JP2004512788A - パケット交換メッセージと回線交換メッセージの両方を使用するパケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末の測位 - Google Patents
パケット交換メッセージと回線交換メッセージの両方を使用するパケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末の測位 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(技術分野)
本発明は、パケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末の測位に関する。
【0002】
(背景)
加入者端末の測位、すなわち、加入者端末の地理上の所在位置の決定はセルラ無線ネットワークにおける重要な機能である。米国では、FCC(米国連邦通信委員会)により、緊急呼出しを発呼するいずれの加入者端末についてもその所在位置を50メートルの精度で決定できなければならないことが求められている。この所在位置情報は、例えば種々の料金ゾーンを決定したり、ユーザを案内するナビゲーションサービスを実行したりするためなどの商用手段としても利用可能である。位置サービス(LCS)は、従来主としGSMシステム(移動通信用広域システム)のような回線交換セルラ無線ネットワークで利用するために開発されてきた。
【0003】
位置サービスを実現する様々な方法が存在する。最も粗いレベルでは、加入者端末の所在位置は、加入者端末にサービスを提供しているセルの識別子により決定することができる。セルの直径は数10キロメートルになる場合もあるため、この位置情報はあまり正確なものではない。
【0004】
補足情報として例えばタイミング・アドバンス(TA)などの無線接続のタイミング情報を利用してさらに正確な結果を得ることができる。GSMシステムでは、TAにより、ほぼ550メートルの精度で加入者端末の所在位置が示される。但し問題点として、全方向アンテナを使用している場合、加入者端末の所在位置が、基地局のまわりの或る境界線上に在るものしか決定できないという点が挙げられる。3つの別個のセクタを持つ基地局の場合、状況は多少良くはなるが、この場合でさえ、加入者端末の所在位置は120度の広さで、基地局から一定距離550メートルの深さのセクタの内部に在るものしか決定できない。
【0005】
これらの不正確な方法でさえ料金ゾーンの決定などのようないくつかのアプリケーション用としては十分である。以上の方法に加えて、さらに正確な方法が開発されている。通常、これらの方法は、加入者端末からの送信信号の測定を行ういくつかの異なる基地局をベースとするものであり、一例としてTOA(着信時刻)法がある。
【0006】
加入者端末は複数の基地局が送信する信号の測定を行うことも可能であり、このような方法の一例として、E−OTD(拡張型観察時間差)法がある。同期型ネットワークでは、加入者端末は、様々な基地局からの信号受信時点間の相互関係の測定が可能である。非同期型ネットワークでは、基地局が送信した信号は所定の固定点に在る位置測定ユニット(LMU)でも受信される。加入者端末の所在位置は時間遅延から計算される幾何学的成分から決定される。
【0007】
位置を決定する別の方法として、加入者端末の中へ取り付けられたGPS(全地球測位システム)受信機を利用する方法がある。GPS受信機は、地球の軌道周回を行う少なくとも4つの衛星から信号を受信する。これらの信号から加入者端末の緯度、経度、高度の計算/決定が可能となる。加入者端末は自主的にその位置を決定するか、補助を受けるかのいずれかが可能である。無線システムのネットワーク構成要素は、測位を迅速にするために補助メッセージを加入者端末へ送ることができ、これにより加入者端末の消費電力が低減される。補助メッセージは、日時と、可視衛星のリストと、衛星信号のドップラ位相と、コード位相用の探索窓とを含むことができる。加入者端末は、位置の実際の計算/決定を行うネットワーク構成要素へ受信情報を送ることも可能である。
【0008】
本願では、無線システムのネットワーク構成要素は無線システムの固定部、すなわち、加入者端末を除くシステム全体またはネットワークのある特定要素のいずれかを意味する(すなわち、すべてのネットワーク機能が必ずしもネットワークのすべての要素を必要とするというわけではなく、したがって、‘ネットワーク’という用語はネットワークの単一要素により行われる動作を意味する場合もある)。したがって、ネットワーク構成要素には種々の方法で互いに交信するネットワーク要素が含まれる。
【0009】
(従来技術)
回線交換GSMシステムで利用されるような、ネットワーク構成要素の従来知られている測位方法では、SMLC(サービス移動位置センタ)ネットワーク要素が利用される。測位に必要なネットワーク要素間の通信はデータリンク層と上位層の双方のシグナリングメッセージによって行われる。したがって、SMLCネットワーク要素は、要求により実際の測位の計算/決定を実行する。
【0010】
移動局から発信される位置要求(MO−LR)または移動局へ着信する位置要求(MTLR)のいずれかの場合(後者の場合外部クライアントにより発信が行われる)、2つのSCCP(シグナリング接続制御部)が開かれ、ネットワークレベルで機能へのアクセスが行われる。SCCPには所在位置の決定に必要なメッセージの交換設備が含まれる。一方のSCCPはMSC(移動交換センタ)とBSC(基地局コントローラ)との間に存在し、他方のSCCPは、BSCと使用されているSMLC(サービス移動位置センタ)との間に存在する。SCCP接続はコネクション型として知られているタイプの接続である。各SCCP接続は関連付けの確立に使用可能なそれ自身の識別子(SCCP接続ID)を備えている。
【0011】
上記2つのSCCP接続を開いた後、SMLCへ位置要求を伝送することが可能となる。BSCは無線インターフェースを介して移動端末装置とSMLC間で測位メッセージを転送する。同じ接続を用いて、SMLCと、加入者にサービスを提供している基地局との間でBSSLAP(基地局サブシステムリンクアクセス・プロトコル)メッセージの伝送を行うことも可能である。正しい移動局(MS)へ接続を割り当てることは基地局コントローラ(BSC)の役割であるため、前記上位層のメッセージは接続に関するいかなる情報も、あるいはいかなる端末装置識別データも含む必要はない。
