【０００１】
本発明は、請求項１の前提部分に係る、平らな積層材料から形成されてなる注入口を覆う封止要素により容器の注入口を封止する方法に関する。さらに、本発明は対応する封止された注入口を有する容器に関する。
【０００２】
本発明は、限定的ではないが、特に、写真現像装置で使用される写真薬品を保管するための容器に関する。このような装置では、種々の写真薬品で満たした３個又はそれ以上の容器が使用されることが多い。従来、主に利用されてきた液体薬品を保管する容器は、写真現像装置内に手動で挿入されて、写真現像装置内の保管手段に中身を空ける必要があった。粉末薬品（粉末物質）は、液体薬品（液体物質）に比べて多くの利点をもたらすにも関わらず湿気やすく、湿気の吸収のために使用環境で容易に使いものにならなくなる可能性があるために、一般には粉末薬品の使用がこれまで避けられてきた。さらに、これまで、粉末薬品は写真現像装置内では無塵の方法での処理が不可能であった。
【０００３】
したがって、粉末物質が湿気や他の影響のために使えなくなるリスクを犯さずに、好ましくは粉末物質を保管する密閉封止容器が求められているが、容器は機械で開口でき粉末物質が処理される装置又は器具内で無塵の方法で中身を出すことが可能である必要がある。
【０００４】
本発明に係る方法に関して、請求項１を参照することができる。本発明により封止される注入口を有する容器が独立請求項９の内容である。この発明の１つの特徴は、容器の注入口を、容易に気密及び／又は防湿できる平らな積層材料から形成された封止要素により密閉封止する方法で閉めることができ、それにより、例えば、湿気に敏感な粉末物質を容器内に長期間、湿気の存在下で問題を起こさずに保管することができることである。この封止要素は、剥離できるように注入口の周辺にある容器の一部に接続されてもよく、あるいは、線に沿って封止要素を破いて開けることのできる裂けやすくなった線を組み込むことができる。この容器口の密封シールは、器具又は装置、例えば、写真現像装置内で容器の中身を空にするのに基本的に作業員を必要としないように形成されている。むしろ、このプロセスは、容器に取り付け可能で、また、そこにしっかり取り付けられた封止要素を有するクロージャーキャップの特殊な設計により装置内で機械的に実施することができる。しかしながら、所望により、容器は手動で開けることもできる。使用後、クロージャーキャップは機械的あるいは手動的のいずれかで再度閉めることが好ましい。理由の如何を問わず容器が空になった後、なお容器内にある残存物質が、例えば容器を装置から外す場合や以降の搬送時に誤って周囲にこぼすことが有効に防止される。本発明に係る容器は、その構成のため製造が簡単であるばかりでなく、保管、搬送及び使用時の無塵状態での取り扱いが可能であり、使用後は、問題なく処分することができる。
【０００５】
本発明は、粉末物質に使用する場合に特に利点があるが、本発明は粉末物質に限定されず、所望の場合、液体物質にも好都合に使用することができることを理解されたい。本発明の有利な実施形態が従属請求項に含まれているため、参照されたい。
【０００６】
本発明を実施形態により、かつ図面を参照して、より詳細に説明する。
【０００７】
図１において、総括参照番号１は容器を示す。容器１は、注入通路２を画成するネック部分３に近い容器の一部が断片的に示されている。容器１の残りの部分は、中に貯蔵される流体とその使用目的により適切な方法で形成することができる。容器１は、適切な合成材料のブロー成形部品であるのが好ましい。しかし、基本的には金属材料も本容器に使用することができる。
【０００８】
注入通路２を覆う総括参照番号４で示されたクロージャーキャップが、ネック部分３に備えられている。このクロージャーキャップ４は、所望によりネジタイプ接続（図示せず）によって該ネック部分３に備えることができる。しかし、クロージャーキャップ４は、好ましくは、いわゆる打栓操作（ｂｏｕｎｃｅ−ｏｎ ｏｐｅｒａｔｉｏｎ）を使用して圧力嵌めでネック部分３に取り付けられ、それにより図１のＡに示すように、クロージャーキャップのリム５の内周から半径方向内側に突出する突出部６が、ネック部分３の外周から半径方向外側に延びる突出部７の下で係合するように作られる。突出部６、７は、それぞれキャップリム５とネック部分３から周囲に連続的に延在することができる。しかし、これらの突出部は、また周囲に分散された複数の突出部分の形態にすることもできる。
【０００９】
