JP2004359483A - Modified fluorine silicate powder having low fluorine eluting property, method of manufacturing the same and composition using the powder - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変性フッ素ケイ酸塩粉体、特にフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩をホストとする有機変性層状ケイ酸塩の熱水中におけるフッ素イオン溶出量の低減化に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品や洗剤等の分野において、組成物を増粘ゲル化したり、水や油を均一に乳化するために増粘ゲル化剤・乳化剤が添加され、このような増粘ゲル化剤・乳化剤として、水や油に易溶性の界面活性剤が汎用されている。
【0003】
しかしながら、このような一般的な界面活性剤は、人によっては皮膚に刺激を感じたり、手荒れや肌荒れ、皮膚アレルギー等を引き起こす可能性がある。これは、肌面において界面活性剤の疎水性サイトが皮脂層に浸透し、皮脂の洗浄や流失をもたらし、さらに皮脂層に浸透した界面活性剤の親水性サイトが肌面からの水分の蒸散を促進したり、皮膚細胞からの水溶性成分やイオンの排出を促進することが、皮膚刺激や手荒れ、乾燥肌の原因となると考えられる。
また、これらの界面活性剤を用いたエマルジョンでは、界面活性剤に由来するべたつきを生じることもある。このような背景から、界面活性剤の使用量をできるだけ少なくしたり、界面活性剤の改良に主眼をおいた研究がなされているが、その一つとして、粘土鉱物の利用が検討されている。
【0004】
例えば、膨潤性粘土鉱物の層間に4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤を挿入した有機変性粘土鉱物が油中多価アルコール型エマルジョンや油中水型エマルジョン、油中水中油型複合エマルジョン等の安定化に有効であることが報告されている(特許文献1〜2等)。
【0005】
【特許文献1】
特公平2−32015号公報
【特許文献2】
特開平9−255562号公報
【0006】
このような有機変性粘土鉱物の基材(ホスト)としては、天然又は合成の膨潤性粘土鉱物を用いることができる。
しかし、天然鉱物の場合には遷移金属イオンなどの不純物の除去が困難であり、これをホストとする有機変性粘土鉱物を配合した組成物においては、着色や微臭の問題があった。
【0007】
また、天然鉱物においては、不純物の存在や、組成の不均一性のために、そのカチオン交換容量や膨潤力の均一なものを得ることが困難であり、したがって、天然鉱物をホストとする有機変性粘土鉱物はその増粘ゲル化能や乳化能が一定せず、これを配合した組成物においては、粘度やエマルジョンの安定性、使用感などが品質の安定を図ることが難しいという問題もあった。
さらに、天然鉱物を用いた有機変性粘土鉱物ではホスト鉱物が肌のきめに入り込み、肌表面にがさつき感を与えたり、肌の色むらや色調を悪化させることもあった。
【0008】
一方、合成の膨潤性粘土鉱物として、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等の合成モンモリロナイトや、ナトリウムシリシックマイカやナトリウムヘクトライト、ナトリウムまたはリチウムテニオライト等の合成雲母などが市販されている。これらは天然鉱物に比べて品質が均一で、問題となる不純物も含まない点で優れている。また、前記合成雲母などは、透明度に優れ、無臭であり、使用感や、肌への密着性に優れ、肌を保護する作用もあるとされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これら合成の膨潤性粘土鉱物は、これまでに化粧品等の分野において実用化された例はほとんどない。その理由は、合成の膨潤性粘土鉱物のフッ素イオン溶出性にある。
すなわち、合成の膨潤性粘土鉱物は結晶構造中の主要成分の一つとしてフッ素を含有するが、このようなフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩粉体あるいはその有機変性体を組成物に配合した場合、該粘土鉱物粉体が媒体中で膨潤した際にフッ素イオンが容易に脱離し、多量に遊離してしまう。このため、溶出フッ素イオンによる安全性や、組成物の品質に対する影響を危惧し、実用化が進まなかったのである。
【0010】
溶出フッ素イオンの安全性については種々の報告があり、一般的に低濃度での安全性については特に問題はないと認識されてはいるものの、安全性、安定性を高めるために、フッ素イオン溶出量を低減することが望まれていた。
ファンデーションなどの化粧原料として既に汎用されている合成金雲母、合成K四珪素雲母は、非膨潤型の結晶構造であるため、本来フッ素イオンが溶出することはないが、安全性を高めるために、100℃、1時間の熱水溶出試験におけるフッ素イオン溶出量が20ppm以下であることが使用基準とされている。
【0011】
これに対し、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩のフッ素イオン溶出量は、熱水溶出試験において、通常100ppm〜10000ppmである。また、このようなフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を有機変性処理しても、フッ素溶出量が大幅に低減化することはない。フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩やその有機変性体は、結晶層間に水や有機溶媒が浸透し、層間距離が膨張することで増粘性や乳化性を発現するため、層間の乖離にともない剥離面の結晶骨格が不安定となる。この結果、構成成分であるフッ素イオンの溶出が進行するものと考えられる。
【0012】
従って、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩やその変性体においても、層間を安定化し、非膨潤性層状ケイ酸塩と同レベルにまでフッ素イオン溶出量を低減することが望まれていた。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑み為されたものであり、その目的は、増粘作用や乳化作用に優れ、しかも熱水溶出試験におけるフッ素イオン溶出量が著しく低減された変性フッ素ケイ酸塩粉体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明者等が鋭意検討を行った結果、フッ素含有膨潤性粘土鉱物を、有機アンモニウムカチオンで処理し、さらに層間の易交換性カチオンであるLiやNaを他の金属イオンで処理することにより、優れた増粘ゲル化能・乳化能を有し、且つフッ素溶出量が著しく低減された変性フッ素ケイ酸塩粉体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】
すなわち、本発明にかかる変性フッ素ケイ酸塩粉体は、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩をホスト鉱物とし、これを疎水基を有する有機アンモニウムカチオン変性剤と、ホスト層間のLi又はNaと交換性の金属イオンを含む金属イオン交換剤とで変性したことを特徴とする。
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体において、該粉体中における前記有機アンモニウムカチオンが、ホストであるフッ素含有膨潤性ケイ酸塩のカチオン交換容量に対して10当量%以上であり、
該粉体中における前記金属イオンが、ホストであるフッ素含有膨潤性ケイ酸塩のカチオン交換容量に対して10当量%以上であることが好適である。
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体において、100℃、1時間の熱水溶出試験におけるフッ素イオン溶出量が、試験に用いた該粉体の質量に対して20ppm以下であることが好適である。
【0015】
前記有機アンモニウムカチオン変性剤としては、下記一般式(1)で示される4級アンモニウムカチオン変性剤、あるいは下記一般式(2)で示される3級アンモニウムカチオン変性剤であることが好適である。
【化3】
(式中、R1〜R4はそれぞれ、次の基(A)又は基(B)であり、R1〜R4のうち1〜3個は基(A)である。
基(A):C8−22のアルキル基及びベンジル基から選ばれる基。
基(B):C1−3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる基。Xは、ハロゲン又はメチルサルフェート残基を表す。)
【0016】
【化4】
(式中、R1〜R3はそれぞれ、次の基(A)又は基(B)であり、R1〜R3のうち1〜3個は基(A)である。
基(A):C8−22のアルキル基及びベンジル基から選ばれる基。
基(B):C1−3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる基。R4は水素原子であり、Xは、ハロゲン又はメチルサルフェート残基を表す。)
【0017】
また、前記金属イオンとしては、K、Ca、Mg、Al、Ba、Cu、Ag、Te、Bi、Pb、Ce、Fe、Mo、Nb、W、Sb、Sn、V、Mn、Ni、Co、Zn、Zr、及びTiからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることが好適であり、さらにはK、Ca、Mg、Fe及びZnで選ばれる1種又は2種以上であることが好適である。
【0018】
また、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体中、前記有機アンモニウムカチオンが5質量%以上、前記金属イオンが0.005質量%以上であることが好適である。
本発明にかかる不溶性増粘ゲル化剤又は乳化剤は、前記何れかに記載の変性フッ素ケイ酸塩粉体からなる。
本発明の皮膚外用剤又は洗浄剤は、前記変性フッ素ケイ酸塩粉体を配合したことを特徴とする。
【0019】
本発明にかかる変性フッ素ケイ酸塩粉体の製造方法は、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩、疎水基を有する有機アンモニウム変性剤、及びホスト層間のLi又はNaと交換性の金属イオンを含む金属イオン交換剤を、水を含む水性媒体中で接触させることを特徴とする。
また、本発明にかかるフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩のフッ素イオン溶出抑制方法は、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を、疎水基を有する有機アンモニウムカチオンと、ホスト層間のLi又はNaと交換性の金属イオンで変性することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は、フッ素を含有する水膨潤性層状ケイ酸塩(合成の水膨潤性粘土鉱物)が、疎水基を有する有機アンモニウムカチオン(以下、アンモニウムカチオンということがある)と、Li又はNaと交換性を有する金属イオン(以下、交換性金属イオンということがある)とで変性されたものである。水膨潤性層状ケイ酸塩は、そのNaやLiなどの層間カチオンがイオン交換により容易に他のカチオンと交換することが知られている。従って、前記アンモニウムカチオンと交換性金属イオンの大部分はホスト層状ケイ酸塩の層間に存在するものと考えられる。
【0021】
本発明において、ホストとして用いるフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩は、下記一般式(3)で表される。
(Na,K,Li)0.3 〜 1.2(Mg,Li)1.8 〜 3.3[(Al,Si,Mg)3.5 〜 4.5O9.5 〜 10.5](F,OH,O)1.5 〜 2.5 (3)
(式中、( )内の「,」は「および/または」を表す。)
これらは、膨潤型または限定膨潤型の層状ケイ酸塩で、水中で膨潤し薄片状微粉末となって分散するものである。なお、本発明においては、ホストとしてこれらを単独または混合して用いても良い。また、このような層状ケイ酸塩は、他の微量元素(例えば、Fe、Ca、Cr、Ti、Mn、Co、Sn、Cu、Zn、Ag、Ba等)を本発明の効果を損なわない範囲で含有していてもよい。
【0022】
具体例としては、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等の合成(この場合、式中の(OH)基が一部または全部フッ素で置換されたもの)のモンモリロナイト群が挙げられる。市販品としては、ビーガム(バンダービルド社製)、クニピア(クニミネ工業社製)、ラポナイト(ラポルテ社製)等)が挙げられる。また、ナトリウムシリシックマイカ、ナトリウムテニオライト、リチウムテニオライトの名で知られる合成雲母も挙げられる。合成雲母の市販品としては、NaMg2.5 (Si4O10)F2 (Na四ケイ素雲母)
NaMg2Li(Si4O10)F2 (Naテニオライト)
Na1/3Mg8/3Li1/3(Si4O10)F2 (Naヘクトライト)
LiMg2Li(Si4O10)F2 (Liテニオライト)
Li1/3Mg8/3Li1/3(Si4O10)F2 (Liヘクトライト)
など(トピー工業(株)等)がある。
また、KMg2.5 (Si4O10)F2 (K四ケイ素雲母)、KMg3 (AlSi3O10)F2(合成金雲母)等の非膨潤性雲母を、前記膨潤性合成雲母と混合し、800℃〜1000℃にて焼成処理して得られる膨潤性雲母混合品を、本発明のフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩として使用することもできる。
【0023】
上記フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を有機アンモニウムカチオンで変性するための有機アンモニウム変性剤としては、前記一般式(1)で示される4級アンモニウムカチオンの塩、あるいは、前記一般式(2)で示される3級アンモニウムカチオンの塩が好適である。このような塩の対イオンXとしては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンやメチルサルフェート残基が挙げられる。
一般式(1)において、R1〜R4はそれぞれ、基(A)[C8−22のアルキル基及びベンジル基からなる群から選ばれる基]、又は、基(B)[C1−3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる基]であり、R1〜R4のうち1〜3個は基(A)である。
【0024】
R1のみが基(A)である場合、例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルジメチルエチルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルエチルアンモニウムクロライド、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロライド、あるいは相当するブロマイド塩、メチルサルフェート塩等を用いることができる。
【0025】
また、R1及びR2が基(A)である場合、例えば、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウムクロライド、ベンジルベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、あるいは相当するブロマイド塩、メチルサルフェート塩等を用いることができる。
【0026】
また、R1〜R3が基(A)である場合、例えば、ベンジルメチルジセチルアンモニウムクロライド、ベンジルメチルジステアリルアンモニウムクロライド、ベンジルエチルジステアリルアンモニウムクロライド、ステアリルメチルジヒドロキシプロピルアンモニウムクロライド、トリラウリルメチルアンモニウムクロライド及び相当するブロマイド塩、メチルサルフェート塩等を用いることができる。
【0027】
一般式(2)で示される3級アンモニウムカチオン変性剤において、R1〜R3はそれぞれ前記基(A)又は前記基(B)であり、R1〜R3のうち1〜3個は基(A)である。また、R4は水素原子である。
R1のみが基(A)である場合には、例えば、ジメチルステアリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルラウリルアミン等の3級アミンの酸付加塩(XHで示される酸との塩)を用いることができる。
【0028】
また、R1及びR2が基(A)である場合には、例えば、ジステアリルメチルアミン、ジミリスチルメチルアミン、ジラウリルメチルアミン等の3級アミンの酸付加塩を用いることができる。
また、R1〜R3が全て基(A)である場合には、例えば、ベンジルジステアリルアミン、トリミリスチルアミン、トリラウリルアミン等の3級アミンの酸付加塩を用いることができる。
【0029】
これらの変性剤としては、3級アミンと、酸HXとを予め反応させて塩にしてから用いてもよいし、別々に添加してもよい。また、特に酸を用いずとも、3級アミンが水中でプロトン化して3級アンモニウムカチオンとなる場合には、3級アミンのみを使用することができる。
【0030】
本発明において、交換性金属イオンとは、アンモニウムカチオンが層間に結合した有機変性層状ケイ酸塩の層間を安定化し、フッ素イオンの溶出を抑制する効果を持つものである。このような交換性金属イオンとして、好ましくは、K、Ca、Mg、Fe及びZnであり、特に好ましくはCaである。これらは、易交換性層間カチオンであるLiやNaとの交換性を有し、交換により粘土鉱物の膨潤性を低減するさせるような金属イオンである。従って、このような効果を有するその他の金属イオンにおいても、同様の効果が期待でき、例えば、Al、Ba、Cu、Ag、Te、Bi、Pb、Ce、Mo、Nb、W、Sb、Sn、V、Mn、Ni、Co、Zr、Ti等が考えられる。本発明においては、交換性金属イオンのうち、1種又は2種以上を用いることができる。
【0031】
フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を交換性金属イオンで変性するための金属イオン交換剤としては、水中で交換性金属イオンを放出するものであれば特に限定されないが、無機塩、有機塩の他、天然のもの(骨粉、貝殻粉、石灰等)も用いることができる。
【0032】
本発明において、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩は、有機アンモニウムカチオンにより層間が疎水性となり、油性増粘ゲル化剤、油性乳化剤としての機能を発揮する。さらに、カルシウムイオンなどの交換性金属イオンにより、該粉体の熱水中におけるフッ素イオン溶出量が著しく低減し、100℃、1時間の熱水溶出試験におけるフッ素イオン溶出量は、該粉体質量に対し、20ppm以下とすることが可能である。なお、交換性金属イオンによる増粘ゲル化能、乳化能の低下はほとんど見られない。
従って、系を安定化したり、増粘ゲル化性や乳化性が要求される各種用途に適用することができるが、粉体からのフッ素イオン溶出量が非常に低いので、安全性が特に重視される化粧料、医薬品等の分野における外用剤や洗浄剤おいて特に有用であると考えられる。外用剤、洗浄剤としては、皮膚の他、爪、毛髪、睫毛、眉毛などの体毛、歯などに適用されるものを含む。
【0033】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体中のアンモニウムカチオン量は、本発明の効果を発揮する範囲であれば特に制限されず、通常、ホストのフッ素含有水膨潤性層状ケイ酸塩のカチオン交換容量に対して10当量%以上であるが、好ましくは50当量%以上、特に好ましくは80当量%以上である。アンモニウムカチオンが少なすぎる場合には、得られた変性フッ素ケイ酸塩粉体の増粘ゲル化能・乳化能が十分でない場合がある。
【0034】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体中の交換性金属イオン量は、本発明の効果を発揮する範囲であれば特に制限されないが、好ましくはホストのフッ素含有水膨潤性層状ケイ酸塩のカチオン交換容量に対し、10当量%以上である。交換性金属イオンが少ない場合は、フッ素イオン溶出量を低減化する効果が十分でない。
【0035】
なお、本発明において、ホストのカチオン交換容量(meq/100g)とは、特に断りのない限り、常法に従いCa吸着量に基づいて算出された値(実測カチオン交換容量)である。この値は、通常、組成式から求められる理論カチオン交換容量よりも小さい。市販品で表示されているカチオン交換容量は、通常実測カチオン交換容量で表わされる。
【0036】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体中の有機アンモニウムカチオン、交換性金属イオンの含有率は、用いる原料の種類や使用量等により変わるが、通常有機アンモニウムカチオンとして5〜70質量%、交換性金属イオンとして0.005〜10質量%の範囲である。
【0037】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体中に含まれるアンモニウムカチオン、ならびに交換性金属イオンの含有率(質量%)は、粉体の元素分析で得られたN含有率、交換性金属イオンの含有率から算出することができる。なお、ホスト粘土鉱物が交換性金属イオンと同じ種類の金属イオンをもともとその構造中に有する場合には、これを補正し、増量分を交換性金属イオンの含有率とする。
【0038】
また、各含有率を基に、下記計算式により、ホストのカチオン交換容量に対する各当量%を算出することができる。
ホストカチオン交換容量に対する当量%=(実測含有率/最大含有率)×100実測含有率:元素分析により算出された、変性フッ素ケイ酸塩粉体100g中の有機アンモニウムカチオン又は交換性金属イオンの含有率(質量%)。
最大含有率:ホストが全て有機アンモニウムカチオン又は交換性金属イオンで交換されたと仮定した場合の、変性フッ素ケイ酸塩粉体中の各イオンの含有率(質量%)。
【0039】
なお、得られた変性フッ素ケイ酸塩粉体中のアンモニウムカチオンと交換性金属イオンとの和が、ホストであるフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩のカチオン交換量よりも多くなることがある。これは、有機アンモニウムカチオンが層間に結合し、その有機鎖により広がった層間に交換性金属イオンが入り込むために、実測カチオン交換容量を超えて結合可能となったものと考えられる。また、層間だけでなく、層状ケイ酸塩の断面や表面にも付着していることも考えられる。
【0040】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は、上記フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩、有機アンモニウムカチオン変性剤、及び金属イオン交換剤を、水系媒体中で接触されることにより得ることができる。例えば、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を水中に分散し、十分に膨潤させ、これに、有機アンモニウムカチオン変性剤ならびに金属イオン交換剤を添加、混合することにより変性処理を行う。その後、固液分離(濾過、遠心分離、デカンテーション等)、洗浄、乾燥、粉砕等を適宜行うことにより、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を得ることができる。
【0041】
変性処理時の温度、時間は、用いる原料等に応じて適宜決定すればよいが、通常は、室温〜100℃で、30分〜24時間反応を行えばよい。
また、変性処理に用いる水系媒体としては、水の他、アセトン、エタノール等の低沸点の水溶性溶媒、あるいはこれらと水の混合系が好適である。有機アンモニウムカチオン変性剤、金属イオン交換剤の添加順序は特に制限されないが、好ましくは有機アンモニウムカチオン変性剤を先に添加して十分に変性させた後、金属イオン交換剤を添加するか、あるいは、両者を一緒に添加することが好適である。なお、添加方法は、一度に全部添加してもよいし、徐々に添加してもよい。また、予め有機アンモニウムカチオン変性剤で処理した有機変性層状ケイ酸塩粉体に対し、金属イオン交換剤を同様に処理してもよい。
【0042】
変性処理反応おける有機アンモニウム変性剤および金属イオン交換剤の使用量としては、粉体中にアンモニウムカチオン、交換性金属イオンを上記の範囲で含むことができれば特に制限されないが、通常、用いる層状ケイ酸塩の1重量部に対し、有機アンモニウム変性剤を0.05重量部〜2.0重量部、金属イオン交換剤を0.005〜1.0重量部用いて処理すればよい。有機アンモニウム変性剤や金属イオン交換剤の使用量が少なすぎるとアンモニウムカチオンや交換性金属イオンが十分に結合しない場合がある。一方、有機アンモニウム変性剤や金属イオン交換剤を過剰に用いても特に問題はないが、未反応の有機アンモニウムカチオン変性剤や金属イオン交換剤は系外に破棄されるため、大過剰に用いることは不経済である。
【0043】
このような変性処理により得られた変性フッ素ケイ酸塩粉体は、有機アンモニウムカチオン変性剤のみで処理し金属イオン交換剤で処理していない従来の有機変性層状ケイ酸塩に比べて、熱水中におけるフッ素溶出量が著しく少ない。
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体において、フッ素溶出量が低減されるメカニズムについては明らかではないが、次のように推察できる。
すなわち、水膨潤性層状ケイ酸塩の層間に有機アンモニウム変性剤がインターカレートすると層間が広がるが、このときアンモニウムカチオンがかさ高いために層間にひずみを生じ、層間の結晶構造が不安定となり、フッ素が溶出してしまう。このような有機変性層状ケイ酸塩を金属イオン交換剤で処理すると、金属イオン交換剤から放出された金属イオンがNaやLiなどの易交換性層間カチオンと交換して層間を充填する。その結果、層間が安定化され、フッ素イオンの溶出が抑えるものと考えられる。
【0044】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は、従来の有機変性層状ケイ酸塩と同様に、油や有機溶媒に対して膨潤性を示し、油性増粘・ゲル化剤としての機能を有する。また、乳化剤として用いれば安定性の良好なエマルジョンを得ることができる。
【0045】
また、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を配合した組成物は、保存安定性や使用感が良好である。また、フッ素イオンによる皮膚への影響も懸念されない。さらに本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は水にも油にも不溶性の固形微粉末であるので、通常の界面活性剤のように肌へ浸透することがほとんどなく、かえって該粉体が肌を被覆・保護する肌荒れ防止効果も期待できる。
【0046】
また、本発明にかかる変性フッ素ケイ酸塩粉体は、不純物を含まない合成品をホスト鉱物としているため、これを用いれば、組成物の不快な微着色や微臭もない。また、天然の膨潤性粘土鉱物に比べて性能を均一にすることができ、配合組成物の品質を安定化することができる。
【0047】
また、天然の膨潤性粘土鉱物では、粘土鉱物が肌のきめに入り込み、肌表面にがさつき感を与えたり、肌の色むらや色調を悪化させる場合があったが、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体によりこのような問題も解決される。そして、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を用いた組成物を肌に塗布した場合には、乾燥後の肌に透明感のあるツヤと光沢が付与され、滑らかさや肌触りの良さ等の使用感も非常に良好である。
【0048】
また、巨大油滴を含む乳化組成物は、通常は増粘剤等を用いても安定性の点で得ることは困難であるが、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を用いれば、このような組成物も調整可能であり、巨大油滴によるしっとり感やのびのよい組成物を得ることができる。また、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を配合した組成物は、べたつきやぬめりがなく、さっぱりとした使用感である。
また、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体のホスト粉体は、ファンデーション等の仕上げ化粧品に使用されている層状ケイ酸塩粉体と同様の化粧効果を与えることができるため、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を化粧品等に配合した場合は、その配合量を調整することによって、保湿効果や肌の保護作用、ファンデーション効果等を付与することも可能である。
従って、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は、化粧料や医薬品における皮膚外用剤に好適に配合することができる。
【0049】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を配合した外用剤、洗浄剤としては、その剤型は特に限定されるものではなく、例えば、水溶液系、可溶化系、ゲル化・乳化系、粉末分散系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、何れにおいても適用可能である。具体的な製剤としては、化粧水、乳液、クリーム、ローション、化粧下地、パック等の基礎化粧料;ファンデーション、ほお紅、アイシャドー、口紅等のメークアップ化粧料;メーククレンジング、ボディソープ、液体石鹸等の皮膚洗浄料;シャンプー、リンス、ヘアカラー、ヘアクリーム等の頭髪化粧料等の他、歯磨き剤なども挙げられるが、これらに限定されるものではない。