【0012】
パケット交換ネットワークでは、回線交換シグナリングを利用する手段が存在しないため、以上提示した方法を利用することは不可能である。例えば、この目的のために利用するSCCP接続が存在しない。したがってパケット交換ネットワークでは、第3層接続を識別する情報はメッセージの中に含まれていなければならない。例えば、第3層または上位層のメッセージの中にいわゆるTLLI(一時論理リンク識別子)を含めることが可能である。同じTLLIは、無線接続時のRLC/MAC(無線リンク制御/媒体アクセス制御)プロトコルでも使用される。
【0013】
この場合問題となるのは、BSCと、Lbインターフェースを備えるSMLC間での通信であり、Lbインターフェースにパケット交換通信をサポートさせる方法である。困難な部分として、SMLCと、MSと、SGSN(サービスGPRSサポートノード)の3つのパーティ間でシグナリングを確立する方法がある。SGSNはGPRS(一般パケット無線サービス)システムから周知のものである。ある固有の難点として、PCU(パケット制御ユニット)が、ある特定の端末装置の通信と、Lbインターフェースを介する通信との関連付けを行うことができないという点が挙げられる。
【0014】
GPRSやEGPRS(拡張型一般パケット無線サービス)のようなパケット交換無線システムでは、位置サービスの実施に対してあまり注意が払われてこなかった。EGPRSは、パケット交換通信を利用するGSM(移動通信用広域システム)ベースのシステムである。EGPRSでは、EDGE(次世代GSM用拡張型データレート)技術を利用して通信容量の増大が図られる。GSMと共に通常使用される、GMSK(ガウス最少シフトキーイング)変調に加えて、パケットデータチャネル用として8−PSK(8位相シフトキーイング)変調の利用が可能である。第1の目標として、ファイルコピーやインターネットの閲覧のような非リアルタイムのデータ通信サービスの実施があるが、例えば、音声及びビデオ伝送用のリアルタイムのパケット交換サービスも実現可能である。
【0015】
上述の測位方法により要求される情報を転送するために、パケット交換無線システムでは、パケット交換伝送チャネル(いわゆるコネクションレス型プロトコルを用いる)を無線システムのコアネットワーク(SGSNのような)と加入者端末MSとの間で確立することが求められる。そのため、コアネットワークは、無線システムの無線ネットワーク(BSCのような)に接続を開始するように要求する。必要なシグナリングは比較的重く、低速である。それにもかかわらず、時間が決定的重要性を持つアプリケーションでは位置サービスから加入者端末の所在位置を迅速に取得することが重要となる。
【0016】
(本発明)
本発明の着想は、パケット交換ネットワークにおける加入者端末の測位のために、適当なネットワーク要素間でのパケット交換(コネクションレス型)と回線交換(コネクション型)通信の双方の通信を利用することにある。特に、本発明の着想は、基地局コントローラとサービス移動位置センタ間での回線交換接続、及び、他のネットワーク要素間でのパケット交換接続を利用することである。本発明では、パケット交換と回線交換の機能間での関連付けが基地局コントローラで確立される。
【0017】
本発明の好ましい実施例では、前記関連付けは、パケット交換メッセージと回線交換メッセージ間の関連付けを確立することにより、あるいは、例えば、パケット交換プロトコル層と回線交換プロトコル層間の関連付けを確立することにより実現可能である。さらに、本発明の1つの実施例では、パケット交換メッセージ識別子を回線交換メッセージ識別子と関連づけるテーブルとして上記関連付けの確立が可能である。
【0018】
本発明の実施例ではBSCとSMLC間のSS7プロトコルに基づいたシグナリングが利用される。CCITT SS7(共通線信号方式7)プロトコルは、通信オペレータにより広く利用されている信号プロトコルである。ネットワーク要素間の信号は、ある特定のシグナリングチャネルでプロトコル層により運ばれる。使用されるプロトコル層は、汎用7層プロトコルモデルに基づき非常に均一である。
【0019】
本発明の第1の態様によれば、パケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末の測位方法が実現され、その場合、端末装置の測位を行うために、移動電話ネットワークの基地局コントローラを介してメッセージの伝送が行われる。本発明は、測位に必要な通信の実現のために、回線交換メッセージとパケット交換メッセージの双方のメッセージを利用し、パケット交換と回線交換との機能間で或る測位関連データを転送するためにこれらのメッセージ間の関連付けを確立する方法を有することを特徴とする。
【0020】
上記方法によれば、回線交換位置サーバの利用によりパケット交換ネットワークにおける測位の実行が可能となる。上記方法の利点として、パケット交換測位のためにSS7プロトコルシグナリングの利用が可能であるという点、及び、現今の回線交換測位時に利用されているシグナリングと比較して、このシグナリングがそのまま変更されず(測位に必要な付加的な情報がトランスポート層で送信されるため)、その結果、回線交換ネットワーク(従来からの)から位置センタを利用して、パケット交換ネットワークで測位を実行することが可能である(SS7シグナリングを用いて)という点が挙げられる。
【0021】
本発明の第2の態様によれば、パケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末の測位システムが提示され、前記ネットワークは、コアネットワーク要素、基地局、基地局を制御する基地局コントローラ、及び、移動電話ネットワークの移動端末装置を備え、さらに、移動電話ネットワークにおける接続はパケット交換方式で構成され、さらに、上記システムは、
移動電話ネットワークの基地局コントローラと機能的に接続される端末装置の位置決定用位置ユニットを有し、基地局コントローラと位置ユニット間の接続は回線交換接続であり、さらに、前記基地局コントローラが、
回路交換メッセージとパケット交換メッセージとをそれぞれ処理する、回線交換とパケット交換双方の機能と、
パケット交換と回線交換機能間で或る特定の測位と関連するデータを伝送するために回線交換とパケット交換機能間の関連付けを確立する手段と、を有することを特徴とする。
【0022】
