JP2004536346A - ラベル及びサインのホルダー - Google Patents

Abstract

ラベル／サインホルダー組合体の本特徴の販売促進補助具において、サインホルダーは、ラベルホルダーのカバー部材によって直接に保持され、非接着性ラベルのそれへの挿入または交換のためにラベルホルダーポケットはサインホルダーからの干渉無く容易にアクセスされ得る。ラベルホルダーのカバー部材上へのサインホルダー支持部材の導入は、それに保持されたラベルの偶然の移動を排除するよう設計された係止部分を有するラベルホルダーにおいて特に有利なように示される。上方及び／または下方グリップが、また、他の商品情報部材と干渉することなく付加ラベル及び／またはサインを摺動的に受容して取り外し可能に保持するために、カバー部材上に形成され得る。

Description

【技術分野】
【０００１】
本出願は、２００１年７月１９日付けで出願された（米国特許）出願番号０９／９０７，５８８号の一部継続出願であり、前記出願の主題は、ここでの参照によって全部ここに組み込まれる。
【０００２】
本発明は、販売促進補助具に関しており、特には、販売棚の前端に沿って形成されるＣ溝のような支持面に固定されるラベルホルダーとサインホルダーとの組合体に関している。販売促進補助具のラベルホルダー部分は、棚上の商品の説明及び価格のような消費者情報やバーコード等の在庫制御情報を表示するための非接着性のラベルを、取り外し可能に受容するように設計されている。販売促進補助具のサインホルダー部分は、「特売」品目などを識別する特殊な情報を消費者に表示する「フラッグ」やサインを保持するようになっている。
【背景技術】
【０００３】
前端に沿ったＣ溝を有する棚は、スーパーマーケット、薬局などの商品販売店において、一般に見られる。当該Ｃ溝は、上方及び下方に間隔を置いて向き合うリップ部を有して形成されており、棚上に展示された商品に関する情報を提供するラベルやサインやサインホルダーのような多くの異なる種類の適合物品を取り付けるための便利な手段を提供している。背面が接着性のラベルが、倉庫棚の側部のような支持面に直接的に、あるいは、Ｃ溝の表面にさえ直接的に、固定され得る。しかしながら、そのような背面接着性のラベルを取り外すことは、時間を要し、困難であり、見苦しい残留物の盛り上がりを残してしまう。多くの応用において、従って、非接着性の紙またはプラスチックのラベルが好まれる。なぜなら、それらは、それらが損傷したり、商品情報が変更した場合に、容易に交換され得るからである。そのような非接着性のラベルは、時々、単純に、Ｃ溝のリップ部の間に直接的に適合され得るが、より一般的には、支持面にある態様で取り付けられる背面または本体パネルを有するラベルホルダーに、一方の係合縁に沿って当該本体パネルに柔軟に固定される透明なカバー部材が設けられ、当該本体パネルの前面と当該カバー部材の背面との間に、１以上のそのような情報保持ラベルの取り外し可能な受容のためのポケットを規定する。
【０００４】
ラベルホルダーは、一般に、細長い房状に設けられ、おそらく幅は４フィート以上であり、棚または倉庫ユニットの側部のような任意の支持面に、接着性ストリップなどによって固定され得る。しかしながら、そのようなラベルホルダの応用のほとんどは、商品展示棚の前方フランジ上または前方端のＣ溝内に、直接的に設けられる。そのようなラベルホルダーの種々の従来技術の実施の形態が、共有の米国特許、米国特許第４，７１３，８９９号、同第５，４５８，３０７号、同第５，４８８，７９３号、同第５，５１５，６３２号、同第５，６８２，６９８号、同第５，８９９，０１１号及び同第６，１０５，２９５号、において見られ得る。それら特許の記述は、ここでの参照によって全部ここに組み込まれる。
【０００５】
しばしば、商品ラベルにより提供される情報に加えて、棚上に拡大された「フラッグ」またはサインを表示することによって、あるいはそのような商品群を保持する棚の一部から吊り下がることによって、あるいはそのような場所の通路に延びることによって、特別な商品または商品群についてのある種の情報を強調することが望まれる。異なる形態の「サインホルダー」が、同様に、販売促進技術において知られている。その例は、前述の米国特許第５，４８８、７９３号、及び、共有の米国特許第４，４８５，５７５号、同第４，５３１，３１３号、同第４，６２５，４４１号、同第４，７０４，８１３号、同第４，９１７，３４２号、同第４，９９５，１８２号、同第５，６８２，６９８号及び同第６，１６３，９９６号、に見られ得る。それらの主題は、また、ここでの参照によって全部ここに組み込まれる。
【０００６】
