JP2004358765A

JP2004358765A - Perforating tool and processing method using it

Info

Publication number: JP2004358765A
Application number: JP2003158844A
Authority: JP
Inventors: Yasuhisa Tomita; 泰央冨田
Original assignee: Nikon Corp
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 2003-06-04
Filing date: 2003-06-04
Publication date: 2004-12-24

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prolong the service life of a perforating tool for perforating a workpiece comprising a fragile material and to enhance the quality of the workpiece to be processed. <P>SOLUTION: In the perforating tool having diamond grindstone particles for grinding the workpiece provided to its leading end part 20 and rotated centering around a rotary axial line AX to perform perforation, holes 21 and 22 for discharging a grinding liquid are opened in the contact surface with the workpiece of the leading end part 20 and a part of the opening edges of the holes 21 and 22 is positioned on the rotary axial line AX. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は穴明け工具、特に石英やセラミクス等の硬くて脆い材料（以下硬脆材料という）のワークに対する穴明け加工に用いられる穴明け工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、石英やセラミクス等の硬脆材料のワークに対して、深さ：穴径＝１０：１程度の穴を明けるとき、先端部にダイヤモンド砥粒を有する穴明け工具を用いて研削加工が行われる。
【０００３】
この研削加工時に発生する熱によるダイヤモンド砥粒の摩滅を低減させるため、穴明け工具の先端部とワークとの間に研削液が供給される。
【０００４】
図２（ａ）は従来の穴明け工具の平面図、図２（ｂ）は図２（ａ）の２ｂ−２ｂ線に沿う断面図である。
【０００５】
この穴明け工具には先端部１２０にワークを研削するダイヤモンド砥粒を有する砥粒層が形成されている。穴明け工具は回転軸線ＡＸを中心に回転する。
【０００６】
この穴明け工具は回転軸線ＡＸに沿って孔１２１が形成されているパイプ状であり、孔１２１を介して研削液が先端部１２０とワークとの間に供給される。
【０００７】
この穴明け工具によれば、孔１２１を介して先端部１２０とワークとの間に十分に研削液を供給し、先端部１２０を冷却することができるため、熱によるダイヤモンド砥粒の摩滅を低減させることができる。
【０００８】
図３（ａ）は従来の他の穴明け工具の平面図、図３（ｂ）は図３（ａ）の３ｂ−３ｂ線に沿う断面図である。
【０００９】
この穴明け工具には先端部２２０にワークを研削するダイヤモンド砥粒を有する砥粒層が形成されている。穴明け工具は回転軸線ＡＸを中心に回転する。
【００１０】
この穴明け工具の外周面にドリル状のねじれ溝（図示せず）が形成され、先端部２２０とワークとの間に研削液を供給する孔２２１，２２２が回転軸線ＡＸに沿って形成されている。孔２２１，２２２は先端部２２０のワークと接触しない切欠部２２３，２２４に開口する。
【００１１】
この穴明け工具によれば、孔２２１，２２２を介して先端部２２０とワークとの間に十分に研削液を供給できるため、先端部２２０を冷却して熱によるダイヤモンド砥粒の摩滅を低減させることができる。
【００１２】
【非特許文献】
ＺＥＲＯ−Ｍドリル電着ダイヤモンドドリル水戸工業株式会社
