JP2005002855A - Remote start control device, start control device, and data structure - Google Patents

Remote start control device, start control device, and data structure Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a remote start control device for engine start by remote control, even in a vehicle with immobilizer function adopting a variable code. <P>SOLUTION: The remote start control device 41 is mounted on a vehicle equipped with an immobilizer part 31 taking a code signal constituted by including an ID code output based on the insertion of an ignition key 1 into the key cylinder 4 and the variable code changed according to a predetermined condition (for example, a numeric value β is added to the variable code), and permitting the start of an engine if the taken code signal is collated. The remote start control device 41 has a means for adding the numeric value β to the variable code stored in an EEPROM 47 when the remote start control device receives start instruction of the engine from a portable transmitter 51, and sending the code signal, which is constituted by including the ID code stored in an EEPROM 46 and the variable code to which the numeric value β has been added, to the immobilizer part 31. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は遠隔始動制御装置、始動制御装置、及びデータ構造に関し、より詳細には、イモビライザ機能を有した車両に装備するための遠隔始動制御装置、イモビライザ機能を有する始動制御装置、及び該始動制御装置へ送信する信号を構成するデータ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近、イモビライザと称する盗難防止機能を備えた車両が増加してきている。
イモビライザ機能（例えば、エンジン用）を実現するには、図３２に示すように、ある特定のＩＤコードを記憶すると共に、発信機能を有したトランスポンダ３をグリップ部２に内蔵するイグニッションキー１と、キーシリンダ４と、キーシリンダ４に取り付けられ、イグニッションキー１からＩＤコードを抽出するためのイモビアンプ５と、ある特定のＩＤコードを記憶すると共に、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部６と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部７とを必要としている。
【０００３】
運転者によりイグニッションキー１がキーシリンダ４へ挿入されると、キー挿入信号がＨｉｇｈ状態となり、これを受信したイモビライザ部６がパルス状の起動信号を信号線Ｌ１を介してイモビアンプ５へ送信するようになっている。図３３に、イグニッションキー１がキーシリンダ４へ挿入されてから、エンジン制御部７へ許可信号が出力されるまでのタイミングチャートを示す。
【０００４】
なお、イモビライザ部６については、キー挿入信号（Ｈｉｇｈ状態）を受信した場合ではなく、イグニッションキー１がＡＣＣ出力位置まで回動されたときにＨｉｇｈ状態となるＡＣＣ信号、又はイグニッションキー１がＩＧ出力位置まで回動されたときにＨｉｇｈ状態となるＩＧ信号を受信した場合に、前記起動信号を送信するようになっている場合もある。
【０００５】
イモビアンプ５は前記起動信号を受信すると、電磁誘導により電力を供給して、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー１のトランスポンダ３を起動させることによって、トランスポンダ３に記憶されている（イグニッションキー１固有の）ＩＤコードを抽出し、抽出した前記ＩＤコードをクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部６へ出力するようになっている。
【０００６】
イモビライザ部６は、イモビアンプ５から送られてきた（イグニッションキー１固有の）ＩＤコードが、イモビライザ部６に記憶されているＩＤコードと一致するか否かを判断し（ＩＤコードの照合）、これらＩＤコードが一致すると判断すれば、イグニッションキー１をキーシリンダ４に挿入した運転者が、正規の運転者であると看做し、エンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を与えるようになっている。なお、イモビアンプ５から送られてきたＩＤコードが、イモビライザ部６に記憶されているＩＤコードと一致しない場合には、前記起動信号が再度イモビアンプ５へ送信されるようになっている（最大で１００回程度繰り返される）。
【０００７】
また、エンジン制御部７は、前記許可信号を受信した後に、キーシリンダ４から出力されるスタータ信号を受信すると、スタータモータ８の始動制御を行うようになっており、逆に、前記許可信号を受信していない状態で、前記スタータ信号を受信した場合には、スタータモータ８の始動制御は行わないようになっている。
【０００８】
このように、イグニッションキー１のトランスポンダ３に記憶されているＩＤコードが、イモビライザ部６に記憶されているＩＤコードと一致しなければ、エンジン始動ができない。そのため、不正なイグニッションキーやイグニッションスイッチの直結では、エンジンを始動させることができず、車両盗難を防止することができる。
【０００９】
他方、遠隔操作により、エンジンなどの機関を始動させるための遠隔始動制御装置が実用化されている。図３４に示すように、遠隔始動制御装置１８は、運転者が携帯する携帯用送信機１９からエンジン始動を指示する信号を受信すると、正規のイグニッションキー１１がスタータ出力位置まで回動された場合に出力されるＡＣＣ信号、ＩＧ信号、及びスタータ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給し、エンジン制御部１７へこれら擬似信号を送信するようになっている。これにより、イグニッションキー１１をキーシリンダ１４に挿入して回動させなくても、携帯用送信機１９からエンジン始動を指示する信号を送信するだけで、エンジンを始動させることができる。
【００１０】
しかしながら、上記した遠隔始動制御装置１８を、図３２に示したように、イモビライザ機能を有した車両に追加装備する場合、イモビライザ部６に記憶されているＩＤコードの一致、すなわち正規のイグニッションキー１をキーシリンダ４へ挿入する必要があるため、エンジン制御部７に前記擬似信号（ＡＣＣ信号、ＩＧ信号、及びスタータ信号の擬似信号）を与えたとしても、エンジンを始動させることはできないといった問題がある。
【００１１】
このような問題を解決するものとして、遠隔始動制御装置に、正規のイグニッションキー１に記憶されているＩＤコードと一致するＩＤコードを登録しておき、遠隔操作によりエンジン始動の指示を受けると、遠隔始動制御装置からイモビライザ部６へ前記ＩＤコードを送信させ、イモビライザ部６からエンジン制御部７に対し、前記許可信号が与えられるようにするといった発明や（下記の特許文献１参照）、イグニッションキー１固有のＩＤコードが記憶されたトランスポンダ３と同様のものを遠隔始動制御装置へ装備することによって、遠隔操作によるエンジン始動を実現するようにした発明がある（下記の特許文献２参照）。
【００１２】
【特許文献１】
特開平１０−１７６６４２号公報
【特許文献２】
特開平１０−８１２０１号公報
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近ではイモビライザ機能のセキュリティ性をより向上させるために、イグニッションキーから送信され、イモビライザ部へ供給されるＩＤコードに可変コードを付加することが考えられている。可変コードはイグニッションキーが信号を送信する毎に、所定の条件に従って変化するものである。
【００１４】
図３５は、イモビライザ部へ供給されるＩＤコードに可変コードが付加された場合のエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図３２に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【００１５】
図中２１はイグニッションキーを示しており、イグニッションキー２１はグリップ部２２に発信機能を有したトランスポンダ２３を内蔵している。トランスポンダ２３にはイグニッションキー２１固有のＩＤコード、及び可変コードが記憶され、さらには可変コードを所定の条件に従って変化させる（例えば、１ずつカウントアップする）機能が装備されている。また、トランスポンダ２３はイモビアンプ５から信号送信の指示を受けると、可変コードを前記所定の条件に従って変化させて、ＩＤコード及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を送信するようになっている。図３６に、イグニッションキー２１がキーシリンダ４へ挿入されてから、エンジン制御部７へ許可信号が出力されるまでのタイミングチャートを示す。
【００１６】
イモビライザ部３１（のＥＥＰＲＯＭ３３〜３６）には、後述する図２に示すように、ＩＤコードに対応させて、前回までにイグニッションキー２１から送信されてきたコード信号に含まれる可変コードＮが記憶されるようになっており、今回新たに受信したコード信号に含まれる可変コードＮ’が、前回の可変コードＮの値を基準とする所定の範囲内にあるとき、今回受信した可変コードＮ’は正しいと判別する。もちろん、このときＩＤコードの照合も行われ、イモビライザ部３１でＩＤコード、可変コードのいずれも正しいと判断された場合、エンジンの始動が許可される。
【００１７】
例えば、イグニッションキー２１から送信されてきたコード信号に含まれるＩＤコードが［１００１０１０１］（２進数）である場合、前記コード信号に含まれる可変コードＮ’が前回受信した可変コードＮの値［７２］（１０進数）を基準とする所定の範囲内（例えば、［７３］〜［７５］の範囲内）であるとき、可変コードＮ’は正しいと判別される。
【００１８】
なお、イモビアンプ５から送られてきたＩＤコード又は可変コードが正しくないと判断された場合には、イモビライザ部３１から起動信号がイモビアンプ５へ再送信され（最大で１００回程度繰り返される）、イモビアンプ５（イグニッションキー２１）に対して再度、コード信号の送信が要求される。
【００１９】
このように、イモビライザ部へ供給されるＩＤコードに可変コードを付加することによって、ＩＤコードが正しいと判断されるだけでなく、可変コードが正しいと判断されなければ、エンジンの始動は許可されないため、イモビライザ機能のセキュリティ性をより一層向上させることができる。
【００２０】
ところで、このような可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両に、上記したような遠隔始動制御装置を追加装備する場合、特許文献１、２に記載されたような技術を用いただけでは、遠隔操作によるエンジン始動を実現することはできないといった問題がある。
【００２１】
というのは、特許文献１に記載されたような技術を用いて、遠隔始動制御装置に、正規のイグニッションキー２１に記憶されているＩＤコード及び可変コードを登録しておき、遠隔操作によりエンジン始動の指示を受けると、遠隔始動制御装置からイモビライザ部３１へ登録しておいたＩＤコード及び可変コードを送信させるようにしても、登録時点では遠隔始動制御装置とイモビライザ部３１にそれぞれ記憶された可変コードは等しいものの、その後通常のキー操作の度にイモビライザ部３１に記憶される可変コードは変化していき、イモビライザ部３１でＩＤコードは正しいと判断されるが、可変コードは正しいと判断されないからである。
【００２２】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両であったとしても、コストの増大とならずに、遠隔操作によるエンジン始動などを実現することのできる遠隔始動制御装置、始動制御装置、及び該始動制御装置へ送信する信号を構成するデータ構造を提供することを目的としている。
【００２３】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る遠隔始動制御装置（１）は、所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、識別コードを記憶するための識別コード記憶手段と、可変コードを記憶するための可変コード記憶手段と、該可変コード記憶手段に記憶されている可変コードを、前記所定の条件に従って変化させる可変コード変化手段と、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、及び前記可変コード変化手段により前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給する第１のコード信号供給手段とを備えていることを特徴としている。
【００２４】
上記遠隔始動制御装置（１）によれば、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、識別コード、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００２５】
従って、遠隔操作による前記機関の始動指令があった場合にも、正規のイグニッションキーがキーシリンダに差し込まれた場合と同じように、前記始動制御装置へ識別コードだけでなく、前記所定の条件に従って変化した可変コードを供給することができる。これにより、可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両であったとしても、遠隔操作によって前記機関を始動させることができる。なお、前記機関としては内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置などが挙げられる。
【００２６】
ところで、上記遠隔始動制御装置（１）から供給される識別コード、及び可変コードが正しいものであると前記始動制御装置で認識させるためには、上記遠隔始動制御装置（１）から供給される識別コード（すなわち、遠隔始動制御装置固有の識別コード）、及び可変コードの初期値を前記始動制御装置へ登録しておく必要がある。なお、この登録については、イグニッションキーから供給される識別コード、及び可変コードの初期値を前記始動制御装置へ登録する場合と同様の方法で行うことができる。
【００２７】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（２）は、上記遠隔始動制御装置（１）において、前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第１のコード信号取得手段と、該第１のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを変更する識別コード変更手段と、該識別コード変更手段により変更された識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第１の識別コード記憶制御手段とを備えていることを特徴としている。
【００２８】
前述した通り、前記始動制御装置で、遠隔始動制御装置から供給される識別コード、及び可変コードが正しいものであると認識させるためには、前記遠隔始動制御から供給される識別コード、及び可変コードの初期値を前記始動制御装置へ登録しておく必要がある。
【００２９】
また、前記始動制御装置に登録される複数の識別コードは重複しないことが望ましい。というのは、前記始動制御装置には、後述する図２に示すように、可変コードは識別コード（ＩＤコード）に対応づけて記憶されており、識別コード（ＩＤコード）が重複するとコード照合の処理に不具合を生じる虞があるからである。
【００３０】
上記遠隔始動制御装置（２）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コード）が変更され、この変更された識別コードが前記識別コード記憶手段へ記憶される。
【００３１】
従って、イグニッションキー固有の識別コードを変更したものを、上記遠隔始動制御装置（２）固有の識別コードとすることができるので、製造段階において識別コードを装置に登録しておく必要が無いので、製造効率を高めることができる。また、前記始動制御装置へ登録される上記遠隔始動制御装置（２）固有の識別コードは、イグニッションキー固有の識別コードを変更したもの（すなわち、イグニッションキー固有の識別コードと同じコードとはなり得ないもの）であるため、前記始動制御装置に登録される識別コードが重複するのを防止することができる。
【００３２】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（３）は、上記遠隔始動制御装置（１）において、前記コード信号出力装置から出力される識別コード、送信元を示す送信元コード、及び可変コードを含んで構成されるコード信号を取得する第２のコード信号取得手段と、該第２のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第２の識別コード記憶制御手段とを備えると共に、前記第１のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、送信元コード、及び前記可変コード変化手段により前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴としている。
【００３３】
上記遠隔始動制御装置（３）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コード）が前記識別コード記憶手段へ記憶され、また、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、送信元コード、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００３４】
例えば、イグニションキーがキーシリンダへ挿入されると、キー挿入信号がイモビライザ部へ送信され、このキー挿入信号を受信したイモビライザ部から送信される起動信号（すなわち、コード信号の出力を要求する信号）をイモビアンプが受信すると、イモビアンプから識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コード）、送信元コード（例えば、［００］）、及び可変コードを含んで構成されるコード信号がイモビライザ部へ供給される。
【００３５】
他方、遠隔制御装置が遠隔操作による前記機関の始動指令を受けると、前記遠隔始動制御装置からキー挿入の擬似信号がイモビライザ部へ送信され、このキー挿入の擬似信号を受信したイモビライザ部から送信される起動信号を前記遠隔始動制御装置が受信すると、該遠隔始動制御装置から識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コードと同じもの）、送信元コード（例えば、［０１］）、及び可変コードを含んで構成されるコード信号がイモビライザ部へ供給される。
【００３６】
すなわち、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力される識別コードと、上記遠隔始動制御装置（３）から出力される識別コードは同じものであるが、識別コードと送信元コードとを組み合わせたものを一つのコード（組合コード）として見た場合、前記コード信号出力装置から出力される組合コードと、上記遠隔始動制御装置（３）から出力される組合コードは異なるものとなる。
【００３７】
従って、イグニションキー固有の識別コードを使って、上記遠隔始動制御装置（３）固有の識別コードに相当するコードを作成することができるので、製造段階において遠隔始動制御装置の識別コードを装置に登録しておく必要がないので、製造効率を高めることができる。また、前記始動制御装置へ登録される上記遠隔始動制御装置（３）固有の識別コードに相当するコード（組合コード）は、送信元コードが異なり、イグニッションキー固有の識別コードに相当するコード（組合コード）と同じになり得ないので、前記始動制御装置に登録される識別コードが重複するのを防止することができる。
【００３８】
また、上記遠隔始動制御装置（２）では、イグニッションキー固有のＩＤコードを変更したものを遠隔始動制御装置固有の識別コードとしているが、変更後の識別コードが別のイグニッションキー固有の識別コードと同じになり（その可能性は低いが）コード照合の処理に不具合を生じる虞があるが、上記遠隔始動制御装置（３）ではそのような事態が生じることはない。
【００３９】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（４）は、所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、所定の手順に従って、送信元を示す送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給する第２のコード信号供給手段を備えていることを特徴としている。
【００４０】
上記遠隔始動制御装置（４）によれば、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、送信元を示す送信元コードを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００４１】
すなわち、遠隔操作による前記機関の始動指令があった場合には、送信元コードを含んで構成されるコード信号（すなわち、送信元がイグニッションキーではなく、遠隔始動制御装置であることを示す情報が含まれたコード信号）が前記始動制御装置へ供給されるので、該始動制御装置側でコード信号の送信元がイグニッションキー（イモビアンプ）、遠隔始動制御装置のいずれであるのかを区別させることができる。
【００４２】
これにより、前記始動制御装置はコード信号の送信元によって、コードの照合方法を変えることが可能となり、例えば、イグニションキー（イモビアンプ）から送信されてきたコード信号については、従来通り、識別コード及び前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いて、コードの照合を行い、他方、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、コードの照合を行うといったことが可能となる。
【００４３】
従って、上記遠隔始動制御装置（４）によれば、可変コードを前記所定の条件に従って変化させる手段等を備えていなくても、可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両に装備し、遠隔操作によるエンジン始動などを実現させることができる。なお、前記機関としては内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置などが挙げられる。
【００４４】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（５）は、上記遠隔始動制御装置（４）において、識別コードを記憶するための識別コード記憶手段と、前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第３の識別コード記憶制御手段とを備えると共に、前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴としている。
【００４５】
上記遠隔始動制御装置（５）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コード）が前記識別コード記憶手段へ記憶され、また、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００４６】
これにより、前記始動制御装置は、イグニッションキー（イモビアンプ）ではなく、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、例えば、識別コードの照合だけを行うことによって、送信されてくるコード信号が正しいか否かを判断することが可能となる。
【００４７】
また、コード信号の送信元が前記遠隔始動制御装置の場合に、前記始動制御装置で照合すべきコードを識別コード（すなわち、イグニッションキー固有の識別コードであり、前記始動制御装置に登録されているもの）だけとすると、前記識別コードを前記始動制御装置に新たに登録する必要がないため、作業の効率化や装置の簡易化を実現することができる。
【００４８】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（６）は、上記遠隔始動制御装置（５）において、固定コードを記憶するための固定コード記憶手段と、前記第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる可変コードを固定コードとして、前記固定コード記憶手段へ記憶させる固定コード記憶制御手段とを備えると共に、前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、前記固定コード記憶手段に記憶されている固定コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴としている。
【００４９】
上記遠隔始動制御装置（６）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる可変コードが固定コードとして前記固定コード記憶手段へ記憶され、また、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、前記固定コード記憶手段に記憶されている固定コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００５０】
これにより、前記始動制御装置は、イグニッションキー（イモビアンプ）ではなく、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、例えば、識別コード及び固定コードの照合を行うことによって、送信されてくるコード信号が正しいか否かを判断することができる。
また、上記遠隔始動制御装置（５）と異なり、識別コードだけでなく、固定コードが供給されるので、前記始動制御装置において、遠隔始動制御装置から送信されるコード信号が正しいか否かの判断の精度を高めることができる。
【００５１】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（７）は、上記遠隔始動制御装置（４）において、識別コード及び可変コードを記憶するためのコード記憶手段と、前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コード及び可変コードを、新しく取得されたコードを優先して、前記コード記憶手段へ記憶させる第１のコード記憶制御手段とを備えると共に、前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び可変コードと、送信元を示す送信元コードとを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴としている。
【００５２】
上記遠隔始動制御装置（７）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる識別コード及び可変コードが、新しく取得されたコードが優先されて前記コード記憶手段へ記憶される。
換言すれば、コード信号を新しく受信する度に、前記コード記憶手段に記憶される識別コード及び可変コードは更新される。例えば、前記コード記憶手段が識別コード及び可変コードを４つ記憶し得るように構成されている場合、ｎ回目のコード信号の受信があると、（ｎ−４）回目に受信したコード信号に含まれていた識別コード及び可変コードが削除され、ｎ回目〜（ｎ−３）回目に受信したコード信号に含まれていた識別コード及び可変コードが残ることになる。
【００５３】
また、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び固定コードと、送信元コードとを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００５４】
これにより、前記始動制御装置は、イグニッションキー（イモビアンプ）ではなく、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、例えば、識別コードの照合と、過去にイグニッションキー（イモビアンプ）から送信されてきた可変コードの照合を行うことによって、送信されてくるコード信号が正しいか否かを判断することができる。
【００５５】
また、前記遠隔始動制御装置から前記始動制御装置へ供給される識別コードは、イグニッションキー固有の識別コード（すなわち、前記始動制御装置に登録されているもの）であり、前記遠隔始動制御装置から供給される識別コードとして前記始動制御装置に新たに登録する必要はない。
【００５６】
また、前記遠隔始動制御装置から前記始動制御装置へ供給される可変コードは、過去にイグニッションキー（イモビアンプ）から送信されてきた可変コードであるため、前記始動制御装置に登録されている最新の可変コードから求めることができる。例えば、前記所定の条件に従って変化する方向と逆方向に最新の可変コードを変化させる。そのため、前記遠隔始動制御装置から供給される可変コードを、前記始動制御装置に登録しておく必要はない。
このように、前記遠隔始動制御装置から供給される識別コード及び可変コードを前記始動制御装置に新たに登録しておく必要がないため、作業の効率化や装置の簡易化を実現することができる。
【００５７】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置（８）は、上記遠隔始動制御装置（４）において、識別コード及び可変コードを記憶するためのコード記憶手段と、前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号が正しいものである否かを判断する正否判断手段と、該正否判断手段からの判断結果に基づいて、前記第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる正しい識別コード及び正しい可変コードを、新しく取得されたコードを優先して、前記コード記憶手段へ記憶させる第２のコード記憶制御手段とを備えると共に、前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び可変コードと、送信元を示す送信元コードとを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴としている。
【００５８】
上記遠隔始動制御装置（８）によれば、前記コード信号出力装置（例えば、イモビアンプ）から出力されたコード信号に含まれる正しい識別コード及び正しい可変コードが、新しく取得されたコードが優先されて、前記コード記憶手段へ記憶される。
【００５９】
換言すれば、正しいコード信号を新しく受信する度に、前記コード記憶手段に記憶される識別コード及び可変コードは更新される。例えば、前記コード記憶手段が識別コード及び可変コードを４つ記憶し得るように構成されている場合、ｎ回目の正しいコード信号の受信があると、（ｎ−４）回目に受信した、正しいコード信号に含まれていた識別コード及び可変コードが削除され、ｎ回目〜（ｎ−３）回目に受信した、正しいコード信号に含まれていた識別コード及び可変コードが残ることになる。
【００６０】
なお、受信したコード信号が正しいか否かを判断するには、イモビライザ部から起動信号が送信されてくるか否かを監視すれば良い。というのは、「従来の技術」の項目でも説明したように、イモビアンプから送られてきた識別コード（ＩＤコード）が、イモビライザ部に記憶されている識別コード（ＩＤコード）と一致しない（すなわち、送られてきたＩＤコードは正しくない）と判断すれば、イモビライザ部から起動信号を再度イモビアンプへ送信されるようになっているからである。従って、所定の時間（例えば、１秒間）が経過しても、前記起動信号を受信しない場合（イモビライザ部から前記起動信号が送信されない場合）、受信したコード信号は正しいと判断することができる。
【００６１】
また、上記遠隔始動制御装置（８）によれば、遠隔操作による前記機関（例えば、エンジン）の始動指令を受けると、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び可変コードと、送信元コードとを含んで構成されるコード信号が前記始動制御装置（例えば、イモビライザ部）へ供給される。
【００６２】
これにより、前記始動制御装置は、イグニッションキー（イモビアンプ）ではなく、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、例えば、識別コードの照合と、過去にイグニッションキー（イモビアンプ）から送信されてきた可変コードの照合を行うことにより、送信されてくるコード信号が正しいか否かを判断することができる。
【００６３】
また、上記遠隔始動制御装置（８）によれば、上記遠隔始動制御装置（７）と同様に、遠隔始動制御装置から供給される識別コード及び可変コードを前記始動制御装置に新たに登録しておく必要がないため、作業の効率化や装置の簡易化を実現することができる。
【００６４】
ところで、上記遠隔始動制御装置（７）では、受信したコード信号が正しいか否かを判断するようになっていないため、何らかの理由により、全く関係のないコードがコード記憶手段に記憶されてしまい、遠隔操作による前記機関の始動などを行うことができなくなる虞があるが、上記遠隔始動制御装置（８）によれば、コード記憶手段には正しい識別コード及び正しい可変コードが記憶されるので、上記のような問題が生じるのを回避することができる。
【００６５】
また、本発明に係る始動制御装置（１）は、所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置において、前記要求に応じて出力されるコード信号に含まれる送信元を示す送信元コードに基づいて、前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であるか否かを判断する送信元判断手段を備えていることを特徴としている。
【００６６】
上記始動制御装置（１）によれば、コード信号の送信元がイグニッションキー（イモビアンプ）、遠隔始動制御装置のいずれであるのかを区別することができる。そのため、コード信号の送信元によって、コードの照合方法を変えることが可能となり、例えば、イグニションキー（イモビアンプ）から送信されてきたコード信号については、従来通り、識別コード及び前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いて、コードの照合を行い、他方、遠隔始動制御装置から送信されてきたコード信号については、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、コードの照合を行うといったことが可能となる。なお、前記機関としては内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置などが挙げられる。
【００６７】
また、本発明に係る始動制御装置（２）は、上記始動制御装置（１）において、前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行うコード照合手段を備えていることを特徴としている。
【００６８】
上記始動制御装置（２）によれば、前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合が行われる。これにより、車両に装備される遠隔始動制御装置に、可変コードを前記所定の条件に従って変化させる手段等が備えられていなくても、遠隔操作によるエンジン始動などを実現させることが可能となる。
【００６９】
また、本発明に係る始動制御装置（３）は、上記始動制御装置（１）において、前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、可変コードを固定コードとして、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行う第２のコード照合手段を備えていることを特徴としている。
【００７０】
上記始動制御装置（３）によれば、前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、可変コードを固定コードとして、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合が行われる。これにより、車両に装備される遠隔始動制御装置に、可変コードを前記所定の条件に従って変化させる手段等が備えられていなくても、イグニッションキーから送信される可変コードを固定コードとして記憶し、そのコードを始動制御装置へ送信する手段が備えられていれば、遠隔操作によるエンジン始動などを実現させることが可能となる。
【００７１】
また、換言すれば、遠隔操作によるエンジン始動などを実現させるには、前記遠隔始動制御装置が正規のイグニッションキーから送信される可変コードを固定コードとして記憶し、そのコードを送信する必要がある。そのため、窃盗犯により、窃盗犯が自由に操作可能な遠隔始動制御装置が車両に搭載されたとしても、正規のイグニッションキーを一度でもキーシリンダに差し込まない限り、遠隔操作によってエンジンを始動させることはできない。従って、セキュリティ性は確保される。
【００７２】
また、本発明に係る始動制御装置（４）は、上記始動制御装置（１）において、前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する方向と逆方向に変化させた可変コードを用いて、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行う第２のコード照合手段を備えていることを特徴としている。
【００７３】
ところで、遠隔始動制御装置に、イグニッションキーから送信される可変コードを記憶させる場合、ノイズ等の影響によって、始動制御装置に記憶される可変コードと異なる値のものが前記遠隔始動制御装置に記憶されてしまう虞がある。
これを解決するためには、遠隔始動制御装置にイグニッションキーから送信される可変コードを複数記憶させるといった方法が考えられる。
【００７４】
しかしながら、イグニッションキーから送信される可変コードは、前記所定の条件に従って変化し（例えば、１ずつカウントアップする）、最新の可変コード以外は始動制御装置に記憶される可変コードと同じにならないため、上記問題を解決することはできない。
