JP2004508424A - 免疫調節調剤物 - Google Patents

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Abstract

ヒトまたは動物の患者において、免疫原に対する免疫反応を調節する方法であって、免疫原的有効量の免疫原および免疫調節的有効量の Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を患者に投与することを含む、方法。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、免疫調節物質としての活性を有する調剤物であって、該調剤物はニュージーランドの緑色くちびるイガイ(green lipped mussel)である Perna canaliculus および青色イガイである Mytilus edulis を含むイガイの脂質抽出物である。特に、本発明は、1種またはそれ以上の免疫原と共に、免疫原性調剤物中で、免疫調節物質またはアジュバントとしてこの脂質抽出物を使用することに関連する。そのような免疫原性調剤物は、例えばヒトまたは非ヒト動物における細菌、ウイルス、真菌または原生動物感染の処置における予防または治療的免疫処置用の、ワクチンとして使用し得る。
【0002】
発明の背景
ワクチン製剤において免疫原の免疫原性に一定の増加をもたらす物質としてのアジュバントの使用は、現在十分に確立されている。Cox and Coulter (1992),”Advances in Adjuvant Technology and Application”, in Animal Parasite Control Utilising Biotechnology, Chapter 4, Yong, W. K. CRC Press により概説されるように、アジュバントは、3つの広いカテゴリー、即ち抗原提示(ワクチン中の個々の抗原分子が提示される過程)、抗原標的化(抗原負荷が免疫系の適切なエフェクター細胞に送達される効果)、および免疫調節(特異的反応の大きさまたは性質のいずれかが改変されるように、免疫エフェクター細胞による抗原またはエピトープの加工を改変するメカニズム)の1つまたはそれ以上における活性を有し得る。多種多様なアジュバントが現在知られている。これらには、微小凝集体を形成する能力のある粒子アジュバントが含まれ、そのような凝集体は、提示の改善、標的化の改善、または両者のいずれかの結果として、アジュバント活性の重要な成分である。そのような粒子アジュバントには、アルミニウム塩、油中水乳液、水中油乳液、サポニン(Quil A および lscoms を含む)、リポソーム、ポロテオソームおよび微粒子(微小カプセルおよびミクロスフェアを含む)が含まれる。他の既知のアジュバントには、一般に免疫反応の調節により機能する非粒子アジュバントが含まれるが、アジュバント提示がそれらの活性の成分であり得る。これらの非粒子アジュバントには、ペプチド(ムラミールジペプチドまたはその類似対など)、界面活性分子、核酸誘導体、炭水化物ポリマー、サイトカインおよび脂質分子が含まれる。アジュバントの組合せも既知であり、油中水乳液とマイクロバクテリア細胞のアジュバント活性を組合せた、フロイントの完全アジュバントが含まれる。
【0003】
3つの個別のアジュバント機能:抗原提示、抗原標的化および免疫調節の観点では、粒子アジュバントは、マクロファージが引寄せられるデポット(depot)を創生することにより、または可動であり容易に食菌されることにより、抗原標的化で有効である。抗原標的化での効率は免疫反応の性質に効果がないが、所定の効果に対してより低用量の抗原を可能にすることにより、ワクチンの経済性に効果がある。免疫調節は、アジュバント作用の内で、最も複雑で、あまり理解されていない様式である。いくつかの粒子アジュバント、特に lscoms は、非常に免疫調節的であるが、他のもののほとんどは非免疫調節的であり、免疫反応を増強するために免疫調節分子の添加を要する。
【0004】
発明の概要
国際特許出願番号PCT/AU96/00564は、例えば粗製イガイ粉末から臨界超過流体抽出により調製される、非極性脂質中に富む Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を含む、抗炎症活性、特に抗関節炎活性を有する調剤物を開示している。
