JP2004536654A - 呼吸運動監視装置および方法 - Google Patents
呼吸運動監視装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004536654A JP2004536654A JP2003516374A JP2003516374A JP2004536654A JP 2004536654 A JP2004536654 A JP 2004536654A JP 2003516374 A JP2003516374 A JP 2003516374A JP 2003516374 A JP2003516374 A JP 2003516374A JP 2004536654 A JP2004536654 A JP 2004536654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transducer
- subject
- monitoring
- abdominal wall
- curvature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/68—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
- A61B5/6801—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
- A61B5/683—Means for maintaining contact with the body
- A61B5/6831—Straps, bands or harnesses
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/103—Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
- A61B5/11—Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
- A61B5/113—Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb occurring during breathing
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/39—Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
- A61B2090/3937—Visible markers
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Physiology (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
圧電バーまたは圧電ロッドを備えている装置センサー(9)が、頭尾方向の腹部曲率をピックアップすることにより、呼吸運動を監視する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼吸運動を監視する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
種々の医療環境や医療事情によっては、患者の呼吸運動を監視することが必要となることがある。呼吸運動情報は、医療診断はもとより、生理学的監査や監視を行う際にも有用となることがある。例えば、新生児や生後1年未満の赤子は、病気の時には、呼吸監視や呼吸補助を必要とすることが多い。
【0003】
1つの既存の方法では(ライト呼吸監視装置による)、腹部にテープ止めされて曲率の変化に反応する気泡充填カプセルを利用する。この監視装置は、カプセル上に張り伸ばしてカプセルの両側で皮膚に付着させるようにした粘着テープを利用して、テープ止めされる。腹部表面の湾曲の度合いが高まってカプセルが皮膚とテープの間で圧縮されると、監視装置が圧力の上昇を記録する。
【0004】
上述以外の既存の方法は変換器を内包した、または、腹部を包囲し、かつ、横隔膜降下に反応する、変換器を取付けたバンドを利用するにあたり、包囲バンドの張力の変化を記録することにより、或いは、ワイヤのループの誘導性変化、または、皮膚に接しているホール効果構成要素の位置の誘導性変化を記録するという手段を実施する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乳児の呼吸を監視する現行の方法は長期的使用については信頼性が低くなる傾向があるが、その理由として以下のものが挙げられる。
a) 装置が患者の身体から離脱したり移動したりし(衣服の下に装着した場合など)、介護人にこれを知らせる方法が無いため。
b) 設置場所が不正確であった場合は、誤って陽性と判断したり、誤って陰性と判断したりすることがあるため。
c) 呼吸を良好に表示するための定位が困難であるため。
d) 介護人が変換器のセンサーの適切な取付けを確実に行なおうとしている際に、介護人にフィードバックを提示しないため。
e) 腹部または胸部の形状に及ぼされた呼吸と無関係な影響、例えば、腹壁筋を利用する、或いは、腹壁筋の形状に影響する身体のねじりや身もだえ等、どのような運動にでも反応する恐れがあるため。
【0006】
更に、現行の監視方法は、機械的人工呼吸モードで空気が5Hzから15Hzで肺に吸入されたり肺から外へ吸気されたりする高周波数発振人工呼吸(HFOV)の最中に監視装置を使用できるようにするのに十分な高周波数反応性を備えてはいない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、多様な観点で、本明細書後段で言及される、独立項に記載されているような装置、および/または、方法を提供する。本発明の好ましい特徴は従属項に明示されている。
【0008】
本発明は、第1の観点では、第1の方向の変化には反応するが、第1の方向に実質的に直交する第2の方向の曲率の変化には実質的に反応しない変換器を備えている、被検者の呼吸運動を監視する装置を提供する。
【0009】
人間の乳児などの被検者は、成人や成長した子供に比べて、吸気するのに横隔膜2(図1を参照のこと)に頼り、呼吸の胸壁筋や副助筋に依存する度合いが遥かに少ない。つまり、吸気状態の正確な示度は横隔膜2の動きを検査することで得られるということである。吸気の初頭時に横隔膜が降下し始めると、横隔膜は休息時の湾曲形状よりも平たくなって、腹部内容物3を押圧する。この下向きの力により、腹部3の上位部分が頭尾方向(頭からつま先に向かう方向)Dに屈曲させられると同時に、胸骨4の下位端部(胸骨剣状突起7として周知であり、胸骨またはブレストボーンの下位端部に付着したもう一方の小さい方の骨片である)と臍5との間の上位腹部の有効曲率半径を短縮する(図1を参照のこと)。
【0010】
本発明の第1の観点により、横隔膜の運動に起因する頭尾方向の腹部曲率の変化をピックアップすることができるようになるが、呼吸とは無関係な運動や一般的な筋活動に起因する腹部の動きから曲率変化をピックアップしたり差を求めたりすることはしない。よって、本発明は、横隔膜の運動を正確に監視するのに役立つ。
【0011】
本発明の第1観点の好ましい実施形態では、変換器は被検者に固定するための粘着ストリップで支持される。
粘着ストリップで変換器を支持することにより、装置を簡単かつ堅固に設置して固定させることができる。
【0012】
本発明の第1観点の好ましい実施形態では、粘着ストリップは粘着パッチを備えた織布の支持要素である。
織布の要素は、下の皮膚との接触状態を維持するのに十分な撓み性を確保するのに役立つ。変換器はそれ自体が織布要素の短い横断方向繊維の内側に配置されるため、変換器に作用する力の大半は、横隔膜の偏位運動の開始に起因する上位腹部の皮膚の頭尾方向変形の影響を受けることになる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、粘着ストリップは少なくとも2枚の互いに異なる粘着性の粘着パッチを有しており、作動時には、第1の粘着パッチが暫定的な固着作用を供与して2点の固着位置の間で装置が動けるようにし(そうするのが望ましい場合は)、また、第2のパッチはもっと強力な固着作用を供与し、そのために装置は2点の固着位置の間で移動できなくなる。
