JP2004518593A - 突合せスプライシングテープおよび突合せスプライシング方法 - Google Patents
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Abstract
突合せスプライシングテープであって、スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、前記スプライシング部が、2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材(10)と、前記第1裏打材(10)の第1面の第1接着剤層(11’)であって、実質的に前記第1裏打材(10)の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナ(12)によって覆われる第1接着剤層(11’)と、前記第1裏打材(10)の第1面の第2接着剤層(11”)であって、実質的に前記第1裏打材(10)の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナ(13)によって覆われ、前記第2剥離ライナ(13)の第1面が隣接する第2接着剤層(11”)と、を備え、前記取付部(20、21)が、前記スプライシング部に結合され、第3接着剤層(31)を有し、スプライシング部の前記第2剥離ライナ(13)に結合される突合せスプライシングテープ。
Description
【0001】
技術分野
本発明は、シート材料間の突合せ(バット)スプライスと、かかるスプライスを製造する際に使用するスプライシングテープと、突合せスプライスを製造する方法と、に関する。
【0002】
発明の背景
この明細書においておよび単に明確にするために、ロール上のシート材料の先端および縁、すなわち図1に示すシート材料の、想像線A−A’から縁53までの部分52を、ロールの外側において露出したシート材料の最後の象限であるとみなす。そして、かかるロールの下層の(underlying)巻きはシート材料片であって、その上を前縁52がA−A’から360°回って再びA−A’に至る。
【0003】
1つのロールまたは部分的なロールの前縁をさらなるロールまたは部分的なロールの後縁に接合することは、一般に、永久(permanent)またはフライング(flying)スプライシングによって達成される。永久スプライスは、2つのウェブ間の可撓性で強固な接続を提供するものであり、シート材料の特性の実質的にすべてを維持するものである。たとえば、シート材料が、印刷またはコーティングすることができる紙である場合、永久スプライスは、好ましくは薄く、可撓性であり、印刷可能であり、コーティング可能であって、紙と同じ再パルプ化特性も有していなければならない。フライングスプライスは、通常、マシンを停止させることが望ましくない場合、たとえばコーティング中または印刷中、ロール間においてマシン運転速度で行われる一時的なスプライスである。
【0004】
シート材料のウェブに対し、スプライスの2つの一般的なタイプ、すなわちオーバラップ(overlap)スプライスと突合せスプライスとが周知である。
【0005】
オーバラップスプライスの場合、シート材料の第1および第2のロールの前縁および後縁が、一般に、図2Aまたは図2Bに示すような両面接着テープによって互いに接合される。両面接着テープは、両側に裏打材30と接着剤層31および33とを有する両面コーティング接着テープ(図2A)か、または単一の接着剤層31を有する転写テープ(図2B)のいずれかである。かかるテープには、一般に、単一の剥離ライナ32が設けられている。オーバラップスプライスには、第1のシート材料から第2のシート材料への変化時にかなりの工程があり、それが印刷プロセスを中断させる可能性がある、という欠点がある。さらに、スプライスの接着剤が滲み出る可能性があり、それがシート材料の層を互いに接着するかあるいは印刷機械を破損または妨害する可能性がある。
【0006】
典型的な永久突合せスプライスを図3に示す。ここで、1つのロールからのシート材料の前縁52と別のロールからの後縁58とが、裏打10上で接着剤層11に取付られ、その後、スプライスが被覆接着テープ3、4で被覆される。かかるスプライスを、図4に示すような、単一接着面11が、接着面から別々に除去することができる2つの長手部分12および13を有する除去可能保護フィルム、すなわち「スプリット剥離ライナ(split release liner)」で被覆された、スプラインシングテープを使用して製造することができる。突合せスプライスは、低プロファイル工程を示し、接着剤部分が露出していないため、接着剤が滲む可能性が最小である。突合せスプライスは、上述した利点により永久とフライングとの両方のスプライシングに対して好ましいが、図4に示す種類のテープの貼付でのいくつかの欠点により、このテープが永久またはフライングスプライシングに広く使用されてこなかった。第1に、テープは、裏打の非接着面がロールに隣接し4〜10mである可能性のあるロールの幅を横切って、伸長しなければならない。これは、通常、小さい接着テープ片を使用してテープをロール上のその最終位置に仮に配置する、2人以上の作業者によって達成される。かかる手続きには多数の欠点があり、たとえば特に、作業者集約的でありかつ多大な時間がかかり、小さいテープ片がテープの貼付後に不注意にも除去されない可能性がある。
【0007】
米国特許第5,212,002号では、図5に示すような改良されたフライング突合せスプライステープが提案されている。提案されたテープは、一方の面に分割されたカバーライナ(12および13)を有し反対側に少なくとも1つの幅の狭い接着剤ストリップ60、61、63を有する接着剤層11を備えた、基材10、たとえば裏打からなる。スプライシング後、このスプライステープは、第1のロールの下層の巻きにおける、このロールの実際のスプライスからおよそ一周の距離において、接着剤ストリップ60、61、63を残し、それ故に接着剤61の露出面とを残す。この露出した接着剤層は、シートの残存物を拾上げるかもしくは他の物体または機械類の部品に付着する可能性があり、それによって、特に機械印刷において平滑な動作を中断させる可能性がある。
【0008】
上述した欠点を克服するために、国際公開WO94/25380号および国際公開WO95/29115号は、多数のスプライシングテープを提案する。提案されたテープの1つの一般的なタイプを、図6Aおよび図6Bに示す。かかるテープは、一方の面が少なくとも1つの剥離ライナ12、13で覆われた接着剤層11を備えた裏打10を含むスプライシング部と、スプライシング部に結合されそれに沿って配置される取付部21または20、21と、を含む。取付部により、スプライシング部を、シート材料のロールの下層の巻きの外面にロールの幅に亙って剥離可能かつ自立可能に取付ることができる。また、取付部は、下層の巻きの外面を実質的に非粘着状態のままにしながら、少なくともスプライシング部をロールの下層の巻きから剥離するように適合される。提案されるテープは、多数の利点を提供する。そのテープは、1人の作業者によってシート材料のロール上に配置することができ、再配置可能である。また、スプライシング後、ロールの下層の巻きの外面には、実質的にまったく露出した接着剤が残らない。
【0009】
また、国際公開WO94/25380号および国際公開WO95/29115号は、図6Aおよび図6Bに示すスプライシングテープを使用してスプライスを準備する方法も開示する。開示される方法では、スプライシングテープは、実質的にロールの幅全体に亙る取付部を使用して、下層の巻きの外面に取付けられる。第1剥離ライナ12を取除くことによって、接着剤層の第1部が露出し、その後、露出した接着剤層に前縁が取付けられる。前縁の取付けは、一般に、前縁を露出した接着剤に手で押付けることによって行われる。接着剤層の第2部の第2剥離ライナに亙って延在する前縁の超過分は、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナと第2剥離ライナとの移行部において、折返され、折目を付けて引剥がされる。その後、第2剥離ライナ13を手で除去することにより、接着剤層の第2部が露出されるが、それは、取付部が、前縁に取付けられたスプライシング部と同様に下層の巻きから離れることを意味する。その後、シート材料の第2ウェブの別の端(たとえば、後縁)を、接着剤層の露出部に同様に固定することができる。あるいは、ロールを回転させることにより、第2シート材料の別の端の貼付を簡略化することができる。たとえば、露出した接着剤層を有するスプライシングテープが、ウェブ供給源からガイドローラまたはドラムに亙って引出される第2シート材料を通して回転しそれを捕える際に、別の端を露出した接着剤層に固定することができる。ここでもまた、その後、仕上りのよい突合せスプライスを形成するために、別の端の超過分を正しい長さまで引剥がすことができる。
【0010】
シート材料の第2ウェブの別の端を露出した接着剤層に手で固定することは、時に上記取付け中にロールの適切な張力を維持することが困難である場合があることから、不都合である可能性がある。これは、特に、第2ウェブの張力が、そのウェブの別の端を固定位置に配置するためにしばしば一時的に解放されるため、あてはまる。露出した接着剤層を有するスプライシングテープを回転させることにより、シート材料の第2のウェブの後続する端を捕える代替方法もまた、特にライダ手段を有するワインダまたはリワインダで実行されるスプライシングの場合、不都合である可能性がある。スプライシングテープが取付けられたロールの回転時、露出した接着剤層は、ライダ手段を通過する。露出した接着剤層は、ライダ手段に存在するごみ、ウェブ残存物等を拾上げる可能性がある。
【0011】
上記および下記で使用する「ライダ手段」という用語は、本明細書では、支持ドラムまたはベルトサポートまたは従来のライダロール等、ウェブのロールに乗る任意の比較的水平な手段として理解されなければならない。たとえば、商標名WinDrum L Winderでフィンランド、ヘルシンキのValmet Corporationから入手可能なワインダ/リワインダは、ライダ手段として支持ドラムを有する。また、ライダ手段としてドラムを有するワインダ/リワインダは、たとえば米国特許第4,485,979号にも記載されている。商標名Winbelt Winder、WinRoll WinderおよびJR 1000 E WinderでValmetから入手可能なワインダ/リワインダは、ライダ手段としてベルトサポートを有するワインダ/リワインダの例である。また、ベルトサポートを備えるワインダは、たとえば国際公開WO99/55608号、米国特許第4,746,076号および米国特許第5,732,902号にも述べられている。
【0012】
発明の概要
したがって、図6Aおよび図6Bに示すスプライシングテープ、及びかかるスプライシングテープを用いたスプライスの準備・製造方法の有利な点を維持しながら、上述した不都合を克服する突合せスプライシングテープと突合せスプライシングの方法とを提供することが望ましい。
【0013】
本発明は、突合せスプライシングテープであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、スプライシング部の前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される突合せスプライシングテープを提供する。
【0014】
また、本発明は、シート材料のロールの前縁にある準備されたスプライスであり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向けて面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである準備されたスプライスであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
ロールの前縁を実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第1裏打材に取付ける、前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に第1長手縁に沿って延在する第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、前記スプライスを、剥離可能にかつ自立可能に前記ロールの下層の巻きの外面に実質的に前記ロールの幅全体に亙って取付け、前記取付部が第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される準備されたスプライスも提供する。
【0015】
さらに、本発明は、本発明による突合せスプライシングテープを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールの前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
を含むスプライスを準備する方法を提供する。
【0016】
さらに、本発明は、本発明による突合せスプライシングテープを使用して、シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいてスプライスを製造する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
シート材料の前記ロールを回転させる工程により、掴み部が前記ライダ手段を掴み、それによって取付部が前記下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されて第2接着剤層が露出するようにし、また別のシート材料が露出した第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、を含む方法を提供する。
【0017】
また、本発明による突合せスプライスを準備しまたは突合せスプライスを製造する方法を、単一の合成テープではなく2つの別々のテープを使用して行うことができるように有利に適合させることができる。1つのテープを、図6Aおよび図6Bに示す周知のスプライシングテープ等、スプライシング部と取付部とを備えたスプライシングテープとすることができる。第2テープを、両面接着テープ、たとえば図2Aまたは図2Bに示すような両面コーティング接着テープかまたは転写テープとすることができる。
【0018】
したがって、本発明の他の態様では、スプライシングテープと両面接着テープとを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3接着剤層を使用して、下層の巻きの外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)前記両面接着テープを前記スプライシングテープに取付け、それによって、前記両面接着テープの一方の面が前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナの幅全体に亙って実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から延在し、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、を含むスプライスを準備する方法が提供される。
【0019】
さらに、本発明のさらなる態様では、シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいて、スプライシングテープと両面接着テープとを使用して突合せスプライスを製造する方法であって、前記シート材料の各巻きが前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3の接着剤層を使用して、前記下層の巻きの前記外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)両面接着テープを前記スプライシングテープに取付けることにより、前記両面接着テープの一方の面が、前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナの幅全体に亙り実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から延在し前記第2剥離ライナの前記第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、
