JP2004536357A - クライアント装置に広告を配布するためのeメールソフトウェアおよびその方法とシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアント装置に広告を配布するためのeメールソフトウェアおよびその方法とシステム
【解決手段】通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアが、1つ以上の広告ダウンロードセッションの間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能とを例示的に具備する。
【解決手段】通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアが、1つ以上の広告ダウンロードセッションの間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能とを例示的に具備する。
Description
【0001】
(著作権に関する注意)
本特許文書の開示の一部には、著作権保護の対象になっている資料を含む。著作権所有者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に表れる、特許文書または特許開示のいずれかによるファクシミリ複写に異議はない。しかしその他の場合は無断転載を禁ずる。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に電子メール(「eメール」)ソフトウェアおよびシステムの分野に関する。具体的には、本発明は、広告主支援eメールソフトウェアをインストールしたクライアントコンピュータに広告を配信する広告主支援eメールソフトウェアに関する。
【0003】
【従来の技術】
本特許出願書は仮特許出願第60/169,622号(1999.12.8付け出願)を基にする。この仮特許出願はその全文を本明細書の一部をなすものとしてここに引用する。
【0004】
電子メール(「eメール」)は、最近では広く普及した通信形態になっている。一般に、eメールは以下のように動作する。eメールソフトウェアを、通信ネットワークを介して多数の他のクライアント装置と通信できるように装備され、構成されたクライアントコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ(PC))にインストールする。通信ネットワークへのアクセスは、通信ネットワークサービスプロバイダ(例えばインターネットサービスプロバイダ(ISP)および/または民間のネットワークサービスプロバイダ)により提供される。それらの通信ネットワークサービスプロバイダにより、ユーザは1つまたは複数のeメールアカウントを確立する。そのアカウントの各々は特定のeメールアドレス(例えば[president@whitehouse.gov])で識別される。eメールソフトウェア(例えばeメールクライアント)により、クライアント装置のユーザはeメールメッセージを作成し、それを通信ネットワークを介して他のクライアント装置に送り、また通信ネットワークを介して他のクライアント装置から受け取ったeメールメッセージを読むことができる。ユーザはeメールメッセージを複数の受取人に同時に送ることができ、この機能は時々メーリングリストまたは、極端な場合はバルクメーリングを使用するのに参照される。一般的なeメールクライアントはPOP3(Post Office Protocol Version 3)、SMTP(Mail Transfer Protocol)、IMAP4(Internet Mail Access Protocol Version 4)、および/またはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)をサポートしている。
【0005】
各ISPおよび各民間ネットワークの各々のeメールサービスプロバイダは、独立して、eメール通信システム(または簡単に「eメールシステム」)を運営管理している。これらの独立して運営されているeメールシステムは双方向の蓄積交換通信システムであり、インターネットを介して交互接続されている。各eメールシステムは一般に複数のeメールサーバを備え、受信送信eメールメッセージを格納し、転送し、ルーティングし、または単にユーザ/宛先受取者に利用できるようにする。異なるeメールシステムが別々の管理組織で運営管理されている。インターネットの出現により、ユーザは、受信eメールサーバ(またはサーバクラスタ)と送信eメールサーバ(またはクラスタ)の両方を備えた単一システム(すなわち単一組織の管理下の受信送信eメールサーバの両方)に制限されない。AOLおよびJUNOなどの民間のeメールシステム以外の大部分のeメールクライアントは、第1の組織で管理される受信eメールサーバ(クラスタ)および第2の組織で管理される送信eメールサーバ(クラスタ)からeメールを受信するように(つまり別々の組織)構成できる。もっとも普通のeメールユーザは単一組織で運営される各サーバからダウンロードおよびアップロードする。
【0006】
一般に、ユーザがeメールメッセージを送信するか、または受信したメッセージを読む場合(操作は規定した手順に従って自動的に発生する)、eメールソフトウェアを起動する。起動の際、eメールソフトウェアは以下の機能を実行する。
*規定した通信メカニズム(例えばダイアルアップモデム、ISDNコネクション、DSLまたはADSLコネクション)を呼出し、規定した通信リンクを介して、ホストISPまたはeメールサービスプロバイダとのコネクションまたは通信セッションを確立する。
*送ることを望むすべてのeメールメッセージを、ISPまたはeメールサービスプロバイダで運営されているeメールサーバシステムに、電気的に送信または転送する(例えばSMTPサーバを介して)。
*ホストISPまたはeメールサービスプロバイダによりクライアント装置に送られたすべての受信eメールメッセージを受信する(例えばPOP3またはIMAP4サーバを介して)。
*受信したすべてのeメールメッセージを、クライアント装置内の規定したメモリ位置に格納する(例えばeメールクライアントまたはユーザ選択位置設定により確立されたデフォルト位置のどちらかで)。
【0007】
典型的なeメールソフトウェアは、登録商標EUDORA PRORおよびEUDORA LIGHTR(以後、一般に「Eudora」と呼ぶ)の下に、現在の譲渡者QUALCOMM INCORPORATEDにより販売されている、市場で入手できるeメールソフトウェアである。一般にEUDORA PRO eメールソフトウェアはユーザに「フル機能セット」を提供し、EOUDORA LIGHTは「フル機能セット」のサブセットである「縮小機能セット」を提供する。EUDORA PRO eメールソフトウェア(前バージョンは本文で「EP4」としている)はユーザ料金(またはユーザ代理人負担)が必要であり、「ペイウェア」とみなすことができる。一方、EUDORA LIGHT eメールソフトウェアは無料で登録ユーザに提供され、「Freeware(フリーウェア)」と考えることができる。Eudoraのすべてのバージョンをインストールしたクライアント装置の各々は、「Eudoraクライアント」と考えることができる。実際、非常に多くのEudoraクライアントが存在する。
【0008】
現在の譲渡者QUALCOMM INCORPORATEDは、最近一般向けEUDORA eメールソフトウェアの新バージョン、Eudora Adware(以後単に「Adware」と呼ぶ)をリリースした。この新バージョンAdwareは、前に引用したEudoraのペイウェアとフリーウェアバージョンを含む新しいEudoraソフトウェア製品に含まれている(すなわち一体化部分である)。有利な点は、Eudora Pro(登録商標)のAdwareバージョンは、規定した基準または条件に従う自動モードと、指定したユーザ操作(例えば登録、支払い、選択等)に従う手動モードのどちらでも起動または切り換えできることである。このEudora Adwareの新バージョンとマルチモードEudora eメールソフトウェア製品は同一機能を含んでおり、現在の譲渡者側の要望により、Eudoraのペイウェアバージョンで提供されている「フル機能セット」が無料でユーザに提供されるようになった、これはクライアントに対する広告主による広告支払い体の配分することによってなされ、それによりユーザから広告主への支出/収入の源泉を効果的に移動する。したがって、この新Eudoraソフトウェア製品は「広告主支援」または「広告主助成」または単に「スポンサー付き」ソフトウェアと考えることができる。
【0009】
大部分のインターネットサービスプロバイダ(ISP)およびeメールサービスプロバイダは均一な月額料金をユーザに課している、一方プロバイダによっては使用量(例えば規定時間を超えるオンライン時間に対する追加料金)を基にした料金を課すものもある。しかし、基本のeメールサービスを持つことは希望するが、インターネットアクセスを必要としないかまたは支払いを望まない多数のユーザが存在する。少数の会社がこのマーケット分野の要求に応えて、受信するeメールメッセージと共に広告を受け取ることに同意するユーザ/加入者に無料eメールサービスを提供している。
【0010】
関連資料によれば、このような無料eメールサービスを提案し、提供した最初の会社はは、FreeMark Communications(a.k.a.「ProductView Interactive」)であった。無料eメールサービスを提供するFreMarkのシステムと方法は、PCT公開特許出願国際出願番号WO 96/24213号に開示されており、発明者Mark GoldschmittとRobert A.Youngの米国出願番号第08/382,118号に基づく、1995.2.1の優先日付を有する。このPCT公開特許出願は本明細書に特に引用している。手短に言えば、この無料eメールシステムは広告主が補助金を出資し、加入者に送信するeメールメッセージにその添加物(例えば、GIF(graphical interchange format)画像ファイル添加物)として広告を添えていた。広告は加入者コンピュータに格納され、その受け取ったeメールメッセージはその加入者がオフラインで読む間表示された。そのプロモーション資料のいくつかで、FreeMarkは添付広告を「切手」と呼んだ。FreeMarkの資料では、加入者が受信した各メッセージは切手を貼った封筒として表され、その切手が広告であった。
【0011】
その後、Juno Online Service,L.P.(以後、単に「JUNO」)社が無料eメールサービスを導入した。JUNO社の無料eメールサービスを提供するシステムと方法は、米国特許第5,809,242号(Marsh外に1998.12.8付けで交付された)に開示されており、その内容は本明細書に引用している。民間のJUNO社のeメールサービスを使用して、民間のJUNO社のeメールサーバシステムに接続してeメールメッセージを送受信するときは多くの広告が加入者にダウンロードされ、加入者コンピュータのローカルに格納されたその広告は、加入者がオフラインでeメールメッセージを作成または読むとき(すなわち加入者コンピューに前もってインストールしたJUNO社のeメールソフトウェアを起動するとき)に表示される。ローカルに格納された広告は、加入者コンピュータの表示スケジューラの管理の下に表示され、それに対して広告を動的に循環または変化できる。この結果、加入者に提供される広告の連続変化表示がなされる。民間のJUNO社のeメールシステムのその他の各種の態様と特徴は、米国特許第5,838,790号(McAuliff外に1998.11.17付けで交付された)、および米国特許第5,848,397号(Marsh外に1998.12.8付けで交付された)に開示されており、これら両方の特許も特に本明細書に引用している。
【0012】
FreeMarkおよびJUNOの両方の民間の無料eメールシステムを使用して、広告とeメールメッセージの両方は単一のeメールシステム(例えばJUNOは単一の固有のサーバ上に両方を格納するが、そのサーバはユーザが最初にサービスにサインアップするときに、そのユーザに割り当て(設定される)られる)に格納され、eメールシステムの全部分を制御している共通制御エンティティの指示により加入者に配送される。これは無料eメールサービスを提供するには望ましいシステムアーキテクチャであるが、eメールのシステムに独立の広告主支援eメールソフトウェア(すなわち特定の民間eメールサービスプロバイダに拘束されず、公共標準(例えばPOP3、SMTP、IMAP4等)をサポートする)の配信を目的とするシステムに適するシステムアーキテクチャではない。さらに、無料eメールシステムアーキテクチャは、複数のeメールアカウント(例えば業務用および個人用eメールアカウント)を所有する多くの人には適さない。前述のように、本発明はEudoraクライアントに広告を配信するシステムと方法を提供し、ユードラ(Eudora)のeメールソフトウェアのフル機能バージョンを広く無料でエンドユーザに配信する広告収入を発生することを意図したものであった。さらに本発明は、共通的かつeメールシステムから独立のeメールソフトウェア(すなわちすべての特定の民間eメールサービスまたはサービスプロバイダにも拘束されない)を提供することを意図したものであった。
【0013】
したがって、本発明では新規のマルチモードのEudora eメールソフトウェア製品を開発してきた。このソフトウェアにはPayware(ペイウェア)、Freeware(フリーウェア)およびAdware(アドウェア)を含み、さらにこの新しいソフトウェア製品を装備したクライアントに広告を配信する新規のシステムと方法を考案した。以下に明らかになるように、この新規のシステムの目的とアーキテクチャは、民間のFreeMarkおよびJUNOのeメールシステムと根本的に異なる。これに関しては、マルチモードのEudora eメールソフトウェア製品、およびこの新しいソフトウェア製品を装備したクライアントに広告を配信する新規のシステムと方法は多数の異なる発明を包含しており、それらは以下の開示とそこで引用する説明から明瞭になる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述の説明から、前述の欠点を克服した、補助されるeメールクライアントのための当技術分野での必要性が現在も存在する。本発明は現在利用できる技術の欠点と不足箇所を克服し、当技術分野での必要性を満たすことを目的とするものであった。
【0015】
その態様の1つとして、本発明は自動広告ダウンロード機能を組み込んだeメールソフトウェアを含み、フル機能のeメールソフトウェア製品を補助する目的で(例えばeメールソフトウェア製品の「フリーウェア」バージョンをユーザに提供すること)、自動的に広告をダウンロードしてeメールソフトウェアを起動したときに表示する、この場合のeメールソフトウェアはeメールシステムに独立である。好ましくはeメールソフトウェアは、共通的なスタンドアロン製品(すなわち実質的にすべてのeメールサービスプロバイダまたはeメールシステムに接続して機能する)であり、オープンな標準規格に準拠するサービスを備える。本発明はまた、eメールソフトウェアをインストールした多数のクライアント装置に広告を自動配信するシステムと方法を含む。
【0016】
1つの態様によれば、本発明は、それぞれのeメールオペレータにより運営されている複数のeメールサーバの少なくとも1つにeメールメッセージを送受信するeメールクライアントを備え、そこでのeメールクライアントは、1つまたは複数eメールシステムを運営する管理組織と異なる管理組織で運営されている広告サーバから少なくとも1つの広告を受信する。
【0017】
別の態様によれば、本発明は、それぞれのeメールオペレータで運営されている複数のeメールサーバの少なくとも1つからeメールメッセージを受信し、また送信するeメールクライアントを実行するeメールクライアントソフトウェアを格納する記録メディアを備えており、ここでのeメールクライアントは、eメールサーバとは独立して運営している広告サーバから広告を自動的に受信する。
【0018】
さらに別の態様によれば、本発明はeメールクライアントを操作する方法を含んでおり、広告サーバオペレータにより提供され、複数の独立して運営されているeメールサーバと互換性があり、オープンなeメール標準規格に準拠する方法を含む。好ましくは、その方法はeメールサーバの選択した1つから少なくとも1つのeメールを定期的に送受信するステップ、広告サーバオペレータから定期的に広告を受信し、さらに広告サーバオペレータにより提供される指示に応答して受信した広告を表示する。
【0019】
さらに別の態様では、本発明はeメールシステムを備えており、そのシステムには、複数ユーザ宛ての受信eメールメッセージを格納する受信eメールサーバと、ユーザで発生した送信eメールメッセージを送信ルーティングする送信サーバと、eメールサーバを独立して運営している広告サーバと、さらにそれぞれのユーザで操作される複数のeメールクライアントを含む。好ましくは、eメールクライアントの各々が受信eメールサーバに格納されたそれぞれのeメールメッセージをチェックし、eメールクライアントに格納されたすべての送信eメールメッセージを送信eメールサーバに送信し、さらにeメールクライアントがオンラインの時に、利用する広告を広告サーバからダウンロードする。
【0020】
1つの態様では、本発明は通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアを提供し、このソフトウェアは、1つ以上の広告ダウンロードセッションの間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能とを例示的に具備する。
【0021】
他の態様では、本発明は通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアを提供する。好ましくはこのソフトウェアは、1つ以上の広告ダウンロードセッション間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能と、クライアント装置のユーザがeメールメッセージを作成することができるようにするeメール作成機能と、ユーザが通信ネットワークを通してeメールメッセージを他のクライアント装置に送信できるようにするeメール送信機能と、ユーザが通信ネットワークを通して他のクライアント装置からeメールメッセージを受信できるようにするeメール受信機能とを例示的に具備する。
【0022】
前述の発明概念の多くのその他の機能、態様、使用、用途、利点、修正、変更および代替実施形態が、以下の技術説明から明らかになるであろう。この技術説明はすべての目的に対する本出願の不可欠部分を構成する。さらに、上記に説明しなかった追加的発明概念をこの技術説明で開示し、本出願にこのような発明概念を包含させることを意図するものである。
【0023】
さらに、本発明の前述および以下の説明中に使用する特定の項目は次のように定義する。
【表1】
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明のこれらの及びいろいろな他の機能および態様は、同じあるいは同様な番号が全体に使用される添付図面とともに行われた上記の説明を参照して容易に理解される。
【0025】
次に、具体的な実施形態および典型的なアプリケーションは、他の本発明の有利な教示を開示するために添付図面を参照して説明される。
【0026】
本発明は、特定の用途のための具体的な実施形態に関してここに説明されているが、本発明はこれに限定されないことを理解すべきである。当業者およびここに行われた教示へのアクセスは、本発明が著しい有用性のものであるその範囲内および付加的分野内の他の修正、用途および実施形態を認識する。
【0027】
次に、特定の図面を参照すると、図1は、本発明の代表的な実施形態による機能を実行するのに適している典型的なシステム構成10を示している。代表的な実施形態は、多数のユーザがeメールメッセージを作成し、送信し、受信し、読み出すeメールに関して一般に記載されているけれども、本発明はそれに限定されない。例えば、本発明は、同様に無線ネットワークを介して株価を受信する専用ソフトウェアを組み込むパーソナルデジタルアシスタント(PDA)に適用可能である。したがって、本発明の原理は単にeメールシステムに限定されるものとみなされるべきでない。本発明の原理は、プロバイダ、例えば、プログラムプロバイダがソフトウェア機能の中心部セットのためのいろいろな金の支払いオプションを使用してそのソフトウェアをユーザに利用可能にさせたいオンラインサービスに用いられる。
【0028】
図1に示されるように、システム10は、複数のクライアントコンピュータ100a、100b、...、100nを含み、ここで、nは任意の正の整数である。好ましくは、通常100と示されているクライアントコンピュータの各々は、本発明によりクライアントプログラムを実行するワークステーションあるいはパーソナルコンピュータのいずれかであってもよい。典型的な場合、クライアントコンピュータ100a、100b、...、100nは、有利なことには、ネットワーク200、例えば、インターネットを介して下記により詳細に述べられる複数のサーバ301〜304に接続できる。それとは別に、ネットワーク200は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、あるいは無線ネットワーク、あるいはそのいくつかの組み合わせの中の1つであってもよい。図1が非限定の典型的なシステムを示し、クライアントの数は任意の数のサーバに接続されてもよいが分かる。
【0029】
図2は、図1に示されたクライアントコンピュータ100a、100b、...、100nの典型的なクライアントコンピュータのハードウェア構成をさらに詳細に示している。代表的な実施形態では、クライアントコンピュータ100aは、コンピュータプログラム(本発明の1つの典型的な実施形態によるクライアントプログラムを含む)を実行し、クライアントコンピュータ100aの動作を管理し、制御する中央処理装置209を含む。フロッピーディスク駆動装置のような記憶装置205は、中央処理装置209に結合され、データおよびコンピュータプログラムをフロッピーディスクのような交換可能記憶媒体へおよびこの交換可能記憶媒体から読み出し、書き込む。中央処理装置209に結合された記憶装置206は、コンピュータプログラムおよびデータを記憶する機構も備えている。記憶装置206は、好ましくは高記憶容量を有するハードディスクである。RAMのようなダイナミックメモリ装置207は中央処理装置209にも結合される。記憶装置205および206ならびにダイナミックメモリ装置は、用語が以前に定義されたメモリの非限定例であることに注目する。クライアントコンピュータ100aは、例えば、キーボード203、マウス204、モニタ208、および通信装置201のような典型的な入出力装置を含んでいる。通信装置は、モデム、イーサネットインタフェースカード等であってもよい。
【0030】
再度図1を参照すると、クライアントコンピュータ100a、100b、...100nの各々は、ネットワーク200を介してサーバ、例えば301〜304のいずれかと選択的に通信できる。図1に示されたコンピュータシステム10では、サーバの各々は専用機能を実行する。典型的な場合、サーバ301は登録機能を実行する、すなわち(下記により詳細に述べるように)登録情報を各クライアントコンピュータから受信し、サーバ302は、プレーリスト(PlayList)をクライアントコンピュータ100a、100b、...100nに供給し、サーバ303は、プレーリストで指定された広告を供給し、サーバ304は、従来のeメールシステムサーバシステムとしの役を果たす、すなわち入力eメールサーバおよび出力eメールサーバを備える。サーバ301および302だけは、実際、ソフトウェアプロバイダ、例えば好ましい実施形態では、クゥアルコム社の直接制御下にある必要があることに言及すべきである。ただし、サーバ303はまた、有利なことにはソフトウェアプロバイダの制御下にあってもよい。ソフトウェアの参照はディスクベースソフトウェアに限定されると解釈されるべきではないことにも言及すべきである。これらの命令はダイナミック命令から読み出されても読み出し専用メモリ(ROM)あるいは他の別の形のこのような装置にファームウェアとして記憶されても、用語「ソフトウェア」は、プロセッサによって実行される命令として広く解釈されるべきである。
【0031】
本発明の一態様によれば、「ソフトウェア」は、有利なことには、全てのユーザによって使用することができるソフトウェア、例えばEudoraソフトウェアを含む単一バイナリ(クライアント装置毎に)ファイルとし供給できる。このバイナリファイルは、3つの主要動作モード、すなわちPayware(ペイウェア)、Freeware(フリーウェア)、およびAdware(アドウェア)の中の1つで動作する。ペイウェア動作モードでは、ユーザは、ソフトウェアを使用するためにソフトウェアプロバイダに料金を支払わなければならない。フリーウェアは、全てが自由に使用できるが、ペイウェアあるいはアドウェアのいずれかよりも少ない機能を有する。ペイウェアユーザは、ソフトウェアプロバイダが料金の支払いの時点でこのユーザに提供する登録コードによって自分の料金の支払いを証明する。このコードは自己検証し、どのバージョンにユーザが操作する資格が与えられているかを識別するのに十分なデータを含む。Eudoraのペイウェアバージョンのユーザは、ユーザの料金の支払い後の暦年中に発生される全てのバージョンのEudoraを得る資格を与えられていることに注目すべきである。このソフトウェアは、好ましくは、ソフトウェアに対する更新が利用可能であるかどうかを決定するために周期的に所定のサイト、例えば、クゥアルコム社によって保有されたサイトをポーリングする。更新が利用可能である場合、このソフトウェアは、有利なことには、下記により詳細に述べられるようにソフトウェア更新を得るオプションの小さいウェブページをユーザに提供する。
【0032】
アドウェアはペイウェアの全ての機能を有するが、ユーザからの金の支払いの必要がないことは注目される。アドウェアが必要であることは、ユーザがソフトウェアプロバイダのサイトおよび/またはソフトウェアプロバイダによって指定された1つあるいはそれ以上のサイトからダウンロードする広告を表示し、見ることである。ソフトウェアの初期状態がアドウェアであることも注目される。
【0033】
典型的な実施形態では、各クライアントコンピュータは、下記により詳細に述べられているように広告サーバ303から広告を妨害なく、著しいバンド幅を必要としないでダウンロードする。さらに、広告は、有利なことには、ソフトウェア、例えばEudoraの使用を著しく損なわないように表示できる。図3Aおよび図3Bは、典型的なEudora eメールソフトウェアの主スクリーンに統合される広告を示している。
【0034】
本発明の典型的な実施形態の機能および新規な機能を説明する際に使用される専門用語のいくつかは上記に示されている。Eudoraソフトウェアにより本発明の完全な理解を容易にする付加的専門用語は直ちに下記に示される。
【表2】
【0035】
前述のように、「ソフトウェア」は、有利なことには、全てのユーザによって(必要ならば)インストールでき、使用できるソフトウェア、例えばEudoraソフトウェアを含む単一バイナリファイルとして供給できる。このバイナリファイルは、3つの主要な動作モード、すなわちペイウェア、フリーウェアおよびアドウェアの中の1つで作動する。次に、本発明によるソフトウェアプログラムのインストールおよびいろいろの機能の動作は、より詳細に説明されると同時にその状態図が主要なユーザ状態およびこのユーザ状態間の遷移を示すいくつかの状態流れ図を参照する。流れ状態図では、下記の規約が守られる。
【0036】
・隆起したグレーの正方形はダイアログにおいてボタンのための概念上の名前である。
・若干の経路にはメニュ項目が付けられている。これらの項目はnagを待たないで直接当該ウィンドウを持ち出すために使用できる。
・原則として、任意のダイアログあるいはnagはキャンセルでき、ユーザを最初の状態に戻したままにする。
・WEB Page(ウェブページ)は、ユーザ状態を変えるかあるいはより多くのダイアログを発生できない。したがって、全てのウェブページはユーザの最初の状態に戻される。
【0037】
上記に示された規約に関して、Eudora eメールソフトウェアが次に説明されると同時にあるバージョンのソフトウェアが新ユーザ、旧ユーザ、およびEP4ユーザの中の一人によってインストールされる場合に状態遷移を示す図4を参照する。ソフトウェアプロバイダは、全機能セットに対して料金を支払うかあるいはイントロダイアログの減少された機能セットを有するソフトウェアを受信するオプションをユーザに提供しないことが注目される。ソフトウェアプロバイダは、ユーザがヘルプメニュを遂行することによってソフトウェア機能セットのこれらの他のバージョンを得ることができるという事実と同様に、例えば、図4Bに示されたダイアログボックスと同様にダイアログボックスによってこれらのオプションを説明するが、ソフトウェアはAdware(アドウェア)バージョンにデフォルトする。
【0038】
図4Aに示されたEP4ユーザおよびボックス購入者によってとられた経路は若干の労作に値する。図4Aで参照されるコード発生器は、有利なことには、Eudora eメールプログラムそのものにはないバイナリファイルのインストーラモジュールによって例示される。ユーザがソフトウェアの4.x>4.3更新機能を使用している場合、ソフトウェアは、EP4のコピーを検索し、ソフトウェアのコピーを見つけると、コード発生器によって、ユーザは登録コードファイルを発生できる。ユーザがボックス外のインストーラを実行している場合、インストーラは、EP4のコピーを最初に探さないで登録コード発生を可能にする。そのように発生された登録コードファイルが、Eudoraは「登録を必要とする:イエス」を示す行を含む点で特殊であることに言及すべきである。Eudora eメールは、テキストのこの行に注目し、ユーザを未登録状態にして、それからソフトウェアを登録するようにユーザを絶えず責めたてる。一旦ユーザが登録すると、同じ登録コードはユーザに再伝送され、(登録コードは現コードと同じであるので)Eudora eメールソフトウェアは、暗黙に受信し、フラグをeメールソフトウエアに登録する要求を作り出す。
【0039】
図5は、Adware User(アドウェアユーザ)が登録アドウェアユーザになる処理の状態流れ図を示す。図示された典型的な場合、登録処理は、ネットワーク200を介して互いに接続されている、クライアントコンピュータ100aと登録サーバ301との間の対話を必要とする。図5では、図4Aに示されたアドウェアユーザは、いくつかの他の機構によってソフトウェアプロバイダに登録する。例えば、広告ユーザは、図3Aの上部に示されたツールバーから利用可能であり、図6に示されたように支払いおよび登録オプションを選択する「ヘルプ」プルダウンメニュに登録することを望んでもよいし、このメニュを単に起動してもよい。それとは別に、アドウェアユーザは、下記により詳細に述べられているように所定の時間にソフトウェアによって発生されたNagボックス、すなわちNagダイアログボックスを受信してもよい。最後に、広告ユーザは、eメールを介して登録、すなわちサーバ301によって発生され、eメールサーバ304によってクライアントコンピュータ100aに送信された登録コードを受信してもよい。
【0040】
図6に示されるように、支払いおよび登録ウィンドウは、広告ユーザがアドウェアを登録でき、ソフトウェアに金を支払い、ユーザに利用可能な全てのバージョンを列挙し、人口統計情報を供給することによって広告ストリームをカスタマイズするか修正し、受信登録コードを入力し、Freeware User(フリーウェア ユーザ)に提供される削減された機能セットに格下げするいくつかの選択ボタンを供給する。ユーザは、Registered Adware User(登録済アドウェアユーザ)、Registered Freeware User(登録済フリーウェアユーザ)、および登録済ペイウェアの中の1つになるように登録コードを入力できることに言及すべきである。図10を参照せよ。ソフトウェアは、登録済アドウェアは登録Nagに左右されないことを除いて登録済アドウェアのための同じ状態流れ図に従って作動することが分かる。
【0041】
ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、登録方式を自己検証登録コード併用できるので、データベースは登録を検証する必要がない。検証のためのアルゴリズムは、いくつかの競合する制約を満たすことを目的とする、すなわち、このアルゴリズムは、実施するのが安全で、さらに容易であり、ユーザに対して過度に煩わしくないことが必要である。Eudora eメールは、検証のための始動でその登録コードを検査する。登録コードが無効である場合、ユーザは未登録とみなされるべきである。ユーザが支払済モードユーザである場合、これは、ユーザがダイアログボックス(図示せず)を使用して警告されるべきであるスポンサーモードに対するスイッチを含む。この警報には、コードを再入力する機械が続く。登録コードを発生する必要な入力か下記の通りである。
【表3】
【0042】
複数の登録コードアルゴリズムは、有利なことには自己検証登録コードを発生する際に使用できることが分かる。要するに、ソフトウェアプロバイダは、上記に列挙された入力を行い、この入力を合計検査し、この入力(登録名を含む)を混合し、いろいろなアルゴリズムの中のいずれかに従って一緒に合計検査し、16ビット番号ストリングとしてこの結果を符号化する。符号化およびビット混合は反転でき、次に登録名とともに合計検査は登録コードの有効性を検証するために使用できることが分かる。
【0043】
ソフトウェアプロバイダは、Freeware(フリーウェア)(Eudoraライト)ソフトウエアモード、アドウェア(スポンサー)ソフトウエアモードおよびPayware(ペイウェア)(Eudoraプロ)ソフトウエアモードに対して別々の登録コードを記憶することに注目すべきである。1つの動作モードに対する登録コードの受信は、他のモードに対する登録コードが壊されるべきであることを意味する。