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図２の穴明け工具では、研削によって生じるパイプの内径にほぼ等しい外径の円柱状の削り残し部分を研削後に折って除去する作業が必要であり、この作業によってワークにクラックが生じ易くなる。すなわち、この穴明け工具にはワークの品質を低下させるという問題がある。
【００１４】
また、図３の穴明け工具では、研削によって生じた研削屑が砥粒層の表面から僅かに露出する砥粒間の隙間を埋めて目詰まりが発生するため、研削抵抗が増大し、ワークの破損や工具のチッピングや変形が生じ易くなる。すなわち、この穴明け工具には工具寿命を短くし、ワークの品質を低下させるという問題がある。
【００１５】
なお、ねじれ溝だけを有する構成の穴明け工具（図示せず）もあるが、穴の深さが穴径の２倍以上になったとき、穴明け工具の先端部に研削液を供給できず、砥粒の摩滅が早まる。すなわち、この穴明け工具には工具寿命が短くなるという問題がある。
【００１６】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は硬脆材料のワークに穴を明ける穴明け工具の長寿命化を図るとともに、加工されるワークの品質を向上させることである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項１に記載の発明は、先端部にワークを研削する超硬質砥粒を有し、回転軸線を中心に回転して穴明けを行う穴明け工具において、前記先端部の前記ワークと接触する面に開口し、研削液を吐出する孔を備え、その孔の開口縁の一部分が前記回転軸線上に位置していることを特徴とする。
【００１８】
請求項２に記載の発明は、請求項１記載の穴明け工具において、前記先端部の外周面の一部を切削して形成され、前記ワークを研削したときに生じた研削屑を収容するポケット部と、前記孔から吐出された研削液を前記先端部の前記ワークと接触する面へ導く複数の溝とを備えていることを特徴とする。
【００１９】
請求項３に記載の発明は、請求項２記載の穴明け工具を用いた加工方法において、前記溝の形成された方向に対して回転方向に鈍角となるように前記穴明け工具を回転させることにより、前記ワークを加工することを特徴とする。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００２１】
図１（ａ）はこの発明の一実施形態に係る穴明け工具の平面図、図１（ｂ）は図１（ａ）の１ｂ−１ｂ線に沿う断面図、図１（ｃ）は図１（ａ）のＡ矢視図である。
【００２２】
この穴明け工具は工具本体１０と先端部２０とを有する。
【００２３】
工具本体１０は管状であり、その管路１１は後述の先端部２０の孔２１，２２に連通する。
【００２４】
先端部２０は孔２１，２２とチップポケット（ポケット部）２３，２４と溝２５ａ〜２５ｆとを備えている。先端部２０の長さをＴとしたとき、Ｔ＝５ｍｍである。
【００２５】
孔２１，２２は先端部２０のセラミクス等の硬脆材料のワーク（図示せず）と接触する面に開口している。孔２１，２２の直径ｄは１ｍｍであり、溝２５のピッチＰより大きい。
【００２６】
孔２１，２２は回転軸線ＡＸに関し非対称の位置に開口している。孔２１，２２のそれぞれの中心は回転軸線ＡＸと直交する仮想軸線ＢＸ上に位置する。孔２１の開口縁の一部分は回転軸線ＡＸ上に位置する。
【００２７】
一方の穴２１を介して先端部２０のワークと接触する面の中心部に研削液が吐出され、他方の孔２２を介してワークと接触する面の中心部の外側に研削液が吐出される。
【００２８】
なお、先端部２０のワークと接触する面の面積を加工する穴（図示せず）の断面積のほぼ１／２以下として研削抵抗を小さくしている。先端部２０の直径をＤとしたとき、穴の断面積はほぼπ（Ｄ／２）^２であるから、ワークと接触する先端部２０の面積はπ（Ｄ／２）^２／２より小さい。
【００２９】
また、先端部２０はバックテーパβをなして穴明け工具の後方（工具本体１０方向）へまっすぐに延びている。ここで、バックテーパβとは回転軸線ＡＸに対して近づくように半径方向内側に傾斜する角度をいう。なお、β＝１°程度である。
【００３０】
チップポケット２３，２４は先端部２０の外周面を所定の開き角度α、深さＬの範囲だけ切削して形成されている。チップポケット２３，２４は回転軸線ＡＸに関しほぼ対称の位置にある。
【００３１】
チップポケット２３，２４の開き角度α及び深さＬは、それぞれ１２０°及び３．５ｍｍである。また、切削面２１ａと仮想軸線ＢＸとの間隔Ｓは０．８ｍｍである。
【００３２】
チップポケット２３，２４はワークを研削したときに生じた研削屑や孔２１，２２から吐出された研削液を収容する。
【００３３】
溝２５ａ〜２５ｆのピッチＰ、幅Ｗ及び深さＨはそれぞれ０．８ｍｍ、０．４ｍｍ及び０．４ｍｍである。また、溝２５ａ〜２５ｆは互いにほぼ平行に形成されている。なお、溝２５ａ〜２５ｆを互いに平行に形成する必要はなく、溝２５ａ〜２５ｆが互いに交差しなければよい。
【００３４】