(iv)存在する場合は、前記両面接着テープの第2面から前記剥離ライナを除去する工程により、下層の接着剤層を露出させる工程と、
(v)シート材料の前記ロールを回転させる工程により、前記両面接着テープがライダ手段を掴み、それにより前記スプライシングテープの取付部が下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されることにより第2接着層が露出されるようにし、別のシート材料が露出された第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、
を含む突合せスプライスを製造する方法がある。
【0020】
本発明の突合せスプライシングテープの使用は、本発明によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法とともに、本技術分野において周知の突合せスプライシングテープと突合せスプライシング方法とに関連する不都合を克服する。特に、シート材料の第2ウェブの別の端の取付を、シート材料の別のウェブの送りの引張りを解放することなく行うことができ、そのためロールの適当な張力がその取付中に維持される。また、別のシート材料の取付を、任意の機械類、たとえばライダ手段を通過するスプライシングテープが取付けられたロールの回転時に、最終スプライスまたは機械類、たとえばライダ手段における実際のスプライシング部に塵、ウェブ残存物等を混入させることなく行うことができる。
【0021】
本発明の突合せスプライシングテープと本発明によりスプライスを準備しバットスプライスを製造する方法とは、ライダ手段を有するワインダまたはリワインダ、特に案内手段も有するワインダまたはリワインダにおけるスプライシングの使用に特に有利である。「案内手段」という用語には、シート材料の第2ウェブがウェブ供給源から引出されて乗るガイドローラ、ドラム、ワインダドラム等が含まれると理解される。
【0022】
従属請求項は、本発明のさらなる実施形態を画定する。
【0023】
本発明とその実施形態とさらなる利点とを、以下の図面を参照して以下に説明する。
【0024】
詳細な説明
以下の説明において、図面を通してスプライシングテープの同様の構成要素には、同じ参照符号を使用する。なお、接着剤層、ライナおよび裏打材の厚さは、図面では明確にするために誇張している、ということを留意しなければならない。また、単に明確にするために、スプライシングテープのスプライシング部の裏打材を第1裏打材と呼び、存在する場合は、スプライシングテープの取付部と掴み部との裏打材を、それぞれ第2および第3裏打材と呼ぶ。
【0025】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのすべての実施形態では、スプライシング部は、一方の面に第1接着剤層を有し同じ面に第2接着剤層を有する延在する第1裏打材を備える。第1裏打材の第2面には、好ましくはいかなる接着剤層も無い。第1接着剤層は、実質的に第1長手縁に沿って第1裏打材の幅全体に延在する。第1接着剤層は、実質的にロールの幅全体に亙るロールの前縁を第1裏打材に取付けるために使用する。任意に、第1接着剤層を、第1剥離ライナで覆ってよい。第2接着剤層は、実質的に第2長手縁に沿って第1裏打材の幅全体に延在する。第2接着剤層は、第1裏打材を別のシート材料に取付けるために使用する。第2接着剤層は、第2の剥離ライナで覆われる。
【0026】
第1裏打材は、典型的には、接合されるシート材料と強度および可撓性が同様であり、プラスチック、紙、またはいかなる同様のシート材料であってもよい。紙シートを接合する場合、第1裏打の材料は、完成したスプライスに残っている他のすべての材料と同様に、再パルプ化可能および/または水溶性および/または水分散性である。第1裏打材の厚さは、典型的には30〜250μmの範囲であり、幅は典型的には30〜100mmである。第1裏打材の表面は、好ましくは、コーティング可能および/または印刷可能でなければならない。適当な材料には、スーパー仕上げ(グラシン)または半漂白クラフト紙が含まれてよい。
【0027】
第1および第2接着剤層を、連続する接着剤層が第1裏打材の幅に亙って形成されるように塗布してよく、あるいは間に間隙がある2つの別個の接着剤層のストリップがあってよい。第1および/または第2接着剤層は、好ましくは、感圧接着剤(PSA)層である。第1または第2接着剤層に適したPSAには、アクリル、天然または合成ゴムベース、シリコンタイプまたは同様のタイプの接着剤が含まれる。再パルプ化可能接着剤が好ましい。特に、再パルプ化可能アクリル接着剤が好ましい。第1および/または第2接着剤層の厚さは、典型的には、2〜100μmであってよい。
【0028】
剥離ライナは、中央にスリット、長手方向の脆弱部または穿孔を備えた単一剥離ライナであってよい。また、剥離ライナは、互いに隣接する2つの別個の剥離ライナであってもよい。剥離ライナは、当技術分野において周知のいかなる適当な従来の種類の剥離ライナ、たとえば、典型的厚さが30〜150μmであるシリコン紙またはパラフィン紙であってよい。
【0029】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスのすべての実施形態において、取付部は、スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、接着剤層、すなわち「第3接着剤層」を備える。取付部を使用して、一時的に、プライシングテープがシート材料のロール、たとえばロールの下層の巻きの外面に取付けられる。スプライシングテープがロール上で自立可能であれば、すなわち、一直線に貼付された場合に、たるみまたは引張り無しにそれ自体の重みを支持することができれば、スプライシングテープの取付部は十分である。取付部の第3接着剤層を使用して、ロールの下層の巻きの外面が剥離時に実質的に非粘着状態のままにされる。
【0030】
第3接着剤層は、弱く接着する接着剤層であってよい。第3接着剤層は、いかなる周知の再配置可能接着剤から製造された再配置可能接着剤層であってもよい。本発明の目的のために、再配置可能接着剤は、実質的な量の接着剤材料が基材表面に転写することなく、基材表面に接着しかつそこから除去可能である特性を有する。さらに、接着剤層は、実質的に、除去後、同じ基材表面に再度貼付することができるような接着特性を維持することが好ましい。再配置可能接着剤は、通常、基材表面に対して、従来のアグレッシブに粘着するPSAより低い剥離強度を有する。特に、再配置可能接着剤層の紙基材からの除去が、紙の表面繊維に損傷を与えないことが好ましい。適当な再配置可能接着剤には、すべて米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)製の、Post−Itブランドのメモステッカ、Correction and Cover−up Tape 658ブランド、Scotch Masking Tape 1104ブランドに対して使用されるタイプの接着剤が含まれる。第3接着剤層の厚さは、典型的には2〜100μmであってよい。
【0031】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのいくつかの実施形態では、取付部は、さらに、第2裏打材を備えてよい。第2裏打材は、いかなる適当な裏打材料であってもよく、最終スプライスの一部とはならないため、必ずしも再パルプ化可能、水溶性または水分散性ではない。しかしながら、好ましくは、本発明によるスプライシングテープで使用されるすべての材料が再パルプ可能である場合、好ましい。第2裏打材の適当な材料には、クレープペーパまたはクラフト紙が含まれてよい。第2裏打材は、典型的には、15〜50mm幅であり30〜250μm厚さである。
【0032】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのすべての実施形態において、掴み部は、接着剤層、すなわち「第4接着剤層」を備え、スプライシング部の第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。任意に、第4接着剤層を剥離ライナで覆ってよく、それはスプライスを製造する前に除去される。剥離ライナの材料は、スプライシング部の剥離ライナに関して記載したものと同様であってよい。
【0033】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのいくつかの実施形態では、掴み部を、スプライシング部の第2剥離ライナと取付部との両方に結合し実質的にそれらに沿って配置してよい。
【0034】
掴み部は、スプライシングテープが取付けられたシート材料のロールが回転する際に、スプライシング中にライダ手段を掴む、すなわちそれに付着するために使用される。シート材料のロールが回転し続けている際に、掴み部がライダ手段に接着すると、取付部と第2剥離ライナとを、それぞれロールの下層の巻きの外面からおよび第2接着剤層から除去することができる。これにより、スプライシング部の第2接着剤層が露出し、それを第2シート材料の別の端に取付けることができる。
【0035】
第4接着剤層は、好ましくはPSA層であり、より好ましくはアグレッシブ(aggressive)PSA層である。掴み部の第4接着剤層の適当なPSAには、アクリル、天然または合成ゴムベース、シリコーンタイプまたは同様のタイプの接着剤、好ましくは天然または合成ゴムベースまたはシリコーンタイプ接着剤、より好ましくは天然または合成ゴムベース接着剤が含まれる。第4接着剤層には、繊維を分散させてよい。好ましくは、スプライシング後に掴み部がライダ手段から除去されると、第4接着剤層は、ライダ手段に実質的にまったく接着材料を残さない。より好ましくは、第4接着剤層の第2剥離ライナに対する剥離強度は、スプライシング部の第2接着剤層の第2剥離ライナに対するものより大きい。第2接着剤層の反対側の面の第2剥離ライナの表面を、たとえばコロナ処理、液体プライミング、化学エッチング等によって処理してよく、それにより、第2剥離ライナと第4接着剤層との間に強固なまたは永久的な結合がもたらされる。しかしながら、これは、本発明には必ずしも必要ではない。第4接着剤層の厚さは、2〜100μmであってよい。
【0036】
掴み部は、さらに、第3裏打材と追加の接着剤層、すなわち「第5接着剤」とを備えてよく、第3裏打材の一方の面は、第4接着剤層に隣接し、第5接着剤層は、第3裏打材の反対側の面にある。
【0037】
第3裏打材は、いかなる適当な裏打材であってもよく、第3裏打材は最終スプライスの一部とはならないため、必ずしも再パルプ化可能、水溶性または水分散性ではない。第3裏打材は、紙であってもポリマフィルムまたはファブリックであってもよい。適当なポリマフィルムには、ポリエステル、ポリプロピレン、二軸延伸ポリプロピレン、ビニルフィルム等が含まれる。第3裏打材の厚さは、30〜250μmの範囲であってよい。第3裏打材の幅は、15〜50mmの範囲であってよい。
【0038】
第5接着剤層は、第4接着剤層と同じであってよい。掴み部が、第4および第5接着剤層を有する第3裏打材を備える場合、第4および第5接着剤層は、互いに異なっていることが好ましい。ここで、第4接着剤層は、第2剥離ライナに対してアグレッシブ(aggressive)および永久PSAであり、第5接着剤層は、アグレッシブPSAであり、スプライシング後に掴み部がライダ手段から除去されると、ライダ手段に実質的にまったく接着剤材料を残さない。
【0039】
図7Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。スプライシングテープ100は、第1裏打材10を含むスプライシング部を備え、第1裏打材10の一方の面に第1および第2接着剤層11’および11”が塗布されることにより、その第1裏打材10の幅に亙って連続する接着剤層11が提供される。また、スプライシング部は、裏打10の接着剤層11の幅のおよそ半分に亙って延在する任意の第1剥離ライナ12と、裏打材10の接着剤層11の残りの面に配置される第2剥離ライナ13と、も含む。
【0040】
追加の接着テープ20、21が、スプライシング部、すなわち第2剥離ライナ13の自由面に貼付され、すなわち結合されそれに沿って配置される。追加の接着テープは、第2裏打材20と、第2裏打材の一方の面の第3接着剤層21と、を備える。テープ20、21は、第2剥離ライナ13の長手縁に亙って延在し、スプライシングテープ100の取付部を提供する。
【0041】
第4接着剤層31が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置される。第4接着剤層31は、実質的に、第2剥離ライナの第1長手縁で開始し、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0042】
適当な接着テープ20、21は、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製のCorrection & Cover−upブランドTape 658かまたはScotchブランドMasking Tape 1104である。接着テープ20、21を、スプライシング部の長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは、不連続な接着テープ20、21を、スプライシング部に沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストライプの間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ100を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着テープ20、21は、好ましくは、スプライシング部の長さに亙って連続的に貼付される。
【0043】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って、連続的に貼付しても不連続な部分で断続的に貼付してもよい。断続部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部が、ロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が、後により詳細に論考するように第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナ13と取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、上述したように実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁で開始する第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の第2長手縁より前またはその部分で終端しなければならない。第4接着剤層31を、たとえば、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0044】
第2接着剤層11”の反対側の面の第2剥離ライナ13の表面を、第2剥離ライナ13と第4接着剤層31および/または第3接着剤層21との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは本発明には必ずしも必要ではない。第3接着剤層21の反対側の面の第2裏打材20の表面を、第2裏打材20と第4接着剤層31に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは本発明には必ずしも必要ではない。
【0045】
図7Bは、スプライシングテープ100の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図7Aによるテープのものと同じである。この実施形態では、両面コーティング接着テープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、裏打材、第4および第5接着剤層の各面に、それぞれ第3裏打材30および接着剤層31、33を備える。両面コーティングテープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナ13の幅全体に亙りかつ第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0046】