【0005】
本発明に至る研究において、国際特許出願番号PCT/AU96/00564に開示された脂質抽出物は免疫調節物質として活性であり、インフルエンザワクチンなどの免疫原と共に投与されると、患者中で体液性、粘膜性および細胞性免疫反応を刺激することが証明された。
【0006】
従って、ある態様において、本発明は、ヒトまたは動物の患者において、免疫原に対する免疫反応を調節する方法を提供する。その方法は、免疫原的有効量の免疫原および免疫調節的有効量の Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を患者に投与することを含む。
【0007】
好ましくは、脂質抽出物と抗原は、別々にか、または単一粗製物中で一緒にかのいずれかで、同時に投与される。しかしながら、それらが患者中での免疫反応の調節において組合された効果を発揮する限り、別々の時間に投与されてもよい。特に好ましい態様では、脂質抽出物の有効血中レベルを獲得し維持するために、脂質抽出物と免疫原を最初に同時に投与し、次いで脂質抽出物を単独でさらなる期間(例えば、さらに7ないし28またはそれ以上の日数)投与する。
【0008】
他の態様では、本発明は、免疫原および Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を、場合により1種またはそれ以上の医薬的に許容し得る担体または希釈剤と共に含む、免疫原性調剤物を提供する。
【0009】
脂質抽出物と免疫原は単一組成物中に組合せてもよく、あるいは上記のように相互に組合わせて使用するために、別々に提供または供給されてもよい。
【0010】
本発明はまた、ヒトまたは動物の患者における免疫原に対する免疫反応の調節において使用するための免疫原性調剤物の製造における、Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物の使用にも達する。
【0011】
さらに、本発明は、Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物である、ヒトまたは動物の患者における免疫原に対する免疫反応の調節において使用するための物質に達する。
【0012】
発明の詳細な説明
本発明に至る研究において、上記で概説した脂質抽出物は、インフルエンザワクチンと共に投与されると免疫調節因子としての活性を有し、特に、この脂質抽出物は、インフルエンザワクチンに対する患者の体液性、粘膜性および細胞性反応を刺激することが証明された。特に、この研究は、プラセボのみと共にインフルエンザワクチンを受容した患者と比較して、脂質抽出物と共にインフルエンザワクチンを受容した患者において、脂質抽出物が、IgG反応の刺激における免疫調節因子として活性であることを確立した。加えて、食菌活性の測定としての定量的トロブルーテトラゾリウム試験において、免疫調節因子としての脂質抽出物の使用は、この活性を抑制しないことが証明された。
【0013】
本明細書で使用される用語「ワクチン」および「予防接種」は、ヒトまたは動物における細菌、ウイルス、真菌または原生動物感染の処置または治療における、予防的および治療的免疫処置の両者にわたる。免疫原に対する免疫反応の「調節する」または「調節」への本明細書における言及は、例えば免疫原に対する体液性、粘膜性および/または細胞性免疫反応の刺激による、免疫反応の調整、特に上方調整または増強への言及である。
【0014】
好ましくは、本発明に従って使用される脂質抽出物は、極低温流体(極低温流体COなど)を抽出媒体として使用する、凍結乾燥粉末イガイの臨界超過流体抽出(SFE)によって調製される抽出物である。この方法は、国際特許出願番号PCT/AU96/00564に記載されており、その内容を出典明示により本明細書の一部とする。溶媒抽出技法と比較すると、極低温流体COを使用する臨界超過流体抽出は、非極性脂質、特に遊離脂肪酸に富む脂質抽出物をもたらす。脂質抽出物の正確な組成は未だ確立されていないが、遊離脂肪酸(不飽和脂肪酸を含む)のみならず、トリグリセリド、コレステロールおよびカロチンも含有することが知られている。
【0015】
本発明に従って免疫原性調剤物またはワクチン組成物に組込まれる免疫原は、ヒトまたは他の動物において、細菌、ウイルスまたは他の微生物に対する体液性、粘膜性および/または細胞介在性免疫反応を含むがこれらに限定されるわけではない免疫反応を誘導できる、いかなる化学成分であってもよい。