本発明は、例えば、GSMベースのパケット交換GPRSまたはGERAN(GSM EDGE無線アクセスネットワーク)基地局コントローラを利用するEGPRS無線システムなどにおける測位用として好適である。
【0023】
本発明の第3の態様によれば、パケット交換移動通信システム用ネットワーク要素が実現され、前記要素は、パケット交換メッセージを処理するパケット交換機能の実現手段を有し、上記ネットワーク要素が、
回線交換メッセージを処理する回線交換機能を実現する手段と、
パケット交換と回線交換機能間である特定の通信に関連するデータを伝送するための回線交換とパケット交換の機能間の関連付けを確立する手段と、を有することを特徴とする。
【0024】
本発明のこれらの好ましい実施例は非独立特許請求項の主題である。
【0025】
本発明に基づく方法およびシステムは以下の利点を有する。パケット交換位置サービスを実現するための各種デバイスの利用を回避することが可能となる。さらに、本発明によれば、既存のデバイスに対する大きな変更が不要であり、ネットワークにおけるシグナリングがさらに均一なものとなり、さらに、ネットワークオペレータにとって比較的迅速で、比較的コスト効率良く、現在のパケット交換ネットワークで実現可能な相対的に高速な位置サービスが達成される。ある種のケースでは、端末装置と位置センタ間で専用パケットデータ接続を開く必要がない場合、位置サービスはさらに高速になる。
【0026】
本発明に基づく方法によって、パケット交換に適した或る方法でLbインターフェースを利用することにより、さらに、GERANシステムのBSCとSMLCネットワーク構成要素においてパケット交換に適したプロトコル・スタックを実現することにより、GERAN(GSM EDGE無線アクセスネットワーク)システムにおける位置サービスの実現が可能となる。
【0027】
以下、添付図面を参照することにより、好ましい実施例と共に本発明についてのさらに詳細な説明を行う。
【0028】
(発明の詳細な説明)
図1aと1bを参照しながら、固定電話網とパケット伝送ネットワークとのインターフェースを備えたパケット交換無線システムの典型的構成について説明する。図1bは、実施例の説明にとって必須のブロックだけを含む図であるが、一般的なパケット交換セルラ無線ネットワークが別の機能と構成も含むことは当業者には明らかであり、それらについての詳細な記述は本明細書では必要ではない。無線システムは、例えば、GSMベースのGPRSやEGPRS、広帯域符号分割多元接続を利用する一般移動電話システムUMTSあるいはこれらシステムのハイブリッドであってもよい。その場合、UMTSスタイルでネットワークの構成について概略が示されており、無線ネットワークはGERAN(GSM拡張型無線アクセスネットワーク)と呼ばれるが、この無線インターフェースは通常のGSMベースの無線インターフェースあるいはEDGE変調を利用する無線インターフェースである。
【0029】
図1aと1bの記載は主としてUMTSに基づくものである。移動電話システムの主要構成要素は、コアネットワークCN、無線ネットワークUTRANとしても周知のUMTS地上無線アクセスネットワーク、及び、ユーザ用装置UEとしても周知の加入者端末である。CNとUTRAN間のインターフェースはIuと呼ばれ、UTRANとUE間のエア・インターフェースはUuと呼ばれる。
【0030】
UTRANは無線ネットワークサブシステムRNSから成る。RNS間のインターフェースはIurと呼ばれる。RNSは無線ネットワーク制御装置RNC並びに1つ以上のノードBから成る。RNCとB間のインターフェースはIubと呼ばれる。セルとしても周知のノードBの範囲は文字Cによって図1aに示されている。RNSは、従来の用語では基地局サブシステム(BSS)と呼ぶ場合もある。したがって、無線システムのネットワーク構成要素には無線ネットワークUTRANとコアネットワークCNとが含まれる。
【0031】
図1aの記載は非常に一般的なレベルのものであるため、UMTSシステムの各構成要素にほぼ対応するGSMシステムの構成要素を図示することにより、この記載は図1bでさらに明瞭なものになる。本図に示す記載は、様々なUMTS構成要素の役割と機能がまだ設計段階にあるため、決して拘束力を持つものではなく、むしろ示唆的ものであることに注意のこと。
【0032】
加入者端末150は例えば、固定端末装置や、車載用端末装置や、携帯用端末装置であってもよい。無線ネットワークの基幹施設UTRANは基地局システムとしても周知の無線ネットワークサブシステムRNSから成る。無線ネットワークサブシステムRNSは、基地局コントローラ102としても周知の無線ネットワーク制御装置RNCと、RNCの制御下で動作する、基地局100としても周知の少なくとも1つのノードBとから成る。
【0033】
基地局100は、マルチプレクサ116と、いくつかの送受信装置114と、送受信装置114とマルチプレクサ116との動作を制御する制御ユニット118とから成る。マルチプレクサ116を用いて、いくつかの送受信装置114により使用されるトラフィックチャネルと制御チャネルとが伝送チャネル160の中へ配置される。
【0034】
基地局100内の送受信装置114は、加入者端末150との双方向無線接続Uuを実現するために使用されるアンテナユニット112と接続される。双方向無線接続Uuで伝送されるフレーム構成は厳密に規定される。
【0035】
基地局コントローラRNC(参照符号102)は、グループ交換マトリックス120と制御ユニット124とを有する。グループ交換マトリックス120は、音声及びデータの切り替え用として、及び、シグナリング回線接続用として用いられる。基地局100と基地局コントローラ102とから成る基地局システムRNSにはトランスコーダ122も含まれる。
【0036】
基地局コントローラ102と基地局100からなる物理的構造並びにこれらの間のタスクの分割は実施される構成に応じて変わりうる。典型的には、基地局100は、上述のように無線路を実現する役割を果たす。基地局コントローラ102は典型的には次のような、無線資源の管理、セル間でのチャネル切り替え制御、電力調整、タイミングと同期、及び、加入者端末のページングの管理を行う。
【0037】