分離したサインホルダーは、棚自身の上に単純に位置決めされ得る、あるいは、通路内の棚に並置され得る。しかし、そのような配置は、安定的でないし、価値のある商品表示空間を無駄にし得て、消費者を傷つけることさえあり得る。当該理由のために、前述の特許の幾つかにおいて見られるように、そのようなサインホルダーは、ラベルホルダーと同じＣ溝内に部分的または全体的に支持されるように設計され得る。
【０００７】
当該特性の構成は、幾つかの点で便利である一方、下のラベルホルダーに新しいラベルを挿入するあるいは既に保持されたラベルを除去または交換することが必要な時に、顕著な困難に遭遇する。ラベルホルダーポケットへのアクセスのために、ラベルホルダーの前方従って上方に固定された任意の及び全てのサインホルダーがまず取り外されて、それに続いて交換がなされなければならない。これは、特にそれらの長さに沿って多様なサインホルダーが係合し得る細長のラベルホルダーを用いる時、時間を要するし、労力を増大するし、明らかに非効率である。
【０００８】
更に、ある例では、あるいは、延長された商品棚の幾つかの部分について、商品の特質または商品について提供されるべき情報が変更される時にはいつでもラベルまたはサインホルターを除去または交換するという必要を回避しつつ、同じ販売促進補助具上に異なる形態のラベルまたはサインを支持することが望まれ得る。そのような変動に対応可能な販売促進補助具またはラベル／サインホルダーが、大変に望まれる。
【発明の開示】
【０００９】
本発明の主要な目的は、従って、関連する商品と関係付けられた任意のサインホルダーを取り外すことなく、ラベルがラベルホルダーポケットに対して選択的に挿入され取り外され得る、ラベル／サインホルダーの組合体の形態の販売促進補助具を提供することである。
【００１０】
本発明の他の目的は、サインホルダーのための支持手段がラベルホルダーのカバー部材の一部であって、新しいラベルを除去または挿入すべくラベルホルダーのカバー部材がベースパネルから離れるように撓ませられる時、サインホルダーはカバー部材によって保持され、それと共に移動し、ラベルホルダーポケットへのアクセスと干渉しない、というようなラベル／サインホルダーの組合体の提供にある。
【００１１】
前述の内容と一致して、ラベルホルダーのカバー部材の前面には、前述の米国特許第５，４８８，７９３号に見られるような弾性プラスチックまたは金属のサインホルダーの縁部、あるいは、前述の米国特許第５，６８２，６９８号及び同第６，１６３，９９６号に見られるタイプの吊り下がりサインホルダーまたは他の商業的に利用可能なサインホルダーの係合部、をカチッと（snappingly）受容可能な一対のサインホルダー受容リップ部材が設けられている。
【００１２】
本発明の他の目的は、ここでの独特なラベル／サインホルダーの組合体の構造の、多様なラベルホルダー設計、特には、ラベルのポケットへの挿入または除去のためにラベルホルダーの開放を容易にするようになっている突起（ledge ）または他の指係合要素と共に紙などのラベルをポケット内に固定するための係止構造を有し、サインホルダーの同じＣ溝内の係合が時々ラベルホルダー上の係止及び解放機構と干渉し得るラベルホルダー、のいずれかへの挿入である。
【００１３】
また、本発明の他の目的は、カバー部材を開放するまたはラベルホルダーのカバー部材と本体パネルとの間に形成されるポケット内のラベルを乱す必要なく、そして、カバー部材の他の部分により保持される任意のサインも乱すことなく、付加的なラベルなどを摺動的に受容して取り外し可能に保持するようになっている上方「グリップ」部材と共に前述のタイプのラベルホルダーの透明カバー部材の前面を提供することである。
【００１４】
本発明の更に他の目的は、カバー部材により保持されるサインホルダー受容リップ部材の間の空間に広がるのには不十分な長さである異なるラベルまたは吊り下がりサインホルダーの一部を摺動的に受容して取り外し可能に保持するようになっている下方「グリップ」部材を有するそのようなラベルホルダーの透明カバー部材の前面を提供することである。
【００１５】
本発明の他の目的は、添付の図面と共に読まれる詳細な説明及び特許請求の範囲から明らかである。
【００１６】
添付の図面は、本発明の更なる理解を提供するために包含されており、本明細書に組み入れられてその一部を構成しており、本発明の実施の形態を示しており、詳細な説明と共に本発明の原理を説明するように機能する。
【００１７】
図１は、本発明の概念によるラベル／サインホルダー組合体の一実施の形態の側方立面図であり、カバー部材及び関連付けられたサインホルダーがラベルの除去または交換のため点線で開放位置で示されており、図示の明瞭及び便宜のために一部が分離されている。
【００１８】
図２は、図１のラベル／サインホルダー組合体が商品棚の前方フランジの一形態に添付され得る態様を示す縮小概略図である。
【００１９】
