JP2004534463A - 拡張された電子透かし計算方法 - Google Patents

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Abstract

付加価値のある電子透かし技術が、拡張された情報サービスを可能とするために提供される。かような技術においては、コンテンツについて特徴的なパターンが導出され、前記特徴的なパターンはコンテンツ関連情報に関連する。前記コンテンツ関連情報はリモートのデータベースに保存され、前記特徴的なパターンを用いて取得されても良い。前記特徴的なパターンは、前記コンテンツに埋め込まれるべき電子透かしに変換される。前記コンテンツへの埋め込みの後、前記電子透かしは、前記電子透かしを検出し読み込むための適切なソフトウェアを備えたプレイヤを用いてマークされたコンテンツを再生している際に、ユーザが前記コンテンツ関連情報にアクセスすることを可能とする。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明はコンテンツについて電子透かしを計算する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
時にハッシュ法とも呼ばれる電子指紋(fingerprinting)、及び電子透かし(watermarking)は、オーディオ又はビデオのコンテンツを保護し認証する2つのよく知られた技術である。
【0003】
電子透かしは、オーディオ又はビデオのコンテンツに挿入された信号又はパターンである。電子透かしがビデオのコンテンツにおいて見えるか見えないか、又はオーディオのコンテンツにおいて聴こえるか聴こえないかによって、2つのタイプの電子透かしが区別され得る。見えない又は聴こえない電子透かしは、マークされたコンテンツのレンダリング(rendering)の質が損なわれないように、知覚不能であるべきである。いずれの電子透かしも、権限のない人物には除去することが不可能ではないにしても困難となるように設計されており、またいずれの電子透かしも、ディジタル−アナログ変換、アナログ−ディジタル変換、フィルタリング又は圧縮のような一般的なオーディオ及びビデオ処理に耐えるように設計されている。マークされたコンテンツ中の電子透かしは一般に適切なソフトウェアによってのみ検出可能である。電子透かしは通常、コンテンツの信憑性又は完全性を保証するというよりはむしろ、コンテンツの元、伝送経路、著者、保有者、利用権又は権限のあるユーザを特定することを目的としている。
【0004】
コンテンツに電子透かしをかけることは、該コンテンツの元の形式から該電子透かしが埋め込まれた他の形式への変換を意味することに留意されたい。このことは電子透かしを電子指紋から区別する。電子指紋においては、元のコンテンツはそのままで残り、元のコンテンツを記述する他のファイルが生成される。
【0005】
電子指紋はことによると、ディジタルコンテンツに適用されるハッシュアルゴリズムを利用して計算される。ハッシュ法は、コンテンツを識別されるようにする方法である。ハッシュ法においては、アルゴリズムは典型的にコンテンツの一部の特徴的なパラメータから値を導出し、該値からハッシュ値を計算する。ハッシュ値のシーケンスは通常、元のディジタルコンテンツよりもかなり短い。ハッシュ値から元のコンテンツを計算し戻すのは不可能又は実行不能である。前記ハッシュ値は種々の応用のために利用され得る。例えば、歌又はビデオクリップのようなディジタルコンテンツが生成される度に、前記ハッシュ値が算出され該コンテンツと共に保存され、それにより該コンテンツが電子的に出版又はレンダリングされるたびに前記ハッシュ値が該コンテンツと共に出版されることができる。かくして、ある人物が正しいバージョンが受信されたのかを知りたい場合は、ハッシュ値が計算され、前記コンテンツと共に提供された値と比較されることができる。
【0006】
国際出願公開WO99/17537は、著作権の所有を認証するためにディジタル電子透かしを利用してディジタルのオブジェクトを識別する手法を記載している。前記手法は、前記ディジタルのオブジェクト上の元のデータから導出されるメッセージを暗号化して暗号化されたメッセージダイジェストを取得する最初のステップを含む。次いで前記手法は、前記暗号化されたメッセージダイジェストから電子透かしを導出し、前記元のデータに前記電子透かしを組み込むステップを含む。かような手法は、セキュリティの増強を目的とし、可逆の電子透かし技術を提供する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、ユーザに付加的なコンテンツ関連情報へのアクセスを可能とする電子透かしを利用した手法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、拡張されたコンテンツ配布サービスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のため、本発明はコンテンツについて電子透かしを計算する方法に関する。本発明の方法は最初に、前記コンテンツを表す特徴的なパターンを計算するステップを有する。前記特徴的なパターンはコンテンツ関連の情報に関連する。次いで前記コンテンツについて前記電子透かしが前記特徴的なパターンから計算され、該電子透かしは前記コンテンツ関連の情報へのアクセスを可能とする。