適当な接着テープ30、31、33は、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製のDC Tape 410である。
【0047】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは不連続な接着テープ30、31、33を第2剥離ライナと取付部とに沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それにより取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、上述したように実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から延在する接着テープ30、31、33は、第2剥離ライナ13の第2長手縁の前またはその部分で終端しなければならない。
【0048】
図10は、本発明による突合せスプライシングテープ、すなわち図7Bに示すような突合せスプライシングテープ100の実施形態を使用して突合せスプライスを準備し製造する好ましい方法を概略的に示す。見易くするために、図10は、突合せスプライシングテープの裏打およびライナと、例示する手続き工程で役割を果たす場合の適当な接着剤層と、のみを示す。図10A〜図10Lに概説するプロセスの種々の工程を追う場合に、詳細について図7Bを参考にしなければならない。スプライシングテープ100は、実質的にロール50(図10Aおよび図10B)の幅全体に第3接着剤層21を使用して、下層の巻き51の外面に取付けられる。そして、存在する場合は、第1剥離ライナ12を除去することにより、下にある第1接着剤層11’を露出させることができる。ロール50のシート材料52の前縁は、第1接着剤層11’に取付けられる。それは、端部の縁が第2剥離ライナ13の長手縁に近接するような方法で取付けることができる。あるいは、シート材料の一部は、第2剥離ライナ13(図10Cおよび図10D)を越えて延在してよく、それはその後、第2剥離ライナを、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナ12と第2剥離ライナ13との間の移行部15近くで一直線に破断することができる。この時点で、シート材料52の前縁は、スプライスの用意ができている(図10Eおよび図10F)。存在する場合、掴み部の剥離ライナ32を除去することにより下にある接着剤層33を露出させることができる。そして、シート材料のロール50が回転する。掴み部は、ライダ手段90を掴み、すなわちそれに接着し、それによって、取付部が下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が除去されることにより下層の第2接着剤層11”が露出する(図10Gおよび図10H)。シート材料のロール50が回転し続けるにしたがい、第2ウェブの別のシート材料58が、露出した第2接着剤層11”に取付けられる。シート材料の第2ウェブを、案内手段91によって引出してよい。そして、ウェブ部分52を越えて延在する別のシート材料58のいかなる部分も、仕上りのよいスプライスを形成するために正確な長さまで引き剥がすことができる(図10Iおよび図10J)。シート材料58は、シート材料52の前縁がスプライスされる、たとえば、材料の新たなロールの開始にまたはその近くにあってよい。この時、被覆接着テープ3、4を、このように形成されたスプライスに亙って単に貼付することにより、図3に示すような最終的な永久突合せスプライスを提供することができる(図10Kおよび図10L)。掴み部と第2剥離ライナおよび取付部とをともにライダ手段から除去することができる(図10I)。
【0049】
図7Aに示すような突合せスプライシングテープの貼付は図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。図7Aに示すようなスプライシングテープ100によるスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造する、上述した概略的な手続き工程は、本発明による突合せスプライシングテープを使用してスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造する方法のすべての実施形態に適用される。
【0050】
図8Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【0051】
突合せスプライシングテープ200のスプライシング部は、接着テープ20、21と同様に、図7Aによる突合せスプライシングテープ100のものと同じである。この実施形態では、接着テープ20、21は、第2剥離ライナ13の自由面に貼付されないが、第2剥離ライナ13に隣接する分離部の長手縁に沿って配置される。接着テープ20、21は、掴み部の第4接着剤層31によってスプライシング部に結合される。
【0052】
図7Aに示すような突合せスプライシングテープ100と同様に、第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置される。第4接着剤層31は、第2剥離ライナの第1長手縁で開始し、第2剥離ライナの幅全体に亙り第2裏打材の第1長手縁を越えて第2裏打材の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層31を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0053】
接着テープ20、21を、スプライシング部に沿って、連続的に、または不連続なテープとして断続的に配置してよい。断続的なストリップの間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ200を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着剤テープ20、21は、好ましくは、スプライシング部の長さに沿って連続的に貼付される。
【0054】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的にまたは不連続部分で断続的に貼付してよい。断続部分の間隔は、取付部をスプライシング部に結合するために十分でなければならない。また、断続部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に配置される場合、第4接着剤層31は、実質的に上述したような第2剥離ライナの第1長手縁で開始して、取付部のストリップ間の中間の空間における第2剥離ライナ13の第2長手縁の前またはその部分で終端しなければならない。第4接着剤層31を、たとえば米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0055】
第2接着剤層11”の反対側の面の第2剥離ライナ13の表面を、第2剥離ライナ13と第4接着剤層31との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは、本発明に必ずしも必要ではない。第3接着剤層21の反対側の面の第2裏打材20の表面を、第2裏打材20と第4接着剤層31との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは、本発明に必ずしも必要ではない。
【0056】
図8Bは、スプライシングテープ200の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図8Aによる接着テープのものと同じである。この実施形態では、両面コーティングテープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、図7Bに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同じである。
【0057】
両面コーティング接着テープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0058】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは、不連続な接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナ13と取付部とに沿って、断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストリップの間隔は、取付部をスプライシング部に結合するために十分でなければならない。また、断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から剥がされる。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、接着テープ30、31、33もまた同じ間隔で断続的に貼付されなければならない。
【0059】
図8Aまたは図8Bに示すような突合せスプライシングテープ200は、図7Aまたは図7Bに示す突合せスプライシングテープ100より低い輪郭を示し、そのため、対応する合成テープのロールを提供するためにより適する場合がある。
【0060】
図8Aおよび図8Bに示すような突合せスプライシングテープの貼付は、図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。
【0061】
図9Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【0062】
突合せスプライシングテープ300のスプライシング部は、図7Aに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同様であるが、この場合、第2剥離ライナ13は、第1部13’と第2部13”とを備える。第1部13’は、第2接着剤層11”を覆う。第2部13”は、第1裏打材10の長手縁を越えて延在し、第2接着剤層11”に面する面に第3接着剤層21を有することにより、取付部を提供する。第3接着剤層21は、第2剥離ライナ13の上記面に貼付、すなわち結合されそれに沿って配置され、実質的に裏打材から遠い長手縁で開始して、第2剥離ライナ13の幅全体に亙りその中心に向かうが、第1裏打材10の長手縁を越えずに延在する。
【0063】
第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の自由面に貼付、すなわち結合されそれに沿って配置される。第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の第1長手縁で開始し、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2剥離ライナ13の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層31を剥離ライナ32で覆ってよい。
【0064】
第3接着剤層21を、第2剥離ライナ13の長さに亙って、連続的にまたは不連続な部分で断続的に貼付してよい。断続的部分の間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ300を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着剤層21は、好ましくは、第2剥離ライナの長さに亙って連続的に貼付される。
【0065】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナ13の長さに亙って、連続的にまたは不連続部分で断続的に貼付してよい。また、断続的部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それにより、取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナの長さに亙って連続的に貼付される。第4接着剤層31を、たとえば米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0066】
図9Bは、スプライシングテープ300の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図9Aによる接着テープのものと同じである。ここでは、両面コーティング接着テープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面に沿って貼付、すなわち結合されそれに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、図7Bに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同じである。
【0067】
両面コーティング接着テープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナの幅全体に亙り、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を剥離ライナ32で覆ってよい。
【0068】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは不連続な接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナに沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。また、断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナ13の長さに亙って連続的に貼付される。
【0069】
図9Aおよび図9Bに示すような突合せスプライシングテープの貼付は、図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。
【0070】
本発明のさらなる態様は、以下「2テープ方法」と呼ぶ、2つの別々のテープを使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を含む。
【0071】
1つのテープは、スプライシング部と取付部とを備えたスプライシングテープである。2テープ方法で使用するスプライシングテープのスプライシングおよび取付部において使用する材料およびその構成は、本発明の突合せスプライシングテープのスプライシング部および取付部について説明したものと同じであってよい。図6Aおよび図6Bに示すような既知のスプライシングテープが、適当なスプライシングテープの例である。米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製の市販のスプライシングテープ9111、9114、9117は、本発明による2テープ方法で使用するために適したスプライシングテープの例である。
【0072】
第2のテープは、両面接着テープである。本発明の2テープ方法で使用する両面接着テープは、転写テープと両面コーティング接着テープとを含んでよい。両面コーティング接着テープは、裏打材とその裏打材の各面の接着剤層とを備える。典型的には、かかる両面接着テープには、テープの一方の面に単一剥離ライナ、たとえば、図2Aおよび図2Bに示すような両面接着テープの構成要素32が提供される。あるいは、接着テープは、各面に1つの、2つの剥離ライナを有してよく、あるいはまったく剥離ライナが無くてもよい。2テープ方法で貼付される両面接着テープにおいて使用する材料は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の対応する構成要素について説明したものと同じとすることができる。特に、転写テープの接着剤層は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の第4接着剤層と同じであってよい。両面コーティング接着テープの場合、裏打材は、掴み部の裏打材と同じであってよく、2つの接着剤層は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の第4および第5接着剤層と同じであってよい。米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製の市販の両面コーティング接着テープDC410および転写テープ465は、本発明による2テープ方法で使用する適当な両面接着テープの例である。
【0073】
図11は、2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する好ましい方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。特に図11は、図6Bに示すようなスプライシングテープ70と図2Aに示すような任意の剥離ライナを備えた両面コーティング接着テープ80との貼付を示す。見易くするために、図11は、テープの裏打およびライナと、例示する手続き工程で役割を果たす場合の適当な接着剤層と、のみを示す。図11A〜図11Fで概説するプロセスの種々の工程を追う場合、詳細について図6Bおよび図2Aを参考にしなければならない。スプライシングテープ70は、実質的にロールの幅全体に亙る第3接着剤層21を使用して、下層の巻き51の外面に取付けられる(図11および図11B)。存在する場合は、その後剥離ライナ12を除去し、下層の接着剤層11を露出させる。シート材料52の前縁が、上記接着剤層に取付けられる。それを、端部の縁が第2剥離ライナ13の長手縁に近接するように取付けることができる。あるいは、シート材料の一部は、第2剥離ライナ13を越えて延在してよく、後にそれを、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナ12と第2剥離ライナ13との間の移行部近くで、直線状に破断することができる(図11Cおよび図D)。両面コーティング接着テープ80がスプライシングテープに取付られ、それによって、両面接着テープの一方の面が、スプライシングテープの第2剥離ライナに結合されそれに沿って実質的に配置され、実質的に第2剥離ライナの第1長手縁から第2剥離ライナの幅全体に延在し、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在する。この時点で、シート材料の前縁が、スプライスのために用意ができている(図11Eおよび図11F)。
【0074】
上述した概略的な手続き工程は、本発明による2テープ方法のすべての実施形態に適用される。
【0075】
図11に示すように、両面接着テープの取付を、その両面接着テープの一方の面が、第2剥離ライナと取付部との両方に結合され実質的にそれに沿って配置され、実質的に第2剥離ライナの第1長手縁で開始し上記スプライシングテープの上記取付部に向かって延在するように、行ってよい。
【0076】
代替方法では、前縁をスプライシングテープの第1接着剤層に取付ける前かまたはスプライシングテープを下層の巻きの外面に取付ける前に、両面接着テープをスプライシングテープに取付けることができる。
【0077】
スプライスが準備されると、突合せスプライスを製造する残りの手続き工程は、本発明のおよび図10G〜図10Lに示す突合せスプライシングテープを使用して突合せスプライスを製造する方法について上述したものと同様である。
【0078】
存在する場合は、両面接着剤の第2面からの剥離ライナを除去することにより、下層の接着剤層を露出されることができる。そして、シート材料のロールを回転させる。両面接着テープは、ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着し、それによって、取付部が下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナが除去されて下にある第2接着剤層が露出する。シート材料のロールが回転し続けるにしたがい、別のシート材料が、露出した第2接着剤層に取付けられる。そして、ウェブ部を越えて延在する別のシート材料のいかなる部分も、仕上りのよいスプライスを形成するために正しい長さまで引剥がすことができる。この時、被覆接着テープを、そのようにして形成したスプライスに亙って単に貼付することにより、図3に示すような最終永久突合せスプライスを提供することができる。両面接着テープと第2剥離ライナ部および取付部とはともに、ライダ手段から除去することができる。
【0079】
上述したように、本発明の突合せスプライシングテープと本発明によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法とは、ライダ手段を有するワインダまたはリワインダでのスプライシングに対し特に有用である。従来のワインダおよびリワインダでのスプライシング中は、スプライシングテープが取付られたシート材料のロールの回転時、そのテープは、典型的には、第2シート材料の別の端の取付の前に1つの単一ライダ手段を通過する。ワインダ/リワインダの特定の組立により、上記テープが、第2シート材料の別の端の取付前に2つのライダ手段を通過する場合、本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとは、さらに第2掴み部を備えてよい。ここでは、第1掴み部の最外接着剤層は、剥離ライナ、すなわち「第3剥離ライナ」によって覆われ、接着剤層を備えた第2掴み部は、第1掴み部の第3剥離ライナに結合されそれに沿って配置される。第2掴み部は、スプライシングテープが取付られたシート材料のロールが回転する際に、スプライシング中に第1ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着するために使用される。第2掴み部が第1ライダ手段に付着すると、シート材料のロールが回転し続けるにしたがい、第1掴み部の第3剥離ライナを除去して、第1掴み部の最外接着剤層を露出させることができる。さらなる回転時に、第1掴み部は、第2ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着することができ、その後、取付部と第2剥離ライナとを、それぞれロールの下層の巻きの外面からおよび第2接着剤層から除去することができる。このようにしてスプライシング部の第2接着剤層が露出し、それを第2シート材料の別の端に取付けることができる。第1掴み部と同様に、第2掴み部は、さらに、裏打材とさらなる接着剤層とを備えてよく、その場合、上記裏打材の一方の面は1つの接着剤層に隣接し、さらなる接着剤層は、上記裏打材の反対側の面にある。第2掴み部で使用する材料は、第1掴み部の対応する構成要素と同じであってよい。第2掴み部の最外接着剤層を、任意に、剥離ライナで覆ってよく、それは、スプライスを製造する前、特にスプライシングテープが取付けられたシート材料のロールが回転する前に、除去される。剥離ライナの材料は、スプライシング部の剥離ライナに関して上述したものと同様であってよい。
【0080】
第2掴み部を、本発明の突合せスプライシングテープを使用してスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造するプロセス中に、両面接着テープを突合せスプライシングテープに取付けることによって提供してよく、それにより、一方の面が、掴み部の第3剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。かかる工程を、前縁を第1接着剤層に取付ける工程の後に行ってよい。ここで貼付される両面接着テープは、本発明の2テープ方法での使用について説明したものと同じであってよい。
【0081】
また、本発明の2テープ方法によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法はさらに、同様の手続き工程を含んでもよい。たとえば両面接着テープの一方の面をスプライシングテープに取付ける工程(iii)の後、たとえば、第2両面接着テープをスプライシングテープに取付けるさらなる工程を行うことができ、それにより、第2両面接着テープの一方の面が、第1両面接着テープの剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ロール状のシート材料を示す。
【図2A】
オーバラップスプライシングに使用する典型的な両面接着テープを示す。
【図2B】
オーバラップスプライシングに使用する典型的な両面接着テープを示す。
【図3】
典型的な永久突合せスプライスを示す。
【図4】
国際公開WO90/08032号に記載の突合せスプライシングテープを示す。
【図5】
ドイツ特許公報第DE−A−4033900号で提案される突合せスプライシングテープを示す。
【図6A】
国際公開WO94/25380号およびWO95/29115号に開示される一般的なタイプの突合せスプライシングテープを示す。
【図6B】
国際公開WO94/25380号およびWO95/29115号に開示される一般的なタイプの突合せスプライシングテープを示す。
【図7A】
本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。
【図7B】
本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。
【図8A】
本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【図8B】
本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【図9A】
本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【図9B】
本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【図10A】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10B】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10C】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10D】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10E】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10F】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10G】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10H】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10I】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10J】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10K】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10L】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図11A】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11B】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11C】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11D】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11E】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11F】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
技術分野
本発明は、シート材料間の突合せ(バット)スプライスと、かかるスプライスを製造する際に使用するスプライシングテープと、突合せスプライスを製造する方法と、に関する。
【0002】
発明の背景
この明細書においておよび単に明確にするために、ロール上のシート材料の先端および縁、すなわち図1に示すシート材料の、想像線A−A’から縁53までの部分52を、ロールの外側において露出したシート材料の最後の象限であるとみなす。そして、かかるロールの下層の(underlying)巻きはシート材料片であって、その上を前縁52がA−A’から360°回って再びA−A’に至る。
【0003】
1つのロールまたは部分的なロールの前縁をさらなるロールまたは部分的なロールの後縁に接合することは、一般に、永久(permanent)またはフライング(flying)スプライシングによって達成される。永久スプライスは、2つのウェブ間の可撓性で強固な接続を提供するものであり、シート材料の特性の実質的にすべてを維持するものである。たとえば、シート材料が、印刷またはコーティングすることができる紙である場合、永久スプライスは、好ましくは薄く、可撓性であり、印刷可能であり、コーティング可能であって、紙と同じ再パルプ化特性も有していなければならない。フライングスプライスは、通常、マシンを停止させることが望ましくない場合、たとえばコーティング中または印刷中、ロール間においてマシン運転速度で行われる一時的なスプライスである。
【0004】
シート材料のウェブに対し、スプライスの2つの一般的なタイプ、すなわちオーバラップ(overlap)スプライスと突合せスプライスとが周知である。
【0005】
オーバラップスプライスの場合、シート材料の第1および第2のロールの前縁および後縁が、一般に、図2Aまたは図2Bに示すような両面接着テープによって互いに接合される。両面接着テープは、両側に裏打材30と接着剤層31および33とを有する両面コーティング接着テープ(図2A)か、または単一の接着剤層31を有する転写テープ(図2B)のいずれかである。かかるテープには、一般に、単一の剥離ライナ32が設けられている。オーバラップスプライスには、第1のシート材料から第2のシート材料への変化時にかなりの工程があり、それが印刷プロセスを中断させる可能性がある、という欠点がある。さらに、スプライスの接着剤が滲み出る可能性があり、それがシート材料の層を互いに接着するかあるいは印刷機械を破損または妨害する可能性がある。
【0006】
典型的な永久突合せスプライスを図3に示す。ここで、1つのロールからのシート材料の前縁52と別のロールからの後縁58とが、裏打10上で接着剤層11に取付られ、その後、スプライスが被覆接着テープ3、4で被覆される。かかるスプライスを、図4に示すような、単一接着面11が、接着面から別々に除去することができる2つの長手部分12および13を有する除去可能保護フィルム、すなわち「スプリット剥離ライナ(split release liner)」で被覆された、スプラインシングテープを使用して製造することができる。突合せスプライスは、低プロファイル工程を示し、接着剤部分が露出していないため、接着剤が滲む可能性が最小である。突合せスプライスは、上述した利点により永久とフライングとの両方のスプライシングに対して好ましいが、図4に示す種類のテープの貼付でのいくつかの欠点により、このテープが永久またはフライングスプライシングに広く使用されてこなかった。第1に、テープは、裏打の非接着面がロールに隣接し4〜10mである可能性のあるロールの幅を横切って、伸長しなければならない。これは、通常、小さい接着テープ片を使用してテープをロール上のその最終位置に仮に配置する、2人以上の作業者によって達成される。かかる手続きには多数の欠点があり、たとえば特に、作業者集約的でありかつ多大な時間がかかり、小さいテープ片がテープの貼付後に不注意にも除去されない可能性がある。
【0007】
米国特許第5,212,002号では、図5に示すような改良されたフライング突合せスプライステープが提案されている。提案されたテープは、一方の面に分割されたカバーライナ(12および13)を有し反対側に少なくとも1つの幅の狭い接着剤ストリップ60、61、63を有する接着剤層11を備えた、基材10、たとえば裏打からなる。スプライシング後、このスプライステープは、第1のロールの下層の巻きにおける、このロールの実際のスプライスからおよそ一周の距離において、接着剤ストリップ60、61、63を残し、それ故に接着剤61の露出面とを残す。この露出した接着剤層は、シートの残存物を拾上げるかもしくは他の物体または機械類の部品に付着する可能性があり、それによって、特に機械印刷において平滑な動作を中断させる可能性がある。
【0008】
上述した欠点を克服するために、国際公開WO94/25380号および国際公開WO95/29115号は、多数のスプライシングテープを提案する。提案されたテープの1つの一般的なタイプを、図6Aおよび図6Bに示す。かかるテープは、一方の面が少なくとも1つの剥離ライナ12、13で覆われた接着剤層11を備えた裏打10を含むスプライシング部と、スプライシング部に結合されそれに沿って配置される取付部21または20、21と、を含む。取付部により、スプライシング部を、シート材料のロールの下層の巻きの外面にロールの幅に亙って剥離可能かつ自立可能に取付ることができる。また、取付部は、下層の巻きの外面を実質的に非粘着状態のままにしながら、少なくともスプライシング部をロールの下層の巻きから剥離するように適合される。提案されるテープは、多数の利点を提供する。そのテープは、1人の作業者によってシート材料のロール上に配置することができ、再配置可能である。また、スプライシング後、ロールの下層の巻きの外面には、実質的にまったく露出した接着剤が残らない。
【0009】
また、国際公開WO94/25380号および国際公開WO95/29115号は、図6Aおよび図6Bに示すスプライシングテープを使用してスプライスを準備する方法も開示する。開示される方法では、スプライシングテープは、実質的にロールの幅全体に亙る取付部を使用して、下層の巻きの外面に取付けられる。第1剥離ライナ12を取除くことによって、接着剤層の第1部が露出し、その後、露出した接着剤層に前縁が取付けられる。前縁の取付けは、一般に、前縁を露出した接着剤に手で押付けることによって行われる。接着剤層の第2部の第2剥離ライナに亙って延在する前縁の超過分は、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナと第2剥離ライナとの移行部において、折返され、折目を付けて引剥がされる。その後、第2剥離ライナ13を手で除去することにより、接着剤層の第2部が露出されるが、それは、取付部が、前縁に取付けられたスプライシング部と同様に下層の巻きから離れることを意味する。その後、シート材料の第2ウェブの別の端(たとえば、後縁)を、接着剤層の露出部に同様に固定することができる。あるいは、ロールを回転させることにより、第2シート材料の別の端の貼付を簡略化することができる。たとえば、露出した接着剤層を有するスプライシングテープが、ウェブ供給源からガイドローラまたはドラムに亙って引出される第2シート材料を通して回転しそれを捕える際に、別の端を露出した接着剤層に固定することができる。ここでもまた、その後、仕上りのよい突合せスプライスを形成するために、別の端の超過分を正しい長さまで引剥がすことができる。
【0010】
シート材料の第2ウェブの別の端を露出した接着剤層に手で固定することは、時に上記取付け中にロールの適切な張力を維持することが困難である場合があることから、不都合である可能性がある。これは、特に、第2ウェブの張力が、そのウェブの別の端を固定位置に配置するためにしばしば一時的に解放されるため、あてはまる。露出した接着剤層を有するスプライシングテープを回転させることにより、シート材料の第2のウェブの後続する端を捕える代替方法もまた、特にライダ手段を有するワインダまたはリワインダで実行されるスプライシングの場合、不都合である可能性がある。スプライシングテープが取付けられたロールの回転時、露出した接着剤層は、ライダ手段を通過する。露出した接着剤層は、ライダ手段に存在するごみ、ウェブ残存物等を拾上げる可能性がある。
【0011】
上記および下記で使用する「ライダ手段」という用語は、本明細書では、支持ドラムまたはベルトサポートまたは従来のライダロール等、ウェブのロールに乗る任意の比較的水平な手段として理解されなければならない。たとえば、商標名WinDrum L Winderでフィンランド、ヘルシンキのValmet Corporationから入手可能なワインダ/リワインダは、ライダ手段として支持ドラムを有する。また、ライダ手段としてドラムを有するワインダ/リワインダは、たとえば米国特許第4,485,979号にも記載されている。商標名Winbelt Winder、WinRoll WinderおよびJR 1000 E WinderでValmetから入手可能なワインダ/リワインダは、ライダ手段としてベルトサポートを有するワインダ/リワインダの例である。また、ベルトサポートを備えるワインダは、たとえば国際公開WO99/55608号、米国特許第4,746,076号および米国特許第5,732,902号にも述べられている。
【0012】
発明の概要
したがって、図6Aおよび図6Bに示すスプライシングテープ、及びかかるスプライシングテープを用いたスプライスの準備・製造方法の有利な点を維持しながら、上述した不都合を克服する突合せスプライシングテープと突合せスプライシングの方法とを提供することが望ましい。
【0013】
本発明は、突合せスプライシングテープであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、スプライシング部の前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される突合せスプライシングテープを提供する。
【0014】
また、本発明は、シート材料のロールの前縁にある準備されたスプライスであり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向けて面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである準備されたスプライスであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
ロールの前縁を実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第1裏打材に取付ける、前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に第1長手縁に沿って延在する第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、前記スプライスを、剥離可能にかつ自立可能に前記ロールの下層の巻きの外面に実質的に前記ロールの幅全体に亙って取付け、前記取付部が第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される準備されたスプライスも提供する。
【0015】
さらに、本発明は、本発明による突合せスプライシングテープを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールの前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
を含むスプライスを準備する方法を提供する。
【0016】
さらに、本発明は、本発明による突合せスプライシングテープを使用して、シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいてスプライスを製造する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有するものである方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
シート材料の前記ロールを回転させる工程により、掴み部が前記ライダ手段を掴み、それによって取付部が前記下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されて第2接着剤層が露出するようにし、また別のシート材料が露出した第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、を含む方法を提供する。
【0017】
また、本発明による突合せスプライスを準備しまたは突合せスプライスを製造する方法を、単一の合成テープではなく2つの別々のテープを使用して行うことができるように有利に適合させることができる。1つのテープを、図6Aおよび図6Bに示す周知のスプライシングテープ等、スプライシング部と取付部とを備えたスプライシングテープとすることができる。第2テープを、両面接着テープ、たとえば図2Aまたは図2Bに示すような両面コーティング接着テープかまたは転写テープとすることができる。
【0018】
したがって、本発明の他の態様では、スプライシングテープと両面接着テープとを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3接着剤層を使用して、下層の巻きの外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)前記両面接着テープを前記スプライシングテープに取付け、それによって、前記両面接着テープの一方の面が前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナの幅全体に亙って実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から延在し、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、を含むスプライスを準備する方法が提供される。
【0019】
さらに、本発明のさらなる態様では、シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいて、スプライシングテープと両面接着テープとを使用して突合せスプライスを製造する方法であって、前記シート材料の各巻きが前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3の接着剤層を使用して、前記下層の巻きの前記外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)両面接着テープを前記スプライシングテープに取付けることにより、前記両面接着テープの一方の面が、前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナの幅全体に亙り実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から延在し前記第2剥離ライナの前記第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、
(iv)存在する場合は、前記両面接着テープの第2面から前記剥離ライナを除去する工程により、下層の接着剤層を露出させる工程と、
(v)シート材料の前記ロールを回転させる工程により、前記両面接着テープがライダ手段を掴み、それにより前記スプライシングテープの取付部が下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されることにより第2接着層が露出されるようにし、別のシート材料が露出された第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、
を含む突合せスプライスを製造する方法がある。
【0020】
本発明の突合せスプライシングテープの使用は、本発明によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法とともに、本技術分野において周知の突合せスプライシングテープと突合せスプライシング方法とに関連する不都合を克服する。特に、シート材料の第2ウェブの別の端の取付を、シート材料の別のウェブの送りの引張りを解放することなく行うことができ、そのためロールの適当な張力がその取付中に維持される。また、別のシート材料の取付を、任意の機械類、たとえばライダ手段を通過するスプライシングテープが取付けられたロールの回転時に、最終スプライスまたは機械類、たとえばライダ手段における実際のスプライシング部に塵、ウェブ残存物等を混入させることなく行うことができる。
【0021】
本発明の突合せスプライシングテープと本発明によりスプライスを準備しバットスプライスを製造する方法とは、ライダ手段を有するワインダまたはリワインダ、特に案内手段も有するワインダまたはリワインダにおけるスプライシングの使用に特に有利である。「案内手段」という用語には、シート材料の第2ウェブがウェブ供給源から引出されて乗るガイドローラ、ドラム、ワインダドラム等が含まれると理解される。
【0022】
従属請求項は、本発明のさらなる実施形態を画定する。
【0023】
本発明とその実施形態とさらなる利点とを、以下の図面を参照して以下に説明する。
【0024】
詳細な説明
以下の説明において、図面を通してスプライシングテープの同様の構成要素には、同じ参照符号を使用する。なお、接着剤層、ライナおよび裏打材の厚さは、図面では明確にするために誇張している、ということを留意しなければならない。また、単に明確にするために、スプライシングテープのスプライシング部の裏打材を第1裏打材と呼び、存在する場合は、スプライシングテープの取付部と掴み部との裏打材を、それぞれ第2および第3裏打材と呼ぶ。
【0025】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのすべての実施形態では、スプライシング部は、一方の面に第1接着剤層を有し同じ面に第2接着剤層を有する延在する第1裏打材を備える。第1裏打材の第2面には、好ましくはいかなる接着剤層も無い。第1接着剤層は、実質的に第1長手縁に沿って第1裏打材の幅全体に延在する。第1接着剤層は、実質的にロールの幅全体に亙るロールの前縁を第1裏打材に取付けるために使用する。任意に、第1接着剤層を、第1剥離ライナで覆ってよい。第2接着剤層は、実質的に第2長手縁に沿って第1裏打材の幅全体に延在する。第2接着剤層は、第1裏打材を別のシート材料に取付けるために使用する。第2接着剤層は、第2の剥離ライナで覆われる。
【0026】
第1裏打材は、典型的には、接合されるシート材料と強度および可撓性が同様であり、プラスチック、紙、またはいかなる同様のシート材料であってもよい。紙シートを接合する場合、第1裏打の材料は、完成したスプライスに残っている他のすべての材料と同様に、再パルプ化可能および/または水溶性および/または水分散性である。第1裏打材の厚さは、典型的には30〜250μmの範囲であり、幅は典型的には30〜100mmである。第1裏打材の表面は、好ましくは、コーティング可能および/または印刷可能でなければならない。適当な材料には、スーパー仕上げ(グラシン)または半漂白クラフト紙が含まれてよい。
【0027】
第1および第2接着剤層を、連続する接着剤層が第1裏打材の幅に亙って形成されるように塗布してよく、あるいは間に間隙がある2つの別個の接着剤層のストリップがあってよい。第1および/または第2接着剤層は、好ましくは、感圧接着剤(PSA)層である。第1または第2接着剤層に適したPSAには、アクリル、天然または合成ゴムベース、シリコンタイプまたは同様のタイプの接着剤が含まれる。再パルプ化可能接着剤が好ましい。特に、再パルプ化可能アクリル接着剤が好ましい。第1および/または第2接着剤層の厚さは、典型的には、2〜100μmであってよい。
【0028】
剥離ライナは、中央にスリット、長手方向の脆弱部または穿孔を備えた単一剥離ライナであってよい。また、剥離ライナは、互いに隣接する2つの別個の剥離ライナであってもよい。剥離ライナは、当技術分野において周知のいかなる適当な従来の種類の剥離ライナ、たとえば、典型的厚さが30〜150μmであるシリコン紙またはパラフィン紙であってよい。
【0029】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスのすべての実施形態において、取付部は、スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、接着剤層、すなわち「第3接着剤層」を備える。取付部を使用して、一時的に、プライシングテープがシート材料のロール、たとえばロールの下層の巻きの外面に取付けられる。スプライシングテープがロール上で自立可能であれば、すなわち、一直線に貼付された場合に、たるみまたは引張り無しにそれ自体の重みを支持することができれば、スプライシングテープの取付部は十分である。取付部の第3接着剤層を使用して、ロールの下層の巻きの外面が剥離時に実質的に非粘着状態のままにされる。
【0030】