【0014】
異なる粘着性の粘着パッチを供与することで、比較的低い粘着性の第1の粘着パッチを暫定的固着具として使用して、装置を初期的に設置したり、正確な位置決めが行われたことが確認されるまで装置を設置し直したりすることができるようにしている。次に、粘着性が高い方の第2の粘着パッチを使用して、装置が正確に位置決めされてからの半恒久的な固着に備えている。このような構成のおかげで、装置が正確に位置決めされるまでの調節を容易に行うことのできるようにする固着と、正確な位置決めを済ませてから患者が監視されている間に装置が簡単には取外せないようにする固着という、明らかに互いに拮抗する2つの要求を適えることができる。
【0015】
好ましい実施形態では、装置は変換器に連結された表示装置を備えており、表示装置は変換器に接して搭載されるか、或いは、変換器の直ぐ近位に搭載される。
変換器に接して表示装置を設けるか、或いは、変換器の直ぐ近位に表示装置を設けることで、装置の設置や監視を行っているのが誰であれ、変換器出力を容易に監視することができるようにし、そのため、横隔膜が降下している間に可能な限り早急に横隔膜信号を認識するために、センサーの位置や付随する回路の感度の調節をする必要を容易に監視することができるようにするのを確実にするのに役立つ。表示装置とセンサーが同じ部位に在る場合は、使用者は上位腹部の物理的運動をセンサー回路からの表示内容と直ちに比較することで、呼吸の正しい段階で吸気が始まった時点における呼吸の開始に対応する信号を回路が生成するのを観察によって確実にすることができる。これは、長期に亘って介護人のいないまま呼吸を記録する必要があるのに、その間に、変換器が移動したり外れたりして、変換器が横隔膜の降下に伴う最大曲率変化点上に位置しなくなってしまう恐れがあるような場合には、特に重要となる。
【0016】
変換器上、または、変換器の付近に表示装置を設置したがために、使用に際して、患者の関連部分に接して、または、関連部分の付近に表示装置が置かれるようになることも、状況の変化を容易に認識したり、患者の取り違えが無いようにしたり、また、患者の解剖学的部位の取り違えが無いようにすることを確実にするのに役立つ。患者に直接装着した装置の関連する解剖学的位置の変化は、遠隔装置で見る変化よりも気付き易いし、対処し易い。
【0017】
本発明の第2の観点では呼吸運動を監視する装置を提供するが、該装置は、被検者の腹壁および/または胸壁の運動を監視するセンサーと、装置を被検者の腹壁および/または胸壁に固着する固定手段とを備えており、装置は、被検者の腹部の特定の特徴造作部に関して整合させるための位置マーキングを備えて、装置を固着する前に、腹壁および/または胸壁に装置を位置決めまたは設置するようにしている。
位置テンプレートを設けることで、装置の簡便かつ正確な定位を行うことができる。
【0018】
本発明の第3の観点では、被検者の腹部の頭尾方向の運動を監視することを含む、被検者の呼吸運動を監視する方法を提供する。
【0019】
この方法により、本発明の第1の観点に関連して先に論じたように、呼吸の開始を正確に判定することができる。本発明は、横隔膜の運動に深く依存している乳児の吸気の開始を判定するのに特に有用となるが、というのも、この方法は、呼吸と無関係な運動や一般的な筋活動の影響を受けずに、横隔膜の運動を高感度で監視することができるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
具体例として、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照しながら以下に説明してゆく。
本発明の実施形態は乳児または赤子の呼吸運動を監視するのに特に好適である。よって、好ましい実施形態は人間の乳児に関連付けて記載されているが、本件装置は成人や動物の呼吸運動を監視するために使用されてもかまわない。
【0021】
人間の乳児1は吸気するために横隔膜2に頼りはするが、成人や年長の子供に比べて、胸壁筋や副助筋に依存することは遥かに少ない。つまり、吸気状態の正確な示度は横隔膜2の動きを検査することで容易に得られるということである。吸気の一番最初で横隔膜が降下し始めると、横隔膜は休息時の湾曲形状よりも平たくなって、腹部内容物3を押圧する。この下向きの力により、腹部3の上位部分が頭尾方向(頭からつま先に向かう方向)Dに屈曲させられると同時に、胸骨4の下位端部(胸骨剣状突起7として周知であり、胸骨または胸部骨の下位端部に付着したもう一方の小さい方の骨片である)と臍5との間の上位腹部の有効曲率半径を短縮する(図1を参照のこと)。
【0022】
従って、横隔膜の降下の開始の瞬間、すなわち、自発的に吸気しようとする作用のまさに最初の時点を検出するにあたり、上位腹部の増大する曲率に反応する方法によって行うことができる。
【0023】
図1は乳児の胸郭および腹部の側面図であり、「D」と印された矢印の方向に運動している横隔膜2の初期降下を誘因として上位腹部3の曲率の変化が始まるのを例示している。乳児が吸気を開始した後の横隔膜2の位置が破線で例示されており、これに対応する上位腹部表面6の位置が実線で例示されている。横隔膜の筋繊維が短くなって上位腹部の皮膚6が外方向に付勢されると、胸骨の下端の剣状突起7が脊柱8に向けて(「X」と印された矢印の方向に)引っ張られるため、検査中の表皮(すなわち、「a」と印された新たなセンサー領域と、「A」と印された方向を示す矢印とによって示された検査領域)の曲率を上昇させる。
【0024】
図1に例示された上位腹部の曲率の上昇は、呼吸とは無関係な一般的な筋肉活動の影響を受けることもある。腹壁斜筋は腹壁を横方向に走り、活発な吐息に関与していることが多い。これら筋肉の収縮は頭尾方向では無い方向の曲率を変化させる傾向にある。よって、特に吸気活動をピックアップするためには、どのような変換器であれ、注意深く定位され、横隔膜の活動が原因となる腹壁曲率の特殊な変化に選択的に反応する傾向を有することを確実にすることが必要となる。
【0025】
図2は圧電バーまたは圧電ロッドを備えたセンサー9を例示している。この圧電素子(図3および図4を参照のこと)は織布ストリップ10の上に支持されている。
織布ストリップ10はこれを横断する繊維を含んでおり、これら繊維はストリップの横方向平面の硬度を増しながら、頭尾方向平面またはこれ以外の特殊平面の変形自在性を維持している。
【0026】
センサーの構造(図4を参照のこと)は積層構造である。このセンサー装置は以下のような層から構成されている。
a)透明テンプレート層11:この層は透明なポリマー材(例えば、ポリプロピレン)で、生体適合性を備えているものから作成される。
b)暫定的固着パッド層12:粘着材が低粘着性のヒドロゲルである。
c)一体型表示用発光ダイオード(LED)13を備えた織布層10:例えば、織物ポリエステルから作成される。
d)圧電素子14および絶縁材を備えたケーブルまたはワイヤ。
e)圧電素子14のための可撓性の封入用絶縁層16(例えば、シリコンゴム)。
f)半恒久的に皮膚に固着させるために強い粘着性を有するヒドロゲルストリップ17。
g)粘着ストリップのための裏材フィルム18(例えば、ポリエチレンなど)。
【0027】
上面はポリプロピレンなどの透明な生体適合性材料によって形成されており、その上には位置マーキング19が施されている。
テンプレート上のマーキング19(図2を参照のこと)は胸骨(触診で見つかる)の下端と臍(へそ)との相対位置を表しているが、胸骨と臍は、新生児の誕生時の体重に緊密に対応する身長に関連して変動する距離だけ互いから離れている。5kgの体重では(新生児室でも最も大柄な乳児ならこのぐらいの見当である)、「胸骨」20と印されたテンプレート上の実線と「ヘソ」21と印されたテンプレート上の実線との間の距離は約10cmである。従って、この体重の赤子については、テンプレート11と、これに付随して、下層に圧電検知素子14を備えているセンサー9とは、両端に、胸骨4の下端と臍5の上端との上層の位置に2本のバー20とバー21が付与されて、両方のバーの中間部の固定を達成するようにしている。生誕時の体重が500gしかない赤子では、ヘソと胸骨の間の距離は通例は2cmしかなく、これはテンプレート11上の最深部の一番細いバー22、23に対応している。生誕時の体重が5000gの赤子では、この距離は10cmであった。従って、500gと5000gの間の体重の赤子については皆、胸骨4の下端と臍5の上位境界とに最も近接した皮膚の領域を被っている両端から対応する2本のバー19(1cmの間隔)を選択することにより、テンプレート11を適用することができる。このような測定値は、集中治療を受けている10人の新生児から採ったものである。誕生日からもっと日数を経た赤子については、同様の測定値に基づいてもっと長いテンプレートが構築されてもよい。
