JP2004528446A - Olefin polymerization catalyst - Google Patents

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Abstract

オレフィン重合触媒構成成分は、選択された三座配位子の遷移金属錯体の溶液を作製し、該錯体をシリカまたはシリカ−アルミナ担体上へ吸着させ、貯蔵安定性のある担持遷移金属錯体構成成分から溶液を分離することによって調製される。この構成成分でのオレフィン重合は、トリアルキルアルミニウム化合物のような共触媒を用いて高い触媒生産性で実施される。The olefin polymerization catalyst component is prepared by preparing a solution of a transition metal complex of the selected tridentate ligand, adsorbing the complex onto silica or a silica-alumina support, and providing a storage-stable supported transition metal complex component. It is prepared by separating the solution from Olefin polymerization with this component is carried out with high catalyst productivity using a cocatalyst such as a trialkylaluminum compound.

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、選択された三座配位子の遷移金属錯体を含有するオレフィン重合触媒と、かかる触媒を調製する方法と、かかる触媒を利用する重合方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
ポリオレフィンは重要な商品であり、多くのかかるポリマーは、重合触媒系の部分として遷移金属錯体を用いて製造されている。最近、Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)およびPd(パラジウム)のような後周期遷移金属を含有する触媒に多くの関心が持たれてきた。一特殊タイプのオレフィン重合触媒は、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンまたはそれらのちょっとした変形である三座配位子であると考えられているものを、典型的には鉄またはコバルト錯体として含有する。かかる錯体、およびオレフィン重合職蜂、特にエチレン重合触媒としてのそれらの使用は、(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)、(特許文献4)、(特許文献5)、(特許文献6)、(特許文献7)、(特許文献8)、(特許文献9)、(特許文献10)および(特許文献11)に記載されており、それらのすべてが、まるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される。
【0003】
これらの錯体の変形もまた、アルファ−オレフィンおよび内部オレフィンを生産するための、エチレンおよび他のアルファ−オレフィンの二量化およびオリゴマー化用「重合」触媒としての使用を見出した。それらのすべてがまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される、例えば、(特許文献12)、(特許文献13)、(特許文献14)および(特許文献15)を参照されたい。
【0004】
すべてのオレフィン重合触媒でのように、重要な考慮事項は、生産されるポリオレフィンの単位重量当たりの重合触媒系の全体コストである。別の重要な考慮事項は、得られるポリマー生成物の形態であり、すなわちそれが、十分流動し、好ましくは比較的高い嵩密度を有する比較的非発塵性の粒子のような使用するのに容易な形態で得られるかどうか、および重合反応器のファウリングが起こるかどうかである。
【0005】
時折、重合触媒の主コストは、遷移金属錯体そのものではなく、触媒を調製するコストおよび/または触媒系に必要な他の成分のコストである。後者は、メタロセンおよび多くの後周期遷移金属含有触媒のような、いわゆるシングルサイト触媒の多くにとっては特に真実であり、これらの触媒ではアルミノキサン、特にメチルアルミノキサンが優れた結果を与えることは分かったが、他のアルキルアルミニウム化合物に比べて非常に高価であり、そのために生産されたポリオレフィンの単位重量当たりの全体触媒系コストを増加させる。
【0006】
これは、上述の援用された参考文献に開示されているような、2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンの遷移金属錯体では一般に真実であった。例えば、担持触媒用の担体の表面を改質することによって、幾つかの例外が指摘されてきており、まるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される、例えば(特許文献16)を参照されたい。この刊行物に開示されている改質担体は、良好な重合結果を達成するためにアルミノキサン以外にアルキルアルミニウム化合物の使用を可能にしているが、担体そのものの改質は、生産されるポリオレフィンの単位重量当たりの全体重合触媒コストを著しく増やす。
【0007】
【特許文献1】
米国特許第5,955,555号明細書
【特許文献2】
WO 99/12981号明細書
【特許文献3】
WO 99/46302号明細書
【特許文献4】
WO 99/46303号明細書
【特許文献5】
WO 99/46304号明細書
【特許文献6】
WO 00/15646号明細書
【特許文献7】
WO 00/24788号明細書
【特許文献8】
WO 00/32641号明細書
【特許文献9】
WO 00/50470号明細書
【特許文献10】
WO 00/69869号明細書
【特許文献11】
WO 00/69923号明細書
【特許文献12】
米国特許第6,063,881号明細書
【特許文献13】
米国特許第6,103,946号明細書
【特許文献14】
WO 00/55216号明細書
【特許文献15】
WO 00/73249号明細書
【特許文献16】
WO 00/20467号明細書
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、担持重合触媒構成成分の調製方法であって、
(a)2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンの遷移金属錯体を溶媒に溶解して溶液を形成する工程と、
(b)前記金属錯体の少なくとも一部が担体上へ吸着されるのに十分な時間、前記溶液を未改質のシリカまたはシリカ−アルミナである前記担体と接触させる工程と、
(c)任意に前記溶液および溶媒を前記担体から分離する工程とを含み、
ただし、工程(a)、(b)および(c)の間、実質的に活性化剤が存在しない方法に関する。
【0009】
本発明にはまた、上の方法によって得ることができるまたは得られる触媒が含まれる。
【0010】
本発明は、1種以上の重合性オレフィンの重合方法であって、
(a)2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンの遷移金属錯体を有機溶媒に溶解して溶液を形成する工程と、
(b)前記金属錯体の少なくとも一部が担体上へ吸着されるのに十分な時間、前記溶液を、シリカまたはシリカ−アルミナである前記担体と接触させ、それによって担持触媒構成成分を形成する工程と、
(c)任意に前記溶液および溶媒を前記担持触媒構成成分から分離する工程と、
(d)重合条件下に、前記担持触媒構成成分を前記1種以上の重合性オレフィンおよび1種以上の活性化剤と接触させる工程とを含み、
ただし、工程(a)、(b)および(c)の間、実質的に活性化剤が存在しない方法をさらに含む。
【0011】
本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は、次の詳細な説明を読むことから当業者によってより容易に理解されるであろう。明確さのために、別個の実施形態に関連して下に記載される本発明の幾つかの特徴は、また、単一の実施形態において組み合わせで提供されてもよいことが認められるべきである。逆に、簡潔さのために、単一の実施形態に関連して記載される本発明の様々な特徴は、また、別個にまたは任意のサブ組み合わせで提供されてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本明細書では、ある種の用語が使用される。それらの幾つかは次の通りである。
【0013】
「ヒドロカルビル基」は、炭素および水素のみを含有する一価の基である。ヒドロカルビルの例として、非置換アルキル、シクロアルキルおよびアリールが挙げられるかもしれない。特に明記しない限り、ヒドロカルビル基は本明細書では1〜約30個の炭素原子を含むことが好ましい。
【0014】
「置換ヒドロカルビル」とは、本明細書では重合触媒系の作用を実質的に妨害しない1種(タイプ)以上の置換基を含有するヒドロカルビル基を意味する。幾つかの重合で好適な置換基は、ハロ、エステル、ケト(オキソ)、アミノ、イミノ、カルボキシル、ホスファイト、ホスホナイト、ホスフィン、ホスフィナイト、チオエーテル、アミド、ニトリル、およびエーテルの幾つかまたはすべてを含んでもよい。存在する場合に好ましい置換基はハロ、エステル、アミノ、イミノ、カルボキシル、ホスファイト、ホスホナイト、ホスフィン、ホスフィナイト、チオエーテル、およびアミドである。どの重合でどの置換基が有用であるかは、幾つかの場合、これもまたまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される米国特許第5,880,241号だけでなく、先に援用された刊行物(例えば、米国特許第5,955,555号)も参照することによって決定されるかもしれない。特に明記しない限り、置換ヒドロカルビル基は本明細書では1〜約30個の炭素原子を含むことが好ましい。「置換」の意味には、窒素、酸素および/または硫黄のような1種以上のヘテロ原子を含有する鎖または環が含まれ、置換ヒドロカルビルの自由原子価はヘテロ原子にあってもよい。置換ヒドロカルビルでは、トリフルオロメチルにおけるように水素のすべてが置換されていてもよい。
【0015】
「(不活性)官能基」とは、本明細書ではヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル以外の基であって、錯体の担体上への「吸着」(下に定義される)に関与する以外の、その基を含有する化合物がさらされるプロセス条件下で不活性である基を意味する。官能基はまた、それらが存在する化合物が関与するかもしれない本明細書で記載されるいかなるプロセスも実質的に妨害しない。官能基の例には、ハロ(フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード)および−OR30(式中、R30はヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルである)のようなエーテルが挙げられる。官能基が遷移金属原子(鉄原子のような)の近くにあってもよい場合、官能基は、遷移金属原子に配位するとして示される、それらの化合物中の基よりも強く遷移金属原子に配位するべきではなく、すなわちそれらは所望の配位基に置き換わるべきではない。
【0016】
「アルキル基」および「置換アルキル基」は、それらの通常の意味を有する(置換については上の置換ヒドロカルビルのところを参照されたい)。特に明記しない限り、アルキル基および置換アルキル基は好ましくは1〜約30個の炭素原子を有する。
【0017】
「アリール」とは、自由原子価が芳香環の炭素原子にある一価の芳香族基を意味する。アリールは、縮合していてもよい、単結合または他の基によって連結されていてもよい1個以上の芳香環を有してもよい。
【0018】
「置換アリール」とは、「置換ヒドロカルビル」の上の定義で述べられたように置換された一価の芳香族基を意味する。アリールと同様に、置換アリールは、縮合していてもよい、単結合または他の基によって連結されていてもよい1個以上の芳香環を有してもよいが、置換アリールが複素芳香環を有する場合、置換アリール基の自由原子価は、炭素の代わりに複素芳香環の(窒素のような)ヘテロ原子にあることができる。
【0019】
「活性化剤」、「共触媒」または「触媒活性化剤」とは、遷移金属化合物と反応して重合性オレフィンを重合することができる触媒種を形成する1種以上の化合物を意味する。有用な活性化剤は、アルキルアルミニウム化合物、ある種のホウ素化合物、および他のアルキル化またはハイドライド化化合物を含む。典型的には、第1方法と、第2方法の工程(a)、(b)および(c)とで使用される遷移金属化合物は、それ自体重合を開始しないが、活性なオレフィン重合触媒を製造するために1種以上の活性化剤の使用を必要とするであろう。
【0020】
「実質的になんの活性化剤も存在しない」とは、例えば、様々な構成成分中の不純物に典型的であるような非常に低いレベルで、以外にはなんの活性化剤も存在しないことを意味する。その意図するところは、担持プロセス中に遷移金属錯体と活性化剤との相互作用によって、なんの有意量の活性化触媒種も生じないということである。この活性化は、触媒が重合プロセスにおいて使用される時にまたはその近くで好ましくは起こるべきである。
【0021】
「未改質の」担体(シリカまたはシリカ−アルミナ)とは、結合するまたは別のやり方で遷移金属錯体を担体にくっつけるようにデザインされている材料を(結合してまたは単に表面上にのいずれかで)含有しない担体を意味する。かかる材料は、アルキルアルミニウム化合物ならびに他のアルキル化およびハイドライド化化合物と、ルイス酸(担体の表面に結合しているまたは結合していない)と、他の同様な化合物とを含む。好ましくは遷移金属錯体は、より好ましくはその中の三座配位子は、担体と反応してその担体に共有結合するか共有結合するかもしれない基をそれに結合していない。例えば、配位子はシリカ表面と反応するヒドロキシル(アルコール)基を含有しないことが好ましい。
【0022】
「アルキルアルミニウム化合物」とは、アルミニウムに直接結合した少なくとも1個のアルキル基を有する化合物を意味する。例えば、アルコキシド、ハイドライドおよびハロゲンのような他の基もまた、その化合物でアルミニウム原子に結合していてもよい。アルキルアルミニウム化合物は活性化剤である。
【0023】
「シリカ」または「シリカ−アルミナ」とは、加熱によってのように、脱水されていても脱水されていなくてもよいシリカまたはシリカ−アルミナを意味する。好ましくは、該材料は、本明細書に記載されるプロセスのいずれかに関与する前に、好ましくは加熱によってある程度脱水される。これらの材料は、ポリマー触媒担体の技術では周知であり、多くの場合、好ましくは高い間隙率および/または表面積を有する。多くの場合それらはまた、小さいおよび/または制御された粒度を有する。
【0024】
「重合」とは、その最も広い文脈において、二量化、オリゴマー化および重合(ホモ重合および共重合の両方)を含むことを意味する。
【0025】
「重合条件」とは、本明細書では、本明細書に記載されるように改質された同じ遷移金属三座錯体を用いた触媒でオレフィン「重合」を引き起こす条件を意味する。言い換えれば、本明細書に記載される重合触媒系は、同じ錯体について先に報告されたのと同じ条件下で使用されてもよい。かかる条件は、温度、圧力、懸濁媒体、気相、液相、連続、バッチのような重合方法などを含むかもしれない。担持触媒は、液体懸濁重合および気相重合において特に有用である。
【0026】
「吸着される」とは、本明細書では単に、たとえ、例えば吸着された第1物質がその第1物質向け溶媒の存在下であるかもしれないとしても、第1物質が第2物質にくっつく(少なくとも部分的に)ように、第1物質が第2物質に「引きつけられる」ことを意味する。本明細書での用語「吸着される」は、なぜ第1物質が第2物質にくっつくのかに関してなんの言外の意味も持たない。
【0027】
「比較的非配位性の」(または「弱く配位性の」)アニオンとは、当該技術でこのように一般に言われるようなアニオンを意味し、かかるアニオンの配位能力は公知であり、文献で議論されてきており、例えば、その両方ともまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書にこれによって援用される、ダブリュ・ベック(W.Beck)ら、ケミカル・レビューズ(Chem.Rev.)、第88巻、1405〜1421ページ(1988)、およびエス・エッチ・スターレス(S.H.Stares)、ケミカル・レビューズ(Chem.Rev.)、第93巻、927〜942ページ(1993)を参照されたい。かかるアニオンの中には、R AlX、R AlClX、RAlClおよび「RAlOX」(式中、Rはアルキルである)をはじめとする、直前の段落のアルミニウム化合物とXとから形成されるものがある。他の有用な非配位性アニオンは、BAF{BAF=テトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−フェニル]ボレート}、SbF 、PF 、およびBF 、トリフルオロメタンスルホネート、p−トルエンスルホネート、(RSO、および(Cを含む。
【0028】
「三座」配位子とは、三座配位子であることができる配位子、すなわち、それが3つのサイト、多くの場合ヘテロ原子サイトを有し、遷移金属原子に即座に配位することができる配位子を意味する。好ましくは、すべての3つのサイトが遷移金属に配位する。
【0029】