【0016】
特異的免疫原は、タンパク質またはペプチド、ポリサッカライド、リポポリサッカライドまたはリポペプチドであり得る;あるいは、これらのいずれの組合せであり得る。特に、特異的免疫原は、生きたまま弱毒化するか、または殺した細胞または生物の全体、天然のタンパク質またはタンパク質断片、または合成タンパク質またはタンパク質断片またはペプチドを含み得る;それはペプチド−ペプチド結合を含み得る;それは組換え核酸発現生成物を含み得る。そのような免疫原の例には、ウイルス性または細菌性肝炎、インフルエンザ、ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹、耳下腺炎、風疹、ポリオ、肺炎双球菌、ヘルペス、呼吸器合胞体ウイルス、好血性(haemophilias)インフルエンザ、クラミジア、水疱瘡ウイルス、狂犬病またはヒト免疫不全ウイルスに対する免疫反応を誘引する能力のあるものが含まれるが、これらに限定されるわけではない。
【0017】
そのような免疫原性またはワクチン組成物の製剤は、当業者に周知である。適する医薬的に許容し得る担体および/または希釈剤には、任意かつすべての従来の溶媒、分散媒、充填剤、固体担体、水性溶液、被覆剤、抗菌および抗真菌剤、等張および吸収遅延剤などが含まれる。医薬的に活性な物質のためのそのような媒体および物質の使用は当分野で周知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences, 18th Edition, Mack Publishing Company, Pennsylvania, USA に記載されている。いかなる従来の媒体または物質も、活性な免疫原と適合しない場合を除き、本発明の免疫原性組成物におけるその使用が企図される。補充(supplementary)的活性成分も、組成物に組込むことができる。
【0018】
投与の容易さと用量の均一性のために、投与単位形態に組成物を製剤化するのが特に有利である。本明細書で使用される投与単位形態は、処置されるヒトまたは動物の患者用の投与単位として適する、物理的に分離した単位を表す;各単位は、必要な医薬的担体および/または希釈剤と共に、所望の治療効果を奏するために算出された、予め決定された量の活性成分を含有する。本発明の新規投与単位形態の仕様は、(a)活性成分および達成されるべき特定の治療効果の独特の特徴、および(b)特定の処置用のそのような活性化合物を調合する分野に固有の制限、により指図され、これらによって直接的に決まる。
【0019】
一般に、活性成分の日用量は、1日につき約0.01mg/kgないし1日につき1000mg/kgである。小用量(0.01−1mg)を最初に投与し、続いて1日につき約1000mg/kgまで増加していく容量を投与してもよい。そのような用量で対象における反応が不充分な場合には、より高い容量(または別の、より局所的な送達経路による、より高い有効量)を、患者の耐性が許容する程度まで採用してもよい。活性成分の適切な全身的レベルを達成するために、1日につき多数回の投与が企図されている。
【0020】
多様な投与経路が利用可能である。選択される特定の様式は、勿論、処置される特定の症状および治療効力に必要な容量によって決まる。本発明の方法は、一般的に言って、臨床的に許容できない副作用を起こさずに、許容し得る治療効果を奏する任意の様式の意味で、医学的に許容し得る任意の投与様式を使用して実行され得る。そのような投与様式には、経口、直腸、膣、局所、鼻、経皮または非経口(例えば、皮下、筋肉内および脈管内)経路が含まれる。
【0021】
経口投与は、患者にとって便利であるので、多数の症状のために好ましいが、ある処置法では、鼻または非経口投与がより望ましい。
【0022】
脂質抽出物を含む組成物は、投与単位形態で便利に与えられてもよく、薬学の分野で周知のいかなる方法によっても調製し得る。そのような方法には、活性成分を1種またはそれ以上の付加成分からなる担体と一緒にする段階が含まれる。一般に、組成物は、活性成分を液体担体、細分された固体担体または両者と均一かつ完全に一緒にし、次いで必要なら生成物を成形することによって調製される。
【0023】