【0044】
一旦登録モードが発生されると、ユーザは、どうにかして有効登録コードをEudora eメールクライアントに入力しなければならない。これは3つの方法の中の1つで行うことができる。
【0045】
・手動。ユーザは、入力コードダイアログボックスの中に値をタイプあるいはペースト(paste)できる。図10を参照せよ。
【0046】
・Windows(ウィンドウズ)登録。Eudora始動で、ソフトウェアは、ウィンドウズ登録の登録コード(例えば、ソフトウェア\クゥアルコム\Eudora\チェック、ファーストネーム、ラストネーム、登録コード)を探す。これらの選択が検出され、有効である場合、この値は、コピーされ、eメールクライアントの選択レジスタあるいはルックアップテーブルの中に入れられるべきである。
【0047】
・登録コードファイル。Eudora始動で、ソフトウェアは、典型的な場合、「RegCode.dat」という名前のアプリケーションソフトウエアフォルダのファイルを探す。これらの選択が検出され、有効である場合、この値は、コピーされ、eメールクライアントの選択レジスタあるいは関連ルックアップテーブルに入れられるべきである。
【0048】
ソフトウェアプロバイダによって、特別の場合のMIME部はEudora eメールクライアントにメールできることにも言及すべきである。このMIME部を受信するユーザは、情報を検証し、入力するように自動的に要求される。ユーザは、後で再度アタッチメントも実行できる。特別のコンテント形式属性(「登録コード」)はこのMIME部を起動することが要求され、Eudora eメールはこれらを送信できない。
【0049】
MIME部(および登録コードファイル)のフォーマットはRFC822ヘッダスタイルフィールドを含むテキストファイルのフォーマットである。このフォーマットはアプリケーション/vnd.Eudora.データの登録済MIME形式を有する。このフィールドはこのMIME部に含まれる。
【表4】
【0050】
Eudoraファイル形式フィールドが示されねばならないことに注目すべきである。上記に列挙された他のフィールドは示されてもよいし示されなくてもよい。
【0051】
上記の説明から、ユーザにメールされた登録コードがユーザより前に検証されるべきである。使用されるために、登録コードは下記のテストを満たさなければならない。
【0052】
・有効性‐無効登録コードは無視されるべきである。
・直接性‐登録コードのメールされたフィールドは、ユーザのパーソナリティの中の1つに対するアドレスを含むかあるいはユーザの「私に」ニックネームにあるべきである。
・適応可能性‐新しい登録コードは既存の有効登録コードを自動的に無視すべきではない。この処理の唯一の例外は、ペイウェアモード登録コードはフリーウェアあるいはアドウェア登録コードを無視すべきであるということであり、ユーザの既存のペイモードと同じであるペイウェアモード登録コードは「Eudora要求登録」Nagを使用禁止にするために使用できる。
【0053】
一旦登録コードが上記のテストを満たすことが決定されると、ユーザは、コードを受信することが要求されるべきである。典型的な受信ダイアボックスは図10に示される。
【0054】
上記に示されるように、一方の部分が他方の機能であるので、登録コードは自己検証する。しかしながら、考察されるべき「検証」の他の意味がある、すなわち、登録コードは特定のバージョンのEudoraと併用することに対して「有効」であるか否かである。これは、登録コードのExpMonthとソフトウェアプロバイダがアプリケーション(プラグイン、セッティング等によって上書きできない場所で)にするBuildMonthフィールドとを比較することによって行うことができる。ExpMonthおよびBuildMonthが一致する場合、登録はeメールクライアントによって有効とみなされる。
【0055】
図6は、フリーウェアユーザが登録済フリーユーザになり得る処理の状態流れ図を示している。図5および図12の状態流れ図は多くの点で同様であることが分かる。しかしながら、図12の状態流れ図によって、付加Nagダイアログボックス、すなわちいわゆる図13に示されたいわゆる機能Nagダイアログボックスはアドウェアユーザおよびペイウェアユーザに利用可能な強化された機能のフリーユーザおよび登録済フリーユーザ両方に思い出させることができる。フリーウェアユーザおよび登録済フリーウェアユーザに関して、登録済フリーウェアユーザが登録Nagダイアログボックスを受信しないことが分かる。図12に示された状態流れ図は、フリーウェアユーザがその人口統計情報を入力するよりもむしろ全機能を試行するオプションを与えられることを除いて、アドウェアユーザ(図5)に用いられる状態流れ図と非常に類似していることが分かる。
【0056】
この点で全てのユーザが所定の間隔で更新Nagダイアログボックス(図示せず)を受信することも言及すべきである。Eudoraは、eメールセッション中毎週1回更新ページをチェックする。更新ページが変更した場合、ユーザはEudora eメールソフトウェアを更新することを絶えず責めたてられる。たとえページが変更しなかった場合、ユーザは、ユーザが最新ソフトウェアバージョンを有することを保証するために更新をチェックするために30日スケジュールを絶えず責めたてられる。図14の状態流れ図を参照せよ。更新Nagは、どのユーザが(もしあれば)アップグレードする資格を与えられるバージョンをユーザに提供する。図15を参照せよ。Nagそのものは、ユーザがダウンロードするバージョンのEudora eメールソフトウェアとのリンクを有するHTMLドキュメントである。
【0057】
図16は、ボックスユーザが支払済ユーザ、すなわちペイウェアユーザになり得る処理の典型的な状態流れ図を示している。ソフトウェアプロバイダが特にボックスユーザに示すNagは登録Nagであることが分かる。一旦ボックスユーザが登録されると、ボックスユーザは正規の支払済ユーザに変換される。しかしながら、ボックスユーザのための支払い日付がソフトウェアプロバイダによって特定値にセットされるので、ソフトウェアプロバイダは、ボックスユーザが、例えばユーザが自由に前方に進むためにソフトウェアプロバイダから更新を受信する時間に受信するどのバージョンのソフトウェアを制御できるかに言及すべきである。
【0058】
絶えず責めたてることの概念を導入すると、これは、本発明によるソフトウェアで実行される絶えず責めたてることのいろいろの機能を論議するための便利な点である。2つの主要な問題は、(1)いかにソフトウェアプロバイダがユーザを絶えず責めたてるか、および(2)何時ソフトウェアプロバイダがユーザを絶えず責めたてるかである。
【0059】
理想的には、Nagウィンドウズは無モードウィンドウズである。ユーザは、閉じたボックスを使用してウィンドウズを閉じるかあるいはユーザの動作項目の一つを行うことによってウィンドウズを退去させるかもしくはユーザズ ウィンドウリストにある場合は常にウィンドウズをドリフトさせることができる。ウィンドウズNagウィンドウズは、下記に述べられるマックOSNagウィンドウズとは働きにおいてわずかに異なる。Nagウィンドウズが浮動ウィンドウズである。すなわち、ソフトウェアプロバイダは、おそらくユーザがかなり短い順序でNagウィンドウズを退去させることを期待する。しかしながら、Nagウィンドウズは実行からバックグラウンドタスクを停止しないことが分かる。
【0060】
多くて一つの一度に開く各々の異なった形態のNagウィンドウズがあることに言及すべきである。同一の異なった形態の旧ウィンドウズは有利なことにはリサイクルされる。すなわち、ユーザが絶えず責めたてられる原因となっている次の時間に所与のNagウィンドウズがなお開いている場合、このウィンドウは再使用され、ウィンドウスタックの上部に返される。ユーザに用いることができる全てのNagはヘルプメニュからの選択によってユーザに利用可能であるべきであるので、このような手動Nag呼出しはNagタイマーをリセットしないけれども、ユーザが望むならば、Nagウィンドウズの中の1つを誤って退去させるユーザは自分自身に故意に絶えず責めたてることができることも言及すべきである。
【0061】
好ましくは、Nagは全ての他のウィンドウズの上部で開かれ、例えば、「Tip of Day」および他のダイアログボックスを含み、他のNagウィンドウズを除外する自動的に開かれたウィンドウズは、ユーザが手動で他の非Nagウィンドウを開かれたウィンドウズの上に動かすまで開かれたウィンドウズの上に常に配置される。ウィンドウズバージョンのEudora eメールソフトウェアの実行制約により、Nagを不明瞭にし得るウィンドウだけは他の浮動ウィンドウズである。これは、主に多重ドキュメントインタフェース(MDI)子ウィンドウズが最大化可能であるべきであるという要求によることが分かる。それがウィンドウズプログラムマネジャーおよびウィンドウズファイルマネジャーのような多数の一般に使用されているウィンドウズアプリケーションおよびユーティリティによって使用された標準のウィンドウズインタフェースであることに言及すべきである。すなわちMDIインタフェースは、IBMによる共通ユーザアクセス(CUA)規格セットの一部でもある。各MDIに従うアプリケーションによって、あなたがたは、テキストを編集し、データベースを管理するかあるいはスプレッドシートで作動するようなファイル専用タスクのための子ウィンドウズを開いて、若干の可能なタスク以外を示すことができる。
【0062】
図18は、本発明の典型的な実施形態によるマックOSバージョンのEudoraでNagウィンドウのためのフローチャートを示す。図18では、ソフトウェアは、シンボル(I)、すなわち時間(I)によって示されるようにインメールボックスをいま示す。次に、Eudora eメールは、シンボル(2)によって示されるように、ユーザを絶えず責めたて、メールボックスの上にNagを置く。若干の「フレッシュミート」メールボックスに到着する。通常、これは上部で開く。しかしながら、ソフトウェア、すなわちユーザがどれの後ろにも手動で送信しなかったソフトウェアによって表示される「新しい」Nagがあるので、その代わりに、「フレッシュミート」は、シンボル(3)によって示されるようにNagの下で開く。ユーザは、シンボル(4)によって示されるように、手動でフレッシュミートを前部に動かす。この後、メールがより多くのミートに到着する場合、Nagはもはや新しくなく、より多くのミートは、シンボル(5)によって示されるように通常の方法により上部で開くことができる。
【0063】
ウィンドウズ環境のいずれかのNagウィンドウズの配置は、一般に、かなり簡単である。Nagウィンドウズは、ユーザがこのウィンドウズを閉じるまで、他の浮動ウィンドウズの上でMDIボックスの外側を単に浮動する。全マッキントッシュダイアグラムがMDIボックスの内部で行われるとユーザが仮定する場合、この規則の例外はマックOSNagウィンドウのように動作する更新Nagである。特に、これは更新Nagがウィンドウズ環境で最大化されてもよいことを示すことに注目。
【0064】
Nagスケジュールの基本概念が上記に導入されたけれども、この点のNagスケジュールのより詳細な論議は本発明の典型的な好ましい実施形態によるソフトウェアの所定の態様および機能の理解を容易にする。Eudora電子ソフトウェアでは、各スケジュールは、所与の日付(Nagベース)以来の日数(最後を除いて)を示す数のセットである。ソフトウェアプロバイダは、ユーザが絶えず責めたてられる最後の時間をさらに見失わないようにしなければならない(最後の遅延)。Nagベースおよび最後のNagの両方が各型式のNagに対して別々に追跡すべきであることに注目。ソフトウェアプロバイダは、例えば、登録Nagおよび更新Nagに対する値を混合してはいけない。Nagスケジュールの最後の数は繰り返し間隔である。一旦他のNagが全て使い果たされると、ユーザは、最後の日数が過ぎる度に絶えず責めたてられる。
【0065】
Nagスケジュールを理解する最も良い方法は、図19に示されるようにこのスケジュールを時間線としてみなすことにある。この特定の時間ラインは、[0,4,9,12,3]に対するものである。Nagが15日時点および18日時点でNagは最後の数のために(3日)の繰り返し間隔があるということに注目。したがって、図19では、最後のNagよりも大きく、現在日よりも小さいかあるいは等しいNag日がある場合、ユーザは絶えず責めたてられるはずである。2日以上のNag日が過ぎた場合、ユーザは1度だけなお小言を言われる。
【0066】
一旦Nagウィンドウが開かれると、最後のNagが現在日にリセットされることに言及すべきである。0の最後のNag間隔は、Nagが規定された期間が満了した後少しも多く行われないことを示すことにも言及すべきである。Eudora電子ソフトウェアが有利なことには、任意のNagが当然アプリケーション始動および各メールチェックの完了にあるかどうかを決定するソフトウエアサブルーチンを含んでいる。後者の場合に関して、ソフトウェアは、メールチェック中毎週1度更新ページの修正日付をチェックする。更新ページが過去の週中に修正された場合、ソフトウェアプロバイダは、メールチェック中更新情報をダウンロードし、ユーザにユーザのソフトウェア、例えば、Eudora eメールソフトウェアを更新するようにユーザを絶えず責めたてる。図15を参照せよ。最後に、ユーザの状態が開いたNagが最早関連ないように変わる場合、このNagは閉じられ、最早表示されないことが注目される。
【0067】
前述の論議は広告に関するいろいろの問題にも簡単に触れられる。より詳細には、広告を含む主要なクライアント問題は、いかにソフトウェアが広告を表示するか、何時ソフトウェアが広告を表示するか、いかにソフトウェアが広告を得るか、いかにソフトウェアプロバイダが人口統計情報を得て、伝送するか、広告が実際に表示されることをいかにソフトウェアプロバイダが検証するかである。
【0068】
図3Aを再び参照すると、Eudora eメールソフトウェアの主ウィンドウは、主ウィンドウの対向する隅部にほぼ四角の広告および3つの広告ボタンを示している。特定のほぼ四角の広告は高さ144ピクセル×幅128ピクセルであることに言及すべきである。すなわち、ソフトウェアは、144ピクセル×144ピクセルぐらいの広告を受け入れる。メールボックスによって使用可能なウィンドウの領域はほぼ30%減少されることが分かる。しかしながら、内容領域には触れられないままであることも分かる。図3は、小さいグラフィックあるいはプラカードが、例えば、下部右隅で、主ウィンドウが保証されることを示すために使用される他の主ウィンドウを示している。
【0069】
ソフトウェアプロバイダが広告主から受信できる実際の情報が比較的簡単であることが分かる。図3Aの下部左隅に示されるような標準広告に関して、15K以上でない、高さ144ピクセル×幅144ピクセル以上でない広告は、画像ファイル、例えば、GIFファイル、PNGファイル、JPEGファイル等からなる。好ましくは、この画像ファイルは、ウェブセーフカラーパレットを使用する。時にはブラウザセーフパレットに関するものであるこのパレットは、8ビットによって規定できる可能な256色の中から216色だけを含む。残りの40色はマックおよびPCで変わる。40の可変色を除去することによって、このパレットはクロスプラットホーム使用のために最適にされる。さらに、画像ファイルは、有利なことには、広告にクリックするユーザが指令される単一均一資源名(URN)に関連する。各広告主は、下記により詳細に述べられるように、広告のための所望のスケジューリング情報も指定する。ソフトウェアプロバイダ、クゥアルコム社に広告を伝送することを容易にするために、広告主は、広告をHTMLで包んでもよい。これによって、ソフトウェアプロバイダは、HTMLページのMETAタグとして広告パラメータを含むことができるので、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、リンクアドレス等を指定するためにHTML包み込み広告を使用できる。
【0070】
さらに、ツールバーアイコンは、GIFフォーマットでもまた要求されるが、実際はクライアントに複合フォーマットに供給され、標準アイコンに変換される。さらに、正確な幅が実行時間に変わり得るけれども、図3Bに示されたフリーウェアバージョンのスポンサーのためのプラカードは、わずか高さが31ピクセルにすぎなく、幅が約88ピクセルであるべきである。
【0071】
ユーザが広告にクリックする場合、ソフトウェアプロバイダは、通常ユーザをソフトウエアプロバイダクリックスルーカウンタに案内し、それから広告を列挙されたリンクにユーザのブラウザを再案内することにここで言及すべきである。クリックスルーカウンタは、有利なことには、ソフトウェアのサーバの1つ、例えばサーバ302および303の1つであってもよい。このことは、ソフトウェアプロバイダは、サーバ名、若干のトラッキング情報、最終宛先URNを含むURNを構成し、次にサーバはユーザのブラウザを宛先URNに再案内することを必要とすることが分かる。
【0072】
クリックスルーが試みられた時点でユーザがオフラインである場合、1つの複雑さが生じる。ユーザがオフラインである場合、ソフトウェアによるいくつかの可能な動作が可能である。例えば、ソフトウェアはオンラインセッションを開始できる。それとは別に、ソフトウェアは、単にリンク履歴機構を使用してリンクにフラグを立てることができる。ソフトウェアが大部分ブラウザによって保持された履歴リストと同様に保持するウィンドウ/メニュを示す図12を参照せよ。ソフトウェアがオフラインである間に広告がクリックされる場合、ソフトウェアは、有利なことには、リンクをリンク履歴ウィンドウに加え、ユーザが望んだことを知るようにこのリンクにフラグを立てるが、前のeメールセッション中このサイトを訪ねることができなかった。
【0073】
さらに、ソフトウェアは、有利なことには、ユーザのブラウザがクリックスルーに応答できるように構成されてもよい。いくつかのブラウザは、オフライン状態を処理するそれ自体の精巧な機能を有し、ソフトウェアプロバイダは、ユーザがこの機能を当てにするかもしれないという考えをあらかじめ考慮しておくべきではない。それとは別に、ソフトウェアは、オンラインである場合、ブラウザによってその後処理するためのブラウザへのリンクの伝送を可能にし得る。すなわち、ソフトウェアによって、ユーザは、ユーザがオンラインである次の時間にユーザのブラウザにリンクを送信することをソフトウェアプロバイダに知らせることを可能にすることができる。
【0074】
要約すると、ソフトウェアプロバイダは、典型的で非限定の場合、全ての広告に対する下記の標準規格が広告主によって提供することを勧告する。
【0075】
・144×144ピクセルよりも大きくない。これよりも小さい広告は、144×144ウィンドウの中心に置かれ、標準規格フレームカラーによって囲まれる。
・GIFあるいはJPEG。ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、GIFをフォトショップ(PNG)ファイルに変換できるが、これは透過的である。ソフトウェアプロバイダは、現在はフォトショップのガンマバグのためにPNG広告を直接受信できない。・15Kよりも大きくない。これは、広告を送信するのに必要とされるバンド幅ならびにユーザバンド幅の信用コストを減らす。
・非アニメーション。これは、本発明の典型的な実施形態のユーザ態様に対する「非妨害的な」メッセージの必要不可欠なものである。
・多くて900文字しかない単一URN。URNサイズの1Kの疑わしい限界がある。顧客のURNを900文字に制限することによって、ソフトウェアプロバイダはURNに注釈を付け、1K限界内になお留まることができる。
・多くて31文字しかないユーザフレンドリータイトルストリング。このストリングはリンクウィンドウで表示され、ユーザが関係する何物かであるべきである。
・この216色のパレットは、前述のように256色系でユーザのために最適化される。
【0076】
ツールバー、すなわち図3Aの上部右隅のボタンは、下記を除いて、標準広告と同じ要求を持つことに言及すべきである。
【0077】
・必要される16×16および32×32の両者。これらは、クライアントが提供するサイズであり、ソフトウェアはこのサイズの両方を必要とする。
・GIFだけ。このソフトウェアはツールバーにJPEG画像をレンダリングしない。
【0078】
図3Bの下部右隅に示された共同ブランドスポット広告に関して、このスポット広告は、下記のものを除いて、標準広告と同じ条件を有する。
【0079】
・幅95ピクセル×高さ31ピクセルよりも大きくない。
・GIFだけ。
【0080】
ユーザが広告の上に小さいウィンドウを置くことによって広告を視界から隠すかもしれないという図3Aに示された広告配置に関する1つの面倒な問題は比較的容易である。有利なことには、ユーザは、広告がスクリーン上にあり、かつ覆い隠されないの両方であることを決定するようにチェックを実行する。スクリーン状態はこれらの判定基準の両者を満たさない場合、ソフトウェアは、広告を覆い隠さないかあるいは広告が覆い隠されるようにウィンドウを自動的に再配置するかのいずれかを行うようにユーザに小言を言う。ユーザが所定の時間広告を覆い隠すことに固執する場合、ソフトウェアは自動的にフリーウェアモードに移す。
【0081】
Eudora電子プログラムのようなアドウェアバージョンのソフトウェアを提供する主要な理由の1つは、広告主がソフトウェアのコストの援助を得ることができる機構を提供することにあるので、ソフトウェアプロバイダを全てのEudoraユーザは実際広告を見ることを確実にする気にはっきりとさせる。他の方法を述べると、例えば、ユーザが他の部屋にいる間、クライアントコンピュータ100aのスクリーン上に広告を表示することは、広告主のための広告の費用を正当と認めない。この理由のために、ソフトウェアは、広告がある間にユーザがコンピュータの前にいる実際の時間の測定を可能にする機能を含む。
【0082】
ある種の決定的な目のための固定装置がないので、ソフトウェアがユーザの注意力を測定するために行う最善なのことは、クライアントコンピュータ100aへのユーザ入力を監視し、したがってディスプレイ装置208の前にいることを確認することにある。クライアントコンピュータ100aへの主要な入力装置はマウス204およびキーボード203であると仮定すると、eメールクライアントは、アドウェアバージョンのEudoraのeメールクライアントが最前部にいる場合、ユーザによるマウスおよびキーボードの両方の操作を監視し、このアクティビティの報告を例えばソフトウェアプロバイダに周期的に返す。換言すると、マウスが著しく動く場合、マウスボタン状態が変わる場合、あるいはキーが押されるかあるいは解放される場合、ユーザは、「存在して、説明される」とみなされる。さらに、このような事象の前後の期間を広告のための「フェース時間」とみなす。
【0083】
本発明によるソフトウェアの典型的な場合、ソフトウェアは、この期間を測定し、この期間の全長をkFaceIntervalと呼ぶ。この値について非常に正確である必要がない、例えば、ユーザ事象で開始する60秒のkFaceIntervalは述べられた典型的な非限定の場合に使用される。
【0084】
ソフトウェアによって表示される広告のフォーマットを説明すると、次に広告が実際に表示するために得られる方法論の詳細な論議が提示される。表示する広告を得られる一般的な方法論は、メールチェック中あるいはソフトウェアがライブネットワーク接続を検出する若干の他の時間中、クゥアルコム社サイトに接続し、広告をローカルキャッシュにダウンロードすることにある。広告をダウンロードする動作が課金情報を個別のクライアントから収集する必要性を避けるために広告主に請求書を送るトリガであり得ることが分かる。それに反して、JUNOによって提供される専用システムのような専用システムは、ユーザがいかなる理由のためにも自分のeメールアカウントにアクセスする場合は常に広告表示データを指定eメールサーバにアップロードする。
【0085】
いかに広告をダウンロードするかについての妥当な決定を行うために、ソフトウェアプロバイダは、広告ダウンロードがユーザにどんな影響を持つかの若干の考えを持つ必要がある。この影響にアクセスするために、ソフトウェアプロバイダは、典型的なEudoraユーザの習慣は何であるか、およびどんな広告が伝送特性に関して同じであるかについての仮定を行わなければならない(情報を収集しなければならない)。アドウェア処理の一部は、ソフトウェアプロバイダが当て推量によってよりむしろこれらの質問に知的に回答し始めることができるようにソフトウェアクライアントに手段を加えることにある。しかしながら、いくつかの基本的な仮定で開始しなければならない。例えば、図21Aは、eメールプログラム操作に与える広告伝送の影響を決定する際に使用される仮定を列挙する表である。図21Bは、加入者に毎日ダウンロードされる新規の広告数に対する加入者ベースに関するバンド幅要求を列挙する表である。これらの計算の意味は下記の通りである。この目的が例えば3日である広告の平均交代であると仮定すると、図21Bに示された表の最上部行はソフトウェアプロバイダによって使用される行である。最悪の場合、すなわち最大バンド幅のシナリオは例えば、一日25の広告を交代することにある。これらの値は図21Bの表で強調される。
【0086】
特定の広告パラメータを伝送するのと同様にどんな広告が特定のユーザ階級に対して示されるべきであるかを決定するために、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、プレーリストを使用する。プレーリストは、その本質において、毎広告に基づいて属性値対のセットと同様に実際の広告を取り出すURNのリストである。プレーリストの正確なフォーマットはより詳細に手短に述べられる。プレーリストは、下記に直ちに述べられているように、これらの広告を表示するパラメータとともにクライアントが持つべき全広告のセットを指定する。広告はプレーリストに表示されてもよいが長い間表示することが予定されていない(あるいは全部でさえ)ことに注目すべきである。プレーリストのこのような広告の存在によって、クライアントは、将来表示するためにクライアントの記憶装置に対して広告を検索する。プレーリストのための一般的な要件は下記の通りである。
【0087】
1)プレーリストに対する要求は、どんな広告にEudoraのコピーを取り出す必要があるのかを決定するプレーリストサーバを助ける情報を含む。
2)いかにしばしば新規のプレーリストがチェックするかを修正する能力を含むEudoraのためのパラメータを全体としても含むことができる。
3)プレーリストは、全てより古いプレーリストと交換すべきか否かあるいは単により古いプレーリストと合体されるべきであるかを指定できる。万一ソフトウェアプロバイダがよりウェブ状の広告モデル、例えば回転する広告プールを使用するモデルを使用することを選択する場合、併合機能はこのようなモデルを可能にすることに言及すべきである。
【0088】
次に、本発明による典型的な広告取り出し処理の状態流れ図である図22および図1を参照して説明される。まず第1に、クライアントコンピュータ100a上で実行するクライアントソフトウェアは、プレーリストサーバ、例えば、ads.Eudora.comに結合する。クライアントソフトウェア、例えば、Eudoraソフトウェアは、クライアントソフトウェアが現在インストールした基本クライアント情報およびプレーリストのIDを支払いサーバ302に供給する。ads.Eudora.comサーバは、現プレーリストがなお有効であり、クライアントソフトウェアを異なる支払いサーバ、例えば他のサーバ302′に送信するように再度命令するためにハイパーテキスト転送プロトコル(HTIP)を使用する指示に応答するか、あるいはプレーリストサーバ302からの新規のプレーリストに直接応答するかのいずれかである。図22を参照せよ。新規プレーリストがプレーリストサーバ302から受信される場合、クライアントソフトウェアは、新規プレーリストとその現広告のセットと比較し、eメールクライアントの広告キャッシュに常駐していない広告を広告サーバ、例えば図1に示された広告サーバ303から、プレーリストに含まれるURNに従って取り出し始める。
【0089】
有利なことには、クライアントソフトウェアは新規プレーリストのチェックを3日毎に実行する。プレーリストチェック間の3日の間隔は任意であり、論議されている本発明の典型的な好ましい実施形態だけに使用可能であることに言及すべきである。広告は好ましくは、多分多数のメールチェックに対するプレーリストを満たすために必要に応じて取り出されることにも言及されるべきである。さらに、広告取り出し処理は、eメールクライアントソフトウェアあるいはクライアントコンピュータ100aのいずれかのタスクにもかかわらずメールチェック当たり1分に限定される。1分後、クライアントソフトウェアは広告サーバ303から切り離す。このことは、広告取り出し動作が終了される場合、eメールクライアントソフトウェアはプレーリストを満たしていないことをしばしば意味している。このソフトウェアは利用可能な広告を利用すると同時に残りの広告はダウンロードされる。
【0090】
さらに、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、ads.Eudora.comサーバ303と同等な複数のサーバを備えてもよい。これらのサーバは、いくつかのEudoraユーザ社会、例えば1つのISP等によって情報を提供される会社のユーザの全てに余分の広告を提供することが分かる。他の方法を述べると、地方および長距離電話アクセスのような付加サービスを提供するISPは、それ自体の顧客ベースに対してこれらのサービスを相互推進したいかもしれない。したがって、ISPは、有利なことには、このような局部化された推進を請け負う。ISPのブランドのアドウェアeメールクライアントは、この距離でISPによって保守される広告サーバ303’’に結合される。
【0091】
利用可能な広告のセットを与えられると、ソフトウェアは、次にどの広告を表示するかを選択することをなお必要とする。これは、多数の選択が伝えられるところによると広告主の利益を最大にするように行われるウェブ広告業界の非常に興奮する事項であることが分かる。特に、より良いユーザ応答を発生する広告が、このような広告が余分の収益を生み出す、すなわちこのような広告は広告が表示されるウェブページの内容にしばしば結ばれているために好ましい。しかしながら、ソフトウェアプロバイダあるいはクライアントソフトウェアのいずれかが広告サービス上で現在実行される広告スケジューリングアルゴリズムから著しい利点を得ることができることはありそうにない。これは、一部にはeメールクライアントソフトウェアによって表示される広告が表示されている内容から切り離される事実による、すなわちソフトウェアプロバイダもクライアントソフトウェアもどちらもユーザが見ている任意の特定の広告の内容に気づかなく、一部にはeメールソフトウェアは、「実時間」で広告を要求するよりもむしろ後の表示のためにバッチで広告を要求するという事実による。
【0092】
前述のように、プレーリストは、直ぐ後の表に列挙されたパラメータを含む広告スケジューリングアルゴリズムへの所定のグローバル入力を提供する。
【表5】
【0093】
さらに、広告スケジューリングに関連するプレーリストの毎広告入力は下記の表に詳述される。
【表6】
【0094】
スケジューリングアルゴリズムへの入力でもあるソフトウェアプロバイダが計算するいくつかの値がある。これらのグローバル値は下記の表に列挙される。
【表7】
【0095】
このソフトウェアも、これらの値を見失わないようにし、これらの値を広告毎にソフトウェアプロバイダに報告する。
【表8】
【0096】
有利なことには、ソフトウェアプロバイダは、広告スケジューラの3つの主要状態、すなわち、通常の状態、期限切れ状態、および再実行状態を実行する。通常の状態では、電子クライアントソフトウェアは、有利なことには、通常の広告を見せ、広告の明細を明らかにする。このことは、実際に発生するものは何でもeメールクライアントに表示される広告の大部分の料金を請求することであることがわかる。それに反して、eメールクライアントソフトウェアが割り当てられたフェース時間割り当てを満たすのに十分な通常の広告を見せ、広告キャッシュが見せるのに利用する1つあるいはそれ以上の期限切れ広告を含む場合、期限切れ状態が選択される。再実行状態では、eメールクライアントソフトウェアは、その通常の広告割り当ておよび期限切れ広告の両方を使い果たす、すなわちeメールクライアントソフトウェアは今通常の広告を再度見せるが、ソフトウェアプロバイダはこの広告に料金を請求しない。
【0097】
ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、いろいろのIPS、本出版者等が配布したEudoraのコピーにラベルあるいはブランドを付けるいろいろのIPS、本出版者等に顧客インストーラを提供できることに言及すべきである。次に、ソフトウェアプロバイダは、これらの配布者が配布したクライアントソフトウェアによって生み出された広告収益の歩合に対してこれらの配布者にクレジットする。これらのクレジットは、前述の理由のために各ブランドバージョンのアドウェアeメールクライアントと関連した相互推進活動によって相殺されてもよいことが分かる。
【0098】
直前に示された議論が与えられると、次に本発明による典型的なeメールクライアントソフトウェアのいろいろの態様のより詳細な説明が行われる。
【0099】
前述のように、プレーリストは、ソフトウェア、例えばEudora eメールクライアントでの広告の取り出しおよび表示を制御する一つの方法である。プレーリストと関連した主要な長所は、ユーザ登録あるいは集中化ユーザデータベースを必要としない広告画像からの広告パラメータの分離、画像サーバの詳細な知識からのEudoraクライアントの隔離、および広告分配の集中サーバインテリジェンスである。したがって、プレーリストが極端に融通の利くオブジェクトであることが分かる。典型的な場合、プレーリストは、いかにEudoraクライアントが行動するかに対して、それ自身の広告を選択するアブストラクトURNを単に伝送するためにEudoraが実行する正確な広告のセットを指定することから変わる程度の制御を行使できる。プレーリストがその最も大きい長所のために使用される場合、プレーリストは、Eudoraのようなソフトウェアでの広告表示を制御する際に力強いツールをソフトウェアプロバイダに与える。プレーリストがその後関係ないとみなされる場合、プレーリストは、ソフトウェアプロバイダの日毎に1つの余分の簡単なネットワーク接続の費用を見積もる。
