JP2004510876A - 粘弾性液体中に活性成分を含有する粒子 - Google Patents

粘弾性液体中に活性成分を含有する粒子 Download PDF

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Abstract

本発明は、円錐・板レオメーター中で25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定して10〜10 Paの粘弾性パラメーターη’およびη”を有する、粘弾性液体マトリックス中に分散した活性成分を含んでなる粒子に関する。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、液状粘弾性液体マトリックス中に含有される活性成分を含んでなる粒子に関する。本発明は、また、このような粒子を製造する方法、組成物、および多数の用途におけるこのような粒子の使用に関する。
【0002】
発明の背景
活性成分、例えば、酵素を合成固体状粒子の中に混入し、これにより活性成分を不活性化から保護しおよび/または活性成分から環境を保護することが知られている。通常、このような製品は、性能を改良するために、他の乾燥製品、例えば、乾燥粒状洗浄剤組成物に適用されてきている。このような活性成分を含有する粒子は、活性成分を固体混合物に適用することによって製造される。乾燥固体粒子の中に適当に混入できる活性成分の1例は酵素である。
【0003】
既知の酵素粒状配合技術は下記のものを包含する:
a) 噴霧乾燥製品、ここで液状酵素含有溶液を噴霧乾燥塔中で噴霧化して小さい液体粒子を形成し、液体粒子は乾燥塔を下降する間に乾燥されて酵素含有粒状物質を形成する。非常に小さい粒子はこの方法で製造することができる (Michael S. Showell (編者);Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol. 71;pp. 140−142;Marcel Dekker)。
【0004】
b) 層状製品、ここで酵素は予備形成されたコア粒子の回りに層としてコーティングされ、ここで酵素含有溶液を、典型的には流動床装置中で、噴霧化し、流動床装置において予備形成されたコア粒子は流動化され、そして酵素含有溶液はコア粒子に接着し、乾燥されてコア粒子表面上に乾燥酵素層を残す。所望大きさの有用なコア粒子を見出すことができる場合、所望大きさの粒子を得ることができる。この型の製品は、例えば、WO 97/23606に記載されている。
c) 吸収されたコア粒子、酵素をコアの回りに層としてコーティングするよりむしろ、酵素をコア上におよび/またはコア表面中に吸収させる。このような方法はWO 97/39116に記載されている。
【0005】
d) 押出またはペレット化された製品、ここで酵素含有ペーストをプレスしてペレット化するか、あるいは圧力下に小さい開口を通して押出し、粒子に切断し、引き続いて乾燥する。このような粒子は通常かなりの大きさを有する。なぜなら、押出開口 (通常穿孔を有するプレート) を作る材料は押出開口にわたって許容可能な圧力低下を制限するからである。また、小さい開口を使用するときの非常に高い押出圧力は、酵素ペーストにおいて発熱を増加させ、これは酵素に対して有害である。(Michael S. Showell (編者); Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol. 71;pp. 140−142;Marcel Dekker)。
【0006】
e) 粒状化製品、ここで酵素粉末を溶融蝋中に懸濁させ、この懸濁液を、例えば、回転ディスク型アトマイザーを通して、冷却チャンバー中に噴霧し、ここで液体粒子は急速に固化する (Michael S. Showell (編者); Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol. 71;pp. 140−142;Marcel Dekker)。得られた製品は、酵素が表面上に濃縮される代わりに不活性物質の全体を通じて均一に分布されているものである。また、米国特許第4,016,040号および米国特許第4,713,245号には、この技術が記載されている。
【0007】
f) ミキサー粒状化製品、ここで酵素含有液体を慣用造粒成分の乾燥粉末組成物に添加する。液体および粉末を適当な比率で混合し、液体混合物として乾燥粉末上に吸収させ、乾燥粉末の成分は付着し、凝集し始め、粒子は蓄積し、酵素を含んでなる粒体を形成する。このような方法は下記の特許出願に記載されている:米国特許第4,106,991号 (NOVO NORDISK) および関係する文献EP 170360 B1 (NOVO NORDISK)、EP 304332 B1 (NOVO NORDISK)、EP 304331 (NOVO NORDISK)、WO 90/09440 (NOVO NORDISK) およびWO 90/09428 (NOVO NORDISK)。種々の高翦断ミキサーを粒状化装置として使用できる、この方法の特定の製品において、酵素、充填剤および結合剤およびその他から成る粒体をセルロースと混合して粒子を強化して、いわゆるT−粒体を形成する。強化された粒子は、いっそう頑丈であり、酵素ダストの発生はより少ない (下文参照)。
【0008】
既知の酵素配合物は今日まで「乾燥配合物」、すなわち、固体粒子から成る配合物であるか、あるいは「液状配合物」、すなわち、酵素/酵素粒子の溶液または懸濁液を含有する液体である。
【0009】
WO 00/10700には、支持物質中の基質の粒子形固定化物を製造する方法が開示されており、この方法によれば、基質および支持物質は中程度〜高度に粘性の、可能ならば粘弾性混合物を形成し、支持物質と基質との混合物を調製した後、固定化構造物を液状媒質中で固定する。
WO 00/21504には、感受性液状成分をマトリックスの中に包封して、離散貯蔵安定性粒子を形成する。
WO 01/25323には、ポリマーマトリックスと活性成分とを含んでなる弾性粒子が開示されている。
【0010】
発明の要約
本発明の目的は、活性物質、例えば、酵素を使用し、取扱う、新規な、より安定な方法を提供することである。活性成分について、一般に、ある用途において使用するときまで、活性成分を環境から分離することが望ましい。これは、一般に、活性成分を離散粒子の中に組込むことによって達成された。また、粒子の中への活性成分の組込みは、活性成分から発生することがある、潜在的に有害な活性成分のダストの量を低下させるという目的に役立つ。本発明は、このような改良された粒子に関し、そして粘弾性液体マトリックス中に分散した活性成分を含んでなる粒子を提供し、ここで粘弾性パラメーターη′ およびη″ は円錐・板レオメーター中で25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定して10〜1014 Paである。
本発明は、また、粒子を製造する方法および粒子を含んでなる組成物を提供する。
【0011】
図面および表の簡単な説明
図面なし。
【0012】
発明の詳細な説明
活性成分を含んでなる乾燥固体組成物を取扱うとき、主要な問題の1つは、乾燥固体組成物を取扱う人に対して有害であることがある、活性成分からのダストの形成である。活性成分が液状組成物の中に存在するとき、取り囲む液体は、ダストの形成を効果的に抑制するので、この問題は通常起こらない。しかしながら、他の性質、例えば、活性成分の安定性について、乾燥固体組成物は液状組成物よりも非常にすぐれる。なぜなら、活性成分は他の成分からいっそう効果的に分離することができ、そして乾燥組成物は通常活性成分が分解することがある媒質を提供しないからである。
【0013】
活性成分は当業者に知られているように乾燥固体粒子の中に組込むことができ、これは活性成分のダストの形成を抑制することができるが、既知のヘウバッハ (Heubach) 法により測定して、活性成分のダストはなお粒子から解放されることがある。
【0014】
液体である粒子をある条件下に加工し、固体粒子として調製することができる、活性成分を組込んだ液体粒子を製造できることを我々は発見した。提案された粒子が非常に低いダスト解放性を有する理由は、液体が噴霧化されないかぎり、液体はダストを決してまたはめったに発生しないことにあり、これは極端に高い粘度および粘弾性のために不可能であろう。噴霧化するために粘度は100〜500 mPaであることが必要であることが考えられるが、本発明の粘弾性液体マトリックスは10 Pa以上の粘度を有する。
【0015】
本発明の粒子は特に殻コア立体配置を有し、ここでコアは25 ℃において10〜1014 Paのη′およびη″を有し、液状粘弾性マトリックス中に分散した活性成分を含んでなる粒子であり、そしてコーティングは任意のコーティング物質である。
【0016】
定義
用語「固体」は、本発明の関係において使用するとき、物質の1つの性質として理解すべきである。固体物質に変形力、すなわち、ひずみを加えるとき、固体物質はある量の応力、すなわち、力/単位面積が得られる物質として定義される。この応力は時間従属的であることがあるが、それは常に定常の、ゼロでない定常状態の値を獲得するであろう。
