JP2004508791A - 濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御 - Google Patents
濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004508791A JP2004508791A JP2002524282A JP2002524282A JP2004508791A JP 2004508791 A JP2004508791 A JP 2004508791A JP 2002524282 A JP2002524282 A JP 2002524282A JP 2002524282 A JP2002524282 A JP 2002524282A JP 2004508791 A JP2004508791 A JP 2004508791A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- filtering
- pulse width
- drive
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/42—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
パルス幅変調電気駆動装置、又はパルス幅変調/可変電圧インバータのデュアルモード駆動装置に用いられる制御装置が、該駆動装置の出力部に設けられた濾波装置内のセンサに接続される。前記センサによって前記濾波装置の故障又は濾波装置内の部品の故障(例えば、コンデンサのショート又はヒューズ切れ)を検出すると、制御装置は駆動装置を遮断するか、又は濾波装置と必要としない出力モードへと駆動装置の運転モードを自動的に切り替える。このようにして、濾波装置又は濾波装置内の部品が故障した場合でも、未濾波の動力又は不適切に濾波された動力の伝送に起因する、電気システム又は採掘孔内の機器への損傷を避けることができる。
【選択図】図1A及び図1B
【選択図】図1A及び図1B
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願は、「濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御(FILTER−SWITCHED DRIVE OPERATING MODE CONTROL)」と題され、2000年8月31日に提出された暫定的米国特許出願シリアル番号No. 60/229,428号の優先権を主張する。上記特許出願の内容を、この参照によって本願明細書に取り入れる。
【0002】
本発明は、一般に、地下掘削孔装置用動力システム、より詳しくは、動力駆動装置によって動力供給される地下掘削孔内にある機器に与える損傷を防ぐ電気的動力駆動装置を制御することに関する。
【0003】
【従来の技術】
油及び/又はガスを生産する井戸の井戸孔の低い部分であって、ケーシング孔(casing perforations)の上方又は下方において、電気潜水ポンプ(Electrical submersible pump = ESP)システムがよく採用されている。ESPポンプは、一般に、流体を地上に押し上げるために、また、油及び他の炭化水素流体を二次回収するために満たされた水の中で流体をくみ上げるのに使用される。通常、ESPポンプは、地表面の電気駆動源から掘削孔に伝達される三相電力によって動力供給される掘削孔内のモータによって駆動される。
【0004】
ESPシステムのモータ部分に動力供給するために、可変周波数駆動システム(VFD)を含む様々な型の電気駆動装置が採用され、また、提案されてきている。VFDは、可変電圧インバータ(VVI)出力形態又はパルス幅変調(PWM)出力形態のいずれかを採用することができる。ESPシステムと共に使用すると、どちらの型の出力も様々な点で好都合であるが、PWM駆動装置の方が経済的で、速度を変えた運転を行うことができる。しかしながら、PWM出力駆動装置は、出力電圧波形の特徴として、電圧のスパイク及び過電圧を示すことがよくあり、これは、掘削孔内のモータ及び/又はケーブルの絶縁への損傷と共に、二重反転トルク及び他の問題によるモータの動作不良及びESPの損傷につながる場合がある。かなりの長さ(例えば、約2,000フィートを超える長さ)のケーブルによって、PWM出力駆動装置からの段階的に上昇する電圧出力を電送することにより、高周波数キャリア信号に対する共鳴又は連続高調波を発生することがある。したがって、PWM駆動装置の出力と段階上昇変圧器(もし、あれば)との間に調整フィルタ装置を入れない限り、EPSシステム内で掘削孔内にあるモータを駆動するためにPWM駆動装置を使用するのは、一般に、実用的ではない。
【0005】
しかしながら、動作中に、掘削孔内に伝送されるPWM駆動出力用に使用される濾波装置が(例えば、内部のコンデンサの不良、又はフィルタ内でヒューズ切れなどから)故障する場合もあり、濾波装置によって提供される保護をなくしてしまうことがある。
【0006】
それ故に、この分野においては、ESPに動力を供給する、PWM駆動装置の濾波された出力を安全に利用するための機構が求められている。PWM駆動装置の出力部に配置されている濾波装置が故障しても、ESPによるポンプ動作を続けることができれば、そのような機構にとって有益であろう。
【0007】
【発明の要約】
従来技術の前記問題点を解決するために、掘削孔内の製造システムにおいて、駆動装置の出力部に設けられた濾波装置内でセンサに連結された、パルス幅変調電気駆動装置、又は、パルス幅変調/可変電圧インバータ方式のデュアルモード駆動装置を提供することが、本発明の第一の目的である。センサによって濾波装置又は濾波装置の部品(例えば、コンデンサのショートやヒューズ切れなど)の故障を検出すると、制御装置は、駆動装置を遮断するか、濾波を必要としない出力モードへ駆動装置動作モードを自動的に切り替える。濾波されていない、又は不適切に濾波された動力が伝達されたことに起因する、電気システム又は掘削孔内の装置への損傷は、濾波装置又は濾波装置の部品が故障した時点で回避することができる。
【0008】
当業者が続く本発明の詳細な記述をよりよく理解することができるように、前記事項によって本発明の特徴と技術的効果とをかなり広く述べた。本発明の請求項の主題を形成する本発明の他の特徴及び効果については、この後に記載する。当業者であれば、同じ目的を遂行する他の構成を変更又は設計する基礎として、開示されている本発明の概念及び具体的態様発明を容易に使用することができることがわかるであろう。当業者であれば、また、このような同等の構成が、最も広い形態での本発明の精神及び範囲から離れないことを理解するであろう。
【0009】
続く「発明の詳細な記述」に着手する前に、この特許出願書類中で使用されるある単語及び句の定義をしておくのがよいと思われる。「含む」及び「有する」並びにそれらから派生した語は、制限のない包含を意味する。「又は」は、含んでいること、つまり、「及び/又は」を意味する。「関連する」及び「それに関連する」並びにそれらから派生した語は、その一部として含む、一部としてその中に含まれる、相互に連結する、全体として含む、全体として含まれる、それにもしくはそれと接続する、それにもしくはそれと連結する、それと連絡する、その間に入る、それと並列する、それに近接する、それにもしくはそれと結ばれる、持つ、ある性質を持つ等を意味する。「制御装置」は、そのような装置がハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの内の少なくとも二種の組み合わせのどれに備え付けられるものであってもよく、少なくとも1つの動作を制御する装置、システム、又はその一部を意味する。どの特定の制御装置に関連する機能であっても、それは、中央に集中させてもよいし、特定の位置であれ、離れた位置であれ、分散させることもできる。ある単語及び句の定義はこの特許書類を通して与えられており、当業者であれば、大半ではなくても、多くの例において、このように定義された語句の将来の使用と共に従来の使用例にこのような定義を適用することができることを理解するであろう。
