JP2005001664A - 平坦な表面及び起伏のある表面並びにテクスチャ付きの表面及びパターン付きの表面から静止した水を除去する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面から静止した水を除去する方法及び装置であって、複合的で、かつ、急激になることがある車体の曲率と、乾燥させる表面からのリベット頭及びその他の突起と、に倣うように適合し、同時に、表面仕上げ面に対して優しく、使い易く、低価格であり、耐久性のある方法及び装置を提供する。
【解決手段】湾曲した表面から静止した水を拭き取る水拭き取り装置は、上側の長いエッジ及び下側の長いエッジを含む第1の高さの柔軟性のあるパネルと、上側の長いエッジに沿って取り付けられた柔らかい柔軟性のあるハンドルと、下側のエッジに沿って形成され、柔軟性のあるパネルの一方の側まで延び、柔軟性のあるパネルから遠い方の端で鋭い線になるリップ部と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗車装備品の分野に属し、特に、自動車及びその他の車両から静止した水を除去する手持ち式の装置に関係する。
(関連文献のクロスリファレンス)
本特許出願は、一部継続出願(CIP)として、2002年9月24日に出願された同時係属中の米国特許出願第10/254,295号のCIPである2003年6月13日に出願された同時係属中の米国特許出願第10/461,536号に関連し、それらの全ての開示内容は少なくとも参照により本明細書に組み入れられる。
米国における最大かつ最も収益性の高い市場の一つに、自動車及び軽トラックのための装飾用装備品が含まれる。消費者のプライド及び満足、すなわち、消費者の自動車の装飾的外観を整備するために専用の文字通り数千もの製品が入手可能である。高価なペイントジョブに光沢を加える製品から、クロムメッキに輝きを加える製品まで、このような広範囲の革新的な製品を発掘するためには、地元の部品販売店を訪れるだけでよい。
選択できる品種が最も少ないであろう製品の一のカテゴリは洗車製品である。従来から知られている洗車装備品には、水分を除去し、洗車後に自動車の仕上げ面を乾燥する特殊なタオル、又は、余分な水分を吸収するセーム革クロスなどが含まれる。このカテゴリの他の製品には、自動車仕上げ面を高速乾燥する自動温風送風機、又は、自動車仕上げ面の余分な水分を拭き取る種々の手持ち式クロス若しくは合成パッドが含まれる。
瓶詰めの溶液又はトリートメントが、静止した水から屡々生じる自動車仕上げ面の染みや汚れの除去の補助として利用される場合がある。洗車に使用される水の種類は、洗車後に自動車仕上げ面に現れる可能性のある染みや汚れの生成にある程度の役割を果たしている。例えば、水が(たくさんの溶解鉱物を含む)超硬水であるならば、その結果として染みが過度に生じ、一方、水がより軟らかい場合、染みは少なくなる。これらの瓶詰めの溶液又はペーストは、それらの水自体との相互作用によって染みを除去するように設計されている。
現時点で、技術的に知られている自動車仕上げ面から静止した水を除去するための最も成功した(害の少ない)方法は、おそらく昔ながらのセーム革クロスであろう。セーム革は、吸収性能が高い処理された動物の皮の非常に柔軟性のある部位である。セーム革は、典型的に、自動車がすすぎ洗いされた後に使用される。それは表面上に広げられ、ユーザの方へ引き寄せられる。
セーム革クロスは、静止した水を除去する実行可能な方法として広く認められているが、ある本質的な問題があり、その用途に関連した制限がある。セーム革クロスの濡れた表面への強い吸着力のため、クロスを左右に動かすこと、又は、ユーザから遠ざかる方向へ動かすことは困難である。セーム革クロスは、ユーザの方へそのまま引き寄せられないならば、たたまれるか、又は、丸まってしまう傾向がある。この欠点は、拭き取られるべき領域へのアクセスを制限する。別の問題として、セーム革は静止した水の吸収に非常に効果を発揮するが、セーム革に水が含まれたとき、セーム革は絞らなければならないが、このようなクロスは絞ることが難しい。
これらの問題点のため、自動車仕上げ面から静止した水を完全に除去するために複数のセーム革クロスを屡々使用することが必要である。セーム革は非常に柔らかく、ペイントジョブ又は仕上げ面に対して概ね害がないが、洗車処理で残った見えない埃又は粒子がセーム革に引っかかる可能性があり、セーム革が自動車の表面上で引き寄せられるときにひっかき傷をつける可能性がある。これは、ひっかき傷のつきやすい特殊な自動車ペイントを施された高価な見栄えを重視した車の所有者にとって特に厄介である。
殆どの車手入れショップで販売されている何回でも洗えるタイプのタオルのような他のタイプのクロスも利用可能であり、技術的に周知である。これらの製品の吸収特性とひっかき傷をつけにくい特性は、典型的に変化する。これらのタオルタイプの製品は、一般的に、最低限の結果を期待し、自分の自動車の装飾的外観に過度に関心をもっていないユーザを対象としている。同様に、合成繊維から作られているタイプの手持ち式パッドは、その吸収特性と、ひっかき傷を付けにくい特性が変化する。手持ち式パッドは、ユーザの手のために便利な場所を(通常上面の上のストラップ)設けるが、それ以外に水除去の技術を改良するための点が殆ど無い。
例えば、スキージー又はウィンドシールドワイパーといったゴムのようなブレードは平坦又は僅かに湾曲した表面からかなり巧く水を除去することが技術的に周知である。しかし、これらの装置は、車体から静止した水を除去するためには巧く適合しない。なぜならば、それらは、車体の時々極端になる複合曲率に合わないからである。その上、トラック及び航空機のような車両の殆どの車体パネルは、リベット頭などによる不揃い、又は、意図的な機能上若しは装飾上のパターンによって表面に起伏がある。このようなパターンの一つは、技術的に周知であり、貨物トレーラなどに使用されているダイヤモンド形のパネルである。このような表面から静止した水を除去するために有効なワイパーは技術的に知られていない。
送風機は、表面上の静止した水滴を蒸発させるため時々利用される。この方法は、自動洗車などにおいて大抵使用され、自分の車の装飾的外観に関心のある自動車所有車は、通常の状況では、民間の自動洗車機を頻繁に利用しないであろう。その上、手持ち式のこのタイプの送風機は、邪魔になり、扱いにくく、車体を乾燥させるために必要な時間に亘って保持するためには重すぎるので、典型的に困難である。さらに、電源コードは、自動車表面を作業中に邪魔になる可能性があり、引っかき傷やそれの他の傷をつける可能性もある。その他にも、電気代および/またはバッテリー代は、自動車販売代理店などの場合のように多数の自動車を洗車しなければならない者に対する妨げである。
表面から静止した水を除去する方法及び装置であって、複合的で、かつ、急激になることがある車体の曲率と、乾燥させる表面からのリベット頭及びその他の突起と、に倣うように適合し、同時に、表面仕上げ面に対して優しく、使い易く、低価格であり、耐久性のある方法及び装置が明らかに必要である。本発明は、これらの目的及びその他の目的のために取り組まれ、これらの目的を達成するための詳細を可能にする装置及び方法が以下で教示される。
表面から静止した水を除去する方法及び装置であって、複合的で、かつ、急激になることがある車体の曲率と、乾燥させる表面からのリベット頭及びその他の突起と、に倣うように適合し、同時に、表面仕上げ面に対して優しく、使い易く、低価格であり、耐久性のある方法及び装置が明らかに必要である。
本発明の好ましい一実施形態によれば、湾曲した表面から静止した水を拭き取る水拭き取り装置は、上側の長いエッジ及び下側の長いエッジを含む第1の高さの柔軟性のあるパネルと、上側の長いエッジに沿って取り付けられた柔軟性のあるハンドルと、下側のエッジに沿って形成され、柔軟性のあるパネルの一方の側まで延び、柔軟性のあるパネルから遠い方の端で鋭い線になるリップ部と、を有する。
一実施形態において、柔軟性のあるハンドルはサノプレン(sanoprene)から形成される。また、一実施形態では、柔軟性のあるハンドは2部品で成形される。ある実施形態では、柔軟性のあるパネルは、上側の長いエッジに沿って溝を有し、2部品は一体的にスナップ式に取り付けられ、柔軟性のあるパネルを溝によって捕捉する。ある種のケースでは、柔軟性のあるハンド内に成形された硬い骨格部が存在する。
ある実施形態では、リップ部は、長さに垂直な方向、かつ、高さに平行な方向でパネルを切断する面に三角形状の断面を有する。また、ある実施形態では、リップ部は30度以下の角度で柔軟性のあるパネルに接合する。リップ部は柔軟性のあるパネルの両側まで延びでも構わない。
本発明の別の態様によれば、溝を有する上側の長いエッジを備えたウォーターワイパーブレードインサートにハンドルを形成する方法が提供され、この方法は、(a)ハンドルの希望の形状の容積部を有する型であって、その容積部に溝が設けられている型にブレードインサートを入れるステップと、(b)その容積部に柔軟性のある成形材料を充填するステップと、を含む。ある実施形態では、容積部に成形材料を充填する前に、容積部に補強要素を入れるさらなるステップが存在する。
図1は本発明の一実施形態による手持ち式ウォーターブレード11の斜視分解図であり、ウォーターブレード11の組立体の3個の主要な構成要素が示されている。2部品からなるハンドルは、第2の部分18に取り付けるため適合した第1の部分15を含み、ブレードインサート13は、ハンドル部分間に捕捉されている。ハンドル部分が接合され、ブレードが捕捉されて、機能するウォーターブレード11が形成される。本発明の好ましい一実施形態によれば、ハンドル部分15及び17は、射出成形プロセスでポリプロピレンから成形される。射出成形は、種々のプラスチック製品を製造する技術において周知であり、発明者は、本例にあって、ウォーターブレード11を製造するための好ましいプロセスであると考えている。他の実施形態では、種々の部品を一つに接着するような他の製造方法を利用してもよく、おそらく、プラスチック溶着技術が利用される。当業者に明らかであるように、デルリン、ナイロン、及び、その他の材料のような種々の材料が、ハンドル部分15及び17を製造するため使用され得る。金属、木材などは他の実施形態で使用され得る。
