JP2004533134A - 予測モードのファイン・グラニュラリティ・スケーラビリティを提供するための方法および装置 - Google Patents

予測モードのファイン・グラニュラリティ・スケーラビリティを提供するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

符号化プロセス中に、ビデオ・データを、量子化済みベース・レイヤと少なくとも2つのエンハンスメント・レイヤとのビットストリームとして表す。各レイヤ中の各ピクチャは、開始コードで識別される。ベース・レイヤと、それに加えて通信チャネルの帯域幅で送信できるいくつかのエンハンスメント・レイヤを、通信チャネル上で送る。

Description

【関連発明】
【0001】
本件は、2001年1月9日に出願された「Providing Prediction Mode Fine Granularity Scalability」という名称の仮出願第_号の利益を請求する非仮出願である。
【背景技術】
【0002】
ビデオは主として一連の静止ピクチャであり、静止ピクチャは次々に高速で連続表示されて、動いているような錯覚を視聴者に与える。通信チャネルを介してビデオを送信できるようになる前に、アナログ・ビデオをディジタル形式に変換または「符号化」することが必要な場合がある。ディジタル形式では、ビデオ・データは「ビットストリーム」と呼ばれる一連のビットで構成される。ビットストリームが受信位置に到着すると、ビデオ・データは「復号」される。すなわち視聴可能な形式に再変換される。通信チャネルの帯域幅制約により、ビデオ・データは、通信チャネル上で送られる前にしばしば「圧縮」される。圧縮の結果、受信端ではピクチャ品質が劣化することがある。
【0003】
品質の損失(劣化)を部分的に補償する圧縮技術の1つは、送信前にビデオ・データを「ベース・レイヤ」と1つまたは複数の「エンハンスメント・レイヤ」に分離するものである。ベース・レイヤは、ビデオ・シーケンスの大まかなバージョンを含み、比較的わずかな帯域幅を使用して送ることができる。各エンハンスメント・レイヤもわずかな帯域幅しか必要とせず、1つまたは複数のエンハンスメント・レイヤをベース・レイヤと同時に送ることができる。受信端では、復号プロセス中にベース・レイヤをエンハンスメント・レイヤと再結合することができる。エンハンスメント・レイヤは、ベース・レイヤに対する訂正を提供し、したがって出力ビデオの品質を改善する。より多くのエンハンスメント・レイヤを送信すればよりよい出力ビデオが生み出されるが、より多くの帯域幅が必要になる。
【0004】
国際標準化機構のMPEG標準など、いくつかの圧縮方法とファイル・フォーマットが標準化されている。例えば、広く使用されているビデオ圧縮標準の1つは、MPEG‐2と呼ばれるものである。MPEG標準で使用される圧縮技術では、ピクチャ自体ではなく個々のピクチャ間の変化を符号化する。このプロセスにより、帯域幅がかなり節約される。
【0005】
添付の図面の各図に、本発明を限定ではなく例として示す。図において、同じ参照は同様の要素を示す。
【発明の開示】
【発明実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、ネットワークを介して配信されるビデオ・データが辿る一般的な経路を示すブロック図である。入力ビデオ信号10がエンコーダ12に供給され、エンコーダ12は信号10を、機械読取り可能な一連のビットすなわちビットストリームの形でビデオ・データに変換する。次いでこのビデオ・データは、ビデオ・データに対する要求があるまでサーバ14に記憶される。サーバ14がビデオ・データに対する要求を受け取ると、サーバ14はこのデータを送信機16に送り、送信機16は、ネットワーク上の通信チャネル18に沿ってデータを送る。受信機20がデータを受け取り、これをビットストリームとしてデコーダ22に送る。デコーダ22は、受け取ったビットストリームを出力ビデオ信号24に変換する。次いで、このビデオ信号は視聴することができる。
【0007】
エンコーダ12中で行われる符号化は、MPEG‐4などの損失し易い圧縮技術を伴う場合があり、ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成するデータ本体であるベース・レイヤが得られる。ベース・レイヤは、ビデオ・シーケンスの狭帯域幅バージョンを含む。ベース・レイヤが復号され視聴されたとすれば、ベース・レイヤは元のビデオの劣ったバージョンとして知覚されることになる。以下に述べる受信端でのエンハンスメント技術により、欠けているデータが補償され、円滑で見た目に美しい出力ビデオが生み出される。
【0008】