【0010】
【発明の詳細な記述】
本発明及びその効果をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の説明を行う。図中、同じ参照番号は同じ部材を示す。
【0011】
以下で検討する図1A〜1B及び図2、並びにこの文献における本発明の原理を記載するのに用いられる様々な態様は、例示のためのみのものであり、本発明の範囲をいかなるようにも制限すると解釈してはならない。当業者であれば、本発明の原理は適切に設計されたいかなる装置においても実施することができることを理解するであろう。
【0012】
図1A及び1Bは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力を供給するために使用される電力システムを示している。電力システム102は、掘削孔内で使用するモータとポンプとの組立体104とに連結され、好ましくは、井戸110用のケーシング108内で下げられた管106に接合することによって、掘削孔内に配置される。この例示的な態様におけるモータとポンプとの組立体104としては潜水電動機(ESP)を挙げることができ、米国特許第5,845,709号に開示されている、ESPを駆動する誘導電動機に連結されるものなどを使用することができる。このモータは、モータとポンプとの組立体104を動力システム102内にある地上動力源に電気的に連結する三相伝送ケーブル112によって伝送される三相電力によって動力供給される。
【0013】
伝送ケーブル112に加えて、動力システム102は三相電力の発電機又は他の電力源114を有する。他の電力源は、その場所の電力グリッドへの接続であってもよいし、任意に単層電力から三相電力への変換機を有していてもよい。電力源114は電力駆動装置116に接続されており、この電力駆動装置は電力源114から電力を受け取り、これを所望の周波数と波形とを有する三相電力に変換する。図1Aの態様においては、電力駆動装置116はパルス幅変調(PWM)出力駆動装置であって、その動作は制御装置118によって制御される。駆動装置116内では独立した副部材として示されているが、実際には、制御装置118が完全に電力駆動装置116と一体化されていると好ましい。
【0014】
PWM出力駆動装置116の出力部に接続されているのは、電力が伝送ケーブル112によって掘削孔の下方に伝送される前にPWM出力装置116から出力された電力を濾波する濾波装置120である。濾波装置120は、駆動装置116の出力部に取り付けられ、電気波形の高調波ひずみを低減する装置であれば、いかなる装置であってもよく、受動型であっても能動型であってもよい。いくつかの好適な濾波装置が、ESPを製造している企業、そして専門製造業者から市販されている。
【0015】
濾波装置120は、濾波装置、又は、コンデンサの故障(ショート)もしくはヒューズ切れ等の濾波装置における部品の故障を検出する1以上のセンサ122を有している。市販されており、現在、掘削孔内の電力システムで使用されている三相電力濾波装置のいくつかはこのようなセンサを有している。センサ122は駆動制御装置118に接続されており、これは、濾波装置120又は濾波装置120内の部品のどれかが故障したのを検出すると、自動的にPWM出力駆動装置116の運転を遮断する。フィルタ装置120又はその中の部品の故障(即ち、不適正な濾波)を検出したときにPWM出力駆動装置116の動作を終了させることによって、三相電力用PWM駆動装置116の濾波されていない出力又は不適切に濾波された出力を用いていたら与えていたかもしれない、伝送ケーブル112及び/又はモータとポンプとの組立体104への損傷を避けることができる。
【0016】
この例示的な態様では、濾波装置120内のセンサ122を使用して、制御装置118を介してPWM出力駆動装置116の運転を制御しているが、制御装置118を濾波装置120の出力部に接続することもできる。濾波装置120の出力部において、掘削孔内へ伝送される電力の周波数、振幅及び波形をモニタし、このようにして測定された特徴を予想される出力電力の特徴と比較することによって、フィルタ装置120の欠陥のある動作を発見することができ、損傷が発生する前に、制御装置118はPMW出力駆動装置116を遮断することができる。
【0017】
図1Bは本発明の別の態様を示しており、この態様においては、電力源114と濾波装置120との間の電気駆動装置124が、PWM又はn段階(例えば、6段階、12段階又は18段階)の可変電圧インバータ(VVI)のいずれもを動作させることができ、動作中に動作モードを切り替えることのできるデュアル出力モード駆動装置になっている。オクラホマ州クレアモアのセントリリフト株式会社(Centrilift, Inc. of Claremore, Oklahoma)から入手することのできるGCS VSC駆動装置がこの目的には好適である。ESPと共に使用するのに際してVVIは濾波を必要としないので、濾波装置120の不具合が前記方法の1つによって制御装置126によって検出された場合は、駆動装置124は、前記図1Aの態様におけるように全システムを遮断せずに、単純且つ自動的にPWM出力モードからVVI/6段階(12段階、又は18段階など)出力モードに切り替える。これによって、交換用のフィルタを入手及び/又は取り付けしているか、修理がなされている間、装置の運転を続けることができる。
【0018】
制御装置118によって選択的に操作されるスイッチ128によって、駆動装置126からバイパス濾波装置へと出力された電力の伝送が可能になり、これによって、濾波装置を交換し、そして駆動装置126を人の手によってPWMモードに戻すことが、装置の運転を止めずに可能になる。スイッチ128の位相的位置及び/又は採用される濾波装置バイパス法は、濾波装置120の設計によって大きく変わってくることがある。
【0019】
図1Aと1Bとには示されていないが、ESPに動力を伝送するケーブルに接続されている電力駆動装置の出力部において、昇圧変圧器を使用することができる。本発明によって使用される濾波装置は、このような昇圧変圧器の駆動装置側又はESP側のいずれにも接続することができるが、駆動装置側に接続するのが好ましい。
【0020】
図2は、本発明の一態様による、掘削孔内のESPシステムに動力を供給するPWM又はデュアルモード駆動装置の運転を制御する方法の高水準フローチャートである。方法200は、掘削孔内に送られるパルス幅変調三相電力が製造されるときにはいつも実行される。この方法は、掘削孔内に送られる前のパルス幅変調三相電力の濾波とこの濾波のモニタリング(段階201)によって開始される。
【0021】