【００７５】
上記始動制御装置（４）によれば、前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する（例えば、１ずつカウントアップする）方向と逆方向に変化させた可変コード（例えば、カウントダウンさせた可変コード）を用いて、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合が行われる。
【００７６】
これにより、遠隔始動制御装置に、イグニッションキーから送信される可変コードを新しいものから順に複数記憶する手段や、記憶したこれら可変コードを新しいものから順に始動制御装置へ送信する手段を装備させることによって、上記問題を解決することができる。
【００７７】
また、本発明に係るデータ構造（１）は、外部から供給されるコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置へ供給されるコード信号のデータ構造において、前記コード信号の送信元を示す送信元コードを有していることを特徴としている。
【００７８】
上記データ構造（１）によれば、前記コード信号の送信元を示す送信元コードが含まれているので、前記始動制御装置で前記コード信号の送信元を区別させることができ、送信元に基づいたコード照合の切り換えを実現させることができる。これにより、所定の条件に従って変化する可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両に、前記所定の条件に従って可変コードを変化させる手段等の有しない遠隔始動制御装置を装備したとしても、遠隔操作によるエンジン始動などを実現させることができる。なお、前記機関としては内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置などが挙げられる。
【００７９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遠隔始動制御装置、始動制御装置、及びデータ構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。なお、ここでは図３５に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付している。
【００８０】
前記エンジン始動システムは、ある特定のＩＤコード、及び可変コードを記憶すると共に、可変コードを所定の条件に従って変化させる（例えば、１ずつカウントアップする）機能、及び発信機能を有したトランスポンダ２３をグリップ部２２に内蔵するイグニッションキー２１と、キーシリンダ４と、キーシリンダ４に取り付けられたイモビアンプ５と、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部３１と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部７と、遠隔始動制御装置４１と、携帯用送信機５１とを含んで構成されている。
【００８１】
イモビライザ部３１はマイコン３２と、ＩＤコード、及び該ＩＤコードに対応づけて可変コードの記憶が可能なＥＥＰＲＯＭ３３〜３６と、プログラムモード（ＩＤコード及び可変コードをＥＥＰＲＯＭ３３〜３６へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ３７とを含んで構成されている。
ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６には、それぞれ別のＩＤコードの記憶が可能であって、ここでは異なる４つのＩＤコードの記憶が可能となっている。図２に、ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６に記憶されるＩＤコード及び可変コードの一例を示す。
また、イモビライザ部３１にはランプ点灯装置３８が接続されており、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点灯させたりすることができるようになっている。
【００８２】
遠隔始動制御装置４１はマイコン４２と、携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ４３、及び受信手段４４と、遠隔用ＩＤコードが記憶されたＥＥＰＲＯＭ４５と、イモビライザ部３１へ供給するためのＩＤコードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ４６と、可変コードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ４７と、プログラムモード（ＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ４６へ書き込み、可変コードをＥＥＰＲＯＭ４７へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ４８とを含んで構成されている。
【００８３】
また、遠隔始動制御装置４１は、イモビアンプ５に接続されているスイッチ５ａの開閉を制御することによって、イモビアンプ５への電力供給をカットしたり、ランプ点灯装置４９を制御することによって、ランプを点灯させたりすることができるようになっている。また、遠隔始動制御装置４１には、エンジンが停止している時にはＬｏｗ 信号を出力し、エンジンが始動している時にはＨｉｇｈ信号を出力するオルタネータＬ端子５０が接続されており、遠隔始動制御装置４１でエンジンが始動しているか否かの判断を行うことができるようになっている。
【００８４】
携帯用送信機５１はマイコン（図示せず）と、遠隔始動制御装置４１に対して所定の信号を送信するためのアンテナ５２と、遠隔用ＩＤコードが記憶されたＥＥＰＲＯＭ（図示せず）と、遠方よりエンジンの始動を指示するための釦スイッチ５３と、エンジンの停止を指示するための釦スイッチ５４とを含んで構成されている。
【００８５】
携帯用送信機５１のマイコンは、釦スイッチ５３が押下されると、前記遠隔用ＩＤコードとエンジン始動の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ５２から外部へ送信し、他方、釦スイッチ５４が押下されると、前記遠隔用ＩＤコードとエンジン停止の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ５２から外部へ送信するようになっている。
【００８６】
運転者によりイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ挿入されると、キー挿入信号がＨｉｇｈ状態となり、これを受けたイモビライザ部３１はパルス状の起動信号を信号線Ｌ１を介してイモビアンプ５へ送信し、コード信号の出力を要求するようになっている。なお、イグニッションキー２１がキーシリンダ４へ挿入されてから、エンジン制御部７へ許可信号が出力されるまでのタイミングチャートは図３６に示した通りである。
【００８７】
イモビアンプ５は前記起動信号を受信すると、電磁誘導により電力を供給して、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー２１のトランスポンダ２３を起動させることによって、トランスポンダ２３に記憶されている（イグニッションキー２１固有の）ＩＤコード、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を抽出し、抽出したコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部３１へ出力するようになっている。
【００８８】
イモビライザ部３１は、イモビアンプ５から送られてきたコード信号に含まれる（イグニッションキー２１固有の）ＩＤコードが、イモビライザ部３１のＥＥＰＲＯＭ３３〜３６に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致するか否かを判断し（ＩＤコードの照合）、一致すると判断すれば（ＩＤコードの一致）、次に前記コード信号に含まれる可変コードが、ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６のいずれかに記憶されている（前記ＩＤコードに対応する）可変コードの値を基準とする所定の範囲内であるか否かを判断し（可変コードの照合）、可変コードが前記所定の範囲内であると判断すれば、正規のイグニッションキー２１がキーシリンダ４に挿入されていることとなるので、イグニッションキー２１をキーシリンダ４に挿入した運転者が正規の運転者であると看做し、エンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を与えるようになっている。なお、ここでは可変コードの照合を、可変コードが所定の範囲内であるか否かを判断することによって行っているが、別の実施の形態では、可変コードが完全に一致しているか否かを判断することによって前記照合を行うようにしても良い。
【００８９】
一方、イモビアンプ５から送られてきたＩＤコードが、イモビライザ部３１に記憶されているＩＤコードと一致しない（キーコードの不一致）、又は可変コードが前記所定の範囲内でないと判断すれば、前記起動信号を再度イモビアンプ５へ送信し、コード信号の出力を要求するようになっている。なお、この動作はコードの照合が得られるまで繰り返し続けられる（５０ミリ秒程度毎に、最大で１００回程度繰り返される）。
【００９０】
また、エンジン制御部７は、前記許可信号を受信した後に、キーシリンダ４から出力されるスタータ信号を受信すると、スタータモータ８の始動制御を行うようになっており、逆に、前記許可信号を受信していない状態で、前記スタータ信号を受信した場合には、スタータモータ８の始動制御は行わないようになっている。
【００９１】
このように、イグニッションキー２１のトランスポンダ２３から送信されるＩＤコードが、イモビライザ部３１に記憶されているＩＤコードと一致し、なおかつ可変コードが前記所定の範囲内でなければ、エンジン始動はできない。そのため、不正なイグニッションキーやイグニッションスイッチの直結では、エンジンを始動させることができず、車両盗難を防止することができる。なお、遠隔始動制御装置４１は信号線Ｌ１〜Ｌ３と接続されており、これら信号線Ｌ１〜Ｌ３を使って各種信号を送信したり、受信したりすることができるようになっている。
【００９２】
次に、実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置４１におけるマイコン４２の行う処理動作▲１▼（メインルーチン）を図３に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、プログラムモードが設定されているか否かを判断し（ステップＳ１）、プログラムモードが設定されていると判断すれば、次にステップＳ２へ進んで、プログラム処理を行い（詳細は図４参照）、その後ステップＳ３へ進む。
一方、プログラムモードが設定されていないと判断すれば、そのままステップＳ３へ進む。
【００９３】
なお、プログラムモードは、ここではプログラムスイッチ４８が押下されることによって設定されるようになっているが、プログラムモードの設定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、携帯用送信機５１の釦スイッチ５３、５４を使った特定の操作によって設定されるようにしても良い。この場合、プログラムスイッチ４８は必須とならないため、構成の簡略化を図ることができる。
【００９４】
ステップＳ３では、アンテナ４３及び受信手段４４を介して、信号の受信があったか否かを判断し、信号の受信があったと判断すれば、受信した信号に含まれるＩＤコードがＥＥＰＲＯＭ４５に記憶されている遠隔用ＩＤコードと一致するか否かを判断する（ステップＳ４）。
【００９５】
受信した信号に含まれるＩＤコードが前記遠隔用ＩＤコードと一致する（すなわち、正規の運転者が携帯する携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信した）と判断すれば、次に、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれているか否かを判断する（ステップＳ５）。
【００９６】
前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていると判断すれば、ステップＳ６へ進んで、エンジンを始動させるための処理を行い（詳細は図５参照）、その後別の処理を行う。一方、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていないと判断すれば、次に前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれているか否かを判断し（ステップＳ７）、前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれていると判断すれば、キー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号のいずれもオフとするエンジン停止の処理を行ってエンジンを停止させて（ステップＳ８）、その後別の処理を行う。なお、前記信号にエンジン始動、エンジン停止のいずれの指示コードも含まれていないと判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【００９７】
また、ステップＳ３において、信号の受信がないと判断したり、ステップＳ４において、信号の受信はあったが、正規の運転者が携帯する携帯用送信機５１から送信されてきた信号を受信したのではないと判断した場合には、エンジン始動やエンジン停止などの処理を行う必要がないので、そのまま別の処理を行う。
【００９８】
次に、実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置４１におけるマイコン４２の行う処理動作▲１▼−１（図３におけるステップＳ２のプログラム処理）を図４に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲１▼−１はＥＥＰＲＯＭ４６にイモビライザ部３１へ供給するためのＩＤコードを書き込み、ＥＥＰＲＯＭ４７に可変コードを書き込むための動作である。また、この書き込みは、プログラムモードが設定されているときに、イグニッションキー２１がキーシリンダ４に差し込まれることによって実現されるようになっている。
【００９９】
ステップＳ１１、Ｓ１２では、プログラムモードが設定されてから、所定の期間（例えば、３０秒間）が経過するまでにイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認するために、３０秒以内にイモビライザ部３１から信号線Ｌ１へ供給される起動信号を受信したか否かを判断する。
【０１００】
前述した通り、イモビライザ部３１はキー挿入信号を受信すると、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給し、コード信号の出力を要求するようになっているので、起動信号を受信したか否かを判断することによって、イグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認することができる。
【０１０１】
ステップＳ１１において、前記起動信号を受信した、すなわちイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたと判断すれば、次にイモビアンプ５から信号線Ｌ２へ供給されたコード信号（すなわち、トランスポンダ２３から抽出されたコード信号）を受信したか否かを判断する（ステップＳ１３）。
【０１０２】
前述した通り、イモビアンプ５は前記起動信号を受け取ると、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー２１のトランスポンダ２３を起動させることによって、トランスポンダ２３に記憶されている（イグニッションキー２１固有の）ＩＤコード、及び所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を抽出し、抽出したコード信号を信号線Ｌ２へ供給するようになっている。
【０１０３】
一方、ステップＳ１１、Ｓ１２において、３０秒以内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれていないと判断すれば、プログラムモードが誤って設定されたと看做し、ステップＳ１８へ進んで、プログラムモードを解除し、その後、処理動作▲１▼−１を終了する。
【０１０４】
ステップＳ１３において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードを変更し（ステップＳ１４）、変更したＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ４６に書き込み（ステップＳ１５）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードをＥＥＰＲＯＭ４７に書き込み（ステップＳ１６）、次にＩＤコード及び可変コードを登録できたことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置４９を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ１７）、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ１８）、処理動作▲１▼−１を終了する。なお、前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードを変更する方法としては、例えば、所定の値を加算したり、減算するといった方法が挙げられる。
【０１０５】
次に、実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置４１におけるマイコン４２の行う処理動作▲１▼−２（図３におけるステップＳ６のエンジン始動処理）を図５Ａ、図５Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲１▼−２は携帯用送信機５１が操作されることにより、遠方からエンジン始動が指示された場合に行われる動作である。
【０１０６】
まず、正規のイグニッションキー２１がキーシリンダ４に挿入され、ＡＣＣ位置まで回動され、そしてＩＧオン位置まで回動された場合にそれぞれ出力されるキー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給して、イモビライザ部３１へこれら擬似信号を送信すると共に（ステップＳ２１）、スイッチ５ａを閉鎖させて、イモビアンプ５の電源をカットし、イモビアンプ５の作動を禁止させる（ステップＳ２２）。なお、前述したように、イモビライザ部３１はキー挿入信号を受信すると、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給し、コード信号の出力を要求するようになっている。
【０１０７】
次に、イモビライザ部３１から供給される起動信号を受信したか否かを判断し（ステップＳ２３）、前記起動信号を受信していないと判断すれば、ステップＳ２３へ戻って、前記起動信号が送信されてくるのを待つ。一方、前記起動信号を受信したと判断すれば、次にＥＥＰＲＯＭ４６に記憶されているＩＤコードＡを読み出し（ステップＳ２４）、ＥＥＰＲＯＭ４７に記憶されている可変コードＢを読み出し（ステップＳ２５）、読み出した可変コードＢを前記所定の条件に従って変化させ（ステップＳ２６）、変化した可変コードＢをＥＥＰＲＯＭ４７に書き込む（ステップＳ２７）。例えば、所定値αを加算することによって、可変コードを変化させる。
【０１０８】
その後、ＩＤコードＡ、及び可変コードＢを含んで構成されるコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部３１へ送信し（ステップＳ２８）、その後、所定の期間（例えば、１秒間）内にイモビライザ部３１から送信される前記起動信号を再び受信したか否かを判断する（ステップＳ２９、Ｓ３０）。前記起動信号は本来、イモビアンプ５に対して送信されるものであるが、イモビアンプ５の作動が禁止されているので問題を生じることはない。
【０１０９】
前述した通り、イモビライザ部３１は、受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’（ここでは、ＥＥＰＲＯＭ４６に記憶されているＩＤコード）が予めＥＥＰＲＯＭ３３〜３６に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致すると判断し、なおかつ受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’（ここでは、ＥＥＰＲＯＭ４７に記憶されている可変コード）が、ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６のいずれかに記憶されている（ＩＤコードＡ’に対応する）可変コードの値を基準に所定の範囲内であると判断すれば、エンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信すると共に、その後の前記起動信号の再送信を行わないようになっている。
【０１１０】
他方、受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ３３〜３６に登録されているＩＤコードのいずれとも一致しない、又は受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’が前記所定の範囲外であると判断すれば、前記起動信号の再送信を行うようになっている。なお、前記起動信号の再送信は、コードの照合が得られるまで繰り返し行われる（５０ミリ秒程度毎に、最大で１００回程度）。
【０１１１】
従って、ＩＤコードＡ、及び可変コードＢを含んで構成されるコード信号の送信後（ステップＳ２８の処理後）、１秒以内に前記起動信号を再受信せずに、ステップＳ３１（図５Ｂ）へ進む場合というのは、下記のａ、ｂの２通りである。ａ．コードの照合が得られ、イモビライザ部３１からエンジン制御部７に対して前記許可信号が送信された場合。
ｂ．コードの照合が得られず、イモビライザ部３１からの前記起動信号の送信が最大限繰り返された場合。
【０１１２】
ステップＳ２９、Ｓ３０において、１秒以内にイモビライザ部３１から前記起動信号を再受信した（すなわち、コードの照合が得られていない）と判断すれば、ステップＳ２４へ戻り、再度、前記所定の条件に従って可変コードを変化させ、ＩＤコード及び前記所定の条件に従って変化した可変コードをイモビライザ部３１へ送信する。
【０１１３】
一方、１秒以内にイモビライザ部３１から前記起動信号を再受信しない（上記ａ、ｂの場合）と判断すれば、ステップＳ３１（図５Ｂ）へ進んで、スイッチ５ａを開放させて、イモビアンプ５の電源カットを解除し、その後カウンタＣ１を０にし（ステップＳ３２）、イグニッションキー２１がスタータ出力位置まで回動された場合に出力されるスタータ信号に相当する擬似信号を所定の期間（例えば、２秒間）継続してイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給し、エンジン制御部７へ前記擬似信号を送信する（ステップＳ３３）。
【０１１４】
その後、所定の期間（例えば、４秒間）の待機時間を設けてから（ステップＳ３４）、オルタネータＬ端子５０から得られる信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断し（ステップＳ３５）、エンジンが始動していると判断すれば、処理動作▲１▼−２を終了する。
【０１１５】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、次にカウンタＣ１に１を加算し（ステップＳ３６）、１を加算したカウンタＣ１が所定値（例えば、２回）以上であるか否かを判断する（ステップＳ３７）。カウンタＣ１が２以上である、すなわちスタータ信号に相当する擬似信号を２回送信しているにも拘らず、エンジンが始動しないと判断すれば、上記ｂの場合と看做し、そのまま処理動作▲１▼−２を終了する。他方、カウンタＣ１が２以上でないと判断すれば、ステップＳ３３へ戻り、スタータ信号に相当する擬似信号を再度送信する。
【０１１６】
次に、イモビライザ部３１におけるマイコン３２の行う処理動作▲２▼（メインルーチン）を図６に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、プログラムモードが設定されているか否かを判断し（ステップＳ４１）、プログラムモードが設定されていると判断すれば、次にステップＳ４２へ進んで、プログラム処理を行い（詳細は図７参照）、その後ステップＳ４３へ進む。一方、プログラムモードが設定されていないと判断すれば、そのままステップＳ４３へ進む。
【０１１７】
なお、プログラムモードは、ここではプログラムスイッチ３７が押下されることによって設定されるようになっているが、プログラムモードの設定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、イグニッションキー２１をキーシリンダ４に差し込んで、ドアの開閉を数回繰り返す操作によって設定されるようにしても良い。但し、この場合は、イモビライザ部３１にドアの開閉状態を検出するセンサなどを接続する必要がある。
【０１１８】
ステップＳ４３では、キー挿入信号（Ｌｏｗ →Ｈｉｇｈ）を受信したか否かを判断する。キー挿入信号がＬｏｗ 状態からＨｉｇｈ状態となるのは、イグニッションキー２１がキーシリンダ４へ挿入される場合（ケースＩ）や、携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されることによって、遠隔操作によるエンジン始動指令が行われる場合（ケースＩＩ）がある。
【０１１９】
ステップＳ４３において、キー挿入信号を受信したと判断すれば、次にカウンタＣ２、Ｃ３を０にし（ステップＳ４４）、数値Ｗを０にし（ステップＳ４５）、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給して、前記起動信号をイモビアンプ５や遠隔始動制御装置４１へ送信し（ステップＳ４６）、その後、コード信号が送信されてくるのを待つ（ステップＳ４７）。一方、ステップＳ４３において、キー挿入信号を受信していないと判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【０１２０】
・ケースＩの場合
イモビアンプ５は、前記起動信号を受信すると、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー２１のトランスポンダ２３を起動させることによって、トランスポンダ２３に記憶されている（イグニッションキー１固有の）ＩＤコード及び所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を抽出し、抽出したコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部３１へ出力するようになっている。
【０１２１】
・ケースＩＩの場合
遠隔始動制御装置４１は、前記起動信号を受信すると、ＥＥＰＲＯＭ４７に記憶されている可変コードを前記所定の条件に従って変化させ、ＥＥＰＲＯＭ４６に記憶されているＩＤコード、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部３１へ出力するようになっている。
【０１２２】
ステップＳ４７において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’をマイコン３２内のＲＡＭ３２ａ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ４８）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’をマイコン３２内のＲＡＭ３２ｂ（図示せず）に記憶させ、（ステップＳ４９）、その後ＲＡＭ３２ａに記憶されているＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ３３ａ〜３６ａ（図２参照）に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致するか否かを判断する（ステップＳ５０）。
【０１２３】
ＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ３３ａ〜３６ａに記憶されているＩＤコードのいずれかと一致すると判断すれば、次に該当するＩＤコードＡ’に対応する可変コードＤをＥＥＰＲＯＭ３３ｂ〜３６ｂのいずれかから読み出す（ステップＳ５１）。例えば、ＩＤコードＡ’が［１００１０１０１］（２進数）の場合には、可変コードＤとして［７２］（１０進数）が読み出されることとなる（図２参照）。
【０１２４】
次に数値Ｗに数値β（＞α）を加算し（ステップＳ５２）、ＲＡＭ３２ｂに記憶されている可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、０から数値Ｗまでの範囲内であるか否かを判断し（ステップＳ５３）、可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、０から数値Ｗまでの範囲内であると判断すれば、次にエンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信し（ステップＳ５４）、その後、可変コードＢ’をＩＤコードＡ’に対応させてＥＥＰＲＯＭ３３ｂ〜３６ｂのいずれかへ書き込み、ＩＤコードＡ’に対応する可変コードの更新を行い（ステップＳ５５）、その後別の処理を行う。例えば、ＩＤコードＡ’が［１００１０１０１］であり、可変コードＢ’が［７４］の場合には、ＥＥＰＲＯＭ３３ｂに［７４］が書き込まれることとなる。なお、ここでは数値Ｗに数値αより大きい数値βを加算しているが（ステップＳ５２参照）、別の実施の形態では数値Ｗに数値αと同じ値を加算しても良い。
【０１２５】
一方、ステップＳ５３において、可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、０から数値Ｗまでの範囲内でないと判断すれば、次にカウンタＣ３に１を加算し（ステップＳ５６）、１を加算したカウンタＣ３が所定値（例えば、１０回）を超えているか否かを判断し（ステップＳ５７）、カウンタＣ３が１０回を超えていないと判断すれば、そのままステップＳ４６へ戻って、前記起動信号を再び送信する。他方、カウンタＣ３が１０回を超えていると判断すれば、正規のコード信号ではないと判断してそのまま別の処理を行う。
【０１２６】
また、ステップＳ５０において、ＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ３３ａ〜３６ａに記憶されているＩＤコードのいずれとも一致しないと判断すれば、次に数値Ｗに数値βを加算し（ステップＳ５８）、カウンタＣ２に１を加算し（ステップＳ５９）、１を加算したカウンタＣ２が所定値（例えば、１０回）を超えているか否かを判断し（ステップＳ６０）、カウンタＣ２が１０回を超えていないと判断すれば、そのままステップＳ４６へ戻って、前記起動信号を再び送信する。他方、カウンタＣ２が１０回を超えていると判断すれば、正規のコード信号ではないと判断してそのまま別の処理を行う。
【０１２７】
次に、イモビライザ部３１におけるマイコン３２の行う処理動作▲２▼−１（図６におけるステップＳ４２のプログラム処理）を図７に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲２▼−１はＥＥＰＲＯＭ３３〜３６にイグニッションキー２１のトランスポンダ２３や、遠隔始動制御装置４１のＥＥＰＲＯＭ４６、４７に記憶されているＩＤコードや可変コードを書き込むための動作である。また、この書き込みは、プログラムモードが設定されているときに実現されるようになっている。
【０１２８】
ステップＳ６１、Ｓ６２では、プログラムモードが設定されてから、所定の期間（例えば、３０秒間）内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたか、又は携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されたか否かを確認するために、３０秒以内にキー挿入信号（Ｌｏｗ →Ｈｉｇｈ）を受信したか否かを判断する。
【０１２９】
前述した通り、キー挿入信号がＬｏｗ 状態からＨｉｇｈ状態となるケースとして、イグニッションキー２１がキーシリンダ４へ挿入される場合（ケースＩ）や、携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されて、遠隔操作によるエンジン始動指令が行われる場合（ケースＩＩ）がある。
【０１３０】
ステップＳ６１、Ｓ６２において、３０秒以内にキー挿入信号を受信していないと判断すれば、プログラムモードが誤って設定されたと看做し、ステップＳ６３へ進んで、プログラムモードを解除し、その後、処理動作▲２▼−１を終了する。一方、ステップＳ６１において、キー挿入信号を受信した、すなわち３０秒以内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４に差し込まれた、又は携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されたと判断すれば、次に信号線Ｌ１を介して起動信号をイモビアンプ５や遠隔始動制御装置４１へ送信し（ステップＳ６４）、その後、コード信号が送信されてくるのを待つ（ステップＳ６５）。
【０１３１】
前述した通り、イモビアンプ５は、前記起動信号を受信すると、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー２１のトランスポンダ２３を起動させることによって、トランスポンダ２３に記憶されている（イグニッションキー１固有の）ＩＤコード及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を抽出し、抽出したコード信号をイモビライザ部３１へ出力するようになっている。
他方、遠隔始動制御装置４１は、前記起動信号を受信すると、ＥＥＰＲＯＭ４７に記憶されている可変コードを前記所定の条件に従って変化させ、ＥＥＰＲＯＭ４６に記憶されているＩＤコード、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号をイモビライザ部３１へ出力するようになっている。
【０１３２】
ステップＳ６５において、コード信号を受信したと判断すれば、次にカウンタｎを１とし（ステップＳ６６）、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みであるか否かを判断する（ステップＳ６７）。なお、ここではＥＥＰＲＯＭ３３が第１番目のＥＥＰＲＯＭで、ＥＥＰＲＯＭ３４が第２番目、ＥＥＰＲＯＭ３５が第３番目、ＥＥＰＲＯＭ３６が第４番目となっている。
【０１３３】
第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みでないと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードを、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭ（例えば、ＥＥＰＲＯＭ３３ａ）に書き込み（ステップＳ６８）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードを、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭ（例えば、ＥＥＰＲＯＭ３３ｂ）に書き込み（ステップＳ６９）、コードの登録が完了したことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ７０）、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ７１）、処理動作▲２▼−１を終了する。
【０１３４】
一方、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みであると判断すれば、次にカウンタｎに１を加算し（ステップＳ７２）、１を加算したカウンタｎが所定値（ここでは、５）以上であるか否かを判断する（ステップＳ７３）。カウンタｎが５以上である、すなわちＥＥＰＲＯＭ３３〜３６のいずれにもコードが登録されていると判断すれば、古いコードを消去すべく、ＥＥＰＲＯＭ３４に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ３３へ書き込み（ステップＳ７４）、次にＥＥＰＲＯＭ３５に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ３４へ書き込み（ステップＳ７５）、ＥＥＰＲＯＭ３６に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ３５へ書き込み（ステップＳ７６）、そして前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ３６ａへ書き込み（ステップＳ７７）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードをＥＥＰＲＯＭ３６ｂへ書き込む（ステップＳ７８）。
【０１３５】
次に、ステップＳ７０へ進んで、コードの登録が完了したことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点滅させ、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ７１）、処理動作▲２▼−１を終了する。他方、ステップＳ７３において、カウンタｎが５以上でないと判断すれば、ステップＳ６７へ戻る。
【０１３６】
上記実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置によれば、遠隔操作によるエンジンの始動指令を受けると、ＥＥＰＲＯＭ４７に記憶されている可変コードＢを前記所定の条件に従って変化させて、ＥＥＰＲＯＭ４６に記憶されているＩＤコードＡ、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードＢを含んで構成されるコード信号をイモビライザ部３１へ供給するようになっている。
【０１３７】
従って、遠隔操作によるエンジンの始動指令があった場合にも、正規のイグニッションキー２１がキーシリンダ４に差し込まれた場合と同じように、イモビライザ部３１へＩＤコードＡだけでなく、前記所定の条件に従って変化した可変コードＢを供給することができる。これにより、可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両であったとしても、遠隔操作によってエンジンを始動させることができる。
【０１３８】
また、上記実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニッションキー２１（イモビアンプ５）から出力されたコード信号に含まれるＩＤコード（すなわち、イグニッションキー２１固有のＩＤコード）を変更し、この変更したＩＤコードを遠隔始動制御装置４１固有のＩＤコードとしてＥＥＰＲＯＭ４６へ記憶するようになっている。
【０１３９】