トランスコーダ122は、トランスコーダ122と基地局コントローラ102間で、移動電話システムのフォーマットで音声データを伝送できるので、典型的には可能な限り移動交換センタ(MSC)132に近接して配置され、これによって伝送容量の節減が行われる。トランスコーダ122は、公衆電話交換網と無線電話網で使用される各種のデジタル音声符号化フォーマット間での変換を行う。例えば、固定ネットワークでの64kbit/秒フォーマットから、セルラ無線ネットワークで使用される別のフォーマット(13kbit/秒など)への変換が可能であり、この逆の変換も同様に可能である。上記必要なデバイスについてのさらに詳細な説明はここでは行わないが、音声以外の別のデータはトランスコーダ122では変換の対象にならないことに注意のこと。
【0038】
制御ユニット124は、呼制御、移動性管理、統計情報の収集、シグナリングを行う。
【0039】
コアネットワークCNはUTRANの外側の移動電話システム基幹施設から成る。図1bは、コアネットワークCNでの回線交換伝送と関連するデバイスのうち移動交換センタ132を示す。
【0040】
図1bからわかるように、交換マトリックス120を用いて、移動交換センタ132を介して公衆電話交換網(PSTN)134の中へ、及び、GPRSネットワークのようなパケット伝送ネットワーク142の中へ接続(黒い円で示す)を行うことができる。公衆電話交換網134では、典型的な端末装置136は、従来方式の電話またはISDN(サービス統合ディジタル網)電話である。パケット伝送は、移動電話システム148と接続されたコンピュータから加入者端末150と接続される携帯用コンピュータ152へ、インターネット146のようなデータ通信網を介して行われる。加入者端末150と携帯用コンピュータ152との組み合わせの代わりに、例えばWAP(無線アプリケーション用プロトコル)電話または、PDA(個人用情報機器)を備えた移動通信端末装置を組み込んだノキア9110コミュニケータタイプのデバイスの利用が可能である。
【0041】
パケット伝送ネットワーク142と交換マトリックス120間の接続がサポートノード140(SGSN=サービスGPRSサポートノード)により確立される。サポートノード140の目的は、基地局システムとゲートウェイノード(GGSN=ゲートウェイGPRSサポートノード)144間でパケットを転送すること、及び、加入者端末150の動作領域内においてこの端末の位置を追跡することである。
【0042】
ゲートウェイノード144は公衆パケット伝送ネットワーク146をパケット伝送ネットワーク142と接続する。インターネットプロトコルまたはX.25プロトコルをインターフェースで利用することができる。カプセル化を利用することにより、ゲートウェイノード144は、公衆パケット伝送ネットワーク146からパケット伝送ネットワーク142の内部構造を隠すため、公衆パケット伝送ネットワーク146の観点から見ると、パケット伝送ネットワーク142がサブネットのように見える。公衆パケット伝送ネットワーク146は、サブネットで加入者端末150へのパケットの送信が可能となり、加入者端末150からのパケットの受信が可能となる。
【0043】
典型的には、パケット伝送ネットワーク142は、インターネットプロトコルを利用し、シグナリング並びにユーザデータを運ぶ私設ネットワークである。ネットワーク142の構造はオペレータによって変わる場合があり、インターネットプロトコル層の下に在るアーキテクチャとプロトコルとが含まれる。
【0044】
例えば、公衆パケット伝送ネットワーク146はグローバルなインターネットであってもよい。インターネットと接続されている、サーバ・コンピュータなどの端末装置148は加入者端末150へのパケット送信を望む。
【0045】
図1cは、加入者端末150と公衆電話交換網端末装置136間で回線交換伝送チャネルの確立を可能にする方法を示す図である。この図で、強調線は、エア・インターフェース170のシステムを通ってアンテナ112から送受信装置114へ、さらにこの送受信装置114からマルチプレクサ116において多重化され、伝送チャネル160を介して交換マトリックス120へ向かい、この交換マトリックス120において、トランスコーダ122の中へ入る出力信号との接続が確立され、トランスコーダ122から移動交換センタ132で行われる接続を介して公衆電話交換網134とその端末装置136へ向かうデータフローを示す。基地局100で、制御ユニット118は伝送時にマルチプレクサ116を制御し、次いで、基地局コントローラ102で、制御ユニット124は交換マトリックス120を制御し、正しい接続を行う。
【0046】
図1dはパケット交換接続を示す。携帯用コンピュータ152が加入者端末UE(図1bの参照符号150)と接続されている。強調線は、サーバ・コンピュータ148から携帯用コンピュータ152への伝送データのフローを示す。言うまでもなく、携帯用コンピュータ152からサーバ・コンピュータ148への反対方向のデータ伝送も可能である。データは、以下のように流れる:UMインターフェース170としても周知のエア・インターフェースのシステムを通って、アンテナ112から送受信装置114へ、次いで、そこから、マルチプレクサ116で多重化され、Abisインターフェースで伝送チャネル(図1bの参照符号160)を介して交換マトリックス120へ、そこで、Gbインターフェースでサポートノード140の中へ入る出力との接続が確立される。サポートノード140から、データは、パケット伝送ネットワーク142を介して、公衆パケット伝送ネットワーク146とそのサーバ・コンピュータ148と接続されたゲートウェイノード144を通って伝送される。
【0047】
図を明瞭にするために、図1cと1dには回線交換データとパケット交換データの双方が同時に伝送されるケースは示されていない。しかし、回線交換伝送に使用されない容量をパケット交換伝送用として柔軟に利用できるので、この同時伝送は完全に可能であり、一般に行われていることである。回線交換データを伝送しないネットワーク構成も可能である。このネットワークはパケット交換データ専用として使用される。これによってネットワーク構造の単純化が可能となる。
【0048】
図1dをさらに調べてみる。UMTSシステムの各種エンティティ(CN、UTRAN、RNS、RNC、B)が点線のボックスとしてこの図に概略が示されている。コアネットワークCNのパケット交換伝送と関連するデバイスについて以下さらに詳細に説明する。サポートノード140、パケット伝送ネットワーク142、ゲートウェイノード144に加えて、コアネットワークにはゲートウェイ移動位置センタ(GMLC)186とホーム位置レジスタ(HLR)184も含まれる。
【0049】