次いで、濾波装置もしくは濾波装置内の部品の故障を検出することによって、又は濾波された電力中に電圧のスパイクもしくは過電圧を検出することによって、不適切な電力の濾波が検出されたかどうかを決定する段階に進む(段階202)。不適切な濾波が検出されると、動力を製造する駆動装置の運転状態が変更される(段階203)。即ち、駆動装置が自動的に遮断されるか、PWM出力モード以外の運転モードに切り替えられる。あるいは、他の方法としては、例えば、濾波装置からケーブルを外すことによっても、適切に濾波されていない電力が掘削孔内に送られるのを阻止することができる。(例えば、濾波装置の修理又は交換の後に人手によって)電力製造が開始されるか、又はパルス幅変調運転モードに復帰すると(段階204)、不適切に濾波された電力が掘削孔内に伝送されるのを阻止するチェック動作が再開される。
【0022】
本発明は完全に電気で機能する電力システムについて記載されているが、当業者であれば、本発明によるこの機構を、少なくとも部分的に様々な態様の指示を含む、機械に使用することのできる媒体の形態に割り当てることができるのを理解するであろう。また、実際に割り当て分を実行するのに使用される信号含有媒体の型式に関わらず、本発明は等しく用いることができる。機械に使用することのできる媒体の例としては、読取り専用メモリ(ROM)又は消去可能電気的プログラム可能読取り専用メモリ(EEPROM)のような不揮発性で変更不可能に記録された型の媒体、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)又はデジタル多目的ディスク(DVD)のような記録可能な型の媒体、並びにデジタル及びアナログリンクなどの伝送型の媒体を挙げることができる。
【0023】
本発明によると、ESPに動力を供給するために使用されるPWM又はデュアルモード駆動装置を、該駆動装置の出力部に設けた濾波装置の機能状態に基づいて、安全に遮断するか、運転モードを自動的に切り替える。濾波装置又は濾波装置内の部品が故障すると、駆動装置が自動的に遮断されるか、電力システム及び掘削孔中の装置に損害を与えるのを防ぐための濾波を必要としない運転モードに自動的に切り替えられる。
【0024】
本発明の1以上の態様を詳細に記述してきたが、当業者であれば、本発明のその最も広い形態における範囲及び精神から離れることなく、様々な変更、置き換え及び修正を行うことができることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
図1Aは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力供給するために使用される電力システムを示している。
【図1B】
図1Bは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力供給するために使用される電力システムを示している。
【図2】
図2は、本発明の一態様による、掘削孔内にあるESPシステムに動力を供給するPWM又はデュアルモード駆動装置の動作を制御する方法の高水準フローチャートである。
【発明の属する技術分野】
この出願は、「濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御(FILTER−SWITCHED DRIVE OPERATING MODE CONTROL)」と題され、2000年8月31日に提出された暫定的米国特許出願シリアル番号No. 60/229,428号の優先権を主張する。上記特許出願の内容を、この参照によって本願明細書に取り入れる。
【0002】
本発明は、一般に、地下掘削孔装置用動力システム、より詳しくは、動力駆動装置によって動力供給される地下掘削孔内にある機器に与える損傷を防ぐ電気的動力駆動装置を制御することに関する。
【0003】
【従来の技術】
油及び/又はガスを生産する井戸の井戸孔の低い部分であって、ケーシング孔(casing perforations)の上方又は下方において、電気潜水ポンプ(Electrical submersible pump = ESP)システムがよく採用されている。ESPポンプは、一般に、流体を地上に押し上げるために、また、油及び他の炭化水素流体を二次回収するために満たされた水の中で流体をくみ上げるのに使用される。通常、ESPポンプは、地表面の電気駆動源から掘削孔に伝達される三相電力によって動力供給される掘削孔内のモータによって駆動される。
【0004】
ESPシステムのモータ部分に動力供給するために、可変周波数駆動システム(VFD)を含む様々な型の電気駆動装置が採用され、また、提案されてきている。VFDは、可変電圧インバータ(VVI)出力形態又はパルス幅変調(PWM)出力形態のいずれかを採用することができる。ESPシステムと共に使用すると、どちらの型の出力も様々な点で好都合であるが、PWM駆動装置の方が経済的で、速度を変えた運転を行うことができる。しかしながら、PWM出力駆動装置は、出力電圧波形の特徴として、電圧のスパイク及び過電圧を示すことがよくあり、これは、掘削孔内のモータ及び/又はケーブルの絶縁への損傷と共に、二重反転トルク及び他の問題によるモータの動作不良及びESPの損傷につながる場合がある。かなりの長さ(例えば、約2,000フィートを超える長さ)のケーブルによって、PWM出力駆動装置からの段階的に上昇する電圧出力を電送することにより、高周波数キャリア信号に対する共鳴又は連続高調波を発生することがある。したがって、PWM駆動装置の出力と段階上昇変圧器(もし、あれば)との間に調整フィルタ装置を入れない限り、EPSシステム内で掘削孔内にあるモータを駆動するためにPWM駆動装置を使用するのは、一般に、実用的ではない。
【0005】
しかしながら、動作中に、掘削孔内に伝送されるPWM駆動出力用に使用される濾波装置が(例えば、内部のコンデンサの不良、又はフィルタ内でヒューズ切れなどから)故障する場合もあり、濾波装置によって提供される保護をなくしてしまうことがある。
【0006】
それ故に、この分野においては、ESPに動力を供給する、PWM駆動装置の濾波された出力を安全に利用するための機構が求められている。PWM駆動装置の出力部に配置されている濾波装置が故障しても、ESPによるポンプ動作を続けることができれば、そのような機構にとって有益であろう。
【0007】
【発明の要約】
従来技術の前記問題点を解決するために、掘削孔内の製造システムにおいて、駆動装置の出力部に設けられた濾波装置内でセンサに連結された、パルス幅変調電気駆動装置、又は、パルス幅変調/可変電圧インバータ方式のデュアルモード駆動装置を提供することが、本発明の第一の目的である。センサによって濾波装置又は濾波装置の部品(例えば、コンデンサのショートやヒューズ切れなど)の故障を検出すると、制御装置は、駆動装置を遮断するか、濾波を必要としない出力モードへ駆動装置動作モードを自動的に切り替える。濾波されていない、又は不適切に濾波された動力が伝達されたことに起因する、電気システム又は掘削孔内の装置への損傷は、濾波装置又は濾波装置の部品が故障した時点で回避することができる。
【0008】
当業者が続く本発明の詳細な記述をよりよく理解することができるように、前記事項によって本発明の特徴と技術的効果とをかなり広く述べた。本発明の請求項の主題を形成する本発明の他の特徴及び効果については、この後に記載する。当業者であれば、同じ目的を遂行する他の構成を変更又は設計する基礎として、開示されている本発明の概念及び具体的態様発明を容易に使用することができることがわかるであろう。当業者であれば、また、このような同等の構成が、最も広い形態での本発明の精神及び範囲から離れないことを理解するであろう。
【0009】