「第一級炭素基」とは、本明細書では式−CH(式中、自由原子価…は任意の他の原子への結合であり、実線で表される結合は第一級炭素基が結合している置換アリールの環原子への結合である)の基を意味する。従って、自由原子価は、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子、酸素原子、硫黄原子などに結合していてもよい。言い換えれば、自由原子価は水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基への結合であってもよい。第一級炭素基の例には、−CH、−CHCH(CH、−CHCl、−CH、−OCHおよび−CHOCHが挙げられる。
【0030】
「第二級炭素基」とは、基
【0031】
【化1】

Figure 2004528446
【0032】
(式中、実線で表される結合は、第二級炭素基が結合している置換アリールの環原子への結合であり、破線で表される両自由結合は水素以外の原子への結合である)を意味する。これらの原子または基は同じであっても異なってもよい。言い換えれば、破線で表される自由原子価はヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基への結合であってもよい。第二級炭素基の例には、−CH(CH、−CHCl、−CH(C、シクロヘキシル、−CH(CH)OCH、および−CH=CCHが挙げられる。
【0033】
「第三級炭素基」とは、式
【0034】
【化2】
Figure 2004528446
【0035】
(式中、実線で表される結合は、第三級炭素基が結合している置換アリールの環原子への結合であり、破線で表される3つの自由結合は水素以外の原子への結合である)の基を意味する。言い換えれば、破線で表される結合は、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基への結合である。第三級炭素基の例には、−C(CH、−C(C、−CCl、−CF、−C(CHOCH、−C≡CH、−C(CHCH=CH、フェニルのようなアリールおよび置換アリールならびに1−アダマンチルが挙げられる。
【0036】
好ましい2,6−ピリジンカルボキシアルデヒドビスイミンおよび2,6−ジアシルピリジンビスイミンは、式(I)
【0037】
【化3】
Figure 2004528446
【0038】
(式中、
、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり(ただし、互いにビシナルであるR、RおよびRの任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)、かつ、
およびRはアリール、置換アリールまたは官能基である)
の化合物である。
【0039】
典型的には(I)の遷移金属錯体は、式LMX(式中、Lは2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミン配位子であり、Mは遷移金属であり、Xはモノアニオン(1個の負電荷)であり、Yは比較的非配位性のモノアニオンであり、m+nはMの酸化状態に等しい)を有するであろう。典型的には、Xのすべてが一座アニオンである場合、その時はnはゼロであり、mはMの酸化状態に等しい。例えばXの1つが二座モノアニオンである場合、その時は通常nは1であり(m+nが2である場合)。従って、mは1以上の整数であってもよいが、nは0または1以上の整数であってもよく、好ましくはnは0または1である。
【0040】
一座モノアニオンは、ハライドおよびカーボキシレートを含むが、二座モノアニオンはアセチルアセトナート、アリルおよびベンジル型モノアニオンを含む。比較的非配位性のアニオンは上に定義されている。
【0041】
XもYもヒドロカルビルアニオンまたはハイドライドでない場合、活性な重合(第2方法で)を形成するために典型的に、少なくともXは、アルキルのようなヒドロカルビルアニオンまたはハイドライドに変換されなければならない(他のアニオンもまた活性であるかもしれない)。これは通常、例えば、金属をアルキル化することができる活性化剤(共触媒)で達成される。「アルキル化する」とは、本明細書では共触媒がLMXと反応して金属をアルキル化する(例えばLM(アルキル)を与える)が、任意に同時にアルキル基の1つを引き抜くことによって(特にnがゼロである場合)比較的非配位性のアニオンを形成することを意味する。「ハイドライド化」は、アルキルアニオンの代わりにハイドライドアニオンを用いることを除いて、アルキル化に類似している。あるいはまた、触媒系の一部として、アルキル基を引き抜いて比較的非配位性のアニオンを形成するために、中性ルイス酸である第2の共触媒が添加されてもよい。これが、使用される特定の金属錯体および使用される共触媒に依存して、使用することができる活性なオレフィン重合触媒を形成するためのただ1つのシナリオであることに注意されたい。
【0042】
好ましくは、活性化剤(共触媒)は、(1)(i)前記遷移金属錯体の前記遷移金属からアニオンを引き抜いて弱く配位するアニオンを形成することができる、および(ii)前記遷移金属をアルキル化またはハイドライド化することができるの両方である中性ルイス酸、または(2)(i)前記遷移金属錯体の前記遷移金属からアニオンを引き抜いて弱く配位するアニオンを形成することができる中性ルイス酸と(ii)前記遷移金属をアルキル化またはハイドライド化することができる別の化合物との組み合わせのいずれかである。より好ましくは、共触媒は、アルキル化化合物および弱く配位するアニオンを形成することができるルイス酸である。
【0043】
有用なアルキル化化合物は、アルキルアルミニウム化合物(それらがアルミニウムに結合した水素を含有する場合、それらはまたハイドライド化化合物でもあり得る)、アルキル亜鉛化合物、およびグリニャール試薬を含む。アルキル化するおよび比較的非配位性のアニオンを形成するの両方ができる好ましい化合物は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウムおよびトリ−i−ブチルアルミニウムをはじめとするトリアルキルアルミニウム化合物、ジエチルアルミニウムクロリド、エチルアルミニウムクロリドおよびエチルアルミニウムセスキクロリドのようなアルキルハロアルミニウム化合物、エトキシジエチルアルミニウムのような(アルコキシ)(アルキル)アルニミウム化合物のようなアルキルアルミニウム化合物である。メチルアルミノキサンのようなアルミノキサンもまた使用されてもよいが、(たとえそれらが他の点では非常に有効であるかもしれないとしても)それらのコストのために、それらは好ましくない。
【0044】
(I)において、
、RおよびRは水素であり、および/または
およびRは水素であり、Rはトリフルオロメチルであり、および/または
およびRはそれぞれ独立してハロゲン、チオアルキル、水素または1〜6個の炭素原子を含むアルキルであり、より好ましくはRおよびRはそれぞれ独立して水素またはメチルである
ことが一般に好ましい。
【0045】
(I)の好ましい一形態において、RおよびRはそれぞれ独立して置換アリール、より好ましくは置換フェニルである。さらにより好ましくは、R
【0046】
【化4】
Figure 2004528446
【0047】
であり、かつ、R
【0048】
【化5】
Figure 2004528446
【0049】
(式中、
、R12、R13およびR17はそれぞれ独立してヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
、R10、R11、R14、R15およびR16はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
ただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)。
【0050】
(VI)および(VII)において、
、R10、R11、R14、R15およびR16はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、または1〜6個の炭素原子を含むアルキルであることが好ましく、これらのそれぞれが水素であることがより好ましく、および/または
10およびR15はメチル、フェニルまたは置換フェニル(アルキル置換フェニルのような)であることが好ましく、および/または
、R12、R13およびR17はそれぞれ独立してハロゲン、フェニル、置換フェニルまたは1〜6個の炭素原子を含むアルキルであることが好ましく、それぞれが独立してフェニル、置換フェニル(例えば、p−t−ブチルフェニルのようなアルキル置換フェニル)または1〜6個の炭素原子を含むアルキル(i−イソプロピルまたはt−ブチルのような)(RおよびR12の両方、またはR13およびR17の両方が同一化合物においてt−ブチルである場合は好ましくないけれども)であることがより好ましい。
【0051】
具体的な好ましい化合物は、(上述のR、R、R、RおよびRについての変形の任意のものと組み合わせて)RおよびRがそれぞれ(VI)および(VII)であるものであり、かつ、
、R11、R14およびR16が水素であり、かつ、R、R10、R12、R13、R15およびR17がメチルであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、RおよびR13がクロロであり、かつ、R12およびR17がメチルであり、
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がフェニルであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がp−t−ブチルフェニルであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がi−プロピルであり、ならびに
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がt−ブチルである。
【0052】
(I)の別の好ましい変形において、RおよびRはそれぞれ独立して置換1−ピロー留である。より好ましくはこの場合RおよびRは、それぞれ、
【0053】
【化6】
Figure 2004528446
【0054】
(式中、
18およびR21は、(VI)におけるRおよびR12の定義、およびそれらの好みに一致し、
22およびR25は、(VII)におけるR13およびR17の定義、およびそれらの好みに一致し、
19およびR20は、(VI)におけるRおよびR11の定義、およびそれらの好みに一致し、かつ、
23およびR24は、(VII)におけるR14およびR16の定義、およびそれらの好みに一致する)
である。
【0055】
二量体またはオリゴマーが生産される「重合」において、RおよびRは、好ましくはそれぞれ独立して、イミノ窒素に結合した第1環原子を有する置換アリールである、ただし、
において、前記第1環原子に隣接する第2環原子はハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基に結合している、さらにただし、
において、前記第2環原子がハロゲンまたは第一級炭素基に結合している場合、前記第1環原子に隣接するRおよびRにおける他の環原子の0、1または2個はハロゲンもしくは第一級炭素基に結合しており、前記第1環原子に隣接する環原子の残りは水素原子に結合している、または
において、前記第2環原子が第二級炭素基に結合している場合、前記第1環原子に隣接するRおよびRにおける他の環原子の0、1または2個はハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基に結合しており、前記第1環原子に隣接する環原子の残りは水素原子に結合している、または
において、前記第2環原子が第三級炭素基に結合している場合、前記第1環原子に隣接するRおよびRにおける他の環原子の0または1個は第三級炭素基に結合しており、前記第1環原子に隣接する環原子の残りは水素原子に結合している)。
【0056】
「イミノ窒素原子に結合したRおよびRにおける第1環原子」とは、(I)に示されたイミノ窒素に結合したこれらの基における環原子を意味し、例えば
【0057】
【化7】
Figure 2004528446
【0058】
(II)または(III)における環の1−位に示された原子がイミノ窒素原子に結合した第1環原子である(アリール基上に置換されているかもしれない他の基は示されていない)。第1環原子に隣接する環原子は、例えば、これらの隣接原子の自由原子価が破線で示されている(IV)および(V)に示されている((IV)では2,6−位、(V)では2,5−位)。
【0059】
【化8】
Figure 2004528446
【0060】
好ましい二量化/オリゴマー化実施形態において、R
【0061】
【化9】
Figure 2004528446
【0062】
であり、R
【0063】
【化10】
Figure 2004528446
【0064】
(式中
はハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり、かつ、
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり、
ただし、
がハロゲンまたは第一級炭素基である場合、R12、R13およびR17の0、1または2個がハロゲンまたは第一級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第二級炭素基である場合、R12、R13およびR17の0または1個がハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第三級炭素基である場合、R12、R13およびR17の0または1個が第三級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、
かつ、さらにただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)。
【0065】
上の式(VIa)および(VIIa)において、Rは、イミノ窒素に結合した第1環原子に隣接する第2環原子に対応し、R12、R13およびR17は第1環原子に隣接する他の環原子に対応する。
【0066】
(VIa)および(VIIa)を含有する化合物(I)において、
が第一級炭素基である場合、R13は第一級炭素基であり、かつ、R12およびR17は水素であり、または
が第二級炭素基である場合、R13は第一級炭素基または第二級炭素基、より好ましくは第二級炭素基であり、かつ、R12およびR17は水素であり、または
が第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級炭素基)である場合、R13は第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級炭素基)であり、かつ、R12およびR17は水素であり、または
がハロゲンである場合、R13はハロゲンであり、かつ、R12およびR17は水素である
ことが特に好ましい。
【0067】
(VIa)および(VIIa)が現れるすべての具体的な好ましい化合物(I)において、R、RおよびRは水素であり、および/またはRおよびRはメチルであることが好ましい。さらに、
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はメチルであり、かつ、Rは第一級炭素基、より好ましくはメチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はエチルであり、かつ、Rは第一級炭素基、より好ましくはエチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はイソプロピルであり、かつ、Rは第一級炭素基、より好ましくはイソプロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はn−プロピルあり、かつ、Rは第一級炭素基、より好ましくはn−プロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はクロロであり、かつ、Rはハロゲン、より好ましくはクロロであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17はすべて水素であり、R13はトリハリメチル、より好ましくはトリフルオロメチルであり、かつ、Rはトリハロメチル、より好ましくはトリフルオロメチルである
ことが好ましい。
【0068】
(I)の別の好ましい実施形態において、RおよびRはそれぞれ、
【0069】
【化11】
Figure 2004528446
【0070】
(式中、
18は、R(VIa)の定義、およびそれらの好みに一致し、
19、R20およびR21はそれぞれ、(VIa)におけるR、R10およびR12の定義、およびそれらの好みに一致し、
22、R23、R24およびR25はそれぞれ、(VIIa)におけるR13、R14、R16およびR17の定義、およびそれらの好みに一致する)
である。
【0071】
上の式(VIIIa)および(IXa)において、R18は、イミノ窒素に結合した第1環原子に隣接する第2環原子に対応し、R21、R22およびR25は第1環原子に隣接する他の環原子に対応する。
【0072】
(I)と活性な重合触媒を形成する任意の遷移金属が使用されてもよい。好適な遷移金属の例として、周期表(IUPAC)の3〜12族に見出されるものが挙げられるかもしれない。8〜10族遷移金属が好ましく、8および9族遷移金属がより好ましく、FeおよびCoが特に好ましく、Feが特に好ましい。
【0073】
化合物(I)およびその遷移金属錯体は、その両方ともまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される、例えば、WO 99/50273およびWO 00/08034に開示されている手順によってだけでなく、先に援用された参考文献に開示されている様々な方法によっても調製されてもよい。