T字形の上端部18がブレードインサート13に設けられ、「T字形」の両側は、ハンドル部分17及び15に設けられた対向するブレードスロットにぴったり嵌る。ブレード固定スロット12はハンドル部分15に示され、同様のスロットが部分17に設けられるが、図1には示されていない。
ハンドル部分15及び17は、ワイパーブレードを固定し、握り心地がよく、軽量であるハンドルグリップを形成するため組み合わさるように設計される。好ましい実施形態では、特殊なテクスチャ領域が各ハンドル部分の外側エッジの周りに設けられるが、これは必須要件ではない。ステッカーやロゴなどを支えるための凹部がハンドル部分15及び17に成形されてもよい。
図示された実施形態では、ハンドル部分15及び17を取り付ける方法が提供され、この方法では、ハンドル部分15は、リベット19のようなリベットを受け入れるブラケット14のようなアセンブリブラケットを有し、このリベット19は、一方向矢印によって示されたリベット19及びブラケット14とおおよそ同一線上に示されたアクセスポイントのようなハンドル部分17に示されたアクセスポイントを通して挿入される。ブラケット14は、成形プロセスで形成してもよく、又は、成形後にハンドル部分14に取り付けてもよい。ブラケット14は、技術的に公知であるアルミニウム、シートメタル、又は、その他の適当な材料から製造され、確実な取り付けを行うため適当な強度をもつ。
図1に示された実施形態では、取り付け方法はリベット留めである。しかし、ネジ留め、スナップ式挿入などの他の取り付け方法を使用してもよい。別の実施形態では、ブラケットや凹部は存在しないが、溝が設けられ、その溝が外側スナップリングの取り付けのため適合している。当業者に明らかであるように、技術的によく知られた多数の方法が、上記の本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、ハンドル部分を一体的に取り付けるため利用される。さらに別の実施形態では、1部品からなるハンドルに、ブレード13のT字形部分18をはめ込むために適合したT字形のスロットが設けられ、ブレードは1部品からなるハンドルのスロットに通される。この実施形態の利点は、別個の部分又は留め具が不要になる点である。さらに別の実施形態では、ハンドルは別の方法で形成され、それらの方法のうちのいくつかは以下で詳述される。
本発明の好ましい一実施形態では、長さ寸法D1は約12インチ(約30.5cm)であり、幅寸法D2は約7/8インチ(約2.2cm)であり、高さ寸法D3は約5/4インチ(約3.2cm)である。当業者に明らかであるように、ハンドル部分15及び17によって形成されたグリップハンドルの長さ、幅及び高さに関する寸法は様々である。例えば、ある種の状況で使用するための種々のサイズのハンドルが種々のサイズのブレードと共に設けられる。例えば、大型のトラック及びトレーラ用のサイズは大きく、小型車に対してはより小さいモデルである。
図2は、本発明の一実施形態における図1のブレードインサート13の一部が欠けた正面図であり、近似的な寸法と様々の成形された形状とが示され、そのうちの一部の形状は、本発明の実施形態におけるワイパーブレードの固有の機能性に重要である。図3は、図2の切断線3−3によるブレードインサート13の断面図であり、さらなる寸法が示されている。
リップ領域21は、ブレードインサート13の長手方向の下側エッジに沿って設けられ、リップ要素は下側エッジから側方に延びる。このリップ領域は、本発明の種々の実施形態においてそれぞれの異なる方法で形成され得る。好ましい一実施形態では、リップ領域は、以下で詳述されるようにブレード要素からある角度を付けて形成される。
本発明の好ましい一実施形態では、ブレードインサート13は、ハンドル部分17及び15の成形に関して説明したのと同じ理由から、射出成形プロセスを用いてシリコンゴム材料から成形される。当業者に明らかであるように、ブレードインサート13は、技術的に知られ、適当な柔軟性のある他の材料から成形してもよい。本実施形態の場合、発明者は、ブレードの厚さに応じて、約30から70デュロメータの柔軟性尺度をもつシリコンゴムを選ぶ。ブレードインサート13の柔軟性は、ブレード厚、テーパー、溝削り、ブレード高などのような機能性に影響を与える多数の要因に応じて、30から70デュロメータ以下でも構わない。
ブレードインサート13の固有の特性によって得られる固有かつ重要な機能は、自動車の車体のフェンダ部分のような時折複合的なおよび/または極端な曲率の周りを倣う能力である。本発明の目的は、安全かつ効率的にこれらの領域における静止した水を除去することである。この固有の能力は、長さ及び高さに関するブレードインサート13のおおまかな寸法比率によって部分的に可能となる。
図2及び図3を参照すると、ブレード13は、長さD1のかなりの割合である高さD4を有する。湾曲した表面のあちらこちらでこのような表面から水分を除去するブレード13の機能は、主としてブレードの長さに対する高さに起因し、この特徴は以下に詳説される。本発明の好ましい一実施形態では、ハンドルから延びるブレードの有効な高さD12は、約2.5インチ(約6.4cm)である。この寸法は、ブレードインサート13の底から、図1のハンドル部分15及び17によって形成されたグリップハンドルの底までの自由な柔軟性のある高さである。本実施形態において、D1は約12インチ(約30.5cm)である。この例においてこの自由高さの長さに対する比率は約0.21、すなわち、約20パーセントである。本発明者は、ウォーターブレードがかなり湾曲した表面を備えた自動車の場合に実際に有効であるためには、この比率が約10パーセント以上でなければならないことを経験的に発見した。
本実施形態では、ハンドル部分の長さとワイパーブレードの長さは実質的に同じであるため、D1はハンドル部分とワイパーブレードの両方の長さとして使用されることがわかるであろう。ある別の実施形態では、ハンドルエレメント及びワイパーブレードの寸法は異なるであろう。本実施形態では、材料の厚さを約3/16インチ(約0.19cm)として、高さD12の寸法を2.5インチ(約6.4cm)、D1の寸法を12インチ(約30.5cm)とすることにより有効かつ好適な結果を生ずる実験によってわかった。ウォーターブレード11の全体的な寸法がこれよりも大きいか若しくは小さい他の実施形態では、硬さがより適当であり、かつ、おそらく厚さがより適当である材料が、ウォーターブレード11の希望の屈曲性の実現に役立てるため利用される。
ブレードインサート13の高さを大きくすると、フェンダなどのような湾曲した自動車の表面周辺での接触域が増加する。ブレードインサート13の高さの長さに対する比率は、本発明の種々の実施形態におけるウォーターブレードの機能にとって重要であり、以下でより詳細に説明される。
ブレードインサート13の別の重要な特性は、静止した水を表面から案内し、実質的に水分残留物が自動車の表面に残らないような効率的な方法でその水を移動させることである。この案内効果は、ブレードインサート13の長手方向底エッジに沿って形成されたリップ部21によって実現され、このリップ部21は、図示された実施形態では、両側にテーパー角が付けられた形で延びる。角度のあるリップ部21は、水分にローリング作用を生じさせ、水分を自動車の表面から効率的に分離して水分をリップ部の角度のある表面に上昇させる。本発明者は一部のウィンドシールドワイパーが類似した構造を具体化していることを承知しており、この構造が静止した水を除去する際に有効であることは技術的に周知である。
角度のあるリップ部の特性は、ブレードの高さと併せることにより特異な特性となり、リップ状のブレードに自動車の表面の複合的な曲面及び急激な曲面に倣う能力が与えられる。
図示された実施形態では、一連の成形されたくぼみ部がブレードインサート13の長さに沿って設けられる。このくぼみ部の目的は、ブレードインサート13を成形するために必要な材料の量を最小限に抑えることである。シリコンゴムは他の材料と比べるとかなり高価であるので、このような材料削減技術を利用することによってかなり節約できることが技術的に公知である。図示された実施形態では、これらのくぼみ部は、24個のくぼみ部の場合に、中心線から中心へ約1/2インチ(約1.3cm)(D13)の等間隔にされる。これらの凸凹部の均一な高さは約17/8インチ(約4.8cm)(D11)であり、凸凹部の底からブレードインサート13の底までの寸法は約1/2インチ(1.3cm)(D10)である。
直前に説明したくぼみ部が重量と材料体積を節約するため使用されるとしても、殆どの好ましい実施形態では、ブレード13の両側は、溝が付けられるのではなく、滑らかであり、本発明者は、この滑らかな実施形態が表面に溝が付けられたブレードよりも強化された水分拭き取り機能を実際に提供することを見出した。
図示された溝25は、ブレードインサート13の全長に亘って施されている。図1に関して簡単に説明した溝25は、T字形部分18の形状を設けるため、ブレードインサート13の全周に形成される。これらの溝は、図1のハンドル部分15及び17が閉じたとき、確実な固定手段を提供するので、ブレードインサート13がグリップハンドルに対して上下に移動することを阻止する。