【0010】
かような方法においては、前記コンテンツは、該コンテンツを表す特徴的なパターンから電子透かしが得られるように処理される。前記特徴的なパターンは前記コンテンツから生成され、いずれの種類のコンテンツ関連情報と関連する。前記特徴的なパターンはコンテンツを識別することを可能とするデータ又は値のセットであり、前記特徴的なパターンはことによると、コンテンツと共に又はコンテンツなしに単独で伝送される。前記特徴的なパターンは電子指紋であっても良い。本発明においては、前記特徴的なパターンはコンテンツに適合された電子透かしに変換される。前記電子透かしは、該電子透かしがユーザがコンテンツに関する情報にアクセスできるようにするように計算される。前記電子透かしはその後コンテンツに埋め込まれても良い。本発明においては、前記コンテンツ関連情報は、前記電子透かしを利用して取得可能又はアクセス可能である。例えば、前記コンテンツ関連情報は、コンテンツについて導出されたそれぞれのハッシュを利用してレコードのデータベース中に最初にインデクシングされていても良い。ここで該ハッシュは、本例においてはコンテンツを表すある種の特徴的なパターンである。コンテンツについて与えられた情報のレコードは次いで前記ハッシュを利用して取得可能である。前記ハッシュに基づいて電子透かしが得られ、その後該電子透かしはコンテンツに関連するレコードを前記データベースから取得するために利用されても良い。代替としては、前記コンテンツ関連情報は前記電子透かし自身に組み込まれる。前記電子透かしはまた前記コンテンツ関連情報から導出されても良い。
【0011】
本発明においては、特徴的なパターン及び電子透かしの連続的な計算、及びコンテンツへの前記電子透かしの埋め込みは、前記コンテンツの伝送のいずれの段階においても為され得る。かような方法は、サービスプロバイダが、付加的なコンテンツ関連情報へのアクセスを許容することにより、現存するエンターテイメント放送サービスを拡張することを可能とし得る。かような電子透かしを放送コンテンツに組み込むことによりユーザは、タイトル、アーチストの名前などのような、該ユーザの関心があるものである見込みが高い、コンテンツに関連する情報を容易に取得することができる。本発明の方法は、付加価値のある電子透かし技術を提供するために、現存する電子指紋技術を利用することを可能とする。
【0012】
本発明の他の実施例においては、前記コンテンツ関連情報は、リモートにアクセス可能なデータベースに保存され、前記特徴的なパターンによって参照される。
【0013】
かような実施例においては、利用されるデータベースは既に存在するものであっても良い。前記データベースは、それぞれのコンテンツに関連する情報のレコードから成っても良い。前記レコードは、例えば所定のアルゴリズムを利用して導出された電子指紋のような、ある種の特徴的なパターンによって参照される。いちど導出されると、前記特徴的なパターンは次いで前記コンテンツに関連するレコードを探すために、データベースをブラウズ及び検索するために利用される。合致が見つかった場合、前記電子透かしは前記特徴的なパターンから導出され、その後前記コンテンツに埋め込まれることができる。かくして、前記マークされたコンテンツの受信の際に、ユーザは前記電子透かしから、前記データベース中の適切なレコードを取得することができる。代替としては、前記データベースは前記特徴的なパターン及び前記電子透かしを計算している間に生成される。
【0014】
更に、本発明の電子透かし装置は、前記コンテンツの特徴的なパターンを生成するように構成され、該特徴的なパターンをコンテンツ関連情報と関連付けるように構成される導出手段を有する。かような装置はまた、前記特徴的なパターンに基づいて、前記コンテンツについての電子透かしを計算するように構成される電子透かし手段を有する。前記電子透かしは、前記コンテンツ関連情報へのアクセスを可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、添付する図を参照しながら、例として以下により詳細に説明される。
【0016】
同様の又は対応する特徴を持つ図中の要素は、同様の参照番号で識別される。
【0017】