一対の縦リブ８は、ネック部分３の外周に互いに正反対の位置に形成することができ、各リブは、クロージャーキャップ４がネック部分３に打栓されるときに、それを長手方向にガイドし、クロージャーキャップ４がネック部分３に対して所定の状態で整合したときにのみ打栓操作が確実に行なえるように、キャップリム５の内周の縦溝９に係合する。
【００１０】
本発明におけるこの実施形態例においては、クロージャーキャップ４には、番号１０の位置でキャップリム５にヒンジされる蓋１１が設けられ、蓋１１がクロージャーキャップ４の底部の少なくとも一部を構成する。蓋１１は、注入通路２を覆う閉鎖位置から開口位置（図２参照）へと、壁の断面を縮小することによって形成された好ましくはフィルムヒンジである接合部１０にて回動することができる。さらに、それ自体接合部１０の点から離れた位置で、多数の離脱ウェブ１２（１つのウェブのみが図１に示されている）を介して蓋１１をキャップリム５に周状に接続することができる。閉鎖位置から開口位置までの蓋１１を回動するには、ウェブ１２を壊す程十分大きい、蓋１１にかけられる外力を必要とする点で、不正開封防止機能が得られる。したがって、ウェブ１２の完全な状態は、ユーザーに容器の中身がその正当な目的で使用される以前に如何なる方法によっても処理されていないことを示している。
【００１１】
クロージャーキャップ４の上面には、係合フック１３が、蓋１１を開口位置から閉鎖位置に回動して戻した時に蓋１１をその閉鎖位置に保持するように設けられている。この動作時に、蓋１１のリム部分が係合フック１３に係合して、そのフック１３を幾分半径方向外側に曲げる。蓋１１が通過した後は、係合フック１３は、蓋１１のリム部分を超えて突き出ている元位置にスプリングバックする。次に、蓋１１が開けられると、係合フック１３は同様の方法でスプリングバックできる。しかし、係合フック１３は、蓋１１の再開口ができない、あるいはより困難な条件でのみ行なえるように構成することができる。
【００１２】
例えばＴ形状を有する摘み部材１６は、手動的に又は機械的に蓋１１に開口力を加えることができるように蓋１１の上面に形成することができる。
【００１３】
図１に示すように、多層で平らな積層材で形成された封止要素１８は、注入通路２を閉じることができるように、ネック部分３の環状リム部分１７に配置される。この封止要素１８は他のラミネート材から作ることができるが、封止要素１８は、アルミニウムのような適切な金属からなる、ガスを通さない膜材料のバリヤー層を含むことが好ましい。このバリヤー層は、ガスが封止要素１８を介して透過あるいは拡散しないようにするばかりでなく、容器１の内部に湿気が入るのを確実に封止する。さらに、合成材料の薄い層がバリヤー層の反対面に貼られる。好ましい合成材料は、ポリオレフィン類の群からの材料であり、蓋１１に面する封止要素１８の表面にはポリプロピレン（ＰＰ）が好ましく、ネック部分３に面する表面にはポリエチレン（ＰＥ）が好ましい。さらに、適切な発泡材料の、より厚い層が、好ましくはバリヤー層と蓋１１に面する合成材料の層との間に設けられ、それによって封止要素にクッションのような特性が与えられる。さらに、所望により、他の合成材料、例えばポリエチレン・テレフタレート（ＰＥＴ）などの薄い絶縁層を、バリヤー層とネック部分３に面する合成材料の層との間に設けることができる。
【００１４】
上記のように形成された封止要素１８は、例えば、約３０μｍの厚さを有するアルミニウムバリヤー層と、例えば、Ａｌｆｅｌｄｅｒ Ｋｕｎｓｔｓｔｏｆｆｗｅｒｋｅ Ｈｅｒｍ． Ｍｅｙｅｒ ＧｍｂＨ， Ｈｉｌｄｅｓｈｅｉｍｅｒ Ｓｔｒ． ７８，Ｄ‐３１０６１ Ａｌｆｅｌｄから商品取引名「Ａｌｋｏｚｅｌｌ」で入手できる、約１．５ｍｍの厚さと、例えば３００ｇ／ｍ３ の密度を有するような材料からなる発泡層とを含むことができる。残りの合成材料の層は１０〜２０μｍの厚さでよく、したがってＰＥＴの絶縁層は他の合成材料の層より薄くともよい。しかし、本発明は上記封止要素１８の構造にも、また示された特定の厚さ寸法にも限定されないことを理解されたい。
【００１５】
本発明によれば、封止要素１８は、ネック部分３の上部リム部分１７と蓋１１の下面に適切な方法で接続される。特に封止要素１８の、蓋１１の下面への接続は、封止要素１８を前もってネック部分３から離しておかないと蓋を開口位置に回動できないようになっている。
【００１６】