図３は、本発明による別のラベル／サインホルダー組合体の斜視図であり、それが商品棚のＣ溝内に固定され得て、図１の実施の形態とは異なる形態のサインホルダーを保持する態様を示している。
【００２０】
図４は、本発明によるラベル／サインホルダー組合体の更なる実施の形態の部分斜視図であり、それは付加ラベルが販売促進補助具によって保持されることを可能にするためカバー部材上に上方グリップ部材を含んでいる。付加ラベルの一つが点線で概略的に図示されており、Ｃ溝などの中に販売促進補助具を固定するための変形された支持要素が図示されている。
【００２１】
図５は、本発明によるラベル／サインホルダー組合体の更なる実施の形態の同様の図であり、それは付加ラベル、同様に異なる形態のサインまたはサインホルダー、が販売促進補助具によって保持されることを可能にするためカバー部材上に上方及び下方グリップ部材を含んでいる。
【００２２】
同様の参照符号は、図面の幾つかの図に亘って、同様の部分を示している。
【００２３】
図１及び図２を最初に参照すると、本発明の概念によるラベル／サインホルダー組合体の特質を有する販売促進補助具の一実施の形態が、全体的に参照符号１０で示されている。販売促進補助具１０は、背面または本体パネル１６により形成されたラベルホルダー部分１５と、ヒンジまたは回動部２０において互いに柔軟に固定されたカバー部材１８と、を含んでいる。販売促進補助具が形成される材料は、本発明の概念において重大でないが、商業的には、そのような製品はプラスチック材料から共押し出しされ、本体パネル１６は不透明なプラスチックで形成され、カバー部材１８は透明材料で形成され、本体パネル１６の前面とカバー部材１８の背面との間に形成されるポケット２６に取り込まれた点線２５で示されたラベル上の情報を通行人が見ることが可能となっている。
【００２４】
カバー部材１８は、ラベル２５の矢印３０の方向の挿入または除去を容易にするために、矢印２８の方向の前方に点線１８ａで示された位置まで傾けられ得る。ヒンジ２０の弾性は、その時、通常、ポケット２６内にラベル２５を保持すべく、カバー部材１８ａを後方に１８で示された実線位置にまで付勢する。
【００２５】
図１に示された好適な実施の形態では、ベースパネル１６の上方縁部が、前方及び下方に延びるフランジ３２を含んでおり、カバー部材１８の上方縁部３４が、特にベースパネル１６とカバー部材１８との間の接続部の弾性がラベルホルダー１５の継続使用により弱まった場合において、カバー部材を保持してラベル２５をポケット２６内に固定すべく、当該フランジ３２の下方に係止的に係合可能である。下方に、続いて前方及び上方に延びる指係合要素３６が、好ましくは、ベースパネル１６のフランジ３２との係止係合からのカバー部材１８の上方縁部３４の解放を容易にするために、カバー部材１８の上方縁部３４により保持されている。
【００２６】
販売促進補助具１０が支持面に固定される態様は、当業者に容易に認識されるように、支持面自体の性質に依存して変化し得て、本発明の概念の本質的部分ではない。例えば、図１の実施の形態において、接着性のテープが５４で示されており、弾性の後方及び上方に延びるアーム４２がベース部材１６の背面の底部に保持されている。本実施の形態は、特に、図２において４５で概略的に示されているような商品棚の前方リップ部に販売促進補助具１０を固定するのに上手く適応している。当該リップ部は、後方に延びる下方フランジ４８と共に、前方及び下方に延びる部分４６を有しており、販売促進補助具１０の接着部４０がそこに固定され得る。下方フランジ４８の下方に、アーム４２が弾性的に係合される。販売促進補助具は、棚のリップ部上の所定位置に全体に保持され得る、あるいは、実際、倉庫棚などの側面に接着手段または他の手段によって固定され得る、あるいは、商品棚の前方のＣ溝に固定され得る。
【００２７】
この点に関して記述された図１に１０で示される本発明の実施の形態の一部は、多くの従来技術のラベルホルダー装置に見られる。本発明の販売促進補助具１０のとりわけ独特で商業的に望まれる特徴は、ラベルホルダー部分１５のカバー部材１８がサインホルダーを保持して、当該ラベルホルダーが当該サインホルダーを除去することなしに開放され得るという態様に存在する。その結果、一対のサインホルダー受容リップ部材５０、５２が、カバー部材１８上に一体的に、すなわち押し出し成形によって、形成される。上方のサインホルダー受容リップ部材５０は、指係合要素３６の後方のカバー部材１８の上方縁部３４から前方及び下方に延びており、上方サインホルダー受容ポケット５４を形成している。下方のサインホルダー受容リップ部材５２は、カバー部材１８の下方縁部５６から前方及び上方に延びており、下方サインホルダー受容ポケット５８を規定している。
【００２８】