【0074】
重合(オリゴマー化を含めて)にとって好ましいモノマーは、エチレンおよび式R18CH=CH(式中、R18はn−アルキル、特に1〜10個の炭素原子を含むn−アルキルである)のアルファ−オレフィンである。エチレンホモポリマー(またはオリゴマー化の場合には、偶数の炭素原子を有する一連のアルファ−オレフィン)を与えるためにはエチレン単独が、またはエチレン共重合体を与えるためにはエチレンと1種以上のアルファ−オレフィン(プロピレン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンおよび/または1−ドデセンのような)との組み合わせが好ましい。
【0075】
本発明(担持触媒構成成分の調製および1種以上のオレフィンの重合の両方)の方法において、遷移金属錯体は好ましくは最初に溶媒に溶解される。溶媒は、金属錯体とさらに錯体を形成してもよいが、実質的に錯体を分解しないことが好ましい。好ましくは、溶媒は非プロトン性溶媒であり、水、アルコールまたはカルボン酸のようなプロトン性溶媒ではない。好ましくは、錯体は100mlの溶媒当たり少なくとも約0.0001g、より好ましくは100mlの溶媒当たり少なくとも約0.01gの溶解度を有するべきである。
【0076】
好ましくは、次に、錯体が少なくとも部分的に担体上に吸着されるようになるポイントで、好ましくは撹拌下に、溶媒/錯体組み合わせをシリカまたはシリカ−アルミナ(集合的に、担体)と接触させる。錯体が比較的高い溶媒中溶解度を有する場合には特に、吸着は比較的速いかもしれない。この場合、接触は1時間未満行われてもよい。錯体が低い溶媒中溶解度を有する(例えばすべての遷移金属が直ちに溶解しないかもしれない)場合、錯体を溶解してそれを担体上へ吸着させるために、より多くの時間(おそらく約10時間以上)が必要とされるかもしれない。担体と溶液との混合を確実にするための穏やかな撹拌が好ましい。多くの場合錯体は着色しており、担体上への錯体の吸着の進行を目視により判断することができる。時折、遷移金属錯体のすべては担体上へ吸着されないであろう。存在する錯体の少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約80%が吸着されることが好ましい。未吸着の錯体は、さらなる担体上へ吸着されるべくリサイクルされてもよい。
【0077】
接触段階の後に、溶液および/または溶媒は、例えば溶媒(およびまだその中に溶解している任意の錯体)から担体を濾過する、または混合物を遠心分離して固体から上澄液をデカントする、例えば真空下に蒸発により溶媒を除去する、任意の標準方法によって担体(および吸着された錯体)から分離されてもよい。好ましくは溶液は、上記のように濾過または遠心分離によってのように、担体から液体として分離される。必要ならば、担体および吸着された錯体は、いかなる未吸着の錯体(幾らかの吸着された錯体もまたこのポイントで除去されるかもしれない)も除去するために溶媒で洗浄されてもよい、および/または担体および吸着された錯体は、真空下での蒸発によってのように、乾燥されてもよい。しかしながら、好ましくは溶媒の大部分、好ましくは>90%は、溶媒を蒸発させることによって担持錯体から分離されるべきではない(言い換えれば固体担体と液体溶媒(溶液)との物理的分離が実施されるべきである)。担持触媒はまた溶媒/溶液からそれを分離することなく重合プロセスに使用されてもよいが、それは重合での使用の前に溶媒/溶液から分離されることが好ましい。
【0078】
好ましくは工程(a)における遷移金属錯体対担体の比は、担持触媒上の遷移金属の最終量(遷移金属として測定される)が担持触媒構成成分の全重量の約0.01〜約5.0重量%、より好ましくは約0.02〜約1.0重量%であるようなものであろう。遷移金属錯体、溶媒および担体の任意の特定セットで、担持触媒構成成分中の遷移金属の特定濃度を得るのに必要な正確な条件を決定するためには少ない量の実験が必要とされるかもしれない。しかしながら、この実験は、十分に、普通の当業者の能力の範囲内にある。一般的に言って、第1方法で存在する担体に対する遷移金属錯体の比が大きければ大きいほど、担持触媒構成成分中の遷移金属の量が大きくなる。
【0079】
担持触媒ができる限り活性であることを確実にするために、遷移金属錯体が(吸着されずにまたは吸着されて)存在するすべての工程(および貯蔵)が窒素またはアルゴンのような不活性雰囲気下で実施されることが好ましい。
【0080】
本手順によって製造された担持触媒構成成分は室温で長期間安定であることが分かった。また、この触媒は引火性または自然発火性と考えられる材料を含有する必要がなく、比較的安価な手段によって並外れた用心なしに輸送されるかもしれない。
【0081】
この担持触媒構成成分は、先に援用された様々な刊行物に開示されているように、オレフィンの重合用の触媒系の一部として使用することができる。
【0082】
上記の重合法において、アルキル化またはハイドライド化共触媒(好ましくはアルキルアルミニウム化合物またはジアルキル亜鉛化合物)対遷移金属の「モル」の好ましいモル比は、約1〜約2000、より好ましくは約5〜約1000、特に好ましくは約30〜約500である(これらの最小および最大比のどれも互いにペアにされてもよい)。典型的にはこの共触媒はまた、重合法に有害である重合系中の不純物を除去する化合物である捕捉剤として同時に使用される。従って、この共触媒対遷移金属の比はまた、ある程度、第2方法における有害な不純物のレベルに依存するであろう。
【0083】
追加のルイス酸が、例えば、アルキルを引き抜いて比較的非配位性のアニオンを形成するために必要とされる場合、一般的に言って、このルイス酸対遷移金属のモル比は典型的には約1〜約5である。
【0084】
重合法で使用される任意の共触媒がオレフィンモノマーの存在下に、第1方法で製造された担持触媒と接触するか、または共触媒との接触がさらにオレフィンモノマーと接触する直前に(6時間未満、より好ましくは1時間未満、特に好ましくは5分未満)実施されることが好ましい。実際は、共触媒と担持触媒とを重合容器そのものの中で、または重合容器につながるプロセスライン中で一緒に接触させることが特に好ましい。重合法が液相、例えば懸濁重合で行われる場合、担持触媒と任意の共触媒とを懸濁液体媒体に添加することができる。重合が気相重合である場合、微粒の担持触媒は気体によって流動化されてもよく、トリアルキルアルミニウム化合物のような共触媒は気体として添加されてもよい。この目的のために、トリメチルアルミニウムのような比較的揮発性のアルキルアルミニウム化合物が多くの場合好まれる。
【0085】
2種以上の遷移金属化合物が重合触媒として使用されてもよく、1つまたは両方が同じ担体または異なる担体上に担持されてもよい。かかる混合触媒に関するより多くの情報については、そのすべてがまたまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用されるWO 98/38228、WO 99/50318およびWO 99/57159だけでなく、先に援用されたWO 99/46302も参照されたい。典型的な重合条件が用いられてもよく、例えばポリオレフィンの分子量を調節するために水素が使用されてもよい。例えば、それもまたまるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照により本明細書に援用されるWO 99/62963だけでなく、先に援用されたWO 99/46302も参照されたい。
【0086】
重合法の好ましい一形態において、三座配位子の遷移金属錯体は、エチレンを比較的純粋なα−オレフィンへオリゴマー化する。かかるオリゴマー化に関する情報については、例えば、まるで完全に記載されているかのようにあらゆる目的のために参照によりまた援用されるWO 00/76659だけでなく、先に援用された米国特許第6,063,881号、米国特許第6,103,946号、WO 00/55216およびWO 00/73249も参照されたい。エチレンとα−オレフィンとを共重合することができる第2の遷移金属化合物がまたさらに存在する場合、分枝ポリエチレンが得られるであろう。例えば、先に援用されたWO 99/50318およびWO 00/55216を参照されたい。この場合、第2の遷移金属化合物は第1方法で使用されるものと同じ担体上にあることが好ましく、オリゴマー化触媒と重合触媒とは同時に担体上に置かれてもよい(第1方法におけるように、追加の重合触媒も存在して)。
【0087】
担体として使用されるシリカ粒子のモルフォロジは、得られたポリマー粒子(シリカを含む)にしばしば複製される。下の実施例の多くの生成物は、かかる複製を示す。シリカ担体モルフォロジの複製は、メチルアルミノキサンのような任意の溶着活性化アルミニウムアルキル化合物の不在下での触媒種の一様な溶着を示していると考えられる。
【実施例】
【0088】
実施例および実験において、次の省略形を使用する。
acac−アセチルアセトナート
ICP−誘導結合高周波プラズマ発光分析法
r.b.−丸底
THF−テトラヒドロフラン
【0089】
実施例において、すべての圧力はゲージ圧である。実施例において、次の遷移金属錯体を使用する。
【0090】
【化12】
Figure 2004528446
【0091】
1および3は、先に援用した米国特許第5,955,555号に記載された手順によって製造した。
【0092】
実施例1
1をCHClから再結晶した。1(7.0mg)を無水CHCl(7ml)に溶解し、シリカ(0.5g、グレース(Grace)脱水948シリカ、グレードXPO−2402、シリカのグラム当たり1ミリモルOH基へ脱水した)を加えた。生じた濃青色混合物を30分間撹拌した。次に生じた固体を非常に薄い青色の濾液から濾過して乾燥した。収量は0.5g淡青色固体。質量%Fe(ICP)=0.14%。
【0093】
実施例2
1をCHClから再結晶した。1(7.0mg)を無水CHCl(7ml)に溶解し、シリカアルミナ[0.5g、200℃で(Nを流しながら)脱水したグレース(Grace)M513−1.10]を加えた。生じた濃青色混合物を60分間撹拌した。次に生じた固体を無色の濾液から濾過し、CHClで洗浄して乾燥した。収量は0.5g淡青色/灰色固体。
【0094】
実施例3
1をCHClから再結晶した。1(7.0mg)を無水CHCl(7ml)に溶解し、シリカアルミナ[0.5g、500℃で(Nを流しながら)脱水したグレース(Grace)M513−1.10]を加えた。生じた濃青色混合物を60分間撹拌した。次に生じた固体を無色の濾液から濾過し、CHClで洗浄して乾燥した。収量は0.5g淡橙色固体。
【0095】
実施例4
1をCHClから再結晶した。1(4.0mg)を無水トルエン(15ml)に溶解し、シリカ(0.25g、グレース(Grace)XPO−2402脱水948シリカ)を加えた。生じた混合物を一晩撹拌した。次に生じた固体をほとんど無色の濾液から濾過し、トルエンおよびペンタンで洗浄して乾燥した。収量は0.5g淡青色固体。
【0096】
実施例5
再結晶していない1(4.0mg)を無水トルエン(15ml)に溶解し、シリカ(0.25g、グレース(Grace)XPO−2402脱水948シリカ)を加えた。生じた混合物を一晩撹拌した。次に生じた固体をほとんど無色の濾液から濾過し、トルエンおよびペンタンで洗浄して乾燥した。収量は0.5g淡青色固体。
【0097】
実験1
2731(1.00g、397.56g/モル、2.515ミリモル)とFe(acac)(644mg、253.15g/モル、2.516ミリモル)と[Na][BAF](2.24g、890g/モル、2.517ミリモル、BAF=B[3,5−(CF)とをバイアル中へ量り取り、次に撹拌バー付きの50ml丸底フラスコ中に入れることによって2を調製した。THF(25ml)を加えて暗赤色溶液を与え、それを24時間撹拌した。THFを除去し(生成物はTHFに完全には溶けない)、生成物をトルエンに懸濁させ、セライト(Celite)(登録商標)を通して濾過した。暗赤色溶液から溶媒を除去し、ペンタンを加えて赤色沈殿物を与え、それを濾過し、リンスし、真空下に乾燥して2を与えた。
【0098】
6450BF24FeN(1415.72g/モル)に対する元素分析値、理論値:C,54.30;H,3.56;N,2.97。実験値:C,54.37;H,3.58;N,2.96。
【0099】
実施例6
2(19.6mg)を無水トルエン(7ml)に溶解して橙黄色溶液を与え、シリカアルミナ[0.5g、200℃で(Nを流しながら)脱水したグレース(Grace)]を加えた。生じた混合物を60分間撹拌した。次に固体をほとんど無色の濾液から濾過し、トルエンおよびペンタンで洗浄して乾燥した。収量は0.5g淡橙色/ベージュ色固体。
【0100】
実施例7
3(7.5mg)を無水CHCl(7ml)に溶解して明黄色溶液を形成し、シリカ(0.5g、グレース(Grace)脱水948シリカ)を加えた。生じた混合物を60分間撹拌した。次に固体を淡黄色濾液から濾過し、トルエンおよびペンタンで洗浄して乾燥した。収量は0.5gレモン黄色固体。
【0101】
実施例8
ドライボックス中で、ステンレスシリンダー(25〜40ml体積)に実施例1の生成物(75.8mg)を、別のシリンダーに10mlのトリイソブチルアルミニウム溶液(1Mヘキサン溶液、アルドリッチ(Aldrich))を仕込んだ。連結部の窒素パージ下にシリンダーをオートクレーブ反応器受口に連結した。パージ下にシリンダー加圧ラインもまた連結した。
【0102】
イソブタン(1200g、マテソン(Matheson)化学グレード)を、冷却したオートクレーブ(−30℃)中へ圧力差によって移送した。いったん移送が完了したら、オートクレーブ(オートクレーブ・エンジニアーズ(Autoclave Engineers)、撹拌付き、1ガロン、3.8L)を20℃に加熱し、1000rpmで撹拌した。溶媒を0.36MPa(水素を含めた全圧)の圧力で水素で飽和した。飽和後に、反応器を80℃に加熱し、エチレンで1.4MPaに加圧した。トリイソブチルアルミニウム溶液をエチレンで反応器中へ押し入れ、引き続いてエチレンで実施例1からの触媒も押し入れた。最終反応器圧は2.41MPaであり、エチレンフィードをフィード容器からオートクレーブの側受口に切り換えた。反応を3時間行った。重合の終わりに、反応器をゆっくりとガス抜きし、引き続き反応器を開けるに先立って窒素パージした。ポリマーを一晩乾燥した。ポリマー収量は353gであり、4.65kgPE/g触媒(担体を含めて)の触媒効率、または1.55kgPE/g触媒・時間もしくは1109kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0103】
実施例9
実施例8と同じ手順に従って、しかし5mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例1からの75.5mgの担持触媒とで、ポリマー収量は316gであり、4.18kgPE/g触媒の触媒効率、または1.40kgPE/g触媒・時間もしくは997kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0104】
実施例10
実施例8と同じ手順に従って、しかし15mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例1からの78.0mgの担持触媒とで、ポリマー収量は256gであり、3.28kgPE/g触媒の触媒効率、または1.09kgPE/g触媒・時間もしくは781kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0105】
実施例11
実施例8と同じ手順に従って、しかし10mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例2からの75.8mgの担持触媒とで、ポリマー収量は182gであり、2.4kgPE/g触媒の触媒効率、または0.8kgPE/g触媒・時間もしくは572kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0106】
実施例12
実施例8と同じ手順に従って、しかし10mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例4からの74.2mgの担持触媒とで、ポリマー収量は380gであり、5.12kgPE/g触媒の触媒効率、または1.71kgPE/g触媒・時間もしくは1219kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0107】
実施例13
実施例8と同じ手順に従って、しかし10mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例4からの75.4mgの担持触媒とで、ポリマー収量は374gであり、4.96kgPE/g触媒の触媒効率、または1.65kgPE/g触媒・時間もしくは1181kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0108】
実施例14
実施例8と同じ手順に従って、しかし5mlのトリイソブチルアルミニウム溶液と実施例3からの79.8mgの担持触媒とで、ポリマー収量は51gであり、0.64kgPE/g触媒の触媒効率、または0.21kgPE/g触媒・時間もしくは152kgPE/gFe・時間の重合速度という結果になった。
【0109】
実施例15
1(7.0mg)をシンチレーションバイアル中へ量り取り、約10mlのトルエンに溶解し、0.76ミリモルOH/gに脱水した0.5gのシリカゲル(グレース・ダビッドソン(Grace Davidson)948)をバイアルに加えた。バイアルを30分間振盪した。コースガラスフリットを通して混合物を濾過し、固体を室温で真空中一晩乾燥した。