経口投与に適する組成物は、予め決められた量の活性成分(類)を各々含有するカプセル剤、カシェ剤、錠剤またはトローチ剤などの別個の単位として、リポソーム中で、またはシロップ剤、エリキシル剤または乳剤などの、水性液体または非液体中の懸濁剤として、与えられ得る。
【0024】
非経口投与に適する組成物は、好ましくは受容者の血液と等張である、活性成分(類)の滅菌水性調剤物を便利に含む。この水性調剤物は、適する分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、既知方法に従い製剤化し得る。滅菌注射可能調剤物は、例えばポリエチレングリコールと乳酸の中の液剤として、非毒性の非経口的に許容し得る希釈剤または溶媒中で、滅菌注射可能液剤または懸濁剤として製剤化し得る。許容し得る媒体(vehicle)および溶媒の中で、採用され得るのは、水、リンガー液および等張塩化ナトリウム溶液である。加えて、滅菌不揮発性油は、溶媒または懸濁媒体として便利に採用される。この目的で、合成モノ−またはジ−グリセリドを含む、いかなる低刺激性不揮発性油をも採用し得る。加えて、オレイン酸などの脂肪酸は、注射可能調剤物における用途を見出す。
【0025】
他の送達システムには、持続放出送達システムが含まれ得る。好ましい持続放出送達システムは、持続放出ペレットまたはカプセル剤中の本発明の活性成分(類)の放出をもたらすことができるものである。多数のタイプの持続放出送達システムが利用可能である。これらには、(a)マトリックス中に活性成分が含有される侵食性システム(b)活性成分がポリマーを通じて制御された速度で透過する拡散性システム、が含まれるが、これらに限定されるわけではない。
【0026】
既述のように、個々の患者はヒト、または家畜動物(ヒツジ、ウシまたはウマ)、実験室用試験動物(例えば、マウス、ラット、ウサギまたはモルモット)、随伴動物(イヌまたはネコ)もしくは野生動物を含む他の動物であり得る。
【0027】
免疫原の「免疫学的有効量」は、少なくとも部分的に所望の免疫反応を遂げるのに、または処置される特定の症状の発病を遅らせ、進行を阻害し、もしくは発病または進行をまとめて停止させるのに必要な量を意味する。この量は、処置される個体の健康および身体状態、処置される個体の分類上のグループ、個体の免疫系の抗体を合成する許容量、所望の保護の程度、ワクチンの製剤法、医学的状況の評価、および他の関連する要因に依存して変化する。その量は、日常的試行を通じて決定できる、比較的広い範囲にあると予想される。
【0028】
同様に、免疫調節因子の「免疫調節的有効量」は、免疫原の免疫原性に少なくとも検出可能な調節効果を、好ましくは免疫原の免疫原性に検出可能な特異的増加または増強を、奏するのに必要な量を意味する。再度、この量は上記の多様な因子に依存して変化するが、この量も日常的試行を通じて決定できる、比較的広い範囲にある。
【0029】
この明細書を通して、文脈上他の必要がない限り、「含む」または「含む」もしくは「含んでいる」などの変化は、言及される成分もしくは段階、または成分もしくは段階のグループの包含を意図するが、他の成分もしくは段階、または成分もしくは段階のグループの除外を意図しないことが理解される。
【0030】
本明細書におけるいかなる先行技術の参照も、その先行技術がオーストラリアにおける共通の一般的知識の部分を形成するという承認またはいかなる形態の示唆ではなく、またそのように解釈すべきではない。
【0031】
本発明のさらなる特徴を以下の実施例でより詳細に説明する。しかしながら、この詳細な説明はひとえに本発明の例示説明のために含まれると理解され、上記の本発明の広範な説明の限定として、どのようにも理解すべきではない。
【0032】
実施例1
A 脂質抽出物の調製
A.1 原材料
緑色くちびるイガイ(Perna canaliculus)を、ニュージーランドの南海岸で採取し、そのときに、全部のイガイを酒石酸で安定化した。凍結乾燥により、微粉状形態の乾燥粉末を得た。
【0033】
A.2 脂質の抽出
粗製イガイ粉末から生物学的に活性の脂質を抽出するのに、臨界超過流体抽出(SFE)技法を利用した。極低温流体COを抽出媒体として使用した。COを大気圧に膨張させ、抽出物を濃縮油として得た。粉末から3−3.5%の油を得た。
【0034】
A.3 粗製油のプロフィール
抽出可能な油は橙琥珀色であり、室温で粘性のある液体であった。抽出物を4℃以下で保存し、窒素大気下で扱った。粗製油は、強いUV活性を示し、二重結合成分の重合を最小限にするために、光から保護した。
