JP2004537200A - プログラムの伝送と伝送コンテンツの組み込みと同期化する方法ならびに対応する装置および製品 - Google Patents

プログラムの伝送と伝送コンテンツの組み込みと同期化する方法ならびに対応する装置および製品 Download PDF

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Abstract

本発明は、ユーザ(5)へのプログラムの伝送と、このプログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法に関する。また本発明は、対応する装置および製品にも適用される。この同期化方法によれば、コンテンツで拡張されたプログラムは、伝送装置(14)と、伝送サーバ(13)とに時間的に管理してコマンド命令を送信することにより、またこのサーバによって作成されたコンテンツを、上記の装置によって作成されたプログラムに直ちに組み込むことによって作成される。データ処理に関連しかつこのサーバに理解できない命令がこのサーバにサブミットされ、このサーバにより、これらの命令が直ちにサービスオペレータ(2)にルーティングされる。このサービスオペレータは、これらの命令から得られるコマンドを直ちに実行する。このようにしてプログラムの伝送が、データ処理に関連するオペレーションに同期化される。適用分野は対話式テレビジョンである。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば対話式のテレビジョンに対して、ユーザへのプログラム放送と、このプログラムへの放送コンテンツの組み込みとを同期化することに関する。また本発明は、対応する装置および製品にも関する。
【0002】
対話式テレビジョンにより、視聴者は、視聴している伝送の進行に作用を及ぼすことが可能である。視聴者は対話式サービスと対話することができる。これを行うため、量販の対話端末装置が2重の通信ネットワークに接続される。すなわち、
− 1つ以上のポイントツーポイントサーバが実装された、例えば電話網などのポイントツーポイントタイプの双方向ネットワーク(モデム、ケーブルによる戻り線路など)、および
− 1つ以上の放送サーバが実装された、例えば地上波、ケーブルまたは衛星テレビション放送ネットワークのような単一方向配信ネットワークに接続されるのである。ここで「放送」(broadcasting)という表現は、例えばラジオ放送、ケーブルまたはインターネットのいずれによって行われるかにかかわらず、一連の宛先に同じデータを伝送することを意味すると理解されたい。
【0003】
関連する端末装置は、例えばテレビジョン受信器、DVB(=Digital Video Broadcastingディジタルビデオ放送を表す)デコーダまたはインターネットデコーダからなる。対話式サービスは一般に上記の双方向ネットワークを介して放送により、端末装置にダウンロードされる。このようなサービスか、またはこのようなサービスのウェブアドレス(Universal Resource Locatorを表すURLまたはユニバーサルアドレスとも称される)のいずれかと同期して放送するオーディオビジュアルプログラムは、「拡張プログラム」(と称される。
【0004】
対話式テレビションの公知のテクニックは実践的につぎのようなオペレーションに基づいている。放送センタまたは放送局は、サービスオペレータから発せられた対話サービスをオーディオビジュアルプログラム(単一方向ネットワーク)と同期して放送する手段として使用される。このためにこのサービスに関連するデータは、このプログラムに固有のオーディオビジュアル信号と一緒に伝達される。対話式端末装置がこのようにして得られた拡張プログラムを受信すると、この対話式端末装置は画面に(画像および音声)オーディオビジュアルプログラムを放送し、対話式サービスのデータを解釈する。つぎにこの対話式端末装置は、後者を上記のオーディオビジュアルプログラムと同期して放映し、これは通例、ビデオに重ね合わされたグラフィックまたはテキストによる表示の形態で行われる。
【0005】
テレビジョン視聴者はつぎにこの対話式サービスと対話することができ、これはサービスオペレータのサーバとのコネクションを開始することによって行われる(双方向ネットワーク)。様々な視聴者から発せられた情報は、このような一連のサーバによって要求の形態で蓄積され、ふつう利用のために整理統合される。このような利用は、例えば、伝送の間に処理結果をアナウンスする形態で、またはこの結果に関連する対話式サービスを放送する形態で行われる。
【0006】
以下で、プログラムと共に放送されるサービスの「コンテンツ」という表現は、サービスそれ自体、およびサーバを介してこのサービスにアクセスできるようにするURLまたは参照の両方のことを指す。
【0007】
対話式テレビションの重要な様相の1つは、プログラムと対話式サービスデータとの同期化を配備して管理することに関連する。放送局の設備の2つの要素がふつうこのために使用される。すなわち、
− 時間情報(開示時刻および終了時刻)、オブジェクト情報(制御すべき装置)およびオペレーション情報(実行すべきコマンド)を含むイベント実行リスト(再生リスト)を作成するトラフィックシステムと、
− この実行リストを管理して、放送局の放送設備(ビデオサーバ、ビデオレコーダ、字幕スーパー装置など)を制御してこれに指令するオートメーションシステムとが使用されるのである。
【0008】
上記のトラフィックシステムにより、プログラムの時間的な編成に万一重大な変更がある場合に実行リストを変更することができる。上記のオートメーションシステム側では、直前になって万一小さな変更がある場合に再調整を行うことができ、またより重大な変更が必要な場合には上記のトラフィックシステムにリストを再作成させることができる。
【0009】
対話式サービスとプログラムとの同期化は、上記の制御すべき装置間にオートメーションシステムによって放送サーバ(これは対話式アプリケーションのサーバとして動作する)を組み込むことによって達成される。プログラムの放送と、関連する対話式コンテンツの放送との間の同期が外れてしまう問題はこれによって回避されるのである。殊にオーディオビジュアルプログラムが遅延または先に進んでしまう場合、実行リストが放送局によって更新される。このようにして(放送サーバを含む)使用される装置は、適切な時点にトリガされるのである。
【0010】
しかしながら対話式端末装置から発せられた要求を所定の時点に取り出して処理することは、問題を残したままである。殊に事前には互いに依存していない放送局の要素も、サービスオペレータの要素も共に考慮すべきである。しかしながら放送局からサービスオペレータにトリガ信号を送信することによって全体的な同期化を保証することは、複雑になるという危険を冒しており、さらに進みすぎまたは遅延が万一発生した場合に時間的な再調整が必ずしも考慮されないという危険を冒しているのである。
【0011】
例えば、放送局がゲームの結果をビデオのはめ込み(video inlay)によって示したいとする。ここでこれらの結果は、多数の視聴者から発せられた回答の処理から得られたものである(競技の勝者、参加者数など)。この場合に放送局は、少なくとも、伝送が終了する前の時点に結果が得られるように十分に早く、かつできるだけ多くの参加者数が考慮されるように十分に時間をかけて処理をトリガしなければならない。しかしながら、伝送を遅延してまたは早く放送することは、この同期化について大きな困難をもたらす危険性があるのである。
【0012】
本発明は、プログラムの伝送と、これらプログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法に関し、ここでこの方法はさらに、データ処理に関連するオペレーションの同期化を保証することができる。
【0013】
本発明の方法は、ユーザから発せられたデータの処理に適用され、より一般的には任意のデータの処理に適用される。また効果的かつ信頼性のある同期化が可能になり、経済的に実施可能である。
【0014】
本発明の方法は、対話式のテレビジョンだけでなく、対話式のラジオに対しても適用され、ユーザへの伝送が含まれる対話の別の分野にも応用することができる。
【0015】
本発明はまた、本発明の同期化方法を実施するのに適した装置にも関しており、ここでこの装置は、サービスオペレータの伝送センタの処理モジュール(対応する伝送センタおよび対応するサービスオペレータも)、伝送サーバの処理モジュールもそれぞれ含み、また対応するトラフィックシステム、伝送器に対する対応する伝送リストも、対応するコンピュータプログラム製品も含まれる。
【0016】
したがって本発明の主題は、ユーザへのプログラムの伝送と、これらのプログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法であり、ここでは、
− プログラムを伝送するための少なくとも1つの装置と、少なくとも1つの伝送サーバとに時間的に管理してコマンド命令を送信し、
− このコマンドの直接的な作用の下に上記のプログラムおよびコンテンツを伝送装置および伝送サーバによってそれぞれ作成し、
− ユーザへの伝送の前にこれらのコンテンツをプログラムに直ちに組み込む。
【0017】
本発明によれば、
− サーバに理解不能でありかつ少なくとも1つのサービスオペレータによって処理されるデータ処理についての命令を、伝送サーバにサブミットされるコマンド命令の間で送信し、
− 上記サーバが理解不能なコマンド命令を受信した場合、このサーバにより、直ちにこれらの命令をサービスオペレータの少なくとも1つの伝送センタにルーティングし、
− 伝送センタが受信した上記命令から得られるコマンドの即時実行をこの伝送センタによってトリガする。
【0018】
これにより、プログラムの伝送と、データの処理に関連するオペレーションとを同期化させる。
【0019】
さらに上記のユーザへの伝送は有利には放送である。
【0020】
したがって放送のための制御命令のタイミングが、サービスオペレータによるデータ処理に使用されるのである。これにより、両側で行われるオペレーションの完全な同期化を保証することができる。同一の時間管理の共同使用は、理解不能な命令を、伝送サーバにより、サービスオペレータに自動的に戻すことによって達成される。これにより、サービスオペレータ向けの命令はほとんど即時にルーティングされる。
【0021】
この解決手段は、十分な精確さで全体的に同期化を行うことについて当業者が考え得たものと異なる。すなわち、装置および伝送サーバの両方に命令を送信する一方でサービスオペレータの伝送センタにも送信する、伝送器のレベルに配置された時間管理の中央集中システムとは異なるのである。このような実施形態に比較して、本発明の同期化方法は、実現が容易でありかつ手段が経済的であると同時に、時間的に極めて精確であるという利点を提供することが可能である。
【0022】
有利にはサービスオペレータは伝送サーバに常時接続されており、これよって有益なすべての情報を直ちに通信することができ、また殊に伝送サーバにより、コマンド命令を伝送センタに直ちに伝送することができる。
【0023】
データ処理に関する命令がターゲットにするコマンドは、所要の任意のオペレーションに関係することが可能である。これらは有利には以下を含む。すなわち、
− サービスオペレータによる少なくとも1つのデータ処理のトリガ、
− この少なくとも1つデータ処理の中断、および/または
− 上記のデータ処理の少なくとも1つの結果の取り出しと、この結果の伝送サーバへの伝送とのトリガを含むのである。
【0024】
データ処理に関するすべてのオペレーションをつねに同期化する必要はない。したがって所要の情報が利用可能になるやいなやサービスオペレータのサーバによって処理がトリガされる場合、この処理をトリガするためにコマンド命令を送信する理由はないのである。このようなケースとは、例えば、つぎのようなケースである。すなわちこのケースに対してサッカーの試合の生中継開始時に対話式の宣伝が計画されず、つぎの対戦についてスタジアムの席の埋まり具合が不十分でなければ、席の埋まり具合が放送の前にサービスオペレータに直接通信されるケースである。
【0025】
この逆にサービスオペレータが自動的に処理を終了させて結果を伝送サーバに直ちに伝送する場合、処理の終了を送信して取り出し命令をトリガすることは有益でない。これは例えばつぎのような伝送に対する場合である。この伝送の最後の部分が、専用のサービスによりリアルタイムで行われる、天気情報概要の放送に依存する場合である。この処理のトリガは、伝送サーバを介して適切な時点に指令されるが、結果はこの伝送サーバにすぐ後に自動的に伝送されるのである。
【0026】
処理データの第1形態では、処理データはユーザから発せされる。この場合、これらの処理データは有利にはゲームに対する回答または投票からなる。例えば、あらかじめ分かっているトリガ時点に、放送局は、(オートメーションシステム、伝送サーバおよびサービスオペレータの伝送センタを介して)ゲームに対する回答の処理をこれらのサーバにおいてトリガする。このトリガ時点は、関連する伝送の開始後または終了の前の所定の時刻に設定されている。つぎに伝送の進行に対して同様にあらかじめ定められた結果提示時点に、放送局は、進行中の処理の中断と、得られた結果の取り出し(伝送サーバには理解できない命令による)と、競技の勝者または参加者の人数などの結果の表示(伝送サーバ向けの命令)とを連続して指令する。この表示は、例えば、ビデオ埋め込みまたは放送の対話式サービスを介して行われる。
【0027】
処理データの第2形態では、データはユーザと無関係に得られる。この場合、これらのデータは有利には放送の画像に関連する(例えば、伝送の終了は、伝送中に事柄がどのように進行したかに依存し、放送画像に対するオペレーションを介して行われる)か、または別のサービス(例えば天気サービス)または情報提供者(例えば、スポーツイベントの主催に関連するオペレータ)から発せされた情報に関係する。
【0028】
また本発明は、サービスオペレータの伝送センタの処理モジュールにも関する。このモジュールは以下を含む。すなわち、
− 少なくとも1つの伝送サーバと情報を通信するためのユニット。ここでこのサーバは、殊にユーザに伝送されるプログラムに組み込む伝送コンテンツを準備するためのものであり、また
− サービスオペレータによって処理されるデータの処理に関連するアクションに対するユニットの2つのユニットを含むのである。
【0029】
本発明によれば、上記の処理モジュールはさらに、オペレータに対する少なくとも1つの実行リストにアクセスするように設計した同期化ユニットを含んでおり、ここでこのリストは、サービスオペレータによるデータ処理に関連する命令と、関連する処理コマンドとからなる少なくとも1つの対を含み、上記の同期化ユニットは、伝送サーバから発せられたコマンド命令を通信ユニットによって受信すると、
− コマンド命令と、上記の実行リストの命令とを比較することができ、
− このコマンド命令と、実行リストの命令の1つとが一致する場合、この命令に関連するコマンドのアクションユニットによる即時実行の要求を生成することができる。
【0030】
この処理モジュールは、有利には、本発明の1実施形態の同期化方法を実施することを意図したものである。
【0031】
オペレータに対する処理モジュールによって実行リストを直ちに使用して、伝送サーバから受信したコマンド命令を識別することは極めて有益である。それはこれにより、伝送サーバによって指示されたオペレーションが極めて高速に進行することを保証できるからである。したがって慣用のテクニックに対しては思いもよらないように、タイムテーブルを含まない実行リストが使用される。殊に命令がターゲットにするコマンドは、直ちに実行されることが想定される。
【0032】
有利にはアクションユニットは、少なくとも1人のユーザから発せられたデータの処理に関連するアクションを生成することができ、ここでこのデータは有利には投票および/またはゲームに対する回答である。このようなアクションには、例えばサーバに平均を作成させるかまたは回答を加え合わせることなどが含まれる。
【0033】
またアクションユニットが、少なくとも1つのプログラムから抽出したデータを処理にするのに関連するアクションを生成できると有利である。このようなアクションには、例えば、伝送の継続を決定する目的で専用サーバに指示して、複数の志願者がゲームに移動する速度を比較させることなどがある。
【0034】
本発明はまた、サービスオペレータの伝送センタに関し、ここでこれは、本発明の任意の実施形態にしたがうオペレータに対する処理モジュールを少なくとも1つ含むという特徴を有する。
【0035】
本発明の別の課題はサービスオペレータであり、これは、本発明による少なくとも1つの伝送センタを含むという特徴を有する。
【0036】
本発明は、伝送サーバの処理モジュールにも適用される。このモジュールは、
− サービスオペレータの少なくとも1つの伝送センタと情報を通信するためのユニットと、
− ユーザに伝送するプログラムに組み込まれる伝送コンテンツに関連するアクションに対するユニットとを含んでおり、ここでこのアクションユニットは、コンテンツの準備と、これらのコンテンツの伝送とをトリガすることができ、ここでこれらのコンテンツは、これらコンテンツをプログラムに組み込むためのシステムに伝送される。また上記のアクションユニットは、コマンドシステムから受信した命令に関連するコマンドを直ちに実行するように設計されている。
【0037】
本発明によれば、上記の伝送器に対する処理モジュールは、さらにルーティングユニットを含んでおり、これは、アクションユニットがこの命令を理解できない場合、受信したコマンド命令を伝送センタに直ちにルーティングするためのものである。
【0038】
伝送器に対するこの処理モジュールは有利には本発明の1実施形態に記載の同期化方法を実施するためのものであり、および/または上記の命令を本発明の伝送センタにルーティングするためのものである。
【0039】
さらに本発明は、実行リストを作成することのできるトラフィックシステムに関する。各リストは、タイムテーブルと、制御すべき装置と、コマンド命令とからなる三つ組を含んでいる。ここでこの制御すべき装置は、殊に少なくとも1つの伝送サーバを含む。
【0040】
本発明によれば、上記のトラフィックシステムは、上記のリストに三つ組を組み込むように設計されており、ここのこの三つ組において制御すべき装置は伝送サーバであり、関連する命令は、データ処理命令であり、このサーバには理解不能であり、またこのサーバによって少なくとも1つのサービスオペレータに直ちにルーティングされることが意図されている。
【0041】
このトラフィックシステムは有利には本発明の1実施形態の同期化方法を実現するためのものである。
【0042】
本発明の別の課題は、伝送器に対する実行リストであり、これは、タイムテーブルと、制御すべき装置と、コマンド命令の三つ組を含んでおり、ここでこの制御すべき装置は、殊に少なくとも1つの伝送サーバを含む。
【0043】
本発明によれば、上記の少なくとも1つの三つ組に対して、制御すべき装置は伝送サーバであり、関連する命令は、データ処理命令であり、このサーバには理解不能であり、またこのサーバによって少なくとも1つのサービスオペレータに直ちにルーティングされることが意図されている。
【0044】
伝送器に対する実行リストは有利には本発明のトラフィックシステムによって作成される。
【0045】
本発明はまたはコンピュータプログラム製品に関する。本発明によれば、これは、本発明の任意の1実施形態に記載した、オペレータに対する処理モジュールのユニット、伝送器に対する処理モジュールのユニット、および/またはトラフィックシステムを実施することのできる機能を含んでいる。
【0046】
「コンピュータプログラム製品」という表現は、ディスケットまたはカセットのようなプログラムを含む記憶スペースだけでなく、電気的または光信号などの信号も含むコンピュータプログラム媒体手段のことでもあると理解されたい。
【0047】
当然のことながら、上に定義したすべての装置において、ユニットおよびモジュールは実質的に機能的なエンティティであり、必ずしも構造的なエンティティではない。したがってこれらは、例えば一緒にグルーピングして同一のコンポーネントにしたり、同一のソフトウェア部分にしたり、または逆に種々異なるコンポーネント間に分散することも可能である。
【0048】
添付の図面に基づき、また制限を行うものではない以下の例示的な実施形態および実施例により、本発明をより分かりやすく説明することができる。
【0049】
− 図1は、本発明の同期化方法を実施する有利な伝送および受信アセンブリの基本図であり、このアセンブリは、本発明により、例えば伝送サーバ(放送サーバ)有する放送局と、伝送センタ(放送センタ)を有するサービスオペレータとを含み、
− 図2では、図1の伝送サーバが、機能ブロックにより、また他の要素が接続されてより詳しく示されており、
− 図3では、図1の伝送センタが、機能ブロックにより、また他の要素が接続されてより詳しく示されており、
− 図4は、図1のタイプの複数の放送局に関連して、図1の伝送センタを示している。
【0050】
伝送および受信アセンブリは、放送アセンブリまたは放送局1を含んでおり、これは単一方向のネットワーク3を介して伝送データを対話式テレビションのようなユーザ5に伝送するように設計されている。また放送局1に接続されたサービスオペレータ2が含まれており、これは双方向ネットワーク4を介してユーザ5と通信するように設計されている。例えば、ネットワーク4は公衆交換電話網(PSTN=public switched telephone network)であり、ユーザ5は、電話接続の形態の通信媒介手段6を備えている。
【0051】
放送局1は、利用可能なトラフィックシステム11および利用可能なオートメーションシステム12を有しており、ここで上記のトラフィックシステムは放送局に対して実行リストLDを作成して管理することでき、また上記のオートメーションシステムは、放送局1の種々の装置に作用することによってこれらの実行リストLDを実行するように設計されている。各実行リストLDは、イベントの列を有しており、これは開始時刻および終了時刻、制御すべき装置および実行すべき命令によってプログラムされている。イベント毎におよびプログラムされた時刻にオートメーションシステム12は、それ自体を、指示された装置にアドレッシングし、専用のプロトコルを介して、実行リストLDで指示された命令をこの装置に送信する。
【0052】
放送局1は、例えば、ビデオサーバまたはビデオレコーダのような、プログラムPを供給する放送装置14と、このプログラムPに付加されるサービスのコンテンツ(対話式のサービスそれ自体またはURL)を供給する放送サーバ13とを有し、これらはオートメーションシステム12によって制御される。放送サーバ13は、例えば、コマンドプロトコルが定められて、イーサネットネットワークまたは単純なシリアル接続を介してオートメーションシステムに接続される。オートメーションシステム12によって可能になるのは、例えば、関連するオーディオビジュアルプログラムPの持続時間にわたってコンテンツがループされる放送(いわゆる「メリーゴーラウンド(carousel)」式の放送)をトリガすることである。オートメーションシステムは、サービスの放送の開始または中断および対話式端末装置におけるサービスの表示または消去のトリガなどのオペレーションについて放送サーバ13に指令することができる。
【0053】
トラフィックシステム11およびオートメーションシステム12によって可能になるのは、放送サーバ13の監視および放送装置14の監視を介して、プログラムPと、関連するコンテンツとを同期化することであり、しかもこれらのプログラムPに遅延または進み過ぎがある場合にも同期化することである。殊にオートメーションシステム12(小さな修正に対して)またはトラフィックシステム11(より重大な修正に対して)により、放送オペレーションを時間的に管理するために使用される実行リストLDを更新することができる。そのためこれらは、放送サーバ13およびサービス向けの指令の瞬間を適合させるために呼び出される。
【0054】
VBI(Vertical Blanking Interval垂直帰線消去間隔を表す)タイプのエンコーダ15は、放送装置14からまた放送サーバ13からそれぞれプログラムPおよびこれに組み込むべきサービスのコンテンツとを受け取るように設計されており、また拡張されたプログラムP′(アナログモード)をただちに作成し、これらをユーザ5に通信するように設計されている。変形実施形態(ディジタルモード)では、サービスのコンテンツは、DVB(Digital Video Broadcastingディジタルビデオ放送を表す)タイプの技術によってプログラムPと共に伝達される。
【0055】
サービスオペレータ2は、放送センタ20と、複数のオンラインサーバ21,22および23とからなり、ここでこれらはセンタと接続され、また対話式サービスのホストになる。サーバ21〜23は、双方向ネットワーク4を介してユーザ5に接続される。
【0056】
放送センタ20は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocolを表す)タイプなどのリンク25によって放送サーバ13に常時接続されている。TCP/IP上には付加的なアプリケーションパッケージの層が開発されている。例えばリンク25は、Corba(Common Object Request Broker Architectureを表す)アーキテクチャを有するバスからなる。このリンク25は、例えば、1方向においてサービスオペレータ2にある管理アプリケーションをベースにして、放送サーバ13をプログラムするのに使用され、また別の方向において放送サーバ13の状態、コンテンツの放送の進み具合、任意の出来事などをサービスオペレータ2に伝えるために使用される。
【0057】
さらに放送センタ20は、オペレータに対する利用可能な実行リストLOを有し、ここでこの実行リストLOは、参照命令と、関連するコマンドとからなる対を含むが、これはタイムテーブルを含まないという特徴を有する。実行リストLOは、以下に説明するように、放送サーバ13から発せられたコマンド命令を直ちに実行するのに使用される。
【0058】
ユーザ5は、拡張されたプログラムP′を具現化する利用可能な手段を有しており、ここでは、例えば相応するプログラムPのビデオ(ビデオのデコードおよび表示)にコンテンツが重ね合わされて(受信したデータの解釈)グラフィックまたはテキスト表示の形態で具現化される。これらのコンテンツが放送のURLまたは参照の場合、ユーザ5は、オンラインサーバ21〜23を介してサービスにアクセスすることができ、ここで各URLは、ユーザ5がアドレッシングしなければならないサーバを決定し、またこのサーバにおいて起動すべきサービスを決定する。さらにユーザ5は、上記のコンテンツによりこのユーザが対話へと促されたサービスと通信することができ、これは適切なオンラインサーバ21〜23とのコネクションを開始することによって行われる。
【0059】
放送サーバ13および放送センタ20を以下、データ処理に関して図2および3に基づきさらに詳しく説明する。
【0060】
放送サーバ13(図2)は、例えば処理モジュール30からなり、これは、サービスオペレータ2の放送センタ20と情報を通信するユニット31と、サービスコンテンツに関連するアクションのためのユニット32とを含む。ここでこのユニット32は、オートメーションシステム12によって制御される。この処理モジュールはまた、ルーティングユニット33を含んでおり、これは、アクションユニット32によって理解されない任意の命令C0を方法センタ20に直ちにルーティングするためのものである。したがってこのアクションユニット32は、オートメーションシステム12から受信したコマンド命令の解釈を実行して、その内容にしたがって、つぎのような作用を及ぼすように設計されている。すなわち、
− 同じものを生成する通信ユニット31による放送サーバ13と放送センタ20との間での情報の転送か、
− 指定されたコンテンツのエンコーダ15への転送か、または
− 解釈が失敗した場合にコマンド命令を放送センタ20に直ちに伝送するかのいずれかに作用を及ぼすように設計されているのである。
【0061】
アクションユニット32によって受信され解釈される命令は、放送センタ20との別のタイプの通信に関連しており、これらはプログラムの放送と同期化されない。これには、例えば、放送サーバの状態についてまたは障害についての情報をサービスオペレータ2に送信することが含まれ得る。この場合、アクションユニット32は、通信ユニット31に直接、作用を及ぼす(点線の矢印)。
【0062】
放送センタ20(図3)側は、放送サーバ13と通信するためのユニット41とアクションユニット42とを含む処理モジュール40を含んでおり、これは、殊にデータ処理に関してサーバ21〜23に命令を送信するのに適している。この処理モジュールはまたは同期化ユニット43を含んでおり、これはオペレータに対する実行リストLOにアクセスする。このユニット43は、つぎのことを目的として設計されている。すなわち、
− 通信ユニット41から任意のコマンド命令を受信するため、
− この命令と、実行リストLOの参照命令とを比較するため、
− またこの参照命令の1つに相応する命令C0を扱う場合、放送センタ20か、または適切なサーバ(例えばサーバ21)において、関連するコマンドのアクションユニット42による即時実行に対する要求を生成するために設計されているのである。
【0063】
放送サーバ13から発せられる別のタイプの情報は、プログラムの放送と同期化する必要はなく、通信ユニット41によって直接アクションユニット42に送信される。この際に同期化ユニット43を経由(点線の矢印)することはない。このようなものには、例えば、コンテンツの放送の進行具合または障害に関連する情報が含まれる。
【0064】
実践的には放送センタ20は有利には専用のアプリケーションパッケージを含み、これはリンク25を介して戻るイベントを監視し、また実行リストLOでプログラムされている。
【0065】
オペレーション中、伝送の間の適切な時間にデータ処理に関連するオペレーションを実行するため、以下を行う。すなわち、
− 放送局に対する実行リストLDが、トラフィックシステム11によって準備される。これは、データ処理に関連するオペレーションについての命令C0をこの実行リストに入れ、これらを放送サーバ13に割り当てることによって行われ、
− オートメーションシステム12は、実行リストLDにしたがって作用を及ぼす手段として使用され、ここでこの作用は、放送装置14および放送サーバ13によって実行されるすべてのアクションを同期してトリガすることによって行われる。
【0066】
− 放送サーバ13が、データ処理に関連する命令C0を受信する場合、放送サーバはこれらの命令を理解せず、放送センタ20に直ちに送信する。この際にアクションはトリガされずまたアラームは発せられない。つぎに放送センタ20は、利用可能なオペレータに対する実行リストLOの参照命令との対応関係を作成して、関連するコマンドの実行を要求する。
【0067】
放送センタ20はさらに、複数の放送局51,52および53についてのサービスをコピーするのに適している(図4)。
【0068】
このテクニックは、例えば、対話式サービスを用いて、回答のあるゲームを実施するオーディオビジュアルプログラムに適用される。ユーザ5によって送信された要求は、オンラインサーバ21〜23によって集められ、利用のため、プログラムが終わる前に整理統合される。これは以下のうちの1つの形態をとる。すなわち、
− 処理の結果(参加の程度、回答、勝者など)はオーディオビジュアルプログラムそれ自体において司会者または埋め込みによってアナウンスされる、
− 処理の結果は、伝送中に対話式サービスの形態で放送される。
【0069】
使用される放送局に対する実行リストLDは、この場合、以下の表1に示した形式をとることができ、ここで第1列は開始時刻、第2および第3列は、放送装置14向けおよび放送サーバ13向けの命令をそれぞれ示す。
【0070】
【表1】
Figure 2004537200
【0071】
このテーブルに示された命令は、以下の意味を有する。すなわち、
− Start_Program1およびStop_Program1:プログラム1の放送の開始および終了をそれぞれ表す;
− Start_Broadcast App1およびStopBroadcast App1:対話式アプリケーション1の放送の開始および終了をそれぞれ表す;
− Start_Display App1_Scene1およびStart_Display App1_Scene2:アプリケーション1のシーン1およびシーン2のユーザにおける表示の開始をそれぞれ表す;
− Stop_Display App1_Scene1およびStop_Display App1_Scene2:アプリケーション1のシーン1およびシーン2のユーザにおける表示の終了をそれぞれ表す;
− Start_Response_Processing App1:アプリケーション1に対するデータ処理の開始を表す;この命令は、これを理解することのできない放送サーバ13によって直接実行することはできない。したがって放送サーバがこれを受信した場合、これを直ちにサービスオペレータ2に転送しなければならないと想定されている。
【0072】
オペレータに対する実行リストLO側は、表2に示した形式をとることができ、ここで第1列は放送サーバ13によって直接受信され送信された命令を示しており、第2列はサービスオペレータ2によって実行される相応するコマンドを示している。
【0073】
【表2】
Figure 2004537200
【0074】
この実施例では、同期化ワード"Start_Response_Processing App1"を受信すると、放送センタ20は、例えばイーサネット接続またはモデム回線(リモートサーバ)を介して要求をhttpサーバに送信し、"App1"という名前で識別される対話式サービスのコンテキスト内で集められた回答の整理統合処理を実行するよう、このhttpサーバに求める。これを行うため、サービスオペレータ2および放送局1は事前に合意していなければならない。
【0075】
このプログラムの進行中、はじめに想定されていたプログラムがスポーツイベントによって無効にされ、プログラム"program1"の放送が10分間シフトされる場合、放送局1はその実行リストLDを編集して、タイムテーブルの修正を取り出し、これにより結果的に後続の全イベントを相応にシフトするのである。
【0076】
したがって放送局1は、予想も付かない放送の変転に関係なく安全に保たれるのであり、サービス放送がオーディオビジュアルプログラムと完全に同期しているだけでなく、伝送中に想定される処理も、この伝送の進行に対してなんらのズレを生じることなく、指示された時点に行われるのである。したがって伝送のキーとなる時点において処理を計画することできるため、例えばこれらの処理の結果を、情報ポータルサービス式の対話式サービスの形態で放送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の同期化方法を実施する有利な伝送および受信アセンブリの基本図である。
【図2】図1の伝送サーバを、機能ブロックによってまた他の要素を接続してより詳しく示した図である。
【図3】図1の伝送センタを、機能ブロックによってまた他の要素に接続してより詳しく示した図である。
【図4】図1のタイプの複数の放送局に関連して、図1の伝送センタを示す図である。

Claims (11)

  1. ユーザ(5)へのプログラムの伝送と、当該プログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法であって、
    プログラムを伝送するための少なくとも1つの装置(14)と、少なくとも1つの伝送サーバ(13)とに時間的に管理してコマンド命令を送信し、
    − 該コマンドの直接的な作用の下に前記のプログラムおよびコンテンツを前記の伝送装置(14)および伝送サーバ(13)によってそれぞれ作成し、
    − 前記のユーザ(5)に伝送する前に前記コンテンツを前記プログラムに直ちに組み込む形式の、ユーザへのプログラムの伝送と、当該プログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法において、
    − 前記サーバ(13)に理解不能でありかつ少なくとも1つのサービスオペレータ(2)によって処理されるデータ処理についての命令を、前記伝送サーバ(13)にサブミットするコマンド命令の間で送信し、
    − 前記サーバ(13)が理解不能なコマンド命令を受信した場合、該サーバ(13)により直ちに、当該命令を前記サービスオペレータ(2)の少なくとも1つの伝送センタ(20)にルーティングし、
    − 該伝送センタ(20)が受信した前記命令から得られる前記コマンドの即時実行を前記伝送センタ(20)によってトリガし、
    これにより、前記プログラムの伝送と、前記のデータの処理に関連するオペレーションとを同期化させ、ここで前記のユーザへの伝送は有利には放送であることを特徴とする、
    ユーザへのプログラムの伝送と、当該プログラムへの伝送コンテンツの組み込みとを同期化する方法。
  2. 前記のコマンド命令がターゲットにするコマンドは、
    − 前記のサービスオペレータ(2)による少なくとも1つのデータ処理のトリガ、
    − 当該の少なくとも1つのデータ処理の中断、および/または
    − 前記データ処理の少なくとも1つの結果の取り出しと、当該結果の伝送サーバ(13)への伝送とのトリガを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. サービスオペレータ(2)の伝送センタ(20)の処理モジュール(40)であって、
    該モジュール(40)は、
    − 少なくとも1つの伝送サーバ(13)と情報を通信するためのユニット(41)、および
    − 前記サービスオペレータ(2)によって処理されるデータの処理に関連するアクションに対するユニット(42)を含んでおり、
    前記サーバ(13)は、殊にユーザ(5)に伝送するプログラムに組み込む伝送コンテンツを準備する形式の、サービスオペレータの伝送センタの処理モジュールにおいて、
    該モジュールはさらに、オペレータに対する少なくとも1つの実行リスト(LO)にアクセスするように設計した同期化ユニット(43)を含んでおり、
    該リスト(LO)は、前記サービスオペレータ(2)によるデータ処理に関連する命令と、関連する処理コマンドとからなる少なくとも1つの対を含み、
    前記伝送サーバ(13)から発せられたコマンド命令を前記通信ユニット(41)が受信すると、前記同期化ユニット(43)により、
    − 当該コマンド命令と、前記の実行リスト(LO)の命令とが比較され、
    − 該コマンド命令と、前記実行リスト(LO)の命令1つとが一致する場合、前記命令に関連するコマンドの前記アクションユニット(42)による即時実行の要求が生成され、
    − 前記処理モジュールは、有利には請求項1または2のいずれか1項に記載の同期化方法を実施することを特徴とする、
    サービスオペレータの伝送センタの処理モジュール。
  4. 前記アクションユニット(42)により、有利には投票および/またはゲームの回答である、少なくとも1人の前記ユーザ(5)から発せられたデータの処理に関連するアクションが生成される、
    請求項3に記載のオペレータに対する処理モジュール(40)。
  5. 前記アクションユニット(42)により、前記の少なくとも1つのプログラムから抽出したデータの処理に関連するアクションが生成される、
    請求項3または4に記載のオペレータに対する処理モジュール(40)。
  6. サービスオペレータ(2)の放送センタ(20)において、
    該放送センタ(20)は、請求項3から5までのいずれか1項に記載の、オペレータに対する処理モジュール(40)を少なくとも1つ含むことを特徴とする、
    サービスオペレータ(2)の放送センタ(20)。
  7. サービスオペレータ(2)において、
    該サービスオペレータ(2)は、請求項6に記載の少なくとも1つの伝送センタ(20)を含むことを特徴とする、
    サービスオペレータ(2)。
  8. 伝送サーバ(13)の処理モジュール(30)であって、
    該処理モジュール(30)は、
    − サービスオペレータ(2)の少なくとも1つの伝送センタ(20)と通信するためのユニット(31)と、
    − ユーザ(5)に伝送されるプログラムに組み込む伝送コンテンツに関連するアクションに対するユニット(32)とを含んでおり、
    該アクションユニット(32)により、前記コンテンツの準備と、当該コンテンツの伝送とがトリガされ、ここで該コンテンツは、当該コンテンツを前記プログラムに組み込むシステム(15)に伝送され、
    前記アクションユニットは、コマンドシステム(12)から受信した命令に関連するコマンドを直ちに実行するように設計されている形式の、伝送サーバ(13)の処理モジュール(30)において、
    伝送器に対する該処理モジュール(30)はさらにルーティングユニット(33)を含んでおり、
    該ルーティングユニットは、前記アクションユニット(32)が前記命令を理解できない場合、受信した前記コマンド命令(C0)を前記伝送センタ(20)に直ちにルーティングし、
    伝送器に対する前記処理モジュール(30)は有利には、請求項1または2に記載の同期化方法を実施する、および/または請求項6に記載の伝送センタ(20)に前記命令をルーティングすることを特徴とする、
    伝送サーバ(13)の処理モジュール(30)。
  9. 実行リスト(LD)を作成するトラフィックシステム(11)であって、
    該実行リスト(LD)はそれぞれ、タイムテーブルと、制御すべき装置と、コマンド命令とからなる三つ組を含んでおり、
    前記の制御すべき装置は、例えば少なくとも1つの伝送サーバ(13)を含んでいる形式の、トラフィックシステム(11)において、
    該トラフィックシステム(11)は、前記のリスト(LD)に三つ組みを組み込むように設計されており、
    該三つ組みにて、前記の制御すべき装置は、伝送サーバ(13)であり、
    前記の関連する命令は、データ処理命令であり、前記サーバ(13)に理解不能であり、また該サーバ(13)により、少なくとも1つのサービスオペレータ(2)に直ちにルーティングされ、
    前記トラフィックシステム(11)は有利には請求項1または2に記載された同期化方法を実施することを特徴とするトラフィックシステム(11)。
  10. 伝送器に対する実行リスト(LD)であって、
    該実行リストは、タイムテーブルと、制御すべき装置と、コマンド命令とからなる三つ組を含んでおり、
    前記の制御すべき装置は、例えば少なくとも1つの伝送サーバ(13)を含んでいる形式の、伝送器に対する実行リスト(LD)において、
    前記の三つ組の少なくとも1つに対して、前記の制御すべき装置は前記伝送サーバ(13)であり、
    前記の関連する命令は、データ処理命令であり、前記サーバ(13)に理解不能であり、また該サーバ(13)により、少なくとも1つのサービスオペレータ(2)に直ちにルーティングされ、
    伝送器に対する前記の実行リスト(LD)は有利には請求項9に記載のトラフィックシステム(11)によって作成されることを特徴とする、
    伝送器に対する実行リスト(LD)。
  11. コンピュータプログラムにおいて、
    請求項3から5までのいずれか1項に記載の、オペレータに対する処理モジュール(40)の前記ユニット(41〜43)、
    請求項8に記載の、伝送器に対する処理モジュール(30)の前記ユニット(31〜33)、および/または
    請求項9に記載のトラフィックシステム(11)を実施する機能を含んでいることを特徴とするコンピュータプログラム。
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