続く「発明の詳細な記述」に着手する前に、この特許出願書類中で使用されるある単語及び句の定義をしておくのがよいと思われる。「含む」及び「有する」並びにそれらから派生した語は、制限のない包含を意味する。「又は」は、含んでいること、つまり、「及び/又は」を意味する。「関連する」及び「それに関連する」並びにそれらから派生した語は、その一部として含む、一部としてその中に含まれる、相互に連結する、全体として含む、全体として含まれる、それにもしくはそれと接続する、それにもしくはそれと連結する、それと連絡する、その間に入る、それと並列する、それに近接する、それにもしくはそれと結ばれる、持つ、ある性質を持つ等を意味する。「制御装置」は、そのような装置がハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの内の少なくとも二種の組み合わせのどれに備え付けられるものであってもよく、少なくとも1つの動作を制御する装置、システム、又はその一部を意味する。どの特定の制御装置に関連する機能であっても、それは、中央に集中させてもよいし、特定の位置であれ、離れた位置であれ、分散させることもできる。ある単語及び句の定義はこの特許書類を通して与えられており、当業者であれば、大半ではなくても、多くの例において、このように定義された語句の将来の使用と共に従来の使用例にこのような定義を適用することができることを理解するであろう。
【0010】
【発明の詳細な記述】
本発明及びその効果をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の説明を行う。図中、同じ参照番号は同じ部材を示す。
【0011】
以下で検討する図1A〜1B及び図2、並びにこの文献における本発明の原理を記載するのに用いられる様々な態様は、例示のためのみのものであり、本発明の範囲をいかなるようにも制限すると解釈してはならない。当業者であれば、本発明の原理は適切に設計されたいかなる装置においても実施することができることを理解するであろう。
【0012】
図1A及び1Bは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力を供給するために使用される電力システムを示している。電力システム102は、掘削孔内で使用するモータとポンプとの組立体104とに連結され、好ましくは、井戸110用のケーシング108内で下げられた管106に接合することによって、掘削孔内に配置される。この例示的な態様におけるモータとポンプとの組立体104としては潜水電動機(ESP)を挙げることができ、米国特許第5,845,709号に開示されている、ESPを駆動する誘導電動機に連結されるものなどを使用することができる。このモータは、モータとポンプとの組立体104を動力システム102内にある地上動力源に電気的に連結する三相伝送ケーブル112によって伝送される三相電力によって動力供給される。
【0013】
伝送ケーブル112に加えて、動力システム102は三相電力の発電機又は他の電力源114を有する。他の電力源は、その場所の電力グリッドへの接続であってもよいし、任意に単層電力から三相電力への変換機を有していてもよい。電力源114は電力駆動装置116に接続されており、この電力駆動装置は電力源114から電力を受け取り、これを所望の周波数と波形とを有する三相電力に変換する。図1Aの態様においては、電力駆動装置116はパルス幅変調(PWM)出力駆動装置であって、その動作は制御装置118によって制御される。駆動装置116内では独立した副部材として示されているが、実際には、制御装置118が完全に電力駆動装置116と一体化されていると好ましい。
【0014】
PWM出力駆動装置116の出力部に接続されているのは、電力が伝送ケーブル112によって掘削孔の下方に伝送される前にPWM出力装置116から出力された電力を濾波する濾波装置120である。濾波装置120は、駆動装置116の出力部に取り付けられ、電気波形の高調波ひずみを低減する装置であれば、いかなる装置であってもよく、受動型であっても能動型であってもよい。いくつかの好適な濾波装置が、ESPを製造している企業、そして専門製造業者から市販されている。
【0015】
濾波装置120は、濾波装置、又は、コンデンサの故障(ショート)もしくはヒューズ切れ等の濾波装置における部品の故障を検出する1以上のセンサ122を有している。市販されており、現在、掘削孔内の電力システムで使用されている三相電力濾波装置のいくつかはこのようなセンサを有している。センサ122は駆動制御装置118に接続されており、これは、濾波装置120又は濾波装置120内の部品のどれかが故障したのを検出すると、自動的にPWM出力駆動装置116の運転を遮断する。フィルタ装置120又はその中の部品の故障(即ち、不適正な濾波)を検出したときにPWM出力駆動装置116の動作を終了させることによって、三相電力用PWM駆動装置116の濾波されていない出力又は不適切に濾波された出力を用いていたら与えていたかもしれない、伝送ケーブル112及び/又はモータとポンプとの組立体104への損傷を避けることができる。
【0016】
この例示的な態様では、濾波装置120内のセンサ122を使用して、制御装置118を介してPWM出力駆動装置116の運転を制御しているが、制御装置118を濾波装置120の出力部に接続することもできる。濾波装置120の出力部において、掘削孔内へ伝送される電力の周波数、振幅及び波形をモニタし、このようにして測定された特徴を予想される出力電力の特徴と比較することによって、フィルタ装置120の欠陥のある動作を発見することができ、損傷が発生する前に、制御装置118はPMW出力駆動装置116を遮断することができる。
【0017】
図1Bは本発明の別の態様を示しており、この態様においては、電力源114と濾波装置120との間の電気駆動装置124が、PWM又はn段階(例えば、6段階、12段階又は18段階)の可変電圧インバータ(VVI)のいずれもを動作させることができ、動作中に動作モードを切り替えることのできるデュアル出力モード駆動装置になっている。オクラホマ州クレアモアのセントリリフト株式会社(Centrilift, Inc. of Claremore, Oklahoma)から入手することのできるGCS VSC駆動装置がこの目的には好適である。ESPと共に使用するのに際してVVIは濾波を必要としないので、濾波装置120の不具合が前記方法の1つによって制御装置126によって検出された場合は、駆動装置124は、前記図1Aの態様におけるように全システムを遮断せずに、単純且つ自動的にPWM出力モードからVVI/6段階(12段階、又は18段階など)出力モードに切り替える。これによって、交換用のフィルタを入手及び/又は取り付けしているか、修理がなされている間、装置の運転を続けることができる。
【0018】
制御装置118によって選択的に操作されるスイッチ128によって、駆動装置126からバイパス濾波装置へと出力された電力の伝送が可能になり、これによって、濾波装置を交換し、そして駆動装置126を人の手によってPWMモードに戻すことが、装置の運転を止めずに可能になる。スイッチ128の位相的位置及び/又は採用される濾波装置バイパス法は、濾波装置120の設計によって大きく変わってくることがある。
【0019】
図1Aと1Bとには示されていないが、ESPに動力を伝送するケーブルに接続されている電力駆動装置の出力部において、昇圧変圧器を使用することができる。本発明によって使用される濾波装置は、このような昇圧変圧器の駆動装置側又はESP側のいずれにも接続することができるが、駆動装置側に接続するのが好ましい。
【0020】
図2は、本発明の一態様による、掘削孔内のESPシステムに動力を供給するPWM又はデュアルモード駆動装置の運転を制御する方法の高水準フローチャートである。方法200は、掘削孔内に送られるパルス幅変調三相電力が製造されるときにはいつも実行される。この方法は、掘削孔内に送られる前のパルス幅変調三相電力の濾波とこの濾波のモニタリング(段階201)によって開始される。