ゲートウェイ移動位置センタ186の目的は外部クライアント188へ位置サービスを提供することである。ホーム位置レジスタ184には、位置サービスのための加入者データとルーティング情報とが含まれる。図1dに図示の追加の位置サービス用デバイスにはサービス移動位置センタ182が含まれるが、該センタは、図示のように、基地局コントローラRNC(例えばその制御部124など)内に常駐が可能である。上記追加の位置サービス用デバイスは基地局コントローラRNCまたはサポートノード140のいずれかと接続される別個のデバイスであってもよい。
【0050】
さらに、位置測定ユニット(LMU)180が示されている。このユニットは、基地局B内(例えばその制御部118内など)に常駐してもよいし、あるいは、基地局Bと接続される別個のデバイスであってもよい。位置測定ユニット180の目的は、測位方法が必要とするであろう無線測定を行うことである。
【0051】
加入者端末用位置測定ユニット180は、SMLC(サービス移動位置センタ)としても周知のネットワーク要素である。
【0052】
図1dは、本願に関連する加入者端末UEの構成部分も示す図である。加入者端末UEはアンテナ190を備え、このアンテナを介して送受信装置192は無線インターフェース170から信号を受け取る。加入者端末UEの動作は制御部194(典型的には、該制御部の必要なソフトウェアを備えたマイクロプロセッサ)により制御される。
【0053】
この図に示す構成要素の他に、加入者端末UEは、典型的には、スピーカー、マイク、ディスプレイ、キーボード並びにバッテリから成るユーザ・インターフェースも備えている。これらについては、本発明とは関連しないので本明細書では詳述しない。
【0054】
また、基地局B内の送受信装置の構成、及び、加入者端末UE内の送受信装置の構成についてもこれらのデバイスの実施される構成は当業者には明らかであるので、本明細書では詳述しない。例えば、通常のEGPRS対応の無線ネットワーク送受信装置及び加入者端末送受信装置の利用が可能である。OSI(開放型システム間相互接続)モデルの上位層、特に第3層で測位に関連する動作は実行される。
【0055】
図2は一例としてEGPRS制御プレーンのプロトコル・スタックを示す図である。これらの実施例は決してEGPRSに限定されるものではないことに注意のこと。上記プロトコル・スタックは、ISO(国際標準化機構)OSI(開放型システム間相互接続)モデルに準拠して構成されたものである。OSIモデルでは、プロトコル・スタックは層に分割される。原則として7つの層の存在が可能である。図2は各ネットワーク要素について当該要素で処理されるプロトコル部分を示す。ネットワーク要素は加入者端末MS、基地局システムBSS、サポートノードSGSN及び位置センタSMLCである。基地局と基地局コントローラとは別個に図示されていない。なぜなら、基地局と基地局コントローラ間でのインターフェースが規定されていないからである。したがって基地局システムBSSに割り当てられたプロトコル処理は、原則として、基地局100と基地局コントローラ102間で自由に振り分けることが可能である。実際にはこの場合、たとえトランスコーダ122が基地局システムBSSの一部であったとしても、このトランスコーダを使用することはできない。上記様々なネットワーク要素はこれらの要素のインターフェースUm、Gb、Gnにより分離される。
【0056】
各デバイスMS、BSS、SGSN、SMLCにおける層は別のデバイス内の対応する層と論理的に通信を行う。最下位層の物理層だけが相互に直接交信を行う。その他の層は、次の下位層により提供されるサービスを常に利用する。したがって、メッセージは物理的に層間で垂直方向に伝送しなければならない。さらに、最下位層(やはり物理層として周知の)でメッセージは層間で水平方向に伝送されることになる。
【0057】
ビットレベルでの実際の伝送は最下位の第1層RF、L1を用いて実行される。物理層により機械的、電気的及び機能的特性が規定され、当該伝送媒体内への接続が行われる。
【0058】
データリンク層として周知の次の第2層は、物理層のサービスを利用して、例えば伝送エラーの訂正を行いながら信頼性の高い通信を実現する。エア・インターフェース170で、データリンク層はRLC/MAC副層とLLC副層に分割される。ネットワーク層として周知の第3層により、デバイス間のデータ伝送と交換技術からの独立性が上位層に与えられる。
【0059】
ネットワーク層は、接続の確立、維持及び切断の役割を果たす。GSMシステムでは、ネットワーク層はシグナリング層としても知られている。このネットワーク層は2つの主要タスクすなわち、メッセージルーティング、及び、2つのエンティティ間でのいくつかの独立した同時接続を確立する手段を供する。ネットワーク層には、セッション管理(SM)副層とGPRS移動性管理(GMM)副層とが含まれる。
【0060】
GPRS移動性管理副層GMMは、無線資源管理とは直接関連しない加入者端末の移動結果を管理する。固定ネットワークでは、この副層がユーザ認証制御及びユーザとネットワークとの接続の役割を果たすことになる。したがって、セルラネットワークではこの副層によってユーザの移動性と登録並びに移動性から結果として生じるデータの管理がサポートされる。さらに、この副層により、加入者端末の識別子の検証と、アクセス権限が与えられるサービスの検証とが行われる。この副層でのメッセージ処理は加入者端末MSとサポートノードSGSNとの間で行われる。
【0061】
セッション管理副層SMは、パケット交換呼の管理に関連するすべての動作を管理するが、ユーザの移動決定は行わない。セッション管理副層SMは、接続の確立、維持及び解除を行う。この副層には、加入者端末150による発信呼とこの加入者端末で終了する呼のための別々の処理手順が含まれる。この副層におけるメッセージ処理は加入者端末MSとサポートノードSGSNとの間でも行われる。
【0062】
基地局システムBSSでは、セッション管理副層SMと移動性管理副層GMMのメッセージは透過的に処理される。すなわち、これらのメッセージは前後に転送されるにすぎない。
【0063】