【0035】
B 予備スケールの臨界超過流体抽出
凍結乾燥イガイ粉末 Perna canaliculus 中の総脂質の抽出を、Food Research Institute (Department of Agriculture, Werribee, Vic., Australia)に請負われた予備スケールSFEユニットで実施した。
【0036】
B.1 機器
5つの基礎的サブユニットからなる予備スケールの抽出ユニット(Distillers MG Limited., England, UK)で抽出を実施した。5つの基礎的ユニットは:二酸化炭素供給、固体抽出、一次分離、蒸発および後処理(Tailing)ユニットを含む。
【0037】
二酸化炭素供給ユニットは、平行に連結され、適切なときに再充填するために計量器の上に置かれた2本のCOシリンダーから成った。抽出ユニットに液体SC−COおよびSC−COを供給できた。この仕事のために、SFEユニットはSC−COを使用して操作した。固体材料を浸出カラムに置き、一次分離器は、減圧(これは抽出物の静置を可能にする)により抽出された材料の分離、吸着または液体抽出を促進した。流体抽出物を蒸発ユニットに移し、内部加熱管の使用によりCOを蒸発させた。蒸気は揮発性物質を含有し得るので、続いて後処理カラムに移し、純粋な液体COで洗浄した。後処理ユニットは、蒸発ユニットからのガス状COを捕え、揮発性成分を蒸発器に戻す。
【0038】
B.2 予備設備の抽出手順
イガイ粉末(300g)を抽出ユニット(浸出カラム)に装填した。SC−COを、抽出毎に流速3.0kg/hで2時間送達した。抽出器の温度は40℃に、抽出器の圧力は310バール(4,500psi)に設定した。蒸発器の温度は40℃で一定に保持した。イガイ脂質抽出物は、窒素下、−10℃で、琥珀色ガラスの封止容器内に保存した。
【0039】
実施例2
本研究の目的は、体液性、粘膜性および細胞性免疫系に対する脂質抽出物摂取の効果、および特異的および非特異的抗原投与へのそれらの反応を特に参照して、実施例1の脂質抽出物の免疫調節特性を調べることであった。
【0040】
1.調製
(a)実施例1の方法で調製した脂質抽出物(本明細書で Lyprinol(登録商標)と呼ぶ)は、安定化海産イガイ抽出物から調製し、ポリ不飽和脂肪酸(エイコサテトラエン酸の独特な分類)を含有する、強い抗炎症活性を有する物質である。この脂質抽出物が、関節の硬直と膨張に関連する疾病を有する人々を救うのに、高い潜在能力を有することが証明されてきた。脂質抽出物は、50mgの Lyprinol(登録商標)、担体として100mgのオリーブ油および抗酸化剤として0.225mgのビタミンEを含有するソフトゲルカプセル中に与えられた。使用したプラセボは、150mgのオリーブ油を含有する、Lyprinol(登録商標)カプセルと同じ外見のソフトゲルカプセルとして与えられた。Lyprinol(登録商標)またはプラセボは、1日につき4カプセル(食事と共に朝に2個、夜に2個)の用量割合で各個人に摂取された。
【0041】
(b)1998−99年のインフルエンザ流行期用のWHO推奨ウイルス株を含有するロシアの3価生インフルエンザワクチン(Russian trivalent live influenza vaccine;LIV)は、the Institute for Experimental Medicine St. Petersburg, Russia により提供された。生ワクチンウイルス株の各々の感染活性は、約7.0IgEID50/0.2mlであった。鼻腔内プラセボワクチン(LIP)は、胚を有するめんどりの卵からワクチンと等量で再構成した、凍結乾燥非感染尿膜液からなった。0.5ml用量の生ワクチン(LIV)または生プラセボ(LIP)を、噴霧器により鼻腔内に投与した(各鼻孔に0.25ml)。
【0042】
研究集団
40人の大人(18−60の年齢幅)の志願した試験参加者は、層化任意抽出により等数で4グループの1つに割り当てられ、次の調剤物の組合せを受容した:
【表1】
Figure 2004508424
【0043】
3.臨床研究
(i)研究個体を、研究の間ずっと、そして最後のカプセル摂取の1か月後まで、疾患の症状についてモニターした。
(ii)妊婦であるか、または研究過程中に妊婦になり得る場合、女性の参加者は試験から除外した。