【0110】
実施例16〜28
実施例8と同じ手順に従って、しかし実施例15で製造した触媒を異なる水素圧で用いると、下の表に示すポリマー収量という結果になった。
【0111】
【表1】
Figure 2004528446
【Technical field】
[0001]
The present invention relates to an olefin polymerization catalyst containing a transition metal complex of a selected tridentate ligand, a method for preparing such a catalyst, and a polymerization method utilizing such a catalyst.
[Background Art]
[0002]
Polyolefins are an important commodity, and many such polymers are made using transition metal complexes as part of a polymerization catalyst system. Recently, there has been much interest in catalysts containing late transition metals such as Fe (iron), Co (cobalt), Ni (nickel) and Pd (palladium). One particular type of olefin polymerization catalyst is 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridinebisimine or a minor variation thereof, which is believed to be a tridentate ligand. Typically, it is contained as an iron or cobalt complex. Such complexes, and their use as olefin polymerization bees, especially as ethylene polymerization catalysts, are described in US Pat. These are described in (Patent Document 6), (Patent Document 7), (Patent Document 8), (Patent Document 9), (Patent Document 10), and (Patent Document 11), all of which are completely described. And is incorporated herein by reference for all purposes as if it were done.
[0003]
Variations of these complexes have also found use as "polymerization" catalysts for the dimerization and oligomerization of ethylene and other alpha-olefins to produce alpha-olefins and internal olefins. All of them are incorporated herein by reference for any purpose as if fully described, eg, US Pat. See US Pat.
[0004]
As with all olefin polymerization catalysts, an important consideration is the overall cost of the polymerization catalyst system per unit weight of polyolefin produced. Another important consideration is the form of the resulting polymer product, i.e., if it is to be used, such as relatively non-dusting particles that flow well and preferably have a relatively high bulk density. Whether it is obtained in an easy form and if fouling of the polymerization reactor occurs.
[0005]
Occasionally, the main cost of a polymerization catalyst is not the transition metal complex itself, but the cost of preparing the catalyst and / or the cost of other components needed for the catalyst system. The latter is especially true for many of the so-called single-site catalysts, such as metallocenes and many late transition metal containing catalysts, where aluminoxanes, especially methylaluminoxane, have been found to give excellent results. , Are very expensive compared to other alkylaluminum compounds, thereby increasing the overall catalyst system cost per unit weight of polyolefin produced.
[0006]
This was generally true for transition metal complexes of 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridine bisimine, as disclosed in the above incorporated references. For example, some exceptions have been noted by modifying the surface of supports for supported catalysts, and are incorporated herein by reference for all purposes as if fully set forth. See, for example, US Pat. The modified carrier disclosed in this publication allows the use of alkylaluminum compounds in addition to aluminoxane to achieve good polymerization results, but the modification of the carrier itself is based on the units of polyolefin produced. Significantly increases the total polymerization catalyst cost per weight.
[0007]
[Patent Document 1]
U.S. Pat. No. 5,955,555
[Patent Document 2]
WO 99/12981 specification
[Patent Document 3]
WO 99/46302
[Patent Document 4]
WO 99/46303
[Patent Document 5]
WO 99/46304
[Patent Document 6]
WO 00/15646 specification
[Patent Document 7]
WO 00/24788 specification
[Patent Document 8]
WO 00/32641
[Patent Document 9]
WO 00/50470 specification
[Patent Document 10]
WO 00/69869 specification
[Patent Document 11]
WO 00/69923 specification
[Patent Document 12]
U.S. Pat. No. 6,063,881
[Patent Document 13]
U.S. Pat. No. 6,103,946
[Patent Document 14]
WO 00/55216 specification
[Patent Document 15]
WO 00/73249
[Patent Document 16]
WO 00/20467
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[Means for Solving the Problems]
[0008]
The present invention is a method for preparing a supported polymerization catalyst component,
(A) dissolving a transition metal complex of 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridinebisimine in a solvent to form a solution;
(B) contacting the solution with the support, which is unmodified silica or silica-alumina, for a time sufficient for at least a portion of the metal complex to be adsorbed on the support;
(C) optionally separating the solution and solvent from the carrier;
However, it relates to a method in which substantially no activator is present during steps (a), (b) and (c).
[0009]
The invention also includes a catalyst obtainable or obtainable by the above method.
[0010]
The present invention is a method of polymerizing one or more polymerizable olefins,
(A) dissolving a transition metal complex of 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridine bisimine in an organic solvent to form a solution;
(B) contacting the solution with the support, which is silica or silica-alumina, for a time sufficient for at least a portion of the metal complex to be adsorbed on the support, thereby forming a supported catalyst component. When,
(C) optionally separating the solution and solvent from the supported catalyst component;
(D) contacting the supported catalyst component with the one or more polymerizable olefins and one or more activators under polymerization conditions;
However, during the steps (a), (b) and (c), a method substantially free of an activator is further included.
[0011]
These and other features and advantages of the present invention will be more readily understood by those of ordinary skill in the art from reading the following detailed description. It should be appreciated that for clarity, certain features of the invention described below in connection with separate embodiments, may also be provided in combination in a single embodiment. . Conversely, various features of the invention that are, for brevity, described in the context of a single embodiment, may also be provided separately or in any sub-combination.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0012]
Certain terms are used herein. Some of them are as follows.
[0013]
“Hydrocarbyl groups” are monovalent groups containing only carbon and hydrogen. Examples of hydrocarbyls may include unsubstituted alkyl, cycloalkyl and aryl. Unless otherwise specified, hydrocarbyl groups herein preferably contain 1 to about 30 carbon atoms.
[0014]
By "substituted hydrocarbyl" is meant herein a hydrocarbyl group containing one or more substituents that does not substantially interfere with the operation of the polymerization catalyst system. Suitable substituents for some polymerizations include some or all of halo, esters, keto (oxo), amino, imino, carboxyl, phosphite, phosphonite, phosphine, phosphinite, thioether, amide, nitrile, and ether. May be. Preferred substituents when present are halo, ester, amino, imino, carboxyl, phosphite, phosphonite, phosphine, phosphinite, thioether, and amide. Which substituents are useful in which polymerizations may, in some cases, be described in U.S. Pat. It may be determined by reference to 880,241 as well as previously incorporated publications (eg, US Pat. No. 5,955,555). Unless otherwise specified, it is preferred that substituted hydrocarbyl groups herein contain 1 to about 30 carbon atoms. The meaning of "substituted" includes chains or rings containing one or more heteroatoms such as nitrogen, oxygen and / or sulfur, and the free valence of the substituted hydrocarbyl may be at the heteroatom. In a substituted hydrocarbyl, all of the hydrogens may be substituted, as in trifluoromethyl.