ブレードインサート13の全体的な厚さは約1/2インチ(約1.3cm)(D5)である。T字形スロット25の内径から角度のあるリップ部21の上方の段部まで下向きに延びる図示されたブレードインサート13の小さい方の厚さは、約3/16インチ(約0.48cm)(D6)である。ブレードインサート13の全体的な高さは約2と7/8インチ(約7.9cm)(D4)である。溝25の幅、及び、角度のあるリップ21の高さは、約1/8インチ(約0.31cm)(それぞれD7及びD8)である。図示された好ましい実施形態における角度のあるリップ部21のおおよその角度は30度(A1)である。一部の実施形態では、リップ部21がブレードの本体と接合する角度は異なり、一部の実施形態では、リップ部は片側だけにある。本発明者は、リップ部21の端の鋭いエッジ24が優れた拭き取り作用を提供することを発見した。
ここで説明されている様々な寸法は単に近似であり、本発明の好ましい一実施形態におけるブレードインサート13の形状の好ましいサイズ関係を例示している。当業者に明らかであるように、多数の変形が、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、ウォーターブレード11に対してなされるであろう。例えば、セミトレーラ装置などのような大型車両ではより大型のウォーターブレードが使用される。一実施形態では、例えば、特定のタイプの車両が顕著なより湾曲した表面を含む場合に、ブレードインサートの高さを大きくしたウォーターブレードが使用される。
図4A−4Cには、湾曲した表面29に倣うウォーターブレード13の独特の作用が説明されている。図4Aは、フェンダの湾曲のように湾曲した表面の断面と、リップ部21が湾曲した表面とちょうど接触するように配置され、柔軟性のあるブレード要素13が変形されないように硬いハンドルを含むウォーターブレード11の図である。図4Bは、図4Aの矢印27の方向から見た図であり、湾曲した表面と接触したウォーターブレード11が示され、ブレード要素13は変形していない。本例では、ブレード要素と表面との接触は細い線だけである。これは、ブレードの高さD12が殆どないか、又は、全くない場合に常に存在する状況である。
図4Cは、ウォーターブレード11が表面29と接触している図4Aに示された湾曲した表面29の同じ断面図であり、図4Dは、矢印31の方向から見た図である。本例では、ブレード11はハンドルの長手軸の周りにやや回転し、ブレードは、矢印33の方向で湾曲した表面29へ向かって押し付けられる。この運動は、自分の手にブレードを保持しているユーザによって加えられる。
ウォーターブレードを表面29で移動する結果として、ブレード11が変形し、リップ領域21の鋭いエッジは表面と接触させられ、柔軟性のあるブレード要素13は表面の湾曲をかなりの程度まで包み込む。本例では、接触域の幅(図4C)は、点35から点37までである。表面の湾曲の周りのかなり幅の広い接触線は、柔軟性のあるブレード要素13の高さD12(図2)の結果として得られる。
本発明を実施する際に湾曲した表面の周りにブレード要素13によって実現される弧の長さは、ブレード要素の長さと表面の湾曲の両方に依存する。表面曲率は変化し、単純ではなく複合的であるため、その計算は複雑である。ここで説明する簡単化された例では、湾曲は半径Rの円であると仮定する。
表面の曲率に対して半径Rを仮定し、ブレード要素13の寸法12に対して高さHを仮定し、ハンドルが表面に近接するまで(これは最大限の状況であり、実際には起こらない)、ウォーターブレードが湾曲した表面へ押し付けられることを前提とするならば、角度αは次の式、
sinα = (R−H)/R
によって決まる。
この状況において、点35から点37までの湾曲した表面との接触線の見込みの長さは、湾曲の中心の周りの角度αの2倍で範囲が定められた半径Rの円の円周のその部分として計算することが可能である。
実現されるべき接触線の見込みの長さに対して、柔軟性のあるブレード要素の全長は、その見込みの長さ以上でなければならないことが上記の解析で明らかである。ブレード要素の長さがその見込みの長さよりも長い場合、ブレード要素の一部は、図4Cに示されるように接触しない。上記のように、図示された好ましい実施形態では、ブレード要素の高さは約3インチ(約7.6cm)であり、その長さは約12インチ(約30.5cm)である。本発明者は、この関係が殆どの自動車の車体に対して有効であることを見出した。
当業者に明らかであるように、図示され解説された実施形態において、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、多数の変更がなされ得る。特に、ウォーターブレード用のハンドル設備の分野では、様々な変形物が開発されている。図5Aはこのような代替的な実施形態の一つの斜視図である。図5Aにおいて、本発明の一実施形態によるウォーターブレード39は、単一デュロメータのシリコン材料のような材料から成形され、ハンドル部41は、同じ材料から一体的に成形される。成形プロセスにおいて、一端又は両端が開放している縦方向の通路43がウォーターブレードに成形される。成形後に、ウォーターブレードとほぼ同じ長さの硬い補強材が縦方向の通路に挿入され、剛性と、図1に従って加えられた硬いハンドルの機能を実現する。
図5Bは、ウォーターブレード47用の別のハンドル代替品を示す図である。図5Bの実施形態では、2種類のデュロメータの材料が一つの型で成形される。ブレード領域49は必要な柔軟性のために十分に軟らかい材料から成形され、より硬い材料はハンドル領域51として成形される。このような成形の手順は技術的に周知である。
リベット及びその他の突起物上の効率的な水分除去(排水)
本発明の別の特徴によれば、図1に要素21として示されるようなウォーターブレードインサート13のリップ領域は、特に、リベット頭、隆起した装飾用パターンなどのように表面から出る突起物を有する表面上で使用されるとき、効率的な水分除去(排水)を行うため導入される。
図6は、本発明の一実施形態による図1のウォーターブレードインサート13のリップ部21の分解破断図であり、リップ部21はブレードの高さに対して直交するのではなく、直角以外の角度である。
上述のように、本発明者が確認している一部のウィンドシールドワイパーブレードは、図1のリップ部21の構造と類似したリップ領域を具備し、静止した水を除去するために有効であることがわかっている。しかし、ウィンドシールドワイパーは、ウィンドシールドのような僅かに湾曲し、かつ、滑らかな表面に対して有効であるという理由で、構造と材料の剛性によって制限されることが技術的に承知されている。また、上述のように、ブレードインサート13の高さと組み合わされたリップ部21の形状は、自動車の表面の複合的かつ急激な湾曲に倣い、そこから水分を除去する比類のない能力がある。既に教示されているように、リップ部21に本来的に備わっているこの独特の水分除去能力は、自動車、トラック及びその他の車両の表面に共通した輪郭及び曲線だけに制限されるのではなく、一部の実施形態では、以下に教示されるように、一部の自動車表面、航空機表面、トラック表面、及び、車両のタイプと関連した、若しくは、関連していない多数のその他の同様の表面で見られるリベット、ダイヤモンドプレート、及び、その他の装飾的形状にあるような表面からの突起物にまで拡張される。
ブレードインサート13及びリップ部21の屈曲機能は、また、ウォーターブレード11がリベット頭、ダイヤモンドパターンなどを表に出す表面のような非常に難しい表面から水分を除去する能力に重大な役割を果たす。例えば、起伏があり、ダイヤモンドヘッドパターンのような隆起したパターンを有する所与の表面にウォーターブレード11を当てる動作によって、ブレードインサート13は輪郭に倣い、一方、リップ部21の接触側は、ダイヤモンドパターンのエッジとエッジ周辺に倣い、水分を効率的に除去するであろう。リップ部21は、例えば、特に、装飾的なパターン、リベットの配列などの隆起した全高よりも延ばすために要求される長さ(ブレード13の本体からの延長)で設計してもよい。
本発明者は、上記のリベット頭及びダイヤモンドパターンのような、拭き取られるべき表面内の隆起した要素に倣うリップ部21のようなリップの能力における重要な要因は、リップ部の頂点におけるリップ部の先端角であることを発見した。拭き取られるべき隆起表面の性質に応じて、この角度は30度以下にする必要がある。ある事例で巧く機能する実際の角度は、ワイパーブレードの本体からのリップ部の長さと、リップ部の材料の柔軟性(軟度)に依存する。実質的に三角形状の簡単なリップ部の場合、本体からの約3/16インチの延長と、約30のデュロメータと、10から20度の角度が最良である。30度よりも大きい先端角はあまり有効ではなく、この角度は30度未満にする必要がある。
図7Aは、本発明の一実施形態によりリベット頭の突起を有する表面から水分を除去(排水)する図1のウォーターブレードの斜視図である。本実施形態では、ユーザは、突起するリベット頭63を有する表面61上で矢印の方向にウォーターブレード11をしきりに動かし、同時に、リップ部21を隆起したリベット頭の形状に倣わせるために十分な表面61への下向き力を維持する。リップ部21の片側(接触側)がリベット頭63を通過するとき、柔軟性のある材料は、隆起した領域のそれぞれの形状に倣う。この態様では、水分は、表面61の隆起したリベット頭の間の領域を含むリップ部21に当てられた全ての範囲から動かされる。
図7Bは、図7Aのウォーターブレード11とリベットが打ち込まれた表面61の正面図である。図7Aの有向矢印によって示されるような方向からウォーターブレード11と表面61を見たとき、リップ部21が表面61に存在する隆起した領域のような隆起領域の周辺にどの程度しっかりと倣うかがわかる。この固有の能力は、リップ部21の材料の柔軟性と設計とに起因するものであり、このような形状の周りに倣うために十分な長さと柔軟性が与えられる。当業者に明らかであるように、リップ部21の一方の角度の付いた辺又は部分は、反対側の辺よりも実質的に長くなるように形成されるので、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、二つの用途がウォーターブレード11に与えられる。例えば、より長い延長部を有する一方の辺は、隆起した領域を有する表面のために使用され、反対側の短い辺は、滑らかな表面のために使用されるなどである。他の実施形態では、以下に教示されるようなさらに複雑な表面形状に倣わせるため、ブレード11のリップ部分に別の構造が与えられる。