図１の実施の形態では、サインホルダーのよく知られたバネクリップの形態が、全体に参照符号６０で示されており、サインホルダー受容ポケット５６、５８内にそれぞれ明らかな態様でカチッと（snappingly）係合されるようになっている対向して延びる縁部６２、６４を有するバネプラスチックまたは金属要素を含んでいる。図１では詳細は図示されていないが、従来技術の一部分であるサインホルダー６０は、プラスチックまたはボール紙の「フラッグ」またはサインをグリップ状に係合するようになっている中央スリットまたは開口を有している。「フラッグ」またはサインの一部分が、全体に参照符号６５で示されている。
【００２９】
販売促進補助具１０は、任意の大きさであり得るが、前述のように、一般には、多様なラベル２５を受容可能及び保持可能な細長片で売られている。ラベル２５の各々は、商品棚上の商品に関連する消費者及び在庫情報を含み、そのような情報を透明カバー部材１８を介して通行人または店の職員に表示するようになっている。図１に６０で示されるようなサインホルダー内のフラッグまたはサイン６５は、一方、両方向に通過する消費者に特別な商品情報をより目立つように表示するという態様で通路内に拡張される。
【００３０】
販売促進補助具１０のラベルホルダー部分１５のカバー部材１８上に直接にサインホルダー６０を支持することによって、カバー部材１８は、図１の点線１８ａに見られるように、ラベル２５の挿入または除去のために、点線６０ａで見られるサインホルダー６０からの干渉なく、前方に傾けられ得る。なぜなら、その添付のサイン６５ａを有するサインホルダー６０ａは、カバー部材１８ａ上の所定位置に留まって、それと共に移動するからである。このように、店の職員は、ラベルホルダーの片の長さに沿った任意の位置において、それと関連付けられた任意のまたは全てのサインホルダーを除去することなく、新しいラベルを容易に除去または交換することが可能である。
【００３１】
参照が、今、特に図３に対してなされる。そこでは、本発明の概念によるラベル／サインホルダーの更なる実施の形態が、全体に参照符号７０で示されており、商品棚７５のＣ溝７２内に固定されるように示されている。本実施の形態では、一般的なように、Ｃ溝７２が、下方に吊り下がる上方リップ部７６と、上方に延びる下方リップ部７８と、を含んでいる。それらは、よく知られた態様でのラベル、ラベルホルダーまたは従来技術のサインホルダーの一部の受容のための、間隔の空いた向かい合うポケットを形成している。図示の実施の形態では、ラベルホルダー７０は、背面パネル８２の後方面の中間に保持された細長柔軟指部８４と、Ｃ溝７２の上方リップ部７６の下方で係合される背面パネル８２の上方縁部８０を有するように示されている。細長柔軟指部８４の下方縁は、Ｃ溝７２の下方リップ部７８の上方で係合されている。このような構成は、例えば、前述の米国特許第５，４８８，７９３号に見られる。勿論、先に提案されたように、本発明の販売促進補助具をＣ溝に取り付ける当該態様は、例であって、多くの他のよく知られたＣ溝係合手段、その多くは前述の特許に例示されている、が本発明の概念から離れることなく、それに容易に置換され得る、ということが当業者によって認識される。
【００３２】
販売促進補助具７０は、透明カバー部材９０の前面に一体的に形成された細長の上方及び下方サインホルダー受容リップ部材８６，８８を有するように示されている。もっとも、望まれる場合には、サインホルダー受容溝を含む分離した要素が、カバー部材の前面に接着固定され得る。図３において、例えば前述の米国特許第５，６８２，６９８号及び同第６，１６３，９９６号に見られるタイプのサインホルダーの異なる形態が、全体に参照符号９５で示されて、図示されている。販売促進補助具７０のカバー部材９０は、図１に点線で示されているのと同様の態様で、ラベルを置換するために、サインホルダー９５を除去する必要無く前方に傾けられ得る。なぜなら、それは、カバー部材９０によって保持され、それと共に移動するからである。
【００３３】
参照が、今、特に図４に対してなされる。それは、全体を参照符号１００で示された本発明による更に他の変形されたラベル／サインホルダー組合体を示している。本実施の形態は、ラベル／サインホルダーを支持する手段の更に他の形態、すなわち、水平要素１０４によりラベルホルダー部分１０８のベースパネル１０６の背面に取り付けられた全体に鉛直方向に延びる後方パネル要素１０２、を示している。それは、背面パネル１０６に弾性的に１１２で固定された透明カバー部材１１０を含んでおり、それらの間に前述の実施の形態について説明された態様のラベル（図示せず）の取外し可能な受容のためのポケット１１４を規定している。背面パネル要素１０２の上方及び下方縁部１０２ａ、１０２ｂは、例えば図３の実施の形態に見られるタイプのＣ溝の上方及び下方リップ部の間に、カチッと（snappingly）係合され得る。ラベル／サインホルダー１００を支持するためのこの特別な手段は、本発明の販売促進補助具が支持面に固定され得る多くの態様を強調するために、単に例示の目的で示されている。