エンハンスメント・レイヤは、量子化/切捨てが施されたベース・ビデオ・ピクチャと、量子化前の元の入力ビデオ・ピクチャとの差分を取り込むことができる。エンハンスメント・レイヤは、ベース・レイヤから生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる。受信端でベース・レイヤを単一のエンハンスメント・レイヤと結合すると、ビデオ・データに対する訂正および改善された出力ビデオが生み出される。追加のエンハンスメント・レイヤを結合すると、追加の訂正および追加の改善がもたらされる。受信端でベース・レイヤをすべてのエンハンスメント・レイヤと結合すると、元の入力ビデオとほぼ等しい品質のビデオ出力が得られる。
【0009】
通常、各エンハンスメント・レイヤは、差分データの1つの「ビット・スライス」である。このような構成では、各ピクチャについての各エンハンスメント・レイヤは一連のビットからなる。エンハンスメント・レイヤは、第1のエンハンスメント・レイヤが最上位ビットを含み、第2のエンハンスメント・レイヤが次の上位ビットを含み、以下同様となるような順序で配置される。このことは、最も重要な訂正が第1のエンハンスメント・レイヤによって行われることを意味する。より多くのエンハンスメント・レイヤを結合することで、出力品質は改善され続ける。このようにして、様々な数のエンハンスメント・レイヤをベース・レイヤと結合することにより、出力ビデオの品質を「スケール」することができる。より少数または多数のエンハンスメント・レイヤを使用して出力ビデオの品質をスケールするプロセスは、「ファイン・グラニュラリティ・スケーラビリティ(Fine Granularity Scalability)またはFGSと呼ばれる。FGSを利用して、一定範囲の品質の出力ビデオを生み出すことができる。
【0010】
復号プロセス中にベース・レイヤとすべてのエンハンスメント・レイヤを結合すれば、入力ビデオとほぼ等しい品質のピクチャを有する出力ビデオが生み出されるが、通信チャネルの帯域幅制約のためこの結果を実現することができない場合がある。帯域幅制約により、すべてではなくいくつかのエンハンスメント・レイヤしかベース・レイヤと共に送信できないことがある。FGSでは、ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤをサーバのメモリに記憶することができる。次いで、特定のチャネルの帯域幅に適したいくつかのエンハンスメント・レイヤと共にベース・レイヤを送ることができる。一般に、チャネルの帯域幅が広いほど、より多くのエンハンスメント・レイヤをベース・レイヤと共に送ることができ、よりよい品質の出力ビデオ信号になる。
【0011】
より多くのエンハンスメント・レイヤを有するデータをより広い帯域幅のチャネルによって受け取る視聴者は、より少ないエンハンスメント・レイヤを有するデータをより狭い帯域幅のチャネルによって受け取る視聴者よりもよい品質の出力ビデオを視聴できることになる。本明細書に述べる実施形態の利点の1つは、様々な帯域幅を有する様々なチャネルにビデオ・データを容易に適合させることができることである。
【0012】
図2に、一連の入力ピクチャ30を符号化し、かつ圧縮し、その結果としてビデオ・データのベース・レイヤ・ビットストリーム32と1つまたは複数のエンハンスメント・レイヤのビットストリーム34を得る一実施形態を例証する。ベース・レイヤ・ビットストリーム32とエンハンスド・レイヤ・ビットストリーム34とは、マルチプレクサ(Mux)38によって単一の出力ビットストリーム36に結合される。
【0013】
標準的なビデオ符号化圧縮技術40によってベース・レイヤを生み出すことができる。図2に示す符号化圧縮技術40は、例示的なものであり、符号化と圧縮を達成する唯一の方法ではない。符号化と圧縮は、離散コサイン変換(DCT)42、量子化(Q)44、および可変長符号化(VLC)48を利用するものでよい。図2はまた、個々のピクチャ間の変化を符号化する技術も含む。この技術は、逆量子化(IQ)50、逆離散コサイン変換(IDCT)52、動き推定からの動きベクトル({M.V.})59を用いた動き補償(MC)54、フレーム記憶56、および、あるピクチャから次のピクチャへの変化を分離するために入力ピクチャ・ストリーム30から前のピクチャ62を引く減算60を含む。
【0014】