LLC(論理リンク制御)層はSGSNとMS間で信頼性の高い暗号化された論理リンクを実現する。LLCはそれ自体で完全なものであり、下位層から独立し、移動電話ネットワークのネットワーク構成要素に対する、変更されたエア・インターフェースの影響を最小限にする。伝送されるべき情報並びにユーザデータは暗号化により保護される。UmとGbインターフェース間で、LLCデータはLLC中継層LLC RELAYで伝送される。MAC(媒体アクセス制御)層は以下のタスクの役割を果たす層である:アップリンク接続(加入者端末からネットワーク構成要素への)と、ダウンリンク接続(ネットワーク構成要素から加入者端末への)との双方におけるデータとシグナリングの多重化、アップリンク資源要求の管理、及び、ダウンリンク・トラフィック用資源の配分とタイミングのタスクである。またトラフィック優先順位の処理もこの層の役割である。RLC(無線リンク制御)層はLLC層データ(すなわちLLCフレーム)をMAC層へ伝送する役割を果たす。RLCはLLCフレームをRLCデータブロックに分割し、該データブロックをMAC層へ中継する。アップリンク方向に、RLCはRLCデータブロックからLLCフレームを構成し、次いで、LLC層へこれらのフレームを伝送する。物理層は、Umインターフェース(GSMシステムで規定されるエア・インターフェースなど)での無線接続を用いて実現される。物理層は例えば搬送波変調、インタリーブ、伝送データの誤り訂正、同期、送信電力調整を行う。
【0064】
GPRSトンネリングプロトコルGTP(GPRSトンネリングプロトコル)により、異なるSGSNとGGSN間の基幹ネットワークを介してシグナリングのトンネリングが行われる。所望の場合、GTPはSGSNとGGSN間のフロー制御を実現することもできる。UDP(ユーザ・データグラム・プロトコル)は、例えばIP(インターネットプロトコル)を利用する場合などの、信頼性の高いリンクを必要としないGTP層で当該データパケットを伝送する。ユーザ・レベルでは、TCP(伝送制御プロトコル)も使用可能である。TCPにより、フロー制御並びにTCPを介して伝送されるパケットの損失と破損に対する保護が行われる。なお、UDPはパケット破損に対する保護を行うにすぎない。
【0065】
IPはGPRSの基幹プロトコルであり、その機能にはユーザデータ並びに制御データのルーティングが含まれる。IPはIPv4プロトコルをベースとすることができるが、将来、このシステムは移行され、IPv6プロトコルが利用されることになる。BSSGP(基地局サブシステムGPRSプロトコル)層により、上位層データに加えて、BSSとSGSN間でルーティングとサービス品質に関連する情報が運ばれる。この情報の物理的伝送はFR(フレームリレー)層で行われる。NS(ネットワークサービス)はBSSGPプロトコルに基づいてメッセージの転送を行う。
【0066】
次に、図3から図6を参照して、本発明による加入者端末の測位方法の可能なシグナリング、及び、その可能な用法についての説明を行う。図3は上記測位方法で行われる動作を示すフローチャートであり、図4はこの測位方法で行われるシグナリングを示す信号シーケンス図である。
【0067】
図示の例では、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)のステージ3についての記述でまだ仕様化されていない動作が用いられているため、この図で使用されている名称は将来変更される可能性があることに注意のこと。
【0068】
さらに、例えばSMLCと基地局コントローラとを実際には同一デバイス内に組み込むことが考えられる。この場合においても本発明による方法を用いて所望の端末装置との関連付けベースの接続を容易にすることが望ましい。
【0069】
動作はステップ301から開始し、ステップ302で位置要求が行われる。このような要求400、401は移動端末装置からのMOLR要求401または別のネットワーク要素からのMTLR要求400のいずれかであってもよい。双方の場合でこの動作は同一である。
【0070】
図4によれば、SGSNで受信される位置サービス要求400、401を送信することにより、位置サービスの内部または外部クライアントまたは移動端末装置MSは或る加入者端末の所在位置に関する情報を要求する。適当なSGSNへの必要なルーティング情報が、特別のルーティング情報要求によってHLRから取得され、ルーティング情報確認応答を用いてHLRにより確認応答が行われる。この動作は周知のものと考えられるので、さらなる検討は行わない。ルーティング情報に基づいてGMLCは適当なSGSNを認知し、加入者端末の所在位置に対する要求を送信する。
【0071】
図3の次のステップ303では、当該SGSNにより、パケットコントローラ(すなわち基地局コントローラGERANのパケット交換機能PCU)へBSSGPメッセージ402が送信され、このメッセージには、少なくともTLLI(一時論理リンク識別子)とBVCI(BSSGP仮想接続識別子)情報とが含まれる。BVCIは移動端末装置が動作中のセルを示す。
【0072】
パケットコントローラPCUはステップ304で受信したBSSGPメッセージ402をチェックし、このメッセージが、所在位置メッセージであれば、回線交換用コントローラすなわち基地局コントローラGERANの回線交換機能BSC(図5を参照)が、メッセージ403のために確立されたSCCP接続によって、メッセージ403をさらにSMLCへ転送できるようにBSSAP−LEプロトコルに変換される。
【0073】
次のステップ305では、位置要求メッセージ403は、BSSAP−LEプロトコルを利用して追加情報としてSCCP接続を介してSMLCへ渡される。
【0074】
ステップ306で確立されたSCCP接続を介して、SMLCは前記BSSAP−LEメッセージを含む位置要求メッセージ403を受け取る。SMLCは所望の方法を用いてこの位置要求を実行する。SCCP接続が確立されているため、SMLCは、SCCP接続を用いてステップ306で基地局コントローラを介してMS方向に通信の開始が可能となる。基地局コントローラBSCはTLLIによってSCCP接続と、対応するパケット接続との間の関連付けを認知するため、BSCは適当な端末装置との通信の開始が可能となる。この通信409を利用して、要求された方法を用いて測位が実行されることになり、所在位置情報または所在位置と関連する別の情報がSCCP接続405を介してBSSAP−LEメッセージによって返送されることになる。ここで送信される情報は、使用する測位方法に非常に左右される情報である。端末装置MSからのある種の信号(すなわち、移動通信ネットワークのRFリンクを介する伝送信号、あるいは、例えば、使用する測位方法に依存するGPS送受信装置からの信号のいずれか)を要求して、必要な精度でその位置の決定を可能にすることは様々な方法では普通のことである。