【００３４】
支持手段以外には、図４のラベル／サインホルダー組合体１００は、全ての意図及び目的において、上方サインホルダー受容ポケット１１６を形成する要素の後方への付加上方グリップ部材１１５の包含を除いて、図１及び図２に見られるラベル／サインホルダー１０と実質的に同一である。上方サインホルダー受容ポケット１１６は、下方サインホルダー受容ポケット１１８と協働して、前述の態様で透明カバー部材１１０の前面上にサインホルダー（図示せず）を支持する。上方グリップ部材１１５は、透明カバー部材１１０の前面の上方縁部に対して接近して位置決めされた付加要素であり、それらの間に、点線１２５に見られる付加ラベルなどの上方縁部を摺動的に受容して取り外し可能に摩擦で保持するようになっている小ポケット１２０を規定している。
【００３５】
図４のラベル／サインホルダー組合体の構造について、販売促進補助具は更なる設備を有している、すなわち、それはベース部材１０６と透明カバー部材１１０との間のポケット１１４内のその長さに沿った選択された位置においてラベルを保持可能であり、上方及び下方サインホルダー受容ポケット１１６，１１８の間に選択されたサインホルダーを保持可能であるのみでなく、それは選択的にカバー部材１１０の面上にその長さに沿った任意の位置で、ラベルをポケット１１４に対して除去及び挿入すべくカバー部材の前方への傾斜を許容するという本発明のラベル／サインホルダーの独特の能力と干渉することなく、付加ラベル１２５を受容可能である。ポケット１１４に対する除去及び挿入は、透明カバー部材１１０の前面に保持されたサインホルダーまたは付加ラベルとは干渉しない。
【００３６】
図５を参照して、本発明によるラベル／サインホルダー組合体の更なる変形例が、全体に１３０として見られる。そこでは、図４の部分と同様の部分に、添字「ａ」を伴う同様の参照符号が付されている。当該実施の形態は、単なる例示であるが、任意の所望の支持面にそれを固定するための接着性の背面部１３２を有するように見られる。図５のラベル／サインホルダー１３０は、上方グリップ１１５ａに加えて、下方サインホルダー受容ポケット１１８ａの後方に下方グリップ１３４を含んでおり、小下方ポケット１３５を規定している。当該ポケット１３５は、ラベル／サインホルダー組合体１３０が上方グリップ１１６ａの後方に付加ラベル１２５ａを受容することを可能にするのみならず、付加ラベル（図示せず）が摺動可能かつ取り外し可能に下方グリップ１３４のポケット１３５に保持され得る。更に、図３の実施の形態のように、図５に点線１４０で示されるような吊り下がりサインまたはサインホルダー、それは上方及び下方サインホルダー受容ポケット１１６ａ、１１８ａの間の空間に広がる大きさではない、の反転縁部１４２が下方グリップ１３４の後方で摺動的に取り外し可能に摩擦または重力で保持され得て、サインが、図示のように、ラベル及びサインホルダー１３０の下方に吊り下がる。
【００３７】
勿論、下方グリップのみでなく上方グリップをも有するラベル／サインホルダー組合体が提供され得る。しかし、図５に見られる構成は、最大の用途を有し、多様な形態のラベル及びサインが容易にその長さに沿って保持されることを可能とし、消費者及び店の職員に多様な情報源を提供できる。その情報源の全ては、残りの要素を妨害することなく任意の時に容易に取り外され、及び／または、交換され得る。明らかに、図３に９５で示されるようなサインホルダー、及び／または、図５に１３０で示されるようなサインホルダーは、図１に１０で示されるような販売促進補助具によって保持され得る。逆の場合も同じである。同様に、多くの他のラベルホルダー係合手段またはラベルホルダー支持手段が、本発明の概念から離れることなく、図１乃至図５に示されたそれらに置換され得る。ラベルホルダー支持手段及び特定のサインホルダーの構成に関わりなく、本発明のラベル／サインホルダー組合体は、使用するのにずっと簡単で、貴重な労力を節約できる一方で、ラベルホルダー部分内またはグリップ部分内に特定の商品／在庫情報を容易に提供する際に、及び、サインホルダー部分またはグリップ部分に特定の「特売」などの情報をより目立つように表示する際に、大いなる柔軟性を商品販売者に提供できる。更に、カバー部材自身の上にサインホルダーを保持するという能力は、ラベルホルダーがここで示されたタイプの係止手段、それはＣ溝内にサインホルダーを直接に固定する能力と干渉する傾向にある、を有する場合に、特に有利である。
【００３８】
本発明の概念の好適な実施の形態が詳細にここで説明されたが、本発明はそれらによって限定されないで、添付の特許請求の範囲の範囲内で変更がなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【００３９】