【0100】
図1および図22に関して前述されるように、クライアントコンピュータ100aは、ネットワーク200を介して(異なるサーバ302′に再度向けられてもよい)プレーリストサーバ302に接続する。次に、プレーリストサーバ302は、ネットワーク200を介してクライアントコンピュータ100aにプレーリストを戻す。その後、コンピュータの電子クライアントソフトウェアは、プレーリストで指定された広告を取り出す。
【0101】
広告取り出し処理を開始するためにEudoraクライアントによってプレーリストサーバに送信されたプレーリスト要求は単純なバーストのバイナリコードである。プレーリスト要求は、ユーザのための適切な新しいプレーリストを形成あるいは選択するのに十分な情報をサーバ302に供給するために使用される拡張可能マークアップ言語(XML)コードのブロックである。プレーリスト要求の情報は下記の表に示されている。
【表9】
【0102】
これらのパラメータの全ては同時に活動的に使用される可能性がないことが分かる。すなわち、いくつかは特定の動作モード(下記を参照)をサポートするために示され、他のモードで使用されない。毎プレーリストリストはMD5でチェック合計される。RFC1321‐「http://www.face.org/rfcs/rfc1321.htmlの「MD5メッセージダイジェストアルゴリズム」を参照せよ。プレーリストサーバ302は、好ましくは合計検査検証を失敗する要求を無視する。
【0103】
クライアントがプレーリスト要求を行った後、サーバ302はプレーリスト応答で回答する。プレーリスト応答は2つの主要な部分、すなわち広告に関する一般的なクライアントの行動、すなわち広告が変わる速度を更新するクライアント情報部分およびクライアントが取り出すべき広告を記述する新しいプレーリストそのもの、に分割される。プレーリストサーバ、例えば、サーバ302は、eメールクライアントがその進路上で既にある広告を続けるべきであることを意味する空の応答も戻してもよいことに言及すべきである。プレーリスト要求が合計検査されるのとちょうど同じように毎プレーリスト応答がMD5で合計検査される。MD5ダイジェストは、16進で符号化され、プレーリスト応答の「合計検査」ヘッダに入れられる。有利なことには、eメールクライアントは合計検査検証を失敗するプレーリストを無視する。
【0104】
プレーリスト応答の部分を記述する前に、eメールクライアントは時々、より良い用語がないために、旧クライアントバッグ、サーババッグ等のためにまごつかされることになる。時々、更新されたクライアントによってさえ引き継がされる旧データは適切に機能を果たすシステムに対してあまりにもごちゃごちゃにされる。クライアントはこの状態を検出するようにプログラム化できるが、サーバに対するタスク、例えば、エラー検出を残すことが好ましい。したがって、サーバが、クライアントが「まごつかされる」ことを検出する場合、プレーリストサーバ302は、ちょうど単一コマンドリセットに応答する。厳密にリセットコマンドに、クライアント情報は全然従うべきでなく、プレーリストは全然従うべきでない。リセットコマンドを受信する際に、クライアントは、プレーリスト、フェース時間履歴、広告履歴、広告キャッシュ等を含むその累算された広告データベースおよび記録を廃棄する。あらゆるものは、アドウェアソフトウェアがまさに初めて実行される前にeメールクライアントソフトウェアが有した初期の状態にリセットされる。リンク履歴は、実用性の理由のためおよびそのようにユーザに見えるための両方のためにリセットコマンドから免除される。リセットが影響を及ぼさない広告データの唯一の他の項目は、リセットにわたって保持されるべきである広告故障カウンタである。次に、クライアントは、プレーリストを全然持ってなく、必要されるプレーリストに対するプレーリストサーバに他の要求を行う。
【0105】
クライアント情報部分はいろいろのクライアントパラメータを更新する。このパラメータは真下に列挙される。
【表10】
【0106】
前述から、クライアント情報部分はプレーリストの効果的な機能であることが分かる。クライアント情報部分によって、ソフトウェアプロバイダは、一方の広告モデルから他方のモデルへ滑らかに推移することを含むアプリケーションをグローバルの方法で制御できる。もしこれが、ソフトウェアプロバイダがプレーリストから得られた唯一の長所であるならば、ソフトウェアプロバイダだけで、プレーリストの実行を行う価値がある。
【0107】
前述のように、プレーリスト応答は、2つの主要な部分、一般的なクライアント行動を更新するクライアント情報およびクライアントが取り出すべき広告を記述する新規プレーリストそのものに分割される。新規プレーリストそのものは、1つのグローバル値、すなわちPlayListIDを有する。このIDは、クライアントコンピュータ100aがプレーリストサーバ302に接続する次の時間にクライアントがプレーリストサーバに戻すID値である。このプレーリストIDは、有利なことには、プレーリスト要求に含むことができるかあるいはプレーリストサーバに無数の形態、例えばクッキーとして別々にアップロードできる。多数のパラメータの全てが少しの単一広告と併用されない可能性があり、多数のパラメータのいくつが決して全く使用されない可能性があるけれども、各広告は多数のパラメータを有することができる。このパラメータは、上記に詳述されているスケジューリングパラメータと、真下に列挙された情報を含む広告情報とを含んでいる。
【表11】
【0108】
用語統一資源名(URN)は、インターネットを介して利用可能な資源を指す短いストリングである包括的な全ての名前/アドレスのセットを示していることに言及すべきである。したがって、インターネット上の特定の資源にいかにアクセスするかの明白な命令を有するURN方式のサブセットである統一資源ロケータ(URL)およびURLの他のサブセットである統一資源識別子(URI)の両方を包含する。URLサブセットおよびURIサブセットは重なってもよいことが分かる。用語URN、URL、およびURIは、有利なことには、交換して使用できることも分かる。すなわち、どの用語が使用されているかは、その最も広い意味で、名前を付けられた資源をアドレス指定していることを意味している。
【0109】
時の経過で、全てのパラメータが一度に使用される可能性がないことを言及した。プレーリストは、多数の広告モデルを提供するのに十分自由に変えられる。プレーリストは、いくつかの広告モデル、プレーリストが役立つが中心的でない他の広告モデル、プレーリストが限界ぎりぎりで役に立ちさらに他の広告モデルに重要であるが、著しい支障を与えない。プレーリストの使用は、ソフトウェアプロバイダを任意の特定の広告モデルに傾かせない。すなわち、プレーリストは、有利なことには、ソフトウェアプロバイダが選択するいかなる広告モデルにも提供するために使用できる。確かに、万一ソフトウェアプロバイダが広告モデル間で切り換えることを決定すると、プレーリストによって、ソフトウェアプロバイダは、広告モデルの流れの中ほどで切り換えることができる。後述において、いくつかの広告モデルは、いかにプレーリストが各広告モデルに対して使用されるかを示そうと努力して図31Aおよび図31Bに関して述べられる。これは広告モデルのプレーリスト概念の絶対必要な中立を示すことが分かる。
【0110】
図31Aは、継続する広告と関連する広告モデルを示すと同時に図31Bは短命の広告モデルに関連したパラメータを示している。ここで言及する1つのことは、いかにこの部分のいずれかからのパラメータの中の2、3がチャートに現れるかである。わずか5つのパラメータを変えることによって、有利なことには、アドウェアは、これらの2つの別個の広告モデル間で移動することが分かる。このパラメータ、広告モデルにかかわりなく、使用されるか否かのいずれかである。例えば、ソフトウェアプロバイダは、任意のモデルにおいて、広告後の空白スペースを実行でき、ソフトウェアプロバイダは、任意のモデルにおいて、広告後の空白スペースを避けることができる。パラメータの大部分は、このit‐just‐doesn‘t‐matterカテゴリーの範囲に属する。
【0111】
短命広告モデルに関して、ソフトウェアプロバイダは、多数の広告を多数の広告主あるいは2、3の広告主だけのいずれかから受信することが分かる。広告は多数の日数の間に存続する。広告は、使い尽くされ、比較的高速に廃棄される。このモデルでは、プレーリストがさらに使用される。クライアントの広告が少なくなる度に、クライアントは、クライアントの既存の広告と混合するためにもっと2、3の広告を記述する他のプレーリストを要求する。広告が広告の割り当てられた時間を超える場合、広告は廃棄される。この広告モデルでは、プレーリストサーバは、実際に広告のためのパラメータのみを伝送するのに役立つ。しかしながら、このパラメータは、結局、なんとかして伝送されねばならないので、これは許容可能である。
【0112】
ソフトウェアプロバイダは、広告モデルを混合したい、例えば、長く続く広告および短命広告の混合を行うことを望むと仮定する。いかにこの状態が処理されたかは化学量論に依存する。キャッシュが、大部分の継続する広告および2、3の短命広告で充満されるかあるいは将来充満される場合、ソフトウェアプロバイダは、単にreIntervalを増加させ、継続する広告モデルにおけるようにプレーリストを使用できる。換言すると、ソフトウェアプロバイダは、単に2、3のランダム広告を選択し、各プレーリストに与えられ、もっと2、3のランダム広告を選択し、クライアントが次日取り出す次のプレーリストに与えられる。一方、キャッシュが大部分の短命広告および2、3の継続する広告だけを含む。1つのプレーリストは、前述のように継続する広告を列挙する。残りのフェース時間は、短命広告のプレーリストを使用して満たされる。
【0113】
前述の論議は、いかにプレーリストが著しい異なる広告モデルを提供するために使用できるかを示している。プレーリストがこれを行うことができる理由は、プレーリストは、余分レベルのサーバ制御だけにあり、Eudoraとその広告との間にあるということである。
【0114】
アドウェアeメールソフトウェアに対する広告の重要性が与えられると、ソフトウェアプロバイダの主要な関心の一つは、「アドウェアが広告を受信しない場合、何が起こるか」ということである。例えば、ユーザあるいはISPは、単にファイヤウォールあるいは他の手段を使用することによってEudoraへの広告の流れを遮断してもよい。それとは別に、ユーザは、単に、広告あるいはプレーリスト(あるいは両者)を例えば、ユーザのコンピュータからランダムあるいは周期的に削除してもよい。これが起きる場合、ユーザは表示する広告を全然有しない、すなわち、ユーザは、広告を見るかあるいは料金を支払うことをしないで全機能バージョンのEudoraを得る。これは、本発明による典型的なソフトウェアの1つの重要な局面に打ち勝ち。一方、ユーザは、ハードウェアあるいはソフトウェア問題あるいはユーザが広告を取り出させない他の問題を有してもよいしあるいはソフトウェアプロバイダの広告サーバはいくつかの理由のためにダウンさえしてもよい。
【0115】
ソフトウェアプロバイダは、簡単な質問、すなわちユーザはメールを送受信しているかを尋ねることによってこれらの2つの状態を区別する。答えがイエスである場合、ソフトウェアプロバイダは、広告の遮断がソフトウェアプロバイダが取り組む必要がある何かがあると仮定する。ソフトウェアプロバイダがこの問題に取り組む方法は段階的に増大する一連の広告故障Nagに対するものである。これらは2週間あるいはソフトウェアが広告を受信するまで続く。2日毎にソフトウェアは広告を受信し、ソフトウェアは、1日だけ広告故障Nagタイマーを減少させる。タイマーが設定値になる場合、ソフトウェアはユーザにお詫びを表示し、フリーウェアバージョンに戻り、信用のおけないユーザによって所有されるようなユーザのソフトウェアにマークをつける。ユーザがアドウェアに戻すように試みる時点で広告ユーザが接続される場合、信用のおけないユーザは、アドウェアに戻るだけが可能にされる。図32〜34を参照せよ。ソフトウェアプロバイダが万一Eudoraを廃棄することを常に決心し、広告なしにEudoraを使用させたいならば、ソフトウェアプロバイダは単に永久登録コードを公表する。
【0116】
それとは別に、eメールクライアントは、有利なことには、広告故障状態が上記の広告故障Nagの使用を必要とすることを決定するいくつかのより非常に複雑な機能を含む。対応する広告ダウンロード機能が所定の時間中ダウンロードできない場合、例えば、クライアント装置は、広告ダウンロード故障状態を識別できる。さらに、対応する広告表示機能が、所定の時間、例えば、プレーリストサーバから受信された新プレーリストおよび/またはeメールクライアント装置によって使用するために記憶された現プレーリストで指定された時間に広告を表示できなかった場合、eメールクライアント装置は、広告表示故障状態を識別できる。どちらかの状態が前述の広告故障Nag機能を呼び出す。
【0117】
ソフトウェアプロバイダが知る必要があることの1つは、ソフトウェアプロバイダが考えている広告が実際表示されているので、広告がしばしばのように、およびソフトウェアプロバイダが広告が表示されている限りの間表示されていることを確認することにある。これは広告主に対して信用性を保持するのに決定的に重要であることが分かる。典型的な会計検査方式は下記の機能を含む。
【0118】
・広告表示の回転ログを保持する。このログは毎週1回引っ繰り返す。広告が表示される場合、広告が取り除かれる場合、広告が、Eudoraの累積フェース時間、累積実行時間等のように他の事象に加え、クリックされる場合、ログは広告関連事象を記録する。
【0119】
・ランダムに、ユーザにログを伝送する許可を求める。毎月百人のユーザ毎の中から1人の頻度で、ユーザの許可をログをソフトウェアプロバイダに戻すことを求める。許可が与えられる場合、ログは、ASCIIでフォーマット化され、出力メッセージに入れられ、待ち行列にされる。ユーザが調べる機会を与えられる場合、ユーザが望む場合、ログ収集を取り消す。図35を参照せよ。
【0120】
・選択されたユーザに対しては、pastryを供給する。ログのランダム送信に加えて、ソフトウェアプロバイダは、ランダムに、特定のユーザにサーバとの取引を詳細に会計検査するユーザの許可も求める。これによって、ソフトウェアプロバイダは、クライアントおよびサーバ行動を相互関連させることができる。
【0121】
典型的なEudora eメールクライアントソフトウェアに応用可能な計装の他の詳細は図36〜39で行われる。
【0122】
例えば、図5、図12、図14、図16および図17に示されたいろいろの状態流れ図は、複数のウェブページ、例えば、ソフトウェアプロバイダサーバの1つ、例えば登録サーバ301からアクセスし、引き出すことができるHTMLページを参照した。図1を参照。次に、これらのページおよびソフトウェアがこれらのページにアクセスするために使用するURNの一般的な目的は下記により詳細に述べられる。
【0123】
ユーザが適切な位置に向くようにサーバを助けあるいはウェブページを基にした形式の所定の項目に予め記入することによってユーザを支援する情報をサーバに与えることはクライアントに役に立つことが分かる。これはURNの問い合わせ部の機能である。問い合わせ部に入ってもよい要素は下記に列挙される。問い合わせ部が2つのグループに分割されることが注目される。第1のグループは、個人に向けられたものとみなされる項目を含み、適切である場合だけ項目を伝送するのに大いに注意を払うべきである。第2のグループは、プライバシーに敏感であるとみなされない項目を含む。
【表12】
【0124】
【表13】
【0125】
一般的には、ソフトウェアプロバイダの非広告URNの全てが始まる。
【0126】
http://jump.eudora.com/jump.cgi?action=whatever
「アクション」は、ユーザがどんな機能を実行したいかを決定する。次に、ソフトウェアプロバイダは、図40に示されたチャートに従って、適当に%エスケープされ、すなわちパーセンテージ(%)あるいはアンパーサンド(&)記号によって分離されるいろいろの他の問い合わせ部をURNに付加する。図40で参照された各種類のウェブページの簡単な論議が真下に提供される。
【表14】
【0127】
図1に示された全システムのクライアント側を述べると、今やシステムのサーバ側に目に向ける。しかしながら、このネットワークは、当該技術分野で周知であるものであるので、詳述されない。
【0128】
特に、プレーリストサーバ(PLS)あるいはServlet、プレーリスト要求に応答するアプレットは、次に詳述される。PLSは、HTTP要求をサービスし、HTTP応答を返すサーバ側プログラムである。各要求は異なるスレッドを送り出し、クライアントとPLSとの間の通信のデータフォーマットは典型的な実施形態でXML符号化される。PLSは、有利なことには、下記のJava(登録商標)パッケージを使用して例示できる。
【表15】
【0129】
Servlet doPost方法が呼び出される場合、続くのはPLSのタスクフローの説明である。図41を参照せよ。PLSは、XML要求を構文解析し、クライアント更新要求を示すオブジェクトを形成する。データアクセスはSAXを使用して実行されることが分かる。クライアント要求を記録する場合、PLSはクライアント要求情報をいわゆるクライアント更新テーブル(図示せず)に記憶する。
【0130】
プレーリスト要求は、所与の日中通常100nと示されているクライアントコンピュータに常駐する複数のeメールから受信できることが分かる。同じSQLステートメントを繰り返して出される場合、問い合わせに応じて新規ステートメントを発生するよりもむしろ作成ステートメントを使用することはより効率的であることが分かる。ロギング動作において、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、反復ステートメント生成を避けるために下記のセマンティックを使用できる。
【0131】
PreparedStatement ps = conn.prepareStatement(“INSERT INTO ClientUpdate(date,userAgent,PlayListed,Y)values(?,?,?,?,..)”);
新規プレーリストを発生する際に、Servletは、有利なことには、SQL問い合わせおよびプログラミングフィルタリングの両方を使用できることに言及すべきである。これらの処理は、データベースをアクセスする場合、競合を防止するために同期化されることも分かる。プレーリストを発生する適切な擬似コードは図42Aおよび図42Bに示される。図42Aにおける擬似コードの第1のブロックは広告リストを生成する。擬似コードの第1のブロックによって生成された広告リストは、アクティブであり、所定の時間フレーム内に供給できる全ての画像広告を保持することが分かる。図42Aに列挙される擬似コードの第2のブロックは、広告を供給されるのに必要とされる時間を計算する。図42Bに示されている擬似コードの第3のブロックは、使用可能なフェース時間を埋めるために使用できる付加広告を決定する。換言すると、メールクライアントソフトウェアは、埋める残りの時間がある場合、生成されたプレーリストは、期限切れ広告に対する利用可能な時間を自動的に埋める、すなわち広告履歴になく、残されたゴールショータイムにもぴったりと合う期限切れ広告を探す。
【0132】
XMLを発生する場合、コメントを生成し、命令等を処理することはしばしば役に立つ。パッケージXPライタは、出力XMLコード、すなわちファイルに特定の種類のノードを作成する方法のセットを提供する。下記のものは、PLSはXML出力を生成する際に使用する方法の短いリストである。
【0133】
・要素を開始する‐開始タグ
・要素を終了する‐終了タグあるいは空の要素として現開始タグを閉じる。
【0134】
・属性は属性をタグ名値対フォーマットに加える
・コメントはコメントを書く
PLSは、2つの表の要求に応じて発生された情報、クライアント情報部およびプレーリスト一般情報を保持するプレーリスト一般応答テーブルおよびエントリ部を保持するプレーリスト固有応答を記憶する。PLSは、有利なことには、問い合わせに応じて性能を最適化するために作成ステートメントAPIを使用できることが分かる。
【0135】
再び、図41を参照すると、この図は、有利なことには、プレーリスト応答と同様にプレーリストの表示およびレンダリングを記述するクラス図を示す。このクラス図は、反復XML書き込み方法呼出しを含む、すなわちこれらの方法呼出しはプレーリストに関連したXMLタグを発生するためにPLSによって使用される。
【0136】
次に、図43を参照すると、この図は、ひとまとめにしてプレーリストServletを規定する主要なプレーリストServletクラスを示している。より詳細には、プレーリスト要求クラスは、要求を処理し、その後、XML要求をクライアント更新オブジェクトにマッピングするのに対して、プレーリスト応答クラスは、この応答を処理し、クライアント更新応答をクライアントに書き戻す。さらに、プレーリスト生成クラスは、プレーリストを生成するのに対してDBマネージャクラスはデータベース接続プールを処理する。付加詳細は図43から容易に明らかである。
【0137】
データベースを使用する記憶動作の全ては、有利なことには、スレッドできることが図44から明らかである。前述のように、データベースに関する全ての動作はMM.MySQLパッケージを実行される。
【0138】
要するに、本発明の1つの典型的な実施形態は、プレーリスト応答を通信ネットワークを介して情報サーバシステムと情報を交換するクライアント装置に供給し、広告を記憶することによって汎用コンピュータを専用プレーリストサーバに変換するソフトウェアを包含する。より詳細には、ソフトウェアは、クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を生成するプレーリスト応答生成機能およびプレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを完了する第1の通信機能を例示し、それにおいて、情報サーバシステムおよびプレーリストサーバが別々に制御される。プレーリストは、クライアント装置、例えばeメールクライアント上の広告のプレゼンテーション、例えば表示を命令しているが、広告は、有利なことには、本実施形態でいかなる数の方法でもクライアント装置に供給されてもよいし、クライアント装置によって検索されてもよいことが分かる。この典型的な実施形態では、プレーリスト要求は、好ましくは、識別子および広告プレゼンテーション命令を含む。対応する統一資源名(URN)は含むが、省略されてもよい。
【0139】
他の典型的な実施形態によれば、本発明は、汎用コンピュータを、プレーリスト応答を情報サーバシステムと情報と交換し、広告を広告サーバから通信ネットワークを介して受信する専用プレーリストサーバに変換するソフトウェアを包含する。ソフトウェアは、有利なことには、クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を発生するプレーリスト応答発生機能と、プレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを行う第1の通信機能とを含む。好ましくは、情報サーバシステムおよびプレーリストサーバは別々に制御される。本発明のこの典型的で非限定的な実施形態は、プレーリストによって規定された広告を供給するためにクライアント装置と専用広告サーバ(システム)との間の特定通信チャネルを意図としていることを分かる。この典型的な実施形態によって使用されるプレーリスト要求は、広告の表示および/または広告表示機能に関するクライアント装置の動作を命令する情報および新規プレーリストに含まれた広告のための名前およびURNの両方を含む。
【0140】
さらにもう一つの典型的な実施形態によれば、本発明は、汎用コンピュータを、プレーリスト応答を情報を情報サーバシステムと交換し、広告を通信ネットワークを介して広告サーバから受信する専用プレーリストサーバに変換し、
・クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を発生するプレーリスト応答生成機能と、
・選択情報をプレーリスト要求から抽出するプレーリスト要求構文解析機能と、
・プレーリスト要求の受信に応じてクライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答に含めるためのプレーリストを生成するデータベースドライバ機能の出力を受信するプレーリスト生成機能と、
・選択情報をプレーリスト応答生成機能に供給し、それによってプレーリスト生成機能を開始する選択情報供給機能と、
・それを介してプレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを行う第1の通信機能と、
・通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト要求受信機能を行う第2の通信機能とを含むソフトウェアを提供し、
情報サーバシステムおよびプレーリストサーバが別々に制御される。
【0141】
好ましくは、プレーリスト要求構文解析機能は、プレーリスト要求の適格性を検証する拡張可能マークアップ言語(XML)構文解析機能と、オブジェクトを発生するXML構文解析機能による検証後プレーリスト要求を受信するプレーリスト解析機能と、オブジェクトからの問い合わせを形成するオブジェクトを受信し、この問い合わせをプレーリストサーバデータベースに適用するデータベースドライバ機能とを含む。
【0142】
プレーリスト応答生成機能は、典型的な場合、プレーリスト要求を供給するクライアント装置によって使用される現プレーリストの名前を含むプレーリスト要求の受信によって開始されることに注目すべきである。情報サーバに接続された多数のクライアント装置の各々がプレーリスト要求を生成するが、本発明のこの特定の態様、すなわちプレーリストサーバの論議は、唯一つのクライアント装置を含むシステムの面から理解するのが最もよい。例えば、eメールクライアント装置の実際の実行は数千のクライアント装置の使用を意図している。
【0143】
プレーリスト要求は、有利なことには、クライアント装置で現在実行しているプレーリストを関する情報と、クライアント装置によって記憶された広告を提示、例えば表示する際にクライアント装置によって行われた経過に関するデータを記憶するユーザデータフィールドとを含み得る。
【0144】
プレーリスト要求を介してプレーリストサーバに供給できる情報の典型的で、非限定のリストは、
・現プレーリストを識別する第1のユーザデータフィールドと、
・ユーザ人口統計データを識別する第2のユーザデータフィールドと、
・ユーザ/クライアント装置動作データを識別する第3のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置の使用履歴を識別する第4のユーザデータフィールドと、 ・クライアント装置で作動するそれぞれのソフトウェアを識別する第5のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置のそれぞれのオペレーティングシステムを識別する第6のユーザデータフィールドと、
・ユーザが所定の時間間隔にわたってクライアント装置を使用した時間量を識別する第7のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置によって表示するために残っている記憶広告に対して要求される全表示時間量を識別する第8のユーザデータフィールドと、
・広告が所定時間間隔中クライアント装置によって表示された全時間量を識別する第9のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置に関連したディスプレイスクリーンの寸法を識別する第10のユーザデータフィールドと、
・所定の最も最近の時間間隔で表示された広告に対応する広告識別子のリストとを含む。
【0145】
有利なことには、プレーリスト要求構文解析機能は、選択情報をプレーリスト要求から抽出し、選択情報および他の情報、例えば、プレーリスト応答を発生する際にプレーリストサーバを制御するエンティティによって提供される情報を使用できる。プレーリスト要求は、真上に列挙された情報の全てあるいはサブセットを含んでもよいことが分かる。すなわち、プレーリスト要求構文解析機能は、ユーザデータフィールドの少なくとも1つに含まれた情報を抽出する。いずれにしても、プレーリストサーバによるプレーリスト要求の受信はプレーリスト応答の生成を開始する。
【0146】
プレーリスト要求に応じて、プレーリスト応答生成機能は、動作コマンドおよびプレーリスト応答の中の1つを生成する。前者に関して、プレーリスト応答生成機能は、有利なことには、混同プレーリスト要求の受信に応じて作動コマンドを生成できる。これは、一般的に新規プレーリスト要求を送信するようにクライアント装置に命令するエラーコードとみなすことができる。動作コマンドは、クライアント装置によってユーザに表示可能である関連エラーメッセージを含んでもよい。それとは別に、動作コマンドによって、クライアント装置は、プレーリストサーバを制御するエンティティによってプレーリストサーバに出されたコマンドに応じてクライアント装置によって受信および/または記憶された広告の全てを削除してもよい。換言すると、ソフトウェアプロバイダが既存の広告のフラッシュを望んでもよい時がある。すなわち、プレーリストサーバ、例えば、ソフトウェアプロバイダを制御するエンティティは、コマンドをプレーリストサーバに送信する、プレーリストサーバのコマンドによって、プレーリストサーバは、フラッシュコマンドに対して全てのプレーリスト要求のどちらかの特定のプレーリスト要求、例えば特定のソフトウェアバージョンによって発生されたプレーリスト要求に応答する。後者に関して、詳細の論議が続く。
【0147】
上述されるように、プレーリスト応答は、有利なことには、クライアント情報、すなわちいかにクライアント装置、例えば、PDA装置、が選択広告、すなわち時間中クライアント装置の受信を続く広告を提示、すなわち表示すべきかに関する情報および新規プレーリストの両方を含む。例えば、クライアント情報に含まれる選択パラメータは、広告を表示する継続表示モードと短命表示モードとの間でクライアント装置を切り換えることができる。クライアント情報は、典型的な場合では、
・クライアント装置によって表示される広告の引っ繰り返し速度を制御し、
・クライアント装置がプレーリスト要求を生成する周期性を指定し、
・広告の中の競合広告間の最小時間分離を確立し、
・クライアント装置が広告の各々を表示すべき方法を命令する仕様を確立できる。
【0148】
例えば、クライアント装置に利用可能な広告が現広告(支払済広告)および失効広告(無料広告)の両方を含まれる場合、クライアント情報は、クライアント装置が、失効広告を表示する前に現広告を表示する最小時間を含む。このクライアント情報は、クライアント装置が失効広告を表示することを許された最大時間も確定してもよい。いずれにしても、プレーリスト応答は、有利なことには、クライアント装置に新規プレーリストを現プレーリストに連結するかあるいは新プレーリストのために現プレーリストを廃棄するかのいずれかを行うように命令するコマンドあるいは選択パラメータを含んでもよい。クライアント装置動作面を制御するコマンドあるいは選択パラメータは、行われた通信リンクを介してプレーリスト応答の受信の際に実行される。
【0149】
プレーリスト応答に含まれた新規プレーリストは、選択広告の各々に対する名前および対応する統一資源名(URN)を含んでいる。URNは、広告サーバのそれぞれの名前を付けられた広告の記憶位置あるいはそれぞれの名前を付けられた広告のための他の記憶装置の位置にクライアント装置を再指向する広告サーバの位置の1つに応答できる。それとは別に、URNは、クライアント装置をそれぞれの名前を付けられた広告のための広告サーバに配置された広告記憶位置に再指向する広告サーバの位置を指定する。選択広告の各々の名前およびURNに加えて、新規プレーリストは、広告型式を識別する情報、すなわち、それぞれの選択広告の中のそれぞれに対する郵便切手広告、ツールバー広告、あるいはプラカード広告も含んでもよいことにこの点で言及すべきである。
【0150】
本発明の少なくとも1つの実施形態では、サーバコンピュータに記憶されたソフトウェアによって例示されたプレーリストサーバは、有利なことには、拡張可能マークアップ言語(XML)で記述された、すなわち符号化されたプレーリスト要求に応答することに注目すべきである。XMLで生成されたドキュメントの当業者は、これらのドキュメント、例えば、プレーリスト要求は、有利なことには、関連ドキュメント形式定義(DTD)を有してもよいことが分かる。システム性能を最適化するために、プレーリストサーバは、利用可能なDTD、すなわちプレーリスト要求構文解析機能に利用可能なDTDを有するべきである。DTDがプレーリストサーバに利用可能であることを確実にするいくつかのオプションがある。まず最初に、異なる型式のクライアント装置、例えばeメール装置あるいはPDAの各々に対するDTDは、プレーリストサーバによって記憶される。この場合、プレーリスト要求は、プレーリスト要求構文解析機能によって使用される特定のDTDを識別するDTDタグのみを含む必要がある。第2に、DTDは、有利なことには、プレーリスト要求に埋め込むことができる。どちらの場合も、プレーリストサーバおよびクライアント装置の両方共暗黙のうちに同じDTDを使用する。
【0151】
ソフトウェアプロバイダは、広告セキュリティに対する対策を行うべきであることに言及すべきである。実際に考慮する2つのセキュリティ問題がある。一つは、クライアントが有効広告を得るか否かである(これをクライアントセキュリティと呼ぶ)、第2は、有効クライアントが広告を取り出しているか否かである(これをサーバセキュリティと呼ぶ)。