【0021】
次いで、濾波装置もしくは濾波装置内の部品の故障を検出することによって、又は濾波された電力中に電圧のスパイクもしくは過電圧を検出することによって、不適切な電力の濾波が検出されたかどうかを決定する段階に進む(段階202)。不適切な濾波が検出されると、動力を製造する駆動装置の運転状態が変更される(段階203)。即ち、駆動装置が自動的に遮断されるか、PWM出力モード以外の運転モードに切り替えられる。あるいは、他の方法としては、例えば、濾波装置からケーブルを外すことによっても、適切に濾波されていない電力が掘削孔内に送られるのを阻止することができる。(例えば、濾波装置の修理又は交換の後に人手によって)電力製造が開始されるか、又はパルス幅変調運転モードに復帰すると(段階204)、不適切に濾波された電力が掘削孔内に伝送されるのを阻止するチェック動作が再開される。
【0022】
本発明は完全に電気で機能する電力システムについて記載されているが、当業者であれば、本発明によるこの機構を、少なくとも部分的に様々な態様の指示を含む、機械に使用することのできる媒体の形態に割り当てることができるのを理解するであろう。また、実際に割り当て分を実行するのに使用される信号含有媒体の型式に関わらず、本発明は等しく用いることができる。機械に使用することのできる媒体の例としては、読取り専用メモリ(ROM)又は消去可能電気的プログラム可能読取り専用メモリ(EEPROM)のような不揮発性で変更不可能に記録された型の媒体、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)又はデジタル多目的ディスク(DVD)のような記録可能な型の媒体、並びにデジタル及びアナログリンクなどの伝送型の媒体を挙げることができる。
【0023】
本発明によると、ESPに動力を供給するために使用されるPWM又はデュアルモード駆動装置を、該駆動装置の出力部に設けた濾波装置の機能状態に基づいて、安全に遮断するか、運転モードを自動的に切り替える。濾波装置又は濾波装置内の部品が故障すると、駆動装置が自動的に遮断されるか、電力システム及び掘削孔中の装置に損害を与えるのを防ぐための濾波を必要としない運転モードに自動的に切り替えられる。
【0024】
本発明の1以上の態様を詳細に記述してきたが、当業者であれば、本発明のその最も広い形態における範囲及び精神から離れることなく、様々な変更、置き換え及び修正を行うことができることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
図1Aは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力供給するために使用される電力システムを示している。
【図1B】
図1Bは、本発明の一態様による掘削孔内の製造システムに動力供給するために使用される電力システムを示している。
【図2】
図2は、本発明の一態様による、掘削孔内にあるESPシステムに動力を供給するPWM又はデュアルモード駆動装置の動作を制御する方法の高水準フローチャートである。
Claims (20)
- ケーブルによって掘削孔へと伝送されるパルス幅変調三相電力を選択的に製造することのできる電力源、
前記電力源によって製造された電力を、ケーブルへの伝送に先立って、濾波することのできる濾波装置、及び
前記濾波された電力をモニタすることができると共に、前記濾波装置による電力の不適切な濾波を検出して、前記掘削孔に電力を伝送することを不可能にするか、前記電力源の運転モードを変化させることのできる制御装置
を有することを特徴とする、掘削孔内での製造システムに使用される、電力システム又は掘削孔内の機器に損傷を与えることなく、三相電力を提供する電力システム。 - 前記電力源がパルス幅変調出力駆動装置をさらに有し、前記濾波装置による電力の不適切な濾波の検出に応答して、前記制御装置が該パルス幅変調出力駆動装置を遮断することを特徴とする請求項1に記載の電力システム。
- 前記電力源が、パルス幅変調出力モードと可変電圧インバータ出力モードとのいずれかで動作することが可能であって、運転中にこれら2つのモードのいずれかを選択的に切り替えることのできるデュアルモード駆動装置を有し、前記駆動装置がパルス幅変調出力モードで動作しているときに、前記濾波装置による電力の不適切な濾波が検出されると、それに応答して前記制御装置が駆動装置をパルス幅変調出力モードから可変電圧インバータ出力モードに切り替えるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の電力システム。
- 前記濾波装置が、前記濾波装置又は濾波装置中の部品の故障を検出する1以上のセンサをさらに有し、前記制御装置が該各センサに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の電力システム。
- 前記1以上のセンサが前記濾波装置内でショートしたコンデンサ、切れたヒューズ、又はその両方を検出することを特徴とする請求項4に記載の電力システム。
- 前記制御装置が、前記濾波装置の出力部に接続され、電圧スパイク及び過電圧を検出するために濾波された電力をモニタすることを特徴とする請求項1に記載の電力システム。
- パルス幅変調三相電力を選択的に製造することのできる電気駆動装置、及び
前記駆動装置の出力部に接続された濾波装置の動作に関連するセンサの信号を受け取る、前記駆動装置用の制御装置
を有し、
前記駆動装置からの電力の伝送を停止するか、前記駆動装置の運転モードを変えることによって、前記制御装置が、前記駆動装置によって製造される電力の不適切な濾波に応答するように設定されていることを特徴とする掘削孔内での製造システムに使用される濾波装置切り替え駆動装置。 - 前記電気駆動装置がパルス幅変調出力駆動装置を有し、前記駆動装置によって製造される電力の不適切な濾波を検出すると、それに応えて前記制御装置が駆動装置を遮断するように設定されていることを特徴とする、請求項7に記載の濾波装置切り替え駆動装置。
- 前記電気駆動装置が、パルス幅変調出力モードと可変電圧インバータ出力モードとのいずれかで動作することが可能であって、運転中にこれら2つのモードのいずれかを選択的に切り替えることのできるデュアルモード駆動装置を有し、前記駆動装置がパルス幅変調出力モードで動作しているときに、前記濾波装置による電力の不適切な濾波が検出されると、それに応答して前記制御装置が駆動装置をパルス幅変調出力モードから可変電圧インバータ出力モードに切り替えるようになっていることを特徴とする、請求項7に記載の濾波装置切り替え駆動装置。
- 前記制御装置が、濾波装置内にあると共に濾波装置内でショートしたコンデンサや切れたヒューズを検出する1以上のセンサからの信号を受信して応答するように設定されていることを特徴とする請求項7に記載の濾波装置切り替え駆動装置。
- 掘削孔内に配置されたポンプ、
前記ポンプに物理的に接続されたモータ、
前記モータを電気的に地表面の所定位置に接続する三相電力ケーブル、
三相電力源、
前記三相電力源と前記ケーブルとの間に接続され、前記三相電力源からの電力を、前記ケーブルによって掘削孔に伝送されるパルス幅変調三相電力に変換する電気駆動装置、
前記電気駆動装置と前記ケーブルとの間に接続され、前記ケーブルによる伝送に先立って、前記電気駆動装置によって変換されたパルス幅三相電力の出力を濾波する濾波装置、及び