【0028】
患者が呼吸して横隔膜2が運動するにつれて、圧電素子14からの出力は変動する。図5および図6が例示している構成は、圧電変換器14を表示LED13などのデバイスに搭載した表示装置と出力端とに接続するためのものであり、出力端は経時的な出力変化を追跡することで、経時的な呼吸運動の変化を追跡するスクリーンに接続することができる。
【0029】
図5(所要の回路の完全なアナログ式の実施例)では、適当な呼吸速度の波形(すなわち、0.1秒から0.5秒の立上がり時間を要する正弦パルスに似ている波形)を通過させるように設計されたフィルター24を利用して、5Hzを越える周波数と1Hzより低い周波数を全部排除することで圧電変換器出力がフィルター処理され、また、全身運動を誘因として起動するように設計された第2の並列フィルター25を利用して、1Hz付近の高周波数を遮断することでも圧電変換器出力がフィルター処理される。この後者のフィルター25(出力側にRMS検出器またはピークレベル検出器(ダイオードおよびコンデンサ)を用いるのが理想的であるが)を利用して呼吸パルスをゲート制御し、全身運動(自発的吸気の同定を信頼できないものにしてしまう)を検出した場合に、ゲート制御が抑止され、検出信号が利用できなくなる。
【0030】
図6は混合式のアナログ/デジタル回路の概略を例示しているが、この回路は、マイクロ制御装置26に埋込まれたソフトウエアを利用して上記機能を実施するととともに、変動する体重などに呼応して自発的吸気の検出に関連するパラメータを変動させるユーザーインターフェイスの展開を可能にする。
【0031】
図7はサンプル出力の表示であり、ここでは、上方掃引線(トレース)27は、認定基準に適って承認を得た臨床調査記録期間にわたる、生後81日の懐胎期間29週の乳児の上位腹部に装着したプロトタイプの圧電変換器から得た出力を表わしている。下方掃引線(トレース)28は、圧電変換器の直ぐ脇で皮膚にテープで装着した腹圧カプセルから得た出力を表している。いずれの信号も低域フィルター処理された(6Hzで)結果、同じ特徴を示している。いずれの掃引線についても、横隔膜降下の開始29は迅速な上方変位として示されている(すなわち、両方の掃引線に垂直線29を重ねることで印されている)。深刻な肺疾患に罹っているこの乳児については呼吸信号が複雑であり、また、呼吸とは無関係な活発な吐息成分が存在していることが看破される。これにも関わらず、本発明の新規な変換器は真の吸気作用の開始を明瞭に示すことができた(例えば、掃引線(トレース)に印された垂直線付近の急峻な上昇行程)。しかし、腹部カプセルは、周波数応答がより低域で、かつ、横隔膜降下により誘発された訳ではない曲率の変化に反応する傾向を有しているため、解釈が一層困難となる。
【0032】
図8は、同じ乳児において非観血性人工呼吸器の作用を誘発するために、本件の新規な変換器が使用されているのを例示している。上方掃引線30(単位cmH2Oの気道圧、青線)は、乳児の鼻に載置された非観血性人工呼吸装置から採集されたものである。この呼吸装置は部分的には乱流流体素子工学に従って作動するが、これにより、明らかにノイズを多く含んだ信号に対処している。呼吸装置が誘発されると、気道圧が約6cmH2Oから8cmH2Oまで上昇し、肺の膨張を支援する。新規な変換器からの、これに対応する出力が下方掃引線31に見られるが(非較正電圧)、自発吸気の開始をコンピュータアルゴリズムが検出した起点が、「AC」と印された垂直線32として図示されている。ここで呼吸装置が誘発され、横隔膜降下が始まって100ミリ秒以内に追加気体を鼻に供与している。
【0033】
図9は、本発明の新規な変換器が実験室内で作動した際に、市販の発振人工呼吸器が2リットルの空気充填嚢に装着されて、15Hzの割合でおよそ0.1%の体積変化をもたらすことを図った(すなわち、高周波数発振人工呼吸に匹敵する機能の発揮を図った)のを示している。また、1分あたり40回の割合で圧力のパルスが嚢システムに搬送され、従って、低圧のグラフ平坦部(呼気終末正圧‐PEEPと印されている)と高圧上昇部(上昇‐INFと印されている)とを生じた。これは、新生児に与えられる呼吸補助の形態の中でも最も複雑な形態を表している。上方掃引線33は、圧電変換器からの出力を表している。下方掃引線34は、圧電変換器の直ぐ脇で2リットル嚢の表面にテープ装着した腹圧カプセルからの出力を表している。いずれの信号も50Hzまで低域フィルター処理された。圧力のグラフ平坦部のどの段階の期間であれ高周波数発振を忠実に追跡する本発明の新規な変換器の能力に注目すべきである。
【0034】
本発明の新規な変換器の高周波数応答により、HFOVの最中に上位腹壁または胸壁の振動を測定することができるようになる。HFOVの最中に、一周期ごとの機械振動に伴って空気がライニングにもうそれ以上は入らなくなった場合(すなわち、気道が部分的または完全に遮断された場合は)、振動が低下し、アラームが活動状態となって介護人に警告を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】呼吸中の上位腹部の曲率の変化を例示した、乳児の胸郭および腹部の側面図である。
【図2】本発明を具体化したセンサーの複数の観点を例示した概略図である。
【図3】本発明を具体化したセンサーの別な観点を例示した概略図である。
【図4】本発明を具体化したセンサーの要素を例示した展開図である。
【図5】図2ないし図4のセンサーと併用するための回路の概略図である。
【図6】図2ないし図4のセンサーと併用するための代替の回路の概略図である。
【図7】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【図8】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【図9】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【符号の説明】
【0036】
9 センサー
10 織布ストリップ
11 透明テンプレート層
12 パッド層
13 表示用発光ダイオード
14 圧電素子
16 絶縁層
17 ヒドロゲルストリップ
18 裏材フィルム
19 位置マーキング
24 フィルター
25 フィルター
26 マイクロ制御装置
【0001】
本発明は、呼吸運動を監視する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
種々の医療環境や医療事情によっては、患者の呼吸運動を監視することが必要となることがある。呼吸運動情報は、医療診断はもとより、生理学的監査や監視を行う際にも有用となることがある。例えば、新生児や生後1年未満の赤子は、病気の時には、呼吸監視や呼吸補助を必要とすることが多い。
【0003】
1つの既存の方法では(ライト呼吸監視装置による)、腹部にテープ止めされて曲率の変化に反応する気泡充填カプセルを利用する。この監視装置は、カプセル上に張り伸ばしてカプセルの両側で皮膚に付着させるようにした粘着テープを利用して、テープ止めされる。腹部表面の湾曲の度合いが高まってカプセルが皮膚とテープの間で圧縮されると、監視装置が圧力の上昇を記録する。
【0004】