図1は、コンテンツ送信源110からユーザまでの、コンテンツ102によって辿られる経路の例を示す。本実施例において、本発明はテレビジョンネットワーク、ラジオネットワーク、又は例えばインターネットのような他のいずれの種類の私的若しくは公的な情報ネットワークに渡る情報放送の環境において説明される。元のコンテンツ102は最初に、コンテンツ送信源110から第1の発信衛星アンテナ120に伝送される。コンテンツ送信源110は、コンテンツ102が元々保存又は生成された場所にあっても良い。例えば、送信源110はインターネットサーバに関連する保存装置の一部であっても良いし、送信源110はTV又はラジオ局の保存装置の一部であっても良い。送信源110はまた、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)の一部であっても良いし、ネットワーク・アタッチド・ストレージ(NAS)として実装されても良い。元のコンテンツ102は、いずれの種類のディジタル若しくはアナログのオーディオ、ビデオ、テキスト若しくは他のコンテンツ、又はこれらの組み合わせ、例えばウェブページ、歌、ビデオクリップ、映画、ニュース記事、本などである。コンテンツ102は衛星130によって受信アンテナ140に伝送される。電子透かし装置150は、コンテンツ102から電子透かしを計算する。前記電子透かしは更なる伝送の前にコンテンツ102に組み込まれ、マークされたコンテンツ106に帰着する。前記計算された電子透かしは、マークされたコンテンツ106が再生される際に、ユーザに知覚可能であるか、又は知覚不可能である。ここでは、知覚不可能とは、ユーザの体験を邪魔するような方法でコンテンツ106を変更しないように前記電子透かしが計算されることを示す。
【0018】
本実施例においては、前記電子透かしはコンテンツ102を識別し、図2及び図3を参照しながら後に示されるように、コンテンツ102に関連する情報を取得することを可能とする。かような情報は映画の予告編、数秒間の歌、アーチストの個人情報、歌の歌詞、記事の要約、論説への参照などであっても良い。他の実施例においては、かような情報は、コンテンツ102に関連するレコードとして、レコードのデータベース中にリモートに保存されても良い。本実施例においては、本発明の電子透かしを利用してデータベースがことによるとブラウズされる。
【0019】
本発明の電子透かし処理に起因するマークされたコンテンツ106は次いで、アンテナ160を介して受信器170に放送される。受信器170は、前記埋め込まれた電子透かしを検出しデコードすることを可能とする適切なソフトウェアを備えた電子透かし検出器180と結合される。電子透かし検出器180は、マークされたコンテンツ106を受信し再生しているユーザが、例えば以下に説明されるような要求に応じて、コンテンツ関連情報を取得することを可能とする。
【0020】
電子透かし装置150の実施例は図2に示される。本例においては、電子透かし装置150は、受信されたコンテンツ102から電子指紋212を生成するように構成される電子指紋生成器210を有する。ここでは、「電子指紋」とは、コンテンツ102の識別を可能とする特徴的なパターンである。次いで変換器220は、電子指紋212に基づいてコンテンツ102について電子透かし214を計算する。電子透かし214の計算の可能な方法において、変換器220は、コンテンツ102が電子透かし214を利用して識別されることができるように、電子指紋212を電子透かし214に変換する。更に、付加的な情報が電子透かし214に挿入されても良い。前記付加的な情報は、例えば電子透かし214を導出し埋め込むサービスプロバイダの名前を含んでも良い。このことは図5を参照しながら後に更に説明される。電子透かし埋め込み器230は、前記導出された電子透かし214をコンテンツ102に埋め込む。このことは典型的に配布の前に行われ、かくしてマークされたコンテンツ106に帰着する。それぞれ変換器220及び埋め込み器230によって実行される前記計算及び前記埋め込みが、組み合わされ、単一の処理として実行される実施例を考慮することも、本発明の範囲内である。
【0021】
図3に示されるような、電子透かし装置150の他の実施例においては、生成器240が、コンテンツ102から例えば電子指紋即ちハッシュのような特徴的なパターン242を導出する。本実施例においては、特徴的なパターン242は現存するレコードのデータベース250をブラウズするために利用される。各レコードは、与えられたコンテンツに関連する情報を与える。各レコードは、該レコードに関連する前記コンテンツのそれぞれの特徴的なパターンを用いて、データベース250中で参照される。生成器240は、導出された前記特徴的なパターン242を用いて、コンテンツ102に関連するレコードを探して、データベース250をブラウズし検索する。合致が見つかった場合、電子透かし生成器244は特徴的なパターン242に基づいて電子透かし214を導出する。生成器244は、コンテンツ102に関連するレコードから抽出されたデータから電子透かし214を導出しても良い。電子透かし214は次いで、埋め込み器230によってコンテンツ102に埋め込まれる。合致が見つからない場合、レコードがコンテンツ102について生成され、データベース250に追加されても良い。前記レコードは特徴的なパターン242を利用してインデクシングされても良い。生成器244は特徴的なパターン242から電子透かし214を導出する。電子透かし244は、コンテンツ102に関係する情報を有するデータベース250のこの新たに生成されたレコードと関連する。
【0022】
特徴的なパターン242又は電子指紋212を導出する可能な方法は、ハッシュ関数を利用することである。ハッシュ関数は当分野では良く知られており、ハッシュと呼ばれる各コンテンツについてのハッシュ数を導出することを可能とする。ハッシュは、コンテンツ関連情報を取得するために、又は各コンテンツについてのレコードを保存したデータベースを検索することによりコンテンツの身元を証明するために一般に利用される。ここで前記レコードは該レコードのハッシュによってインデクシングされる。上述したように、ハッシュはまた、正しいコンテンツが受信されたこと、及び受信されたコンテンツが損傷を受けていないことを証明するためにも一般に利用される。
【0023】
ハッシュ及び電子指紋処理は電子透かし処理とは異なる。電子透かし処理は、配布又は伝送の前にコンテンツの修正を必要とするが、一方電子指紋処理は配布の前にコンテンツの修正を必要としない。電子指紋処理はしばしば、配布されているコンテンツを識別することを可能とするためにデータベースが構築されることを必要とする。本発明においては、コンテンツ関連情報へのアクセスを有利に与える電子指紋又は特徴的なパターンが、該コンテンツ中に埋め込まれる電子透かしに変換され、その結果該電子透かしを利用して、前記コンテンツ関連情報への同一のアクセスが可能とされる。
【0024】
図4は、本発明の電子透かし埋め込み器230のブロック図である。この提案される電子透かし埋め込み器230は、ローカルマップ深度計算装置402、電子透かし414を生成するユニット404、スケーリングパラメータSを生成するユニット408、2つの乗算器406及び410、並びに結果のマークされたコンテンツ106を生成する加算器412を有する。元のコンテンツ102から、ユニット402においてローカル深度マップが算出される。該マップは、ユニット404によって生成された電子透かし414を乗算器406においてスケーリングするために利用される。この結果は次いでグローバル・スケーリングパラメータSによって、乗算器410においてグローバルにスケーリングされる。前記スケーリングされた電子透かし416は次いでコンテンツ102に加算され、マークされたコンテンツ106に帰着する。
【0025】
図5のブロック図は、マークされたコンテンツ106の配布方式の実施例を示す。本実施例においては、サービスプロバイダ620は拡張されたオーディオのエンターテイメントサービスを提供する。プロバイダ620は、いずれの現存するラジオ番組又は他のいずれのオーディオデータサービス、例えばインターネットによるライブのラジオ、携帯電話上のライブのラジオ、インターネットによるオーディオファイルの配信などを拡張することを目的としている。プロバイダ620は元のディジタルコンテンツ102をコンテンツ送信源610から受信する。プロバイダ620は、受信されたディジタルコンテンツ102を本発明によって拡張されたディジタルコンテンツ106に変換し、ユーザに拡張されたディジタルコンテンツ106を送信することを企図する。本発明においては、拡張されたディジタルコンテンツ106は、本発明によって元のコンテンツ102を処理することから得られる。本発明においては、プロバイダ620は、ユーザにコンテンツ関連情報へのアクセスを与えるために電子透かし214を提供する。全体の処理は、送信源610からユーザまでの伝送経路中のどこででも実行されても良い。プロバイダ620は例えばラジオ局ような伝送経路中の中間団体、MP3ファイルのダウンロードのためのウェブサイト等であっても良い。例えば音楽業界のような元のコンテンツ102の生成者610は、外部団体の助力なしに拡張されたサービスを提供しても良く、その場合元のコンテンツ102の提供者610は、本発明のプロバイダ620ともなる。
【0026】
本実施例においては、プロバイダ620は情報レコード652、654、656、658及び660のデータベース650へのアクセスを与えられる。プロバイダ620はデータベース650を生成しても良いし、データベース650の生成者からデータベース650中に含まれる情報を利用するためのライセンスを得ても良い。データベース650のレコード652乃至660は、それぞれのコンテンツに関連する情報及び詳細を有する。データベース650は、コンテンツについて導出された特徴的なパターンを利用してブラウズされることができる。かくして、コンテンツ106に関連するレコードは、コンテンツ102に関連する特徴的なパターンを利用して取得されることができる。