溝２５ａ〜２５ｆの断面形状はＵ字形である。溝２５ａ〜２５ｆは先端部２０のワークと接触する面へ研削液を導く。
【００３５】
なお、溝２５ａ〜２５ｆの断面形状はＵ字形に限るものではなく、例えばＶ字形であってもよい。
【００３６】
回転軸線ＡＸの近傍を除き、切れ刃２６の稜線２６ａが回転軸線ＡＸを通る法線に対して回転方向に鈍角となっている。
【００３７】
この構成にすると、穴明け工具が回転した際、研削屑や研削液を稜線２６ａに沿って速やかに移動させることができる。
【００３８】
切れ刃２６はメタルボンド砥石を砥粒メッシュ２００番程度とした砥石層で構成される。
【００３９】
溝２５ｃと溝２５ｄとの間に形成される切れ刃２６は回転軸線ＡＸ上にあるとともに、回転軸線ＡＸと直交する。
【００４０】
この穴明け工具を用いて石英やセラミクス等の硬脆材料のワークに、研削加工によって深さ：穴径＝１０：１程度の穴を明ける方法を説明する。
【００４１】
まず、ワークに先端部２０を当接させ、孔２１，２２から研削液を吐出させながら穴明け工具を所定方向（図１（ａ）の場合、反時計方向）へ回転させて研削を行う。
【００４２】
研削の進行に伴って孔２１，２２から吐出された研削液は研削屑とともに溝２５ｃ，２５ｄ，２５ｅを介してチップポケット２３，２４へ流れる。
【００４３】
研削液はチップポケット２３，２４から溝２５ａ，２５ｂ，２５ｆへ流入し、溝２５ａ，２５ｂ，２５ｆ内の研削屑を転動させる。
【００４４】
研削屑は研削液とともに溝２５ａ，２５ｂ，２５ｆから放出され、チップポケット２３，２４に収容される。
【００４５】
その後、研削液は研削液の吐出圧力の高まりによって穴明け工具のバックテーパβ及び面取り部２０ａを介して研削屑とともに穴の外部へ排出される。
【００４６】
このように、孔２１，２２から吐出された研削液が先端部２０のワークと接触する面に確実に導かれ、研削屑が先端部２０のワークと接触する面から確実に排除されるため、従来例のように先端部に研削液が供給されなくなったり、研削屑が砥粒層の表面から僅かに露出する砥粒間の隙間を埋めて目詰まりが発生することもなく、先端部２０の摩滅を低減することができる。
【００４７】
この実施形態によれば、先端部２０の摩滅を低減することができるため、穴明け工具の長寿命化を図ることができる。また、従来のパイプ状の穴明け工具を用いたときのように円柱状の削り残し部分を研削後に折って除去する作業が不要であるため、加工されるワークにクラックを生じさせることがなく、ワークの品質を向上させることができる。
【００４８】
なお、ワークの材質、穴径及び深さに応じて先端部２０の形状（チップポケット２３，２４の開き角度α、溝２５ａ〜２５ｆのピッチＰ、幅Ｗ及び深さＨ等）は変更される。
【００４９】
また、切れ刃２６を例えば砥粒１層の厚さからなる電着砥石（メタルボンド砥石）とするとき、溝２５ａ〜２５ｆの幅Ｗ及び深さＨは予め砥粒皮膜分だけオフセットした寸法とする。
【００５０】
更に、ダイヤモンド砥粒を先端部２０に埋め込んだ砥粒層で切れ刃２６を形成してもよい。ダイヤモンド砥粒はメタルボンド、レジンボンド、鋳鉄ボンド、鉄系ボンド、ビトリファイボンド等によって固着され、砥粒層の表面より僅かにダイヤモンド砥粒が露出した切れ刃２６が構成される。いずれのボンドを用いるかは研削性等を考慮し、必要に応じて使い分けられる。
【００５１】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明によれば、硬脆材料のワークに穴を明ける穴明け工具の長寿命化を図るとともに、加工されるワークの品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）はこの発明の一実施形態に係る穴明け工具の平面図、図１（ｂ）は図１（ａ）の１ｂ−１ｂ線に沿う断面図、図１（ｃ）は図１（ａ）のＡ矢視図である。
【図２】図２（ａ）は従来の穴明け工具の平面図、図２（ｂ）は図２（ａ）の２ｂ−２ｂ線に沿う断面図である。
【図３】図３（ａ）は従来の他の穴明け工具の平面図、図３（ｂ）は図３（ａ）の３ｂ−３ｂ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
２０先端部
２１，２２孔
２３，２４チップポケット（ポケット部）
２５ａ〜２５ｆ溝
ＡＸ回転軸線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a drilling tool, and more particularly to a drilling tool used for drilling a workpiece made of a hard and brittle material such as quartz or ceramics (hereinafter referred to as a hard and brittle material).