[0015]
An “(inert) functional group” as used herein is a group other than a hydrocarbyl or substituted hydrocarbyl, other than participating in “adsorption” (as defined below) of a complex on a carrier. Means a group that is inert under the process conditions to which the compound containing is exposed. The functional groups also do not substantially interfere with any of the processes described herein that may involve the compound in which they are present. Examples of functional groups include halo (fluoro, chloro, bromo and iodo) and -OR30(Where R30Is a hydrocarbyl or substituted hydrocarbyl). Where a functional group may be near a transition metal atom (such as an iron atom), the functional group is more strongly attached to the transition metal atom than the group in those compounds, shown as coordinating to the transition metal atom. They should not be coordinated, ie they should not be replaced by the desired coordinating groups.
[0016]
“Alkyl group” and “substituted alkyl group” have their ordinary meaning (see substituted hydrocarbyl above for substitution). Unless otherwise specified, alkyl and substituted alkyl groups preferably have 1 to about 30 carbon atoms.
[0017]
"Aryl" means a monovalent aromatic group in which the free valence is at a carbon atom of an aromatic ring. Aryl may have one or more aromatic rings, which may be fused, linked by a single bond or other groups.
[0018]
"Substituted aryl" means a monovalent aromatic radical substituted as described in the above definition of "substituted hydrocarbyl". Like aryl, substituted aryl may have one or more aromatic rings, which may be fused or linked by a single bond or other group, but substituted aryl forms a heteroaromatic ring. If so, the free valency of the substituted aryl group can be at a heteroatom (such as nitrogen) of the heteroaromatic ring instead of carbon.
[0019]
By "activator", "cocatalyst" or "catalytic activator" is meant one or more compounds that react with a transition metal compound to form a catalytic species capable of polymerizing a polymerizable olefin. Useful activators include alkylaluminum compounds, certain boron compounds, and other alkylated or hydrided compounds. Typically, the transition metal compounds used in the first method and in steps (a), (b) and (c) of the second method do not themselves initiate polymerization, but provide an active olefin polymerization catalyst. It will require the use of one or more activators to produce.
[0020]
"Substantially no activator" means, for example, that there is no activator other than at very low levels typical of impurities in various components. Means The intent is that the interaction of the transition metal complex with the activator during the loading process does not yield any significant amount of the activating catalyst species. This activation should preferably take place at or near when the catalyst is used in the polymerization process.
[0021]
An "unmodified" support (silica or silica-alumina) is a material (either bound or simply on a surface) that is designed to bind or otherwise attach a transition metal complex to the support. ) Means a carrier that does not contain such a carrier. Such materials include alkylaluminum compounds and other alkylated and hydrided compounds, Lewis acids (bound or not bound to the surface of the support), and other similar compounds. Preferably, the transition metal complex, more preferably the tridentate ligand therein, does not react with the carrier and covalently attaches to the carrier or a group that may be covalently attached thereto. For example, it is preferred that the ligand does not contain hydroxyl (alcohol) groups that react with the silica surface.
[0022]
"Alkylaluminum compound" means a compound having at least one alkyl group directly bonded to aluminum. For example, other groups such as alkoxides, hydrides and halogens may also be attached to the aluminum atom in the compound. Alkyl aluminum compounds are activators.
[0023]
"Silica" or "silica-alumina" means silica or silica-alumina which may or may not be dehydrated, such as by heating. Preferably, the material is partially dehydrated, preferably by heating, before participating in any of the processes described herein. These materials are well known in the art of polymer catalyst supports and often have preferably a high porosity and / or surface area. Often they also have a small and / or controlled particle size.
[0024]
"Polymerization" in its broadest context is meant to include dimerization, oligomerization and polymerization (both homopolymerization and copolymerization).
[0025]
"Polymerization conditions" as used herein means conditions that cause olefin "polymerization" on a catalyst using the same transition metal tridentate complex modified as described herein. In other words, the polymerization catalyst systems described herein may be used under the same conditions as previously reported for the same complex. Such conditions may include temperature, pressure, suspension medium, gas phase, liquid phase, continuous, batch-like polymerization methods, and the like. Supported catalysts are particularly useful in liquid suspension and gas phase polymerizations.
[0026]
“Adsorbed” herein simply means that the first substance adheres to the second substance even if, for example, the adsorbed first substance may be in the presence of a solvent for the first substance. As such (at least partially), it means that the first substance is "attractive" to the second substance. The term "adsorbed" herein has no implicit meaning as to why the first substance sticks to the second substance.
[0027]
By "relatively non-coordinating" (or "weakly coordinating") anion is meant an anion as generally referred to in the art, the coordinating ability of such an anion being known, W. Beck et al., Which have been discussed in the literature, for example, both of which are hereby incorporated by reference for all purposes as if fully described. Chemical Reviews (Chem. Rev.), Vol. 88, pp. 1405-1421 (1988), and S. H. Stares, Chemical Reviews (Chem. Rev.), No. 93, pages 927-942 (1993). Some such anions include R9 3AlX, R9 2AlClX, R9AlCl2XAnd "R9AlOX(Wherein, R9Is an alkyl) and the aluminum compound of the preceding paragraph and XThere are those formed from Another useful non-coordinating anion is BAF{BAF = tetrakis [3,5-bis (trifluoromethyl) -phenyl] borate}, SbF6 , PF6 , And BF4 , Trifluoromethanesulfonate, p-toluenesulfonate, (RfSO2)2N, And (C6F5)4Bincluding.
[0028]
A “tridentate” ligand is a ligand that can be a tridentate ligand, ie, it has three sites, often a heteroatom site, and is immediately coordinated with a transition metal atom. Means a ligand that can be Preferably, all three sites coordinate to the transition metal.
[0029]
"Primary carbon group" refers herein to the formula -CH2Wherein the free valences are a bond to any other atom and the bond represented by the solid line is a bond to a ring atom of the substituted aryl to which the primary carbon group is attached. Means Accordingly, the free valence may be bonded to a hydrogen atom, a halogen atom, a carbon atom, an oxygen atom, a sulfur atom, and the like. In other words, the free valence may be hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or a bond to a functional group. Examples of primary carbon groups include -CH3, -CH2CH (CH3)2, -CH2Cl, -CH2C6H5, -OCH3And -CH2OCH3Is mentioned.
[0030]
"Secondary carbon group"
[0031]
Embedded image
Figure 2004528446
[0032]
(Wherein the bond represented by the solid line is a bond to the ring atom of the substituted aryl to which the secondary carbon group is attached, and both free bonds represented by the dashed line are bonds to atoms other than hydrogen. Means). These atoms or groups may be the same or different. In other words, the free valence represented by the dashed line may be a bond to a hydrocarbyl, a substituted hydrocarbyl or an inert functional group. Examples of secondary carbon groups include -CH (CH3)2, -CHCl2, -CH (C6H5)2, Cyclohexyl, -CH (CH3) OCH3, And -CH = CCH3Is mentioned.
[0033]
"Tertiary carbon group" is defined by the formula
[0034]
Embedded image
Figure 2004528446
[0035]
(Wherein the bond represented by the solid line is a bond to the ring atom of the substituted aryl to which the tertiary carbon group is bonded, and the three free bonds represented by the broken lines are the bonds to atoms other than hydrogen. ). In other words, the bond represented by the dashed line is a bond to a hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl, or inert functional group. Examples of tertiary carbon groups include -C (CH3)3, -C (C6H5)3, -CCl3, -CF3, -C (CH3)2OCH3, -C≡CH, -C (CH3)2CH = CH2, Aryl and substituted aryl, such as phenyl, and 1-adamantyl.
[0036]
Preferred 2,6-pyridinecarboxaldehyde bisimines and 2,6-diacylpyridine bisimines have the formula (I)
[0037]
Embedded image
Figure 2004528446
[0038]
(Where
R1, R2, R3, R4And R5Are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group (provided that R is vicinal to each other)1, R2And R3Any two of may form a ring together), and
R6And R7Is aryl, substituted aryl or a functional group)
Is a compound of
[0039]
Typically, the transition metal complex of (I) is of the formula LMXmYnWherein L is a 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or a 2,6-diacylpyridinebisimine ligand, M is a transition metal, and X is a monoanion (one negative charge). Y is a relatively non-coordinating monoanion and m + n is equal to the oxidation state of M). Typically, when all of X are monodentate anions, then n is zero and m is equal to the oxidation state of M. For example, if one of X is a bidentate monoanion, then n is usually 1 (where m + n is 2). Accordingly, m may be an integer of 1 or more, but n may be 0 or an integer of 1 or more, and preferably n is 0 or 1.
[0040]
Monodentate monoanions include halides and carboxylates, while bidentate monoanions include acetylacetonate, allyl and benzyl type monoanions. Relatively non-coordinating anions are defined above.
[0041]
If neither X nor Y is a hydrocarbyl anion or hydride, typically at least X must be converted to a hydrocarbyl anion or hydride such as an alkyl to form an active polymerization (in the second method) (others). Anions may also be active). This is usually achieved, for example, with an activator (co-catalyst) capable of alkylating the metal. "Alkylating" as used herein means that the cocatalyst is LMXmYnTo alkylate the metal (eg, LM (alkyl)mYnTo form a relatively non-coordinating anion, optionally at the same time abstracting one of the alkyl groups (especially when n is zero). "Hydration" is similar to alkylation except that a hydride anion is used in place of the alkyl anion. Alternatively, a second cocatalyst, a neutral Lewis acid, may be added as part of the catalyst system to abstract the alkyl group to form a relatively non-coordinating anion. Note that this is only one scenario for forming an active olefin polymerization catalyst that can be used, depending on the particular metal complex used and the cocatalyst used.
[0042]
Preferably, the activator (co-catalyst) is (1) (i) capable of abstracting an anion from the transition metal of the transition metal complex to form a weakly coordinating anion, and (ii) the transition metal A neutral Lewis acid that can both alkylate or hydride, or (2) (i) extract an anion from the transition metal of the transition metal complex to form a weakly coordinating anion Either a combination of a neutral Lewis acid and (ii) another compound capable of alkylating or hydriding the transition metal. More preferably, the cocatalyst is a Lewis acid capable of forming an alkylating compound and a weakly coordinating anion.
[0043]
Useful alkylating compounds include alkylaluminum compounds (if they contain hydrogen bonded to aluminum, they can also be hydrided compounds), alkylzinc compounds, and Grignard reagents. Preferred compounds that can both alkylate and form relatively non-coordinating anions are trialkylaluminum compounds, including trimethylaluminum, triethylaluminum, tri-n-butylaluminum and tri-i-butylaluminum. Alkylhaloaluminum compounds such as diethylaluminum chloride, ethylaluminum chloride and ethylaluminum sesquichloride, and alkylaluminum compounds such as (alkoxy) (alkyl) alminium compounds such as ethoxydiethylaluminum. Aluminoxanes such as methylaluminoxane may also be used, but they are not preferred because of their cost (even though they may be otherwise very effective).
[0044]
In (I),
R1, R2And R3Is hydrogen, and / or
R1And R3Is hydrogen and R2Is trifluoromethyl, and / or
R4And R5Are each independently halogen, thioalkyl, hydrogen or alkyl containing 1 to 6 carbon atoms, more preferably R4And R5Are each independently hydrogen or methyl
Is generally preferred.
[0045]
In one preferred form of (I), R6And R7Are each independently a substituted aryl, more preferably a substituted phenyl. Even more preferably, R6Is
[0046]
Embedded image
Figure 2004528446
[0047]
And R7Is
[0048]
Embedded image
Figure 2004528446
[0049]
(Where
R8, R12, RThirteenAnd R17Are each independently a hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or inert functional group;
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group;
Where R is vicinal to each other8, R9, R10, R11, R12, RThirteen, R14, RFifteen, R16And R17Any two of may form a ring together).
[0050]
In (VI) and (VII),
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Are preferably independently hydrogen, halogen, or alkyl containing 1 to 6 carbon atoms, more preferably each of these is hydrogen, and / or
R10And RFifteenIs preferably methyl, phenyl or substituted phenyl (such as alkyl-substituted phenyl); and / or
R8, R12, RThirteenAnd R17Is preferably independently halogen, phenyl, substituted phenyl or alkyl containing 1 to 6 carbon atoms, each independently being phenyl, substituted phenyl (e.g. alkyl such as pt-butylphenyl). Substituted phenyl) or alkyl containing 1 to 6 carbon atoms (such as i-isopropyl or t-butyl) (R8And R12Both, or RThirteenAnd R17Is more preferred, although both are t-butyl in the same compound).