【0027】
プロバイダ620がデータベース650を生成する場合、プロバイダ620はコンテンツ102について特徴的なパターンを計算し、該特徴的なパターンをコンテンツ関連情報を有するデータベース650中のレコードに関連付ける。プロバイダ620は次いで、前記特徴的なパターンに基づいて、マークされたコンテンツ106に埋め込まれるべき電子透かし214を導出する。
【0028】
プロバイダが現存するデータベース650を提供される場合は、プロバイダ620は前記特徴的なパターンを計算し、該計算された特徴的なパターンを用いて参照されるレコードを探してデータベース650を検索する。合致が見つかった場合、電子透かし214は前記特徴的なパターンに基づき導出される。電子透かし214はまた、前記レコードから取得されたデータに基づき導出されても良い。
【0029】
本実施例はここでは、プロバイダ620からアンテナ630を介して受信装置640へのラジオ放送の環境において示される。受信装置640はカーラジオ装置、ラジオ受信機能を備えた携帯電話、インターネットラジオプレイヤなどであっても良い。装置640は、ラジオ局を視聴している個人に、該ラジオ局によって再生されているコンテンツに関する付加的な情報を通知するためのディスプレイ642を有する。プロバイダ620の拡張されたサービスは実際に、装置640によって再生されるコンテンツ106に関係する更なる情報に前記個人がアクセスすることを可能とする。この情報はデータベース650中に保存され、上述したように電子透かし214から取得されても良い。装置640は電子透かし214を検出し読み取るための適切なソフトウェアを備える。
【0030】
本実施例においては、前記個人は、音楽、アーチスト及び歌詞から選択するための、アクセス可能なコンテンツ関連情報の3つのカテゴリ662、664及び666の選択肢を持つ。カテゴリ662乃至666は、装置640によって再生されている各与えられたコンテンツについて変化しても良い。装置640は電子透かし214からコンテンツ106用に特定のカテゴリを決定するように構成される。代替として、コンテンツ106は、コンテンツ関連情報のそれぞれのカテゴリ662、664及び666に対応する各与えられた電子透かし共に幾つかの電子透かし214を有する。カテゴリ662乃至666の1つを選択することにより、前記個人はコンテンツ106に関連するデータベース650の1以上のレコード652乃至660を起動させる。
【0031】
他の実施例においては、装置640は、コンテンツ106に関連するデータベース650のレコードから、前記コンテンツ関連情報を自動的に取得するように構成される。装置640は前記取得されたコンテンツ関連情報を保存しても良いし、又は歌のタイトル及びアーチストの名前といった前記コンテンツ関連情報をディスプレイ642に自動的に表示しても良い。更にサービスプロバイダ620は、プロバイダ620が識別されるように電子透かし214を設計することを決定しても良い。例えばプロバイダ620は、ラジオ局を識別することが可能なデータを電子透かし214に組み込んでも良い。
【0032】
かような拡張されたサービスを例えばTVサービス、ウェブコンテンツ、対話型サービス等に提案することもまた、本発明の範囲内である。
【0033】
説明された方法に関して、本発明の範囲から逸脱することなく変形が提案されても良いことに留意されたい。例えば本方法は、有線電気回路によって、又は代わりにコンピュータ読み取り可能な媒体に保存された命令のセットによってのような、幾つかの方法によって実施化されても良い。ここで前記命令は前記回路の少なくとも一部を置き換えるものであり、前記置き換えられた回路において実現される機能と同一の機能を実行するためにコンピュータ又はディジタルプロセッサの制御下で実行可能である。本発明はかくして提示された例に限定されるものではない。
【0034】
「有する(comprising)」と言う語は、請求項に列記されたものの他の要素又はステップの存在を除外するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】ディジタルコンテンツの伝送経路を示す。
【図2】本発明の電子透かし装置の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の電子透かし装置の実施例のブロック図である。
【図4】本発明の電子透かし埋め込み装置の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の拡張されたコンテンツ配布サービスを示す。

Claims (17)