第一の工程においては、蓋１１の下面への封止要素１８の接続は行なわれるが、一方、クロージャーキャップ４はネック部分３にはまだ取り付けられていない。この接続は、好ましくは接着剤を使用することによってなされ、そして最も好ましくは高温接着剤又は多成分接着剤によってなされる。適切なタイプの接着剤は当業者に周知である。「Ｌｕｎａｍｅｌｔ 」（登録商標）ＰＳ ３４０６Ｃと呼ばれる適切な高温接着剤は、例えばＨ．Ｂ． Ｆｕｌｌｅｒ ＧｍｂＨ， Ａｎ ｄｅｒ Ｒｏｔｅｎ Ｂｌｅｉｃｈｅ ２−３， Ｄ‐２１３３５Ｌｕｎｅｂｕｒｇから入手することができる。封止要素１８と蓋１１の下面との間の付着力は、封止要素１８とネック部分３の上部リム部分１７との間の付着力より大きくする必要がある。これは適当に高い特殊な付着力を有する接着剤を選択することによって及び／又は適切な大きさにした接着剤の塗布面積によって達成することができる。
【００１７】
さらなる工程では、クロージャーキャップ４とこれに付着される封止要素１８がネック部分３に装着された後、封止要素１８とネック部分３の上部リム部分１７との間の接続が行なわれる。この接続は、好ましくは溶接処理により、そして特に誘導溶接処理によってなされる。合成材料の誘導溶接は当業者に周知であるから、この技術に関するより特定の詳細は不要である。封止要素１８の金属材料からなるバリヤー層は、誘導溶接処理の場合、バリヤー層とリム部分１７との間の封止要素１８の一部分に熱の発生を集中させ、一方、封止要素１８の残りの部分はそれにより本質的に影響を受けないようにさせるというように、有効である。この溶接処理に必要な溶接圧力は、取り付け位置ではクロージャーキャップ４と封止要素１８がネック部分３のリム部分１７に対する特定の力で押され、そして溶接処理中にこの力で保持されるように、キャップリム５とネック部分３のそれぞれの相互係合突出部６、７の対向位置を選択することによってかけられる。封止要素１８の発泡層が前記保持力である程度変形する。それにより、かけられた圧力は、リム部分１７の周囲に均一に分散され、その結果均質な溶接接続が得られる。金属材料の容器１が提供された場合、溶接以外の接続技術が使用できることは理解されよう。この場合には、封止要素１８とネック部分３のリム部分３との間の接着剤による接続が適切であろう。接続される部品双方が合成材料からなる場合は、このタイプの接着剤接続を溶接接続の代わりに行なうこともありうる。
【００１８】
封止要素１８と蓋１１との間の付着力と封止要素１８とネック部分３のリム部分１７との間の付着力とは異なるように行われる。このため、蓋１１にかかる外力によって蓋１１を回動させる際に、封止要素１８のリム部分１７への接続が剥がれ、注入通路２へのアクセスが得られるが、同時に蓋１１から封止要素１８を外してしまうことがないという効果が得られる。公称直径が１４ｍｍでリム部分１７の厚さがわずか数ミリメートルのクロージャーキャップの場合には、封止要素１８とリム部分１７との間の付着力は、例えば一方で注入通路２の確実な封止を得、他方でリム部分１７から封止要素１８が早期に剥離するのを防止できるようにするには、約２０Ｎとなる必要があることが確証されている。
【００１９】
上記本発明の実施形態においては、蓋１１を開口位置に回動すると、封止要素１８が、いわゆる「剥離」プロセスによってネック部分３のリム部分１７から完全に外されると想定された。これに対し、図３に示された変更態様では、破断線１９の形態で切れやすくなった箇所が、蓋１１を上向きに回動した時に、封止要素１８がこの破断線に沿って破断されるように、注入通路２にかかる封止要素１８の内側部２０に沿って設けられることを想定している。これらの状況下では、封止要素１８とネック部分３のリム部分１７との間の付着力の大きさは任意の方法で選択できる。該付着力は、封止要素１８を破断線１９に沿って破断するのに必要な力より大きいことが保証されればよいだけである。さらに、本発明のこの変更態様の場合、封止要素１８と蓋１１との間の接続が破断線１９で境界となる封止要素１８の一部に制限されることを理解する必要がある。
【００２０】
さらに、特に図４から理解されるように、クロージャーキャップ４には、互いにキャップリム５の正反対の位置から半径方向外側に突き出るガイドレ−ル１４、１５を設けることができる。これらのガイドレール１４、１５の助けにより、クロージャーキャップ４を容器１と共に、蓋１１を開口位置に回動し容器１内の中身を空ける機械的手段を設けることができる装置の適切な形状の受け器に挿入することができる。
【００２１】