【0152】
クライアントセキュリティの重要性は比較的小さい。定められた人が、まんまとEudoraをごまかしてソフトウェアプロバイダによって伝送された広告以外のいくつかの広告を表示させるようにする場合、そのことは多分大した問題ではない。このことは、1つあるいはそれ以上の多数のクライアントがそれを行い始める場合、問題となり得ないとは言えない。すなわち、しかしながら、注意深く言葉で表現したライセンス契約は、この特定の問題を生じる動作を少なくとも大きなサイトで回避させるべきである。しかしながら、些細な攻撃を避けるために、プレーリストおよび広告は、有利なことには、MD5(あるいは他の機構)で合計検査ができ、合計検査はプレーリストに記録される。次に、クライアントは、同じ機密発生源を使用してプレーリストおよび広告を合計検査し、その合計検査とプレーリストの合計検査とを比較してもよい。クライアントが適切な広告を得ることができない場合、これはともかく広告を得るための障害とみなされる。
【0153】
サーバ側セキュリティは潜在的に非常に大きい問題がある。ソフトウェアプロバイダは、ソフトウェアプロバイダが料金を請求している広告をソフトウェアプロバイダのユーザが実際見ていることを理解することに基づいて広告主に広告の料金を請求したい。これを確実に行うために、ソフトウェアプロバイダは、広告をダウンロードしているのは実際Eudoraであり、若干の危険な工程が多数の広告を取り出すために書き込まれていないことを確認すべきである。ある人は何故広告を取り出すために悩むのか。ソフトウェアプロバイダは、アマチュアハッカーの「自分達ができるため」動機付けを予め考慮できないが、実際の問題は広告収益、すなわち広告奨励金である。広告取り出し毎に第三者に対する収益を生み出すことができるために、多数の広告取り出しを生じるためにこの第三者に対する非常に著しい金銭上の報奨金がある。したがって、ソフトウェアプロバイダは、Eudoraのコピーによって行われない広告取り出しを防止(および/または検出)することは絶対に必要なことである。ソフトウェアプロバイダが販売業者と契約した契約にこのような取り出しが違反しているかもしれない場合、これらの取り出しは詐欺の形式を構成する。
【0154】
有利なことには、例えば、広告サーバ303で実行するソフトウェアで実現できる詐欺検出にはいくつかの異なる方式がある。ソフトウェアプロバイダが最終的には詐欺を検出するために使用される方法は何であっても、万一詐欺が生じた場合、詐欺を検出することは重要なことでもある。
【0155】
認証は容易に理解される。すなわち、広告を取り出すプログラムがEudoraの有効なコピーであることを証明できない場合、ソフトウェアプロバイダは可能な詐欺に警告が出される。しかしながら、認証は、自分自身への挑戦を行い、不可能でありあるいは実用的でなくもしくは不必要であるかもしれない。
【0156】
統計解析はいくつかの顕著な長所を有するが、著しい欠点も有する。この長所は、クライアントにおける最少作業(したがって、分解に対して全然傷つきやすくない)クライアントあるいはサーバのいずれかに実行時間が全然ないこと、すなわち、あらゆることがソフトウェアプロバイダ側から容易に変更可能な実行を評価している間「この事実の後」行うことができる、遡及するように加えられた能力を含む。統計解析の欠点は、統計解析が決して完全に確実でないこと、およびソフトウェアプロバイダは適切な統計値等を収集できないことを含む。
【0157】
ソフトウェアプロバイダが集めるかあるいは計算するかもしれないパラメータあるいは統計量のリスティングは真下に示されている。
【表16】
【0158】
上記に列挙されたパラメータを監視することから入手できる生のデータを与えられると、下記のものは、生成できる可能な統計量の典型的で、包括的でないリストである。
【表17】
【0159】
ソフトウェアプロバイダが非常に認識しなければならない問題の一つは、ユーザのプライバシーの保護である、すなわち、ユーザは、一般にユーザが知らないでソフトウェアプロバイダに提供された情報に基づいて広告を受信したくない。最も当たり障りのさい情報さえ特に全ての形式の情報を集めることに反対する極端に声を出す、被害妄想のユーザ社会のサブセットがある。連続番号のような比較的合法的なしくみさえ完全に回避される何かとみなされる。ソフトウェアの連続番号は、ソフトウェア供給者には些細な事柄のように見えるかもしれないが、この種の「タグ付け」に反対するユーザは存在し、ソフトウェアプロバイダはこのようなユーザに気づくべきである。可能な最大限度までこのような事項を避けるために、ソフトウェアプロバイダは、下記の条項を含む機密情報方策を採用すべきである。
【0160】
・許可の獲得‐ソフトウェアプロバイダが、ユーザを識別できるいかなるデータも集めるかあるいは広告主に伝送する前に、ソフトウェアプロバイダは、ユーザの十分にはっきりと述べられた許可(図35を参照)あるいは十分にはっきりと述べられたのに近い許可を得るべきである。用語「十分にはっきりと述べられた」は、ユーザがEudoraのようなソフトウェアプログラムを登録するウェブページにソフトウェアプロバイダが特別のプライバシー警告を入れてもよいことを示すために使用される。ここで、ユーザは、データをソフトウェアプロバイダに提供する動作をはっきりと行っている。すなわち、それ自体、十分にはっきりと述べられた許可は必要とされるべきではない。一方、ソフトウェアプロバイダは、ユーザがソフトウェアプロバイダに情報を与えたことを知らないことを妥当なユーザは主張し、たとえ情報がソフトウェアプロバイダに比較的明らかであるように見えても、そこで十分にはっきりと述べられた許可を要求してもよい範囲を懸命に努力して識別すべきである。
【0161】
・データ分離‐できる限り、ソフトウェアプロバイダは、登録情報から独立した支払い情報を保有するべきであり、両方の種類の情報は人口統計情報等とは独立して保有すべきである。ソフトウェアプロバイダは大いにデータベースを相互に関連させるように勧めてもよいが、ソフトウェアプロバイダは、データベースが実際に相互関連される場合、潜在的な大きな苦難に直面する。さらに、ソフトウェアプロバイダは、データベース相関のないまさに目標を定められた広告をなお出すことができるので、ソフトウェアプロバイダは別個のデータベースを保有すべきである。
【0162】
・ユーザ検証可能性‐できる限り、ソフトウェアプロバイダによって確立された保護は、エンドユーザによってパケットスニファーで検証可能であるべきである。ソフトウェアプロバイダは、ソフトウェアの動作、例えばEudoraの動作を観察する活動を奨励することさえしてもよい。一つには「ソフトウェアプロバイダは広告主にあなたの個人データを与えていない」と言うことである。すなわち、ユーザが、これがその場合であることを検証できることはもうひとつのことである。
【0163】
・強い公的および私的な参加‐ソフトウェアプロバイダは、プライバシー方針に対して分かりやすくて、公にされる必要があり、ソフトウェアプロバイダは、内面的にこの方針を尊重する。ソフトウェアプロバイダが単にプライバシーをソフトウェアプロバイダが行わなければならない何かとみなし、不利な論評範囲を避ける場合、ソフトウェアプロバイダは、それをうまく行うことができなく、結局トラブルになる。
【0164】
要するに、本発明は、ソフトウェア製品がユーザによって料金を支払された場合に稼働される「第1の全機能セット」バージョン(すなわち、「ペイウェアバージョン」)と、ユーザがソフトウェア製品に助成金を出すためにクライアント装置に供給された広告を受信することに同意する(例えば、詐欺あるいは十分はっきりと述べられた契約のいずれかによって)場合に稼働される「第2の全機能セット」バージョン(すなわち、「アドウェア」バージョン)と、ソフトウェア製品に料金が支払われない(すなわち「フリーウェア」バージョン)および「第2の全機能セット」バージョンが稼働されない場合に稼働される「縮小機能セット」バージョンとを含む3つの「必要なものを完備した」異なるバージョン(あるいは「モード」)を含む多モードソフトウェア製品、例えば、eメールバージョンを包含する。本発明は、このような多モードソフトウェアをインストールさせる多数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。第1および第2の全機能セットがeメールサポート機能に関して同じであることが分かる。第2の全機能セットが、第1の全機能セットで現れていないプレーリスト機能および広告取り出し機能ならびに表示機能を含んでいることも分かる。
【0165】
さらに、本発明は、前述の多モードソフトウェアをさらに含み、それにおいて、この多モードソフトウェアは、所定の状態を検出する(例えば、監視されたユーザ活動レベル、および/または所定の数よりも少ないダウンロードされた広告、すなわち「信用のおけないユーザ」判定基準に基づいて)際に「アドウェア」バージョンから「フリーウェア」バージョンに自動的に切り換えるモード切り換え機能を含む。本発明は、広告をこのような多モードソフトウェアをインストールさせる多数のクライアント装置に自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0166】
本発明は、前述されたような多モードソフトウェアをさらに包含し、それにおいて、多モードソフトウェアは、所定の「広告障害状態」例えば、所定の数よりも少ない所定の時間内にクライアント装置によって受信および/または表示された広告、の発生を検出する際に「アドウェア」バージョンから「フリーウェア」バージョンに自動的に切り換えるモード切り換え機能と、「最後のNag以来の時間」を監視し、監視された「最後のNag以来の時間」および/または累算された広告ダウンロード/ディスプレイ統計量あるいは情報に基づいて動的に変えられる「Nagスケジュール」に従って「広告障害Nag」を生成する「広告障害Nag」機能とを含む。本発明は、この多モードソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0167】
1つの典型的な実施形態では、本発明は、前述されたさらに多数のソフトウェアを含み、それにおいて、多モードソフトウェアは、現在稼働されるソフトウェア製品の現モードに左右される、および最後のNagが発生された時間、および/または累算された広告ダウンロード/表示統計量あるいは情報、および/または他の監視状態に基づいて異なる種類のNagを発生するNagを含む。例えば、異なる種類のNagは、「登録Nag」と、「ペイウェアNag」と、「アドウェアNag」と、「更新Nag」と、「広告障害Nag」とを含む。本発明は、この他モードソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0168】
他の典型的な実施形態では、本発明は、ソフトウェアが稼働される場合に表示される広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ユーザ活動レベルを監視し、監視されたユーザ活動レベルに基づいて(例えば、「個別」および/または「累算」の広告表示パラメータに基づいて)クライアント装置のダウンロード広告の表示を制御する制御機能とを組み込むソフトウェア製品(例えば、eメールソフトウェア)を包含する。本発明は、このソフトウェアをインストールさせる多数の装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0169】
本発明も、eメールサーバシステムとは離れており、eメールサーバシステムとから独立している遠隔サーバシステムから広告を自動的にダウンロードする制御機能を組み込むeメールソフトウェア製品ならびにこのeメールソフトウェア製品をインストールさせるクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法を包含する。特に、このシステムは、広告の配信を管理し、処理し、制御し、eメールサービスをこのeメールソフトウェア製品をインストールさせる任意の特定のクライアント装置に供給するeメールサービスシステムを制御する制御エンティティ(例えば、本譲受人、クゥアルコム社によって運営されるエンティティ)から離れ、かつこのエンティティとから独立している制御エンティティによって制御される広告サーバシステムを含んでいる。したがって、JUNOオンラインサービスシステムに適切に対比すると、本発明のこの態様によれば、広告サーバシステムおよび電子サーバシステムは、独立して、すなわち別個および独立した制御エンティティの制御の下で作動される。
【0170】
有利なことには、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされるクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ファイルダウンロード機能と、(各広告に対して)下記の広告パラメータ、すなわち、この特定広告の任意の所与の表示に対して最大広告表示時間、あるいはフェース時間、この特定の広告に対して最大全/累算広告表示時間、あるいはフェース時間、毎日この特定の広告を表示する最大時間数、それ以前にこの特定の広告を続けるべきでない日付/時間、およびそれ以後にこの特定の広告を続けるべきでない日付/時間、のいろいろの組み合わせおよび下位の組み合わせを含むダウンロード広告ファイルに含まれる広告パラメータに基づいてクライアント装置のダウンロード広告の表示を局部的に制御する制御機能とを組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアも包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0171】
本発明は、広告をソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に取り出されるように指定する遠隔サーバシステム(例えば、プレーリストサーバシステム)からプレーリストおよび指定広告が記憶されている広告サーバのソースアドレス(例えば、URN)を取り出し、取り出されたプレーリストで指定された広告を取り出し、取り出された広告をクライアント装置に記憶する自動広告ダウンロード機能を組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアも包含することが分かる。本発明は、ソフトウェア製品をインストールさせ、特定のクライアントからのクライアントプレーリスト識別子を含むプレーリスト要求に応じて、クライアントプレーリスト識別子によって識別されたクライアントプレーリストとプレーリストサーバに記憶された現プレーリスト(任意にはこの特定のクライアント装置にカスタマイズされてもよい)とを比較し、それから新規広告をクライアント装置によって取り出されるように指定する新規プレーリストおよび指定された新規広告が記憶された広告サーバのソースアドレスをクライアントの装置に送り返すプレーリストサーバ(あるいはプレーリストサーバシステム)を含むクライアント装置に広告を配信するシステムおよび方法をさらに含んでいる。
【0172】
任意には、クライアント装置にインストールされたソフトウェア製品の前述の自動広告ダウンロード機能は、現在クライアント装置に記憶された広告、例えば、現プレーリストで指定されない広告の中の全サーバあるいはプレーリストサーバ指定の広告を削除(廃棄)できる;および/またはクライアント装置にインストールされたソフトウェア製品の前述の自動広告ダウンロード機能は、新規プレーリストと現クライアントプレーリストとを合体できる。本発明は、Eudoraアドウェア方式で使用されるこの新規のプレーリスト/広告取り出し処理の実行のいくつかの変更および詳細も包含する。
【0173】
さらに、本発明は、このソフトウェア製品を販売する特定のソフトウェア製品販売業者を識別する顧客インストーラを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアを包含する。本発明は、広告を遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされるクライアント装置に自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ソフトウェア製品販売者が広告から受け取る広告収益を特定のソフトウェア製品販売業者に分配するのを容易にする目的のためにこのソフトウェア製品を販売する特定のソフトウェア製品販売業者を識別する顧客インストーラとを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアをさらに包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含し、それにおいて、このシステムはソフトウェア製品販売業者ID情報をクライアント装置から受信し、このソフトウェア製品販売業者ID情報を使用し、ソフトウェア製品販売者が広告主から受け取る収益を特定のソフトウェア製品販売業者に分配するのを容易にする集中制御機能を含んでいる。それとは別に、あるいはさらに、ソフトウェア販売者によって販売された各ソフトウェア製品に対するソフトウェア製品IDを、例えばソフトウェア製品の各コピーに関連した連続番号あるいは参照コードに基づいて(例えば、相互参照および/または相関テーブルによって)識別する中央データベース機能を利用できる。
【0174】
さらに、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、各特定の広告ダウンロードセッションに対して制限時間を課す組み込み「デッドマンタイマー」、例えばクライアント装置は「デッドマンタイマー」によって課される制限時間の満了の際に遠隔サーバシステムから切り離される、を利用する制御機能とを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールを包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0175】
本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、いろいろの新規の機能を有する計装・会計監査モジュール、例えば、広告関連統計値の回転ログを保有および/またはユーザ許可があるランダムなおよび/または統計に基づいた広告有効性会計監査を実行する計装・会計監査モジュールとを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアとして特徴付けることができることも分かる。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含し、それにおいて、このシステムは、ランダムの方法あるいは統計的な方法で、例えば、広告配信システムの統合性および/または有効性を監視する目的のために、広告関連統計情報を選択クライアント装置から得る集中制御機能を含んでいる。
【0176】
さらに、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ユーザが、例えば、ユーザが予め訪れたリンクおよび各々に対して若干の状態情報とともにユーザに予め表示された広告をリストにするリンク履歴ウィンドウを含むグラフィックユーザインタフェース(GUI)を提供することによって以前に見た広告を再度見ることができる「リンク履歴」機能とを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアを包含する。好ましくは、ユーザが、例えば適切な広告リンクを単一クリックすることによって、表示するためのリンク履歴ウィンドウに列挙された広告を選択でき、例えば、適切な広告リンクをダブルクリックすることによって、リンク履歴ウィンドウに列挙された任意の所与の広告のソースウェブサイトを訪れることができる機構が装備される。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0177】
さらに、本発明は、「最後のNag以来の時間」を監視し、監視された「最後のNag以来の時間」に基づいて動的に変更される「Nagスケジュール」に従ってユーザに「絶えず責めたてる」「Nag」を組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアを包含する。
【0178】
最後に、本発明は、遠隔サーバとの別個の通信セッション中単一画像を表す別個のファイル部(例えば、広告ファイル、例えばGIFファイルの別個のファイル部)をダウンロードするダウンロード機能を組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアを包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)をさらに包含する。
【0179】
本発明のこの好ましい実施形態は、上記に詳述されているけれども、ここで教示され、当業者に明らかであるかもしれない基本発明の概念の多数の変更および/または修正は、添付された特許請求の範囲に規定された本発明の精神および範囲内になおあることを明らかに理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
コンピュータシステムが本発明によるいろいろの機能を実行するのに適している、ネットワークを介して複数の独立して作動されるサーバ装置に接続される複数のクライアント装置を含む高レベルのコンピュータシステム図である。
【図2】
図1に示されたクライアント装置の代表的な高レベルのクライアント装置図である。
【図3】
図3Aおよび図3Bは、本発明による典型的なeメールソフトウェアアプリケーションの主ナビゲーションスクリーンの広告の他のおよび非制限配置を示している。
【図4】
図4Aは、ソフトウェアのバージョンが、新ユーザ、旧ユーザ、およびEP4ユーザによってインストールされる場合の状態遷移を示している。
図4Bは、図4Aに示された状態流れ図に関連したダイアログボックスを示している。
【図5】
広告ユーザが登録広告ユーザになる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図6】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図7】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図8】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図9】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図10】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図11】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図12】
フリーユーザが登録フリーユーザになり得る処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図13】
図12と関連した付加ダイアログボックスを示す。
【図14】
全ユーザが本発明によりソフトウェアを更新することを気づかされる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図15】
更新Nagに対応する典型的なダイアログボックスを示している。
【図16】
ボックスユーザが支払済ユーザになり得る処理の典型的なダイアログボックスを示している。
【図17】
支払済ユーザが未支払済ユーザになる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図18】
本発明の典型的な実施形態によるEudora eメールソフトウェアのマックOSのための典型的なNagウィンドウディスプレイタイムラインを示している。
【図19】
本発明によるソフトウェアによって使用されるNagスケジュールを示している。
【図20】
図20Aは、本発明の典型的な実施形態に使用されたリンク履歴ウィンドウの模擬スクリーン捕獲である。
図20Bは、本発明によるeメールクライアントがオフラインであることをユーザに思い出させるダイアログボックスである。
【図21】
図21Aは、eメールプログラム操作の広告伝送の影響を決定する際に使用される仮定を示している。
図21Bは、加入者ベース対毎日ダウンロードされる新しい広告数に関するバンド幅要求を列挙する表である。
【図22】
本発明による典型的な広告取り出し処理の状態流れ図である。
【図23】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図24】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図25】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図26】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図27】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図28】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図29】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図30】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図31】
図31Aは、本発明による典型的な実施形態で可能な広告ディスプレイの他のモードのパラメータ変動を示している。
図31Bは、本発明による典型的な実施形態で可能な広告ディスプレイの他のモードのパラメータ変動を示している。
【図32】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図33】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図34】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図35】
本発明によるアドウェアソフトウェアの操作を監査することに関連した典型的なダイアログボックスを示している。
【図36】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図37】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図38】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図39】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図40】
本発明の一態様による典型的なeメールシステムとともに使用できることが有用なことである複数のウェブページの機能を要約する表である。
【図41】
本発明による他の典型的な実施形態がdoPost方法論に従って作動する場合にオブジェクトおよびタスクフローに対するXMLコードのマッピングを示すクラス図である。
【図42】
図42Aは、ひとまとめにして本発明によるPlayListを発生する際に図1のサーバ302によって使用できる擬似コードリストを構成する。
図42Bは、ひとまとめにして本発明によるPlayListを発生する際に図1のサーバ302によって使用できる擬似コードリストを構成する。
【図43】
図1に示されたサーバとクライアントコンピュータの少なくとも1つの一つとの間で要求および書き込みの処理を示す他のクラス図である。
【図44】
本発明の他の態様によるデータベースアクセスを示している。
【符号の説明】
10…システム構成、100A−100N…クライアントコンピュータ、201…通信装置、205…記憶装置、206…記憶装置、207…ダイナミックメモリ装置、208…モニタ、209…中央処理装置、
301−304…サーバ
(著作権に関する注意)
本特許文書の開示の一部には、著作権保護の対象になっている資料を含む。著作権所有者は、特許商標庁の特許ファイルまたは記録に表れる、特許文書または特許開示のいずれかによるファクシミリ複写に異議はない。しかしその他の場合は無断転載を禁ずる。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に電子メール(「eメール」)ソフトウェアおよびシステムの分野に関する。具体的には、本発明は、広告主支援eメールソフトウェアをインストールしたクライアントコンピュータに広告を配信する広告主支援eメールソフトウェアに関する。
【0003】
【従来の技術】
本特許出願書は仮特許出願第60/169,622号(1999.12.8付け出願)を基にする。この仮特許出願はその全文を本明細書の一部をなすものとしてここに引用する。
【0004】
電子メール(「eメール」)は、最近では広く普及した通信形態になっている。一般に、eメールは以下のように動作する。eメールソフトウェアを、通信ネットワークを介して多数の他のクライアント装置と通信できるように装備され、構成されたクライアントコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ(PC))にインストールする。通信ネットワークへのアクセスは、通信ネットワークサービスプロバイダ(例えばインターネットサービスプロバイダ(ISP)および/または民間のネットワークサービスプロバイダ)により提供される。それらの通信ネットワークサービスプロバイダにより、ユーザは1つまたは複数のeメールアカウントを確立する。そのアカウントの各々は特定のeメールアドレス(例えば[president@whitehouse.gov])で識別される。eメールソフトウェア(例えばeメールクライアント)により、クライアント装置のユーザはeメールメッセージを作成し、それを通信ネットワークを介して他のクライアント装置に送り、また通信ネットワークを介して他のクライアント装置から受け取ったeメールメッセージを読むことができる。ユーザはeメールメッセージを複数の受取人に同時に送ることができ、この機能は時々メーリングリストまたは、極端な場合はバルクメーリングを使用するのに参照される。一般的なeメールクライアントはPOP3(Post Office Protocol Version 3)、SMTP(Mail Transfer Protocol)、IMAP4(Internet Mail Access Protocol Version 4)、および/またはMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)をサポートしている。
【0005】
各ISPおよび各民間ネットワークの各々のeメールサービスプロバイダは、独立して、eメール通信システム(または簡単に「eメールシステム」)を運営管理している。これらの独立して運営されているeメールシステムは双方向の蓄積交換通信システムであり、インターネットを介して交互接続されている。各eメールシステムは一般に複数のeメールサーバを備え、受信送信eメールメッセージを格納し、転送し、ルーティングし、または単にユーザ/宛先受取者に利用できるようにする。異なるeメールシステムが別々の管理組織で運営管理されている。インターネットの出現により、ユーザは、受信eメールサーバ(またはサーバクラスタ)と送信eメールサーバ(またはクラスタ)の両方を備えた単一システム(すなわち単一組織の管理下の受信送信eメールサーバの両方)に制限されない。AOLおよびJUNOなどの民間のeメールシステム以外の大部分のeメールクライアントは、第1の組織で管理される受信eメールサーバ(クラスタ)および第2の組織で管理される送信eメールサーバ(クラスタ)からeメールを受信するように(つまり別々の組織)構成できる。もっとも普通のeメールユーザは単一組織で運営される各サーバからダウンロードおよびアップロードする。
【0006】
一般に、ユーザがeメールメッセージを送信するか、または受信したメッセージを読む場合(操作は規定した手順に従って自動的に発生する)、eメールソフトウェアを起動する。起動の際、eメールソフトウェアは以下の機能を実行する。
*規定した通信メカニズム(例えばダイアルアップモデム、ISDNコネクション、DSLまたはADSLコネクション)を呼出し、規定した通信リンクを介して、ホストISPまたはeメールサービスプロバイダとのコネクションまたは通信セッションを確立する。
*送ることを望むすべてのeメールメッセージを、ISPまたはeメールサービスプロバイダで運営されているeメールサーバシステムに、電気的に送信または転送する(例えばSMTPサーバを介して)。
*ホストISPまたはeメールサービスプロバイダによりクライアント装置に送られたすべての受信eメールメッセージを受信する(例えばPOP3またはIMAP4サーバを介して)。
*受信したすべてのeメールメッセージを、クライアント装置内の規定したメモリ位置に格納する(例えばeメールクライアントまたはユーザ選択位置設定により確立されたデフォルト位置のどちらかで)。
【0007】
典型的なeメールソフトウェアは、登録商標EUDORA PRORおよびEUDORA LIGHTR(以後、一般に「Eudora」と呼ぶ)の下に、現在の譲渡者QUALCOMM INCORPORATEDにより販売されている、市場で入手できるeメールソフトウェアである。一般にEUDORA PRO eメールソフトウェアはユーザに「フル機能セット」を提供し、EOUDORA LIGHTは「フル機能セット」のサブセットである「縮小機能セット」を提供する。EUDORA PRO eメールソフトウェア(前バージョンは本文で「EP4」としている)はユーザ料金(またはユーザ代理人負担)が必要であり、「ペイウェア」とみなすことができる。一方、EUDORA LIGHT eメールソフトウェアは無料で登録ユーザに提供され、「Freeware(フリーウェア)」と考えることができる。Eudoraのすべてのバージョンをインストールしたクライアント装置の各々は、「Eudoraクライアント」と考えることができる。実際、非常に多くのEudoraクライアントが存在する。