【0075】
ステップ307で、回線交換用コントローラBSCはパケットコントローラPCUへメッセージを伝送し、パケットコントローラPCUはメッセージ406を転送し、メッセージ406はさらにBSSGPプロトコルによりSGSNへ伝送される。この後、SCCP接続の解放が可能となる。SGSNが返送された情報407、408を要求者へ転送すると、動作はステップ309で終了する。
【0076】
図5は、本発明に基づいて関連付けを実現する基地局コントローラの粗いブロック図を示す。本発明に基づくGERAN(BSC、PCU)基地局コントローラ501は、パケット交換機能用プロトコル・スタック502と、回線交換機能用プロトコル・スタック503とを有する。パケット交換プロトコル・スタック502を用いて、基地局コントローラはSGSN504と交信を行い、さらに、回線交換プロトコル・スタック503を用いて、基地局コントローラはSMLC位置サーバ505と交信を行う。
【0077】
また基地局コントローラ501はエア・インターフェースUmを介して移動局MSとも交信するが、図を明瞭にするために、これは図5には図示されていない。
【0078】
制御ユニット506は関連付けを、したがって、基地局コントローラでのパケット交換通信と回線交換通信とを制御し、或る接続と関連するパケット交換と回線交換メッセージの識別子データ(または所在位置メッセージ全体)を記憶装置507の中へ保存して、この関連付けを確立し、該関連付けを検知した後、別のプロトコル・スタック内の対応する層へこれらのメッセージを送信する。この関連付け記憶装置505は、必要な情報、すなわち所在位置メッセージ全体またはその識別子データを記憶する。パケット交換接続の場合、この識別子は指定されたLCSメッセージに対応するTLLIであり、回線交換接続の場合、この識別子はSCCP接続IDなどである。この識別子は例えば(図示のように)テーブルとして実現が可能であり、その場合、各パケット交換接続識別子TLLI1、TLLI2、TLLI3等々は、回線交換接続識別子SCCP−ID1、SCCP−ID2、SCCP−ID3等々に対応する。この所在位置返信メッセージが受信されると、(適当な識別子を含み、パケット交換メッセージまたは回線交換メッセージにそれぞれ変換することにより変更された)このメッセージは関連付け記憶装置507内のデータを用いて指示されて、別のプロトコル・スタックと適当な受け手へ送信することができる。
【0079】
図6は、本発明に基づく、SS7プロトコルを利用するLbインターフェースを介する接続を示す図である。L1すなわち第1層は物理層であり、MTPプロトコル層は、位置センタSMLCと基地局コントローラBSC(すなわち基地局コントローラGERANの回線交換基地局コントローラ機能)間のメッセージの伝送に用いられる。SCCP層は、対応する層間の仮想接続を実現する。第3層L3の望ましい実施される構成は、BSSAP−LEプロトコルに基づきアプリケーション層の送信プロトコルとしての機能を果たす。
【0080】
本発明の別の実施例では、位置センタSMLCは基地局コントローラGERANと一体化される。この場合でも、位置センタの好ましい位置は基地局コントローラの回線交換機能の内部に在り、本発明に基づく関連付けがそのまま基地局コントローラの内部で実現される。
【0081】
従来技術と比較して新しい特徴を実現するこの好ましい方法はソフトウェアをベースとするものであるが、このことは、その測位方法が、無線システムと位置サーバとからなるネットワーク構成要素において明瞭に規定された機能に対する比較的簡単なソフトウェアの変更を必要とすることを意味する。
【0082】
好ましい実施例では、ネットワークのパケット交換側のプロトコル・スタックはパケット交換ネットワークから受信した所在位置メッセージをソフトウェアベースで決定し、このメッセージを変換して、回線交換ネットワーク内で回線交換プロトコルの下で適当な端末装置へ転送する手段を有する。これに対して、ネットワークの回線交換側のプロトコル・スタックは、回線交換ネットワークから受信した所在位置メッセージを決定し、このメッセージを変換して、パケット交換ネットワーク内で適当なパケット識別子をつけてパケット交換プロトコルの下で転送するソフトウェアベースの手段を有する。
【0083】
さらに、本発明に基づく基地局コントローラは、パケット交換ネットワーク側から回線交換ネットワーク側へメッセージを伝送する手段を有し、また、逆に回線交換ネットワーク側からパケット交換ネットワーク側へメッセージを伝送する手段も有する。
【0084】
測位用として確立されたSCCP接続を測位方法の実行時に効果的に利用することが可能であり、この接続は所在位置についての応答が与えられた後解放することができる。
【0085】
以上、添付図の例を参照しながら本発明を示したが、本発明の範囲が本例に限定されるものではなく、特許請求項により要点が述べられている枠組みの中でこのソフトウェアベースの実施される構成を多くの方法で改変可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1a】
図1aはセルラーネットワークの構成の一例を示す図である。
【図1b】
図1bはセルラーネットワークのさらに詳細なブロック図を示す図である。
【図1c】
図1cは回線交換接続を示す図である。
【図1d】
図1dはパケット交換接続を示す図である。
【図2】
図2はセルラー無線ネットワークのある特定の部分のプロトコル・スタックの一例を示す図である。
【図3】
図3は本測位方法で実行される動作を示すフローチャートを示す図である。
【図4】
図4は本測位方法で実行されるシグナリングを説明する信号シーケンス図を示す図である。
【図5】
図5は本発明に基づく基地局コントローラの実施される構成のブロック図を示す図である。
【図6】
図6は本発明に基づくLbインターフェースを介する回線交換プロトコルシグナリングを示す図である。
Claims (19)
- パケット交換移動電話ネットワークにおいて加入者端末(MS)を測位する方法であって、前記端末装置の測位のために、移動電話ネットワークの基地局コントローラ(GERAN、BSC、PCU)を介してメッセージを伝送する前記方法において、前記測位に必要な通信を実現するために、前記移動電話ネットワークの前記基地局コントローラ(GERAN、BSC、PCU、102、RNC)において回線交換とパケット交換双方のメッセージを利用し、パケット交換と回線交換機能間で或る測位に関連するデータを転送するためにこれらのメッセージ間の関連付け(507)を確立することを特徴とする方法。