第3接着剤層は、弱く接着する接着剤層であってよい。第3接着剤層は、いかなる周知の再配置可能接着剤から製造された再配置可能接着剤層であってもよい。本発明の目的のために、再配置可能接着剤は、実質的な量の接着剤材料が基材表面に転写することなく、基材表面に接着しかつそこから除去可能である特性を有する。さらに、接着剤層は、実質的に、除去後、同じ基材表面に再度貼付することができるような接着特性を維持することが好ましい。再配置可能接着剤は、通常、基材表面に対して、従来のアグレッシブに粘着するPSAより低い剥離強度を有する。特に、再配置可能接着剤層の紙基材からの除去が、紙の表面繊維に損傷を与えないことが好ましい。適当な再配置可能接着剤には、すべて米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company)製の、Post−Itブランドのメモステッカ、Correction and Cover−up Tape 658ブランド、Scotch Masking Tape 1104ブランドに対して使用されるタイプの接着剤が含まれる。第3接着剤層の厚さは、典型的には2〜100μmであってよい。
【0031】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのいくつかの実施形態では、取付部は、さらに、第2裏打材を備えてよい。第2裏打材は、いかなる適当な裏打材料であってもよく、最終スプライスの一部とはならないため、必ずしも再パルプ化可能、水溶性または水分散性ではない。しかしながら、好ましくは、本発明によるスプライシングテープで使用されるすべての材料が再パルプ可能である場合、好ましい。第2裏打材の適当な材料には、クレープペーパまたはクラフト紙が含まれてよい。第2裏打材は、典型的には、15〜50mm幅であり30〜250μm厚さである。
【0032】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのすべての実施形態において、掴み部は、接着剤層、すなわち「第4接着剤層」を備え、スプライシング部の第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。任意に、第4接着剤層を剥離ライナで覆ってよく、それはスプライスを製造する前に除去される。剥離ライナの材料は、スプライシング部の剥離ライナに関して記載したものと同様であってよい。
【0033】
本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとのいくつかの実施形態では、掴み部を、スプライシング部の第2剥離ライナと取付部との両方に結合し実質的にそれらに沿って配置してよい。
【0034】
掴み部は、スプライシングテープが取付けられたシート材料のロールが回転する際に、スプライシング中にライダ手段を掴む、すなわちそれに付着するために使用される。シート材料のロールが回転し続けている際に、掴み部がライダ手段に接着すると、取付部と第2剥離ライナとを、それぞれロールの下層の巻きの外面からおよび第2接着剤層から除去することができる。これにより、スプライシング部の第2接着剤層が露出し、それを第2シート材料の別の端に取付けることができる。
【0035】
第4接着剤層は、好ましくはPSA層であり、より好ましくはアグレッシブ(aggressive)PSA層である。掴み部の第4接着剤層の適当なPSAには、アクリル、天然または合成ゴムベース、シリコーンタイプまたは同様のタイプの接着剤、好ましくは天然または合成ゴムベースまたはシリコーンタイプ接着剤、より好ましくは天然または合成ゴムベース接着剤が含まれる。第4接着剤層には、繊維を分散させてよい。好ましくは、スプライシング後に掴み部がライダ手段から除去されると、第4接着剤層は、ライダ手段に実質的にまったく接着材料を残さない。より好ましくは、第4接着剤層の第2剥離ライナに対する剥離強度は、スプライシング部の第2接着剤層の第2剥離ライナに対するものより大きい。第2接着剤層の反対側の面の第2剥離ライナの表面を、たとえばコロナ処理、液体プライミング、化学エッチング等によって処理してよく、それにより、第2剥離ライナと第4接着剤層との間に強固なまたは永久的な結合がもたらされる。しかしながら、これは、本発明には必ずしも必要ではない。第4接着剤層の厚さは、2〜100μmであってよい。
【0036】
掴み部は、さらに、第3裏打材と追加の接着剤層、すなわち「第5接着剤」とを備えてよく、第3裏打材の一方の面は、第4接着剤層に隣接し、第5接着剤層は、第3裏打材の反対側の面にある。
【0037】
第3裏打材は、いかなる適当な裏打材であってもよく、第3裏打材は最終スプライスの一部とはならないため、必ずしも再パルプ化可能、水溶性または水分散性ではない。第3裏打材は、紙であってもポリマフィルムまたはファブリックであってもよい。適当なポリマフィルムには、ポリエステル、ポリプロピレン、二軸延伸ポリプロピレン、ビニルフィルム等が含まれる。第3裏打材の厚さは、30〜250μmの範囲であってよい。第3裏打材の幅は、15〜50mmの範囲であってよい。
【0038】
第5接着剤層は、第4接着剤層と同じであってよい。掴み部が、第4および第5接着剤層を有する第3裏打材を備える場合、第4および第5接着剤層は、互いに異なっていることが好ましい。ここで、第4接着剤層は、第2剥離ライナに対してアグレッシブ(aggressive)および永久PSAであり、第5接着剤層は、アグレッシブPSAであり、スプライシング後に掴み部がライダ手段から除去されると、ライダ手段に実質的にまったく接着剤材料を残さない。
【0039】
図7Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。スプライシングテープ100は、第1裏打材10を含むスプライシング部を備え、第1裏打材10の一方の面に第1および第2接着剤層11’および11”が塗布されることにより、その第1裏打材10の幅に亙って連続する接着剤層11が提供される。また、スプライシング部は、裏打10の接着剤層11の幅のおよそ半分に亙って延在する任意の第1剥離ライナ12と、裏打材10の接着剤層11の残りの面に配置される第2剥離ライナ13と、も含む。
【0040】
追加の接着テープ20、21が、スプライシング部、すなわち第2剥離ライナ13の自由面に貼付され、すなわち結合されそれに沿って配置される。追加の接着テープは、第2裏打材20と、第2裏打材の一方の面の第3接着剤層21と、を備える。テープ20、21は、第2剥離ライナ13の長手縁に亙って延在し、スプライシングテープ100の取付部を提供する。
【0041】
第4接着剤層31が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置される。第4接着剤層31は、実質的に、第2剥離ライナの第1長手縁で開始し、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0042】
適当な接着テープ20、21は、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製のCorrection & Cover−upブランドTape 658かまたはScotchブランドMasking Tape 1104である。接着テープ20、21を、スプライシング部の長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは、不連続な接着テープ20、21を、スプライシング部に沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストライプの間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ100を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着テープ20、21は、好ましくは、スプライシング部の長さに亙って連続的に貼付される。
【0043】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って、連続的に貼付しても不連続な部分で断続的に貼付してもよい。断続部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部が、ロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が、後により詳細に論考するように第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナ13と取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、上述したように実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁で開始する第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の第2長手縁より前またはその部分で終端しなければならない。第4接着剤層31を、たとえば、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0044】
第2接着剤層11”の反対側の面の第2剥離ライナ13の表面を、第2剥離ライナ13と第4接着剤層31および/または第3接着剤層21との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは本発明には必ずしも必要ではない。第3接着剤層21の反対側の面の第2裏打材20の表面を、第2裏打材20と第4接着剤層31に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは本発明には必ずしも必要ではない。
【0045】
図7Bは、スプライシングテープ100の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図7Aによるテープのものと同じである。この実施形態では、両面コーティング接着テープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、裏打材、第4および第5接着剤層の各面に、それぞれ第3裏打材30および接着剤層31、33を備える。両面コーティングテープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナ13の幅全体に亙りかつ第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0046】
適当な接着テープ30、31、33は、米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製のDC Tape 410である。
【0047】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは不連続な接着テープ30、31、33を第2剥離ライナと取付部とに沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それにより取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、上述したように実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から延在する接着テープ30、31、33は、第2剥離ライナ13の第2長手縁の前またはその部分で終端しなければならない。
【0048】
図10は、本発明による突合せスプライシングテープ、すなわち図7Bに示すような突合せスプライシングテープ100の実施形態を使用して突合せスプライスを準備し製造する好ましい方法を概略的に示す。見易くするために、図10は、突合せスプライシングテープの裏打およびライナと、例示する手続き工程で役割を果たす場合の適当な接着剤層と、のみを示す。図10A〜図10Lに概説するプロセスの種々の工程を追う場合に、詳細について図7Bを参考にしなければならない。スプライシングテープ100は、実質的にロール50(図10Aおよび図10B)の幅全体に第3接着剤層21を使用して、下層の巻き51の外面に取付けられる。そして、存在する場合は、第1剥離ライナ12を除去することにより、下にある第1接着剤層11’を露出させることができる。ロール50のシート材料52の前縁は、第1接着剤層11’に取付けられる。それは、端部の縁が第2剥離ライナ13の長手縁に近接するような方法で取付けることができる。あるいは、シート材料の一部は、第2剥離ライナ13(図10Cおよび図10D)を越えて延在してよく、それはその後、第2剥離ライナを、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナ12と第2剥離ライナ13との間の移行部15近くで一直線に破断することができる。この時点で、シート材料52の前縁は、スプライスの用意ができている(図10Eおよび図10F)。存在する場合、掴み部の剥離ライナ32を除去することにより下にある接着剤層33を露出させることができる。そして、シート材料のロール50が回転する。掴み部は、ライダ手段90を掴み、すなわちそれに接着し、それによって、取付部が下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が除去されることにより下層の第2接着剤層11”が露出する(図10Gおよび図10H)。シート材料のロール50が回転し続けるにしたがい、第2ウェブの別のシート材料58が、露出した第2接着剤層11”に取付けられる。シート材料の第2ウェブを、案内手段91によって引出してよい。そして、ウェブ部分52を越えて延在する別のシート材料58のいかなる部分も、仕上りのよいスプライスを形成するために正確な長さまで引き剥がすことができる(図10Iおよび図10J)。シート材料58は、シート材料52の前縁がスプライスされる、たとえば、材料の新たなロールの開始にまたはその近くにあってよい。この時、被覆接着テープ3、4を、このように形成されたスプライスに亙って単に貼付することにより、図3に示すような最終的な永久突合せスプライスを提供することができる(図10Kおよび図10L)。掴み部と第2剥離ライナおよび取付部とをともにライダ手段から除去することができる(図10I)。
【0049】
図7Aに示すような突合せスプライシングテープの貼付は図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。図7Aに示すようなスプライシングテープ100によるスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造する、上述した概略的な手続き工程は、本発明による突合せスプライシングテープを使用してスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造する方法のすべての実施形態に適用される。
【0050】
図8Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【0051】
突合せスプライシングテープ200のスプライシング部は、接着テープ20、21と同様に、図7Aによる突合せスプライシングテープ100のものと同じである。この実施形態では、接着テープ20、21は、第2剥離ライナ13の自由面に貼付されないが、第2剥離ライナ13に隣接する分離部の長手縁に沿って配置される。接着テープ20、21は、掴み部の第4接着剤層31によってスプライシング部に結合される。
【0052】
図7Aに示すような突合せスプライシングテープ100と同様に、第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置される。第4接着剤層31は、第2剥離ライナの第1長手縁で開始し、第2剥離ライナの幅全体に亙り第2裏打材の第1長手縁を越えて第2裏打材の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層31を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0053】
接着テープ20、21を、スプライシング部に沿って、連続的に、または不連続なテープとして断続的に配置してよい。断続的なストリップの間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ200を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着剤テープ20、21は、好ましくは、スプライシング部の長さに沿って連続的に貼付される。
