【0001】
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、一般に、広告などのように表象(indicia)の表示に利用可能な筆記具や、特にボールペンなどのような筆記具に関し、前記筆記具のハウジングの外側面に付加されたレンチキュラーレンズの表示システムによって生成される2つ若しくはそれ以上の光学的な表示を持つものに関する。
2.関連技術の説明
筆記具は、ビジネスのために広告の普及した態様として長年に亘って利用されている。特に、会社の名前やロゴは、たびたび筆記ペンの表面にプリントされている。1992年2月11日にAbernethyに発行された米国特許第5,086,577号は、筆記具の広告用部品を開示している。1988年11月29日にFengに発行された米国特許第4,787,161号は、表示のためにユーザのポケットに把持できる広告用の筆記具を開示している。
【0002】
また、ユーザの手や指でペン本体を握る際に、筆記を容易化するために滑らない表面を持つボールペンなどの筆記具が望まれている。
【0003】
本発明は、ボールペン、インクペン、鉛筆、あるいは情報、広告、もしくは娯楽を目的として筆記具の外側の本体に配設される絵、図表、文字や数字の情報を含む2つ又はそれ以上の視認可能な表象表示を有する鉄筆(stylus)などの改良された筆記具を提供する。
【0004】
レンチキュラー光学システムの設計や製造における進化は、レンチキュラーレンズアレイの使用の増加をもたらしている。
【0005】
レンチキュラーレンズは、あらゆる態様の光学的な作用を生じさせるために、光学システムで利用することが従来より知られている。従来のレンチキュラー光学システムは、一般に、1つの面と他の面に平らな表面を持つ透明シートと、凸レンズのマルチレンチキュラーシステムを構成する平行な溝によって分割された、連続する平行で、長尺状の、凸状に曲がった隆起部とを含む。表象がプリントされたシートは、典型例として、上記平らな表面に近接してレンズの背面に配設される。上記プリントされたシートは、元の画像の分割した部分や散在した部分を構成する少なくとも2つの交互に連続して間隔をおいた画像の線を持っている。連続して間隔をおいた画像線は、上記レンズや画像に対する見る者の見る位置の変化によって交互に視認可能なように、レンズ要素について光学的に関連付けられている。第1の位置から見た場合、第1の連続する画像線が視認でき、第1の合成画像が見られる。第2の位置から見た場合、第2の(異なる)連続する画像線が視認でき、第2の(異なる)合成画像を表示する。Andersonに発行された米国特許第2,815,310号では、2つの画像レンチキュラー光学システムが例示されている。
【0006】
レンチキュラー光学システムの更なる進化は、視認可能な画像の組み合わせの増加を可能にする結果をもたらしている。上記視認可能な組み合わせの増加は、レンチキュラーの動画を可能にした。従って、見る者がレンチキュラーレンズアレイの視野スクリーンに対して動いたときに、一連の絵が連続的に見えて、動作の状態が連続的に変化する印影を作り出す。よって、現状でのレンチキュラー光学技術は、連続した視野角で正しく見たときに、動画となる連続したN個のシーンの合成画像を生じさせることができる。加えて、そのような技術は、例えば、顧客情報、電話番号、eメールアドレスなどの、広く様々な有用性のある情報の表示に用いられる。
【0007】
視野角の変化で変化する画像の生成は、長年に亘って知られている。例えば、A.G.Andersonによる米国特許第2,815,310号に記載されている。その画像は、紙、厚紙、若しくはプラスチックなどの素材からなる不透明な若しくは透明なシートに生成される。結果的に生じる印影は、白黒若しくはカラーであって、透明なレンチキュラーレンズにラミネートされる。一方で、透明なプラスチック担体では、反転した側にプリントされ、上記担体のレンチキュラーレンズ面を通して視認される。
【0008】
レンチキュラースクリーンは、広く知られたように、隣り合うように関連して配列された複数のレンズを持つ。各レンズは、一般にレンチクル(lenticle)と呼ばれ、拡張され、もしくは円形で凸状の前向きの面、および平らな後ろ向きの面によって構成されている。
【0009】
プリント画像は、互い違いの線条により平行な線の格子を作り出す2つの間引かれた絵によって形成される。そのピッチ、若しくはユニット区分ごとの画像要素対の数は、レンチキュラーアレイのレンズピッチと同じにする必要がある。加えて、各凸レンチクルの焦点距離は、レンチキュラーシートの厚さと同じにされる。このような条件下で、ある視野角では、見る者が1つの絵だけ見えると共に、異なる視野角では、同じ見る者は他の絵が見える。
【0010】
上記画像要素をレンチキュラーアレイに画像登録する必要性は、プリント又はレンズの形成過程を煩雑にする。実際には、レンチキュラーアッセンブリのピッチが、1インチ当たり100個のレンチクルと同等の空間に限定される。1インチ当たり50−100個)のレンチクルであっても、数インチを超える幅より広い登録画像を保持することが難しい。この制限は、画像の解像度の質やサイズを限定する。