図8Aは、本発明の別の実施形態によるリップ形状の端面図である。本例では、向かい側の各端にV字形の構造を有するリップ部65が形成される。図1のリップ部21の場合と同様に、このV字形の形状は、図1のブレードインサート13の長手方向エッジに沿って延びるようにされる。このV字形の形状は、ウォーターブレード11の1回の初期通過の間に表面を2回通過する2重のエッジ効果を奏する。
図8Bは、本発明のさらに別の実施形態によるリップ構造の端面図である。本例では、両側の構造体が非常に接近している点を除いて図8Aのリップ部65に類似したV字形の形状を有するリップ部67が形成される。このような構造体は、例えば、表面の隆起領域又は部分が特に高さが高くないため、リップ構造体に関して十分な長さを必要としないときに使用される。
図8Cは、本発明のさらに別の実施形態によるリップ構造の端面図である。本例では、両端に半月形の形状と、その半月形の形状を相互に連結する実質的に直線のブリッジとを有するリップ部69が形成される。上記の2例と同様に、ブレード11の1回のパスの間に表面と接触させることができる二つの通過用エッジが存在する。本実施形態で見られるような構造体は、うねりのある表面を形成する丸みを帯びた列の系列を有する表面に対して有効である。ここに図示された構造体は、ウォーターブレード11の列を横断する運動と列に沿った運動のような双方向運動を可能にさせ、水分除去はどちらの方向でも成功する。
図9は、さらに別の、より簡単な本発明の実施形態の端面図である。本実施形態では、リップ部は、ブレード13の底に直交するT形を形成する単純な直線的な突起であり、このT形は原則的に一定の壁厚を有する。
ウォーターブレードを使用する効率的なスプレーワックスの塗布
本発明の別の特徴によれば、様々な実施形態で説明した上記の水拭き取り装置は、洗浄直後の塗装面にスプレーされるスプレーワックス又はその他のこのような仕上げ製品を塗布する手段を提供する。本発明の目的は、図10Aの実施形態に示されるように、洗浄直後の濡れた塗装面又は乾いた塗装面にスプレーワックス又はその他のこのような車両仕上げ製品を均一に薄く塗り、同時に、広げられたスプレーワックス又はその他のこのようなスプレー仕上げ製品の表面への塗布を著しく改良する、改良された方法及び装置を提供することである。しかし、本発明は、決して自動車の塗装に限定されるものではなく、本発明は、スプレーワックスのようなスプレー仕上げ製品が塗布される種々の表面に対して様々な実施形態で実施されることに注意しなければならない。
本発明の好ましい一実施形態による改良された方法及び装置は、以下で詳細に説明されるように、実質的に平坦な塗装面上で最良に実施される。しかし、本発明の種々の別の実施形態は、上述のようにワイパーブレードインサートのリップ領域に異なる形状と種類を利用することによって、スプレー仕上げ製品を湾曲したサービス若しくは起伏のあるサービス、又は、実質的に平坦ではないその他のサービスに、ならびに、リベット頭、隆起した装飾的パターンなどのような表面から出る突起物を有する表面に効率的に塗布するために使用される。
図10Aは、詳細に前述されているように、一方のリップ部を表面に押し当てて塗装面に適用された本発明の一実施形態によるウォーターブレード要素のリップ領域の端面図である。図1のブレード要素と類似したブレード要素101は、この図では、リップ領域103を有し、リップ領域103は本実施形態ではブレード要素101の長手方向の底側エッジに沿って設けられている。図示された好ましい実施形態では、ブレード要素101は、シリコンゴム材料から成形され、又は、その他の方法で形成されるが、当業者に明らかであるように、ブレード要素101は、類似した適当な柔軟性及び弾性を備えた他の材料から製造してもよい。
この図に示された実施形態では、表面105は、ディテーリングされる車両の本体の一部分の外面を表し、典型的な自動車の塗装の層によって覆われ、その表面には、以下で詳細に説明されるように、本発明の特徴が実施される。図示された実施形態における表面105は、典型的な自動車の塗装の積層であるが、様々な従来法を使用して塗布された多種多様の塗装タイプから作られていてもよい。
当該技術分野で周知であるように、車両の典型的な塗装面は、塗装が適切に塗布されたとき、肉眼では実質的に滑らかであり、かつ、光沢があるように見えるが、実際には、非常に多孔性であり、溝及び裂け目の形をした多数の小さな孔隙を含む。このような表面は、塗装面が超高倍率で観察されたときに顕著である。複数の孔隙107は、本例では、このような多孔性表面を示すが、孔隙107は、この図では、例示の目的でブレード要素101及び表面105に対して非常に拡大されている。
図示された実施形態における表面105は、洗浄直後の塗装面であり、その表面には、洗浄に使用された水の一部が残っている。しかし、上述のように、他の実施形態において本発明を実施する場合には、洗浄直後の塗装面が洗浄により濡れている必要はない。自動車の塗装仕上げ面のディテーリング技術において典型的であるように、スプレーワックス製品、又は、その他のスプレー仕上げ製品は、表面の洗浄直後に、残留水滴が蒸発する前に、スプレーすることによって濡れた塗装面に塗布される。望ましくは、濡れた表面にスプレーされたスプレーワックス又はその他の仕上げ製品は、ワックス製品の分散が残留水分によって高められるように、塗装面上の残留水滴と混ぜられる。図示された実施形態における水滴109は、洗浄による残留水分を表し、表面105の濡れた表面にスプレーされたスプレーワックス製品と混合される。この図に細部は明示されていないが、スプレーワックス製品又はその他の仕上げ製品の固体成分は、表面105上の残留水滴109内でスプレーワックス製品用のキャリアと共に浮遊させられる。残留水滴内のこのような浮遊ワックス固体のさらに詳しい細部は、多孔性の塗装面を形成する小さな裂け目及び溝と共に、次の例示である図10Bに示されている。
図10Aに示された実施形態において本発明を実施する際に、ブレード要素101は、表面105に押し付けられたリップ部103と共に、下向き矢印によって示されるような一貫した下向き力をブレード要素に加えた状態で、図に示された向きで水平方向に引かれる。ブレード要素101は、この図に示されるように、角度を付けて配置されるので、ブレード要素101に僅かな下向き力を加えてブレード要素101が表面105を水平方向へ引かれるとき、リップ部103がブレード要素101に引きずられて僅かに後方へ曲がり、前の実施形態のために説明したように、水滴109の状態の残留水分の殆どを分散させるため(除去するため)表面105をこそぐことができ、同時に、拭き取り用クロスとセーム革のセットを使用して水分とワックスの小滴を拭き取る従来の方法よりも、水滴109内の固体ワックス製品の非常に多くの部分が塗布され、表面105の孔隙107に定着するように、水滴109内の固体ワックス製品を表面105に塗布することができる。
図10Bは、孔隙105と表面に残留する水分とワックス固体の混合物のさらに詳細を示すために拡大された、図10Aのリップ部103と表面105の端面図である。孔隙105を形成する小さな裂け目及び溝は、上述のように、自動車の塗装にはよくあることであり、この図には明瞭に示され、多孔性の表面105を作っている。しかし、表面105と孔隙107の図解は、単なる例示であり、自動車の塗装で覆われた実際の表面におけるこのような孔隙の実際の外観を表現する場合と表現しない場合とがあることに注意する必要がある。本発明者は、微細な孔隙107と本発明の実施形態を表現するためには、この例示的な図解で十分であると考える。
上記の図10Aの例で詳述したように、リップ部103は、図示されるようにリップ部103に僅かな下向きの力を加えて、有向矢印によって示されるように水平方向へ引かれるので、リップ部103の下側先端が表面105に押し当てられる。本発明のワイパーブレードを使用して塗装面から静止した水を除去する上記の例で説明したように、本例において、静止した水を除去するために利用される拭き取り動作とスプレーワックスを塗布するために利用される動作は同じである。
リップ部103の前方には、水と、水117を含むワックス固体との混合物111が存在し、この水は洗浄直後の表面105の残留水分であり、ワックス固体113は、キャリア溶液(図示せず)と共に、洗浄直後の表面105にスプレーされている。この図に詳しく示されるように、混合物111のワックス固体113の一部分は、水117の中に浮遊し続け、固体113の一部分は孔隙107に定着する。図示されるように、リップ部が表面105上で僅かな下向き圧力を加えて適切な角度で水平方向に引かれるとき、混合物111は表面105を横切るリップ部103の前向き水平運動によって移動させられ、水117とワックス固体113の混合作用を生じる。前記実施形態で説明したように、リップ部103は、表面105上の残留洗浄水とキャリア溶液のかなりの部分を分散させ(除去し)、ワックス固体113のかなりの部分を間隙107の中に押し込む傾向がある。
結果として得られたワックス固体の層は、表面全体に均一に広げられ、ワックス溶液が不均一にスプレーされたとしても、図示されるように、リップ部103の後側に残り、不均一な表面と表面105の間隙107を実質的に埋めることにより、表面105に望ましい滑らかな保護用の鏡のようなワックス仕上げ面を形成する。結果として得られた仕上げ面は、肉眼では、吹き付け用ワックス製品を使用する従来のディテーリングのように、表面の洗浄後に水/ワックスの混合物を拭き取るため一般的な拭き取りクロス又はセーム革のセットを利用する従来の仕上げ面よりも滑らかで、かつ、光沢があるように見える。