図2には、エンハンスメント・レイヤを生み出すことになる減算64も示してある。エンハンスメント・レイヤは、量子化済みベース・ビデオ(再構築済みピクチャとも呼ばれる)と量子化前の入力ビデオとの差分に関する様々なビットを含む。図2で、各ピクチャに対応するエンハンスメント・レイヤは、個々のピクチャ自体に対する向上ではなく、個々のピクチャ間の変化に対する向上を表す。エンハンスメント・レイヤ・データが個々のエンハンスメント・レイヤに構成されるとき、第1のエンハンスメント・レイヤはエンハンスメント・データの最上位ビットを含み、第2のエンハンスメント・レイヤはエンハンスメント・データの次の上位ビットを含み、以下同様になる。これらのビット構成は「ビット・プレーン」と呼ばれることもあり、これらはビット・プレーン・スライサ70によって生成することができる。ビット・プレーンを生み出す際、1つまたは複数の開始コードをマーカとしてビットストリームに挿入する。図2には、2つの開始コード72、76の挿入が示してある。開始コード72によって「ビデオ・オブジェクト・プレーン」と呼ばれるビット・プレーンのグループをマークすることができ、また、開始コード76をビット・プレーンVLC74に挿入して各ビット・プレーンの開始をマークすることができる。開始コードを挿入してビット・プレーンをマークすることは、実質的に、ビットストリーム中のエンハンスメント・レイヤに対するマーカを表す。
【0015】
開始コードは、ビデオ・データを復号するときに有用である。開始コードは、バイト整列した固有の連続バイトである。例えば、開始コードは4バイトからなるものとすることができ、最初の3バイトはピクチャ・データの開始を識別し(ピクチャ開始コード)、最後のバイトはデータを識別する(識別コード)。通常、ベース・レイヤ中の各ピクチャに対応する各エンハンスメント・レイヤを開始コードでマークすることができる。一実施形態では、各エンハンスメント・レイヤ中の各ピクチャもまた、開始コードでマークすることができる。開始コードがバイト整列していることで、パーサまたはその他のプロセッサは、ビットストリームを容易に検索し、開始コードを識別し、ビットストリームを容易に解析することができる。開始コードを使用することにより、ビットストリームをビデオ・データのベース・レイヤと2つ以上のエンハンスメント・データ・レイヤに解析することができる。
【0016】
図3に、エンハンスメント・レイヤ・ビットストリームに挿入することのできる開始コードの例を示す。ビットストリームは、ビデオ・データがあることを識別するための開始コードを1つのビットストリーム内に複数有することができるが、特定のビデオ・シーケンスの開始は「ビデオ・オブジェクト・レイヤ」(VOL)開始コード80でマークすることができる。VOL開始コード80の後には「ビデオ・オブジェクト・プレーン」またはVOPと呼ばれることがある一連のピクチャが続く。VOPは、実際のピクチャ・データを表すか、あるいは、あるピクチャから次のピクチャへの変化を表している。各ピクチャまたはVOPは、VOP開始コード82でマークされる。VOP開始コードは図2のビット・プレーン・スライサー70で挿入される。加えて、各ピクチャの各エンハンスメント・レイヤは、「ビデオ・オブジェクト・ビット・プレーン」(VOBP)と呼ばれ、それ自体のVOBP開始コード84が与えられる。VOBP開始コード84は、図2のビット・プレーンVLC74で挿入することができる。
【0017】
各ピクチャは、「スライス」と呼ばれるより小さい単位で構成され、各スライスには、それ自体のスライス開始コード86が与えられる。スライスは、一般にピクチャの水平ストリップであり、マクロブロックなどの単位で構成されるものとすることができる。マクロブロックは一般に、16×16の正方形に配置された256個のピクチャ要素またはピクセルからなる。各マクロブロックも開始コードでマークされる。
【0018】
各エンハンスメント・レイヤ中の各ピクチャに対する開始コードがない場合、個々のエンハンスメント・レイヤについてのデータを容易に回復できないことがある。コンピュータ・プロセッサは通常、特定のバイトが特定のピクチャについての第1データ・バイトであるかどうかを、データ・バイトをチェックすることによって決定することはできない。対照的に、バイト整列した開始コードの場合は、コンピュータ・プロセッサは特定のピクチャについてのデータがどこで開始し、この特定のピクチャについてのデータがどこで終了するかを素早く決定することができる。このようにして開始コードで、エンハンスメント・レイヤを容易に解析することができる。
【0019】
圧縮されたビデオ・データはすべて、クライアントからデータの要求があるまでサーバなどのメモリ・デバイスに記憶しておくことができる。通常、クライアントは、ビデオ・データなどのリソースをサーバに要求するアプリケーションである。
【0020】
図4に、サーバがビデオ・データをクライアントに提供するのに用いることのできる各ステップを示す。ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤとを含むビデオ・データをサーバのメモリに記憶する(90)。クライアントが通信チャネルに沿ってビデオ・データをサーバに要求すると(92)、サーバ中のプロセッサが、クライアントの通信チャネルの帯域幅の量を決定する(94)。利用可能な帯域幅の量をサーバが確認することのできる方法としては多くの方法がある。ある方法は、クライアントから帯域幅情報を提供してもらうことである。サーバ中のプロセッサはさらに、利用可能な帯域幅内でいくつのエンハンスメント・レイヤをチャネルに沿って確実に送信できるかを決定する(96)。