  1. コンテンツについて電子透かしを計算する方法であって、
    コンテンツ関連情報に関連する、前記コンテンツを表す特徴的なパターンを計算するステップと、
    前記特徴的なパターンから前記コンテンツについての電子透かしを計算するステップと、
    を有し、前記電子透かしは前記コンテンツ関連情報にアクセスすることを可能とするものである方法。
  2. 前記特徴的なパターンは電子指紋である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記電子透かしは更に前記コンテンツ関連情報から計算される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記コンテンツ関連情報は、リモートにアクセス可能なデータベースに保存され、前記特徴的なパターンによって参照される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記電子透かしを送信する団体を識別するための情報データを前記電子透かしに組み込むステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記電子透かしは前記コンテンツ関連情報を有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記特徴的なパターンは前記コンテンツから導出されたハッシュを有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記電子透かしを前記コンテンツに埋め込み、マークされたコンテンツに帰着させるステップを更に有する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記マークされたコンテンツを放送するステップを更に有する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記マークされたコンテンツを無線電話ネットワークを通して送信局からハンドセットに送信するステップと、
    前記ハンドセットから前記コンテンツ関連情報へアクセスすることを可能とするステップと、
    を有する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記マークされたコンテンツをテレビジョンネットワークを通して放送局からセットトップボックスに放送するステップと、
    前記セットトップボックスから前記コンテンツ関連情報へアクセスすることを可能とするステップと、
    を有する、請求項8に記載の方法。
  12. コンテンツに電子透かし処理をするための装置であって、
    前記コンテンツを表す特徴的なパターンを生成するように構成され、前記特徴的なパターンをコンテンツ関連情報と関連付けるように構成される導出手段と、
    前記特徴的なパターンに基づいて前記コンテンツについての電子透かしを計算するように構成される電子透かし手段と、
    を有し、前記電子透かしは前記コンテンツ関連情報へアクセスすることを可能とするものである装置。
  13. 前記電子透かし手段は、前記コンテンツに前記電子透かしを埋め込み、マークされたコンテンツに帰着させるように構成される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記装置はエンターテイメント番組の放送局である、請求項12に記載の装置。
  15. マークされたコンテンツ中の電子透かしを検出する装置であって、
    前記マークされたコンテンツを表す特徴的なパターンから計算された電子透かしを、前記マークされたコンテンツから検出する電子透かし検出手段と、
    前記電子透かし検出手段と結合され、前記電子透かしを利用して前記特徴的なパターンに関連するコンテンツ関連情報を取得するように構成されるアクセス手段と、
    を有する装置。
  16. マークされたコンテンツを表す信号であって、前記信号はコンテンツ関連情報へアクセスすることを可能とする電子透かしを有し、前記電子透かしは前記マークされたコンテンツを表す特徴的なパターンに基づいて導出されたものであり、前記特徴的なパターンは前記コンテンツ関連情報と関連する信号。
  17. 電子透かし処理方法を実行するソフトウェアアプリケーションであって、前記方法は、
    コンテンツ関連情報と関連する、コンテンツを表す特徴的なパターンを計算するステップと、
    前記特徴的なパターンに基づいて前記コンテンツについて電子透かしを計算するステップと、
    を有し、前記電子透かしは前記コンテンツ関連情報へアクセスすることを可能にするものであるソフトウェアアプリケーション。
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