上述以外の既存の方法は変換器を内包した、または、腹部を包囲し、かつ、横隔膜降下に反応する、変換器を取付けたバンドを利用するにあたり、包囲バンドの張力の変化を記録することにより、或いは、ワイヤのループの誘導性変化、または、皮膚に接しているホール効果構成要素の位置の誘導性変化を記録するという手段を実施する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乳児の呼吸を監視する現行の方法は長期的使用については信頼性が低くなる傾向があるが、その理由として以下のものが挙げられる。
a) 装置が患者の身体から離脱したり移動したりし(衣服の下に装着した場合など)、介護人にこれを知らせる方法が無いため。
b) 設置場所が不正確であった場合は、誤って陽性と判断したり、誤って陰性と判断したりすることがあるため。
c) 呼吸を良好に表示するための定位が困難であるため。
d) 介護人が変換器のセンサーの適切な取付けを確実に行なおうとしている際に、介護人にフィードバックを提示しないため。
e) 腹部または胸部の形状に及ぼされた呼吸と無関係な影響、例えば、腹壁筋を利用する、或いは、腹壁筋の形状に影響する身体のねじりや身もだえ等、どのような運動にでも反応する恐れがあるため。
【0006】
更に、現行の監視方法は、機械的人工呼吸モードで空気が5Hzから15Hzで肺に吸入されたり肺から外へ吸気されたりする高周波数発振人工呼吸(HFOV)の最中に監視装置を使用できるようにするのに十分な高周波数反応性を備えてはいない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、多様な観点で、本明細書後段で言及される、独立項に記載されているような装置、および/または、方法を提供する。本発明の好ましい特徴は従属項に明示されている。
【0008】
本発明は、第1の観点では、第1の方向の変化には反応するが、第1の方向に実質的に直交する第2の方向の曲率の変化には実質的に反応しない変換器を備えている、被検者の呼吸運動を監視する装置を提供する。
【0009】
人間の乳児などの被検者は、成人や成長した子供に比べて、吸気するのに横隔膜2(図1を参照のこと)に頼り、呼吸の胸壁筋や副助筋に依存する度合いが遥かに少ない。つまり、吸気状態の正確な示度は横隔膜2の動きを検査することで得られるということである。吸気の初頭時に横隔膜が降下し始めると、横隔膜は休息時の湾曲形状よりも平たくなって、腹部内容物3を押圧する。この下向きの力により、腹部3の上位部分が頭尾方向(頭からつま先に向かう方向)Dに屈曲させられると同時に、胸骨4の下位端部(胸骨剣状突起7として周知であり、胸骨またはブレストボーンの下位端部に付着したもう一方の小さい方の骨片である)と臍5との間の上位腹部の有効曲率半径を短縮する(図1を参照のこと)。
【0010】
本発明の第1の観点により、横隔膜の運動に起因する頭尾方向の腹部曲率の変化をピックアップすることができるようになるが、呼吸とは無関係な運動や一般的な筋活動に起因する腹部の動きから曲率変化をピックアップしたり差を求めたりすることはしない。よって、本発明は、横隔膜の運動を正確に監視するのに役立つ。
【0011】
本発明の第1観点の好ましい実施形態では、変換器は被検者に固定するための粘着ストリップで支持される。
粘着ストリップで変換器を支持することにより、装置を簡単かつ堅固に設置して固定させることができる。
【0012】
本発明の第1観点の好ましい実施形態では、粘着ストリップは粘着パッチを備えた織布の支持要素である。
織布の要素は、下の皮膚との接触状態を維持するのに十分な撓み性を確保するのに役立つ。変換器はそれ自体が織布要素の短い横断方向繊維の内側に配置されるため、変換器に作用する力の大半は、横隔膜の偏位運動の開始に起因する上位腹部の皮膚の頭尾方向変形の影響を受けることになる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、粘着ストリップは少なくとも2枚の互いに異なる粘着性の粘着パッチを有しており、作動時には、第1の粘着パッチが暫定的な固着作用を供与して2点の固着位置の間で装置が動けるようにし(そうするのが望ましい場合は)、また、第2のパッチはもっと強力な固着作用を供与し、そのために装置は2点の固着位置の間で移動できなくなる。
【0014】
異なる粘着性の粘着パッチを供与することで、比較的低い粘着性の第1の粘着パッチを暫定的固着具として使用して、装置を初期的に設置したり、正確な位置決めが行われたことが確認されるまで装置を設置し直したりすることができるようにしている。次に、粘着性が高い方の第2の粘着パッチを使用して、装置が正確に位置決めされてからの半恒久的な固着に備えている。このような構成のおかげで、装置が正確に位置決めされるまでの調節を容易に行うことのできるようにする固着と、正確な位置決めを済ませてから患者が監視されている間に装置が簡単には取外せないようにする固着という、明らかに互いに拮抗する2つの要求を適えることができる。
【0015】
好ましい実施形態では、装置は変換器に連結された表示装置を備えており、表示装置は変換器に接して搭載されるか、或いは、変換器の直ぐ近位に搭載される。
変換器に接して表示装置を設けるか、或いは、変換器の直ぐ近位に表示装置を設けることで、装置の設置や監視を行っているのが誰であれ、変換器出力を容易に監視することができるようにし、そのため、横隔膜が降下している間に可能な限り早急に横隔膜信号を認識するために、センサーの位置や付随する回路の感度の調節をする必要を容易に監視することができるようにするのを確実にするのに役立つ。表示装置とセンサーが同じ部位に在る場合は、使用者は上位腹部の物理的運動をセンサー回路からの表示内容と直ちに比較することで、呼吸の正しい段階で吸気が始まった時点における呼吸の開始に対応する信号を回路が生成するのを観察によって確実にすることができる。これは、長期に亘って介護人のいないまま呼吸を記録する必要があるのに、その間に、変換器が移動したり外れたりして、変換器が横隔膜の降下に伴う最大曲率変化点上に位置しなくなってしまう恐れがあるような場合には、特に重要となる。
【0016】
変換器上、または、変換器の付近に表示装置を設置したがために、使用に際して、患者の関連部分に接して、または、関連部分の付近に表示装置が置かれるようになることも、状況の変化を容易に認識したり、患者の取り違えが無いようにしたり、また、患者の解剖学的部位の取り違えが無いようにすることを確実にするのに役立つ。患者に直接装着した装置の関連する解剖学的位置の変化は、遠隔装置で見る変化よりも気付き易いし、対処し易い。
【0017】
本発明の第2の観点では呼吸運動を監視する装置を提供するが、該装置は、被検者の腹壁および/または胸壁の運動を監視するセンサーと、装置を被検者の腹壁および/または胸壁に固着する固定手段とを備えており、装置は、被検者の腹部の特定の特徴造作部に関して整合させるための位置マーキングを備えて、装置を固着する前に、腹壁および/または胸壁に装置を位置決めまたは設置するようにしている。
位置テンプレートを設けることで、装置の簡便かつ正確な定位を行うことができる。
【0018】
本発明の第3の観点では、被検者の腹部の頭尾方向の運動を監視することを含む、被検者の呼吸運動を監視する方法を提供する。
【0019】
この方法により、本発明の第1の観点に関連して先に論じたように、呼吸の開始を正確に判定することができる。本発明は、横隔膜の運動に深く依存している乳児の吸気の開始を判定するのに特に有用となるが、というのも、この方法は、呼吸と無関係な運動や一般的な筋活動の影響を受けずに、横隔膜の運動を高感度で監視することができるからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
具体例として、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照しながら以下に説明してゆく。
本発明の実施形態は乳児または赤子の呼吸運動を監視するのに特に好適である。よって、好ましい実施形態は人間の乳児に関連付けて記載されているが、本件装置は成人や動物の呼吸運動を監視するために使用されてもかまわない。
【0021】