[0051]
Specific preferred compounds are (R1, R2, R3, R4And R5In combination with any of the variants for6And R7Are respectively (VI) and (VII), and
R9, R11, R14And R16Is hydrogen and R8, R10, R12, RThirteen, RFifteenAnd R17Is methyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8And RThirteenIs chloro and R12And R17Is methyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteen, R16And R17Is hydrogen and R8And RThirteenIs phenyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteen, R16And R17Is hydrogen and R8And RThirteenIs pt-butylphenyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8, R12, RThirteenAnd R17Is phenyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8, R12, RThirteenAnd R17Is pt-butylphenyl,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8And RThirteenIs phenyl, and R12And R17Is halo,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8And RThirteenIs pt-butylphenyl, and R12And R17Is halo,
R9, R10, R11, R14, RFifteenAnd R16Is hydrogen and R8, R12, RThirteenAnd R17Is i-propyl; and
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Is hydrogen and R8And RThirteenIs t-butyl.
[0052]
In another preferred variant of (I), R6And R7Is each independently a substituted 1-pillow fraction. More preferably in this case R6And R7Are
[0053]
Embedded image
Figure 2004528446
[0054]
(Where
R18And R21Is the R in (VI)8And R12According to the definition of, and their preferences,
R22And R25Is the R in (VII)ThirteenAnd R17According to the definition of, and their preferences,
R19And R20Is the R in (VI)9And R11, And their preferences, and
R23And R24Is the R in (VII)14And R16According to their definitions, and their preferences)
It is.
[0055]
In a "polymerization" where dimers or oligomers are produced, R6And R7Are preferably each independently a substituted aryl having a first ring atom attached to the imino nitrogen, provided that
R6Wherein the second ring atom adjacent to the first ring atom is bonded to a halogen, a primary carbon group, a secondary carbon group, or a tertiary carbon group;
R6In the above, when the second ring atom is bonded to a halogen or a primary carbon group, R 2 adjacent to the first ring atom6And R70, 1 or 2 of the other ring atoms in are attached to a halogen or primary carbon group, and the remainder of the ring atoms adjacent to said first ring atom are attached to hydrogen atoms, or
R6In the above, when the second ring atom is bonded to a secondary carbon group, R is adjacent to the first ring atom.6And R70, 1 or 2 of the other ring atoms in are bonded to halogen, a primary carbon group or a secondary carbon group, and the rest of the ring atoms adjacent to said first ring atom are bonded to hydrogen atoms. Or
R6In the above, when the second ring atom is bound to a tertiary carbon group, R adjacent to the first ring atom6And R70 or 1 of the other ring atoms in is bonded to a tertiary carbon group, and the rest of the ring atoms adjacent to the first ring atom are bonded to a hydrogen atom).
[0056]
"R attached to the imino nitrogen atom6And R7The term "first ring atom" means a ring atom in these groups bonded to the imino nitrogen shown in (I), for example,
[0057]
Embedded image
Figure 2004528446
[0058]
The atom shown at the 1-position of the ring in (II) or (III) is the first ring atom bonded to the imino nitrogen atom (other groups which may be substituted on the aryl group are shown Absent). Ring atoms adjacent to the first ring atom are, for example, the free valences of these adjacent atoms shown in broken lines (IV) and (V) (in (IV) the 2,6-position , (V) in the 2,5-position).
[0059]
Embedded image
Figure 2004528446
[0060]
In a preferred dimerization / oligomerization embodiment, R6Is
[0061]
Embedded image
Figure 2004528446
[0062]
And R7Is
[0063]
Embedded image
Figure 2004528446
[0064]
(In the formula
R8Is a halogen, a primary carbon group, a secondary carbon group or a tertiary carbon group, and
R9, R10, R11, R14, RFifteen, R16And R17Is each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or a functional group;
However,
R8Is halogen or a primary carbon group,12, RThirteenAnd R170, 1 or 2 is a halogen or a primary carbon group;12, RThirteenAnd R17Is hydrogen, or
R8Is a secondary carbon group, R12, RThirteenAnd R170 or 1 is a halogen, a primary carbon group or a secondary carbon group;12, RThirteenAnd R17Is hydrogen, or
R8Is a tertiary carbon group, R12, RThirteenAnd R170 or 1 is a tertiary carbon group, and R12, RThirteenAnd R17Is hydrogen,
And further provided that R8, R9, R10, R11, R12, RThirteen, R14, RFifteen, R16And R17Any two of may form a ring together).
[0065]
In the above formulas (VIa) and (VIIa), R8Corresponds to a second ring atom adjacent to the first ring atom bonded to the imino nitrogen;12, RThirteenAnd R17Corresponds to another ring atom adjacent to the first ring atom.
[0066]
In the compound (I) containing (VIa) and (VIIa),
R8Is a primary carbon group, RThirteenIs a primary carbon group and R12And R17Is hydrogen, or
R8Is a secondary carbon group, RThirteenIs a primary or secondary carbon group, more preferably a secondary carbon group, and R12And R17Is hydrogen, or
R8Is a tertiary carbon group (more preferably, a trihalo tertiary carbon group such as trihalomethyl);ThirteenIs a tertiary carbon group (more preferably, a trihalo tertiary carbon group such as trihalomethyl);12And R17Is hydrogen, or
R8Is a halogen,ThirteenIs halogen and R12And R17Is hydrogen
Is particularly preferred.
[0067]
In all specific preferred compounds (I) in which (VIa) and (VIIa) appear, R1, R2And R3Is hydrogen and / or R4And R5Is preferably methyl. further,
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs methyl and R8Is a primary carbon group, more preferably methyl, or
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs ethyl and R8Is a primary carbon group, more preferably ethyl, or
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs isopropyl and R8Is a primary carbon group, more preferably isopropyl, or
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs n-propyl and R8Is a primary carbon group, more preferably n-propyl, or
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs chloro and R8Is halogen, more preferably chloro, or
R9, R10, R11, R12, R14, RFifteen, R16And R17Are all hydrogen and RThirteenIs trifluoromethyl, more preferably trifluoromethyl, and R8Is trihalomethyl, more preferably trifluoromethyl
Is preferred.
[0068]
In another preferred embodiment of (I), R6And R7Are
[0069]
Embedded image
Figure 2004528446
[0070]
(Where
R18Is R8Consistent with the definition of (VIa), and their preferences,
R19, R20And R21Is the R in (VIa)9, R10And R12According to the definition of, and their preferences,
R22, R23, R24And R25Is the R in (VIIa)Thirteen, R14, R16And R17According to their definitions, and their preferences)
It is.
[0071]
In the above formulas (VIIIa) and (IXa), R18Corresponds to a second ring atom adjacent to the first ring atom bonded to the imino nitrogen;21, R22And R25Corresponds to another ring atom adjacent to the first ring atom.
[0072]
Any transition metal that forms an active polymerization catalyst with (I) may be used. Examples of suitable transition metals may include those found in Groups 3-12 of the Periodic Table (IUPAC). Group 8-10 transition metals are preferred, Group 8 and 9 transition metals are more preferred, Fe and Co are particularly preferred, and Fe is particularly preferred.
[0073]
Compound (I) and its transition metal complexes are both incorporated herein by reference for all purposes as if fully described, for example, WO 99/50273 and WO 00/08034. As well as by the various methods disclosed in the previously incorporated references.
[0074]
Preferred monomers for polymerization (including oligomerization) are ethylene and the formula R18CH = CH2(Where R18Is an n-alkyl, especially an n-alkyl containing 1 to 10 carbon atoms). Ethylene alone to provide an ethylene homopolymer (or, in the case of oligomerization, a series of alpha-olefins having an even number of carbon atoms), or ethylene and one or more alphas to provide an ethylene copolymer. Combinations with olefins (such as propylene, 1-hexene, 1-octene, 1-decene and / or 1-dodecene) are preferred.
[0075]
In the process of the present invention (both the preparation of the supported catalyst component and the polymerization of one or more olefins), the transition metal complex is preferably first dissolved in a solvent. The solvent may further form a complex with the metal complex, but preferably does not substantially decompose the complex. Preferably, the solvent is an aprotic solvent, not a protic solvent such as water, alcohol or carboxylic acid. Preferably, the complex should have a solubility of at least about 0.0001 g per 100 ml of solvent, more preferably at least about 0.01 g per 100 ml of solvent.
[0076]
Preferably, the solvent / complex combination is then contacted with silica or silica-alumina (collectively, the support), preferably at a point where the complex becomes at least partially adsorbed on the support. . Adsorption may be relatively fast, especially if the complex has a relatively high solubility in the solvent. In this case, the contact may be made for less than one hour. If the complex has low solubility in solvent (eg, not all transition metals may dissolve immediately), more time (possibly about 10 hours or more) is required to dissolve the complex and adsorb it on the support. May be needed. Gentle agitation to ensure mixing of the carrier and solution is preferred. In many cases, the complex is colored, and the progress of adsorption of the complex on the carrier can be visually judged. Occasionally, not all of the transition metal complex will be adsorbed onto the support. Preferably, at least about 50%, more preferably at least about 80% of the complex present is adsorbed. Unadsorbed complexes may be recycled to be adsorbed on additional carriers.
[0077]
After the contacting step, the solution and / or the solvent may be filtered, for example, by filtering the carrier from the solvent (and any complex still dissolved therein), or by centrifuging the mixture to decant the supernatant from the solids. It may be separated from the carrier (and the adsorbed complex) by any standard method, for example removing the solvent by evaporation under vacuum. Preferably, the solution is separated as a liquid from the carrier, such as by filtration or centrifugation as described above. If necessary, the carrier and the adsorbed complex may be washed with a solvent to remove any unadsorbed complexes (some adsorbed complexes may also be removed at this point). And / or the carrier and the adsorbed complex may be dried, such as by evaporation under vacuum. However, preferably the majority of the solvent, preferably> 90%, should not be separated from the supported complex by evaporating the solvent (in other words a physical separation between the solid support and the liquid solvent (solution) is performed). Should be). Although the supported catalyst may also be used in the polymerization process without separating it from the solvent / solution, it is preferred that it be separated from the solvent / solution before use in the polymerization.
[0078]
Preferably, the ratio of transition metal complex to support in step (a) is such that the final amount of transition metal on the supported catalyst (measured as transition metal) is from about 0.01 to about 5. 0%, more preferably from about 0.02 to about 1.0% by weight. For any particular set of transition metal complex, solvent and support, a small amount of experimentation may be required to determine the exact conditions required to obtain a particular concentration of transition metal in the supported catalyst component. unknown. However, this experiment is well within the capabilities of one of ordinary skill in the art. Generally speaking, the greater the ratio of transition metal complex to support present in the first method, the greater the amount of transition metal in the supported catalyst component.
[0079]
To ensure that the supported catalyst is as active as possible, all steps (and storage) in which the transition metal complex is present (either unadsorbed or adsorbed) are performed under an inert atmosphere such as nitrogen or argon. It is preferred to be implemented in.
[0080]
The supported catalyst components produced by this procedure were found to be stable for long periods at room temperature. Also, the catalyst need not contain materials that are considered flammable or pyrophoric and may be transported by extraordinarily inexpensive means without extraordinary care.
[0081]
This supported catalyst component can be used as part of a catalyst system for the polymerization of olefins, as disclosed in various publications incorporated above.
[0082]
In the above polymerization process, the preferred molar ratio of alkylation or hydride cocatalyst (preferably alkylaluminum compound or dialkylzinc compound) to "mole" of transition metal is from about 1 to about 2000, more preferably from about 5 to about 2000. 1000, particularly preferably about 30 to about 500 (any of these minimum and maximum ratios may be paired with each other). Typically, the cocatalyst is also used simultaneously as a scavenger, a compound that removes impurities in the polymerization system that are detrimental to the polymerization process. Thus, the ratio of cocatalyst to transition metal will also depend to some extent on the level of deleterious impurities in the second method.
[0083]
Generally, the molar ratio of Lewis acid to transition metal is typically where additional Lewis acid is required, for example, to abstract the alkyl to form a relatively non-coordinating anion. Is about 1 to about 5.
[0084]
Any cocatalyst used in the polymerization process is contacted with the supported catalyst prepared in the first process in the presence of the olefin monomer, or the contact with the cocatalyst is immediately prior to further contact with the olefin monomer (6 hours). (Less than 1 hour, particularly preferably less than 5 minutes). In practice, it is particularly preferred to bring the cocatalyst and the supported catalyst together in the polymerization vessel itself or in a process line leading to the polymerization vessel. If the polymerization process is performed in the liquid phase, for example, suspension polymerization, the supported catalyst and optional cocatalyst can be added to the suspension medium. If the polymerization is a gas phase polymerization, the particulate supported catalyst may be fluidized by a gas and a co-catalyst such as a trialkylaluminum compound may be added as a gas. For this purpose, relatively volatile alkylaluminum compounds such as trimethylaluminum are often preferred.
[0085]
More than one transition metal compound may be used as a polymerization catalyst, and one or both may be supported on the same or different supports. For more information on such mixed catalysts, see WO 98/38228, WO 99/50318 and WO 98/38228, which are hereby incorporated by reference for all purposes as if fully set forth. See not only 99/57159, but also WO 99/46302, previously incorporated. Typical polymerization conditions may be used, for example, hydrogen may be used to adjust the molecular weight of the polyolefin. See, for example, WO 99/62963, which is hereby incorporated by reference for all purposes as if fully described, as well as WO 99/46302, which was previously incorporated. .
[0086]
In one preferred form of the polymerization process, the transition metal complex of the tridentate ligand oligomerizes ethylene to a relatively pure α-olefin. For information on such oligomerization, see, for example, WO 00/76659, which is also incorporated by reference for all purposes as if fully described, as well as previously incorporated US Pat. No. 6,063. See also, U.S. Patent No. 6,103,946; WO 00/55216 and WO 00/73249. If there is also a second transition metal compound capable of copolymerizing ethylene and an α-olefin, a branched polyethylene will be obtained. See, for example, WO 99/50318 and WO 00/55216, previously incorporated. In this case, the second transition metal compound is preferably on the same support as that used in the first method, and the oligomerization catalyst and the polymerization catalyst may be simultaneously placed on the support (in the first method). As such, additional polymerization catalysts are also present).
[0087]
The morphology of the silica particles used as carriers is often replicated in the resulting polymer particles (including silica). Many products of the examples below show such replications. It is believed that replication of the silica support morphology is indicative of uniform deposition of the catalytic species in the absence of any weld-activated aluminum alkyl compound such as methylaluminoxane.
【Example】
[0088]
The following abbreviations are used in the examples and experiments.
acac-acetylacetonate
ICP-inductively coupled high frequency plasma emission spectrometry
r. b. -Round bottom
THF-tetrahydrofuran
[0089]
In an embodiment, all pressures are gauge pressures. In the examples, the following transition metal complexes are used.
[0090]
Embedded image
Figure 2004528446
[0091]
1 and 3 were made by the procedure described in previously incorporated U.S. Patent No. 5,955,555.
[0092]
Example 1
1 for CH2Cl2Recrystallized from 1 (7.0 mg) in anhydrous CH2Cl2(7 ml) and silica (0.5 g, Grace dehydrated 948 silica, grade XPO-2402, dehydrated to 1 mmol OH groups per gram of silica) was added. The resulting dark blue mixture was stirred for 30 minutes. The resulting solid was then filtered from the very light blue filtrate and dried. Yield 0.5 g pale blue solid. % By mass Fe (ICP) = 0.14%.
[0093]
Example 2
1 for CH2Cl2Recrystallized from 1 (7.0 mg) in anhydrous CH2Cl2(7 ml), and silica alumina [0.5 g, (N2Dehydrated Grace M513-1.10] was added. The resulting dark blue mixture was stirred for 60 minutes. The resulting solid was then filtered from the colorless filtrate, CH2Cl2And dried. Yield 0.5 g pale blue / grey solid.
[0094]
Example 3
1 for CH2Cl2Recrystallized from 1 (7.0 mg) in anhydrous CH2Cl2(7 ml) and silica alumina [0.5 g, (N2Dehydrated Grace M513-1.10] was added. The resulting dark blue mixture was stirred for 60 minutes. The resulting solid was then filtered from the colorless filtrate, CH2Cl2And dried. Yield 0.5 g pale orange solid.
[0095]
Example 4
1 for CH2Cl2Recrystallized from 1 (4.0 mg) was dissolved in anhydrous toluene (15 ml) and silica (0.25 g, Grace XPO-2402 dehydrated 948 silica) was added. The resulting mixture was stirred overnight. The resulting solid was then filtered from the almost colorless filtrate, washed with toluene and pentane and dried. Yield 0.5 g pale blue solid.
[0096]
Example 5
The unrecrystallized 1 (4.0 mg) was dissolved in anhydrous toluene (15 ml) and silica (0.25 g, Grace XPO-2402 dehydrated 948 silica) was added. The resulting mixture was stirred overnight. The resulting solid was then filtered from the almost colorless filtrate, washed with toluene and pentane and dried. Yield 0.5 g pale blue solid.
[0097]
Experiment 1
C27H31N3(1.00 g, 397.56 g / mol, 2.515 mmol) and Fe (acac)2(644 mg, 253.15 g / mol, 2.516 mmol) and [Na] [BAF] (2.24 g, 890 g / mol, 2.517 mmol, BAF = B [3,5- (CF3)2C6H3]4Was weighed into a vial and then placed in a 50 ml round bottom flask with a stir bar to prepare 2. THF (25 ml) was added to give a dark red solution, which was stirred for 24 hours. The THF was removed (the product was not completely soluble in THF) and the product was suspended in toluene and filtered through Celite®. The solvent was removed from the dark red solution and pentane was added to give a red precipitate, which was filtered, rinsed and dried under vacuum to give 2.
[0098]
C64H50BF24FeN3O2(1415.72 g / mol) Elemental analysis, theoretical: C, 54.30; H, 3.56; N, 2.97. Found: C, 54.37; H, 3.58; N, 2.96.
[0099]
Example 6
2 (19.6 mg) was dissolved in anhydrous toluene (7 ml) to give an orange-yellow solution. Silica alumina [0.5 g, (N2Dehydrated Grace] was added. The resulting mixture was stirred for 60 minutes. The solid was then filtered from the almost colorless filtrate, washed with toluene and pentane and dried. Yield 0.5 g pale orange / beige solid.
[0100]
Example 7
3 (7.5 mg) in anhydrous CH2Cl2(7 ml) to form a light yellow solution, and silica (0.5 g, Grace dehydrated 948 silica) was added. The resulting mixture was stirred for 60 minutes. The solid was then filtered from the pale yellow filtrate, washed with toluene and pentane and dried. Yield 0.5 g lemon yellow solid.
[0101]
Example 8
In a dry box, a stainless steel cylinder (25-40 ml volume) was charged with the product of Example 1 (75.8 mg) and another cylinder was charged with 10 ml of a triisobutylaluminum solution (1 M hexane solution, Aldrich). . The cylinder was connected to the autoclave reactor port under a nitrogen purge of the connection. A cylinder pressure line was also connected under the purge.
[0102]
Isobutane (1200 g, Matheson chemical grade) was transferred by differential pressure into a chilled autoclave (−30 ° C.). Once the transfer was complete, the autoclave (Autoclave Engineers, 1 gallon, 3.8 L with stirring) was heated to 20 ° C. and stirred at 1000 rpm. The solvent was saturated with hydrogen at a pressure of 0.36 MPa (total pressure including hydrogen). After saturation, the reactor was heated to 80 ° C. and pressurized to 1.4 MPa with ethylene. The triisobutylaluminum solution was pushed into the reactor with ethylene, followed by the catalyst from Example 1 with ethylene. The final reactor pressure was 2.41 MPa and the ethylene feed was switched from the feed vessel to the side port of the autoclave. The reaction was performed for 3 hours. At the end of the polymerization, the reactor was gently vented and subsequently purged with nitrogen prior to opening the reactor. The polymer was dried overnight. The polymer yield was 353 g, resulting in a catalyst efficiency of 4.65 kg PE / g catalyst (including the support) or a polymerization rate of 1.55 kg PE / g catalyst-hour or 1109 kg PE / g Fe-hour.
[0103]
Example 9
Following the same procedure as in Example 8, but with 5 ml of the triisobutylaluminum solution and 75.5 mg of the supported catalyst from Example 1, the polymer yield is 316 g, the catalytic efficiency of 4.18 kg PE / g catalyst, or 1. The result was a polymerization rate of 40 kg PE / g catalyst · hr or 997 kg PE / g Fe · hr.
[0104]
Example 10
Following the same procedure as in Example 8, but with 15 ml of the triisobutylaluminum solution and 78.0 mg of the supported catalyst from Example 1, the polymer yield is 256 g, catalytic efficiency of 3.28 kg PE / g catalyst, or 1. The result was a polymerization rate of 09 kg PE / g catalyst · hr or 781 kg PE / g Fe · hr.
[0105]
Example 11
Following the same procedure as in Example 8, but with 10 ml of the triisobutylaluminum solution and 75.8 mg of the supported catalyst from Example 2, the polymer yield is 182 g, with a catalytic efficiency of 2.4 kg PE / g catalyst, or a catalytic efficiency of 0.4 kg. A polymerization rate of 8 kg PE / g catalyst · hr or 572 kg PE / g Fe · hr resulted.
[0106]
Example 12
Following the same procedure as in Example 8, but with 10 ml of the triisobutylaluminum solution and 74.2 mg of the supported catalyst from Example 4, the polymer yield is 380 g, the catalytic efficiency of 5.12 kg PE / g catalyst, or 1. This resulted in a polymerization rate of 71 kg PE / g catalyst · h or 1219 kg PE / g Fe · h.
[0107]
Example 13
Following the same procedure as in example 8, but with 10 ml of the triisobutylaluminum solution and 75.4 mg of the supported catalyst from example 4, the polymer yield is 374 g, the catalytic efficiency of 4.96 kg PE / g catalyst, or 1. The result was a polymerization rate of 65 kg PE / g catalyst · hr or 1181 kg PE / g Fe · hr.
[0108]
Example 14
Following the same procedure as in Example 8, but with 5 ml of the triisobutylaluminum solution and 79.8 mg of the supported catalyst from Example 3, the polymer yield is 51 g, with a catalytic efficiency of 0.64 kg PE / g catalyst, or 0.1 g. A polymerization rate of 21 kg PE / g catalyst · hr or 152 kg PE / g Fe · hr resulted.
[0109]
Example 15
1 (7.0 mg) was weighed into a scintillation vial, dissolved in about 10 ml of toluene and dehydrated to 0.76 mmol OH / g, 0.5 g of silica gel (Grace Davidson 948) was placed in the vial. added. The vial was shaken for 30 minutes. The mixture was filtered through a course glass frit and the solid was dried in vacuo at room temperature overnight.
[0110]
Examples 16 to 28
Following the same procedure as in Example 8, but using the catalyst prepared in Example 15 at different hydrogen pressures resulted in the polymer yields shown in the table below.
[0111]
[Table 1]
Figure 2004528446

Claims (17)

担持重合触媒構成成分の調製方法であって、
(a)2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンの遷移金属錯体を溶媒に溶解して溶液を形成する工程と、
(b)前記金属錯体の少なくとも一部が担体上へ吸着されるのに十分な時間、前記溶液を未改質のシリカまたはシリカ−アルミナである前記担体と接触させる工程と、
(c)任意に前記溶液および溶媒を前記担体から分離する工程とを含み、
ただし、工程(a)、(b)および(c)の間、実質的に活性化剤が存在しない方法。
A method for preparing a supported polymerization catalyst component,
(A) dissolving a transition metal complex of 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridinebisimine in a solvent to form a solution;
(B) contacting the solution with the support, which is unmodified silica or silica-alumina, for a time sufficient for at least a portion of the metal complex to be adsorbed on the support;
(C) optionally separating the solution and solvent from the carrier;
However, a method wherein substantially no activator is present during steps (a), (b) and (c).
