JP2004362479A - File management device, file recording device, file management method, file management program and recording medium having file management program recorded thereon - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a file management device which can reconstruct a specific region even if a dummy file is deleted or name-changed and the specific region is thus substantially lost. <P>SOLUTION: In the management device, in the case where a request of reconstructing a specific region is received, the presence or absence of a dummy file whose name has been changed is searched based on file identification information recorded in file entry (FE) of individual files (management information) (S11, S12). In the case where search is successful (S13), a reconstructing part restores the name of the dummy file, thereby reconstructing the specific region (S17). Meanwhile, when search is unsuccessful, the reconstructing part searches a specific file using the file identification information, newly arrange the dummy file to be adjacent to the specific file, thereby reconstructing the specific region. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【００６９】
また、図２（ａ）に、パーティション領域１１０１内の構造の例を示す。
この図に示すように、パーティション領域１１０１には、ＦＳＤシーケンス１１０２，ＴＤ１１０６，ディレクトリ構造およびデータ領域１１０８が設けられている。
【００７０】
ＦＳＤシーケンス１１０２は、ＦＳＤ（Ｆｉｌｅ Ｓｅｔ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）１１０３，１１０４，１１０５の記録部位である。
ＦＳＤは、ディレクトリ構造およびデータ領域１１０８の基点となるルートディレクトリの位置情報（記録開始アドレスおよびサイズ）を管理している。この図に示すように、ＦＳＤは、パーティション領域１１０１内に複数記録できる。
表２に、ＦＳＤの構造規格を示す。
【００７１】
【表２】

【００７２】
表２に示すＦｉｌｅ Ｓｅｔ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ Ｎｕｍｂｅｒフィールドには、ＦＳＤ毎に異なる番号が格納され、最も大きい番号をもつＦＳＤが有効となる。
Ｒｏｏｔ Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ ＩＣＢフィールドには、ルートディレクトリの位置情報が記録される。
Ｉｎｔｅｒｃｈａｎｇｅフィールドには、パーティション領域の互換性を規定した互換レベルが格納され、Ｃｈａｒａｃｔｅｒ Ｓｅｔ Ｌｉｓｔフィールドには、パーティション内で使用する文字列タイプが記録される。
【００７３】
またＮｅｘｔ Ｅｘｔｅｎｔフィールドには、次のＦＳＤシーケンスを記録できる。ＦＳＤシーケンスの読み込みは、ＴＤを読み込んだ場合、未記録領域を読み込んだ場合、またＦＳＤシーケンス領域の全てを読み込んだ場合に終端する。
また、パーティション領域のＴＤ（Ｔｅｒｍｉｎａｔｉｎｇ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）１１０６はＦＳＤシーケンスの終端を表すものである。
【００７４】
表３に、ＴＤの構造規格を示す。Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ ＴａｇのＬｏｃａｔｉｏｎフィールドには、論理ブロック番号ＬＢＮが記録される。
【００７５】
【表３】

【００７６】
ＳＢＤ（Ｓｐａｃｅ Ｂｉｔｍａｐ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）１１０７は、パーティション領域１１０１の各論理ブロックの空き領域を管理する領域である。ＳＢＤの位置情報は、ボリューム構造の管理情報領域内の記述子に記録されている。
表４に、ＳＢＤの構造規格を示す。ＳＢＤでは、各論理ブロックの空領域の情報がビット単位で管理され、Ｂｉｔｍａｐフィールドに格納されている。
【００７７】
【表４】

【００７８】
また、パーティション領域１１０１のディレクトリ構造およびデータ領域１１０８は、ファイルの実データおよび管理情報と、ファイルを管理するディレクトリ構造とを記録するための領域である。
【００７９】
次に、ディレクトリ構造および実データ領域１１０８について説明する。
図２（ｂ）は、ルートディレクトリ以下の構造の例を示す説明図である。
この図に示すＦＥは、主に、付随するデータの位置情報を管理するものであり、ルートディレクトリ用ＦＥ（Ｒｏｏｔ Ｄｉｒ−ＦＥ）１１０９、ディレクトリ用のＦＥ（Ｄｉｒ−ＦＥ）１１０９・１１１２、および、ファイル用のＦＥ（Ｆｉｌｅ−ＦＥ）１１１４・１１１６がある。
【００８０】
Ｆｉｌｅ−ＦＥ（管理情報）は、ファイルの実データにおける記録領域の位置情報を管理する。
例えば、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１４は、実データ１１１５の記録領域の位置情報を管理する。ここで、Ｆｉｌｅ−ＦＥと実データとは、必ずしも隣接して記録されなくてもよい。
【００８１】
また、ルートディレクトリ用ＦＥ（Ｒｏｏｔ Ｄｉｒ−ＦＥ）１１０９は、ディレクトリ構造の基点となるルートディレクトリの管理情報である。そして、ＦＩＤ（Ｆｉｌｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）１１１０，１１１１，１１１３の位置情報を管理する機能を有している。
【００８２】
ＦＩＤは、ディレクトリに含まれる要素（ファイルやディレクトリ）の識別情報や、上述のＦｉｌｅ−ＦＥの位置情報を管理する。
ＦＩＤは、Ｄｉｒ−ＦＥの管理する記録領域に先頭から順に格納され、１つのＦＩＤは、ディレクトリ内の１つの要素に対応する。
このＦＥおよびＦＩＤを順に辿ることによって、ルートディレクトリ下の全ての要素を把握することが可能である。
表５に、ＦＥの構造規格を示す。
【００８３】
【表５】

【００８４】
この表５に示すＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｌｅｎｇｔｈフィールドは、ＦＥの管理するファイルのファイルサイズが記録される。
Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒｓフィールドには、Ｆｉｌｅ−ＦＥであれば実データの記録領域の位置情報、Ｄｉｒ−ＦＥであればＦＩＤの記録領域の位置情報が格納される。
なお、実データもしくはＦＩＤの記録領域が複数の領域に分断して記録されている場合、このフィールドには、分断の数と同数の記録領域の位置情報が格納される。
ＦＩＤの構造規格を表６に示す。
【００８５】
【表６】

【００８６】
この表６に示すＩＣＢフィールドには、対応する要素のＦＥにおける記録領域の位置情報が記録される。
Ｆｉｌｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドには、ファイル名またはディレクトリ名が記録される。Ｄｉｒ−ＦＥの管理するＦＩＤのうち、先頭のＦＩＤは、親ディレクトリのＤｉｒ−ＦＥにおける記録領域の位置情報を格納したＦＩＤである。
【００８７】
以上の記述子内で管理される位置情報のほとんどは、記述子ＡＤ（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ）、もしくはそれと同等の記述フォーマットで表現される。記述子ＡＤは、主に以下の２種類が用いられる。
【００８８】
表７に、Ｓｈｏｒｔ Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造規格を示す。
【００８９】
【表７】

【００９０】
この表７に示すＥｘｔｅｎｔ Ｐｏｓｉｔｉｏｎフィールドには、格納する記録領域の位置情報が、パーティション内での論理ブロック番号ＬＢＮで記録される。また、Ｅｘｔｅｎｔ Ｌｅｎｇｔｈフィールドには、その長さがバイト単位で記録される。
【００９１】
表８に、Ｌｏｎｇ Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒの構造規格を示す。
【００９２】
【表８】