【0021】
エンハンスメント・レイヤをいくつ送信できるかを決定した後、サーバは、クライアントに送るビデオ・データのビットストリームを準備する(98)。送られるビットストリームは、ベース・レイヤと、利用可能チャネルの帯域幅までの1つまたは複数のエンハンスメント・レイヤを含む。サーバから送られるエンハンスメント・レイヤの数は整数である必要はない。このようにして、クライアントに送られるエンハンスメント・レイヤの数をクライアントの帯域幅に従って調整することにより、ビデオ送信にフレキシビリティが加わる。
【0022】
ビットストリームを準備するために、サーバは、デマルチプレクサを使用してベース・レイヤ・データをエンハンスメント・レイヤ・データから分離し、次いでエンハンスメント・レイヤ・データを適した数のエンハンスメント・レイヤのビットストリームに解析する。解析には、符号化プロセス中に挿入された開始コードを使用することができる。エンハンスメント・レイヤ・ビット・プレーンは通常、最も重要なものから最も重要でないものの順に配置され、サーバは、これらのレイヤをその重要度の順に送る。送られたエンハンスメント・レイヤは、ベース・レイヤに対するより重要な訂正に相当し、送られなかったレイヤは、より重要でない訂正に相当する。ベース・レイヤと解析されたエンハンスメント・レイヤは、送信前に単一のビットストリームに多重化することができる。
【0023】
図5に、通信チャネルを介してサーバから送られ、クライアントによって受け取られたビデオ・データを復号し、回復する方法を説明する。受信端で、デコーダへの入力は、ビデオ・データのビットストリーム100を含む。ビデオ・データのビットストリーム100は、ベース・レイヤ・データのビットストリーム102と、エンハンスメント・レイヤ・データのビットストリーム104に分離することができる。ビットストリームの分離にはデマルチプレクサ(Demux)106を使用することができる。
【0024】
ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤは、異なる復号プロセス、すなわち「パイプライン」116、118にかけることができる。ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤの符号化が同一のステップを含まない場合があるのと同様に、復号プロセスにもいくつかの違いがある場合がある。
【0025】
ベース・レイヤ復号パイプライン118では、ベース・レイヤを、可変長復号(VLD)120、逆量子化(IQ)122、逆走査(IS)124、および逆離散コサイン変換(IDCT)126にかけることができる。VLD120、IQ122、IS124、およびIDCT126のオペレーションは、本質的に、図2に示した符号化中に行われたVLC48、Q44,S46、およびDCT42のオペレーションを取り消す。復号されたベース・レイヤ・データを、次いで、動き補償器(MC)130中で処理することができる。MC130は、あるピクチャから次のピクチャへの変化に基づいて個々のピクチャを再構築することができる。前のピクチャまたは「参照」ピクチャ134からのデータを、「フレーム・バッファ」136と呼ばれる一時メモリ・ユニットに記憶し、参照として使用することができる。IDCT126からの復号済みデータをMC130が使用して、シーケンス中の次のピクチャが前のピクチャからどれくらい変化しているかを決定することができる。IDCT126は無効なビデオ・データを生み出す場合があるので、「クリップ」機能132を使用してデータを調整する。例えば、有効なビデオ・データは0から255まで(255を含む)のいずれかの数とすることができ、0は黒色ピクセルを表し、255は白色ピクセルを表す。IDCTオペレーション126が無効な負の数を返した場合、クリップ・オペレーション132は、このデータを0に設定して有効にすることができる。同様に、IDCTオペレーション126が255よりも大きい数を返した場合、クリップ・オペレーション132は、このデータを255に設定することができる。ベース・レイヤ・パイプライン118の出力はベース・レイヤ・ビデオ・データ138である。図5に示す復号技術は例示的なものであり、復号を達成するための唯一の方法ではない。
【0026】
エンハンスメント・レイヤのための復号パイプライン116は、ベース・レイヤ118のための復号パイプライン118とは異なる。エンハンスメント・レイヤ・ビットストリーム104は、各エンハンスメント・レイヤにつき1つのビットストリームとして、エンハンスメント・レイヤ・データの個々のビットストリーム108、110、112にさらに分離することができる。エンハンスメント・レイヤ・ビットストリームをエンハンスメント・レイヤ・データの個々のビットストリーム108、110、112に分離するには、前パーサ114を使用することができる。前パーサ114は、符号化プロセス中に挿入されたビット・プレーン開始コードを使用して事前解析を達成することができる。事前解析により、各エンハンスメント・レイヤ108、110、112についてのデータを並列に復号することができる。