人間の乳児1は吸気するために横隔膜2に頼りはするが、成人や年長の子供に比べて、胸壁筋や副助筋に依存することは遥かに少ない。つまり、吸気状態の正確な示度は横隔膜2の動きを検査することで容易に得られるということである。吸気の一番最初で横隔膜が降下し始めると、横隔膜は休息時の湾曲形状よりも平たくなって、腹部内容物3を押圧する。この下向きの力により、腹部3の上位部分が頭尾方向(頭からつま先に向かう方向)Dに屈曲させられると同時に、胸骨4の下位端部(胸骨剣状突起7として周知であり、胸骨または胸部骨の下位端部に付着したもう一方の小さい方の骨片である)と臍5との間の上位腹部の有効曲率半径を短縮する(図1を参照のこと)。
【0022】
従って、横隔膜の降下の開始の瞬間、すなわち、自発的に吸気しようとする作用のまさに最初の時点を検出するにあたり、上位腹部の増大する曲率に反応する方法によって行うことができる。
【0023】
図1は乳児の胸郭および腹部の側面図であり、「D」と印された矢印の方向に運動している横隔膜2の初期降下を誘因として上位腹部3の曲率の変化が始まるのを例示している。乳児が吸気を開始した後の横隔膜2の位置が破線で例示されており、これに対応する上位腹部表面6の位置が実線で例示されている。横隔膜の筋繊維が短くなって上位腹部の皮膚6が外方向に付勢されると、胸骨の下端の剣状突起7が脊柱8に向けて(「X」と印された矢印の方向に)引っ張られるため、検査中の表皮(すなわち、「a」と印された新たなセンサー領域と、「A」と印された方向を示す矢印とによって示された検査領域)の曲率を上昇させる。
【0024】
図1に例示された上位腹部の曲率の上昇は、呼吸とは無関係な一般的な筋肉活動の影響を受けることもある。腹壁斜筋は腹壁を横方向に走り、活発な吐息に関与していることが多い。これら筋肉の収縮は頭尾方向では無い方向の曲率を変化させる傾向にある。よって、特に吸気活動をピックアップするためには、どのような変換器であれ、注意深く定位され、横隔膜の活動が原因となる腹壁曲率の特殊な変化に選択的に反応する傾向を有することを確実にすることが必要となる。
【0025】
図2は圧電バーまたは圧電ロッドを備えたセンサー9を例示している。この圧電素子(図3および図4を参照のこと)は織布ストリップ10の上に支持されている。
織布ストリップ10はこれを横断する繊維を含んでおり、これら繊維はストリップの横方向平面の硬度を増しながら、頭尾方向平面またはこれ以外の特殊平面の変形自在性を維持している。
【0026】
センサーの構造(図4を参照のこと)は積層構造である。このセンサー装置は以下のような層から構成されている。
a)透明テンプレート層11:この層は透明なポリマー材(例えば、ポリプロピレン)で、生体適合性を備えているものから作成される。
b)暫定的固着パッド層12:粘着材が低粘着性のヒドロゲルである。
c)一体型表示用発光ダイオード(LED)13を備えた織布層10:例えば、織物ポリエステルから作成される。
d)圧電素子14および絶縁材を備えたケーブルまたはワイヤ。
e)圧電素子14のための可撓性の封入用絶縁層16(例えば、シリコンゴム)。
f)半恒久的に皮膚に固着させるために強い粘着性を有するヒドロゲルストリップ17。
g)粘着ストリップのための裏材フィルム18(例えば、ポリエチレンなど)。
【0027】
上面はポリプロピレンなどの透明な生体適合性材料によって形成されており、その上には位置マーキング19が施されている。
テンプレート上のマーキング19(図2を参照のこと)は胸骨(触診で見つかる)の下端と臍(へそ)との相対位置を表しているが、胸骨と臍は、新生児の誕生時の体重に緊密に対応する身長に関連して変動する距離だけ互いから離れている。5kgの体重では(新生児室でも最も大柄な乳児ならこのぐらいの見当である)、「胸骨」20と印されたテンプレート上の実線と「ヘソ」21と印されたテンプレート上の実線との間の距離は約10cmである。従って、この体重の赤子については、テンプレート11と、これに付随して、下層に圧電検知素子14を備えているセンサー9とは、両端に、胸骨4の下端と臍5の上端との上層の位置に2本のバー20とバー21が付与されて、両方のバーの中間部の固定を達成するようにしている。生誕時の体重が500gしかない赤子では、ヘソと胸骨の間の距離は通例は2cmしかなく、これはテンプレート11上の最深部の一番細いバー22、23に対応している。生誕時の体重が5000gの赤子では、この距離は10cmであった。従って、500gと5000gの間の体重の赤子については皆、胸骨4の下端と臍5の上位境界とに最も近接した皮膚の領域を被っている両端から対応する2本のバー19(1cmの間隔)を選択することにより、テンプレート11を適用することができる。このような測定値は、集中治療を受けている10人の新生児から採ったものである。誕生日からもっと日数を経た赤子については、同様の測定値に基づいてもっと長いテンプレートが構築されてもよい。
【0028】
患者が呼吸して横隔膜2が運動するにつれて、圧電素子14からの出力は変動する。図5および図6が例示している構成は、圧電変換器14を表示LED13などのデバイスに搭載した表示装置と出力端とに接続するためのものであり、出力端は経時的な出力変化を追跡することで、経時的な呼吸運動の変化を追跡するスクリーンに接続することができる。
【0029】
図5(所要の回路の完全なアナログ式の実施例)では、適当な呼吸速度の波形(すなわち、0.1秒から0.5秒の立上がり時間を要する正弦パルスに似ている波形)を通過させるように設計されたフィルター24を利用して、5Hzを越える周波数と1Hzより低い周波数を全部排除することで圧電変換器出力がフィルター処理され、また、全身運動を誘因として起動するように設計された第2の並列フィルター25を利用して、1Hz付近の高周波数を遮断することでも圧電変換器出力がフィルター処理される。この後者のフィルター25(出力側にRMS検出器またはピークレベル検出器(ダイオードおよびコンデンサ)を用いるのが理想的であるが)を利用して呼吸パルスをゲート制御し、全身運動(自発的吸気の同定を信頼できないものにしてしまう)を検出した場合に、ゲート制御が抑止され、検出信号が利用できなくなる。
【0030】
図6は混合式のアナログ/デジタル回路の概略を例示しているが、この回路は、マイクロ制御装置26に埋込まれたソフトウエアを利用して上記機能を実施するととともに、変動する体重などに呼応して自発的吸気の検出に関連するパラメータを変動させるユーザーインターフェイスの展開を可能にする。
【0031】
図7はサンプル出力の表示であり、ここでは、上方掃引線(トレース)27は、認定基準に適って承認を得た臨床調査記録期間にわたる、生後81日の懐胎期間29週の乳児の上位腹部に装着したプロトタイプの圧電変換器から得た出力を表わしている。下方掃引線(トレース)28は、圧電変換器の直ぐ脇で皮膚にテープで装着した腹圧カプセルから得た出力を表している。いずれの信号も低域フィルター処理された(6Hzで)結果、同じ特徴を示している。いずれの掃引線についても、横隔膜降下の開始29は迅速な上方変位として示されている(すなわち、両方の掃引線に垂直線29を重ねることで印されている)。深刻な肺疾患に罹っているこの乳児については呼吸信号が複雑であり、また、呼吸とは無関係な活発な吐息成分が存在していることが看破される。これにも関わらず、本発明の新規な変換器は真の吸気作用の開始を明瞭に示すことができた(例えば、掃引線(トレース)に印された垂直線付近の急峻な上昇行程)。しかし、腹部カプセルは、周波数応答がより低域で、かつ、横隔膜降下により誘発された訳ではない曲率の変化に反応する傾向を有しているため、解釈が一層困難となる。
【0032】
図8は、同じ乳児において非観血性人工呼吸器の作用を誘発するために、本件の新規な変換器が使用されているのを例示している。上方掃引線30(単位cmH2Oの気道圧、青線)は、乳児の鼻に載置された非観血性人工呼吸装置から採集されたものである。この呼吸装置は部分的には乱流流体素子工学に従って作動するが、これにより、明らかにノイズを多く含んだ信号に対処している。呼吸装置が誘発されると、気道圧が約6cmH2Oから8cmH2Oまで上昇し、肺の膨張を支援する。新規な変換器からの、これに対応する出力が下方掃引線31に見られるが(非較正電圧)、自発吸気の開始をコンピュータアルゴリズムが検出した起点が、「AC」と印された垂直線32として図示されている。ここで呼吸装置が誘発され、横隔膜降下が始まって100ミリ秒以内に追加気体を鼻に供与している。
【0033】