上述のように、本発明の実施は、水滴が洗浄直後の表面に残ることを必要としない。一部の吹き付け用ワックス製品は、水分ベースではなく、溶剤ベースであり、キャリア溶液に対して非常に高い割合のワックス固体を含有してもよく、これによりディテーリングされる表面に多少高い保護能力を与える。多数の液体スプレーワックス製品は、水を全く使用しない車両の表面仕上げのタッチアップワックスのためだけに設計され、ディテーリングされる表面に実質的に埃粒子がなく、予め塗布されたベースワックスが既に存在するならば、ディテーリングする人は、ドライワックス液体を車両表面に直接スプレーし、上述のようにスプレー製品のワックス固体を塗装面上で均一に延ばすため、本発明のワイパーブレードを利用することが可能である、と考えられる。このようにして、ディテーリングされる表面の多孔性は、先行のワックス塗布によって既に溝に存在するワックス固体に加えて、塗装面の小さな溝に押し込まれるスプレー製品のワックス固体のためにさらに低減される。したがって、上記のように本発明のワイパーブレードを利用する塗布後に、肉眼では非常に光沢があるように見える非常に滑らかな表面が生成される。このようなドライ洗浄製品は、通常、最長の保護持続性が得られ、屡々、数ヶ月間持続する。現在市販されている殆どのドライ洗浄製品は、また、標準的なスプレーワックス/清掃製品よりも強力な保護用成分を含有し、一部は、さらに添加された液化ポリマーシーラントを含有し、数週間から数ヶ月まで変動し得るより強力な保護持続性が得られる。
当業者には明らかであるように、図8A−C、9及び10Aに示された例は、ここで教示されるワイパーブレードを用いて処理される表面の複雑な形状に適合させるために本発明の精神及び範囲を逸脱することなく実現される可能性がある多数のリップ構造の変形例のうちのほんの一部に過ぎない。
別の実施形態の他の例では、より大型又は小型のウォーターブレードがある種の状況で望ましい。例えば、より大型のブレードは、トラクター/トレーラ装置などのような大型車両、又は、バン及びその他のトラックのために設けられる。一部の実施形態では、特に、大型車両、又は、本体面積が大きいその他の物と共に使用するため、インタフェースがハンドル拡張部などのために設けられ、ユーザは届きにくい領域までブレードを差し出すことができる。このようなインタフェースは、ハンドルとの関係でウォーターブレードの位置決めに柔軟性が得られるようにボールジョイントやソケットジョイントなどを含む。
別の例として、異なる実施形態では、ウォーターブレードを製作するために多種多様の材料を使用することができる。別の実施形態では、ブレードインサートは、高さと長さが様々であり、一のハンドルグリップなどに挿入できるように別々に販売される。
図11Aは、本発明の別の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。ウォーターブレード121は、第2の部分126(図示せず)に固定されるように適合した第1の部分124を含む2部品からなるハンドル122が設けられ、ワイパーブレードインサート129を固定されたハンドル部の間に捕捉し、機能するウォーターブレード121を形成する。第2のハンドル部分126は、引き続き、図11B及び11Cに示されている。ハンドル部分124及び126は、図1のウォーターブレード11用のハンドルと同様に、射出成形プロセスにおいて、ポリプロビレン、又は、その他の類似した軟質材料から成形される。
図示された実施形態では、ハンドル部分124及び126は、相互に貼り付けられ、ブレードインサート129を捕捉し、一実施形態では、プラスチック溶着技術を使用して貼り付けられた複数のプラスチックリベット133を利用し、リベット133は、二つのハンドル部分を確実に取り付け、同時に、組み立てられたハンドル122の必要以上の屈曲を最小限に抑えるとの方針に従ってハンドル122の長さに沿って配置される。しかし、別の実施形態では、例示され、説明された他の実施形態に関して既に説明したように、例えば、ハンドル部分を一体的に接着する、ネジ又は金属リベットを利用する、又は、リベットネジなどを使用しないプラスチック溶着技術を使用してハンドル部分を一体的に取り付ける、といった他の製造方法が利用される。ハンドル122は、別の実施形態では、単一部品として成形され、例えば、ブレードはハンドルの底のスロットに沿って挿入される。また、軟質又は軟質ではない他の材料が、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく、ハンドル部分124及び126を製作するため使用される。
ウォーターブレード121は、全体的な型と機能が図1のウォーターブレード11と類似しているが、特別の最適化された機能性を得るために、ハンドルならびにブレードインサートの実際の形状、サイズ、及び、型、には顕著な違いがある。図示された実施形態におけるハンドル122は、丸みを帯びた上側リッジ部125と丸みを帯びた下側リッジ部127が設けられ、それらは、ハンドル部分124及び126の各々の側面から横方向に突出し、実質的に各ハンドル部分の長さに沿って延び、これにより、ハンドル部分122の長さに沿ったリッジ部の間に谷間部を形成する。このへこんだ部分は、ブレードインサートを部分的につかむことを必要とすることなく、より良好なグリップを提供する。 好ましい実施形態における上側リッジ部125は、約8 3/4インチ(約22.2cm)に等しい長さ寸法D14を有し、下側リッジ部127の延長の約2倍の距離だけ各ハンドル部分の側面から横方向に延びる。下側リッジ部127は、ハンドル122の長さ寸法にほぼ一致する長さ寸法を有し、この長さ寸法は、約9 3/4インチ(約24.8cm)であり、寸法D15によって図示されている。上側リッジ部及び下側リッジ部は、ユーザがウォーターブレード121を心地よく安全にグリップできるようにする。上側リッジ部125は、ユーザの手のための握り領域の大部分を提供し、ユーザの親指と指は、好ましくは上側リッジ部と下側リッジ部との間のハンドルの側面にかかり、僅かにその側面に押し付けられる。さらに以下で詳述されるように、好ましい一実施形態における下側リッジ部127は、ユーザの親指又は指がブレード121の使用中にハンドルからブレードインサートへ不注意で滑ることを防止するために役立つ程度で、ハンドル122の側面から横方向へ突出するが、十分に浅いので、ユーザは、ブレードインサート129を乾燥されるべき表面の窪んだ領域へ手で押すために、又は、例えば、表面上の様々な突起の変わった形状の周りでブレードインサートの形を決めるために、ウォーターブレード121を握り、使用し続けたまま、親指又は任意の本数の指を上側リッジ部125と下側リッジ部127との間から下向きに簡単に延ばすことができる。
グリップは、さらに、両側の複数のリベット133と、上側リッジ125と下側リッジ127との間で長さに沿っている一対の突起リッジ135と、によってハンドル部分124及び126のため強化されている。このように、ユーザは、確実なグリップを維持したまま、ハンドル122の長さに沿った様々な位置でハンドル122を握ることが可能になる。この具体的な例に示されていないが、本発明の他の実施形態は、上側リッジ部及び下側リッジ部の上、ならびに、リッジ部の間の平坦な谷間部分の上、および/または、上側リッジ部と下側リッジ部との間のリベット133若しくはリッジ部135の表面上にテクスチャ付きの表面を有してもよいし、或いは、ユーザのグリップをさらに高めるため表面上で一連の隆起したリブ、バンプなどを利用してもよい。
ハンドル122の両端のそれぞれの付近に位置する細長い貫通開口131が、例えば、ツールフック、釘、爪、若しくは、その他の類似した吊り下げ用器具などにウォーターブレード121を吊す目的で、ウォーターブレード121に設けられ、その結果として、ウォーターブレード121を便利に収納できると同時に、ウォーターブレード121が使用されないときに、ブレードインサートがどこかの表面に置かれ、ある時間以上放置されたままにされて、ウォーターブレード121が変形、若しくは、損傷することを防止する。
ハンドル122について直前に説明した特徴に加えて、ハンドルの端は、ハンドルの長さ方向に向かって十分に丸められ、水分拭き取りブレードを組み立てる。この丸み付けの目的は、拭き取られる表面との不注意による接触が、鋭いエッジ又は点ではなく、ハンドルの広い表面積に亘って起こるように、使用中に柔らかい効果を与えることである。このような接触は、勿論、抑止されるが、頻繁に使用すると、ほぼ確実に起こる。丸みを付けられた「柔らかい」ハンドルは、仕上げ表面に跡が残らないようにするため非常に役立つ。
図1のウォーターブレード11のハンドルに対するハンドル122の上記の顕著な相違の他に、ブレードインサート129自体は、高さ、形状、ならびに、ウォーターブレード121の全体的な寸法に関する長さ対高さのアスペクト比に顕著な相違がある。ブレードインサート129は、図1のブレードインサート13と同様に、射出成形プロセスによってシリコンゴム材料から形成され、柔軟性の評価の点でも同様であり、別の実施形態では、その柔軟性は、ブレード厚、テーパー、ブレード高などのような機能性に影響を与える多数の要因に依存して、好ましい30から70デュロメータよりも大きい場合や小さい場合がある。
ブレードインサート129には、様々な寸法と成形形状とがあり、そのうちの一部は、本発明の実施形態におけるワイパーブレードの固有の機能性に重要である。例えば、ブレードインサート129は、ブレードインサート129の長手方向の底側エッジに沿って設けられたリップ部130を有し、リップ要素は底側エッジから横方向に延び、ブレードインサートは、また、ハンドル部分124及び126が閉じたときに、確実な固定配置を実現できるT字形の部分を与える溝(図示せず)がブレードインサート129の上側周囲の周りに形成され、これにより、ブレードインサート129がグリップハンドルに対して前後に動くことを防止する。