従って、イグニッションキー２１固有のＩＤコードを変更したものを、遠隔始動制御装置４１固有のＩＤコードとすることができるので、製造段階においてＩＤコードを装置に登録しておく必要が無いので、製造効率を高めることができる。また、イモビライザ部３１へ登録される遠隔始動制御装置４１固有のＩＤコードは、イグニッションキー２１固有のＩＤコードを変更したもの（すなわち、イグニッションキー２１固有のＩＤコードと同じコードとはなり得ないもの）であるため、イモビライザ部３１に登録されるＩＤコードが重複するのを防止することができる。
【０１４０】
また、上記実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置では、イモビライザ部３１から送信されてくる起動信号の受信後、ＥＥＰＲＯＭ４７から可変コードを読み出し、前記所定の条件に従って可変コードを変化させて、変化した可変コードをイモビライザ部３１へ送信するようになっているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、例えば、ステップＳ２６、Ｓ２７（図５Ａ参照）をステップＳ２８の後に行うようにして、可変コードのイモビライザ部３１への送信後に可変コードを変化させるようにしても良い。
【０１４１】
図８は、実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図１に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【０１４２】
図８に示したエンジン始動システムは、ある特定のＩＤコード、送信元コード［００］（２進数）、及び可変コードを記憶すると共に、可変コードを所定の条件に従って変化させる（例えば、１ずつカウントアップする）機能、及び発信機能を有したトランスポンダ７３をグリップ部７２に内蔵するイグニッションキー７１と、キーシリンダ４と、キーシリンダ４に取り付けられたイモビアンプ５と、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部３１と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部７と、遠隔始動制御装置６１と、携帯用送信機５１とを含んで構成されている。送信元コード［００］は、コード信号の送信元がイグニッションキー７１であることを示し、送信元コード［０１］は、コード信号の送信元が遠隔始動制御装置６１であることを示している。
【０１４３】
イモビライザ部３１はマイコン３２と、ＩＤコード及び送信元コードの記憶が可能であり、さらにＩＤコード及び送信元コードに対応づけて可変コードの記憶が可能なＥＥＰＲＯＭ３３〜３６と、プログラムモード（ＩＤコード、送信元コード、及び可変コードをＥＥＰＲＯＭ３３〜３６へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ３７とを含んで構成されている。ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６には、それぞれ別のＩＤコードの記憶が可能であって、ここでは異なる４つのＩＤコードの記憶が可能となっている。
【０１４４】
但し、イモビライザ部３１は、ＩＤコード、送信元コードを区別するようにはなっておらず、図１、図３５に示したイモビライザ部３１と実質的に同じものである。図９に、ＥＥＰＲＯＭ３３〜３６に記憶されるＩＤコード、送信元コード、及び可変コードの一例を示す。
【０１４５】
遠隔始動制御装置６１はマイコン６２と、携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ４３、及び受信手段４４と、遠隔用ＩＤコードが記憶されたＥＥＰＲＯＭ４５と、イモビライザ部３１へ供給するためのＩＤコードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ６３と、送信元コード［０１］を記憶するためのＥＥＰＲＯＭ６４と、可変コードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ６５と、プログラムモード（ＩＤコード、送信元コード、可変コードをＥＥＰＲＯＭ６３〜６５それぞれへ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ６６とを含んで構成されている。
【０１４６】
また、遠隔始動制御装置６１は、イモビアンプ５に接続されているスイッチ５ａの開閉を制御することによって、イモビアンプ５への電力供給をカットしたり、ランプ点灯装置４９を制御することによって、ランプを点灯させたりすることができるようになっている。また、遠隔始動制御装置６１には、エンジンが停止している時にはＬｏｗ 信号を出力し、エンジンが始動している時にはＨｉｇｈ信号を出力するオルタネータＬ端子５０が接続されており、遠隔始動制御装置６１でエンジンが始動しているか否かの判断を行うことができるようになっている。
【０１４７】
図１０は、実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置６１におけるマイコン６２の行う処理動作▲３▼（メインルーチン）を示したフローチャートであるが、マイコン６２の行う処理動作▲３▼については、図１に示した遠隔始動制御装置４１におけるマイコン４２の行う処理動作▲１▼（図３参照）と同様であるため、その説明を省略する。
【０１４８】
次に、実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置６１におけるマイコン６２の行う処理動作▲３▼−１（図１０におけるステップＳ８２のプログラム処理）を図１１に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲３▼−１はＥＥＰＲＯＭ６３〜６５にイモビライザ部３１へ供給するためのＩＤコード、送信元コード、可変コードを書き込むための動作である。また、この書き込みはプログラムモードが設定されているときに、イグニッションキー７１がキーシリンダ４に差し込まれることによって実現されるようになっている。
【０１４９】
ステップＳ９１、Ｓ９２では、プログラムモードが設定されてから、所定の期間（例えば、３０秒間）が経過するまでにイグニッションキー７１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認するために、３０秒以内にイモビライザ部３１から信号線Ｌ１へ供給される起動信号を受信したか否かを判断する。
【０１５０】
ステップＳ９１において、前記起動信号を受信した、すなわちイグニッションキー７１がキーシリンダ４へ差し込まれたと判断すれば、次にイモビアンプ５から信号線Ｌ２へ供給されたコード信号（すなわち、トランスポンダ７３から抽出されたコード信号）を受信したか否かを判断する（ステップＳ９３）。
【０１５１】
一方、ステップＳ９１、Ｓ９２において、３０秒以内にイグニッションキー７１がキーシリンダ４へ差し込まれていないと判断すれば、プログラムモードが誤って設定されたと看做し、ステップＳ９９へ進んで、プログラムモードを解除し、その後、処理動作▲３▼−１を終了する。
【０１５２】
ステップＳ９３において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ６３へ書き込み（ステップＳ９４）、前記受信したコード信号に含まれる送信元コード［００］を［０１］に変更し（ステップＳ９５）、変更した送信元コード［０１］をＥＥＰＲＯＭ６４へ書き込み（ステップＳ９６）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードをＥＥＰＲＯＭ６５に書き込み（ステップＳ９７）、次にＩＤコード、送信元コード、及び可変コードを登録できたことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置４９を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ９８）、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ９９）、処理動作▲３▼−１を終了する。
【０１５３】
次に、実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置６１におけるマイコン６２の行う処理動作▲３▼−２（図１０におけるステップＳ８６のエンジン始動処理）を図１２Ａ、図１２Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲３▼−２は携帯用送信機５１が操作されることにより、遠方からエンジン始動が指示された場合に行われる動作である。また、処理動作▲３▼−２は図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２と共通する部分が多いため、ここでは説明の一部を省略する。
【０１５４】
まず、正規のイグニッションキー７１がキーシリンダ４に挿入され、ＡＣＣ位置まで回動され、そしてＩＧオン位置まで回動された場合にそれぞれ出力されるキー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給して、イモビライザ部３１へこれら擬似信号を送信すると共に（ステップＳ１０１）、スイッチ５ａを閉鎖させて、イモビアンプ５の電源をカットし、イモビアンプ５の作動を禁止させる（ステップＳ１０２）。
なお、前述したように、イモビライザ部３１はキー挿入信号を受信すると、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給し、キーコードの出力を要求するようになっている。
【０１５５】
次に、イモビライザ部３１から供給される起動信号を受信したか否かを判断し（ステップＳ１０３）、前記起動信号を受信していないと判断すれば、ステップＳ１０３へ戻って、前記起動信号が送信されてくるのを待つ。一方、前記起動信号を受信したと判断すれば、次にＥＥＰＲＯＭ６３に記憶されているＩＤコードＡを読み出し（ステップＳ１０４）、ＥＥＰＲＯＭ６４に記憶されている送信元コードＣ［０１］を読み出し（ステップＳ１０５）、ＥＥＰＲＯＭ６５に記憶されている可変コードＢを読み出し（ステップＳ１０６）、読み出した可変コードＢを前記所定の条件に従って変化させ（ステップＳ１０７）、変化した可変コードＢをＥＥＰＲＯＭ６５に書き込む（ステップＳ１０８）。例えば、所定値αを加算することによって、可変コードを変化させる。
【０１５６】
その後、ＩＤコードＡ、送信元コードＣ［０１］、及び可変コードＢを含んで構成されるコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部３１へ送信し（ステップＳ１０９）、その後、所定の期間（例えば、１秒間）内にイモビライザ部３１から送信される前記起動信号を再び受信したか否かを判断する（ステップＳ１１０、Ｓ１１１）。なお、ステップＳ１１０〜Ｓ１１８の処理動作については、図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２におけるステップＳ２９〜Ｓ３７と同様であるため、その説明を省略する。
【０１５７】
次に、イモビライザ部３１におけるマイコン３２の行う処理動作▲４▼（メインルーチン）を図１３に示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作▲４▼は図６に示した処理動作▲２▼と共通する部分が多いため、ここでは説明の一部を省略する。
【０１５８】
ステップＳ１２７において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’及び送信元コードＣ’をマイコン３２内のＲＡＭ３２ａ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ１２８）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’をマイコン３２内のＲＡＭ３２ｂ（図示せず）に記憶させ、（ステップＳ１２９）、その後、ＲＡＭ３２ａに記憶されているＩＤコードＡ’と送信元コードＣ’を組み合わせた組合コードがＥＥＰＲＯＭ３３ａ〜３６ａ（図９参照）に記憶されているコード（ＩＤコードを送信元コードを組み合わせた組合コード）のいずれかと一致するか否かを判断する（ステップＳ１３０）。
【０１５９】
ＩＤコードＡ’と送信元コードＣ’を組み合わせた組合コードがＥＥＰＲＯＭ３３ａ〜３６ａに記憶されているコードのいずれかと一致すると判断すれば、次に該当するコード（ＩＤコードＡ’と送信元コードＣ’を組み合わせた組合コード）に対応する可変コードＤをＥＥＰＲＯＭ３３ｂ〜３６ｂのいずれかから読み出す（ステップＳ１３１）。例えば、ＩＤコードＡ’が［１１０１０１］（２進数）で、送信元コードＣ’が［００］（２進数）の場合には、ＥＥＰＲＯＭ３３ｂに記憶されている可変コードＤ［８５］（１０進数）が読み出され、また、ＩＤコードＡ’が［１１０１０１］で、送信元コードＣ’が［０１］の場合には、ＥＥＰＲＯＭ３６ｂに記憶されている可変コードＤ［６８］が読み出される（図９参照）。
【０１６０】
次に数値Ｗに数値β（＞α）を加算し（ステップＳ１３２）、ＲＡＭ３２ｂに記憶されている可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、０から数値Ｗまでの範囲内であるか否かを判断し（ステップＳ１３３）、可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、０から数値Ｗまでの範囲内であると判断すれば、次にエンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信し（ステップＳ１３４）、その後、可変コードＢ’をＩＤコードＡ’及び送信元コードＣ’に対応させてＥＥＰＲＯＭ３３ｂ〜３６ｂのいずれかへ書き込み、ＩＤコードＡ’及び送信元コードＣ’に対応する可変コードの更新を行い（ステップＳ１３５）、その後別の処理を行う。例えば、ＩＤコードＡ’と送信元コードＣ’を組み合わせた組合コードが［１１０１０１００］であり、可変コードＢ’が［８７］の場合には、ＥＥＰＲＯＭ３３ｂに［８７］が書き込まれることとなる。なお、ここでは数値Ｗに数値αより大きい数値βを加算しているが（ステップＳ１３２参照）、別の実施の形態では数値Ｗに数値αと同じ値を加算しても良い。
【０１６１】
図１４は、イモビライザ部３１におけるマイコン３２の行う処理動作▲４▼−１（図１３におけるステップＳ１２２のプログラム処理）を示したフローチャートであるが、マイコン３２の行う処理動作▲４▼−１については、図７に示した処理動作▲２▼−１と実質的に同じであるため、その説明を省略する。
【０１６２】
上記実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置によれば、遠隔操作によるエンジンの始動指令を受けると、ＥＥＰＲＯＭ６５に記憶されている可変コードＢを前記所定の条件に従って変化させて、ＥＥＰＲＯＭ６３に記憶されているＩＤコードＡ、ＥＥＰＲＯＭ６４に記憶されている送信元コードＣ、及び前記所定の条件に従って変化した可変コードＢを含んで構成されるコード信号がイモビライザ部３１へ供給するようになっている。
【０１６３】
従って、遠隔操作によるエンジンの始動指令があった場合にも、正規のイグニッションキー７１がキーシリンダ４に差し込まれた場合と同じように、イモビライザ部３１へＩＤコードＡ、送信元コードＣだけでなく、前記所定の条件に従って変化した可変コードＢを供給することができる。これにより、可変コードが採用されたイモビライザ機能を有した車両であったとしても、遠隔操作によってエンジンを始動させることができる。
【０１６４】
また、上記実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニションキー７１固有のＩＤコードと送信元コードを使って、遠隔始動制御装置６１固有の識別コードに相当するコード（ＩＤコードと送信元コードを組み合わせた組合コード）を作成することができるので、製造段階において遠隔始動制御装置の識別コードを装置に登録しておく必要がないので、製造効率を高めることができる。また、イモビライザ部３１へ登録される遠隔始動制御装置６１固有の識別コードに相当するコード（組合コード）は、送信元コードが異なり、イグニッションキー７１固有の識別コードに相当するコード（組合コード）と同じになり得ないので、イモビライザ部３１に登録される識別コードが重複するのを防止することができる。
【０１６５】
また、上記実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置では、イモビライザ部３１から送信されてくる起動信号の受信後、ＥＥＰＲＯＭ６５から可変コードを読み出し、前記所定の条件に従って可変コードを変化させて、変化した可変コードをイモビライザ部３１へ送信するようになっているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、例えば、ステップＳ１０７、Ｓ１０８（図１２Ａ参照）をステップＳ１０９の後に行うようにして、可変コードのイモビライザ部３１への送信後に可変コードを変化させるようにしても良い。
【０１６６】
また、上記実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置では、イモビアンプ５から送信されてくる送信元コード［００］を［０１］に変更し、変更した送信元コード［０１］をＥＥＰＲＯＭ６４へ記憶させるようにしているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、これら処理を行わず、ＥＥＰＲＯＭ６４に予め送信元コード［０１］を登録しておくようにしても良い。また、ここではイモビライザ部がＩＤコードと送信元コードとを一つのコード（組合コード）として取り扱う場合について説明しているが、イモビライザ部についてはＩＤコードと送信元コードとをそれぞれ別々のコードとして認識して取り扱うようになっていても良い。
【０１６７】
また、上記実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置では、イモビアンプ５（トランスポンダ７３）から出力されるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号を受信して、これらＩＤコード、可変コード、及び送信元コードを登録するようにしているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、ＩＤコード、及び可変コードを含んで構成されるが、送信元コードを含まないコード信号を受信して、ＩＤコード、及び可変コードを登録し、送信元コード［０１］についてはイモビライザ部へコード信号を出力する際に、ＩＤコード、及び可変コードに付加するようにしても良い。
【０１６８】
これにより、トランスポンダから出力されるコード信号を送信元コードを含まないものとすることができる。なお、上記したような遠隔始動制御装置から出力されるコード信号の照合をイモビライザ部で実現するには、イモビライザ部で外部から送られてくるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードを登録（プログラム）できるようにしておけば良い。
【０１６９】
図１５は、実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置（イモビライザ部）が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図１に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【０１７０】
図１５に示したエンジン始動システムは、ある特定のＩＤコード、及び可変コードを記憶すると共に、可変コードを所定の条件に従って変化させる（例えば、１ずつカウントアップする）機能、及び発信機能を有したトランスポンダ２３をグリップ部２２に内蔵するイグニッションキー２１と、キーシリンダ４と、キーシリンダ４に取り付けられたイモビアンプ５と、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部９１と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部７と、遠隔始動制御装置８１と、携帯用送信機５１とを含んで構成されている。
【０１７１】
イモビライザ部９１はマイコン９２と、ＩＤコード、及び該ＩＤコードに対応づけて可変コードの記憶が可能なＥＥＰＲＯＭ９３〜９５と、ＩＤコード、及び該ＩＤコードに対応づけて固定コードの記憶が可能なＥＥＰＲＯＭ９６と、プログラムモード（ＩＤコード、可変コード、固定コードをＥＥＰＲＯＭ９３〜９６へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ９７とを含んで構成されている。ＥＥＰＲＯＭ９３〜９６には、それぞれ別のＩＤコードの記憶が可能であって、ここでは４つのＩＤコードの記憶が可能となっている。図１６に、ＥＥＰＲＯＭ９３〜９６に記憶されるＩＤコード、可変コード、固定コードの一例を示す。
【０１７２】
遠隔始動制御装置８１はマイコン８２と、携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ４３、及び受信手段４４と、遠隔用ＩＤコードが記憶されたＥＥＰＲＯＭ４５と、イモビライザ部９１へ供給するためのＩＤコードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ８３と、固定コードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ８４と、プログラムモード（ＩＤコード、固定コードをＥＥＰＲＯＭ８３、８４へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ８５とを含んで構成されている。
【０１７３】
図１７は、実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置８１におけるマイコン８２の行う処理動作▲５▼（メインルーチン）を示したフローチャートであるが、マイコン８１の行う処理動作▲５▼については、図１に示した遠隔始動制御装置４１におけるマイコン４２の行う処理動作▲１▼（図３参照）と同様であるため、その説明を省略する。
【０１７４】
次に、実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置８１におけるマイコン８２の行う処理動作▲５▼−１（図１７におけるステップＳ１６２のプログラム処理）を図１８に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲５▼−１はＥＥＰＲＯＭ８３にイモビライザ部９１へ供給するためのＩＤコードを書き込み、ＥＥＰＲＯＭ８４に固定コードを書き込むための動作である。また、この書き込みは、プログラムモードが設定されているときに、イグニッションキー２１がキーシリンダ４に差し込まれることによって実現されるようになっている。
【０１７５】
ステップＳ１７１、Ｓ１７２では、プログラムモードが設定されてから、所定の期間（例えば、３０秒間）が経過するまでにイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認するために、３０秒以内にイモビライザ部９１から信号線Ｌ１へ供給される起動信号を受信したか否かを判断する。
【０１７６】
ステップＳ１７１において、前記起動信号を受信した、すなわちイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたと判断すれば、次にイモビアンプ５から信号線Ｌ２へ供給されたコード信号（すなわち、トランスポンダ２３から抽出されたコード信号）を受信したか否かを判断する（ステップＳ１７３）。
【０１７７】
一方、ステップＳ１７１、Ｓ１７２において、３０秒以内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれていないと判断すれば、プログラムモードが誤って設定されたと看做し、ステップＳ１７７へ進んで、プログラムモードを解除し、その後、処理動作▲５▼−１を終了する。
【０１７８】
ステップＳ１７３において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ８３へ書き込み（ステップＳ１７４）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードを固定コードとしてＥＥＰＲＯＭ８４へ書き込み（ステップＳ１７５）、ＩＤコード、及び固定コードを登録できたことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置４９を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ１７６）、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ１７７）、処理動作▲５▼−１を終了する。
【０１７９】
次に、実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置８１におけるマイコン８２の行う処理動作▲５▼−２（図１７におけるステップＳ１６６のエンジン始動処理）を図１９Ａ、図１９Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲５▼−２は携帯用送信機５１が操作されることにより、遠方からエンジン始動が指示された場合に行われる動作である。また、処理動作▲５▼−２は図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２と共通する部分が多いため、説明の一部を省略する。
【０１８０】
まず、正規のイグニッションキー２１がキーシリンダ４に挿入され、ＡＣＣ位置まで回動され、そしてＩＧオン位置まで回動された場合にそれぞれ出力されるキー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給して、イモビライザ部９１へこれら擬似信号を送信すると共に（ステップＳ１８１）、スイッチ５ａをオフさせて、イモビアンプ５の電源をカットし、イモビアンプ５の作動を禁止させる（ステップＳ１８２）。
なお、イモビライザ部９１は、図１に示したイモビライザ部３１と同様にキー挿入信号を受信すると、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給し、キーコードの出力を要求するようになっている。
【０１８１】
次に、イモビライザ部９１から供給される起動信号を受信したか否かを判断し（ステップＳ１８３）、前記起動信号を受信していないと判断すれば、ステップＳ１８３へ戻って、前記起動信号が送信されてくるのを待つ。一方、前記起動信号を受信したと判断すれば、次にＥＥＰＲＯＭ８３に記憶されているＩＤコードＡを読み出し（ステップＳ１８４）、ＥＥＰＲＯＭ８４に記憶されている固定コードＥを読み出し（ステップＳ１８５）、その後、ＩＤコードＡ、固定コードＥ、及び送信元コードＣを含んで構成されるコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部９１へ送信し（ステップＳ１８６）、その後、所定の期間（例えば、１秒間）内にイモビライザ部９１から送信される前記起動信号を再び受信したか否かを判断する（ステップＳ１８７、Ｓ１８８）。なお、ステップＳ１８７〜Ｓ１９５の処理動作については、図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２におけるステップＳ２９〜Ｓ３７と同様であるため、その説明を省略する。
【０１８２】
次に、実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部９１）におけるマイコン９２の行う処理動作▲６▼（メインルーチン）を図２０Ａ、図２０Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作▲６▼は図１に示したイモビライザ部３１におけるマイコン３２の行う処理動作▲２▼（図６参照）と共通する部分が多いため、説明の一部を省略する。
【０１８３】
ステップＳ２０７において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１であるか否かを判断する（ステップＳ２０８）。なお、前記判断を行うには、前記受信したコード信号に送信元コードＣが含まれているか否かを判断すれば良い。
【０１８４】
前記受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１ではない、すなわち前記受信したコード信号の送信元はイグニッションキー２１（イモビアンプ５）であると判断すれば、次に前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’をマイコン９２内のＲＡＭ９２ａ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ２０９）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’をマイコン９２内のＲＡＭ９２ｂ（図示せず）に記憶させ、（ステップＳ２１０）、その後、ＲＡＭ９２ａに記憶されているＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ９３ａ〜９５ａ（図１６参照）に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致するか否かを判断する（ステップＳ２１１）。なお、ステップＳ２１１〜Ｓ２２１の処理動作については、図６に示した処理動作▲１▼−２におけるステップＳ５０〜Ｓ６０と同様であるため、その説明を省略する。
【０１８５】
一方、ステップＳ２０８において、前記受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１であると判断すれば、ステップＳ２２２（図２０Ｂ）へ進んで、前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ９６ａ（図１６参照）に記憶されているＩＤコードと一致するか否かを判断する。
【０１８６】
ＩＤコードが一致すると判断すれば、次に前記受信したコード信号に含まれる固定コードＥ’がＥＥＰＲＯＭ９６ｂに記憶されている固定コードと一致するか否かを判断し（ステップＳ２２３）、固定コードが一致すると判断すれば、次にエンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信し（ステップＳ２２４）、その後別の処理を行う。
【０１８７】
ステップＳ２２２において、ＩＤコードが一致しないと判断した場合には、カウンタＣ２に１を加算し（ステップＳ２２５）、１を加算したカウンタＣ２が所定値（例えば、１０回）を超えているか否かを判断し（ステップＳ２２６）、カウンタＣ２が１０回を超えていないと判断すれば、そのままステップＳ２０６（図２０Ａ）へ戻って、前記起動信号を再び送信する。他方、カウンタＣ２が１０回を超えていると判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【０１８８】
また、ステップＳ２２３において、固定コードが一致しないと判断した場合には、カウンタＣ３に１を加算し（ステップＳ２２７）、１を加算したカウンタＣ３が所定値（例えば、１０回）を超えているか否かを判断し（ステップＳ２２８）、カウンタＣ３が１０回を超えていないと判断すれば、そのままステップＳ２０６（図２０Ａ）へ戻って、前記起動信号を再び送信する。他方、カウンタＣ３が１０回を超えていると判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【０１８９】
次に、実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部９１）におけるマイコン９２の行う処理動作▲６▼−１（図２０ＡにおけるステップＳ２０２のプログラム処理）を図２１Ａ、図２１Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲６▼−１はＥＥＰＲＯＭ９３〜９５にイグニッションキー２１のトランスポンダ２３に記憶されているＩＤコードや可変コードを書き込んだり、ＥＥＰＲＯＭ９６に遠隔始動制御装置８１に記憶されているＩＤコードや固定コードを書き込むための動作である。また、この書き込みは、プログラムモードが設定されているときに実現されるようになっている。
【０１９０】
ステップＳ２３１、Ｓ２３２では、プログラムモードが設定されてから、所定の期間（例えば、３０秒間）内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４へ差し込まれたか、又は携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されたか否かを確認するために、３０秒以内にキー挿入信号（Ｌｏｗ →Ｈｉｇｈ）を受信したか否かを判断する。
【０１９１】
ステップＳ２３１、Ｓ２３２において、３０秒以内にキー挿入信号を受信していないと判断すれば、プログラムモードが誤って設定されたと看做し、ステップＳ２３３へ進んで、プログラムモードを解除し、その後、処理動作▲６▼−１を終了する。
【０１９２】
一方、ステップＳ２３１において、キー挿入信号を受信した、すなわち３０秒以内にイグニッションキー２１がキーシリンダ４に差し込まれた、又は携帯用送信機５１の釦スイッチ５３が押下されたと判断すれば、次に信号線Ｌ１を介して起動信号をイモビアンプ５や遠隔始動制御装置８１へ送信し（ステップＳ２３４）、その後、コード信号が送信されてくるのを待つ（ステップＳ２３５）。
【０１９３】
ステップＳ２３５において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１であるか否かを判断する（ステップＳ２３６）。なお、前記判断を行うには、前記受信したコード信号に送信元コードＣが含まれているか否かを判断すれば良い。
【０１９４】
前記受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１ではない、すなわち前記受信したコード信号の送信元はイグニッションキー２１であると判断すれば、次にカウンタｎを１とし（ステップＳ２３７）、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みであるか否かを判断する（ステップＳ２３８）。なお、ここではＥＥＰＲＯＭ９３が第１番目のＥＥＰＲＯＭで、ＥＥＰＲＯＭ９４が第２番目、ＥＥＰＲＯＭ９５が第３番目となっている。
【０１９５】
第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みでないと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードを、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭ（例えば、ＥＥＰＲＯＭ９３ａ）へ書き込み（ステップＳ２３９）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードを、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭ（例えば、ＥＥＰＲＯＭ９３ｂ）へ書き込み（ステップＳ２４０）、コードの登録が完了したことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ２４１）、その後プログラムモードを解除して（ステップＳ２４２）、処理動作▲６▼−１を終了する。
【０１９６】
一方、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭにコードが登録済みであると判断すれば、次に、カウンタｎに１を加算し（ステップＳ２４３）、１を加算したカウンタｎが所定値（ここでは、４）以上であるか否かを判断する（ステップＳ２４４）。カウンタｎが４以上である、すなわちＥＥＰＲＯＭ９３〜９５のいずれにもコードが登録されていると判断すれば、まず、ＥＥＰＲＯＭ９４に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ９３へ書き込み（ステップＳ２４５）、次にＥＥＰＲＯＭ９５に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ９４へ書き込み（ステップＳ２４６）、その後、前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ９５ａへ書き込み（ステップＳ２４７）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードをＥＥＰＲＯＭ９５ｂへ書き込み（ステップＳ２４８）、その後ステップＳ２４１へ進む。他方、ステップＳ２４４において、カウンタｎが４以上でないと判断すれば、ステップＳ２３８へ戻る。
【０１９７】
また、ステップＳ２３６において、前記受信したコード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１であると判断すれば、ステップＳ２４９（図２１Ｂ）へ進んで、前記受信したコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ９６ａへ書き込み、次に前記受信したコードに含まれる固定コードをＥＥＰＲＯＭ９６ｂへ書き込み（ステップＳ２５０）、その後、コードの登録が完了したことをユーザーへ知らせるために、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点滅させ（ステップＳ２５１）、プログラムモードを解除して（ステップＳ２５２）、処理動作▲６▼−１を終了する。
【０１９８】
上記実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置によれば、イモビアンプ５から出力されたコード信号に含まれるＩＤコードをＥＥＰＲＯＭ８３へ書き込み、前記コード信号に含まれる可変コードを固定コードとしてＥＥＰＲＯＭ８４へ書き込み、遠隔操作によるエンジンの始動指令を受けると、ＥＥＰＲＯＭ８３に記憶されているＩＤコード、ＥＥＰＲＯＭ８４に記憶されている固定コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号をイモビライザ部９１へ供給するようになっている。
【０１９９】
また。上記実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）によれば、コード信号の送信元が遠隔始動制御装置８１であると判断した場合、ＩＤコードに付加されているコードを可変コードではなく固定コードとして、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行うようになっている。これにより、車両に装備される遠隔始動制御装置に、可変コードを前記所定の条件に従って変化させる手段等を装備しなくても、遠隔操作によるエンジン始動を実現させることができる。
【０２００】
また、上記実施の形態（３）に係る始動制御装置では、コード信号の送信元がイグニッションキー２１ではなく遠隔始動制御装置８１であると判断した場合、ＩＤコードと固定コードのコード照合を行うようになっているが、別の実施の形態では、ＩＤコードの照合だけを行うようにしても良い。換言すれば、遠隔始動制御装置についても、イモビアンプ５から送信されてくるＩＤコードだけを登録して、ＩＤコードだけをイモビライザ部へ送信するようにしても良い。
【０２０１】
このような構成にすると、送信元が遠隔始動制御装置の場合、始動制御装置で照合すべきコードは、イグニッションキー２１固有のＩＤコード（すなわち、前記始動制御装置に登録されているもの）だけとなり、前記遠隔始動制御装置から供給するＩＤコードを前記始動制御装置に新たに登録する必要がなくなるため、作業の効率化や装置の簡易化を実現することができる。
【０２０２】
図２２は、実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置（イモビライザ部）が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。但し、図１に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【０２０３】
図２２に示したエンジン始動システムは、ある特定のＩＤコード、可変コード、及び送信元コード［００］（２進数）を記憶すると共に、可変コードを所定の条件に従って変化させる（例えば、１ずつカウントアップする）機能、及び発信機能を有したトランスポンダ１１３をグリップ部１１２に内蔵するイグニッションキー１１１と、キーシリンダ４と、キーシリンダ４に取り付けられたイモビアンプ５と、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部１２１と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部７と、遠隔始動制御装置１０１と、携帯用送信機５１とを含んで構成されている。送信元コード［００］は、コード信号の送信元がイグニッションキー１１１であることを示し、送信元コード［０１］は、コード信号の送信元が遠隔始動制御装置１０１であることを示している。
【０２０４】
イモビライザ部１２１はマイコン１２２と、ＩＤコード、及び該ＩＤコードに対応づけて可変コードの記憶が可能なＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６と、プログラムモード（ＩＤコード、及び可変コードをＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６へ書き込むためのモード）の設定に利用するためのプログラムスイッチ１２７とを含んで構成されている。ＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６には、それぞれ別のＩＤコードの記憶が可能であって、ここでは異なる４つのＩＤコードの記憶が可能となっている。図２３に、ＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６に記憶されるＩＤコード、及び可変コードの一例を示す。
また、イモビライザ部１２１にはランプ点灯装置３８が接続されており、ランプ点灯装置３８を制御することによって、ランプを点灯させたりすることができるようになっている。
【０２０５】
遠隔始動制御装置１０１はマイコン１０２と、携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ４３、及び受信手段４４と、遠隔用ＩＤコードが記憶されたＥＥＰＲＯＭ４５と、イモビアンプ５から送信されてくるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードを記憶するためのＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６とを含んで構成されている。
【０２０６】
また、遠隔始動制御装置１０１には、エンジンが停止している時にはＬｏｗ 信号を出力し、エンジンが始動している時にはＨｉｇｈ信号を出力するオルタネータＬ端子５０が接続されており、遠隔始動制御装置１０１でエンジンが始動しているか否かの判断を行うことができるようになっている。
【０２０７】
運転者によりイグニッションキー１１１がキーシリンダ４へ挿入されると、キー挿入信号がＨｉｇｈ状態となり、これを受けたイモビライザ部１２１はパルス状の起動信号を信号線Ｌ１を介してイモビアンプ５へ送信し、コード信号の出力を要求するようになっている。なお、イグニッションキー１１１がキーシリンダ４へ挿入されてから、エンジン制御部７へ許可信号が出力されるまでのタイミングチャートは図３６に示した通りである。
【０２０８】
イモビアンプ５は前記起動信号を受信すると、電磁誘導により電力を供給して、キーシリンダ４に挿入されているイグニッションキー１１１のトランスポンダ１１３を起動させることによって、トランスポンダ１１３に記憶されている（イグニッションキー１１１固有の）ＩＤコード、前記所定の条件に従って変化した可変コード、及び送信元コード［００］を含んで構成されるコード信号を抽出し、抽出したコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部１２１へ出力するようになっている。
【０２０９】
イモビライザ部１２１は、イモビアンプ５又は遠隔始動制御装置１０１から送られてきたコード信号に含まれる（イグニッションキー１１１固有の）ＩＤコードが、イモビライザ部１２１のＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致するか否かを判断し（ＩＤコードの照合）、ＩＤコードが一致すると判断すれば（ＩＤコードの一致）、次に受信したコード信号がイモビアンプ５、遠隔始動制御装置１０１のいずれから送られてきたものであるのかを判断する。
【０２１０】
イモビアンプ５から送られてきたものであると判断すれば、次に前記コード信号に含まれる可変コードが、ＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６のいずれかに記憶されている（前記ＩＤコードに対応する）可変コードの値を基準とする所定の範囲内であるか否かを判断し（可変コードの照合）、可変コードが前記所定の範囲内であると判断すれば、正規のイグニッションキー１１１がキーシリンダ４に挿入されていることとなるので、イグニッションキー１１１をキーシリンダ４に挿入した運転者が正規の運転者であると看做し、エンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を与えるようになっている。
【０２１１】
一方、イモビアンプ５から送られてきたＩＤコードが、イモビライザ部１２１に記憶されているＩＤコードと一致しない（キーコードの不一致）、又は可変コードが前記所定の範囲内でないと判断すれば、前記起動信号を再度イモビアンプ５へ送信し、コード信号の出力を要求するようになっている。なお、この動作はコードの照合が得られるまで繰り返し続けられる（５０ミリ秒程度毎に、最大で１００回程度繰り返される）。
【０２１２】
また、受信したコード信号が遠隔始動制御装置１０１から送られてきたものであると判断した場合には、イモビアンプ５から送られてきた場合とは異なる方式でコードの照合を行うようになっている。これは、前記所定の条件に従って可変コードを変化させる機能を有しない遠隔始動制御装置１０１を車両に装備することによって、遠隔操作によるエンジン始動を実現するためである。
【０２１３】
次に、実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置１０１におけるマイコン１０２の行う処理動作▲７▼（メインルーチン）を図２４に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、アンテナ４３及び受信手段４４を介して、信号の受信があったか否かを判断し（ステップＳ２６１）、信号の受信があったと判断すれば、受信した信号に含まれるＩＤコードがＥＥＰＲＯＭ４５に記憶されている遠隔用ＩＤコードと一致するか否かを判断する（ステップＳ２６２）。
【０２１４】
受信した信号に含まれるＩＤコードが前記遠隔用ＩＤコードと一致する（すなわち、正規の運転者が携帯する携帯用送信機５１から送信されてくる信号を受信した）と判断すれば、次に、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれているか否かを判断する（ステップＳ２６３）。
【０２１５】
前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていると判断すれば、ステップＳ２６４へ進んで、エンジンを始動させるための処理を行い（詳細は図２６参照）、その後ステップＳ２６７へ進む。一方、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていないと判断すれば、次に前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれているか否かを判断し（ステップＳ２６５）、前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれていると判断すれば、キー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号のいずれもオフとするエンジン停止の処理を行ってエンジンを停止させて（ステップＳ２６６）、その後ステップＳ２６７へ進む。なお、前記信号にエンジン始動、エンジン停止のいずれの指示コードも含まれていないと判断した場合には、そのままステップＳ２６７へ進む。
【０２１６】
また、ステップＳ２６１において、信号の受信がないと判断したり、ステップＳ２６２において、信号の受信はあったが、正規の運転者が携帯する携帯用送信機５１から送信されてきた信号を受信したのではないと判断した場合には、エンジン始動やエンジン停止などの処理を行う必要がないので、そのままステップＳ２６７へ進む。
【０２１７】
ステップＳ２６７では、イグニッションキー１１１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認するために、イモビライザ部１２１から信号線Ｌ１へ供給される起動信号を受信したか否かを判断する。なお、前述した通り、イモビライザ部１２１は、キー挿入信号を受信すると、パルス状の起動信号を信号線Ｌ１へ供給し、コード信号の出力を要求するようになっているので、起動信号を受信したか否かを判断することによって、イグニッションキー１１１がキーシリンダ４へ差し込まれたか否かを確認することができる。
【０２１８】
ステップＳ２６７において、前記起動信号を受信した、すなわちイグニッションキー１１１がキーシリンダ４へ差し込まれたと判断すれば、次にイモビアンプ５から信号線Ｌ２へ供給されたコード信号（すなわち、トランスポンダ１１３から抽出されたコード信号）を受信したか否かを判断する（ステップＳ２６８）。
一方、前記起動信号を受信していないと判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【０２１９】
コード信号を受信したと判断すれば、新しく受信したコード信号に含まれるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードを優先してＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６へ記憶させておくために、ＥＥＰＲＯＭ１０５に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ１０６へ書き込み（ステップＳ２６９）、ＥＥＰＲＯＭ１０４に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ１０５へ書き込み（ステップＳ２７０）、ＥＥＰＲＯＭ１０３に記憶されているコードをＥＥＰＲＯＭ１０４へ書き込み（ステップＳ２７１）、前記受信したコード信号に含まれるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードをＥＥＰＲＯＭ１０３へ書き込み（ステップＳ２７２）、その後別の処理を行う。これにより、ＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６にはそれぞれ今回、１回前、２回前、３回前にイグニッションキーがキーシリンダ４に挿入された時に、イグニッションキーから出力されたコード信号が記憶される。
【０２２０】
図２５に、ＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６に記憶されるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードの一例を示す。車両を運転するのに毎回同じキーを使用したとすると、キーから出力されるコード信号に含まれるＩＤコードは毎回同じであるが、可変コードは毎回所定量づつ変化する。図２５では３回前に第１のキー（ＩＤコード［１１００１１００］）が使用され、その後、第２のキー（ＩＤコード［１００１０１０１］）が３回連続して使用されたことを示している。なお、遠隔始動制御装置１０１は可変コードを所定の条件に従って変化させる機能を有していないので、可変コードについては、固定コードとしてＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６に記憶されることとなる。
【０２２１】
次に、実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置１０１におけるマイコン１０２の行う処理動作▲７▼−１（図２４におけるステップＳ２６４のエンジン始動処理）を図２６Ａ、図２６Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲７▼−１は携帯用送信機５１が操作されることにより、遠方からエンジン始動が指示された場合に行われる動作である。また、処理動作▲７▼−１は図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２と共通する部分が多いため、ここでは説明の一部を省略する。
【０２２２】
まず、正規のイグニッションキー１１１がキーシリンダ４に挿入され、ＡＣＣ位置まで回動され、そしてＩＧオン位置まで回動された場合にそれぞれ出力されるキー挿入信号、ＡＣＣ信号、及びＩＧ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線Ｌ３へ供給して、イモビライザ部１２１へこれら擬似信号を送信すると共に（ステップＳ２８１）、スイッチ５ａを閉鎖させて、イモビアンプ５の電源をカットし、イモビアンプ５の作動を禁止させる（ステップＳ２８２）。
【０２２３】
次に、イモビライザ部１２１から供給される起動信号を受信したか否かを判断し（ステップＳ２８３）、前記起動信号を受信していないと判断すれば、ステップＳ２８３へ戻って、前記起動信号が送信されてくるのを待つ。一方、前記起動信号を受信したと判断すれば、次にカウンタｎを１にすると共に（ステップＳ２８４）、カウンタＣ４を０とし（ステップＳ２８５）、第ｎ番目のＥＥＰＲＯＭ（例えば、ＥＥＰＲＯＭ１０３）に記憶されているＩＤコードＡ、可変コードＢ、及び送信元コードＣを読み出す（ステップＳ２８６）。なお、ここではＥＥＰＲＯＭ１０３が第１番目のＥＥＰＲＯＭであり、ＥＥＰＲＯＭ１０４が第２番目、ＥＥＰＲＯＭ１０５が第３番目、ＥＥＰＲＯＭ１０６が第４番目となっている。
【０２２４】
次に、読み出した送信元コードＣを［００］から［０１］に変更し（ステップＳ２８７）、ＩＤコードＡ、可変コードＢ、及び送信元コードＣを含んで構成されるコード信号をクロック信号と共に、信号線Ｌ２を介してイモビライザ部１２１へ送信し（ステップＳ２８８）、その後、所定の期間（例えば、１秒間）内にイモビライザ部１２１から送信される前記起動信号を再び受信したか否かを判断する（ステップＳ２８９、Ｓ２９０）。なお、ステップＳ２８９、Ｓ２９０において、１秒以内にイモビライザ部１２１から前記起動信号を再受信しないと判断した場合に行う処理動作（ステップＳ２９６〜Ｓ３０２）については、図５Ａ、図５Ｂに示した処理動作▲１▼−２におけるステップＳ３１〜Ｓ３７と同様であるため、その説明を省略する。
【０２２５】
一方、ステップＳ２８９において、前記起動信号を再度受信したと判断すれば、カウンタＣ４に１を加算し（ステップＳ２９１）、加算したカウンタＣ４が所定値（例えば、２）以上であるか否かを判断し（ステップＳ２９２）、カウンタＣ４が２以上であると判断すれば、カウンタＣ４を０に戻し（ステップＳ２９３）、カウンタｎに１を加算する（ステップＳ２９４）。一方、カウンタＣ４が２以上でないと判断すれば、ステップＳ２８６へ戻り、もう一度、同じコード信号をイモビライザ部１２１へ送信する。
【０２２６】
次に、１を加算したカウンタｎが所定値（ここでは、５）以上であるか否かを判断し（ステップＳ２９５）、カウンタｎが５以上であると判断すれば、そのまま別の処理を行い、他方、カウンタｎが５以上でないと判断すれば、ステップＳ２８６へ戻り、次のＥＥＰＲＯＭに記憶されているＩＤコードＡ、可変コードＢ、及び送信元コードＣに基づいて、別のコード信号をイモビライザ部１２１へ送信する。図２７に、ステップＳ２８８での処理動作で送信されるコード信号を構成するＩＤコード、可変コード、及び送信元コードの一例を示す。
【０２２７】
なお、ここではイモビライザ部１２１でコードの照合がとれない場合、最新のコード信号が３回前のコード信号まで、順に２回づつ送信するようにしているが、コード信号の送信方式はこれに限定されるものではなく、例えば、各コード信号を１回づつ送信したり、３回づつ送信するようにしても良い。
【０２２８】
次に、実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部１２１）におけるマイコン１２２の行う処理動作▲８▼（メインルーチン）を図２８Ａ、図２８Ｂに示したフローチャートに基づいて説明する。但し、処理動作▲８▼は図６に示した処理動作▲２▼と共通する部分が多いため、ここでは説明の一部を省略する。
【０２２９】
ステップＳ３１７において、コード信号を受信したと判断すれば、次に受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’をマイコン１２２内のＲＡＭ１２２ａ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ３１８）、前記受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’をマイコン１２２内のＲＡＭ１２２ｂ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ３１９）、前記受信したコード信号に含まれる送信元コードＣ’をマイコン１２２内のＲＡＭ１２２ｃ（図示せず）へ記憶させ（ステップＳ３２０）、その後、ＲＡＭ１２２ａに記憶されているＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ１２３ａ〜１２６ａ（図２３参照）に記憶されているＩＤコードのいずれかと一致するか否かを判断する（ステップＳ３２１）。
【０２３０】
ＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ１２３ａ〜１２６ａに記憶されているＩＤコードのいずれかと一致すると判断すれば、次に前記受信したコード信号が遠隔始動制御装置１０１から送られてきたものであるか否かを判断する（ステップＳ３２２）。なお、この判断についてはコード信号に含まれる送信元コードから判断することができる。
【０２３１】
前記受信したコード信号が遠隔始動制御装置１０１から送られてきたものでない、すなわちイモビアンプ５から送られてきたものであると判断すれば、ステップＳ３２３へ進んで、コード照合の処理を行う。一方、前記受信したコード信号が遠隔始動制御装置１０１から送られてきたものであると判断すれば、ステップＳ３３３（図２８Ｂ）へ進んで、前記処理とは異なる方式でコードの照合を行う。なお、ステップＳ３２３〜Ｓ３２９の処理動作は、図６に示したステップＳ５１〜Ｓ５７と同様であるため、その説明を省略する。
【０２３２】
また、ステップＳ３２１において、ＩＤコードＡ’がＥＥＰＲＯＭ１２３ａ〜１２６ａに記憶されているＩＤコードのいずれとも一致しないと判断した場合に行う処理動作（ステップＳ３３０〜Ｓ３３２）についても、図６に示したステップＳ５８〜Ｓ６０と同様であるため、その説明を省略する。
【０２３３】
ステップＳ３３３（図２８Ｂ）では、ＩＤコードＡ’に対応する可変コードＤをＥＥＰＲＯＭ１２３ｂ〜１２６ｂのいずれかから読み出す。例えば、ＩＤコードＡ’が［１００１０１０１］（２進数）の場合には、可変コードＤ［７２］（１０進数）が読み出されることとなる（図２３参照）。
【０２３４】
次に数値Ｗ２から数値β２（＞α）を減算し（ステップＳ３３４）、ＲＡＭ１２２ｂに記憶されている可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、数値Ｗ２から０までの範囲内であるか否かを判断し（ステップＳ３３５）、可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、数値Ｗ２から０までの範囲内であると判断すれば、次にエンジン制御部７に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信し（ステップＳ３３６）、その後別の処理を行う。なお、ここでは数値Ｗ２に数値αより大きい数値β２を減算しているが（ステップＳ３３４参照）、別の実施の形態では数値Ｗ２に数値αと同じ値を減算しても良い。
【０２３５】
一方、ステップＳ３３５において、可変コードＢ’と可変コードＤとの差が、数値Ｗ２から０までの範囲内でないと判断すれば、次にカウンタＣ４に１を加算し（ステップＳ３３７）、１を加算したカウンタＣ４が所定値（例えば、８回）を超えているか否かを判断し（ステップＳ３３８）、カウンタＣ４が８回を超えていないと判断すれば、そのままステップＳ３１６へ戻って、前記起動信号を再び送信する。他方、カウンタＣ４が８回を超えていると判断すれば、そのまま別の処理を行う。
【０２３６】
遠隔始動を行う場合、遠隔始動制御装置１０１からはイグニッションキー１１１から出力された最新のコード信号（すなわち、ＥＥＰＲＯＭ１０３に記憶されているコード信号）が出力されるため、そのコード信号に含まれている可変コードＢは、イモビライザ部１２１に記憶されている可変コードＤと等しいはずであり、通常、ステップＳ３３５において「Ｙｅｓ」と判断される。ところが、ノイズ等の影響で可変コードＢが変化し、ステップＳ３３５で２回「Ｎｏ」と判断され、図２７に示したように、遠隔始動制御装置１０１から１だけ値の減少した可変コードＢが出力される場合がある。このような理由から、ステップＳ３３５では負の方向に許可すべき範囲を広げている。
【０２３７】
図２９は、実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部１２１）におけるマイコン１２２の行う処理動作▲８▼−１（図２８におけるステップＳ３１２のプログラム処理）を示したフローチャートであるが、マイコン１２２の行う処理動作▲８▼−１については、図７に示した処理動作▲２▼−１と同様であるため、その説明を省略する。
【０２３８】
上記実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置によれば、イモビアンプ５から出力されたコード信号に含まれるＩＤコード、可変コード、送信元コードを対応づけて、さらには新しく受信したコードを優先して、ＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６へ書き込み、遠隔操作によるエンジンの始動指令を受けると、送信元コードを［００］から［０１］に変更し、ＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６のいずれかに記憶されているＩＤコード、及び可変コードと、変更した送信元コード［０１］とを含んで構成されるコード信号を最新のものから順にイモビライザ部１２１へ供給するようになっている。
【０２３９】
また、上記実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部）によれば、コード信号の送信元が遠隔始動制御装置１０１であると判断した場合、前記所定の条件に従って変化する（例えば、数値αずつカウントアップする）方向と逆方向に変化させた可変コード（例えば、数値β２ずつカウントダウンさせたもの）を用いて、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行うようになっている。これにより、車両に装備される遠隔始動制御装置に、可変コードを前記所定の条件に従って変化させる手段等を装備しなくても、遠隔操作によるエンジン始動を実現させることができる。
【０２４０】
また、遠隔始動制御装置１０１からイモビライザ部１２１へ供給されるＩＤコードは、イグニッションキー１１１固有のＩＤコード（すなわち、イモビライザ部１２１に登録されているもの）であり、遠隔始動制御装置１０１から供給されるＩＤコードとしてイモビライザ部１２１に新たに登録する必要がない。
【０２４１】
また、遠隔始動制御装置１０１からイモビライザ部１２１へ供給される可変コードは、過去にイグニッションキー１１１（イモビアンプ５）から送信されてきた可変コードであるため、イモビライザ部１２１に登録されている最新の可変コードから求めることができる。例えば、前記所定の条件に従って変化する方向と逆方向に最新の可変コードを変化させる。そのため、遠隔始動制御装置１０１から供給される可変コードを、イモビライザ部１２１に登録しておく必要がない。
このように、遠隔始動制御装置１０１から供給されるＩＤコード、及び可変コードをイモビライザ部１２１に新たに登録しておく必要がないため、作業の効率化や装置の簡易化を実現することができる。
【０２４２】
また、上記実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置では、イモビアンプ５から送信されてきた送信元コード［００］をＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６へ記憶させるようにしているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、送信元コード［００］を記憶しておかず、イモビライザ部１２１へ供給するコード信号の作成のときに、ＩＤコード、及び可変コードに送信元コード［０１］を付加するようにしても良い。
【０２４３】
また、上記実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置（イモビライザ部）が採用されたエンジン始動システムでは、イグニッションキー１１１からＩＤコード、可変コード、及び送信元コード［００］（２進数）を含んで構成されるコード信号が送信される場合について説明しているが、別の実施の形態では、図３０に示したように、イグニッションキーから送信元コード［００］を含まないコード信号が送信される場合に適した遠隔始動制御装置１３１、及び始動制御装置（イモビライザ部１４１）としても良い。
【０２４４】
遠隔始動制御装置１３１は、イモビアンプ５から送信されてくるＩＤコード及び可変コードを記憶するＥＥＰＲＯＭ１３３〜１３６を含んで構成され、遠隔操作によるエンジンの始動指令を受けると、ＥＥＰＲＯＭ１３３〜１３６のいずれかに記憶されているＩＤコード及び可変コードを読み出し、読み出したＩＤコード及び可変コードに送信元コード［０１］を付加したコード信号をイモビライザ部１４１へ供給するように構成されている。
【０２４５】
また、イモビライザ部１４１は、コード信号の送信元がイグニッションキー１２１（イモビアンプ５）、遠隔始動制御装置１３１のいずれであるか否かの判断を、コード信号に送信元コード［０１］が含まれているか否かに基づいて判断するように構成されている。
【０２４６】
また、上記実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置では、図２４で示したように、イモビアンプ５からのコード信号を受信すると、正しいコードであるか否かを考慮に入れず、ＩＤコード、可変コード、及び送信元コードをＥＥＰＲＯＭ１０３〜１０６へ記憶させるようにしているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、イモビライザ部１２１で正しいと照合が得られたＩＤコード、及び可変コードをＥＥＰＲＯＭへ記憶させるようにしても良い。
【０２４７】
別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置１０１Ａにおけるマイコン１０２Ａの行う処理動作▲７▼Ａ（メインルーチン）を図３１に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲７▼Ａは図２４に示した処理動作▲７▼の一部を変更したものであるため、ここでは説明の一部を省略する。
【０２４８】
ステップＳ２６８において、イモビアンプ５から送信されてくるコード信号を受信したと判断すれば、その後、所定の期間（例えば、１秒間）内にイモビライザ部１２１から送信される前記起動信号を再び受信したか否かを判断する（ステップＳ２６８ａ、Ｓ２６８ｂ）。
【０２４９】
前述した通り、イモビライザ部１２１は、受信したコード信号に含まれるＩＤコードＡ’（ここでは、イモビアンプ５から送信されたＩＤコード）がＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６に登録されているＩＤコードのいずれとも一致しない、又は受信したコード信号に含まれる可変コードＢ’（ここでは、イモビアンプ５から送信された可変コード）が、ＥＥＰＲＯＭ１２３〜１２６のいずれかに記憶されている（ＩＤコードＡ’に対応する）可変コードの値を基準にした所定の範囲から外れていると判断すれば、前記起動信号の再送信を行うようになっている。
【０２５０】
従って、ＩＤコードＡ、及び可変コードＢを含んで構成されるコード信号の受信後（ステップＳ２６８の処理後）、１秒以内に前記起動信号を再受信する場合というのは、受信したコード信号に含まれるコードの照合がイモビライザ部１２１で得られていないこととなる。
【０２５１】
そのため、ステップＳ２６８ａ、Ｓ２６８ｂにおいて、１秒以内にイモビライザ部１２１から前記起動信号を再受信した（すなわち、コードの照合が得られていない）と判断すれば、ステップＳ２６８へ戻り、再度、イモビアンプ５から送信されてくるコード信号を待つ。
【０２５２】
一方、１秒以内にイモビライザ部１２１から前記起動信号を再受信しない（すなわち、コードの照合が得られた可能性が高い）と判断すれば、ステップＳ２６９へ進んで、ステップＳ２６９〜Ｓ２７１の処理を行い、前記受信したコード信号に含まれる正しいＩＤコード、正しい可変コード、及び送信元コードをＥＥＰＲＯＭ１０３へ書き込む（ステップＳ２７２）。なお、この場合にも上記したように、ＥＥＰＲＯＭに送信元コードを記憶させないようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図２】イモビライザ部におけるＥＥＰＲＯＭに記憶されるＩＤコード及び可変コードの一例を示した図である。
【図３】実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図４】実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図５Ａ】実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図５Ｂ】実施の形態（１）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図６】イモビライザ部におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図７】イモビライザ部におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図８】実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図９】イモビライザ部におけるＥＥＰＲＯＭに記憶されるＩＤコード、送信元コード、及び可変コードの一例を示した図である。
【図１０】実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図１１】実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図１２Ａ】実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図１２Ｂ】実施の形態（２）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図１３】イモビライザ部におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図１４】イモビライザ部におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図１５】実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図１６】実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるＥＥＰＲＯＭに記憶されるＩＤコード、可変コード、及び固定コードの一例を示した図である。
【図１７】実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図１８】実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図１９Ａ】実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図１９Ｂ】実施の形態（３）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図２０Ａ】実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図２０Ｂ】実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図２１Ａ】実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図２１Ｂ】実施の形態（３）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図２２】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図２３】実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるＥＥＰＲＯＭに記憶されるＩＤコード、及び可変コードの一例を示した図である。
【図２４】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図２５】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置におけるＥＥＰＲＯＭに記憶されるＩＤコード、可変コード、及び送信元コードの一例を示した図である。
【図２６Ａ】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図２６Ｂ】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（エンジン始動処理）を示したフローチャートである。
【図２７】実施の形態（４）に係る遠隔始動制御装置から送信されるコード信号を構成するＩＤコード、可変コード、及び送信元コードの一例を示した図である。
【図２８Ａ】実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図２８Ｂ】実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図２９】実施の形態（４）に係る始動制御装置（イモビライザ部）におけるマイコンの行う処理動作（プログラム処理）を示したフローチャートである。
【図３０】別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置、及び始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図３１】別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作（メインルーチン）を示したフローチャートである。
【図３２】従来のエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図３３】イグニッションキーがキーシリンダへ挿入されてから、エンジン制御部へ許可信号が出力されるまでの流れを示したタイミングチャートである。
【図３４】従来の遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図３５】イモビライザ部へ供給されるＩＤコードに可変コードが付加された場合のエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図３６】イグニッションキーがキーシリンダへ挿入されてから、エンジン制御部へ許可信号が出力されるまでの流れを示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
２１、７１、１１１ イグニッションキー
２３、７３、１１３ トランスポンダ
５ イモビアンプ
３１、９１、１２１、１４１ イモビライザ部
４１、６１、８１、１０１、１３１ 遠隔始動制御装置
３２、４２、６２、８２、９２、１０２、１２２、１３２、１４２ マイコン
３３〜３６、４５〜４７、６３〜６５ ＥＥＰＲＯＭ
８３、８４、９３〜９６、１０３〜１０６、１２３〜１２６ ＥＥＰＲＯＭ
１３３〜１３６、１４３〜１４６ ＥＥＰＲＯＭ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a remote start control device, a start control device, and a data structure. More specifically, the present invention relates to a remote start control device for mounting on a vehicle having an immobilizer function, a start control device having an immobilizer function, and the start control. The present invention relates to a data structure constituting a signal to be transmitted to a device.
[0002]
[Prior art]
Recently, vehicles equipped with an anti-theft function called an immobilizer have been increasing.
In order to realize an immobilizer function (for example, for an engine), as shown in FIG. 32, an ignition key 1 that stores a specific ID code and has a transponder 3 having a transmission function built in the grip portion 2; A key cylinder 4, an immobilizer amplifier 5 attached to the key cylinder 4 for extracting an ID code from the ignition key 1, an immobilizer section 6 for storing a specific ID code and having a function of preventing theft, An engine control unit 7 that performs control such as engine start is required.