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a hole having a depth: hole diameter of about 10: 1 is drilled in a work of a hard and brittle material such as quartz or ceramics, grinding is performed using a drilling tool having diamond abrasive grains at a tip end. Is
[0003]
In order to reduce the wear of the diamond abrasive grains due to the heat generated during the grinding, a grinding fluid is supplied between the tip of the drilling tool and the work.
[0004]
2A is a plan view of a conventional drilling tool, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line 2b-2b in FIG. 2A.
[0005]
In this drilling tool, an abrasive layer having diamond abrasive grains for grinding a workpiece is formed at the tip end portion 120. The drilling tool rotates about the rotation axis AX.
[0006]
The drilling tool has a pipe shape having a hole 121 formed along the rotation axis AX, and a grinding fluid is supplied between the tip portion 120 and the work through the hole 121.
[0007]
According to this drilling tool, the grinding fluid can be sufficiently supplied between the tip portion 120 and the work through the hole 121 and the tip portion 120 can be cooled, so that the wear of the diamond abrasive grains due to heat is reduced. Can be done.
[0008]
FIG. 3A is a plan view of another conventional drilling tool, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line 3b-3b in FIG. 3A.
[0009]
In this drilling tool, an abrasive layer having diamond abrasive grains for grinding a workpiece is formed at the tip end portion 220. The drilling tool rotates about the rotation axis AX.
[0010]
A drill-like twist groove (not shown) is formed on the outer peripheral surface of the drilling tool, and holes 221 and 222 for supplying a grinding fluid between the tip end portion 220 and the work are formed along the rotation axis AX. I have. The holes 221 and 222 open at the cutouts 223 and 224 of the tip end 220 that do not contact the work.
[0011]
According to this drilling tool, since the grinding fluid can be sufficiently supplied between the tip portion 220 and the work through the holes 221 and 222, the tip portion 220 is cooled to reduce wear of the diamond abrasive grains due to heat. be able to.
[0012]
[Non-patent literature]
ZERO-M drill Electroplated diamond drill Mito Kogyo Co., Ltd.
[Problems to be solved by the invention]
However, in the drilling tool shown in FIG. 2, it is necessary to break and remove a cylindrical uncut portion having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the pipe generated by the grinding after the grinding, and the work is liable to crack. Become. That is, this drilling tool has a problem of deteriorating the quality of the work.
[0014]
Further, in the drilling tool of FIG. 3, grinding debris generated by the grinding fills the gap between the abrasive grains slightly exposed from the surface of the abrasive grain layer and causes clogging. Breakage, tool chipping and deformation are likely to occur. That is, this drilling tool has a problem of shortening the tool life and deteriorating the quality of the work.
[0015]
In addition, there is a drilling tool having a configuration having only a twist groove (not shown). However, when the depth of the hole becomes twice or more the hole diameter, the grinding fluid cannot be supplied to the tip of the drilling tool. Abrasion of abrasive grains is accelerated. That is, this drilling tool has a problem that the tool life is shortened.
[0016]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to extend the life of a drilling tool for drilling a work of a hard and brittle material and to improve the quality of a work to be machined. .
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 has a super-hard abrasive grain for grinding a work at a tip end portion, and a drilling tool that rotates around a rotation axis to perform drilling. A hole that is opened on a surface of the portion that contacts the work and that discharges a grinding fluid, and a part of an opening edge of the hole is located on the rotation axis.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the drilling tool of the first aspect, a pocket is formed by cutting a part of an outer peripheral surface of the distal end portion, and stores grinding chips generated when the work is ground. And a plurality of grooves for guiding the grinding fluid discharged from the hole to a surface of the tip portion that comes into contact with the work.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the processing method using the drilling tool according to the second aspect, the drilling tool is rotated so as to form an obtuse angle in a rotation direction with respect to a direction in which the groove is formed. According to the above, the work is processed.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
1A is a plan view of a drilling tool according to an embodiment of the present invention, FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line 1b-1b in FIG. 1A, and FIG. It is the A arrow view of (a).
[0022]
This drilling tool has a tool body 10 and a tip 20.
[0023]
The tool main body 10 has a tubular shape, and a conduit 11 thereof communicates with holes 21 and 22 of a distal end portion 20 described later.
[0024]
The tip portion 20 has holes 21 and 22, chip pockets (pocket portions) 23 and 24, and grooves 25 a to 25 f. Assuming that the length of the distal end portion 20 is T, T = 5 mm.
[0025]
The holes 21 and 22 are opened on the surface of the tip portion 20 which comes into contact with a work (not shown) made of a hard and brittle material such as ceramics. The diameter d of the holes 21 and 22 is 1 mm, which is larger than the pitch P of the grooves 25.
[0026]
The holes 21 and 22 open at positions that are asymmetric with respect to the rotation axis AX. The center of each of the holes 21 and 22 is located on a virtual axis BX orthogonal to the rotation axis AX. A part of the opening edge of the hole 21 is located on the rotation axis AX.
[0027]
Grinding fluid is discharged to the center of the surface of the tip portion 20 that contacts the work through one hole 21, and the grinding fluid is discharged to the outside of the center of the surface that contacts the work through the other hole 22. .
[0028]
In addition, the grinding resistance is reduced by setting the area of the surface of the tip end portion 20 in contact with the workpiece to approximately half or less of the cross-sectional area of a hole (not shown) for processing. When the diameter of the tip portion 20 is D, since the cross-sectional area of the holes is approximately π (D / ²⁾ 2, the area of the tip 20 in contact with the workpiece π (D / 2) 2/ 2 less.
[0029]
Further, the tip end portion 20 forms a back taper β and extends straight to the rear of the drilling tool (toward the tool body 10). Here, the back taper β refers to an angle inclined inward in the radial direction so as to approach the rotation axis AX. Note that β is about 1 °.
[0030]
The tip pockets 23 and 24 are formed by cutting the outer peripheral surface of the distal end portion 20 within a range of a predetermined opening angle α and a depth L. The tip pockets 23 and 24 are located substantially symmetrically with respect to the rotation axis AX.
[0031]
The opening angle α and the depth L of the tip pockets 23 and 24 are 120 ° and 3.5 mm, respectively. The distance S between the cutting surface 21a and the virtual axis BX is 0.8 mm.
[0032]
The chip pockets 23 and 24 contain grinding dust generated when the workpiece is ground and grinding fluid discharged from the holes 21 and 22.
[0033]
The pitch P, width W, and depth H of the grooves 25a to 25f are 0.8 mm, 0.4 mm, and 0.4 mm, respectively. The grooves 25a to 25f are formed substantially parallel to each other. Note that the grooves 25a to 25f do not need to be formed in parallel with each other, and the grooves 25a to 25f only need to cross each other.
[0034]
The cross-sectional shapes of the grooves 25a to 25f are U-shaped. The grooves 25a to 25f guide the grinding fluid to the surface of the tip portion 20 that comes into contact with the workpiece.
[0035]
The cross-sectional shape of the grooves 25a to 25f is not limited to a U-shape, and may be, for example, a V-shape.
[0036]
Except for the vicinity of the rotation axis AX, the ridgeline 26a of the cutting edge 26 forms an obtuse angle in the rotation direction with respect to a normal passing through the rotation axis AX.
[0037]
With this configuration, when the drilling tool rotates, the grinding dust and the grinding fluid can be quickly moved along the ridgeline 26a.
[0038]
The cutting edge 26 is formed of a grindstone layer having a metal bond grindstone having a grain size of about 200.
[0039]
The cutting edge 26 formed between the groove 25c and the groove 25d is on the rotation axis AX and is orthogonal to the rotation axis AX.
[0040]
A method of using a drilling tool to drill a hole having a depth: hole diameter = about 10: 1 in a work of a hard and brittle material such as quartz or ceramics by grinding.