本発明は、クロージャーキャップ４が、そのクロージャーキャップ４の端部壁を同時に形成する蓋を備える実施形態に基づいてこれまで説明したが、容器の開口は、蓋を有しないが、封止要素を容器ネックからはずすことができる力を封止要素にかけるために、容器ネックに対して軸方向にかけた外力で持ち上げるあるいは動かすことができる、クロージャーキャップによっても行なうことができるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１つの実施形態に係る容器とクロージャーキャップの１つの配置の部分的断片の縦断面図であり、同図のＡは、容器へのクロージャーキャップの装着を示すための１の配置の詳細図である。
【図２】前記配置のクロージャーキャップが開口位置にある、図１に類似の図である。
【図３】図１の切断線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿って見たときの本発明の変更態様に係る平らな材料から作られた封止要素の上面図である。
【図４】本発明に係る容器とクロージャーキャップの配置の縮小スケールの全体斜視図である。[0001]
The present invention relates to a method for sealing an inlet of a container with a sealing element covering the inlet made of a flat laminated material according to the preamble of claim 1. Furthermore, the invention relates to a container having a corresponding sealed inlet.
[0002]
The invention relates in particular, but not exclusively, to a container for storing photographic chemicals used in a photographic developing device. Such devices often use three or more containers filled with various photographic chemicals. 2. Description of the Related Art Conventionally, a container for storing a liquid chemical, which has been mainly used, has to be manually inserted into a photographic developing device, and it is necessary to empty the storage means in the photographic developing device. Powdered chemicals (powder substances) are more susceptible to moisture, despite having many advantages over liquid chemicals (liquid substances), and can become easily unusable in the environment of use due to moisture absorption. In general, the use of powdered chemicals has heretofore been avoided. Further, hitherto, powdered chemicals cannot be processed in a photographic developing apparatus by a dust-free method.
[0003]
Therefore, there is a need for a hermetically sealed container that preferably stores the powdered material without risking the powdered material becoming unusable due to moisture or other effects, but the container can be opened mechanically and the powdered material treated. It must be possible to extract the contents in a dust-free manner in a device or appliance.