【0008】
現在の譲渡者QUALCOMM INCORPORATEDは、最近一般向けEUDORA eメールソフトウェアの新バージョン、Eudora Adware(以後単に「Adware」と呼ぶ)をリリースした。この新バージョンAdwareは、前に引用したEudoraのペイウェアとフリーウェアバージョンを含む新しいEudoraソフトウェア製品に含まれている(すなわち一体化部分である)。有利な点は、Eudora Pro(登録商標)のAdwareバージョンは、規定した基準または条件に従う自動モードと、指定したユーザ操作(例えば登録、支払い、選択等)に従う手動モードのどちらでも起動または切り換えできることである。このEudora Adwareの新バージョンとマルチモードEudora eメールソフトウェア製品は同一機能を含んでおり、現在の譲渡者側の要望により、Eudoraのペイウェアバージョンで提供されている「フル機能セット」が無料でユーザに提供されるようになった、これはクライアントに対する広告主による広告支払い体の配分することによってなされ、それによりユーザから広告主への支出/収入の源泉を効果的に移動する。したがって、この新Eudoraソフトウェア製品は「広告主支援」または「広告主助成」または単に「スポンサー付き」ソフトウェアと考えることができる。
【0009】
大部分のインターネットサービスプロバイダ(ISP)およびeメールサービスプロバイダは均一な月額料金をユーザに課している、一方プロバイダによっては使用量(例えば規定時間を超えるオンライン時間に対する追加料金)を基にした料金を課すものもある。しかし、基本のeメールサービスを持つことは希望するが、インターネットアクセスを必要としないかまたは支払いを望まない多数のユーザが存在する。少数の会社がこのマーケット分野の要求に応えて、受信するeメールメッセージと共に広告を受け取ることに同意するユーザ/加入者に無料eメールサービスを提供している。
【0010】
関連資料によれば、このような無料eメールサービスを提案し、提供した最初の会社はは、FreeMark Communications(a.k.a.「ProductView Interactive」)であった。無料eメールサービスを提供するFreMarkのシステムと方法は、PCT公開特許出願国際出願番号WO 96/24213号に開示されており、発明者Mark GoldschmittとRobert A.Youngの米国出願番号第08/382,118号に基づく、1995.2.1の優先日付を有する。このPCT公開特許出願は本明細書に特に引用している。手短に言えば、この無料eメールシステムは広告主が補助金を出資し、加入者に送信するeメールメッセージにその添加物(例えば、GIF(graphical interchange format)画像ファイル添加物)として広告を添えていた。広告は加入者コンピュータに格納され、その受け取ったeメールメッセージはその加入者がオフラインで読む間表示された。そのプロモーション資料のいくつかで、FreeMarkは添付広告を「切手」と呼んだ。FreeMarkの資料では、加入者が受信した各メッセージは切手を貼った封筒として表され、その切手が広告であった。
【0011】
その後、Juno Online Service,L.P.(以後、単に「JUNO」)社が無料eメールサービスを導入した。JUNO社の無料eメールサービスを提供するシステムと方法は、米国特許第5,809,242号(Marsh外に1998.12.8付けで交付された)に開示されており、その内容は本明細書に引用している。民間のJUNO社のeメールサービスを使用して、民間のJUNO社のeメールサーバシステムに接続してeメールメッセージを送受信するときは多くの広告が加入者にダウンロードされ、加入者コンピュータのローカルに格納されたその広告は、加入者がオフラインでeメールメッセージを作成または読むとき(すなわち加入者コンピューに前もってインストールしたJUNO社のeメールソフトウェアを起動するとき)に表示される。ローカルに格納された広告は、加入者コンピュータの表示スケジューラの管理の下に表示され、それに対して広告を動的に循環または変化できる。この結果、加入者に提供される広告の連続変化表示がなされる。民間のJUNO社のeメールシステムのその他の各種の態様と特徴は、米国特許第5,838,790号(McAuliff外に1998.11.17付けで交付された)、および米国特許第5,848,397号(Marsh外に1998.12.8付けで交付された)に開示されており、これら両方の特許も特に本明細書に引用している。
【0012】
FreeMarkおよびJUNOの両方の民間の無料eメールシステムを使用して、広告とeメールメッセージの両方は単一のeメールシステム(例えばJUNOは単一の固有のサーバ上に両方を格納するが、そのサーバはユーザが最初にサービスにサインアップするときに、そのユーザに割り当て(設定される)られる)に格納され、eメールシステムの全部分を制御している共通制御エンティティの指示により加入者に配送される。これは無料eメールサービスを提供するには望ましいシステムアーキテクチャであるが、eメールのシステムに独立の広告主支援eメールソフトウェア(すなわち特定の民間eメールサービスプロバイダに拘束されず、公共標準(例えばPOP3、SMTP、IMAP4等)をサポートする)の配信を目的とするシステムに適するシステムアーキテクチャではない。さらに、無料eメールシステムアーキテクチャは、複数のeメールアカウント(例えば業務用および個人用eメールアカウント)を所有する多くの人には適さない。前述のように、本発明はEudoraクライアントに広告を配信するシステムと方法を提供し、ユードラ(Eudora)のeメールソフトウェアのフル機能バージョンを広く無料でエンドユーザに配信する広告収入を発生することを意図したものであった。さらに本発明は、共通的かつeメールシステムから独立のeメールソフトウェア(すなわちすべての特定の民間eメールサービスまたはサービスプロバイダにも拘束されない)を提供することを意図したものであった。
【0013】
したがって、本発明では新規のマルチモードのEudora eメールソフトウェア製品を開発してきた。このソフトウェアにはPayware(ペイウェア)、Freeware(フリーウェア)およびAdware(アドウェア)を含み、さらにこの新しいソフトウェア製品を装備したクライアントに広告を配信する新規のシステムと方法を考案した。以下に明らかになるように、この新規のシステムの目的とアーキテクチャは、民間のFreeMarkおよびJUNOのeメールシステムと根本的に異なる。これに関しては、マルチモードのEudora eメールソフトウェア製品、およびこの新しいソフトウェア製品を装備したクライアントに広告を配信する新規のシステムと方法は多数の異なる発明を包含しており、それらは以下の開示とそこで引用する説明から明瞭になる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述の説明から、前述の欠点を克服した、補助されるeメールクライアントのための当技術分野での必要性が現在も存在する。本発明は現在利用できる技術の欠点と不足箇所を克服し、当技術分野での必要性を満たすことを目的とするものであった。
【0015】
その態様の1つとして、本発明は自動広告ダウンロード機能を組み込んだeメールソフトウェアを含み、フル機能のeメールソフトウェア製品を補助する目的で(例えばeメールソフトウェア製品の「フリーウェア」バージョンをユーザに提供すること)、自動的に広告をダウンロードしてeメールソフトウェアを起動したときに表示する、この場合のeメールソフトウェアはeメールシステムに独立である。好ましくはeメールソフトウェアは、共通的なスタンドアロン製品(すなわち実質的にすべてのeメールサービスプロバイダまたはeメールシステムに接続して機能する)であり、オープンな標準規格に準拠するサービスを備える。本発明はまた、eメールソフトウェアをインストールした多数のクライアント装置に広告を自動配信するシステムと方法を含む。
【0016】
1つの態様によれば、本発明は、それぞれのeメールオペレータにより運営されている複数のeメールサーバの少なくとも1つにeメールメッセージを送受信するeメールクライアントを備え、そこでのeメールクライアントは、1つまたは複数eメールシステムを運営する管理組織と異なる管理組織で運営されている広告サーバから少なくとも1つの広告を受信する。
【0017】
別の態様によれば、本発明は、それぞれのeメールオペレータで運営されている複数のeメールサーバの少なくとも1つからeメールメッセージを受信し、また送信するeメールクライアントを実行するeメールクライアントソフトウェアを格納する記録メディアを備えており、ここでのeメールクライアントは、eメールサーバとは独立して運営している広告サーバから広告を自動的に受信する。
【0018】
さらに別の態様によれば、本発明はeメールクライアントを操作する方法を含んでおり、広告サーバオペレータにより提供され、複数の独立して運営されているeメールサーバと互換性があり、オープンなeメール標準規格に準拠する方法を含む。好ましくは、その方法はeメールサーバの選択した1つから少なくとも1つのeメールを定期的に送受信するステップ、広告サーバオペレータから定期的に広告を受信し、さらに広告サーバオペレータにより提供される指示に応答して受信した広告を表示する。
【0019】
さらに別の態様では、本発明はeメールシステムを備えており、そのシステムには、複数ユーザ宛ての受信eメールメッセージを格納する受信eメールサーバと、ユーザで発生した送信eメールメッセージを送信ルーティングする送信サーバと、eメールサーバを独立して運営している広告サーバと、さらにそれぞれのユーザで操作される複数のeメールクライアントを含む。好ましくは、eメールクライアントの各々が受信eメールサーバに格納されたそれぞれのeメールメッセージをチェックし、eメールクライアントに格納されたすべての送信eメールメッセージを送信eメールサーバに送信し、さらにeメールクライアントがオンラインの時に、利用する広告を広告サーバからダウンロードする。
【0020】
1つの態様では、本発明は通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアを提供し、このソフトウェアは、1つ以上の広告ダウンロードセッションの間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能とを例示的に具備する。
【0021】
他の態様では、本発明は通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアを提供する。好ましくはこのソフトウェアは、1つ以上の広告ダウンロードセッション間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能と、クライアント装置のユーザがeメールメッセージを作成することができるようにするeメール作成機能と、ユーザが通信ネットワークを通してeメールメッセージを他のクライアント装置に送信できるようにするeメール送信機能と、ユーザが通信ネットワークを通して他のクライアント装置からeメールメッセージを受信できるようにするeメール受信機能とを例示的に具備する。
【0022】
前述の発明概念の多くのその他の機能、態様、使用、用途、利点、修正、変更および代替実施形態が、以下の技術説明から明らかになるであろう。この技術説明はすべての目的に対する本出願の不可欠部分を構成する。さらに、上記に説明しなかった追加的発明概念をこの技術説明で開示し、本出願にこのような発明概念を包含させることを意図するものである。
【0023】
さらに、本発明の前述および以下の説明中に使用する特定の項目は次のように定義する。
【表1】
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明のこれらの及びいろいろな他の機能および態様は、同じあるいは同様な番号が全体に使用される添付図面とともに行われた上記の説明を参照して容易に理解される。
【0025】
次に、具体的な実施形態および典型的なアプリケーションは、他の本発明の有利な教示を開示するために添付図面を参照して説明される。
【0026】
本発明は、特定の用途のための具体的な実施形態に関してここに説明されているが、本発明はこれに限定されないことを理解すべきである。当業者およびここに行われた教示へのアクセスは、本発明が著しい有用性のものであるその範囲内および付加的分野内の他の修正、用途および実施形態を認識する。
【0027】
次に、特定の図面を参照すると、図1は、本発明の代表的な実施形態による機能を実行するのに適している典型的なシステム構成10を示している。代表的な実施形態は、多数のユーザがeメールメッセージを作成し、送信し、受信し、読み出すeメールに関して一般に記載されているけれども、本発明はそれに限定されない。例えば、本発明は、同様に無線ネットワークを介して株価を受信する専用ソフトウェアを組み込むパーソナルデジタルアシスタント(PDA)に適用可能である。したがって、本発明の原理は単にeメールシステムに限定されるものとみなされるべきでない。本発明の原理は、プロバイダ、例えば、プログラムプロバイダがソフトウェア機能の中心部セットのためのいろいろな金の支払いオプションを使用してそのソフトウェアをユーザに利用可能にさせたいオンラインサービスに用いられる。
【0028】
図1に示されるように、システム10は、複数のクライアントコンピュータ100a、100b、...、100nを含み、ここで、nは任意の正の整数である。好ましくは、通常100と示されているクライアントコンピュータの各々は、本発明によりクライアントプログラムを実行するワークステーションあるいはパーソナルコンピュータのいずれかであってもよい。典型的な場合、クライアントコンピュータ100a、100b、...、100nは、有利なことには、ネットワーク200、例えば、インターネットを介して下記により詳細に述べられる複数のサーバ301〜304に接続できる。それとは別に、ネットワーク200は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、あるいは無線ネットワーク、あるいはそのいくつかの組み合わせの中の1つであってもよい。図1が非限定の典型的なシステムを示し、クライアントの数は任意の数のサーバに接続されてもよいが分かる。
【0029】
図2は、図1に示されたクライアントコンピュータ100a、100b、...、100nの典型的なクライアントコンピュータのハードウェア構成をさらに詳細に示している。代表的な実施形態では、クライアントコンピュータ100aは、コンピュータプログラム(本発明の1つの典型的な実施形態によるクライアントプログラムを含む)を実行し、クライアントコンピュータ100aの動作を管理し、制御する中央処理装置209を含む。フロッピーディスク駆動装置のような記憶装置205は、中央処理装置209に結合され、データおよびコンピュータプログラムをフロッピーディスクのような交換可能記憶媒体へおよびこの交換可能記憶媒体から読み出し、書き込む。中央処理装置209に結合された記憶装置206は、コンピュータプログラムおよびデータを記憶する機構も備えている。記憶装置206は、好ましくは高記憶容量を有するハードディスクである。RAMのようなダイナミックメモリ装置207は中央処理装置209にも結合される。記憶装置205および206ならびにダイナミックメモリ装置は、用語が以前に定義されたメモリの非限定例であることに注目する。クライアントコンピュータ100aは、例えば、キーボード203、マウス204、モニタ208、および通信装置201のような典型的な入出力装置を含んでいる。通信装置は、モデム、イーサネットインタフェースカード等であってもよい。
【0030】
再度図1を参照すると、クライアントコンピュータ100a、100b、...100nの各々は、ネットワーク200を介してサーバ、例えば301〜304のいずれかと選択的に通信できる。図1に示されたコンピュータシステム10では、サーバの各々は専用機能を実行する。典型的な場合、サーバ301は登録機能を実行する、すなわち(下記により詳細に述べるように)登録情報を各クライアントコンピュータから受信し、サーバ302は、プレーリスト(PlayList)をクライアントコンピュータ100a、100b、...100nに供給し、サーバ303は、プレーリストで指定された広告を供給し、サーバ304は、従来のeメールシステムサーバシステムとしの役を果たす、すなわち入力eメールサーバおよび出力eメールサーバを備える。サーバ301および302だけは、実際、ソフトウェアプロバイダ、例えば好ましい実施形態では、クゥアルコム社の直接制御下にある必要があることに言及すべきである。ただし、サーバ303はまた、有利なことにはソフトウェアプロバイダの制御下にあってもよい。ソフトウェアの参照はディスクベースソフトウェアに限定されると解釈されるべきではないことにも言及すべきである。これらの命令はダイナミック命令から読み出されても読み出し専用メモリ(ROM)あるいは他の別の形のこのような装置にファームウェアとして記憶されても、用語「ソフトウェア」は、プロセッサによって実行される命令として広く解釈されるべきである。
【0031】
本発明の一態様によれば、「ソフトウェア」は、有利なことには、全てのユーザによって使用することができるソフトウェア、例えばEudoraソフトウェアを含む単一バイナリ(クライアント装置毎に)ファイルとし供給できる。このバイナリファイルは、3つの主要動作モード、すなわちPayware(ペイウェア)、Freeware(フリーウェア)、およびAdware(アドウェア)の中の1つで動作する。ペイウェア動作モードでは、ユーザは、ソフトウェアを使用するためにソフトウェアプロバイダに料金を支払わなければならない。フリーウェアは、全てが自由に使用できるが、ペイウェアあるいはアドウェアのいずれかよりも少ない機能を有する。ペイウェアユーザは、ソフトウェアプロバイダが料金の支払いの時点でこのユーザに提供する登録コードによって自分の料金の支払いを証明する。このコードは自己検証し、どのバージョンにユーザが操作する資格が与えられているかを識別するのに十分なデータを含む。Eudoraのペイウェアバージョンのユーザは、ユーザの料金の支払い後の暦年中に発生される全てのバージョンのEudoraを得る資格を与えられていることに注目すべきである。このソフトウェアは、好ましくは、ソフトウェアに対する更新が利用可能であるかどうかを決定するために周期的に所定のサイト、例えば、クゥアルコム社によって保有されたサイトをポーリングする。更新が利用可能である場合、このソフトウェアは、有利なことには、下記により詳細に述べられるようにソフトウェア更新を得るオプションの小さいウェブページをユーザに提供する。
【0032】
アドウェアはペイウェアの全ての機能を有するが、ユーザからの金の支払いの必要がないことは注目される。アドウェアが必要であることは、ユーザがソフトウェアプロバイダのサイトおよび/またはソフトウェアプロバイダによって指定された1つあるいはそれ以上のサイトからダウンロードする広告を表示し、見ることである。ソフトウェアの初期状態がアドウェアであることも注目される。
【0033】
典型的な実施形態では、各クライアントコンピュータは、下記により詳細に述べられているように広告サーバ303から広告を妨害なく、著しいバンド幅を必要としないでダウンロードする。さらに、広告は、有利なことには、ソフトウェア、例えばEudoraの使用を著しく損なわないように表示できる。図3Aおよび図3Bは、典型的なEudora eメールソフトウェアの主スクリーンに統合される広告を示している。
【0034】
本発明の典型的な実施形態の機能および新規な機能を説明する際に使用される専門用語のいくつかは上記に示されている。Eudoraソフトウェアにより本発明の完全な理解を容易にする付加的専門用語は直ちに下記に示される。
【表2】
【0035】
前述のように、「ソフトウェア」は、有利なことには、全てのユーザによって(必要ならば)インストールでき、使用できるソフトウェア、例えばEudoraソフトウェアを含む単一バイナリファイルとして供給できる。このバイナリファイルは、3つの主要な動作モード、すなわちペイウェア、フリーウェアおよびアドウェアの中の1つで作動する。次に、本発明によるソフトウェアプログラムのインストールおよびいろいろの機能の動作は、より詳細に説明されると同時にその状態図が主要なユーザ状態およびこのユーザ状態間の遷移を示すいくつかの状態流れ図を参照する。流れ状態図では、下記の規約が守られる。
【0036】
・隆起したグレーの正方形はダイアログにおいてボタンのための概念上の名前である。
・若干の経路にはメニュ項目が付けられている。これらの項目はnagを待たないで直接当該ウィンドウを持ち出すために使用できる。
・原則として、任意のダイアログあるいはnagはキャンセルでき、ユーザを最初の状態に戻したままにする。
・WEB Page(ウェブページ)は、ユーザ状態を変えるかあるいはより多くのダイアログを発生できない。したがって、全てのウェブページはユーザの最初の状態に戻される。
【0037】
上記に示された規約に関して、Eudora eメールソフトウェアが次に説明されると同時にあるバージョンのソフトウェアが新ユーザ、旧ユーザ、およびEP4ユーザの中の一人によってインストールされる場合に状態遷移を示す図4を参照する。ソフトウェアプロバイダは、全機能セットに対して料金を支払うかあるいはイントロダイアログの減少された機能セットを有するソフトウェアを受信するオプションをユーザに提供しないことが注目される。ソフトウェアプロバイダは、ユーザがヘルプメニュを遂行することによってソフトウェア機能セットのこれらの他のバージョンを得ることができるという事実と同様に、例えば、図4Bに示されたダイアログボックスと同様にダイアログボックスによってこれらのオプションを説明するが、ソフトウェアはAdware(アドウェア)バージョンにデフォルトする。
【0038】
図4Aに示されたEP4ユーザおよびボックス購入者によってとられた経路は若干の労作に値する。図4Aで参照されるコード発生器は、有利なことには、Eudora eメールプログラムそのものにはないバイナリファイルのインストーラモジュールによって例示される。ユーザがソフトウェアの4.x>4.3更新機能を使用している場合、ソフトウェアは、EP4のコピーを検索し、ソフトウェアのコピーを見つけると、コード発生器によって、ユーザは登録コードファイルを発生できる。ユーザがボックス外のインストーラを実行している場合、インストーラは、EP4のコピーを最初に探さないで登録コード発生を可能にする。そのように発生された登録コードファイルが、Eudoraは「登録を必要とする:イエス」を示す行を含む点で特殊であることに言及すべきである。Eudora eメールは、テキストのこの行に注目し、ユーザを未登録状態にして、それからソフトウェアを登録するようにユーザを絶えず責めたてる。一旦ユーザが登録すると、同じ登録コードはユーザに再伝送され、(登録コードは現コードと同じであるので)Eudora eメールソフトウェアは、暗黙に受信し、フラグをeメールソフトウエアに登録する要求を作り出す。
【0039】
図5は、Adware User(アドウェアユーザ)が登録アドウェアユーザになる処理の状態流れ図を示す。図示された典型的な場合、登録処理は、ネットワーク200を介して互いに接続されている、クライアントコンピュータ100aと登録サーバ301との間の対話を必要とする。図5では、図4Aに示されたアドウェアユーザは、いくつかの他の機構によってソフトウェアプロバイダに登録する。例えば、広告ユーザは、図3Aの上部に示されたツールバーから利用可能であり、図6に示されたように支払いおよび登録オプションを選択する「ヘルプ」プルダウンメニュに登録することを望んでもよいし、このメニュを単に起動してもよい。それとは別に、アドウェアユーザは、下記により詳細に述べられているように所定の時間にソフトウェアによって発生されたNagボックス、すなわちNagダイアログボックスを受信してもよい。最後に、広告ユーザは、eメールを介して登録、すなわちサーバ301によって発生され、eメールサーバ304によってクライアントコンピュータ100aに送信された登録コードを受信してもよい。
【0040】
図6に示されるように、支払いおよび登録ウィンドウは、広告ユーザがアドウェアを登録でき、ソフトウェアに金を支払い、ユーザに利用可能な全てのバージョンを列挙し、人口統計情報を供給することによって広告ストリームをカスタマイズするか修正し、受信登録コードを入力し、Freeware User(フリーウェア ユーザ)に提供される削減された機能セットに格下げするいくつかの選択ボタンを供給する。ユーザは、Registered Adware User(登録済アドウェアユーザ)、Registered Freeware User(登録済フリーウェアユーザ)、および登録済ペイウェアの中の1つになるように登録コードを入力できることに言及すべきである。図10を参照せよ。ソフトウェアは、登録済アドウェアは登録Nagに左右されないことを除いて登録済アドウェアのための同じ状態流れ図に従って作動することが分かる。
【0041】
ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、登録方式を自己検証登録コード併用できるので、データベースは登録を検証する必要がない。検証のためのアルゴリズムは、いくつかの競合する制約を満たすことを目的とする、すなわち、このアルゴリズムは、実施するのが安全で、さらに容易であり、ユーザに対して過度に煩わしくないことが必要である。Eudora eメールは、検証のための始動でその登録コードを検査する。登録コードが無効である場合、ユーザは未登録とみなされるべきである。ユーザが支払済モードユーザである場合、これは、ユーザがダイアログボックス(図示せず)を使用して警告されるべきであるスポンサーモードに対するスイッチを含む。この警報には、コードを再入力する機械が続く。登録コードを発生する必要な入力か下記の通りである。
【表3】
【0042】
複数の登録コードアルゴリズムは、有利なことには自己検証登録コードを発生する際に使用できることが分かる。要するに、ソフトウェアプロバイダは、上記に列挙された入力を行い、この入力を合計検査し、この入力(登録名を含む)を混合し、いろいろなアルゴリズムの中のいずれかに従って一緒に合計検査し、16ビット番号ストリングとしてこの結果を符号化する。符号化およびビット混合は反転でき、次に登録名とともに合計検査は登録コードの有効性を検証するために使用できることが分かる。
【0043】
ソフトウェアプロバイダは、Freeware(フリーウェア)(Eudoraライト)ソフトウエアモード、アドウェア(スポンサー)ソフトウエアモードおよびPayware(ペイウェア)(Eudoraプロ)ソフトウエアモードに対して別々の登録コードを記憶することに注目すべきである。1つの動作モードに対する登録コードの受信は、他のモードに対する登録コードが壊されるべきであることを意味する。
【0044】
一旦登録モードが発生されると、ユーザは、どうにかして有効登録コードをEudora eメールクライアントに入力しなければならない。これは3つの方法の中の1つで行うことができる。
【0045】
・手動。ユーザは、入力コードダイアログボックスの中に値をタイプあるいはペースト(paste)できる。図10を参照せよ。
【0046】
・Windows(ウィンドウズ)登録。Eudora始動で、ソフトウェアは、ウィンドウズ登録の登録コード(例えば、ソフトウェア\クゥアルコム\Eudora\チェック、ファーストネーム、ラストネーム、登録コード)を探す。これらの選択が検出され、有効である場合、この値は、コピーされ、eメールクライアントの選択レジスタあるいはルックアップテーブルの中に入れられるべきである。
【0047】
・登録コードファイル。Eudora始動で、ソフトウェアは、典型的な場合、「RegCode.dat」という名前のアプリケーションソフトウエアフォルダのファイルを探す。これらの選択が検出され、有効である場合、この値は、コピーされ、eメールクライアントの選択レジスタあるいは関連ルックアップテーブルに入れられるべきである。
【0048】
ソフトウェアプロバイダによって、特別の場合のMIME部はEudora eメールクライアントにメールできることにも言及すべきである。このMIME部を受信するユーザは、情報を検証し、入力するように自動的に要求される。ユーザは、後で再度アタッチメントも実行できる。特別のコンテント形式属性(「登録コード」)はこのMIME部を起動することが要求され、Eudora eメールはこれらを送信できない。
【0049】
MIME部(および登録コードファイル)のフォーマットはRFC822ヘッダスタイルフィールドを含むテキストファイルのフォーマットである。このフォーマットはアプリケーション/vnd.Eudora.データの登録済MIME形式を有する。このフィールドはこのMIME部に含まれる。
【表4】
【0050】
Eudoraファイル形式フィールドが示されねばならないことに注目すべきである。上記に列挙された他のフィールドは示されてもよいし示されなくてもよい。
【0051】
上記の説明から、ユーザにメールされた登録コードがユーザより前に検証されるべきである。使用されるために、登録コードは下記のテストを満たさなければならない。
【0052】
・有効性‐無効登録コードは無視されるべきである。
・直接性‐登録コードのメールされたフィールドは、ユーザのパーソナリティの中の1つに対するアドレスを含むかあるいはユーザの「私に」ニックネームにあるべきである。
・適応可能性‐新しい登録コードは既存の有効登録コードを自動的に無視すべきではない。この処理の唯一の例外は、ペイウェアモード登録コードはフリーウェアあるいはアドウェア登録コードを無視すべきであるということであり、ユーザの既存のペイモードと同じであるペイウェアモード登録コードは「Eudora要求登録」Nagを使用禁止にするために使用できる。
【0053】
一旦登録コードが上記のテストを満たすことが決定されると、ユーザは、コードを受信することが要求されるべきである。典型的な受信ダイアボックスは図10に示される。
【0054】
上記に示されるように、一方の部分が他方の機能であるので、登録コードは自己検証する。しかしながら、考察されるべき「検証」の他の意味がある、すなわち、登録コードは特定のバージョンのEudoraと併用することに対して「有効」であるか否かである。これは、登録コードのExpMonthとソフトウェアプロバイダがアプリケーション(プラグイン、セッティング等によって上書きできない場所で)にするBuildMonthフィールドとを比較することによって行うことができる。ExpMonthおよびBuildMonthが一致する場合、登録はeメールクライアントによって有効とみなされる。
【0055】
図6は、フリーウェアユーザが登録済フリーユーザになり得る処理の状態流れ図を示している。図5および図12の状態流れ図は多くの点で同様であることが分かる。しかしながら、図12の状態流れ図によって、付加Nagダイアログボックス、すなわちいわゆる図13に示されたいわゆる機能Nagダイアログボックスはアドウェアユーザおよびペイウェアユーザに利用可能な強化された機能のフリーユーザおよび登録済フリーユーザ両方に思い出させることができる。フリーウェアユーザおよび登録済フリーウェアユーザに関して、登録済フリーウェアユーザが登録Nagダイアログボックスを受信しないことが分かる。図12に示された状態流れ図は、フリーウェアユーザがその人口統計情報を入力するよりもむしろ全機能を試行するオプションを与えられることを除いて、アドウェアユーザ(図5)に用いられる状態流れ図と非常に類似していることが分かる。
【0056】
この点で全てのユーザが所定の間隔で更新Nagダイアログボックス(図示せず)を受信することも言及すべきである。Eudoraは、eメールセッション中毎週1回更新ページをチェックする。更新ページが変更した場合、ユーザはEudora eメールソフトウェアを更新することを絶えず責めたてられる。たとえページが変更しなかった場合、ユーザは、ユーザが最新ソフトウェアバージョンを有することを保証するために更新をチェックするために30日スケジュールを絶えず責めたてられる。図14の状態流れ図を参照せよ。更新Nagは、どのユーザが(もしあれば)アップグレードする資格を与えられるバージョンをユーザに提供する。図15を参照せよ。Nagそのものは、ユーザがダウンロードするバージョンのEudora eメールソフトウェアとのリンクを有するHTMLドキュメントである。
【0057】
図16は、ボックスユーザが支払済ユーザ、すなわちペイウェアユーザになり得る処理の典型的な状態流れ図を示している。ソフトウェアプロバイダが特にボックスユーザに示すNagは登録Nagであることが分かる。一旦ボックスユーザが登録されると、ボックスユーザは正規の支払済ユーザに変換される。しかしながら、ボックスユーザのための支払い日付がソフトウェアプロバイダによって特定値にセットされるので、ソフトウェアプロバイダは、ボックスユーザが、例えばユーザが自由に前方に進むためにソフトウェアプロバイダから更新を受信する時間に受信するどのバージョンのソフトウェアを制御できるかに言及すべきである。
【0058】
絶えず責めたてることの概念を導入すると、これは、本発明によるソフトウェアで実行される絶えず責めたてることのいろいろの機能を論議するための便利な点である。2つの主要な問題は、(1)いかにソフトウェアプロバイダがユーザを絶えず責めたてるか、および(2)何時ソフトウェアプロバイダがユーザを絶えず責めたてるかである。
【0059】
理想的には、Nagウィンドウズは無モードウィンドウズである。ユーザは、閉じたボックスを使用してウィンドウズを閉じるかあるいはユーザの動作項目の一つを行うことによってウィンドウズを退去させるかもしくはユーザズ ウィンドウリストにある場合は常にウィンドウズをドリフトさせることができる。ウィンドウズNagウィンドウズは、下記に述べられるマックOSNagウィンドウズとは働きにおいてわずかに異なる。Nagウィンドウズが浮動ウィンドウズである。すなわち、ソフトウェアプロバイダは、おそらくユーザがかなり短い順序でNagウィンドウズを退去させることを期待する。しかしながら、Nagウィンドウズは実行からバックグラウンドタスクを停止しないことが分かる。