なお、本発明の外用剤、洗浄剤には、通常化粧料や医薬品で配合可能な成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合してよい。
【0050】
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体は、油相に分散することにより油相を増粘ゲル化することができる。また、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を添加した油相を用い、公知の方法により乳化することにより、乳化安定性に優れた乳化組成物を得ることができる。乳化組成物としては、W/O、O/W/O等の油性ベースのエマルジョンが好適である。
油相としては、極性油から非極性油までを幅広く用いることができる。油分を例示すれば、天然動植物油脂類及び半合成油類、炭化水素油類、高級アルコール類、エステル油類、グリセライド油類、シリコーン油類が挙げられる。ワックス類も特に問題のない限り用いることができる。
【0051】
さらに油類を詳細に例示すれば、天然動植物油脂類及び半合成油類として、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデニアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等が挙げられる。
【0052】
炭化水素油類として、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。高級脂肪酸類として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
【0053】
高級アルコール類として、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリンエーテル(セラキルアルコール)等が挙げられる。
【0054】
エステル油類として、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等が挙げられる。
【0055】
グリセライド油類として、アセトグリセリル、ジイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル等が挙げられる。
【0056】
シリコーン油類として、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトロハイドロジエンシクロテトラシロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、シリコーンレジン等が挙げられる。
【0057】
フッ素系油類として、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられる。
本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体の配合量は、特に限定されるものではないが、組成物中、通常0.1〜10質量%である。
【0058】
【実施例】
以下、具体例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
フッ素イオン溶出試験
水100mlに対し、被験粉体5gを添加し、100℃にて1時間煮沸処理したのち、水中に溶解したフッ素イオン濃度を測定し、フッ素イオン溶出量を算出した。
【0059】
含有率
得られた粉体の元素分析値から、粉体中の有機アンモニウムカチオン、ならびに交換性金属イオンの含有率(質量%)を算出した。また、前記計算式により、ホストのフッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩のカチオン交換容量に対する有機アンモニウムカチオン、及び交換性金属イオンの当量%も算出した。
【0060】
乳化安定性
水100mlに対し、被験粉体2gと、スクワラン40gとを添加し、ミキサーで3分間攪拌してW/O乳液を調製した。この乳液を7日間放置したのち、安定性を以下の基準により視覚評価した。
(評価基準)
◎ 調製時の粘度・乳化状態を保っていた。
○ ほぼ調製時の粘度・乳化状態を保っていた。
△ やや分離の傾向が見られたが粘度・乳化状態を保っていた。
× 水相と油相が分離、又はクリーミング現象が起きた。
【0061】
実施例1
Na四ケイ素雲母10gを水1リットルに分散し、ジデシルジメチルアンモニウム塩を5g添加し有機変性処理を行いつつ、塩化カリウム2gを添加しイオン交換反応を行った。固液分離後、得られた粉末を熱水で洗浄して未反応の処理剤を除去したのち、乾燥して、目的とする変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、18ppmであった。
【0062】
実施例2
実施例1において、層状ケイ酸塩をNaテニオライト10gに、金属イオン交換剤を塩化マグネシウム2gに変えた以外は、実施例1と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、13ppmであった。
【0063】
実施例3
実施例1において、層状ケイ酸塩をNaヘクトライト10gに、金属イオン交換剤を酢酸カルシウム3gに変えた以外は、実施例1と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、8ppmであった。
【0064】
実施例4
実施例1において、層状ケイ酸塩をLiテニオライト10gに、金属イオン交換剤を塩化第一鉄2gに変えた以外は、実施例1と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、15ppmであった。
【0065】
実施例5
実施例1において、層状ケイ酸塩をLiヘクトライト10gに、金属イオン交換剤を塩化亜鉛2gに変えた以外は、実施例1と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、15ppmであった。
【0066】
実施例6
実施例3において、有機アンモニウムカチオン変性剤をベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライドに変えた以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、12ppmであった。
【0067】
実施例7
実施例3において、有機アンモニウムカチオン変性剤をジステアリルジメチルアンモニウムクロライドに変えた以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、11ppmであった。
【0068】
実施例8
実施例3において、有機アンモニウムカチオン変性剤をステアリルトリメチルアンモニウムクロライドに変えた以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、11ppmであった。
【0069】
実施例9
実施例3において、有機アンモニウムカチオン変性剤をトリラウリルメチルアンモニウムクロライドに変えた以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、13ppmであった。
【0070】
実施例10
実施例3において、酢酸カルシウムの代わりに炭酸カルシウムを2g添加した以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、14ppmであった
【0071】
実施例11
実施例3において、酢酸カルシウムの代わりに塩化カルシウムを3g添加した以外は、実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、12ppmであった。
【0072】
実施例12
Na四ケイ素雲母5.0部と合成金雲母(KMg3 (AlSi3O10)F2)5.0部とを、水400部に分散し、この混合スラリーを均一に混合した。この混合品を回収し、乾燥したのち、900℃にて5時間焼成処理を行い、層状ケイ酸塩混合焼成粉末を得た。
この混合焼成粉末10g、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド3g、酢酸カルシウム0.6gを用いて、実施例1と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、8ppmであった。
【0073】
実施例13
実施例3において、有機アンモニウムカチオン変性剤を等量のジステアリルメチルアミンに変え、塩酸でpHを6にした以外は実施例3と同様に処理して変性フッ素ケイ酸塩粉体を得た。この粉末のフッ素溶出量は、17ppmであった。
【0074】
比較例1〜5
実施例1〜5において、金属イオン交換剤を使用しなかった以外は実施例1〜5と同様に処理して、粉体を得た。
各実施例、比較例で得られた粉体中の有機アンモニウムカチオンならびに交換性金属イオンの含有率、最大含有率、ホスト粘土鉱物のカチオン交換容量に対する当量%を表1に、フッ素イオン溶出量、安定性を表2に示す。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
―――――――――――――――――――――――――――
試料 F溶出量(ppm) 乳化安定性
―――――――――――――――――――――――――――
実施例1 18 ◎
実施例2 13 ◎
実施例3 8 ◎
実施例4 15 ◎
実施例5 15 ◎
実施例6 12 ◎
実施例7 11 ◎
実施例8 11 ○
実施例9 13 ○
実施例10 14 ◎
実施例11 12 ◎
実施例12 8 ○
実施例13 17 ○
―――――――――――――――――――――――――――
比較例1 380 ○
比較例2 220 ○
比較例3 155 ◎
比較例4 130 ○
比較例5 160 ◎
―――――――――――――――――――――――――――
【0077】
実施例1〜5は、有機アンモニウムカチオン変性剤として4級アンモニウム塩であるジデシルジメチルアンモニウムクロライドを用い、ホストと金属イオン交換剤とを変えて調製したものである。また、実施例3(ホスト:Naヘクトライト、金属イオン交換剤:酢酸カルシウム)に対し、実施例6〜9では4級アンモニウム塩の種類を変え、実施例13では4級アンモニウム塩の代わりに3級アミンの塩を用いた。また、実施例3に対し、実施例10〜11では、金属イオン交換剤の種類を変え、実施例12ではホストとして、Na四ケイ素雲母と合成金雲母の混合焼成品を用いた。
【0078】
表1に示すように、有機アンモニウムカチオン変性剤、金属イオン交換剤の両方で処理した実施例1〜13の粉体は、有機アンモニウムカチオン、ならびに金属イオン交換剤に由来する交換性金属イオンを含有している。
そして、表2のように、実施例1〜13の何れの粉体もフッ素溶出量が20ppm以下であり、金属イオン交換剤を用いずに調製した比較例1〜5の粉体に比べて著しく溶出量が低減していた。このことから、本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体においては、交換性金属イオンにより層間が安定化されているものと考えられる。
また、実施例1〜13の粉体を用いた乳化組成物は、安定性が良好であり、比較例1〜5と同等以上であった。また、得られた乳化組成物では、不快臭はなく、のびや浸透感が良好で、保湿性があった。
さらに、実施例1〜13の乳液を、それぞれ敏感肌のモニター5名の腕に塗布しても異常は認められなかった。
【0079】
次に本発明の変性フッ素ケイ酸塩粉体を配合した各種組成物を調製し、その効果を、従来の有機変性粘土鉱物(ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト等)と比較した。
以下、その具体例を示すが、本発明はこれらによって制限されるものではない。なお、配合量は、特に指定のない限り質量%で示す。
【0080】
処方例1 クレンジングミルク
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 2.0
流動パラフィン 10.0
イソノナン酸イソノニル 5.0
セタノール 3.0
アルギン酸ナトリウム 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
濃グリセリン 3.0
クエン酸 適 量
クエン酸ナトリウム 適 量
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)油性成分を加熱混合してから、精製水に加え乳化物を調製した。
処方例1のクレンジングミルクは長期安定性が良好で、使用感に優れていた。
比較例として、処方例1の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乳化物が分離した。
【0081】
処方例2 乳液
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 0.5
L−グルタミン酸ナトリウム 2.0
トリメチルグリシン 5.0
プロピレングリコール 8.0
スクワレン 5.0
ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサノエート 5.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
オクタメチルシクロテトラシロキサン 15.0
トレフィルE−505C 2.0
アエロジルR972 0.5
シリコンSC9450N 3.0
トラネキサム酸 適 量
メチルパラベン 適 量
香料 適 量
精製水 to 100
(製法)水相成分と油相成分を別々に調製し、油相成分に水相成分を徐添し、ホモミキサーで均一に乳化して、乳液を得た。
処方例2の乳液は長期安定性が良好で、保湿性、滑らかさ、使用感に優れていた。比較例として、処方例2の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時の使用感が劣った。
【0082】
処方例3 美容液
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
スクワラン 5.0
セタノール 2.0
アルギン酸ナトリウム 1.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
濃グリセリン 3.0
クエン酸 適 量
クエン酸ナトリウム 適 量
防腐剤 適 量
精製水 to 100
処方例3の美容液は長期安定性が良好で、保湿性、滑らかさ、使用感(伸び、ツヤ)に優れていた。比較例として、処方例3の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時の使用感が劣った。
【0083】
処方例4 乳化下地化粧料
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 20.0
炭化水素油 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
スクワラン 5.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステアリル・2−オクチルドデシル) 5.0
ベヘニルアルコール 5.0
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 3.0
セスキオレイン酸ソルビタン 1.0
ベンガラ被覆雲母チタン 5.0
ジプロピレングリコール 2.0
グリセリン 2.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 1.0
精製水 残 部
(製法)常法に従い、油中水型乳化下地化粧料を調製した。
処方例4の乳化物は長期安定性が良好で、保湿性、滑らかさ、使用感(伸び、ツヤ)に優れていた。比較例として、処方例4の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時の使用感が劣った。
【0084】
処方例5 ハンドクリーム
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 6.0
ポリエーテル変性シリコーン 3.0
エタノール 10.0
ジメチルポリシロキサン 40.0
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 3.0
防腐剤 適 量
精製水 残 部
(製法)油性成分を混合分散しながら、防腐剤と精製水を添加してハンドクリームを調製した。
処方例5の乳化物は長期安定性が良好で、保湿性、滑らかさ、使用感(伸び、ツヤ)に優れていた。比較例として、処方例5の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時の使用感が劣った。
【0085】
処方例6 保湿クリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
食塩 1.0
グリシン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
流動パラフィン 5.0
セチル−2−エチルヘキサノエート 5.0
ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサノエート 3.0
メチルフェニルポリシロキサン 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
トレフィルE−505C 2.5
アエロジルR972 2.0
シリコンSC9450N 2.0
ビタミンE−アセテート 3.0
メチルパラベン 適 量
香料 適 量
精製水 to 100
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例6の保湿クリームは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、みずみずしくさっぱりとした使用感と自然なツヤを与えるものであった。比較例として、処方例6の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0086】
処方例7 エモリエントクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
ジメチルシロキサン 4.0
架橋型メチルポリシロキサン 5.0
酢酸トコフェロール 0.2
オリーブ油 1.0
スクワラン 1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.5
ホホバ油 1.5
デカイソステアリン酸デカグリセリル 0.8
グリセリン 8.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
水溶性多糖類 1.0
ポリエチレングリコール 0.5
グルタミン酸ソーダ 0.5
メチルパラベン 0.15
ブチルパラベン 0.05
精製水 to 100
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例7のエモリエントクリームは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、みずみずしくさっぱりとした使用感と自然なツヤを与えるものであった。比較例として、処方例7の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0087】
処方例8 美白クリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0
架橋型メチルポリシロキサン 4.5
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.5
スクワラン 1.0
ホホバ油 1.3
酢酸トコフェロール 0.2
デカイソステアリン酸デカグリセリル 3.0
メチルパラベン 0.2
変性エタノール 2.0
グリセリン 10.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
水溶性多糖類 2.0
ポリエチレングリコール 0.5
アスコルビン酸マグネシウム 3.0
エデト酸ナトリウム 0.1
クエン酸ソーダ 0.5
精製水 to 100
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例8の美白クリームは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、みずみずしくさっぱりとした使用感と自然なツヤを与えるものであった。比較例として、処方例8の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0088】
処方例9 油性ファンデーション
カルナウバロウ 3.0
パラフィンワックス 2.0
マイクロクリスタリンワックス 2.0
デキストリン脂肪酸エステル 2.0
ジメチルポリシロキサン 13.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 4.0
スクワラン 5.0
顔料 適 量
有機変性ケイ酸塩(実施例12で調製したもの) 8.0
2−エチルヘキサン酸セチル 残 量
(製法)油成分を加温溶解し、三本ロールで混合分散して油性ファンデーションを調製した。
処方例9の油性ファンデーションは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、自然なツヤを与えるものであった。比較例として、処方例9の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0089】
処方例10 ファンデーション
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.0
流動パラフィン 25.0
ラノリン 2.0
香料 適 量
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
酸化チタン 8.0
合成金雲母 10.0
カオリン 5.0
着色顔料 1.0
分散剤 適 量
グリセリン 3.0
精製水 残 部
(製法)油性成分を室温下で混合分散し油相を製造し、水性成分と粉体成分を70℃で分散混合してから油相へディスパーで撹拌しながら徐々に加え、十分均一に混合撹拌してから香料を添加し、さらに混合して目的のファンデーションを調製した。
処方例10のファンデーションは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、透明感のある明るさと自然なツヤを肌に与えるものであった。比較例として、処方例10の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0090】
処方例11 乳化型ファンデーション
有機変性ケイ酸塩(実施例12で調製したもの) 1.5
架橋型メチルポリシロキサン 6.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
ホホバ油 2.5
オリーブ油 1.0
スクワラン 1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.8
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 1.0
デカイソステアリン酸デカグリセリル 2.0
ペンタオレイン酸デカグリセリル 0.5
酢酸トコフェロール 0.2
ブチルパラベン 0.05
グリセリン 8.0
ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール 1.0
クエン酸ナトリウム 0.9
水溶性多糖類 0.5
メチルパラベン 0.15
エデト酸ナトリウム 0.1
精製水 残 部
合成金雲母 3.0
酸化チタン 1.0
酸化鉄黄 2.0
酸化鉄赤 2.0
酸化鉄黒 2.0
(製法)着色剤を油相中に添加した後、常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例11の乳化型ファンデーションは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、透明感のある明るさと自然なツヤを肌に与えるものであった。比較例として、処方例11の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0091】
処方例12 日焼け止めクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
架橋型メチルポリシロキサン 5.0
ペンタオレイン酸デカグリセリル 2.3
ヘプタオレイン酸デカグリセリル 0.6
p−メトキシケイ皮酸オクチル 5.0
パルミチン酸オクチル 3.0
グリセリン 4.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
水溶性多糖類 5.0
グルタミン酸ナトリウム 0.5
クエン酸ナトリウム 0.5
メチルパラベン 0.15
ブチルパラベン 0.05
精製水 残 部
酸化チタン 4.0
合成金雲母鉄 1.0
ナイロンパウダー 1.0
シリカ 1.0
(製法)粉体成分を油相中に添加した後、常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例12の日焼け止めクリームは長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、しっとりとした使用感を肌に与えるものであった。比較例として、処方例12の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0092】
処方例13 日焼け止め化粧下地
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 18.5
デカイソステアリン酸デカグリセリル 2.0
ヘプタオレイン酸デカグリセリル 0.5
架橋型メチルポリシロキサン 5.0
イソオクタン酸セチル 2.0
p−メトキシケイ皮酸オクチル 4.0
グリセリン 8.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
水溶性多糖類 5.0
クエン酸ナトリウム 1.0
メチルパラベン 0.15
プロピルパラベン 0.05
酸化チタン 4.0
合成金雲母鉄 1.0
シリカ 1.0
精製水 残 部
(製法)粉体添加剤を油相中に添加した後、常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例13の日焼け止め化粧下地は長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、しっとりとした使用感を肌に与えるものであった。比較例として、処方例13の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0093】
処方例14 サンカット剤
微粒子酸化チタン 8.0
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 4.0
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 5.0
ポリエーテル変性シリコーン 2.0
エタノール 15.0
紫外線吸収剤 適 量
デカメチルシクロペンタシロキサン 残 量
(製法)処方成分を均一に混合分散しサンカット剤を調製した。
処方例14のサンカット剤は長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、しっとりとした使用感を肌に与えるものであった。比較例として、処方例14の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0094】
処方例15 目元用美容液
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
デカイソステアリン酸デカグリセリル 3.0
ペンタイソステアリン酸デカグリセリル 0.5
架橋型メチルポリシロキサン 6.0
パルミチン酸イソオクチル 40.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 7.0
ホホバ油 5.0
酢酸トコフェロール 0.2
プロピルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.05
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
精製水 残 部
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例15の目元用美容液は長期安定性が良好で、肌上でののびがよく、しっとりとした使用感と自然なツヤを肌に与えるものであった。比較例として、処方例15の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0095】
処方例16 アイライナー
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体 8.0
トリメチルシロキシケイ酸 4.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 40.0
ポリエーテル変性シリコーン 4.0
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.0
顔料 適 量
防腐剤 適 量
精製水 残 部
(製法)油性成分を混合分散しながら、防腐剤と精製水を添加してアイライナーを調製した。
処方例16のアイライナーは長期安定性が良好で、滑らかなのびとツヤのある自然な仕上がりと使用感が良好であった。比較例として、処方例16の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0096】
処方例17 マスカラ
カルナウバロウ 5.0
マイクロクリスタリンワックス 4.0
ロジン酸ペンテエリスリット 10.0
デキストリン脂肪酸エステル 5.0
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.0
炭酸プロピレン 0.6
無水ケイ酸 1.0
顔料 適 量
軽質流動パラフィン 残 量
(製法)各成分を加温溶解し、三本ロールで混合分散してマスカラを調製した。処方例17のマスカラは長期安定性が良好で、滑らかなのびとツヤのある自然な仕上がりとなる使用感が良好であった。比較例として、処方例17の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0097】
処方例18 リップクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 23.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ホホバ油 5.0
オリーブ油 1.5
スクワラン 1.5
ヒマワリ油 2.65
イソオクタン酸セチル 45.0
デカイソステアリン酸デカグリセリル 3.0
ペンタイソステアリン酸デカグリセリル 2.0
ペンタ12−ヒドロキシステアリン酸デカグリセリル 4.0
酢酸トコフェロール 0.2
プロピルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.05
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
精製水 残 部
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製した。
処方例18のリップクリームは長期安定性が良好で、滑らかなのびとツヤのある自然な仕上がりとなる使用感が良好であった。比較例として、処方例18の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0098】
処方例19 乳化口紅
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
カルナウバロウ 4.0
オゾケライト 1.0
固形パラフィン 7.0
キャンデリラロウ 5.0
マイクロクリスタリンワックス 5.0
ラノリン 9.0
ヒマシ油 14.0
スクワラン 16.0
ジグリセイルモノオレート 5.0
酸化チタン 3.0
合成金雲母鉄 1.0
ベンガラ 1.0
赤色202号 2.0
マルチトール 10.0
精製水 残 部
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製したのち、型に流し込み冷却し口紅を調製した。
【0099】
処方例20 乳化口紅
二酸化チタン 4.5
合成金雲母鉄 1.0
赤色201号 0.5
赤色202号 1.0
赤色223号 0.05
セレシン 4.0
キャンデリラロウ 7.0
カルナウバロウ 3.0
ヒマシ油 30.0
イソステアリン酸ジグリセライド 38.0
ラノリン 2.0
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.0
紫外線防止剤 適 量
酸化防止剤 適 量
香料 適 量
グリセリン 3.0
精製水 残 部
(製法)常法に従い、油中水型乳化組成物を調製したのち、型に流し込み冷却し口紅を調製した。
処方例19、20の乳化口紅は、滑らかな伸び、自然なツヤ感、化粧持続性、経時安定性の全ての項目に優れていた。比較例として、処方例19、20の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0100】
処方例21 マニキュア
硝化綿 20.0
酢酸ブチル 残 量
酢酸エチル 10.0
イソプロピルアルコール 8.0
アルキッド樹脂 7.0
クエン酸アセチルトリブチル 5.0
安息香酸ショ糖エステル 8.0
顔料 適 量
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 6.0
(製法)硝化綿を溶剤に加えて溶解し、さらに他の成分を加えて均一に混合後マニキュアを調製した。
処方例21のマニキュアは、滑らかな伸び、自然なツヤ感、化粧持続性、経時安定性の全ての項目に優れていた。比較例として、処方例21の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0101】
処方例22 ヘアリンス
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.5
オリーブ油 5.0
ベヘニルアルコール 1.0
アルギン酸ナトリウム 1.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
濃グリセリン 3.0
天然ビタミンE 0.1
クエン酸 適 量
クエン酸ナトリウム 適 量
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ヘアリンスを調製した。
処方例22のヘアリンスは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例22の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0102】
処方例23 液体メイクアップローション(非イオンタイプ)
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 1.2
キサンタンガム 0.1
グリセリン 4.0
クエン酸 0.3
合成金雲母 5.0
合成金雲母鉄 3.0
酸化チタン 5.0
酸化鉄 2.0
オレイルアルコール 1.0
ポリソルベート85 0.3
ラノリンアルコール 3.0
ミリスチン酸ミリスチル 2.0
水添ポリイソブテン 2.0
ミネラルオイル 0.3
ワックス混合物
(ステアレス−10、ステアレス−20、ステアリルアルコール) 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液体メイクアップローションを調製した。
処方例23の液体メイクアップローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例23の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0103】
処方例24 W/Oタイプ乳化メイクアップ
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
硫酸マグネシウム 0.4
合成金雲母 8.0
合成金雲母鉄 3.0
酸化チタン 3.0
酸化鉄 0.5
タルク 1.0
水添ポリイソブテン 8.0
ミネラルオイル 18.0
ラノリンアルコール 5.0
ソルビトール70% 5.0
オレイン酸ジエタノールアミド 2.5
ラノリン脂肪酸イソプロピル・レシチン混合物 7.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、乳化メイクアップローションを調製した。
処方例24の乳化メイクアップローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例24の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0104】
処方例25 クリームメイクアップ
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.5
セルロースガム 0.4
プロピレングリコール 5.0
タルク 10.0
合成金雲母 10.0
合成金雲母鉄 2.0
酸化チタン 1.0
イソプロピルミリステート 5.0
ステアリルアルコール 2.0
ポリソルベート20 2.0
ラウリン酸ソルビタン 0.8
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、クリームメイクアップを調製した。処方例25のクリームメイクアップは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例25の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0105】
処方例26 美顔用しわ伸ばし液体ローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
セルロースガム 1.0
ポリスチレンスルフォン酸Na 12.0
水溶性コラーゲン 3.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液体ローションを調製した。
処方例26の美顔用しわ伸ばし液体ローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例26の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0106】
処方例27 アイシャドー
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 7
タルク 30
酸化亜鉛 4
ステアリン酸亜鉛 11
合成金雲母 20
カオリン 10
顔料 18
防腐剤 適 量
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、アイシャドーを調製した。
処方例27のアイシャドーは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例27の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0107】
処方例28 アイライナー
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 3.0
PVP 2.0
顔料 10.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、アイライナーを調製した。
処方例28のアイライナーは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例28の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0108】
処方例29 スキンケアローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
キサンタンガム 0.5
グリセリン 6.0
水溶性コラーゲン 5.0
アラントイン 0.3
ポリスチレン 4.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 3.0
長鎖脂肪酸(10〜30)コレステロールエステル 2.0
オレス−3リン酸DEA 1.0
ジメチコン(350cs) 1.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、スキンケアローションを調製した。処方例29のスキンケアローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例29の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0109】
処方例30 モイスチャーローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
グリセリン 4.0
トリエタノールアミン 1.0
ポリペプチド 5.0
イソプロピルミリステート 2.0
ステアリン酸 2.0
セチルアルコール 2.0
液状ラノリン 10.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、モイスチャーローションを調製した。
処方例30のモイスチャーローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例30の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0110】
処方例31 モイスチャーローション(W/O)
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
硫酸マグネシウム 0.5
ミネラルオイル 9.0
水添ポリイソブテン 10.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 17.0
ソルビトール70% 5.0
オレイン酸ジエタノールアミド 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、モイスチャーローションを調製した。
処方例31のモイスチャーローション(W/O)は安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例31の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0111】
処方例32 モイスチャークリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
グリセリン 4.0
トリエタノールアミン 1.0
ステアリン酸 2.0
セチルアルコール 2.0
イソプロピルミリスチレート 2.0
液状ラノリン 10.0
ステアリン酸グリセリル 3.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、モイスチャークリームを調製した。処方例32のモイスチャークリームは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例32の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0112】
処方例33 ボディーローション
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.5
セルロースガム 0.5
グリセリン 6.0
アラントイン 0.1
ミネラルオイル 5.0
鉱物油 4.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 4.0
酢酸セチル・酢酸ラノリンアルコール混合物 6.0
ステアリン酸グリセリル・ステアリン酸PEG−100混合物 5.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ボディーローションを調製した。 処方例33のボディーローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例33の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0113】
処方例34 エモリエントローション(ドライタッチ)
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 0.5
グリセリン 3.5
トリエタノールアミン 0.1
ミネラルオイル 3.5
鉱物油 0.5
ジメチコン(350cs) 0.6
ステアリン酸 1.6
セチルアルコール 0.8
酢酸セチル・酢酸ラノリンアルコール混合物 2.0
ステアリン酸グリセリル 1.4
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、エモリエントローションを調製した。
処方例34のエモリエントローション(ドライタッチ)は安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例34の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0114】
処方例35 トリートメントローション
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.4
キサンタンガム 0.4
グリセリン 4.0
酢酸セチル・酢酸ラノリンアルコール混合物 4.0
安息香酸アルキル(C12−15) 4.0
ポリスチレン 3.0
ココアバター 4.0
鉱物油 2.0
ステアリン酸グリセリル・ステアリン酸PEG−100混合物 5.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、トリートメントローションを調製した。
処方例35のトリートメントローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例35の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0115】
処方例36 ボディーローション
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.2
セルロースガム 0.15
ジメチコン 0.1
ミネラルオイル 5.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 4.0
ステアリン酸 3.0
ステアリン酸グリセリル・ステアリン酸PEG−100混合物 4.0
液状ラノリン 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ボディーローションを調製した。 処方例36のボディーローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例36の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0116】
処方例37 ローション(シリコン配合)
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.2
キサンタンガム 0.25
フェニルジメチコン 5.0
ステアリン酸 5.0
ポリソルベート20 4.5
ラウリン酸ソルビタン 3.5
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ローションを調製した。
処方例37のローションは安定性、滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例37の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、乾燥時のツヤと使用感が劣った。
【0117】
処方例38 フェイスマスク(ピーラブル)
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
プロピレングリコール 7.0
ポリビニルアルコール 10.0
アルコール 20.0
オレスー23 3.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、フェイスマスクを調製した。
処方例38のフェイスマスクは保存安定性、使用時の滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例38の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、肌面から除去後のみずみずしさと使用感が劣った。
【0118】
処方例39 マイカクリームパック(クリームタイプ)
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 4.5
キサンタンガム 0.2
グリセリン 4.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 4.5
セチルアルコール 0.5
ミリスチン酸ミリスチル 1.5
合成ミツロウ 1.0
パルミチン酸ソルビタン 0.5
ポリソルベート60 0.5
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、マイカクリームパックを調製した。処方例39のマイカクリームパックは保存安定性、使用時の滑らかな伸び、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例39の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、肌面から除去後のみずみずしさと使用感が劣った。
【0119】
処方例40 液体クリーム石鹸
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
ヒドロキシプロピルグアー 1.0
ラウリル硫酸アンモニウム 40.0
PPG−5−セテス−10リン酸 2.5
ラウラミドDEA 4.0
ラノリンオイル 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液体クリーム石鹸を調製した。
処方例40の液体クリーム石鹸は保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例40の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、肌面から除去後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0120】
処方例41 クレンジングエモリエントクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
セチルアルコール 0.3
ステアリルアルコール 0.3
ステアリン酸 2.0
アセチルラノリン 1.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 5.0
ポロキサマー188 12.0
ココイルザルコシン 3.3
ココイルイセチオン酸Na 20.0
ジヒドロキシエチルココアミンオキシド 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、クレンジングエモリエントクリームを調製した。
処方例41のクレンジングエモリエントクリームは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例41の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、肌面から除去後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0121】
処方例42 液体石鹸
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 1.2
水酸化カリウム 2.0
プロピレングリコール 2.5
ラウリル硫酸ナトリウム30% 6.0
オレイン酸 9.0
ポリエチレン 3.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液体石鹸を調製した。
処方例42の液体石鹸は保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感、自然なツヤ感に優れていた。比較例として、処方例42の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、肌面から除去後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0122】
処方例43 洗浄クリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.6
プロピレングリコール 4.0
ココイルザルコシン 0.5
ステアリン酸グリセリル・ステアリン酸PEG−100混合物 7.0
ポロキサマー188 5.0
アセチルラノリン 0.5
イソプロピルラノリン酸・ラノリン混合物 2.5
ミネラルオイル 25.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、洗浄クリームを調製した。
処方例43の洗浄クリームは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感に優れ、メーキャップ落としに適していた。比較例として、処方例43の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0123】
処方例44 クレンジングクリーム(W/O)
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 2.0
ミネラルオイル 20.0
鉱物油 9.0
イソプロピルミリスチン酸 5.0
ソルビトール70% 20.0
液状ラノリン 3.0
ポリソルベート60 1.0
オレイン酸グリセリン・プロピレングリコール混合物 4.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、クレンジングクリームを調製した。処方例44のクレンジングクリームは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感に優れ、メーキャップ落としに適していた。比較例として、処方例44の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0124】
処方例45 ハンドクレンザー(油タイプ)
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 2.5
トリエタノールアミン 2.5
プロピレングリコール 5.0
ステアリン酸 4.0
ココイルザルコシン 6.0
セチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリン 3.0
ミネラルオイル 5.0
液状ラノリン 4.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ハンドクレンザーを調製した。 処方例45のハンドクレンザーは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感に優れ、洗浄性が良好であった。比較例として、処方例45の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0125】
処方例46 液体コールドクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
合成ミツロウ 1.5
ミネラルオイル 20.0
パルミチン酸ソルビタン 3.5
ポリソルベート 3.5
セチルエステル・PPG−5−セテス−20 1.5
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液体コールドクリームを調製した。処方例46の液体コールドクリームは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びとクリーミィな使用感に優れ、メーキャップ落としに適していた。比較例として、処方例46の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0126】
処方例47 サンスクリーンローション
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 1.0
キサンタンガム 0.2
プロピレングリコール 3.0
脱脂粉乳・モノステアリン酸グリセリン
・アルギン酸プロピレングリコール・水添野菜油混合物 0.8
メトキシケイヒ酸オクチル 7.5
安息香酸アルキル(C12−15) 8.0
ミネラルオイル・ラウリルアルコール混合物 4.0
ポリソルベート80 0.5
オキシベンゾン−3 5.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、サンスクリーンローションを調製した。
処方例47のサンスクリーンローションは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びのある使用感に優れ、さらっと軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例47の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0127】
処方例48 サンタンクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 2.0
グリセリン 3.5
ステアリン酸 5.0
ラウリン酸ソルビタン 3.5
ポリソルベート20 4.5
フェニルジメチコン 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
ジヒドロキシプロピルパラアミノ安息香酸エチル 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、サンタンクリームを調製した。 処方例48のサンタンクリームは保存安定性、べたつかず滑らかな伸びのあるクリーミィな使用感に優れ、さらっと軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例48の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、肌面でののびが弱く、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0128】
処方例49 ロールオンタイプ低粘度制汗剤
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.4
シクロメチコン 3.0
PPG−15ステアリル 1.0
オレスー10 1.0
エタノール 8.0
塩化アルミニウム水和物50% 36.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ロールオンタイプ低粘度制汗剤用ローションを調製した。
処方例49のロールオンタイプ低粘度制汗剤用ローションは保存安定性、べたつかず、さらっと軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例49の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0129】
処方例50 ロールオンタイプ中粘度制汗剤
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
モノステアリン酸グリセリン・ステアリン酸PEG―100混合物 8.0
塩化アルミニウム水和物50% 40.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ロールオンタイプ中粘度制汗剤用ローションを調製した。
処方例50のロールオンタイプ中粘度制汗剤用ローションは保存安定性、べたつかず、さらっとした仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例50の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0130】
処方例51 ヘアケアシャンプー
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.8
ジンクピリチオン 4.2
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 5.0
ラウリル硫酸トリエタノールアミン 40.0
トリエタノールアミン 3.2
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ヘアケアシャンプーを調製した。
処方例51のヘアケアシャンプーは保存安定性、べたつかず、さらっとした軽い仕上がり感が良好で、フケ取り効果があった。比較例として、処方例51の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0131】
処方例52 クリームヘアリンス
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
クエン酸 0.1
ポリペプチド 6.0
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 7.0
ポリソルベート80・セチル酢酸・
アセチルラノリンアルコール混合物 4.0
モノステアリン酸グリセリン・ステアリン酸PEG―100混合物 1.5
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、クリームヘアリンスを調製した。
処方例52のクリームヘアリンスは保存安定性、べたつかず、さらっとした軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例52の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0132】
処方例53 ヘアクリーム
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 2.0
プロピレングリコール 5.0
トリエタノールアミン 1.0
ラノリン 2.0
ミネラルオイル 3.0
ステアリン酸グリセリル(SE) 0.75
ひまし油 4.0
イソプロピルミリステート 5.0
ステアリン酸 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、ヘアクリームを調製した。
処方例53のヘアクリームは保存安定性が良好で、ソフトな手触りとさらっとした軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例53の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0133】
処方例54 パーマネントウェーブローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
セチルアルコール 1.0
ミネラルオイル 5.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 5.0
ポリソルベート80・セチル酢酸
・アセチルラノリンアルコール混合物 2.0
モノステアリン酸グリセリン・ステアリン酸PEG―100混合物 3.0
チオグリコール酸アンモン60% 12.0
アンモニア水 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、パーマネントウェーブローションを調製した。
処方例54のパーマネントウェーブローションは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、使用感が良好であった。比較例として、処方例54の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭が不快感をあたえ、使用後のすべすべ感と使用感が劣った。
【0134】
処方例55 アフターシェ−ブローション
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 1.0
グリセリン 2.0
アラントイン 0.1
ラウリル硫酸ナトリウム 3.4
PEG−8 4.0
イソプロピルミリステート 1.0
酢酸セチル・アセチルラノリンアルコール混合物 2.0
レシチン 1.0
アルコール 5.0
メントール 0.1
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、アフターシェ−ブローションを調製した。
処方例55のアフターシェーブローションは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、さらっとした軽い仕上がり感が良好であった。比較例として、処方例55の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0135】
処方例56 アフターシェ−ブローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.5
ジメチコンFG−10 0.2
ジメチコン(ダウ コーニング200) 3.0
ポリソルベート60 3.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 1.5
ヒドロキシプロピルセルロース 1.5
アルコール 30.0
メントール 0.2
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、アフターシェ−ブローションを調製した。
処方例56のアフターシェ−ブローションは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例56の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0136】
処方例57 シェービングジェル
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 5.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 2.5
モノステアリン酸グリセリン・ステアリン酸PEG−100混合物 0.5
ジメチコン(ダウ コーニング200) 10.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、シェービングジェルを調製した。 処方例57のシェービングジェルは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例57の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0137】
処方例58 練り歯みがき
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
グリセリン 30.0
セルロースガム 0.5
リン酸水素カルシウム 47.0
香料 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、練り歯みがきを調製した。
処方例58の練り歯みがきは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例58の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0138】
処方例59 練り歯みがき
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.3
グリセリン 12.5
セルロースガム 0.7
サッカリン 0.15
ソルビトール70% 12.5
リン酸水素カルシウム(2水塩) 45.0
香料 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、練り歯みがきを調製した。
処方例59の練り歯みがきは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例59の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0139】
処方例60 液状歯みがき
有機変性ケイ酸塩(実施例7で調製したもの) 1.0
グリセリン 12.5
セルロースガム 0.25
ソルビトール70% 12.5
リン酸水素カルシウム(2水塩) 50.0
香料 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、液状歯みがきを調製した。
処方例60の液状歯みがきは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例60の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0140】
処方例61 入れ歯クリーナー(錠剤タイプ)
有機変性ケイ酸塩(実施例3で調製したもの) 7.0
過ホウ酸ナトリウム 13.0
ピロリン酸ナトリウム 25.0
塩化ナトリウム 13.0
酒石酸 9.0
リン酸水素二ナトリウム 12.0
クエン酸 7.0
炭酸水素ナトリウム 16.0
イソプロピルアルコール 25.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、入れ歯クリーナーを調製した。
処方例61の入れ歯クリーナーは保存安定性が良好で、水中での分散性、使用後のすべすべ感が良好であった。比較例として、処方例61の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0141】
処方例62 脱毛ローション
有機変性ケイ酸塩(実施例6で調製したもの) 1.0
プロピレングリコール 5.0
ミネラルオイル・ラノリンアルコール混合物 5.0
ポリソルベート80・セチル酢酸
・アセチルラノリンアルコール混合物 2.0
モノステアリン酸グリセリン・ステアリン酸PEG−100混合物 2.0
チオグリコール酸カルシウム 5.0
水酸化カルシウム 6.0
防腐剤 適 量
精製水 to 100
(製法)前記処方成分を常法に従い混合し、脱毛ローションを調製した。
処方例62の脱毛ローションは保存安定性が良好で、のびと滑りが良く、しっとりした使用感が良好であった。比較例として、処方例62の成分中の有機変性ケイ酸塩を等量の有機変性粘土鉱物に変えたものは、微着色、微臭と使用後のがさつき感が不快感をあたえた。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フッ素含有膨潤性層状ケイ酸塩を有機アンモニウムカチオンと、Na、Li以外の交換性金属イオンとで変性することにより、熱水中におけるフッ素イオン溶出量が著しく低い変性フッ素ケイ酸塩粉体を得ることができる。また、増粘ゲル化能・乳化能を有し、不溶性増粘ゲル化剤・乳化剤として用いることができる。さらに、使用感も良好である。よって、化粧料や医薬品等の分野における外用剤や洗浄剤に好適に適用できる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to reducing the amount of fluorine ion eluted in hot water of a modified fluorosilicate powder, particularly an organically modified layered silicate using a fluorine-containing swellable layered silicate as a host.
[0002]
[Prior art]
In the fields of cosmetics, detergents, etc., thickening gels and emulsifiers are added for thickening and gelling the composition, and water and oils are uniformly emulsified. Surfactants readily soluble in water and oil are widely used.
[0003]
However, such general surfactants may cause irritation to the skin, cause rough hands, rough skin, skin allergies, etc., depending on the person. This is because the hydrophobic sites of the surfactant permeate the sebum layer on the skin surface, causing the sebum to be washed and washed away, and the hydrophilic sites of the surfactant permeating the sebum layer reduce the evaporation of moisture from the skin surface. Promoting or promoting the discharge of water-soluble components and ions from skin cells is considered to cause skin irritation, rough hands, and dry skin.
Emulsions using these surfactants may cause stickiness due to the surfactant. Against this background, studies have been made with a focus on minimizing the amount of surfactant used and on improving surfactants. One of the studies is the use of clay minerals.
[0004]
For example, organically modified clay minerals in which a quaternary ammonium salt type cationic surfactant is inserted between layers of a swelling clay mineral can stabilize polyhydric alcohol-in-oil emulsions, water-in-oil emulsions, and oil-in-water-in-oil complex emulsions. It is reported that it is effective for conversion (Patent Documents 1 and 2 etc.).
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 2-3015
[Patent Document 2]
JP-A-9-255562
[0006]
As a base material (host) of such an organically modified clay mineral, a natural or synthetic swellable clay mineral can be used.
However, in the case of a natural mineral, it is difficult to remove impurities such as transition metal ions, and in a composition containing an organically modified clay mineral using the same as a host, there have been problems of coloring and slight odor.
[0007]
In addition, in natural minerals, it is difficult to obtain uniform cation exchange capacity and uniform swelling power due to the presence of impurities and inhomogeneous composition. Clay minerals have inconsistent thickening gelling ability and emulsifying ability, and there is also a problem in compositions containing this that it is difficult to stabilize quality in terms of viscosity, emulsion stability, and feeling of use. .
Furthermore, in organically modified clay minerals using natural minerals, the host minerals may enter the texture of the skin, giving the skin a rough feel or deteriorating the unevenness and color tone of the skin.
[0008]
On the other hand, synthetic swellable clay minerals such as synthetic montmorillonite such as montmorillonite, saponite and hectorite, and synthetic mica such as sodium silicic mica, sodium hectorite, sodium and lithium teniolite are commercially available. These are excellent in that they are uniform in quality compared to natural minerals and do not contain problematic impurities. The synthetic mica and the like are said to be excellent in transparency, odorless, excellent in use feeling and adhesion to the skin, and also have an action of protecting the skin.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, these synthetic swellable clay minerals have hardly ever been put to practical use in the field of cosmetics and the like. The reason lies in the fluoride ion elution properties of the synthetic swellable clay mineral.
That is, the synthetic swellable clay mineral contains fluorine as one of the main components in the crystal structure, and when such a fluorine-containing swellable layered silicate powder or an organically modified product thereof is blended in a composition, When the clay mineral powder swells in the medium, fluorine ions are easily desorbed and liberated in large quantities. For this reason, there were concerns about the safety of the eluted fluorine ions and the effect on the quality of the composition, and practical application did not proceed.
[0010]
There have been various reports on the safety of eluted fluoride ions, and although it is generally recognized that there is no particular problem with regard to safety at low concentrations, in order to enhance safety and stability, fluoride ion elution was performed. It was desired to reduce the amount.
Synthetic phlogopite and synthetic K-tetrasilicic mica, which are already widely used as cosmetic materials such as foundations, have a non-swelling type crystal structure, so fluorine ions do not elute originally, but in order to enhance safety, The use standard is that the fluoride ion elution amount in a hot water elution test at 100 ° C. for 1 hour is 20 ppm or less.
[0011]
On the other hand, the fluorine ion elution amount of the fluorine-containing swellable layered silicate is usually 100 ppm to 10000 ppm in a hot water elution test. Further, even when such a fluorine-containing swellable layered silicate is subjected to an organic modification treatment, the amount of eluted fluorine is not significantly reduced. The fluorine-containing swellable phyllosilicate and its organically modified product exhibit viscosity and emulsifying properties by permeation of water and an organic solvent between crystal layers and expansion of the interlayer distance. Becomes unstable. As a result, it is considered that the elution of the constituent fluorine ions proceeds.
[0012]
Therefore, it has been desired to stabilize the interlayer and reduce the elution amount of fluorine ions to the same level as the non-swellable layered silicate even in the fluorine-containing swellable layered silicate and its modified product.
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide a modified fluorosilicic acid which is excellent in a thickening action and an emulsifying action, and has a significantly reduced fluoride ion elution amount in a hot water elution test. It is to provide a salt powder.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present inventors have conducted intensive studies.As a result, the fluorine-containing swellable clay mineral was treated with an organic ammonium cation, and Li and Na, which are easily exchangeable cations between layers, were treated with other cations. By treating with metal ions, it has been found that a modified fluorosilicate powder having excellent thickening gelling ability and emulsifying ability and having a significantly reduced fluorine elution amount can be obtained, thereby completing the present invention. Reached.
[0014]
That is, the modified fluorosilicate powder according to the present invention uses a fluorine-containing swellable layered silicate as a host mineral, and exchanges it with an organic ammonium cation modifier having a hydrophobic group and Li or Na between the host layers. And a metal ion exchange agent containing a metal ion.
In the modified fluorosilicate powder of the present invention, the organic ammonium cation in the powder is at least 10 equivalent% to the cation exchange capacity of the fluorine-containing swellable silicate serving as a host,
It is preferable that the metal ion in the powder is at least 10 equivalent% based on the cation exchange capacity of the fluorine-containing swellable silicate serving as a host.
In the modified fluorosilicate powder of the present invention, the amount of fluoride ion elution in a hot water elution test at 100 ° C. for 1 hour is preferably 20 ppm or less based on the mass of the powder used in the test. .
[0015]
The organic ammonium cation modifier is preferably a quaternary ammonium cation modifier represented by the following general formula (1) or a tertiary ammonium cation modifier represented by the following general formula (2).
Embedded image
(Where R1~ R4Is a group (A) or a group (B),1~ R41 to 3 are groups (A).
Group (A): C8-22A group selected from the group consisting of an alkyl group and a benzyl group.
Group (B): C1-3And a group selected from an alkyl group and a hydroxyalkyl group. X represents a halogen or methyl sulfate residue. )
[0016]
Embedded image
(Where R1~ R3Is a group (A) or a group (B),1~ R31 to 3 are groups (A).
Group (A): C8-22A group selected from the group consisting of an alkyl group and a benzyl group.
Group (B): C1-3And a group selected from an alkyl group and a hydroxyalkyl group. R4Is a hydrogen atom, and X represents a halogen or methyl sulfate residue. )
[0017]
Further, as the metal ions, K, Ca, Mg, Al, Ba, Cu, Ag, Te, Bi, Pb, Ce, Fe, Mo, Nb, W, Sb, Sn, V, Mn, Ni, Co, It is preferable that one or more selected from the group consisting of Zn, Zr, and Ti, and one or more selected from K, Ca, Mg, Fe and Zn is more preferable. It is suitable.
[0018]
Further, in the modified fluorosilicate powder of the present invention, it is preferable that the organic ammonium cation is 5% by mass or more and the metal ion is 0.005% by mass or more.
The insoluble thickening gelling agent or emulsifier according to the present invention comprises the modified fluorosilicate powder described in any of the above.
The skin external preparation or cleansing agent of the present invention is characterized by containing the modified fluorosilicate powder.
[0019]
The method for producing a modified fluorosilicate powder according to the present invention comprises a fluorine-containing swellable layered silicate, an organic ammonium modifier having a hydrophobic group, and a metal containing a metal ion exchangeable with Li or Na between host layers. The ion exchange agent is brought into contact with an aqueous medium containing water.
In addition, the method for suppressing fluoride ion elution of a fluorine-containing swellable phyllosilicate according to the present invention is characterized in that the fluorine-containing swellable phyllosilicate is exchangeable with an organic ammonium cation having a hydrophobic group and Li or Na between the host layer. Characterized by the following metal ions:
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the modified fluorosilicate powder of the present invention, the water-swellable layered silicate containing fluorine (synthetic water-swellable clay mineral) may be an organic ammonium cation having a hydrophobic group (hereinafter sometimes referred to as ammonium cation). ) And a metal ion exchangeable with Li or Na (hereinafter sometimes referred to as an exchangeable metal ion). It is known that interlayer cations such as Na and Li of water-swellable layered silicate easily exchange with other cations by ion exchange. Therefore, it is considered that most of the ammonium cation and the exchangeable metal ion exist between the layers of the host layered silicate.
[0021]
In the present invention, the fluorine-containing swellable phyllosilicate used as a host is represented by the following general formula (3).
(Na, K, Li)0.3 ~ 1.2(Mg, Li)1.8 ~ 3.3[(Al, Si, Mg)3.5 ~ 4.5O9.5 ~ 10.5] (F, OH, O)1.5 ~ 2.5 (3)
(In the formula, "," in parentheses represents "and / or.")
These are swelling type or limited swelling type layered silicates which swell in water and become flaky fine powder and are dispersed. In the present invention, these may be used alone or as a mixture as a host. Further, such a layered silicate may contain other trace elements (for example, Fe, Ca, Cr, Ti, Mn, Co, Sn, Cu, Zn, Ag, and Ba) in a range that does not impair the effects of the present invention. May be contained.
[0022]
Specific examples include a montmorillonite group of synthesis of montmorillonite, saponite, hectorite, and the like (in this case, the (OH) group in the formula is partially or entirely substituted with fluorine). Commercially available products include Vegum (manufactured by Vanderbild), Kunipia (manufactured by Kunimine Industries), Laponite (manufactured by Laporte), and the like. Further, synthetic mica known under the names of sodium silicic mica, sodium teniolite and lithium teniolite is also included. Commercially available synthetic mica includes NaMg2.5(Si4O10) F2 (Na tetrasilicic mica)
NaMg2Li (Si4O10) F2 (Na teniolite)
Na1/3Mg8/3Li1/3(Si4O10) F2 (Na hectorite)
LiMg2Li (Si4O10) F2 (Li teniolite)
Li1/3Mg8/3Li1/3(Si4O10) F2 (Li hectorite)
(Topy Industries, Ltd.).
In addition, KMg2.5(Si4O10) F2 (K tetrasilicic mica), KMg3(AlSi3O10) F2A non-swellable mica such as (synthetic phlogopite) is mixed with the swellable synthetic mica, and the mixture is calcined at 800 ° C. to 1000 ° C. to obtain a swellable mica mixture product according to the present invention. It can also be used as a silicate.
[0023]
As the organic ammonium modifier for modifying the fluorine-containing swellable phyllosilicate with an organic ammonium cation, a salt of a quaternary ammonium cation represented by the general formula (1) or a salt of the general formula (2) The salts of the indicated tertiary ammonium cations are preferred. Examples of the counter ion X of such a salt include halogen such as chlorine, bromine and iodine and a methylsulfate residue.
In the general formula (1), R1~ R4Is a group (A) [C8-22A group selected from the group consisting of an alkyl group and a benzyl group], or a group (B) [C1-3A group selected from the group consisting of an alkyl group and a hydroxyalkyl group of1~ R41 to 3 are groups (A).
[0024]
R1When only group (A) is used, for example, dodecyltrimethylammonium chloride, myristyltrimethylammonium chloride, stearyltrimethylammonium chloride, behenyltrimethylammonium chloride, cetyldimethylethylammonium chloride, stearyldimethylethylammonium chloride, myristyldiethylmethylammonium chloride, Alternatively, a corresponding bromide salt, methyl sulfate salt or the like can be used.
[0025]
Also, R1And R2Is a group (A), for example, benzyldimethylcetylammonium chloride, benzyldimethylstearylammonium chloride, benzylmethylethylstearylammonium chloride, stearyldimethylhydroxypropylammonium chloride, benzylbehenyldihydroxyethylammonium chloride, distearyldimethylammonium chloride, Alternatively, a corresponding bromide salt, methyl sulfate salt or the like can be used.
[0026]
Also, R1~ R3Is a group (A), for example, benzyl methyl dicetyl ammonium chloride, benzyl methyl distearyl ammonium chloride, benzyl ethyl distearyl ammonium chloride, stearyl methyl dihydroxypropyl ammonium chloride, trilauryl methyl ammonium chloride and the corresponding bromide salt, A methyl sulfate salt or the like can be used.
[0027]
In the tertiary ammonium cation modifier represented by the general formula (2),1~ R3Is the group (A) or the group (B), respectively.1~ R31 to 3 are groups (A). Also, R4Is a hydrogen atom.
R1When only group (A) is used, for example, acid addition salts of tertiary amines such as dimethylstearylamine, dimethylmyristylamine, and dimethyllaurylamine (salts with an acid represented by XH) can be used.
[0028]
Also, R1And R2Is a group (A), for example, an acid addition salt of a tertiary amine such as distearylmethylamine, dimyristylmethylamine, and dilaurylmethylamine can be used.
Also, R1~ R3Is a group (A), an acid addition salt of a tertiary amine such as benzyl distearylamine, trimyristylamine and trilaurylamine can be used.
[0029]
These modifiers may be used after the tertiary amine and the acid HX are reacted in advance to form a salt, or may be added separately. Further, in the case where the tertiary amine is protonated in water to become a tertiary ammonium cation without using an acid, only the tertiary amine can be used.
[0030]
In the present invention, the exchangeable metal ion has an effect of stabilizing the layers of the organically modified layered silicate in which ammonium cations are bonded between the layers and suppressing elution of fluorine ions. Such exchangeable metal ions are preferably K, Ca, Mg, Fe and Zn, and particularly preferably Ca. These are metal ions which have exchangeability with Li and Na which are easily exchangeable interlayer cations, and which reduce the swellability of the clay mineral by exchange. Therefore, the same effect can be expected for other metal ions having such an effect. For example, Al, Ba, Cu, Ag, Te, Bi, Pb, Ce, Mo, Nb, W, Sb, Sn, V, Mn, Ni, Co, Zr, Ti and the like can be considered. In the present invention, one or more of the exchangeable metal ions can be used.
[0031]
The metal ion exchange agent for modifying the fluorine-containing swellable layered silicate with exchangeable metal ions is not particularly limited as long as it releases exchangeable metal ions in water. Natural materials (bone meal, shell powder, lime, etc.) can also be used.
[0032]
In the present invention, the fluorine-containing swellable phyllosilicate is made hydrophobic between layers by an organic ammonium cation, and functions as an oily thickening gelling agent and an oily emulsifier. Furthermore, the exchangeable metal ions such as calcium ions significantly reduce the amount of fluoride ion eluted in hot water of the powder, and the amount of fluorine ion eluted in a hot water elution test at 100 ° C. for 1 hour indicates the mass of the powder. To 20 ppm or less. In addition, almost no decrease in the thickening gelling ability and emulsifying ability due to exchangeable metal ions is observed.
Therefore, it can be applied to various applications that require stabilization of the system or thickening gelling property or emulsifying property, but the amount of fluoride ion eluted from the powder is very low, so safety is particularly important. It is considered to be particularly useful in external preparations and cleaning agents in the fields of cosmetics, pharmaceuticals and the like. External preparations and cleaning agents include those applied to body hair such as nails, hair, eyelashes, eyebrows, teeth, etc., in addition to skin.
[0033]
The amount of ammonium cation in the modified fluorosilicate powder of the present invention is not particularly limited as long as the effect of the present invention is exhibited, and the cation exchange capacity of the fluorine-containing water-swellable layered silicate of the host is usually used. Is at least 10 equivalent%, preferably at least 50 equivalent%, particularly preferably at least 80 equivalent%. If the amount of ammonium cation is too small, the resulting modified fluorosilicate powder may not have sufficient thickening gelling ability and emulsifying ability.
[0034]
The amount of exchangeable metal ions in the modified fluorosilicate powder of the present invention is not particularly limited as long as the effect of the present invention is exhibited, but preferably the cation of the fluorine-containing water-swellable layered silicate of the host is used. It is 10 equivalent% or more with respect to the exchange capacity. When the amount of exchangeable metal ions is small, the effect of reducing the elution amount of fluorine ions is not sufficient.
[0035]
In the present invention, the cation exchange capacity (meq / 100 g) of the host is a value (actually measured cation exchange capacity) calculated based on the amount of Ca adsorbed according to a conventional method, unless otherwise specified. This value is usually smaller than the theoretical cation exchange capacity determined from the composition formula. The cation exchange capacity indicated as a commercially available product is usually represented by an actually measured cation exchange capacity.
[0036]
The content of the organic ammonium cation and the exchangeable metal ion in the modified fluorosilicate powder of the present invention varies depending on the kind and amount of the raw material to be used. It is in the range of 0.005 to 10% by mass as metal ions.
[0037]
The content (% by mass) of the ammonium cation and the exchangeable metal ion contained in the modified fluorosilicate powder of the present invention is determined by the N content and the exchangeable metal ion content obtained by elemental analysis of the powder. It can be calculated from the rate. When the host clay mineral originally has the same type of metal ion as the exchangeable metal ion in its structure, this is corrected and the increased amount is defined as the exchangeable metal ion content.
[0038]
Further, based on each content, each equivalent% with respect to the cation exchange capacity of the host can be calculated by the following formula.
Equivalent% based on host cation exchange capacity = (actual content / maximum content) × 100 actual content: content of organic ammonium cation or exchangeable metal ion in 100 g of modified fluorosilicate powder calculated by elemental analysis Rate (% by mass).
Maximum content: The content (% by mass) of each ion in the modified fluorosilicate powder, assuming that all the hosts have been exchanged with organic ammonium cations or exchangeable metal ions.
[0039]
The sum of the ammonium cation and the exchangeable metal ion in the obtained modified fluorosilicate powder may be larger than the cation exchange amount of the fluorine-containing swellable layered silicate serving as the host. This is presumably because the organic ammonium cations are bonded between the layers and the exchangeable metal ions enter between the layers spread by the organic chains, so that the bonding becomes possible beyond the measured cation exchange capacity. In addition, it is also conceivable that it is attached not only to the interlayer but also to the cross section and the surface of the layered silicate.
[0040]
The modified fluorosilicate powder of the present invention can be obtained by contacting the fluorine-containing swellable layered silicate, an organic ammonium cation modifier, and a metal ion exchanger in an aqueous medium. For example, a modification treatment is performed by dispersing a fluorine-containing swellable layered silicate in water, sufficiently swelling, adding an organic ammonium cation modifier and a metal ion exchanger to the mixture, and mixing. Thereafter, the modified fluorosilicate powder of the present invention can be obtained by appropriately performing solid-liquid separation (filtration, centrifugation, decantation, etc.), washing, drying, pulverization and the like.
[0041]
The temperature and time during the denaturation treatment may be appropriately determined according to the raw materials to be used and the like, and usually, the reaction may be performed at room temperature to 100 ° C. for 30 minutes to 24 hours.
As the aqueous medium used for the denaturation treatment, in addition to water, a low-boiling water-soluble solvent such as acetone or ethanol, or a mixture of these and water is suitable. The order of addition of the organic ammonium cation modifier and the metal ion exchanger is not particularly limited, but preferably, the organic ammonium cation modifier is first added and sufficiently modified, and then the metal ion exchanger is added, or It is preferred to add both together. In addition, the addition method may be all at once or may be added gradually. Further, a metal ion exchange agent may be similarly treated on the organically modified layered silicate powder which has been treated with an organic ammonium cation modifier in advance.
[0042]
The amount of the organic ammonium modifier and the metal ion exchanger used in the modification treatment reaction is not particularly limited as long as the ammonium cation and the exchangeable metal ion can be contained in the powder in the above range. The treatment may be carried out using 0.05 to 2.0 parts by weight of an organic ammonium modifier and 0.005 to 1.0 part by weight of a metal ion exchanger per 1 part by weight of the salt. If the amount of the organic ammonium modifier or the metal ion exchanger is too small, the ammonium cations or exchangeable metal ions may not be sufficiently bonded. On the other hand, there is no particular problem even when an excessive amount of the organic ammonium modifier or the metal ion exchanger is used, but since the unreacted organic ammonium cation modifier and the metal ion exchanger are discarded outside the system, use in a large excess. Is uneconomical.
[0043]
The modified fluorinated silicate powder obtained by such a modification treatment is treated with only an organic ammonium cation modifier and is not treated with a metal ion exchanger. The amount of fluorine eluted in the inside is extremely small.
The mechanism by which the fluorine elution amount is reduced in the modified fluorosilicate powder of the present invention is not clear, but can be inferred as follows.
That is, when an organic ammonium modifier is intercalated between the layers of the water-swellable layered silicate, the layers spread, but at this time, the bulk of the ammonium cation causes strain between the layers, and the crystal structure between the layers becomes unstable, Fluorine elutes. When such an organically modified layered silicate is treated with a metal ion exchange agent, metal ions released from the metal ion exchange agent exchange with easily exchangeable interlayer cations such as Na and Li to fill the interlayer. As a result, it is considered that the interlayer is stabilized and elution of fluorine ions is suppressed.
[0044]
The modified fluorosilicate powder of the present invention exhibits swelling properties in oils and organic solvents, and functions as an oil-based thickening / gelling agent, like the conventional organically modified layered silicate. When used as an emulsifier, an emulsion having good stability can be obtained.
[0045]
The composition containing the modified fluorosilicate powder of the present invention has good storage stability and feeling of use. Also, there is no concern about the effect of fluorine ions on the skin. Furthermore, since the modified fluorosilicate powder of the present invention is a solid fine powder insoluble in water and oil, it hardly penetrates the skin unlike ordinary surfactants, and the powder is It can also be expected to have an effect of preventing and roughening the skin.
[0046]
In addition, since the modified fluorosilicate powder according to the present invention uses a synthetic product containing no impurities as a host mineral, the use thereof does not cause unpleasant fine coloring or slight odor of the composition. Further, the performance can be made uniform as compared with the natural swellable clay mineral, and the quality of the blended composition can be stabilized.
[0047]
Moreover, in the case of natural swelling clay minerals, the clay minerals may enter the texture of the skin, giving a rough feeling to the skin surface or deteriorating the color unevenness or tone of the skin. Such a problem is solved by the acid salt powder. When the composition using the modified fluorosilicate powder of the present invention is applied to the skin, the dried skin is provided with a gloss and luster having a sense of transparency, and is used for smoothness and good touch. The feeling is also very good.
[0048]
In addition, emulsified compositions containing giant oil droplets are usually difficult to obtain in terms of stability even using a thickener or the like, but using the modified fluorosilicate powder of the present invention, Such a composition can also be adjusted, and a composition that is moist and easy to spread due to giant oil droplets can be obtained. In addition, the composition containing the modified fluorosilicate powder of the present invention has no stickiness or sliminess and has a refreshing feel.
Further, the host powder of the modified fluorosilicate powder of the present invention can provide the same cosmetic effect as the layered silicate powder used in finish cosmetics such as foundations. When the fluorosilicate powder is blended in cosmetics or the like, it is possible to impart a moisturizing effect, a skin protecting effect, a foundation effect, and the like by adjusting the blending amount.
Therefore, the modified fluorosilicate powder of the present invention can be suitably blended in an external preparation for skin in cosmetics and pharmaceuticals.
[0049]
The external preparation and the detergent containing the modified fluorosilicate powder of the present invention are not particularly limited in the form of the preparation. For example, an aqueous solution, a solubilization system, a gelation / emulsification system, and a powder dispersion System, a water-oil two-layer system, a water-oil-powder three-layer system, and the like. Specific preparations include basic cosmetics such as lotions, emulsions, creams, lotions, makeup bases, packs, etc .; makeup cosmetics such as foundations, blushers, eye shadows, lipsticks, etc .; makeup cleansing, body soaps, liquid soaps, etc. Skin cleansing agents; shampoos, rinses, hair coloring, hair creams, and other hair cosmetics, as well as toothpastes, but are not limited thereto.
The external preparation and the cleaning agent of the present invention may contain components that can be usually compounded in cosmetics and pharmaceuticals as long as the effects of the present invention are not impaired.
[0050]
The modified fluorosilicate powder of the present invention is capable of thickening and gelling the oil phase by dispersing it in the oil phase. In addition, by emulsifying by a known method using an oil phase to which the modified fluorosilicate powder of the present invention is added, an emulsified composition having excellent emulsion stability can be obtained. As the emulsion composition, oil-based emulsions such as W / O and O / W / O are suitable.
As the oil phase, a wide range of polar oils to non-polar oils can be used. Examples of the oil component include natural animal and vegetable oils and fats and semi-synthetic oils, hydrocarbon oils, higher alcohols, ester oils, glyceride oils, and silicone oils. Waxes can also be used as long as there is no particular problem.
[0051]
Further examples of oils include, as natural animal and vegetable oils and fats and semi-synthetic oils, avocado oil, linseed oil, almond oil, eno oil, olive oil, cocoa butter, kaya oil, carnauba wax, liver oil, candelilla wax, tallow , Beef tallow, beef bone fat, hardened tallow, ginger oil, spermaceti, hardened oil, wheat germ oil, sesame oil, rice germ oil, rice bran oil, sugarcane wax, sasanqua oil, safflower oil, shea butter, cinnamon oil, Cinnamon oil, Jojoba wax, shellac wax, turtle oil, soybean oil, teaseed oil, camellia oil, evening primrose oil, corn oil, lard oil, rapeseed oil, Japanese kiri oil, bran wax, germ oil, horse fat, persic oil, palm oil , Palm kernel oil, castor oil, hydrogenated castor oil, castor oil fatty acid methyl ester, sunflower oil, grape oil, bayberry wax, jojoba oil, macadania nut , Beeswax, mink oil, cottonseed oil, cotton wax, mokuro, mokuro kernel oil, montan wax, coconut oil, hydrogenated coconut oil, tricoconut oil fatty acid glyceride, sheep fat, peanut oil, lanolin, liquid lanolin, reduced lanolin, lanolin alcohol, hard lanolin Lanolin acetate, lanolin fatty acid isopropyl, POE lanolin alcohol ether, POE lanolin alcohol acetate, lanolin fatty acid polyethylene glycol, POE hydrogenated lanolin alcohol ether, egg yolk oil and the like.
[0052]
Examples of the hydrocarbon oils include squalane, squalene, ceresin, paraffin, paraffin wax, liquid paraffin, pristane, polyisobutylene, microcrystalline wax, and petrolatum. As higher fatty acids, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, undecylenic acid, oleic acid, linoleic acid, linoleic acid, arachidonic acid, eicosapentaenoic acid, docosahexaenoic acid, isostearic acid, 12-hydroxystearic acid And the like.
[0053]
As higher alcohols, lauryl alcohol, myristyl alcohol, palmityl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, hexadecyl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, hexyldecanol, octyldodecanol, 2-decyltetradecinol, cholesterol, POE cholesterol Ether, monostearyl glycerin ether (bacyl alcohol), monooleyl glycerin ether (seralkyl alcohol) and the like.
[0054]
As ester oils, diisobutyl adipate, 2-hexyldecyl adipate, N-alkyl glycol monoisostearate, isocetyl isostearate, trimethylolpropane triisostearate, ethylene glycol di-2-ethylhexanoate, di-2-ethyl Neopentyl glycol hexanoate, cetyl 2-ethylhexanoate, trimethylolpropane tri-2-ethylhexanoate, pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate, cetyl octanoate, octyldodecyl gum ester, oleyl oleate, octyl oleate Dodecyl, decyl oleate, neopentyl glycol dicaprate, triethyl citrate, 2-ethylhexyl succinate, amyl acetate, ethyl acetate, butyl acetate, isocetyl stearate Butyl stearate, diisopropyl sebacate, di-2-ethylhexyl sebacate, cetyl lactate, myristyl lactate, isopropyl palmitate, 2-ethylhexyl palmitate, 2-hexyldecyl palmitate, 2-heptylundecyl palmitate, 12-hydroxy Cholesteryl stearate, dipentaerythritol fatty acid ester, isopropyl myristate, 2-octyldodecyl myristate, 2-hexyldecyl myristate, myristyl myristate, hexyldecyl dimethyloctanoate, ethyl laurate, hexyl laurate, N-lauroyl- L-glutamic acid-2-octyldodecyl ester, diisostearyl malate, dextrin palmitate, dextrin stearate, dextrin Trinh 2-ethylhexanoic acid palmitic acid ester, sucrose palmitic acid ester, sucrose stearate, mono benzylidene sorbitol, dibenzylidene sorbitol.
[0055]
Examples of glyceride oils include acetoglyceryl, glyceryl diisooctanoate, glyceryl triisostearate, glyceryl triisopalmitate, glyceryl tri-2-ethylhexanoate, glyceryl monostearate, glyceryl di-2-heptylundecanoate, and trimyristate. Glyceryl and the like.
[0056]
Silicone oils include dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, methylhydrogenpolysiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, dodecamethylcyclohexasiloxane, tetramethyltetrahydrodienecyclotetrasiloxane, stearoxysilicone And the like, higher alkoxy-modified silicone, higher fatty acid-modified silicone, fluorine-modified silicone, amino-modified silicone, alkyl-modified silicone, higher fatty acid ester-modified silicone, silicone resin, silicone rubber, silicone resin, and the like.
[0057]
Examples of the fluorinated oils include perfluoropolyether, perfluorodecalin, perfluorooctane, and the like.
The amount of the modified fluorosilicate powder of the present invention is not particularly limited, but is usually 0.1 to 10% by mass in the composition.
[0058]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to specific examples, but the present invention is not limited thereto.
Fluoride ion elution test
5 g of the test powder was added to 100 ml of water, and after boiling treatment at 100 ° C. for 1 hour, the concentration of fluorine ions dissolved in water was measured and the elution amount of fluorine ions was calculated.
[0059]
Content
From the elemental analysis value of the obtained powder, the content (% by mass) of the organic ammonium cation and the exchangeable metal ion in the powder was calculated. Further, the equivalent% of the organic ammonium cation and the exchangeable metal ion with respect to the cation exchange capacity of the fluorine-containing swellable layered silicate of the host was also calculated by the above formula.
[0060]
Emulsion stability
2 g of the test powder and 40 g of squalane were added to 100 ml of water, and the mixture was stirred for 3 minutes with a mixer to prepare a W / O emulsion. After leaving this emulsion for 7 days, the stability was visually evaluated according to the following criteria.
(Evaluation criteria)
粘度 The viscosity and emulsified state at the time of preparation were maintained.
○ The viscosity and emulsified state at the time of preparation were almost maintained.
C: A slight tendency for separation was observed, but the viscosity and emulsified state were maintained.
C: Separation of the water phase and the oil phase or creaming phenomenon occurred.
[0061]
Example 1
10 g of Na tetrasilicon mica was dispersed in 1 liter of water, and 5 g of didecyldimethylammonium salt was added thereto, and 2 g of potassium chloride was added to perform an ion exchange reaction while performing an organic modification treatment. After solid-liquid separation, the resulting powder was washed with hot water to remove unreacted treating agents, and then dried to obtain the desired modified fluorosilicate powder. The fluorine elution amount of this powder was 18 ppm.
[0062]
Example 2
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 1 except that the layered silicate was changed to 10 g of Na teniolite and the metal ion exchanger was changed to 2 g of magnesium chloride. The fluorine elution amount of this powder was 13 ppm.
[0063]
Example 3
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 1, except that the layered silicate was changed to 10 g of Na hectorite and the metal ion exchanger was changed to 3 g of calcium acetate. The fluorine elution amount of this powder was 8 ppm.
[0064]
Example 4
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 1 except that the layered silicate was changed to 10 g of Li teniolite and the metal ion exchanger was changed to 2 g of ferrous chloride. . The fluorine elution amount of this powder was 15 ppm.
[0065]
Example 5
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 1, except that the layered silicate was changed to 10 g of Li hectorite and the metal ion exchanger was changed to 2 g of zinc chloride. The fluorine elution amount of this powder was 15 ppm.
[0066]
Example 6
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that the organic ammonium cation modifier was changed to benzyldimethylstearyl ammonium chloride. The fluorine elution amount of this powder was 12 ppm.
[0067]
Example 7
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that the organic ammonium cation modifier was changed to distearyl dimethyl ammonium chloride. The fluorine elution amount of this powder was 11 ppm.
[0068]
Example 8
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3 except that the organic ammonium cation modifier was changed to stearyltrimethylammonium chloride. The fluorine elution amount of this powder was 11 ppm.
[0069]
Example 9
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that the organic ammonium cation modifier was changed to trilaurylmethylammonium chloride. The fluorine elution amount of this powder was 13 ppm.
[0070]
Example 10
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that 2 g of calcium carbonate was added instead of calcium acetate. The fluorine elution amount of this powder was 14 ppm.
[0071]
Example 11
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that 3 g of calcium chloride was added instead of calcium acetate. The fluorine elution amount of this powder was 12 ppm.
[0072]
Example 12
5.0 parts of Na tetrasilicon mica and synthetic phlogopite (KMg3(AlSi3O10) F2) 5.0 parts was dispersed in 400 parts of water, and this mixed slurry was uniformly mixed. After collecting and drying this mixture, the mixture was calcined at 900 ° C. for 5 hours to obtain a layered silicate mixed and calcined powder.
The same treatment as in Example 1 was carried out using 10 g of the mixed fired powder, 3 g of didecyldimethylammonium chloride, and 0.6 g of calcium acetate to obtain a modified fluorosilicate powder. The fluorine elution amount of this powder was 8 ppm.
[0073]
Example 13
A modified fluorosilicate powder was obtained in the same manner as in Example 3, except that the organic ammonium cation modifier was changed to an equal amount of distearylmethylamine, and the pH was adjusted to 6 with hydrochloric acid. The fluorine elution amount of this powder was 17 ppm.
[0074]
Comparative Examples 1 to 5
In Examples 1 to 5, powders were obtained by treating in the same manner as in Examples 1 to 5, except that the metal ion exchanger was not used.
Table 1 shows the content of the organic ammonium cation and the exchangeable metal ion in the powder obtained in each of the Examples and Comparative Examples, the maximum content, and the equivalent% with respect to the cation exchange capacity of the host clay mineral. Table 2 shows the stability.
[0075]
[Table 1]
[0076]
[Table 2]
―――――――――――――――――――――――――――
Sample F elution amount (ppm) Emulsion stability
―――――――――――――――――――――――――――
Example 1 18 ◎
Example 2 13 ◎
Example 3 8 ◎
Example 4 15 ◎
Example 5 15 ◎
Example 6 12 ◎
Example 7 11 ◎
Example 8 11 ○
Example 9 13 ○
Example 10 14 ◎
Example 11 12 ◎
Example 12 8 ○
Example 13 17 ○
―――――――――――――――――――――――――――
Comparative Example 1 380 ○
Comparative Example 2 220 ○
Comparative Example 3 155 ◎
Comparative Example 4 130 ○
Comparative Example 5 160
―――――――――――――――――――――――――――
[0077]
In Examples 1 to 5, didecyldimethylammonium chloride, which is a quaternary ammonium salt, was used as an organic ammonium cation modifier, and was prepared by changing the host and the metal ion exchanger. Also, in Example 3 (host: Na hectorite, metal ion exchange agent: calcium acetate), in Examples 6 to 9, the type of quaternary ammonium salt was changed, and in Example 13, quaternary ammonium salt was used instead of quaternary ammonium salt. A salt of a secondary amine was used. In contrast to Example 3, in Examples 10 to 11, the type of the metal ion exchanger was changed, and in Example 12, a mixed fired product of Na tetrasilicic mica and synthetic phlogopite was used as a host.
[0078]
As shown in Table 1, the powders of Examples 1 to 13 which were treated with both the organic ammonium cation modifier and the metal ion exchanger contained the organic ammonium cation and exchangeable metal ions derived from the metal ion exchanger. are doing.
And, as shown in Table 2, all of the powders of Examples 1 to 13 have a fluorine elution amount of 20 ppm or less, which is remarkably compared to the powders of Comparative Examples 1 to 5 prepared without using the metal ion exchanger. The elution amount was reduced. From this, it is considered that the interlayer is stabilized by the exchangeable metal ions in the modified fluorosilicate powder of the present invention.
Further, the emulsified compositions using the powders of Examples 1 to 13 had good stability and were equal to or more than Comparative Examples 1 to 5. In addition, the obtained emulsified composition had no unpleasant odor, had good spreadability and permeation, and had moisturizing properties.
Furthermore, even when the emulsions of Examples 1 to 13 were applied to the arms of five monitors with sensitive skin, no abnormalities were observed.
[0079]
Next, various compositions containing the modified fluorosilicate powder of the present invention were prepared, and the effects were compared with those of conventional organic modified clay minerals (dimethyl distearyl ammonium bentonite, benzyl dimethyl stearyl ammonium hectorite, etc.). .
Hereinafter, specific examples will be shown, but the present invention is not limited by these. In addition, the compounding amount is shown by mass% unless otherwise specified.
[0080]
Formulation Example 1 Cleansing milk
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 2.0
Liquid paraffin 10.0
Isononyl isononanoate 5.0
Cetanol 3.0
Sodium alginate 1.0
Dipotassium glycyrrhizinate 0.2
Concentrated glycerin 3.0
Citric acid qs
Sodium citrate qs
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The oily component was heated and mixed, and then added to purified water to prepare an emulsion.
The cleansing milk of Formulation Example 1 had good long-term stability and was excellent in usability.
As a comparative example, when the organically modified silicate in the components of Formulation Example 1 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral, the emulsion was separated because of slight discoloration and slight odor.
[0081]
Formulation Example 2 Emulsion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 0.5
Sodium L-glutamate 2.0
Trimethylglycine 5.0
Propylene glycol 8.0
Squalene 5.0
Pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate 5.0
Methylphenyl polysiloxane 5.0
Octamethylcyclotetrasiloxane 15.0
Trefill E-505C 2.0
Aerosil R972 0.5
Silicon SC9450N 3.0
Tranexamic acid qs
Methyl paraben qs
Appropriate amount of fragrance
Purified water to 100
(Production method) An aqueous phase component and an oil phase component were separately prepared, the aqueous phase component was gradually added to the oil phase component, and the mixture was uniformly emulsified with a homomixer to obtain an emulsion.
The emulsion of Formulation Example 2 had good long-term stability, and was excellent in moisturizing properties, smoothness, and usability. As a comparative example, when the organically modified silicate in the components of Formulation Example 2 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral, the coloring and the slight odor gave discomfort and the feeling of use during drying was inferior.
[0082]
Formulation Example 3 Serum
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Squalane 5.0
Cetanol 2.0
Sodium alginate 1.5
Dipotassium glycyrrhizinate 0.2
Concentrated glycerin 3.0
Citric acid qs
Sodium citrate qs
Preservative qs
Purified water to 100
The serum of Formulation Example 3 had good long-term stability, and was excellent in moisture retention, smoothness, and feeling of use (elongation, gloss). As a comparative example, when the organically modified silicate in the components of Formulation Example 3 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral, the coloring and the odor were unpleasant and the feeling of use during drying was inferior.
[0083]
Formulation Example 4 Emulsion base cosmetic
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Acrylic-silicone graft copolymer 20.0
Hydrocarbon oil 1.0
Decamethylcyclopentasiloxane 20.0
Squalane 5.0
N-lauroyl-L-glutamic acid di
(Phytostearyl 2-octyldodecyl) 5.0
Behenyl alcohol 5.0
Polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane 3.0
Sorbitan sesquioleate 1.0
Bengala-coated mica titanium 5.0
Dipropylene glycol 2.0
Glycerin 2.0
Magnesium phosphate ascorbate 1.0
Purified water balance
(Production method) A water-in-oil type emulsified base cosmetic was prepared according to a conventional method.
The emulsion of Formulation Example 4 had good long-term stability, and was excellent in moisture retention, smoothness, and feeling of use (elongation, gloss). As a comparative example, when the organically modified silicate in the components of Formulation Example 4 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral, the coloring and the smell were unpleasant, and the feeling of use during drying was inferior.
[0084]
Formulation Example 5 Hand cream
Acrylic-silicone graft copolymer 6.0
Polyether-modified silicone 3.0
Ethanol 10.0
Dimethyl polysiloxane 40.0
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 3.0
Preservative qs
Purified water balance
(Preparation method) A preservative and purified water were added while mixing and dispersing the oily components to prepare a hand cream.
The emulsion of Formulation Example 5 had good long-term stability, and was excellent in moisture retention, smoothness, and feeling of use (elongation, gloss). As a comparative example, when the organically modified silicate in the component of Formulation Example 5 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral, the coloring and the odor were unpleasant and the feeling of use during drying was inferior.
[0085]
Formulation Example 6 Moisturizing cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Salt 1.0
Glycine 1.0
1,3-butylene glycol 5.0
Liquid paraffin 5.0
Cetyl-2-ethylhexanoate 5.0
Pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate 3.0
Methylphenyl polysiloxane 3.0
Decamethylcyclopentasiloxane 10.0
Trefill E-505C 2.5
Aerosil R972 2.0
Silicon SC9450N 2.0
Vitamin E-acetate 3.0
Methyl paraben qs
Appropriate amount of fragrance
Purified water to 100
(Production method) A water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The moisturizing cream of Formulation Example 6 had good long-term stability, good spreadability on the skin, and gave a fresh and refreshing feeling of use and a natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 6 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0086]
Formulation Example 7 Emollient cream
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Decamethylcyclopentasiloxane 10.0
Dimethylsiloxane 4.0
Cross-linked methylpolysiloxane 5.0
Tocopherol acetate 0.2
Olive oil 1.0
Squalane 1.0
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 1.5
Jojoba oil 1.5
Decaglyceryl decaisostearate 0.8
Glycerin 8.0
1,3-butylene glycol 5.0
Water-soluble polysaccharide 1.0
Polyethylene glycol 0.5
Sodium glutamate 0.5
Methyl paraben 0.15
Butyl paraben 0.05
Purified water to 100
(Production method) A water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The emollient cream of Formulation Example 7 had good long-term stability, good spreadability on the skin, and gave a fresh and refreshing feeling of use and a natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 7 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and use feeling when dried. Was.
[0087]
Formulation Example 8 Whitening Cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Decamethylcyclopentasiloxane 8.0
Cross-linked methylpolysiloxane 4.5
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 1.5
Squalane 1.0
Jojoba oil 1.3
Tocopherol acetate 0.2
Decaglyceryl decaisostearate 3.0
Methyl paraben 0.2
Denatured ethanol 2.0
Glycerin 10.0
1,3-butylene glycol 3.0
Water-soluble polysaccharide 2.0
Polyethylene glycol 0.5
Magnesium ascorbate 3.0
Sodium edetate 0.1
Sodium citrate 0.5
Purified water to 100
(Production method) A water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The whitening cream of Formulation Example 8 had good long-term stability, had good spreadability on the skin, and gave a fresh and refreshing feeling of use and a natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 8 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0088]
Formulation Example 9 Oily Foundation
Carnauba Row 3.0
Paraffin wax 2.0
Microcrystalline wax 2.0
Dextrin fatty acid ester 2.0
Dimethyl polysiloxane 13.0
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 4.0
Squalane 5.0
Pigment appropriate amount
Organically modified silicate (prepared in Example 12) 8.0
Cetyl 2-ethylhexanoate balance
(Preparation method) The oil component was heated and dissolved, and mixed and dispersed with a three-roll mill to prepare an oily foundation.
The oily foundation of Formulation Example 9 had good long-term stability, had good spreadability on the skin, and gave a natural gloss. As a comparative example, a composition in which the organically modified silicate in the components of Formulation Example 9 was changed to an equivalent amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, and had a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0089]
Formulation Example 10 Foundation
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.0
Liquid paraffin 25.0
Lanolin 2.0
Appropriate amount of fragrance
Methyl paraoxybenzoate 0.2
Titanium oxide 8.0
Synthetic phlogopite 10.0
Kaolin 5.0
Color pigment 1.0
Dispersant qs
Glycerin 3.0
Purified water balance
(Preparation method) The oil component is mixed and dispersed at room temperature to produce an oil phase. The aqueous component and the powder component are dispersed and mixed at 70 ° C., and then gradually added to the oil phase while stirring with a disper, and sufficiently uniformly mixed and stirred. Then, the flavor was added and further mixed to prepare a target foundation.
The foundation of Formulation Example 10 had good long-term stability, good spreadability on the skin, and gave the skin a transparent brightness and a natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 10 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0090]
Formulation Example 11 Emulsion type foundation
Organically modified silicate (prepared in Example 12) 1.5
Cross-linked methylpolysiloxane 6.0
Decamethylcyclopentasiloxane 6.0
Jojoba oil 2.5
Olive oil 1.0
Squalane 1.0
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 1.8
Tri (caprylic / capric acid) glyceryl 1.0
Decaglyceryl decaisostearate 2.0
Decaglyceryl pentaoleate 0.5
Tocopherol acetate 0.2
Butyl paraben 0.05
Glycerin 8.0
Butylene glycol 5.0
Polyethylene glycol 1.0
Sodium citrate 0.9
Water-soluble polysaccharide 0.5
Methyl paraben 0.15
Sodium edetate 0.1
Purified water balance
Synthetic phlogopite 3.0
Titanium oxide 1.0
Iron oxide yellow 2.0
Iron oxide red 2.0
Iron oxide black 2.0
(Preparation method) After the coloring agent was added to the oil phase, a water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The emulsified foundation of Formulation Example 11 had good long-term stability, good spreadability on the skin, and gave the skin a transparent brightness and a natural gloss. As a comparative example, the one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 11 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and use feeling upon drying. Was.
[0091]
Formulation Example 12 Sunscreen cream
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Decamethylcyclopentasiloxane 15.0
Cross-linked methylpolysiloxane 5.0
Decaglyceryl pentaoleate 2.3
Decaglyceryl heptaoleate 0.6
Octyl p-methoxycinnamate 5.0
Octyl palmitate 3.0
Glycerin 4.0
1,3-butylene glycol 2.0
Water-soluble polysaccharide 5.0
Sodium glutamate 0.5
Sodium citrate 0.5
Methyl paraben 0.15
Butyl paraben 0.05
Purified water balance
Titanium oxide 4.0
Synthetic phlogopite 1.0
Nylon powder 1.0
Silica 1.0
(Production method) After the powder component was added to the oil phase, a water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The sunscreen cream of Formulation Example 12 had good long-term stability, spread well on the skin, and gave the skin a moist feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 12 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and an unpleasant odor, and is inferior in gloss and use feeling upon drying. Was.
[0092]
Formulation Example 13 Sunscreen makeup base
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Decamethylcyclopentasiloxane 18.5
Decaglyceryl decaisostearate 2.0
Decaglyceryl heptaoleate 0.5
Cross-linked methylpolysiloxane 5.0
Cetyl isooctanoate 2.0
Octyl p-methoxycinnamate 4.0
Glycerin 8.0
1,3-butylene glycol 5.0
Water-soluble polysaccharide 5.0
Sodium citrate 1.0
Methyl paraben 0.15
Propyl paraben 0.05
Titanium oxide 4.0
Synthetic phlogopite 1.0
Silica 1.0
Purified water balance
(Production method) After the powder additive was added to the oil phase, a water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The sunscreen cosmetic base of Formulation Example 13 had good long-term stability, had good spreadability on the skin, and gave a moist feeling to the skin. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 13 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0093]
Formulation Example 14 Suncut agent
Fine particle titanium oxide 8.0
Acrylic-silicone graft copolymer 4.0
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 5.0
Polyether-modified silicone 2.0
Ethanol 15.0
UV absorber qs
Decamethylcyclopentasiloxane balance
(Preparation method) Prescription components were uniformly mixed and dispersed to prepare a suncut agent.
The suncut agent of Formulation Example 14 had good long-term stability, had good spreadability on the skin, and gave a moist feeling to the skin. As a comparative example, the one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 14 to an equal amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0094]
Formulation Example 15 Eye lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 3.0
Decamethylcyclopentasiloxane 20.0
Decaglyceryl decaisostearate 3.0
Decaglyceryl pentaisostearate 0.5
Cross-linked methylpolysiloxane 6.0
Isooctyl palmitate 40.0
Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 7.0
Jojoba oil 5.0
Tocopherol acetate 0.2
Propylparaben 0.1
Butyl paraben 0.05
Glycerin 2.0
1,3-butylene glycol 2.0
Purified water balance
(Production method) A water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The eye lotion of Formulation Example 15 had good long-term stability, good spreadability on the skin, and gave a moist feeling and natural luster to the skin. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 15 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0095]
Formulation Example 16 Eyeliner
Acrylic-silicone graft copolymer 8.0
Trimethylsiloxysilicic acid 4.0
Decamethylcyclopentasiloxane 40.0
Polyether-modified silicone 4.0
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.0
Pigment appropriate amount
Preservative qs
Purified water balance
(Preparation method) While mixing and dispersing the oily components, an antiseptic and purified water were added to prepare an eyeliner.
The eyeliner of Formulation Example 16 had good long-term stability, and had a smooth, glossy, natural finish and good feel. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 16 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0096]
Formulation Example 17 Mascara
Carnauba wax 5.0
Microcrystalline wax 4.0
Rosin acid pentelier slit 10.0
Dextrin fatty acid ester 5.0
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.0
Propylene carbonate 0.6
Silicic anhydride 1.0
Pigment appropriate amount
Light liquid paraffin balance
(Preparation method) Each component was heated and dissolved, and mixed and dispersed with a three-roll mill to prepare a mascara. The mascara of Formulation Example 17 had good long-term stability, and had a good feeling of use that resulted in a smooth, glossy and natural finish. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 17 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling during drying. Was.
[0097]
Formulation Example 18 Lip Balm
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 3.0
Decamethylcyclopentasiloxane 23.0
Methylphenyl polysiloxane 5.0
Jojoba oil 5.0
Olive oil 1.5
Squalane 1.5
Sunflower oil 2.65
Cetyl isooctanoate 45.0
Decaglyceryl decaisostearate 3.0
Decaglyceryl pentaisostearate 2.0
Decaglyceryl penta-12-hydroxystearate 4.0
Tocopherol acetate 0.2
Propylparaben 0.1
Butyl paraben 0.05
Glycerin 1.0
1,3-butylene glycol 1.0
Purified water balance
(Production method) A water-in-oil emulsion composition was prepared according to a conventional method.
The lip balm of Formulation Example 18 had good long-term stability, and had a good feeling of use that gave a smooth, glossy and natural finish. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 18 to the same amount of the organically modified clay mineral gives unpleasant feeling of slight coloring and slight odor, and is inferior in gloss and use feeling when dried. Was.
[0098]
Formulation Example 19 Emulsion lipstick
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Carnauba wax 4.0
Ozokerite 1.0
Solid paraffin 7.0
Candelilla Row 5.0
Microcrystalline wax 5.0
Lanolin 9.0
Castor oil 14.0
Squalane 16.0
Diglyceryl monooleate 5.0
Titanium oxide 3.0
Synthetic phlogopite 1.0
Bengala 1.0
Red No. 202 2.0
Maltitol 10.0
Purified water balance
(Production method) According to a conventional method, a water-in-oil emulsion composition was prepared, then poured into a mold and cooled to prepare a lipstick.
[0099]
Formulation Example 20 Emulsion lipstick
Titanium dioxide 4.5
Synthetic phlogopite 1.0
Red No. 201 0.5
Red No. 202 1.0
Red No. 223 0.05
Ceresin 4.0
Candelilla Row 7.0
Carnauba Row 3.0
Castor oil 30.0
Isostearic acid diglyceride 38.0
Lanolin 2.0
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.0
UV inhibitor appropriate amount
Antioxidant appropriate amount
Appropriate amount of fragrance
Glycerin 3.0
Purified water balance
(Production method) According to a conventional method, a water-in-oil emulsion composition was prepared, then poured into a mold and cooled to prepare a lipstick.
The emulsified lipsticks of Formulation Examples 19 and 20 were excellent in all items such as smooth elongation, natural gloss, long-lasting makeup, and stability over time. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Examples 19 and 20 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, and gave a gloss and dry feeling upon drying. Was inferior.
[0100]
Formulation Example 21 Nail Polish
Nitrified cotton 20.0
Butyl acetate balance
Ethyl acetate 10.0
Isopropyl alcohol 8.0
Alkyd resin 7.0
Acetyltributyl citrate 5.0
Benzoic acid sucrose ester 8.0
Pigment appropriate amount
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 6.0
(Manufacturing method) Nitrified cotton was added to a solvent and dissolved, and other components were added and mixed uniformly to prepare a nail polish.
The nail polish of Formulation Example 21 was excellent in all items of smooth elongation, natural gloss, long-lasting makeup, and stability over time. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 21 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and an unpleasant odor, and is inferior in gloss and use feeling during drying. Was.
[0101]
Formulation Example 22 Hair rinse
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.5
Olive oil 5.0
Behenyl alcohol 1.0
Sodium alginate 1.5
Dipotassium glycyrrhizinate 0.2
Concentrated glycerin 3.0
Natural vitamin E 0.1
Citric acid qs
Sodium citrate qs
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above components were mixed according to a conventional method to prepare a hair rinse.
The hair rinse of Formulation Example 22 was excellent in stability, smooth elongation, and natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 22 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and use feeling when dried. Was.
[0102]
Formulation Example 23 Liquid makeup lotion (non-ionic type)
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 1.2
Xanthan gum 0.1
Glycerin 4.0
Citric acid 0.3
Synthetic phlogopite 5.0
Synthetic phlogopite iron 3.0
Titanium oxide 5.0
Iron oxide 2.0
Oleyl alcohol 1.0
Polysorbate 85 0.3
Lanolin alcohol 3.0
Myristyl myristate 2.0
Hydrogenated polyisobutene 2.0
Mineral oil 0.3
Wax mixture
(Steares-10, Steareth-20, stearyl alcohol) 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a liquid makeup lotion.
The liquid makeup lotion of Formulation Example 23 was excellent in stability, smooth elongation, and natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 23 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0103]
Formulation Example 24 W / O type emulsified makeup
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Magnesium sulfate 0.4
Synthetic phlogopite 8.0
Synthetic phlogopite iron 3.0
Titanium oxide 3.0
Iron oxide 0.5
Talc 1.0
Hydrogenated polyisobutene 8.0
Mineral oil 18.0
Lanolin alcohol 5.0
Sorbitol 70% 5.0
Oleic acid diethanolamide 2.5
Lanolin fatty acid isopropyl / lecithin mixture 7.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare an emulsified makeup lotion.
The emulsified makeup lotion of Formulation Example 24 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 24 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling when dried. Was.
[0104]
Formulation Example 25 Cream Makeup
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.5
Cellulose gum 0.4
Propylene glycol 5.0
Talc 10.0
Synthetic phlogopite 10.0
Synthetic phlogopite iron 2.0
Titanium oxide 1.0
Isopropyl myristate 5.0
Stearyl alcohol 2.0
Polysorbate 20 2.0
Sorbitan laurate 0.8
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a cream make-up. The cream makeup of Formulation Example 25 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 25 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0105]
Formulation Example 26 Wrinkle smoothing liquid lotion for facial
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Cellulose gum 1.0
Polystyrene Na sulfonate 12.0
Water-soluble collagen 3.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a liquid lotion.
The liquid lotion for facial cleansing of Formulation Example 26 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, a composition in which the organically modified silicate in the components of Formulation Example 26 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral gave unpleasant feeling of slight coloring and slight odor, and was inferior in gloss and use feeling during drying. Was.
[0106]
Formulation Example 27 Eye Shadow
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 7
Talc 30
Zinc oxide 4
Zinc stearate 11
Synthetic phlogopite 20
Kaolin 10
Pigment 18
Preservative qs
(Preparation method) The above ingredients were mixed according to a conventional method to prepare an eye shadow.
The eye shadow of Formulation Example 27 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, a composition in which the organically modified silicate in the components of Formulation Example 27 was changed to an equivalent amount of the organically modified clay mineral gave unpleasant sensation of slight coloring and slight odor, and was inferior in gloss and use feeling during drying. Was.
[0107]
Formulation Example 28 Eyeliner
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 3.0
PVP 2.0
Pigment 10.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare an eyeliner.
The eyeliner of Formulation Example 28 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 28 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and gives a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0108]
Formulation 29 Skin care lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Xanthan gum 0.5
Glycerin 6.0
Water-soluble collagen 5.0
Allantoin 0.3
Polystyrene 4.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 3.0
Long chain fatty acid (10-30) cholesterol ester 2.0
Oles-3 phosphate DEA 1.0
Dimethicone (350cs) 1.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a skin care lotion. The skin care lotion of Formulation Example 29 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 29 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling when dried. Was.
[0109]
Formulation Example 30 Moisture Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Glycerin 4.0
Triethanolamine 1.0
Polypeptide 5.0
Isopropyl myristate 2.0
Stearic acid 2.0
Cetyl alcohol 2.0
Liquid lanolin 10.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a moisture lotion.
The moisture lotion of Formulation Example 30 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 30 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and an unpleasant odor, and is inferior in gloss and dry feeling during drying. Was.
[0110]
Formulation Example 31 Moisture Lotion (W / O)
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Magnesium sulfate 0.5
Mineral oil 9.0
Hydrogenated polyisobutene 10.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 17.0
Sorbitol 70% 5.0
Oleic acid diethanolamide 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a moisture lotion.
The moisture lotion (W / O) of Formulation Example 31 was excellent in stability, smooth elongation, and natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 31 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling during drying. Was.
[0111]
Formulation Example 32 Moisture cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Glycerin 4.0
Triethanolamine 1.0
Stearic acid 2.0
Cetyl alcohol 2.0
Isopropyl myristylate 2.0
Liquid lanolin 10.0
Glyceryl stearate 3.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a moisture cream. The moisture cream of Formulation Example 32 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 32 to the same amount of the organically modified clay mineral gives unpleasant feeling of slight coloring and slight odor, and is inferior in gloss and use feeling upon drying. Was.
[0112]
Formulation Example 33 Body lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.5
Cellulose gum 0.5
Glycerin 6.0
Allantoin 0.1
Mineral oil 5.0
Mineral oil 4.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 4.0
Cetyl acetate / lanolin acetate alcohol mixture 6.0
Glyceryl stearate / PEG-100 stearate mixture 5.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a body lotion. The body lotion of Formulation Example 33 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 33 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling during drying. Was.
[0113]
Formulation Example 34 Emollient Lotion (Dry Touch)
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 0.5
Glycerin 3.5
Triethanolamine 0.1
Mineral oil 3.5
Mineral oil 0.5
Dimethicone (350cs) 0.6
Stearic acid 1.6
Cetyl alcohol 0.8
Cetyl acetate / lanolin acetate alcohol mixture 2.0
Glyceryl stearate 1.4
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare an emollient lotion.
The emollient lotion (dry touch) of Formulation Example 34 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 34 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and an unpleasant odor, and is inferior in gloss and use feeling upon drying. Was.
[0114]
Formulation Example 35 Treatment Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.4
Xanthan gum 0.4
Glycerin 4.0
Cetyl acetate / lanolin acetate alcohol mixture 4.0
Alkyl benzoate (C12-15) 4.0
Polystyrene 3.0
Cocoa butter 4.0
Mineral oil 2.0
Glyceryl stearate / PEG-100 stearate mixture 5.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a treatment lotion.
The treatment lotion of Formulation Example 35 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 35 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and is inferior in gloss and dry feeling during drying. Was.
[0115]
Formulation Example 36 Body Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.2
Cellulose gum 0.15
Dimethicone 0.1
Mineral oil 5.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 4.0
Stearic acid 3.0
Glyceryl stearate / PEG-100 stearate mixture 4.0
Liquid lanolin 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a body lotion. The body lotion of Formulation Example 36 was excellent in stability, smooth elongation, and natural luster. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 36 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor gloss and dry feeling when dried. Was.
[0116]
Formulation Example 37 Lotion (silicone compound)
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.2
Xanthan gum 0.25
Phenyl dimethicone 5.0
Stearic acid 5.0
Polysorbate 20 4.5
Sorbitan laurate 3.5
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a lotion.
The lotion of Formulation Example 37 was excellent in stability, smooth elongation, and natural gloss. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 37 to the same amount of the organically modified clay mineral gives unpleasant feeling of slight coloring and slight odor, and is inferior in gloss and use feeling when dried. Was.
[0117]
Prescription example 38 Face mask (peelable)
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Propylene glycol 7.0
Polyvinyl alcohol 10.0
Alcohol 20.0
Olesu 23 3.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a face mask.
The face mask of Formulation Example 38 was excellent in storage stability, smooth elongation during use, and natural luster. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 38 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, gave poor discomfort on the skin surface, After removal from the surface, freshness and usability were poor.
[0118]
Formulation Example 39 Mica cream pack (cream type)
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 4.5
Xanthan gum 0.2
Glycerin 4.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 4.5
Cetyl alcohol 0.5
Myristyl myristate 1.5
Synthetic beeswax 1.0
Sorbitan palmitate 0.5
Polysorbate 60 0.5
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a mica cream pack. The mica cream pack of Formulation Example 39 was excellent in storage stability, smooth elongation during use, and natural luster. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 39 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration, a slight odor, and discomfort, and the skin surface spreads poorly. After removal from the surface, freshness and usability were poor.
[0119]
Formulation Example 40 Liquid cream soap
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Hydroxypropyl guar 1.0
Ammonium lauryl sulfate 40.0
PPG-5-cetes-10 phosphate 2.5
Lauramide DEA 4.0
Lanolin oil 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a liquid cream soap.
The liquid cream soap of Formulation Example 40 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation, creamy feeling in use, and natural gloss. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 40 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration, a slight odor, and an unpleasant sensation. Smoothness and usability after removal from the surface were inferior.
[0120]
Formulation Example 41 Cleansing emollient cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Cetyl alcohol 0.3
Stearyl alcohol 0.3
Stearic acid 2.0
Acetyllanolin 1.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 5.0
Poloxamer 188 12.0
Cocoyl sarcosine 3.3
Cocoyl isethionate Na 20.0
Dihydroxyethyl cocoamine oxide 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a cleansing emollient cream.
The cleansing emollient cream of Formulation Example 41 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation, creamy feeling in use, and natural gloss. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 41 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration, a slight odor, and a poor spread on the skin surface, Smoothness and usability after removal from the surface were inferior.
[0121]
Formulation Example 42 Liquid soap
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 1.2
Potassium hydroxide 2.0
Propylene glycol 2.5
Sodium lauryl sulfate 30% 6.0
Oleic acid 9.0
Polyethylene 3.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a liquid soap.
The liquid soap of Formulation Example 42 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation, creamy feeling in use, and natural gloss. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 42 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration, a slight odor, and discomfort, and the skin surface spreads poorly. Smoothness and usability after removal from the surface were inferior.
[0122]
Formulation Example 43 Cleaning cream
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.6
Propylene glycol 4.0
Cocoyl sarcosine 0.5
Glyceryl stearate / PEG-100 stearate mixture 7.0
Poloxamer 188 5.0
Acetyllanolin 0.5
Isopropyl lanolinic acid / lanolin mixture 2.5
Mineral oil 25.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a washing cream.
The wash cream of Formulation Example 43 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation and creamy feeling of use, and was suitable for removing makeup. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 43 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, and showed poor discomfort on the skin surface. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0123]
Formulation Example 44 Cleansing cream (W / O)
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 2.0
Mineral oil 20.0
Mineral oil 9.0
Isopropyl myristate 5.0
Sorbitol 70% 20.0
Liquid lanolin 3.0
Polysorbate 60 1.0
Glycerin oleate / propylene glycol mixture 4.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a cleansing cream. The cleansing cream of Formulation Example 44 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation and creamy feeling of use, and was suitable for removing makeup. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 44 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, and has a poor spread on the skin. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0124]
Formulation Example 45 hand cleanser (oil type)
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 2.5
Triethanolamine 2.5
Propylene glycol 5.0
Stearic acid 4.0
Cocoyl sarcosine 6.0
Cetyl alcohol 1.0
Glycerin monostearate 3.0
Mineral oil 5.0
Liquid lanolin 4.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a hand cleanser. The hand cleanser of Formulation Example 45 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation, creamy feeling of use, and good detergency. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 45 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration and a slight odor, and have a poor spread on the skin surface. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0125]
Formulation Example 46 Liquid cold cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Synthetic beeswax 1.5
Mineral oil 20.0
Sorbitan palmitate 3.5
Polysorbate 3.5
Cetyl ester / PPG-5-cetes-20 1.5
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a liquid cold cream. The liquid cold cream of Formulation Example 46 was excellent in storage stability, non-greasy smooth elongation and creamy feeling of use, and was suitable for removing makeup. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 46 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration, a slight odor, and a poor spread on the skin. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0126]
Formulation Example 47 Sunscreen lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 1.0
Xanthan gum 0.2
Propylene glycol 3.0
Skim milk powder / glycerin monostearate
・ Propylene glycol alginate ・ Hydrogenated vegetable oil mixture 0.8
Octyl methoxycinnamate 7.5
Alkyl benzoate (C12-15) 8.0
Mineral oil / lauryl alcohol mixture 4.0
Polysorbate 80 0.5
Oxybenzone-3 5.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a sunscreen lotion.
The sunscreen lotion of Formulation Example 47 was excellent in storage stability, feeling of use without stickiness and smooth elongation, and had a light and smooth finish. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 47 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration, a slight odor, gives a discomfort, and has a weak spread on the skin surface. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0127]
Prescription example 48 suntan cream
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 2.0
Glycerin 3.5
Stearic acid 5.0
Sorbitan laurate 3.5
Polysorbate 20 4.5
Phenyl dimethicone 5.0
Glycerin monostearate 5.0
Ethyl dihydroxypropyl para-aminobenzoate 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a suntan cream. The suntan cream of Formulation Example 48 was excellent in storage stability, creamy feeling of use with a non-greasy, smooth elongation, and a light and smooth finish. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 48 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration and a slight odor, and have a poor spreadability on the skin surface. Later smoothness and feeling of use were inferior.
[0128]
Formulation Example 49 Roll-on type low viscosity antiperspirant
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Hydroxypropyl methylcellulose 0.4
Cyclomethicone 3.0
PPG-15 stearyl 1.0
Olesu 10 1.0
Ethanol 8.0
Aluminum chloride hydrate 50% 36.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a roll-on type low-viscosity antiperspirant lotion.
The roll-on type low-viscosity antiperspirant lotion of Formulation Example 49 had good storage stability, no stickiness, and a light, light finish. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 49 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, giving a feeling of smoothness and feeling after use. inferior.
[0129]
Formulation Example 50 Roll-on type medium viscosity antiperspirant
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Glycerin monostearate / PEG-100 stearate mixture 8.0
Aluminum chloride hydrate 50% 40.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a roll-on type medium viscosity antiperspirant lotion.
The roll-on type medium-viscosity antiperspirant lotion of Formulation Example 50 had good storage stability, no stickiness, and a smooth finish. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 50 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration and a slight odor, giving a feeling of smoothness and feeling after use. inferior.
[0130]
Formulation Example 51 Hair care shampoo
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Hydroxypropyl methylcellulose 0.8
Zinc pyrithione 4.2
Coconut oil fatty acid monoethanolamide 5.0
Triethanolamine lauryl sulfate 40.0
Triethanolamine 3.2
Preservative qs
Purified water to 100
(Production method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a hair care shampoo.
The hair care shampoo of Formulation Example 51 had good storage stability, non-greasy, light and smooth finish, and had an anti-dandruff effect. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 51 to the same amount of the organically modified clay mineral give a slight discoloration and a slight odor, giving a smooth feeling and a feeling of use after use. inferior.
[0131]
Formulation Example 52 Cream Hair Rinse
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Citric acid 0.1
Polypeptide 6.0
Stearyl dimethyl benzyl ammonium chloride 7.0
Polysorbate 80 / cetyl acetic acid /
Acetyllanolin alcohol mixture 4.0
Glycerin monostearate / PEG-100 stearate mixture 1.5
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a cream hair rinse.
The cream hair rinse of Formulation Example 52 had good storage stability, no stickiness, and a light, dry finish. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 52 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, giving a smooth feeling and a feeling of use after use. inferior.
[0132]
Formulation Example 53 Hair Cream
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 2.0
Propylene glycol 5.0
Triethanolamine 1.0
Lanolin 2.0
Mineral oil 3.0
Glyceryl stearate (SE) 0.75
Castor oil 4.0
Isopropyl myristate 5.0
Stearic acid 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a hair cream.
The hair cream of Formulation Example 53 had good storage stability, and had a good soft feel and a light, smooth finish. As a comparative example, those obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 53 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration and a slight odor, giving a smooth feeling and a feeling of use after use. inferior.
[0133]
Formulation Example 54 Permanent Wave Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Cetyl alcohol 1.0
Mineral oil 5.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 5.0
Polysorbate 80 / cetyl acetic acid
・ Acetyllanolin alcohol mixture 2.0
Glycerin monostearate / PEG-100 stearate mixture 3.0
Ammonium thioglycolate 60% 12.0
Ammonia water 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a permanent wave lotion.
The permanent wave lotion of Prescription Example 54 had good storage stability, good spreadability and slipperiness, and good use feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 54 to the same amount of the organically modified clay mineral gives a slight discoloration and a slight odor, giving a feeling of smoothness and feeling after use. inferior.
[0134]
Formulation Example 55 Aftershear Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 1.0
Glycerin 2.0
Allantoin 0.1
Sodium lauryl sulfate 3.4
PEG-8 4.0
Isopropyl myristate 1.0
Cetyl acetate / acetyl lanolin alcohol mixture 2.0
Lecithin 1.0
Alcohol 5.0
Menthol 0.1
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare an aftershear lotion.
The after-shave lotion of Formulation Example 55 had good storage stability, good spreadability and good slipperiness, and a good light finish feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the component of Formulation Example 55 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration, a slight odor and an unpleasant feeling after use.
[0135]
Formulation Example 56 Aftershear lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.5
Dimethicone FG-10 0.2
Dimethicone (Dow Corning 200) 3.0
Polysorbate 60 3.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 1.5
Hydroxypropyl cellulose 1.5
Alcohol 30.0
Menthol 0.2
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare an aftershear lotion.
The aftershear lotion of Formulation Example 56 had good storage stability, good spreadability and slipperiness, and a good moist feeling. As a comparative example, a composition in which the organically modified silicate in the components of Formulation Example 56 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral gave slight discoloration, a slight odor, and an unpleasant feeling after use.
[0136]
Formulation Example 57 Shaving Gel
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 5.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 2.5
Glycerin monostearate / PEG-100 stearate mixture 0.5
Dimethicone (Dow Corning 200) 10.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a shaving gel. The shaving gel of Formulation Example 57 had good storage stability, good spreadability, and a good moist feeling. As a comparative example, the composition of Formulation Example 57 in which the organically modified silicate was changed to the same amount of the organically modified clay mineral gave slight discoloration, slight odor, and unpleasant feeling after use.
[0137]
Formulation Example 58 Toothpaste
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Glycerin 30.0
Cellulose gum 0.5
Calcium hydrogen phosphate 47.0
Spice 1.0
Sodium lauryl sulfate 2.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare toothpaste.
The toothpaste of Formulation Example 58 had good storage stability, good spreadability and slipperiness, and a good moist feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 58 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration, a slight odor, and an unpleasant feeling after use.
[0138]
Formulation Example 59 Toothpaste
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.3
Glycerin 12.5
Cellulose gum 0.7
Saccharin 0.15
Sorbitol 70% 12.5
Calcium hydrogen phosphate (dihydrate) 45.0
Spice 1.0
Sodium lauryl sulfate 1.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare toothpaste.
The toothpaste of Formulation Example 59 had good storage stability, good spreadability and slipperiness, and a good moist feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 59 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration, a slight odor, and an unpleasant feeling after use.
[0139]
Formulation Example 60 Liquid toothpaste
Organically modified silicate (prepared in Example 7) 1.0
Glycerin 12.5
Cellulose gum 0.25
Sorbitol 70% 12.5
Calcium hydrogen phosphate (dihydrate) 50.0
Spice 1.0
Sodium lauryl sulfate 1.5
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned ingredients were mixed according to a conventional method to prepare a liquid dentifrice.
The liquid toothpaste of Formulation Example 60 had good storage stability, good spreadability and smoothness, and a good moist feeling. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 60 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration, a slight odor, and an unpleasant feeling after use.
[0140]
Formulation Example 61 Denture cleaner (tablet type)
Organically modified silicate (prepared in Example 3) 7.0
Sodium perborate 13.0
Sodium pyrophosphate 25.0
Sodium chloride 13.0
Tartaric acid 9.0
Disodium hydrogen phosphate 12.0
Citric acid 7.0
Sodium bicarbonate 16.0
Isopropyl alcohol 25.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed according to a conventional method to prepare a denture cleaner.
The denture cleaner of Formulation Example 61 had good storage stability, good dispersibility in water, and a smooth feeling after use. As a comparative example, one obtained by changing the organically modified silicate in the components of Formulation Example 61 to the same amount of the organically modified clay mineral gave a slight discoloration, a slight odor, and an uncomfortable feeling after use.
[0141]
Formulation Example 62 Hair Removal Lotion
Organically modified silicate (prepared in Example 6) 1.0
Propylene glycol 5.0
Mineral oil / lanolin alcohol mixture 5.0
Polysorbate 80 / cetyl acetic acid
・ Acetyllanolin alcohol mixture 2.0
Glycerin monostearate / PEG-100 stearate mixture 2.0
Calcium thioglycolate 5.0
Calcium hydroxide 6.0
Preservative qs
Purified water to 100
(Preparation method) The above-mentioned components were mixed in a conventional manner to prepare a depilatory lotion.
The depilatory lotion of Formulation Example 62 had good storage stability, good spreadability and slipperiness, and a good moist feeling. As a comparative example, a composition in which the organically modified silicate in the components of Formulation Example 62 was changed to the same amount of the organically modified clay mineral gave slight discoloration, slight odor, and unpleasant feeling after use.
[0142]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the fluorine-containing swellable phyllosilicate is modified with an organic ammonium cation and an exchangeable metal ion other than Na and Li to thereby elute the fluorine ion in hot water. Can be obtained. Further, it has a thickening gelling ability / emulsifying ability and can be used as an insoluble thickening gelling agent / emulsifier. Furthermore, the usability is good. Therefore, it can be suitably applied to external preparations and cleaning agents in the fields of cosmetics and pharmaceuticals.
Claims (12)
ホスト層間のLi又はNaと交換性の金属イオンを含む金属イオン交換剤とで変性したことを特徴とする変性フッ素ケイ酸塩粉体。A fluorine-containing swellable layered silicate as a host mineral, and an organic ammonium cation modifier having a hydrophobic group,
A modified fluorosilicate powder characterized by being modified with Li or Na between a host layer and a metal ion exchanger containing exchangeable metal ions.
該粉体中における前記金属イオンが、ホストであるフッ素含有膨潤性ケイ酸塩のカチオン交換容量に対して10当量%以上であることを特徴とする変性フッ素ケイ酸塩粉体。2. The modified fluorosilicate powder according to claim 1, wherein the organic ammonium cation in the powder is at least 10 equivalent% based on the cation exchange capacity of the fluorine-containing swellable silicate serving as a host,
A modified fluorosilicate powder characterized in that the metal ion in the powder is at least 10 equivalent% based on the cation exchange capacity of the fluorine-containing swellable silicate host.
基(A):C8−22のアルキル基及びベンジル基から選ばれる基。
基(B):C1−3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる基。Xは、ハロゲン又はメチルサルフェート残基を表す。)
基(A):C8−22のアルキル基及びベンジル基から選ばれる基。
基(B):C1−3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から選ばれる基。R4は水素原子であり、Xは、ハロゲン又はメチルサルフェート残基を表す。)The modified fluorosilicate powder according to any one of claims 1 to 3, wherein the organic ammonium cation modifier is a quaternary ammonium cation modifier represented by the following general formula (1), or the following general formula (2) A modified fluorinated silicate powder characterized by being a tertiary ammonium cation modifier represented by the formula (1).
Group (A): a group selected from a C8-22 alkyl group and a benzyl group.
Group (B): a group selected from C 1-3 alkyl groups and hydroxyalkyl groups. X represents a halogen or methyl sulfate residue. )
Group (A): a group selected from a C8-22 alkyl group and a benzyl group.
Group (B): a group selected from C 1-3 alkyl groups and hydroxyalkyl groups. R 4 is a hydrogen atom, and X represents a halogen or methyl sulfate residue. )
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