(iii)全参加者は、卵アレルギーの既往症または過去のインフルエンザ予防接種に対する重篤な反応を有していてはならない。
(iv)参加者は、急性の病気を有するべきでなく、研究開始時に無熱(腋窩温度<37℃)でなければならない。
(v)the Institute of Experimental Medicine, St. Petersburg の職員は、本研究の志願者の募集と登録を調整した。彼らはこれらの個人を記録し、血液試料を収集し、ワクチンまたはプラセボを投与した。
【0044】
4.実験室での研究
試料収集
10mlの静脈血および鼻の塗抹標本を、各志願者から3時点で収集した:
(i)0時点(研究開始前)
(ii)28日(試行の終わり)
(iii)56日(最後のカプセルを摂取した28日後)または84日(最後のカプセルを摂取した56日後)。
ヘパリン化した各血液試料を、
(i)白血球画分(白血球)、末梢血リンパ球(PBL)を、Ficoll 濃度勾配遠心分離により単離した
(ii)血漿画分
に分離した。
血清および鼻の塗抹標本を、−20℃で保存した。
【0045】
実験室
各血液または鼻の塗抹標本から、次のパラメーターを測定した:
・総血清免疫グロブリン(IgG/lgM/lgA)を、B細胞の能力のために測定した。
・血清中の全身的抗体を、受容体破壊酵素による血清試料の処理を含む、標準的な血球凝集阻害(HI)試験を使用して分析した。ワクチン中で使用したA型(H1N1)、A型(H3N2)およびB型ウイルス抗原を、全抗体検出アッセイで使用した。
・鼻洗浄物(nasal wash)中の粘膜IgA抗体価を、ELISAを使用して評価した。
【0046】
・抗原条件および有糸分裂促進物質(植物性赤血球凝集素)条件での芽球化現象を使用して、リンパ球機能を測定した。
・精製UV不活性化インフルエンザウイルスを、PBLの刺激に使用した。
・植物性赤血球凝集素(PHA)を非特異的有糸分裂促進物質として使用して全T細胞の反応性を試験し、負の対照の培養を使用して培養培地単独でのT細胞反応を評価した。
H−チミジンを上記の抗原で刺激したPBLの培養に取込む、標準的な7日間の増殖アッセイを使用して、PBLのインフルエンザウイルス特異的増殖レベルを測定した。
・総および分別白血球計数。
・多形核好中球の食菌指数(殺菌活性)。
【0047】
4.データ処理、参加者の機密性およびインフォームドコンセント
各研究参加者に、独特の識別番号(ID#)を割り当てた。機密性を確保するために、全ての書面情報および鼻の塗抹標本および血清試料をID#のみで同定した。口頭のインフォームドコンセントを、the Institute of Experimental Medicine の職員により研究参加者から得た。
【0048】
5.結果
研究結果を表1ないし8に示す。
表1:Lyprinol(登録商標)は、白血球カウントをいずれも変更しない−全カウントは正常な範囲内にある、即ち Lyprinol(登録商標)に続く細胞要素の低下はない。
表2:単独またはワクチンと組合せた Lyprinol(登録商標)処理は、血清の総免疫グロブリンレベルを変更せず、全レベルは正常な範囲内にある。
表3:Lyprinol(登録商標)は、本研究では、三価インフルエンザワクチンを含む予防接種法に対して正の血清抗体反応を示す志願者の割合を、顕著に改善した。
表4:Lyprinol(登録商標)は、予防接種した志願者の粘膜(分泌)抗体レベルを、ワクチン単独と比較して有意に変更しなかった。
【0049】
表5:この表は、活性(ワクチン)の幾何平均力価評価を使用して、ワクチンと組合せた Lyprinol(登録商標)が、ワクチン抗原への特異的抗体反応に、ワクチン単独と比較して有意な改善をもたらすことを示す。この表は、表3にまとめた結果の別の表現様式である。
表6:幾何平均表(表4と比較)により、Lyprinol(登録商標)がワクチンの粘膜抗体反応に影響を与えないことを示す。
表7:Lyprinol(登録商標)は、身体の中で侵入微生物および小粒子の除去と破壊を主に担う、身体の多形核好中球の食菌能力に作用しない。微生物性物質を除去(食菌)するこの能力は、身体の防御メカニズムの重要な成分である。
表8:Lyprinol(登録商標)は、多様な傷害から自身を保護する身体能力のまた別の重要な成分である、身体のリンパ球増殖反応を低下させない。
【0050】
これらの結果は次のようにまとめられる:
