JP2004356175A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置10は、撮像光学系11と、撮像光学系11を通過した光を受光する撮像素子12を含み、撮像素子12は厚み方向に湾曲した多項式面形状を有する。例えば、撮像光学系11の光軸を含む平面と撮像素子12との交線が、X=B1Y2+B2Y3で表される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、特に、携帯電話機やデジタルカメラ等の携帯情報装置に搭載されるのに適した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像装置を搭載した携帯情報装置が広く普及している。デジタルカメラや撮像機能付き携帯電話機等は、撮像装置を搭載した携帯情報装置の典型例である。撮像装置はCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の受光素子を用いた撮像素子と、被写体の光学像を撮像素子の受光面に導く撮像光学系とを含んで構成される。そして、撮像機能付きの携帯情報装置の小型化の要請に伴い、それに搭載される撮像装置も小型化することが要求されている。さらに、質の高い画像を広範囲に撮像できるように、撮像画角の増大や解像度の向上などの撮像装置の性能に対する要求も高まってきている。
【0003】
一般に、撮像装置では、撮像光学系による収差が生じ、撮像装置の設計ではこの収差による像のボケを抑えることが望まれる。この像のボケは、球面収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差などの複数の要因によって生じる。一般的には撮像画角が広くなるほど収差が大きくなり、撮像により得られる画像の画質も低下する。このような収差は、特定の形状のレンズを複数枚組合せて撮像光学系を構成することによって、ある程度補正できる。
【0004】
また、収差を補正するための別の技術として、撮像素子の受光面を円筒状または球面状に湾曲させた撮像装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−156278号公報(第4−5頁、第5図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、収差を補正するためにいくつものレンズを組合せると、撮像光学系が大きくなってしまい、撮像装置の小型化が困難になる。また、撮像光学系のみで収差を補正するには性能限界がある。特許文献1に記載の撮像装置のように、撮像素子を円筒形状や球面形状とすれば、像面湾曲を補正できるが、歪曲収差などの他の収差を同時に補正し、画面の全体でボケのない像を得るには不十分である。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、像面湾曲、歪曲収差等の複数の収差を補正し、小型ながらも広い撮像画角で解像度の高い被写体像を撮像できる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、撮像光学系と、前記撮像光学系を通過した光を受光する撮像素子であって、厚み方向に湾曲した多項式面形状を有する撮像素子とを含む。
【0009】
この構成により、撮像素子の形状を多項式面形状としたので、専ら像面湾曲を補正するだけの単なる円筒形状や球面形状と異なり、像面湾曲、歪曲収差等の複数の収差をバランス良く補正する撮像素子形状の設定が可能となり、小型でありながら解像度の高い撮像装置を実現できる。
【0010】
また、本発明の撮像装置では、前記多項式面形状は、奇数次項を含む多項式で表される形状である。
【0011】
この構成により、撮像素子の形状を奇数次項を含む多項式面形状としたので、撮像素子に荷重をかけるという簡単な方法で、像面湾曲、歪曲収差等の複数の収差をバランスよく補正する撮像素子形状を形成できる。
【0012】
また、本発明の撮像装置では、前記撮像素子は長方形であり、前記撮像素子の最大湾曲量が、前記撮像素子の長辺の長さをHとしたときに、0.018×H3以上0.082×H3以下である。
【0013】
この構成により、撮像素子の最大湾曲量が上記の範囲内であれば、撮像素子の中心から周辺にかけて十分な湾曲量が得られるので、撮像素子の湾曲形状を自由に設定できる。したがって、撮像素子の大きさや種類に拘わらず、撮像素子の湾曲形状を形成する際の設計自由度が高くなり、小型で高性能な撮像装置を実現できる。
【0014】
また、本発明の撮像装置では、前記多項式面形状は、偶数次項のみからなる多項式で表される形状である。
【0015】
この構成により、撮像素子の形状を偶数次項のみからなる多項式面形状としたので、上記と同様に複数の収差を補正できるとともに、撮像素子の中心から周辺までバランス良く収差を補正でき、解像度の高い撮像装置を実現できる。
【0016】
また、本発明の撮像装置では、前記撮像素子の厚さが15μm以上100μm以下である。
【0017】
この構成により、撮像素子を破断させることなく実現可能な厚み方向の湾曲量が大きくなり、撮像素子を任意の多項式面形状に湾曲させることができる。
【0018】
また、本発明の撮像装置では、前記撮像素子は、CIFサイズである。
【0019】
この構成により、携帯情報装置に搭載されるのに適した小型の撮像装置を実現できる。
【0020】
また、本発明の別の態様は、上記の撮像装置を備えた携帯情報装置である。
【0021】
この構成により、小型でありながら解像度の高い撮像装置を搭載した携帯情報装置を実現できる。
【0022】
本発明は、上述したような装置の態様に限定されない。本発明の別の態様は、撮像装置の製造方法およびその製造方法により製造される撮像装置である。