工程(b)が撹拌下に行われる、請求項1に記載の方法。The method according to claim 1, wherein step (b) is performed with stirring. 遷移金属錯体が式LMX(式中、Lは2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジン−ビスイミン配位子であり、Mは遷移金属であり、Xはモノアニオンであり、Yは比較的非配位性のモノアニオンであり、かつ、m+nはMの酸化状態に等しい)を有する、請求項1に記載の方法。Transition metal complex wherein LMX m Y n (wherein, L is 2,6-pyridinedicarboxylic carboxaldehyde bisimine or 2,6 acylpyridines - a bisimine ligand, M is a transition metal, X is a mono 2. The method of claim 1, wherein the anion is Y, is a relatively non-coordinating monoanion, and m + n is equal to the oxidation state of M. 配位子が式(I)
Figure 2004528446
(式中、
、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり(ただし、互いにビシナルであるR、RおよびRの任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)、かつ、
およびRはアリール、置換アリールまたは官能基である)
を有する、請求項3に記載の方法。
The ligand is of the formula (I)
Figure 2004528446
(Where
R 1 , R 2 , R 3 , R 4 and R 5 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group (provided that any of R 1 , R 2 and R 3 which are vicinal to each other) And the two may form a ring together), and
R 6 and R 7 are aryl, substituted aryl or a functional group)
4. The method of claim 3, comprising:
、RおよびRが水素であるか、またはRおよびRが水素であり、かつ、Rがトリフルオロメチルであり、
およびRがそれぞれ独立して水素またはメチルであり、

Figure 2004528446
かつ、R
Figure 2004528446
(式中、
、R12、R13およびR17はそれぞれ独立してヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
、R10、R11、R14、R15およびR16はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
かつ、ただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)である、請求項4に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen, or R 1 and R 3 are hydrogen and R 2 is trifluoromethyl;
R 4 and R 5 are each independently hydrogen or methyl;
R 6
Figure 2004528446
And R 7 is
Figure 2004528446
(Where
R 8 , R 12 , R 13 and R 17 are each independently a hydrocarbyl, a substituted hydrocarbyl or an inert functional group;
R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group;
And any two of R 8 , R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 13 , R 14 , R 15 , R 16, and R 17 , which are vicinal to each other, form a ring together. 5. The method of claim 4, wherein
、RおよびRが水素であり、
およびRが水素またはメチルであり、
、R11、R14およびR16が水素であり、かつ、R、R10、R12、R13、R15およびR17がメチルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、RおよびR13がクロロであり、かつ、R12およびR17がメチルであり、または
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がp−t−ブチルフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がi−プロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がt−ブチルである、請求項5に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen;
R 4 and R 5 are hydrogen or methyl;
R 9 , R 11 , R 14 and R 16 are hydrogen and R 8 , R 10 , R 12 , R 13 , R 15 and R 17 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, R 8 and R 13 are chloro, and R 12 and R 17 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are hydrogen, and R 8 and R 13 are phenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are hydrogen, and , R 8 and R 13 are pt-butylphenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 , R 12 , R 13 and R 17 is phenylene , And the or R 9, R 10, R 11 , R 14, R 15 and R 16 are hydrogen and, R 8, R 12, R 13 and R 17 are p-t-butylphenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 and R 13 are phenyl, and R 12 and R 17 are halo, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 and R 13 are pt-butylphenyl, and R 12 and R 17 are halo, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen and R 8 , R 12 , R 13 and R 17 are i-propyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 1 4. The method according to claim 5, wherein R <15> , R <16> and R <17> are hydrogen and R < 8 > and R < 13 > are t-butyl.
、RおよびRが水素であり、またはRおよびRが水素であり、かつ、Rがトリフルオロメチルであり、
およびRがそれぞれ独立して水素またはメチルであり、

Figure 2004528446
かつ、R
Figure 2004528446
(式中、
はハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり、かつ、
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり、
ただし、
がハロゲンもしくは第一級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロ、1もしくは2個はハロゲンもしくは第一級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第二級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロもしくは1個はハロゲン、第一級炭素基もしくは第二級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第三級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロもしくは1個は第三級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、
かつ、さらにただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)である、請求項4に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen, or R 1 and R 3 are hydrogen, and R 2 is trifluoromethyl;
R 4 and R 5 are each independently hydrogen or methyl;
R 6
Figure 2004528446
And R 7 is
Figure 2004528446
(Where
R 8 is halogen, a primary carbon group, a secondary carbon group, or a tertiary carbon group, and
R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or a functional group;
However,
When R 8 is a halogen or a primary carbon group, zero, one or two of R 12 , R 13 and R 17 are a halogen or a primary carbon group, and the remainder of R 12 , R 13 and R 17 Is hydrogen, or when R 8 is a secondary carbon group, zero or one of R 12 , R 13 and R 17 is halogen, a primary or secondary carbon group, and R 12 , the remainder of R 13 and R 17 are hydrogen, or if R 8 is a tertiary carbon group, zero or one of R 12, R 13 and R 17 is a tertiary carbon group, R 12 , R 13 and the remainder of R 17 are hydrogen;
And further provided that any two of R 8 , R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 13 , R 13 , R 14 , R 15 , R 16, and R 17 , which are vicinal to each other, form a ring together 5. The method of claim 4, wherein
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、R13およびRがメチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がエチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がイソプロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がn−プロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がクロロであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がトリフルオロメチルである、請求項7に記載の方法。
R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 13 and R 8 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 8 and R 13 are ethyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 8 and R 13 are isopropyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are All are hydrogen and R 8 and R 13 are n-propyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen; and , 8 and R 13 is chloro, or R 9, R 10, R 11 , R 12, R 14, R 15, R 16 and R 17 are all hydrogen, and, R 8 and R 13 are trifluoromethyl The method of claim 7, wherein
請求項1に記載の方法によって得られる、重合触媒構成成分。A polymerization catalyst component obtained by the method according to claim 1. 1種以上の重合性オレフィンの重合方法であって、
(a)2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジンビスイミンの遷移金属錯体を有機溶媒に溶解して溶液を形成する工程と、
(b)前記金属錯体の少なくとも一部が担体上へ吸着されるのに十分な時間、前記溶液をシリカまたはシリカ−アルミナである前記担体に接触させ、それによって担持触媒構成成分を形成する工程と、
(c)任意に前記溶液および溶媒を前記担持触媒構成成分から分離する工程と、
(d)重合条件下に、前記担持触媒構成成分を前記1種以上の重合性オレフィンおよび1種以上の活性化剤と接触させる工程とを含み、
ただし、工程(a)、(b)および(c)の間、実質的に活性化剤が存在しない方法。
A method of polymerizing one or more polymerizable olefins,
(A) dissolving a transition metal complex of 2,6-pyridinedicarboxaldehyde bisimine or 2,6-diacylpyridine bisimine in an organic solvent to form a solution;
(B) contacting the solution with the support, which is silica or silica-alumina, for a time sufficient for at least a portion of the metal complex to be adsorbed on the support, thereby forming a supported catalyst component. ,
(C) optionally separating the solution and solvent from the supported catalyst component;
(D) contacting the supported catalyst component with the one or more polymerizable olefins and one or more activators under polymerization conditions;
However, a method wherein substantially no activator is present during steps (a), (b) and (c).
工程(b)が撹拌下に行われる、請求項6に記載の方法。7. The method according to claim 6, wherein step (b) is performed with stirring. 遷移金属錯体が式LMX(式中、Lは2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒドビスイミンまたは2,6−ジアシルピリジン−ビスイミン配位子であり、Mは遷移金属であり、Xはモノアニオンであり、Yは比較的非配位性のモノアニオンであり、かつ、m+nはMの酸化状態に等しい)を有する、請求項6に記載の方法。Transition metal complex wherein LMX m Y n (wherein, L is 2,6-pyridinedicarboxylic carboxaldehyde bisimine or 2,6 acylpyridines - a bisimine ligand, M is a transition metal, X is a mono 7. The method of claim 6, wherein the anion is Y, is a relatively non-coordinating monoanion, and m + n is equal to the oxidation state of M. 配位子が式(I)
Figure 2004528446
(式中、
、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり(ただし、互いにビシナルであるR、RおよびRの任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)、かつ、
およびRはアリール、置換アリールまたは官能基である)
を有する、請求項7に記載の方法。
The ligand is of the formula (I)
Figure 2004528446
(Where
R 1 , R 2 , R 3 , R 4 and R 5 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group (provided that any of R 1 , R 2 and R 3 which are vicinal to each other) And the two may form a ring together), and
R 6 and R 7 are aryl, substituted aryl or a functional group)
The method of claim 7, comprising:
、RおよびRが水素であり、またはRおよびRが水素であり、かつ、Rがトリフルオロメチルであり、
およびRがそれぞれ独立して水素またはメチルであり、

Figure 2004528446
かつ、R
Figure 2004528446
(式中、
はR12、R13およびR17はそれぞれ独立してヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
、R10、R11、R14,R15およびR16はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、
かつ、ただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)である、請求項12に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen, or R 1 and R 3 are hydrogen, and R 2 is trifluoromethyl;
R 4 and R 5 are each independently hydrogen or methyl;
R 6
Figure 2004528446
And R 7 is
Figure 2004528446
(Where
R 8 is R 12 , R 13 and R 17 are each independently a hydrocarbyl, a substituted hydrocarbyl or an inert functional group;
R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or an inert functional group;
And any two of R 8 , R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 13 , R 14 , R 15 , R 16, and R 17 , which are vicinal to each other, form a ring together. 13. The method of claim 12, wherein
、RおよびRが水素であり、
およびRが水素またはメチルであり、
、R11、R14およびR16が水素であり、かつ、R、R10、R12、R13、R15およびR17がメチルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、RおよびR13がクロロであり、かつ、R12およびR17がメチルであり、または
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がp−t−ブチルフェニルであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、RおよびR13がp−t−ブチルフェニルであり、かつ、R12およびR17がハロであり、または
、R10、R11、R14、R15およびR16が水素であり、かつ、R、R12、R13およびR17がi−プロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17が水素であり、かつ、RおよびR13がt−ブチルである、請求項13に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen;
R 4 and R 5 are hydrogen or methyl;
R 9 , R 11 , R 14 and R 16 are hydrogen and R 8 , R 10 , R 12 , R 13 , R 15 and R 17 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, R 8 and R 13 are chloro, and R 12 and R 17 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are hydrogen, and R 8 and R 13 are phenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are hydrogen, and , R 8 and R 13 are pt-butylphenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 , R 12 , R 13 and R 17 is phenylene , And the or R 9, R 10, R 11 , R 14, R 15 and R 16 are hydrogen and, R 8, R 12, R 13 and R 17 are p-t-butylphenyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 and R 13 are phenyl, and R 12 and R 17 are halo, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen, and R 8 and R 13 are pt-butylphenyl, and R 12 and R 17 are halo, or R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 and R 16 are hydrogen and R 8 , R 12 , R 13 and R 17 are i-propyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 1 4, R 15, R 16 and R 17 are hydrogen, and, R 8 and R 13 are t- butyl The method of claim 13.
、RおよびRが水素であり、またはRおよびRが水素であり、かつ、Rがトリフルオロメチルであり、
およびRがそれぞれ独立して水素またはメチルであり、

Figure 2004528446
かつ、R
Figure 2004528446
(式中、
はハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり、かつ、
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17はそれぞれ独立して水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり、
ただし、
がハロゲンもしくは第一級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロ、1もしくは2個はハロゲンもしくは第一級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第二級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロもしくは1個はハロゲン、第一級炭素基もしくは第二級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、または
が第三級炭素基である場合、R12、R13およびR17のゼロもしくは1個は第三級炭素基であり、R12、R13およびR17の残りは水素であり、
かつ、さらにただし、互いにビシナルであるR、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17の任意の2つが一緒になって環を形成してもよい)である、請求項12に記載の方法。
R 1 , R 2 and R 3 are hydrogen, or R 1 and R 3 are hydrogen, and R 2 is trifluoromethyl;
R 4 and R 5 are each independently hydrogen or methyl;
R 6
Figure 2004528446
And R 7 is
Figure 2004528446
(Where
R 8 is halogen, a primary carbon group, a secondary carbon group, or a tertiary carbon group, and
R 9 , R 10 , R 11 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are each independently hydrogen, hydrocarbyl, substituted hydrocarbyl or a functional group;
However,
When R 8 is a halogen or a primary carbon group, zero, one or two of R 12 , R 13 and R 17 are a halogen or a primary carbon group, and the remainder of R 12 , R 13 and R 17 Is hydrogen, or when R 8 is a secondary carbon group, zero or one of R 12 , R 13 and R 17 is halogen, a primary or secondary carbon group, and R 12 , the remainder of R 13 and R 17 are hydrogen, or if R 8 is a tertiary carbon group, zero or one of R 12, R 13 and R 17 is a tertiary carbon group, R 12 , R 13 and the remainder of R 17 are hydrogen;
And further provided that any two of R 8 , R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 13 , R 13 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 which are vicinal to each other, form a ring together 13. The method of claim 12, wherein
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、R13およびRがメチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がエチルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がイソプロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がn−プロピルであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がクロロであり、または
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり、かつ、RおよびR13がトリフルオロメチルである、請求項15に記載の方法。
R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 13 and R 8 are methyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 8 and R 13 are ethyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen and R 8 and R 13 are isopropyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are All are hydrogen and R 8 and R 13 are n-propyl, or R 9 , R 10 , R 11 , R 12 , R 14 , R 15 , R 16 and R 17 are all hydrogen; and , 8 and R 13 is chloro, or R 9, R 10, R 11 , R 12, R 14, R 15, R 16 and R 17 are all hydrogen, and, R 8 and R 13 are trifluoromethyl The method of claim 15, wherein
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