しかし、本実施形態のブレードインサート129と、図1のウォーターブレード11のブレードインサート13との間の顕著な相違点には、ブレードインサート129の全体的な形状、特に、両端における形状と、ハンドル部分122の長さに対するブレード129の長さと、が含まれる。既に説明し例示したように、図1のウォーターブレード11用のブレードインサート13は、形状が四角形であり、長さがハンドル部分と実質的に一致し、一方、本実施形態のブレードインサート129は、ハンドル部分よりも実質的に長さが長い。ブレードインサートの下側リップ部の長さ寸法は、矩形状ブレードインサートを有するウォーターブレードの使用中に1ストローク当たりの排水能力に直接関係し、ハンドル部分の長さに一致する。
例示された実施形態のハンドル部分122の全体的な長さは、約9 3/4インチ(約24.8cm)であり、寸法D15によって図示され、一方、ブレードインサート129は下側リップ部での全体的な長さは、約11インチ(約27.9cm)であり、寸法D16によって示されている。ブレード129の外側エッジのそれぞれは、ハンドル122の両端のそれぞれの底部から下向きに延び、下向き、上向き、そして、もう一度下向きに湾曲し、これにより、下側リップ部130の長さを増大させる湾曲部132を有する。結果として得られたウォーターブレード121のブレード長さ対ハンドル長さの比率は、使用中の1ストローク当たりの排水能力を著しく増大し、同時に、ハンドルの製造における労働力と原材料を節約する。なぜならば、ハンドルは、リップ部130の長さ、すなわち、寸法D16よりも著しく短くて済むからである。ハンドル122のようにハンドル長さ対ブレード長さの比率がより小さいハンドルは、また、重量が著しく軽量であるので、さらに使い勝手が良くなる。
ブレードの長さをハンドルよりも割り増しすることには別の重要な目的があり、すなわち、使用中のハンドルを拭き取られている仕上げ面からさらに移動させ、ハンドルがその表面に不用意に接触し、おそらく跡を残すかもしれない確率を低下させる。したがって、(ブレード長さよりも)短いハンドルと、ハンドル両端における丸みを帯びた形状はどちらも、本発明の実施形態によるこのウォーターワイパーブレードの「柔らかい」性質に寄与する。
ブレードインサート129の長さ方向に沿ったシリコン材料の弾性又はデュロメータが一致するため、および使用中のハンドルの下向きの力がリップ部130の中心部及び外側先端ならびにその間の全ての点で均一に加えられるような形状をしているブレードインサート129の下向き及び外向きに湾曲した外端132のため、下向きの圧力はリップ部130の全長に沿って均一に分布する。
図11Bは図11Aのウォーターブレード121の平面図である。図示されたハンドル部分124及び126は、上述のように一体的に合わされ、ハンドル122を形成し、ブレードインサート129がハンドル部分124と126の間に捕捉され、それらの外端は下側リッジ127の最も外側の端から繋がっている様子が図示されている。ハンドル部分124及び126のそれぞれは、各部分が最上部で接触する場所から始まる表面内で下向きに湾曲し、その結果として、一体的に合わされたときに、僅かに丸みを付けられた上面がハンドル122に形成され、その上面が各ハンドル部分124及び126の上側リッジの湾曲と組み合わされたとき、心地よく、しかも、確実なグリップがユーザに提供される。
図示された好ましい一実施形態において、ハンドル122の幅寸法D17は、約1−1/8インチ(約2.9cm)であり、図11Cに示されるように、上側リッジ部125の高さ寸法D29は約1/4インチ(約0.64cm)であり、ハンドル122の全体的な高さ寸法D18は約1−1/4インチ(約3.2cm)である。このようにして得られたハンドル122の上側部及び下側部の半楕円形状及び全周は、好ましい実施形態の特定のタイプの2重リッジハンドル形状の心地良さとグリップの理想的な組み合わせを実現するため本発明者によって経験的に決定されたハンドル形状を形成する。しかし、当業者に明らかであるように、ハンドル部分124及び126によって形成されたグリップハンドルの長さ、幅及び高さに関する寸法は、部分124及び126によって形成されたハンドル122の外形の固有の特徴に反すること無く、多少変化させてもよい。
図11Cは、図11Bのウォーターブレード121の図11Bの切断線11C−11Cによる断面図である。ハンドル部分124及び126のそれぞれの上側リッジ部125及び下側リッジ部127の外側湾曲形状は、この図に明瞭に示されているように、それらの間に谷間領域を形成する。本実施形態では、ハンドル部分を取り付ける方法は、プラスチック溶着されたリベット技術である。この図に示されたリベット133は、一方のハンドル部分をもう一方に取り付け、リベット頭は、ハンドル部分124及び126の側面から僅かに突出している。プラスチックリベット頭は、位置合わせされ、テクスチャ加工され、或いは、ハンドル122に補助的なグリップ性能を与えるために適合させられる。しかし、上述のように、例えば、リベット若しくはネジを収容する一方のハンドル部分のブラケット又は、もう一方のハンドル部分のアクセスポイントを介して挿入されたその他の一般的な留め具のような多種多様の方法がハンドル部分124と126を取り付けるために利用されてもよい。
同図において、ブレードインサート129の様々な成形された形状の一部の近似的な寸法は、その一部が本発明の実施形態におけるワイパーブレードの固有の機能性に重要である。ブレードインサート129は、全体的な構造及び機能性の点で図1のブレード13に類似し、底側エッジから横方向へ延びるリップ要素を有する下側リップ部と、ハンドル部分124及び126への取り付けのためブレードインサート129の長さに沿って溝を設ける(部分的に示された)上側T字形部と、を備えている。
好ましい一実施形態によるウォーターブレード121は小型、軽量であり、ワイパーブレードインサートの形状に起因して、ハンドルの寸法に対して相当な量の排水能力に適合している。ブレードインサートのリップ部の優れた排水能力と十分な下向きの力を維持しながら、その全体的な長さが短いため、乾燥されるべき表面内のある程度の起伏上で非常に機動性があるというウォーターブレード121の能力は、個々に例示されているように、ブレードの長さに対する高さに大きく起因している。図11Aに関して説明したように、ブレードインサート129は、約1−5/16インチ(約3.3cm)の高さ寸法D19を有し、この高さはブレードインサート129の底からハンドル部分124及び126によって形成されたグリップハンドルの底までの実効的で自由な柔軟性のある高さである。ブレード129の長さ寸法D16は、約11インチ(約27.9cm)である。寸法D26で示されているブレードインサート129の主要部の厚さは、約1/8インチ(約0.32cm)から3/16インチ(約0.48cm)である。ブレードインサート129の材料の長さに対して自由な高さの厚さに対する比率は、本実施形態において、ここに記載されているように、小型、軽量の手持ち式ウォーターブレードが自動車のある輪郭又は形状、又は、その他のこのような表面から水を分散さすため、および/または、製品を塗布するために使用されたときに役に立つ最良の組み合わせを得るために、本発明者によって経験的に発見された比率である。
図12Aは、本発明のさらに別の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。提示された実施形態におけるウォーターブレード141は、上記の実施形態よりも多少短い、約12インチ(30.5cm)に一致する寸法D21を有するハンドル122を具備し、ハンドル122と同じ長さ寸法を有する矩形状のブレードインサート149を利用する。しかし、ブレードインサート149は、高さ対長さのより大きいアスペクト比を備え、例えば、多数の非常に湾曲した顕著な形状を含む特定のタイプの車両の表面から排水する機能をユーザに提供する。
ウォーターブレード141は、二つの成形されたプラスチックハンドル部分144及び146を取り付けることによって形成されたハンドル142を含み、プラスチックハンドル部分144及び146は、上述の実施形態と同様に、一体的に合わされるように適合し、同時に、ブレードインサート149をそれらの間に固定する。しかし、図12Aの正面図では、ハンドル部分144だけが示されている。例示された実施形態における取り付け方法は、ハンドル部分144内の複数の貫通開口153を介してアクセスされるリベット又はネジを取り付けるため、一方のハンドル部分(図示せず)の複数のブラケットを利用する。しかし、ハンドル部分を取り付ける方法は、他の実施形態について説明したように様々である。
本実施形態のハンドル142は、また、成形された各ハンドル部分に沿って長さ方向に延び、各ハンドル部分の湾曲した側面の周りに方針に沿って配置された複数の隆起したリブを含み、組み立てられたハンドル142周りで機能強化されたグリップをユーザに提供する。さらに、各ハンドル部分は、ハンドル142の長さに沿って横方向に延びる平坦な上面を有し、ハンドル部分の両端付近に設けられ、場合によってはその他の場所に設けられた隆起した突起を含み、ハンドル部分が一体的に合わされたとき、平坦な突起又は形成された突起は、ウォーターブレード141を使用していないとき、ユーザが、ウォーターブレード141を逆さまにして平坦な突起145によって支えることにより平坦な水平表面に載せることができるようになる。このようにして、ブレードインサート149のリップ部150は、ウォーターブレード141がその側面を表面上に接した状態のままにされたならば起こり得る損傷若しくは変形から保護される。突起145には、スリップオン式のハンドルアダプタに連結する滑り防止機構として役立つという第2の目的があり、この滑り防止機構により、ユーザは、ハンドル延長部をウォーターブレードに付加し、非常に大型の車両の上でウォーターブレードを使用することが可能になる。