【0060】
多くて一つの一度に開く各々の異なった形態のNagウィンドウズがあることに言及すべきである。同一の異なった形態の旧ウィンドウズは有利なことにはリサイクルされる。すなわち、ユーザが絶えず責めたてられる原因となっている次の時間に所与のNagウィンドウズがなお開いている場合、このウィンドウは再使用され、ウィンドウスタックの上部に返される。ユーザに用いることができる全てのNagはヘルプメニュからの選択によってユーザに利用可能であるべきであるので、このような手動Nag呼出しはNagタイマーをリセットしないけれども、ユーザが望むならば、Nagウィンドウズの中の1つを誤って退去させるユーザは自分自身に故意に絶えず責めたてることができることも言及すべきである。
【0061】
好ましくは、Nagは全ての他のウィンドウズの上部で開かれ、例えば、「Tip of Day」および他のダイアログボックスを含み、他のNagウィンドウズを除外する自動的に開かれたウィンドウズは、ユーザが手動で他の非Nagウィンドウを開かれたウィンドウズの上に動かすまで開かれたウィンドウズの上に常に配置される。ウィンドウズバージョンのEudora eメールソフトウェアの実行制約により、Nagを不明瞭にし得るウィンドウだけは他の浮動ウィンドウズである。これは、主に多重ドキュメントインタフェース(MDI)子ウィンドウズが最大化可能であるべきであるという要求によることが分かる。それがウィンドウズプログラムマネジャーおよびウィンドウズファイルマネジャーのような多数の一般に使用されているウィンドウズアプリケーションおよびユーティリティによって使用された標準のウィンドウズインタフェースであることに言及すべきである。すなわちMDIインタフェースは、IBMによる共通ユーザアクセス(CUA)規格セットの一部でもある。各MDIに従うアプリケーションによって、あなたがたは、テキストを編集し、データベースを管理するかあるいはスプレッドシートで作動するようなファイル専用タスクのための子ウィンドウズを開いて、若干の可能なタスク以外を示すことができる。
【0062】
図18は、本発明の典型的な実施形態によるマックOSバージョンのEudoraでNagウィンドウのためのフローチャートを示す。図18では、ソフトウェアは、シンボル(I)、すなわち時間(I)によって示されるようにインメールボックスをいま示す。次に、Eudora eメールは、シンボル(2)によって示されるように、ユーザを絶えず責めたて、メールボックスの上にNagを置く。若干の「フレッシュミート」メールボックスに到着する。通常、これは上部で開く。しかしながら、ソフトウェア、すなわちユーザがどれの後ろにも手動で送信しなかったソフトウェアによって表示される「新しい」Nagがあるので、その代わりに、「フレッシュミート」は、シンボル(3)によって示されるようにNagの下で開く。ユーザは、シンボル(4)によって示されるように、手動でフレッシュミートを前部に動かす。この後、メールがより多くのミートに到着する場合、Nagはもはや新しくなく、より多くのミートは、シンボル(5)によって示されるように通常の方法により上部で開くことができる。
【0063】
ウィンドウズ環境のいずれかのNagウィンドウズの配置は、一般に、かなり簡単である。Nagウィンドウズは、ユーザがこのウィンドウズを閉じるまで、他の浮動ウィンドウズの上でMDIボックスの外側を単に浮動する。全マッキントッシュダイアグラムがMDIボックスの内部で行われるとユーザが仮定する場合、この規則の例外はマックOSNagウィンドウのように動作する更新Nagである。特に、これは更新Nagがウィンドウズ環境で最大化されてもよいことを示すことに注目。
【0064】
Nagスケジュールの基本概念が上記に導入されたけれども、この点のNagスケジュールのより詳細な論議は本発明の典型的な好ましい実施形態によるソフトウェアの所定の態様および機能の理解を容易にする。Eudora電子ソフトウェアでは、各スケジュールは、所与の日付(Nagベース)以来の日数(最後を除いて)を示す数のセットである。ソフトウェアプロバイダは、ユーザが絶えず責めたてられる最後の時間をさらに見失わないようにしなければならない(最後の遅延)。Nagベースおよび最後のNagの両方が各型式のNagに対して別々に追跡すべきであることに注目。ソフトウェアプロバイダは、例えば、登録Nagおよび更新Nagに対する値を混合してはいけない。Nagスケジュールの最後の数は繰り返し間隔である。一旦他のNagが全て使い果たされると、ユーザは、最後の日数が過ぎる度に絶えず責めたてられる。
【0065】
Nagスケジュールを理解する最も良い方法は、図19に示されるようにこのスケジュールを時間線としてみなすことにある。この特定の時間ラインは、[0,4,9,12,3]に対するものである。Nagが15日時点および18日時点でNagは最後の数のために(3日)の繰り返し間隔があるということに注目。したがって、図19では、最後のNagよりも大きく、現在日よりも小さいかあるいは等しいNag日がある場合、ユーザは絶えず責めたてられるはずである。2日以上のNag日が過ぎた場合、ユーザは1度だけなお小言を言われる。
【0066】
一旦Nagウィンドウが開かれると、最後のNagが現在日にリセットされることに言及すべきである。0の最後のNag間隔は、Nagが規定された期間が満了した後少しも多く行われないことを示すことにも言及すべきである。Eudora電子ソフトウェアが有利なことには、任意のNagが当然アプリケーション始動および各メールチェックの完了にあるかどうかを決定するソフトウエアサブルーチンを含んでいる。後者の場合に関して、ソフトウェアは、メールチェック中毎週1度更新ページの修正日付をチェックする。更新ページが過去の週中に修正された場合、ソフトウェアプロバイダは、メールチェック中更新情報をダウンロードし、ユーザにユーザのソフトウェア、例えば、Eudora eメールソフトウェアを更新するようにユーザを絶えず責めたてる。図15を参照せよ。最後に、ユーザの状態が開いたNagが最早関連ないように変わる場合、このNagは閉じられ、最早表示されないことが注目される。
【0067】
前述の論議は広告に関するいろいろの問題にも簡単に触れられる。より詳細には、広告を含む主要なクライアント問題は、いかにソフトウェアが広告を表示するか、何時ソフトウェアが広告を表示するか、いかにソフトウェアが広告を得るか、いかにソフトウェアプロバイダが人口統計情報を得て、伝送するか、広告が実際に表示されることをいかにソフトウェアプロバイダが検証するかである。
【0068】
図3Aを再び参照すると、Eudora eメールソフトウェアの主ウィンドウは、主ウィンドウの対向する隅部にほぼ四角の広告および3つの広告ボタンを示している。特定のほぼ四角の広告は高さ144ピクセル×幅128ピクセルであることに言及すべきである。すなわち、ソフトウェアは、144ピクセル×144ピクセルぐらいの広告を受け入れる。メールボックスによって使用可能なウィンドウの領域はほぼ30%減少されることが分かる。しかしながら、内容領域には触れられないままであることも分かる。図3は、小さいグラフィックあるいはプラカードが、例えば、下部右隅で、主ウィンドウが保証されることを示すために使用される他の主ウィンドウを示している。
【0069】
ソフトウェアプロバイダが広告主から受信できる実際の情報が比較的簡単であることが分かる。図3Aの下部左隅に示されるような標準広告に関して、15K以上でない、高さ144ピクセル×幅144ピクセル以上でない広告は、画像ファイル、例えば、GIFファイル、PNGファイル、JPEGファイル等からなる。好ましくは、この画像ファイルは、ウェブセーフカラーパレットを使用する。時にはブラウザセーフパレットに関するものであるこのパレットは、8ビットによって規定できる可能な256色の中から216色だけを含む。残りの40色はマックおよびPCで変わる。40の可変色を除去することによって、このパレットはクロスプラットホーム使用のために最適にされる。さらに、画像ファイルは、有利なことには、広告にクリックするユーザが指令される単一均一資源名(URN)に関連する。各広告主は、下記により詳細に述べられるように、広告のための所望のスケジューリング情報も指定する。ソフトウェアプロバイダ、クゥアルコム社に広告を伝送することを容易にするために、広告主は、広告をHTMLで包んでもよい。これによって、ソフトウェアプロバイダは、HTMLページのMETAタグとして広告パラメータを含むことができるので、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、リンクアドレス等を指定するためにHTML包み込み広告を使用できる。
【0070】
さらに、ツールバーアイコンは、GIFフォーマットでもまた要求されるが、実際はクライアントに複合フォーマットに供給され、標準アイコンに変換される。さらに、正確な幅が実行時間に変わり得るけれども、図3Bに示されたフリーウェアバージョンのスポンサーのためのプラカードは、わずか高さが31ピクセルにすぎなく、幅が約88ピクセルであるべきである。
【0071】
ユーザが広告にクリックする場合、ソフトウェアプロバイダは、通常ユーザをソフトウエアプロバイダクリックスルーカウンタに案内し、それから広告を列挙されたリンクにユーザのブラウザを再案内することにここで言及すべきである。クリックスルーカウンタは、有利なことには、ソフトウェアのサーバの1つ、例えばサーバ302および303の1つであってもよい。このことは、ソフトウェアプロバイダは、サーバ名、若干のトラッキング情報、最終宛先URNを含むURNを構成し、次にサーバはユーザのブラウザを宛先URNに再案内することを必要とすることが分かる。
【0072】
クリックスルーが試みられた時点でユーザがオフラインである場合、1つの複雑さが生じる。ユーザがオフラインである場合、ソフトウェアによるいくつかの可能な動作が可能である。例えば、ソフトウェアはオンラインセッションを開始できる。それとは別に、ソフトウェアは、単にリンク履歴機構を使用してリンクにフラグを立てることができる。ソフトウェアが大部分ブラウザによって保持された履歴リストと同様に保持するウィンドウ/メニュを示す図12を参照せよ。ソフトウェアがオフラインである間に広告がクリックされる場合、ソフトウェアは、有利なことには、リンクをリンク履歴ウィンドウに加え、ユーザが望んだことを知るようにこのリンクにフラグを立てるが、前のeメールセッション中このサイトを訪ねることができなかった。
【0073】
さらに、ソフトウェアは、有利なことには、ユーザのブラウザがクリックスルーに応答できるように構成されてもよい。いくつかのブラウザは、オフライン状態を処理するそれ自体の精巧な機能を有し、ソフトウェアプロバイダは、ユーザがこの機能を当てにするかもしれないという考えをあらかじめ考慮しておくべきではない。それとは別に、ソフトウェアは、オンラインである場合、ブラウザによってその後処理するためのブラウザへのリンクの伝送を可能にし得る。すなわち、ソフトウェアによって、ユーザは、ユーザがオンラインである次の時間にユーザのブラウザにリンクを送信することをソフトウェアプロバイダに知らせることを可能にすることができる。
【0074】
要約すると、ソフトウェアプロバイダは、典型的で非限定の場合、全ての広告に対する下記の標準規格が広告主によって提供することを勧告する。
【0075】
・144×144ピクセルよりも大きくない。これよりも小さい広告は、144×144ウィンドウの中心に置かれ、標準規格フレームカラーによって囲まれる。
・GIFあるいはJPEG。ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、GIFをフォトショップ(PNG)ファイルに変換できるが、これは透過的である。ソフトウェアプロバイダは、現在はフォトショップのガンマバグのためにPNG広告を直接受信できない。・15Kよりも大きくない。これは、広告を送信するのに必要とされるバンド幅ならびにユーザバンド幅の信用コストを減らす。
・非アニメーション。これは、本発明の典型的な実施形態のユーザ態様に対する「非妨害的な」メッセージの必要不可欠なものである。
・多くて900文字しかない単一URN。URNサイズの1Kの疑わしい限界がある。顧客のURNを900文字に制限することによって、ソフトウェアプロバイダはURNに注釈を付け、1K限界内になお留まることができる。
・多くて31文字しかないユーザフレンドリータイトルストリング。このストリングはリンクウィンドウで表示され、ユーザが関係する何物かであるべきである。
・この216色のパレットは、前述のように256色系でユーザのために最適化される。
【0076】
ツールバー、すなわち図3Aの上部右隅のボタンは、下記を除いて、標準広告と同じ要求を持つことに言及すべきである。
【0077】
・必要される16×16および32×32の両者。これらは、クライアントが提供するサイズであり、ソフトウェアはこのサイズの両方を必要とする。
・GIFだけ。このソフトウェアはツールバーにJPEG画像をレンダリングしない。
【0078】
図3Bの下部右隅に示された共同ブランドスポット広告に関して、このスポット広告は、下記のものを除いて、標準広告と同じ条件を有する。
【0079】
・幅95ピクセル×高さ31ピクセルよりも大きくない。
・GIFだけ。
【0080】
ユーザが広告の上に小さいウィンドウを置くことによって広告を視界から隠すかもしれないという図3Aに示された広告配置に関する1つの面倒な問題は比較的容易である。有利なことには、ユーザは、広告がスクリーン上にあり、かつ覆い隠されないの両方であることを決定するようにチェックを実行する。スクリーン状態はこれらの判定基準の両者を満たさない場合、ソフトウェアは、広告を覆い隠さないかあるいは広告が覆い隠されるようにウィンドウを自動的に再配置するかのいずれかを行うようにユーザに小言を言う。ユーザが所定の時間広告を覆い隠すことに固執する場合、ソフトウェアは自動的にフリーウェアモードに移す。
【0081】
Eudora電子プログラムのようなアドウェアバージョンのソフトウェアを提供する主要な理由の1つは、広告主がソフトウェアのコストの援助を得ることができる機構を提供することにあるので、ソフトウェアプロバイダを全てのEudoraユーザは実際広告を見ることを確実にする気にはっきりとさせる。他の方法を述べると、例えば、ユーザが他の部屋にいる間、クライアントコンピュータ100aのスクリーン上に広告を表示することは、広告主のための広告の費用を正当と認めない。この理由のために、ソフトウェアは、広告がある間にユーザがコンピュータの前にいる実際の時間の測定を可能にする機能を含む。
【0082】
ある種の決定的な目のための固定装置がないので、ソフトウェアがユーザの注意力を測定するために行う最善なのことは、クライアントコンピュータ100aへのユーザ入力を監視し、したがってディスプレイ装置208の前にいることを確認することにある。クライアントコンピュータ100aへの主要な入力装置はマウス204およびキーボード203であると仮定すると、eメールクライアントは、アドウェアバージョンのEudoraのeメールクライアントが最前部にいる場合、ユーザによるマウスおよびキーボードの両方の操作を監視し、このアクティビティの報告を例えばソフトウェアプロバイダに周期的に返す。換言すると、マウスが著しく動く場合、マウスボタン状態が変わる場合、あるいはキーが押されるかあるいは解放される場合、ユーザは、「存在して、説明される」とみなされる。さらに、このような事象の前後の期間を広告のための「フェース時間」とみなす。
【0083】
本発明によるソフトウェアの典型的な場合、ソフトウェアは、この期間を測定し、この期間の全長をkFaceIntervalと呼ぶ。この値について非常に正確である必要がない、例えば、ユーザ事象で開始する60秒のkFaceIntervalは述べられた典型的な非限定の場合に使用される。
【0084】
ソフトウェアによって表示される広告のフォーマットを説明すると、次に広告が実際に表示するために得られる方法論の詳細な論議が提示される。表示する広告を得られる一般的な方法論は、メールチェック中あるいはソフトウェアがライブネットワーク接続を検出する若干の他の時間中、クゥアルコム社サイトに接続し、広告をローカルキャッシュにダウンロードすることにある。広告をダウンロードする動作が課金情報を個別のクライアントから収集する必要性を避けるために広告主に請求書を送るトリガであり得ることが分かる。それに反して、JUNOによって提供される専用システムのような専用システムは、ユーザがいかなる理由のためにも自分のeメールアカウントにアクセスする場合は常に広告表示データを指定eメールサーバにアップロードする。
【0085】
いかに広告をダウンロードするかについての妥当な決定を行うために、ソフトウェアプロバイダは、広告ダウンロードがユーザにどんな影響を持つかの若干の考えを持つ必要がある。この影響にアクセスするために、ソフトウェアプロバイダは、典型的なEudoraユーザの習慣は何であるか、およびどんな広告が伝送特性に関して同じであるかについての仮定を行わなければならない(情報を収集しなければならない)。アドウェア処理の一部は、ソフトウェアプロバイダが当て推量によってよりむしろこれらの質問に知的に回答し始めることができるようにソフトウェアクライアントに手段を加えることにある。しかしながら、いくつかの基本的な仮定で開始しなければならない。例えば、図21Aは、eメールプログラム操作に与える広告伝送の影響を決定する際に使用される仮定を列挙する表である。図21Bは、加入者に毎日ダウンロードされる新規の広告数に対する加入者ベースに関するバンド幅要求を列挙する表である。これらの計算の意味は下記の通りである。この目的が例えば3日である広告の平均交代であると仮定すると、図21Bに示された表の最上部行はソフトウェアプロバイダによって使用される行である。最悪の場合、すなわち最大バンド幅のシナリオは例えば、一日25の広告を交代することにある。これらの値は図21Bの表で強調される。
【0086】
特定の広告パラメータを伝送するのと同様にどんな広告が特定のユーザ階級に対して示されるべきであるかを決定するために、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、プレーリストを使用する。プレーリストは、その本質において、毎広告に基づいて属性値対のセットと同様に実際の広告を取り出すURNのリストである。プレーリストの正確なフォーマットはより詳細に手短に述べられる。プレーリストは、下記に直ちに述べられているように、これらの広告を表示するパラメータとともにクライアントが持つべき全広告のセットを指定する。広告はプレーリストに表示されてもよいが長い間表示することが予定されていない(あるいは全部でさえ)ことに注目すべきである。プレーリストのこのような広告の存在によって、クライアントは、将来表示するためにクライアントの記憶装置に対して広告を検索する。プレーリストのための一般的な要件は下記の通りである。
【0087】
1)プレーリストに対する要求は、どんな広告にEudoraのコピーを取り出す必要があるのかを決定するプレーリストサーバを助ける情報を含む。
2)いかにしばしば新規のプレーリストがチェックするかを修正する能力を含むEudoraのためのパラメータを全体としても含むことができる。
3)プレーリストは、全てより古いプレーリストと交換すべきか否かあるいは単により古いプレーリストと合体されるべきであるかを指定できる。万一ソフトウェアプロバイダがよりウェブ状の広告モデル、例えば回転する広告プールを使用するモデルを使用することを選択する場合、併合機能はこのようなモデルを可能にすることに言及すべきである。
【0088】
次に、本発明による典型的な広告取り出し処理の状態流れ図である図22および図1を参照して説明される。まず第1に、クライアントコンピュータ100a上で実行するクライアントソフトウェアは、プレーリストサーバ、例えば、ads.Eudora.comに結合する。クライアントソフトウェア、例えば、Eudoraソフトウェアは、クライアントソフトウェアが現在インストールした基本クライアント情報およびプレーリストのIDを支払いサーバ302に供給する。ads.Eudora.comサーバは、現プレーリストがなお有効であり、クライアントソフトウェアを異なる支払いサーバ、例えば他のサーバ302′に送信するように再度命令するためにハイパーテキスト転送プロトコル(HTIP)を使用する指示に応答するか、あるいはプレーリストサーバ302からの新規のプレーリストに直接応答するかのいずれかである。図22を参照せよ。新規プレーリストがプレーリストサーバ302から受信される場合、クライアントソフトウェアは、新規プレーリストとその現広告のセットと比較し、eメールクライアントの広告キャッシュに常駐していない広告を広告サーバ、例えば図1に示された広告サーバ303から、プレーリストに含まれるURNに従って取り出し始める。
【0089】
有利なことには、クライアントソフトウェアは新規プレーリストのチェックを3日毎に実行する。プレーリストチェック間の3日の間隔は任意であり、論議されている本発明の典型的な好ましい実施形態だけに使用可能であることに言及すべきである。広告は好ましくは、多分多数のメールチェックに対するプレーリストを満たすために必要に応じて取り出されることにも言及されるべきである。さらに、広告取り出し処理は、eメールクライアントソフトウェアあるいはクライアントコンピュータ100aのいずれかのタスクにもかかわらずメールチェック当たり1分に限定される。1分後、クライアントソフトウェアは広告サーバ303から切り離す。このことは、広告取り出し動作が終了される場合、eメールクライアントソフトウェアはプレーリストを満たしていないことをしばしば意味している。このソフトウェアは利用可能な広告を利用すると同時に残りの広告はダウンロードされる。
【0090】
さらに、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、ads.Eudora.comサーバ303と同等な複数のサーバを備えてもよい。これらのサーバは、いくつかのEudoraユーザ社会、例えば1つのISP等によって情報を提供される会社のユーザの全てに余分の広告を提供することが分かる。他の方法を述べると、地方および長距離電話アクセスのような付加サービスを提供するISPは、それ自体の顧客ベースに対してこれらのサービスを相互推進したいかもしれない。したがって、ISPは、有利なことには、このような局部化された推進を請け負う。ISPのブランドのアドウェアeメールクライアントは、この距離でISPによって保守される広告サーバ303’’に結合される。
【0091】
利用可能な広告のセットを与えられると、ソフトウェアは、次にどの広告を表示するかを選択することをなお必要とする。これは、多数の選択が伝えられるところによると広告主の利益を最大にするように行われるウェブ広告業界の非常に興奮する事項であることが分かる。特に、より良いユーザ応答を発生する広告が、このような広告が余分の収益を生み出す、すなわちこのような広告は広告が表示されるウェブページの内容にしばしば結ばれているために好ましい。しかしながら、ソフトウェアプロバイダあるいはクライアントソフトウェアのいずれかが広告サービス上で現在実行される広告スケジューリングアルゴリズムから著しい利点を得ることができることはありそうにない。これは、一部にはeメールクライアントソフトウェアによって表示される広告が表示されている内容から切り離される事実による、すなわちソフトウェアプロバイダもクライアントソフトウェアもどちらもユーザが見ている任意の特定の広告の内容に気づかなく、一部にはeメールソフトウェアは、「実時間」で広告を要求するよりもむしろ後の表示のためにバッチで広告を要求するという事実による。
【0092】
前述のように、プレーリストは、直ぐ後の表に列挙されたパラメータを含む広告スケジューリングアルゴリズムへの所定のグローバル入力を提供する。
【表5】
【0093】
さらに、広告スケジューリングに関連するプレーリストの毎広告入力は下記の表に詳述される。
【表6】
【0094】
スケジューリングアルゴリズムへの入力でもあるソフトウェアプロバイダが計算するいくつかの値がある。これらのグローバル値は下記の表に列挙される。
【表7】
【0095】
このソフトウェアも、これらの値を見失わないようにし、これらの値を広告毎にソフトウェアプロバイダに報告する。
【表8】
【0096】
有利なことには、ソフトウェアプロバイダは、広告スケジューラの3つの主要状態、すなわち、通常の状態、期限切れ状態、および再実行状態を実行する。通常の状態では、電子クライアントソフトウェアは、有利なことには、通常の広告を見せ、広告の明細を明らかにする。このことは、実際に発生するものは何でもeメールクライアントに表示される広告の大部分の料金を請求することであることがわかる。それに反して、eメールクライアントソフトウェアが割り当てられたフェース時間割り当てを満たすのに十分な通常の広告を見せ、広告キャッシュが見せるのに利用する1つあるいはそれ以上の期限切れ広告を含む場合、期限切れ状態が選択される。再実行状態では、eメールクライアントソフトウェアは、その通常の広告割り当ておよび期限切れ広告の両方を使い果たす、すなわちeメールクライアントソフトウェアは今通常の広告を再度見せるが、ソフトウェアプロバイダはこの広告に料金を請求しない。
【0097】
ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、いろいろのIPS、本出版者等が配布したEudoraのコピーにラベルあるいはブランドを付けるいろいろのIPS、本出版者等に顧客インストーラを提供できることに言及すべきである。次に、ソフトウェアプロバイダは、これらの配布者が配布したクライアントソフトウェアによって生み出された広告収益の歩合に対してこれらの配布者にクレジットする。これらのクレジットは、前述の理由のために各ブランドバージョンのアドウェアeメールクライアントと関連した相互推進活動によって相殺されてもよいことが分かる。
【0098】
直前に示された議論が与えられると、次に本発明による典型的なeメールクライアントソフトウェアのいろいろの態様のより詳細な説明が行われる。
【0099】
前述のように、プレーリストは、ソフトウェア、例えばEudora eメールクライアントでの広告の取り出しおよび表示を制御する一つの方法である。プレーリストと関連した主要な長所は、ユーザ登録あるいは集中化ユーザデータベースを必要としない広告画像からの広告パラメータの分離、画像サーバの詳細な知識からのEudoraクライアントの隔離、および広告分配の集中サーバインテリジェンスである。したがって、プレーリストが極端に融通の利くオブジェクトであることが分かる。典型的な場合、プレーリストは、いかにEudoraクライアントが行動するかに対して、それ自身の広告を選択するアブストラクトURNを単に伝送するためにEudoraが実行する正確な広告のセットを指定することから変わる程度の制御を行使できる。プレーリストがその最も大きい長所のために使用される場合、プレーリストは、Eudoraのようなソフトウェアでの広告表示を制御する際に力強いツールをソフトウェアプロバイダに与える。プレーリストがその後関係ないとみなされる場合、プレーリストは、ソフトウェアプロバイダの日毎に1つの余分の簡単なネットワーク接続の費用を見積もる。
【0100】
図1および図22に関して前述されるように、クライアントコンピュータ100aは、ネットワーク200を介して(異なるサーバ302′に再度向けられてもよい)プレーリストサーバ302に接続する。次に、プレーリストサーバ302は、ネットワーク200を介してクライアントコンピュータ100aにプレーリストを戻す。その後、コンピュータの電子クライアントソフトウェアは、プレーリストで指定された広告を取り出す。
【0101】
広告取り出し処理を開始するためにEudoraクライアントによってプレーリストサーバに送信されたプレーリスト要求は単純なバーストのバイナリコードである。プレーリスト要求は、ユーザのための適切な新しいプレーリストを形成あるいは選択するのに十分な情報をサーバ302に供給するために使用される拡張可能マークアップ言語(XML)コードのブロックである。プレーリスト要求の情報は下記の表に示されている。
【表9】
【0102】
これらのパラメータの全ては同時に活動的に使用される可能性がないことが分かる。すなわち、いくつかは特定の動作モード(下記を参照)をサポートするために示され、他のモードで使用されない。毎プレーリストリストはMD5でチェック合計される。RFC1321‐「http://www.face.org/rfcs/rfc1321.htmlの「MD5メッセージダイジェストアルゴリズム」を参照せよ。プレーリストサーバ302は、好ましくは合計検査検証を失敗する要求を無視する。
【0103】
クライアントがプレーリスト要求を行った後、サーバ302はプレーリスト応答で回答する。プレーリスト応答は2つの主要な部分、すなわち広告に関する一般的なクライアントの行動、すなわち広告が変わる速度を更新するクライアント情報部分およびクライアントが取り出すべき広告を記述する新しいプレーリストそのもの、に分割される。プレーリストサーバ、例えば、サーバ302は、eメールクライアントがその進路上で既にある広告を続けるべきであることを意味する空の応答も戻してもよいことに言及すべきである。プレーリスト要求が合計検査されるのとちょうど同じように毎プレーリスト応答がMD5で合計検査される。MD5ダイジェストは、16進で符号化され、プレーリスト応答の「合計検査」ヘッダに入れられる。有利なことには、eメールクライアントは合計検査検証を失敗するプレーリストを無視する。
【0104】
プレーリスト応答の部分を記述する前に、eメールクライアントは時々、より良い用語がないために、旧クライアントバッグ、サーババッグ等のためにまごつかされることになる。時々、更新されたクライアントによってさえ引き継がされる旧データは適切に機能を果たすシステムに対してあまりにもごちゃごちゃにされる。クライアントはこの状態を検出するようにプログラム化できるが、サーバに対するタスク、例えば、エラー検出を残すことが好ましい。したがって、サーバが、クライアントが「まごつかされる」ことを検出する場合、プレーリストサーバ302は、ちょうど単一コマンドリセットに応答する。厳密にリセットコマンドに、クライアント情報は全然従うべきでなく、プレーリストは全然従うべきでない。リセットコマンドを受信する際に、クライアントは、プレーリスト、フェース時間履歴、広告履歴、広告キャッシュ等を含むその累算された広告データベースおよび記録を廃棄する。あらゆるものは、アドウェアソフトウェアがまさに初めて実行される前にeメールクライアントソフトウェアが有した初期の状態にリセットされる。リンク履歴は、実用性の理由のためおよびそのようにユーザに見えるための両方のためにリセットコマンドから免除される。リセットが影響を及ぼさない広告データの唯一の他の項目は、リセットにわたって保持されるべきである広告故障カウンタである。次に、クライアントは、プレーリストを全然持ってなく、必要されるプレーリストに対するプレーリストサーバに他の要求を行う。
【0105】
クライアント情報部分はいろいろのクライアントパラメータを更新する。このパラメータは真下に列挙される。
【表10】
【0106】
前述から、クライアント情報部分はプレーリストの効果的な機能であることが分かる。クライアント情報部分によって、ソフトウェアプロバイダは、一方の広告モデルから他方のモデルへ滑らかに推移することを含むアプリケーションをグローバルの方法で制御できる。もしこれが、ソフトウェアプロバイダがプレーリストから得られた唯一の長所であるならば、ソフトウェアプロバイダだけで、プレーリストの実行を行う価値がある。
【0107】
前述のように、プレーリスト応答は、2つの主要な部分、一般的なクライアント行動を更新するクライアント情報およびクライアントが取り出すべき広告を記述する新規プレーリストそのものに分割される。新規プレーリストそのものは、1つのグローバル値、すなわちPlayListIDを有する。このIDは、クライアントコンピュータ100aがプレーリストサーバ302に接続する次の時間にクライアントがプレーリストサーバに戻すID値である。このプレーリストIDは、有利なことには、プレーリスト要求に含むことができるかあるいはプレーリストサーバに無数の形態、例えばクッキーとして別々にアップロードできる。多数のパラメータの全てが少しの単一広告と併用されない可能性があり、多数のパラメータのいくつが決して全く使用されない可能性があるけれども、各広告は多数のパラメータを有することができる。このパラメータは、上記に詳述されているスケジューリングパラメータと、真下に列挙された情報を含む広告情報とを含んでいる。
【表11】
【0108】
用語統一資源名(URN)は、インターネットを介して利用可能な資源を指す短いストリングである包括的な全ての名前/アドレスのセットを示していることに言及すべきである。したがって、インターネット上の特定の資源にいかにアクセスするかの明白な命令を有するURN方式のサブセットである統一資源ロケータ(URL)およびURLの他のサブセットである統一資源識別子(URI)の両方を包含する。URLサブセットおよびURIサブセットは重なってもよいことが分かる。用語URN、URL、およびURIは、有利なことには、交換して使用できることも分かる。すなわち、どの用語が使用されているかは、その最も広い意味で、名前を付けられた資源をアドレス指定していることを意味している。
【0109】
