JP2004510085A - 自動車のボディーケーシング中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システム - Google Patents
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Abstract
自動車のボディーケーシング中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システム。ドアケーシングがケーシングスライダを備えず、また前記摺動ガラス板(3)の案内部品の少なくとも一方が、ガラス板フレームスライダ(4)と一体を成しドアケーシング(2)の中においてこのスライダ(4)を延長させるガラス板フレームスライダ(4)の一部(4a−4b)から成り、または前記ガラス板フレームスライダ(4)の延長線上に配置されるが前記スライダ(4)から切離されたガラス板フレームスライダ部分(4a−4b)から成り、いずれの場合にも前記スライダ部分(4a−4b)がガラス板の対応部分をカバーする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は自動車のボディーケーシング、特に自動車のドアなどの開口部に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の種々の型のシステム(略して「持ち上げガラス板」と呼ばれるシステム)は業界公知である。このため、数年来、可動アームを含み、このアームがドアケーシングの内部において駆動部品の駆動作用のもとに枢転自在に取付けられまた前記アームの一端がスライダの中を摺動するように取付けられ前記スライダがガラス板の下部に配置されまたガラス板に剛着されるように成された装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような装置は急速に放棄されるにいたった。これはこれらの装置が高価であるのみならず、重く、剛性で特に過度に容積をとり、ドアケーシングの中に存在するスペースの大部分を占めるからである。このような問題点を解決するため、スライダガラス板がモータケーブルによって駆動されるように成された持ち上げガラス板システムを使用する方法が提案された。
【0004】
また、ガラス板が正確に摺動できるようにするため、ガラス板を2点において案内する必要があり、従ってこのような要求に応える種々の装置が提案された。
【0005】
このようにして、モータケーブルが摺動ガラス板の下部に固着され、この際にドアケーシングの中に配置されてガラス板の運動方向に配向された単一のレールによってガラス板の第1点を案内するが、ガラス板の第2案内点はガラス板の上方に、一般にボディーの側中柱に隣接して配置されるように成された装置が使用されてきた。
【0006】
しかし、外観上の理由(過大サイズのレール)の故にまた大きな摩耗による耐用年数の限界の故に、このシステムは放棄されなければならなかったが、主としてガラス板の両側縁部の案内のために備えられた2つのケーシングスライダは使用し続けなければならなかった。これは全体コストを過大とするにいたった。
【0007】
次に、同じくケーシング内部に単一の案内レールを使用するため、ガラス板の下部に剛性プレートを固着しこのプレートを垂直方向に整列された2点においてレールによって案内する構造が提案された。
【0008】
しかし、ガラス板上に固着されたプレートの特にガラス板移動方向におけるサイズが当然に短いので、2案内点間の距離が小さく、その結果として装置の耐用年数を短くする応力を発生する。さらに前記のシステムの場合と同様に、一般に2つのケーシングスライダを使用することが必要である。
【0009】
従って、これらのケーシングスライダをなくす目的から、モータケーブルを摺動ガラス板の幅方向において相互に離間した2点に固定し、ドアケーシングの中に配置されてガラス板の移動方向に配向された2つのレールによって前記の2固定点を保護する構造が提案された(WO 95/01492 A または対応の米国特許第5,855,093号参照)。
【0010】
理論的には案内レールがガラス板の側方縁部に十分に近ければ、ケーシングスライダを廃止することが可能であり、このようにしてシステムの重量とコストが低減される。しかし、実際上は、案内レールの十分な離間はドアケーシング内部に得られるスペースが十分な場合にのみ可能であって、これは現在の技術状況ではまれである。現在では特にカーラジオ機器の側方スピーカがドアケーシングの中において場所を占めるからである。
【0011】
その結果、2つの案内レールが相互に近接しすぎることが多く、その場合にはケーシングスライダの1つまたは2つの部品を追加する必要があるが、これはこのシステムから排除すべきものであった。
【0012】
さらに、使用中に腐食の問題が生じまたガラス板の運動中にノイズが発生した。またこれらの問題点を解決する手段がこの型のシステムをさらに重くし、複雑にしまた不幸にして一層コスト高にした。さらに公知のようにケーシングスライダを使用する際に、これらのケーシングスライダはガラス板フレームに装着されたスライダと完全に整列されず、これが深刻な問題を生じる。
【0013】
出願人はこのような観点から出発して、引き込み可能ガラス板の駆動システムの先行技術の問題点を解決するため、先行技術のシステムのレールの代わりに、ガラス板フレームのスライダと一体を成してその延長線上にある部分を使用し、またはガラス板フレームスライダの延長線上にあるがフレームスライダから切離されたフレームスライダ部分を使用し、この場合、通常案内レール上に固着される部材がこれらのスライダ部分の上に直接に固着される構造を提案した。
【0014】
【課題を解決するための手段】
従って本発明の目的は、ケーシング内部に、
− 摺動ガラス板の2点に固着され摺動ガラス板を駆動して移動させる無限ケーブルと、
− 前記ケーブルを1方向または他方向に駆動するモータと、
− 前記ケーブルの案内車と、
− 摺動ガラス板の2つの案内部品とを含む自動車のボディーケーシングを備えた、特に自動車のドアケーシングの中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムにおいて、
この駆動システムは、前記ドアケーシングがケーシングスライダを備えず、また前記摺動ガラス板の案内部品の少なくとも一方が、ガラス板フレームスライダと一体を成しドアケーシングの中においてこのスライダを延長させるガラス板フレームスライダの一部から成り、または前記ガラス板フレームスライダの延長線上に配置されるが前記スライダから切離されたガラス板フレームスライダ部分から成り、いずれの場合にも前記スライダ部分がガラス板の対応部分を通常のようにカバーすることを特徴とする自動車のボディーケーシング、特に自動車のドアケーシングの中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムを提供するにある。
【0015】
前記ケーシングの内部に配置された前記ガラス板フレームスライダ部分が望ましくは剛性でありまたは部分的剛性化されている。
【0016】
前記案内車の少なくとも一部が望ましくは前記の1つまたは複数のスライダ部分上に固着されて組立体の固定に役立つ固定脚部によって支承される。
【0017】
好ましくは、ケーシング内部の摺動ガラス板の2つの案内部品は、それぞれ自動車ドアの前部または後部に配置されてドアケーシングの中においてガラス板フレームスライダを延長させるようにスライダの一部を成す部分から成り、または前記ガラス板フレームスライダ一部を成すがこのスライダから切離されてドアケーシンの中において前記スライダの延長線上に配置されるスライダ部分から成る。
【0018】
また本発明によるシステムは、ドアケーシングの内部においてガラス板フレームスライダから切離されまたは切離されないでこのスライダの延長線上に配置された前記スライダの一部から成る案内部品を含み、これに対して第2案内部品は摺動ガラス板の重心を通る垂直線に対してそれぞれ自動車の後方または前方にできるだけ片寄らされたそれ自体公知の型の案内レールから成る。
【0019】
従ってこれらすべての実施態様において、ラジオまたはラジオカセットのスピーカ、ハンドル、小物入れ、安全用具など、ドアケーシングの中に配置されまたは挿入される種々の用具を配置するために自動車の設計者に最大スペースが残される。
【0020】
このような利点のほか、本発明のシステムにおいては、ガラス板フレームのスライダに固有の種々の利点が見られる。すなわち、すぐれた案内性と滑り性、摩耗抵抗および腐食抵抗、また同時にガラス板運動中にノイズのないことなどの利点が見られる。
【0021】
組立てを簡単にするため、望ましくはスライダまたはスライダ部分に連結した固定脚部の1つの上に、ケーブル駆動モータを連結させるのに十分な表面を備えることができる。
【0022】
この点に関連して述べれば、本発明によるシステムは(このシステムは自動車の内側面に配置することが好ましいが)ガラス板のいずれの側面にも配置することができ、従ってまたドアの通常の進入防止バーに代わりまたはこれを補助することのできる部分を固定脚部から対角線方向に延長することができる。
【0023】
最後に、ドアケーシング中のガラス板の案内部材として役立つ単数または複数のスライダ部分に対して、固定脚部を介してまたは直接に、ドアケーシングの内側上方部分、すなわち内側パネルの上部と対応の補強バンドとを固着して、予組立て持ち上げガラス板の組立体の取付けに際してこの組立体の通路を開放することができる。このようにして、下方固定脚部、モータ、ガラス板駆動ケーブルおよびガラス板そのものからなる組立体をガラス板モジュール組立体の形に製作することが可能となり、内側ケーシングの上部「梁部」が特にドアケーシングの中に備えられた場所または凹部の中に固定されるにいたる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0025】
まず図1および2A、2B,3A,3Bについて述べれば、これらの図においてボディーのドア部分が参照数字1で示され、ドアケーシング2の中に引き込み可能の摺動ガラス板は参照数字3で示され、またガラス板フレームのスライダは参照数字4で示されている。前述のように、摺動ガラス板のフレームの形材(当業者には「フレームスライダ」として公知)は一般的に押出されたエラストマーまたは熱可塑性物質から成り、このスライダがガラス板フレーム上に固着されまたスライダのU型断面部分がガラス板外周部をカバーして、ガラス板を移動中に案内しまたガラス板の閉鎖位置における密封性を保証する。
【0026】
本発明によれば、この実施態様において、ガラス板フレームのスライダはドアケーシング2の前部と後部においてガラス板ケーシングの中に、それぞれ部分4aと4bによって延在し、これらのスライダ部分4a,4bはスライダと一体を成し、この場合にドアケーシングの内部においてガラス板を案内する唯一の部材として役立つ。
【0027】
ガラス板3は交差枝から成る無限ケーブル5によって駆動され、このケーブル5は可逆モータ6によって駆動されまたガラス板のそれぞれ前部と後部の2点11a,11bにおいてガラス板底部に固着されている。
【0028】
ケーブル5は4個の案内車の上を通り、これらの案内車の2個7a,7bはドアケーシングのそれぞれ前部と後部においてドアケーシングの上部に配置され、他の2つの案内車8a,8bはドアケーシングのそれぞれ前部と後部においてドアケーシングの下部に配置されている。これらの案内車はそれぞれ固着脚部9a,9bおよび10a,10bによって担持され、これらの脚部は、ドアケーシングの内部に配置されたスライダ部分4a,4bのそれぞれ上部と下部とに固着されている。
【0029】
これらの固定脚部はドアケーシングの中においてガラス板のすべての個々の案内駆動部品を固定するためにすでに一般的に使用されており、この際に各案内駆動部品に対して少なくとも1つの脚部が使用されているが、これは組立体を複雑化する。本発明においてはこれらの脚部の数が低減され、これが組立体の重量と製造コストを制限させている。
【0030】
本発明の前述の実施態様においては、1つの脚部、例えば脚部9bが他の固着脚部より大きなサイズを有しモータ6を支承している。もちろん他の脚部も、前述のようにドアケーシング中において他の機能を有することのできる形状およびサイズを有することができよう。
【0031】
摺動ガラス板はドアケーシング中のその運動中に、補助的案内部品を必要とせず、特に特に追加的ケーシングスライダを必要とせずに、ガラス板フレームスライダ4の延長部4aと4bのみによって案内されるので、ドアケーシング中の最大限スペースを他の種々の用途に使用することが可能となる。
【0032】
スライダ4は任意公知の型とすることができ、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bに図示の断面は説明のためのものであって、なんら制限的意味を有していない。スライダそのものが剛性であれば(図2A)、脚部の固定は局部的に例えば剛性熱可塑性物質の射出によって実施することができる(図2B)。スライダが可撓性(剛性フレームを有しない)であれば(図3A)、脚部間の区域を少なくとも部分的に同様の剛性熱可塑性物質の射出によって剛性化する必要がある(図3A)。
【0033】
前述のように、スライダ部分4a,4bは必ずしもガラス板のフレームスライダ4に連結される必要なく、ドアケーシングの中においてガラス板3の移動方向にスライダ4の延長線に配置された切離されたスライダ部分によって構成することができよう。
【0034】
図4と図5の実施態様において、前述の各部品は同一参照数字によって表示され、ドアケーシング内部のガラス板3の案内部品は前述と同様にそれぞれドア1の前部または後部に配置されたガラス板フレームスライダ4の延長部分4aまたは4bによって構成され、またそれぞれの案内車7a,8aおよび7b、8bはそれぞれスライダ部分4a,4b上に固着された脚部9a,10aおよび9b、10bによって担持されている。これに反して、ドアケーシング中の第2ガラス板案内部品は図4の参照数字12および図5の参照数字13によって示された先行技術の型の案内レールによって構成される。
【0035】
これらのレール12と13はガラス板3の重心を通る垂直線から、ドア1の後方に(図4)またはドア1の前方に(図5)できるだけ遠くに片寄らされている。これらの案内レールがそれぞれ固定脚部9a,10a(図4)および9b、10b(図5)を支承している。
【0036】
この場合、案内部品の間においてドアケーシングの中に開放されたスペースは図1の実施態様において得られるスペースより小であるが、ドアケーシング中の摺動ガラス板の一方の案内部品がこの場合にもガラス板フレームスライダの一部4a,4bによって構成されまたケーシングスライダが存在しないことの故に、得られるスペースはなおも先行技術において得られるスペースよりもはるかに大である。さらにこれら2つの実施態様において、本発明によるこのシステムの製造コストは先行技術の摺動ガラス板の駆動システムのコストよりもなお大幅に低く、しかもケーシングの特殊位置において自由スペースを生じることができる。
【0037】
本発明の他の好ましい実施態様を示す図7において、前述の各部品は同一の参照数字で示されている。
【0038】
この実施態様においては、本発明の持ち上げガラス板組立体を剛性にするため、望ましくはドアの内側ベルト状補強部材20と、これに対向するドア内側パネルの拡張部分21とを使用し、これによってドア縁部のこの区域を拡張して、完全に予組立て状態で与えられた持ち上げガラス板組立体の搭載を容易にし、また場合によっては可能とする。
【0039】
図6に図示のように、場合によってはスライダ4a,4bおよび前記部材20と21との間に存在する容積から成る梁部分を前述と同様にして(剛性プラスチック物質の射出によって)補強するならば、この剛性化区域を利用して案内車7a,7bおよびモータ6を支承する上方脚部を廃止することができよう。前記の梁部分そのものはその両端において、ドアケーシングの中に特に備えられた箇所または凹部の中に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1実施態様によって配備された自動車ドアのフレームの2つの案内部品がガラス板フレームスライダのケーシング中の延長部分から成る構造を示す側面立面図。
【図2A】
図1のII−II線に沿った横断面図。
【図2B】
図1の他の実施態様による図2Aと類似の横断面図。
【図3A】
図1のIII−III線にに沿った横断面図。
【図3B】
図1の他の実施態様による図3Aと類似の横断面図。
【図4】
本発明の他の実施態様による一方の案内部品はガラス板フレームスライダのドアケーシング前方への延長部分から成り、他方の案内部品はドアケーシングの後方に配置されているがガラス板の重心を通る垂直線に近接配置されたレールから成る構造を示す図1と類似の図。
【図5】
本発明の他の実施態様による一方の案内部品はガラス板フレームスライダのドアケーシング後方への延長部分から成り、他方の案内部品はドアケーシングの前方に配置されているがガラス板の重心を通る垂直線に近接配置されたレールから成る構造を示す図1と類似の図。
【図6】
本発明の他の実施態様による摺動ガラス板のさらに完全なモジュールシステムを備えた構造を示す図1と類似の図。
【図7】
図6のVII−VII線に沿った横断面図。
【発明が属する技術分野】
本発明は自動車のボディーケーシング、特に自動車のドアなどの開口部に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の種々の型のシステム(略して「持ち上げガラス板」と呼ばれるシステム)は業界公知である。このため、数年来、可動アームを含み、このアームがドアケーシングの内部において駆動部品の駆動作用のもとに枢転自在に取付けられまた前記アームの一端がスライダの中を摺動するように取付けられ前記スライダがガラス板の下部に配置されまたガラス板に剛着されるように成された装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような装置は急速に放棄されるにいたった。これはこれらの装置が高価であるのみならず、重く、剛性で特に過度に容積をとり、ドアケーシングの中に存在するスペースの大部分を占めるからである。このような問題点を解決するため、スライダガラス板がモータケーブルによって駆動されるように成された持ち上げガラス板システムを使用する方法が提案された。
【0004】
また、ガラス板が正確に摺動できるようにするため、ガラス板を2点において案内する必要があり、従ってこのような要求に応える種々の装置が提案された。
【0005】
このようにして、モータケーブルが摺動ガラス板の下部に固着され、この際にドアケーシングの中に配置されてガラス板の運動方向に配向された単一のレールによってガラス板の第1点を案内するが、ガラス板の第2案内点はガラス板の上方に、一般にボディーの側中柱に隣接して配置されるように成された装置が使用されてきた。
【0006】
しかし、外観上の理由(過大サイズのレール)の故にまた大きな摩耗による耐用年数の限界の故に、このシステムは放棄されなければならなかったが、主としてガラス板の両側縁部の案内のために備えられた2つのケーシングスライダは使用し続けなければならなかった。これは全体コストを過大とするにいたった。
【0007】
次に、同じくケーシング内部に単一の案内レールを使用するため、ガラス板の下部に剛性プレートを固着しこのプレートを垂直方向に整列された2点においてレールによって案内する構造が提案された。
【0008】
しかし、ガラス板上に固着されたプレートの特にガラス板移動方向におけるサイズが当然に短いので、2案内点間の距離が小さく、その結果として装置の耐用年数を短くする応力を発生する。さらに前記のシステムの場合と同様に、一般に2つのケーシングスライダを使用することが必要である。
【0009】
従って、これらのケーシングスライダをなくす目的から、モータケーブルを摺動ガラス板の幅方向において相互に離間した2点に固定し、ドアケーシングの中に配置されてガラス板の移動方向に配向された2つのレールによって前記の2固定点を保護する構造が提案された(WO 95/01492 A または対応の米国特許第5,855,093号参照)。
【0010】
理論的には案内レールがガラス板の側方縁部に十分に近ければ、ケーシングスライダを廃止することが可能であり、このようにしてシステムの重量とコストが低減される。しかし、実際上は、案内レールの十分な離間はドアケーシング内部に得られるスペースが十分な場合にのみ可能であって、これは現在の技術状況ではまれである。現在では特にカーラジオ機器の側方スピーカがドアケーシングの中において場所を占めるからである。
【0011】
その結果、2つの案内レールが相互に近接しすぎることが多く、その場合にはケーシングスライダの1つまたは2つの部品を追加する必要があるが、これはこのシステムから排除すべきものであった。
【0012】
さらに、使用中に腐食の問題が生じまたガラス板の運動中にノイズが発生した。またこれらの問題点を解決する手段がこの型のシステムをさらに重くし、複雑にしまた不幸にして一層コスト高にした。さらに公知のようにケーシングスライダを使用する際に、これらのケーシングスライダはガラス板フレームに装着されたスライダと完全に整列されず、これが深刻な問題を生じる。
【0013】
出願人はこのような観点から出発して、引き込み可能ガラス板の駆動システムの先行技術の問題点を解決するため、先行技術のシステムのレールの代わりに、ガラス板フレームのスライダと一体を成してその延長線上にある部分を使用し、またはガラス板フレームスライダの延長線上にあるがフレームスライダから切離されたフレームスライダ部分を使用し、この場合、通常案内レール上に固着される部材がこれらのスライダ部分の上に直接に固着される構造を提案した。
【0014】
【課題を解決するための手段】
従って本発明の目的は、ケーシング内部に、
− 摺動ガラス板の2点に固着され摺動ガラス板を駆動して移動させる無限ケーブルと、
− 前記ケーブルを1方向または他方向に駆動するモータと、
− 前記ケーブルの案内車と、
− 摺動ガラス板の2つの案内部品とを含む自動車のボディーケーシングを備えた、特に自動車のドアケーシングの中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムにおいて、
この駆動システムは、前記ドアケーシングがケーシングスライダを備えず、また前記摺動ガラス板の案内部品の少なくとも一方が、ガラス板フレームスライダと一体を成しドアケーシングの中においてこのスライダを延長させるガラス板フレームスライダの一部から成り、または前記ガラス板フレームスライダの延長線上に配置されるが前記スライダから切離されたガラス板フレームスライダ部分から成り、いずれの場合にも前記スライダ部分がガラス板の対応部分を通常のようにカバーすることを特徴とする自動車のボディーケーシング、特に自動車のドアケーシングの中に引き込み可能の摺動ガラス板の駆動案内システムを提供するにある。
【0015】
前記ケーシングの内部に配置された前記ガラス板フレームスライダ部分が望ましくは剛性でありまたは部分的剛性化されている。
【0016】
前記案内車の少なくとも一部が望ましくは前記の1つまたは複数のスライダ部分上に固着されて組立体の固定に役立つ固定脚部によって支承される。
【0017】
好ましくは、ケーシング内部の摺動ガラス板の2つの案内部品は、それぞれ自動車ドアの前部または後部に配置されてドアケーシングの中においてガラス板フレームスライダを延長させるようにスライダの一部を成す部分から成り、または前記ガラス板フレームスライダ一部を成すがこのスライダから切離されてドアケーシンの中において前記スライダの延長線上に配置されるスライダ部分から成る。
【0018】
また本発明によるシステムは、ドアケーシングの内部においてガラス板フレームスライダから切離されまたは切離されないでこのスライダの延長線上に配置された前記スライダの一部から成る案内部品を含み、これに対して第2案内部品は摺動ガラス板の重心を通る垂直線に対してそれぞれ自動車の後方または前方にできるだけ片寄らされたそれ自体公知の型の案内レールから成る。
【0019】
従ってこれらすべての実施態様において、ラジオまたはラジオカセットのスピーカ、ハンドル、小物入れ、安全用具など、ドアケーシングの中に配置されまたは挿入される種々の用具を配置するために自動車の設計者に最大スペースが残される。
【0020】
このような利点のほか、本発明のシステムにおいては、ガラス板フレームのスライダに固有の種々の利点が見られる。すなわち、すぐれた案内性と滑り性、摩耗抵抗および腐食抵抗、また同時にガラス板運動中にノイズのないことなどの利点が見られる。
【0021】
組立てを簡単にするため、望ましくはスライダまたはスライダ部分に連結した固定脚部の1つの上に、ケーブル駆動モータを連結させるのに十分な表面を備えることができる。
【0022】
この点に関連して述べれば、本発明によるシステムは(このシステムは自動車の内側面に配置することが好ましいが)ガラス板のいずれの側面にも配置することができ、従ってまたドアの通常の進入防止バーに代わりまたはこれを補助することのできる部分を固定脚部から対角線方向に延長することができる。
【0023】
最後に、ドアケーシング中のガラス板の案内部材として役立つ単数または複数のスライダ部分に対して、固定脚部を介してまたは直接に、ドアケーシングの内側上方部分、すなわち内側パネルの上部と対応の補強バンドとを固着して、予組立て持ち上げガラス板の組立体の取付けに際してこの組立体の通路を開放することができる。このようにして、下方固定脚部、モータ、ガラス板駆動ケーブルおよびガラス板そのものからなる組立体をガラス板モジュール組立体の形に製作することが可能となり、内側ケーシングの上部「梁部」が特にドアケーシングの中に備えられた場所または凹部の中に固定されるにいたる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0025】
まず図1および2A、2B,3A,3Bについて述べれば、これらの図においてボディーのドア部分が参照数字1で示され、ドアケーシング2の中に引き込み可能の摺動ガラス板は参照数字3で示され、またガラス板フレームのスライダは参照数字4で示されている。前述のように、摺動ガラス板のフレームの形材(当業者には「フレームスライダ」として公知)は一般的に押出されたエラストマーまたは熱可塑性物質から成り、このスライダがガラス板フレーム上に固着されまたスライダのU型断面部分がガラス板外周部をカバーして、ガラス板を移動中に案内しまたガラス板の閉鎖位置における密封性を保証する。
【0026】
本発明によれば、この実施態様において、ガラス板フレームのスライダはドアケーシング2の前部と後部においてガラス板ケーシングの中に、それぞれ部分4aと4bによって延在し、これらのスライダ部分4a,4bはスライダと一体を成し、この場合にドアケーシングの内部においてガラス板を案内する唯一の部材として役立つ。
【0027】
ガラス板3は交差枝から成る無限ケーブル5によって駆動され、このケーブル5は可逆モータ6によって駆動されまたガラス板のそれぞれ前部と後部の2点11a,11bにおいてガラス板底部に固着されている。
【0028】
ケーブル5は4個の案内車の上を通り、これらの案内車の2個7a,7bはドアケーシングのそれぞれ前部と後部においてドアケーシングの上部に配置され、他の2つの案内車8a,8bはドアケーシングのそれぞれ前部と後部においてドアケーシングの下部に配置されている。これらの案内車はそれぞれ固着脚部9a,9bおよび10a,10bによって担持され、これらの脚部は、ドアケーシングの内部に配置されたスライダ部分4a,4bのそれぞれ上部と下部とに固着されている。
【0029】
これらの固定脚部はドアケーシングの中においてガラス板のすべての個々の案内駆動部品を固定するためにすでに一般的に使用されており、この際に各案内駆動部品に対して少なくとも1つの脚部が使用されているが、これは組立体を複雑化する。本発明においてはこれらの脚部の数が低減され、これが組立体の重量と製造コストを制限させている。
【0030】
本発明の前述の実施態様においては、1つの脚部、例えば脚部9bが他の固着脚部より大きなサイズを有しモータ6を支承している。もちろん他の脚部も、前述のようにドアケーシング中において他の機能を有することのできる形状およびサイズを有することができよう。
【0031】
摺動ガラス板はドアケーシング中のその運動中に、補助的案内部品を必要とせず、特に特に追加的ケーシングスライダを必要とせずに、ガラス板フレームスライダ4の延長部4aと4bのみによって案内されるので、ドアケーシング中の最大限スペースを他の種々の用途に使用することが可能となる。
【0032】
スライダ4は任意公知の型とすることができ、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bに図示の断面は説明のためのものであって、なんら制限的意味を有していない。スライダそのものが剛性であれば(図2A)、脚部の固定は局部的に例えば剛性熱可塑性物質の射出によって実施することができる(図2B)。スライダが可撓性(剛性フレームを有しない)であれば(図3A)、脚部間の区域を少なくとも部分的に同様の剛性熱可塑性物質の射出によって剛性化する必要がある(図3A)。
【0033】
前述のように、スライダ部分4a,4bは必ずしもガラス板のフレームスライダ4に連結される必要なく、ドアケーシングの中においてガラス板3の移動方向にスライダ4の延長線に配置された切離されたスライダ部分によって構成することができよう。
【0034】
図4と図5の実施態様において、前述の各部品は同一参照数字によって表示され、ドアケーシング内部のガラス板3の案内部品は前述と同様にそれぞれドア1の前部または後部に配置されたガラス板フレームスライダ4の延長部分4aまたは4bによって構成され、またそれぞれの案内車7a,8aおよび7b、8bはそれぞれスライダ部分4a,4b上に固着された脚部9a,10aおよび9b、10bによって担持されている。これに反して、ドアケーシング中の第2ガラス板案内部品は図4の参照数字12および図5の参照数字13によって示された先行技術の型の案内レールによって構成される。
【0035】
これらのレール12と13はガラス板3の重心を通る垂直線から、ドア1の後方に(図4)またはドア1の前方に(図5)できるだけ遠くに片寄らされている。これらの案内レールがそれぞれ固定脚部9a,10a(図4)および9b、10b(図5)を支承している。
【0036】
この場合、案内部品の間においてドアケーシングの中に開放されたスペースは図1の実施態様において得られるスペースより小であるが、ドアケーシング中の摺動ガラス板の一方の案内部品がこの場合にもガラス板フレームスライダの一部4a,4bによって構成されまたケーシングスライダが存在しないことの故に、得られるスペースはなおも先行技術において得られるスペースよりもはるかに大である。さらにこれら2つの実施態様において、本発明によるこのシステムの製造コストは先行技術の摺動ガラス板の駆動システムのコストよりもなお大幅に低く、しかもケーシングの特殊位置において自由スペースを生じることができる。
【0037】
本発明の他の好ましい実施態様を示す図7において、前述の各部品は同一の参照数字で示されている。
【0038】
この実施態様においては、本発明の持ち上げガラス板組立体を剛性にするため、望ましくはドアの内側ベルト状補強部材20と、これに対向するドア内側パネルの拡張部分21とを使用し、これによってドア縁部のこの区域を拡張して、完全に予組立て状態で与えられた持ち上げガラス板組立体の搭載を容易にし、また場合によっては可能とする。
【0039】
図6に図示のように、場合によってはスライダ4a,4bおよび前記部材20と21との間に存在する容積から成る梁部分を前述と同様にして(剛性プラスチック物質の射出によって)補強するならば、この剛性化区域を利用して案内車7a,7bおよびモータ6を支承する上方脚部を廃止することができよう。前記の梁部分そのものはその両端において、ドアケーシングの中に特に備えられた箇所または凹部の中に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1実施態様によって配備された自動車ドアのフレームの2つの案内部品がガラス板フレームスライダのケーシング中の延長部分から成る構造を示す側面立面図。
【図2A】
図1のII−II線に沿った横断面図。
【図2B】
図1の他の実施態様による図2Aと類似の横断面図。
【図3A】
図1のIII−III線にに沿った横断面図。
【図3B】
図1の他の実施態様による図3Aと類似の横断面図。
【図4】
本発明の他の実施態様による一方の案内部品はガラス板フレームスライダのドアケーシング前方への延長部分から成り、他方の案内部品はドアケーシングの後方に配置されているがガラス板の重心を通る垂直線に近接配置されたレールから成る構造を示す図1と類似の図。
【図5】
本発明の他の実施態様による一方の案内部品はガラス板フレームスライダのドアケーシング後方への延長部分から成り、他方の案内部品はドアケーシングの前方に配置されているがガラス板の重心を通る垂直線に近接配置されたレールから成る構造を示す図1と類似の図。
【図6】
本発明の他の実施態様による摺動ガラス板のさらに完全なモジュールシステムを備えた構造を示す図1と類似の図。
【図7】
図6のVII−VII線に沿った横断面図。
Claims (6)
- 摺動ガラス板の2点に固着され摺動ガラス板を駆動して移動させる無限ケーブル(5)と、
前記ケーブルを1方向または他方向に駆動するモータ(6)と、
前記ケーブルの案内車(7a,7b,8a,8b)と、
摺動ガラス板の2つの案内部品とを含む自動車のボディーケーシング(2)とをケーシング内部に設けた、特に自動車のドアケーシングの中に引き込み可能の摺動ガラス板(3)の駆動案内システムにおいて、
前記ドアケーシングがケーシングスライダを備えず、前記摺動ガラス板(3)の案内部品の少なくとも一方がガラス板フレームスライダ(4)と一体を成しドアケーシング(2)の中においてスライダ(4)を延長させるガラス板フレームスライダ(4)の一部(4a−4b)または前記ガラス板フレームスライダ(4)の延長線上に配置されるが前記スライダ(4)から切離されたガラス板フレームスライダ部分(4a−4b)から成り、いずれの場合にも前記スライダ部分(4a−4b)がガラス板の対応部分をカバーすることを特徴とする自動車の摺動ガラス板の駆動案内システム。 - 前記摺動ガラス板(3)の案内部品の1つを成す前記スライダ部分(4a−4b)が剛性または部分的剛性化されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動案内システム。
- 前記案内車(7a,7b,8c,8d)の少なくとも一部が前記1つまたは複数のスライダ部分(4a,4b)に固着された固定脚部(9a,9b,10a,10b)によって支承されることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動案内システム。
- 前記ケーブル(5)の駆動モータ(6)が摺動ガラス板の案内部品を成す前記スライダ部分(4a,4b)に固着された脚部(9b)によって支承されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の駆動案内システム。
- ケーシング内部の摺動ガラス板の2つの案内部品は、それぞれ自動車ドア(3)の前部または後部に配置されてドアケーシング(2)の中においてガラス板フレームスライダ(4)を延長させるようにスライダ(4)の一部を成す部分(4a,4b)または前記ガラス板フレームスライダ(4)の一部を成すがこのスライダ(4)から切離されてドアケーシンの中において前記スライダの延長線上に配置されるスライダ部分(4a,4b)から成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の駆動案内システム。
- ドアケーシング(2)の内部においてガラス板フレームスライダ(4)から切離されまたは切離されないでこのスライダ(4)の延長線上に配置された前記スライダ(4)の一部(4a,4b)から成る案内部品を含み、これに対して第2案内部品は摺動ガラス板(3)の重心を通る垂直線に対してそれぞれ自動車の後方または前方にできるだけ片寄らされたそれ自体公知の型の案内レール(12,13)から成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の駆動案内システム。
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