【００９３】
この表８に示すＥｘｔｅｎｔ Ｌｏｃａｔｉｏｎフィールドには位置情報の開始位置が、ボリューム内のパーティション番号と、パーティション内の論理ブロック番号ＬＢＮとによって記録される。また、Ｅｘｔｅｎｔ Ｌｅｎｇｔｈフィールドにはその長さがバイト単位で記録される。
【００９４】
次に、本管理装置の構成について説明する。
本管理装置は、ディスク上に、ＡＶ用途のストリームデータのように、集中的に記録したい特定のファイル（特定ファイル）を記録するための領域（特定領域）を設けるように設定されている。
【００９５】
そして、本管理装置では、特定領域の空き領域に、ダミーファイル（ダミーデータ（実データ）とＦｉｌｅ−ＦＥ（管理情報）とからなる）を記録しておき、特定ファイル以外の書き込みを防ぐ（ダミーファイルによって特定領域を保護する）ようになっている。
【００９６】
なお、ダミーファイルとは、特定領域を保護するための名義的なものである。従って、その実データであるダミーデータは、特定領域に実際に書き込まれるわけではない。
【００９７】
また、以下では、特定ファイルでないファイルを通常ファイル、特定領域ではない領域を通常領域と称する。
また、ディスク上の特定領域（特待ファイル）を使用するアプリケーションソフト（特定ファイルの記録・読み出しを行うアプリケーションソフト）を、特定アプリケーションと称する。
【００９８】
図３は、本管理装置の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、本管理装置は、制御部１１，アプリケーション・インターフェース１２，デバイス・ドライバ１３およびバッファメモリ１４を備えている。
【００９９】
アプリケーション・インターフェース１２は、本管理装置の備えられている光ディスク装置（あるいは光ディスク装置を備えている装置）の保有する様々なアプリケーションソフト（アプリケーション）との間での信号（情報）の送受信を行うためのものである。
【０１００】
デバイス・ドライバ１３は、本管理装置の備えられている光ディスク装置における他のデバイス（光ピックアップデバイス，ディスクを回転駆動するためのデバイスなど）との信号（情報）の送受信を行うためのものである。
バッファメモリ１４は、制御部１１の使用するバッファメモリである。
【０１０１】
制御部１１は、本管理装置の全動作を制御する、本管理装置の中枢部である。そして、図３に示すように、制御部１１は、再構築部２１および記録部２２を備えた構成である。
【０１０２】
制御部１１の記録部２２は、他の部材１２〜１４を制御して、上記したようなＵＤＦに基づくファイル管理、および、後述するような、特定領域の確保処理（記録処理）を行うものである。
また、再構築部２１は、同じく他の部材１２〜１４を制御して、特定領域の再構築処理（後述する）を実施する機能を有している。
【０１０３】
ここで、本管理装置における制御部１１の記録部２２における、ダミーファイルによる特定領域の確保処理について説明する。
図４（ａ）（ｂ）は、その一例を表す説明図である。
【０１０４】
図４（ａ）に、ディレクトリ構造およびデータ領域１０１内の領域構成を示す。図中、特定領域１０３・１０４は、特定ファイルだけを記録できるように、ダミーファイルによる空き領域の確保（管理）を実施する領域である。
一方、通常領域１０２・１０５は、ダミーファイルによる保護（管理）を行わない領域（特定領域以外の領域）である。
【０１０５】
図４（ｂ）に、特定領域１０３の領域構成を示す。
この図に示すように、特定領域１０３内には、２つのファイル、すなわち、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１０６・実データ１０７からなるファイルと、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１０８・実データ１０９からなるファイルとが記録されている。
また、記録部２２は、特定領域１０３の空き領域に、ダミーデータ１１１と、ダミーデータ１１１を実データとして管理するためのＦｉｌｅ−ＦＥ（ダミーファイルＦｉｌｅ−ＦＥ）１１０とからなるダミーファイルを記録するようになっている。
【０１０６】
なお、これらのファイルの位置情報（アドレスおよびサイズ）やＦｉｌｅ−ＦＥの位置情報を管理するＦＩＤは、ファイルの含まれるディレクトリのＤｉｒ−ＦＥに付随している。
本管理装置の記録部２２は、これらのＦＩＤおよびＤｉｒ−ＦＥを、特定領域１０３内には記録せず、例えば、通常領域１０２・１０５に記録するように設定されている。このため、これらＦＩＤおよびＤｉｒ−ＦＥは、図４（ｂ）には示されていない。
【０１０７】
このように、本管理装置では、記録部２２が、特定領域内の空き領域にダミーファイルを配置することによって、見かけ上、特定領域内に空き領域を設けないようにしている。
そして、ダミーファイルによって確保された特定領域内の空き領域については、特定アプリケーションのみが、ファイル（特定ファイル）を記録できるようになっている。
【０１０８】
また、ＵＤＦの管理情報で、パーティション領域内の空き領域を管理するＳＢＤに関しても、ダミーファイルの記録領域については使用されているものとして扱われる。
【０１０９】
また、運用過程において、例えば先頭の特定ファイルが削除され、実データ１０７とＦｉｌｅ−ＦＥ１０６との記録領域が空き領域となった場合もある。このような場合、本管理装置では、図４（ｃ）に示すように、記録部２２が、この領域にダミーデータ１１２を配置する（この領域をダミーデータ１１２として管理する）。そして、記録部２２は、このダミーデータ１１２の配置に応じて、ダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ１１０を更新する。
【０１１０】
また、記録部２２は、更新後のダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ１１０に、元のダミーデータ１１１、および、ファイルの削除によって発生したダミーデータ１１２の位置情報（位置情報を示すＡＤ）を格納している。
【０１１１】
また、図４（ａ）に示した特定領域１０３ａは、特定領域１０３の一部（飛び地）である。
すなわち、特定領域１０３に特定ファイルを記録しきれなくなった場合（特定ファイルの量が増えた場合）、本管理装置では、記録部２２が、特定領域１０３外の空き領域にダミーファイルを記録し、特定領域１０３の拡張領域である特定領域１０３ａを作成するようになっている。
このように、１種類の特定領域が複数の連続領域から構成される状態を、以降では、特定領域の分断と称する。
【０１１２】
上記したように、本管理装置では、記録部２２が、特定領域内の空き領域を常に確保するようにダミーファイルを作成するようになっている。
従って、特定領域には見かけ上空き領域が存在せず、この領域を使用する特定アプリケーション以外のアプリケーションによるデータ書き込みを防止できる。
これにより、本管理装置では、特定領域内に、特定ファイルを集中的に記録することが可能となっている。
【０１１３】
そして、特に、本管理装置は、ダミーファイルの削除や移動、ダミーファイルのファイル名変更などが行われてしまい、特定領域の所在が不明になった場合でも、特定領域を再構築できるようになっている。
【０１１４】
以下に、本管理装置における特定領域の再構築について説明する。
本管理装置では、上記のような場合に特定領域を再構築できるように、ファイルの記録時に、記録部２２が、Ｆｉｌｅ−ＦＥに、各ファイルを識別するための情報（ファイル識別情報；Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を記録するようになっている。
そして、特定領域の所在が不明になった場合、このファイル識別情報に基づいて、再構築部２１が、特定領域を再構築するようになっている。
【０１１５】
まず、記録部２２によるファイル識別情報の記録について説明する。
記録部２２は、ファイル識別情報として、ファイル配置情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ）、ファイル領域情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ，Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）およびダミー情報（Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅ）を用いる。
そして、記録部２２は、これらの情報を、各ファイルにおけるＦｉｌｅ−ＦＥのＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに、拡張属性として格納するように設定されている。
【０１１６】
ここで、ダミー情報（Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅ）とは、ファイルが、特定領域内の空き領域を管理するダミーファイルであるか、あるいは、それ以外のファイルであるかを示す情報である。
【０１１７】
また、ファイル配置情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ）とは、ファイル（特定ファイルおよび通常ファイル）が、特定領域内外にどのように配置されているかを示す情報である。
【０１１８】
上述したように、ＵＤＦでは、ファイルは、実データと、その位置情報を管理するＦｉｌｅ−ＦＥと分けられている。また、ディスク内でのそれぞれの記録位置は任意である（隣接していなくてもよい）。
従って、ファイルを特定領域内外に配置するパターンには、図５に示すような４パターンが考えられる。
【０１１９】
すなわち、
パターン０；実データ，Ｆｉｌｅ−ＦＥの両方とも特定領域内に配置される
パターン１；Ｆｉｌｅ−ＦＥのみが特定領域に配置される
パターン２；両方とも特定領域に配置されない
パターン３；実データのみ特定領域に含まれる
である。
ここで、パターン２は、特定領域内で管理しない通常ファイルに割り当てられるファイル配置情報である。
【０１２０】
また、ファイル領域情報とは、ファイルの記録（管理）されている領域を識別する情報である。
そして、本管理装置では、記録部２２が、ファイル領域情報として、領域種類情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ）と、領域順位情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）とを記録するようになっている。
【０１２１】
ここで、領域種類情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ）とは、関連するアプリケーションや、その領域に記録されているファイルの内容などに基づいた情報であり、特定領域の種類を示す情報である。
また、領域順位情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）とは、その領域が特定領域であって、媒体内に同種の特定領域が複数ある場合、その種類中で何番目の特定領域であるかを表す情報である。
【０１２２】
図６は、ファイル領域情報における領域種類情報の例を示す説明図である。
この図の例では、種類Ａ〜Ｃを定義し、それぞれに種類情報０〜３を対応付けている。
特定領域の種類の例としては、例えば、ディレクトリ管理情報領域，コンテンツ管理情報領域，アプリケーション管理情報領域を挙げられる。
【０１２３】
ディレクトリ管理情報領域とは、ルートディレクトリ以下のディレクトリ・ファイル一覧作成を高速化するため、Ｄｉｒ−ＦＥと、それに付随するデータのみを集中的に管理する領域である。
【０１２４】
コンテンツ管理情報領域とは、起動時に記録済みコンテンツの情報をＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）に素早く表示するために、コンテンツ管理用のファイルを集中的に管理する領域である。
さらに、アプリケーション管理情報領域とは、アプリケーションの起動に必要な各種設定ファイルなどを集中管理する領域である。
【０１２５】
ここで、上記したようなファイル識別情報の記録状態の一例について説明する。
図７（ａ）〜（ｅ）は、ファイルにおけるＦｉｌｅ−ＦＥの構成を示す説明図である。
なお、この図の例では、２つの特定領域４０１・４０２の種類が互いに異なるとする。
【０１２６】
以下に、種類Ａの特定領域４０１内に管理されているファイル（Ｆｉｌｅ−ＦＥ１０３，実データ４０４）を例にとって、ファイル識別情報の格納方法を説明する。
【０１２７】
なお、ファイル識別情報を格納するフィールドは、図７（ａ）に示すように、Ｆｉｌｅ−ＦＥ４０３内のＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールド内である。
また、ファイル識別情報を格納するためのＵＤＦの枠組みは、図７（ｂ）に示すように、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅと呼ばれる拡張属性情報である。
【０１２８】
図７（ｂ）は、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅの構造規格を示す説明図である。
この図に示すように、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ ＡｔｔｒｉｂｕｔｅのＡｔｔｒｉｂｕｔｅＬｅｎｇｔｈフィールドには、この属性情報全体のサイズが格納される。
また、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｌｅｎｇｔｈフィールドには、後述するＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドのサイズが格納される。
【０１２９】
さらに、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ ＡｔｔｒｉｂｕｔｅのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒには、本管理装置における固有の識別情報（装置識別情報；本管理装置によって記録されたことを示す情報）が格納される。
【０１３０】
ここで、本管理装置では、記録部２２は、全てのファイルに関し、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドに同じ情報（本管理装置に固有の識別子）を記録するように設定されている。
なお、この情報は、本管理装置以外の装置でファイルを記録する場合には記録されない。従って、この情報によって、ファイルを記録した機器を区別できるようになっている。
【０１３１】
また、図７（ｃ）（ｄ）に示すように、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ ＡｔｔｒｉｂｕｔｅのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドには、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、すなわちファイル識別情報が格納される。
【０１３２】
図７（ｅ）に、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎフィールドの内部構造を示す。
Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎは、１６ビットの情報であり、最初の１ビットは、ダミー情報（Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅフィールド）を表す。
次の４ビットは、特定領域の種類情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ）を表す。
その次の４ビットは、同じ種類の特定領域が複数存在する場合に、それらを区別するための特定領域番号（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）を表す。
その次の２ビットは、ファイル配置情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ）を表す。
そして、残りの５ビットは、将来の拡張用として予約（確保）している部分である。
【０１３３】
なお、通常ファイル（特定ファイルでないもの）の場合、ファイル領域情報であるＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ（領域種類情報）およびＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ（領域順位情報）は無効となる。
【０１３４】
また、後述するが、これらの情報は用途によっては必ずしも全て必要ではない。例えば、本管理装置を、ダミーファイルであるか否かを識別するためだけの構成（用途）であって、記録媒体上に特定領域を１つだけ設けるように構成（運用）する場合、ファイル識別情報としては、ダミー情報（Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅ）のみを含ませればよい。
【０１３５】
ここで、図７に示したＦｉｌｅ−ＦＥ４０３を記録する場合における、ファイル識別情報の記録（格納）処理の例を説明する。
まず、Ｆｉｌｅ−ＦＥ４０３はダミーファイル用のＦＥではないので、記録部２２は、Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅフィールドに０を格納する（ダミーファイルのＦＥである場合は１が格納される）。
【０１３６】
次に、Ｆｉｌｅ−ＦＥ４０３の属する特定領域は種類Ａなので、記録部２２は、図６に従ってＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅフィールドを１とする。
なお、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅは、特定領域を使用するアプリケーションから与えられる場合と、本管理装置の記録部２２（ファイルシステム側）が判断して設定すると場合がある。
【０１３７】
例えば、前述のコンテンツ管理情報領域やアプリケーション管理情報領域など、ファイルシステムレベルでは判別できない種類の情報を管理する特定領域の場合は、アプリケーションからＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅが与えられる。
また、ディレクトリ管理情報のように、ファイルシステムレベルで識別可能な種類の情報を管理する特定領域の場合は、記録部２２が判断してＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅを設定してもよい。
【０１３８】
次に、記録部２２は、同種の特定領域が他にないので、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒの初期値を０とする。
なお、記録部２２は、運用途中に同種の（同じＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅを有する）特定領域が新規に記録（定義）された場合、そのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒフィールド（領域順位情報に相当）を１づつ増やす。
【０１３９】
次に、実データ４０４、Ｆｉｌｅ−ＦＥ４０３の両方とも特定領域内で管理するパターンであるため、図５に従って、記録部２２は、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅには０を格納する。
【０１４０】
なお、記録部２２は、これらのＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ（ファイル識別情報）を、特定ファイルを記録（作成）したときに、Ｆｉｌｅ−ＦＥに格納するように設定されている。
また、記録部２２よるＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎの更新は、管理される特定領域等が変更されない限り、必要ない。
【０１４１】
図８は、ディスクにファイルを記録する際における、上記した本管理装置の記録部２２によるファイル識別情報の記録処理の流れを示すフローチャートである。
【０１４２】
この処理では、まず、記録部２２に対し、アプリケーションからファイルの書き込み要求（Ｓ１）が行われる。
そして、記録部２２は、アプリケーションより、Ｆｉｌｅ−ＦＥに格納するファイル識別情報を引き渡される（Ｓ２；記録部２２が、ファイル識別情報を取得する）。
【０１４３】
ファイル識別情報の引き渡しに関しては、例えば、アプリケーション管理情報やコンテンツ管理情報の場合は、アプリケーション側が、格納するファイル識別情報を記録部２２に引き渡す。
またディレクトリ管理情報など、ファイルシステムレベルで識別可能な情報の場合は、記録部２２（ファイルシステム側）自身で、ファイル識別情報を決定できる。
【０１４４】
次に、記録部２２は、ファイルの管理情報であるＦｉｌｅ−ＦＥおよびＦＩＤを作成する（Ｓ３）。
次に、記録部２２は、ファイル識別情報を格納するＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅ構造体を作成する（Ｓ４）。このとき、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドには、本管理装置に固有の識別子を格納しておく。
【０１４５】
その後、記録部２２は、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ ＡｔｔｒｉｂｕｔｅのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドに、Ｓ２で取得したファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を格納する（Ｓ５）。
次に、記録部２２は、このＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅ構造体を、Ｆｉｌｅ−ＦＥのＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに格納し（Ｓ６）、記録処理を終了する。
【０１４６】
次に、本管理装置の再構築部２１による、ファイル識別情報を用いた特定領域の再構築について説明する。
なお、本管理装置の特定領域の再構築は、特定領域内の空き領域（ダミーファイル）を認識できない（ダミーファイルにアクセスできない）と判断した特定アプリケーションが、本管理装置の再構築部２１に再構築要求を伝達することによって開始される。
【０１４７】
また、特定領域がディスク上にないと判断される原因は、主に、ダミーファイルのファイル名の変更と、ダミーファイルの削除である。
すなわち、特定アプリケーションは、特定領域内の空き領域であるダミーファイルに特定ファイルを記録するようになっている。このため、ダミーファイルが見分けられなくなったり、なくなったりすると、特定ファイルの記録を行えなくなる。
【０１４８】
まず、ダミーファイルのファイル名が変更（名称変更）されてしまった場合について説明する。
特定アプリケーションは、ダミーファイルと通常ファイルとの区別を、ダミーファイル名を用いて行うようになっている。このため、ダミーファイルの名称が変更された場合、特定アプリケーションは、ダミーファイルにアクセスできず、特定領域内の空き領域に関する情報（位置，サイズの情報）を取得できない。
また、名称の変更されたダミーファイルは、全てのアプリケーションによって、通常ファイルとみなされる。
【０１４９】
このとき、新規にダミーファイルを作成し、特定領域を復旧することも考えられる。
しかしながら、この場合、もとのダミーファイルが通常ファイルとして特定領域内に残ることとなる。従って、その記録領域が無駄に使用され続けてしまい、特定領域を用いた効率的な運用を継続できなくなる。
【０１５０】
図９（ａ）に、ダミーファイルのファイル名が変更される前の記録領域の状態（例）を示す。
特定領域６０１に記録（管理）されているＦｉｌｅ−ＦＥ６０２・６０４およびダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ６０５には、それぞれ、ファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）が格納されている。 ここで、特定領域６０１内のダミーファイル名が変更されてしまった場合、ダミーファイル用のＦｉｌｅ−ＦＥ６０５およびダミーファイル６０６からなるダミーファイルは、ダミーファイルとして認識されなくなる。
そして、図９（ｂ）に示すように、Ｆｉｌｅ−ＦＥ６０５と実データ６０６とからなる通常ファイルと認識され、実質的に領域６０１は特定領域ではなくなってしまう。
【０１５１】
次に、ダミーファイルを識別できないＰＣ等からユーザーが誤ってダミーファイルを削除してしまった場合の、再構築部２１による特定領域の再構築処理について説明する。
【０１５２】
この場合も、上述のファイル名変更の場合と同様、特定アプリケーションは、ダミーファイルへのアクセスができなり、結果として特定領域を用いた運用（特定ファイルの記録）を継続できなくなってしまう。
【０１５３】
図１０（ａ）に、ダミーファイルが削除される前の記録領域の状態（例）を示す。この図の例では、特定領域は、特定領域８０１・８０２に分断して管理されている。
特定領域８０１・８０２に管理されているＦｉｌｅ−ＦＥ８０３，８０５，８０９およびダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ８０６には、それぞれ、ファイル識別情報（ダミー情報，ファイル配置情報およびファイル領域情報）が格納されている。
【０１５４】
ここで、特定領域８０１・８０２内の空き領域を管理するダミーファイル（ダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ８０６，ダミーデータ８０７・８１０）が削除されてしまった場合、その後の領域は、図１０（ｂ）に示すように、全アプリケーション（特定アプリケーションを含む）によって、通常の空き領域８１７・８２０と認識される。すなわち、領域８０１・８０２は、実質的に、特定領域ではなくなってしまう。
【０１５５】
以下に、ダミーファイルのファイル名の変更、あるいは、ダミーファイルの削除によって、特定アプリケーションから本管理装置の再構築部２１に再構築要求のなされた場合における、再構築部２１の処理について説明する。
【０１５６】
図１は、この処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、この処理では、まず、再構築部２１は、特定アプリケーションによって、特定領域の再構築要求を受ける。
そして、再構築部２１は、特定アプリケーションから、その特定領域に関するファイル領域情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＴｙｐｅおよびＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）と、ダミーファイルの名称とを取得する（Ｓ１１）。
【０１５７】
次に、再構築部２１は、名称変更されたダミーファイルの有無を探索する（Ｓ１２）。なお、この探索については後述する。
そして、名称変更されたダミーファイルを探索できた場合（Ｓ１３）、再構築部２１は、ダミーファイルにアクセスできない原因は、ダミーファイルの名称変更にあると判断する。
その後、再構築部２１は、後述する名称変更時の再構築処理を行い（Ｓ１７）、処理を終了する。
【０１５８】
一方、名称変更されたダミーファイルを探索できなかった場合、再構築部２１は、ダミーファイルにアクセスできない原因は、ダミーファイルの削除にあると判断する。
そして、再構築部２１は、後述する特定ファイル探索（Ｓ１５）および削除時の再構築処理（Ｓ１６）を行い、処理を終了する。
【０１５９】
次に、図１にＳ１２として示した、名称変更されたダミーファイルの探索処理について説明する。
図１１は、この処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、再構築部２１が、ディスク上から、Ｓ１１において取得したファイル領域情報を有するダミーファイル（実際にはダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥ）を探索する処理である。
【０１６０】
なお、再構築要求の出されたとき（ダミーファイルにアクセスできないとき）に、ディスク上にこのようなダミーファイルのある場合には、そのダミーファイルは必ず名称変更されているといえる。
すなわち、Ｓ１１において取得したファイル領域情報を有する、名称変更されていないダミーファイルがあれば、特定アプリケーションはダミーファイルにアクセスできるため、再構築要求はなされない。
【０１６１】
また、この処理では、再構築部２１が、ルートディレクトリ下のファイルから探索を開始するとする。
具体的には、再構築部２１は、ルートディレクトリ用ＦＥ（Ｒｏｏｔ Ｄｉｒ−ＦＥ）に付随するＦＩＤのうち、最初のＦＩＤの参照するファイルから探索対象とする（Ｓ７０３）。
【０１６２】
まず、再構築部２１は、探索対象ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに格納されているファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）のうち、ダミー情報（ｄｕｍｍｙ ｆｉｌｅ）を参照する（Ｓ７０４）。
【０１６３】
このとき、ｄｕｍｍｙ ｆｉｌｅの値が０の場合、再構築部２１は、探索対象ファイルはダミーファイルではないと判断し、次の探索対象に移る（Ｓ７０６）。ここで、次の探索対象とは、探索しているディレクトリ内の次のＦＩＤによって参照されるファイルのことである。
【０１６４】
また、次のＦＩＤがディレクトリのＦＥ（ｄｉｒ−ＦＥ）を参照していた場合、再構築部２１は、探索対象を、そのディレクトリ内の最初のＦＩＤによって参照されるファイルに設定する（Ｓ７０７）。
【０１６５】
また、Ｓ７０６において、次のＦＩＤのない場合、再構築部２１は、探索していたディレクトリの格納されている親ディレクトリの中の、次のＦＩＤの参照するファイルを探索する。
【０１６６】
そして、この一連の処理を行うことによって、再構築部２１は、ルートディレクトリ以下の全てのファイルを探索できる。
そして、全てのファイルを探索し終えて、ダミーファイルが見つからなかった場合は、この処理は終了となる（Ｓ７０８；図１におけるＳ１３を経てＳ１４に処理を進める）。
【０１６７】
一方、Ｓ７０４においてダミー情報（ｄｕｍｍｙ ｆｉｌｅ）の値が１であった場合、再構築部２１は、そのＦｉｌｅ−ＦＥに関するファイルがダミーファイルであると判断する。
そして、そのＦｉｌｅ−ＦＥに記録されているファイル領域情報（領域種類情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ）および、領域順位情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ））を参照（Ｓ７０５）する。
【０１６８】
そして、再構築部２１は、参照結果がＳ１１（図１）で取得したファイル領域情報（探索すべきダミーファイルのファイル領域情報）と一致する場合、名称の変更されたダミーファイルを検出できたと判断し、処理を終了する（Ｓ７０９；図１におけるＳ１７に処理を進める）。
【０１６９】
次に、図１にＳ１７として示した、名称変更時の再構築処理について説明する。
この処理では、再構築部２１は、まず、検出されたＦｉｌｅ−ＦＥに関するダミーファイルの名称を元に戻す。なお、再構築部２１は、ダミーファイルの元の名称を、図１のＳ１１において、特定アプリケーションから取得している。
そして、その後、再構築部２１は、ダミーファイルの整合性を確認する。
これは、ダミーファイルが名称変更された後に、例えばファイルサイズや属性がユーザーや無関係なアプリケーションによって変更されているかもしれず、元の運用ができなくなっている可能性があるからである。
【０１７０】
よって、再構築部２１は、名称を元に戻したダミーファイルが、本管理装置（ファイルシステム）や特定アプリケーションで規定されたサイズや属性を有するか否かを確認する。そして、変更の加えられている場合は修正する。
例えば、ダミーデータのサイズが小さくなっていた場合は、ダミーデータのサイズ（領域）を増やすように、ダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥを更新する（元に戻す）。
これにより、ダミーファイルを復活させ、特定領域を再構築することが可能となる。
【０１７１】
このように、本管理装置では、ダミーファイルの名称が変更された場合、再構築部２１によって名称の変更されたダミーファイルを見つけ出し、名称を元に戻すことで、特定領域を再構築することが可能となっている。
すなわち、この場合、再構築部２１が、ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥ６０５に格納したファイル識別情報を用いて、名称の変更されたダミーファイルを認識する。
【０１７２】
詳細には、再構築部２１は、Ｄｕｍｍｙ Ｆｉｌｅが１（ダミーファイルを示す）であり、かつ、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＴｙｐｅおよびＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒが、所望の（アクセスしようとした）特定領域のダミーファイルを表すようなＦｉｌｅ−ＦＥを探索することで、名称の変更された所望のダミーファイルを検出する。
そして、再構築部２１は、そのＦｉｌｅ−ＦＥに応じたファイル（Ｆｉｌｅ−ＦＥおよび実データ）のファイル名を、特定アプリケーションや本管理装置（論理ファイルシステム）で規定された元の名前に修正する。これにより、記録領域（特定領域）を、図９（ａ）に示す状態に修正できる。
【０１７３】
なお、本管理装置において、ダミーファイルが移動されるということは、ダミーファイルが他のディレクトリに移動されるということである。また、ダミーファイルが他のディレクトリに移動されるということは、ダミーファイルの記録位置を管理しているＦＩＤを、他のディレクトリＦＥに付随するものに変えるということである。そして、この場合も、名称変更と同様の処理を行うことによって特定領域を再構築（ダミーファイルを復旧）できる。
【０１７４】
この場合、再構築部２１は、図１１に示したように移動したダミーファイルを判別した後、既存のＦＩＤ（他のディレクトリに付随するＦＩＤ）を削除し、ダミーファイルの記録位置を管理するＦＩＤを、元のディレクトリＦＥに付随するように作成する。これにより、ダミーファイルを元のディレクトリに移動させられる。
ここで、元のディレクトリとは、例えば、アプリケーションや本管理装置で規定されたディレクトリである。
【０１７５】
次に、図１にＳ１５として示した、特定ファイル探索処理について説明する。図１２は、この処理の流れを示すフローチャートである。
なお、この処理でも、再構築部２１が、ルートディレクトリ下のファイルから探索を開始するとする。
具体的には、再構築部２１は、ルートディレクトリ用ＦＥ（Ｒｏｏｔ Ｄｉｒ−ＦＥ）に付随するＦＩＤのうち、最初のＦＩＤの参照するファイルから探索対象とする（Ｓ９０３）。
【０１７６】
まず、再構築部２１は、探索対象ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに格納されているファイル識別情報のうち、ファイル領域情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＴｙｐｅとＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）を参照する。この値がＳ１１で取得した値と同じである場合、そのファイルは探索中の特定ファイルの１つである。
【０１７７】
この場合、再構築部２１は、そのＦｉｌｅ−ＦＥのファイル配置情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ）を参照し、その値が２（Ｆｉｌｅ−ＦＥも実データも特定領域外）でなければ、その値に応じて、特定領域に含まれるＦｉｌｅ−ＦＥおよび／または実データの位置情報（アドレスおよびサイズ）を示すＡＤを記憶する（Ｓ９０８）。
例えば、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅが１の場合は、ＦＥのみが特定領域に含まれるので、再構築部２１は、ＦＥ自身の位置情報を表すＡＤを記憶する。なお、この記憶は、例えばバッファメモリ１４を用いて行われる。
【０１７８】
位置情報を示すＡＤを記憶した後、再構築部２１は、次の探索対象に移る（Ｓ９０６）。ここで、次の探索対象とは、探索しているディレクトリ内の次のＦＩＤによって参照されるファイルのことである。
【０１７９】
また、再構築部２１は、Ｓ９０４において探索対象ファイルのファイル領域情報が一致しない場合、また、Ｓ９０５においてファイル配置情報が２である場合には、そのままＳ９０６・Ｓ９０７に進んで探索対象を変更する。
【０１８０】
次のＦＩＤがディレクトリのＦＥ（ｄｉｒ−ＦＥ）を参照していた場合、再構築部２１は、探索対象を、そのディレクトリ内の最初のＦＩＤによって参照されるファイルに設定する（Ｓ９０７）。
【０１８１】
また、Ｓ９０６において、次のＦＩＤのない場合、再構築部２１は、探索していたディレクトリの格納されている親ディレクトリの中の、次のＦＩＤの参照するファイルを探索する。
【０１８２】
この一連の処理を行うことによって、再構築部２１は、ルートディレクトリ以下の全てのファイルを探索できる。
そして、再構築部２１は、次の探索対象ファイルの尽きた場合に、処理を終了する（Ｓ９０６）。
【０１８３】
次に、図６にＳ１６として示した、削除時の再構築処理について説明する。
この処理では、再構築部２１は、探索した特定ファイルを、記憶したＡＤを用いてアドレス順にソート処理する。
【０１８４】
この処理を行うことによって、再構築部２１は、もともと特定領域内に含まれていた特定ファイル群の配置状態を推定できる。
具体的には、再構築部２１は、ソート処理後にアドレスの隣接している複数の特定ファイルについては、一カ所の特定領域（分断されていない特定領域）に連続して含まれていると見なす。
【０１８５】
また隣接していなくても、その間の領域が空き領域であり、かつ、その領域の長さ（サイズ）が所定の値以下であれば、これらの特定ファイルは、一カ所の特定領域（分断されていない特定領域）に含まれていると見なす。
ここで所定の値とは、本管理装置（再構築部２１）や特定アプリケーションで規定された値である。
【０１８６】
そして、上記のような特定ファイルの配置状態から、再構築部２１は、特定ファイルのみからなる暫定的な特定領域を決定する。この暫定的な特定領域とは、例えば、図１０（ｃ）に示す領域８２２・８２３である。
【０１８７】
その後、再構築部２１は、暫定的な特定領域に隣接させて、ダミーファイルを作成し、特定領域の再構築を終了する。
なお、このときに作成するダミーファイルのサイズについては、特定領域のサイズがファイルシステムやアプリケーションで規定されている場合は、その情報（特定領域のサイズ）に基づいて決定される。
【０１８８】
このように、本管理装置では、ダミーファイルが削除された場合、再構築部２１によって特定領域内の特定ファイルを見つけ出し（探索し）、その配置状態に応じて元の特定領域の位置・サイズを推定することで、特定領域を再構築することが可能となっている。
【０１８９】
すなわち、このような場合、本管理装置では、再構築部２１が、各Ｆｉｌｅ−ＦＥに格納したファイル領域情報およびファイル配置情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅ）を用いて、もともと特定領域内に管理されていた特定ファイルを判別する。
そして、判別した特定ファイルに基づいて、特定領域を推定的に再構築するようになっている。
【０１９０】
具体的には、再構築部２１は、所望のＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ（アクセスしようとした特定領域に応じたＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ（領域種類情報））を有するファイルを探索し、そのＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅを参照することによって、特定領域内に配置されていた特定ファイルを識別する。
【０１９１】
すなわち、図１０（ｃ）に示す例では、再構築部２１は、Ｆｉｌｅ−ＦＥ８０３，８０５，８０９の領域種類情報に基づいて、Ｆｉｌｅ−ＦＥ８０３，８０５，８０９および実データ８０４が、所望の特定領域内に管理されていたと判別する。
【０１９２】
ここで、Ｆｉｌｅ−ＦＥ８０５とＦｉｌｅ−ＦＥ８０９との間には、特定領域に属さない実データ８０８が記録されている。
従って、図１０（ｃ）に示すように、もとの特定領域には、分断された領域８２２・８２３が含まれていると分かる。よって、再構築部２１は、領域８２２・８２３を含むように特定領域を推定的に再構築するようになっている。
【０１９３】
なお、ダミーファイルの作成後、再構築部２１は、特定領域内に特定ファイル以外のファイルが書き込まれていないかどうかを確認することが好ましい。
この確認については、再構築部２１は、例えばＳＢＤを参照して、特定ファイルの記録領域以外の領域が空き領域になっているか否かを検出することによって実施できる。
【０１９４】
そして、特定ファイル以外のファイルが特定領域内に記録されていると判断した場合、再構築部２１は、その領域を除いて特定領域を構築するか、そのファイルを他の記録領域に移動することが好ましい。
【０１９５】
また、図１０（ａ）に示したように、特定領域に分断のある場合、再構築部２１は、分断されている領域（暫定的な特定領域）のそれぞれにダミーファイルを付随させた後、それらを管理するダミーファイル用Ｆｉｌｅ−ＦＥを記録することとなる。
ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥについては、再構築部２１は、例えば、最も領域サイズの大きい分断領域や、最も領域開始アドレスの小さい分断領域に配置することが好ましい。
【０１９６】
また、再構築部２１は、分断のある特定領域を、１つの連続した特定領域として再構築してもよい。
このような再構築は、十分な空き領域を確保した後に、全ての特定領域を移動する方法や、分断された特定領域間にある他のファイルを、別の空き領域に移動する方法をとることが可能である。
【０１９７】
また、再構築部２１は、特定領域を、もとの位置ではなく、再構築部２１自身によって新たに設定した位置に再構築してもよい。
【０１９８】
その場合、再構築部２１は、新たに特定領域を構築しようとする領域内に記録されている他のファイルを、別の空き領域に移動することとなる。また、再構築部２１は、もともとの特定領域に含まれる特定ファイルについても、新たに構築された特定領域内に移動することとなる。
【０１９９】
以上のように、本管理装置では、ファイルの記録時に、各ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥにファイル識別情報（ファイル配置情報、ファイル領域情報、ダミー情報）を格納しておくようになっている。
【０２００】
これにより、本管理装置は、ファイル識別情報によって、『各ファイルが、どの特定領域にどのような配置で管理されているのか』を把握できる。
これにより、本管理装置では、特に、ダミーファイルが削除されたり、ダミーファイルのファイル名が変更されたりした場合などに、媒体上の特定ファイルあるいは名称の変更されたダミーファイルを識別できるようになっている。
従って、このような場合でも、本管理装置は、ダミーファイル（特定領域）を再構築し、特定領域によるファイル管理を復旧することが可能となっている。
【０２０１】
なお、本実施の形態では、本管理装置の記録部２２が、運用途中に同種の（同じＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅを有する）特定領域が新規に記録（定義）された場合、そのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒフィールド（領域順位情報に相当）を１づつ増やすとしている。しかしながら、これに限らず、記録部２２は、領域順位情報を、１づつではなく、任意の数値間隔で変えるようにしてもよい（さらに、最初に大きめの数値を設定し、同種の特定領域が記録される度に、数値を減らしてゆくようにしてもよい）。
【０２０２】
また、本実施の形態では、本管理装置を、ダミーファイルが名称変更された場合、および削除された場合の両方に対応できるように（特定領域を再構築できるように）、ファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）として、ファイル配置情報、ファイル領域情報、ダミー情報を格納するとしている。
しかしながら、ファイル識別情報を、常にこれら３つの情報の全てから構成する必要はない。
【０２０３】
例えば、本管理装置を、ダミーファイルが名称変更された場合に限り、特定領域を再構築するように構成（運用）する場合、ファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）には、ファイル領域情報およびダミー情報を含めるようにすればよい。
さらに、本管理装置を、記録媒体上に特定領域を１つだけ設けるように構成（運用）する場合、ファイル識別情報としてダミー情報のみをＦｉｌｅ−ＦＥに格納するだけでよい。
【０２０４】
以上のように、ファイル識別情報としては、本管理装置の構成（運用形態）に応じた情報のみを格納すればよく、必ずしも上に挙げた全ての情報を含めなくてもよい。
【０２０５】
また、本実施形態においては、特定領域を識別するためのファイル領域情報を、領域種類情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ Ｔｙｐｅ）および、領域順位情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ Ｎｕｍｂｅｒ）で構成するとしている。
しかしながら、ファイル領域情報は、これらに限定されるものではなく、特定領域を識別できる情報であればよい。
【０２０６】
例えば、ファイル領域情報として、ダミーファイルのダミーファイル名情報（ダミーファイル名そのもの、および、ダミーファイル名を識別するための情報を含むもの）を用いてもよい。このダミーファイル名情報は、属する特定領域を識別可能なものである。
【０２０７】
このようなダミーファイル名情報をファイル領域情報として用いる利点としては、例えば、アプリケーションから再構築要求がなされなくても、本管理装置のみで、名称の変更されたダミーファイルを識別できる（ダミーファイル名情報とＦＩＤのファイル名との相違を判断できる）点を挙げられる。
また、削除されたダミーファイルのあること（特定ファイルのファイル領域情報によって示されているダミーファイル名情報に応じたダミーファイルが存在しないこと）も、本管理装置によって判断できる。
【０２０８】
また、本管理装置を複数用いて媒体の記録再生を行う場合、装置間における領域順位情報の数値間隔が異なることもある。そして、このような場合、異なる装置間で、領域順位情報を適切に処理できないことも考えられる。従って、ファイル領域情報として、ダミーファイルに固有のダミーファイル名情報を用いることで、異なる装置間においても、ファイル領域情報を共有できる。
【０２０９】
また、例えば、本管理装置を、ダミーファイルが名称変更された場合に限り、特定領域を再構築するように構成（運用）する場合、ファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）としては、ファイル領域情報としてのダミーファイル名情報、およびダミー情報のみをＦｉｌｅ−ＦＥに格納するだけでよい。この場合も、本管理装置のみで、名称の変更されたダミーファイルを識別できる。
【０２１０】
さらに本管理装置を、ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥのみにダミーファイル識別情報を格納し、ダミーファイル以外のファイルのＦｉｌｅ−ＦＥにはファイル識別情報を格納しないように構成（運用）する場合、ファイル領域情報としてのダミーファイル名情報を格納するだけでよい。
これは、ダミーファイル名情報がダミーファイルを識別するための情報でもあるため、ダミー情報が不要となるからである。
【０２１１】
また、アプリケーションがファイル名を用いて、各ファイルの属する特定領域を識別する構成（運用）の場合（例えば、特定領域Ａに含まれる全てのファイルに「Ａ００１」「Ａ００２」のようなファイル名をつける場合）、本管理装置を、各ファイルのファイル領域情報として、ファイル名情報（ファイル名そのもの、および、ファイル名を識別するための情報を含むもの）を格納するように構成（運用）してもよい。
この構成を用いると、ダミーファイルだけでなく、特定領域に含まれるファイルのファイル名が変更されてしまった場合でも、ファイル名情報を用いて、本来のファイル名に修正可能である。
【０２１２】
以上のように、ダミーファイル名情報やファイル名情報をＦｉｌｅ−ＦＥに格納しておくことは、すなわち、ファイル名のバックアップを取っておくことに等しい（ＦＩＤに記録される通常のファイル名は書き換えられる可能性があるが、ファイル識別情報に入れておけば書換えられることはない）。
【０２１３】
また、本実施の形態では、図１１に示した処理において、再構築部２１が、名称の変更されたファイルを探索する場合、ダミー情報（ｄｕｍｍｙ ｆｉｌｅ）の値が１であり、Ｓ１１（図１）で取得したファイル領域情報（探索すべきダミーファイルのファイル領域情報）と一致する場合、名称の変更されたダミーファイルを検出できたと判断するとしている。
しかしながら、これに限らず、ダミーファイルのファイル領域情報にダミーファイル名情報が含まれている場合、再構築部２１は、ダミー情報が１であり、ダミーファイル名情報がＳ１１で取得したダミーファイルの名称と一致する場合に、名称の変更されたダミーファイルを検出できたと判断するように設定されていてもよい。
【０２１４】
また、本管理装置では、記録部２２が、特定ファイルのファイル領域情報として、特定ファイルであることを示すだけの情報（特定ファイル情報）を格納するようにしてもよい。そして、再構築部２１が、この特定ファイル情報に基づいて、特定ファイルを探索するように設定されていてもよい。これは、特に、媒体内に特定領域が１つだけある場合に有効である。
【０２１５】
また、本実施形態では、ファイル識別情報を、ＦＥのＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに格納するとしている。しかしながら、これに限らず、記録部２２は、ファイル識別情報を、例えば、各ファイルに関するＦＩＤのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドにも格納するようにしてもよい。また、ファイル識別情報を、各ファイルに関するＦＩＤのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドのみに格納するようにしてもよい。
【０２１６】
ＦＩＤのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドにファイル識別情報を格納することで、特定ファイルやダミーファイルの探索時、再構築部２１は、各ファイルのファイル識別情報を調べる際、各ファイルのＦＥを辿る必要がなくなる（ディレクトリ用ＦＥに付随するＦＩＤだけを探索すればよい）ので、探索処理の高速化を図ることが可能となる。
【０２１７】
また、本実施の形態では、各ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに記録されているファイル識別情報（Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を用いて、特定領域を再構築するとしている。
しかしながら、これに限らず、記録部２２が、特定ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに、属する特定領域の位置情報を格納し、この位置情報とファイル識別情報とを用いて、再構築部２１が特定領域を再構築するようにしてもよい。
【０２１８】
図１３（ａ）〜（ｃ）は、特定ファイルにおけるＦｉｌｅ−ＦＥ１００３に、特定領域の位置情報を格納した場合の説明図である。
これらの図に示すように、特定領域の位置情報については、記録部２２が、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１００３内のＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅ形式で格納する。
【０２１９】
図１３（ｂ）に、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ Ｅｘｔｅｎｄｅｄ ＡｔｔｒｉｂｕｔｅのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドの内部構造を示す。この図に示すように、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅ内には、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎフィールドと、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤフィールドとが設けられている。
【０２２０】
Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤには、そのファイルの属する特定領域の位置情報が、Ｓｈｏｒｔ Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｏｒ形式で格納されている（通常ファイルの場合は、Ｎｕｌｌが格納されている）。
また、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤは、Ａｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎと同様に、ファイルを作成したときに、記録部２２によって、特定ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに格納される。