- 或る測位と関連するデータが或る位置要求と関連するデータであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 或る測位と関連するデータが或る加入者端末の測位と関連するデータであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 位置の決定が位置センタ(SMLC)により実行され、前記基地局コントローラ(GERAN、BSC)と前記位置センタ(SMLC)間の接続が回線交換接続であり、前記移動電話ネットワークにおけるその他の接続がパケット交換接続であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記移動電話ネットワークのコアネットワーク要素(SGSN)が、回線交換接続を確立するためにパケット識別子(BSSGP/TLLI)を持つパケット交換形式で前記基地局コントローラ(GERAN、BSC)へ前記位置要求を伝送することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- パケット交換メッセージ識別子(TLLI)を回線交換メッセージ識別子(SCCP−ID)と相互に関連させることにより前記関連付けを確立することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 回線交換プロトコルの下で転送可能なメッセージに前記パケット交換メッセージを変換することを特徴とする請求項6に記載の方法。
- パケット交換プロトコルの下で転送可能なメッセージに前記回線交換メッセージを変換することを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 前記パケット交換機能がパケット交換プロトコル(BSSGP)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記回線交換機能が回線交換プロトコル(SS7)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記基地局コントローラ(GERAN、BSC、RNC、102)と前記位置センタ(SMLC)間の接続が、SS7プロトコルを用いてLbインターフェースを介して行われることを特徴とする請求項4又は10に記載の方法。
- パケット交換移動電話ネットワークにおける加入者端末を測位するシステムであって、前記のネットワークは、コアネットワーク要素(SGSN、140)、基地局(100、B)、前記基地局を制御する基地局コントローラ(102、RNC、GERAN)、及び、前記移動電話ネットワークの移動端末装置(MS、150)を備え、さらに、前記移動電話ネットワークにおける接続がパケット交換方式で構成される前記システムにおいて、
前記移動電話ネットワークの前記基地局コントローラと機能的に接続される前記の端末装置(MS、150)の位置決定用位置ユニット(SMLC)を有し、前記基地局コントローラ(102、RNC、GERAN)と前記位置ユニット(SMLC)間の接続は回線交換接続であり、さらに、前記基地局コントローラ(102、RNC、GERAN)が、
回路交換メッセージとパケット交換メッセージとをそれぞれ処理するための、回線交換(BSC、SS7)とパケット交換(PCU、BSSGP)双方の機能と、
前記パケット交換機能と前記回線交換機能間で或る特定の測位と関連するデータ伝送を行うために前記回線交換機能と前記パケット交換機能間の関連付けを確立する手段(506、507)と、を有することを特徴とするシステム。 - 前記回線交換機能が回線交換プロトコル・スタック(SS7)を含み、さらに、前記パケット交換機能がパケット交換プロトコル・スタック(BSSGP)を含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記基地局コントローラ(501、102、RNC、GERAN)がパケット交換メッセージを回線交換メッセージに変換する手段(506)を含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記基地局コントローラ(501、102、RNC、GERAN)が回線交換メッセージをパケット交換メッセージに変換する手段(506)を含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記基地局コントローラ(102、RNC、GERAN)と前記位置ユニット(SMLC)間にLbインターフェースが存在し、前記Lbインターフェースを介する通信をSS7プロトコルを用いて行うように構成することを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記位置ユニット(SMLC)が前記端末装置の位置を決定できるようにするために、前記システムが前記端末装置(MS)から信号を取得する手段を含むことを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- パケット交換移動通信システムのネットワーク要素(501、102、RNC、GERAN)であって、パケット交換メッセージを処理するためのパケット交換機能を実現する手段(PCU、BSSGP、502)を有する前記ネットワーク要素において、
回線交換メッセージを処理するための回線交換(BSC、SS7)機能を実現する手段と、
前記パケット交換機能と前記回線交換機能間である特定の通信と関連するデータ伝送をするために前記回線交換機能と前記パケット交換機能間の関連付けを確立する手段(506、507)と、を有することを特徴とするネットワーク要素。 - 位置ユニット(SMLC)との回線交換接続を確立する手段(502)と、
前記の移動通信システムのコアネットワークとのパケット交換接続を確立する手段(503)と、
移動通信端末装置の測位と関連する通信を処理し、パケット交換と回線交換の測位用通信を相互に関連づける手段(506、507)と、を有することを特徴とする請求項18に記載のネットワーク要素。
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