【0011】
レンチクルの焦点距離は、レンチキュラーシートの厚さと同じにされる。1インチ当たり100個のレンチクルのピッチでは、半円筒状のレンチキュラー面とすると、従来のプラスチックシートの焦点距離は、1.5から1.6の屈折率を持ち、0.016から0.019インチになる。
【0012】
現状では、広告の表示に利用できて、単一の器具で複数の異なる画像の表示を持つように利用できるボールペンなどの筆記具のために必要となる。上記レンチキュラーレンズの表面の溝は非クリッパ状で、上記筆記具を握ったり保持したり、手や指で書くのに役立つ。これは、ボールペンなどの筆記具の本体のまわりに環状に存在するレンチキュラーレンズの溝により分割された複数の凸レンズ面によって生じている。
本発明の概要
ボールペンなどの筆記具は、実質的に円筒状の拡張したハウジングと、インク貯蔵部であって、その一端から突出する筒部と、ボールペン先端部とを含む。筒部の支持部は、拡張した管状のハウジング内に配設される。ペン先端部を作動させる機構は、ボールペン先端部を手により上記ハウジングの一端部から引っ込み若しくは伸ばす作動キャップを含む。
【0013】
管状のハウジングの外部の表面に取り付けられているのは、ペン本体の外部の表面のまわりに横向きに分散する環状の溝により分割された複数の凸レンズ面を含む、レンチキュラーレンズの2つの画像表示システムである。レンズの素材は、半透明で透視できるプラスチックである。ペンの外側の本体の表面若しくはレンズ本体の平らな下面に直接配置されているのは、レンチキュラーレンズで利用される表象画像であり、レンチキュラーレンズは、見る者の視点(目)に対してペン本体を相対的に動かすことにより、見る者がボールペンの外面の部分に配置された少なくとも2つの視認画像や絵を見ることができるように、レンチキュラー凸レンズ面に関して精密に位置決めされた2つの分離したインク画像を含む。従って、ボールペンの管状本体は、ペンハウジングの外部の表面に取り付けられた、レンチキュラーレンズアレイと少なくとも2つの異なる画像を含む。レンチキュラーレンズアレイは、動画や、文字や数字の情報、広告素材、あるいは他の有用な情報を表示可能なレンチキュラー光学システムを形成する。レンズにおける実際の画像のレンズは、紙面に存在するか、ペン本体に接着されるか、ペンやレンズの表面に直接描画される。本発明は、透明なレンチキュラー表示を備える少なくともペン本体の表面部分を含む。
【0014】
ボールペンとインクの紙への移動は通常の方法で行われ、また、レンチキュラー環状溝がペン本体の長さ方向の断面に対して平行に配置されていることによって、レンチキュラーレンズ光学システムも外部のペン表面を保持するのに役立っている。上記溝は、ペンを保持する手や指の握る面で滑らないような補助及び改良を施せるように、そのように離れて間隔をおいている。また、ペンは、親指と人差し指の先端のために先端部に近く、先端部の近くでペンを保持するためのラバー状の保持部を含む。
【0015】
本発明の目的は、表象の表示のためにその本体の外部にレンチキュラーレンズの光学的な表示システムを含む、ボールペンなどの筆記具を提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、筆記具本体の外側の表面に広く様々な(少なくとも2つ又はそれ以上の)画像及び/又は情報を表示できるレンチキュラーレンズアレイを含む筆記具を提供することである。
【0017】
また、本発明の他の目的は、2つの画像の表象とレンチキュラーの外部のレンズ表面と滑らないように握るための溝を含む手書きで利用するための標準的な筆記具の仕様と大きさに製造されるレンチキュラーレンズアレイを有する手書きの筆記具を提供することである。
【0018】
これら及び他の目的によれば、下記で明らかになるが、本発明は、添付した図面を特に参照して記述されている。
(本発明の好ましい態様)
ここで、図面及び特に図1を参照すると、本発明が、円錐形のラバー又は合成ラバーのような握る先端部30を持つ拡張された管部である、ボールペンの環状のプラスチック製又は金属製の本体12を含む10で全体的に示されている。上記円錐形の先端部30は、握りの容易化のために先端部の表面30に向いた複数の半球状の凹部を含む。上記ボールペンのハウジング12内には、筆記を目的として端部に接続されたボールペンの先端部28を有するインク貯蔵部としての筒部20がある。上記ボールペン10は、スプリング式のロック部を含む上記ハウジング12内部に機構を含み、ボタン18を手で押し込むことで上記ボールペン先端部28を上記機構の位置に応じて引っ込めたり、伸長させることができる。上記ボールペンそれ自体は、操作は従来通りであり、ポケットにクリップするためのクリップ部16を含む。上記ハウジング12は金属製又はプラスチック製である。
【0019】
上記ハウジング12の外部に接着されているのは、人間の一対の唇が開いたときと閉じたときの両方を示すイラストとしての2つの画像の表象24と26である。上記唇が開いた画像の表象24は人間の歯を示し、画像の表象26は一対の閉じた唇を示している。上記画像24と26は、上記ペン本体が見る者の視線に対して動いたときに変化する。これら画像24と26は、上記外部の表面12に紙又はプラスチックの画像の表象を描画するか又は接着することにより上記本体12の表面に配設されている。上記表象24と26の上部に配置されているのは、上記ボールペン10の環状本体のまわりに横向きに配設された溝22によって分割された凸レンズ14を有するレンチキュラーレンズシステムである。各環状溝22は、基本的には、上記ボールペンの長軸方向に垂直となる平面を形成している。各々の溝22は、環状に囲むように伸び、上記レンチキュラー表示システムを形成する近接した凸レンズ14を分割している。図2は、図1に示す上記ペンを同様に見た状態を示しているが、図1の状態に対して90°で表象24と26をも含んだ状態を示している。各画像は、2組の線により構成され、各画像が置かれた位置で画像24と26の両方を包含している。上記レンチキュラーレンズ14の機能により、上記ペン本体を動かすと、開いた唇の表示と閉じた唇の表示との間で唇24と26の動きを生じさせる。上記例では、上記レンチキュラーレンズの表面領域の大きさが強調されているが、見た目は非常に小さいものとなっている。また、図2では、図1に要素28として示す上記ボールペンの筆記先端部は引っ込められている。図1,2において上記ペン10上の一対の唇の各々は、画像24と26の両方を包含している。
【0020】
図3を参照すると、上記ボールペン本体12が断面で示され、上記レンチキュラー凸レンズ14の各々に対応して2つの異なる画像線24と26がその表面に貼り付けられている。基本的には、人が上記画像線24又は26を見たときには、上記レンチキュラー凸レンズ14とそれらが溝22により分割されていることにより、ある位置では上記人の目が、一対の唇が閉じられたことを示す一組の画像線26を知覚する。上記ペン本体を見る者に対して動かすことにより、同じ領域に上記唇が開いて歯が見える異なる画像24が示される。また、上記ペン本体を動かすことで閉じたり開けたりする動作が知覚される。文字や数字の組み合わせ情報、文字、会社のロゴ、あるいは上記ボールペンを使う者が利用できる他の情報など、いずれにしてもあらゆる態様の2つの異なる画像が適用可能である。
【0021】
図3に示すように、上記人の目は、上記ボールペン本体の相対的な位置に応じて表象26又は24のいずれかを見ることができる。
【0022】
なお、図面では、上記凸レンズ表面14と溝22は大きさが強調されているが、実際のペンでは非常に小さいものとなっている。上記ペン本体のレンズ表面の外部は、筆記時にペンを握りやすくするために滑りにくい表面を持っている。
【0023】
図4は、その外部の表面に、上記ペン本体の同様の領域に上記レンチキュラー光学形14に対応した大きさで利用される表象の画像24と26が貼り付けられたボールペン本体12を示している。レンチキュラー凸レンズ14が上記溝22により分割されていることで、見る者が上記表象の画像線24もしくは他方の表象の画像線26のいずれかを見ることができる。上記例で言及したように、上記画像24と26は、閉じた位置で動画化された一対の唇となり、それから上記唇と歯を露出する開いた位置に導かれる。動きは、視野角を変えながら上記2つの画像の間で認識することができる。図3及び4に概略して描写するように、間隔をおいて連続する画像の表象線24と26は、上記レンズに対する見る者の位置が変わることで変化して見えるように、レンズ要素に対して光学的に関連付けられている。例えば、第1の位置から見た場合、第1の連続する画像線24が視認でき、第1の合成画像24の表示となる。また、他の位置から見た場合、凸レンズ14によって第1の画像線に向けて視線が屈折されるため、見る者は、第1の画像線の全てにより表される画像に対応して、統一性があり、包括的に上記画像線24を見ることになる。第2の位置から見た場合には、第2の連続する画像線26が視認でき、全体に亘って第2の合成画像の表示となる。同様に、第2の位置から見た場合、上記視線は、凸レンズ14によって第2の画像線26に向けて屈折されるため、見る者は、第2の画像線により表される画像に対応して、統一性があって包括的な上記画像26を見ることになる。
【0024】
前述のように、レンチキュラー光学システムの進化は、レンチキュラーレンズで利用するための、動画を含む画像数の増加をもたらしている。上記見る者の画像の組み合わせの増加は、レンチキュラー動画を可能にした。従って、見る者がレンチキュラー視野スクリーンに相対的に動いたときに、連続する絵が連続して視認され、動きの状態が連続的に変化する見え方となる。よって、ここで開示及び概略的に例示したことが第1及び第2の画像の組み合わせに限られているのに対して、本発明は、動画を可能にする多数の視認可能な画像の使用をも含む。本発明の好ましい態様では、連続する凸レンズを持つレンチキュラーレンズを想定しているが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、他の適当なレンチキュラーレンズの構成でも可能であることが期待できる。
【0025】
変形した態様での上記レンチキュラーレンズでは、情報伝達を目的として上記ボールペン本体の表面の小さい部分だけをカバーする。
【0026】
ここで示した筆記具は、従来から知られたボールペンであるが、上記特有のレンチキュラーレンズシステムを表示用に上記外部の表面に付加することによって、万年筆や鉛筆、或いは電子機器を含む他の形態の筆記具に使用できる。上記レンチキュラーレンズシステムは、上記ボールペン本体のまわりに横方向に環状に伸びる溝を持って示されているが、上記溝が見る角度を90°で変化させる上記外部の表面に沿って縦方向に伸びるように、レンチキュラーペンの表示を配列してもよい。
【0027】
本発明は、最も実用的で好ましい態様と考えられるものを、ここで示し、説明した。しかしながら、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記態様からの変形もあること、及び当業者によって自明な変形がなされることは理解されるところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図であって、ボールペン先端部が伸長した状態を示す図である。
【図2】図1に示す本発明の正面図であって、図1の状態からボールペン先端部が90°回転して伸長した状態を示す図である。
【図3】本発明の本体部分を説明するのための側断面の拡大図である。
【図4】本発明のボールペン表面の部分断面であって、表面に表象が配設された状態と、レンチキュラーレンズ部分を断面で示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION FIELD OF THE INVENTION The present invention relates generally to writing implements that can be used to display indicia, such as advertisements, and particularly to writing implements, such as ballpoint pens, which are added to the outer surface of the writing implement housing. Having two or more optical displays generated by a lenticular lens display system.
2. Description of the Related Art Writing implements have been used for many years as a popular form of advertising for business. In particular, company names and logos are often printed on the surface of a writing pen. U.S. Pat. No. 5,086,577, issued to Abernethy on Feb. 11, 1992, discloses an advertising component of a writing implement. U.S. Patent No. 4,787,161, issued to Feng on November 29, 1988, discloses an advertising writing implement that can be held in a user's pocket for display.
[0002]
Further, there is a demand for a writing implement such as a ball-point pen having a non-slip surface to facilitate writing when holding the pen body with a user's hand or finger.
[0003]
The present invention relates to a ballpoint pen, an ink pen, a pencil, or two or more visible, pictorial, graphical, text or numeric information disposed on the outer body of a writing instrument for information, advertising, or entertainment purposes. An improved writing implement, such as a stylus having a representational representation, is provided.
[0004]
Advances in the design and manufacture of lenticular optical systems have resulted in increased use of lenticular lens arrays.
[0005]
Lenticular lenses are conventionally known for use in optical systems to produce any form of optical action. Conventional lenticular optics systems generally consist of a transparent sheet having a flat surface on one side and the other, and a continuous, parallel, elongate, divided by parallel grooves forming a multi-lenticular system of convex lenses. And a convexly curved ridge. The sheet with the representation printed thereon is typically placed on the back of the lens close to the flat surface. The printed sheet has at least two alternately consecutively spaced image lines that make up a divided or scattered portion of the original image. Continuously spaced image lines are optically associated with the lens elements so that they are alternately viewable by changes in the viewing position of the viewer with respect to the lens or image. When viewed from the first position, a first continuous image line is visible and a first composite image is seen. When viewed from the second position, a second (different) continuous image line is visible, and a second (different) composite image is displayed. U.S. Pat. No. 2,815,310 issued to Anderson illustrates two image lenticular optical systems.
[0006]
Further evolution of lenticular optical systems has resulted in the possibility of increasing the combination of visible images. The increase in the visible combinations allowed for lenticular moving images. Thus, when the viewer moves against the viewing screen of the lenticular lens array, a series of pictures are seen continuously, creating an imprint in which the state of operation changes continuously. Therefore, the current lenticular optical technology can generate a composite image of N consecutive scenes that become moving images when viewed correctly at a continuous viewing angle. In addition, such techniques are used to display a wide variety of useful information, such as, for example, customer information, telephone numbers, email addresses, and so on.
[0007]
The generation of images that change with a change in viewing angle has been known for many years. For example, A. G. FIG. No. 2,815,310 to Anderson. The image is created on an opaque or transparent sheet of material such as paper, cardboard, or plastic. The resulting imprint is black and white or color and is laminated to a transparent lenticular lens. On the other hand, in the case of a transparent plastic carrier, it is printed on the inverted side and visually recognized through the lenticular lens surface of the carrier.
[0008]
A lenticular screen, as is well known, has a plurality of lenses arranged side-by-side in association. Each lens, commonly referred to as a lenticle, is made up of an expanded or circular convex front face and a flat rear face.
[0009]
The printed image is formed by two thinned pictures that create a grid of parallel lines with staggered streaks. The pitch or the number of image element pairs for each unit section must be the same as the lens pitch of the lenticular array. In addition, the focal length of each convex lenticule is made equal to the thickness of the lenticular sheet. Under these conditions, at one viewing angle, the viewer sees only one picture, and at a different viewing angle, the same viewer sees another picture.
[0010]
The need to register the image elements in the lenticular array complicates the process of forming a print or lens. In practice, the pitch of the lenticular assembly is limited to a space equivalent to 100 lenticules per inch. Even with a lenticle of 50-100 pieces per inch, it is difficult to hold a registered image wider than a width exceeding several inches. This limitation limits the quality and size of the image resolution.
[0011]
The focal length of the lenticule is made the same as the thickness of the lenticular sheet. At a pitch of 100 lenticules per inch, given a semi-cylindrical lenticular surface, the focal length of a conventional plastic sheet has a refractive index of 1.5 to 1.6 and 0.016 to 0.019 inches. become.
[0012]
At present, there is a need for writing instruments such as ballpoint pens that can be used to display advertisements and can be used to have multiple different image displays with a single instrument. The grooves on the surface of the lenticular lens are non-clipping and are useful for gripping and holding the writing instrument and writing with hands and fingers. This is caused by a plurality of convex lens surfaces divided by grooves of a lenticular lens that is annularly present around the body of a writing instrument such as a ballpoint pen.
SUMMARY OF THE INVENTION A writing implement, such as a ballpoint pen, includes a substantially cylindrical expanded housing, an ink reservoir, a barrel protruding from one end thereof, and a ballpoint pen tip. The support for the barrel is disposed within the expanded tubular housing. The mechanism for actuating the pen tip includes an actuation cap that manually retracts or extends the ballpoint pen tip from one end of the housing.
[0013]
Attached to the outer surface of the tubular housing is a two lenticular lens image display system including a plurality of convex lens surfaces separated by an annular groove laterally distributed around the outer surface of the pen body. It is. The material of the lens is translucent and transparent plastic. Directly located on the surface of the body outside the pen or on the flat lower surface of the lens body is the representational image used by the lenticular lens, which is positioned with respect to the viewer's viewpoint (eye). Relative to each other, two separate ink images precisely positioned with respect to the lenticular convex lens surface so that a viewer can see at least two visual images or pictures located on a portion of the outer surface of the ballpoint pen. including. Thus, the tubular body of the ballpoint pen includes at least two different images from the lenticular lens array mounted on the exterior surface of the pen housing. The lenticular lens array forms a lenticular optical system capable of displaying moving pictures, textual and numerical information, advertising material, or other useful information. The lens of the actual image on the lens is present on the paper, glued to the pen body, or drawn directly on the surface of the pen or lens. The invention includes at least a surface portion of the pen body with a transparent lenticular display.
[0014]
The movement of the ballpoint pen and the ink to the paper is done in the usual way, and the lenticular lens optical system is also connected to the external pen by the lenticular annular groove being arranged parallel to the longitudinal cross section of the pen body. Helps to hold the surface. The grooves are so spaced so as to provide assistance and improvement against slipping on the hand or finger gripping surface of the pen. The pen also includes a rubber-like holding portion near the tip for the tips of the thumb and forefinger and for holding the pen near the tip.
[0015]
It is an object of the present invention to provide a writing implement, such as a ballpoint pen, that includes an optical display system of a lenticular lens outside its body for displaying a representation.
[0016]
It is another object of the present invention to provide a writing implement including a lenticular lens array capable of displaying a wide variety of (at least two or more) images and / or information on the outer surface of the writing implement body.
[0017]
It is another object of the present invention to provide a standard writing implement specification and size for handwriting use including a representation of the two images and a groove for gripping against the lens surface outside the lenticular. It is an object of the present invention to provide a handwritten writing instrument having a lenticular lens array.
[0018]
According to these and other objects, as will become apparent hereinafter, the present invention will be described with particular reference to the accompanying drawings.
(Preferred embodiment of the present invention)
Referring now to the drawings and particularly to FIG. 1, the present invention is an expanded plastic or metal ball-point pen made of an expanded tube with a gripping tip 30 such as a conical rubber or synthetic rubber. It is indicated generally at 10 including the body 12. The conical tip 30 includes a plurality of hemispherical recesses facing the tip surface 30 for easy gripping. Within the ballpoint pen housing 12 is a barrel 20 as an ink reservoir having a ballpoint pen tip 28 connected to the end for writing. The ballpoint pen 10 includes a mechanism inside the housing 12 including a spring-type lock portion, and the ballpoint pen tip 28 can be retracted or extended by manually pressing the button 18 depending on the position of the mechanism. . The ballpoint pen itself is conventional in operation and includes a clip portion 16 for clipping into a pocket. The housing 12 is made of metal or plastic.
[0019]
Adhered to the outside of the housing 12 are two image representations 24 and 26 as illustrations showing a pair of human lips both open and closed. The representation 24 of the image with the lips open shows human teeth, and the representation 26 of the image shows a pair of closed lips. The images 24 and 26 change when the pen body moves with respect to the line of sight of the viewer. These images 24 and 26 are arranged on the surface of the body 12 by drawing or gluing a representation of a paper or plastic image on the external surface 12. Disposed above the representations 24 and 26 is a lenticular lens system having a convex lens 14 divided by a groove 22 disposed laterally around the annular body of the ballpoint pen 10. Each annular groove 22 basically forms a plane perpendicular to the major axis direction of the ballpoint pen. Each groove 22 extends annularly and divides adjacent convex lenses 14 forming the lenticular display system. FIG. 2 shows a state in which the above-mentioned pen shown in FIG. 1 is similarly viewed, but also shows a state including representations 24 and 26 at 90 ° with respect to the state of FIG. Each image is made up of two sets of lines and encompasses both images 24 and 26 at the location where each image is located. Due to the function of the lenticular lens 14, movement of the pen body causes movement of the lips 24 and 26 between the display of open lips and the display of closed lips. In the above example, the size of the surface area of the lenticular lens is emphasized, but the appearance is very small. Also, in FIG. 2, the writing tip of the ballpoint pen, shown as element 28 in FIG. 1, has been retracted. 1 and 2, each of a pair of lips on the pen 10 contains both images 24 and 26.