図9は、本発明の新規な変換器が実験室内で作動した際に、市販の発振人工呼吸器が2リットルの空気充填嚢に装着されて、15Hzの割合でおよそ0.1%の体積変化をもたらすことを図った(すなわち、高周波数発振人工呼吸に匹敵する機能の発揮を図った)のを示している。また、1分あたり40回の割合で圧力のパルスが嚢システムに搬送され、従って、低圧のグラフ平坦部(呼気終末正圧‐PEEPと印されている)と高圧上昇部(上昇‐INFと印されている)とを生じた。これは、新生児に与えられる呼吸補助の形態の中でも最も複雑な形態を表している。上方掃引線33は、圧電変換器からの出力を表している。下方掃引線34は、圧電変換器の直ぐ脇で2リットル嚢の表面にテープ装着した腹圧カプセルからの出力を表している。いずれの信号も50Hzまで低域フィルター処理された。圧力のグラフ平坦部のどの段階の期間であれ高周波数発振を忠実に追跡する本発明の新規な変換器の能力に注目すべきである。
【0034】
本発明の新規な変換器の高周波数応答により、HFOVの最中に上位腹壁または胸壁の振動を測定することができるようになる。HFOVの最中に、一周期ごとの機械振動に伴って空気がライニングにもうそれ以上は入らなくなった場合(すなわち、気道が部分的または完全に遮断された場合は)、振動が低下し、アラームが活動状態となって介護人に警告を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】呼吸中の上位腹部の曲率の変化を例示した、乳児の胸郭および腹部の側面図である。
【図2】本発明を具体化したセンサーの複数の観点を例示した概略図である。
【図3】本発明を具体化したセンサーの別な観点を例示した概略図である。
【図4】本発明を具体化したセンサーの要素を例示した展開図である。
【図5】図2ないし図4のセンサーと併用するための回路の概略図である。
【図6】図2ないし図4のセンサーと併用するための代替の回路の概略図である。
【図7】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【図8】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【図9】本発明を備えている装置からのサンプル出力を例示した図である。
【符号の説明】
【0036】
9 センサー
10 織布ストリップ
11 透明テンプレート層
12 パッド層
13 表示用発光ダイオード
14 圧電素子
16 絶縁層
17 ヒドロゲルストリップ
18 裏材フィルム
19 位置マーキング
24 フィルター
25 フィルター
26 マイクロ制御装置
Claims (25)
- 被検者の呼吸運動を監視する装置であって、第1の方向の曲率変化には反応するが、第1の方向に実質的に直交する第2の方向の曲率変化には実質的に反応しない変換器を備えていることを特徴とする装置。
- 前記変換器は、被検者の腹壁および/または胸壁に設置されると、被検者の腹壁および/または胸壁の曲率変化に反応する能力があることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 前記変換器は頭尾方向の曲率変化に反応する能力があることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
- 前記変換器は粘着ストリップ上に支持されて、被検者に固着することを図ったことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の装置。
- 前記粘着ストリップは、粘着パッチを備えた織布支持要素を備えていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
- 前記変換器は付与された圧力の変化に反応することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の装置。
- 前記変換器はロッド状の圧電素子であることを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の装置。
- 前記ロッド状の圧電素子は、その長手方向軸線が前記織布の繊維に実質的に平行であることを特徴とする、請求項5および請求項7に記載の装置。
- 前記圧電素子の長手方向軸線を横断する織布に複数繊維または複数要素を包含させ、織布の表面に本質的に直交しているとともに圧電素子の長手方向軸線に平行な平面で織布が容易に変形できるようにし、織布の表面に本質的に直交しているとともに圧電素子の長手方向軸線にも直交している平面では織布がそれほど容易には変形できないようにしたことを特徴とする、請求項8に記載の装置。
- 前記粘着ストリップは互いに異なる粘着性の少なくとも2枚の粘着パッチを備えており、作動時には、第1の粘着パッチが暫定的固着を供与して、所望されれば、2つの固着位置間で装置が移動できるようにするとともに、第2の粘着パッチがより一層強力な固着を供与して、2つの固着位置間で装置が移動できないようにすることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の装置。
- 前記変換器に連結された表示装置を更に備えており、表示装置が変換器内部に搭載されるか、変換器に接して搭載されるか、または、変換器の直ぐ近位の領域に搭載されるかのいずれかであることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の装置。
- 前記表示装置は1個または複数個の発光ダイオード(LED)および/または1個のスクリーンであることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
- 被検者の腹壁および/または胸壁の運動を監視するセンサーと、被検者の腹壁および/または胸壁に装置を固着させる固定手段とを備えた呼吸運動監視装置であって、該装置が被検者の腹壁および/または胸壁の特定の特徴造作部に関して整合させるための位置マーキングを備えており、装置を腹壁および/または胸壁に固着させるより先に、装置を腹壁および/または胸壁に位置決めまたは定位させるようにしたことを特徴とする、呼吸運動監視装置。
- 前記位置マーキングは被検者の腹部の解剖学的特長に関して整合させるためのものであることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
- 前記位置マーキングは胸骨および/または臍に関して整合させるためのものであることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
- 多数組の位置マーキングを備えており、各組が所定の寸法または所定の重量の被検者に対応していることを特徴とする、請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項13から請求項16のいずれか1項、および、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の運動監視装置を含む装置であって、前記装置は、人工呼吸器が開いた気道、部分的に閉鎖した気道、または、完全に閉鎖した気道のいずれかを介在させた場合に、気道の開存性が変動した際の胸壁または腹壁に伝達される振動の振幅の変化を監視することにより、高周波数発振人工呼吸の効果を監視することを目的としていることを特徴とする装置。
- 被検者の呼吸運動を監視する方法であって、被検者の腹部の頭尾方向の運動を監視することを含むことを特徴とする方法。
- 第1の方向の曲率変化に反応する装置を設ける段階と、
被検者の腹壁および/または胸壁に装置を設置し、装置の第1の方向が被検者の頭尾方向と実質的に整合した状態になるようにする段階と、
装置の出力変化を監視する段階と、
を含むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。 - 前記装置の所定の部分を被検者の腹部の特徴造作部と整合させる段階を含むことを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記特徴造作部は解剖学的特徴造作部であることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記装置に1個または複数個の位置マーキングを供与し、被検者の腹壁および/または胸壁の1つまたは複数の特定の特徴造作部に関して変換器装置を整合させる段階を含むことを特徴とする、請求項20または請求項21に記載の方法。
- 実質的に、添付の図面を参照して説明される装置。
- 実質的に、添付の図面を参照して説明される方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB0118524A GB2378249B (en) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | Device for monitoring respiratory movements |
PCT/GB2002/003478 WO2003011136A2 (en) | 2001-07-30 | 2002-07-29 | Device and method for monitoring respiratory movements |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004536654A true JP2004536654A (ja) | 2004-12-09 |
JP2004536654A5 JP2004536654A5 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=9919444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003516374A Abandoned JP2004536654A (ja) | 2001-07-30 | 2002-07-29 | 呼吸運動監視装置および方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040147851A1 (ja) |
EP (1) | EP1416850A2 (ja) |
JP (1) | JP2004536654A (ja) |
CA (1) | CA2460350A1 (ja) |
GB (1) | GB2378249B (ja) |
WO (1) | WO2003011136A2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131362A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Univ Kansai | 笑い測定方法及び笑い測定装置 |
WO2009104290A1 (ja) * | 2008-02-19 | 2009-08-27 | 株式会社デジタルアクト | 笑い測定方法及び装置 |
CN107049489A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-08-18 | 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 | 一种手术导航方法及系统 |
US11647921B2 (en) | 2016-11-15 | 2023-05-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Breathing sensing device |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040199072A1 (en) * | 2003-04-01 | 2004-10-07 | Stacy Sprouse | Integrated electromagnetic navigation and patient positioning device |
US8108025B2 (en) * | 2007-04-24 | 2012-01-31 | Medtronic, Inc. | Flexible array for use in navigated surgery |
WO2008130361A1 (en) * | 2007-04-24 | 2008-10-30 | Medtronic, Inc. | Flexible array for use in navigated surgery |
US9289270B2 (en) | 2007-04-24 | 2016-03-22 | Medtronic, Inc. | Method and apparatus for performing a navigated procedure |
US20090012509A1 (en) * | 2007-04-24 | 2009-01-08 | Medtronic, Inc. | Navigated Soft Tissue Penetrating Laser System |
US8734466B2 (en) * | 2007-04-25 | 2014-05-27 | Medtronic, Inc. | Method and apparatus for controlled insertion and withdrawal of electrodes |
US8311611B2 (en) * | 2007-04-24 | 2012-11-13 | Medtronic, Inc. | Method for performing multiple registrations in a navigated procedure |
US8301226B2 (en) * | 2007-04-24 | 2012-10-30 | Medtronic, Inc. | Method and apparatus for performing a navigated procedure |
EP2230992A2 (en) * | 2008-01-01 | 2010-09-29 | Avi Bar Hayim | A system and a method for monitoring |
US20120277614A1 (en) * | 2009-08-19 | 2012-11-01 | Benjamin Horowitz | High-Frequency Oscillatory Ventilation Monitoring Method and System |
JP6798684B2 (ja) * | 2016-09-09 | 2020-12-09 | 合同会社アーク | 体動検知センサ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0205931B1 (de) * | 1985-05-23 | 1990-11-22 | Heinrich Prof. Dr. Ing. Reents | Vorrichtung zur Messung der Lebensfunktion eines Menschen, insbesondere eines Säuglings |
GB2181555A (en) * | 1985-09-28 | 1987-04-23 | Richard Elwell Clay | Respiration indicator |
GB8827275D0 (en) * | 1988-11-22 | 1988-12-29 | N H Eastwood & Son Ltd | Respiration sensor & monitor |
US4960118A (en) * | 1989-05-01 | 1990-10-02 | Pennock Bernard E | Method and apparatus for measuring respiratory flow |
US5159935A (en) * | 1990-03-08 | 1992-11-03 | Nims, Inc. | Non-invasive estimation of individual lung function |
US5353793A (en) * | 1991-11-25 | 1994-10-11 | Oishi-Kogyo Company | Sensor apparatus |