時の経過で、全てのパラメータが一度に使用される可能性がないことを言及した。プレーリストは、多数の広告モデルを提供するのに十分自由に変えられる。プレーリストは、いくつかの広告モデル、プレーリストが役立つが中心的でない他の広告モデル、プレーリストが限界ぎりぎりで役に立ちさらに他の広告モデルに重要であるが、著しい支障を与えない。プレーリストの使用は、ソフトウェアプロバイダを任意の特定の広告モデルに傾かせない。すなわち、プレーリストは、有利なことには、ソフトウェアプロバイダが選択するいかなる広告モデルにも提供するために使用できる。確かに、万一ソフトウェアプロバイダが広告モデル間で切り換えることを決定すると、プレーリストによって、ソフトウェアプロバイダは、広告モデルの流れの中ほどで切り換えることができる。後述において、いくつかの広告モデルは、いかにプレーリストが各広告モデルに対して使用されるかを示そうと努力して図31Aおよび図31Bに関して述べられる。これは広告モデルのプレーリスト概念の絶対必要な中立を示すことが分かる。
【0110】
図31Aは、継続する広告と関連する広告モデルを示すと同時に図31Bは短命の広告モデルに関連したパラメータを示している。ここで言及する1つのことは、いかにこの部分のいずれかからのパラメータの中の2、3がチャートに現れるかである。わずか5つのパラメータを変えることによって、有利なことには、アドウェアは、これらの2つの別個の広告モデル間で移動することが分かる。このパラメータ、広告モデルにかかわりなく、使用されるか否かのいずれかである。例えば、ソフトウェアプロバイダは、任意のモデルにおいて、広告後の空白スペースを実行でき、ソフトウェアプロバイダは、任意のモデルにおいて、広告後の空白スペースを避けることができる。パラメータの大部分は、このit‐just‐doesn‘t‐matterカテゴリーの範囲に属する。
【0111】
短命広告モデルに関して、ソフトウェアプロバイダは、多数の広告を多数の広告主あるいは2、3の広告主だけのいずれかから受信することが分かる。広告は多数の日数の間に存続する。広告は、使い尽くされ、比較的高速に廃棄される。このモデルでは、プレーリストがさらに使用される。クライアントの広告が少なくなる度に、クライアントは、クライアントの既存の広告と混合するためにもっと2、3の広告を記述する他のプレーリストを要求する。広告が広告の割り当てられた時間を超える場合、広告は廃棄される。この広告モデルでは、プレーリストサーバは、実際に広告のためのパラメータのみを伝送するのに役立つ。しかしながら、このパラメータは、結局、なんとかして伝送されねばならないので、これは許容可能である。
【0112】
ソフトウェアプロバイダは、広告モデルを混合したい、例えば、長く続く広告および短命広告の混合を行うことを望むと仮定する。いかにこの状態が処理されたかは化学量論に依存する。キャッシュが、大部分の継続する広告および2、3の短命広告で充満されるかあるいは将来充満される場合、ソフトウェアプロバイダは、単にreIntervalを増加させ、継続する広告モデルにおけるようにプレーリストを使用できる。換言すると、ソフトウェアプロバイダは、単に2、3のランダム広告を選択し、各プレーリストに与えられ、もっと2、3のランダム広告を選択し、クライアントが次日取り出す次のプレーリストに与えられる。一方、キャッシュが大部分の短命広告および2、3の継続する広告だけを含む。1つのプレーリストは、前述のように継続する広告を列挙する。残りのフェース時間は、短命広告のプレーリストを使用して満たされる。
【0113】
前述の論議は、いかにプレーリストが著しい異なる広告モデルを提供するために使用できるかを示している。プレーリストがこれを行うことができる理由は、プレーリストは、余分レベルのサーバ制御だけにあり、Eudoraとその広告との間にあるということである。
【0114】
アドウェアeメールソフトウェアに対する広告の重要性が与えられると、ソフトウェアプロバイダの主要な関心の一つは、「アドウェアが広告を受信しない場合、何が起こるか」ということである。例えば、ユーザあるいはISPは、単にファイヤウォールあるいは他の手段を使用することによってEudoraへの広告の流れを遮断してもよい。それとは別に、ユーザは、単に、広告あるいはプレーリスト(あるいは両者)を例えば、ユーザのコンピュータからランダムあるいは周期的に削除してもよい。これが起きる場合、ユーザは表示する広告を全然有しない、すなわち、ユーザは、広告を見るかあるいは料金を支払うことをしないで全機能バージョンのEudoraを得る。これは、本発明による典型的なソフトウェアの1つの重要な局面に打ち勝ち。一方、ユーザは、ハードウェアあるいはソフトウェア問題あるいはユーザが広告を取り出させない他の問題を有してもよいしあるいはソフトウェアプロバイダの広告サーバはいくつかの理由のためにダウンさえしてもよい。
【0115】
ソフトウェアプロバイダは、簡単な質問、すなわちユーザはメールを送受信しているかを尋ねることによってこれらの2つの状態を区別する。答えがイエスである場合、ソフトウェアプロバイダは、広告の遮断がソフトウェアプロバイダが取り組む必要がある何かがあると仮定する。ソフトウェアプロバイダがこの問題に取り組む方法は段階的に増大する一連の広告故障Nagに対するものである。これらは2週間あるいはソフトウェアが広告を受信するまで続く。2日毎にソフトウェアは広告を受信し、ソフトウェアは、1日だけ広告故障Nagタイマーを減少させる。タイマーが設定値になる場合、ソフトウェアはユーザにお詫びを表示し、フリーウェアバージョンに戻り、信用のおけないユーザによって所有されるようなユーザのソフトウェアにマークをつける。ユーザがアドウェアに戻すように試みる時点で広告ユーザが接続される場合、信用のおけないユーザは、アドウェアに戻るだけが可能にされる。図32〜34を参照せよ。ソフトウェアプロバイダが万一Eudoraを廃棄することを常に決心し、広告なしにEudoraを使用させたいならば、ソフトウェアプロバイダは単に永久登録コードを公表する。
【0116】
それとは別に、eメールクライアントは、有利なことには、広告故障状態が上記の広告故障Nagの使用を必要とすることを決定するいくつかのより非常に複雑な機能を含む。対応する広告ダウンロード機能が所定の時間中ダウンロードできない場合、例えば、クライアント装置は、広告ダウンロード故障状態を識別できる。さらに、対応する広告表示機能が、所定の時間、例えば、プレーリストサーバから受信された新プレーリストおよび/またはeメールクライアント装置によって使用するために記憶された現プレーリストで指定された時間に広告を表示できなかった場合、eメールクライアント装置は、広告表示故障状態を識別できる。どちらかの状態が前述の広告故障Nag機能を呼び出す。
【0117】
ソフトウェアプロバイダが知る必要があることの1つは、ソフトウェアプロバイダが考えている広告が実際表示されているので、広告がしばしばのように、およびソフトウェアプロバイダが広告が表示されている限りの間表示されていることを確認することにある。これは広告主に対して信用性を保持するのに決定的に重要であることが分かる。典型的な会計検査方式は下記の機能を含む。
【0118】
・広告表示の回転ログを保持する。このログは毎週1回引っ繰り返す。広告が表示される場合、広告が取り除かれる場合、広告が、Eudoraの累積フェース時間、累積実行時間等のように他の事象に加え、クリックされる場合、ログは広告関連事象を記録する。
【0119】
・ランダムに、ユーザにログを伝送する許可を求める。毎月百人のユーザ毎の中から1人の頻度で、ユーザの許可をログをソフトウェアプロバイダに戻すことを求める。許可が与えられる場合、ログは、ASCIIでフォーマット化され、出力メッセージに入れられ、待ち行列にされる。ユーザが調べる機会を与えられる場合、ユーザが望む場合、ログ収集を取り消す。図35を参照せよ。
【0120】
・選択されたユーザに対しては、pastryを供給する。ログのランダム送信に加えて、ソフトウェアプロバイダは、ランダムに、特定のユーザにサーバとの取引を詳細に会計検査するユーザの許可も求める。これによって、ソフトウェアプロバイダは、クライアントおよびサーバ行動を相互関連させることができる。
【0121】
典型的なEudora eメールクライアントソフトウェアに応用可能な計装の他の詳細は図36〜39で行われる。
【0122】
例えば、図5、図12、図14、図16および図17に示されたいろいろの状態流れ図は、複数のウェブページ、例えば、ソフトウェアプロバイダサーバの1つ、例えば登録サーバ301からアクセスし、引き出すことができるHTMLページを参照した。図1を参照。次に、これらのページおよびソフトウェアがこれらのページにアクセスするために使用するURNの一般的な目的は下記により詳細に述べられる。
【0123】
ユーザが適切な位置に向くようにサーバを助けあるいはウェブページを基にした形式の所定の項目に予め記入することによってユーザを支援する情報をサーバに与えることはクライアントに役に立つことが分かる。これはURNの問い合わせ部の機能である。問い合わせ部に入ってもよい要素は下記に列挙される。問い合わせ部が2つのグループに分割されることが注目される。第1のグループは、個人に向けられたものとみなされる項目を含み、適切である場合だけ項目を伝送するのに大いに注意を払うべきである。第2のグループは、プライバシーに敏感であるとみなされない項目を含む。
【表12】
【0124】
【表13】
【0125】
一般的には、ソフトウェアプロバイダの非広告URNの全てが始まる。
【0126】
http://jump.eudora.com/jump.cgi?action=whatever
「アクション」は、ユーザがどんな機能を実行したいかを決定する。次に、ソフトウェアプロバイダは、図40に示されたチャートに従って、適当に%エスケープされ、すなわちパーセンテージ(%)あるいはアンパーサンド(&)記号によって分離されるいろいろの他の問い合わせ部をURNに付加する。図40で参照された各種類のウェブページの簡単な論議が真下に提供される。
【表14】
【0127】
図1に示された全システムのクライアント側を述べると、今やシステムのサーバ側に目に向ける。しかしながら、このネットワークは、当該技術分野で周知であるものであるので、詳述されない。
【0128】
特に、プレーリストサーバ(PLS)あるいはServlet、プレーリスト要求に応答するアプレットは、次に詳述される。PLSは、HTTP要求をサービスし、HTTP応答を返すサーバ側プログラムである。各要求は異なるスレッドを送り出し、クライアントとPLSとの間の通信のデータフォーマットは典型的な実施形態でXML符号化される。PLSは、有利なことには、下記のJava(登録商標)パッケージを使用して例示できる。
【表15】
【0129】
Servlet doPost方法が呼び出される場合、続くのはPLSのタスクフローの説明である。図41を参照せよ。PLSは、XML要求を構文解析し、クライアント更新要求を示すオブジェクトを形成する。データアクセスはSAXを使用して実行されることが分かる。クライアント要求を記録する場合、PLSはクライアント要求情報をいわゆるクライアント更新テーブル(図示せず)に記憶する。
【0130】
プレーリスト要求は、所与の日中通常100nと示されているクライアントコンピュータに常駐する複数のeメールから受信できることが分かる。同じSQLステートメントを繰り返して出される場合、問い合わせに応じて新規ステートメントを発生するよりもむしろ作成ステートメントを使用することはより効率的であることが分かる。ロギング動作において、ソフトウェアプロバイダは、有利なことには、反復ステートメント生成を避けるために下記のセマンティックを使用できる。
【0131】
PreparedStatement ps = conn.prepareStatement(“INSERT INTO ClientUpdate(date,userAgent,PlayListed,Y)values(?,?,?,?,..)”);
新規プレーリストを発生する際に、Servletは、有利なことには、SQL問い合わせおよびプログラミングフィルタリングの両方を使用できることに言及すべきである。これらの処理は、データベースをアクセスする場合、競合を防止するために同期化されることも分かる。プレーリストを発生する適切な擬似コードは図42Aおよび図42Bに示される。図42Aにおける擬似コードの第1のブロックは広告リストを生成する。擬似コードの第1のブロックによって生成された広告リストは、アクティブであり、所定の時間フレーム内に供給できる全ての画像広告を保持することが分かる。図42Aに列挙される擬似コードの第2のブロックは、広告を供給されるのに必要とされる時間を計算する。図42Bに示されている擬似コードの第3のブロックは、使用可能なフェース時間を埋めるために使用できる付加広告を決定する。換言すると、メールクライアントソフトウェアは、埋める残りの時間がある場合、生成されたプレーリストは、期限切れ広告に対する利用可能な時間を自動的に埋める、すなわち広告履歴になく、残されたゴールショータイムにもぴったりと合う期限切れ広告を探す。
【0132】
XMLを発生する場合、コメントを生成し、命令等を処理することはしばしば役に立つ。パッケージXPライタは、出力XMLコード、すなわちファイルに特定の種類のノードを作成する方法のセットを提供する。下記のものは、PLSはXML出力を生成する際に使用する方法の短いリストである。
【0133】
・要素を開始する‐開始タグ
・要素を終了する‐終了タグあるいは空の要素として現開始タグを閉じる。
【0134】
・属性は属性をタグ名値対フォーマットに加える
・コメントはコメントを書く
PLSは、2つの表の要求に応じて発生された情報、クライアント情報部およびプレーリスト一般情報を保持するプレーリスト一般応答テーブルおよびエントリ部を保持するプレーリスト固有応答を記憶する。PLSは、有利なことには、問い合わせに応じて性能を最適化するために作成ステートメントAPIを使用できることが分かる。
【0135】
再び、図41を参照すると、この図は、有利なことには、プレーリスト応答と同様にプレーリストの表示およびレンダリングを記述するクラス図を示す。このクラス図は、反復XML書き込み方法呼出しを含む、すなわちこれらの方法呼出しはプレーリストに関連したXMLタグを発生するためにPLSによって使用される。
【0136】
次に、図43を参照すると、この図は、ひとまとめにしてプレーリストServletを規定する主要なプレーリストServletクラスを示している。より詳細には、プレーリスト要求クラスは、要求を処理し、その後、XML要求をクライアント更新オブジェクトにマッピングするのに対して、プレーリスト応答クラスは、この応答を処理し、クライアント更新応答をクライアントに書き戻す。さらに、プレーリスト生成クラスは、プレーリストを生成するのに対してDBマネージャクラスはデータベース接続プールを処理する。付加詳細は図43から容易に明らかである。
【0137】
データベースを使用する記憶動作の全ては、有利なことには、スレッドできることが図44から明らかである。前述のように、データベースに関する全ての動作はMM.MySQLパッケージを実行される。
【0138】
要するに、本発明の1つの典型的な実施形態は、プレーリスト応答を通信ネットワークを介して情報サーバシステムと情報を交換するクライアント装置に供給し、広告を記憶することによって汎用コンピュータを専用プレーリストサーバに変換するソフトウェアを包含する。より詳細には、ソフトウェアは、クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を生成するプレーリスト応答生成機能およびプレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを完了する第1の通信機能を例示し、それにおいて、情報サーバシステムおよびプレーリストサーバが別々に制御される。プレーリストは、クライアント装置、例えばeメールクライアント上の広告のプレゼンテーション、例えば表示を命令しているが、広告は、有利なことには、本実施形態でいかなる数の方法でもクライアント装置に供給されてもよいし、クライアント装置によって検索されてもよいことが分かる。この典型的な実施形態では、プレーリスト要求は、好ましくは、識別子および広告プレゼンテーション命令を含む。対応する統一資源名(URN)は含むが、省略されてもよい。
【0139】
他の典型的な実施形態によれば、本発明は、汎用コンピュータを、プレーリスト応答を情報サーバシステムと情報と交換し、広告を広告サーバから通信ネットワークを介して受信する専用プレーリストサーバに変換するソフトウェアを包含する。ソフトウェアは、有利なことには、クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を発生するプレーリスト応答発生機能と、プレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを行う第1の通信機能とを含む。好ましくは、情報サーバシステムおよびプレーリストサーバは別々に制御される。本発明のこの典型的で非限定的な実施形態は、プレーリストによって規定された広告を供給するためにクライアント装置と専用広告サーバ(システム)との間の特定通信チャネルを意図としていることを分かる。この典型的な実施形態によって使用されるプレーリスト要求は、広告の表示および/または広告表示機能に関するクライアント装置の動作を命令する情報および新規プレーリストに含まれた広告のための名前およびURNの両方を含む。
【0140】
さらにもう一つの典型的な実施形態によれば、本発明は、汎用コンピュータを、プレーリスト応答を情報を情報サーバシステムと交換し、広告を通信ネットワークを介して広告サーバから受信する専用プレーリストサーバに変換し、
・クライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答を発生するプレーリスト応答生成機能と、
・選択情報をプレーリスト要求から抽出するプレーリスト要求構文解析機能と、
・プレーリスト要求の受信に応じてクライアント装置によって表示される複数の選択広告を識別するプレーリスト応答に含めるためのプレーリストを生成するデータベースドライバ機能の出力を受信するプレーリスト生成機能と、
・選択情報をプレーリスト応答生成機能に供給し、それによってプレーリスト生成機能を開始する選択情報供給機能と、
・それを介してプレーリスト応答がクライアント装置に伝送される通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト応答送信通信リンクを行う第1の通信機能と、
・通信ネットワークを介してクライアント装置とのプレーリスト要求受信機能を行う第2の通信機能とを含むソフトウェアを提供し、
情報サーバシステムおよびプレーリストサーバが別々に制御される。
【0141】
好ましくは、プレーリスト要求構文解析機能は、プレーリスト要求の適格性を検証する拡張可能マークアップ言語(XML)構文解析機能と、オブジェクトを発生するXML構文解析機能による検証後プレーリスト要求を受信するプレーリスト解析機能と、オブジェクトからの問い合わせを形成するオブジェクトを受信し、この問い合わせをプレーリストサーバデータベースに適用するデータベースドライバ機能とを含む。
【0142】
プレーリスト応答生成機能は、典型的な場合、プレーリスト要求を供給するクライアント装置によって使用される現プレーリストの名前を含むプレーリスト要求の受信によって開始されることに注目すべきである。情報サーバに接続された多数のクライアント装置の各々がプレーリスト要求を生成するが、本発明のこの特定の態様、すなわちプレーリストサーバの論議は、唯一つのクライアント装置を含むシステムの面から理解するのが最もよい。例えば、eメールクライアント装置の実際の実行は数千のクライアント装置の使用を意図している。
【0143】
プレーリスト要求は、有利なことには、クライアント装置で現在実行しているプレーリストを関する情報と、クライアント装置によって記憶された広告を提示、例えば表示する際にクライアント装置によって行われた経過に関するデータを記憶するユーザデータフィールドとを含み得る。
【0144】
プレーリスト要求を介してプレーリストサーバに供給できる情報の典型的で、非限定のリストは、
・現プレーリストを識別する第1のユーザデータフィールドと、
・ユーザ人口統計データを識別する第2のユーザデータフィールドと、
・ユーザ/クライアント装置動作データを識別する第3のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置の使用履歴を識別する第4のユーザデータフィールドと、 ・クライアント装置で作動するそれぞれのソフトウェアを識別する第5のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置のそれぞれのオペレーティングシステムを識別する第6のユーザデータフィールドと、
・ユーザが所定の時間間隔にわたってクライアント装置を使用した時間量を識別する第7のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置によって表示するために残っている記憶広告に対して要求される全表示時間量を識別する第8のユーザデータフィールドと、
・広告が所定時間間隔中クライアント装置によって表示された全時間量を識別する第9のユーザデータフィールドと、
・クライアント装置に関連したディスプレイスクリーンの寸法を識別する第10のユーザデータフィールドと、
・所定の最も最近の時間間隔で表示された広告に対応する広告識別子のリストとを含む。
【0145】
有利なことには、プレーリスト要求構文解析機能は、選択情報をプレーリスト要求から抽出し、選択情報および他の情報、例えば、プレーリスト応答を発生する際にプレーリストサーバを制御するエンティティによって提供される情報を使用できる。プレーリスト要求は、真上に列挙された情報の全てあるいはサブセットを含んでもよいことが分かる。すなわち、プレーリスト要求構文解析機能は、ユーザデータフィールドの少なくとも1つに含まれた情報を抽出する。いずれにしても、プレーリストサーバによるプレーリスト要求の受信はプレーリスト応答の生成を開始する。
【0146】
プレーリスト要求に応じて、プレーリスト応答生成機能は、動作コマンドおよびプレーリスト応答の中の1つを生成する。前者に関して、プレーリスト応答生成機能は、有利なことには、混同プレーリスト要求の受信に応じて作動コマンドを生成できる。これは、一般的に新規プレーリスト要求を送信するようにクライアント装置に命令するエラーコードとみなすことができる。動作コマンドは、クライアント装置によってユーザに表示可能である関連エラーメッセージを含んでもよい。それとは別に、動作コマンドによって、クライアント装置は、プレーリストサーバを制御するエンティティによってプレーリストサーバに出されたコマンドに応じてクライアント装置によって受信および/または記憶された広告の全てを削除してもよい。換言すると、ソフトウェアプロバイダが既存の広告のフラッシュを望んでもよい時がある。すなわち、プレーリストサーバ、例えば、ソフトウェアプロバイダを制御するエンティティは、コマンドをプレーリストサーバに送信する、プレーリストサーバのコマンドによって、プレーリストサーバは、フラッシュコマンドに対して全てのプレーリスト要求のどちらかの特定のプレーリスト要求、例えば特定のソフトウェアバージョンによって発生されたプレーリスト要求に応答する。後者に関して、詳細の論議が続く。
【0147】
上述されるように、プレーリスト応答は、有利なことには、クライアント情報、すなわちいかにクライアント装置、例えば、PDA装置、が選択広告、すなわち時間中クライアント装置の受信を続く広告を提示、すなわち表示すべきかに関する情報および新規プレーリストの両方を含む。例えば、クライアント情報に含まれる選択パラメータは、広告を表示する継続表示モードと短命表示モードとの間でクライアント装置を切り換えることができる。クライアント情報は、典型的な場合では、
・クライアント装置によって表示される広告の引っ繰り返し速度を制御し、
・クライアント装置がプレーリスト要求を生成する周期性を指定し、
・広告の中の競合広告間の最小時間分離を確立し、
・クライアント装置が広告の各々を表示すべき方法を命令する仕様を確立できる。
【0148】
例えば、クライアント装置に利用可能な広告が現広告(支払済広告)および失効広告(無料広告)の両方を含まれる場合、クライアント情報は、クライアント装置が、失効広告を表示する前に現広告を表示する最小時間を含む。このクライアント情報は、クライアント装置が失効広告を表示することを許された最大時間も確定してもよい。いずれにしても、プレーリスト応答は、有利なことには、クライアント装置に新規プレーリストを現プレーリストに連結するかあるいは新プレーリストのために現プレーリストを廃棄するかのいずれかを行うように命令するコマンドあるいは選択パラメータを含んでもよい。クライアント装置動作面を制御するコマンドあるいは選択パラメータは、行われた通信リンクを介してプレーリスト応答の受信の際に実行される。
【0149】
プレーリスト応答に含まれた新規プレーリストは、選択広告の各々に対する名前および対応する統一資源名(URN)を含んでいる。URNは、広告サーバのそれぞれの名前を付けられた広告の記憶位置あるいはそれぞれの名前を付けられた広告のための他の記憶装置の位置にクライアント装置を再指向する広告サーバの位置の1つに応答できる。それとは別に、URNは、クライアント装置をそれぞれの名前を付けられた広告のための広告サーバに配置された広告記憶位置に再指向する広告サーバの位置を指定する。選択広告の各々の名前およびURNに加えて、新規プレーリストは、広告型式を識別する情報、すなわち、それぞれの選択広告の中のそれぞれに対する郵便切手広告、ツールバー広告、あるいはプラカード広告も含んでもよいことにこの点で言及すべきである。
【0150】
本発明の少なくとも1つの実施形態では、サーバコンピュータに記憶されたソフトウェアによって例示されたプレーリストサーバは、有利なことには、拡張可能マークアップ言語(XML)で記述された、すなわち符号化されたプレーリスト要求に応答することに注目すべきである。XMLで生成されたドキュメントの当業者は、これらのドキュメント、例えば、プレーリスト要求は、有利なことには、関連ドキュメント形式定義(DTD)を有してもよいことが分かる。システム性能を最適化するために、プレーリストサーバは、利用可能なDTD、すなわちプレーリスト要求構文解析機能に利用可能なDTDを有するべきである。DTDがプレーリストサーバに利用可能であることを確実にするいくつかのオプションがある。まず最初に、異なる型式のクライアント装置、例えばeメール装置あるいはPDAの各々に対するDTDは、プレーリストサーバによって記憶される。この場合、プレーリスト要求は、プレーリスト要求構文解析機能によって使用される特定のDTDを識別するDTDタグのみを含む必要がある。第2に、DTDは、有利なことには、プレーリスト要求に埋め込むことができる。どちらの場合も、プレーリストサーバおよびクライアント装置の両方共暗黙のうちに同じDTDを使用する。
【0151】
ソフトウェアプロバイダは、広告セキュリティに対する対策を行うべきであることに言及すべきである。実際に考慮する2つのセキュリティ問題がある。一つは、クライアントが有効広告を得るか否かである(これをクライアントセキュリティと呼ぶ)、第2は、有効クライアントが広告を取り出しているか否かである(これをサーバセキュリティと呼ぶ)。
【0152】
クライアントセキュリティの重要性は比較的小さい。定められた人が、まんまとEudoraをごまかしてソフトウェアプロバイダによって伝送された広告以外のいくつかの広告を表示させるようにする場合、そのことは多分大した問題ではない。このことは、1つあるいはそれ以上の多数のクライアントがそれを行い始める場合、問題となり得ないとは言えない。すなわち、しかしながら、注意深く言葉で表現したライセンス契約は、この特定の問題を生じる動作を少なくとも大きなサイトで回避させるべきである。しかしながら、些細な攻撃を避けるために、プレーリストおよび広告は、有利なことには、MD5(あるいは他の機構)で合計検査ができ、合計検査はプレーリストに記録される。次に、クライアントは、同じ機密発生源を使用してプレーリストおよび広告を合計検査し、その合計検査とプレーリストの合計検査とを比較してもよい。クライアントが適切な広告を得ることができない場合、これはともかく広告を得るための障害とみなされる。
【0153】
サーバ側セキュリティは潜在的に非常に大きい問題がある。ソフトウェアプロバイダは、ソフトウェアプロバイダが料金を請求している広告をソフトウェアプロバイダのユーザが実際見ていることを理解することに基づいて広告主に広告の料金を請求したい。これを確実に行うために、ソフトウェアプロバイダは、広告をダウンロードしているのは実際Eudoraであり、若干の危険な工程が多数の広告を取り出すために書き込まれていないことを確認すべきである。ある人は何故広告を取り出すために悩むのか。ソフトウェアプロバイダは、アマチュアハッカーの「自分達ができるため」動機付けを予め考慮できないが、実際の問題は広告収益、すなわち広告奨励金である。広告取り出し毎に第三者に対する収益を生み出すことができるために、多数の広告取り出しを生じるためにこの第三者に対する非常に著しい金銭上の報奨金がある。したがって、ソフトウェアプロバイダは、Eudoraのコピーによって行われない広告取り出しを防止(および/または検出)することは絶対に必要なことである。ソフトウェアプロバイダが販売業者と契約した契約にこのような取り出しが違反しているかもしれない場合、これらの取り出しは詐欺の形式を構成する。
【0154】
有利なことには、例えば、広告サーバ303で実行するソフトウェアで実現できる詐欺検出にはいくつかの異なる方式がある。ソフトウェアプロバイダが最終的には詐欺を検出するために使用される方法は何であっても、万一詐欺が生じた場合、詐欺を検出することは重要なことでもある。
【0155】
認証は容易に理解される。すなわち、広告を取り出すプログラムがEudoraの有効なコピーであることを証明できない場合、ソフトウェアプロバイダは可能な詐欺に警告が出される。しかしながら、認証は、自分自身への挑戦を行い、不可能でありあるいは実用的でなくもしくは不必要であるかもしれない。
【0156】
統計解析はいくつかの顕著な長所を有するが、著しい欠点も有する。この長所は、クライアントにおける最少作業(したがって、分解に対して全然傷つきやすくない)クライアントあるいはサーバのいずれかに実行時間が全然ないこと、すなわち、あらゆることがソフトウェアプロバイダ側から容易に変更可能な実行を評価している間「この事実の後」行うことができる、遡及するように加えられた能力を含む。統計解析の欠点は、統計解析が決して完全に確実でないこと、およびソフトウェアプロバイダは適切な統計値等を収集できないことを含む。
【0157】
ソフトウェアプロバイダが集めるかあるいは計算するかもしれないパラメータあるいは統計量のリスティングは真下に示されている。
【表16】
【0158】
上記に列挙されたパラメータを監視することから入手できる生のデータを与えられると、下記のものは、生成できる可能な統計量の典型的で、包括的でないリストである。
【表17】
【0159】
ソフトウェアプロバイダが非常に認識しなければならない問題の一つは、ユーザのプライバシーの保護である、すなわち、ユーザは、一般にユーザが知らないでソフトウェアプロバイダに提供された情報に基づいて広告を受信したくない。最も当たり障りのさい情報さえ特に全ての形式の情報を集めることに反対する極端に声を出す、被害妄想のユーザ社会のサブセットがある。連続番号のような比較的合法的なしくみさえ完全に回避される何かとみなされる。ソフトウェアの連続番号は、ソフトウェア供給者には些細な事柄のように見えるかもしれないが、この種の「タグ付け」に反対するユーザは存在し、ソフトウェアプロバイダはこのようなユーザに気づくべきである。可能な最大限度までこのような事項を避けるために、ソフトウェアプロバイダは、下記の条項を含む機密情報方策を採用すべきである。
【0160】
・許可の獲得‐ソフトウェアプロバイダが、ユーザを識別できるいかなるデータも集めるかあるいは広告主に伝送する前に、ソフトウェアプロバイダは、ユーザの十分にはっきりと述べられた許可(図35を参照)あるいは十分にはっきりと述べられたのに近い許可を得るべきである。用語「十分にはっきりと述べられた」は、ユーザがEudoraのようなソフトウェアプログラムを登録するウェブページにソフトウェアプロバイダが特別のプライバシー警告を入れてもよいことを示すために使用される。ここで、ユーザは、データをソフトウェアプロバイダに提供する動作をはっきりと行っている。すなわち、それ自体、十分にはっきりと述べられた許可は必要とされるべきではない。一方、ソフトウェアプロバイダは、ユーザがソフトウェアプロバイダに情報を与えたことを知らないことを妥当なユーザは主張し、たとえ情報がソフトウェアプロバイダに比較的明らかであるように見えても、そこで十分にはっきりと述べられた許可を要求してもよい範囲を懸命に努力して識別すべきである。
【0161】
・データ分離‐できる限り、ソフトウェアプロバイダは、登録情報から独立した支払い情報を保有するべきであり、両方の種類の情報は人口統計情報等とは独立して保有すべきである。ソフトウェアプロバイダは大いにデータベースを相互に関連させるように勧めてもよいが、ソフトウェアプロバイダは、データベースが実際に相互関連される場合、潜在的な大きな苦難に直面する。さらに、ソフトウェアプロバイダは、データベース相関のないまさに目標を定められた広告をなお出すことができるので、ソフトウェアプロバイダは別個のデータベースを保有すべきである。
【0162】
・ユーザ検証可能性‐できる限り、ソフトウェアプロバイダによって確立された保護は、エンドユーザによってパケットスニファーで検証可能であるべきである。ソフトウェアプロバイダは、ソフトウェアの動作、例えばEudoraの動作を観察する活動を奨励することさえしてもよい。一つには「ソフトウェアプロバイダは広告主にあなたの個人データを与えていない」と言うことである。すなわち、ユーザが、これがその場合であることを検証できることはもうひとつのことである。
【0163】
・強い公的および私的な参加‐ソフトウェアプロバイダは、プライバシー方針に対して分かりやすくて、公にされる必要があり、ソフトウェアプロバイダは、内面的にこの方針を尊重する。ソフトウェアプロバイダが単にプライバシーをソフトウェアプロバイダが行わなければならない何かとみなし、不利な論評範囲を避ける場合、ソフトウェアプロバイダは、それをうまく行うことができなく、結局トラブルになる。