【図１】図１は、本発明の概念によるラベル／サインホルダー組合体の一実施の形態の側方立面図であり、カバー部材及び関連付けられたサインホルダーがラベルの除去または交換のため点線で開放位置で示されており、図示の明瞭及び便宜のために一部が分離されている。
【図２】図２は、図１のラベル／サインホルダー組合体が商品棚の前方フランジの一形態に添付され得る態様を示す縮小概略図である。
【図３】図３は、本発明による別のラベル／サインホルダー組合体の斜視図であり、それが商品棚のＣ溝内に固定され得て、図１の実施の形態とは異なる形態のサインホルダーを保持する態様を示している。
【図４】図４は、本発明によるラベル／サインホルダー組合体の更なる実施の形態の部分斜視図であり、それは付加ラベルが販売促進補助具によって保持されることを可能にするためカバー部材上に上方グリップ部材を含んでいる。付加ラベルの一つが点線で概略的に図示されており、Ｃ溝などの中に販売促進補助具を固定するための変形された支持要素が図示されている。
【図５】図５は、本発明によるラベル／サインホルダー組合体の更なる実施の形態の同様の図であり、それは付加ラベル、同様に異なる形態のサインまたはサインホルダー、が販売促進補助具によって保持されることを可能にするためカバー部材上に上方及び下方グリップ部材を含んでいる。

Claims (35)

1. 少なくとも一つの情報保持ラベルを表示するための、及び、情報保持サインを表示するようになっている少なくとも一つのサインホルダーを支持するための、販売促進補助具であって、
   前記販売促進補助具は、支持面に固定されるようになっており、本体パネルと透明カバー部材とを有するラベルホルダーを含んでおり、
   前記本体パネル及び前記カバー部材は、各々、前面及び背面と上方及び下方縁部とを有しており、
   前記本体パネル及び前記カバー部材は、それらのそれぞれの上方及び下方縁の一方のみで、互いに対して柔軟に固定されており、前記本体パネルの前記前面とカバー部材の前記背面との間に、１以上の情報保持ラベルの取り外し可能な受容のためのポケットを規定しており、
   サインホルダー支持部材が、前記ラベルホルダーの前方に情報保持サインを表示するようになっている少なくとも一つのサインホルダーを取り外し可能に受容するために、前記カバー部材の前記前面によって実質的に全体を保持されており、
   ラベルは、前記カバー部材により保持されたサインホルダーを取り外すことなく、前記ポケットに対して選択的に挿入され及び除去され得る
   ことを特徴とする販売促進補助具。
2. 前記サインホルダー支持部材は、前記カバー部材の前記前面により保持され間隔の空いた向かい合うサインホルダー受容ポケットを規定する一対のサインホルダー受容リップ部材を有している
   ことを特徴とする請求項１に記載の販売促進補助具。
3. 前記サインホルダー受容リップ部材は、前記カバー部材の上方縁部に沿って延びる上方サインホルダー受容ポケットを規定する上方サインホルダー受容リップ部材を含んでおり、更に、前記上方サインホルダー受容部材と前記カバー部材の前記前面との間に上方グリップポケットを規定する上方グリップ部材を含んでいる
   ことを特徴とする請求項２に記載の販売促進補助具。
4. 前記サインホルダー受容リップ部材は、前記カバー部材の下方縁部に沿って延びる下方サインホルダー受容ポケットを規定する下方サインホルダー受容リップ部材を含んでおり、更に、前記下方サインホルダー受容部材と前記カバー部材の前記前面との間に下方グリップポケットを規定する下方グリップ部材を含んでいる
   ことを特徴とする請求項２に記載の販売促進補助具。
5. 前記サインホルダー受容リップ部材は、それぞれ前記カバー部材の上方及び下方縁部に沿って延びる上方及び下方サインホルダー受容ポケットを規定する上方及び下方サインホルダー受容リップ部材を含んでおり、更に、それぞれ前記上方及び下方サインホルダー受容部材と前記カバー部材の前記前面との間に上方及び下方グリップポケットを規定する上方及び下方グリップ部材を含んでいる
   ことを特徴とする請求項２に記載の販売促進補助具。
6. 前記サインホルダーは、一対の細長い間隔の空いた縁部を有しており、
   前記サインホルダー支持部材は、前記カバー部材の前記前面により保持され、前記サインホルダーの縁部を取り外し可能に受容するようになっている間隔の空いた向かい合うサインホルダー受容ポケットを規定する一対のサインホルダー受容リップ部材を有している
   ことを特徴とする請求項１に記載の販売促進補助具。
7. 前記サインホルダーは、一対の間隔の空いた向かい合って延びる縁部を有する弾性部材を有しており、
   前記サインホルダーの縁部は、前記サインホルダー受容ポケットにカチッと（snappingly）係合されるようになっている