図12Bは、図12Aのウォーターブレード141の平面図であり、本発明の一実施形態によって一体的に合わされた一対の成形されたハンドル部分144及び146を示している。ハンドル142は、他の実施形態に関して既に説明したように、ハンドル部分を相互に取り付けることによって形成され、最も心地良くかつ安全なグリップを提供するハンドル142のタイプ及び形状として理想的になるように本発明者によって経験的に定められた寸法である約1 3/4インチ(約4.4cm)に一致する幅寸法D17を有する。
各ハンドル部分の長さに沿って延び、ハンドル142用の機能強化されたグリップ面を提供するグリップ用リブ147が図示され、ハンドル142の各端付近にある平坦な突起145は、ハンドル142の上面に明瞭に現れている。取り付け用ブラケット(図示せず)にアクセスするためのハンドル部分144の開口153を介して、ハンドル部分146は、ハンドル部分144の本体の中に僅かな凹みがあり、これは、ユーザに開口上でより心地良いグリップを提供し、また、ユーザがグリップ中に指又は親指を固定できるようにすることによってユーザのグリップを強化する。
図12Cは、図12Bの切断線12C−12Cによる図12Bのウォーターブレード141の断面図である。取り付けられたハンドル部分144及び146によって形成された湾曲した鐘形が同図では明瞭に示され、隆起したグリップ用リブ147が各ハンドル部分上に示され、平坦面の突起145がハンドルの最上部に形成されている。ハンドル部分144及び146によって形成されたハンドルは、約1 3/8インチ(約3.5cm)に一致する高さ寸法D23を有する。
ブレードインサート129の平均材料厚さは、寸法D26によって示された約1/8インチであり、上記のように、非常に顕著な湾曲及び形状を有する表面から排水するため、高さ対長さのアスペクト比が非常に大きく、高さ寸法D24は約2 1/4インチに一致する。例えば、自動車のフェンダのような表面の湾曲周辺で接触域の線幅が非常に大きくなるのは、ブレード要素129の高さD24の結果である。
図13は、本発明のさらに別の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。ウォーターブレード161は、1対の取り付けハンドル部分を含むハンドル162を有し、一方の取り付けハンドル部分であるハンドル部分164は、この正面図に示されている。ウォーターブレード161は、形と機能が図12のウォーターブレードに類似しているが、ユーザがウォーターブレード141の使用中に排水される表面上で非常に幅の広い接触線を実現できることを目的として、ハンドルとブレードインサートの高さに対する長さが前述の実施形態よりも大きい。ウォーターブレード151は、1回のストロークで、顕著な湾曲と表面形状の少ない大表面域から最大量の排水をするために最も適している。
ハンドル162の長さ寸法D22は約15 1/2インチであり、高さ寸法D27は約1 3/4インチであり、図12のハンドル142の高さ寸法と一致し、また、ハンドル部分が一体的に取り付けられ、ブレードインサート169を固定したとき、類似した外形を有する。さらに、図12のハンドル142と同様に、複数の隆起したリブ167がハンドル122の長さ方向に設けられ、また、留め具アクセス用の複数の貫通開口173が設けられ、ウォーターブレード161が使用されないとき、ハンドル162の最上部の平坦な突起165は上下逆にして平らな表面に載せられる。
ブレードインサート169はハンドル122に取り付けられ、上記の実施形態に類似した下側リップ部160を有するが、ブレードインサート169は長さが実質的に長く、本実施形態において、長さ寸法D23は約18インチである。ブレードインサート169の両端には、ハンドル162の各端から外向きに延び、次に、下向きにリップ部160へ湾曲する湾曲部があり、この湾曲部は、ハンドル162の各端から外向きに、寸法D29によって表現されている約1 1/4インチ(約3.2cm)の距離まで延びる。結果として得られたウォーターブレード161のブレード長さ対ハンドル長さの比率は、使用中の1ストローク当たりの排水能力を著しく増大し、ブレードインサート169の長さ方向に沿ったシリコン材料の弾性又はデュロメータが一致するため、および使用中のハンドルの下向きの力がリップ部130の中心部及び外側先端ならびにその間の全ての点で均一に加えられるような形状をしているブレードインサート169の下向き及び外向きに湾曲した外端のために、ハンドル162からの下向きの圧力は、使用中にリップ部130の全長に沿って均一に分布する。
当業者には明らかであるように、ここで図示され、説明された例は、ここで教示されるワイパーブレードを用いて処理される表面の複雑な形状に適合させるために本発明の精神及び範囲を逸脱することなく実現される多数の実現可能なハンドル、ブレードインサート及びブレードリップ構造の変形例のうちのほんの一部に過ぎない。
別の実施形態の他の例では、より大型又は小型のウォーターブレードがある種の状況で望ましい。例えば、より大型のブレードは、トラクター/トレーラ装置などのような大型車両、又は、バン及びその他のトラックのために設けられる。一部の実施形態では、特に、大型車両、又は、本体面積が大きいその他の物と共に使用するため、インタフェースがハンドル拡張部などのために設けられ、ユーザは届きにくい領域までブレードを差し出すことができる。このようなインタフェースは、ハンドルとの関係でウォーターブレードの位置決めに柔軟性が得られるようにボールジョイントやソケットジョイントなどを含む。
別の例として、異なる実施形態では、ウォーターブレードを製作するために多種多様の材料を使用することができる。別の実施形態では、ブレードインサートは、高さと長さが様々であり、一のハンドルグリップなどに挿入できるように別々に販売される。
本発明のさらに別の実施形態では、ここまでに例示し、説明したものとは異なる種類のハンドルが提供される。図1は、プラスチックから成形された2部品からなるハンドルが示され、その2部品は、組み立てられたウォーターブレードにかなり剛性のあるハンドルを設けるため、柔軟性のあるブレード部の1組の溝によって接合され、例えば、リベット又はネジのようなもので締結される。ここまでに、ウォーターブレードのために例示され説明された様々なハンドルは、全て、別々に成形されたブレードインサートよりもかなり高い剛性を有するものとして説明されている。
本発明のさらに別の実施形態では、ここまでに明らかにされていない独特の特性をウォーターブレードに与えるため、実質的な柔らかさと柔軟性のあるハンドルが提供される。ある例では、ハンドルは、既に十分に説明したように、ハンドルの半分ずつの両方がブレードインサートに接合されるように2部品で成形される。別の例では、ハンドル材料は、ブレードインサートに直接成形される。さらに別の例では、ハンドルの外側の柔らかさを維持したままある程度の剛性を与えるため、ハンドル材料よりも剛性のあるプラスチックインサートが存在する。
図14は、独特のハンドルシステム1403がブレードインサート1402に接合された本発明の一実施形態によるウォータワイパーブレード1401の斜視図である。ブレードインサート1402は、図11Aのブレードインサート129と非常によく似ているが、ハンドル1403は、上記のハンドル及び上記のハンドルシステムとは極めて異なる。本実施形態のハンドルは、ユーザの指との安全なグリップのための領域をハンドルの翼の下側に備えた実質的なT字形の形状を有し、また、一部の実施形態では、ハンドルの長手の中央付近に示されているような溝付きのグリップ領域を有する。
一実施形態において、ハンドル1403は、2部品からなるハンドルシステムであり、部品は、柔らかいゴム状の材料、一実施形態では、約50から70デュロメータのサノプレン(Sanoprene)から成形される。ウォーターワイパーブレードのハンドルを柔らかくすることには幾つかの利点がある。例えば、ここまでに説明した剛性のあるハンドルではなく、より柔軟性のあるハンドルは、ブレードインサートに対する柔軟性が増し、殆どの場合に、静止した水を除去するため表面の湾曲に倣うワイパーの機能と効率を改善する。別の例として、より柔らかいハンドルは、ユーザがより硬いハンドルを具備したワイパーを、例えば、静止した水を除去するためワイパーを使用する処理中に自動車のボンネット又はデッキ領域に落下させた場合に生じ得る表面の損傷の可能性を回避する。より柔らかいハンドルを具備したワイパーはおかまいなしに傷つきやすい表面に直接ほうり投げられるかもしれない。
図15は、ブレードインサートの面に対して直角に切断された図14のワイパーの垂直断面図である。本実施形態におけるハンドルシステム1403は、2部品1501及び1502として示されている。本実施形態において、部品1501及び1502は別々に成形され、次に、ブレードインサート1402の溝付き上部エッジ1503の上で接合される。二つの接合用部品の一方にあり、もう一方の部品の実質的に球形のソケットと結合する延長されたボール要素1504を含むボールソケット式インタフェースは、二つの部品を接合するため設けられ、これにより、二つの部品は一体的にスナップ取り付けされる。好ましい一実施形態では、二つの部品の間の平面的なインタフェースに沿って複数のボールジョイント及びソケットジョイントが設けられ、二つの部品の確実な連結を保証する。
当業者に明らかであるように、図示され説明された簡単なボールソケット式ジョイント以外に、インタフェースをスナップ取り付けする種々の方法が実現される。
図16は、ブレードインサート1402に組み付けられた柔らかいハンドル1602の別の実施形態を例示する。本実施形態では、特殊な金型が使用され、ブレードインサート1402は金型に置かれ、金型が閉じられ、ハンドルがブレード上で直接成形される。