【0164】
要するに、本発明は、ソフトウェア製品がユーザによって料金を支払された場合に稼働される「第1の全機能セット」バージョン(すなわち、「ペイウェアバージョン」)と、ユーザがソフトウェア製品に助成金を出すためにクライアント装置に供給された広告を受信することに同意する(例えば、詐欺あるいは十分はっきりと述べられた契約のいずれかによって)場合に稼働される「第2の全機能セット」バージョン(すなわち、「アドウェア」バージョン)と、ソフトウェア製品に料金が支払われない(すなわち「フリーウェア」バージョン)および「第2の全機能セット」バージョンが稼働されない場合に稼働される「縮小機能セット」バージョンとを含む3つの「必要なものを完備した」異なるバージョン(あるいは「モード」)を含む多モードソフトウェア製品、例えば、eメールバージョンを包含する。本発明は、このような多モードソフトウェアをインストールさせる多数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。第1および第2の全機能セットがeメールサポート機能に関して同じであることが分かる。第2の全機能セットが、第1の全機能セットで現れていないプレーリスト機能および広告取り出し機能ならびに表示機能を含んでいることも分かる。
【0165】
さらに、本発明は、前述の多モードソフトウェアをさらに含み、それにおいて、この多モードソフトウェアは、所定の状態を検出する(例えば、監視されたユーザ活動レベル、および/または所定の数よりも少ないダウンロードされた広告、すなわち「信用のおけないユーザ」判定基準に基づいて)際に「アドウェア」バージョンから「フリーウェア」バージョンに自動的に切り換えるモード切り換え機能を含む。本発明は、広告をこのような多モードソフトウェアをインストールさせる多数のクライアント装置に自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0166】
本発明は、前述されたような多モードソフトウェアをさらに包含し、それにおいて、多モードソフトウェアは、所定の「広告障害状態」例えば、所定の数よりも少ない所定の時間内にクライアント装置によって受信および/または表示された広告、の発生を検出する際に「アドウェア」バージョンから「フリーウェア」バージョンに自動的に切り換えるモード切り換え機能と、「最後のNag以来の時間」を監視し、監視された「最後のNag以来の時間」および/または累算された広告ダウンロード/ディスプレイ統計量あるいは情報に基づいて動的に変えられる「Nagスケジュール」に従って「広告障害Nag」を生成する「広告障害Nag」機能とを含む。本発明は、この多モードソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0167】
1つの典型的な実施形態では、本発明は、前述されたさらに多数のソフトウェアを含み、それにおいて、多モードソフトウェアは、現在稼働されるソフトウェア製品の現モードに左右される、および最後のNagが発生された時間、および/または累算された広告ダウンロード/表示統計量あるいは情報、および/または他の監視状態に基づいて異なる種類のNagを発生するNagを含む。例えば、異なる種類のNagは、「登録Nag」と、「ペイウェアNag」と、「アドウェアNag」と、「更新Nag」と、「広告障害Nag」とを含む。本発明は、この他モードソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0168】
他の典型的な実施形態では、本発明は、ソフトウェアが稼働される場合に表示される広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ユーザ活動レベルを監視し、監視されたユーザ活動レベルに基づいて(例えば、「個別」および/または「累算」の広告表示パラメータに基づいて)クライアント装置のダウンロード広告の表示を制御する制御機能とを組み込むソフトウェア製品(例えば、eメールソフトウェア)を包含する。本発明は、このソフトウェアをインストールさせる多数の装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0169】
本発明も、eメールサーバシステムとは離れており、eメールサーバシステムとから独立している遠隔サーバシステムから広告を自動的にダウンロードする制御機能を組み込むeメールソフトウェア製品ならびにこのeメールソフトウェア製品をインストールさせるクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法を包含する。特に、このシステムは、広告の配信を管理し、処理し、制御し、eメールサービスをこのeメールソフトウェア製品をインストールさせる任意の特定のクライアント装置に供給するeメールサービスシステムを制御する制御エンティティ(例えば、本譲受人、クゥアルコム社によって運営されるエンティティ)から離れ、かつこのエンティティとから独立している制御エンティティによって制御される広告サーバシステムを含んでいる。したがって、JUNOオンラインサービスシステムに適切に対比すると、本発明のこの態様によれば、広告サーバシステムおよび電子サーバシステムは、独立して、すなわち別個および独立した制御エンティティの制御の下で作動される。
【0170】
有利なことには、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされるクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ファイルダウンロード機能と、(各広告に対して)下記の広告パラメータ、すなわち、この特定広告の任意の所与の表示に対して最大広告表示時間、あるいはフェース時間、この特定の広告に対して最大全/累算広告表示時間、あるいはフェース時間、毎日この特定の広告を表示する最大時間数、それ以前にこの特定の広告を続けるべきでない日付/時間、およびそれ以後にこの特定の広告を続けるべきでない日付/時間、のいろいろの組み合わせおよび下位の組み合わせを含むダウンロード広告ファイルに含まれる広告パラメータに基づいてクライアント装置のダウンロード広告の表示を局部的に制御する制御機能とを組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアも包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステムおよび方法も包含する。
【0171】
本発明は、広告をソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に取り出されるように指定する遠隔サーバシステム(例えば、プレーリストサーバシステム)からプレーリストおよび指定広告が記憶されている広告サーバのソースアドレス(例えば、URN)を取り出し、取り出されたプレーリストで指定された広告を取り出し、取り出された広告をクライアント装置に記憶する自動広告ダウンロード機能を組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアも包含することが分かる。本発明は、ソフトウェア製品をインストールさせ、特定のクライアントからのクライアントプレーリスト識別子を含むプレーリスト要求に応じて、クライアントプレーリスト識別子によって識別されたクライアントプレーリストとプレーリストサーバに記憶された現プレーリスト(任意にはこの特定のクライアント装置にカスタマイズされてもよい)とを比較し、それから新規広告をクライアント装置によって取り出されるように指定する新規プレーリストおよび指定された新規広告が記憶された広告サーバのソースアドレスをクライアントの装置に送り返すプレーリストサーバ(あるいはプレーリストサーバシステム)を含むクライアント装置に広告を配信するシステムおよび方法をさらに含んでいる。
【0172】
任意には、クライアント装置にインストールされたソフトウェア製品の前述の自動広告ダウンロード機能は、現在クライアント装置に記憶された広告、例えば、現プレーリストで指定されない広告の中の全サーバあるいはプレーリストサーバ指定の広告を削除(廃棄)できる;および/またはクライアント装置にインストールされたソフトウェア製品の前述の自動広告ダウンロード機能は、新規プレーリストと現クライアントプレーリストとを合体できる。本発明は、Eudoraアドウェア方式で使用されるこの新規のプレーリスト/広告取り出し処理の実行のいくつかの変更および詳細も包含する。
【0173】
さらに、本発明は、このソフトウェア製品を販売する特定のソフトウェア製品販売業者を識別する顧客インストーラを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアを包含する。本発明は、広告を遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされるクライアント装置に自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ソフトウェア製品販売者が広告から受け取る広告収益を特定のソフトウェア製品販売業者に分配するのを容易にする目的のためにこのソフトウェア製品を販売する特定のソフトウェア製品販売業者を識別する顧客インストーラとを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアをさらに包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含し、それにおいて、このシステムはソフトウェア製品販売業者ID情報をクライアント装置から受信し、このソフトウェア製品販売業者ID情報を使用し、ソフトウェア製品販売者が広告主から受け取る収益を特定のソフトウェア製品販売業者に分配するのを容易にする集中制御機能を含んでいる。それとは別に、あるいはさらに、ソフトウェア販売者によって販売された各ソフトウェア製品に対するソフトウェア製品IDを、例えばソフトウェア製品の各コピーに関連した連続番号あるいは参照コードに基づいて(例えば、相互参照および/または相関テーブルによって)識別する中央データベース機能を利用できる。
【0174】
さらに、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、各特定の広告ダウンロードセッションに対して制限時間を課す組み込み「デッドマンタイマー」、例えばクライアント装置は「デッドマンタイマー」によって課される制限時間の満了の際に遠隔サーバシステムから切り離される、を利用する制御機能とを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールを包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0175】
本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、いろいろの新規の機能を有する計装・会計監査モジュール、例えば、広告関連統計値の回転ログを保有および/またはユーザ許可があるランダムなおよび/または統計に基づいた広告有効性会計監査を実行する計装・会計監査モジュールとを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアとして特徴付けることができることも分かる。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含し、それにおいて、このシステムは、ランダムの方法あるいは統計的な方法で、例えば、広告配信システムの統合性および/または有効性を監視する目的のために、広告関連統計情報を選択クライアント装置から得る集中制御機能を含んでいる。
【0176】
さらに、本発明は、遠隔サーバシステムからソフトウェア製品がインストールされたクライアント装置に広告を自動的にダウンロードする自動広告ダウンロード機能と、ユーザが、例えば、ユーザが予め訪れたリンクおよび各々に対して若干の状態情報とともにユーザに予め表示された広告をリストにするリンク履歴ウィンドウを含むグラフィックユーザインタフェース(GUI)を提供することによって以前に見た広告を再度見ることができる「リンク履歴」機能とを組み込むソフトウェア製品、例えばeメールソフトウェアを包含する。好ましくは、ユーザが、例えば適切な広告リンクを単一クリックすることによって、表示するためのリンク履歴ウィンドウに列挙された広告を選択でき、例えば、適切な広告リンクをダブルクリックすることによって、リンク履歴ウィンドウに列挙された任意の所与の広告のソースウェブサイトを訪れることができる機構が装備される。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)も包含する。
【0177】
さらに、本発明は、「最後のNag以来の時間」を監視し、監視された「最後のNag以来の時間」に基づいて動的に変更される「Nagスケジュール」に従ってユーザに「絶えず責めたてる」「Nag」を組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアを包含する。
【0178】
最後に、本発明は、遠隔サーバとの別個の通信セッション中単一画像を表す別個のファイル部(例えば、広告ファイル、例えばGIFファイルの別個のファイル部)をダウンロードするダウンロード機能を組み込むソフトウェア製品、例えば、eメールソフトウェアを包含する。本発明は、このソフトウェア製品をインストールさせる複数のクライアント装置に広告を自動的に配信するシステム(および方法)をさらに包含する。
【0179】
本発明のこの好ましい実施形態は、上記に詳述されているけれども、ここで教示され、当業者に明らかであるかもしれない基本発明の概念の多数の変更および/または修正は、添付された特許請求の範囲に規定された本発明の精神および範囲内になおあることを明らかに理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
コンピュータシステムが本発明によるいろいろの機能を実行するのに適している、ネットワークを介して複数の独立して作動されるサーバ装置に接続される複数のクライアント装置を含む高レベルのコンピュータシステム図である。
【図2】
図1に示されたクライアント装置の代表的な高レベルのクライアント装置図である。
【図3】
図3Aおよび図3Bは、本発明による典型的なeメールソフトウェアアプリケーションの主ナビゲーションスクリーンの広告の他のおよび非制限配置を示している。
【図4】
図4Aは、ソフトウェアのバージョンが、新ユーザ、旧ユーザ、およびEP4ユーザによってインストールされる場合の状態遷移を示している。
図4Bは、図4Aに示された状態流れ図に関連したダイアログボックスを示している。
【図5】
広告ユーザが登録広告ユーザになる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図6】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図7】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図8】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図9】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図10】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図11】
図5に関連したいくつかのダイアログボックスを示す。
【図12】
フリーユーザが登録フリーユーザになり得る処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図13】
図12と関連した付加ダイアログボックスを示す。
【図14】
全ユーザが本発明によりソフトウェアを更新することを気づかされる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図15】
更新Nagに対応する典型的なダイアログボックスを示している。
【図16】
ボックスユーザが支払済ユーザになり得る処理の典型的なダイアログボックスを示している。
【図17】
支払済ユーザが未支払済ユーザになる処理の典型的な状態流れ図を示す。
【図18】
本発明の典型的な実施形態によるEudora eメールソフトウェアのマックOSのための典型的なNagウィンドウディスプレイタイムラインを示している。
【図19】
本発明によるソフトウェアによって使用されるNagスケジュールを示している。
【図20】
図20Aは、本発明の典型的な実施形態に使用されたリンク履歴ウィンドウの模擬スクリーン捕獲である。
図20Bは、本発明によるeメールクライアントがオフラインであることをユーザに思い出させるダイアログボックスである。
【図21】
図21Aは、eメールプログラム操作の広告伝送の影響を決定する際に使用される仮定を示している。
図21Bは、加入者ベース対毎日ダウンロードされる新しい広告数に関するバンド幅要求を列挙する表である。
【図22】
本発明による典型的な広告取り出し処理の状態流れ図である。
【図23】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図24】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図25】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図26】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図27】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図28】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図29】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図30】
ひとまとめにして本発明による典型的な実施形態の広告スケジューリングを制御するアルゴリズムを示している。
【図31】
図31Aは、本発明による典型的な実施形態で可能な広告ディスプレイの他のモードのパラメータ変動を示している。
図31Bは、本発明による典型的な実施形態で可能な広告ディスプレイの他のモードのパラメータ変動を示している。
【図32】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図33】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図34】
本発明の1つの態様によるeメールクライアントソフトウェアによって発生できることが有利なことである付加ダイアログボックスを示している。
【図35】
本発明によるアドウェアソフトウェアの操作を監査することに関連した典型的なダイアログボックスを示している。
【図36】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図37】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図38】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図39】
ソフトウェアの性能を監査する有用なパラメータを列挙する。
【図40】
本発明の一態様による典型的なeメールシステムとともに使用できることが有用なことである複数のウェブページの機能を要約する表である。
【図41】
本発明による他の典型的な実施形態がdoPost方法論に従って作動する場合にオブジェクトおよびタスクフローに対するXMLコードのマッピングを示すクラス図である。
【図42】
図42Aは、ひとまとめにして本発明によるPlayListを発生する際に図1のサーバ302によって使用できる擬似コードリストを構成する。
図42Bは、ひとまとめにして本発明によるPlayListを発生する際に図1のサーバ302によって使用できる擬似コードリストを構成する。
【図43】
図1に示されたサーバとクライアントコンピュータの少なくとも1つの一つとの間で要求および書き込みの処理を示す他のクラス図である。
【図44】
本発明の他の態様によるデータベースアクセスを示している。
【符号の説明】
10…システム構成、100A−100N…クライアントコンピュータ、201…通信装置、205…記憶装置、206…記憶装置、207…ダイナミックメモリ装置、208…モニタ、209…中央処理装置、
301−304…サーバ
Claims (52)
- 通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアにおいて、
1つ以上の広告ダウンロードセッションの間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、
各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能とを具備するソフトウェア。 - クライアント装置に関係する記憶媒体にダウンロードされた広告を記憶させる広告記憶機能と、
記憶された広告のうち少なくとも選択された広告の表示をクライアント装置に関係するディスプレイに実行する広告表示機能とをさらに具備する請求項1記載のソフトウェア。 - 前記少なくとも1つのリモートソースは複数の広告サーバを含む請求項1記載のソフトウェア。
- プレーリスト要求を生成し、プレーリスト要求を通信ネットワークを通して少なくとも1つのプレーリストサーバに送信するプレーリスト要求機能と、
プレーリスト要求に応答して少なくとも1つのプレーリストサーバによりクライアント装置に送信されたプレーリスト応答を受信および処理するプレーリスト応答処理処理機能とをさらに具備し、
前記プレーリスト応答は、1セットの利用可能な広告を識別するプレーリストを含む請求項2記載のソフトウェア。 - 前記プレーリストは、各利用可能な広告を識別する広告識別子のリストを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記少なくとも1つのリモートソースは、1つ以上の利用可能な広告を各々が記憶する複数のリモートソースを備え、
前記プレーリストは、前記複数のリモートソースの各々のアドレスのリストをさらに含む請求項4記載のソフトウェア。 - 前記ソフトウェアは、ダウンロードされた広告に基づくことができる収益により助成される請求項1記載のソフトウェア。
- 前記少なくとも1つのリモートソースは少なくとも1つの広告サーバを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記少なくとも1つのプレーリストサーバはソフトウェアのベンダーにより制御され、
前記少なくとも1つの広告サーバは複数の広告サーバを具備し、各広告サーバはソフトウェアのベンダーのクライアントに配信されるべき1つ以上の広告を記憶し、
前記複数の広告サーバの少なくとも1つはソフトウェアのベンダーにより制御される請求項8記載のソフトウェア。 - 前記少なくとも1つのプレーリストサーバはソフトウェアのベンダーにより制御され、
前記少なくとも1つの広告サーバは複数の広告サーバを具備し、各広告サーバはソフトウェアのベンダーのクライアントに配信されるべき1つ以上の広告を記憶し、
複数の広告サーバのうち少なくとも1つは、ソフトウェアのベンダー以外の、ソフトウェアのベンダーとそのクライアントのその広告サーバへのアクセスを許可したエンティティにより制御される請求項8記載のソフトウェア。 - 前記少なくとも1つのリモートソースは複数の広告サーバを含み、各広告サーバは、1つ以上の利用可能な広告をURIにより指定された記憶位置に記憶する請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告をそれぞれ識別する広告識別子のリストと、前記利用可能な広告のそれぞれに対応する記憶位置を識別するURIの対応リストとを備える請求項11記載のソフトウェア。
- 前記プレーリスト要求機能は、プレーリスト要求を規定されたプレーリストチェック間隔で少なくとも1つのプレーリストサーバに送信する請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリスト要求は現在のプレーリストの識別子を含む請求項4記載のソフトウェア。
- 少なくとも1つのプレーリストサーバは、現在のプレーリストは有効であり増加させる必要がないとの表示をクライアント装置に送信することにより、あるいは新しいプレーリストをクライアント装置に送信することによりプレーリスト要求に応答する請求項14記載のソフトウェア。
- 前記少なくとも1つのリモートソースは、1つ以上の利用可能な広告を各々が記憶する複数のリモートソースと、
所定のプレーリストチェック間隔で送信されたプレーリスト要求に応答して受信されたプレーリスト応答に含まれたプレーリストは新しいプレーリストを具備し、
以前に受信したプレーリストは現在のプレーリストを具備し、
前記新しいプレーリストおよび現在のプレーリストはそれぞれ、リスト中で識別されている利用可能な広告をそれぞれ識別する広告識別子のリストを有し、
前記プレーリスト応答処理処理機能は、現在のプレーリストにリストアップされている広告識別子と、新しいプレーリストにリストアップされている広告識別子とを比較し、現在のプレーリスト中の広告識別子とは異なる新しいプレーリスト中の広告識別子に対応する広告のアドレスのリストを発生するプレーリスト比較機能を含み、
前記広告ダウンロード機能は、1つ以上の広告ダウンロードセッション間に、リモートソースのうち適切なものから、発生されたアドレスリストに対応する広告をダウンロードする請求項13記載のソフトウェア。 - 新しいプレーリストに含まれていない現在のプレーリストの広告識別子に対応するすべての広告を、クライアント装置上の記憶装置から消去する広告消去機能をさらに具備する請求項16記載のソフトウェア。
- 現在のプレーリストと新しいプレーリストとを併合するプレーリスト併合機能をさらに具備する請求項16記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告のうち各規定された広告に対する、所定の期間の間に前記広告が表示されるべき回数、および前記広告が表示される各時間に広告が表示されるべき時間の長さを指定する広告表示パラメータを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告のうち各規定された広告に対する、所定の期間の間に前記広告が表示されるべき回数を指定する広告表示パラメータを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告のうち各規定された広告に対する、前記広告が表示される各時間に広告が表示されるべき時間の長さを指定する広告表示パラメータを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告のうち各規定された広告に対する、これより前に関係する広告が表示されるべきでない開始日付/時間と、これより後に関係する広告が表示されるべきでない終了日付/時間とを指定する広告表示パラメータを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記プレーリストは、利用可能な広告のうち各規定された広告に対する、広告が表示されるべき合計/累積時間を指定する広告表示パラメータを含む請求項4記載のソフトウェア。
- 前記ソフトウェアはeメールソフトウェアである請求項1記載のソフトウェア。
- 通信ネットワークを通して少なくとも1つのリモートソースと通信するように構成されているクライアント装置で使用されるソフトウェアにおいて、
1つ以上の広告ダウンロードセッション間に、通信ネットワークを通して、少なくとも1つのリモートソースから広告をダウンロードする広告ダウンロード機能と、
各広告ダウンロードセッションを規定された最大時間期間に制限する広告フェッチタイマー機能と、
クライアント装置のユーザがeメールメッセージを作成することができるようにするeメール作成機能と、
ユーザが通信ネットワークを通してeメールメッセージを他のクライアント装置に送信できるようにするeメール送信機能と、
ユーザが通信ネットワークを通して他のクライアント装置からeメールメッセージを受信できるようにするeメール受信機能とを具備するソフトウェア。 - 前記少なくとも1つのリモートソースは、ソフトウェアのベンダーにより制御される請求項25記載のソフトウェア。
- 前記通信ネットワークはインターネットを含む請求項25記載のソフトウェア。
- ダウンロードされた広告をクライアント装置に関係する記憶媒体に記憶させる広告記憶機能をさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。
- クライアント装置に関連するディスプレイに記憶された広告の表示を実行する広告表示機能をさらに具備する請求項28記載のソフトウェア。
- ダウンロードされた広告をクライアント装置に関係する記憶媒体に記憶させる広告記憶機能と、
記憶された広告のうち1つ以上の選択した広告を表示する広告表示機能とをさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。 - ダウンロードされた広告をクライアント装置に関係する記憶媒体に記憶させる広告記憶機能と、
クライアント装置がオフラインであるときに、記憶された広告のうち1つ以上の選択した広告の表示を実行する広告表示機能とをさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。 - ダウンロードされた広告をクライアント装置に関係する記憶媒体に記憶させる広告記憶機能と、
ユーザがeメールメッセージを作成および/または読んでいる間に、記憶された広告のうち1つ以上の選択した広告の表示を実行する広告表示機能とをさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。 - ソフトウェアは、ダウンロードされた広告に基づくことができる収益により助成される請求項25記載のソフトウェア。
- ソフトウェアは、広告ダウンロード機能が呼び出される第1の動作モードと、広告ダウンロード機能が呼び出されない第2の動作モードを含む少なくとも2つの動作モードを含む請求項25記載のソフトウェア。
- ソフトウェアは第1の動作モードでの動作時における第1のセットのeメール機能と、第2の動作モードでの動作時における第2のセットのeメール機能とを含み、前記第1のセットのeメール機能は第2のセットのeメール機能よりも多い請求項34記載のソフトウェア。
- ソフトウェアは第2の動作モードで動作しているときの機能性に対して拡張された機能性を第1の動作モードで動作しているときに提供する請求項34記載のソフトウェア。
- ソフトウェアは第1の動作モードで動作しているときに広告主により助成され、第2の動作モードで動作しているときに広告主により助成されない請求項36記載のソフトウェア。
- ソフトウェアのデフォルト動作モードは第1の動作モードである請求項37記載のソフトウェア。
- ソフトウェアのデフォルト動作モードは第1の動作モードである請求項35記載のソフトウェア。
- ユーザが第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択できるようにするセレクター機能をさらに具備する請求項35記載のソフトウェア。
- ユーザが第1の動作モードと第2の動作モードとの間で選択できるようにするセレクター機能をさらに具備する請求項36記載のソフトウェア。
- 前記ソフトウェアは、
広告ダウンロード機能が呼び出される第1の動作モードと、
広告ダウンロード機能が呼び出されない第2の動作モードと、
広告ダウンロード機能が呼び出されない第3の動作モードと、
を含む少なくとも3つの動作モードを含み、
前記ソフトウェアは、第1または第3の動作モードのいずれかにおける動作時に拡張セットのeメール機能を含み、第2の動作モードにおける動作時に縮小セットのeメール機能を含み、
前記ソフトウェアは、第1または第2の動作モードのいずれかにおける動作時には無料であるが、第3の動作モードにおける動作時には支払をしなければならない請求項25記載のソフトウェア。 - ユーザが第1、第2、および第3の動作モード間から選択することを可能とするセレクター機能をさらに具備する請求項42記載のソフトウェア。
- 第1、第2、および第3の動作モード間で切り換えを行うモード切り換え機能をさらに具備する請求項42記載のソフトウェア。
- 第1、第2、および第3の動作モード間で切り換えを行うモード切り換え機能をさらに具備する請求項43記載のソフトウェア。
- デフォルト動作モードは第1の動作モードである請求項42記載のソフトウェア。
- コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項1記載のソフトウェア。
- クライアント装置上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項1記載のソフトウェア。
- クライアント装置に関係するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項1記載のソフトウェア。
- コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。
- クライアント装置上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。
- クライアント装置に関係するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上にソフトウェアをインストールするインストーラ機能をさらに具備する請求項25記載のソフトウェア。
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