[0003]
When the ignition key 1 is inserted into the key cylinder 4 by the driver, the key insertion signal is in a high state, and the immobilizer unit 6 that has received this signal transmits a pulsed start signal to the immobil amplifier 5 via the signal line L1. It has become. FIG. 33 shows a timing chart from when the ignition key 1 is inserted into the key cylinder 4 until a permission signal is output to the engine control unit 7.
[0004]
The immobilizer unit 6 does not receive a key insertion signal (High state), but outputs an ACC signal that is in a High state when the ignition key 1 is rotated to the ACC output position, or the ignition key 1 outputs an IG signal. The activation signal may be transmitted when an IG signal that is in a high state when it is rotated to a position is received.
[0005]
When receiving the activation signal, the immobilizer 5 supplies electric power by electromagnetic induction and activates the transponder 3 of the ignition key 1 inserted in the key cylinder 4 to store the ignition key 1 (ignition key 1 A unique ID code is extracted, and the extracted ID code is output together with the clock signal to the immobilizer unit 6 via the signal line L2.
[0006]
The immobilizer unit 6 determines whether or not the ID code (specific to the ignition key 1) sent from the immobilizer amplifier 5 matches the ID code stored in the immobilizer unit 6 (ID code collation). If it is determined that the ID codes match, the driver who has inserted the ignition key 1 into the key cylinder 4 is regarded as a regular driver, and the engine control unit 7 is permitted to start the engine. A signal is given. When the ID code sent from the immobilizer amplifier 5 does not match the ID code stored in the immobilizer unit 6, the activation signal is transmitted again to the immobilizer amplifier 5 (at most 100). Repeated about once).
[0007]
In addition, when the engine control unit 7 receives the starter signal output from the key cylinder 4 after receiving the permission signal, the engine control unit 7 performs start control of the starter motor 8. When the starter signal is received in a state where it is not received, the starter motor 8 is not controlled to start.
[0008]
Thus, the engine cannot be started unless the ID code stored in the transponder 3 of the ignition key 1 matches the ID code stored in the immobilizer unit 6. Therefore, the engine cannot be started and the vehicle can be prevented from being stolen by the direct connection of an unauthorized ignition key or ignition switch.
[0009]
On the other hand, a remote start control device for starting an engine such as an engine by remote operation has been put into practical use. As shown in FIG. 34, when the remote start control device 18 receives a signal instructing the engine start from the portable transmitter 19 carried by the driver, the normal ignition key 11 is rotated to the starter output position. Are supplied to the signal line L3 of the ignition switch, and these pseudo signals are transmitted to the engine control unit 17. As a result, even if the ignition key 11 is not inserted into the key cylinder 14 and rotated, the engine can be started only by transmitting a signal instructing the engine start from the portable transmitter 19.
[0010]
However, when the above-described remote start control device 18 is additionally installed in a vehicle having an immobilizer function, as shown in FIG. 32, the ID code stored in the immobilizer unit 6 matches, that is, the normal ignition key 1 Is required to be inserted into the key cylinder 4, and therefore, the engine cannot be started even if the pseudo signal (the pseudo signal of the ACC signal, the IG signal, and the starter signal) is given to the engine control unit 7. is there.
[0011]
In order to solve such a problem, an ID code that matches the ID code stored in the regular ignition key 1 is registered in the remote start control device, and an engine start instruction is received by remote control. An invention in which the remote start control device transmits the ID code to the immobilizer unit 6 so that the permission signal is given from the immobilizer unit 6 to the engine control unit 7 (see Patent Document 1 below), an ignition key There is an invention that realizes engine start by remote operation by installing a remote start control device similar to the transponder 3 in which a unique ID code is stored (see Patent Document 2 below).
[0012]
[Patent Document 1]
JP-A-10-176642
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-8201
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
Recently, in order to further improve the security of the immobilizer function, it is considered to add a variable code to the ID code transmitted from the ignition key and supplied to the immobilizer unit. The variable code changes in accordance with a predetermined condition every time the ignition key transmits a signal.
[0014]
FIG. 35 is a block diagram schematically showing a main part of the engine starting system when a variable code is added to the ID code supplied to the immobilizer unit. However, the same components as those of the engine start system shown in FIG. 32 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted here.
[0015]
In the figure, reference numeral 21 denotes an ignition key. The ignition key 21 includes a transponder 23 having a transmission function in the grip portion 22. The transponder 23 stores an ID code unique to the ignition key 21 and a variable code, and further has a function of changing the variable code according to a predetermined condition (for example, counting up by one). When the transponder 23 receives a signal transmission instruction from the immobilizer amplifier 5, the transponder 23 changes the variable code according to the predetermined condition, and transmits a code signal including the ID code and the variable code changed according to the predetermined condition. It is supposed to be. FIG. 36 shows a timing chart from when the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 until when a permission signal is output to the engine control unit 7.
[0016]
As shown in FIG. 2 to be described later, the immobilizer unit 31 (of the EEPROMs 33 to 36) stores a variable code N included in the code signal transmitted from the ignition key 21 until the previous time in association with the ID code. When the variable code N ′ included in the newly received code signal is within a predetermined range based on the value of the previous variable code N, the currently received variable code N ′ is Determine that it is correct. Of course, the ID code is also collated at this time, and if the immobilizer 31 determines that both the ID code and the variable code are correct, the engine is allowed to start.
[0017]
For example, when the ID code included in the code signal transmitted from the ignition key 21 is [10010101] (binary number), the variable code N ′ included in the code signal is the value [72 of the variable code N received last time. ] (Decimal number) is within a predetermined range (for example, within the range of [73] to [75]), it is determined that the variable code N ′ is correct.
[0018]
When it is determined that the ID code or variable code sent from the immobilizer amplifier 5 is not correct, the activation signal is retransmitted from the immobilizer unit 31 to the immobilizer amplifier 5 (repeated about 100 times at the maximum). The transmission of the code signal is requested again to the (ignition key 21).
[0019]
In this way, by adding the variable code to the ID code supplied to the immobilizer unit, not only is the ID code determined to be correct, but if the variable code is not determined to be correct, engine start is not permitted. The security of the immobilizer function can be further improved.
[0020]
By the way, when the above-described remote start control device is additionally equipped on a vehicle having an immobilizer function in which such a variable code is adopted, only by using the technology described in Patent Documents 1 and 2, There is a problem that engine starting by remote control cannot be realized.
[0021]
This is because the ID code and the variable code stored in the regular ignition key 21 are registered in the remote start control device using the technique described in Patent Document 1, and the engine is started by remote operation. If the ID code and the variable code registered in the immobilizer unit 31 are transmitted from the remote start control device to the immobilizer unit 31, the variable stored in the remote start control device and the immobilizer unit 31 at the time of registration are received. Although the codes are the same, the variable code stored in the immobilizer unit 31 changes every time a normal key operation is performed, and the immobilizer unit 31 determines that the ID code is correct, but the variable code is not determined to be correct. It is.
[0022]
The present invention has been made in view of the above problems, and realizes engine start by remote operation without increasing the cost even if the vehicle has an immobilizer function employing a variable code. It is an object of the present invention to provide a remote start control device, a start control device, and a data structure constituting a signal to be transmitted to the start control device.
[0023]
[Means for solving the problems and effects thereof]
To achieve the above object, the remote start control device (1) according to the present invention is capable of outputting a code signal including an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition based on a predetermined operation. When the code signal output device is requested to output the code signal, the code signal output in response to the request is fetched, the code included in the fetched code signal is verified, and the code is determined to be correct. An identification code storage means for storing an identification code in a remote start control device mounted on a vehicle equipped with a start control device for permitting start of the engine and the like, and performing start control of the engine by remote operation A variable code storage means for storing a variable code and a variable code stored in the variable code storage means in accordance with the predetermined condition Variable code changing means to be activated, and when receiving the engine start command by remote control, according to a predetermined procedure, the identification code stored in the identification code storage means, and the predetermined code by the variable code changing means And a first code signal supply means for supplying a code signal including a variable code changed according to a condition to the start control device.
[0024]
According to the remote start control device (1), when a start command for the engine (for example, engine) by remote operation is received, an identification code and a variable code changed according to the predetermined condition are included according to the predetermined procedure. Is supplied to the start control device (for example, an immobilizer unit).
[0025]
Therefore, even when there is a command for starting the engine by remote control, not only the identification code but also the predetermined condition is sent to the start control device in the same manner as when a normal ignition key is inserted into the key cylinder. Changed variable codes can be supplied. Thereby, even if the vehicle has an immobilizer function employing a variable code, the engine can be started by remote control. Examples of the engine include an engine of an internal combustion engine vehicle and a power generation device such as a motor of an electric vehicle.
[0026]
By the way, in order for the start control device to recognize that the identification code supplied from the remote start control device (1) and the variable code are correct, the identification code supplied from the remote start control device (1). The code (that is, the identification code unique to the remote start control device) and the initial value of the variable code must be registered in the start control device. This registration can be performed in the same manner as when the identification code supplied from the ignition key and the initial value of the variable code are registered in the start control device.
[0027]
The remote start control device (2) according to the present invention includes a first code signal acquisition means for acquiring a code signal output from the code signal output device in the remote start control device (1), An identification code changing means for changing the identification code included in the code signal acquired by one code signal acquiring means, and a first identification for storing the identification code changed by the identification code changing means in the identification code storage means And a code storage control means.
[0028]
As described above, in order for the start control device to recognize that the identification code and variable code supplied from the remote start control device are correct, the identification code and variable code supplied from the remote start control are provided. Must be registered in the start control device.
[0029]
It is desirable that the plurality of identification codes registered in the start control device do not overlap. This is because, in the start control device, as shown in FIG. 2 described later, the variable code is stored in association with the identification code (ID code). This is because there is a risk of causing problems in processing.
[0030]
According to the remote start control device (2), the identification code (that is, the identification code unique to the ignition key) included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobilizer amplifier) is changed. The identification code is stored in the identification code storage means.
[0031]
Accordingly, since the identification code unique to the ignition key can be changed to the identification code unique to the remote start control device (2), it is not necessary to register the identification code in the device at the manufacturing stage. Manufacturing efficiency can be increased. The identification code unique to the remote start control device (2) registered in the start control device may be a code obtained by changing the identification code unique to the ignition key (that is, the identification code unique to the ignition key). Therefore, it is possible to prevent the identification codes registered in the start control device from being duplicated.
[0032]
The remote start control device (3) according to the present invention includes an identification code output from the code signal output device, a transmission source code indicating a transmission source, and a variable code in the remote start control device (1). Second code signal acquisition means for acquiring a code signal comprising: a second identification for storing in the identification code storage means an identification code included in the code signal acquired by the second code signal acquisition means And an identification code stored in the identification code storage means according to the predetermined procedure when the first code signal supply means receives a start command for the engine by remote control. A code signal including a code, a transmission source code, and a variable code changed according to the predetermined condition by the variable code changing means; It is characterized in that to supply to the control device.
[0033]
According to the remote start control device (3), an identification code (that is, an identification code unique to the ignition key) included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobilizer amplifier) is stored in the identification code storage means. When the engine (for example, engine) start command stored by remote control is received, the identification code, the transmission source code, and the predetermined condition stored in the identification code storage means according to the predetermined procedure Is supplied to the start control device (for example, an immobilizer unit).
[0034]
For example, when an ignition key is inserted into a key cylinder, a key insertion signal is transmitted to the immobilizer unit, and an activation signal transmitted from the immobilizer unit that has received this key insertion signal (ie, a signal requesting output of a code signal) Is received by the immobilizer amplifier, a code signal including an identification code (that is, an identification code unique to the ignition key), a transmission source code (for example, [00]), and a variable code is supplied to the immobilizer unit. .
[0035]
On the other hand, when the remote control device receives a start command for the engine by remote operation, a pseudo signal for key insertion is transmitted from the remote start control device to the immobilizer unit, and is transmitted from the immobilizer unit that has received the pseudo signal for key insertion. When the remote start control device receives an activation signal, an identification code (that is, the same identification code unique to the ignition key), a transmission source code (eg, [01]), and a variable code are received from the remote start control device. The code signal including the signal is supplied to the immobilizer unit.
[0036]
That is, the identification code output from the code signal output device (for example, immobilizer amplifier) and the identification code output from the remote start control device (3) are the same, but the identification code and the transmission source code are combined. When the code is viewed as one code (combination code), the combination code output from the code signal output device is different from the combination code output from the remote start control device (3).
[0037]
Therefore, a code corresponding to the identification code unique to the remote start control device (3) can be created using the identification code unique to the ignition key, so that the identification code of the remote start control device is registered in the device at the manufacturing stage. Since it is not necessary to keep it, manufacturing efficiency can be improved. The code (combination code) corresponding to the identification code unique to the remote start control device (3) registered in the start control device is different from the transmission source code, and the code (combination code) corresponding to the identification code unique to the ignition key. Therefore, it is possible to prevent the identification codes registered in the start control device from being duplicated.
[0038]
In the remote start control device (2), the ID code unique to the ignition key is changed as an identification code unique to the remote start control device, but the changed identification code is different from the identification code specific to another ignition key. Although it is the same (though it is unlikely), there is a possibility that a problem may occur in the code verification process, but such a situation does not occur in the remote start control device (3).
[0039]
The remote start control device (4) according to the present invention is a code signal output device capable of outputting a code signal configured to include an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition based on a predetermined operation. If the code signal output is requested, the code signal output in response to the request is fetched, the code included in the fetched code signal is verified, and the code is determined to be correct, the engine or other engine is started. In a remote start control device that is mounted on a vehicle equipped with a start control device that permits start control of the engine by remote control, a predetermined procedure is performed when a start command for the engine by remote control is received. And a second code signal supply means for supplying a code signal including a transmission source code indicating the transmission source to the start control device. It is characterized in.
[0040]
According to the remote start control device (4), when receiving a start command of the engine (for example, engine) by remote operation, a code signal including a transmission source code indicating a transmission source according to the predetermined procedure Is supplied to the start control device (for example, immobilizer unit).
[0041]
That is, when there is a command to start the engine by remote operation, a code signal including a transmission source code (that is, information indicating that the transmission source is not an ignition key but a remote start control device). The code signal included) is supplied to the start control device, so that the start control device can distinguish whether the source of the code signal is an ignition key (immobilizer amplifier) or a remote start control device. .
[0042]
Accordingly, the start control device can change the code verification method depending on the transmission source of the code signal. For example, the code signal transmitted from the ignition key (immobilizer amplifier) Code verification is performed using a variable code that changes in accordance with a predetermined condition. On the other hand, the code signal transmitted from the remote start control device is not used with a variable code that changes in accordance with the predetermined condition. It is possible to perform collation.
[0043]
Therefore, according to the remote start control device (4), even if the variable code is not provided with means for changing according to the predetermined condition, the remote start control device (4) is equipped with the vehicle having the immobilizer function using the variable code, Engine start by operation can be realized. Examples of the engine include an engine of an internal combustion engine vehicle and a power generation device such as a motor of an electric vehicle.
[0044]
The remote start control device (5) according to the present invention includes an identification code storage means for storing an identification code and a code signal output from the code signal output device in the remote start control device (4). Third code signal acquisition means for acquiring, and third identification code storage control means for storing the identification code contained in the code signal acquired by the third code signal acquisition means in the identification code storage means In addition, when the second code signal supply means receives the engine start command by remote operation, the identification code stored in the identification code storage means and the transmission source code are transmitted according to the predetermined procedure. A code signal including the above is supplied to the start control device.
[0045]
According to the remote start control device (5), the identification code (that is, the identification code unique to the ignition key) included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobil amplifier) is stored in the identification code storage means. When an engine start command (for example, an engine) by remote control is received, the identification code stored in the identification code storage means and the transmission source code are included according to the predetermined procedure. Code signal is supplied to the start control device (for example, immobilizer unit).
[0046]
As a result, the start control device is not an ignition key (immobilizer amplifier), and the code signal transmitted from the remote start control device does not use a variable code that changes according to the predetermined condition. By performing only the collation, it is possible to determine whether or not the transmitted code signal is correct.
[0047]
When the transmission source of the code signal is the remote start control device, the code to be verified by the start control device is an identification code (that is, an identification code unique to the ignition key and registered in the start control device). If it is only a thing), since it is not necessary to newly register the identification code in the start control device, it is possible to realize work efficiency and simplification of the device.
[0048]
The remote start control device (6) according to the present invention is obtained by the fixed code storage means for storing the fixed code and the third code signal acquisition means in the remote start control device (5). A fixed code storage control means for storing the variable code included in the code signal as a fixed code in the fixed code storage means, and the second code signal supply means receives the engine start command by remote control. A code signal including an identification code stored in the identification code storage means, a fixed code stored in the fixed code storage means, and a transmission source code according to the predetermined procedure. It is characterized by being supplied to the start control device.
[0049]
According to the remote start control device (6), the variable code included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobilizer amplifier) is stored in the fixed code storage means as a fixed code, and can be operated remotely. When receiving the start command of the engine (for example, engine) by the following, the identification code stored in the identification code storage means, the fixed code stored in the fixed code storage means, and the transmission source according to the predetermined procedure A code signal including a code is supplied to the start control device (for example, an immobilizer unit).
[0050]
Thus, the start control device is not an ignition key (immobilizer amplifier), and the code signal transmitted from the remote start control device does not use a variable code that changes according to the predetermined condition. By checking the fixed code, it is possible to determine whether or not the transmitted code signal is correct.
Further, unlike the remote start control device (5), not only an identification code but also a fixed code is supplied. Therefore, the start control device determines whether or not the code signal transmitted from the remote start control device is correct. Can improve the accuracy.
[0051]
The remote start control device (7) according to the present invention includes a code storage means for storing an identification code and a variable code in the remote start control device (4), and a code output from the code signal output device. Third code signal acquisition means for acquiring a signal, and the identification code and the variable code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means in order to give priority to the newly acquired code, the code storage First code storage control means for storing the code storage means, and when the second code signal supply means receives a start command for the engine by remote operation, the code storage means according to the predetermined procedure A code signal including an identification code and a variable code stored in the transmission source code and a transmission source code indicating the transmission source is supplied to the start control device. It is characterized in that the at it.
[0052]
According to the remote start control device (7), the identification code and the variable code included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobilizer amplifier) are given priority to the newly acquired code, and the code storage is performed. Stored in the means.
In other words, each time a code signal is newly received, the identification code and variable code stored in the code storage means are updated. For example, when the code storage means is configured to store four identification codes and four variable codes, if the nth code signal is received, it is included in the (n-4) th received code signal. The identification code and variable code that have been received are deleted, and the identification code and variable code included in the code signal received n-th to (n-3) -th remain.
[0053]
Further, when receiving a start command of the engine (for example, engine) by remote operation, the identification code and the fixed code stored in the code storage means and a transmission source code are included according to the predetermined procedure. Code signal is supplied to the start control device (for example, immobilizer unit).
[0054]
As a result, the start control device is not an ignition key (immobilizer amplifier), and the code signal transmitted from the remote start control device does not use a variable code that changes according to the predetermined condition. It is possible to determine whether or not the transmitted code signal is correct by performing collation and collating the variable code transmitted from the ignition key (immobilizer amplifier) in the past.
[0055]
The identification code supplied from the remote start control device to the start control device is an identification code unique to the ignition key (that is, registered in the start control device), and is supplied from the remote start control device. It is not necessary to newly register it as the identification code in the start control device.
[0056]
In addition, since the variable code supplied from the remote start control device to the start control device is a variable code transmitted from the ignition key (immobilizer amplifier) in the past, the latest variable registered in the start control device. It can be obtained from the code. For example, the latest variable code is changed in a direction opposite to the direction changing according to the predetermined condition. Therefore, it is not necessary to register the variable code supplied from the remote start control device in the start control device.
Thus, since it is not necessary to newly register the identification code and variable code supplied from the remote start control device in the start control device, it is possible to realize work efficiency and simplification of the device. .
[0057]
The remote start control device (8) according to the present invention includes a code storage means for storing an identification code and a variable code in the remote start control device (4), and a code output from the code signal output device. Third code signal acquisition means for acquiring a signal, correctness determination means for determining whether the code signal acquired by the third code signal acquisition means is correct, and a determination result from the correctness determination means Based on the second code signal, the correct identification code and the correct variable code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means are stored in the code storage means in preference to the newly acquired code. Code storage control means, and when the second code signal supply means receives a start command for the engine by remote control, the predetermined procedure Therefore, a code signal including an identification code and a variable code stored in the code storage means and a transmission source code indicating a transmission source is supplied to the start control device. .
[0058]
According to the remote start control device (8), the correct identification code and the correct variable code included in the code signal output from the code signal output device (for example, immobil amplifier) are given priority to the newly acquired code, Stored in the code storage means.
[0059]
In other words, each time a correct code signal is newly received, the identification code and variable code stored in the code storage means are updated. For example, when the code storage means is configured to store four identification codes and variable codes, when the nth correct code signal is received, the correct code received at the (n-4) th time The identification code and variable code included in the signal are deleted, and the identification code and variable code included in the correct code signal received at the nth to (n-3) th time remain.
[0060]
In order to determine whether or not the received code signal is correct, it is only necessary to monitor whether or not an activation signal is transmitted from the immobilizer unit. This is because the identification code (ID code) sent from the immobilizer amplifier does not match the identification code (ID code) stored in the immobilizer section as described in the section of “Prior Art” (that is, If it is determined that the transmitted ID code is not correct), the activation signal is transmitted again from the immobilizer unit to the immobilizer amplifier. Therefore, if the activation signal is not received even when a predetermined time (for example, 1 second) elapses (when the activation signal is not transmitted from the immobilizer unit), it can be determined that the received code signal is correct.
[0061]
Further, according to the remote start control device (8), when a start command for the engine (for example, engine) by remote operation is received, the identification code stored in the code storage means and the variable are changed according to the predetermined procedure. A code signal including a code and a transmission source code is supplied to the start control device (for example, an immobilizer unit).
[0062]
As a result, the start control device is not an ignition key (immobilizer amplifier), and the code signal transmitted from the remote start control device does not use a variable code that changes according to the predetermined condition. It is possible to determine whether or not the transmitted code signal is correct by performing collation and collating the variable code transmitted from the ignition key (immobilizer amplifier) in the past.
[0063]
Further, according to the remote start control device (8), as in the remote start control device (7), an identification code and a variable code supplied from the remote start control device are newly registered in the start control device. Therefore, it is possible to realize work efficiency and simplification of the apparatus.
[0064]
By the way, in the remote start control device (7), since it is not designed to determine whether or not the received code signal is correct, an unrelated code is stored in the code storage means for some reason, Although there is a possibility that the engine cannot be started by remote operation, according to the remote start control device (8), the correct identification code and the correct variable code are stored in the code storage means. Such a problem can be avoided.
[0065]
In addition, the start control device (1) according to the present invention provides a code signal output device capable of outputting a code signal including an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition based on a predetermined operation. Requesting the output of the code signal, capturing the code signal output in response to the request, verifying the code included in the acquired code signal, and if the code is determined to be correct, start the engine such as an engine. In the permitted start control device, based on a transmission source code indicating a transmission source included in the code signal output in response to the request, it is determined whether or not the transmission source of the code signal is a remote start control device. It is characterized by having a transmission source judgment means.
[0066]
According to the start control device (1), it is possible to distinguish whether the transmission source of the code signal is an ignition key (immobilizer amplifier) or a remote start control device. Therefore, the code verification method can be changed depending on the transmission source of the code signal. For example, the code signal transmitted from the ignition key (immobilizer amplifier) changes according to the identification code and the predetermined condition as usual. Code verification is performed using a variable code. On the other hand, for a code signal transmitted from a remote start control device, code verification is performed without using a variable code that changes according to the predetermined condition. It becomes possible. Examples of the engine include an engine of an internal combustion engine vehicle and a power generation device such as a motor of an electric vehicle.
[0067]
In the start control device (2) according to the present invention, the start control device (1) is configured such that when the transmission source determination means determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device, It is characterized by comprising a code collating means for collating a code included in the fetched code signal without using a variable code that changes according to the above condition.
[0068]
According to the start control device (2), when it is determined that the transmission source of the code signal is a remote start control device, it is included in the captured code signal without using the variable code that changes according to the predetermined condition. Code verification is performed. As a result, even if the remote start control device mounted on the vehicle is not provided with means for changing the variable code in accordance with the predetermined condition, it is possible to realize engine start by remote control.
[0069]
In the start control device (3) according to the present invention, when the start control device (1) determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device, the variable code Is a fixed code, and includes a second code verification means for verifying a code included in the captured code signal.
[0070]
According to the start control device (3), when it is determined that the transmission source of the code signal is a remote start control device, the variable code is used as a fixed code and the code included in the captured code signal is verified. . Thereby, even if the remote start control device equipped in the vehicle is not provided with means for changing the variable code according to the predetermined condition, the variable code transmitted from the ignition key is stored as a fixed code, If a means for transmitting the code to the start control device is provided, it is possible to realize engine start by remote control.
[0071]
In other words, in order to realize engine starting or the like by remote operation, the remote start control device needs to store a variable code transmitted from a regular ignition key as a fixed code and transmit the code. Therefore, even if a remote start control device that can be freely operated by the thief is installed in the vehicle by the thief, it is not possible to start the engine by remote control unless the regular ignition key is inserted into the key cylinder even once. Can not. Therefore, security is ensured.
[0072]
In the start control device (4) according to the present invention, the start control device (1) may be configured such that when the transmission source determination unit determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device, And a second code collating means for collating a code included in the fetched code signal using a variable code changed in a direction opposite to the direction changing according to the above condition.
[0073]
By the way, when the variable code transmitted from the ignition key is stored in the remote start control device, a value different from the variable code stored in the start control device is stored in the remote start control device due to the influence of noise or the like. There is a risk that.
In order to solve this, a method is conceivable in which a plurality of variable codes transmitted from the ignition key are stored in the remote start control device.
[0074]
However, the variable code transmitted from the ignition key changes according to the predetermined condition (e.g., counts up by 1), and other than the latest variable code is not the same as the variable code stored in the start control device. The above problem cannot be solved.
[0075]
According to the start control device (4), when it is determined that the transmission source of the code signal is a remote start control device, the direction is opposite to the direction that changes according to the predetermined condition (for example, increments by one). Using the variable code changed to (for example, the variable code counted down), the code included in the acquired code signal is collated.
[0076]
Thus, the remote start control device is equipped with means for storing a plurality of variable codes transmitted from the ignition key in order from the newest one, and means for transmitting these stored variable codes to the start control device in order from the newest one. The above problem can be solved.
[0077]
In addition, the data structure (1) according to the present invention performs verification of a code included in a code signal supplied from the outside, and when it is determined that the code is correct, the start control device permits the start of an engine such as an engine. The data structure of the supplied code signal has a transmission source code indicating the transmission source of the code signal.
[0078]
According to the data structure (1), since the transmission source code indicating the transmission source of the code signal is included, the transmission source of the code signal can be distinguished by the start control device. It is possible to realize switching of code verification. As a result, even if a vehicle having an immobilizer function using a variable code that changes according to a predetermined condition is equipped with a remote start control device that does not have means for changing the variable code according to the predetermined condition, the remote control The engine can be started by Examples of the engine include an engine of an internal combustion engine vehicle and a power generation device such as a motor of an electric vehicle.
[0079]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of a remote start control device, a start control device, and a data structure according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system in which a remote start control device according to an embodiment (1) is employed. Here, the same components as those in the engine start system shown in FIG. 35 are denoted by the same reference numerals.
[0080]
The engine start system stores a specific ID code and a variable code, and grips a transponder 23 having a function of changing the variable code according to a predetermined condition (for example, counting up by one) and a transmission function. An ignition key 21, a key cylinder 4, an immobilizer amplifier 5 attached to the key cylinder 4, an immobilizer 31 having a function of preventing theft, and an engine control unit 7 for controlling engine starting and the like. And a remote start control device 41 and a portable transmitter 51.
[0081]
The immobilizer unit 31 includes a microcomputer 32, EEPROMs 33 to 36 capable of storing variable codes in association with ID codes, and program modes (modes for writing ID codes and variable codes to the EEPROMs 33 to 36). It includes a program switch 37 for use in setting.
Each of the EEPROMs 33 to 36 can store different ID codes, and here, four different ID codes can be stored. FIG. 2 shows an example of ID codes and variable codes stored in the EEPROMs 33-36.
Further, a lamp lighting device 38 is connected to the immobilizer unit 31, and the lamp can be turned on by controlling the lamp lighting device 38.
[0082]
The remote start control device 41 is connected to the microcomputer 42, the antenna 43 for receiving the signal transmitted from the portable transmitter 51, the receiving means 44, the EEPROM 45 in which the remote ID code is stored, and the immobilizer unit 31. To be used for setting an EEPROM 46 for storing an ID code to be supplied, an EEPROM 47 for storing a variable code, and a program mode (a mode for writing an ID code to the EEPROM 46 and writing a variable code to the EEPROM 47). The program switch 48 is included.
[0083]
Further, the remote start control device 41 controls the opening and closing of the switch 5a connected to the immobilizer amplifier 5 to cut off the power supply to the immobilizer amplifier 5 and controls the lamp lighting device 49 to light the lamp. It is possible to make it. The remote start control device 41 is connected to an alternator L terminal 50 that outputs a low signal when the engine is stopped and outputs a high signal when the engine is started. It is possible to determine whether or not the engine has been started.
[0084]
The portable transmitter 51 includes a microcomputer (not shown), an antenna 52 for transmitting a predetermined signal to the remote start control device 41, an EEPROM (not shown) in which a remote ID code is stored, A button switch 53 for instructing start of the engine from a distance and a button switch 54 for instructing stop of the engine are configured.
[0085]
When the button switch 53 is pressed, the microcomputer of the portable transmitter 51 transmits a signal including the remote ID code and the engine start instruction code from the antenna 52 to the outside. When 54 is pressed, a signal including the remote ID code and the engine stop instruction code is transmitted from the antenna 52 to the outside.
[0086]
When the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 by the driver, the key insertion signal is in a high state, and the immobilizer unit 31 that receives this signal transmits a pulse-like start signal to the immobil amplifier 5 via the signal line L1, The output of the code signal is requested. Note that the timing chart from when the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 until the permission signal is output to the engine control unit 7 is as shown in FIG.
[0087]
When receiving the activation signal, the immobilizer 5 supplies electric power by electromagnetic induction and activates the transponder 23 of the ignition key 21 inserted in the key cylinder 4 to store the ignition key 21 (ignition key 21). A code signal including an inherent (ID) code and a variable code changed according to the predetermined condition is extracted, and the extracted code signal is output to the immobilizer unit 31 through the signal line L2 together with the clock signal. It has become.
[0088]
The immobilizer unit 31 determines whether or not the ID code (specific to the ignition key 21) included in the code signal sent from the immobilizer amplifier 5 matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 33 to 36 of the immobilizer unit 31. (ID code collation) and if they match (ID code match), then the variable code included in the code signal is stored in one of the EEPROMs 33 to 36 (in the ID code). It is determined whether or not the value is within a predetermined range based on the value of the corresponding variable code (variable code collation), and if it is determined that the variable code is within the predetermined range, the normal ignition key 21 Is inserted into the key cylinder 4, the driver who has inserted the ignition key 21 into the key cylinder 4 Regarded as a driver, the engine control unit 7 is adapted to provide a permission signal for permitting engine start. Here, the variable code is collated by determining whether or not the variable code is within a predetermined range. However, in another embodiment, whether or not the variable code completely matches. The collation may be performed by determining the above.
[0089]
On the other hand, if it is determined that the ID code sent from the immobilizer amplifier 5 does not match the ID code stored in the immobilizer unit 31 (key code mismatch) or the variable code is not within the predetermined range, the activation The signal is transmitted again to the immobilizer amplifier 5 to request the output of the code signal. This operation is repeated until code verification is obtained (up to about 100 times every about 50 milliseconds).
[0090]
In addition, when the engine control unit 7 receives the starter signal output from the key cylinder 4 after receiving the permission signal, the engine control unit 7 performs start control of the starter motor 8. When the starter signal is received in a state where it is not received, the starter motor 8 is not controlled to start.
[0091]
As described above, the engine cannot be started unless the ID code transmitted from the transponder 23 of the ignition key 21 matches the ID code stored in the immobilizer unit 31 and the variable code is not within the predetermined range. Therefore, the engine cannot be started and the vehicle can be prevented from being stolen by the direct connection of an unauthorized ignition key or ignition switch. The remote start control device 41 is connected to the signal lines L1 to L3, and can transmit and receive various signals using these signal lines L1 to L3.
[0092]
Next, the processing operation {circle around (1)} (main routine) performed by the microcomputer 42 in the remote start control device 41 according to the embodiment (1) will be described based on the flowchart shown in FIG. First, it is determined whether or not the program mode is set (step S1). If it is determined that the program mode is set, the process proceeds to step S2 to perform program processing (see FIG. 4 for details). Then, the process proceeds to step S3.
On the other hand, if it is determined that the program mode is not set, the process proceeds to step S3 as it is.
[0093]
Here, the program mode is set by pressing the program switch 48 here, but the setting method of the program mode is not limited to this. For example, the program mode of the portable transmitter 51 It may be set by a specific operation using the button switches 53 and 54. In this case, since the program switch 48 is not essential, the configuration can be simplified.
[0094]
In step S3, it is determined whether or not a signal has been received via the antenna 43 and the receiving means 44. If it is determined that a signal has been received, the ID code included in the received signal is stored in the EEPROM 45. It is determined whether or not it matches the remote ID code (step S4).
[0095]
If it is determined that the ID code included in the received signal matches the remote ID code (that is, the signal transmitted from the portable transmitter 51 carried by the authorized driver is received), then It is determined whether or not the engine start instruction code is included in the signal (step S5).
[0096]
If it is determined that the engine start instruction code is included in the signal, the process proceeds to step S6 to perform a process for starting the engine (see FIG. 5 for details), and then perform another process. On the other hand, if it is determined that the engine start instruction code is not included in the signal, it is then determined whether the signal includes an engine stop instruction code (step S7), and the engine stop is included in the signal. If the instruction code is included, the engine stop process is performed to turn off all of the key insertion signal, the ACC signal, and the IG signal to stop the engine (step S8), and then another process is performed. I do. If it is determined that neither the engine start instruction code nor the engine stop instruction code is included in the signal, another process is performed as it is.
[0097]
In step S3, it was determined that no signal was received. In step S4, a signal was received, but a signal transmitted from the portable transmitter 51 carried by the authorized driver was received. If it is determined that this is not the case, there is no need to perform processing such as engine start and engine stop, so another processing is performed as it is.
[0098]
Next, processing operation {circle around (1)}-1 (program processing in step S2 in FIG. 3) performed by the microcomputer 42 in the remote start control device 41 according to the embodiment (1) will be described based on the flowchart shown in FIG. . The processing operation {circle over (1)}-1 is an operation for writing an ID code to be supplied to the immobilizer unit 31 to the EEPROM 46 and writing a variable code to the EEPROM 47. This writing is realized by inserting the ignition key 21 into the key cylinder 4 when the program mode is set.
[0099]
In steps S11 and S12, in order to confirm whether or not the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4 after a predetermined period (for example, 30 seconds) has elapsed since the program mode was set, It is determined whether an activation signal supplied from the immobilizer unit 31 to the signal line L1 is received.
[0100]
As described above, when the immobilizer unit 31 receives the key insertion signal, it supplies a pulsed activation signal to the signal line L1 to request the output of the code signal, so whether or not the activation signal has been received. It is possible to confirm whether or not the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4.
[0101]
If it is determined in step S11 that the start signal has been received, that is, the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4, then the code signal supplied from the immobilizer amplifier 5 to the signal line L2 (ie, extracted from the transponder 23). It is determined whether or not a code signal is received (step S13).
[0102]
As described above, when the immobilizer 5 receives the activation signal, it activates the transponder 23 of the ignition key 21 inserted in the key cylinder 4 to thereby store the ID code stored in the transponder 23 (specific to the ignition key 21). , And a code signal including a variable code changed according to a predetermined condition is extracted, and the extracted code signal is supplied to the signal line L2.
[0103]
On the other hand, if it is determined in steps S11 and S12 that the ignition key 21 has not been inserted into the key cylinder 4 within 30 seconds, it is considered that the program mode has been set in error, and the program proceeds to step S18. After that, the processing operation {circle over (1)}-1 is ended.
[0104]
If it is determined in step S13 that the code signal has been received, the ID code included in the next received code signal is changed (step S14), and the changed ID code is written in the EEPROM 46 (step S15). The variable code included in the signal is written to the EEPROM 47 (step S16), and then the lamp is blinked by controlling the lamp lighting device 49 to notify the user that the ID code and variable code have been registered (step S16). Thereafter, the program mode is canceled (step S18), and the processing operation (1) -1 is ended. Examples of a method for changing the ID code included in the received code signal include a method of adding or subtracting a predetermined value.
[0105]
Next, the processing operation {circle around (1)}-2 (engine start processing in step S6 in FIG. 3) performed by the microcomputer 42 in the remote start control device 41 according to the embodiment (1) is shown in the flowcharts shown in FIGS. 5A and 5B. This will be explained based on. Processing operation {circle around (1)}-2 is an operation performed when engine start is instructed from a distance by operating portable transmitter 51.
[0106]
First, it corresponds to the key insertion signal, the ACC signal, and the IG signal that are output when the regular ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4, rotated to the ACC position, and then rotated to the IG on position. The pseudo signal is supplied to the signal line L3 of the ignition switch, and these pseudo signals are transmitted to the immobilizer unit 31 (step S21), the switch 5a is closed, the power source of the immobilizer amplifier 5 is cut, and the immobilizer amplifier 5 is operated. It is prohibited (step S22). As described above, when receiving the key insertion signal, the immobilizer unit 31 supplies a pulsed activation signal to the signal line L1 and requests output of a code signal.
[0107]
Next, it is determined whether or not the activation signal supplied from the immobilizer unit 31 has been received (step S23). If it is determined that the activation signal has not been received, the process returns to step S23, and the activation signal is transmitted. Wait for it to come. On the other hand, if it is determined that the activation signal has been received, the ID code A stored in the EEPROM 46 is read (step S24), the variable code B stored in the EEPROM 47 is read (step S25), and the read variable is read. The code B is changed according to the predetermined condition (step S26), and the changed variable code B is written in the EEPROM 47 (step S27). For example, the variable code is changed by adding a predetermined value α.
[0108]
Thereafter, a code signal including the ID code A and the variable code B is transmitted to the immobilizer unit 31 through the signal line L2 together with the clock signal (step S28), and then for a predetermined period (for example, 1 second). ), It is determined whether the activation signal transmitted from the immobilizer unit 31 is received again (steps S29 and S30). The activation signal is originally transmitted to the immobilizer amplifier 5, but since the operation of the immobilizer amplifier 5 is prohibited, no problem occurs.
[0109]
As described above, the immobilizer unit 31 determines that the ID code A ′ (here, the ID code stored in the EEPROM 46) included in the received code signal matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 33 to 36 in advance. The variable code B ′ (in this case, the variable code stored in the EEPROM 47) included in the received code signal is stored in any of the EEPROMs 33 to 36 (corresponding to the ID code A ′). If it is determined that the value is within a predetermined range based on the value of the variable code, a permission signal for allowing the engine to start is transmitted to the engine control unit 7 and then the start signal is retransmitted. There is no such thing.
[0110]
On the other hand, the ID code A ′ included in the received code signal does not match any of the ID codes registered in the EEPROMs 33 to 36, or the variable code B ′ included in the received code signal is out of the predetermined range. If it is determined, the activation signal is retransmitted. The re-transmission of the activation signal is repeated until code verification is obtained (a maximum of about 100 times every about 50 milliseconds).
[0111]
Therefore, after transmission of the code signal including the ID code A and the variable code B (after the processing of step S28), the activation signal is not received again within 1 second, and the process proceeds to step S31 (FIG. 5B). There are two cases of a and b as follows. a. When verification of the code is obtained and the permission signal is transmitted from the immobilizer unit 31 to the engine control unit 7.
b. When verification of the code is not obtained and transmission of the activation signal from the immobilizer unit 31 is repeated as much as possible.
[0112]
If it is determined in steps S29 and S30 that the activation signal has been received again from the immobilizer unit 31 within one second (that is, code verification has not been obtained), the process returns to step S24 and again according to the predetermined condition. The variable code is changed, and the ID code and the variable code changed according to the predetermined condition are transmitted to the immobilizer unit 31.
[0113]
On the other hand, if it is determined that the activation signal is not received again from the immobilizer unit 31 within 1 second (in the case of a and b above), the process proceeds to step S31 (FIG. 5B), the switch 5a is opened, After the power cut is canceled, the counter C1 is set to 0 (step S32), and a pseudo signal corresponding to the starter signal output when the ignition key 21 is rotated to the starter output position is set for a predetermined period (for example, 2 seconds). ) Continue to supply to the signal line L3 of the ignition switch, and transmit the pseudo signal to the engine control unit 7 (step S33).
[0114]
Then, after providing a waiting time for a predetermined period (for example, 4 seconds) (step S34), it is determined whether or not the engine is started based on a signal obtained from the alternator L terminal 50 (step S35). If it is determined that the engine is started, the processing operation (1) -2 is ended.
[0115]
On the other hand, if it is determined that the engine has not been started, then 1 is added to the counter C1 (step S36), and it is determined whether or not the counter C1 obtained by adding 1 is greater than or equal to a predetermined value (for example, twice). (Step S37). If the counter C1 is 2 or more, that is, if it is determined that the engine does not start despite the fact that the pseudo signal corresponding to the starter signal has been transmitted twice, the case b is considered, and the processing operation ▲ 1 ▼ -2 ends. On the other hand, if it is determined that the counter C1 is not 2 or more, the process returns to step S33, and a pseudo signal corresponding to the starter signal is transmitted again.
[0116]
Next, the processing operation (2) (main routine) performed by the microcomputer 32 in the immobilizer unit 31 will be described based on the flowchart shown in FIG. First, it is determined whether or not the program mode is set (step S41). If it is determined that the program mode is set, the process proceeds to step S42 to perform program processing (see FIG. 7 for details). Thereafter, the process proceeds to step S43. On the other hand, if it is determined that the program mode is not set, the process proceeds to step S43 as it is.
[0117]
Here, the program mode is set by pressing the program switch 37, but the setting method of the program mode is not limited to this. For example, the ignition key 21 is set to the key cylinder. 4 may be set by an operation of repeatedly opening and closing the door several times. However, in this case, it is necessary to connect a sensor or the like that detects the open / closed state of the door to the immobilizer unit 31.
[0118]
In step S43, it is determined whether a key insertion signal (Low → High) has been received. The key insertion signal changes from the Low state to the High state when the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 (case I) or when the button switch 53 of the portable transmitter 51 is pressed, There is a case (Case II) where an engine start command is issued.
[0119]
If it is determined in step S43 that the key insertion signal has been received, then the counters C2 and C3 are set to 0 (step S44), the numerical value W is set to 0 (step S45), and a pulsed start signal is supplied to the signal line L1. Then, the activation signal is transmitted to the immobilizer amplifier 5 and the remote start control device 41 (step S46), and thereafter, it waits for the code signal to be transmitted (step S47). On the other hand, if it is determined in step S43 that the key insertion signal has not been received, another process is performed as it is.
[0120]
-Case I
Upon receiving the activation signal, the immobilizer 5 activates the transponder 23 of the ignition key 21 inserted in the key cylinder 4 to thereby store the ID code (specific to the ignition key 1) stored in the transponder 23 and a predetermined code. A code signal including a variable code that changes according to conditions is extracted, and the extracted code signal is output to the immobilizer unit 31 through the signal line L2 together with the clock signal.
[0121]
-Case II
Upon receiving the activation signal, the remote start control device 41 changes the variable code stored in the EEPROM 47 according to the predetermined condition, and the ID code stored in the EEPROM 46 and the variable code changed according to the predetermined condition. Is output to the immobilizer unit 31 through the signal line L2 together with the clock signal.
[0122]
If it is determined in step S47 that the code signal has been received, the ID code A ′ included in the next received code signal is stored in the RAM 32a (not shown) in the microcomputer 32 (step S48), and the received code is received. The variable code B ′ included in the signal is stored in the RAM 32b (not shown) in the microcomputer 32 (step S49), and then the ID code A ′ stored in the RAM 32a is stored in the EEPROMs 33a to 36a (see FIG. 2). It is determined whether or not it matches any of the ID codes that have been set (step S50).
[0123]
If it is determined that the ID code A ′ matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 33a to 36a, the variable code D corresponding to the next corresponding ID code A ′ is read from any of the EEPROMs 33b to 36b (step S51). ). For example, when the ID code A ′ is [10010101] (binary number), [72] (decimal number) is read as the variable code D (see FIG. 2).
[0124]
Next, a numerical value β (> α) is added to the numerical value W (step S52), and whether or not the difference between the variable code B ′ and the variable code D stored in the RAM 32b is within the range from 0 to the numerical value W. (Step S53), and if it is determined that the difference between the variable code B ′ and the variable code D is within the range from 0 to the numerical value W, then the engine control unit 7 is caused to start the engine. A permission signal for permission is transmitted (step S54), and then the variable code B ′ is written to one of the EEPROMs 33b to 36b in association with the ID code A ′, and the variable code corresponding to the ID code A ′ is updated. (Step S55), and then another process is performed. For example, when the ID code A ′ is [10010101] and the variable code B ′ is [74], [74] is written in the EEPROM 33b. Here, the numerical value β larger than the numerical value α is added to the numerical value W (see step S52). However, in another embodiment, the same value as the numerical value α may be added to the numerical value W.
[0125]
On the other hand, if it is determined in step S53 that the difference between the variable code B ′ and the variable code D is not within the range from 0 to the numerical value W, then 1 is added to the counter C3 (step S56) and 1 is added. It is determined whether or not the counter C3 exceeds a predetermined value (for example, 10 times) (step S57), and if it is determined that the counter C3 does not exceed 10 times, the process returns to step S46 as it is, and the start signal Send again. On the other hand, if it is determined that the counter C3 exceeds 10 times, it is determined that it is not a normal code signal, and another process is performed as it is.
[0126]
If it is determined in step S50 that the ID code A ′ does not match any of the ID codes stored in the EEPROMs 33a to 36a, then the numerical value β is added to the numerical value W (step S58), and 1 is added to the counter C2. (Step S59), it is determined whether or not the counter C2 added with 1 exceeds a predetermined value (for example, 10 times) (step S60), and it is determined that the counter C2 does not exceed 10 times. Then, the process directly returns to step S46, and the activation signal is transmitted again. On the other hand, if it is determined that the counter C2 exceeds 10 times, it is determined that it is not a normal code signal, and another process is performed as it is.
[0127]
Next, the processing operation (2) -1 performed by the microcomputer 32 in the immobilizer unit 31 (program processing in step S42 in FIG. 6) will be described based on the flowchart shown in FIG. The processing operation (2) -1 is an operation for writing the ID code and variable code stored in the EEPROM 33 to 36 in the transponder 23 of the ignition key 21 and the EEPROMs 46 and 47 in the remote start control device 41. This writing is realized when the program mode is set.
[0128]
In steps S61 and S62, after the program mode is set, the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 within a predetermined period (for example, 30 seconds), or the button switch 53 of the portable transmitter 51 is pressed. In order to check whether the key insertion signal (Low → High) has been received within 30 seconds, it is determined.
[0129]
As described above, as a case where the key insertion signal changes from the low state to the high state, when the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 (case I), or when the button switch 53 of the portable transmitter 51 is pressed, There is a case (Case II) where an engine start command is performed by remote control.
[0130]
If it is determined in steps S61 and S62 that the key insertion signal has not been received within 30 seconds, it is considered that the program mode has been set in error, the process proceeds to step S63, the program mode is canceled, and then the processing is performed. The operation (2) -1 is ended. On the other hand, if it is determined in step S61 that the key insertion signal has been received, that is, the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4 within 30 seconds or the button switch 53 of the portable transmitter 51 has been pressed, An activation signal is transmitted to the immobilizer amplifier 5 and the remote start control device 41 via the signal line L1 (step S64), and thereafter, a code signal is transmitted (step S65).
[0131]
As described above, when receiving the activation signal, the immobilizer 5 activates the transponder 23 of the ignition key 21 inserted in the key cylinder 4 to thereby store the ID (specific to the ignition key 1) stored in the transponder 23. A code signal including a code and a variable code changed according to the predetermined condition is extracted, and the extracted code signal is output to the immobilizer unit 31.
On the other hand, when receiving the start signal, the remote start control device 41 changes the variable code stored in the EEPROM 47 according to the predetermined condition, and changes according to the ID code stored in the EEPROM 46 and the predetermined condition. A code signal including a variable code is output to the immobilizer unit 31.
[0132]
If it is determined in step S65 that the code signal has been received, then the counter n is set to 1 (step S66), and it is determined whether or not the code has been registered in the nth EEPROM (step S67). Here, the EEPROM 33 is the first EEPROM, the EEPROM 34 is the second, the EEPROM 35 is the third, and the EEPROM 36 is the fourth.
[0133]
If it is determined that the code has not been registered in the nth EEPROM, the ID code included in the next received code signal is written in the nth EEPROM (eg, EEPROM 33a) (step S68), and the received code The variable code included in the signal is written to the nth EEPROM (eg, EEPROM 33b) (step S69), and the lamp lighting device 38 is controlled to notify the user that the code registration is completed, thereby controlling the lamp. Is blinked (step S70), then the program mode is canceled (step S71), and the processing operation (2) -1 is ended.
[0134]
On the other hand, if it is determined that the code has already been registered in the nth EEPROM, 1 is added to the counter n (step S72), and the counter n obtained by adding 1 is equal to or greater than a predetermined value (here, 5). It is determined whether or not there is (step S73). If it is determined that the counter n is 5 or more, that is, the code is registered in any of the EEPROMs 33 to 36, the code stored in the EEPROM 34 is written to the EEPROM 33 in order to erase the old code (step S74). Next, the code stored in the EEPROM 35 is written into the EEPROM 34 (step S75), the code stored in the EEPROM 36 is written into the EEPROM 35 (step S76), and the ID code included in the received code signal is written into the EEPROM 36a ( In step S77), the variable code included in the received code signal is written into the EEPROM 36b (step S78).
[0135]
Next, proceeding to step S70, in order to notify the user that the code registration is completed, the lamp lighting device 38 is controlled to cause the lamp to blink, and then the program mode is canceled (step S71). Processing operation {circle around (2)}-1 is ended. On the other hand, if it is determined in step S73 that the counter n is not 5 or more, the process returns to step S67.
[0136]
According to the remote start control device according to the embodiment (1), when the engine start command is received by remote operation, the variable code B stored in the EEPROM 47 is changed according to the predetermined condition and stored in the EEPROM 46. The code signal including the ID code A and the variable code B changed according to the predetermined condition is supplied to the immobilizer unit 31.
[0137]
Therefore, when there is a command for starting the engine by remote control, not only the ID code A but also the predetermined condition is sent to the immobilizer 31 as in the case where the regular ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4. The variable code B changed according to the above can be supplied. Thereby, even if the vehicle has an immobilizer function employing a variable code, the engine can be started by remote control.
[0138]
Further, according to the remote start control device according to the above embodiment (1), the ID code (that is, the ID code unique to the ignition key 21) included in the code signal output from the ignition key 21 (immobilizer amplifier 5) is changed. Then, the changed ID code is stored in the EEPROM 46 as an ID code unique to the remote start control device 41.
[0139]
Accordingly, since the ID code unique to the ignition key 21 can be changed to the ID code unique to the remote start control device 41, it is not necessary to register the ID code in the device at the manufacturing stage, so that the manufacturing efficiency can be improved. Can be increased. Further, the ID code unique to the remote start control device 41 registered in the immobilizer unit 31 is obtained by changing the ID code unique to the ignition key 21 (that is, it cannot be the same code as the ID code unique to the ignition key 21). Therefore, it is possible to prevent the ID codes registered in the immobilizer unit 31 from being duplicated.
[0140]
Further, in the remote start control device according to the above embodiment (1), after receiving the activation signal transmitted from the immobilizer unit 31, the variable code is read from the EEPROM 47, and the variable code is changed according to the predetermined condition, Although the changed variable code is transmitted to the immobilizer unit 31, in the remote start control device according to another embodiment, for example, steps S26 and S27 (see FIG. 5A) are performed after step S28. Thus, the variable code may be changed after the variable code is transmitted to the immobilizer unit 31.
[0141]
FIG. 8 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system in which the remote start control device according to the embodiment (2) is employed. However, the same components as those in the engine starting system shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted here.
[0142]
The engine starting system shown in FIG. 8 stores a specific ID code, a transmission source code [00] (binary number), and a variable code, and changes the variable code according to a predetermined condition (for example, counts by one). The key 70, the immobilizer 5 attached to the key cylinder 4, and the immobilizer having a function to prevent theft. The unit 31 includes an engine control unit 7 that performs control such as engine start, a remote start control device 61, and a portable transmitter 51. The transmission source code [00] indicates that the transmission source of the code signal is the ignition key 71, and the transmission source code [01] indicates that the transmission source of the code signal is the remote start control device 61.
[0143]
The immobilizer unit 31 can store the microcomputer 32, the ID code and the transmission source code, and the EEPROMs 33 to 36 that can store the variable code in association with the ID code and the transmission source code, and the program mode (ID code, And a program switch 37 for use in setting a transmission source code and a variable code in a mode for writing to the EEPROM 33-36. Each of the EEPROMs 33 to 36 can store different ID codes, and here, four different ID codes can be stored.
[0144]
However, the immobilizer unit 31 does not distinguish between an ID code and a transmission source code, and is substantially the same as the immobilizer unit 31 shown in FIGS. FIG. 9 shows an example of an ID code, a transmission source code, and a variable code stored in the EEPROMs 33-36.
[0145]
The remote start control device 61 is connected to the microcomputer 62, the antenna 43 for receiving the signal transmitted from the portable transmitter 51, the receiving means 44, the EEPROM 45 storing the remote ID code, and the immobilizer unit 31. EEPROM 63 for storing ID code for supply, EEPROM 64 for storing transmission source code [01], EEPROM 65 for storing variable code, and program mode (ID code, transmission source code, variable code) And a program switch 66 for use in setting a mode for writing to each of the EEPROMs 63 to 65.
[0146]
Further, the remote start control device 61 controls the opening and closing of the switch 5a connected to the immobilizer amplifier 5 to cut off the power supply to the immobilizer amplifier 5 and controls the lamp lighting device 49 to light the lamp. It is possible to make it. The remote start control device 61 is connected to an alternator L terminal 50 that outputs a low signal when the engine is stopped and outputs a high signal when the engine is started. It is possible to determine whether or not the engine has been started.
[0147]
FIG. 10 is a flowchart showing the processing operation (3) (main routine) performed by the microcomputer 62 in the remote start control device 61 according to the embodiment (2). Since this is the same as the processing operation {circle around (1)} (see FIG. 3) performed by the microcomputer 42 in the remote start control device 41 shown in FIG.
[0148]
Next, processing operation {circle around (3)}-1 (program processing in step S82 in FIG. 10) performed by the microcomputer 62 in the remote start control device 61 according to the embodiment (2) will be described based on the flowchart shown in FIG. . Processing operation {circle around (3)}-1 is an operation for writing an ID code, a transmission source code, and a variable code for supplying to the EEPROM 63 to 65 to the immobilizer unit 31. This writing is realized by inserting the ignition key 71 into the key cylinder 4 when the program mode is set.
[0149]
In steps S91 and S92, within 30 seconds to confirm whether or not the ignition key 71 has been inserted into the key cylinder 4 after a predetermined period (for example, 30 seconds) has elapsed since the program mode was set. It is determined whether an activation signal supplied from the immobilizer unit 31 to the signal line L1 is received.
[0150]
If it is determined in step S91 that the activation signal has been received, that is, the ignition key 71 has been inserted into the key cylinder 4, then the code signal supplied from the immobilizer amplifier 5 to the signal line L2 (ie, extracted from the transponder 73). It is determined whether or not a code signal has been received (step S93).
[0151]
On the other hand, if it is determined in steps S91 and S92 that the ignition key 71 has not been inserted into the key cylinder 4 within 30 seconds, it is considered that the program mode has been set in error, and the program proceeds to step S99. After that, the processing operation {circle over (3)}-1 is ended.
[0152]
If it is determined in step S93 that the code signal has been received, the ID code included in the next received code signal is written into the EEPROM 63 (step S94), and the transmission source code [00] included in the received code signal is [ 01] (step S95), the changed transmission source code [01] is written into the EEPROM 64 (step S96), the variable code included in the received code signal is written into the EEPROM 65 (step S97), and then the ID code In order to notify the user that the transmission source code and the variable code have been registered, the lamp lighting device 49 is controlled to cause the lamp to blink (step S98), and then the program mode is canceled (step S99). Then, the processing operation {circle over (3)}-1 is ended.
[0153]
Next, the processing operation {circle around (3)}-2 (engine start processing in step S86 in FIG. 10) performed by the microcomputer 62 in the remote start control device 61 according to the embodiment (2) is shown in the flowcharts shown in FIGS. This will be explained based on. Processing operation {circle around (3)}-2 is an operation performed when engine start is instructed from a distance by operating portable transmitter 51. Further, since the processing operation {circle around (3)}-2 has many parts in common with the processing operation {circle around (1)}-2 shown in FIGS. 5A and 5B, a part of the description is omitted here.
[0154]
First, when a regular ignition key 71 is inserted into the key cylinder 4, rotated to the ACC position, and then rotated to the IG on position, it corresponds to the key insertion signal, the ACC signal, and the IG signal, respectively. The pseudo signal is supplied to the signal line L3 of the ignition switch, and these pseudo signals are transmitted to the immobilizer unit 31 (step S101), the switch 5a is closed, the power source of the immobil amplifier 5 is cut, and the immobil amplifier 5 is operated. It is prohibited (step S102).
As described above, when receiving the key insertion signal, the immobilizer unit 31 supplies a pulsed activation signal to the signal line L1 to request the output of the key code.
[0155]
Next, it is determined whether or not the activation signal supplied from the immobilizer unit 31 has been received (step S103). If it is determined that the activation signal has not been received, the process returns to step S103 and the activation signal is transmitted. Wait for it to come. On the other hand, if it is determined that the activation signal has been received, the ID code A stored in the EEPROM 63 is read (step S104), and the transmission source code C [01] stored in the EEPROM 64 is read (step S105). Then, the variable code B stored in the EEPROM 65 is read (step S106), the read variable code B is changed according to the predetermined condition (step S107), and the changed variable code B is written to the EEPROM 65 (step S108). For example, the variable code is changed by adding a predetermined value α.
[0156]
Thereafter, a code signal including the ID code A, the transmission source code C [01], and the variable code B is transmitted to the immobilizer unit 31 through the signal line L2 together with the clock signal (step S109). It is determined whether or not the activation signal transmitted from the immobilizer unit 31 is received again within a predetermined period (for example, 1 second) (steps S110 and S111). Note that the processing operations in steps S110 to S118 are the same as steps S29 to S37 in the processing operation {circle around (1)}-2 shown in FIGS. 5A and 5B, and thus the description thereof is omitted.
[0157]
Next, the processing operation (4) (main routine) performed by the microcomputer 32 in the immobilizer unit 31 will be described based on the flowchart shown in FIG. However, since the processing operation (4) has many parts in common with the processing operation (2) shown in FIG.
[0158]
If it is determined in step S127 that the code signal has been received, the ID code A ′ and the transmission source code C ′ included in the next received code signal are stored in the RAM 32a (not shown) in the microcomputer 32 (step S128). ), The variable code B ′ included in the received code signal is stored in the RAM 32b (not shown) in the microcomputer 32 (step S129), and then the ID code A ′ and the transmission source code stored in the RAM 32a. It is determined whether or not the combination code combining C ′ matches any of the codes (combination codes combining the ID code and the transmission source code) stored in the EEPROMs 33a to 36a (see FIG. 9) (step S130). .
[0159]
If it is determined that the combination code obtained by combining the ID code A ′ and the transmission source code C ′ matches one of the codes stored in the EEPROMs 33a to 36a, the next corresponding code (ID code A ′ and transmission source code C ′ The variable code D corresponding to the combination code) is read out from any of the EEPROMs 33b to 36b (step S131). For example, when the ID code A ′ is [110101] (binary number) and the transmission source code C ′ is [00] (binary number), the variable code D [85] (decimal number) stored in the EEPROM 33b When the ID code A ′ is [110101] and the transmission source code C ′ is [01], the variable code D [68] stored in the EEPROM 36b is read (see FIG. 9). ).
[0160]
Next, a numerical value β (> α) is added to the numerical value W (step S132), and whether or not the difference between the variable code B ′ and the variable code D stored in the RAM 32b is within the range from 0 to the numerical value W. If it is determined that the difference between the variable code B ′ and the variable code D is within the range from 0 to the numerical value W, the engine control unit 7 is then started. A permission signal for permission is transmitted (step S134), and then the variable code B ′ is written to one of the EEPROMs 33b to 36b in correspondence with the ID code A ′ and the transmission source code C ′, and the ID code A ′ and transmission are performed. The variable code corresponding to the original code C ′ is updated (step S135), and then another process is performed. For example, when the combination code combining the ID code A ′ and the transmission source code C ′ is [11010100] and the variable code B ′ is [87], [87] is written in the EEPROM 33b. Here, the numerical value β larger than the numerical value α is added to the numerical value W (see step S132). However, in another embodiment, the same value as the numerical value α may be added to the numerical value W.
[0161]
FIG. 14 is a flowchart showing the processing operation (4) -1 (program processing in step S122 in FIG. 13) performed by the microcomputer 32 in the immobilizer unit 31, but the processing operation (4) -1 performed by the microcomputer 32 is described. 7 is substantially the same as the processing operation (2) -1 shown in FIG.
[0162]
According to the remote start control device according to the above embodiment (2), when an engine start command is received by remote operation, the variable code B stored in the EEPROM 65 is changed according to the predetermined condition and stored in the EEPROM 63. The code signal including the ID code A, the transmission source code C stored in the EEPROM 64, and the variable code B changed according to the predetermined condition is supplied to the immobilizer unit 31.
[0163]
Therefore, when there is a command for starting the engine by remote control, not only the ID code A and the transmission source code C but also the immobilizer unit 31 as well as the case where the regular ignition key 71 is inserted into the key cylinder 4. The variable code B changed according to the predetermined condition can be supplied. Thereby, even if the vehicle has an immobilizer function employing a variable code, the engine can be started by remote control.
[0164]
Further, according to the remote start control device according to the above embodiment (2), the code (ID code) corresponding to the identification code unique to the remote start control device 61 using the ID code unique to the ignition key 71 and the transmission source code. And a transmission source code), it is not necessary to register the remote start control device identification code in the device at the manufacturing stage, so that the manufacturing efficiency can be improved. Further, the code (combination code) corresponding to the identification code unique to the remote start control device 61 registered in the immobilizer unit 31 is different from the transmission source code, and the code (combination code) corresponding to the identification code unique to the ignition key 71. Since they cannot be the same, it is possible to prevent the identification codes registered in the immobilizer unit 31 from overlapping.
[0165]
Further, in the remote start control device according to the embodiment (2), after receiving the activation signal transmitted from the immobilizer unit 31, the variable code is read from the EEPROM 65, and the variable code is changed according to the predetermined condition, The changed variable code is transmitted to the immobilizer unit 31. However, in the remote start control device according to another embodiment, for example, steps S107 and S108 (see FIG. 12A) are performed after step S109. Thus, the variable code may be changed after the variable code is transmitted to the immobilizer unit 31.
[0166]
In the remote start control device according to the embodiment (2), the transmission source code [00] transmitted from the immobilizer amplifier 5 is changed to [01], and the changed transmission source code [01] is stored in the EEPROM 64. However, in the remote start control device according to another embodiment, the transmission source code [01] may be registered in advance in the EEPROM 64 without performing these processes. Also, here, the case where the immobilizer unit handles the ID code and the transmission source code as one code (combination code) is explained, but the ID code and the transmission source code are recognized as separate codes for the immobilizer unit. It may be handled.
[0167]
Further, in the remote start control device according to the embodiment (2), a code signal including an ID code, a variable code, and a transmission source code output from the immobil amplifier 5 (transponder 73) is received, Although these ID code, variable code, and transmission source code are registered, the remote start control device according to another embodiment is configured to include the ID code and variable code. ID code and variable code are registered, and the transmission source code [01] is added to the ID code and variable code when the code signal is output to the immobilizer unit. May be.
[0168]
Thereby, the code signal output from the transponder can be made not to include the transmission source code. In order to realize the verification of the code signal output from the remote start control device as described above in the immobilizer unit, the ID code, the variable code, and the transmission source code sent from the outside in the immobilizer unit are registered (program) ) You should be able to do it.
[0169]
FIG. 15 is a block diagram schematically showing main parts of an engine start system in which the remote start control device according to the embodiment (3) and the start control device (immobilizer unit) are employed. However, the same components as those in the engine starting system shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted here.
[0170]
The engine start system shown in FIG. 15 has a function of storing a specific ID code and a variable code, changing the variable code according to a predetermined condition (for example, counting up by one), and a transmission function. Controls the ignition key 21 having the transponder 23 built in the grip portion 22, the key cylinder 4, the immobilizer amplifier 5 attached to the key cylinder 4, the immobilizer portion 91 having a function of preventing theft, and engine starting. The engine control unit 7, the remote start control device 81, and the portable transmitter 51 are included.
[0171]
The immobilizer unit 91 includes a microcomputer 92, EEPROMs 93 to 95 that can store ID codes and variable codes in association with the ID codes, and EEPROMs 96 that can store ID codes and fixed codes in association with the ID codes. And a program switch 97 for use in setting program modes (modes for writing ID codes, variable codes, and fixed codes to the EEPROMs 93 to 96). Each of the EEPROMs 93 to 96 can store different ID codes, and here, four ID codes can be stored. FIG. 16 shows an example of ID codes, variable codes, and fixed codes stored in the EEPROMs 93 to 96.
[0172]
The remote start control device 81 is connected to the microcomputer 82, the antenna 43 for receiving the signal transmitted from the portable transmitter 51, the receiving means 44, the EEPROM 45 in which the remote ID code is stored, and the immobilizer unit 91. EEPROM 83 for storing an ID code for supply, EEPROM 84 for storing a fixed code, and a program for use in setting a program mode (mode for writing ID code and fixed code to EEPROM 83, 84) And a switch 85.
[0173]
FIG. 17 is a flowchart showing the processing operation (5) (main routine) performed by the microcomputer 82 in the remote start control device 81 according to the embodiment (3). Since this is the same as the processing operation {circle around (1)} (see FIG. 3) performed by the microcomputer 42 in the remote start control device 41 shown in FIG.
[0174]
Next, processing operation {circle over (5)}-1 (program processing in step S162 in FIG. 17) performed by the microcomputer 82 in the remote start control device 81 according to the embodiment (3) will be described based on the flowchart shown in FIG. . The processing operation {circle over (5)}-1 is an operation for writing an ID code to be supplied to the immobilizer unit 91 to the EEPROM 83 and writing a fixed code to the EEPROM 84. This writing is realized by inserting the ignition key 21 into the key cylinder 4 when the program mode is set.
[0175]
In steps S171 and S172, within 30 seconds to confirm whether or not the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4 until a predetermined period (for example, 30 seconds) elapses after the program mode is set. It is determined whether an activation signal supplied from the immobilizer unit 91 to the signal line L1 is received.
[0176]
If it is determined in step S171 that the activation signal has been received, that is, the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4, then the code signal supplied from the immobilizer amplifier 5 to the signal line L2 (ie, extracted from the transponder 23). It is determined whether or not a code signal is received (step S173).
[0177]
On the other hand, if it is determined in steps S171 and S172 that the ignition key 21 has not been inserted into the key cylinder 4 within 30 seconds, it is considered that the program mode has been set in error, and the program proceeds to step S177. After that, the processing operation {circle over (5)}-1 is ended.
[0178]
If it is determined in step S173 that the code signal has been received, the ID code included in the next received code signal is written in the EEPROM 83 (step S174), and the variable code included in the received code signal is input to the EEPROM 84 as a fixed code. In order to inform the user that writing (step S175), ID code, and fixed code has been registered, the lamp lighting device 49 is controlled to cause the lamp to blink (step S176), and then the program mode is released. (Step S177), the processing operation (5) -1 is ended.
[0179]
Next, the processing operation {circle over (5)}-2 (engine start processing in step S166 in FIG. 17) performed by the microcomputer 82 in the remote start control device 81 according to the embodiment (3) is shown in the flowcharts shown in FIGS. 19A and 19B. This will be explained based on. The processing operation {circle over (5)}-2 is an operation performed when the start of the engine is instructed from a distance by operating the portable transmitter 51. Further, since the processing operation {circle around (5)}-2 has many parts in common with the processing operation {circle around (1)}-2 shown in FIG. 5A and FIG.
[0180]
First, it corresponds to the key insertion signal, the ACC signal, and the IG signal that are output when the regular ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4, rotated to the ACC position, and then rotated to the IG on position. The pseudo signal is supplied to the signal line L3 of the ignition switch, and these pseudo signals are transmitted to the immobilizer unit 91 (step S181), the switch 5a is turned off, the power source of the immobilizer amplifier 5 is cut, and the immobilizer amplifier 5 is operated. It is prohibited (step S182).
When the immobilizer unit 91 receives a key insertion signal in the same manner as the immobilizer unit 31 shown in FIG. 1, the immobilizer unit 91 supplies a pulsed activation signal to the signal line L1 and requests output of a key code. .
[0181]
Next, it is determined whether or not the activation signal supplied from the immobilizer unit 91 has been received (step S183). If it is determined that the activation signal has not been received, the process returns to step S183 to transmit the activation signal. Wait for it to come. On the other hand, if it is determined that the activation signal has been received, the ID code A stored in the EEPROM 83 is read (step S184), the fixed code E stored in the EEPROM 84 is read (step S185), and then the ID A code signal including the code A, the fixed code E, and the transmission source code C is transmitted together with the clock signal to the immobilizer unit 91 via the signal line L2 (step S186), and then, for a predetermined period (for example, It is determined whether or not the activation signal transmitted from the immobilizer unit 91 is received again within 1 second (steps S187 and S188). The processing operations in steps S187 to S195 are the same as those in steps S29 to S37 in the processing operation (1) -2 shown in FIGS.
[0182]
Next, processing operation (6) (main routine) performed by the microcomputer 92 in the start control device (immobilizer unit 91) according to Embodiment (3) will be described based on the flowcharts shown in FIGS. 20A and 20B. However, since the processing operation {circle around (6)} has many parts in common with the processing operation {circle around (2)} (see FIG. 6) performed by the microcomputer 32 in the immobilizer unit 31 shown in FIG.
[0183]
If it is determined in step S207 that the code signal has been received, it is determined whether or not the transmission source of the received code signal is the remote start control device 81 (step S208). In order to make the determination, it may be determined whether or not a transmission source code C is included in the received code signal.
[0184]
If it is determined that the transmission source of the received code signal is not the remote start control device 81, that is, the transmission source of the received code signal is the ignition key 21 (immobilizer amplifier 5), then it is included in the received code signal. ID code A ′ is stored in RAM 92a (not shown) in microcomputer 92 (step S209), and variable code B ′ included in the received code signal is stored in RAM 92b (not shown) in microcomputer 92. (Step S210). Thereafter, it is determined whether or not the ID code A ′ stored in the RAM 92a matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 93a to 95a (see FIG. 16) (Step S211). The processing operations in steps S211 to S221 are the same as those in steps S50 to S60 in the processing operation (1) -2 shown in FIG.
[0185]
On the other hand, if it is determined in step S208 that the source of the received code signal is the remote start control device 81, the process proceeds to step S222 (FIG. 20B), and the ID code A ′ included in the received code signal is It is determined whether or not it matches the ID code stored in the EEPROM 96a (see FIG. 16).
[0186]
If it is determined that the ID codes match, it is next determined whether or not the fixed code E ′ included in the received code signal matches the fixed code stored in the EEPROM 96b (step S223), and the fixed code matches. If it is determined, a permission signal for permitting engine start is transmitted to the engine control unit 7 (step S224), and then another process is performed.
[0187]
If it is determined in step S222 that the ID codes do not match, 1 is added to the counter C2 (step S225), and it is determined whether or not the counter C2 added with 1 exceeds a predetermined value (for example, 10 times). If it is determined (step S226) and it is determined that the counter C2 does not exceed 10 times, the process directly returns to step S206 (FIG. 20A) to transmit the activation signal again. On the other hand, if it is determined that the counter C2 exceeds 10 times, another process is performed as it is.
[0188]
If it is determined in step S223 that the fixed codes do not match, 1 is added to the counter C3 (step S227), and whether the counter C3 obtained by adding 1 exceeds a predetermined value (for example, 10 times). (Step S228), and if it is determined that the counter C3 does not exceed 10 times, the process directly returns to Step S206 (FIG. 20A) to transmit the activation signal again. On the other hand, if it is determined that the counter C3 exceeds 10 times, another process is performed as it is.
[0189]
Next, FIG. 21A and FIG. 21B show processing operations {circle around (6)}-1 (program processing in step S202 in FIG. 20A) performed by the microcomputer 92 in the start control device (immobilizer unit 91) according to Embodiment (3). This will be described based on a flowchart. In the processing operation (6) -1, the ID code or variable code stored in the transponder 23 of the ignition key 21 is written in the EEPROMs 93 to 95, or the ID code or fixed code stored in the remote start control device 81 is stored in the EEPROM 96. This is an operation for writing code. This writing is realized when the program mode is set.
[0190]
In steps S231 and S232, the ignition key 21 is inserted into the key cylinder 4 within a predetermined period (for example, 30 seconds) after the program mode is set, or the button switch 53 of the portable transmitter 51 is pressed. In order to check whether the key insertion signal (Low → High) has been received within 30 seconds, it is determined.
[0191]
If it is determined in steps S231 and S232 that the key insertion signal has not been received within 30 seconds, it is considered that the program mode has been set in error, the process proceeds to step S233, the program mode is canceled, and then the processing is performed. The operation {circle around (6)}-1 is ended.
[0192]
On the other hand, if it is determined in step S231 that the key insertion signal has been received, that is, the ignition key 21 has been inserted into the key cylinder 4 within 30 seconds or the button switch 53 of the portable transmitter 51 has been pressed, An activation signal is transmitted to the immobilizer amplifier 5 and the remote start control device 81 via the signal line L1 (step S234), and thereafter, a waiting for a code signal to be transmitted (step S235).
[0193]
If it is determined in step S235 that the code signal has been received, it is then determined whether or not the transmission source of the received code signal is the remote start control device 81 (step S236). In order to make the determination, it may be determined whether or not a transmission source code C is included in the received code signal.
[0194]
If it is determined that the source of the received code signal is not the remote start control device 81, that is, the source of the received code signal is the ignition key 21, then the counter n is set to 1 (step S237), It is determined whether or not a code has been registered in the nth EEPROM (step S238). Here, the EEPROM 93 is the first EEPROM, the EEPROM 94 is the second, and the EEPROM 95 is the third.
[0195]
If it is determined that the code has not been registered in the nth EEPROM, the ID code included in the next received code signal is written to the nth EEPROM (eg, EEPROM 93a) (step S239), and the received code The variable code included in the signal is written to the nth EEPROM (eg, EEPROM 93b) (step S240), and the lamp lighting device 38 is controlled to notify the user that the code registration is completed, thereby controlling the lamp. Is flashed (step S241), then the program mode is canceled (step S242), and the processing operation (6) -1 is ended.
[0196]
On the other hand, if it is determined that the code has been registered in the nth EEPROM, then 1 is added to the counter n (step S243), and the counter n obtained by adding 1 is greater than or equal to a predetermined value (here, 4). It is determined whether or not (step S244). If it is determined that the counter n is 4 or more, that is, the code is registered in any of the EEPROMs 93 to 95, the code stored in the EEPROM 94 is first written into the EEPROM 93 (step S245), and then stored in the EEPROM 95. The written code is written in the EEPROM 94 (step S246), and then the ID code included in the received code signal is written in the EEPROM 95a (step S247), and the variable code included in the received code signal is written in the EEPROM 95b (step S247). After that, the process proceeds to step S241. On the other hand, if it is determined in step S244 that the counter n is not 4 or more, the process returns to step S238.
[0197]
If it is determined in step S236 that the source of the received code signal is the remote start control device 81, the process proceeds to step S249 (FIG. 21B), and the ID code included in the received code signal is transferred to the EEPROM 96a. Next, the fixed code included in the received code is written into the EEPROM 96b (step S250), and then the lamp is controlled by controlling the lamp lighting device 38 to notify the user that the code registration is completed. Flashing is performed (step S251), the program mode is canceled (step S252), and the processing operation (6) -1 is ended.
[0198]
According to the remote start control device according to the above embodiment (3), the ID code included in the code signal output from the immobilizer amplifier 5 is written to the EEPROM 83, and the variable code included in the code signal is written to the EEPROM 84 as a fixed code. When receiving an engine start command by remote control, a code signal including an ID code stored in the EEPROM 83, a fixed code stored in the EEPROM 84, and a transmission source code is supplied to the immobilizer unit 91. It has become.
[0199]
Also. According to the start control device (immobilizer unit) according to the above embodiment (3), when it is determined that the transmission source of the code signal is the remote start control device 81, the code added to the ID code is the variable code. As a fixed code, the code included in the captured code signal is collated. As a result, it is possible to realize engine start by remote operation even if the remote start control device mounted on the vehicle is not equipped with means for changing the variable code according to the predetermined condition.
[0200]
In the start control device according to the embodiment (3), when it is determined that the transmission source of the code signal is not the ignition key 21 but the remote start control device 81, the ID code and the fixed code are collated. However, in another embodiment, only ID code verification may be performed. In other words, the remote start control device may register only the ID code transmitted from the immobilizer amplifier 5 and transmit only the ID code to the immobilizer unit.
[0201]
With this configuration, when the transmission source is a remote start control device, the code to be verified by the start control device is only the ID code unique to the ignition key 21 (that is, the one registered in the start control device). Since it is not necessary to newly register the ID code supplied from the remote start control device in the start control device, the work efficiency and the simplification of the device can be realized.
[0202]
FIG. 22 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system in which the remote start control device according to the embodiment (4) and the start control device (immobilizer unit) are employed. However, the same components as those in the engine starting system shown in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted here.
[0203]
The engine start system shown in FIG. 22 stores a specific ID code, variable code, and transmission source code [00] (binary number), and changes the variable code according to a predetermined condition (for example, counts by one). And the immobilizer having a function to prevent theft, an ignition key 111 incorporating a transponder 113 having a transmission function and a transmission function in the grip portion 112, the key cylinder 4, the immobilizer amplifier 5 attached to the key cylinder 4. Unit 121, engine control unit 7 that performs control such as engine start, remote start control device 101, and portable transmitter 51. The transmission source code [00] indicates that the transmission source of the code signal is the ignition key 111, and the transmission source code [01] indicates that the transmission source of the code signal is the remote start control device 101.
[0204]
The immobilizer unit 121 includes a microcomputer 122, EEPROMs 123 to 126 capable of storing variable codes in association with the ID codes, and program modes (modes for writing ID codes and variable codes to the EEPROMs 123 to 126). And a program switch 127 for use in the setting. Each of the EEPROMs 123 to 126 can store different ID codes, and here, four different ID codes can be stored. FIG. 23 shows an example of ID codes and variable codes stored in the EEPROMs 123 to 126.
In addition, a lamp lighting device 38 is connected to the immobilizer unit 121, and the lamp can be turned on by controlling the lamp lighting device 38.
[0205]
The remote start control device 101 transmits from the microcomputer 102, the antenna 43 for receiving the signal transmitted from the portable transmitter 51, the receiving means 44, the EEPROM 45 in which the remote ID code is stored, and the immobilizer amplifier 5. EEPROMs 103 to 106 for storing the received ID code, variable code, and transmission source code.
[0206]
The remote start control device 101 is connected to an alternator L terminal 50 that outputs a Low signal when the engine is stopped and outputs a High signal when the engine is started. It is possible to determine whether or not the engine has been started.
[0207]
When the ignition key 111 is inserted into the key cylinder 4 by the driver, the key insertion signal is in a high state, and the immobilizer unit 121 that receives the key transmission signal transmits a pulsed start signal to the immobil amplifier 5 via the signal line L1, The output of the code signal is requested. Note that the timing chart from when the ignition key 111 is inserted into the key cylinder 4 until the permission signal is output to the engine control unit 7 is as shown in FIG.
[0208]
Upon receiving the activation signal, the immobilizer 5 supplies power by electromagnetic induction and activates the transponder 113 of the ignition key 111 inserted in the key cylinder 4 to store the ignition key 111 (ignition key 111). A code signal including the unique ID code, the variable code changed according to the predetermined condition, and the transmission source code [00] is extracted, and the extracted code signal together with the clock signal is sent via the signal line L2. The data is output to the immobilizer unit 121.
[0209]
The immobilizer unit 121 uses any of the ID codes stored in the EEPROMs 123 to 126 of the immobilizer unit 121 as an ID code (specific to the ignition key 111) included in the code signal sent from the immobilizer amplifier 5 or the remote start control device 101. If the ID code matches (ID code match), the next received code signal is sent from either the immobilizer amplifier 5 or the remote start control device 101. Judge whether it has been.
[0210]
If it is determined that the code is sent from the immobilizer amplifier 5, the variable code included in the code signal is stored in one of the EEPROMs 123 to 126 (corresponding to the ID code). If the variable code is determined to be within the predetermined range, the normal ignition key 111 is inserted into the key cylinder 4. Therefore, the driver who inserted the ignition key 111 into the key cylinder 4 is regarded as a regular driver, and a permission signal for permitting the engine start is given to the engine control unit 7. It is like that.
[0211]
On the other hand, if it is determined that the ID code sent from the immobilizer amplifier 5 does not match the ID code stored in the immobilizer unit 121 (key code mismatch) or the variable code is not within the predetermined range, the activation The signal is transmitted again to the immobilizer amplifier 5 to request the output of the code signal. This operation is repeated until code verification is obtained (up to about 100 times every about 50 milliseconds).
[0212]
Further, when it is determined that the received code signal is sent from the remote start control device 101, the code is collated by a method different from that sent from the immobilizer amplifier 5. . This is because the remote start control device 101 that does not have the function of changing the variable code according to the predetermined condition is installed in the vehicle to realize engine start by remote operation.
[0213]
Next, the processing operation (7) (main routine) performed by the microcomputer 102 in the remote start control device 101 according to the embodiment (4) will be described based on the flowchart shown in FIG. First, it is determined whether or not a signal has been received via the antenna 43 and the receiving means 44 (step S261). If it is determined that a signal has been received, the ID code included in the received signal is stored in the EEPROM 45. It is determined whether the remote ID code matches the remote ID code (step S262).
[0214]
If it is determined that the ID code included in the received signal matches the remote ID code (that is, the signal transmitted from the portable transmitter 51 carried by the authorized driver is received), then It is determined whether or not the engine start instruction code is included in the signal (step S263).
[0215]
If it is determined that the engine start instruction code is included in the signal, the process proceeds to step S264 to perform a process for starting the engine (see FIG. 26 for details), and then proceeds to step S267. On the other hand, if it is determined that the engine start instruction code is not included in the signal, it is then determined whether or not the signal includes an engine stop instruction code (step S265), and the engine stop is included in the signal. If the instruction code is included, the engine stop process is performed to turn off all of the key insertion signal, the ACC signal, and the IG signal to stop the engine (step S266), and then the process proceeds to step S267. move on. If it is determined that neither the engine start instruction code nor the engine stop instruction code is included in the signal, the process directly proceeds to step S267.
[0216]
In step S261, it was determined that no signal was received, or in step S262, a signal was received, but a signal transmitted from the portable transmitter 51 carried by the authorized driver was received. If it is determined that it is not, since it is not necessary to perform processing such as engine start and engine stop, the process directly proceeds to step S267.