   ことを特徴とする請求項６に記載の販売促進補助具。
8. 前記サインホルダー受容リップ部材は、上方サインホルダー受容ポケットを規定するために前記カバー部材の前記上方縁部から前方及び下方に延びる上方サインホルダー受容リップ部材と、下方サインホルダー受容ポケットを規定するために前記カバー部材の前記下方縁部から前方及び上方に延びる下方サインホルダー受容リップ部材と、を含んでいる
   ことを特徴とする請求項６に記載の販売促進補助具。
9. 前記サインホルダーは、前記上方サインホルダー受容ポケットに係合されるようになっている細長い上方縁部を規定する上方湾曲部を有する反転された上方フラップと、前記下方サインホルダー受容ポケットに受容されるようになっている細長い下方縁部を規定する自由下方縁と、を有するパネル部材を有している
   ことを特徴とする請求項８に記載の販売促進補助具。
10. 更に、当該販売促進補助具を前記支持面に固定するために、前記本体パネルの前記背面の少なくとも一部に接着部を備える
    ことを特徴とする請求項１に記載の販売促進補助具。
11. 前記支持面は、商品棚の前に、細長い下方縁を有する下方に吊り下がるフランジ部材を含んでおり、
    後方及び上方に延びるアームが、前記ベース部材の前記背面によって保持されており、前記フランジ部材の下方縁の下方での係合に適応している
    ことを特徴とする請求項１０に記載の販売促進補助具。
12. 前記支持面は、商品棚の前にＣ溝を有しており、
    前記Ｃ溝は、上方及び下方縁部と、当該Ｃ溝の上方縁部において前方及び下方に延びる上方リップ部材と、を有しており、
    前記ベースパネルの前記上方縁部は、前記Ｃ溝の上方リップ部材の下方での係合に適応しており、
    係合手段が、前記Ｃ溝の上方リップ部材から離れた前記Ｃ溝の一部との係合のために、前記ベースパネルの前記上方縁部に対して間隔の空いた関係で前記ベースパネルによって保持されている
    ことを特徴とする請求項１に記載の販売促進補助具。
13. 前記係合手段は、前記ベース部材の前記背面により保持され前記Ｃ溝の下方縁部の下方での係合に適応している、後方及び上方に延びるアームを含んでいる
    ことを特徴とする請求項１２に記載の販売促進補助具。
14. 前記Ｃ溝は、更に、前記Ｃ溝の下方縁部において前方及び上方に延びる下方リップ部材を含んでおり、
    前記係合手段は、前記Ｃ溝の下方リップ部材の上方での係合に適応した前記ベース部材の一部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項１２に記載の販売促進補助具。
15. 前記ベースパネルの前記一部は、前記ベースパネルの前記下方縁部を有する
    ことを特徴とする請求項１４に記載の販売促進補助具。
16. 前記ベースパネルの前記一部は、前記ベースパネルの前記背面から後方及び下方に延びる指状部を有する
    ことを特徴とする請求項１４に記載の販売促進補助具。
17. 更に、前方及び下方に延びるフランジを含む前記ベースパネルの前記上方縁部を含み、
    前記カバー部材の前記上方縁部は、係止的に、前記フランジの下方で係合可能であり、
    下方及び前方に延びる指係合要素が、前記カバー部材の前記上方縁部によって保持され、前記ベースパネルの前記フランジとの係止係合から前記カバー部材の前記上方縁部を解放することを容易にするようになっている
    ことを特徴とする請求項１２に記載の販売促進補助具。
18. 支持面と、
    請求項１に記載の販売促進補助具と、
    サインホルダーと、
    の組合体であって、
    前記販売促進補助具は、前記支持面に固定されており、
    前記サインホルダーは、前記ラベルホルダーの前記カバー部材の前記前面上に前記サインホルダー支持部材によって取り外し可能に保持されている
    ことを特徴とする組合体。
19. 更に、前記本体パネルの前記前面と前記カバー部材の前記背面との間の前記ポケットに取り外し可能に受容された少なくとも一つの非接着性のラベルを含み、
    サインが、前記サインホルダーによって取り外し可能に保持されている
    ことを特徴とする請求項１８に記載の組合体。
20. 前記サインホルダーは、一対の細長い間隔の空いた縁部を有しており、
    前記サインホルダー支持部材は、前記カバー部材の前記前面により保持され、前記サインホルダーの縁部を取り外し可能に受容するようになっている間隔の空いた向かい合うサインホルダー受容ポケットを規定する一対のサインホルダー受容リップ部材を有しており、
    前記サインホルダーの前記縁部は、前記サインホルダー受容ポケットに係合されている
    ことを特徴とする請求項１８に記載の組合体。
21. 前記サインホルダーは、一対の間隔の空いた向かい合って延びる縁部を有する弾性部材を有しており、