1.Lyprinol(登録商標)は、調査基準により、全身的および局所的免疫反応の抑制、および総および分別白血球カウントの正常範囲値における変更を引き起こさない。
2.Lyprinol(登録商標)は、特異的全身的な、そして部分的に局所な、そして細胞性の免疫刺激を増強することにより、むしろ強力な免疫調節特性(おそらく作用の延長による)を有する。
【0051】
【表2】
Figure 2004508424
【0052】
【表3】
Figure 2004508424
【0053】
【表4】
Figure 2004508424
【0054】
【表5】
Figure 2004508424
【0055】
【表6】
Figure 2004508424
【0056】
【表7】
Figure 2004508424
【0057】
【表8】
Figure 2004508424
【0058】
【表9】
Figure 2004508424

Claims (19)

  1. ヒトまたは動物の患者において、免疫原に対する免疫反応を調節する方法であって、免疫原的有効量の免疫原および免疫調節的有効量の Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を患者に投与することを含む、方法。
  2. 該免疫原と該脂質抽出物を患者に同時に投与する、請求項1に記載の方法。
  3. 該免疫原と該脂質抽出物を患者に別々に投与する、請求項1に記載の方法。
  4. 該免疫原と該脂質抽出物を患者に最初に同時に投与し、そして続いて該脂質抽出物を患者に別々に投与する、請求項1に記載の方法。
  5. 該免疫原が、ウイルス性または細菌性肝炎、インフルエンザ、ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹、耳下腺炎、風疹、ポリオ、肺炎双球菌、ヘルペス、呼吸器合胞体ウイルス、好血性(haemophilias)インフルエンザ、クラミジア、水疱瘡ウイルス、狂犬病またはヒト免疫不全ウイルスに対する免疫反応を誘引する能力のある免疫原から選択される、請求項1に記載の方法。
  6. 該免疫原がインフルエンザ免疫原である、請求項5に記載の方法。
  7. 該免疫原が生インフルエンザワクチンである、請求項6に記載の方法。
  8. 該脂質抽出物を臨界超過流体抽出により調製する、請求項1に記載の方法。
  9. 該臨界超過流体抽出において極低温流体COを使用する、請求項8に記載の方法。
  10. ヒトまたは動物の患者における免疫原に対する免疫反応の調節で使用するための免疫原性調剤物の製造における、Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物の使用。
  11. 免疫原および Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物を、場合により1種またはそれ以上の医薬的に許容し得る担体または希釈剤とともに含む、免疫原性調剤物。
  12. 該免疫原と該脂質抽出物が単一の組成物中に組合わされる、請求項11に記載の調剤物。
  13. 該免疫原と該脂質抽出物が、相互に組合せて使用するために別々に提供される、請求項11に記載の調剤物。
  14. 該免疫原が、ウイルス性または細菌性肝炎、インフルエンザ、ジフテリア、破傷風、百日咳、麻疹、耳下腺炎、風疹、ポリオ、肺炎双球菌、ヘルペス、呼吸器合胞体ウイルス、好血性(haemophilias)インフルエンザ、クラミジア、水疱瘡ウイルス、狂犬病またはヒト免疫不全ウイルスに対する免疫反応を誘引する能力のある免疫原から選択される、請求項11に記載の調剤物。
  15. 該免疫原がインフルエンザ免疫原である、請求項14に記載の調剤物。
  16. 該免疫原が生インフルエンザワクチンである、請求項15に記載の調剤物。
  17. 該脂質抽出物を臨界超過流体抽出により調製する、請求項11に記載の調剤物。
  18. 該臨界超過流体抽出において極低温流体COを使用する、請求項17に記載の調剤物。
  19. ヒトまたは動物の患者における免疫原に対する免疫反応の調節で使用するための物質であって、該物質が Perna canaliculus または Mytilus edulis の脂質抽出物である、物質。
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