【0017】
用語「液体」は、本発明の関係において使用するとき、物質の1つの性質として理解すべきである。液体物質に変形力、すなわち、ひずみを加えるとき、変形が起こるかぎり、液体物質はある量の応力、すなわち、力/単位面積が得られる物質として定義される。変形が停止するとすぐに、応力のレベルは直ちに定常状態のレベルに減少し、これは常に正確にゼロである。液体は液体中に内部の永久的応力を持続または維持することができない。
【0018】
用語「粘弾性液体」は、本発明の関係において使用するとき、液体の1つの性質として理解すべきである。変形後に物質中の応力が正確にゼロに到達する時間の長さが十分に長いとき、液体 (流体) は粘弾性である。粘弾性液体は2つのパラメーターη′(ω) およびη″(ω) を含有する簡単なモデルを使用して記載することができ、これらは円錐・板 (cone and plate) レオメーター(例えば、Bohlin Rheometer) 中で異なる正弦周波数ωについて容易に測定することができる。η′(ω) は粘弾性流体の弾性として解釈することができ、そしてη″(ω) は粘度として解釈することができる。
【0019】
比=η′(ω) /η″(ω) (度で測定した) の接線は損失接線=tan δと呼ばれる。この定義はこの分野、例えば、下記の文献において承認されている:Bird R. B., Armstrong R. C., Hassager O. “Dynamics of polymer liquids”, Volume 1: Fluid mechanics, John Wiley and Sons, Chapter 6, 特に6. 1. 2. 1, pp. 281, 1977。本発明の粘弾性液体は、25 ℃において1の正弦周波数ωを使用して円錐・板レオメーター (例えば、Bohlin Rheometer) 中で測定したとき、10〜1014 Paのη′およびη″を有する。また、比δ (デルタ) は位相角と呼ばれ、これは時にはψ (ファイ) と呼ばれる。位相角ψは純粋な弾性固体について0°であり、そして純粋な粘性液体について90°である。
【0020】
本発明において使用する粘弾性液体は、水を含有しないか、あるいは少なくとも非常にわずかの水を含有する物質であることができる。水は液体の成分に結合するか、あるいは湿った環境から吸収された水を含有することがある。したがって、液体中の水の量は液体の成分、成分の吸湿性および取り囲む環境の湿度に依存する。本発明において使用する粘弾性液体は、30%w/w以下、特に20%w/w以下、特に10%w/w以下、特に5%w/w以下、より特に3%w/w以下、より特に1%w/w以下を含有することができるか、あるいは検出可能な水を含有しない。
【0021】
化合物の用語 「真の密度」 は、本明細書において使用するとき、前記化合物の密度 (重量/体積) として解釈すべきであり、これは化合物が不溶性である液体の中に秤量した原子の化合物を浸漬し、液体分散液の体積増加 (すなわち、化合物により置換された液体の体積) を測定することによって決定される。1例として、1 gの化合物を10 cmの体積の化合物が不溶性である液体に添加し、この添加により液体−化合物の混合物の体積が11 cmに増加する場合、これにより化合物は液体の1 cmを置換し、化合物の真の密度は1 g/cmである。液体の真の密度は液体の測定した体積の重量として測定することができる。
用語「蝋」は、本明細書において使用するとき、25〜150 ℃の融点を有する化合物として解釈すべきである。
【0022】
用語「粘弾性液体マトリックス」は、本明細書において使用するとき、粘弾性液相として解釈すべきであり、ここで活性成分および必要に応じて他の有用な成分が分散されており、そして粘弾性液体は他の成分を一緒に結びおよび/または結合して液状の離散した粒状の実在物を形成するために使用される。未被覆粒子において、粘弾性液体マトリックスを構成する粘弾性液体は、活性成分および他の有用な成分が分布している粒子の少なくとも35%w/w、特に少なくとも45%w/w、より特に少なくとも50%w/w、より特に60%w/w、より特に70%w/w、より特に80%w/wを構成する。
【0023】
粘弾性液体マトリックス中に分散した活性成分に関する用語「分散した」は、本明細書において使用するとき、粘弾性液体マトリックス全体を通じて均一にまたは均質に存在する活性成分として、例えば、粘弾性液体マトリックス中に溶解した活性成分として、および/または粘弾性液体マトリックスの中に均質に分布する離散した固体または液体のクラスターまたは粒子または液体粒子として理解すべきである。
【0024】
句「コーティングされた粒子の直径とコア粒子の直径との間の比」(以後においてD/Dと略す) は、本明細書において使用するとき、コア粒子のみの直径で割ったコア粒子とコーティングとを含んでなる粒子の直径として理解すべきである。例えば、直径100 μmのコア粒子を厚さ200 μmのコーティング層でコーティングする場合、コーティングされた粒子は (200 + 100 + 200) =500 μmの直径を有し、そしてD/Dは500 μm/100 μm=5である。
用語「実質的に酵素を含有しない」は、本明細書においてコーティングについて使用するとき、コーティング1 g当たり5 mgより少ない酵素が存在することを意味する。
【0025】
粒子
本発明の粒子は、25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定して10〜1014 Paの粘弾性パラメーターη′およびη″の両方を有する粘弾性液体マトリックス中に分散または懸濁した活性成分を含んでなる。粘弾性液体マトリックスの中に活性成分を埋め込むと、液体の性質のために、粒子からダストとして解放させることがある活性成分の量は低下する。しかしながら、マトリックスの粘弾性のために、粘弾性液体が正確にゼロの定常状態のレベルに到達するために必要の時間の長さよりも速く製造を実施するかぎり、液体マトリックスは固体であるので、液体マトリックスから粒子を製造することがなお可能である。
【0026】
本発明の長期間の構造的完全性は粒子の回りに1または2以上のコーティング層を適用することによって特に改良されるので、本発明の粒子は1または2以上のコーティングにより囲まれたコア粒子を構成する。特に、コーティング層の少なくとも1つは乾燥固体のコーティングであり、これは粒子に追加の構造的強さを提供し、経時的に粒子の形状の保存を促進することができる。
【0027】
一般に、このようなコーティングされた粒子は50〜1200 μm、より特に100〜600 μmの好ましい平均大きさ (粒子の最長寸法において測定して) を有する。ある用途について、小さい大きさの粒子は特に50〜200 μmであるが、他の用途において、より大きい粒子は特に300〜600 μmである。
コア粒子それ自体は特に700 μmまたは600 μmより小さく、特に50〜500 μm、例えば、100〜400 μm、最も特に200〜300 μmである。
【0028】
1つの態様において、コーティングされた粒子に増加した構造的強さ与えるために、慣用コーティングに比較して、コーティングは比較的厚い。したがって、コーティングされた粒子のD/Dは少なくとも1.1、特に少なくとも1.5、より特に少なくとも2、より特に少なくとも2.5、より特に少なくとも3、最も特に少なくとも4である。しかしながら、D/Dは特に約100以下、特に約50以下、より特に25以下、最も特に10以下である。特に、D/Dの範囲は約4〜約6である。
一般に、このような粒子は特に3 g/cm以下、特に2 g/cm以下、より特に1.5 g/cm以下の真の密度を有する。
【0029】
液状粘弾性マトリックス
粘弾性液体はマトリックスを構成し、マトリックスにおいて活性成分および必要に応じて他の有用な成分は、原理的には、本発明の液状粘弾性粒子について記載した周囲条件における粘度および弾性についての必要条件を満足する、任意の液状物質または液状物質の混合物であることができる。
特に、物質は有機ポリマーおよび/またはモノマーから成るか、あるいはそれらを含有する有機粘弾性物質、例えば、液状物質であることができる。物質、例えば、炭水化物のポリマー (例えば、ペクチン) 、タンパク質、例えば、ゼラチン、糖、グルコースシロップ、変性植物油またはそれらの混合物を、本発明において要求される粘弾性を有する液体にするか、あるいは配合することができる。
【0030】
特に、粘弾性液体マトリックスを構成する成分の大部分は水溶性である。
1つの態様において、円錐・板レオメーター中で25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定したとき、粘弾性液体マトリックスの粘弾性パラメーターη′およびη″は10〜1012 Pa、特に10〜1011 Paである。他の態様において、円錐・板レオメーター中で25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定したとき、粘弾性液体マトリックスの粘弾性パラメーターη′およびη″は特に10〜1011 Paである。