    前記サインホルダーの縁部は、前記サインホルダー受容ポケットにカチッと（snappingly）係合されている
    ことを特徴とする請求項２０に記載の組合体。
22. 前記サインホルダー受容リップ部材は、上方サインホルダー受容ポケットを規定するために前記カバー部材の前記上方縁部から前方及び下方に延びる上方サインホルダー受容リップ部材と、下方サインホルダー受容ポケットを規定するために前記カバー部材の前記下方縁部から前方及び上方に延びる下方サインホルダー受容リップ部材と、を含んでいる
    ことを特徴とする請求項２０に記載の組合体。
23. 前記サインホルダーは、前記上方サインホルダー受容ポケットに係合されている細長い上方縁部を規定する上方湾曲部を有する反転された上方フラップと、前記下方サインホルダー受容ポケットに受容されている細長い下方縁部を規定する自由下方縁と、を有するパネル部材を有している
    ことを特徴とする請求項２２に記載の組合体。
24. 前記サインホルダー受容リップ部材は、前記カバー部材の前記上方縁部から前方及び下方に延びる複数の上方サインホルダー受容リップ部材と、前記カバー部材の前記下方縁部から前方及び上方に延びる複数の下方サインホルダー受容リップ部材と、を含んでおり、
    前記上方及び下方サインホルダー受容リップ部材の少なくとも一方の後方のグリップ部材が、付加ラベルまたはサインの一部を摺動的に受容して取り外し可能に保持するためのグリップポケットを規定している
    ことを特徴とする請求項１８に記載の組合体。
25. 前記グリップ部材は、前記上方サインホルダー受容リップ部材の後方に上方グリップポケットを規定している
    ことを特徴とする請求項２４に記載の組合体。
26. 前記グリップ部材は、前記下方サインホルダー受容リップ部材の後方に下方グリップポケットを規定している
    ことを特徴とする請求項２４に記載の組合体。
27. 更に、前記上方及び下方サインホルダー受容リップ部材の後方に、それぞれ、上方及び下方グリップポケットを規定する上方及び下方グリップ部材を含んでいる
    ことを特徴とする請求項２４に記載の組合体。
28. 更に、前記販売促進補助具を前記支持面に固定する前記本体パネルの前記背面の接着部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項１８に記載の組合体。
29. 前記支持面は、商品棚の前に、細長い下方縁を有する下方に吊り下がるフランジ部材を含んでおり、
    後方及び上方に延びるアームが、前記ベース部材の前記背面によって保持されており、前記フランジ部材の前記下方縁の下方で係合されている
    ことを特徴とする請求項２８に記載の組合体。
30. 前記支持面は、商品棚の前にＣ溝を有しており、
    前記Ｃ溝は、上方及び下方縁部と、当該Ｃ溝の上方縁部において前方及び下方に延びる上方リップ部材と、を有しており、
    前記ベースパネルの前記上方縁部は、前記Ｃ溝の前記上方リップ部材の下方で係合されており、
    係合手段が、前記ベースパネルの前記上方縁部に対して間隔の空いた関係で前記ベースパネルによって保持されており、
    前記係合手段は、前記Ｃ溝の前記上方リップ部材から離れた前記Ｃ溝の一部と係合されている
    ことを特徴とする請求項１８に記載の組合体。
31. 前記係合手段は、前記ベース部材の前記背面により保持され前記Ｃ溝の前記下方縁部の下方で係合されている、後方及び上方に延びるアームを含んでいる
    ことを特徴とする請求項３０に記載の組合体。
32. 前記Ｃ溝は、更に、前記Ｃ溝の前記下方縁部において前方及び上方に延びる下方リップ部材を含んでおり、
    前記係合手段は、前記Ｃ溝の前記下方リップ部材の上方で係合された前記ベース部材の一部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項３０に記載の組合体。
33. 前記ベースパネルの前記一部は、前記ベースパネルの前記下方縁部を有する
    ことを特徴とする請求項３２に記載の組合体。
34. 前記ベースパネルの前記一部は、前記ベースパネルの前記背面から後方及び下方に延びる指状部を有する
    ことを特徴とする請求項３２に記載の組合体。
35. 更に、前方及び下方に延びるフランジを含む前記ベースパネルの前記上方縁部を含み、
    前記カバー部材の前記上方縁部は、係止的に、前記フランジの下方で係合可能であり、
    下方及び前方に延びる指係合要素が、前記カバー部材の前記上方縁部によって保持され、前記ベースパネルの前記フランジとの係止係合から前記カバー部材の前記上方縁部を解放することを容易にするようになっている
    ことを特徴とする請求項３０に記載の組合体。