【０２２１】
また、特定領域が分断されて複数の連続領域に分かれているときは、それぞれ異なる位置情報が与えられる。従って、特定ファイルのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤには、その特定ファイルの属する領域（分断された特定領域）の位置情報が格納されるようになっている。
【０２２２】
ここで、特定領域の位置情報を用いた特定領域の再構築について説明する。
なお、ダミーファイルのファイル名が変更（名称変更）されてしまった場合の処理は、特定領域の位置情報を用いない場合の処理と同一である。
従って、以下では、ダミーファイルを削除してしまった場合の、再構築部２１による特定領域の再構築処理について説明する。
【０２２３】
このような場合、再構築部２１は、まず、図１２に示した処理と同様に、各Ｆｉｌｅ−ＦＥに格納したファイル識別情報、もともと特定領域内に管理されていた特定ファイルを探索（判別）する。
そして、再構築部２１は、特定領域の位置情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤ）を用いて、特定領域を、推定ではなく、正確に再構築する。
【０２２４】
すなわち、再構築部２１は、特定ファイルを探索して暫定的な特定領域を再構築した後、特定領域の位置情報（Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤ）を用いて、暫定的な特定領域に、元の特定領域と同様のダミーファイルを付随させる（特定領域の位置情報に応じた領域の空き領域に、ダミーファイルを配置する）。
【０２２５】
このように、特定領域の位置情報を用いる構成では、より正確に特定領域を再構築できる（すなわち、元の位置に、元のサイズの特定領域を再構築できる）。なお、通常、特定領域は、特定アプリケーションによる処理に最適なサイズに設定されている。従って、元通りのサイズで特定領域を再構築することで、特定アプリケーションの処理に悪影響を与えてしまうことを回避できる。
【０２２６】
なお、特定領域に分断のない場合、その特定領域に属する特定ファイルのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤには同じ値が入っている。
一方、特定領域に分断のある場合は、同じファイル領域情報を有する特定ファイルであっても、それぞれに記憶されているＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤは、複数パターン存在する。また、暫定的な特定領域も複数存在する。
【０２２７】
従って、この場合、再構築部２１は、それぞれのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤに基づいて、分断された特定領域を再現するように、複数の暫定的な特定領域のそれぞれに隣接させて、ダミーファイルを付随させる。すなわち、再構築部２１は、複数のＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤに基づいた複数の空き領域に、ダミーファイルを設ける（構築しなおす）こととなる。
【０２２８】
なお、この場合も、ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥは、例えば、最も領域サイズの大きい分断領域や、最も領域開始アドレスが小さい分断領域に配置すればよい。
【０２２９】
また、特定領域の位置情報を用いて特定領域を再構築する場合でも、上記したように、再構築した特定領域内に、特定ファイル以外のファイルが書き込まれていないか否かを確認することが好ましい。このような確認には、上記したＳＢＤを用いることが可能である。
また、特定ファイル以外のファイルが特定領域内を使用していた場合、再構築部２１は、その領域を除いた特定領域を構築するか、そのファイルの記録領域を移動することが好ましい。
【０２３０】
また、特定領域の位置情報を用いて特定領域を再構築する場合でも、分断のある特定領域を、１つの連続した特定領域として再構築してもよい。この場合は、上記と同様に、十分な空き領域を確保した後に、特定領域を全て移動する方法や、特定領域の分断の間にあるほかのファイルを、別の空き領域に移動する方法をとることが可能である。
【０２３１】
また、ＵＤＦに基づいた本管理装置においては、ファイルを削除する際、記録部２２が、Ｆｉｌｅ−ＦＥの位置情報を管理するＦＩＤのＦｉｌｅ Ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓフィールドに格納するビット列の２ビット目（ｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔ）を立てる。
このとき、削除されたＦｉｌｅ−ＦＥと実データとが記録されていた領域には、まだデータが残っている場合がある。
【０２３２】
すなわち、ダミーファイルの削除された場合に、特定ファイルを探索する前に、ｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔの立っているファイルがダミーファイルであるか否かを確認するようにしてもよい。
そして、これによってダミーファイルを見つけられた場合には、ダミーファイル名の変更を受けた場合と同様の処理によって、特定領域を再構築できる。従って、特定領域の再構築を簡易化できる可能性がある。
【０２３３】
具体的には、まず、再構築部２１は、ｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔの立っているＦＩＤが管理していた領域に、Ｆｉｌｅ−ＦＥが残っているかを確認する。Ｆｉｌｅ−ＦＥか否かの判断は、領域の先頭にＤｅｓｃｒｉｐｔｏｒＴａｇフィールドがあり、その中のＴａｇＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドに、Ｆｉｌｅ−ＦＥであることを示す値が格納されているか否かによって行われる。
【０２３４】
Ｆｉｌｅ−ＦＥが残っていた場合は、再構築部２１は、図１１に示した処理と同様に、ダミー情報、ファイル領域情報を参照することによって、そのＦｉｌｅ−ＦＥの属するファイルがダミーファイルであるか否かを判断することが可能となる。
また、Ｆｉｌｅ−ＦＥの管理するダミーデータが利用可能か否かについては、再構築部２１は、ＳＢＤを参照して、空き領域となっていれば利用できると判断する。
【０２３５】
また、本実施の形態では、ダミーファイル名が変更された場合、および、ダミーファイルが削除された場合における再構築部２１の処理について示したが、再構築部２１は、ダミーファイルが他のディレクトリに移動された場合であっても、特定領域の再構築を行うことが可能である。
【０２３６】
この場合、再構築部２１は、図１１に示したようにダミーファイルを検索した後、そのファイルを元のディレクトリに再移動する。この時、元のディレクトリとは、例えば、アプリケーションやファイルシステムで規定されたディレクトリである。
【０２３７】
また、本実施の形態では、本管理装置を、ＤＶＤレコーダーに使用するとしている。しかしながら、これに限らず、ファイルシステムを用いて光ディスクを制御するタイプの光ディスク装置であれば、どのような装置にも使用できる。
【０２３８】
また、本実施の形態では、本管理装置を、ＵＤＦに基づいて、光ディスク（記録媒体）のファイルを管理するものであるとしている。
しかしながら、本管理装置を、ＵＤＦ以外の他の汎用論理ファイルシステムに基づいて光ディスクを管理するように設定してもよい。
【０２３９】
また、本実施の形態では、図１２に示した処理において、再構築部２１は、ファイル領域情報がＳ１１で取得した値と一致していることを確認した後（Ｓ９０４の後）、Ｓ９０５においてファイル配置情報が２でないことを確認するようになっている。
しかしながら、再構築部２１は、このＳ９０５の工程を省き、ファイル領域情報がＳ１１で取得した値と一致している場合には、探索ファイルは必ず特定ファイルである（ファイル配置情報が２ではない）と判断し、そのままＳ９０８の工程に進むようにしてもよい。これにより、再構築処理を簡易化（高速化）することが可能となる。
【０２４０】
また、本実施の形態では、特定アプリケーションから再構築部２１に対して再構築要求の伝達された場合に、再構築部２１が、図１に示した処理を行うとしている。しかしながら、これに限らず、再構築部２１は、図１に示す処理については、どのようなタイミングで行ってもよい。例えば、再構築部２１は、本管理装置あるいは本管理装置を保持している装置の起動時、また、光ディスクが装置にセットされたときに、この処理を行ってもよい。また、再構築部２１は、本管理装置（あるいは本管理装置を備えた装置）のアイドリング中に、定期的に、または、不定期に、図１の処理を行うように設定されていてもよい。このような処理は、特に、特定ファイルやダミーファイルのファイル領域情報に、ファイル名情報やダミーファイル名情報が含まれている場合に有効である。
【０２４１】
また、本管理装置では、記録部２２は、ディレクトリ管理情報用の特定領域を作成することも可能である。
このようなディレクトリ管理情報用の特定領域は、アプリケーションによって記録の行われる領域ではなく、ディレクトリを作成するときなどに、本管理装置の記録部２２がディレクトリ情報を記録する領域である。
すなわち、このような特定領域は、特定アプリケーションではなく、本管理装置の記録部２２によって（すなわちファイルシステムによって）直接にアクセスされるものである。
【０２４２】
従って、このような特定領域のダミーファイルが削除されたりダミーファイルの名称が変更されたりした場合、記録部２２は、ダミーファイルにアクセスできなくなる。そして、この場合には、再構築部２１は、特定アプリケーションからの再構築要求を待つことなく、図１に示した処理を開始する。
【０２４３】
また、本実施の形態では、図１に示したように、ダミーファイルの所在が不明となったとき、再構築部２１が、まず、名称変更されたダミーファイルを探索し、このようなダミーファイルが媒体上にない場合に、特定ファイルを探索して、それに隣接させてダミーファイルを作成するとしている。しかしながら、これに限らず、再構築部２１は、ダミーファイルの所在が不明となったときに、名称変更されたダミーファイルを探索せずに、特定ファイルを探索し、それに隣接させてダミーファイルを作成するようにしてもよい。
また、図１に示す処理において、名称変更されたダミーファイルの探索を行った後、このようなダミーファイルが媒体上にない場合に、特定領域の探索を実行せずに、そのまま処理を終了してもよい。
【０２４４】
また、本実施の形態では、記録部２２が、ファイル識別情報を、各ファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに記録するとしている。しかしながら、これに限らず、記録部２２は、ディスクのディレクトリ構造内（あるいはディレクトリ情報内）にファイル識別情報を記録するようにしてもよい。
【０２４５】
また、本実施の形態では、記録部２２が、ディスクに記録される全ファイルに関し、ファイル識別情報を作成してそのＦｉｌｅ−ＦＥに記録するとしている。しかしながら、これに限らず、記録部２２は、特定ファイルだけに関し、ファイル識別情報を作成してＦｉｌｅ−ＦＥ（あるいは他の部分）に記録するようにしてもよい。
【０２４６】
また、本管理装置を、ダミーファイルが名称変更された場合に限り、特定領域を再構築するように構成（運用）する場合、ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥのみに、ファイル識別情報を記録しておけばよい。
【０２４７】
また、本実施の形態では、本管理装置においてファイルを管理する媒体を、光ディスクとしている。しかしながら、これに限らず、ＵＤＦ等のファイルシステムを利用できる媒体であれば、どのような媒体であっても管理できる。
【０２４８】
また、本実施の形態では、記録部２２によって、ＵＤＦに基づくファイル管理、および、特定領域の確保処理を行うとしている。しかしながら、これに限らず、ＵＤＦに基づくファイル管理を行う他の部材（ファイル管理部）を制御部１１に別途に設け、記録部２２を、特定領域の確保処理のみを行うように構成してもよい。
また、本管理装置では、１つの制御部（ファイルシステム）によって、本実施の形態に示した再構築部２１，記録部２２の処理を実行するようにしてもよい。
【０２４９】
また、本実施の形態では、記録部２２が、ファイル識別情報を、各ファイルがディスク（媒体）に記録されるときに、そのＦｉｌｅ−ＦＥに記録するとしている。しかしながら、記録部２２によるファイル識別情報の記録は、他のどのようなタイミング（例えばファイルを記録してから所定時間後など）で行われてもよい。
【０２５０】
また、本実施の形態では、再構築部２１が、図１１に示したダミーファイル検索処理において、ダミー情報が１であり、特定アプリケーションから伝達されたファイル領域情報を有するファイルを、名称の変更されたダミーファイルと認識するようになっている。しかしながら、ファイル領域情報は、この処理に必須ではない。例えば、再構築部２１は、ダミー情報が１であり、名称（ＦＩＤに記録されている）がダミーファイルのものではないファイルを見つけることで、名称の変更されたダミーファイルを検出することが可能である。
【０２５１】
また、本実施の形態では、ファイルの識別情報やＦｉｌｅ−ＦＥの位置情報を管理するＦＩＤを通常領域に記録するとしているが、ＦＩＤを特定領域に記録するようにしてもよい。また、本実施の形態に示したファイル領域情報およびダミー情報を、それぞれ領域識別情報およびダミーファイル識別情報と表現してもよい。
【０２５２】
また、本発明のファイル管理方法を、媒体にファイルを記録する記録装置に使用され、特定アプリケーションによって特定ファイルを記録するための特定領域を媒体に設けるとともに、特定領域の空き領域に、特定アプリケーションのみが空き領域と認識可能なように、ダミーファイルを配置しているファイル管理方法において、ファイル管理装置の記録部によって、特定領域に記録されているファイルを他のファイルと識別するためのファイル識別情報を媒体内に記録する記録工程と、ファイル管理装置の再構築部によって、ダミーファイルの所在が不明となっている場合に、ファイル識別情報に基づいて特定領域内のファイルを探索し、探索結果に基づいて、特定領域を再構築する再構築工程とを含んでいる方法である、と表現することもできる。
【０２５３】
また、上記では、本管理装置における全ての処理を、制御部１１（再構築部２１，記録部２２）の制御により行うとしている。しかしながら、これに限らず、これらの処理を行うためのプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出すことのできる情報処理装置を、制御部１１に代えて用いるようにしてもよい。
【０２５４】
この構成では、情報処理装置の演算装置（ＣＰＵやＭＰＵ）が、記録媒体に記録されているプログラムを読み出して処理を実行する。従って、このプログラム自体が処理を実現するといえる。
【０２５５】
ここで、上記の情報処理装置としては、一般的なコンピューター（ワークステーションやパソコン）の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボードや機能拡張ユニットを用いることができる。
【０２５６】
また、上記のプログラムとは、処理を実現するソフトウェアのプログラムコード（実行形式プログラム，中間コードプログラム，ソースプログラム等）のことである。このプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプログラム（ＯＳ等）と組み合わせて用いられるものでもよい。また、このプログラムは、記録媒体から読み出された後、装置内のメモリ（ＲＡＭ等）にいったん記憶され、その後再び読み出されて実行されるようなものでもよい。
【０２５７】
また、プログラムを記録させる記録媒体は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、装置に固定（装着）されるものでもよい。さらに、外部記憶機器として装置に接続するものでもよい。
【０２５８】
このような記録媒体としては、ビデオテープやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピー（登録商標）ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ，ＭＯ，ＭＤ，ＤＶＤ，ＣＤ−Ｒ等の光ディスク（光磁気ディスク）、ＩＣカード，光カード等のメモリカード、マスクＲＯＭ，ＥＰＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ，フラッシュＲＯＭ等の半導体メモリなどを適用できる。
また、ネットワーク（イントラネット・インターネット等）を介して情報処理装置と接続されている記録媒体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネットワークを介するダウンロードによりプログラムを取得する。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク（有線回線あるいは無線回線に接続されたもの）等の伝送媒体（流動的にプログラムを保持する媒体）を介して取得するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うためのプログラムは、装置内（あるいは送信側装置・受信側装置内）にあらかじめ記憶されていることが好ましい。
【０２５９】
なお、本管理装置によらないダミーファイルの再構築については、以下のように述べる事も可能である。すなわち、上記したように、ダミーファイルが削除された場合、あるいは名称変更を受けた場合、特定領域を再構築することで、元の状態に戻す必要がある。
しかしながら、ダミーファイルが削除されてしまった場合、従来のファイルシステム（ファイル管理装置）は、ダミーファイルによって保護されていた特定ファイルを識別（検出）できない。
【０２６０】
一方、特定アプリケーションは、特定ファイルをある程度は識別可能である。しかし、特定アプリケーションの認識可能な事項は、「どのファイルがどのディレクトリにあるか」という事項のみであり、媒体上での記録位置については認識できない。従って、特定領域を復旧させるために、実データ・管理情報という区分けを認識あるいは実行することは不可能である。
従って、ファイルシステムおよび特定アプリケーションの双方ともに、特定領域を再構築することは不可能である。
【０２６１】
また、特定領域を再構築できるように、特定アプリケーションに、特定ファイルの検出、および、特定領域の復旧機能（実データ・管理情報という区分けを認識・実行する機能）を持たせることも考えられる。
しかしながら、特定領域の復旧は、媒体上でのファイル配置管理に相当する作業であり、本来的に、ファイルシステムレベルでの処理にあたる。従って、このような処理にアプリケーションを介入させることは好ましくない。
【０２６２】
さらに、特定アプリケーションを、特定領域を再構築できるように設定したとした場合でも、そのアプリケーションがアクセスするまで、特定領域の異常検出および再構築を実施できない。
従って、例えば、ダミーファイルが削除されてしまった場合、その領域は空き領域になる。このとき、特定アプリケーションのアクセスがなければ、他のファイルがその空き領域に書き込まれてしまう可能性がある。
【０２６３】
また、復旧の方法として、記録媒体においてデータ密度の濃い領域を見つけ、その領域が特殊領域であるとすることも考えられる。しかしながら、データ密度の濃い領域であるからといって、特殊領域とは限らない。また、特定領域が複数あることもあり、さらに、特定ファイルを構成する管理情報および実データの配置の仕方も複数ある。従って、データ密度の濃い領域にある全てのファイルが、１つの特殊領域に配置された特殊ファイルであるとは判断できない。
【０２６４】
また、媒体上において、特定領域の位置・サイズが規定されている場合もある。この場合には、従来のファイルシステムは、規定の位置に特定領域を再構築することが可能である。
【０２６５】
しかしながら、ダミーファイルが削除・名称変更されてから再記録されるまでの間は、特殊領域の空き領域が、特定ファイル以外の無関係なファイルも書き込める状態となっている。
従って、従来のファイルシステムは、特定領域を再構築後したとしても、その領域が特定ファイルのみを含むことを保証できない（無関係なファイルが含まれていても、判別できない）。
【０２６６】
また、本管理装置では、ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥに、ダミーデータの識別情報と、特定領域全体の識別情報とを記録している（ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥによって、ダミーデータの識別情報とともに、特定領域全体の識別情報を管理している）といえる。すなわち、図４（ｂ）の例では、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１１０に、ダミーデータ１１１と、特定領域１０３全体の識別情報とが格納されている。
【０２６７】
また、本発明は、ＡＶ用途、ＰＣ用途など様々な用途に用いられる記録媒体において、アプリケーションやファイルシステムの機能に応じて、情報を記録する領域を分割するとともに、各領域内の空き領域をダミーファイルで管理するファイル管理方法に関するともいえる。また、ＵＤＦファイルシステムにおいては、ディレクトリの管理情報には、ファイルの管理情報の位置を管理する記述子が含まれ、ファイルにおける実データと同様の管理方式が用いられているといえる。
【０２６８】
また、ＡＶ関連用途であっても、記録するデータはストリームデータだけでなく、静止画データや、それらを再生・表示するための管理ファイルなど、色々な種類のデータが存在するため、これらを記録する場合、記録するデータの種類に応じて領域を分けて管理したいという要求が発生する。また、この要求などを満たすための従来技術として、特許文献１の方法は、ある特定のファイルを集中的に配置する領域内の空き領域はダミーファイルの実データとして管理され、特定のファイル以外の書き込みを防ぐものであるといえる。また、特定ファイルを集中的な記録の対象となるファイルと考えてもよく、特定領域を特定ファイルを記録するためにダミーデータで保護する領域であるとしてもよい。また、ダミーデータは、名義的なものであり、空き領域を管理する際にデータを書き込むわけではないといえる。
【０２６９】
また、特許文献１の手法において、ダミーファイルは記録媒体上では一般のファイルと同じように管理されるので、ダミーファイルを識別できないＰＣ等からアクセスした場合、ダミーファイルは通常のファイルとして扱われる。よってユーザーによっては誤って削除したり、ファイル名を変更してしまう可能性がある。前者の場合、特定領域が実質的になくなるため、以後、特定ファイルのみを集中的に配置できなくなり、後者の場合は、ダミーファイルが異なる名前で存在し続けるため、特定領域による保護は継続するが、新規に特定ファイルを書き込むことができなくなってしまう。この場合の復旧手段としては、ダミーファイルを再度記録し、特定領域を再構築することが考えられる。
【０２７０】
しかし、ダミーファイルが削除されてしまった場合、ファイルシステムレベルでは、どのファイルがダミーファイルによって保護されていた特定ファイルかどうかを識別する情報がない。特定領域は複数定義することが可能であり、かつ、上述したように、特定ファイルを構成する管理情報および実データの配置の仕方も複数あるので、ディスク上の記録位置が近いというだけでは、同じ特定領域に管理されていたとは判断できない。また、特定領域の位置、サイズが規定されている場合は、その位置にダミーファイルを再構築することが可能であるが、ダミーファイルが削除されてから復旧するまでに、その領域には特定のファイル以外のファイルも書き込めてしまうため、復旧後の特定領域が、特定のファイルのみを含むことは保証できない。また、もし含まれていても、それを判別することができない。また、ダミーファイルのファイル名がユーザーによって変更された場合は、ファイル名を元に戻すことで復旧する必要があるが、どのファイルがダミーファイルであるかを判別する情報がないので、復旧できない。
【０２７１】
また、ＵＤＦは、記録媒体に用いる論理ファイルシステム（ＵＤＦファイルシステム）であるともいえる。また、ＵＤＦのパーティション領域内では、その先頭セクタからセクタ単位で論理ブロック番号ＬＢＮ（Ｌｏｇｉｃａｌ Ｂｌｏｃｋ Ｎｕｍｂｅｒ）が０から最終論理ブロック番号まで割り当てられているといえる。
【０２７２】
また、図２に示したディレクトリ構造およびデータ領域１１０８にはファイルの実データと、実データを管理するディレクトリ構造が記録されているともいえる。また、本管理装置では、特定領域内の空き領域をダミーファイルとして管理することによって、特定領域内には見かけ上、空き領域が存在しなくなっているといえる。また、本管理装置では、Ｉｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒには、本管理装置のファイル管理方法固有の識別情報を格納してもよい。本発明のファイル管理方法に則ったファイルのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドには、全て同じ情報を記録する。この情報は、本発明のファイル管理方法を用いない機器でファイルを記録する場合に格納されないため、記録した機器を区別可能になる。
【０２７３】
また、本発明では、あらかじめ各ファイルに配置情報、特定領域の識別情報、ダミーファイル識別情報を格納しておくことによって、各ファイルがどの特定領域に、どのような配置で管理されているかを、ファイルシステムレベルで把握することが可能であるといえる。これらの情報は特に、ダミーファイルが削除されてしまったり、ダミーファイルのファイル名が変更されてしまった場合などに、特定ファイルを識別するための情報として有効であり、ダミーファイルを再構築し、特定領域によるファイルの管理方法を復旧できる。
【０２７４】
また、図１１に示した処理において、再構築部２１は、探索すべきダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥを見つけたときに、そのＦｉｌｅ−ＦＥに関するファイルの名称を元に戻し、ファイルの移動を行ってから、ダミーファイルの整合性を確認するように設定されていてもよい。また、本管理装置では、特定領域内の空き領域管理を、ダミーファイルの名称を用いて行っているともいえる。
【０２７５】
また、図１２に示した処理におけるＳ９１１において、再構築部２１は、１つでも特定ファイルが検出されていた場合（位置情報を示すＡＤが１つ以上記憶された場合）、記憶したＡＤをアドレス順にソート処理するようにしてもよい。
【０２７６】
また、図１２の処理において、特定領域に含まれる領域を判別した後の、特定領域の再構築処理は、具体的には、特定領域に含まれる領域５２２・８２３に隣接してダミーファイルを作成し、特定領域内の空き領域として管理する処理であってもよい。このときに作成するダミーファイルのサイズは、特定領域のサイズがファイルシステムやアプリケーションで規定されている場合は、その情報を元に決定すればよい。
【０２７７】
またＵＤＦにおいては、ファイルを削除すると、ＦＩＬＥ−ＦＥの位置情報を管理するＦＩＤのＦｉｌｅ Ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓフィールドに格納するビット列の２ビット目（ｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔ）を立てる。この時、ＦＩＬＥ−ＦＥと実データが記録されていた領域には、まだデータが残っている場合がある。すなわち、ダミーファイルを復旧する際のファイル探索時に、ｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔが立っているファイルも探索を行うことで、復旧処理を簡易化できる可能性がある。具体的には、まずｄｅｌｅｔｅ ｂｉｔが立っているＦＩＤが管理していた領域にＦｉｌｅ Ｅｎｔｒｙが残っているかを確認する。Ｆｉｌｅ Ｅｎｔｒｙかどうかの判断は、領域の先頭にＤｅｓｃｒｉｐｔｏｒＴａｇフィールドがあり、その中のＴａｇＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒフィールドに、Ｆｉｌｅ Ｅｎｔｒｙであることを示す値が格納されている。もしＦＩＬＥ−ＦＥが記録されていた場合は、上記方法と同様、識別情報、配置情報を参照することによってダミーファイルであるかどうかが判断できる。また、ＦＩＬＥ−ＦＥが管理するダミーデータが利用可能か否かは、ＳＢＤを参照して空き領域となっていれば利用できる。
【０２７８】
また、図１０において、ファイルを探索することによって得られた特定領域８２２・８２３の記録位置によらず、復旧する機器が決定した位置に特定領域を構築してもよい。その場合、機器が決定した領域内に他のファイルが記録されていた場合は別の空き領域に移動し、領域８２２・８２３に含まれるファイルを機器が決定した領域内に移動して構築する。
【０２７９】
また、図１３を用いて説明した例では、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤを用いて、特定領域を正確に構築しなおすことが可能である。すなわち、特定領域内に配置されていたファイルを探索した際、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤを参照して得られる特定領域の位置情報をもとに、空き領域をダミーファイルで管理しなおす。もし特定領域に分断が無かった場合、その特定領域に属するファイルのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤには同じ値が入っている。また、分断のある特定領域の場合は、同じ特定領域の識別情報を持っていても、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤが複数パターン存在するので、それぞれを分断として管理するように、ダミーファイルを構築しなおす。ダミーファイルのＦｉｌｅ−ＦＥは、例えば、最も領域サイズの大きい分断や、最も領域開始アドレスが小さい分断に配置すればよい。また、図１３（ａ）に示したＦｉｌｅ−ＦＥ１００３の場合、まず、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１００３はダミーファイル用のＦＥではないので、ダミー情報は０であり、このファイルについては、実データ１００４、Ｆｉｌｅ−ＦＥ１００３の両方とも特定領域内で管理するパターンなので、ファイル配置情報には０が格納されている。また、図１３に関する構成では、特定領域が分断し、複数の連続領域に分かれている時は、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤに、それぞれの分断の位置情報を格納する。
【０２８０】
また、本管理装置では、各ＦＩＬＥ−ＦＥに格納した特定領域の識別情報と配置情報、特定領域の位置情報を用いて、もともと特定領域内に管理されていた特定ファイルを判別することが可能である。具体的には、ＦＩＬＥ−ＦＥに格納した識別情報の内、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤが、アクセスしようとした特定領域を表すファイルを探索し、そのＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ Ｔｙｐｅを参照することによって、特定領域内に配置されていた情報を特定することが可能である。この場合、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤを用いて、特定領域を正確に構築しなおすことが可能である。すなわち、特定領域内に配置されていたファイルを探索した際、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤを参照して得られる特定領域の位置情報をもとに、空き領域をダミーファイルで管理しなおす。もし特定領域に分断が無かった場合、その特定領域に属するファイルのＡｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤには同じ値が入っている。また、分断のある特定領域の場合は、同じ特定領域の識別情報を持っていても、Ａｌｌｏｃａｔｅｄ Ａｒｅａ ＡＤが複数パターン存在するので、それぞれを分断として管理するように、ダミーファイルを構築しなおす。ダミーファイルのＦＩＬＥ−ＦＥは、例えば、最も領域サイズの大きい分断や、最も領域開始アドレスが小さい分断に配置すればよい。
【０２８１】
また、本実施の形態では、本管理装置を、図３に示す構成としている。しかしながら、これに限らず、本管理装置の制御部１１を、ファイル・ディレクトリ処理部（ファイル・ディレクトリ管理部），ダミーファイル復旧部（ダミーファイル復旧処理部），空き領域管理部，特定領域管理部，ダミーファイル管理部，特定領域推定部，特定領域構築部から構成するようにしてもよい。
【０２８２】
この構成では、アプリケーション・インターフェース１２がアプリケーションからのファイル書き込み要求を、制御部１１に対して行う。制御部１１内では、まずファイル・ディレクトリに関する主な処理を行うファイル・ディレクトリ処理部がファイル書き込み要求を受け取る。
【０２８３】
このとき、書き込むファイルが特定ファイルである場合は、特定領域管理部４において、特定領域内の空き領域を探索する。ここで、書き込むファイルが特定ファイルではなかった場合は、通常の空き領域管理部を用いて空き領域探索をする。次に、特定領域管理部において、特定領域が識別できないエラーが生じると、ファイル・ディレクトリ管理部は、ダミーファイル復旧部に復旧指令を出す。ダミーファイル復旧部はまず、ダミーファイルの移動、名称変更を検出するためのダミーファイル検出部にて、検出を行う。もし、ここでダミーファイルが検出された場合は、ダミーファイル復旧部が名称変更または再移動を行って復旧する。次に、ダミーファイル検出部で検出されなかった場合、ダミーファイルは削除されたものとし、特定領域推定部において、特定領域に含まれていたファイルを探索し、その記録領域から特定領域を推定する。推定した特定領域は特定領域構築部において再構築される。
【０２８４】
また、本発明を、以下の第１〜７ファイル管理方法として表現することもできる。すなわち、第１ファイル管理方法は、記録媒体と該記録媒体へのデータの入出力を管理する記録制御手段とを備える記録装置において、記録媒体に少なくとも１以上の領域を確保し、各領域内の空き領域をそれぞれダミーファイルで管理するファイル管理方法を用いている場合に、あらかじめファイルやディレクトリ情報内に、その情報の配置情報を記録する方法である。
また、第２ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記配置情報は、そのファイルがダミーファイルであるか否かを表すダミーファイル識別情報である方法である。
【０２８５】
また、第３ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記配置情報は、そのファイルが属する領域の種類を表す種類情報である方法である。また、第４ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記配置情報は、そのファイルが属する領域が、同じ種類情報を持つ領域の中のどの領域であるかを表す識別情報である方法である。
【０２８６】
また、第５ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記配置情報は、そのファイルの特定領域への配置の仕方を表す配置パターン情報である方法である。また、第６ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記配置情報は、そのファイルが属する領域の位置情報である方法である。また、第７ファイル管理方法は、第１ファイル管理方法において、前記ファイルやディレクトリ情報とは、ＵＤＦファイルシステムにおけるＦｉｌｅ Ｅｎｔｒｙであり、前記配置情報はＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに記録する方法である。
【０２８７】
これら第１〜７ファイル管理方法によれば、ダミーファイルを用いて、特定の種類の情報のみを集中的に管理するための特定領域を確保するファイル管理方法において、ファイルの配置情報をあらかじめファイルやディレクトリ情報に格納しておくことで、各ファイルの特定領域への配置情報をファイルシステムレベルで取得できる。また、配置情報を、ダミーファイルか否かを表す、ダミーファイル識別情報とすることで、特定領域が一つしか定義されていない場合に、ファイルの中からダミーファイルを識別可能になる。
【０２８８】
また、配置情報に、特定領域の種類を表す種類情報を格納することによって、ファイルの内容などファイルシステムレベルでは判別できない情報に基づいて記録する特定領域を分けていた場合でも、特定領域に属するファイルを識別可能になる。また、配置情報に、同じ種類の特定領域を区別するための番号を格納することによって、同種の特定領域が複数定義されている場合でも、属する特定領域を識別可能になる。
【０２８９】
また、配置情報に、特定領域への配置パターンを示す情報を格納することによって、管理情報と実データを特定領域の内外に分ける場合などの配置パターンを識別可能になる。また、配置情報に特定領域の位置情報を格納することによって、特定領域の領域情報が分からなくなった場合でも、正確にもとの特定領域の領域情報を知ることができる。さらに、ＵＤＦにおいて配置情報を各Ｆｉｌｅ−ＥｎｔｒｙのＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに格納することによって、ＵＤＦファイルシステムにおける運用が可能になる。
【０２９０】
【発明の効果】
以上のように、本発明のファイル管理装置（本管理装置）は、媒体にファイルを記録する記録装置に備えられ、特定アプリケーションによって特定ファイルを記録するための特定領域を媒体に設けるとともに、特定領域の空き領域に、特定アプリケーションのみが空き領域と認識可能なように、ダミーファイルを配置しているファイル管理装置において、特定領域に記録されているファイルを他のファイルと識別するためのファイル識別情報を媒体内に記録する記録部と、ダミーファイルの所在が不明となっている場合に、ファイル識別情報に基づいて特定領域内のファイルを探索し、探索結果に基づいて、特定領域を再構築する再構築部とを備えている構成である。
【０２９１】
本管理方法では、特定領域の空き領域（特定ファイルの記録されていない領域）に、ダミーファイルが配置されるようになっている。このダミーファイルは、特定アプリケーションによって空き領域と認識される一方、他のアプリケーションによっては通常ファイルと認識されるものである。
従って、本管理装置を用いれば、特定領域の空き領域には、特定アプリケーションのみにファイル（特定ファイル）を記録させることが可能となる。
【０２９２】
また、特に、本管理装置は、記録部によって、特定領域に記録されているファイル（特定ファイルおよびダミーファイル）に関するファイル識別情報を、媒体内に記録するようになっている。
このファイル識別情報は、すなわち、『そのファイルが特定領域内のファイルであること』を示すための情報である。このファイル識別情報については、例えば、各ファイルの管理情報内に個別に記録しても、また、媒体内の他の領域にまとめて記録してもよい。
【０２９３】
なお、上記したように、ダミーファイルを用いる場合、ダミーファイルの名称が変更されたり、ダミーファイルが削除されたりした場合、ダミーファイルの所在が不明となり、特定領域に対する特定ファイルの記録を行えなくなる。
【０２９４】
そして、本管理装置は、ダミーファイルの所在が不明となった場合に、上記のファイル識別情報に基づいて特定領域内のファイル（特定ファイルあるいはダミーファイル）を探索する再構築部を備えている。
【０２９５】
そして、この再構築部は、ダミーファイルを見つけ、そして、その名称が変更されていると判断した場合、その名称を元に戻すことで、特定領域を再構築する。
なお、再構築部によるダミーファイルの名称が変更されているか否かの判断については、例えば、外部の部材（特定アプリケーション等）から取得したダミーファイルの名称と、見つけたダミーファイルの名称とが一致しているか否かに基づいて行われる。
また、再構築部は、特定ファイルを見つけた場合、その特定領域に隣接してダミーファイルを再配置することで、特定領域を再構築するようになっている。
【０２９６】
このように、本管理装置では、ダミーファイルの所在が不明となって特定領域を使用できなくなったときに、ファイル識別情報に基づいてダミーファイルあるいは特定ファイルを探索し、速やかに特定領域を再構築することが可能となっている。
また、本管理装置をファイル記録装置に備えれば、特定領域を容易に再構築可能な記録装置を実現できる。
【０２９７】
また、本管理装置のファイル識別情報については、例えば、各ファイルの管理情報内に個別に記録しても、また、媒体内の他の領域にまとめて記録してもよい。
また、特定ファイルではない通常ファイルに関しても、『そのファイルが特定領域内のファイルではないこと（通常ファイルであること）』を示すファイル識別情報を媒体に記録するようにしてもよい。
【０２９８】
また、記録部は、ファイル識別情報に、各ファイルがダミーファイルであるか否かを示すダミー情報を含めるようになっていてもよい。
この場合、再構築部は、ダミーファイルの名称が変更された場合に、ダミー情報に基づいて名称の変更されたダミーファイルを容易に探索でき、その名称を元に戻すことが可能となる。
【０２９９】
また、記録部は、このダミー情報に加えて、ダミーファイルのファイル識別情報に、属する特定領域を識別するためのファイル領域情報を含めるように設定されていてもよい。
ここで、ファイル領域情報とは、特定領域が媒体内に複数存在する場合に、各特定領域を識別するための情報である。
この場合、再構築部が、ダミー情報およびファイル領域情報に基づいて、名称の変更されたダミーファイルであって、所望の特定領域に属するダミーファイルを探索して、その名称を元に戻すこととなる。
【０３００】
この構成では、再構築部は、各特定領域に属するダミーファイルのいくつかが名称変更されている場合に、アプリケーションあるいはユーザーの所望する特定領域に属するものについて、選択的に、名称を元に戻せる。すなわち、所望の特定領域に属するダミーファイルだけを復旧させられるので、望まれていない（不要な）特定領域を再構築することを回避できるので、再構築処理にかかる時間を短縮できる。
【０３０１】
また、記録部は、ダミーファイルのファイル識別情報にファイル領域情報を含める場合、ダミー情報を含めなくともよい。また、この場合、記録部は、ダミーファイル以外のファイルにファイル領域情報を含めないことが好ましい。この構成では、再構築部は、ファイル領域情報を含むファイルをダミーファイルと認識することが可能となる。
【０３０２】
なお、上記のようなファイル領域情報としては、例えば、ダミーファイルのファイル名に応じたダミーファイル名情報を用いることが可能である。
このようなダミーファイル情報を用いると、再構築部は、ダミーファイルの正しい名称を知らなくても、ダミーファイルの現在の名称と、ダミーファイル名情報とが一致しているか否かに基づいて、名称変更されたダミーファイルを探索できる。
【０３０３】
また、本管理装置では、記録部は、ファイル識別情報に、各ファイルが特定ファイルであるか否かを識別するための特定ファイル情報を含めるようになっていてもよい。
この場合、再構築部は、ダミーファイルが削除された場合に、特定ファイル情報に基づいて媒体内から特定ファイルを探索することが容易となる。そして、再構築部は、探索した特定ファイルに隣接させてダミーファイルを容易に配置することが可能となる。
【０３０４】
また、記録部は、特定ファイル情報に、属する特定領域を識別するためのファイル領域情報を含めることが好ましい。
また、この場合、記録部は、ファイル領域情報に、属する特定領域の種類を示す領域種類情報を含めることが好ましい。
これにより、媒体内に複数種類の特定領域が存在する場合、再構築部は、各特定ファイルがどの種類の特定領域に属するものであるかを判断できる。
従って、再構築部は、再構築すべき特定領域の種類を指定された場合でも、その特定領域に属する特定ファイルを容易に探索でき、特定領域の再構築を実現できる。
【０３０５】
また、この場合、記録部は、ファイル領域情報に、領域種類情報に加えて、同種の特定領域を区別するための区別情報を含めていることが好ましい。
【０３０６】
ここで、区別情報とは、媒体内に同種の特定領域が複数ある場合、各特定領域を区別するための情報である。
この区別情報としては、例えば、同種の特定領域中で、何番目の特定領域であるかを示す情報（領域順位情報）を用いることが可能である。
これにより、再構築部は、再構築すべき特定領域を個別に指定された場合でも、その特定領域に属する特定ファイルを容易に探索でき、特定領域の再構築を実現できる。
【０３０７】
また、この場合、記録部は、ファイル領域情報に、属する特定領域に配置されていたダミーファイルの名称に応じたダミーファイル名情報を含めることが好ましい。
このようなダミーファイル情報を用いると、ダミーファイル名情報に応じたダミーファイルの有無を判断することによって、媒体内に削除されたダミーファイルのあることを検出できる。
【０３０８】
また、この場合、記録部は、ファイル領域情報に、各ファイルの名称に応じたファイル名情報を含めてもよい。
この構成では、特定ファイルのファイル名が変更されてしまった場合でも、再構築部が、ファイル名情報を用いて、特定領域のファイル名を元に戻すことが可能となる。
【０３０９】
また、本管理装置では、特定領域に、特定ファイルの実データおよび管理情報のいずれか一方あるいは双方を記録できるようになっていることが好ましい。
そして、この場合、記録部は、特定ファイルのファイル識別情報に、ファイル領域情報とともに、特定領域内でのファイルの配置状態を示すファイル配置情報を含めるようになっていることが好ましい。
【０３１０】
このファイル配置情報は、特定領域に特定ファイルのどの部分（実データあるいは管理情報）を記録しているか（配置状態；配置パターン）、を示す情報である。
これにより、再構築部は、特定領域内に配置すべき特定ファイルの部分までも認識できるので、特定領域をより正確に再構築できる。
【０３１１】
また、記録部は、特定ファイルのファイル識別情報に、ファイル領域情報とともに、各ファイルの属する特定領域の位置情報（サイズ情報を含む）を含めることが好ましい。
これにより、再構築部は、特定ファイルに隣接して配置するダミーファイルのサイズを、特定領域の位置情報に合わせて（特定ファイルとダミーファイルとの合計サイズが、もとの特定領域のサイズとなるように）決定できる。従って、特定領域をより正確に再構築できる。
【０３１２】
また、本管理装置は、ＵＤＦに基づいてファイルを管理するように設定されていてもよい。この場合、記録部は、ファイル識別情報を、各ファイルのＦｉｌｅ ＥｎｔｒｙにおけるＥｘｔｅｎｄｅｄ Ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓフィールドに記録することが好ましい。
【０３１３】
また、本管理装置がＵＤＦに基づいてファイルを管理するように設定されている場合、記録部は、ファイル識別情報を、各ファイルに関するＦＩＤのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドに記録するように設定されていてもよい。
ＦＩＤのＩｍｐｌｅｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｕｓｅフィールドにファイル識別情報を格納することで、特定ファイルやダミーファイルの探索時、再構築部は、各ファイルのファイル識別情報を調べる際、各ファイルのＦＥを辿る必要がなくなる（ディレクトリ用ＦＥに付随するＦＩＤだけを探索すればよい）ので、探索処理の高速化を図ることが可能となる。
【０３１４】
また、本発明のファイル管理方法（本管理方法）は、媒体にファイルを記録する記録装置に使用され、特定アプリケーションによって特定ファイルを記録するための特定領域を媒体に設けるとともに、特定領域の空き領域に、特定アプリケーションのみが空き領域と認識可能なように、ダミーファイルを配置しているファイル管理方法において、特定領域に記録されているファイルを他のファイルと識別するためのファイル識別情報を媒体内に記録する記録工程と、ダミーファイルの所在が不明となっている場合に、ファイル識別情報に基づいて特定領域内のファイルを探索し、探索結果に基づいて、特定領域を再構築する再構築工程とを含んでいる方法である。
【０３１５】
本管理方法は、上記した本管理装置において使用されている方法である。従って、本管理方法をファイル記録装置に用いれば、ダミーファイルの所在が不明となって特定領域を使用できなくなったときに、ダミーファイルあるいは特定ファイルを探索して速やかに特定領域を再構築することが可能である。
【０３１６】
また、本発明のファイル管理プログラムは、媒体にファイルを記録する記録装置に備えられたコンピューターを、本管理装置の記録部および再構築部として機能させるためのプログラムである。
【０３１７】
また、本発明のファイル管理プログラムを、媒体にファイルを記録する記録装置に備えられたコンピューターに、本管理方法の記録工程および再構築工程を実施させるためのプログラム、と表現することもできる。
【０３１８】
一般的なファイル記録装置のコンピューター（あるいはファイル記録装置に接続されたコンピューター）にこれらのプログラムを読み込ませることで、本管理装置における記録部および再構築部（あるいは本管理方法における記録工程および再構築工程）の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
また、これらのプログラムをコンピューターが読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態にかかるファイル管理装置の再構築部による、特定領域の再構築処理の流れを示すフローチャートである。
【図２】ＵＤＦにおけるパーティション領域の構造の例を示す説明図である。
【図３】上記ファイル管理装置の構成を示すブロック図である。
【図４】図３に示したファイル管理装置の記録部における、ダミーファイルによる特定領域の確保例を表す説明図である。
【図５】図３に示したファイル管理装置に関し、ファイルを特定領域内外に配置するパターンを示す説明図である。
【図６】図３に示したファイル管理装置において用いられる、ファイル領域情報における領域種類情報の例を示す説明図である。
【図７】図３に示したファイル管理装置において用いられるファイルにおける、Ｆｉｌｅ−ＦＥの構成を示す説明図である。
【図８】図３に示したファイル管理装置の記録部による、ディスクにファイルを記録する際におけるファイル識別情報の記録処理を示すフローチャートである。
【図９】ダミーファイルのファイル名の変更に関する記録領域の状態例を示す説明図である。
【図１０】ダミーファイルの削除に関する記録領域の状態例を示す説明図である。
【図１１】図３に示したファイル管理装置の再構築部による、名称変更されたダミーファイルの探索処理の流れを示すフローチャートである。
【図１２】図３に示したファイル管理装置の再構築部による、特定ファイル探索処理の流れを示すフローチャートである。
【図１３】特定ファイルにおけるＦｉｌｅ−ＦＥに、特定領域の位置情報を格納した場合の説明図である。
【図１４】従来のファイルの記録状態を示す説明図である。
【図１５】従来の他のファイルの記録状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１１ 制御部
１２ アプリケーション・インターフェース
１３ デバイス・ドライバ
１４ バッファメモリ
２１ 再構築部
２２ 記録部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a file management device provided in a recording device that records a file on a medium, and which secures (manages) a specific area using a dummy file.
[0002]
[Prior art]
In a readable and writable RAM (Random Access Memory) medium such as a hard disk or a magneto-optical disk, information can be recorded in an arbitrary recording area, but unnecessary information is deleted from the recording area to record the information in a new area. It can be reused for
[0003]
In order to improve the convenience of information access (recording / reading of information) in such a RAM medium, a file system is generally used.
The file system is for constructing a directory hierarchy on a medium and managing recorded information as a file.
[0004]
Examples of such a file system include, for example, a widely-used FAT (File Allocation Table) system and a UDF (Universal Storage Technology) UDF (Universal Storage Technology) UDF (Universal Storage Association) introduced in a DVD (Digital Versatile Disc). Format) (see Non-Patent Document 1 for UDF).
[0005]
In the file system as described above, a file recorded on a medium is divided into actual data and management information.
Here, the management information includes identification information for specifying the actual data, position information where the actual data is recorded (address information on the medium), and the like.
[0006]
It should be noted that the directory of the medium can be said to be data to be recorded on the recording medium, like the file. Therefore, in the file system, directories are handled separately from actual data (directory data) and their management information, similarly to files.
For example, in the UDF file system, the directory management information includes a descriptor for managing the recording position of directory data, and uses the same management method as that for files.
[0007]
Here, a conventional method of managing files and directories by a file system will be described.
In general, a file recorded on a medium via a file system is recorded in a free space on the medium right-justified. FIGS. 14A and 14B are image diagrams (explanatory diagrams) showing the recording state of a file.
[0008]
In the example shown in FIG. 14A, the area AA01 is a used area, and the area AA02 is a free area. In this case, when a new file is written, the file management information AA03 and the actual data AA04 are recorded at the head of the empty area AA02.
[0009]
In the example shown in FIG. 14B, the areas AA05 and AA06 are used areas, and the areas AA07 and AA08 are empty areas.
The free area AA07 sandwiched between the used areas is generated when a file once recorded is deleted.
[0010]
In this example, when a new file is recorded, management information AA09 and a part AA10 of the actual data are recorded in the empty area AA07. Then, the remaining actual data AA11 is recorded behind the recorded area AA06.
[0011]
However, the justified recording method as described above is not always appropriate depending on the use of the medium. For example, when recording stream data for AV (Audio-Visual) use, the left-justification method is not suitable.
[0012]
That is, when such stream data is seamlessly reproduced by AV equipment, a certain amount of data is accumulated in the buffer memory, and then the data is output from the buffer memory to the screen.
This is because, on a front-justified recording medium, stream data cannot be consolidated and recorded in a continuous area, and is recorded in a plurality of areas. Therefore, time for seeking between areas is absorbed by the buffer memory. It is necessary.
[0013]
However, if seek processing occurs frequently, the amount of data stored in the buffer memory will be depleted and seamless reproduction may not be continued. Therefore, it is preferable that the recording of the stream data is performed on the continuous area so that the seek processing can be avoided.
[0014]
Further, in the justified method, a problem of a seek process occurs when any type of data is recorded, not limited to stream data.
That is, the file and directory management information includes content information such as the size of actual data (including directory data) and file names. Therefore, for example, when creating a list of files in a certain directory, it is necessary to access a lot of management information.
[0015]
In such a case, if the management information and the actual data coexist on the medium, the time required for the seek process becomes longer.
Unlike stream data, access to management information does not require seamlessness. However, if it takes time to use management information such as directory and file list creation, operability will be degraded. For this reason, it can be said that it is desirable to record the same type of management information intensively in a continuous area.
[0016]
Further, even for AV-related applications, data to be recorded includes not only stream data but also various types of data such as still image data and management data for reproducing and displaying them. Therefore, in order to increase the efficiency of the seek process, it is preferable to divide the area according to the type of data to be recorded.
[0017]
Therefore, Patent Document 1 “File Management Method” describes a technique of providing an area (specific area) for recording a specific file (specific file) to be centrally recorded.
[0018]
According to this technique, a dummy file (composed of real data (dummy data) and management information) is recorded in a free area of a specific area, and writing to other than the specific file is prevented. That is, in this technique, the setting is made so that the specific area is protected by the dummy file.
The dummy file is a nominal file for protecting a specific area. Therefore, the dummy data that is the actual data is not actually written in the specific area.
[0019]
FIGS. 15A and 15B are image diagrams showing the technique of Patent Document 1. FIG. First, in FIG. 15A, the specific area is BB01, and a dummy file (dummy data BB03 and its management information BB02) is arranged in a free area in the specific area.
With this management method, apparently there is no free area in the specific area BB01, and writing by a specific application (application for recording / reading a specific file) can be prevented.
[0020]
Note that the file name of the dummy file (data name of the dummy data) is defined as a name that can be recognized as a dummy file by an application or a file system (file system driver) that uses the specific area.
[0021]
Further, as shown in this figure, for the specific file, both the management information BB04 and the actual data BB05 may be arranged (managed) in the specific area BB01. Alternatively, only one of them may be arranged in the specific area BB01, such as a file composed of the management information BB06 and the actual data BB07.
[0022]
When a new specific file is to be recorded from the state of FIG. 15A, first, the specific file is recorded in the portion of the dummy data BB03 in the specific area BB01. After that, the management information BB02 of the dummy file is updated according to the remaining portion of the free area.
[0023]
FIG. 15B shows an image after the specific file is recorded.
The newly recorded specific file includes the management information BB15 and the actual data BB16 (only the management information BB15 is arranged in the specific area BB08).
Further, the dummy data BB10 is smaller than the dummy data BB03 of FIG.
[0024]
When the specific file is deleted, the management information BB02 of the dummy file is updated so that the area where the specific file is recorded is re-managed as a dummy file. Also, the expansion or reduction of the specific area can be performed by updating the management information BB02 of the dummy file so that the dummy data is expanded or reduced.
[0025]
[Patent Document 1]
JP 2001-243096 A; Published date: September 7, 2001
[0026]
[Non-patent document 1]
"Universal Disk Format Specification, Version 2.01"; Optical Storage Technology Association, March 14, 2000.
[0027]
[Problems to be solved by the invention]
However, the dummy file described above is managed on a recording medium in the same manner as a general file.
According to the technique disclosed in Patent Document 1, a PC (or application) that cannot identify a dummy file recognizes the dummy file as a normal file. Therefore, depending on the user, there is a possibility that the dummy file is erroneously deleted or the file name of the dummy file is changed.
[0028]
When the dummy file has been deleted, the specific area is substantially gone. Therefore, thereafter, it becomes impossible to concentrate only the specific file.
If the file name of the dummy file has been changed, the dummy file continues to exist on the medium with a different name. For this reason, although writing of an unrelated file to the specific area can be prevented, the specific file cannot be written.
[0029]
Therefore, in such a case, it is necessary to reconstruct the specific area (record the dummy file in a free area of the specific area).
[0030]
However, the conventional file system describes the position information of the specific area only in the management information of the dummy file.
For this reason, when the dummy file is deleted or renamed, the file system loses the position of the specific area, and there is a problem that the specific area cannot be reconstructed.
[0031]
If the name of the dummy file is changed, the specific area can be reconstructed if the file name can be restored. However, the file system cannot determine which file is a dummy file. Therefore, reconstruction cannot be realized by such a method.
[0032]
The present invention has been made to solve the above-mentioned conventional problems. An object of the present invention is to provide a file management apparatus that can quickly reconstruct a specific area even when a dummy file is deleted or renamed and the specific area substantially disappears.
[0033]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a file management device (the management device) of the present invention is provided in a recording device that records a file on a medium, and a specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium. In addition, in a file management apparatus in which a dummy file is arranged so that only a specific application can recognize a free area in a free area of a specific area, a file recorded in the specific area is distinguished from other files. A recording unit for recording the file identification information in the medium, and searching for a file in the specific area based on the file identification information when the location of the dummy file is unknown, and based on the search result, the specific area. And a reconstructing unit for reconstructing.
[0034]
The management device is provided in a device (file recording device; optical disk device, etc.) for recording a file on a RAM medium, such as a DVD or an MO (Magnetic-optical Disk).
Here, the file includes data such as an image and document data (actual data) and its management information (information indicating a recording position of the actual data).
[0035]
Further, the management device is provided with a specific area for a specific application in a medium.
Here, the specific area is an area for recording a specific file (specific file) to be intensively recorded in a continuous area in the medium. The specific application is application software that uses a specific area (records a specific file in a specific area).
[0036]
In addition, a dummy file is arranged in a free area of the specific area (an area where no specific file is recorded). This dummy file is recognized as a free area by a specific application, and is recognized as a regular file by another application.
Therefore, with the use of the management device, it is possible to cause only a specific application to record a file (specific file) in a free area of a specific area.
[0037]
Further, in particular, the management device is configured such that the recording unit records, in the medium, file identification information relating to files (specific files and dummy files) recorded in the specific area.
This file identification information is information for indicating that the file is a file in a specific area.
[0038]
Here, as described above, when a dummy file is used, if the name of the dummy file is changed or the dummy file is deleted, the location of the dummy file becomes unknown, and the specific file cannot be recorded in the specific area. .
[0039]
The management apparatus includes a reconstructing unit that searches for a file (specific file or dummy file) in a specific area based on the file identification information when the location of the dummy file is unknown.
[0040]
Then, the reconstructing unit finds the dummy file, and, when determining that the name has been changed, restores the name to the original to reconstruct the specific area.
Note that whether the name of the dummy file has been changed by the restructuring unit is determined, for example, by comparing the name of the dummy file acquired from an external member (specific application or the like) with the name of the found dummy file. This is done based on whether you have
When the reconstructing unit finds a specific file, the reconstructing unit reconstructs the specific area by relocating the dummy file adjacent to the specific area.
[0041]
Thus, when the location of the dummy file is unknown and the specific area cannot be used, the management apparatus searches for the dummy file or the specific file based on the file identification information and quickly reconstructs the specific area. It is possible to do.
In addition, if the present management device is provided in a file recording device, a recording device that can easily reconstruct a specific area can be realized.
[0042]
Further, the file identification information of the management apparatus may be individually recorded in the management information of each file, or may be collectively recorded in another area in the medium.
Also, for a normal file that is not a specific file, file identification information indicating that the file is not a file in the specific area (being a normal file) may be recorded on the medium.
[0043]
The recording unit may include, in the file identification information, dummy information indicating whether each file is a dummy file.
In this case, when the name of the dummy file is changed, the restructuring unit can easily search for the dummy file whose name has been changed based on the dummy information, and can restore the original name.
[0044]
Further, the recording unit may be set so as to include file area information for identifying a specific area to which the dummy file belongs in addition to the dummy information.
Here, the file area information is information for identifying each specific area when a plurality of specific areas exist in the medium.
In this case, the reconstructing unit searches for a dummy file having a changed name based on the dummy information and the file area information and belonging to a desired specific area, and restores the name to the original. Become.
[0045]
With this configuration, when some of the dummy files belonging to each specific area have been renamed, the restructuring unit can selectively restore the name of the file belonging to the specific area desired by the application or the user. . That is, since only the dummy file belonging to the desired specific area can be restored, it is possible to avoid rebuilding an undesired (unnecessary) specific area, thereby reducing the time required for the rebuilding process.
[0046]
Further, when including the file area information in the file identification information of the dummy file, the recording unit may not include the dummy information. In this case, it is preferable that the recording unit does not include the file area information in a file other than the dummy file. With this configuration, the restructuring unit can recognize a file including the file area information as a dummy file.
[0047]
As the file area information as described above, for example, dummy file name information corresponding to the file name of the dummy file can be used.
By using such dummy file information, the restructuring unit can determine whether the current name of the dummy file matches the dummy file name information without knowing the correct name of the dummy file. Search for renamed dummy files.
[0048]
In the management device, the recording unit may include, in the file identification information, specific file information for identifying whether each file is a specific file.
In this case, when the dummy file is deleted, the reconstructing unit can easily search for the specific file from the medium based on the specific file information. Then, the restructuring unit can easily arrange the dummy file adjacent to the searched specific file.
[0049]
Further, it is preferable that the recording unit include, in the specific file information, file area information for identifying a specific area to which the recording unit belongs.
Further, in this case, it is preferable that the recording unit include, in the file area information, area type information indicating the type of the specific area to which the recording unit belongs.
Thus, when there are a plurality of types of specific areas in the medium, the restructuring unit can determine which type of specific area each specific file belongs to.
Therefore, even when the type of the specific area to be reconstructed is specified, the restructuring unit can easily search for the specific file belonging to the specific area, and can realize the reconstruction of the specific area.
[0050]
Further, in this case, it is preferable that the recording unit include, in addition to the area type information, the file area information including discrimination information for discriminating the same type of specific area.
[0051]
Here, the distinguishing information is information for distinguishing each specific area when there are a plurality of specific areas of the same type in the medium.
As the distinction information, for example, information indicating the order of the specific area in the same type of specific area (area order information) can be used.
Thus, even when a specific area to be reconstructed is individually specified, the restructuring unit can easily search for a specific file belonging to the specific area, and can reconstruct the specific area.
[0052]
Further, in this case, it is preferable that the recording unit include, in the file area information of the specific file, dummy file name information corresponding to the name of the dummy file arranged in the specific area to which the recording unit belongs.
By using such dummy file information, it is possible to detect the presence of a deleted dummy file in the medium by determining the presence or absence of a dummy file according to the dummy file name information.
[0053]
In this case, the recording unit may include file name information corresponding to the name of each file in the file area information.
With this configuration, even when the file name of the specific file has been changed, the restructuring unit can restore the file name of the specific area using the file name information.
[0054]
Further, in the present management apparatus, it is preferable that one or both of the actual data and the management information of the specific file can be recorded in the specific area.
In this case, it is preferable that the recording unit include, in the file identification information of the specific file, file arrangement information indicating the arrangement state of the file in the specific area together with the file area information.
[0055]
This file layout information is information indicating which part (actual data or management information) of the specific file is recorded in the specific area (layout state; layout pattern).
Accordingly, the reconstructing unit can recognize even the part of the specific file to be arranged in the specific area, so that the specific area can be reconstructed more accurately.
[0056]
Further, it is preferable that the recording unit include, in the file identification information of the specific file, position information (including size information) of the specific area to which each file belongs together with the file area information.
Thereby, the restructuring unit adjusts the size of the dummy file arranged adjacent to the specific file to the position information of the specific area (the total size of the specific file and the dummy file is equal to the size of the original specific area. Can be determined). Therefore, the specific area can be reconstructed more accurately.
[0057]
Further, the management device may be set to manage the file based on the UDF. In this case, the recording unit preferably records the file identification information in the Extended Attributes field in the File Entry of each file.
[0058]
Further, when the management apparatus is set to manage files based on UDF, the recording unit may be set to record the file identification information in the FID Implementation Use field of each file. .
By storing the file identification information in the Implementation Use field of the FID, the reconstructing unit does not need to follow the FE of each file when searching for the file identification information of each file when searching for a specific file or a dummy file (directory It is only necessary to search for the FID associated with the service FE), so that the search process can be sped up.
[0059]
Further, the file management method (the management method) of the present invention is used in a recording device that records a file on a medium, and a specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium. In a file management method in which a dummy file is arranged so that only a specific application can recognize a free area, file identification information for identifying a file recorded in a specific area from another file is stored in a medium. And a reconstruction step of searching for a file in a specific area based on file identification information when the location of the dummy file is unknown, and reconstructing the specific area based on the search result. And a method that includes
[0060]
This management method is a method used in the above-described management device. Therefore, if this management method is used for a file recording device, when the location of the dummy file becomes unknown and the specific area cannot be used, the dummy file or the specific file is searched and the specific area is quickly reconstructed. Is possible.
[0061]
Further, the file management program of the present invention is a program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to function as a recording unit and a restructuring unit of the management device.
[0062]
Further, the file management program of the present invention can also be expressed as a program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to execute a recording step and a reconstruction step of the present management method.
[0063]
By reading these programs into a computer of a general file recording device (or a computer connected to the file recording device), a recording unit and a reconstruction unit in the management device (or a recording process and reconstruction in the management method) The processing of step (d) can be realized by the computer.
In addition, by storing these programs on a computer-readable recording medium, the programs can be easily stored and distributed.
[0064]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described.
The file management device according to the present embodiment (this management device; file system) is applied to an optical disk device such as a DVD recorder.
The management device manages files on an optical disk (recording medium) based on UDF (UDF standard), which is a file format for optical disks.
[0065]
First, UDF will be briefly described. The UDF is described in detail in Non-Patent Document 1.
In UDF, a disk (recording medium) is treated as a logical volume. For this reason, in the UDF, a disk is divided into units called sectors, and logical sector numbers LSN (Logical Sector Number) from 0 to the last logical sector number are assigned to the sectors.
In the volume space, there are an area for recording management information of the volume structure and a partition area for recording files and directories.
[0066]
Hereinafter, the partition area will be described.
In the partition area, a logical block number LBN (Logical Block Number; 0 to the last logical block number) is assigned to each sector.
The position information of the partition area is recorded in a descriptor in the management information area of the volume structure.
[0067]
Each piece of information in the area is stored in a structure called a descriptor for each application. All descriptors have an identifier field called Descriptor Tag at the beginning of the structure. Thus, the type of the descriptor can be determined.
Table 1 shows the structure standard of the Descriptor Tag.
[0068]
[Table 1]

[0069]
FIG. 2A shows an example of a structure in the partition area 1101.
As shown in the figure, the partition area 1101 is provided with an FSD sequence 1102, a TD 1106, a directory structure and a data area 1108.
[0070]
The FSD sequence 1102 is a recording portion of an FSD (File Set Descriptor) 1103, 1104, 1105.
The FSD manages the directory structure and position information (recording start address and size) of a root directory that is a base point of the data area 1108. As shown in this figure, a plurality of FSDs can be recorded in the partition area 1101.
Table 2 shows the structural standard of the FSD.
[0071]
[Table 2]

[0072]
In the File Set Descriptor Number field shown in Table 2, a different number is stored for each FSD, and the FSD having the largest number is valid.
In the Root Directory ICB field, position information of the root directory is recorded.
The Interchange field stores a compatibility level that defines the compatibility of the partition area, and the Character Set List field records the character string type used in the partition.
[0073]
Further, the next FSD sequence can be recorded in the Next Extent field. The reading of the FSD sequence ends when a TD is read, when an unrecorded area is read, or when the entire FSD sequence area is read.
A TD (Terminating Descriptor) 1106 of the partition area indicates the end of the FSD sequence.
[0074]
Table 3 shows TD structural standards. A logical block number LBN is recorded in the Location field of the Descriptor Tag.
[0075]
[Table 3]

[0076]
An SBD (Space Bitmap Descriptor) 1107 is an area for managing a free area of each logical block in the partition area 1101. The SBD position information is recorded in a descriptor in the management information area of the volume structure.
Table 4 shows SBD structural standards. In the SBD, information on the empty area of each logical block is managed on a bit basis and stored in a Bitmap field.
[0077]
[Table 4]

[0078]
The directory structure and data area 1108 of the partition area 1101 are areas for recording actual data and management information of files and a directory structure for managing files.
[0079]
Next, the directory structure and the actual data area 1108 will be described.
FIG. 2B is an explanatory diagram showing an example of the structure below the root directory.
The FE shown in this figure mainly manages positional information of accompanying data, and includes a root directory FE (Root Dir-FE) 1109, a directory FE (Dir-FE) 1109 and 1112, and There are FEs (File-FE) 1114 and 1116 for files.
[0080]
File-FE (management information) manages position information of a recording area in actual data of a file.
For example, the File-FE 14 manages the position information of the recording area of the actual data 1115. Here, the File-FE and the actual data do not necessarily need to be recorded adjacent to each other.
[0081]
A root directory FE (Root Dir-FE) 1109 is management information of a root directory that is a base point of the directory structure. And it has a function of managing the position information of FIDs (File Identifier Descriptors) 1110, 1111 and 1113.
[0082]
The FID manages identification information of elements (files and directories) included in the directory and position information of the above-mentioned File-FE.
The FID is stored in the recording area managed by the Dir-FE in order from the top, and one FID corresponds to one element in the directory.
By sequentially following the FE and the FID, it is possible to grasp all the elements under the root directory.
Table 5 shows FE structural standards.
[0083]
[Table 5]

[0084]
In the Information Length field shown in Table 5, the file size of the file managed by the FE is recorded.
In the Allocation Descriptors field, the position information of the recording area of the actual data in the case of File-FE and the position information of the recording area of the FID in the case of Dir-FE are stored.
When the recording area of the actual data or the FID is divided and recorded in a plurality of areas, this field stores the same number of pieces of recording area position information as the number of divisions.
Table 6 shows the FID structural standards.
[0085]
[Table 6]

[0086]
In the ICB field shown in Table 6, the position information of the recording area in the FE of the corresponding element is recorded.
In the File Identifier field, a file name or a directory name is recorded. Among the FIDs managed by the Dir-FE, the first FID is the FID storing the position information of the recording area in the Dir-FE of the parent directory.
[0087]
Most of the position information managed in the above descriptors is represented by a descriptor AD (Allocation Descriptor) or a description format equivalent thereto. The following two types of descriptors AD are mainly used.
[0088]
Table 7 shows the structure standard of the Short Allocation Descriptor.
[0089]
[Table 7]

[0090]
In the Extent Position field shown in Table 7, the position information of the recording area to be stored is recorded by the logical block number LBN in the partition. In the Extent Length field, the length is recorded in byte units.
[0091]
Table 8 shows the structural specification of the Long Allocation Descriptor.
[0092]
[Table 8]

[0093]
In the Extent Location field shown in Table 8, the start position of the position information is recorded by the partition number in the volume and the logical block number LBN in the partition. In the Extent Length field, the length is recorded in byte units.
[0094]
Next, the configuration of the management device will be described.
The management apparatus is set to provide an area (specific area) for recording a specific file (specific file) to be centrally recorded, such as stream data for AV use, on a disc.
[0095]
In the management apparatus, a dummy file (composed of dummy data (actual data) and File-FE (management information)) is recorded in a free area of the specific area, and writing other than the specific file is prevented (dummy). A specific area is protected by a file).
[0096]
The dummy file is a nominal file for protecting a specific area. Therefore, the dummy data that is the actual data is not actually written in the specific area.
[0097]
In the following, a file that is not a specific file is called a normal file, and an area that is not a specific area is called a normal area.
Also, application software that uses a specific area (a special file) on the disk (application software that records and reads a specific file) is referred to as a specific application.
[0098]
FIG. 3 is a block diagram illustrating the configuration of the management device.
As shown in the figure, the management device includes a control unit 11, an application interface 12, a device driver 13, and a buffer memory 14.
[0099]
The application interface 12 transmits and receives signals (information) to and from various application software (applications) possessed by the optical disc device (or the device equipped with the optical disc device) provided with the management device. belongs to.
[0100]
The device driver 13 transmits and receives signals (information) to and from other devices (such as an optical pickup device and a device for rotating a disk) in the optical disk device provided with the management apparatus. .
The buffer memory 14 is a buffer memory used by the control unit 11.
[0101]
The control unit 11 is a central part of the management device that controls all operations of the management device. Then, as shown in FIG. 3, the control unit 11 has a configuration including a reconstructing unit 21 and a recording unit 22.
[0102]
The recording unit 22 of the control unit 11 controls the other members 12 to 14 to perform the file management based on the UDF as described above and the process of securing a specific area (recording process) as described later. is there.
The reconstruction unit 21 also has a function of controlling the other members 12 to 14 to execute a reconstruction process (described later) of the specific area.
[0103]
Here, a process of securing a specific area by a dummy file in the recording unit 22 of the control unit 11 in the present management device will be described.
FIGS. 4A and 4B are explanatory diagrams showing an example.
[0104]
FIG. 4A shows a directory structure and an area configuration in the data area 101. In the figure, specific areas 103 and 104 are areas where a free area is secured (managed) by a dummy file so that only a specific file can be recorded.
On the other hand, the normal areas 102 and 105 are areas that are not protected (managed) by the dummy file (areas other than the specific area).
[0105]
FIG. 4B shows an area configuration of the specific area 103.
As shown in this figure, two files, that is, a file composed of File-FE 106 and actual data 107 and a file composed of File-FE 108 and actual data 109 are recorded in the specific area 103.
Further, the recording unit 22 records a dummy file including dummy data 111 and a File-FE (dummy file File-FE) 110 for managing the dummy data 111 as real data in a free area of the specific area 103. It has become.
[0106]
The FID for managing the location information (address and size) of these files and the location information of File-FE are attached to Dir-FE of the directory containing the file.
The recording unit 22 of the present management device is set so that these FID and Dir-FE are not recorded in the specific area 103, but are recorded in, for example, the normal areas 102 and 105. Therefore, these FID and Dir-FE are not shown in FIG.
[0107]
As described above, in the present management device, the recording unit 22 arranges the dummy file in the free area in the specific area, so that no apparent area is provided in the specific area.
As for the free area in the specific area secured by the dummy file, only the specific application can record the file (specific file).
[0108]
Also, with respect to the SBD for managing the free area in the partition area in the management information of the UDF, the recording area of the dummy file is treated as being used.
[0109]
Further, in the operation process, for example, the leading specific file may be deleted, and the recording area of the actual data 107 and the File-FE 106 may become an empty area. In such a case, in the present management apparatus, as shown in FIG. 4C, the recording unit 22 arranges the dummy data 112 in this area (manages this area as the dummy data 112). Then, the recording unit 22 updates the dummy-file File-FE 110 according to the arrangement of the dummy data 112.
[0110]
Further, the recording unit 22 stores the original dummy data 111 and the position information (AD indicating the position information) of the dummy data 112 generated by deleting the file in the updated file-FE 110 for the dummy file. .
[0111]
The specific area 103a shown in FIG. 4A is a part (enclave) of the specific area 103.
That is, when the specific file cannot be completely recorded in the specific area 103 (when the amount of the specific file increases), in the present management device, the recording unit 22 records the dummy file in a free area outside the specific area 103, A specific area 103a, which is an extended area of the specific area 103, is created.
Such a state in which one type of specific region is composed of a plurality of continuous regions is hereinafter referred to as division of the specific region.
[0112]
As described above, in the present management device, the recording unit 22 creates a dummy file so as to always secure a free area in the specific area.
Therefore, there is no apparent free area in the specific area, and data writing by an application other than the specific application using this area can be prevented.
As a result, in the management apparatus, it is possible to collectively record a specific file in a specific area.
[0113]
In particular, the management apparatus can reconstruct a specific area even when a dummy file is deleted or moved, a file name of the dummy file is changed, and the location of the specific area becomes unknown. ing.
[0114]
Hereinafter, the reconstruction of the specific area in the management device will be described.
In the present management device, when recording a file, the recording unit 22 stores information for identifying each file (File identification information; Allocation Information) so that the specific area can be reconstructed in the above case. ) Is recorded.
Then, when the location of the specific area becomes unknown, the restructuring unit 21 reconstructs the specific area based on the file identification information.
[0115]
First, recording of the file identification information by the recording unit 22 will be described.
The recording unit 22 uses file allocation information (Allocation Type), file area information (Allocated Area Type, Allocated Area Number), and dummy information (Dummy File) as file identification information.
Then, the recording unit 22 is set so as to store the information as an extended attribute in the Extended Attributes field of File-FE in each file.
[0116]
Here, the dummy information (Dummy File) is information indicating whether a file is a dummy file for managing a free area in a specific area or a file other than the dummy file.
[0117]
The file arrangement information (Allocation Type) is information indicating how files (specific files and normal files) are arranged inside and outside the specific area.
[0118]
As described above, in the UDF, a file is divided into actual data and File-FE that manages position information thereof. Further, the respective recording positions in the disc are arbitrary (they need not be adjacent to each other).
Therefore, four patterns as shown in FIG. 5 are conceivable as patterns for arranging files inside and outside the specific area.
[0119]
That is,
Pattern 0: Both actual data and File-FE are arranged in a specific area
Pattern 1: Only File-FE is arranged in a specific area
Pattern 2; both are not arranged in a specific area
Pattern 3: Only actual data is included in the specific area
It is.
Here, the pattern 2 is file arrangement information assigned to a normal file not managed in the specific area.
[0120]
The file area information is information for identifying an area where a file is recorded (managed).
In the present management device, the recording unit 22 records area type information (Allocated Area Type) and area order information (Allocated Area Number) as file area information.
[0121]
Here, the area type information (Allocated Area Type) is information based on a related application, the contents of a file recorded in the area, and the like, and is information indicating the type of a specific area.
In addition, the area order information (Allocated Area Number) is information indicating the number of a specific area in the type when the area is a specific area and there are a plurality of specific areas of the same type in the medium. is there.
[0122]
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of the area type information in the file area information.
In the example of this figure, types A to C are defined, and type information 0 to 3 is associated with each of them.
Examples of the type of the specific area include a directory management information area, a content management information area, and an application management information area.
[0123]
The directory management information area is an area for centrally managing only the Dir-FE and its accompanying data in order to speed up directory / file list creation under the root directory.
[0124]
The content management information area is an area for centrally managing files for content management in order to quickly display information of recorded content on a GUI (Graphic User Interface) at the time of startup.
Further, the application management information area is an area for centrally managing various setting files and the like necessary for starting the application.
[0125]
Here, an example of the recording state of the file identification information as described above will be described.
FIGS. 7A to 7E are explanatory diagrams showing the configuration of File-FE in a file.
In the example of this figure, it is assumed that the types of the two specific areas 401 and 402 are different from each other.
[0126]
Hereinafter, a method of storing the file identification information will be described using a file (File-FE 103, actual data 404) managed in the specific area 401 of type A as an example.
[0127]
Note that a field for storing the file identification information is an Extended Attributes field in the File-FE 403 as shown in FIG. 7A.
The UDF framework for storing the file identification information is extended attribute information called “Implementation Use Extended Attribute” as shown in FIG. 7B.
[0128]
FIG. 7B is an explanatory diagram showing the structural standard of the Implementation Use Extended Attribute.
As shown in this figure, the size of this attribute information as a whole is stored in the AttributeLength field of the Implementation Use Extended Attribute.
Further, the size of an Implementation Use field described later is stored in the Implementation Use Length field.
[0129]
Further, the identification information unique to the management apparatus (apparatus identification information; information indicating that the information is recorded by the management apparatus) is stored in the Implementation Identifier of the Implementation Use Extended Attribute.
[0130]
Here, in the present management device, the recording unit 22 is set so as to record the same information (identifier unique to the management device) in the Implementation Identifier field for all the files.
This information is not recorded when a file is recorded by a device other than the management device. Therefore, the device that has recorded the file can be distinguished from this information.
[0131]
In addition, as shown in FIGS. 7C and 7D, Allocation Information, that is, file identification information, is stored in the Implementation Use field of the Implementation Use Extended Attribute.
[0132]
FIG. 7E shows the internal structure of the Allocation Information field.
The Allocation Information is 16-bit information, and the first 1 bit represents dummy information (Dummy File field).
The next 4 bits represent type information (Allocated Area Type) of the specific area.
The next four bits indicate a specific area number (Allocated Area Number) for distinguishing a plurality of specific areas of the same type from each other.
The next two bits represent file allocation information (Allocation Type).
The remaining 5 bits are reserved (secured) for future expansion.
[0133]
In the case of a normal file (one that is not a specific file), the allocated area number (area type information) and the allocation type (area order information), which are file area information, become invalid.
[0134]
As will be described later, all of these pieces of information are not necessarily required depending on the application. For example, when the management apparatus is configured (use) only to identify whether or not it is a dummy file and is configured (operated) so as to provide only one specific area on a recording medium, the file identification is performed. The information may include only dummy information (Dummy File).
[0135]
Here, an example of recording (storage) processing of file identification information when recording the File-FE 403 shown in FIG. 7 will be described.
First, since the File-FE 403 is not an FE for a dummy file, the recording unit 22 stores 0 in the Dummy File field (1 is stored if the FE is a dummy file).
[0136]
Next, since the specific area to which the File-FE 403 belongs is of type A, the recording unit 22 sets the Allocated Area Type field to 1 according to FIG.
The Allocated Area Type may be given from an application that uses a specific area, or may be set by the recording unit 22 (on the file system side) of the management apparatus.
[0137]
For example, in the case of a specific area that manages information of a type that cannot be determined at the file system level, such as the above-described content management information area and application management information area, an allocated area type is provided from the application.
In the case of a specific area that manages information of a type that can be identified at the file system level, such as directory management information, the recording unit 22 may determine and set the Allocated Area Type.
[0138]
Next, the recording unit 22 sets the initial value of the allocated area number to 0 because there is no other specific area of the same type.
When a specific area of the same type (having the same Allocated Area Type) is newly recorded (defined) during operation, the recording unit 22 increases the Allocated Area Number field (corresponding to the area order information) by one.
[0139]
Next, since both the actual data 404 and the File-FE 403 are patterns managed in the specific area, the recording unit 22 stores 0 in the Allocation Type according to FIG.
[0140]
The recording unit 22 is set to store these Allocation Information (file identification information) in the File-FE when a specific file is recorded (created).
Further, the updating of the Allocation Information by the recording unit 22 is not necessary unless the specific area or the like to be managed is changed.
[0141]
FIG. 8 is a flowchart showing a flow of a process of recording the file identification information by the recording unit 22 of the management device when recording a file on the disc.
[0142]
In this process, first, the application issues a file write request (S1) to the recording unit 22.
Then, the recording unit 22 receives the file identification information stored in the File-FE from the application (S2; the recording unit 22 acquires the file identification information).
[0143]
Regarding the delivery of the file identification information, for example, in the case of application management information or content management information, the application side delivers the stored file identification information to the recording unit 22.
In the case of information that can be identified at the file system level such as directory management information, the recording unit 22 (on the file system side) itself can determine the file identification information.
[0144]
Next, the recording unit 22 creates File-FE and FID, which are file management information (S3).
Next, the recording unit 22 creates an Implementation Use Extended Attribute structure that stores the file identification information (S4). At this time, an identifier unique to the management apparatus is stored in the Implementation Identifier field.
[0145]
Thereafter, the recording unit 22 stores the file identification information (Allocation Information) acquired in S2 in the Implementation Use field of the Implementation Use Extended Attribute (S5).
Next, the recording unit 22 stores the Implementation Use Extended Attribute structure in the Extended Attributes field of File-FE (S6), and ends the recording process.
[0146]
Next, a description will be given of restructuring of the specific area using the file identification information by the restructuring unit 21 of the management device.
Note that, when reconstructing the specific area of the management apparatus, the specific application that has determined that the empty area (dummy file) in the specific area cannot be recognized (cannot access the dummy file) is re-established by the reconfiguration unit 21 of the management apparatus. Initiated by communicating a build request.
[0147]
The causes for determining that the specific area is not on the disk are mainly the change of the file name of the dummy file and the deletion of the dummy file.
That is, the specific application records the specific file in a dummy file which is a free area in the specific area. For this reason, if the dummy file is indistinguishable or missing, the specific file cannot be recorded.
[0148]
First, a case where the file name of the dummy file has been changed (name change) will be described.
The specific application distinguishes a dummy file from a normal file by using a dummy file name. For this reason, when the name of the dummy file is changed, the specific application cannot access the dummy file and cannot acquire information (position and size information) on the free area in the specific area.
The renamed dummy file is regarded as a normal file by all applications.
[0149]
At this time, a new dummy file may be created to restore a specific area.
However, in this case, the original dummy file remains in the specific area as a normal file. Therefore, the recording area is continuously used in vain, and efficient operation using the specific area cannot be continued.
[0150]
FIG. 9A shows a state (example) of the recording area before the file name of the dummy file is changed.
The File-FEs 602 and 604 and the File-FE 605 for dummy files recorded (managed) in the specific area 601 store file identification information (Allocation Information). Here, when the dummy file name in the specific area 601 is changed, the dummy file including the dummy file File-FE 605 and the dummy file 606 is not recognized as a dummy file.
Then, as shown in FIG. 9B, it is recognized as a normal file including the File-FE 605 and the actual data 606, and the area 601 is not substantially a specific area.
[0151]
Next, a description will be given of a process of reconstructing a specific area by the restructuring unit 21 when a user mistakenly deletes a dummy file from a PC or the like that cannot identify a dummy file.
[0152]
Also in this case, as in the case of the above-described file name change, the specific application cannot access the dummy file, and as a result, the operation using the specific area (recording of the specific file) cannot be continued.
[0153]
FIG. 10A shows a state (example) of the recording area before the dummy file is deleted. In the example of this figure, the specific area is divided into the specific areas 801 and 802 and managed.
File-FEs 803, 805, 809 and File-FE 806 for dummy files managed in the specific areas 801 and 802 respectively store file identification information (dummy information, file arrangement information and file area information).
[0154]
Here, if the dummy files (File-FE 806 for dummy file, dummy data 807 and 810) for managing the empty areas in the specific areas 801 and 802 have been deleted, the subsequent areas are as shown in FIG. As shown, all the applications (including the specific application) are recognized as the normal free areas 817 and 820. That is, the areas 801 and 802 are not substantially specific areas.
[0155]
The processing of the rebuilding unit 21 when a specific application issues a rebuilding request to the rebuilding unit 21 of the management device due to a change in the file name of the dummy file or deletion of the dummy file will be described.
[0156]
FIG. 1 is a flowchart showing the flow of this processing.
As shown in this figure, in this processing, first, the restructuring unit 21 receives a request for restructuring a specific area by a specific application.
Then, the reconstructing unit 21 acquires file area information (Allocated Area Type and Allocated Area Number) relating to the specific area and the name of the dummy file from the specific application (S11).
[0157]
Next, the restructuring unit 21 searches for a dummy file whose name has been changed (S12). This search will be described later.
If the dummy file whose name has been changed can be searched (S13), the restructuring unit 21 determines that the cause of the inability to access the dummy file is a change in the name of the dummy file.
Thereafter, the restructuring unit 21 performs a restructuring process at the time of a name change described later (S17), and ends the process.
[0158]
On the other hand, when the dummy file whose name has been changed cannot be searched, the restructuring unit 21 determines that the cause of the inability to access the dummy file is deletion of the dummy file.
Then, the restructuring unit 21 performs a specific file search (S15) described later and a restructuring process at the time of deletion (S16), and ends the process.
[0159]
Next, a search process for a dummy file whose name has been changed, which is shown as S12 in FIG. 1, will be described.
FIG. 11 is a flowchart showing the flow of this processing.
This process is a process in which the restructuring unit 21 searches the disk for a dummy file (actually, a dummy file File-FE) having the file area information acquired in S11.
[0160]
It should be noted that when such a dummy file is present on the disk when a rebuilding request is issued (when the dummy file cannot be accessed), it can be said that the name of the dummy file has always been changed.
That is, if there is a dummy file that has not been renamed and has the file area information acquired in S11, the specific application can access the dummy file, and no rebuilding request is made.
[0161]
In this process, it is assumed that the restructuring unit 21 starts searching from a file under the root directory.
Specifically, among the FIDs attached to the root directory FE (Root Dir-FE), the restructuring unit 21 sets the file to be searched from the file referred to by the first FID (S703).
[0162]
First, the restructuring unit 21 refers to the dummy information (dummy file) in the file identification information (Allocated Information) stored in the File-FE of the search target file (S704).
[0163]
At this time, if the value of the dummy file is 0, the restructuring unit 21 determines that the search target file is not a dummy file, and proceeds to the next search target (S706). Here, the next search target is a file referenced by the next FID in the directory being searched.
[0164]
If the next FID refers to the FE (dir-FE) of the directory, the restructuring unit 21 sets the search target to the file referenced by the first FID in the directory (S707).
[0165]
If there is no next FID in S706, the restructuring unit 21 searches the parent directory where the searched directory is stored for a file referred to by the next FID.
[0166]
Then, by performing this series of processing, the restructuring unit 21 can search for all files under the root directory.
If all files have been searched and no dummy file is found, this process ends (S708; the process proceeds to S14 via S13 in FIG. 1).
[0167]
On the other hand, when the value of the dummy information (dummy file) is 1 in S704, the restructuring unit 21 determines that the file related to the File-FE is a dummy file.
Then, file area information (area type information (Allocation Area Type) and area order information (Allocation Area Number)) recorded in the File-FE is referred to (S705).
[0168]
When the reference result matches the file area information (the file area information of the dummy file to be searched) acquired in S11 (FIG. 1), the restructuring unit 21 determines that the renamed dummy file has been detected. Then, the process ends (S709; the process proceeds to S17 in FIG. 1).
[0169]
Next, the rebuilding process at the time of name change shown as S17 in FIG. 1 will be described.
In this process, the restructuring unit 21 first restores the name of the dummy file relating to the detected File-FE. In addition, the restructuring unit 21 has acquired the original name of the dummy file from the specific application in S11 of FIG.
After that, the restructuring unit 21 checks the consistency of the dummy file.
This is because, after the dummy file is renamed, for example, the file size or attributes may have been changed by the user or an unrelated application, and the original operation may not be possible.
[0170]
Therefore, the restructuring unit 21 checks whether or not the dummy file whose name has been restored has the size and attribute specified by the management device (file system) or the specific application. Then, if any changes have been made, correct them.
For example, if the size of the dummy data has been reduced, the file-FE for the dummy file is updated (returned) so as to increase the size (area) of the dummy data.
This makes it possible to restore the dummy file and reconstruct the specific area.
[0171]
As described above, in the management apparatus, when the name of the dummy file is changed, the reconstructing unit 21 finds the dummy file whose name has been changed, and restores the name to restore the specific area. It is possible.
That is, in this case, the restructuring unit 21 recognizes the dummy file whose name has been changed using the file identification information stored in the file-FE 605 of the dummy file.
[0172]
More specifically, the restructuring unit 21 determines that the Dummy File is 1 (indicating a dummy file) and that the Allocated Area Type and the Allocated Area Number represent a dummy file of a desired (accessed) specific area. By searching for a suitable File-FE, a desired dummy file whose name has been changed is detected.
Then, the restructuring unit 21 corrects the file name of the file (File-FE and actual data) corresponding to the File-FE to the original name specified by the specific application or the management device (logical file system). . Thereby, the recording area (specific area) can be corrected to the state shown in FIG.
[0173]
In the present management device, moving the dummy file means that the dummy file is moved to another directory. The fact that the dummy file is moved to another directory means that the FID managing the recording position of the dummy file is changed to a file attached to another directory FE. Also in this case, the specific area can be reconstructed (dummy file is restored) by performing the same processing as the name change.
[0174]
In this case, after reconstructing the dummy file as shown in FIG. 11, the reconstructing unit 21 deletes the existing FID (FID attached to another directory) and manages the recording position of the dummy file. Is created so as to accompany the original directory FE. As a result, the dummy file can be moved to the original directory.
Here, the original directory is, for example, a directory specified by the application or the management device.
[0175]
Next, the specific file search process shown as S15 in FIG. 1 will be described. FIG. 12 is a flowchart showing the flow of this processing.
Also in this process, it is assumed that the restructuring unit 21 starts searching from a file under the root directory.
Specifically, the restructuring unit 21 sets the search target from the file referred to by the first FID among the FIDs attached to the root directory FE (Root Dir-FE) (S903).
[0176]
First, the reconstructing unit 21 refers to the file area information (Allocated Area Type and Allocated Area Number) among the file identification information stored in the File-FE of the search target file. If this value is the same as the value obtained in S11, the file is one of the specific files being searched.
[0177]
In this case, the restructuring unit 21 refers to the file allocation information (Allocation Type) of the File-FE, and if the value is not 2 (the File-FE and the actual data are outside the specific area), the restructuring unit 21 responds to the value. The AD indicating the position information (address and size) of the File-FE and / or the actual data included in the specific area is stored (S908).
For example, when the Allocation Type is 1, only the FE is included in the specific area, so the restructuring unit 21 stores an AD indicating the position information of the FE itself. This storage is performed using, for example, the buffer memory 14.
[0178]
After storing the AD indicating the position information, the restructuring unit 21 proceeds to the next search target (S906). Here, the next search target is a file referenced by the next FID in the directory being searched.
[0179]
If the file area information of the search target file does not match in S904, or if the file arrangement information is 2 in S905, the restructuring unit 21 proceeds to S906 / S907 and changes the search target.
[0180]
If the next FID refers to the FE (dir-FE) of the directory, the restructuring unit 21 sets the search target to the file referenced by the first FID in the directory (S907).
[0181]
If there is no next FID in S906, the restructuring unit 21 searches the parent directory where the searched directory is stored for a file referred to by the next FID.
[0182]
By performing this series of processing, the restructuring unit 21 can search for all files under the root directory.
Then, when the next search target file runs out, the restructuring unit 21 ends the processing (S906).
[0183]
Next, the reconstruction process at the time of deletion, which is shown as S16 in FIG. 6, will be described.
In this process, the restructuring unit 21 sorts the searched specific files in order of address using the stored AD.
[0184]
By performing this processing, the restructuring unit 21 can estimate the arrangement state of the specific file group originally included in the specific area.
Specifically, the restructuring unit 21 regards a plurality of specific files whose addresses are adjacent after the sorting process as being continuously included in one specific area (specific area that is not divided). .
[0185]
Even if they are not adjacent to each other, if the area between them is a free area and the length (size) of the area is equal to or smaller than a predetermined value, these specific files are divided into one specific area (divided area). Is not included in the specified area).
Here, the predetermined value is a value specified by the management device (reconstructing unit 21) or a specific application.
[0186]
Then, based on the arrangement state of the specific files as described above, the restructuring unit 21 determines a temporary specific area including only the specific files. The provisional specific area is, for example, the areas 822 and 823 shown in FIG.
[0187]
Thereafter, the restructuring unit 21 creates a dummy file adjacent to the temporary specific area, and ends the restructuring of the specific area.
The size of the dummy file created at this time is determined based on the information (size of the specific area) when the size of the specific area is defined by the file system or the application.
[0188]
As described above, in the management apparatus, when the dummy file is deleted, the reconstructing unit 21 finds (searches for) the specific file in the specific area, and changes the position and size of the original specific area according to the arrangement state. By estimating, it is possible to reconstruct a specific area.
[0189]
That is, in such a case, in the present management device, the restructuring unit 21 uses the file area information and the file allocation information (Allocation Type) stored in each File-FE to specify the identification information originally managed in the specific area. Determine the file.
Then, based on the determined specific file, the specific area is presumedly reconstructed.
[0190]
Specifically, the restructuring unit 21 searches for a file having a desired Allocated Area Type (Allocated Area Type (area type information) corresponding to the specific area to be accessed), and refers to the Allocation Type. Identify the specific file located in the specific area.
[0191]
That is, in the example shown in FIG. 10C, the reconstructing unit 21 converts the File-FEs 803, 805, 809 and the actual data 804 into a desired specific area based on the area type information of the File-FEs 803, 805, 809. It is determined that it was managed within.
[0192]
Here, between the File-FE 805 and the File-FE 809, actual data 808 that does not belong to a specific area is recorded.
Therefore, as shown in FIG. 10C, it can be understood that the original specific region includes the divided regions 822 and 823. Therefore, the reconstructing unit 21 presumably reconstructs the specific area so as to include the areas 822 and 823.
[0193]
After the creation of the dummy file, the restructuring unit 21 preferably checks whether a file other than the specific file has been written in the specific area.
This confirmation can be performed by the reconstructing unit 21 detecting whether or not an area other than the recording area of the specific file is a free area by referring to, for example, the SBD.
[0194]
Then, when determining that a file other than the specific file is recorded in the specific area, the restructuring unit 21 constructs the specific area excluding the area or moves the file to another recording area. Is preferred.
[0195]
Further, as shown in FIG. 10A, when the specific area is divided, the restructuring unit 21 attaches a dummy file to each of the divided areas (temporary specific areas), The file-FE for the dummy file that manages them is recorded.
Regarding the File-FE of the dummy file, it is preferable that the restructuring unit 21 be arranged in, for example, a divided area having the largest area size or a divided area having the smallest area start address.
[0196]
Further, the reconstructing unit 21 may reconstruct the divided specific area as one continuous specific area.
For such reconstruction, a method of moving all the specific areas after securing a sufficient free area, or a method of moving other files between the divided specific areas to another free area Is possible.
[0197]
Further, the restructuring unit 21 may reconstruct the specific area at a position newly set by the restructuring unit 21 instead of the original position.
[0198]
In this case, the restructuring unit 21 moves another file recorded in the area where a new specific area is to be constructed to another free area. Further, the restructuring unit 21 also moves the specific file included in the original specific area into the newly constructed specific area.
[0199]
As described above, in the present management apparatus, at the time of recording a file, file identification information (file arrangement information, file area information, dummy information) is stored in the File-FE of each file.
[0200]
Thus, the management apparatus can grasp “the file is managed in which specific area and in what arrangement” based on the file identification information.
This allows the management apparatus to identify a specific file or a renamed dummy file on the medium, particularly when the dummy file is deleted or the file name of the dummy file is changed. ing.
Therefore, even in such a case, the management device can reconstruct the dummy file (specific area) and restore the file management based on the specific area.
[0201]
In the present embodiment, when the recording unit 22 of the management apparatus newly records (defines) a specific area of the same type (having the same Allocated Area Type) during operation, the Allocated Area Number field (area) (Corresponding to ranking information) is increased by one. However, the recording unit 22 is not limited to this, and the area order information may be changed at an arbitrary numerical interval instead of one by one (further, a larger numerical value is set first, and the same type of specific area is recorded. Each time, the numerical value may be reduced.)
[0202]
Further, in the present embodiment, the management apparatus is provided with file identification information (Allocation) so that it can cope with both the case where the name of the dummy file is changed and the case where the dummy file is deleted (so that the specific area can be reconstructed). Information), file arrangement information, file area information, and dummy information are stored.
However, it is not necessary that the file identification information always consist of all three pieces of information.
[0203]
For example, when the management apparatus is configured (operated) to reconstruct a specific area only when the name of a dummy file is changed, the file identification information (Allocation Information) includes the file area information and the dummy information. What is necessary is just to include.
Further, when the management apparatus is configured (operated) so as to provide only one specific area on a recording medium, it is only necessary to store only dummy information as File identification information in the File-FE.
[0204]
As described above, as the file identification information, only the information corresponding to the configuration (operation form) of the present management device needs to be stored, and it is not always necessary to include all the information described above.
[0205]
In the present embodiment, the file area information for identifying the specific area is configured by area type information (Allocation Area Type) and area order information (Allocation Area Number).
However, the file area information is not limited to these, and may be any information that can identify a specific area.
[0206]
For example, as file area information, dummy file name information of a dummy file (including the dummy file name itself and information for identifying the dummy file name) may be used. This dummy file name information can identify a specific area to which the dummy file belongs.
[0207]
An advantage of using such dummy file name information as file area information is that, for example, even if a rebuild request is not made from an application, a dummy file whose name has been changed can be identified only by the management apparatus (dummy file name). The difference between the information and the file name of the FID can be determined).
The management device can also determine that there is a deleted dummy file (there is no dummy file corresponding to the dummy file name information indicated by the file area information of the specific file).
[0208]
Further, when recording / reproducing a medium using a plurality of the management devices, the numerical intervals of the area order information may differ between the devices. In such a case, it is conceivable that the region order information cannot be appropriately processed between different devices. Therefore, by using the dummy file name information unique to the dummy file as the file area information, the file area information can be shared between different devices.
[0209]
Further, for example, when the management apparatus is configured (operated) so as to reconstruct a specific area only when a dummy file is renamed, the file identification information (Allocation Information) may be the file area information. Only the dummy file name information and the dummy information need only be stored in the File-FE. Also in this case, the dummy file whose name has been changed can be identified only by the management device.
[0210]
Further, when the management apparatus is configured (operated) such that the dummy file identification information is stored only in the file-FE of the dummy file and the file identification information is not stored in the File-FE of the file other than the dummy file, It is only necessary to store dummy file name information as information.
This is because the dummy file name information is also information for identifying the dummy file, so that the dummy information becomes unnecessary.
[0211]
In the case of a configuration (operation) in which an application identifies a specific area to which each file belongs using a file name (for example, file names such as “A001” and “A002” are assigned to all files included in the specific area A). The management device is configured (operated) to store file name information (including the file name itself and information for identifying the file name) as the file area information of each file. Is also good.
With this configuration, not only the dummy file but also the file name of the file included in the specific area can be changed to the original file name using the file name information.
[0212]
As described above, storing the dummy file name information and the file name information in the File-FE is equivalent to backing up the file name (the normal file name recorded in the FID is rewritten). However, if it is included in the file identification information, it will not be rewritten).
[0213]
Further, in the present embodiment, in the process shown in FIG. 11, when the restructuring unit 21 searches for a file whose name has been changed, the value of the dummy information (dummy file) is 1, and S11 (FIG. 1) If it matches the file area information (file area information of the dummy file to be searched) obtained in step (1), it is determined that the dummy file whose name has been changed can be detected.
However, the present invention is not limited thereto, and when the file area information of the dummy file includes the dummy file name information, the restructuring unit 21 determines that the dummy information is 1 and the dummy file name information is the dummy file name acquired in S11. It may be set so that when the name matches the name, it is determined that the dummy file whose name has been changed has been detected.
[0214]
Further, in the present management device, the recording unit 22 may store information (specific file information) only indicating that the file is a specific file, as file area information of the specific file. Then, the restructuring unit 21 may be set to search for a specific file based on the specific file information. This is particularly effective when there is only one specific area in the medium.
[0215]
In the present embodiment, the file identification information is stored in the Extended Attributes field of the FE. However, the present invention is not limited to this, and the recording unit 22 may store the file identification information in, for example, the Implementation Use field of the FID for each file. Alternatively, the file identification information may be stored only in the Implementation Use field of the FID for each file.
[0216]
By storing the file identification information in the Implementation Use field of the FID, when searching for a specific file or a dummy file, the reconstructing unit 21 does not need to follow the FE of each file when checking the file identification information of each file ( Only the FID attached to the directory FE needs to be searched), so that the search process can be speeded up.
[0219]
In this embodiment, the specific area is reconstructed using the file identification information (Allocation Information) recorded in the File-FE of each file.
However, not limited to this, the recording unit 22 stores the position information of the specific area to which the file belongs in the File-FE of the specific file, and the restructuring unit 21 uses the position information and the file identification information to store the specific area. You may make it rebuild.
[0218]
FIGS. 13A to 13C are explanatory diagrams when the location information of the specific area is stored in the File-FE 1003 in the specific file.
As shown in these drawings, the recording unit 22 stores the position information of the specific area in the Extended Attributes field in the File-FE 1003 in the form of Implementation Use Extended Attribute.
[0219]
FIG. 13B shows the internal structure of the Implementation Use field of the Implementation Use Extended Attribute. As shown in this figure, an Implementation Information field includes an Allocation Information field and an Allocated Area AD field.
[0220]
In the Allocated Area AD, position information of a specific area to which the file belongs is stored in a Short Allocation Descriptor format (Null is stored in the case of a normal file).
Further, the Allocated Area AD is stored in the File-FE of the specific file by the recording unit 22 when the file is created, similarly to the Allocation Information.
[0221]
Further, when the specific area is divided into a plurality of continuous areas, different position information is provided. Therefore, in the Allocated Area AD of the specific file, the position information of the area to which the specific file belongs (divided specific area) is stored.
[0222]
Here, the reconstruction of the specific area using the position information of the specific area will be described.
The processing when the file name of the dummy file is changed (name change) is the same as the processing when the position information of the specific area is not used.
Therefore, hereinafter, a description will be given of a process of reconstructing a specific area by the reconstructing unit 21 when a dummy file has been deleted.
[0223]
In such a case, the reconstructing unit 21 first searches (determines) the file identification information stored in each File-FE and the specific file originally managed in the specific area, as in the processing shown in FIG. I do.
Then, the reconstructing unit 21 uses the positional information (Allocated Area AD) of the specific area to accurately reconstruct the specific area instead of estimating it.
[0224]
That is, the reconstructing unit 21 searches the specific file to reconstruct the temporary specific area, and then uses the position information (Allocated Area AD) of the specific area to add the original specific area to the temporary specific area. (A dummy file is arranged in a free area of an area corresponding to the position information of the specific area).
[0225]
As described above, in the configuration using the position information of the specific area, the specific area can be reconstructed more accurately (that is, the specific area having the original size can be reconstructed at the original position). Normally, the specific area is set to an optimal size for processing by the specific application. Therefore, by reconstructing the specific area with the original size, it is possible to prevent the processing of the specific application from being adversely affected.
[0226]
If there is no division in the specific area, the same value is entered in the Allocated Area AD of the specific file belonging to the specific area.
On the other hand, when there is a division in the specific area, even if the specific file has the same file area information, there are a plurality of Allocated Area ADs stored in each of the specific areas. There are also a plurality of provisional specific areas.
[0227]
Therefore, in this case, the reconstructing unit 21 attaches a dummy file to each of the plurality of provisional specific regions so as to reproduce the divided specific regions based on the respective allocated area ADs. . That is, the restructuring unit 21 provides (rebuilds) a dummy file in a plurality of free areas based on the plurality of allocated area ADs.
[0228]
Also in this case, the File-FE of the dummy file may be arranged in, for example, a divided area having the largest area size or a divided area having the smallest area start address.
[0229]
Further, even when the specific area is reconstructed using the position information of the specific area, as described above, it is possible to confirm whether a file other than the specific file is written in the reconstructed specific area. preferable. For such confirmation, the above-described SBD can be used.
Further, when a file other than the specific file uses the specific area, the restructuring unit 21 preferably constructs the specific area excluding the specific area or moves the recording area of the file.
[0230]
Further, even when the specific area is reconstructed using the position information of the specific area, the divided specific area may be reconstructed as one continuous specific area. In this case, as described above, after securing a sufficient free area, a method of moving all the specific areas or a method of moving another file between the divisions of the specific area to another free area is adopted. It is possible.
[0231]
Further, in the present management device based on UDF, when deleting a file, the recording unit 22 deletes the second bit (delete bit) of the bit string stored in the File Characteristics field of the FID that manages the location information of File-FE. Stand up.
At this time, data may still remain in the area where the deleted File-FE and the actual data are recorded.
[0232]
That is, when a dummy file is deleted, before searching for a specific file, it may be determined whether or not a file with a delete bit is a dummy file.
When a dummy file is found by this, the specific area can be reconstructed by the same processing as when the dummy file name is changed. Therefore, there is a possibility that the reconstruction of the specific area can be simplified.
[0233]
Specifically, first, the restructuring unit 21 checks whether File-FE remains in the area managed by the FID where the delete bit is set. The determination of File-FE is made based on whether or not a DescriptorTag field is located at the beginning of the area, and a value indicating File-FE is stored in the TagIdentifier field therein.
[0234]
When the File-FE remains, the reconstructing unit 21 refers to the dummy information and the file area information, and the file to which the File-FE belongs is the dummy file, similarly to the processing illustrated in FIG. It is possible to determine whether or not.
In addition, as to whether or not the dummy data managed by the File-FE is available, the restructuring unit 21 refers to the SBD and determines that the dummy data can be used if it is a free area.
[0235]
Further, in the present embodiment, the processing of the rebuilding unit 21 when the dummy file name is changed and when the dummy file is deleted has been described. , It is possible to reconstruct a specific area.
[0236]
In this case, after searching for a dummy file as shown in FIG. 11, the restructuring unit 21 moves the file to the original directory again. At this time, the original directory is, for example, a directory defined by an application or a file system.
[0237]
In the present embodiment, the present management device is used for a DVD recorder. However, the present invention is not limited to this, and any type of optical disk device that controls an optical disk using a file system can be used.
[0238]
In this embodiment, the management device manages files on an optical disk (recording medium) based on UDF.
However, the management device may be set to manage the optical disk based on a general-purpose logical file system other than UDF.
[0239]
Further, in the present embodiment, in the processing shown in FIG. 12, the reconstructing unit 21 confirms that the file area information matches the value acquired in S11 (after S904), and then in S905 It is configured to confirm that the arrangement information is not 2.
However, the reconstructing unit 21 skips the step of S905, and if the file area information matches the value acquired in S11, the search file is always a specific file (the file arrangement information is not 2). , And the process may proceed to step S908. This makes it possible to simplify (speed up) the reconstruction process.
[0240]
Further, in the present embodiment, when a rebuild request is transmitted from the specific application to the rebuild unit 21, the rebuild unit 21 performs the process shown in FIG. However, the present invention is not limited to this, and the reconstructing unit 21 may perform the processing shown in FIG. 1 at any timing. For example, the restructuring unit 21 may perform this processing when the management device or the device holding the management device is started, or when the optical disc is set in the device. The reconstructing unit 21 may be set to perform the processing in FIG. 1 periodically or irregularly during idling of the management apparatus (or an apparatus including the management apparatus). . Such a process is particularly effective when the file area information of the specific file or the dummy file includes the file name information or the dummy file name information.
[0241]
In the present management device, the recording unit 22 can also create a specific area for directory management information.
Such a specific area for directory management information is not an area where recording is performed by an application, but an area where the recording unit 22 of the management apparatus records directory information when a directory is created.
That is, such a specific area is not directly accessed by the specific application but by the recording unit 22 of the management apparatus (that is, by the file system).
[0242]
Therefore, when the dummy file in such a specific area is deleted or the name of the dummy file is changed, the recording unit 22 cannot access the dummy file. Then, in this case, the restructuring unit 21 starts the process illustrated in FIG. 1 without waiting for a restructuring request from the specific application.
[0243]
Further, in this embodiment, as shown in FIG. 1, when the location of the dummy file is unknown, the restructuring unit 21 first searches for the renamed dummy file, and Is found on a medium, a specific file is searched, and a dummy file is created adjacent to the specific file. However, without being limited to this, when the location of the dummy file becomes unknown, the restructuring unit 21 searches for the specific file without searching for the renamed dummy file and places the dummy file adjacent thereto. You may make it create.
In the process shown in FIG. 1, after searching for a dummy file whose name has been changed, if no such dummy file exists on the medium, the process is terminated without executing a search for a specific area. You may.
[0244]
In the present embodiment, the recording unit 22 records the file identification information in the File-FE of each file. However, the present invention is not limited to this, and the recording unit 22 may record the file identification information in the directory structure of the disc (or in the directory information).
[0245]
In the present embodiment, the recording unit 22 creates file identification information for all files recorded on the disc and records the file identification information in the File-FE. However, the present invention is not limited to this, and the recording unit 22 may create file identification information and record it in File-FE (or another part) with respect to only a specific file.
[0246]
When the management apparatus is configured (operated) to reconstruct a specific area only when the name of the dummy file is changed, the file identification information may be recorded only in the File-FE of the dummy file. Just fine.
[0247]
In the present embodiment, the medium for managing files in the management device is an optical disk. However, the present invention is not limited to this, and any medium that can use a file system such as UDF can be managed.
[0248]
In the present embodiment, the recording unit 22 performs file management based on UDF and secures a specific area. However, the present invention is not limited to this, and another member (file management unit) for performing file management based on UDF is separately provided in the control unit 11, and the recording unit 22 may be configured to perform only a specific area securing process. Good.
Further, in the present management device, the processing of the restructuring unit 21 and the recording unit 22 described in the present embodiment may be executed by one control unit (file system).
[0249]
In the present embodiment, the recording unit 22 records the file identification information on the File-FE when each file is recorded on a disk (medium). However, the recording of the file identification information by the recording unit 22 may be performed at any other timing (for example, a predetermined time after the file is recorded).
[0250]
Further, in the present embodiment, in the dummy file search processing shown in FIG. 11, the restructuring unit 21 changes the name of the file having the file area information transmitted from the specific application whose dummy information is 1 Is recognized as a dummy file. However, file area information is not essential for this process. For example, the reconstructing unit 21 can detect a dummy file whose name has been changed by finding a file whose dummy information is 1 and whose name (recorded in the FID) is not the dummy file. It is.
[0251]
Further, in the present embodiment, FID for managing file identification information and File-FE position information is recorded in the normal area, but the FID may be recorded in the specific area. Further, the file area information and the dummy information described in the present embodiment may be expressed as area identification information and dummy file identification information, respectively.
[0252]
Further, the file management method of the present invention is used for a recording device that records a file on a medium, and a specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium. In a file management method in which a dummy file is arranged so that a file can be recognized as a free area, file identification information for identifying a file recorded in a specific area from another file by a recording unit of the file management device. When the location of the dummy file is unknown by the recording process of recording the dummy file in the medium and the restructuring unit of the file management device, the file in the specific area is searched based on the file identification information, and the search result is And reconstructing a specific area based on the method. It can be.
[0253]
In the above description, all the processes in the management device are performed under the control of the control unit 11 (the restructuring unit 21 and the recording unit 22). However, the present invention is not limited to this, and a program for performing these processes may be recorded on a recording medium, and an information processing apparatus capable of reading the program may be used instead of the control unit 11.
[0254]
In this configuration, an arithmetic unit (CPU or MPU) of the information processing device reads out a program recorded on a recording medium and executes a process. Therefore, it can be said that the program itself implements the processing.
[0255]
Here, as the information processing apparatus, a function expansion board or a function expansion unit mounted on the computer can be used in addition to a general computer (workstation or personal computer).
[0256]
The above-mentioned program refers to a program code (executable program, intermediate code program, source program, etc.) of software for realizing the processing. This program may be used alone or in combination with another program (such as an OS). Further, the program may be such that, after being read from a recording medium, it is temporarily stored in a memory (RAM or the like) in the apparatus, and then read again and executed.
[0257]
Further, the recording medium for recording the program may be one that can be easily separated from the information processing device, or one that is fixed (attached) to the device. Further, the external storage device may be connected to the device.
[0258]
Such recording media include magnetic tapes such as video tapes and cassette tapes, magnetic disks such as floppy (registered trademark) disks and hard disks, and optical disks such as CD-ROMs, MOs, MDs, DVDs, and CD-Rs (magneto-optical disks). Discs), memory cards such as IC cards and optical cards, and semiconductor memories such as mask ROMs, EPROMs, EEPROMs, and flash ROMs.
Further, a recording medium connected to the information processing device via a network (intranet, Internet, or the like) may be used. In this case, the information processing device acquires the program by downloading via the network. That is, the above-described program may be obtained via a transmission medium (medium that dynamically stores the program) such as a network (one connected to a wired line or a wireless line). It is preferable that the program for performing the download is stored in advance in the device (or in the transmitting device or the receiving device).
[0259]
The rebuilding of the dummy file without using the management device can be described as follows. That is, as described above, when the dummy file is deleted or the name is changed, it is necessary to reconstruct the specific area to return to the original state.
However, when the dummy file has been deleted, the conventional file system (file management device) cannot identify (detect) the specific file protected by the dummy file.
[0260]
On the other hand, the specific application can identify the specific file to some extent. However, the only recognizable item of the specific application is "which file is in which directory", and cannot recognize the recording position on the medium. Therefore, it is impossible to recognize or execute the division of actual data / management information in order to restore a specific area.
Therefore, it is impossible to reconstruct the specific area for both the file system and the specific application.
[0261]
It is also conceivable to provide a specific application with a function of detecting a specific file and restoring the specific area (a function of recognizing and executing the division of actual data and management information) so that the specific area can be reconstructed.
However, restoring a specific area is an operation equivalent to managing the file arrangement on a medium, and essentially corresponds to processing at the file system level. Therefore, it is not preferable that an application intervenes in such processing.
[0262]
Furthermore, even if a specific application is set so that a specific area can be reconstructed, abnormality detection and reconstruction of the specific area cannot be performed until the application accesses the specific area.
Therefore, for example, if the dummy file has been deleted, the area becomes an empty area. At this time, if there is no access from the specific application, there is a possibility that another file is written to the empty area.
[0263]
Further, as a restoration method, it is conceivable to find an area with a high data density on the recording medium and assume that the area is a special area. However, just because the data density is high, the area is not necessarily a special area. Further, there may be a plurality of specific areas, and there are also a plurality of ways of arranging the management information and the actual data constituting the specific file. Therefore, it cannot be determined that all the files in the area with high data density are special files arranged in one special area.
[0264]
In some cases, the position and size of a specific area are defined on a medium. In this case, the conventional file system can reconstruct the specific area at a specified position.
[0265]
However, from the time the dummy file is deleted or renamed until it is re-recorded, the free area of the special area is in a state where irrelevant files other than the specific file can be written.
Therefore, even when the specific area is reconstructed, the conventional file system cannot guarantee that the area includes only the specific file (it cannot be determined even if an irrelevant file is included).
[0266]
Further, in the present management device, identification information of the dummy data and identification information of the entire specific area are recorded in the File-FE of the dummy file (by the File-FE of the dummy file, together with the identification information of the dummy data, It manages the identification information of the entire specific area). That is, in the example of FIG. 4B, the dummy data 111 and the identification information of the entire specific area 103 are stored in the File-FE 110.
[0267]
In addition, the present invention divides an information recording area according to an application or a file system function in a recording medium used for various uses such as an AV use and a PC use, and divides an empty area in each area into a dummy area. It can also be said that it relates to a file management method for managing files. Further, in the UDF file system, the directory management information includes a descriptor for managing the position of the file management information, and it can be said that a management method similar to the actual data in the file is used.
[0268]
Even for AV-related applications, data to be recorded includes not only stream data but also various types of data such as still image data and management files for reproducing and displaying them. In such a case, there is a request that it is desired to divide and manage areas according to the type of data to be recorded. Further, as a conventional technique for satisfying this requirement and the like, the method of Patent Document 1 discloses that a free area in an area where a specific file is centrally arranged is managed as actual data of a dummy file, and a file other than the specific file is managed. It can be said that writing is prevented. Further, the specific file may be considered as a file to be intensively recorded, and the specific area may be an area protected by dummy data for recording the specific file. Also, the dummy data is nominal, and it can be said that data is not written when managing the empty area.
[0269]
Further, in the method disclosed in Patent Document 1, the dummy file is managed on the recording medium in the same manner as a general file. Therefore, when accessed from a PC or the like that cannot identify the dummy file, the dummy file is treated as a normal file. Therefore, there is a possibility that some users may delete the file by mistake or change the file name. In the former case, since the specific area is substantially eliminated, only the specific file can no longer be centrally arranged.In the latter case, the protection by the specific area continues because the dummy file continues to exist with a different name. Therefore, it becomes impossible to newly write the specific file. As a recovery means in this case, it is conceivable to record the dummy file again and reconstruct the specific area.
[0270]
However, if the dummy file has been deleted, there is no information at the file system level to identify which file is a specific file protected by the dummy file. A plurality of specific areas can be defined, and as described above, there are also a plurality of ways of arranging the management information and the actual data constituting the specific file. It cannot be determined that it was managed in a specific area. If the position and size of a specific area are specified, a dummy file can be reconstructed at that position. Since a file other than the file can be written, it cannot be guaranteed that the specific area after the restoration includes only the specific file. Also, even if it is included, it cannot be determined. Further, when the file name of the dummy file is changed by the user, it is necessary to restore the original file by restoring the original file name. However, since there is no information for determining which file is the dummy file, the restoration cannot be performed.
[0271]
UDF is also a logical file system (UDF file system) used for a recording medium. Also, in the UDF partition area, it can be said that a logical block number LBN (Logical Block Number) from 0 to the last logical block number is allocated in sector units from the first sector.
[0272]
It can also be said that the directory structure and data area 1108 shown in FIG. 2 record the actual data of the file and the directory structure for managing the actual data. Further, in the present management device, by managing the free area in the specific area as a dummy file, it can be said that there is no apparent free area in the specific area. In the present management device, the identification information unique to the file management method of the present management device may be stored in the Implementation Identifier. The same information is all recorded in the Implementation Identifier field of the file according to the file management method of the present invention. This information is not stored when a file is recorded by a device that does not use the file management method of the present invention, so that the device that has recorded the file can be distinguished.
[0273]
Further, in the present invention, the arrangement information, the identification information of the specific area, and the dummy file identification information are stored in advance in each file, so that each file is managed in which specific area and in what arrangement, It can be said that it is possible to grasp at the file system level. Such information is particularly useful as information for identifying a specific file when the dummy file has been deleted or the file name of the dummy file has been changed. The file management method by the specific area can be restored.
[0274]
Further, in the process shown in FIG. 11, when the restructuring unit 21 finds the File-FE of the dummy file to be searched, it restores the name of the file related to the File-FE and moves the file. Therefore, it may be set to check the consistency of the dummy file. In addition, it can be said that the management apparatus manages the free area in the specific area using the name of the dummy file.
[0275]
In S911 in the process illustrated in FIG. 12, when at least one specific file is detected (when one or more ADs indicating position information are stored), the reconstructing unit 21 addresses the stored ADs. You may make it sort in order.
[0276]
In the processing of FIG. 12, the specific area reconstruction processing after determining the area included in the specific area is performed by creating a dummy file adjacent to the areas 522 and 823 included in the specific area. Alternatively, the processing may be managed as a free area in the specific area. The size of the dummy file created at this time may be determined based on the information when the size of the specific area is specified by the file system or the application.
[0277]
In the UDF, when a file is deleted, the second bit (delete bit) of a bit string stored in the File Characteristics field of the FID that manages FILE-FE position information is set. At this time, data may still remain in the area where the FILE-FE and the actual data are recorded. That is, at the time of searching for a file when restoring a dummy file, it is possible that the recovery process can be simplified by searching for a file for which a delete bit is set. Specifically, first, it is checked whether File Entry remains in the area managed by the FID in which the delete bit is set. To determine whether or not the entry is File Entry, a DescriptorTag field is provided at the head of the area, and a value indicating File Entry is stored in the TagIdentifier field therein. If FILE-FE is recorded, it is possible to determine whether the file is a dummy file by referring to the identification information and the arrangement information, as in the above method. Whether or not dummy data managed by FILE-FE can be used can be used if a free area is available by referring to the SBD.
[0278]
In FIG. 10, the specific area may be constructed at a position determined by the device to be restored, regardless of the recording positions of the specific areas 822 and 823 obtained by searching for the file. In this case, when another file is recorded in the area determined by the device, the file is moved to another free area, and the files included in the areas 822 and 823 are moved to the area determined by the device to be constructed.
[0279]
Further, in the example described with reference to FIG. 13, it is possible to accurately reconstruct the specific region using the Allocated Area AD. That is, when the file located in the specific area is searched, the empty area is managed again by the dummy file based on the position information of the specific area obtained by referring to the Allocated Area AD. If there is no division in the specific area, the same value is entered in the Allocated Area AD of the file belonging to the specific area. Further, in the case of a specific area having division, even if the identification information of the same specific area is present, there are a plurality of patterns of the allocated area AD. Therefore, the dummy file is reconstructed so that each of the divided areas is managed as division. The File-FE of the dummy file may be arranged, for example, at a partition having the largest area size or at a partition having the smallest area start address. In the case of the File-FE 1003 shown in FIG. 13A, first, since the File-FE 1003 is not an FE for a dummy file, the dummy information is 0, and the actual data 1004 and the File-FE 1003 Since both are patterns managed in the specific area, 0 is stored in the file arrangement information. In the configuration shown in FIG. 13, when the specific area is divided and divided into a plurality of continuous areas, positional information of each division is stored in the Allocated Area AD.
[0280]
Further, the management apparatus can determine the specific file originally managed in the specific area by using the identification information and the arrangement information of the specific area stored in each FILE-FE and the position information of the specific area. is there. Specifically, among the identification information stored in the FILE-FE, the Allocated Area AD searches for a file representing the specific area to be accessed, and refers to the Allocation Type to locate the file in the specific area. Information can be specified. In this case, it is possible to reconstruct the specific region accurately using the Allocated Area AD. That is, when the file located in the specific area is searched, the empty area is managed again by the dummy file based on the position information of the specific area obtained by referring to the Allocated Area AD. If there is no division in the specific area, the same value is entered in the Allocated Area AD of the file belonging to the specific area. Further, in the case of a specific area having division, even if the identification information of the same specific area is present, there are a plurality of patterns of the allocated area AD. Therefore, the dummy file is reconstructed so that each of the divided areas is managed as division. The FILE-FE of the dummy file may be arranged in, for example, a partition having the largest area size or a partition having the smallest area start address.
[0281]
Further, in the present embodiment, the management device has a configuration shown in FIG. However, the present invention is not limited to this, and the control unit 11 of the present management device may include a file / directory processing unit (file / directory management unit), a dummy file recovery unit (dummy file recovery processing unit), a free area management unit, and a specific area management unit. , A dummy file management unit, a specific area estimation unit, and a specific area construction unit.
[0282]
In this configuration, the application interface 12 issues a file write request from the application to the control unit 11. In the control unit 11, first, a file / directory processing unit that performs a main process related to a file / directory receives a file write request.
[0283]
At this time, if the file to be written is a specific file, the specific area management unit 4 searches for a free area in the specific area. Here, if the file to be written is not a specific file, a free area search is performed using a normal free area management unit. Next, when an error in which the specific area cannot be identified occurs in the specific area management section, the file / directory management section issues a recovery command to the dummy file recovery section. The dummy file recovery unit first performs detection by a dummy file detection unit for detecting the movement and the name change of the dummy file. If a dummy file is detected here, the dummy file recovery unit changes the name or moves again to recover. Next, when the dummy file is not detected by the dummy file detection unit, the dummy file is assumed to be deleted, and the specific area estimation unit searches for a file included in the specific area, and estimates the specific area from the recording area. . The estimated specific area is reconstructed in the specific area construction unit.
[0284]
Further, the present invention can be expressed as the following first to seventh file management methods. That is, the first file management method secures at least one area on a recording medium in a recording apparatus including a recording medium and recording control means for managing input / output of data to / from the recording medium. This is a method in which, when a file management method for managing a free area by using a dummy file is used, arrangement information of the information is previously recorded in file or directory information.
The second file management method is a method according to the first file management method, wherein the arrangement information is dummy file identification information indicating whether or not the file is a dummy file.
[0285]
The third file management method is a method according to the first file management method, wherein the arrangement information is type information indicating a type of an area to which the file belongs. A fourth file management method is a method according to the first file management method, wherein the location information is identification information indicating which of the areas having the same type information the area to which the file belongs. is there.
[0286]
The fifth file management method is a method according to the first file management method, wherein the arrangement information is arrangement pattern information indicating a method of arranging the file in a specific area. The sixth file management method is a method according to the first file management method, wherein the location information is position information of an area to which the file belongs. In a seventh file management method, in the first file management method, the file or directory information is a File Entry in a UDF file system, and the arrangement information is recorded in an Extended Attributes field.
[0287]
According to the first to seventh file management methods, in a file management method for securing a specific area for centrally managing only a specific type of information using a dummy file, file arrangement information is stored in advance in a file or file. By storing the information in the directory information, the arrangement information of each file in a specific area can be obtained at the file system level. Further, by setting the placement information as dummy file identification information indicating whether or not the file is a dummy file, when only one specific area is defined, the dummy file can be identified from the file.
[0288]
Also, by storing type information indicating the type of a specific area in the arrangement information, even if the specific area to be recorded is divided based on information that cannot be determined at the file system level such as the file content, even if the file belongs to the specific area. Can be identified. Also, by storing a number for distinguishing the same type of specific area in the arrangement information, it becomes possible to identify the specific area to which the specific area belongs even when a plurality of the same type of specific area are defined.
[0289]
Further, by storing information indicating an arrangement pattern in a specific area in the arrangement information, it becomes possible to identify an arrangement pattern in a case where management information and actual data are divided into and out of the specific area. Further, by storing the location information of the specific area in the arrangement information, even when the area information of the specific area is not known, the area information of the original specific area can be accurately known. Further, by storing the arrangement information in the Extended Attributes field of each File-Entry in the UDF, operation in the UDF file system becomes possible.
[0290]
【The invention's effect】
As described above, the file management device (the management device) of the present invention is provided in a recording device that records a file on a medium, and provides a specific area for recording a specific file by a specific application on the medium, File identification information for identifying a file recorded in a specific area from another file in a file management device in which a dummy file is arranged so that only a specific application can be recognized as an empty area in the specific area. And a recording unit for recording the file in the medium, and when the location of the dummy file is unknown, search the file in the specific area based on the file identification information, and reconstruct the specific area based on the search result. This is a configuration including a reconstructing unit.
[0291]
In this management method, a dummy file is arranged in a free area of a specific area (an area where a specific file is not recorded). This dummy file is recognized as a free area by a specific application, and is recognized as a regular file by another application.
Therefore, with the use of the management device, it is possible to cause only a specific application to record a file (specific file) in a free area of a specific area.
[0292]
Further, in particular, the management device is configured such that the recording unit records, in the medium, file identification information relating to files (specific files and dummy files) recorded in the specific area.
This file identification information is information for indicating that the file is a file in a specific area. For example, the file identification information may be individually recorded in the management information of each file, or may be collectively recorded in another area in the medium.
[0293]
As described above, when a dummy file is used, if the name of the dummy file is changed or the dummy file is deleted, the location of the dummy file becomes unknown, and the specific file cannot be recorded in the specific area.
[0294]
The management apparatus includes a reconstructing unit that searches for a file (specific file or dummy file) in a specific area based on the file identification information when the location of the dummy file is unknown.
[0295]
Then, the reconstructing unit finds the dummy file, and, when determining that the name has been changed, restores the name to the original to reconstruct the specific area.
Note that whether the name of the dummy file has been changed by the restructuring unit is determined, for example, by comparing the name of the dummy file acquired from an external member (specific application or the like) with the name of the found dummy file. This is done based on whether you have
When the reconstructing unit finds a specific file, the reconstructing unit reconstructs the specific area by relocating the dummy file adjacent to the specific area.
[0296]
Thus, when the location of the dummy file is unknown and the specific area cannot be used, the management apparatus searches for the dummy file or the specific file based on the file identification information and quickly reconstructs the specific area. It is possible to do.
In addition, if the present management device is provided in a file recording device, a recording device that can easily reconstruct a specific area can be realized.
[0297]
Further, the file identification information of the management apparatus may be individually recorded in the management information of each file, or may be collectively recorded in another area in the medium.
Also, for a normal file that is not a specific file, file identification information indicating that the file is not a file in the specific area (being a normal file) may be recorded on the medium.
[0298]
The recording unit may include, in the file identification information, dummy information indicating whether each file is a dummy file.
In this case, when the name of the dummy file is changed, the restructuring unit can easily search for the dummy file whose name has been changed based on the dummy information, and can restore the original name.
[0299]
Further, the recording unit may be set so as to include file area information for identifying a specific area to which the dummy file belongs in addition to the dummy information.
Here, the file area information is information for identifying each specific area when a plurality of specific areas exist in the medium.
In this case, the reconstructing unit searches for a dummy file having a changed name based on the dummy information and the file area information and belonging to a desired specific area, and restores the name to the original. Become.
[0300]
With this configuration, when some of the dummy files belonging to each specific area have been renamed, the restructuring unit can selectively restore the name of the file belonging to the specific area desired by the application or the user. . That is, since only the dummy file belonging to the desired specific area can be restored, it is possible to avoid rebuilding an undesired (unnecessary) specific area, thereby reducing the time required for the rebuilding process.
[0301]
Further, when including the file area information in the file identification information of the dummy file, the recording unit may not include the dummy information. In this case, it is preferable that the recording unit does not include the file area information in a file other than the dummy file. With this configuration, the restructuring unit can recognize a file including the file area information as a dummy file.
[0302]
As the file area information as described above, for example, dummy file name information corresponding to the file name of the dummy file can be used.
By using such dummy file information, the restructuring unit can determine whether the current name of the dummy file matches the dummy file name information without knowing the correct name of the dummy file. Search for renamed dummy files.
[0303]
In the management device, the recording unit may include, in the file identification information, specific file information for identifying whether each file is a specific file.
In this case, when the dummy file is deleted, the reconstructing unit can easily search for the specific file from the medium based on the specific file information. Then, the restructuring unit can easily arrange the dummy file adjacent to the searched specific file.
[0304]
Further, it is preferable that the recording unit include, in the specific file information, file area information for identifying a specific area to which the recording unit belongs.
Further, in this case, it is preferable that the recording unit include, in the file area information, area type information indicating the type of the specific area to which the recording unit belongs.
Thus, when there are a plurality of types of specific areas in the medium, the restructuring unit can determine which type of specific area each specific file belongs to.
Therefore, even when the type of the specific area to be reconstructed is specified, the restructuring unit can easily search for the specific file belonging to the specific area, and can realize the reconstruction of the specific area.
[0305]
Further, in this case, it is preferable that the recording unit include, in addition to the area type information, the file area information including discrimination information for discriminating the same type of specific area.
[0306]
Here, the distinguishing information is information for distinguishing each specific area when there are a plurality of specific areas of the same type in the medium.
As the distinction information, for example, information indicating the order of the specific area in the same type of specific area (area order information) can be used.
Thus, even when a specific area to be reconstructed is individually specified, the restructuring unit can easily search for a specific file belonging to the specific area, and can reconstruct the specific area.
[0307]
In this case, it is preferable that the recording unit include, in the file area information, dummy file name information corresponding to the name of the dummy file arranged in the specific area to which the recording unit belongs.
By using such dummy file information, it is possible to detect the presence of a deleted dummy file in the medium by determining the presence or absence of a dummy file according to the dummy file name information.
[0308]
In this case, the recording unit may include file name information corresponding to the name of each file in the file area information.
With this configuration, even when the file name of the specific file has been changed, the restructuring unit can restore the file name of the specific area using the file name information.
[0309]
Further, in the present management apparatus, it is preferable that one or both of the actual data and the management information of the specific file can be recorded in the specific area.
In this case, it is preferable that the recording unit include, in the file identification information of the specific file, file arrangement information indicating the arrangement state of the file in the specific area together with the file area information.
[0310]
This file layout information is information indicating which part (actual data or management information) of the specific file is recorded in the specific area (layout state; layout pattern).
Accordingly, the reconstructing unit can recognize even the part of the specific file to be arranged in the specific area, so that the specific area can be reconstructed more accurately.
[0311]
Further, it is preferable that the recording unit include, in the file identification information of the specific file, position information (including size information) of the specific area to which each file belongs together with the file area information.
Thereby, the restructuring unit adjusts the size of the dummy file arranged adjacent to the specific file to the position information of the specific area (the total size of the specific file and the dummy file is equal to the size of the original specific area. Can be determined). Therefore, the specific area can be reconstructed more accurately.
[0312]
Further, the management device may be set to manage the file based on the UDF. In this case, the recording unit preferably records the file identification information in the Extended Attributes field in the File Entry of each file.
[0313]
Further, when the management apparatus is set to manage files based on UDF, the recording unit may be set to record the file identification information in the FID Implementation Use field of each file. .
By storing the file identification information in the Implementation Use field of the FID, the reconstructing unit does not need to follow the FE of each file when searching for the file identification information of each file when searching for a specific file or a dummy file (directory It is only necessary to search for the FID associated with the service FE), so that the search process can be sped up.
[0314]
Further, the file management method (the management method) of the present invention is used in a recording device that records a file on a medium, and a specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium. In a file management method in which a dummy file is arranged so that only a specific application can recognize a free area, file identification information for identifying a file recorded in a specific area from another file is stored in a medium. And a reconstruction step of searching for a file in a specific area based on file identification information when the location of the dummy file is unknown, and reconstructing the specific area based on the search result. And a method that includes
[0315]
This management method is a method used in the above-described management device. Therefore, if this management method is used for a file recording device, when the location of the dummy file becomes unknown and the specific area cannot be used, the dummy file or the specific file is searched and the specific area is quickly reconstructed. Is possible.
[0316]
Further, the file management program of the present invention is a program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to function as a recording unit and a restructuring unit of the management device.
[0317]
Further, the file management program of the present invention can also be expressed as a program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to execute a recording step and a reconstruction step of the present management method.
[0318]
By reading these programs into a computer of a general file recording device (or a computer connected to the file recording device), a recording unit and a reconstruction unit in the management device (or a recording process and reconstruction in the management method) The processing of step (d) can be realized by the computer.
In addition, by storing these programs on a computer-readable recording medium, the programs can be easily stored and distributed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart illustrating a flow of a rebuilding process of a specific area by a rebuilding unit of a file management device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an example of the structure of a partition area in a UDF.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of the file management device.
4 is an explanatory diagram illustrating an example of securing a specific area by a dummy file in a recording unit of the file management device illustrated in FIG. 3;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a pattern in which files are arranged inside and outside a specific area in the file management device shown in FIG. 3;
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of area type information in file area information used in the file management device shown in FIG. 3;
7 is an explanatory diagram showing a File-FE configuration in a file used in the file management device shown in FIG. 3;
FIG. 8 is a flowchart showing a process of recording file identification information when recording a file on a disc by the recording unit of the file management device shown in FIG. 3;
FIG. 9 is an explanatory diagram illustrating an example of a state of a recording area regarding a change in the file name of a dummy file.
FIG. 10 is an explanatory diagram illustrating an example of a state of a recording area regarding deletion of a dummy file.
11 is a flowchart showing the flow of a process of searching for a dummy file whose name has been changed by the restructuring unit of the file management device shown in FIG. 3;
FIG. 12 is a flowchart showing a flow of a specific file search process by the restructuring unit of the file management device shown in FIG. 3;
FIG. 13 is an explanatory diagram in a case where positional information of a specific area is stored in File-FE in a specific file.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a conventional file recording state.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing a recording state of another conventional file.
[Explanation of symbols]
11 Control part
12 Application Interface
13 Device Driver
14 Buffer memory
21 Reconstruction Department
22 Recorder