[0004]
Regarding the method according to the invention, reference can be made to claim 1. A container having an inlet to be sealed according to the present invention is the subject matter of independent claim 9. One feature of the present invention is that the inlet of the container can be closed in a hermetically sealed manner by a sealing element formed from a flat laminated material that can be easily gas-tight and / or moisture-proof, for example, The ability to store moisture-sensitive powdered substances in containers in the presence of moisture for long periods without problems. The sealing element may be connected to a portion of the container around the inlet so that it can be peeled off, or incorporate a tear-resistant line that can be broken open along the line along the sealing element. be able to. The hermetic seal of the container opening is formed such that essentially no personnel are required to empty the contents of the container in an apparatus or device, such as a photographic developing device. Rather, this process can be performed mechanically in the device by the special design of a closure cap that is attachable to the container and has a sealing element securely attached thereto. However, if desired, the container can be opened manually. After use, the closure cap is preferably re-closed, either mechanically or manually. After the container has been emptied for any reason, residual material still in the container is effectively prevented from accidentally spilling around, for example when the container is removed from the device or during subsequent transport. The container according to the present invention is not only easy to manufacture due to its configuration, but also can be stored, transported and handled in a dust-free state at the time of use, and can be disposed of without problems after use.
[0005]
While the present invention has particular advantages when used with powdered materials, it should be understood that the invention is not limited to powdered materials and can be advantageously used with liquid materials if desired. Reference is made to the preferred embodiments of the invention as contained in the dependent claims.
[0006]
The invention will be explained in more detail by means of embodiments and with reference to the drawings.
[0007]
In FIG. 1, the general reference number 1 indicates a container. The container 1 is shown in fragmentary form with a portion of the container close to a neck portion 3 defining an injection passage 2. The remainder of the container 1 can be formed in any manner appropriate to the fluid stored therein and its intended use. The container 1 is preferably a blow molded part of a suitable synthetic material. However, basically metallic materials can also be used for the container.
[0008]
A closure cap, indicated by the general reference number 4, covering the injection passage 2 is provided on the neck part 3. This closure cap 4 can be provided on the neck part 3 by a screw-type connection (not shown) if desired. However, the closure cap 4 is preferably attached to the neck portion 3 with a press fit using a so-called bounce-on operation, thereby, as shown in FIG. 1A, the rim 5 of the closure cap. A protrusion 6 projecting radially inward from the inner periphery of the neck portion 3 is made to engage under a protrusion 7 extending radially outward from the outer periphery of the neck portion 3. The protrusions 6, 7 can extend continuously from the cap rim 5 and the neck part 3, respectively, continuously. However, these protrusions can also be in the form of a plurality of protrusions distributed around the circumference.
[0009]
A pair of longitudinal ribs 8 can be formed on the outer periphery of the neck portion 3 at diametrically opposite positions, and each rib guides the closure cap 4 longitudinally when the closure cap 4 is plugged into the neck portion 3. In order to ensure that the plugging operation can be performed only when the closure cap 4 is aligned with the neck portion 3 in a predetermined state, the engagement is made with the vertical groove 9 on the inner periphery of the cap rim 5.
[0010]
In this embodiment of the present invention, the closure cap 4 is provided with a lid 11 hinged to the cap rim 5 at the position of number 10, and the lid 11 forms at least a part of the bottom of the closure cap 4. The lid 11 can be pivoted from a closed position covering the injection channel 2 to an open position (see FIG. 2) at a joint 10 which is preferably a film hinge formed by reducing the cross section of the wall. . Furthermore, the lid 11 is connected circumferentially to the cap rim 5 via a number of release webs 12 (only one web is shown in FIG. 1) at a position which is itself remote from the point of the joint 10. Can be. Rotating the lid 11 from the closed position to the open position requires an external force applied to the lid 11 that is large enough to break the web 12, thereby providing a tamper evident function. Thus, the integrity of the web 12 indicates to the user that the contents of the container have not been processed in any way before being used for its legitimate purpose.