前記電気駆動装置と前記濾波装置との間に接続され、前記電気駆動装置によって変換された電力出力の前記濾波装置による濾波をモニタし、濾波装置による変換された電力の不適切な濾波が検出されると、それに応答して、前記電気駆動装置の運転状態を変化させる制御装置
を有することを特徴とする掘削孔内製造システム。 - 前記電力駆動装置がパルス幅変調出力駆動装置をさらに有し、前記濾波装置による電力の不適切な濾波の検出に応答して、前記制御装置が該パルス幅変調出力駆動装置を遮断することを特徴とする請求項11に記載の掘削孔内製造システム。
- 前記電気駆動装置が、パルス幅変調出力モードと可変電圧インバータ出力モードとのいずれかで動作することが可能であって、運転中にこれら2つのモードのいずれかを選択的に切り替えることのできるデュアルモード駆動装置を有し、前記駆動装置がパルス幅変調出力モードで動作しているときに、前記濾波装置による電力の不適切な濾波が検出されると、それに応答して前記制御装置が駆動装置をパルス幅変調出力モードから可変電圧インバータ出力モードに切り替えるようになっていることを特徴とする、請求項11に記載の掘削孔内製造システム。
- 前記濾波装置が、前記濾波装置又は濾波装置内の部品の故障を検出する1以上のセンサをさらに有し、前記制御装置が該各センサに連結されていることを特徴とする請求項11に記載の掘削孔内製造システム。
- 前記1以上のセンサが前記濾波装置内でショートしたコンデンサ、又は切れたヒューズのいずれかを検出することを特徴とする請求項14に記載の掘削孔内製造システム。
- 前記制御装置が、前記濾波装置の出力部に接続され、電圧スパイク及び過電圧を検出するために濾波された変換電力をモニタすることを特徴とする請求項11に記載の採掘孔内製造システム。
- 掘削孔内に伝送する前に、電圧スパイク及び過電圧を除去するためにパルス幅変調三相電力を濾波し、
電力の前記濾波をモニタし、及び
前記電力の不適切な濾波を検出すると、それに応答して、三相電力の掘削孔への伝送を遮断するか、又は前記電力を製造する電力駆動装置の運転モードを切り替える
ことを特徴とする、掘削孔内にある製造機器を損傷から保護する方法。 - 前記掘削孔に伝送するパルス幅変調三相電圧を製造する段階が、電力を前記パルス幅変調三相電力に変換するパルス幅変調出力駆動装置を採用する段階を更に有し、前記濾波装置によって変換された電力の不適切な濾波が検出されると、それに応えて、前記制御装置が該駆動装置を遮断することを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記掘削孔に伝送するパルス幅変調三相電圧を製造する段階が、電力をパルス幅変調三相電力に変換するために、デュアルモード駆動装置を採用する段階を更に有し、該デュアルモードはパルス幅変調出力モードと可変電圧インバータ出力モードとのいずれかで動作することが可能であって、運転中にこれら2つのモードのいずれかを選択的に切り替えることができると共に、前記駆動装置がパルス幅変調出力モードで動作しているときに、前記濾波装置による変換された電力の不適切な濾波が検出されると、それに応答して前記制御装置が駆動装置をパルス幅変調出力モードから可変電圧インバータ出力モードに切り替えるようになっていることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
- 前記電力の濾波をモニタする段階が、前記電力を濾波する濾波装置内でショートしたコンデンサ、又は切れたヒューズのいずれかを検出することを特徴とする請求項17に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US22942800P | 2000-08-31 | 2000-08-31 | |
PCT/US2001/027089 WO2002019495A2 (en) | 2000-08-31 | 2001-08-30 | Filter-switched drive operating mode control |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004508791A true JP2004508791A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=22861206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002524282A Withdrawn JP2004508791A (ja) | 2000-08-31 | 2001-08-30 | 濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6700762B2 (ja) |
EP (1) | EP1314239A2 (ja) |
JP (1) | JP2004508791A (ja) |
AU (1) | AU2001285360A1 (ja) |
CA (1) | CA2421030C (ja) |
WO (1) | WO2002019495A2 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7783423B2 (en) * | 2002-08-15 | 2010-08-24 | Trimble Navigation Limited | Position determination system and method |
US7453355B2 (en) * | 2002-08-15 | 2008-11-18 | Trimble Navigation Limited | Method and system for controlling an electronic device |
US7313476B2 (en) | 2002-08-15 | 2007-12-25 | Trimble Navigation Limited | Method and system for controlling a valuable movable item |
US7263441B1 (en) * | 2004-08-18 | 2007-08-28 | Trimble Navigation Limited | Method and system for controlling an electronic device |
US7161456B2 (en) * | 2003-03-17 | 2007-01-09 | Baker Hughes Incorporated | Systems and methods for driving large capacity AC motors |
US7170262B2 (en) * | 2003-12-24 | 2007-01-30 | Foundation Enterprises Ltd. | Variable frequency power system and method of use |
US7089736B2 (en) * | 2004-07-27 | 2006-08-15 | General Motors Corporation | Variable nozzle turbo (VNT) solenoid temperature estimator |
US9127534B2 (en) * | 2006-10-31 | 2015-09-08 | Halliburton Energy Services, Inc. | Cable integrity monitor for electromagnetic telemetry systems |