US5454376A (en) * | 1993-08-16 | 1995-10-03 | Stephens; David L. | Breathing monitor articles of wearing apparel |
US6019732A (en) * | 1997-04-11 | 2000-02-01 | Volgyesi; George A. | Device and method for measuring tidal volume |
WO2002019897A2 (en) * | 2000-09-08 | 2002-03-14 | Wireless Medical, Inc. | Cardiopulmonary monitoring |
AU2001287856A1 (en) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Nexan Limited | Disposable vital signs monitoring sensor band with removable alignment sheet |
-
2001
- 2001-07-30 GB GB0118524A patent/GB2378249B/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-07-29 JP JP2003516374A patent/JP2004536654A/ja not_active Abandoned
- 2002-07-29 US US10/485,135 patent/US20040147851A1/en not_active Abandoned
- 2002-07-29 EP EP02755108A patent/EP1416850A2/en not_active Withdrawn
- 2002-07-29 CA CA002460350A patent/CA2460350A1/en not_active Abandoned
- 2002-07-29 WO PCT/GB2002/003478 patent/WO2003011136A2/en not_active Application Discontinuation
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131362A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Univ Kansai | 笑い測定方法及び笑い測定装置 |
WO2009104290A1 (ja) * | 2008-02-19 | 2009-08-27 | 株式会社デジタルアクト | 笑い測定方法及び装置 |
JP2009195346A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Yoji Kimura | 笑い測定方法及び装置 |
US11647921B2 (en) | 2016-11-15 | 2023-05-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Breathing sensing device |
CN107049489A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-08-18 | 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 | 一种手术导航方法及系统 |
CN107049489B (zh) * | 2017-03-29 | 2019-09-27 | 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 | 一种手术导航方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040147851A1 (en) | 2004-07-29 |
WO2003011136A3 (en) | 2003-05-01 |
GB2378249B (en) | 2005-08-31 |
EP1416850A2 (en) | 2004-05-12 |
CA2460350A1 (en) | 2003-02-13 |
WO2003011136A2 (en) | 2003-02-13 |
GB0118524D0 (en) | 2001-09-19 |
GB2378249A (en) | 2003-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9028407B1 (en) | Methods and apparatus for monitoring patient conditions | |
JP2004536654A (ja) | 呼吸運動監視装置および方法 | |
EP2164388B1 (en) | Passive monitoring sensor system for use with mattress | |
CN110035691B (zh) | 用于测量睡眠呼吸暂停的方法和设备 | |
JP5084923B2 (ja) | 生理学的徴候を着装携行式にモニタするモニタ装置、システムおよび記録媒体 | |
US6454718B1 (en) | Intra aural integrated vital signs monitor | |
BR112020015992A2 (pt) | Máquina de ventilação e método de ventilação de um paciente | |
EP2806792B1 (en) | Belt for electro impedance measurement and method using such belt | |
US20130046204A1 (en) | Modulated physiological sensor | |
CN110650680B (zh) | 用于监测血液和呼吸流量的设备 | |
JP2007296266A (ja) | 生体センサ装置 | |
GB2116725A (en) | Respiration monitor | |
JP2017536896A (ja) | 集積ベルトセンサを含む装置におけるマルチパラメータアルゴリズムによる呼吸速度モニタリング | |
WO2008120154A2 (en) | A precordial device with measurement device | |
CN103181765A (zh) | 用于检测在睡眠期间的呼吸暂停/呼吸不足状态的设备 | |
US11857309B2 (en) | Respiration monitoring device and methods for use | |
EP2946728A1 (en) | Electrode array with perforated backing | |
JP2010213773A (ja) | 呼吸指示装置 | |
US20200260998A1 (en) | Monitoring system | |
KR100662103B1 (ko) | 수면 무호흡 진단 및 수면 무호흡 유형별 치료 방법 및 장치 | |
JP2018126436A (ja) | ベッドモニタリングシステム | |
CN218572206U (zh) | 一种误吸动态监测系统及设备、可穿戴式设备 | |
Pandi-Perumal | Polysomnography I: procedure and technology | |
US20210228098A1 (en) | Pulse wave conduction parameter measurement system and method | |
CN106255450A (zh) | 用于从胸骨骨骼确定生理参数的设备和系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050728 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070802 |