【0031】
活性成分
活性成分は、取り囲む環境から分離することによって利益を得るすることができる、任意の活性成分または活性成分の混合物であることができる。用語 「活性成分」 は、あるプロセスにおいて粒体を適用したとき、粘弾性液体マトリックスから放出され、プロセスを改良する目的を達成する、すべての成分を包含することを意味する。適当な活性成分は、本発明の組成物において失活の対象および/または失活させて他の成分にさせる活性成分である。前述したように、活性成分は特に粘弾性液体マトリックスの中に離散固体粒子として分散または懸濁して存在する。
【0032】
活性成分は、特質が無機、例えば、後述する漂白成分、または有機であることができる。特に、活性成分は、通常取り囲む環境に対して非常に感受性であり、粘弾性液体マトリックスの中に埋め込まれることから利益を得る、生物学的に活性な物質、例えば、微生物から得られる物質である。
本発明の関係において酵素は、任意の酵素または異なる酵素の組み合わせであることができる。したがって、「酵素」 について言及するとき、酵素は一般に1種または2種以上の酵素の組み合わせを包含することが理解されるであろう。
【0033】
酵素変異型 (例えば、組換え技術により製造される) は、用語 「酵素」の意味の中に包含されることを理解すべきである。このような酵素変異型は、例えば、下記の文献に記載されている:EP 251,446 (Genencor)、WO 91/00345 (Novo Nordisk)、EP 525,610 (Solvay) およびWO 94/02618 (Gist−Brocades NV)。
本明細書において使用する酵素の分類は下記に従う:Recommendations (1992) of the Nomenclature Committee of the International Union of Biochemistry and Molecular Biology, Academic Press, Inc., 1992。
【0034】
したがって、本発明の粒体の中に適当に混入できる酵素の型は下記のものを包含する:オキシドレダクターゼ (EC 1.−.−.−)、トランスフェラーゼ (EC 2.−.−.−)、ヒドロラーゼ (EC 3.−.−.−)、リアーゼ (EC 4.−.−.−)、イソメラーゼ (EC 5.−.−.−) およびリガーゼ (EC 6.−.−.−)。
【0035】
特に、本発明の関係におけるオキシドレダクターゼは、ペルオキシダーゼ (EC 1.11.1)、ラッカーゼ (EC 1.10.3.2) およびグルコースオキシダーゼ (EC 1.1.3.4) である。商業的に入手可能なオキシドレダクターゼ (EC 1.−.−.−)の1例は、GluzymeTM (Novo Nordisk A/Sから入手可能である酵素) である。それ以上のオキシドレダクターゼは他の供給会社から入手可能である。特に、トランスフェラーゼは下記のサブクラスの任意におけるトランスフェラーゼである:
【0036】
a) 1つの炭素基を転移させるトランスフェラーゼ (EC 2.1);
b) アルデヒドまたはケトン残基を転移させるトランスフェラーゼ (EC 2.2);アシルトランスフェラーゼ (EC 2.3);
c) グリコシルトランスフェラーゼ (EC 2.4);
d) メチル以外のアルキルまたはアリール基を転移させるトランスフェラーゼ (EC 2.5);および
e) ニトロ発生基を転移させるトランスフェラーゼ (EC 2.6)。
【0037】
本発明の関係におけるトランスフェラーゼ特定の型は、トランスグルタミナーゼ (タンパク質−グルタミンγ−グルタミルトランスフェラーゼ;EC 2.3.2.13) である。
適当なトランスグルタミナーゼのそれ以上の例は、WO 96/069321 (Novo Nordisk A/S) に記載されている。
【0038】
本発明の関係における特定のヒドロラーゼは次の通りである:カルボン酸エステルヒドロラーゼ (EC 3.1.1.−)、例えば、リパーゼ (EC 3.1.1.3);フィターゼ (EC 3.1.3.−)、例えば、3−フィターゼ (EC 3.1.3.8) および6−フィターゼ (EC 3.1.3.26);グルコシダーゼ(EC 3.2、これは本明細書において 「カルボヒドラーゼ」 と呼ぶグループ内に入る)、例えば、α−アミラーゼ (EC 3.2.1.1);ペプチダーゼ (EC 3.4、これはまたプロテアーゼとして知られている);および他のカルボニルヒドロラーゼ。
【0039】
本発明の関係において、用語 「カルボヒドラーゼ」は、特に5および6員環構造の炭水化物鎖 (例えば、澱粉またはセルロース) を破壊することができる酵素 (すなわち、グルコシダーゼ、EC 3.2) を意味するばかりでなく、かつまた炭水化物、例えば、6員環構造、例えば、D−グルコースを5員環構造、例えば、D−フルクトースに異性化することができる酵素を意味するために使用される。
【0040】
関係するカルボヒドラーゼは下記のものを包含する (括弧内はEC番号である):α−アミラーゼ (EC 3.2.1.1)、β−アミラーゼ (EC 3.2.1.2)、グルカン1,4−α−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.3)、グルカン1,4−β−グルカナーゼ (セルラーゼ、EC 3.2.1.4) 、エンド−1,3 (4)−β−グルカナーゼ (EC 3.2.1.6)、エンド−1,4 −β−キシラナーゼ (EC 3.2.1.8)、デキシトラナーゼ (EC 3.2.1.11)、クチナーゼ (EC 3.2.1.14)、ポリガラクツロナーゼ (EC 3.2.1.15)、リゾチーム (EC 3.2.1.17)、β−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.21)、α−ガラクトシダーゼ (EC 3.2.1.22)、β−ガラクトシダーゼ (EC 3.2.1.23)、アミロ−1,6−ガラクトシダーゼ (EC 3.2.1.33)、
【0041】
キシラン1,4−β−キシロシダーゼ (EC 3.2.1.37)、グルカンエンド−1,3 −β−D−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.39)、α−デキストリンエンド−1,6−α−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.41)、スクロースα−ガラクトシダーゼ (EC 3.2.1.48)、グルカンエンド−1,3 −α−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.59)、グルカン1,4−β−グルコシダーゼ (EC 3.2.1.74)、グルカンエンド−1,6−β−グリコシダーゼ (EC 3.2.1.75)、アラビナンエンド−1,5−α−L−アラビノシダーゼ (EC 3.2.1.99)、ラクターゼ (EC 3.2.1.108)、キトサナーゼ (EC 3.2.1.132) およびキシロースイソメラーゼ (EC 5.3.1.5)。
【0042】
商業的に入手可能なプロテアーゼ (ペプチダーゼ) の例は次の通りである:KANNASETM、EVERLASETM、ESPERASETM、ALCALASETM、NEUTRSETM、DURAZYMTM、SAVINASETM、PYRASETM、PANCREATIC TRYPSIN NOVO (PTN)、BIO−FEEDTM、 PROおよびCLEAR−LENSTM PRO (すべてはNovo Nordisk A/S、Bagsvaerd、Denmark、から入手可能である)。
他の商業的に入手可能なプロテアーゼは下記のものを包含する:MAXATASETM、MAXACALTM、MAXAPEMTM、OPTICLAEANTMおよびPURAFECTTM (Genencor International Inc.またはGist−Brocades)。
【0043】
商業的に入手可能なリパーゼの例は次の通りである:LIPOPRIMETM、LIPOLASETM、LIPOLASETM ULTRA、LIPOZYMETM、PALATASETM、NOVOZYMETM 435およびLECTITASETM (すべてはNovo Nordisk A/Sから入手可能である)。
他の商業的に入手可能なリパーゼの例は次の通りである:LUMAFASTTM (Genencor International Inc.からのPseudomonas mendocinaのリパーゼ);LIPOMAXTM (Gist−Brocades/Genencor International Inc.からのPs. pseudoalcaligenesのリパーゼ;およびSolvay酵素からのBacillus種のリパーゼ)。
【0044】
商業的に入手可能なカルボヒドラーゼの例は次の通りである:ALPHA−GALTM、BIO−FEEDTM ALPHA、BIO−FEEDTM BETA、BIO−FEEDTM PLUS、BIO−FEEDTM PLUS、NOVOZYMETM 188、CELLUCLASTTM、CELLUSOFTTM、CEREMYLTM、CITROZYMETM、DENIMAXTM、DEZYMETM、DEXTROZYMETM、FINIZYMTM、FUNGAMYLTM、GAMANASETM、GLUCANEXTM、LACTOZYMTM、MALTOGENASETM、PENTOPANTM、PECTINEXTM、PROMOZYMETM、PULPZMETM、NOVAMYLTM、TERMAMYLTM、AMGTM (AMYLOGLUCOSIDASE NOVO)、MALTOGENASETM、SWEETZYMETMおよびAQUAZYMTM (すべてはNovo Nordisk A/Sから入手可能である)。それ以上のカルボヒドラーゼは他の供給会社から入手可能である。
【0045】
本発明のコア粒子中の活性成分、例えば、酵素の量 (純粋な酵素タンパク質として計算した) は典型的にはコア粒子の約20〜65重量%の範囲、特に25重量%以上、例えば、30、35、40、45、50、55、60または65重量%以上であろう。
【0046】
他の物質
コア粒子は、粘弾性液体マトリックスおよび1または2以上の活性成分に加えて、コア粒子中で特定の機能を発揮することができる、他の物質を含んでなることができる。他の物質はこの分野において普通に使用されている化合物であることができ、下記の非限定的グループから選択することができる:
酵素安定剤
酵素安定剤または酵素保護剤、例えば、酵素配合分野において普通に使用されているものはコア粒子の要素であることができる。酵素安定剤または酵素保護剤はいくつかのカテゴリーに入る:アルカリ性または中性の物質、還元剤、酸化防止剤および/または第1遷移系列の金属イオン塩。これらの各々は、同一または異なるカテゴリーの他の保護剤と組み合わせて使用することができる。
【0047】
アルカリ性保護剤の例は、アルカリ金属のケイ酸塩、炭酸塩または重炭酸塩であり、これらは、例えば酸化体を、活性的に中和することによって化学的掃去作用を提供する。還元性保護剤の例は亜硫酸塩、チオ亜硫酸塩、チオ硫酸塩またはMnSOであるが、酸化防止剤の例はメチオニン、ブチル化ヒヒドロキシトルエン (BHT) またはブチル化ヒドロキシアニソール (BHA) である。特に、保護剤はチオ硫酸塩、例えば、チオ硫酸ナトリウムまたはメチオニンである。また、酵素安定剤はホウ酸塩、ホウ砂、ギ酸塩、ジ−およびトリカルボン酸および可逆的酵素インヒビター、例えば、スルフヒドリル基を有する有機化合物またはアルキル化またはアリール化ホウ酸であることができる。
【0048】
ホウ素をベースとする安定剤の例はWO 96/21716の中に見出すことができるが、特定のホウ素をベースとする安定剤はWO 96/41859に記載されている4−ホルミル−フェニル−ホウ酸またはその誘導体である (それらの両方の開示は引用することによって本明細書の一部とされる)。有用な酵素安定剤のなお他の例はゼラチン、カゼイン、ポリビニルピロリドン (PVP) およびスキムミルクの粉末である。酵素安定剤はコア粒子の0.01〜10%w/w、特にコア粒子の0.1〜5%w/w、例えば、0.5〜2.8%w/wを構成することができる。
【0049】
可溶化剤
コア粒子が洗浄剤組成物の1成分である場合、コア粒子の溶解度はことに重要である。この分野において知られているように、多数の可溶化剤は、種々の方法で、配合物の溶解度を増加させる働きをし、この分野において知られている典型的な可溶化剤はナショナル・ファーマコペイア (national Pharmacopeia′s) の中に見出すことができる。こうして、コア粒子は必要に応じてコア粒子の溶解度を増強する働きをする任意の物質を含んでなることができる。
【0050】
無機物質
例えば、水溶性および/または不溶性無機塩、例えば、微粉砕アルカリ硫酸塩、アルカリ炭酸塩および/またはアルカリ塩化物、粘土、例えば、カオリン (例えば、SPESWHITETM、English China Clay) 、ベントナイト、タルク、ゼオライト、炭酸カルシウム、および/またはケイ酸塩。
【0051】
結合剤
例えば、高い融点または不定的に高い融点を有しかつ非蝋状の結合剤、例えば、ポリビニルピロリドン、デキストリン、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースまたはCMC。適当な結合剤は炭水化物結合剤、例えば、Glucidex 21DTM (Roquette Freres、フランス国)。
【0052】

例えば、25〜150 ℃、特に35〜80 ℃の溶融温度を有する有機化合物。適当な蝋の例は次の通りである:ポリエチレングリコール;ポリプロピレンまたはポリエチレンまたはそれらの混合物;非イオン界面活性剤;天然源からの蝋、カルナバ蝋、カンデリラ蝋、蜜蝋、水素化植物油または獣脂;脂肪酸アルコール;モノグリセリドおよび/またはジグリセリド;脂肪酸およびパラフィン。
【0053】
繊維材料
例えば、繊維の形態の純粋なまたは不純のセルロース。これはおがくず、純粋な繊維状セルロース、ワタ、または他の形態の純粋または不純の繊維状セルロースである。また、繊維状細胞系統をベースとする濾過助剤を使用することができる。繊維形態のセルロースのいくつかのブランド、例えば、CEPOTMおよびARBCELLTMが市販されている。繊維状濾過助剤の関連する例は、Arbocel BFC200TMおよびArbocel BC200TMである。また、合成繊維をEP 304331に記載されているように使用することができ、そして典型的な繊維はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ことにナイロン、ポリビニルホルメート、ポリ (メト) アクリル化合物から作ることができる。
【0054】
架橋剤
例えば、酵素適合性界面活性剤、例えば、エトキシル化アルコール、ことに10〜80エトキシ基を有するアルコール。これらはコーティングおよびコア粒子の両方の中に存在することができる。
懸濁剤
メディエイター (例えば、洗浄用途において粒子溶解時に漂白作用を促進するために) および/または溶媒をコア粒子の中に混入することができる。
粘度調節剤
粘度調節剤はコア粒子の中に存在することができる。
【0055】
コーティング
前述したように、本発明の粒子は特にコーティングされた粒子であり、ここでコーティングは粒子の性質を改良する。コーティング物質は任意の慣用のコーティング物質、特に水中に可溶性または分散性である物質である。慣用のコーティングは下記の特許出願に記載されている:WO 89/08694、 WO 89/08695、EP 270608 B1および/またはWO 00/017793。
【0056】
慣用コーティング物質の他の例は下記の特許出願の中に見出すことができる:米国特許第4,106,991号、EP 170360、EP 304332、EP 304331、EP 458849、EP 458845、WO 97/39116、WO 92/12645A、WO 89/08695、WO 89/08694、WO 87/07292、WO 91/06638、WO 92/13030、WO 93/07260、WO 93/07263、WO 96/38527、WO 96/16151、WO 97/23606、米国特許第5,324,649号、米国特許第4,689,297号、EP 206417、EP 193829、DE 4344215、DE 4322229 A、DD 263790、JP 61162185 Aおよび/またはJP 58179492。
【0057】
「他の物質」の節において前述したように、コーティングは、結合剤、繊維、塩類、水不溶性無機質、顔料、酵素安定剤、蝋またはそれらの組み合わせを含んでなることができる。
【0058】
特定の態様において、「他の物質」の節において前述したように、コーティングは少量の保護剤を含んでなることができる。保護剤は活性成分を不活性化する (阻害する) ことができる成分と反応することができる。保護剤は取り囲むマトリックスから、すなわち、阻害成分が活性成分と接触し、活性成分を不活性化する前に、粒子または粒体の中に入ることができる。こうして、保護剤は、例えば、阻害成分を中和し、還元するか、あるいはそうでなければ阻害成分と反応してそれを活性成分に対して無害とすることができる。活性成分を不活性化できる典型的な成分は酸化体、例えば、過臭素酸塩、過炭酸塩、有機過酸およびその他である。
【0059】
コーティング中の保護剤の量はコーティングの5〜40%w/w、好ましくは5〜30%w/w、例えば、10〜20%w/wである。これらの成分が取り囲む環境からの反応性成分と相互作用するという事実は、活性成分を酸化から保護するこれらの成分が、本発明の粒子の適用時に解放されるとき、ある目的でまた働くことができることを意味する。また、これらの成分は、解放されるとき、反応性成分または反応性系、例えば、取り囲む環境の漂白系の作用を変更し、こうして、例えば、酸化および/または腐食プロセスに対するインヒビターとして働くことができる。1例として、保護剤は銀腐食インヒビターとして作用することができる。
【0060】
コーティングは、連続的均質層を形成することによってコア粒子を包封すべきである。
コーティングは、粒体の意図する用途に依存して、粒体において多数の機能を実行することができる。こうして、例えば、コーティングは下記の効果の1または2以上を達成することができる:
(i) コア粒子のダスト形成傾向をさらに減少させる;
(ii) 漂白性物質/系 (例えば、過臭素酸塩、過炭酸塩、有機過酸およびその他) による酸化に対してコア粒子中の1または2以上の活性成分を保護する;
(iii) 液状媒質 (例えば、水性媒質) の中に粒子を導入するとき、所望の速度で溶解する;
(iv) よりすぐれた物理的強度を有する本発明の粒子を提供する。
【0061】
コーティングは下記の物質の1または2以上をさらに含んでなることができる:塩素掃去剤、可塑剤、顔料、潤滑剤 (例えば、界面活性剤または静電防止剤)および芳香性物質。
本発明の関係におけるコーティング層において有効な可塑剤は、例えば、下記のものを包含する:ポリオール、例えば、糖類、糖アルコール、または1000より小さい分子量を有するポリエチレングリコール (PEG);尿素、フタレートエステル、例えば、ジブチルまたはジメチルフタレート;および水。
【0062】
適当な顔料は下記のものを包含するが、これらに限定されない:微粉砕白色体質顔料、例えば、二酸化チタンまたはカオリン、有色顔料、水溶性着色剤、ならびに1または2以上の顔料と水溶性着色剤との組み合わせ。
本発明の関係において使用するとき、用語「潤滑剤」は、表面摩擦を減少させ、粒体表面を潤滑し、静電気の蓄積傾向を減少させ、および/または粒体の脆砕性を減少させる、任意の物質である。また、コーティング中の結合剤の粘着性を減少させることによって、コーティングプロセスの改良において関係する役割を演ずることができる。こうして、潤滑剤は凝集防止剤および湿潤剤として働くことができる。
【0063】
適当な潤滑剤の例は、低級ポリエチレングリコール (PEG) およびエトキシル化脂肪族アルコールである。
本発明の1つの態様において、例えば、下記の特許出願に記載されているように、高い一定湿度を有する保護的コーティングで本発明のコア粒子をコーティングする:オランダ国特許出願WO 00/01793、pp. 5−9および記載された実施例 (これは引用することによって本明細書の一部とされる)。
それ以上の態様において、用語「酵素を実質的に含まない」は、本明細書においてコーティングについて使用するとき、コーティング1 g当たり5 mgより少ない活性成分が存在することを意味する。
【0064】
なおそれ以上の態様において、コーティングは既知のコーティングよりも厚く、D/Dは少なくとも1.1、特に少なくとも1.5、より特に少なくとも2、より特に少なくとも2.5、より特に少なくとも3、最も特に少なくとも4である。しかしながら、D/Dは特に約100以下、特に約50以下、より特に25以下、最も特に10以下である。D/Dの特定の範囲は約4〜約6である。
コーティングの厚さは少なくとも25 μmである。特定の厚さは少なくとも50 μm、例えば、少なくとも75 μm、少なくとも100 μm、少なくとも150 μm、少なくとも200 μm、少なくとも250 μmまたは特に少なくとも300 μmである。
【0065】
洗浄剤配合物において本発明の粒子を使用することを主として目的とする態様において、異なる「機能的」成分、例えば、TAED、CMC、漂白、OBE、界面活性剤、香料ならびに当業者に知られている洗浄剤配合物において使用する他の機能的成分をコーティングに添加することができる。また、コーティングは必要に応じて食品産業、パン焼き産業、添加剤産業、飼料産業、洗浄剤産業または活性成分の粒子を使用できる他の産業における特定の用途について選択される機能的成分を含んでなることができる。
前述したように、コーティングは、厚さおよび物質の選択の結果、液体コア粒子に物理的および機械的強さを与え、貯蔵およびプロセシング間に液体コア粒子の形状を維持するであろう。
【0066】
また、コーティングは、本発明の粒子を含有する組成物をプロセシングするとき、例えば、飼料の水蒸気ペレット化するとき、液体コア粒子を保護するであろう。水蒸気プロセスにおいて使用する高い温度および湿度は、ある条件下に、コア粒子を溶解し、および/または活性成分を変性し、こうして活性を減少または破壊することがある。
【0067】
コーティングはコーティングの耐熱性を与える成分を含んでなるか、あるいはコア粒子中の活性成分がなお完全に安定である温度において溶融するコーティングを与える全体的組成を有する成分を含んでなることができる。これにより、活性成分の直接の環境内の温度をある期間の間コーティングの融点より低い温度に上昇させるであろう (問題の時間はまたコーティングの厚さに依存する)。したがって、 (水蒸気) ペレット化プロセス間にコア粒子中の活性成分を保護するために適当なコーティングは70〜120 ℃の融点または温度範囲を有するべきである。
【0068】
ある態様において、コーティングは、各々が特別の機能を有する、いくつかのコーティング層を含むことができる。
1つの態様において、コーティングは液状潤滑剤の外層を有する。潤滑剤の目的は粒体を滑らかにして、粒体の流れ能力を増加させかつ、取扱う間に個々の粒体が衝突するとき、ダストの形成を抑制することである。潤滑剤は特に鉱油または非イオン界面活性剤であり、より特に潤滑剤は他の殻物質と混和性ではない。
【0069】
1つの態様において、コーティングは弾性であり、気相成分を含んでなる。気相成分は特にコーティング物質の少なくとも20容量%を構成し、そしてコーティング物質は特に0.8 g/cm以下の真の密度を有するべきである。適当な気体は大気の空気、二酸化炭素、窒素、貴ガスを包含する。
さらに、気相成分は適当にはコーティングの中に気相を含んでなる軽質球の形態で混入することができる。
【0070】
軽質球は低い真の密度を有する小さい粒子である。典型的には、それらは空気またはガスを内部に有する中空の球形粒子である。このような物質は通常固体物質を膨張させることによって調製される。これらの軽質球は、特質が無機であり、例えば、3MTMからのSCOTCHLITETMガラス泡 (中空ガラス球)、Q−CELTM (ホウケイ酸塩ガラスの中空微小球) および/またはExtendospheresTM (セラミック中空球) (The PQ Corporationから入手可能である)であることができる。また、軽質球は、特質が有機であり、例えば、PM系列 (プラスチック中空球) (The PQ Corporationから入手可能である)、ExpancelTM (プラスチック中空球) (AKZO Nobelから入手可能である)、LuxsilTMおよびSphericelTM (Potters Industriesから入手可能である) および/またはStyrocellTM (スチレンの球) (SHELLから入手可能である) であることができる。
【0071】
StyrocellTMのスチレンはペンタンを含有し、加熱すると、沸騰し、物質を膨張またははじけ (この反応はトウモロコシ種子のポプコーンへの膨張に匹敵する) 低い真の密度の軽質ポリスチレン物質を残す。また、多糖類、特に澱粉またはその誘導体である。BiodacTMはセルロース (製紙からの廃棄物) (GranTek Inc. から入手可能である) から作られた非中空軽量物質の1例である。これらの物質は単独でまたは異なる軽質物質との混合物として本発明の粒体の中に含めることができる。
【0072】
コーティングは、蝋、ポリペプチド、および炭水化物ポリマーをさらに含んでなることができる。特定の蝋はポリエチレングリコールであり、特にポリペプチドはゼラチン、コラーゲン、カゼイン、キトサン、ポリアスパラギン酸およびポリグルタミン酸から選択されるが、特定の炭水化物ポリマーはペクチン、澱粉、変性澱粉、セルロース、変性セルロース、カラゲナン、アラビアゴム、アカシアゴム、キサンタンガム、イナゴマメゴムおよびグアーゴムから選択される。
【0073】
粒子を製造する方法
粘弾性液体の特別の特徴は、それらを正しい条件下に固体として加工することができることである。これにより、ローラープレス、押出機、皮膜形成装置およびその他を使用する機械的加工によりコア粒子を製造することができる。
【0074】
本発明の粘弾性液体粒子を製造する方法は、粘弾性液体マトリックスの中に、特に固体粒子の形態で、活性成分および必要に応じて他の物質を分散させて、特に均質な分散液を形成する工程を常にを含む。この工程は、適当に高温において実施して、仕上げられた粒子の粘度よりも低い粘度を獲得することができる。しかしながら、加熱により活性成分に障害を与えないように十分な注意を払うべきである。これに関して、重要な特徴は粘弾性液体マトリックスが少量の水を含有するか、あるいは水を含有しないことである。なぜなら、水が存在しないと、活性成分を有意に障害しないで、水が存在する場合よりも高い温度に加熱することができるからである。
【0075】
この混合物を調製した後、多数の異なる工程を適用して分散液から液体粒子を製造することができる。
1つの態様において、分散液を粘弾性液体マトリックスのガラス転移温度より低い温度冷却し、分散液を破砕および/または粉砕して、凍結液体分散液の小さい粒子を形成する。
【0076】
他の態様において、粘弾性液体マトリックスが液体状態である間、周囲温度において、分散液を粘弾性液体マトリックスの薄いシートに圧延し、小片に切断することによって、分散液を加工する。この方法は、物質のシートを製造し、シートから所望の形状の小片にスライスすることによってイタリアンパスタを作る方法に類似する。
第3の態様において、小さい孔を通して分散液を押出し、押出生成物を小片に切断する。
【0077】
前述したようにして得られた粒子は特に丸くて、球形またはほぼ球形の粒子を形成する。これは好都合に、例えば、マルマライザー中で実施することができる。しかしながら、粒子の液体の特質を使用して粒子に造形することが好ましい。流動床乾燥器中で粒子を流動させ、粒子を加熱し、粘弾性液体マトリックスの表面張力により粒子を球形にする。また、この手順は引き続くコーティング工程を促進する。なぜなら、粒子を丸くした後、粒子がなお流動している間に、コーティングを適用することができるからである。流動床コーティングプロセスにおいて、1種または2種以上のコーティング物質を含有する溶液を流動化されたコア粒子に噴霧し、溶液の溶媒を蒸発させることによってコア粒子表面上にコーティングを付着させる。
【0078】
粒子を含んでなる組成物およびそれらの適用
本発明は、また、本発明の粒子を含んでなる組成物に関する。この組成物は任意の組成物であることができるが、特定の組成物は、例えば、食品、パン焼きおよび/または洗浄剤産業において意図される組成物である。したがって、組成物は食品、パン・菓子類製造用粉末、練り粉または洗浄剤組成物またはこのような組成物の中に混入すべき添加剤であることができる。また、本発明は、組成物の使用、例えば、パンのような食品を改良するための使用、またはセルロース含有布帛のような物体をクリーニングするための使用を包含する。
【0079】
ベーキング
本発明の特定の態様において、活性成分を含んでなる新規な我々の開発がベーキング産業において有効であることを我々は発見した。
穀粉微粉砕機およびベーキング産業において、活性成分、例えば、酵素の使用は十分に確立されている。しかしながら、穀粉組成物の中に酵素粒子を混入するために、粒度は200 μmの粒度を超えるべきでない。このような小さい粒子は、噴霧乾燥製品としてのみ入手可能である。しかしながら、従来の噴霧乾燥製品は通常非常に小さい粒子の脆弱な凝集物であり、酵素ダストを放出する傾向がある。
【0080】
我々の新規な粒子の開発により、酵素が埋め込まれている粘弾性液体マトリックスのために、ダスト放出が非常に低い、小さい酵素含有粒子を製造することができる。したがって、本発明は、本発明の粒子を含んでなるベーキング組成物、特に練り粉改良組成物または練り粉改良成分を含んでなる穀粉組成物を提供する。
【0081】
ベーキング産業において酵素を使用するとき、ある種の酵素活性成分は好ましい。穀粉はベーキング品質を異なるようにするために変化する含量のアミラーゼを含む。穀粉を標準化するために、アミラーゼの添加が必要であることがある。アミラーゼおよびペントサナーゼは一般に酵母発酵のために糖を提供し、パン体積を改良し、戻りを遅延し、品質悪化速度を低下させ、ペントサンガムから生ずる粘着性を減少させる。炭水化物の例を後述する。
【0082】
製品においてゴム性を引き起こさないで2またはそれ以上の日数の間パンの棚持ちを延長するために、ある種のマルトジェニックアミラーゼを使用することができる。澱粉分子の非還元性末端から、低分子量の糖およびデキストリンを切断することによって、糊化澱粉を選択的に変性する。戻りが起こる傾向が少ないように、澱粉を変性する。製造された低分子量糖は、仕上げられた製品においてゴム性を生ずる中間長さのデキストリンを発生させないで、焼かれた製品の水保持容量を改良する。酵素はベーキング間に不活性化されるので、それは加工助剤であると考えることができ、これはラベル上に表示されていない。
【0083】
パン体積は真菌α−アミラーゼにより改良することができる。このα−アミラーゼはパン粉のすぐれた、均一な構造を提供する。
α−アミラーゼは、マルトース、デキストリンおよびグルコースを産生する内酵素である。穀物およびいくつかの細菌α−アミラーゼは澱粉の糊化温度以上の温度において不活性化されるので、コムギ練り粉に添加するとき、それは小さいパン体積および粘着性パン内部を生ずる。フンガミル (Fungamyl) は熱不安定性であるという利点を有し、糊化温度よりちょうど低い温度において不活性化される。
【0084】
多数のペントサナーゼおよびヘミセルロース活性成分を含有する酵素調製物は、練り粉の取扱いおよび安定性を改良し、新鮮さ、パン粉構造およびパンの体積を改良することができる。
穀粉中のペントサン分画を加水分解することによって、それは大量のその水結合容量を喪失し、次いで水は澱粉およびグルテンのために利用可能となるであろう。グルテンはいっそうしなやかに、伸長可能となり、そして澱粉はいっそう容易に糊化する。ペントサナーゼは乳化剤と組み合わせて、または乳化剤の代わりに使用することができる。
【0085】
洗浄剤
本発明の粒子はまた洗浄剤組成物、特に粒状洗浄剤組成物に添加することができ、こうして洗浄剤組成物の1成分となることができる。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、手によるまたは機械的洗濯のためのランドリー洗浄剤組成物として配合することができる。このような組成物は、汚れた布帛の前処理に適当なクリーニング添加剤組成物または布帛柔軟剤組成物、または一般的家庭用硬質表面のクリーニング操作において使用する洗浄剤組成物、または手によるまたは機械的皿洗浄操作用組成物を包含する。
【0086】
特定の面において、本発明は、本発明の粒子を含んでなる洗浄剤添加剤組成物洗浄剤添加剤組成物ならびに洗浄剤組成物は、1種または2種以上の他の酵素、例えば、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、例えば、ラッカーゼ、および/またはペルオキシダーゼを含んでなることができる。
一般に、1種または2種以上の選択した酵素の性質は、選択した洗浄剤と適合性であるべきであり (すなわち、pH最適、他の酵素成分および非酵素成分、およびその他との適合性)、そして1種または2種以上の酵素は有効量で存在すべきである。
【0087】
プロテアーゼ
適当なプロテアーゼは、動物、植物または微生物由来のものを包含する。微生物由来は好ましい。化学的に変性されたまたはタンパク質操作された突然変異体が包含される。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼまたは金属プロテアーゼ、特にアルカリ性微生物プロテアーゼまたはトリプシン様プロテアーゼであることができる。アルカリ性プロテアーゼの例は、スブチリシン、ことにバシラス (Bacillus) に由来するもの、例えば、スブチリシンNovo、スブチリシンCarlsberg、スブチリシン309、スブチリシン147およびスブチリシン168 (WO 89/06279に記載されている) である。トリプシン様プロテアーゼの例は、トリプシン (例えば、ブタまたはウシ由来の) およびフザリウム (Fusarium) プロテアーゼ (WO 89/06270およびWO 94/25583) である。
【0088】
有用なプロテアーゼの例は、WO 92/19729、WO 98/20115、WO 98/20116、およびWO 98/34946に記載されている変異型、ことに下記の位置の1または2以上の位置に置換基を有する変異型である:27、36、57、76、87、97、101、104、120、123、167、170、194、206、218、222、224、235および274。
特定の商業的に入手可能なプロテアーゼ酵素は下記のものを包含する:ALACALASETM、SAVINASETM、PRIMASETM、DURALASETM、ESPERASETM、およびKANNASETM (Novo Nordisk A/S)、MAXATASETM、MAXACALTM、MAXAPEMTM、PROPERASETM、PURAFECTTM、PURAFECT OXPTM、FN2TM、およびFN3TM (Genencor International Inc. )。
【0089】
リパーゼ
適当なリパーゼは細菌または真菌由来のものを包含する。化学的に変性されたまたはタンパク質操作された突然変異体が包含される。有用なリパーゼの例は下記のものからのリパーゼを包含する:フミコラ (Humicola) (synonym Thermomyces)、例えば、フミコラ・ラヌギノサ (H. lanuginosa) (T. lanuginosus) (EP 258 068およびEP 305 216に記載されている) またはフミコラ・インソレンス (Humicola insolens) (WO 96/13580に記載されている)、シュードモナス (Pseudomonas) リパーゼ、例えば、シュードモナス・アルカリゲネス (Pseudomonas alcaligenes) またはシュードモナス・シュードアルカリゲネス (P. pseudoalcaligenes) (EP 218 272)、シュードモナス・セパシア (P. cepacia) (EP 331 376)、
【0090】
シュードモナス・スツゼリ (P. stutzeri) (GB 1,372,034)、シュードモナス・フルオレッセンス (Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス (Pseudomonas) sp. 株SD 705 (WO 95/06720およびWO 96/27002)、シュードモナス・ウィスコンシネンシス (P. wisconsinensis) (WO 96/12012)、バシラス (Bacillus) リパーゼ、例えば、バシラス・サチリス (B. subtilis) (Dartois et al., (1993), Biochimica et Biophysica Acta, 1131, 253−360)、バシラス・ステアロサーモフィラス(Bacillus sterothermophillus) (JP 64/744992) またはバシラス・プミラス (B. pumillus) (WO 91/16422)。
【0091】
他の例はリパーゼ変異型、例えば、下記の特許出願に記載されているものである:WO 92/05249、WO 94/01541、EP 407 225、EP 260 105、WO 95/35381、WO 96/00292、WO 95/30744、WO 94/25578、WO 95/14783、WO 95/22615、WO 97/04079およびWO 97/07202。
特定の商業的に入手可能なリパーゼ酵素は、LIPOLASETMおよびLIPOLASE ULTRATM (Novo Nordisk A/S) を包含する。
【0092】
アミラーゼ
適当なアミラーゼは細菌または真菌由来のものを包含する。化学的に変性されたまたはタンパク質操作された突然変異体が包含される。アミラーゼは、バシラス (Bacillus)、例えば、バシラス・リヘニフォルミス (B. licheniformis) の特別種からのα−アミラーゼを包含する (GB 1,296,839にいっそう詳細に記載されている)。
【0093】
有用なアミラーゼの例は、WO 94/02597、WO 94/18314、WO 96/23873、およびWO 97/43424に記載されている変異型、ことに下記の位置の1または2以上の位置に置換基を有する変異型である:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408、および444。
商業的に入手可能なアミラーゼは、DURAMYLTM、TERMAMYLTM、FUNGAMYLTMおよびBANTM (Novo Nordisk A/S)、RAPIDASETMおよびPURASTARTM (Genencor International Inc. ) である。
【0094】
セルラーゼ
適当なセルラーゼは細菌または真菌由来のものを包含する。化学的に変性されたまたはタンパク質操作された突然変異体が包含される。適当なセルラーゼの例は下記のものからのセルラーゼを包含する:バシラス (Bacillus) 属、シュードモナス (Pseudomonas) 属、フミコラ (Humicola) 属、フザリウム (Fusarium) 属、チエラビア (Thielavia) 属、アクレモニウム (Acremonium) 属、例えば、フミコラ・インソレンス (Humicola insolens)、ミセリオフトラ・サーモフィラ (Myceliophthora themophila) およびフザリウム・オキシスポラム (Fusarium oxysporum) から産生される真菌セルラーゼ (米国特許第4,435,307号、米国特許第5,648,263号、米国特許第5,691,178号、米国特許第5,776,757号およびWO 89/09259に開示されている)。
【0095】
特に適当なセルラーゼは、色ケアー利益を有するアルカリ性または中性のセルラーゼである。このようなセルラーゼの例は、EP 0 495 257、EP 0 531 372、WO 96/11262、WO 96/29397、WO 98/08940に記載されているセルラーゼである。他の例はセルラーゼ変異型、例えば、WO 94/07998、EP 531 315、米国特許第5,457,046号、米国特許第5,686,593号、米国特許第5,763,254号、WO 95/24471、WO 98/12307およびPCT/DK 98/00299に記載されているものである。
商業的に入手可能なセルラーゼは、CELLUZYMETM、およびCAREZYMTM (Novo Nordisk A/S)、CLAZINASETM、およびPURADAX HATM (Genencor International Inc. )、およびKAC−500 (B)TM (Kao Corporation) を包含する。
【0096】
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ
適当なペルオキシダーゼ/オキシダーゼは植物、細菌または真菌由来のものを包含する。化学的に変性されたまたはタンパク質操作された突然変異体が包含される。有用なペルオキシダーゼの例は、コプリヌス (Coprinus)、例えば、コプリヌス・シネレウス (C. cinereus) からのペルオキシダーゼ、およびそれらの変異型、例えば、WO 93/24618、WO 95/10602、およびWO 98/15257に記載されているものを包含する。
【0097】
商業的に入手可能なペルオキシダーゼは、GUARDZYMETM (Novo Nordisk A/S) を包含する。
1種または2種以上の洗浄剤酵素は、1種または2種以上の酵素を含有する別々の添加剤を添加するか、あるいはこれらの酵素のすべてを含んでなる組み合わせた添加剤を添加することによって、洗浄剤組成物の中に含めることができる。異なる酵素を含んでなる本発明の1種または2種以上の粒子を含有するように、本発明の洗浄剤添加剤、すなわち、別々の添加剤または組み合わせた添加剤を配合することができる。
【0098】
本発明の乾燥粒状洗浄剤組成物は、任意の便利な形態、例えば、バー、タブレット、粉末、粒体またはペーストであることができる。洗浄剤組成物は、また、液体、特に非水性液状洗浄剤であることができる。
洗浄剤組成物は1種または2種以上の界面活性剤を含んでなる。界面活性剤は、半極性を包含する非イオンおよび/またはアニオンおよび/またはカチオンおよび/または両性イオンであることができる。界面活性剤は典型的には0.1〜60重量%のレベルで存在する。
【0099】
含めるとき、洗浄剤は通常約1%〜約40%のアニオン界面活性剤、例えば、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩 (脂肪族アルコール硫酸塩)、アルコールエトキシ硫酸塩、第二級アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル−またはアルケニルコハク酸または石鹸を含有するであろう。
【0100】
含めるとき、洗浄剤は通常約1%〜約40%の非イオン界面活性剤、例えば、アルコールエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキシド、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、またはグルコサミンのN−アシルまたはN−アルキル誘導体 (「グルカミド」) を含有するであろう。
【0101】
洗浄剤は、0〜65%の洗浄剤ビルダーまたは錯化剤、例えば、ゼオライト、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、アルキル−またはアルケニルコハク酸、可溶性ケイ酸塩または層状ケイ酸塩 (例えば、HoechstからのSKS−6) を含有することができる。
【0102】
洗浄剤は1種または2種以上のポリマーを含んでなることができる。例はカルボキシメチルセルロース、ポリ (ビニルピロリドン)、ポリ (エチレングリコール)、ポリ (ビニルアルコール)、ポリ (ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ (ビニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、例えば、ポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマーおよびラウリルメトアクリレート/アクリル酸コポリマーである。
【0103】
洗浄剤は漂白系を含有することができる。漂白系はH源、例えば、過臭素酸塩または過炭酸塩を含んでなることができ、そして過酸生成漂白アクチベーター、例えば、テトラアセチルエチレンジアミンまたはノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩と組み合わせることができる。選択的に、漂白系は、例えば、アミド、イミドまたはスルホン型のペルオキシ酸を含んでなることができる。
【0104】
本発明の洗浄剤組成物の1種または2種以上の酵素は、慣用の安定剤、例えば、ポリオール、例えば、ポリプロピレングリコールまたはグリセロール、糖または糖アルコール、乳酸、ホウ酸、またはホウ酸誘導体、例えば、芳香族ホウ酸エステル、またはフェニルホウ酸エステル誘導体、例えば、4−ホルミルホウ酸を使用して安定化することができ、そして組成物は、例えば、WO 92/19709およびWO 92/19708に記載されているように配合することができる。
洗浄剤は、また、他の慣用の洗浄剤成分、例えば、布帛コンディショナー、例えば、粘土、発泡促進剤、泡抑制剤、腐食防止剤、汚れ懸濁剤、汚れ再付着防止剤、色素、殺菌剤、蛍光増白剤、ハイドロトープ、曇り抑制剤、香料を含有することができる。
【0105】
現在、洗浄液の1リットル当たり0.01〜100 mgの酵素タンパク質、特に洗浄液の1リットル当たり0.05〜5 mgの酵素タンパク質、特に洗浄液の1リットル当たり0.1〜1 mgの酵素タンパク質に対応する量で、酵素を洗浄剤組成物に添加できることが考えられる。
本発明の酵素は、WO 97/07202 (これは引用することによって本明細書の一部とされる) に開示されている洗浄剤配合物の中に追加的に混入することができる。
【0106】
〔実施例〕
実施例 粘弾性マトリックスの製造
この実施例は、典型的な粘弾性マトリックスを製造する一般的手順を示す。成分の量を大きい間隔で変化させて、粘弾性パラメーターの大きい範囲内で最終のレオロジー的性質を変化させることができる。泡立て剤の量は、最終生成物のエアレーションのコントロールにおいて、こうして密度および弾性の両方のコントロールにおいて重要な因子である。
【0107】
【表1】
Figure 2004510876
【0108】
プロセス:
1、 泡立て剤とアイシング糖 (C) とをプレミックスする。
2、 水およびグルコースシロップ (C) をおだやかな加熱および攪拌により溶解する。冷却した後、プレミックス (点1) に添加し、開口ミキサー中で泡立てて非常に硬い泡にする。
3、 水 (A) を測定して沸騰装置の中に入れる。
4、 糖、GENUTINETM (A)、および寒天をプレミックスする。水の中に分散させ、2分間沸騰させることによって溶解する。
【0109】
次いで、下記の成分を添加する。
5、 徐々に攪拌しながら糖 (B) を添加し、沸騰により溶解する。
6、 沸騰させながらグルコースシロップ (B) を添加する。
7、 沸騰させながら溶融した脂肪 (B) を添加する。
8、 沸騰させながらレシチン (B) を添加する。
9、 127 ℃まで連続的に攪拌し、沸騰させる。
10、  (2) からの泡立てた泡を糖スラリー (9) にゆっくり攪拌しながら添加する。
【0110】
11、 バッチを冷却テーブル上に置き、冷却させる。バッチを時々回転させ、折り畳むことが必要である。
12、 バッチを3〜5分間引き、空気中で混合して密度を減少させ、マトリックスのレオロジー的性質を改良する。
13、 マトリックスの中に混入すべき活性物質の必要条件に従って選択された適当な温度に、バッチを冷却する。
【0111】
ひずみ掃引法によりボーリン・レオメーター (Bholin Rheometer) 中で、粘弾性を特性決定した。測定システムはのこ歯状板SP 5/30であり、温度を40 ℃に調節した。ひずみ間隔は0.0002〜0.16であった。下記の結果が得られた。
η′= 6.20×10 〜 2.11×10 Pa
η″= 2.14×10 〜 1.32×10 Pa
ψ = 73.9 〜 80.9° (度、位相角)
【0112】
上記実施例において、液体の性質を特に強調することを目的とし、そして位相角は約70〜80°であることが判明した。しかしながら、これは配合により容易に変化させることができるので、機械的性質を我々の要求に設計し、これらの要求は高い衝撃抵抗の酵素粒子であることができた。このような粒体は、取扱い、洗浄剤の中への混合、およびその他の間に、測定可能の量の活性物質をほとんど、あるいはまったく放出しないであろう。
【0113】
実施例 粘弾性マトリックスを使用する酵素粒体の製造
糖菓製品を製造する分野においてよく知られている異なる機械的形成法を適用することによって、酵素粒体を製造するために、上で製造した粘弾性マトリックスを使用した。この実施例において、一軸スクリュー押出機を使用して噴霧乾燥酵素粉末を、下記の工程により、マトリックスに混入した:
1) マイクロ波炉中で500 gのマトリックスを45 ℃の温度に加熱する、
2) マトリックスを押出機の中に供給するとき、99.8 KNPU (S)/gの活性を有する噴霧乾燥SavinaseTM酵素粉末の50 gを添加する、
3) 押出物を多数回押出機に戻して、完全に均一な生成物を得る。
【0114】
最後に生成物が押出されたとき、それらが押出機を去るとき、押出物をナイフで粒子に切断する。この技術はこの分野においてよく知られている。粒子の大きさはナイフの速度により調節される。

Claims (22)

  1. 粘弾性液体マトリックス中に分散した活性成分を含んでなる粒子であって、粘弾性パラメーターη′およびη″が円錐・板 (cone and plate) レオメーター中で25 ℃および1 Hzの正弦周波数ωにおいて測定して10〜1014 Paである粒子。
  2. 粘弾性パラメーターη′およびη″が10〜1012 Paである、請求項1に記載の粒子。
  3. 粘弾性パラメーターη′およびη″が10〜1011 Paである、請求項2に記載の粒子。
  4. 粘弾性液体マトリックスを構成する成分の大部分が水溶性である、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  5. 粘弾性液体マトリックスが液状有機ポリマーおよびモノマーから選択される、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  6. 粘弾性液体マトリックスが炭水化物ポリマー、タンパク質、糖、グルコースシロップ、変性植物油またはそれらの混合物から選択される、請求項5に記載の粒子。
  7. 活性成分が酵素である、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  8. 結合剤、酵素安定剤、可溶化剤、無機物、蝋、繊維材料、架橋剤、懸濁剤、メディエイターおよび粘度調節剤から選択される化合物をさらに含んでなる、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  9. 粒子が50〜500 μmの大きさである、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  10. 固体状コーティングをさらに含んでなる、前記請求項のいずれかに記載の粒子。
  11. コーティングされた粒子の直径とコア粒子の直径との間の比が少なくとも1.1である、請求項10に記載の粒子。
  12. コーティングの厚さが少なくとも25 μmである、請求項11に記載の粒子。
  13. 粘弾性液体中の活性成分の均質分散液を調製する工程を含んでなる、請求項1〜9のいずれかに記載の粒子を製造する方法。
  14. 下記:
    (a) 分散液をガラス転移温度以下に冷却し、凍結分散液を破砕または粉砕して粒子にし、
    (b) 分散液を薄い粘弾性液体シートに圧延し、前記シートを片に切断するか、あるいは
    (c) 分散液を押出し、押出し生成物を小片に切断する、
    から選択される工程をさらに含んでなる、請求項13に記載の方法。
  15. 下記:
    (a) マルマライザー (marumarizer) 中で粒子を丸くするか、あるいは
    (b) 流動床乾燥器中で粒子を流動化させることによって粒子を丸くする、
    から選択される工程をさらに含んでなる、請求項14に記載の方法。
  16. 粒子を流動せしめ、粒子表面上にコーティング物質を付着させることによって粒子をコーティングする工程をさらに含んでなる、請求項15に記載の方法。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載の粒子を含んでなる組成物。
  18. 界面活性剤をさらに含んでなる乾燥粒状洗浄剤組成物であることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
  19. 穀粉をさらに含んでなる練り粉組成物であることを特徴とする、請求項17に記載の組成物。
  20. 物体をクリーニングするための、請求項17に記載の組成物の使用。
  21. 練り粉を改良するための、請求項17に記載の組成物の使用。
  22. 粘弾性パラメーターη′ およびη″ が10〜1011 Paである、請求項1に記載の粒子。
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