GB0703162D0 (en) * | 2007-02-19 | 2007-03-28 | Zenith Oilfield Technology Ltd | Signal processing in downhole equipment |
US9156167B2 (en) | 2007-05-15 | 2015-10-13 | Trimble Navigation Limited | Determining an autonomous position of a point of interest on a lifting device |
US8103438B2 (en) | 2007-09-26 | 2012-01-24 | Trimble Navigation Limited | Method and system for automatically directing traffic on a site |
US8144000B2 (en) * | 2007-09-26 | 2012-03-27 | Trimble Navigation Limited | Collision avoidance |
US8081108B2 (en) * | 2008-01-07 | 2011-12-20 | Trimble Navigation Limited | Autonomous projection of global navigation satellite orbits |
US8054181B2 (en) * | 2008-04-09 | 2011-11-08 | Trimble Navigation Limited | Terrestial-signal based exclusion zone compliance |
US7898409B2 (en) * | 2008-04-09 | 2011-03-01 | Trimble Navigation Limited | Circuit for exclusion zone compliance |
US8125177B2 (en) * | 2008-06-13 | 2012-02-28 | Baker Hughes Incorporated | System and method for adding voltages of power modules in variable frequency drives |
US8224518B2 (en) * | 2008-08-18 | 2012-07-17 | Trimble Navigation Limited | Automated recordation of crane inspection activity |
US8514058B2 (en) * | 2008-08-18 | 2013-08-20 | Trimble Navigation Limited | Construction equipment component location tracking |
US7911379B2 (en) | 2008-08-18 | 2011-03-22 | Trimble Navigation Limited | Construction equipment component location tracking |
US20100070179A1 (en) * | 2008-09-17 | 2010-03-18 | Cameron John F | Providing an autonomous position of a point of interest to a lifting device to avoid collision |
AU2015393386B2 (en) * | 2015-04-28 | 2019-01-17 | Halliburton Energy Services, Inc. | High-to-low voltage couplers and coupling methods for sensor-equipped electric submersible pump systems |
GB2549062B (en) * | 2015-10-29 | 2021-10-06 | Rms Pumptools Ltd | Power for down-hole electronics |
US10424916B2 (en) * | 2016-05-12 | 2019-09-24 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Downhole component communication and power management |
US10778124B2 (en) | 2017-02-24 | 2020-09-15 | General Electric Company | Integrated monitoring of an electric motor assembly |
WO2021006894A1 (en) * | 2019-07-10 | 2021-01-14 | Halliburton Energy Services, Inc. | Enhanced over voltage protection of a downhole system |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4138715A (en) * | 1976-01-28 | 1979-02-06 | Martin Marietta Corporation | Resonant switching converter |
US4309734A (en) * | 1979-11-05 | 1982-01-05 | Trw Inc. | Methods and apparatus for limiting electrical current to a subsea petroleum installation |
US5319513A (en) * | 1991-10-17 | 1994-06-07 | Trans-Coil, Inc. | Harmonic monitor and protection module |
JP3388620B2 (ja) * | 1994-01-27 | 2003-03-24 | 日本車輌製造株式会社 | 掘削具駆動モータ用過負荷保護装置 |
US5844397A (en) | 1994-04-29 | 1998-12-01 | Reda Pump | Downhole pumping system with variable speed pulse width modulated inverter coupled to electrical motor via non-gap transformer |
US5982136A (en) | 1996-01-18 | 1999-11-09 | International Rectifier Corporation | Circuit for sensing current in power trains for motor control |
US5909098A (en) | 1996-05-02 | 1999-06-01 | Reda Pump | Downhole pumping system with variable speed pulse-width modulated inverter coupled to electrical motor via non-gap transformer |