【0027】
図5では、単一のピクチャについて複数のエンハンスメント・レイヤ108、110、112を復号することが必要な場合がある。部分的なエンハンスメント・レイヤが送られた場合、これはデコーダへの別個の並列入力を形成する。図5では、M個のレイヤが並列で復号される。M番目すなわち最後のレイヤ112は、送信前にサーバによって切り捨てられたものである場合もあり、完全なレイヤである必要はない。各エンハンスメント・レイヤを、VLDプロセス140とISプロセス142にかける。符号化時に量子化が必要でなかった場合があるので、復号中にもエンハンスメント・レイヤのためのIQが必要でない場合がある。
【0028】
ISプロセス142の後、エンハンスド・レイヤをビット・プレーン・アキュムレータ144中で累算することができる。ビット・プレーン・アキュムレータ144は、各ビット・プレーンごとに最上位ビットをその正しい位置に配置し、次の上位ビットをその位置に配置し、以下同様にする。すべてよりも少ないエンハンスメント・レイヤがサーバから送られた場合は、ビット・プレーンが完全に埋められず、ビット・プレーン中のいくらかのデータが不確定である場合がある。ビット・プレーンを埋めるためのいくつかのルーチンを利用することができる。例えば、最下位ビットのための場所を単にランダム・ノイズで埋めることができる。次いで、ビット・プレーンはIDCTオペレーション146を受ける。
【0029】
エンハンスメント・レイヤ・パイプライン116からの出力150は訂正を表しており、訂正は次いでベース・レイヤ・ビデオ138と合計される(152)。合計オペレーションからの出力156は、クリップ機能148にかけて範囲外のデータを除去することができる。クリップ機能148からの出力154は、チャネル帯域幅によって許容される程度まで向上され視聴できるようになったピクチャの最終バージョンである。このピクチャを、フレーム・バッファ136に記憶し、後続のピクチャに対する参照134として役立てることができる。通常のビューアは、フレーム・バッファ136からデータを読み出すことになり、フレーム・バッファ136は、間断のないビデオ・ピクチャ・データのストリームをビューアに提供することができる。
【0030】
図5に示すデコーダは例示的なものである。図5に示すオペレーションのいくつかは線形であり、異なる順序で行うこともできる。例えば、ベース・レイヤとエンハンスメント・レイヤの加算は、IDCTオペレーション126、146の前に行うこともできる。さらに代替の一実施形態では、エンハンスメント・レイヤにおけるオペレーションの多くは、並列ではなく直列で行うこともできる。
【0031】
一実施形態では、エンハンスメント・レイヤは代替FGSを使用して生成される。前述のFGSと同様、この代替FGS符号化方式もまた、ビデオ・データ・フレームを比較的低品質のビデオのベース・レイヤと、だんだん高品質になるビデオの任意にスケール可能な複数のエンハンスメント・ビット・プレーン・レイヤとに符号化する。違いの1つは、代替FGSでは、何らかのエンハンスメント・レイヤ符号化のためにより高品質の参照(例えば前のエンハンスメント・フレーム)を使用して符号化効率を上げることである。より高品質の参照によって、より正確な動き補償をもたらすことができる。
【0032】
一実施形態では、図6に示すように、下位エンハンスメント・レイヤ680に予測モード678が追加される。具体的には、予測モード678により、エンハンスメント・レイヤにおける入力ビデオ(マクロブロック)の減算を予測することができる(すなわち、複数の参照のうちの1つから、入力ビデオと前に処理された(例えば量子化された)ビデオとの差分を生成することができる)。
【0033】
一実施形態では、図6に示すように、異なる3つの予測モードがある。すなわち、1)現在の再構築済みベース・レイヤ682からの予測(現在の再構築済みベース・レイヤを使用すると誤差ドリフトを低減することができる)、2)前のエンハンスメント・フレーム684からの予測(場面によっては、この動き予測されたエンハンスメント・レイヤからより高品質の参照がもたらされる。したがってこのモードを用いて剰余を低減し符号化効率を上げる)、および3)前のエンハンスメント・フレームと現在の再構築済みベース・レイヤ686との結合686(例えばこの2つの参照の平均、またはこの別個の2つの参照のその他何らかの結合)からの予測である。
【0034】
一実施形態では、予測モードの選択は、入力ビデオのサブセクション(例えばマクロブロック)を、前のエンハンスメント・フレームのサブセクション684、現在の再構築済みベース・レイヤ682、かつ/または、前のエンハンスメント・フレームと現在の再構築済みベース・レイヤとの結合と比較することによって適応的に行う。この比較に基づいて予測モードを選択することができる。一実施形態では、入力ビデオに最も近い参照を選択することになる。というのは、符号化する差分がより少なくなるからである。一実施形態では、近さの尺度は、ピクセル・ブロック間で異なる絶対値の合計に基づく。一実施形態では、誤差ドリフトを低減するため周期的に、予測モードの選択は常に現在の再構築済みベース・レイヤからの予測となる。
【0035】
さらに一実施形態では、再構築済みデータ本体の選択は、エンコーダからデコーダに送られるビットストリームのシンタックス中で示される。あるいは、予測モードにおける再構築済みデータ本体の選択は、再構築済みベース・レイヤや再構築済みエンハンスド・レイヤとは別に、エンコーダからデコーダに送ることもできる。さらに、第1の動きベクトルのセットを使用して第1の再構築済みデータ本体が生成され、この第1の動きベクトルのセットを使用して第2の再構築済みデータ本体も生成される。
【0036】
加えて、図6にさらに示すように一実施形態では、前のエンハンスメント・フレーム684は、前述のように空間領域再構築およびクリッピング690にかけられた後で、予測モードによって受け取られる。また、現在の再構築済みベース・レイヤ682も、空間領域再構築およびクリッピング688にかけられた後で予測モードによって受け取られる。クリッピングする結果、エンコーダとデコーダの複雑さを低減することができる。
【0037】
図7に、復号されるエンハンスメント・レイヤにどの参照を追加するかを決定するための予測モードを備えるデコーダを示す。図示のように予測モードは、現在の復号済みベース・レイヤ782、前の復号済みエンハンスメント・フレーム784、および/または、前の復号済みエンハンスメント・フレームと現在の復号済みベース・レイヤとの結合786から選択することができる。
【0038】
図7にさらに示すように、一実施形態では、前の復号済みエンハンスメント・フレーム784は、前述のように空間領域再構築およびクリッピング790にかけられた後でデコーダ予測モード778によって受け取られる。また、現在の復号済みベース・レイヤ782も、空間領域再構築およびクリッピング788にかけられた後で予測モードによって受け取られる。
【0039】
前述の方法、エンコーダ、およびデコーダは、実行される命令のセットとしてコンピュータ・システム(例えばセット・トップ・ボックス、ビデオ・レコーダなど)のメモリに記憶することができる。加えて、前述の方法、エンコーダ、およびデコーダを実施するための命令は、別法として、磁気ディスクや光ディスクを含めた他の形の機械可読媒体に記憶することもできる。例えば本発明の方法は、磁気ディスクや光ディスクなど、ディスク・ドライブ(またはコンピュータ可読媒体ドライブ)を介してアクセス可能な機械可読媒体に記憶することができる。さらに命令は、コンパイルされ、リンクされたバージョンの形でネットワークを介してコンピューティング・デバイスにダウンロードすることもできる。
【0040】
あるいは、以上に論じた方法、エンコーダ、およびデコーダを実施するためのロジックは、大規模集積回路(LSI)、特定用途向け集積回路(ASIC)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)などのファームウェア等、離散ハードウェア・コンポーネントなどの追加のコンピュータおよび/または機械可読媒体に実装することもでき、また、電気、光、音響、およびその他の形の伝搬信号(例えば搬送波、赤外線信号、ディジタル信号など)に実装することもできる。さらに、前述のエンコーダおよびデコーダは、グラフィックス・コントローラ(チップセット・デバイスに統合される場合とそうでない場合がある)など、同じハードウェア・コンポーネントに実装することができる。
【0041】
本発明を特定の例示的な実施形態に関して述べたが、本発明のより広範な趣旨および範囲を逸脱することなく、これらの実施形態に様々な修正および変更を加えることができることは明白であろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】ビデオ信号の経路を示す機能ブロック図である。
【図2】ビデオの符号化と圧縮を示すブロック図である。
【図3】ビットストリーム中のエンハンスメント・レイヤ・データを階層的に表す図である。
【図4】サーバが実施するステップを示すフロー・チャートである。
【図5】ビデオの復号を示すブロック図である。
【図6】一実施形態によるビデオの符号化と圧縮を示すブロック図である。
【図7】一実施形態によるビデオの復号を示すブロック図である。

Claims (24)

  1. ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1のデータ本体を生成すること、および
    前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させるのに十分な第2のデータ本体を生成することを含む方法であって、前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから再構築済みデータ本体を引くことによって生成され、前記再構築済みデータ本体が、少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループから選択される方法。
  2. 前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループが、前記ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1の再構築済みデータ本体、前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる第2の再構築済みデータ本体、および、前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のうちから選択される請求項1に記載の方法。
  3. 前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから前記再構築済みデータ本体を引くことによって生成される前記第2のデータ本体を生成する前に、前記第1の再構築済みデータ本体を空間的に再構築およびクリッピングし、かつ前記第2の再構築済みデータ本体を空間的に再構築およびクリッピングすることをさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのマクロブロックから再構築済みデータ本体を引くことによって生成される請求項2に記載の方法。
  5. 前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体を前記ソース・ビデオ・シーケンスと比較して、前記第1の再構築済みデータ本体、前記第2の再構築済みデータ本体、および前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のうちから適応的に選択することをさらに含む請求項2に記載の方法。
  6. 前記再構築済みデータ本体の選択が、エンコーダから送られるビットストリームのシンタックス中で示される請求項2に記載の方法。
  7. 第1の動きベクトル・セットを使用して前記第1のデータ本体が生成され、前記第1の動きベクトル・セットを使用して前記第2のデータ本体が生成される請求項2に記載の方法。
  8. 前記第1のデータ本体および前記第2のデータ本体が単一のハードウェア・コンポーネントによって生成される請求項2に記載の方法。
  9. コンピュータ実行可能命令を記憶したコンピュータ可読媒体を含む物品であって、前記命令が、
    ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1のデータ本体を生成すること、および
    前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる第2のデータ本体を生成することをコンピュータに行わせ、前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから再構築済みデータ本体を引くことによって生成され、前記再構築済みデータ本体が、少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループから選択される、コンピュータ可読媒体を含む物品。
  10. 前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループが、前記ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1の再構築済みデータ本体、前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる第2の再構築済みデータ本体、および、前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のうちから選択される請求項9に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  11. 前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから前記再構築済みデータ本体を引くことによって生成される前記第2のデータ本体を生成する前に、前記第1の再構築済みデータ本体を空間的に再構築およびクリッピングし、かつ前記第2の再構築済みデータ本体を空間的に再構築およびクリッピングすることをコンピュータに行わせる追加の命令をさらに含む請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  12. 前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのマクロブロックから再構築済みデータ本体を引くことによって生成される請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  13. 前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体を前記ソース・ビデオ・シーケンスと比較して、前記第1の再構築済みデータ本体、前記第2の再構築済みデータ本体、および前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のうちから適応的に選択することをコンピュータに行わせる追加の命令をさらに含む請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  14. 前記再構築済みデータ本体の選択が、エンコーダから送られるビットストリームのシンタックス中で指摘される請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  15. 第1の動きベクトル・セットを使用して前記第1のデータ本体が生成され、前記第1の動きベクトル・セットを使用して前記第2のデータ本体が生成される請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  16. 前記第1のデータ本体と前記第2のデータ本体が単一のハードウェア・コンポーネントによって生成される請求項10に記載のコンピュータ可読媒体を含む物品。
  17. ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1のデータ本体を生成する第1のユニットと、
    前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる第2のデータ本体を生成する第2のユニットとを備えるシステムであって、前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから再構築済みデータ本体を引くことによって生成され、前記再構築済みデータ本体が、少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループから選択されるシステム。
  18. 前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体からなるグループが、前記ソース・ビデオ・シーケンスによって表される品質よりも低品質の視聴可能ビデオ・シーケンスを生成する第1の再構築済みデータ本体、前記第1のデータ本体から生成される視聴可能ビデオ・シーケンスの品質を向上させる第2の再構築済みデータ本体、および前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のいずれかから選択される請求項17に記載のシステム。
  19. 前記第1のユニットが、前記ソース・ビデオ・シーケンスのサブセクションから前記再構築済みデータ本体を引くことによって生成される前記第2のデータ本体を生成する前に、前記第1の再構築済みデータ本体を空間的に再構築し、かつクリッピングし、前記第2のユニットが、前記第2の再構築済みデータ本体を空間的に再構築し、かつクリッピングする請求項18に記載のシステム。
  20. 前記第2のデータ本体が、前記ソース・ビデオ・シーケンスのマクロブロックから再構築済みデータ本体を引くことによって生成される請求項18に記載のシステム。
  21. 前記第2のユニットが、前記少なくとも2つの別々の再構築済みデータ本体を前記ソース・ビデオ・シーケンスと比較して、前記第1の再構築済みデータ本体、前記第2の再構築済みデータ本体、および前記第1と第2の再構築済みデータ本体の結合のうちから適応的に選択する請求項18に記載のシステム。
  22. 前記再構築済みデータ本体の選択が、システムから送られるビットストリームのシンタックス中で指摘される請求項18に記載のシステム。
  23. 前記第1のユニットが第1の動きベクトル・セットを使用して前記第1のデータ本体を生成し、前記第2のユニットが前記第1の動きベクトル・セットを使用して前記第2のデータ本体を生成する請求項18に記載のシステム。
  24. 前記第1のユニットおよび前記第2のユニットが単一のハードウェア・コンポーネント上に含まれる請求項18に記載のシステム。
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