[0041]
First, the tip 20 is brought into contact with the work, and the drilling tool is rotated in a predetermined direction (counterclockwise in the case of FIG. 1A) while the grinding fluid is discharged from the holes 21 and 22 to perform grinding.
[0042]
The grinding fluid discharged from the holes 21 and 22 along with the progress of the grinding flows to the chip pockets 23 and 24 through the grooves 25c, 25d and 25e together with the grinding dust.
[0043]
The grinding fluid flows into the grooves 25a, 25b, 25f from the chip pockets 23, 24, and rolls the grinding chips in the grooves 25a, 25b, 25f.
[0044]
Grinding chips are discharged from the grooves 25a, 25b, 25f together with the grinding fluid, and stored in the chip pockets 23, 24.
[0045]
Thereafter, the grinding fluid is discharged to the outside of the hole together with the grinding dust through the back taper β of the drilling tool and the chamfered portion 20a due to an increase in the discharge pressure of the grinding fluid.
[0046]
As described above, the grinding fluid discharged from the holes 21 and 22 is reliably guided to the surface of the tip portion 20 that contacts the work, and the grinding waste is reliably removed from the surface of the tip portion 20 that contacts the work. As in the conventional example, the grinding fluid is no longer supplied to the tip portion, and grinding chips do not fill the gaps between the abrasive grains that are slightly exposed from the surface of the abrasive layer and clogging occurs. Attrition can be reduced.
[0047]
According to this embodiment, the wear of the tip portion 20 can be reduced, so that the life of the drilling tool can be extended. In addition, since it is not necessary to fold and remove the remaining uncut portion after grinding as in the case of using a conventional pipe-shaped drilling tool, the work to be processed does not crack, Work quality can be improved.
[0048]
The shape of the tip portion 20 (the opening angle α of the chip pockets 23, 24, the pitch P of the grooves 25a to 25f, the width W, the depth H, etc.) is changed according to the material, hole diameter and depth of the work. .
[0049]
When the cutting edge 26 is an electrodeposited whetstone (metal bond whetstone) having a thickness of one layer of abrasive grains, for example, the width W and the depth H of the grooves 25a to 25f are set to dimensions that are previously offset by the amount of the abrasive film. I do.
[0050]
Further, the cutting edge 26 may be formed by an abrasive layer in which diamond abrasive grains are embedded in the tip portion 20. The diamond abrasive grains are fixed by a metal bond, a resin bond, a cast iron bond, an iron-based bond, a vitrify bond, or the like, so that a cutting edge 26 in which the diamond abrasive grains are slightly exposed from the surface of the abrasive grain layer is formed. Which bond is to be used is determined as necessary in consideration of the grinding property and the like.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to extend the life of a drilling tool for drilling a hole in a work of a hard and brittle material and to improve the quality of a work to be machined.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view of a drilling tool according to an embodiment of the present invention, FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line 1b-1b in FIG. 1A, and FIG. 1) is a view as viewed from an arrow A in FIG.
2 (a) is a plan view of a conventional drilling tool, and FIG. 2 (b) is a cross-sectional view along line 2b-2b in FIG. 2 (a).
3 (a) is a plan view of another conventional drilling tool, and FIG. 3 (b) is a cross-sectional view taken along line 3b-3b in FIG. 3 (a).
[Explanation of symbols]
20 Tip 21, 22 Hole 23, 24 Tip pocket (pocket)
25a-25f Groove AX Rotation axis

Claims

In a drilling tool that has super hard abrasive grains at the tip to grind the work and rotates around the rotation axis to drill
A drilling tool, comprising: a hole that opens on a surface of the tip portion that contacts the workpiece and that discharges a grinding fluid, and a part of an opening edge of the hole is located on the rotation axis.

A pocket portion formed by cutting a part of the outer peripheral surface of the distal end portion and containing grinding chips generated when the work is ground,
2. The drilling tool according to claim 1, further comprising a plurality of grooves for guiding a grinding fluid discharged from the hole to a surface of the tip portion that comes into contact with the workpiece.

In a machining method using the drilling tool according to claim 2,
A machining method for machining the workpiece by rotating the drilling tool so as to form an obtuse angle in a rotational direction with respect to a direction in which the groove is formed.