図17Aは、柔らかいハンドル1702がブレードインサート1402の上に直接成形される実施形態を例示するが、プラスチック補強材(又は骨格部)1703が、金型を閉じ、サノプレン(Sanoprene)又は類似した材料を射出する前に加えられる。図17Aに示されるように補強材を埋め込むことにより、非常に柔らかい表面と、より硬い内側骨格部とが得られるので、組み立てられたワイパーブレードの動作は、非常に柔らかい表面を提供したまま制御される。
図17Bは、梁が製作されるときに殆どが製作されるが、間隔を空けられた開口1704及び1705を組み込む補強材1703の短い部分を例示する。開口の目的は二つある。一方の目的は、余分なプラスチック材料のコストを節約することである。もう一方の目的は、サノプレン(Sanoprene)材料が補強材に十分に付着し、システムが屈曲させられるとき、使用中に正しい位置に留まることを保証することである。
ここまで添付図面に示され、説明された柔らかいハンドルの形状は、本発明の実施形態において柔らかいハンドルがとり得る形状のほんの数例である。図18Aは、柔らかいハンドルの別の形状を例示する。本例では、柔軟性のあるブレードは、引き続き要素1402として示され、以下の例でも同じように示される。柔らかいハンドル1801は、ほぼ等しい長さの比較的直線的な端部1802と、ユーザのグリップを強化する溝1804を備えた幅の狭い胴部1803と、を有する。
図18Bは、柔らかいハンドル1807のさらに別の形状を例示し、両端部1805は図18Aのハンドルの端部1802と類似しているが、中央部1806は、端部よりも周囲の寸法が長くなるように拡張されている。また、グリップ強化用の形状1808も存在する。
図19Aは、別の形状を有するさらに別のハンドル1901を例示する。本例では、両端部1902は幅が狭められ、中央部1903は端部よりも周囲の寸法が長い。
図19Bは、それぞれの端部に1905として示された波状の反復した形の部分と、比較的直線的な中央部と、を有する柔らかいハンドル1904の一例を例示する。
図20Aは、中央部2003の波状の外観と、比較的直線的な端部2002と、を含む形状を有するさらに別のハンドル2001を例示する。図20Bは、さらに別の柔らかいハンドル2004を例示し、端部2005は比較的直線的であり、中央部2006は胴部として幅が狭められている。
図21A及び21Bは、それぞれ、本発明の特定の実施形態によるウォーターワイパーブレードの正面図及び断面図である。図21Aにおいて、ワイパーブレード2101は、柔らかいハンドル2102に保持された柔軟性のあるパネル2103を有する。ハンドル2102は、上記の図20Aに例示されるような波形を備えた中央部を有する。パネル2103は、複数(本例では5個)の楕円形状の開口を有し、その開口を介して、ハンドル材料がハンドル2102をパネル2103にしっかりと取り付けるため成形される。全長L3は、一実施形態では約12.5インチ(約31.8cm)であり、本実施形態において、高さH1は約2インチ(約5.1cm)、高さH2は約0.5インチ(約1.27cm)、長さL2は約11インチ(約28cm)、長さL1は約8.65インチ(約22cm)である。
図21Bは、図21Aの切断線21b−21bによる断面図である。この図は、本実施形態における柔らかいハンドルの独特の西洋ナシ形の形状と、波形のさらに細部と、柔らかいハンドルのパネルへの固定と、を示す。本実施形態における柔らかいハンドルの全高H3は約1.4インチ(約3.6cm)である。
当業者に明らかであるように、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、柔らかいハンドルは多種多様な方法で製作され、多種類の材料が使用され、幅広い種類の形状が組み込まれる。これらの理由から、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲と一致するはずである。
本発明の一実施形態における手持ち式ウォーターブレードの斜視分解図である。 本発明の一実施形態におけるウォーターブレードインサートの一部が欠けた図である。 本発明の一実施形態における図2のウォーターブレードインサートの切断線3−3による断面図である。 湾曲した表面に適用され、表面にちょうど接触している図1のウォーターブレードの斜視図である。 異なる視点からみた図4Aのブレード及び表面の図である。 ブレードが表面へ押し付けられている図4A及び4Bのブレードの斜視図である。 異なる視点からみた図4Cのブレード及び表面の図である。 硬いハンドル用の成形された通路及び挿入部を含む本発明による別の実施形態の斜視図である。 本発明の別の実施形態による2部品からなる成形されたブレード及びハンドルの斜視図である。 本発明の一実施形態による図1のウォーターブレードのリップ領域の端面図である。 本発明の一実施形態によるダイヤモンドプレート表面から水を移動させる図1のウォーターブレードの斜視図である。 図7Aのウォーターブレード及びダイヤモンドプレートの正面図である。 本発明の別の実施形態によるリップ構造の端面図である。 本発明のさらに別の実施形態によるリップ構造の端面図である。 本発明のさらに別の実施形態によるリップ構造の端面図である。 本発明のさらに別の実施形態の端面図である。 吹き付け式ワックスが塗布された表面に適用され、一方のリップ部が表面に押し付けられた本発明の一実施形態によるウォーターブレード要素のリップ領域の端面図である。 水分及びスプレーワックスと共に図10Aのリップ領域及び表面の拡大詳細端面図である。 本発明の他の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。 図11Aのウォーターブレードの平面図である。 図11Bのウォーターブレードの切断線11C−11Cによる断面図である。 本発明の他の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。 図12Aのウォーターブレードの平面図である。 図12Bのウォーターブレードの切断線12C−12Cによる断面図である。 本発明の他の実施形態による手持ち式ウォーターブレードの正面図である。 かなり柔らかい材料を用いた柔軟性のあるハンドルを有する本発明の一実施形態によるウォーターブレードの斜視図である。 ブレードインサートの面に対して垂直な面による図14のワイパーの縦断面図である。 本発明の一実施形態によるブレードインサートに組み付けられた柔らかいハンドルの別の実施形態の説明図である。 柔らかいハンドルがブレードインサートに直接成形され、プラスチック補強材(又は骨格部)が付加された実施形態の説明図である。 本発明の一実施形態における補強材の短い部分の説明図である。 本発明の別の実施形態における柔らかいハンドルを具備したウォーターワイパーの平面図である。 本発明のさらに別の実施形態における柔らかいハンドルを具備したウォーターワイパーの平面図である。 本発明のさらにまた別の実施形態におけるウォーターワイパーの平面図である。 本発明のさらにまた別の実施形態におけるウォーターワイパーの平面図である。 本発明のさらにまた別の実施形態におけるウォーターワイパーの平面図である。 本発明のさらにまた別の実施形態におけるウォーターワイパーの平面図である。 本発明の特定の実施形態によるウォーターワイパーブレードの正面図である。 本発明の特定の実施形態によるウォーターワイパーブレードの断面図である。
符号の説明
11、39、47、121、141、151、161 ウォーターウォーターブレード
13、101、129、149、169 ブレードインサート
15、17、124、126、144、146 ハンドル部分
21、65、67、69、103 リップ領域
122、142、162、1403、1702、1807、1901、2102 ハンドル

Claims (10)

  1. 湾曲した表面から静止した水を拭き取る水拭き取り装置であって、
    上側の長いエッジ及び下側の長いエッジを含む第1の高さの柔軟性のあるパネルと、
    上側の長いエッジに沿って取り付けられた柔軟性のあるハンドルと、
    下側のエッジに沿って形成され、柔軟性のあるパネルの一方の側まで延び、柔軟性のあるパネルから遠い方の端で鋭い線になるリップ部と、
    を有する水分拭き取り装置。
  2. 柔軟性のあるハンドルはサノプレンから形成される、請求項1に記載の水分拭き取り装置。
  3. 柔軟性のあるハンドは2部品の状態で成形される、請求項1に記載の水分拭き取り装置。
  4. 柔軟性のあるパネルは上側の長いエッジに沿って溝を有し、2部品は一体的にスナップ式に取り付けられ、柔軟性のあるパネルを溝によって捕捉する、請求項3に記載の水分拭き取り装置。
  5. 柔軟性のあるハンド内に硬い骨格部が成形されている、請求項1に記載の水分拭き取り装置。
  6. リップ部は、長さに垂直な方向、かつ、高さに平行な方向でパネルを切断する面に三角形状の断面を有する、請求項1に記載の水分拭き取り装置。
  7. リップ部は30度以下の角度で柔軟性のあるパネルに接合する、請求項2に記載の水分拭き取り装置。
  8. リップ部は柔軟性のあるパネルの両側まで延びる、請求項1に記載の水分拭き取り装置。
  9. 溝を有する上側の長いエッジを備えたウォーターワイパーブレードインサートにハンドルを形成する方法であって、
    (a)ハンドルの希望の形状をした容積部を有し、容積部に溝が設けられた型にブレードインサートを配置するステップと、
    (b)容積部に柔軟性のある成形材料を充填するステップと、
    を含む方法。
  10. 容積部に成形材料を充填する前に、補強要素を容積部に設置するさらなるステップを含む、請求項9に記載の方法。
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