[0011]
On the upper surface of the closure cap 4, an engagement hook 13 is provided so as to hold the lid 11 in the closed position when the lid 11 is rotated back from the open position to the closed position. During this operation, the rim portion of the lid 11 engages the engagement hook 13 and bends the hook 13 somewhat radially outward. After the lid 11 has passed, the engagement hook 13 springs back to the original position protruding beyond the rim portion of the lid 11. Next, when the lid 11 is opened, the engagement hook 13 can spring back in a similar manner. However, the engagement hook 13 can be configured such that the lid 11 cannot be reopened or can be performed only under more difficult conditions.
[0012]
For example, the knob 16 having a T shape can be formed on the upper surface of the lid 11 so that an opening force can be applied to the lid 11 manually or mechanically.
[0013]
As shown in FIG. 1, a sealing element 18 formed of a multilayer, flat laminate is arranged on the annular rim part 17 of the neck part 3 so that the injection passage 2 can be closed. Although the sealing element 18 can be made from other laminates, the sealing element 18 preferably includes a barrier layer of a gas-impermeable membrane material of a suitable metal, such as aluminum. This barrier layer not only prevents gas from permeating or diffusing through the sealing element 18 but also ensures that moisture enters the interior of the container 1. In addition, a thin layer of synthetic material is applied to the opposite side of the barrier layer. A preferred synthetic material is a material from the group of polyolefins, wherein polypropylene (PP) is preferred on the surface of the sealing element 18 facing the lid 11 and polyethylene (PE) is preferred on the surface facing the neck part 3. . In addition, a thicker layer of a suitable foam material is preferably provided between the barrier layer and the layer of synthetic material facing the lid 11, thereby giving the sealing element cushion-like properties. Furthermore, if desired, a thin insulating layer, such as another synthetic material, for example polyethylene terephthalate (PET), can be provided between the barrier layer and the layer of synthetic material facing the neck part 3.
[0014]
The sealing element 18 formed as described above comprises, for example, an aluminum barrier layer having a thickness of about 30 μm and, for example, Alfelder Kunststoffwerke Herm. Meyer GmbH, Hildesheimer Str. 78, D-31061, available from Alfeld under the trade name "Alkozell", which may include a foam layer made of such a material having a thickness of about 1.5 mm and a density of, for example, 300 g / m 3 . The remaining layer of synthetic material may be 10-20 μm thick, so that the insulating layer of PET may be thinner than the other layers of synthetic material. However, it should be understood that the present invention is not limited to the structure of the sealing element 18 or to the particular thickness dimensions shown.
[0015]
According to the invention, the sealing element 18 is connected in a suitable manner to the upper rim part 17 of the neck part 3 and the lower surface of the lid 11. In particular, the connection of the sealing element 18 to the underside of the lid 11 is such that the lid cannot be pivoted into the open position unless the sealing element 18 has been separated from the neck part 3 in advance.
[0016]
In a first step, the connection of the sealing element 18 to the underside of the lid 11 takes place, while the closure cap 4 has not yet been attached to the neck part 3. This connection is preferably made by using an adhesive, and most preferably by a high temperature or multi-component adhesive. Suitable types of adhesives are well known to those skilled in the art. A suitable high temperature adhesive called "Lunamelt" (R) PS 3406C is described, for example, in H.E. B. Fuller GmbH, Ander Roten Bleich 2-3, D-21335 Luneburg. The adhesion between the sealing element 18 and the lower surface of the lid 11 must be greater than the adhesion between the sealing element 18 and the upper rim part 17 of the neck part 3. This can be achieved by choosing an adhesive with a suitably high specific adhesiveness and / or by a suitably sized adhesive application area.
