗号化されたデータでれば、平文化した後にHDD2211に格納する。そして、ステップS207において、電子メールジョブ解析(尚、詳細は図3を用いて後述する)を行い、処理を終了する。
【0046】
次に、図2に示したステップS207における電子メールで投入されたジョブのジョブ解析の詳細な処理を図3に示すフローチャートに従って説明する。
【0047】
図3は、電子メールジョブ解析処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS301において、電子メールジョブデータの“from:”又は“reply−to:”ヘッダから返信先の電子メールアドレスを抽出し、図20に示す対象となる処理中のジョブ管理レコードの「返信アドレス」にセットする。そして、ステップS302において、受信コンテンツに正しいマジックナンバーが存在するか否かをチェックする。具体的には、図21に示す第1フィールドの“magic_number=”に続くマジックナンバーのテキストを抽出し、HDD2211又はRAM2204に格納された所定のマジックナンバーと比較する。もし、一致していなければステップS311へ進み、図20の処理中のジョブ管理レコードの「エラー」に“受付不能”をセットし、ジャンクメールとして処理を終了する。
【0048】
また、一致していればステップS303へ進み、本文データがあるかチェックする。具体的には、図21に示す第1フィールドが存在するかをチェックする。もし、存在していなければそのままステップS306へ進むが、存在していればステップS304へ進み、第1フィールドの“magic_number=”から“encrypt_reply_message=”行までのジョブパラメータであるジョブ情報の抽出を行い、図20の処理中のジョブ管理レコードにセットする。そして、ステップS305において、ジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をONする。
【0049】
次に、ステップS306において、電子メールヘッダフィールドの“Content−type:”の値が“Multipart/Mixed”かをチェックし、複数フィールドのデータが存在するかを判断する。その結果、“Multipart/Mixed”でなければステップS313へ進み、上述の処理中のジョブ管理レコードの「エラー」に“受付可能”をセットし、処理を終了する。また、“Multipart/Mixed”であればステップS307へ進み、第2フィールド以降のコンテンツデータの解析を行う。そして、ステップS308において、処理中フィールドのMIMEヘッダの“Content−type:”の値を抽出し、図28、図29に示すコンテンツ種別管理レコードの登録済みのレコードを検索して一致する「MIMEタイプ」2801があるか否かをチェックする。
【0050】
ここで、一致するレコードがなければステップS312へ進み、上述の処理中のジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をOFFし、次のフィールドを処理するために次のフィールドを抽出してステップS306に戻る。また、一致するレコードがあればステップS309へ進み、対称フィールドのコンテンツデータを“Content−Transfer−Encodeing:”の値が“base64”ならBASE64復号化してからコンテンツ格納部のHDD2211に格納する。そして、ステップS310において、上述の処理中のジョブ管理レコードの「処理可能フラグ」をONし、次のフィールドを処理するために次のフィールドを抽出してステップS306に戻る。
【0051】
次に、図2に示したステップS205におけるHTTPで投入されたジョブのジョブセッションの詳細な処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0052】
図4は、HTTPジョブセッション処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS401において、HTTPリクエストを受信するのを待ち、HTTPリクエストを受信するとステップS402へ移行し、受信したHTTPヘッダにCookie属性が存在するかチェックする。ここで、存在しなければステップS409へ進み、HTTPのセッション開始処理(尚、詳細は図5を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。一方、Cookie属性が存在する場合はステップS403へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの各処理中レコードの「セッションID」を検索し、一致するものがあればステップS404へ進み、一致したレコードの「ステータス」をチェックする。そして、ステップS405において、“ユーザー認証中”である場合はステップS414へ進み、ユーザー認証処理(尚、詳細は図7を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。
【0053】
また、“ユーザー認証中”でなければステップS406へ進み、“ジョブ登録指示待ち”かチェックし、“ジョブ登録指示待ち”であればステップS415へ進み、ジョブパラメータ確認処理(尚、詳細は図10を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。
【0054】