US6045333A (en) * | 1997-12-01 | 2000-04-04 | Camco International, Inc. | Method and apparatus for controlling a submergible pumping system |
US6188552B1 (en) * | 1998-08-07 | 2001-02-13 | Eaton Corporation | High resistance grounding systems for oil well electrical systems |
US6586900B2 (en) * | 1999-02-08 | 2003-07-01 | Baker Hughes Incorporated | Method for boosting the output voltage of a variable frequency drive |
US6587037B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-07-01 | Baker Hughes Incorporated | Method for multi-phase data communications and control over an ESP power cable |
GB9908575D0 (en) * | 1999-04-16 | 1999-06-09 | Expro North Sea Ltd | Downhole electronics protection apparatus |
-
2001
- 2001-08-30 CA CA002421030A patent/CA2421030C/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-30 WO PCT/US2001/027089 patent/WO2002019495A2/en not_active Application Discontinuation
- 2001-08-30 AU AU2001285360A patent/AU2001285360A1/en not_active Abandoned
- 2001-08-30 EP EP01964517A patent/EP1314239A2/en not_active Withdrawn
- 2001-08-30 JP JP2002524282A patent/JP2004508791A/ja not_active Withdrawn
- 2001-08-31 US US09/943,913 patent/US6700762B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1314239A2 (en) | 2003-05-28 |
WO2002019495A3 (en) | 2002-08-08 |
WO2002019495A2 (en) | 2002-03-07 |
US6700762B2 (en) | 2004-03-02 |
AU2001285360A1 (en) | 2002-03-13 |
CA2421030A1 (en) | 2002-03-07 |
CA2421030C (en) | 2006-03-14 |
US20020024783A1 (en) | 2002-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004508791A (ja) | 濾波装置切り替え駆動装置の運転モード制御 | |
EP2654201A2 (en) | Load filters for medium voltage variable speed drives in electrical submersible pump systems | |
AU2008237294B2 (en) | Systems and methods for reducing pump downtime by determining rotation speed using a variable speed drive | |
EP2951441B1 (en) | Telemetry equipment for multiphase electric motor systems | |
RU2463449C2 (ru) | Способ и установка для автоматического обнаружения и разрушения газовых пробок в электрическом погружном насосе | |
RU2465456C2 (ru) | Система и способ обеспечения скважинного измерительного прибора питанием переменным током | |
CN101277089A (zh) | 电机驱动装置及电机驱动方法 | |
US7607896B2 (en) | Systems and methods for power ride-through in variable speed drives | |
WO2007078911A2 (en) | Ripple reduction method for electronic ballasts | |
EP0818129A1 (en) | Control and protection of dimmable electronic fluorescent lamp ballast with wide input voltage range and wide dimming range | |
US20110062878A1 (en) | Ballast with lamp filament detection | |
US6586900B2 (en) | Method for boosting the output voltage of a variable frequency drive | |
CN1180648A (zh) | 电梯系统中紧急操作设备 | |
JP2008269836A (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
KR20000001770A (ko) | 역률제어용 승압형 컨버터의 구동제어장치 | |
JPH08111988A (ja) | 電力変換装置 | |
CA2408795C (en) | Method for boosting the output voltage of a variable frequency drive | |
JP5784412B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
US9695685B2 (en) | Systems and methods for detecting and communicating failure of integral surge suppression in drive systems for downhole equipment | |
JP2010051100A (ja) | 電動機制御システム | |
JP2000287456A (ja) | Pwmインバータの波形発生装置 | |
JP2007095560A (ja) | 大容量性elパネル駆動回路 | |
KR20080099751A (ko) | 고압방전램프용 전자식 안정기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |