JP2004501452A - 匿名取引システム - Google Patents
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Abstract
匿名取引システムは、幾つかの仲買ノードを有し、各仲買ノードには、一つイ所の銀行ノードが接続され、この銀行ノードを介して銀行ノードに接続される取引端末はシステムに価格見積もりメッセージを入力し、市場の見通しを見ることができる。核ブランチの頂点には、仲裁部があり、価格適合を実施し、仲買ノードは、夫々価格適合、取引実行、及び価格配布のタスクを実施する。ブランチは、階層的であり、適合は、システムに価格見積もりが入力される仲買ノードで最初に試みられ、その後適合次の上流の仲買ノードで試みられる。適合がない場合、呼び値は、ブランチの頂点にある仲裁部に送られ、他のブランチからの呼び値と適合が試みられる。
Description
【0001】
[発明の技術分野]
本発明は、電子仲買または取引システムに関し、特に、限定された信用の制限内で相手方と匿名で取引を行うシステムに関する。このようなシステムは、外国為替および先物相場契約のような財務契約を取り扱う。
【0002】
[発明の背景]
多くの匿名の取引がこの分野において既知である。Reuters Ltdに譲渡されたEP−A−0399850、EP−A−0406026及びEP−A−0411748は、ホストコンピューターが、ネットワークを介したホストに接続する端末により提出される付け値と提示の中央データベースを維持する自動適合システムを開示している。また、ホストは各銀行及び取引を望んでいる可能な相手との間との信用限度の記録を維持する。ホストコンピューターはその中央データベース内で付け値と提示が釣り合うようにするために、また相手の信用限度を含む釣り合い判定規準に基づいた注文取引のために情報を使用する。
【0003】
一般的には、相手の信用限度は、各銀行、各取引所ごとに決められ、ホストコンピューターは、各可能なペアの相手のための総体的な相手の信用限度を確立する。総体的な相手の信用限度は、二つの相手の間のクレジット残高の最低量である。
【0004】
取引端末は、典型的には最も好ましい付け値と提示である、取引ブックのサブセットを表示する。それらの取引ブックは、取引者が市場の現状を知ることを確認するために定期的に更新される。
【0005】
上記で概略したシステムの問題は、取引する付け値若しくは提示を提出する相手に十分な信用があるかどうかに関わりなく取引者が付け値及び提示を見ることである。結果として、利用可能なクレジットがない場合でも取引者は取引を企てることができる。システムが匿名性であるため、取引が完了するまで取引者は相手の知識を有せず、取引者が付け値若しくは提示をヒットする場合、受け入れられるか若しくは信用不足で拒絶されるかどうかは分からない。これは取引者にとって非常にストレスであり、特に急激に変化する市場においては、取引の機会を簡単に逃してしまう。取引が提案されて潜在的な釣り合いが見極められた後に、ホストコンピューターが利用可能な信用を単にチェックするだけなので、その問題が生じる。
【0006】
問題は、現在EBS Dealing Resources inc.に譲渡されたWO93/15467にて解決される。実際の取引ブック、若しくはその取引ブックの一部に代わって、各取引者には、不十分若しくは信用がない相手からの付け値及び提示が各取引者に映し出される異なる市場見解が示される。このようにして、取引者は、取引出来ることを知る価格のみが分かる。
【0007】
WO93/15467のシステムの構成は、Reutersのシステムとは非常に異なっており、釣り合いを実行する多くの仲裁部を伴う分配されたネットワークに基づいている。実際の信用限度は、各銀行の取引端末が機密な信用のデータは銀行の物理的サイトを残さないことを保証する接続されているローカル銀行ノードに保存される。実際の取引ブックは仲裁部によって市場配信部に送られる。市場配信部は、与えられる取引所に対して特異的な市場の見解を形成し、重要な銀行ノードに送られる。異なる市場の見解は、信用判定基準に依存する各取引所において形成されるであろう。このようにして、各銀行ノードに分配された市場の見解は、銀行若しくは銀行内の与えられた取引所での価格をふるい落とす市場配信部が不十分な信用を有する、発生をスクリーニングする信用を伴う完全な市場の見解である。
【0008】
加えて、市場配信部はまた、所与の相手のための単純な“イエス−ノー”信用指示部を保存する信用マトリックスを維持する、制限された信用情報を有する。釣り合いが取れた場合、クレジットにおいてスクリーニングされた価格及び銀行ノードは、以前から長期にわたるクレジットがすでに使い尽くされたかどうかを見るための信用マトリックスを用いて第二の信用チェックを作成するであろう。
【0009】
上述したシステムの両者は長年の間良好に使用されてきた。しかしながら、これらは、適合エンジン(matching engine)の地理的な場所に起因する問題にわずらわされる。
【0010】
ロイター(Reuter)システムでは、単独の適合エンジンが存在する。実際には、これはアメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランドに位置する。取引端末からのメッセージは、適合エンジンに到達するのに有限の時間を要する。したがって、ニューヨークの取引者と東京の取引者が試行(try)し、同一の値段を当てた場合、ニューヨークの取引者のヒット(hit)が常に先に受信される。実際には、所与の時間における取引の多くは、同一地域に位置する取引者の間におけるものであるが、例えば日本中の取引者にとって、適合エンジンを通じて取引することおよび地球の反対側の実行システムを取り扱うことは、そのシステムが不可避的に遅いので、依然として不利である。
【0011】
EBSシステムは、実際には、3つの仲裁部をニューヨーク、ロンドンおよび東京の各々に1つ設け、3つ総ての仲裁部が同時刻にアクティブになり、値段は仲裁部が所有し、その値段が入力された取引端末が接続される。したがって、ロンドンの取引者により値段が入力され、東京の取引者によりヒットされる場合、その適合性は最初に東京で実行され、そして値付けオーナーとしてロンドンに送られる。その間に、同一の値段がロンドンでヒットした場合に第2のヒットが勝ち取るのは、最初に所有する仲裁部がそれを受信するためである。
【0012】
これら従来のシステムのいずれも、様々な取引条件により相当の遅延に委ねられてしまう。
【0013】
[発明の要約]
本発明は、可能であれば値付け人が局所的(ローカル)に合わせられ、システムにおける遅延を減少させる階層的な適合化構造を提供することを目的とする。
【0014】
本発明を利用するシステムは、電子メッセージを送信するコンピュータ・ネットワークを有する匿名取引システムを提供する。取引端末のような複数の注文入力装置が通信ネットワークに接続される。各注文入力装置は価格見積メッセージを生成し、これは入札価格および/または売出価格を含み、価格情報を取引者に通信する。複数の適合エンジンがネットワークに結合され、システムに入力された入札価格および/または売出価格を適合させ、適合したところの取引を実行する。少なくとも1つの適合エンジンは、関連する市場配信手段を有し、これは価格メッセージを注文入力装置に配信し、これは価格見積メッセージおよび適合エンジンに応答するものである。適合エンジンは階層的に配置され、各取引端末は、価格見積メッセージを所与の適合エンジンに入力する。入力価格をシステムに合わせる試みは、その適合エンジンで最初に行われ、システムに最初に入力される。適合が成立しない場合に限り、階層を上がった次の適合エンジンが、適合を成立させるための試みを行う。適合が成立しなかった場合は、その件に関する責任が、階層上流の他の適合エンジンに引き続き渡され、これは適合が成立するまで又は適合が成立しないと判断されるような時間まで行われる。
【0015】
ネットワーク構造は複数のブランチを有するツリーであることが好ましい。ブランチの全部又は一部は複数の適合エンジンを有する。各ブランチにおける最上位の適合エンジンは、各ブランチに共通するものとすることが可能であり、又は各々が適合エンジンの独立したブランチを有する相互に接続された適合エンジンのクリーク(clique)として配置することも可能である。
【0016】
各ブランチにおける最上位の適合エンジンを実行させることにより、適合エンジンはノードを仲買するのが好ましく、適合取引実行および市場配信の機能を結合する。
【0017】
注文入力装置は、取引端末であることが好ましく、銀行ノードを通じて仲買ノードと通信を行う。銀行ノードは、仲買ノードと、銀行内の1つ又はそれ以上の取引フロアの取引端末との間の銀行内におけるインターフェースである。銀行ノードは、各信用取引の制限,各取引の底値に関する信用情報も保持し、あるいは銀行全体として、システムで取引者が取引する各相手に関して所有することも可能である。また、付加的に、これらの信用制限が適合エンジンによって保持されることも可能である。
【0018】
本発明を利用するシステムが有する利点は、局所的な適合が促進され、階層の最低ポイントでできるだけ価格が適合するようにすることである。このことは、特に取引者が同一の都市または領域にいる場合に、取引者に地理的に近い場所で適合化が実行されることを意味する。これは、システムの効率および応答時間を向上させる。特に有利なことに、実際には、外国為替(FOREX)市場のような世界市場における取引の大多数は、同一の領域内または国内の相手との間で行われる。例えば、東京市場が開始されると、ヨーロッパおよび北アメリカの市場は終了しているので、取引の大多数は、日本または極東の取引者の間で行われる。
【0019】
本システムが有する更に有利なことは、他の領域にいる相手との取引が依然として可能なことであり、これは適合エンジンの上の階層を通過する呼び値が最終的にはブランチの上部に到達し、その地点における適合は、他のブランチにおける適合エンジンに対して入力された呼び値に関して行い得る。
【0020】
本発明は、財務又は他の契約を取り扱う自動取引システムにも関連する。このシステムは、ツリーとして配置された階層ネットワークまたは適合エンジンと、取引端末からシステムに入力された呼び値価格を、適合エンジンの保持する呼び値に適合させる複数の適合エンジンとを有する。適合は適合エンジンで最初に試行され、そこに呼び値が最初にシステムに入力され、適合が成立しない場合は、階層上流の適合エンジンによって引き続き適合が試行され、これは呼び値がシステムから除去される又は期間満了するまで行われる。
【0021】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例が説明され、図面は本発明を利用するシステム・アーキテクチャの概略を示す。
【0022】
本質的には、本発明はシステムにおけるものであり、入札価格および売出価格を局所的に適合化可能にする適合化機能の階層を有し、局所的な適合が見出されない場合は、その階層における次の段階で適合が行われる。こうして、最終的には適合がシステム仲裁部で実行され、仲裁部は、北アメリカ、ヨーロッパまたは極東のような取引領域においてシステムへの総ての入札価格および売出価格を制御し得る。
【0023】
図示するシステム(10)では、4つの仲裁部が設けられ、クリークを形成する。4つの仲裁部(12、14、16、及び、18)は、夫々、一つ以上のブランチ(19)を有し、各ブランチは、少なくとも一つの仲買ノード(20)及び銀行ノード(22)を有する。銀行ノード(22)は、取引端末(24)(図中、例示目的のために銀行ノードの一つに接続されている3つの取引端末が示されている)と、匿名取引システムを形成する通信システムとの間のインタフェースである。実際には、銀行の場所内にある一つ以上の取引フロアの取引端末は、銀行ノードに接続され、銀行ノードは、取引端末が扱うことができる相手側との信用限度に従って市場の設計された見通しを取引端末に提示する。取引端末は、注文入力装置の一例であり、他の装置が本発明の範囲内で可能である。或いは、市場の見通しの設計は、各ブランチノードにおける銀行ノードの前の最後の仲買ノードで実施され得る。実際には、取引フロアを構成する全ての取引端末は、物理的に同じ場所にある必要はない。
【0024】
仲裁部のクリーク以外のネットワークアーキテクチャが複数のブランチを有するツリーであり、取引端末がブランチの葉を示すことが分かる。図は、非常に概略的なものであり、実際には、ネットワークが、非常に遠隔的に位置する仲裁部の組と、ネットワークの各ブランチにある非常に多数の銀行ノードとを有することを認識する。使用される物理的なネットワークは、任意の適切な広域ネットワークでもよい。
【0025】
所与の例において、呼び値は証券業者によって作動されるワークステーションコンピュータでもよい取引端末から入力される。しかしながら、呼び値は、自動取引システムのような任意の適切な手段によってシステムに入力されてもよい。呼び値が自動取引システムによって入力される場合、市場があるレベルに到達すると呼び値が入力されるようプログラムされてもよい。全てのこれら可能性は、システムに呼び値を入力する手段、又は、呼び値入力装置の例であり、本発明の範囲内である。
【0026】
本発明によるシステムでは、本願で内容を参照として組み込むWO93/15467の市場配布部は、仲裁部及び市場配布部の組み合わされた機能を実施する仲買ノードによって置換される。特に、仲買ノードは、以下の機能を実施することができるが、これら全てが本発明にとって重要でないことを理解すべきである。
【0027】
1.仲買ノードは、証券業者の取引端末及び関連のある銀行ノードを通じて証券業者から提示される全ての注文要求を取り扱う。従って、仲買ノードは、注文を提示し、取り消し、修正する。注文は、システム証券業者ブックの仲買ノードによって記憶され、同時に、ブランチの構造に依存して次の仲買ノードか仲裁部にブランチの上流の方に送られる。上流方向は、最も近い仲裁部に上る方向として定義され、下流方向は、最も近い仲裁部から離れるブランチを下がる方向として定義される。
【0028】
2.仲買ノードは、注文の適合を探し、適合が見つかった場合に取引を実行する適合エンジンとしても機能する。更に、仲買ノードは、市場における呼び値の状態を更新し、同じブランチの他のノードに注文状態における変化について通知する。例によって、ブランチ19aの仲買20aは、接続している銀行ノードから注文の状態を変化させる情報を受信し得る。仲買ノードは、上流及び下流の両方がある場合には、その両方向にある他のノードにその状態の変化について知らせる。
【0029】
3.仲買ノードは、提案された取引を広め、要求を自動適合させ、他のノードに要求を送るか要求を拒絶する。
【0030】
4.仲買ノードは、市場の見通しについて証券業者に知らせる。これに関して、仲買ノードは、市場配布部の機能を実施する。
【0031】
仲買ノードにおいて、市場配布部及び適合機能が続けられる。これらが別個のコンピュータによって実施される別個の処理として提供されてもよいことに注意する。
【0032】
図中の仲裁部は、上記4つのタスク夫々を実施することができる点で仲買ノードの機能を有する。これに関して、仲裁部は、WO93/15467の仲裁部と一致しない。仲裁部は、幾つかの特別な特権を有する。このため、仲裁部は、ブランチの下流にある仲買ノードと区別するために仲裁部と呼ばれる。図示する例では、4つの仲裁部がある。これにより、一つの仲裁部が各取引範囲を制御し、2つ目が最も忙しい範囲にある。仲裁部の数は、取引範囲の記述のように変化してもよい。より忙しい範囲の場所は、取引されている証書に依存する。な仲裁部の一つが故障したときのバックアップとして一つ以上の更なる仲裁部が主なクリークに含まれ得る。このような状況では、バックアップ用の仲裁部は、単に故障した仲裁部を置き換える。
【0033】
単一の仲裁仲買ノードだけを使用するシステムは、本発明の範囲内である。単一の仲裁部ノードシステムでは、アーキテクチャが論理ツリーであることを理解する。
【0034】
WO93/15467に開示されるように、仲裁部は、適合を探すためにシステムにおける入札価格及び売出し価格を適合する機能を実施し、取引を開始する。入札価格又は売出し価格は、フィル又はキル注文上で市場に存続する、つまり、他の証券業者に可視にされる呼び値でもよい。この場合における例として、証券業者が自身のスクリーン上に表示されている価格で取引を行うことを試みるヒットである。取引が行われない場合(フィル)、ヒット注文はシステムから取り消され(キル)、永久的とならない。
【0035】
WO93/15467システムにおいて、仲裁部が保持する取引ブックは、市場配布部によって銀行ノードに配布される。市場配布部は、適当な場合に、取引端末に配布するために単に取引ブックを銀行ノードに渡すだけでもよい。しかしながら、市場配布部が各銀行ノードに送られるべき市場の見通しを設計する可能性が高い。例えば、市場配布部は、銀行が信用を有しない相手側からの全ての価格を抑制し、市場における最高値又は上から幾つかの高値だけを送り得る。これに関して、システムが匿名であるため、証券業者が所与の価格が誰から発生されたか分からないことを覚えておかなくてはならない。
【0036】
システムにおける呼び値メッセージは、2つのカテゴリーに分類される。第1のカテゴリーは、所有仲買からその最も近くの仲裁部への直接的な路にあるメッセージである。所有仲買は、証券業者からその取引端末及び銀行ノードを介して最初に呼び値を提示される仲買ノードとして定義される。この直接的な路のメッセージは、取引路にあり、この路にあるノードはこの呼び値と適合することに関して主な責任がある。実際には、多くの取引フロアが所与の路における仲買ノードにつなげられ、任意の路を一つの地理的な域として見ることができることを理解する。この域におけるディーラーも同時に活動するため、多くの場合呼び値が同じ地理的な域からの他の呼び値と適合される可能性が高い。最初の仲買ノードは、例えば、パリにある銀行を表示し、ライン上の次の仲買ノードがヨーローッパの別の都市、例えば、ロンドンを表示するとする。システムは、最初にローカル適合、つまり、適合に適切なパリ市場からの売出し価格を探す。このような適合が存在した場合、取引は通常の信用確認及び取引確認を受けて実行される。この場合、取引は、最小限の遅延で階層の可能な限り低いレベルで行われる。
【0037】
ローカルレベルで適合がない場合、呼び値は次の仲買ノードに渡され、この仲買ノードは、そのブック中の他の注文と適合を探す。これらの注文は、その仲買に接続されている銀行ノードからの注文を含む。この仲買が下流仲買からのアンフィル呼び値を有するが、自明のことととして適合が可能であるならば下流仲買で成されている為、これら呼び値との適合の可能性はない。結果的には、ブランチの全ての仲買ノードに提示される注文と適合がない場合、ブランチの頂点にある仲裁部が注文を適合することを試みる。この仲裁部は、その取引ブックに他のブランチから提示された入札価格及び売出し価格を有し、証券業者が接続されているブランチによって覆われている範囲外の証券業者からの注文と適合するのに売出し価格がオープンにされるの初めてのこととなる。
【0038】
従って、システムは、所有仲買であるブランチの最低仲買ノードが最初に呼び値との適合を試みる点で階層的である。適合が見つからない場合、呼び値は、どの下流ノードでも適合がない場合に仲裁部によって最終的に適合されるまで、ブランチを順次的に高い仲買ノードにブランチを上流方向に渡される。
【0039】
呼び値メッセージは、横方向に渡されてもよい。他のノードも価格−時間キューにおける正確な場所を書き留め、呼び値と適合することができるヒットを処理し、リーダーに価格を配布する。従って、呼び値は、仲裁部を介してネットワークの全てのブランチに渡される。しかしながら、所与の仲買ノードが呼び値メッセージを受けたときにはその呼び値が下流にある仲買ノードと既に適合されている場合があることを覚えておかなくてはならない。
【0040】
上記例において、階層における2つの仲買ノード(パリ及びロンドン)の両方は、証券業者に対するインタフェースを有する。つまり、注文及びヒットが各ノードで入力され得る。入力後、これら呼び値は、ツリーを横切るが、上流方向における適合目的のために過ぎない。これは、下流にある仲買ノードがこれら呼び値を承知していないことではない。価格−時間キューにおける正確な場所を維持し、これら下流にあるノードに繋がっている証券業者に正確な市場の見通しが配布されることを確実にするための知識を必要とする。
【0041】
ブランチにおける最低仲買ノードの上の点で入力された呼び値は、適合されるか、仲買ノード或いは下流にあるノードによって所有される注文とだけ適合が試みられる。
【0042】
仲裁部に到達したとき、ブランチにおけるどの仲買ノードとも適合されないときのヒットの処理は、WO93/15467に開示するものと同じであり、従って、以下に更に説明しない。
【0043】
証券業者によって呼び値がシステムに提示されると、この呼び値は、その証券業者の銀行ノードによって最初に処理され、ローカル仲買に提示され、このローカル仲買が所有仲買となる。この仲買は、この呼び値を全ネットワークに広める。これは、仲裁部が近辺である場合には仲裁部を含む全ての近辺に呼び値を所有仲買が送り、所有仲買以外の全ての各仲買及び仲裁部が呼び値を送った以外の近辺全てに呼び値を送る。所有仲買に最も近い仲裁部、つまり、ブランチの頂点にある仲裁部がその呼び値に対する所有仲裁部である。
【0044】
ヒットは、以下の手順に従って仲買によって処理される。
【0045】
仲買によってヒット要求が受けられると、仲買に既知の完全ブックに基づいてヒットの適合が試みられる。適合が見つからない場合、ヒットは拒絶され、拒絶メッセージが証券業者に送られる。他方で、適合又は部分的適合、つまり、価格が正しいがこの仲買或いは下流の仲買によって所有される呼び値とのヒット要求に量が等しくない場合、取引が開始される。提案された取引メッセージが発生され、所有仲買にネットワークを通じて送られる。提案された取引メッセージは、市場更新メッセージを発生させ、上流を含む全ての横方向に送らせ、全ての仲買及び仲裁部が提案された取引を承知することを確実にする。
【0046】
仲裁部によって可能ではなく上流仲買によって所有される呼び値と適合又は部分的適合が可能である場合において、ヒットの残留量、つまり、全ての提案された取引に含まれていない量は、上流仲買に進められる。
【0047】
適合又は部分的適合が仲裁部によって成されると、ヒットは、WO93/15467に開示される方法で処理される。
【0048】
上記説明したルーチンは、仲裁部以外の仲買に呼び値が提示され、下流呼び値と部分的な適合があり上流呼び値と適合がない以外の全てのシナリオにおいてヒットが処理される方法を定義する。この情況を扱う3つの方法がある。第1に、残留するアンフィルされた、呼び値量が拒絶される。第2に、アンフィルされた量がなる適合を試みるために所与の期間にわたってオープンにしておく最も近い上流仲裁部に進められる。第3に、アンフィルされた量はヒットを受けた仲買ノード、つまり、ヒットを提示した取引端末が接続されているノードに進められる。この仲買は、更なる適合を試みるために所与の時間にわたってヒットを維持することができる。
【0049】
上記手順は、システムに入力され、証券業者に可視にされた呼び値が他の証券業者によってヒットされるケースを含む。これは、ヒットが市場に表示されないため、可視の呼び値が不可視の呼び値と適合される処理である。システムは、可視の呼び値、つまり、同じ価格で異なる証券業者によってシステムに入力される入札価格及び売出し価格の適合を提供する。この処理は、自動適合と呼ばれる。
【0050】
自動適合は、以下の3つの方法のいずれかによって実行され得る。
自動適合は、少なくとも一つの呼び値の所有者によってだけ開始され得、システムルールは、両方の相手側から同時に同じ取引が開始されることを防止する。多数の適合エンジンを有するシステムにおける危険性は、各エンジンが適合可能な呼び値を受けるとすぐに適合を試みることである。
自動適合は、仲裁部によってだけ実施され得る。自動適合されてもよい呼び値が異なる仲裁部によって所有される場合、システムルールは、上記例と同様に同時に取引が開始されることを防止する。
【0051】
これら例の両方が作動するが、いずれもシステムアーキテクチャの階層的性質を使用せず、両方とも非効率的である。
現在の好ましいアプローチ法は、各仲買ノードがそのノード又はその下流にあるノードによって所有される呼び値と自動適合を実施することを試みることである。適合が成されると、提案された取引メッセージが確認のために両方の側に送られる。このアプローチ法は、一つのノードだけが各可能な取引を開始することができ、ローカル間の取引が迅速に開始されることを確実にする。
【0052】
上記例は、仲買ノードの従属ブランチを有する仲裁部のクリークに基づく。本発明の本質は、適合機能の階層的性質にあることを理解すべきである。従って、ブランチ中の幾つかの又は全ての仲買ノードは、別個の呼び値適合エンジン及び市場価格配布部によって置き換えることができる。つまり、WO93/15467に開示する仲裁部及び市場配布部が幾つかの又は全ての仲買ノードの代わり使用され得る。
【0053】
説明したアーキテクチャは、全ての証書又は商品を取引するのに好適であり、信用が双方の相手側に広められる金融手段を取引するのに特に適している。適切な取引可能な手段は、外国為替(FOREX)FRA、外国為替先物、先物契約等を含む。
【0054】
上記例は、本発明を実施する最適モードを例示するだけであり、制限するのものではない。本願記載の概念の多くの他の実施が可能であり、当業者に公知である。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってだけ定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるシステムアーキテクチャを概略的に示す図である。
[発明の技術分野]
本発明は、電子仲買または取引システムに関し、特に、限定された信用の制限内で相手方と匿名で取引を行うシステムに関する。このようなシステムは、外国為替および先物相場契約のような財務契約を取り扱う。
【0002】
[発明の背景]
多くの匿名の取引がこの分野において既知である。Reuters Ltdに譲渡されたEP−A−0399850、EP−A−0406026及びEP−A−0411748は、ホストコンピューターが、ネットワークを介したホストに接続する端末により提出される付け値と提示の中央データベースを維持する自動適合システムを開示している。また、ホストは各銀行及び取引を望んでいる可能な相手との間との信用限度の記録を維持する。ホストコンピューターはその中央データベース内で付け値と提示が釣り合うようにするために、また相手の信用限度を含む釣り合い判定規準に基づいた注文取引のために情報を使用する。
【0003】
一般的には、相手の信用限度は、各銀行、各取引所ごとに決められ、ホストコンピューターは、各可能なペアの相手のための総体的な相手の信用限度を確立する。総体的な相手の信用限度は、二つの相手の間のクレジット残高の最低量である。
【0004】
取引端末は、典型的には最も好ましい付け値と提示である、取引ブックのサブセットを表示する。それらの取引ブックは、取引者が市場の現状を知ることを確認するために定期的に更新される。
【0005】
上記で概略したシステムの問題は、取引する付け値若しくは提示を提出する相手に十分な信用があるかどうかに関わりなく取引者が付け値及び提示を見ることである。結果として、利用可能なクレジットがない場合でも取引者は取引を企てることができる。システムが匿名性であるため、取引が完了するまで取引者は相手の知識を有せず、取引者が付け値若しくは提示をヒットする場合、受け入れられるか若しくは信用不足で拒絶されるかどうかは分からない。これは取引者にとって非常にストレスであり、特に急激に変化する市場においては、取引の機会を簡単に逃してしまう。取引が提案されて潜在的な釣り合いが見極められた後に、ホストコンピューターが利用可能な信用を単にチェックするだけなので、その問題が生じる。
【0006】
問題は、現在EBS Dealing Resources inc.に譲渡されたWO93/15467にて解決される。実際の取引ブック、若しくはその取引ブックの一部に代わって、各取引者には、不十分若しくは信用がない相手からの付け値及び提示が各取引者に映し出される異なる市場見解が示される。このようにして、取引者は、取引出来ることを知る価格のみが分かる。
【0007】
WO93/15467のシステムの構成は、Reutersのシステムとは非常に異なっており、釣り合いを実行する多くの仲裁部を伴う分配されたネットワークに基づいている。実際の信用限度は、各銀行の取引端末が機密な信用のデータは銀行の物理的サイトを残さないことを保証する接続されているローカル銀行ノードに保存される。実際の取引ブックは仲裁部によって市場配信部に送られる。市場配信部は、与えられる取引所に対して特異的な市場の見解を形成し、重要な銀行ノードに送られる。異なる市場の見解は、信用判定基準に依存する各取引所において形成されるであろう。このようにして、各銀行ノードに分配された市場の見解は、銀行若しくは銀行内の与えられた取引所での価格をふるい落とす市場配信部が不十分な信用を有する、発生をスクリーニングする信用を伴う完全な市場の見解である。
【0008】
加えて、市場配信部はまた、所与の相手のための単純な“イエス−ノー”信用指示部を保存する信用マトリックスを維持する、制限された信用情報を有する。釣り合いが取れた場合、クレジットにおいてスクリーニングされた価格及び銀行ノードは、以前から長期にわたるクレジットがすでに使い尽くされたかどうかを見るための信用マトリックスを用いて第二の信用チェックを作成するであろう。
【0009】
上述したシステムの両者は長年の間良好に使用されてきた。しかしながら、これらは、適合エンジン(matching engine)の地理的な場所に起因する問題にわずらわされる。
【0010】
ロイター(Reuter)システムでは、単独の適合エンジンが存在する。実際には、これはアメリカ合衆国ニューヨーク州ロングアイランドに位置する。取引端末からのメッセージは、適合エンジンに到達するのに有限の時間を要する。したがって、ニューヨークの取引者と東京の取引者が試行(try)し、同一の値段を当てた場合、ニューヨークの取引者のヒット(hit)が常に先に受信される。実際には、所与の時間における取引の多くは、同一地域に位置する取引者の間におけるものであるが、例えば日本中の取引者にとって、適合エンジンを通じて取引することおよび地球の反対側の実行システムを取り扱うことは、そのシステムが不可避的に遅いので、依然として不利である。
【0011】
EBSシステムは、実際には、3つの仲裁部をニューヨーク、ロンドンおよび東京の各々に1つ設け、3つ総ての仲裁部が同時刻にアクティブになり、値段は仲裁部が所有し、その値段が入力された取引端末が接続される。したがって、ロンドンの取引者により値段が入力され、東京の取引者によりヒットされる場合、その適合性は最初に東京で実行され、そして値付けオーナーとしてロンドンに送られる。その間に、同一の値段がロンドンでヒットした場合に第2のヒットが勝ち取るのは、最初に所有する仲裁部がそれを受信するためである。
【0012】
これら従来のシステムのいずれも、様々な取引条件により相当の遅延に委ねられてしまう。
【0013】
[発明の要約]
本発明は、可能であれば値付け人が局所的(ローカル)に合わせられ、システムにおける遅延を減少させる階層的な適合化構造を提供することを目的とする。
【0014】
本発明を利用するシステムは、電子メッセージを送信するコンピュータ・ネットワークを有する匿名取引システムを提供する。取引端末のような複数の注文入力装置が通信ネットワークに接続される。各注文入力装置は価格見積メッセージを生成し、これは入札価格および/または売出価格を含み、価格情報を取引者に通信する。複数の適合エンジンがネットワークに結合され、システムに入力された入札価格および/または売出価格を適合させ、適合したところの取引を実行する。少なくとも1つの適合エンジンは、関連する市場配信手段を有し、これは価格メッセージを注文入力装置に配信し、これは価格見積メッセージおよび適合エンジンに応答するものである。適合エンジンは階層的に配置され、各取引端末は、価格見積メッセージを所与の適合エンジンに入力する。入力価格をシステムに合わせる試みは、その適合エンジンで最初に行われ、システムに最初に入力される。適合が成立しない場合に限り、階層を上がった次の適合エンジンが、適合を成立させるための試みを行う。適合が成立しなかった場合は、その件に関する責任が、階層上流の他の適合エンジンに引き続き渡され、これは適合が成立するまで又は適合が成立しないと判断されるような時間まで行われる。
【0015】
ネットワーク構造は複数のブランチを有するツリーであることが好ましい。ブランチの全部又は一部は複数の適合エンジンを有する。各ブランチにおける最上位の適合エンジンは、各ブランチに共通するものとすることが可能であり、又は各々が適合エンジンの独立したブランチを有する相互に接続された適合エンジンのクリーク(clique)として配置することも可能である。
【0016】
各ブランチにおける最上位の適合エンジンを実行させることにより、適合エンジンはノードを仲買するのが好ましく、適合取引実行および市場配信の機能を結合する。
【0017】
注文入力装置は、取引端末であることが好ましく、銀行ノードを通じて仲買ノードと通信を行う。銀行ノードは、仲買ノードと、銀行内の1つ又はそれ以上の取引フロアの取引端末との間の銀行内におけるインターフェースである。銀行ノードは、各信用取引の制限,各取引の底値に関する信用情報も保持し、あるいは銀行全体として、システムで取引者が取引する各相手に関して所有することも可能である。また、付加的に、これらの信用制限が適合エンジンによって保持されることも可能である。
【0018】
本発明を利用するシステムが有する利点は、局所的な適合が促進され、階層の最低ポイントでできるだけ価格が適合するようにすることである。このことは、特に取引者が同一の都市または領域にいる場合に、取引者に地理的に近い場所で適合化が実行されることを意味する。これは、システムの効率および応答時間を向上させる。特に有利なことに、実際には、外国為替(FOREX)市場のような世界市場における取引の大多数は、同一の領域内または国内の相手との間で行われる。例えば、東京市場が開始されると、ヨーロッパおよび北アメリカの市場は終了しているので、取引の大多数は、日本または極東の取引者の間で行われる。
【0019】
本システムが有する更に有利なことは、他の領域にいる相手との取引が依然として可能なことであり、これは適合エンジンの上の階層を通過する呼び値が最終的にはブランチの上部に到達し、その地点における適合は、他のブランチにおける適合エンジンに対して入力された呼び値に関して行い得る。
【0020】
本発明は、財務又は他の契約を取り扱う自動取引システムにも関連する。このシステムは、ツリーとして配置された階層ネットワークまたは適合エンジンと、取引端末からシステムに入力された呼び値価格を、適合エンジンの保持する呼び値に適合させる複数の適合エンジンとを有する。適合は適合エンジンで最初に試行され、そこに呼び値が最初にシステムに入力され、適合が成立しない場合は、階層上流の適合エンジンによって引き続き適合が試行され、これは呼び値がシステムから除去される又は期間満了するまで行われる。
【0021】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例が説明され、図面は本発明を利用するシステム・アーキテクチャの概略を示す。
【0022】
本質的には、本発明はシステムにおけるものであり、入札価格および売出価格を局所的に適合化可能にする適合化機能の階層を有し、局所的な適合が見出されない場合は、その階層における次の段階で適合が行われる。こうして、最終的には適合がシステム仲裁部で実行され、仲裁部は、北アメリカ、ヨーロッパまたは極東のような取引領域においてシステムへの総ての入札価格および売出価格を制御し得る。
【0023】
図示するシステム(10)では、4つの仲裁部が設けられ、クリークを形成する。4つの仲裁部(12、14、16、及び、18)は、夫々、一つ以上のブランチ(19)を有し、各ブランチは、少なくとも一つの仲買ノード(20)及び銀行ノード(22)を有する。銀行ノード(22)は、取引端末(24)(図中、例示目的のために銀行ノードの一つに接続されている3つの取引端末が示されている)と、匿名取引システムを形成する通信システムとの間のインタフェースである。実際には、銀行の場所内にある一つ以上の取引フロアの取引端末は、銀行ノードに接続され、銀行ノードは、取引端末が扱うことができる相手側との信用限度に従って市場の設計された見通しを取引端末に提示する。取引端末は、注文入力装置の一例であり、他の装置が本発明の範囲内で可能である。或いは、市場の見通しの設計は、各ブランチノードにおける銀行ノードの前の最後の仲買ノードで実施され得る。実際には、取引フロアを構成する全ての取引端末は、物理的に同じ場所にある必要はない。
【0024】
仲裁部のクリーク以外のネットワークアーキテクチャが複数のブランチを有するツリーであり、取引端末がブランチの葉を示すことが分かる。図は、非常に概略的なものであり、実際には、ネットワークが、非常に遠隔的に位置する仲裁部の組と、ネットワークの各ブランチにある非常に多数の銀行ノードとを有することを認識する。使用される物理的なネットワークは、任意の適切な広域ネットワークでもよい。
【0025】
所与の例において、呼び値は証券業者によって作動されるワークステーションコンピュータでもよい取引端末から入力される。しかしながら、呼び値は、自動取引システムのような任意の適切な手段によってシステムに入力されてもよい。呼び値が自動取引システムによって入力される場合、市場があるレベルに到達すると呼び値が入力されるようプログラムされてもよい。全てのこれら可能性は、システムに呼び値を入力する手段、又は、呼び値入力装置の例であり、本発明の範囲内である。
【0026】
本発明によるシステムでは、本願で内容を参照として組み込むWO93/15467の市場配布部は、仲裁部及び市場配布部の組み合わされた機能を実施する仲買ノードによって置換される。特に、仲買ノードは、以下の機能を実施することができるが、これら全てが本発明にとって重要でないことを理解すべきである。
【0027】
1.仲買ノードは、証券業者の取引端末及び関連のある銀行ノードを通じて証券業者から提示される全ての注文要求を取り扱う。従って、仲買ノードは、注文を提示し、取り消し、修正する。注文は、システム証券業者ブックの仲買ノードによって記憶され、同時に、ブランチの構造に依存して次の仲買ノードか仲裁部にブランチの上流の方に送られる。上流方向は、最も近い仲裁部に上る方向として定義され、下流方向は、最も近い仲裁部から離れるブランチを下がる方向として定義される。
【0028】
2.仲買ノードは、注文の適合を探し、適合が見つかった場合に取引を実行する適合エンジンとしても機能する。更に、仲買ノードは、市場における呼び値の状態を更新し、同じブランチの他のノードに注文状態における変化について通知する。例によって、ブランチ19aの仲買20aは、接続している銀行ノードから注文の状態を変化させる情報を受信し得る。仲買ノードは、上流及び下流の両方がある場合には、その両方向にある他のノードにその状態の変化について知らせる。
【0029】
3.仲買ノードは、提案された取引を広め、要求を自動適合させ、他のノードに要求を送るか要求を拒絶する。
【0030】
4.仲買ノードは、市場の見通しについて証券業者に知らせる。これに関して、仲買ノードは、市場配布部の機能を実施する。
【0031】
仲買ノードにおいて、市場配布部及び適合機能が続けられる。これらが別個のコンピュータによって実施される別個の処理として提供されてもよいことに注意する。
【0032】
図中の仲裁部は、上記4つのタスク夫々を実施することができる点で仲買ノードの機能を有する。これに関して、仲裁部は、WO93/15467の仲裁部と一致しない。仲裁部は、幾つかの特別な特権を有する。このため、仲裁部は、ブランチの下流にある仲買ノードと区別するために仲裁部と呼ばれる。図示する例では、4つの仲裁部がある。これにより、一つの仲裁部が各取引範囲を制御し、2つ目が最も忙しい範囲にある。仲裁部の数は、取引範囲の記述のように変化してもよい。より忙しい範囲の場所は、取引されている証書に依存する。な仲裁部の一つが故障したときのバックアップとして一つ以上の更なる仲裁部が主なクリークに含まれ得る。このような状況では、バックアップ用の仲裁部は、単に故障した仲裁部を置き換える。
【0033】
単一の仲裁仲買ノードだけを使用するシステムは、本発明の範囲内である。単一の仲裁部ノードシステムでは、アーキテクチャが論理ツリーであることを理解する。
【0034】
WO93/15467に開示されるように、仲裁部は、適合を探すためにシステムにおける入札価格及び売出し価格を適合する機能を実施し、取引を開始する。入札価格又は売出し価格は、フィル又はキル注文上で市場に存続する、つまり、他の証券業者に可視にされる呼び値でもよい。この場合における例として、証券業者が自身のスクリーン上に表示されている価格で取引を行うことを試みるヒットである。取引が行われない場合(フィル)、ヒット注文はシステムから取り消され(キル)、永久的とならない。
【0035】
WO93/15467システムにおいて、仲裁部が保持する取引ブックは、市場配布部によって銀行ノードに配布される。市場配布部は、適当な場合に、取引端末に配布するために単に取引ブックを銀行ノードに渡すだけでもよい。しかしながら、市場配布部が各銀行ノードに送られるべき市場の見通しを設計する可能性が高い。例えば、市場配布部は、銀行が信用を有しない相手側からの全ての価格を抑制し、市場における最高値又は上から幾つかの高値だけを送り得る。これに関して、システムが匿名であるため、証券業者が所与の価格が誰から発生されたか分からないことを覚えておかなくてはならない。
【0036】
システムにおける呼び値メッセージは、2つのカテゴリーに分類される。第1のカテゴリーは、所有仲買からその最も近くの仲裁部への直接的な路にあるメッセージである。所有仲買は、証券業者からその取引端末及び銀行ノードを介して最初に呼び値を提示される仲買ノードとして定義される。この直接的な路のメッセージは、取引路にあり、この路にあるノードはこの呼び値と適合することに関して主な責任がある。実際には、多くの取引フロアが所与の路における仲買ノードにつなげられ、任意の路を一つの地理的な域として見ることができることを理解する。この域におけるディーラーも同時に活動するため、多くの場合呼び値が同じ地理的な域からの他の呼び値と適合される可能性が高い。最初の仲買ノードは、例えば、パリにある銀行を表示し、ライン上の次の仲買ノードがヨーローッパの別の都市、例えば、ロンドンを表示するとする。システムは、最初にローカル適合、つまり、適合に適切なパリ市場からの売出し価格を探す。このような適合が存在した場合、取引は通常の信用確認及び取引確認を受けて実行される。この場合、取引は、最小限の遅延で階層の可能な限り低いレベルで行われる。
【0037】
ローカルレベルで適合がない場合、呼び値は次の仲買ノードに渡され、この仲買ノードは、そのブック中の他の注文と適合を探す。これらの注文は、その仲買に接続されている銀行ノードからの注文を含む。この仲買が下流仲買からのアンフィル呼び値を有するが、自明のことととして適合が可能であるならば下流仲買で成されている為、これら呼び値との適合の可能性はない。結果的には、ブランチの全ての仲買ノードに提示される注文と適合がない場合、ブランチの頂点にある仲裁部が注文を適合することを試みる。この仲裁部は、その取引ブックに他のブランチから提示された入札価格及び売出し価格を有し、証券業者が接続されているブランチによって覆われている範囲外の証券業者からの注文と適合するのに売出し価格がオープンにされるの初めてのこととなる。
【0038】
従って、システムは、所有仲買であるブランチの最低仲買ノードが最初に呼び値との適合を試みる点で階層的である。適合が見つからない場合、呼び値は、どの下流ノードでも適合がない場合に仲裁部によって最終的に適合されるまで、ブランチを順次的に高い仲買ノードにブランチを上流方向に渡される。
【0039】
呼び値メッセージは、横方向に渡されてもよい。他のノードも価格−時間キューにおける正確な場所を書き留め、呼び値と適合することができるヒットを処理し、リーダーに価格を配布する。従って、呼び値は、仲裁部を介してネットワークの全てのブランチに渡される。しかしながら、所与の仲買ノードが呼び値メッセージを受けたときにはその呼び値が下流にある仲買ノードと既に適合されている場合があることを覚えておかなくてはならない。
【0040】
上記例において、階層における2つの仲買ノード(パリ及びロンドン)の両方は、証券業者に対するインタフェースを有する。つまり、注文及びヒットが各ノードで入力され得る。入力後、これら呼び値は、ツリーを横切るが、上流方向における適合目的のために過ぎない。これは、下流にある仲買ノードがこれら呼び値を承知していないことではない。価格−時間キューにおける正確な場所を維持し、これら下流にあるノードに繋がっている証券業者に正確な市場の見通しが配布されることを確実にするための知識を必要とする。
【0041】
ブランチにおける最低仲買ノードの上の点で入力された呼び値は、適合されるか、仲買ノード或いは下流にあるノードによって所有される注文とだけ適合が試みられる。
【0042】
仲裁部に到達したとき、ブランチにおけるどの仲買ノードとも適合されないときのヒットの処理は、WO93/15467に開示するものと同じであり、従って、以下に更に説明しない。
【0043】
証券業者によって呼び値がシステムに提示されると、この呼び値は、その証券業者の銀行ノードによって最初に処理され、ローカル仲買に提示され、このローカル仲買が所有仲買となる。この仲買は、この呼び値を全ネットワークに広める。これは、仲裁部が近辺である場合には仲裁部を含む全ての近辺に呼び値を所有仲買が送り、所有仲買以外の全ての各仲買及び仲裁部が呼び値を送った以外の近辺全てに呼び値を送る。所有仲買に最も近い仲裁部、つまり、ブランチの頂点にある仲裁部がその呼び値に対する所有仲裁部である。
【0044】
ヒットは、以下の手順に従って仲買によって処理される。
【0045】
仲買によってヒット要求が受けられると、仲買に既知の完全ブックに基づいてヒットの適合が試みられる。適合が見つからない場合、ヒットは拒絶され、拒絶メッセージが証券業者に送られる。他方で、適合又は部分的適合、つまり、価格が正しいがこの仲買或いは下流の仲買によって所有される呼び値とのヒット要求に量が等しくない場合、取引が開始される。提案された取引メッセージが発生され、所有仲買にネットワークを通じて送られる。提案された取引メッセージは、市場更新メッセージを発生させ、上流を含む全ての横方向に送らせ、全ての仲買及び仲裁部が提案された取引を承知することを確実にする。
【0046】
仲裁部によって可能ではなく上流仲買によって所有される呼び値と適合又は部分的適合が可能である場合において、ヒットの残留量、つまり、全ての提案された取引に含まれていない量は、上流仲買に進められる。
【0047】
適合又は部分的適合が仲裁部によって成されると、ヒットは、WO93/15467に開示される方法で処理される。
【0048】
上記説明したルーチンは、仲裁部以外の仲買に呼び値が提示され、下流呼び値と部分的な適合があり上流呼び値と適合がない以外の全てのシナリオにおいてヒットが処理される方法を定義する。この情況を扱う3つの方法がある。第1に、残留するアンフィルされた、呼び値量が拒絶される。第2に、アンフィルされた量がなる適合を試みるために所与の期間にわたってオープンにしておく最も近い上流仲裁部に進められる。第3に、アンフィルされた量はヒットを受けた仲買ノード、つまり、ヒットを提示した取引端末が接続されているノードに進められる。この仲買は、更なる適合を試みるために所与の時間にわたってヒットを維持することができる。
【0049】
上記手順は、システムに入力され、証券業者に可視にされた呼び値が他の証券業者によってヒットされるケースを含む。これは、ヒットが市場に表示されないため、可視の呼び値が不可視の呼び値と適合される処理である。システムは、可視の呼び値、つまり、同じ価格で異なる証券業者によってシステムに入力される入札価格及び売出し価格の適合を提供する。この処理は、自動適合と呼ばれる。
【0050】
自動適合は、以下の3つの方法のいずれかによって実行され得る。
自動適合は、少なくとも一つの呼び値の所有者によってだけ開始され得、システムルールは、両方の相手側から同時に同じ取引が開始されることを防止する。多数の適合エンジンを有するシステムにおける危険性は、各エンジンが適合可能な呼び値を受けるとすぐに適合を試みることである。
自動適合は、仲裁部によってだけ実施され得る。自動適合されてもよい呼び値が異なる仲裁部によって所有される場合、システムルールは、上記例と同様に同時に取引が開始されることを防止する。
【0051】
これら例の両方が作動するが、いずれもシステムアーキテクチャの階層的性質を使用せず、両方とも非効率的である。
現在の好ましいアプローチ法は、各仲買ノードがそのノード又はその下流にあるノードによって所有される呼び値と自動適合を実施することを試みることである。適合が成されると、提案された取引メッセージが確認のために両方の側に送られる。このアプローチ法は、一つのノードだけが各可能な取引を開始することができ、ローカル間の取引が迅速に開始されることを確実にする。
【0052】
上記例は、仲買ノードの従属ブランチを有する仲裁部のクリークに基づく。本発明の本質は、適合機能の階層的性質にあることを理解すべきである。従って、ブランチ中の幾つかの又は全ての仲買ノードは、別個の呼び値適合エンジン及び市場価格配布部によって置き換えることができる。つまり、WO93/15467に開示する仲裁部及び市場配布部が幾つかの又は全ての仲買ノードの代わり使用され得る。
【0053】
説明したアーキテクチャは、全ての証書又は商品を取引するのに好適であり、信用が双方の相手側に広められる金融手段を取引するのに特に適している。適切な取引可能な手段は、外国為替(FOREX)FRA、外国為替先物、先物契約等を含む。
【0054】
上記例は、本発明を実施する最適モードを例示するだけであり、制限するのものではない。本願記載の概念の多くの他の実施が可能であり、当業者に公知である。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってだけ定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるシステムアーキテクチャを概略的に示す図である。
Claims (11)
- 電子メッセージを伝送する通信ネットワークと、
入札価格及び/又は売出価格を含む電子価格見積もりメッセージを発生し、上記ネットワーク上の他の注文入力装置から受けた価格情報をディーラーに通信する、上記通信ネットワークに夫々接続される複数の注文入力装置と、
システムに入力された入札価格及び売出価格を適合させ、価格が適合した場合に取引を実行するよう上記ネットワークに接続される複数の適合エンジンと、
価格メッセージを上記注文入力装置に配信する適合エンジンの少なくとも一つと関連のある市場配信手段とを有し、
上記市場配信手段は、上記価格見積もりメッセージ及び上記適合エンジンに応答し、
上記各注文入力装置は、上記複数の適合エンジンの所与の一つに価格見積もりメッセージを入力するよう配置され、上記複数の適合エンジンは階層的構造に配置され、上記価格見積もりメッセージは入力先の上記適合エンジンで適合され、上記階層における前の適合エンジンにおいて適合がない場合にだけ上記階層の次の適合エンジンで適合させる、証書を取引する匿名取引システム。 - 適合エンジンの階層の組を夫々有する適合エンジンの複数のブランチを有する請求項1記載の匿名取引システム。
- 上記適合エンジンのブランチは、共通の適合エンジンを通じて相互接続される請求項1又は2記載の匿名取引システム。
- 上記適合エンジンのブランチは、相互接続された適合エンジンのクリークを通じて接続される請求項1又は2記載の匿名取引システム。
- 上記適合エンジンのクリークは、各ブランチの階層の頂点で一つの適合エンジンを有する請求項1記載の匿名取引システム。
- 上記各ブランチにおける少なくとも一つの適合エンジンは、仲買ノードを有し、上記仲買ノードは、更に、価格メッセージを上記見積もり入力装置に配信し、上記価格見積もりメッセージ及び上記適合エンジンに応答する上記市場配信手段を有する請求項2記載の匿名取引システム。
- 上記各ブランチの各適合エンジンは、仲買ノードを有する請求項6記載の匿名取引システム。
- ツリー状に配置された適合エンジンの階層的ネットワークを有し、各適合エンジンがシステムに入力された価格見積もりを上記適合エンジンによって保持される呼び値と適合する、証書を取引する自動取引システムであって、
呼び値が最初にシステムに入力される適合エンジンで適合が試みられ、適合がない場合には、適合が成されるか呼び値が満期となるまで後続する適合エンジンによって適合が試みられる自動取引システム。 - 上記ネットワークツリーの頂点は、相互接続された適合エンジンのクリークを有する請求項8記載の匿名取引システム。
- 少なくとも幾つかの上記適合エンジンは、仲買ノードを有し、システムに接続された取引端末に価格メッセージを配信する手段を更に有し、上記価格配信手段は、上記適合エンジン及び上記価格見積もりに応答する請求項8又は9記載の匿名取引システム。
- 上記注文入力装置は、上記通信ネットワークに接続された取引端末を有する請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の匿名取引システム。
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