また、“ジョブ登録指示待ち”でなければステップS407へ進み、“コンテンツ登録指示待ち”かチェックし、“コンテンツ登録指示待ち”であればステップS416へ進み、コンテンツパラメータ確認処理(尚、詳細は図13を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。また、“コンテンツ登録指示待ち”でなければステップS408へ進み、ジョブ処理中かチェックし、ジョブ処理中であればステップS417へ進み、ジョブステータス確認処理(尚、詳細は図17を用いて後述する)を行い、ステップS401へ移行する。また、ジョブ処理中でなければステップS401へ移行する。
【0055】
一方、上述のステップS403において、一致するものがなければステップS410へ進み、受信したHTTPヘッダを参照してGETメソッドかをチェックする。その結果、GETメソッドであればステップS411へ進み、受信したHTTPヘッダを参照してジョブステータス要求用のURLが指定されているかをチェックする。ここで、対象URLが指定されていない場合、またステップS410でGETメソッドでない場合はステップS413へ進み、処理不要なジョブ処理で使用したHDD資源やジョブ管理レコードの解放等の処理を行い、ステップS401へ移行する。また、対象URLが指定されていた場合はステップS412へ進み、ジョブ完了済みHTMLレスポンスをクライアント側に送出する。これにより、リモートのWEBクライアントには図19に示す画面が表示される。
【0056】
次に、図4に示したステップS409でのセッション開始処理の詳細を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0057】
図5は、セッション開始処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS501において、受信したHTTPヘッダがGETメソッドかをチェックし、GETメソッドであればステップS502へ進み、図20に示すジョブ管理テーブルの新規のレコードを獲得する。次に、ステップS503において、セッションIDとジョブIDを新規に生成し、その新規レコードにセットする。そして、ステップS504において、送信するHTTPヘッダの“Set−Cookie”レスポンスヘッダに新規に生成したセッションIDをセットし、図6に示す「■出力可能なコンテンツ…MH,PDF」の処理能力に関する説明文を含んだ「セッション開始用HTML」データをHTTP本体データをクライアントに送信する。本HTMLデータにはコンテンツファイルの種別(ファイル名の拡張子)をチェックするJava(登録商標)Scriptが含まれ、図22の出力制御装置または出力装置が処理可能なコンテンツファイルか否かを該出力制御装置にデータ送出する前(POST前)にチェックする。もし、処理不能であればその旨をコンテンツ送信側のWEBクライアント画面に表示する。
【0058】
その結果、図6に示すユーザ認証用のWEBクライアント画面がリモートのWEBクライアントに表示される。次に、ステップS505において、図20に示す処理中のジョブ管理レコードの「ステータス」に“セッション開始”状態をセットし、処理を終了する。また、上述のステップS501において、GETメソッドでなければステップS506へ進み、その他の処理を行い、処理を終了する。
【0059】
図6は、ユーザ認証用のWEBクライアント画面で、処理可能なコンテンツの種別とユーザー認証のための、ユーザーIDとパスワードの入力欄を表示する。
【0060】
次に、図4に示したステップS414でのユーザー認証処理の詳細を図7に示すフローチャートに従って説明する。
【0061】
図7は、ユーザー認証処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS701において、受信したHTTPヘッダがPOSTメソッドかをチェックし、POSTメソッドであればステップS702へ進み、受信したHTTPヘッダのPOSTメソッドの本体データにユーザーIDとパスワードの属性が存在するかをチェックする。ここで、存在すればステップS703へ進み、ユーザー管理DB(データベース)サーバに受信したユーザーIDとパスワードに合致するユーザーが登録済みか問い合わせを行う。そして、ステップS704において、その結果をチェックし、ユーザー管理DBに登録済みで認証がOKであればステップS705へ進み、ジョブパラメータ設定用のHTMLデータを含むHTTPレスポンスをクライアントに送信する。そして、ステップS706において、図20に示すジョブ管理テーブルの処理対象のレコードの「ステータス」に“ジョブ登録指示待ち”をセットし、処理を終了する。尚、上述のHTMLレスポンスを受信したWEBクライアントは後述する図9に示すWEB画面を表示する。
【0062】
図9は、ジョブパラメータ設定用のWEBクライアント画面を示す図である。図9に示す例では、ジョブ登録情報(ジョブパラメータ)として、コンテンツをプリントするかFAX送信するかをWEBクライアントのユーザーに選択させる「ジョブ選択」指定と、「出力部数」、「両面印刷指定」、複数のコンテンツファイルを印刷する際に各ファイルの1頁目を表面に印刷するかを指示する「ファイルの1頁目を表面に印刷」を含む「プリントパラメータ」指定と、「ジョブ選択」でFAX送信が指定された際の「FAX電話番号」入力欄を含む「FAXパラメータ」指定と、出力頁の中にコンテンツの1頁分のみ、2頁分、或いは4頁分を含めるかを指定する「レイアウト指定」、「レイアウト指定」で2イン1、又は4イン1が指定された場合、複数のコンテンツファイルの先頭頁を新たな出力ページにレイアウトし、現在のコンテンツファイルの前のコンテンツファイルの最終頁の次に現在のコンテンツファイルの1頁目を同一出力頁内にレイアウトするか否かを指定する「ファイルの1頁目を別の頁にレイアウト」、フロント・エンド・プロセッサに投入したジョブの終了をEmailで通知するかを指定する「Emailジョブ完了通知」、「Emailアドレス」、HTTPデータを暗号化するか否かを指定する「セキュリティー」、フロント・エンド・プロセッサの処理能力情報を含む、プリント及びFAX送信の「共通パラメータ」指定とを有する。