【0054】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的にまたは不連続部分で断続的に貼付してよい。断続部分の間隔は、取付部をスプライシング部に結合するために十分でなければならない。また、断続部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に配置される場合、第4接着剤層31は、実質的に上述したような第2剥離ライナの第1長手縁で開始して、取付部のストリップ間の中間の空間における第2剥離ライナ13の第2長手縁の前またはその部分で終端しなければならない。第4接着剤層31を、たとえば米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0055】
第2接着剤層11”の反対側の面の第2剥離ライナ13の表面を、第2剥離ライナ13と第4接着剤層31との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは、本発明に必ずしも必要ではない。第3接着剤層21の反対側の面の第2裏打材20の表面を、第2裏打材20と第4接着剤層31との間に永久的なまたは強固な結合がもたらされるように処理してよい。しかしながら、これは、本発明に必ずしも必要ではない。
【0056】
図8Bは、スプライシングテープ200の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図8Aによる接着テープのものと同じである。この実施形態では、両面コーティングテープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面と第2裏打材20の自由面とに貼付され、すなわち結合されそれらに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、図7Bに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同じである。
【0057】
両面コーティング接着テープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2裏打材20の第1長手縁を越えて第2裏打材20の第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を、剥離ライナ32で覆ってよい。
【0058】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは、不連続な接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナ13と取付部とに沿って、断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。断続的ストリップの間隔は、取付部をスプライシング部に結合するために十分でなければならない。また、断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から剥がされる。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付される。不連続な接着テープ20、21がスプライシング部に沿って断続的に貼付される場合、接着テープ30、31、33もまた同じ間隔で断続的に貼付されなければならない。
【0059】
図8Aまたは図8Bに示すような突合せスプライシングテープ200は、図7Aまたは図7Bに示す突合せスプライシングテープ100より低い輪郭を示し、そのため、対応する合成テープのロールを提供するためにより適する場合がある。
【0060】
図8Aおよび図8Bに示すような突合せスプライシングテープの貼付は、図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。
【0061】
図9Aは、本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【0062】
突合せスプライシングテープ300のスプライシング部は、図7Aに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同様であるが、この場合、第2剥離ライナ13は、第1部13’と第2部13”とを備える。第1部13’は、第2接着剤層11”を覆う。第2部13”は、第1裏打材10の長手縁を越えて延在し、第2接着剤層11”に面する面に第3接着剤層21を有することにより、取付部を提供する。第3接着剤層21は、第2剥離ライナ13の上記面に貼付、すなわち結合されそれに沿って配置され、実質的に裏打材から遠い長手縁で開始して、第2剥離ライナ13の幅全体に亙りその中心に向かうが、第1裏打材10の長手縁を越えずに延在する。
【0063】
第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の自由面に貼付、すなわち結合されそれに沿って配置される。第4接着剤層31は、第2剥離ライナ13の第1長手縁で開始し、第2剥離ライナ13の幅全体に亙り第2剥離ライナ13の第2長手縁に向かって延在することにより、掴み部を提供する。第4接着剤層31を剥離ライナ32で覆ってよい。
【0064】
第3接着剤層21を、第2剥離ライナ13の長さに亙って、連続的にまたは不連続な部分で断続的に貼付してよい。断続的部分の間隔は、ロールに貼付された場合にスプライシングテープ300を自立可能に維持するために十分でなければならない。接着剤層21は、好ましくは、第2剥離ライナの長さに亙って連続的に貼付される。
【0065】
第4接着剤層31を、第2剥離ライナ13の長さに亙って、連続的にまたは不連続部分で断続的に貼付してよい。また、断続的部分の間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それにより、取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。第4接着剤層31は、好ましくは、第2剥離ライナの長さに亙って連続的に貼付される。第4接着剤層31を、たとえば米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリングから入手可能な転写テープ465等の転写テープの形態で貼付してよい。
【0066】
図9Bは、スプライシングテープ300の変形を示す。スプライシング部および取付部は、図9Aによる接着テープのものと同じである。ここでは、両面コーティング接着テープ30、31、33が、第2剥離ライナ13の自由面に沿って貼付、すなわち結合されそれに沿って配置されることにより、掴み部が提供される。両面コーティング接着テープは、図7Bに示す突合せスプライシングテープ100について説明したものと同じである。
【0067】
両面コーティング接着テープ30、31、33は、実質的に第2剥離ライナ13の第1長手縁から、第2剥離ライナの幅全体に亙り、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在する。第5接着剤層33を剥離ライナ32で覆ってよい。
【0068】
両面コーティング接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナと取付部との長さに亙って連続的に貼付してよく、あるいは不連続な接着テープ30、31、33を、第2剥離ライナに沿って断続的に事前貼付、すなわち配置してよい。また、断続的ストリップの間隔は、スプライシング中にライダ手段を掴むために十分でなければならず、それによって取付部がロールの下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナ13が第2接着剤層11”から除去される。両面コーティング接着テープ30、31、33は、好ましくは、第2剥離ライナ13の長さに亙って連続的に貼付される。
【0069】
図9Aおよび図9Bに示すような突合せスプライシングテープの貼付は、図7Bに示すような突合せスプライシングテープについて説明したものと同様である。
【0070】
本発明のさらなる態様は、以下「2テープ方法」と呼ぶ、2つの別々のテープを使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を含む。
【0071】
1つのテープは、スプライシング部と取付部とを備えたスプライシングテープである。2テープ方法で使用するスプライシングテープのスプライシングおよび取付部において使用する材料およびその構成は、本発明の突合せスプライシングテープのスプライシング部および取付部について説明したものと同じであってよい。図6Aおよび図6Bに示すような既知のスプライシングテープが、適当なスプライシングテープの例である。米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製の市販のスプライシングテープ9111、9114、9117は、本発明による2テープ方法で使用するために適したスプライシングテープの例である。
【0072】
第2のテープは、両面接着テープである。本発明の2テープ方法で使用する両面接着テープは、転写テープと両面コーティング接着テープとを含んでよい。両面コーティング接着テープは、裏打材とその裏打材の各面の接着剤層とを備える。典型的には、かかる両面接着テープには、テープの一方の面に単一剥離ライナ、たとえば、図2Aおよび図2Bに示すような両面接着テープの構成要素32が提供される。あるいは、接着テープは、各面に1つの、2つの剥離ライナを有してよく、あるいはまったく剥離ライナが無くてもよい。2テープ方法で貼付される両面接着テープにおいて使用する材料は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の対応する構成要素について説明したものと同じとすることができる。特に、転写テープの接着剤層は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の第4接着剤層と同じであってよい。両面コーティング接着テープの場合、裏打材は、掴み部の裏打材と同じであってよく、2つの接着剤層は、本発明の突合せスプライシングテープの掴み部の第4および第5接着剤層と同じであってよい。米国、ミネソタ州、St.Paulのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー製の市販の両面コーティング接着テープDC410および転写テープ465は、本発明による2テープ方法で使用する適当な両面接着テープの例である。
【0073】
図11は、2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する好ましい方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。特に図11は、図6Bに示すようなスプライシングテープ70と図2Aに示すような任意の剥離ライナを備えた両面コーティング接着テープ80との貼付を示す。見易くするために、図11は、テープの裏打およびライナと、例示する手続き工程で役割を果たす場合の適当な接着剤層と、のみを示す。図11A〜図11Fで概説するプロセスの種々の工程を追う場合、詳細について図6Bおよび図2Aを参考にしなければならない。スプライシングテープ70は、実質的にロールの幅全体に亙る第3接着剤層21を使用して、下層の巻き51の外面に取付けられる(図11および図11B)。存在する場合は、その後剥離ライナ12を除去し、下層の接着剤層11を露出させる。シート材料52の前縁が、上記接着剤層に取付けられる。それを、端部の縁が第2剥離ライナ13の長手縁に近接するように取付けることができる。あるいは、シート材料の一部は、第2剥離ライナ13を越えて延在してよく、後にそれを、紙業界では通常行われるように、第1剥離ライナ12と第2剥離ライナ13との間の移行部近くで、直線状に破断することができる(図11Cおよび図D)。両面コーティング接着テープ80がスプライシングテープに取付られ、それによって、両面接着テープの一方の面が、スプライシングテープの第2剥離ライナに結合されそれに沿って実質的に配置され、実質的に第2剥離ライナの第1長手縁から第2剥離ライナの幅全体に延在し、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在する。この時点で、シート材料の前縁が、スプライスのために用意ができている(図11Eおよび図11F)。
【0074】
上述した概略的な手続き工程は、本発明による2テープ方法のすべての実施形態に適用される。
【0075】
図11に示すように、両面接着テープの取付を、その両面接着テープの一方の面が、第2剥離ライナと取付部との両方に結合され実質的にそれに沿って配置され、実質的に第2剥離ライナの第1長手縁で開始し上記スプライシングテープの上記取付部に向かって延在するように、行ってよい。
【0076】
代替方法では、前縁をスプライシングテープの第1接着剤層に取付ける前かまたはスプライシングテープを下層の巻きの外面に取付ける前に、両面接着テープをスプライシングテープに取付けることができる。
【0077】
スプライスが準備されると、突合せスプライスを製造する残りの手続き工程は、本発明のおよび図10G〜図10Lに示す突合せスプライシングテープを使用して突合せスプライスを製造する方法について上述したものと同様である。
【0078】
存在する場合は、両面接着剤の第2面からの剥離ライナを除去することにより、下層の接着剤層を露出されることができる。そして、シート材料のロールを回転させる。両面接着テープは、ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着し、それによって、取付部が下層の巻きの外面から除去され、第2剥離ライナが除去されて下にある第2接着剤層が露出する。シート材料のロールが回転し続けるにしたがい、別のシート材料が、露出した第2接着剤層に取付けられる。そして、ウェブ部を越えて延在する別のシート材料のいかなる部分も、仕上りのよいスプライスを形成するために正しい長さまで引剥がすことができる。この時、被覆接着テープを、そのようにして形成したスプライスに亙って単に貼付することにより、図3に示すような最終永久突合せスプライスを提供することができる。両面接着テープと第2剥離ライナ部および取付部とはともに、ライダ手段から除去することができる。
【0079】
上述したように、本発明の突合せスプライシングテープと本発明によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法とは、ライダ手段を有するワインダまたはリワインダでのスプライシングに対し特に有用である。従来のワインダおよびリワインダでのスプライシング中は、スプライシングテープが取付られたシート材料のロールの回転時、そのテープは、典型的には、第2シート材料の別の端の取付の前に1つの単一ライダ手段を通過する。ワインダ/リワインダの特定の組立により、上記テープが、第2シート材料の別の端の取付前に2つのライダ手段を通過する場合、本発明による突合せスプライシングテープと準備されたスプライスとは、さらに第2掴み部を備えてよい。ここでは、第1掴み部の最外接着剤層は、剥離ライナ、すなわち「第3剥離ライナ」によって覆われ、接着剤層を備えた第2掴み部は、第1掴み部の第3剥離ライナに結合されそれに沿って配置される。第2掴み部は、スプライシングテープが取付られたシート材料のロールが回転する際に、スプライシング中に第1ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着するために使用される。第2掴み部が第1ライダ手段に付着すると、シート材料のロールが回転し続けるにしたがい、第1掴み部の第3剥離ライナを除去して、第1掴み部の最外接着剤層を露出させることができる。さらなる回転時に、第1掴み部は、第2ライダ手段を掴み、すなわちそれに付着することができ、その後、取付部と第2剥離ライナとを、それぞれロールの下層の巻きの外面からおよび第2接着剤層から除去することができる。このようにしてスプライシング部の第2接着剤層が露出し、それを第2シート材料の別の端に取付けることができる。第1掴み部と同様に、第2掴み部は、さらに、裏打材とさらなる接着剤層とを備えてよく、その場合、上記裏打材の一方の面は1つの接着剤層に隣接し、さらなる接着剤層は、上記裏打材の反対側の面にある。第2掴み部で使用する材料は、第1掴み部の対応する構成要素と同じであってよい。第2掴み部の最外接着剤層を、任意に、剥離ライナで覆ってよく、それは、スプライスを製造する前、特にスプライシングテープが取付けられたシート材料のロールが回転する前に、除去される。剥離ライナの材料は、スプライシング部の剥離ライナに関して上述したものと同様であってよい。