Claims (20)

Provided in a recording device that records a file on a medium,
A specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium,
In a file management device in which a dummy file is arranged so that only a specific application can be recognized as a free area in a free area of a specific area,
A recording unit that records in a medium file identification information for identifying a file recorded in a specific area from other files,
A rebuilding unit that searches for a file in the specific area based on the file identification information when the location of the dummy file is unknown, and rebuilds the specific area based on the search result. Characterized file management device. The recording unit includes, in the file identification information, dummy information indicating whether each file is a dummy file,
The reconstructing unit is configured to search for the renamed dummy file based on the dummy information and restore the original name when the name of the dummy file is changed. The file management device according to claim 1. The recording unit includes file area information for identifying a specific area to which the file belongs in the file identification information of the dummy file;
The reconstructing unit is set so as to search for a renamed dummy file belonging to a desired specific area based on the dummy information and the file area information and restore the original name. The file management device according to claim 2. The recording unit includes file area information for identifying a specific area to which the file belongs in the file identification information of the dummy file;
The reconstructing unit is configured to search for the renamed dummy file based on the file area information and restore the original name when the name of the dummy file is changed. The file management device according to claim 1, wherein 5. The file management device according to claim 3, wherein the file area information is dummy file name information corresponding to a file name of a dummy file. The recording unit is configured to include, in the file identification information, specific file information for identifying whether each file is a specific file,
The reconstructing unit is configured to search for a specific file in the medium based on the specific file information when the dummy file is deleted, and to arrange the dummy file adjacent to the searched specific file. The file management device according to claim 1, wherein: 7. The file management device according to claim 6, wherein the recording unit includes file area information for identifying a specific area to which the specific file information belongs. The file management apparatus according to claim 7, wherein the recording unit includes area type information indicating a type of a specific area to which the file area information belongs. The file management device according to claim 7, wherein the recording unit includes, in the file area information, discrimination information for discriminating a specific area of the same type. 8. The file management device according to claim 7, wherein the recording unit includes, in the file area information, dummy file name information corresponding to a name of a dummy file arranged in a specific area to which the file unit belongs. The file management apparatus according to claim 7, wherein the recording unit includes file name information corresponding to a name of each file in the file area information. 7. The file management device according to claim 6, wherein the recording unit includes, in the file identification information of the specific file, file arrangement information indicating a file arrangement state in the specific area. 7. The file management apparatus according to claim 6, wherein the recording unit includes position information of a specific area to which the specific file belongs in file identification information of the specific file. It is set to manage files based on UDF,
2. The file management device according to claim 1, wherein the recording unit records the file identification information in an Extended Attributes field in a File Entry of each file. It is set to manage files based on UDF,
2. The file management device according to claim 1, wherein the recording unit records the file identification information in an Implementation Use field of an FID for each file. A file recording device comprising the file management device according to claim 1. Used for recording devices that record files on media,
A specific area for recording a specific file by a specific application is provided on the medium,
In a file management method in which a dummy file is arranged in an empty area of a specific area so that only a specific application can recognize the empty area,
A recording step of recording in a medium file identification information for identifying a file recorded in a specific area from other files,
And reconstructing the specific area based on the search result when the location of the dummy file is unknown. Characteristic file management method. A file management program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to function as a recording unit and a restructuring unit in the file management device according to claim 1. A file management program for causing a computer provided in a recording device that records a file on a medium to execute a recording step and a reconstruction step in the file management method according to claim 17. A recording medium on which the file management program according to claim 18 or 19 is recorded.

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