【0063】
尚、図9に示す例では、コンテンツファイルやURLの指定ができない画面構成になっているが、これは、指定したコンテンツファイルの指定がOKで、更に別のURLの指定が誤っている場合に、WEBクライアントでユーザーが「ジョブ登録」ボタンを押下すると、正常なコンテンツファイルのデータがフロント・エンド・プロセッサ(FEP)側に送られてしまい、そのアップロード時間を経過しないと、FEP側からそのURLが誤っている旨のHTTPレスポンスが遅延し、ユーザーの使い勝手を悪くするからである。
【0064】
ここで、本論に戻り、上述のステップS701において、受信したHTTPヘッダがPOSTメソッドでない場合、或いはステップS702において、POSTメソッドの本体データにユーザーIDとパスワードの属性が存在しない場合は共にステップS707へ進み、図5に示すステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0065】
また、上述のステップS704において、ユーザー管理DBに登録済みでなく認証がOKでない場合はステップS708へ進み、図8に示すユーザー認証エラー用のWEBクライアント画面をWEBクライアントに表示するためのHTLMをHTTPレスポンスで送信し、処理を終了する。
【0066】
次に、図4に示したステップS415でのジョブパラメータ確認処理の詳細を図10に示すフローチャートに従って説明する。
【0067】
図10は、ジョブパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1001において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドかチェックし、POSTメソッドであればステップS1002へ進み、図9に示す画面で指定したパラメータの正当性を属性名と属性値の値の範囲に関してチェックする。その結果、正しければステップS1003へ進み、「ジョブ選択」指定がFAX送信で「FAX電話番号」指定の電話番号の整合性をチェックする。ここで、正しければステップS1004へ進み、「ジョブ選択」指定がプリントで「出力部数」指定が指定範囲である1〜99部に収まっているかチェックする。ここで、指定範囲内であればステップS1005へ進み、「Emailジョブ完了通知」が“する”の場合に「Emailアドレス」の整合性をチェックする。その結果、正しいアドレスの場合はステップS1006へ進み、ジョブパラメータ確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。そして、ステップS1007において、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「ステータス」に“ジョブ登録実行指示待ち”状態をセットし、処理を終了する。
【0068】
尚、上述のHTMLをWEBクライアントに表示したものが図9であり、図9で設定した内容の確認項目とコンテンツの指定項目(FILE1、FILE2がWEBクライアントからフロント・エンド・プロセッサに送信するファイル名を指定する欄で、「参照」ボタンを押下するとWEBクライアントが動作するコンピュータ上のディレクトリファイル一覧が表示され、ユーザは一覧の中からプリント又はFAX送信するコンテンツファイルを選択する。一方、URL1、URL2は所望のURLを指定する欄で、そのURLをFEP側がURLで指定されたコンテンツファイルを検索する)と、FEPの処理可能なコンテンツに関する情報を含んでいる。
【0069】
ここで、本論に戻り、ステップS001において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドでない場合、或いはステップS1002において、正しい属性名と値でない場合はステップS1008へ進み、図5に示すステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0070】
また、ステップS1003において、電話番号が正しくない場合はステップS1009へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“電話番号エラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0071】
また、ステップS1004において、出力部数が指定範囲内でない場合はステップS1010へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“出力部数エラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0072】
また、ステップS1005において、電子メールアドレスが正しくない場合はステップS1009へ進み、図20に示す処理中ジョブ管理レコードの「エラー」に“電子メールアドレスエラー”をセットし、ステップS1012へ進み、ジョブ登録エラー確認用のHTMLを含むHTTPレスポンスを送信する。
【0073】
尚、このHTMLをWEBクライアントに表示したものが図12であり、「ジョブ登録」項目にエラーが発生した旨のメッセージとその要因のメッセージ(図20のジョブ管理テーブルの処理中レコードの「エラー」に対応したメッセージ)が表示される。その他の項目は図9と同様である。
【0074】
次に、図4に示したステップS416でのコンテンツパラメータ確認処理の詳細を図13、図14に示すフローチャートに従って説明する。まず、コンテンツパラメータ確認処理を説明する前に、図26に示すWEBクライアント画面のHTMLデータの抜粋である
【フロント・エンド・プロセッサがクライアント側に返すHTML】と図11及び図16に示す「アップロード」ボタンを押下した際にWEBクライアントから送出されるHTTPデータである(クライアント側からフロント・エンド・プロセッサに返すHTTPデータ)について簡単に説明する。
【0075】
図26に示すFORMタグの“ACTION”属性は、WEBクライアント側からHTTPリクエストされるFORMタグで記述されたデータに従ったPOSTデータ処理するフロント・エンド・プロセッサ側のCGI(Common Gateway Interface)プログラムである。“ENCTYPE”属性は符号化のタイプを指定する属性で、その値が“multipart/form−data”の場合、WEBクライアントのパーソナルコンピュータに格納されたファイルをサーバ側にHTTPで送信することを示している。“METHOD”属性値である“POST”は、WEBクライアントからHTTPサーバ側に対して、データをPOSTする指示を行う属性値である。
【0076】
図13、図14は、コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1301において、受信したHTTPリクエストがPOSTメソッドかをチェックし、POSTメソッドであればステップS1302へ進み、図26に示すHTTPデータのHTTPヘッダの“Content−type”属性が“multipart/form−data”で複数のコンテンツデータが含まれているかをチェックする。ここで、複数のコンテンツが含まれていればステップS1303へ進み、1番目の“−−AaB03x”の境界区切り行と次の区切り行の中にURL指定用の“url1”、“url2”属性の文字列を検索し、見つかったらその属性値がNULL又は空白文字列でないかチェックする。その結果、属性値がNULL又は空白文字列でなければステップS1305へ進み、そのURL指定用の属性値の整合性をチェックし、誤りがなければステップS1306へ進み、図20に示す処理中のジョブ管理レコードの「ジョブパラメータ」にURL値と指定URL数(図26に示す例では“url1”と“url2”の2個)を「URL数」にセットする。
【0077】
また、ステップS1304において、属性値がNULL又は空白文字列の場合、又はステップS1306の処理が終了するとステップS1307へ進み、2つ目の境界区切り行の次の行に続く第2フィールドのヘッダの解析を行う。そして、ステップS1308において、第2フィールドの境界区切り行が存在するかをチェックする。その結果、存在すればステップS1309へ進み、第2フィールドのヘッダに“Content−type”属性の値が“multipart/mixed”であるかチェックし、存在しなければWEBクライアントからコンテンツファイルが送られなかったと解釈し、図14に示すステップS1406へ進む。また、存在すればステップS1310へ進み、図26に示す“−BbC04y”の境界区切り行に続く、ヘッダの“content−type:”属性の値を抽出し(例えば“image/tiff”)、その属性値が図28、図29のコンテンツ種別管理テーブルの登録済みの各レコードの「MIMEタイプ」2801の何れかに存在するか或いは“filename”サブ属性値の拡張子がコンテンツ種別管理テーブルの登録済みの各レコードの「ファイル拡張子」の何れかに存在するかをチェックする。
【0078】
その結果、存在しなければ、処理不能なコンテンツとして、図14に示すステップS1407へ進むが、存在すればステップS1311へ進み、“−BbC04y”の境界区切り行で区切られた各フィールドのコンテンツを抽出する。次に、ステップS1312において、各フィールドの“Content−type−encodeing”属性から復号化の必要性を確かめ、必要なら復号化を行う。そして、ステップS1313において、コンテンツ格納手段であるHDD2211にコンテンツを格納し、各フィールドのヘッダに記述されたコンテンツに対応したファイル名も図20に示すジョブ管理レコードにセットする。次に、ステップS1314において、上述の“−BbC04y”の境界区切り行で区切られた各フィールドの数を図20のジョブ管理レコードの「受信コンテンツ数」にセットすると共に、そのフィールドの数と「URL数」を合算した値を「トータルコンテンツ数」にセットする。これが、フロント・エンド・プロセッサで処理するコンテンツファイル数となる。
【0079】
次に、ステップS1315において、ジョブ管理レコードの「ステータス」に“ジョブ処理中”状態をセットし、ステップS1316において、そのレコードの「URL数」が0より大きいかチェックする。ここで、Noであれば図14に示すステップS1409へ進むが、YesであればステップS1317へ進み、図20のジョブ管理レコードの「サブ・ステータス」に“コンテンツリトリーブ中”をセットする。次に、ステップS1318において、各URLで指定されたコンテンツファイルをHTTPやFTP等のプロトコルでリモートのサーバ上からリトリーブ(引き出す)し、その結果がエラーなら図14に示すステップS1408へ進むが、エラーでなければ図14に示すステップS1409へ進み、リトリーブしたコンテンツの種別を図3に示したステップS307、S308と同様な方法でチェックし、変換が不要ならばステップS1412へ進む。また、変換が必要であればステップS1410へ進み、図20に示すジョブ管理レコードの「サブステータス」に“コンテンツ変換終了待ち”状態をセットする。そして、ステップS1411において、図1に示したステップS108と同様にコンテンツ変換を行う。
【0080】
次に、ステップS1412において、図1に示したステップS109と同様にディバスへのジョブ投入を行う。そして、ステップS1413において、ジョブの実行中用のHTMLデータをHTTPレスポンスでクライアントに送信する。その結果、図15に示すジョブ実行中用のWEBクライアント画面がWEBクライアント側で表示される。次に、ステップS1414において、ジョブ管理レコードの「サブステータス」に“ジョブ終了待ち”をセットし、ステップS1415において、PRINT/FAXディバイス2212に投入したジョブの監視を行い、ジョブが終了するのを待つ。その後、ジョブが終了するとステップS1416へ進み、図20に示すジョブ管理レコードの「ジョブパラメータ」の“Emailジョブ終了通知”属性(図9の「Emailジョブ完了通知」に対応)が“しない”ならばステップS1418へ進むが、そうでなければステップS1417へ進み、図20のジョブ管理レコードの「エラー」等のジョブ終了関連情報に基づき、レコードの「返信先アドレス」へ電子メールによるジョブの終了通知を行う。そして、ステップS1418において、ジョブが完了し、規定時間経過した後、ジョブ管理レコードやコンテンツファイル等の関連データの消去を行った後に処理を終了する。これは、ジョブが終了した後もWEBクライアントからジョブのステータスが確認できるようにする対策である。
【0081】
図14に示すステップS1401では図5に示したステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。また、ステップS1402では、ジョブ管理レコードの「エラー」に“URL記述エラー”をセットする。次に、ステップS1403では、そのジョブ管理レコードの「エラー」等の情報からWEBクライアントに対してコンテンツパラメータエラー用のHTMLデータを含むHTTPレスポンスを送信して、ステップS1415へ進む。
【0082】
このレスポンスを受信したWEBクライアントは、図16に示すコンテンツパラメータエラー用のWEBクライアント画面を表示する。この画面の「コンテンツ再登録」項目にエラー内容が表示され、“XXXXXXXXXX”に図20に示すジョブ管理レコードの「エラー」の内容に従ったエラーメッセージが表示される。更に、再度コンテンツを指定するための、コンテンツ指定項目が表示される。
【0083】
また、ステップS1404では、図26に示すHTTPデータの第1フィールドで少なくとも1つのURLが指定されていればステップS1409へ進むが、そうでなければステップS1405へ進み、ジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツ未設定エラー”をセットしてステップS1403へ進む。
【0084】
また、ステップS1406では、図13に示したステップS1310と同様にチェックし、存在しなければステップS1407へ進むが、そうでなければ図13に示すステップS1311へ進む。
【0085】
また、ステップS1407では、上述したジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツ種別エラー”をセットし、ステップS1403へ進む。また、ステップS1408では、上述したジョブ管理レコードの「エラー」に“コンテンツリトリーブエラー”をセットし、ステップS1403へ進む。
【0086】
次に、図4に示したステップS417でのジョブステータス確認処理の詳細を図17に示すフローチャートに従って説明する。
【0087】
図17は、ジョブステータス確認処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1701において、受信したHTTPヘッダがGETメソッドかチェックし、GETメソッドであればステップS1702へ進み、ジョブステータス通知用のHTMLを含むHTTPレスポンスをWEBクライアントに送信し、処理を終了する。ここで、このデータを受信したWEBクライアントは、図18に示すジョブステータス通知用のWEBクライアント画面を表示する。この画面の「ジョブステータス通知」項目のジョブステータスの“XXXXX”には、上述したジョブ管理レコードの「ステータス」と「サブステータス」と「エラー」に対応するメッセージが表示される。更に、ユーザーIDとジョブIDも表示される。
【0088】
また、ステップS1701において、GETメソッドでなければステップS1703へ進み、図5に示したステップS506と同様なその他の処理を行い、処理を終了する。
【0089】
図27は、ジョブ投入元のWEBクライアント2701と、本実施形態におけるフロント・エンド・プロセッサ2702との間で上述したジョブ投入からジョブ受け付け終了まで行われるジョブステータス通知のHTTPリクエストとレスポンスの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【0090】
このように、本実施形態によれば、新規のコンテンツファイルに対する処理をフロント・エンド・プロセッサで処理することにより、プリンタや複写装置等の出力装置のソフト変更の頻度を低減することができる。
【0091】
また、コンテンツ判定を行うことにより、コンテンツ変換処理を必ずしも行う必要がなくなり、コンテンツ変換処理をスキップすることが可能となる。
【0092】
更に、LPRプロトコルやSMBプロトコルによりイントラネット外のクライアントと通信することはセキュリティーの関係から一般的にはできないが、SMTPやHTTPプロトコルでは、イントラネット外のクライアントと通信することができ、イントラネット外のクライアントからイントラネット内のフロント・エンド・プロセッサへのジョブ投入が可能となる。
【0093】
また、本実施形態では、フロント・エンド・プロセッサとして説明しているが、パーソナルコンピュータ上で実現することも可能である。
【0094】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0095】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0096】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0097】
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0098】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0099】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、新規のコンテンツファイルに対する処理を出力制御装置で処理することにより、プリンタや複写装置などの出力装置のソフト変更が不要となり、開発期間の短縮が実現でき、市場の要望に迅速に対応することが可能となる。加えて、評価期間が短縮されることから、開発コストを削減することも可能となる。
【0101】
そして、開発期間の短縮により、新規のコンテンツファイルに対応した製品を市場に早期に投入することで、ユーザーから受付可能なコンテンツの種別の数が増し、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【0102】
また、コンテンツを判定することにより、コンテンツ変換処理を必ず行う必要がなくなり、コンテンツ変換処理をスキップし、ジョブの処理時間を短縮でき、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【0103】
更には、ネットワーク外のクライアントからネットワーク内の出力制御装置へジョブ投入が可能となるばかりか、クライアント側で出力制御装置または出力装置が処理できないコンテンツファイルをコンテンツファイルデータを送信する前にチェックすることで、ユーザは即座にコンテンツファイルの処理可能か否かを確認できるため、ユーザーの使い勝手を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メインのジョブ処理を示すフローチャートである。
【図2】ジョブ受付/解析処理の詳細を示すフローチャートである。
【図3】電子メールジョブ解析処理の詳細を示すフローチャートである。
【図4】HTTPジョブセッション処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】セッション開始処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】ユーザ認証用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図7】ユーザー認証処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】ユーザー認証エラー用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図9】ジョブパラメータ設定用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図10】ジョブパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】コンテンツパラメータ確認の画面表示を示す図である。
【図12】「ジョブ登録」項目にエラーが発生した旨のメッセージとその要因の画面表示を示す図である。
【図13】コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】コンテンツパラメータ確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】ジョブ実行中用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図16】コンテンツパラメータエラー用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図17】ジョブステータス確認処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】ジョブステータス通知用のWEBクライアント画面を示す図である。
【図19】ジョブ完了を通知する画面表示を示す図である。
【図20】ジョブ管理テーブルの構成を示す図である。
【図21】電子メールのジョブデータの一例を示す図である。
【図22】本実施形態における制御ユニットのハードウェア構成を示す図である。
【図23】ジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。
【図24】変形例におけるジョブ処理の機能構成を示すブロック図である。
【図25】電子メールの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【図26】WEBクライアント画面のHTMLデータと「アップロード」ボタンの押下によりWEBクライアントから送出されるHTTPデータを示す図である。
【図27】ジョブ投入からジョブ受け付け終了までの通信プロトコルシーケンスを示す図である。
【図28】コンテンツ種別管理レコードの構成を示す図である。
【図29】コンテンツ種別管理テーブルの構成を示す図である。
Claims (5)
- ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを出力装置へ出力する出力制御装置であって、
ネットワーク上の情報処理装置で作成されたジョブデータを入力する入力手段と、
入力したジョブデータを出力装置へ出力する際に、前記ジョブデータに含まれるコンテンツを中間データ形式に変換し出力装置にジョブを投入するか、中間データに変換しないでコンテンツを出力装置にジョブを投入するか、または出力装置にジョブを投入しないかを判定する判定手段と、
前記判定手段における判定結果に応じて、コンテンツ変換手段で前記コンテンツを中間データ形式に変換し、前記ジョブデータを出力装置へ出力する出力手段とを有することを特徴とする出力制御装置。 - 前記入力手段は、ネットワークを介して遠隔の情報処理装置からコンテンツ又はURL(Universal Resource Locator)を含むデータを入力することを特徴とする請求項1に記載の出力制御装置。
- HTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信機能とCGI(Common Gateway Interface)機能とを有し、遠隔の情報処理装置に対してコンテンツの選択とジョブの指示を行う画面表示を促すHTML(Hypertext Markup Language)データを生成する生成手段を有し、
前記生成手段で生成されたHTMLデータを前記遠隔の情報処理装置に対して送信し、前記入力手段は、前記遠隔の情報処理装置からコンテンツ又はURLを含むデータを入力することを特徴とする請求項2に記載の出力制御装置。 - 前記出力制御手段は、前記判定手段が出力装置にジョブを投入しないと判定した場合、コンテンツを送信した送信元に対して処理不能である旨のエラー通知を行うエラー通知手段を有することを特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。
- 前記出力制御手段は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバ機能とCGI(Common Gateway Interface)機能を有し、URL(Universal Resource Locator)またはコンテンツを送信した送信元の遠隔のコンピュータに対してエラー通知手段により、コンテンツファイルを出力装置に送る前にHTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルで遠隔のコンピュータ上の表示画面にコンテンツが処理できない旨のエラー表示を促すことを特徴とする請求項4に記載の出力制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003164833A JP2005004328A (ja) | 2003-06-10 | 2003-06-10 | 出力制御装置、出力制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
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Publications (1)
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ID=34091497
Family Applications (1)
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Cited By (2)
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US8379257B2 (en) | 2009-05-13 | 2013-02-19 | Canon Kabushiki Kaisha | System operating under web environment and method of controlling the same |
US8379258B2 (en) | 2009-05-13 | 2013-02-19 | Canon Kabushiki Kaisha | System operating under web environment and method of controlling the same |
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2003
- 2003-06-10 JP JP2003164833A patent/JP2005004328A/ja not_active Withdrawn
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