【0080】
第2掴み部を、本発明の突合せスプライシングテープを使用してスプライスを準備するかまたは突合せスプライスを製造するプロセス中に、両面接着テープを突合せスプライシングテープに取付けることによって提供してよく、それにより、一方の面が、掴み部の第3剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。かかる工程を、前縁を第1接着剤層に取付ける工程の後に行ってよい。ここで貼付される両面接着テープは、本発明の2テープ方法での使用について説明したものと同じであってよい。
【0081】
また、本発明の2テープ方法によりスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法はさらに、同様の手続き工程を含んでもよい。たとえば両面接着テープの一方の面をスプライシングテープに取付ける工程(iii)の後、たとえば、第2両面接着テープをスプライシングテープに取付けるさらなる工程を行うことができ、それにより、第2両面接着テープの一方の面が、第1両面接着テープの剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ロール状のシート材料を示す。
【図2A】
オーバラップスプライシングに使用する典型的な両面接着テープを示す。
【図2B】
オーバラップスプライシングに使用する典型的な両面接着テープを示す。
【図3】
典型的な永久突合せスプライスを示す。
【図4】
国際公開WO90/08032号に記載の突合せスプライシングテープを示す。
【図5】
ドイツ特許公報第DE−A−4033900号で提案される突合せスプライシングテープを示す。
【図6A】
国際公開WO94/25380号およびWO95/29115号に開示される一般的なタイプの突合せスプライシングテープを示す。
【図6B】
国際公開WO94/25380号およびWO95/29115号に開示される一般的なタイプの突合せスプライシングテープを示す。
【図7A】
本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。
【図7B】
本発明による突合せスプライシングテープの第1実施形態を示す。
【図8A】
本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【図8B】
本発明による突合せスプライシングテープの第2実施形態を示す。
【図9A】
本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【図9B】
本発明による突合せスプライシングテープの第3実施形態を示す。
【図10A】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10B】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10C】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10D】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10E】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10F】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10G】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10H】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10I】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10J】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10K】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図10L】
本発明による突合せスプライシングテープの実施形態を使用してスプライスを準備し突合せスプライスを製造する方法を示す。
【図11A】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11B】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11C】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11D】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11E】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
【図11F】
本発明による2つの別々のテープを使用してスプライスを準備する方法と突合せスプライスを製造する初期工程とを示す。
Claims (16)
- 突合せスプライシングテープであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、スプライシング部の前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される、突合せスプライシングテープ。 - 前記掴み部が、スプライシング部の前記第2剥離ライナと前記取付部とに結合され実質的にそれらに沿って配置される、請求項1に記載の突合せスプライシングテープ。
- 前記取付部が、2つの面と2つの長手縁とを有する第2裏打材をさらに備え、前記第3接着剤層が、前記第2裏打材の第1面上にあり、前記第4接着剤層が、前記第2剥離ライナの第2面と前記第2裏打材の第2面との上にあり、実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁で開始し、前記第2剥離ライナの幅全体に亙り前記第2裏打材の第1長手縁を越えて前記第2裏打材の第2長手縁に向かって延在する、請求項2に記載の突合せスプライシングテープ。
- 前記第2剥離ライナが、前記第1裏打材の第2長手縁を越えて延在し、前記第3接着剤層が、前記第2剥離ライナの第1面上に適用され、実質的に第2剥離ライナの前記第2長手縁で開始し、前記第2剥離ライナの幅全体に亙りその中心に向かうが前記第1裏打材の第2長手縁を越えずに延在し、前記第4接着剤層が、前記第2剥離ライナの前記第2面上にあり、実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁で開始し前記第2剥離ライナの幅全体に亙り前記第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在する、請求項1に記載の突合せスプライシングテープ。
- 前記掴み部が、2つの面と第5接着剤層とを有する第3裏打材をさらに備え、前記第3裏打材の第1面が前記第4接着剤層上にあり、前記第5接着剤層が前記第3裏打材の第2面上にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の突合せスプライシングテープ。
- シート材料のロールの前縁にある準備されたスプライスであり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向けて面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有する準備されたスプライスであって、
スプライシング部と、取付部と、掴み部と、を備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する第1裏打材と、
前記ロールの前記前縁を実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第1裏打材に取付ける、前記第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1長手縁に沿って延在する第1接着剤層と、
前記第1裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記第1裏打材の幅全体に亙り実質的に前記第1裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの前記第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、前記スプライスを、剥離可能にかつ自立可能に前記ロールの下層の巻きの外面に実質的に前記ロールの幅全体に亙って取付け、前記取付部が第3接着剤層を有し、
前記掴み部が、第4接着剤層を有し、前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置される準備されたスプライス。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の突合せスプライシングテープを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールの前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有する方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
を含む、スプライスを準備する方法。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の突合せスプライシングテープを使用して、シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいて突合せスプライスを製造する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有する方法であって、
前記スプライシングテープを、実質的に前記ロールの幅全体に亙って前記第3接着剤層を使用して前記下層の巻きの外面に取付ける工程と、
前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
シート材料の前記ロールを回転させることにより、掴み部がライダ手段を掴み、それによって取付部が下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されて第2接着剤層が露出するようにし、また別のシート材料が露出した第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、
を含む方法。 - スプライシングテープと両面接着テープとを使用してシート材料のロールの前縁においてスプライスを準備する方法であり、前記ロールにおける前記シート材料の各巻きが、前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する裏打材と、
第1裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記裏打材の幅全体に亙り実質的に前記裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記裏打材の幅全体に亙り実質的に前記裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的にロールの幅全体に亙って前記第3接着剤層を使用して、下層の巻きの外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)前記両面接着テープを前記スプライシングテープに取付け、それによって、前記両面接着テープの一方の面が前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、第2剥離ライナの幅全体に亙って実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から延在し、第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、
を含むスプライスを準備する方法。 - 工程(iii)が、工程(i)の前に実行される、請求項9に記載のスプライスを準備する方法。
- 工程(iii)が工程(ii)の前に実行される、請求項に9記載のスプライスを準備する方法。
- 工程(iii)が、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナと前記スプライシングテープの取付部との両方に結合され実質的にそれに沿って配置されるように実行され、前記両面接着テープが第2剥離ライナの幅を横切って実質的に前記第2剥離ライナの第1長手縁から前記取付部に向かって延在するものである、請求項9〜11のいずれか一項に記載のスプライスを準備する方法。
- シート材料のロールの前縁と別のシート材料との間にライダ手段を有するワインダまたはリワインダにおいて、スプライシングテープと両面接着テープとを使用して突合せスプライスを製造する方法であって、前記シート材料の各巻きが前記ロールから半径方向に外側に向かって面している外面を有し、前記ロールが下層の巻きを有し、
前記スプライシングテープがスプライシング部と取付部とを備え、
前記スプライシング部が、
2つの面と2つの長手縁とを有する延在する裏打材と、
前記裏打材の第1面上の第1接着剤層であって、前記裏打材の幅全体に亙り実質的に前記裏打材の第1長手縁に沿って延在し、任意に第1剥離ライナによって覆われる第1接着剤層と、
前記裏打材の第1面上の第2接着剤層であって、前記裏打材の幅全体に亙り実質的に前記裏打材の第2長手縁に沿って延在し、2つの面と2つの長手縁とを有する第2剥離ライナによって覆われ、前記第2剥離ライナの第1面が隣接する第2接着剤層と、
を備え、
前記取付部が、前記スプライシング部に結合され実質的にそれに沿って配置され、第3接着剤層を有するものである方法であって、
(i)前記スプライシングテープを、実質的にロールの幅全体に亙って前記第3の接着剤層を使用して、下層の巻きの外面に取付ける工程と、
(ii)前記前縁を第1接着剤層に取付ける工程と、
(iii)前記両面接着テープを前記スプライシングテープに取付けることにより、前記両面接着テープの一方の面が、前記スプライシングテープの前記第2剥離ライナに結合され実質的にそれに沿って配置され、前記両面接着テープが、第2剥離ライナの幅全体に亙り実質的に第2剥離ライナの第1長手縁から延在し第2剥離ライナの第2長手縁に向かって延在するようにし、前記両面接着テープの第2面が、任意に剥離ライナによって覆われるものである工程と、
(iv)存在する場合は、前記両面接着テープの第2面から剥離ライナを除去する工程により、下層の接着剤層を露出させる工程と、
(v)シート材料の前記ロールを回転させることにより、両面接着テープがライダ手段を掴み、それにより前記スプライシングテープの取付部が下層の巻きの外面から除去され第2剥離ライナが除去されることにより第2接着層が露出されるようにし、別のシート材料が露出された第2接着剤層に取付けられるようにする工程と、
を含む突合せスプライスを製造する方法。 - 工程(iii)が工程(i)の前に実行される、請求項13に記載の突合せスプライスを製造する方法。
- 工程(iii)が工程(ii)の前に実行される、請求項13に記載の突合せスプライスを製造する方法。
- 工程(iii)が、前記両面接着テープが、前記第2剥離ライナと前記スプライシングテープの前記取付部との両方に結合され実質的にそれらに沿って配置されるように実行され、前記両面接着テープが第2剥離ライナの幅全体に亙って実質的に第2剥離ライナの第1長手縁から前記取付部に向かって延在するものである、請求項13〜15のいずれか一項に記載のスプライスを製造する方法。
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