[0217]
In step S267, in order to confirm whether or not the ignition key 111 has been inserted into the key cylinder 4, it is determined whether or not an activation signal supplied from the immobilizer unit 121 to the signal line L1 has been received. As described above, when receiving the key insertion signal, the immobilizer unit 121 supplies the pulsed activation signal to the signal line L1 and requests the output of the code signal. It is possible to confirm whether or not the ignition key 111 has been inserted into the key cylinder 4 by determining whether or not.
[0218]
If it is determined in step S267 that the activation signal has been received, that is, the ignition key 111 has been inserted into the key cylinder 4, then the code signal supplied from the immobil amplifier 5 to the signal line L2 (ie, extracted from the transponder 113). It is determined whether or not a code signal has been received (step S268).
On the other hand, if it is determined that the activation signal has not been received, another process is performed as it is.
[0219]
If it is determined that the code signal has been received, the code stored in the EEPROM 105 is stored in order to preferentially store the ID code, variable code, and transmission source code included in the newly received code signal in the EEPROMs 103 to 106. Is written into the EEPROM 106 (step S269), the code stored in the EEPROM 104 is written into the EEPROM 105 (step S270), the code stored in the EEPROM 103 is written into the EEPROM 104 (step S271), and the ID included in the received code signal is stored. The code, variable code, and transmission source code are written to the EEPROM 103 (step S272), and then another process is performed. Thus, the code signals output from the ignition key when the ignition key is inserted into the key cylinder 4 one time before, twice before, and three times before are stored in the EEPROMs 103 to 106, respectively.
[0220]
FIG. 25 shows an example of the ID code, variable code, and transmission source code stored in the EEPROMs 103 to 106. If the same key is used every time the vehicle is driven, the ID code included in the code signal output from the key is the same every time, but the variable code changes by a predetermined amount each time. FIG. 25 shows that the first key (ID code [11001100]) was used three times before, and then the second key (ID code [10010101]) was used three times in succession. Since the remote start control device 101 does not have a function of changing the variable code according to a predetermined condition, the variable code is stored in the EEPROMs 103 to 106 as a fixed code.
[0221]
Next, the processing operation (7) -1 performed by the microcomputer 102 in the remote start control device 101 according to the embodiment (4) (engine start process in step S264 in FIG. 24) is shown in the flowcharts shown in FIGS. 26A and 26B. This will be explained based on. The processing operation {circle over (7)}-1 is an operation performed when the start of the engine is instructed from a distance by operating the portable transmitter 51. Further, since the processing operation {circle over (7)}-1 has many parts in common with the processing operation {circle around (1)}-2 shown in FIGS.
[0222]
First, it corresponds to a key insertion signal, an ACC signal, and an IG signal that are output when the normal ignition key 111 is inserted into the key cylinder 4, rotated to the ACC position, and then rotated to the IG on position. The pseudo signal is supplied to the signal line L3 of the ignition switch, and these pseudo signals are transmitted to the immobilizer unit 121 (step S281), the switch 5a is closed, the power source of the immobilizer amplifier 5 is cut, and the immobilizer amplifier 5 is operated. It is prohibited (step S282).
[0223]
Next, it is determined whether or not the activation signal supplied from the immobilizer unit 121 has been received (step S283). If it is determined that the activation signal has not been received, the process returns to step S283 to transmit the activation signal. Wait for it to come. On the other hand, if it is determined that the activation signal has been received, the counter n is set to 1 (step S284), the counter C4 is set to 0 (step S285), and stored in the nth EEPROM (for example, the EEPROM 103). ID code A, variable code B, and transmission source code C are read (step S286). Here, the EEPROM 103 is the first EEPROM, the EEPROM 104 is the second, the EEPROM 105 is the third, and the EEPROM 106 is the fourth.
[0224]
Next, the read transmission source code C is changed from [00] to [01] (step S287), and a code signal including the ID code A, the variable code B, and the transmission source code C is combined with the clock signal. Then, the signal is transmitted to the immobilizer unit 121 via the signal line L2 (step S288), and then it is determined whether the activation signal transmitted from the immobilizer unit 121 is received again within a predetermined period (for example, 1 second). (Steps S289 and S290). Note that the processing operations (steps S296 to S302) performed when it is determined in steps S289 and S290 that the activation signal is not received again from the immobilizer unit 121 within one second are the processing operations shown in FIGS. 5A and 5B. Since it is the same as steps S31 to S37 in (1) -2, its description is omitted.
[0225]
On the other hand, if it is determined in step S289 that the activation signal has been received again, 1 is added to the counter C4 (step S291), and it is determined whether or not the added counter C4 is equal to or greater than a predetermined value (for example, 2). If it is determined that the counter C4 is 2 or more (step S292), the counter C4 is returned to 0 (step S293), and 1 is added to the counter n (step S294). On the other hand, if it is determined that the counter C4 is not 2 or more, the process returns to step S286, and the same code signal is transmitted to the immobilizer unit 121 again.
[0226]
Next, it is determined whether or not the counter n added with 1 is equal to or greater than a predetermined value (here, 5) (step S295). If it is determined that the counter n is equal to or greater than 5, another process is performed as it is. On the other hand, if it is determined that the counter n is not 5 or more, the process returns to step S286, and another code signal is immobilized based on the ID code A, variable code B, and transmission source code C stored in the next EEPROM. To the unit 121. FIG. 27 shows an example of an ID code, a variable code, and a transmission source code constituting the code signal transmitted by the processing operation in step S288.
[0227]
Here, when the code cannot be verified by the immobilizer unit 121, the latest code signal is transmitted twice in sequence until the code signal three times before, but the code signal transmission method is limited to this. For example, each code signal may be transmitted once or transmitted three times.
[0228]
Next, processing operation (8) (main routine) performed by the microcomputer 122 in the start control device (immobilizer unit 121) according to Embodiment (4) will be described based on the flowcharts shown in FIGS. 28A and 28B. However, the processing operation {circle over (8)} has many parts in common with the processing operation {circle over (2)} shown in FIG.
[0229]
If it is determined in step S317 that the code signal has been received, the ID code A ′ included in the next received code signal is stored in the RAM 122a (not shown) in the microcomputer 122 (step S318), and the received code is received. The variable code B ′ included in the signal is stored in the RAM 122b (not shown) in the microcomputer 122 (step S319), and the transmission source code C ′ included in the received code signal is stored in the RAM 122c (not shown) in the microcomputer 122. (Step S320), and then, it is determined whether or not the ID code A ′ stored in the RAM 122a matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 123a to 126a (see FIG. 23) (Step S320). S321).
[0230]
If it is determined that the ID code A ′ matches any of the ID codes stored in the EEPROMs 123a to 126a, it is then determined whether or not the received code signal is sent from the remote start control device 101. (Step S322). This determination can be made from the transmission source code included in the code signal.
[0231]
If it is determined that the received code signal is not sent from the remote start control device 101, that is, it is sent from the immobilizer amplifier 5, the process proceeds to step S323 to perform code verification processing. On the other hand, if it is determined that the received code signal is sent from the remote start control device 101, the process proceeds to step S333 (FIG. 28B), and code verification is performed by a method different from the above process. The processing operations in steps S323 to S329 are the same as those in steps S51 to S57 shown in FIG.
[0232]
Further, in step S321, the processing operation (steps S330 to S332) performed when it is determined that the ID code A ′ does not match any of the ID codes stored in the EEPROMs 123a to 126a (steps S330 to S332) is also performed in step S58 shown in FIG. Since it is similar to S60, the description thereof is omitted.
[0233]
In step S333 (FIG. 28B), the variable code D corresponding to the ID code A ′ is read from one of the EEPROMs 123b to 126b. For example, when the ID code A ′ is [10010101] (binary number), the variable code D [72] (decimal number) is read (see FIG. 23).
[0234]
Next, the numerical value β2 (> α) is subtracted from the numerical value W2 (step S334), and whether or not the difference between the variable code B ′ and the variable code D stored in the RAM 122b is within the range from the numerical value W2 to 0. (Step S335), and if it is determined that the difference between the variable code B ′ and the variable code D is within the range from the numerical value W2 to 0, the engine control unit 7 is then started. A permission signal for permission is transmitted (step S336), and then another process is performed. Here, the numerical value β2 larger than the numerical value α is subtracted from the numerical value W2 (see step S334), but in another embodiment, the same value as the numerical value α may be subtracted from the numerical value W2.
[0235]
On the other hand, if it is determined in step S335 that the difference between the variable code B ′ and the variable code D is not within the range from the numerical value W2 to 0, then 1 is added to the counter C4 (step S337) and 1 is added. It is determined whether or not the counter C4 exceeds a predetermined value (for example, 8 times) (step S338), and if it is determined that the counter C4 does not exceed 8 times, the process returns to step S316 as it is, and the start signal Send again. On the other hand, if it is determined that the counter C4 exceeds eight, another process is performed as it is.
[0236]
When performing remote start, since the latest code signal output from the ignition key 111 (that is, the code signal stored in the EEPROM 103) is output from the remote start control device 101, it is included in the code signal. The variable code B should be equal to the variable code D stored in the immobilizer unit 121, and is generally determined as “Yes” in step S335. However, the variable code B changes due to the influence of noise or the like, and “No” is determined twice in step S335. As shown in FIG. 27, the variable code B whose value is decreased by 1 from the remote start control device 101 is May be output. For this reason, in step S335, the range that should be permitted in the negative direction is expanded.
[0237]
FIG. 29 is a flowchart showing a processing operation {circle over (8)}-1 (program processing in step S312 in FIG. 28) performed by the microcomputer 122 in the start control device (immobilizer unit 121) according to the embodiment (4). The processing operation (8) -1 performed by the microcomputer 122 is the same as the processing operation (2) -1 shown in FIG.
[0238]
According to the remote start control device according to the embodiment (4), the ID code, variable code, and transmission source code included in the code signal output from the immobilizer amplifier 5 are associated with each other, and the newly received code is given priority. Then, when the engine is instructed by writing to the EEPROMs 103 to 106 and receiving a remote engine start command, the transmission source code is changed from [00] to [01], the ID code stored in any of the EEPROMs 103 to 106, and A code signal including the variable code and the changed transmission source code [01] is supplied to the immobilizer unit 121 in order from the latest one.
[0239]
Further, according to the start control device (immobilizer unit) according to the above embodiment (4), when it is determined that the transmission source of the code signal is the remote start control device 101, it changes according to the predetermined condition (for example, The code included in the fetched code signal is collated using a variable code (for example, counted down by the numerical value β2) changed in the direction opposite to the direction in which the numerical value α is counted up. As a result, it is possible to realize engine start by remote operation without having to equip the remote start control device mounted on the vehicle with means for changing the variable code according to the predetermined condition.
[0240]
The ID code supplied from the remote start control device 101 to the immobilizer unit 121 is an ID code unique to the ignition key 111 (that is, registered in the immobilizer unit 121), and is supplied from the remote start control device 101. It is not necessary to newly register it in the immobilizer unit 121 as an ID code.
[0241]
In addition, since the variable code supplied from the remote start control device 101 to the immobilizer unit 121 is a variable code transmitted from the ignition key 111 (immobilizer amplifier 5) in the past, the latest variable registered in the immobilizer unit 121. It can be obtained from the code. For example, the latest variable code is changed in a direction opposite to the direction changing according to the predetermined condition. Therefore, it is not necessary to register the variable code supplied from the remote start control device 101 in the immobilizer unit 121.
As described above, since it is not necessary to newly register the ID code and the variable code supplied from the remote start control device 101 in the immobilizer unit 121, it is possible to realize work efficiency and simplification of the device. .
[0242]
Further, in the remote start control device according to the embodiment (4), the transmission source code [00] transmitted from the immobilizer amplifier 5 is stored in the EEPROMs 103 to 106, but according to another embodiment. In the remote start control device, the transmission source code [00] is not stored, and the transmission source code [01] is added to the ID code and the variable code when the code signal supplied to the immobilizer unit 121 is created. May be.
[0243]
In the engine start system employing the remote start control device and the start control device (immobilizer unit) according to the above embodiment (4), the ID code, variable code, and transmission source code [00] from the ignition key 111 are used. Although the case where a code signal including (binary number) is transmitted is described, in another embodiment, as shown in FIG. 30, the transmission source code [00] is included from the ignition key. The remote start control device 131 and the start control device (immobilizer unit 141) may be suitable when no code signal is transmitted.
[0244]
The remote start control device 131 includes EEPROMs 133 to 136 that store the ID code and variable code transmitted from the immobilizer amplifier 5, and stores them in any of the EEPROMs 133 to 136 when receiving an engine start command by remote operation. The read ID code and variable code are read out, and a code signal obtained by adding the transmission source code [01] to the read ID code and variable code is supplied to the immobilizer unit 141.
[0245]
The immobilizer unit 141 determines whether the transmission source of the code signal is the ignition key 121 (immobilizer amplifier 5) or the remote start control device 131, and the transmission source code [01] is included in the code signal. It is comprised so that it may judge based on whether or not.
[0246]
In the remote start control device according to the above embodiment (4), as shown in FIG. 24, when the code signal is received from the immobilizer amplifier 5, the ID code is not taken into consideration. The variable code and the transmission source code are stored in the EEPROMs 103 to 106. However, in the remote start control device according to another embodiment, the ID code obtained by the immobilizer unit 121 as being correct, and the variable The code may be stored in the EEPROM.
[0247]
Processing operations {circle around (7)} A (main routine) performed by the microcomputer 102A in the remote start control device 101A according to another embodiment will be described based on the flowchart shown in FIG. Since the processing operation (7) A is a modification of the processing operation (7) shown in FIG. 24, a part of the description is omitted here.
[0248]
If it is determined in step S268 that the code signal transmitted from the immobilizer amplifier 5 has been received, then whether or not the activation signal transmitted from the immobilizer unit 121 has been received again within a predetermined period (for example, 1 second). Is determined (steps S268a and S268b).
[0249]
As described above, the immobilizer unit 121 does not match the ID code A ′ included in the received code signal (here, the ID code transmitted from the immobilizer amplifier 5) with any of the ID codes registered in the EEPROMs 123 to 126. Alternatively, the variable code B ′ (here, the variable code transmitted from the immobilizer amplifier 5) included in the received code signal is stored in one of the EEPROMs 123 to 126 (corresponding to the ID code A ′). If it is determined that the value is out of a predetermined range based on the value, the activation signal is retransmitted.
[0250]
Accordingly, after receiving the code signal including the ID code A and the variable code B (after the process of step S268), the case where the activation signal is re-received within one second is the case where the received code signal is The verification of the included code is not obtained by the immobilizer unit 121.
[0251]
For this reason, if it is determined in steps S268a and S268b that the activation signal is received again from the immobilizer unit 121 within one second (that is, code verification is not obtained), the process returns to step S268, and again from the immobilizer amplifier 5. Wait for the code signal to be sent.
[0252]
On the other hand, if it is determined that the activation signal is not re-received from the immobilizer unit 121 within one second (that is, it is highly possible that code verification has been obtained), the process proceeds to step S269, and the processes of steps S269 to S271 are performed. The correct ID code, correct variable code, and transmission source code included in the received code signal are written to the EEPROM 103 (step S272). In this case, as described above, the transmission source code may not be stored in the EEPROM.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system employing a remote start control device according to an embodiment (1) of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of an ID code and a variable code stored in an EEPROM in an immobilizer unit.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by a microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (1).
FIG. 4 is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by a microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (1).
FIG. 5A is a flowchart showing a processing operation (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (1).
FIG. 5B is a flowchart showing a processing operation (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (1).
FIG. 6 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the immobilizer unit;
FIG. 7 is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by a microcomputer in the immobilizer unit;
FIG. 8 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system employing a remote start control device according to an embodiment (2).
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of an ID code, a transmission source code, and a variable code stored in an EEPROM in the immobilizer unit.
FIG. 10 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by a microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (2).
FIG. 11 is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (2).
FIG. 12A is a flowchart showing a processing operation (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (2).
FIG. 12B is a flowchart showing processing operations (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to Embodiment (2).
FIG. 13 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the immobilizer unit;
FIG. 14 is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by the microcomputer in the immobilizer unit;
FIG. 15 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system in which the remote start control device according to the embodiment (3) and the start control device are employed.
FIG. 16 is a diagram illustrating an example of an ID code, a variable code, and a fixed code stored in an EEPROM in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (3).
FIG. 17 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (3).
FIG. 18 is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (3).
FIG. 19A is a flowchart showing a processing operation (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (3).
FIG. 19B is a flowchart showing processing operations (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to Embodiment (3).
FIG. 20A is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (3).
FIG. 20B is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (3).
FIG. 21A is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (3).
FIG. 21B is a flowchart showing a processing operation (program processing) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (3).
FIG. 22 is a block diagram schematically showing a main part of the remote start control device according to the embodiment (4) and the engine start system in which the start control device is employed.
FIG. 23 is a diagram illustrating an example of an ID code and a variable code stored in an EEPROM in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (4).
FIG. 24 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (4).
FIG. 25 is a diagram illustrating an example of an ID code, a variable code, and a transmission source code stored in an EEPROM in the remote start control device according to the embodiment (4).
FIG. 26A is a flowchart showing a processing operation (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to the embodiment (4).
FIG. 26B is a flowchart showing processing operations (engine start processing) performed by the microcomputer in the remote start control device according to Embodiment (4).
FIG. 27 is a diagram showing an example of an ID code, a variable code, and a transmission source code constituting a code signal transmitted from the remote start control device according to the embodiment (4).
FIG. 28A is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (4).
FIG. 28B is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (4).
FIG. 29 is a flowchart showing processing operations (program processing) performed by the microcomputer in the start control device (immobilizer unit) according to Embodiment (4).
FIG. 30 is a block diagram schematically showing main parts of a remote start control device according to another embodiment and an engine start system employing the start control device.
FIG. 31 is a flowchart showing a processing operation (main routine) performed by a microcomputer in a remote start control device according to another embodiment;
FIG. 32 is a block diagram schematically showing a main part of a conventional engine start system.
FIG. 33 is a timing chart showing a flow from when the ignition key is inserted into the key cylinder until a permission signal is output to the engine control unit.
FIG. 34 is a block diagram schematically showing a main part of an engine start system employing a conventional remote start control device.
FIG. 35 is a block diagram schematically showing main parts of an engine start system when a variable code is added to an ID code supplied to an immobilizer.
FIG. 36 is a timing chart showing a flow from when the ignition key is inserted into the key cylinder until a permission signal is output to the engine control unit.
[Explanation of symbols]
21, 71, 111 Ignition key
23, 73, 113 Transponder
5 Immobilizer amplifier
31, 91, 121, 141 Immobilizer
41, 61, 81, 101, 131 Remote start control device
32, 42, 62, 82, 92, 102, 122, 132, 142 Microcomputer
33-36, 45-47, 63-65 EEPROM
83, 84, 93-96, 103-106, 123-126 EEPROM
133-136, 143-146 EEPROM

Claims (13)

所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
識別コードを記憶するための識別コード記憶手段と、
可変コードを記憶するための可変コード記憶手段と、
該可変コード記憶手段に記憶されている可変コードを、前記所定の条件に従って変化させる可変コード変化手段と、
遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、及び前記可変コード変化手段により前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給する第１のコード信号供給手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。Based on a predetermined operation, a code signal output device capable of outputting a code signal including an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition is requested to output the code signal, and in response to the request The code signal to be output is captured, the code included in the captured code signal is verified, and if it is determined that the code is correct, it is mounted on a vehicle equipped with a start control device that permits the start of an engine such as an engine, In a remote start control device for performing start control of the engine by remote operation,
An identification code storage means for storing the identification code;
Variable code storage means for storing a variable code;
Variable code changing means for changing the variable code stored in the variable code storage means according to the predetermined condition;
When an engine start command is received by remote operation, an identification code stored in the identification code storage means according to a predetermined procedure and a variable code changed according to the predetermined condition by the variable code changing means are included. A remote start control device, comprising: a first code signal supply means for supplying a code signal comprising: 前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第１のコード信号取得手段と、
該第１のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを変更する識別コード変更手段と、
該識別コード変更手段により変更された識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第１の識別コード記憶制御手段とを備えていることを特徴とする請求項１記載の遠隔始動制御装置。First code signal acquisition means for acquiring a code signal output from the code signal output device;
Identification code changing means for changing an identification code included in the code signal acquired by the first code signal acquiring means;
2. The remote start control device according to claim 1, further comprising first identification code storage control means for storing the identification code changed by the identification code changing means in the identification code storage means. 前記コード信号出力装置から出力される識別コード、送信元を示す送信元コード、及び可変コードを含んで構成されるコード信号を取得する第２のコード信号取得手段と、
該第２のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第２の識別コード記憶制御手段とを備えると共に、
前記第１のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、送信元コード、及び前記可変コード変化手段により前記所定の条件に従って変化した可変コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴とする請求項１記載の遠隔始動制御装置。Second code signal acquisition means for acquiring a code signal including an identification code output from the code signal output device, a transmission source code indicating a transmission source, and a variable code;
A second identification code storage control unit for storing the identification code included in the code signal acquired by the second code signal acquisition unit in the identification code storage unit;
When the first code signal supply means receives a start command for the engine by remote operation, according to the predetermined procedure, the identification code stored in the identification code storage means, the transmission source code, and the variable 2. The remote start control apparatus according to claim 1, wherein a code signal including a variable code changed according to the predetermined condition by a code changing means is supplied to the start control apparatus. 所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、所定の手順に従って、送信元を示す送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給する第２のコード信号供給手段を備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。Based on a predetermined operation, a code signal output device capable of outputting a code signal including an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition is requested to output the code signal, and in response to the request The code signal to be output is captured, the code included in the captured code signal is verified, and if it is determined that the code is correct, it is mounted on a vehicle equipped with a start control device that permits the start of an engine such as an engine, In a remote start control device for performing start control of the engine by remote operation,
Second code signal supply means for supplying a code signal including a transmission source code indicating a transmission source to the start control device according to a predetermined procedure when receiving a start command for the engine by remote operation; A remote start control device comprising: 識別コードを記憶するための識別コード記憶手段と、
前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、
該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コードを前記識別コード記憶手段へ記憶させる第３の識別コード記憶制御手段とを備えると共に、
前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴とする請求項４記載の遠隔始動制御装置。An identification code storage means for storing the identification code;
Third code signal acquisition means for acquiring a code signal output from the code signal output device;
A third identification code storage control means for storing the identification code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means in the identification code storage means;
The second code signal supply means includes an identification code stored in the identification code storage means and a transmission source code according to the predetermined procedure when the engine start command is received by remote control. 5. The remote start control device according to claim 4, wherein the code signal configured is supplied to the start control device. 固定コードを記憶するための固定コード記憶手段と、
前記第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる可変コードを固定コードとして、前記固定コード記憶手段へ記憶させる固定コード記憶制御手段とを備えると共に、
前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記識別コード記憶手段に記憶されている識別コード、前記固定コード記憶手段に記憶されている固定コード、及び送信元コードを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴とする請求項５記載の遠隔始動制御装置。Fixed code storage means for storing a fixed code;
A fixed code storage control means for storing the variable code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means as a fixed code in the fixed code storage means;
When the second code signal supply means receives the engine start command by remote operation, the identification code stored in the identification code storage means and the fixed code storage means are stored in accordance with the predetermined procedure. 6. The remote start control device according to claim 5, wherein a code signal including a fixed code and a transmission source code is supplied to the start control device. 識別コード及び可変コードを記憶するためのコード記憶手段と、
前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、
該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる識別コード及び可変コードを、新しく取得されたコードを優先して、前記コード記憶手段へ記憶させる第１のコード記憶制御手段とを備えると共に、
前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び可変コードと、送信元を示す送信元コードとを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴とする請求項４記載の遠隔始動制御装置。Code storage means for storing the identification code and the variable code;
Third code signal acquisition means for acquiring a code signal output from the code signal output device;
First code storage control means for storing the identification code and variable code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means in the code storage means in preference to the newly acquired code; As well as
When the second code signal supply means receives a start command for the engine by remote operation, the identification code and variable code stored in the code storage means and the transmission source are indicated according to the predetermined procedure. 5. The remote start control device according to claim 4, wherein a code signal including a transmission source code is supplied to the start control device. 識別コード及び可変コードを記憶するためのコード記憶手段と、
前記コード信号出力装置から出力されるコード信号を取得する第３のコード信号取得手段と、
該第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号が正しいものである否かを判断する正否判断手段と、
該正否判断手段からの判断結果に基づいて、前記第３のコード信号取得手段により取得されたコード信号に含まれる正しい識別コード及び正しい可変コードを、新しく取得されたコードを優先して、前記コード記憶手段へ記憶させる第２のコード記憶制御手段とを備えると共に、
前記第２のコード信号供給手段が、遠隔操作による前記機関の始動指令を受けたときに、前記所定の手順に従って、前記コード記憶手段に記憶されている識別コード及び可変コードと、送信元を示す送信元コードとを含んで構成されるコード信号を前記始動制御装置へ供給するものであることを特徴とする請求項４記載の遠隔始動制御装置。Code storage means for storing the identification code and the variable code;
Third code signal acquisition means for acquiring a code signal output from the code signal output device;
Correctness determination means for determining whether or not the code signal acquired by the third code signal acquisition means is correct;
Based on the determination result from the correctness determination means, the correct identification code and the correct variable code included in the code signal acquired by the third code signal acquisition means are given priority over the newly acquired code. And a second code storage control means for storing in the storage means,
When the second code signal supply means receives a start command for the engine by remote operation, the identification code and variable code stored in the code storage means and the transmission source are indicated according to the predetermined procedure. 5. The remote start control device according to claim 4, wherein a code signal including a transmission source code is supplied to the start control device. 所定の操作に基づいて、識別コード及び所定の条件に従って変化する可変コードを含んで構成されるコード信号の出力可能なコード信号出力装置に対してコード信号の出力を要求し、該要求に応じて出力されるコード信号を取り込み、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置において、
前記要求に応じて出力されるコード信号に含まれる送信元を示す送信元コードに基づいて、前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であるか否かを判断する送信元判断手段を備えていることを特徴とする始動制御装置。Based on a predetermined operation, a code signal output device capable of outputting a code signal including an identification code and a variable code that changes according to a predetermined condition is requested to output the code signal, and in response to the request In the start control device that permits the start of the engine such as an engine when the code signal to be output is taken, the code included in the taken code signal is verified, and the code is determined to be correct,
A transmission source determination unit for determining whether or not the transmission source of the code signal is a remote start control device based on a transmission source code indicating a transmission source included in the code signal output in response to the request; A start control device characterized by comprising: 前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する可変コードを用いずに、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行う第１のコード照合手段を備えていることを特徴とする請求項９記載の始動制御装置。When the transmission source determination means determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device, the verification of the code included in the captured code signal is performed without using a variable code that changes according to the predetermined condition. The start control device according to claim 9, further comprising a first code collating unit for performing. 前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、可変コードを固定コードとして、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行う第２のコード照合手段を備えていることを特徴とする請求項９記載の始動制御装置。Second code verification means for verifying the code included in the captured code signal with the variable code as a fixed code when the transmission source determination means determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device The start control device according to claim 9, further comprising: 前記送信元判断手段により前記コード信号の送信元が遠隔始動制御装置であると判断された場合、前記所定の条件に従って変化する方向と逆方向に変化させた可変コードを用いて、取り込んだコード信号に含まれるコードの照合を行う第２のコード照合手段を備えていることを特徴とする請求項９記載の始動制御装置。When the transmission source determination means determines that the transmission source of the code signal is a remote start control device, the code signal taken in using the variable code changed in the direction opposite to the direction changing according to the predetermined condition The start control device according to claim 9, further comprising: a second code collating unit configured to collate a code included in. 外部から供給されるコード信号に含まれるコードの照合を行い、コードが正しいと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置へ供給されるコード信号のデータ構造において、
前記コード信号の送信元を示す送信元コードを有していることを特徴とするデータ構造。In the data structure of the code signal supplied to the start control device that permits the start of the engine such as an engine when the code included in the code signal supplied from the outside is verified and the code is determined to be correct,
A data structure having a transmission source code indicating a transmission source of the code signal.
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