[0017]
In a further step, the connection between the sealing element 18 and the upper rim part 17 of the neck part 3 is made after the closure cap 4 and the sealing element 18 attached thereto are attached to the neck part 3. This connection is preferably made by a welding process, and especially by an induction welding process. Since induction welding of synthetic materials is well known to those skilled in the art, no more specific details regarding this technique are required. The barrier layer made of metallic material of the sealing element 18 concentrates the generation of heat on a part of the sealing element 18 between the barrier layer and the rim portion 17 during the induction welding process, while the sealing element 18 The rest is valid, so that it is essentially unaffected by it. The welding pressure required for this welding process is such that in the mounting position the closure cap 4 and the sealing element 18 are pushed with a certain force against the rim portion 17 of the neck part 3 and are held at this force during the welding process. , By selecting the opposing positions of the respective interengaging projections 6, 7 of the cap rim 5 and the neck part 3. The foam layer of the sealing element 18 is deformed to some extent by the holding force. As a result, the applied pressure is evenly distributed around the rim part 17, so that a homogeneous weld connection is obtained. It will be appreciated that if a container 1 of metallic material is provided, connection techniques other than welding can be used. In this case, an adhesive connection between the sealing element 18 and the rim part 3 of the neck part 3 would be appropriate. If both parts to be connected are made of a synthetic material, this type of adhesive connection could be made instead of a welded connection.
[0018]
The adhesion between the sealing element 18 and the lid 11 is different from the adhesion between the sealing element 18 and the rim 17 of the neck part 3. Therefore, when the lid 11 is rotated by an external force applied to the lid 11, the connection of the sealing element 18 to the rim portion 17 is released, and access to the injection passage 2 is obtained. The effect of not removing the 18 is obtained. In the case of a closure cap with a nominal diameter of 14 mm and a thickness of the rim part 17 of only a few millimeters, the adhesive force between the sealing element 18 and the rim part 17 is, for example, on the one hand a secure sealing of the injection channel 2 It has been established that it is necessary to be approximately 20 N in order to be able to prevent premature detachment of the sealing element 18 from the rim part 17 on the other hand.
[0019]
In the above embodiment of the invention, it has been assumed that when the lid 11 is pivoted into the open position, the sealing element 18 is completely disengaged from the rim part 17 of the neck part 3 by a so-called "peeling" process. On the other hand, in the variant shown in FIG. 3, the part which has been cut easily in the form of the breaking line 19 breaks the sealing element 18 along this breaking line when the lid 11 is turned upward. As such, it is envisioned to be provided along the inner portion 20 of the sealing element 18 over the injection passage 2. Under these circumstances, the magnitude of the adhesion between the sealing element 18 and the rim part 17 of the neck part 3 can be selected in any way. It is only necessary to ensure that the adhesive force is greater than the force required to break the sealing element 18 along the breaking line 19. Furthermore, it must be understood that in this variant of the invention, the connection between the sealing element 18 and the lid 11 is limited to the part of the sealing element 18 bounded by the break line 19.
[0020]
Furthermore, as can be seen in particular from FIG. 4, the closure cap 4 can be provided with guide rails 14, 15 projecting radially outward from opposite positions of the cap rim 5. With the aid of these guide rails 14, 15, the closure cap 4 together with the container 1 and the appropriately shaped receptacle of the device which can provide the mechanical means for pivoting the lid 11 to the open position and emptying the container 1 Can be inserted into the vessel.
[0021]
The invention has been described so far based on an embodiment in which the closure cap 4 comprises a lid which simultaneously forms the end wall of the closure cap 4, but the opening of the container does not have a lid, but a sealing element is provided. In order to apply a force which can be released from the container neck to the sealing element, it could also be effected by means of a closure cap which can be lifted or moved by an external force applied axially to the container neck.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a partial fragment of one arrangement of a container and a closure cap according to one embodiment of the present invention, wherein A in FIG. FIG.
FIG. 2 is a view similar to FIG. 1 with the closure cap of the arrangement in an open position;
FIG. 3 is a top view of a sealing element made from a flat material according to a variant of the invention when viewed along section line III-III in FIG. 1;
FIG. 4 is an overall perspective view of a reduced scale of the arrangement of the container and the closure cap according to the present invention.