[0020]
Referring to FIG. 3, the ballpoint pen body 12 is shown in cross-section, with two different image lines 24 and 26 affixed to the surface of the lenticular convex lens 14 corresponding to each. Basically, when a person looks at the image line 24 or 26, the lenticular convex lens 14 and their division by the groove 22 will cause the eye of the person at a certain position to close a pair of lips. Is perceived as a set of image lines 26 indicating that Moving the pen body relative to the viewer shows a different image 24 in which the lips are open and the teeth are visible in the same area. In addition, an operation of closing and opening by moving the pen body is perceived. In any case, two different images of any aspect can be applied, such as information of a combination of letters and numbers, letters, a company logo, or other information that can be used by a person who uses the ballpoint pen.
[0021]
As shown in FIG. 3, the human eye can see either representation 26 or 24 depending on the relative position of the ballpoint pen body.
[0022]
Although the size of the convex lens surface 14 and the groove 22 is emphasized in the drawing, it is very small in an actual pen. The outside of the lens surface of the pen body has a non-slip surface to make it easier to hold the pen during writing.
[0023]
FIG. 4 shows the ball-point pen body 12 having, on its outer surface, representational images 24 and 26 used in a size corresponding to the lenticular optical form 14 in a similar area of the pen body. . Since the lenticular convex lens 14 is divided by the groove 22, a viewer can see either the image line 24 of the representation or the image line 26 of the other representation. As mentioned in the example above, the images 24 and 26 are a pair of animated lips in a closed position, and are then directed to an open position exposing the lips and teeth. Motion can be recognized between the two images while changing the viewing angle. As schematically depicted in FIGS. 3 and 4, the image lines 24 and 26 of the spaced-apart series of images are positioned relative to the lens elements such that they appear to change as the position of the viewer with respect to the lens changes. Optically associated. For example, when viewed from the first position, a first continuous image line 24 can be visually recognized, and the first combined image 24 is displayed. Further, when viewed from another position, the line of sight is refracted toward the first image line by the convex lens 14, so that the viewer can unify the image corresponding to the image represented by all of the first image lines. And sees the image line 24 comprehensively. When viewed from the second position, a second continuous image line 26 can be visually recognized, and a second composite image is displayed throughout. Similarly, when viewed from the second position, the line of sight is refracted by the convex lens 14 toward the second image line 26, so that the viewer corresponds to the image represented by the second image line. Thus, one sees the uniform and comprehensive image 26 described above.
[0024]
As mentioned above, the evolution of lenticular optical systems has led to an increase in the number of images, including moving images, for use in lenticular lenses. The increase in the combination of the above viewer images has made lenticular moving images possible. Therefore, when the viewer moves relatively to the lenticular view screen, a continuous picture is continuously viewed, and the appearance of the motion changes continuously. Thus, while what has been disclosed and schematically illustrated herein is limited to the combination of the first and second images, the present invention provides for the use of multiple viewable images to enable motion pictures. Including. In the preferred embodiment of the present invention, a lenticular lens having a continuous convex lens is assumed, but it can be expected that other suitable lenticular lens configurations are possible without departing from the spirit of the present invention.
[0025]
The lenticular lens in the modified embodiment covers only a small portion of the surface of the ballpoint pen body for the purpose of transmitting information.
[0026]
The writing implements shown here are conventionally known ballpoint pens, but by adding the specific lenticular lens system to the external surface for display, a fountain pen, pencil, or other form of electronic device may be included. Can be used for writing instruments. The lenticular lens system is shown with a groove extending laterally annularly around the ballpoint pen body, but the groove extends longitudinally along the outer surface changing the viewing angle by 90 °. Thus, the display of the lenticular pens may be arranged.
[0027]
The present invention has been shown and described herein in what is considered to be the most practical and preferred embodiments. However, it is to be understood that modifications may be made from the above-described embodiments and obvious modifications may be made by those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of the present invention, showing a state where a ballpoint pen tip is extended.
FIG. 2 is a front view of the present invention shown in FIG. 1, showing a state where the tip of a ball-point pen is rotated by 90 ° and extended from the state of FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged side sectional view for explaining a main body portion of the present invention.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view of the surface of the ballpoint pen according to the present invention, showing a state where a symbol is provided on the surface and a lenticular lens portion in cross-section.