【0023】
【発明実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0024】
図1は、本実施の形態の撮像装置10の構成を示す図である。撮像装置10は、撮像光学系11および撮像素子12を含む。撮像光学系11は、絞り13、レンズ14およびカバーガラス15を含む。撮像光学系11は、図1に示すように、レンズが1枚で構成された1枚レンズタイプである。また、カバーガラス15は、平行平面板である。被写体からの光は図の左側から入射する。絞り13の開口を通過した光はレンズ14およびカバーガラス15を透過して撮像素子12の受光面に到達する。なお、各部材は、図示しない保持部材によって保持される。また、撮像素子12は、図示しないパッケージに収められて撮像装置10内で保持される。
【0025】
撮像光学系11を通過した平面上の被写体の光学像は、理想的には撮像素子12の位置で被写体と相似形で平面上に結像するが、現実には撮像光学系11による収差が生じ、撮像素子12の位置で理想通りに像が結像することはない。結像点は光の進行方向や光の進行方向と垂直な方向またはそれらの組合せの方向にずれ、しかも、それらのずれは画面内で一様ではない。このような、結像点のずれのうち、像面湾曲すなわち、結像点の集合が湾曲面となる現象に対しては、撮像素子12自体を結像点の集合が形成する湾曲面と一致させるように湾曲すれば、補正することができる。
【0026】
しかし、像面湾曲以外の撮像光学系11による収差(球面収差、非点収差、歪曲収差など)を効果的に補正するためには、これらの収差をも考慮して撮像素子12の形状を設定することが有効である。そこで、本実施の形態では、撮像素子12の形状を厚み方向に湾曲した多項式面形状とする。ここで、多項式面形状とは、単純な円筒形状や球面形状ではなく、撮像光学系11の光軸を含む平面と撮像素子12の受光面との交線が多項式で表される曲線となる形状をいう。撮像光学系11の光軸を含むすべての平面と受光面との交線が多項式で表される必要はなく、例えば、撮像素子12の長辺と平行な平面と受光面との交線が多項式で表されれば、そのような撮像素子12は多項式面形状である。すなわち、筒の側面のように、一方向にのみ湾曲させた形状であっても、本発明の多項式面形状となり得る。
【0027】
平面状の撮像素子12を湾曲させて多項式面形状を形成するために、撮像素子12の厚さは、100μm以下であることが望ましい。この範囲内であれば、撮像素子12を破断させることなく実現可能な湾曲量が十分に大きくなり、好適な多項式面形状に湾曲させることができる。撮像素子12が薄いほど破断を生じない最大湾曲量が大きくなり、設計の自由度が高くなるが、撮像素子12自体の強度や製造技術による限界を考慮すると、撮像素子12の厚さは15μm以上であることが望ましい。例えば、撮像素子12の受光部を約10μmとし、撮像素子12に搭載するオンチップレンズが約3μm〜5μmとして、合わせて15μmの厚さとすることができる。撮像素子12は、四角形(長方形)であって、典型的には1/7インチCIFサイズであるが、例えば1/6インチCIFサイズや1/9.5インチCIFサイズなどでもよい。
【0028】
次に、上記の条件を満たす撮像装置10の具体的な構成例を説明する。各構成例の説明において、fは全系の焦点距離、FはFナンバー、2ωは撮像画角、Rは曲率半径、ndはd線に対する屈折率、νdはアッベ数を示す。以下の構成例では、1/7インチCIFサイズ(352画素×288画素)の撮像素子を用いた。また、撮像素子12の有効範囲は、垂直方向1.555mm×水平方向1.900mmであり、対角方向の長さは2.455mmである。さらに、撮像素子12の材料は単結晶シリコンである。
【0029】
また、以下の説明では、図1に示すように、撮像光学系11の光軸と平行な軸をX軸として光の進行方向を正の方向とする。そして、撮像光学系11の光軸と垂直で、かつ撮像素子12の対角方向と平行な方向をY軸とする。また、撮像光学系11の光軸と撮像素子12との交点、すなわち撮像素子12の中心を原点とする。
【0030】
(第1の構成例)
第1の構成例の撮像装置10の設計データは下記および表1に示すとおりである。
f = 1.5292
F = 2.8
2ω = 81.1°
【表1】
【0031】
表1において、「物体面」は被写体の面である。物体面は、曲率半径が無限大すなわち平面である。また、「面1」は、絞り13の面である。絞り13には曲率の概念がないため、曲率半径の代りに開口径を記してある。「面2」はレンズ14の被写体側の面、すなわち被写体像の入射面であり、「面3」はレンズ14の撮像素子12側の面、すなわち被写体像の出射面である。「面4」および「面5」は、それぞれカバーガラス15の被写体側の面および撮像素子12側の面である。像面は、撮像素子12の被写体側の面、すなわち被写体像を受光する受光面である。
【0032】
表1において、「面間隔」は、光の進行方向に隣合うの面までの間隔であり、単位はmmである。面2の行の屈折率およびアッベ数はレンズ14のd線に対する屈折率およびレンズ14のアッベ数であり、面4の行の屈折率およびアッベ数はカバーガラス15のd線に対する屈折率およびカバーガラス15のアッベ数である。なお、表1についての以上の点は、下記の表2および表3でも同様である。
【0033】
面2の非球面形状1および面3の非球面形状2は、それぞれ下記の式(1)の各パラメータに下記の値を代入した式で表される形状である。すなわち、X軸およびY軸を含む平面と撮像素子12の受光面との交線が下記の式(1)に下記の各パラメータを代入した式で表される。
【0034】
【数1】
X=(Y2/R)/〔1−{(1+κ)Y2/R2}1/2〕+A1Y4+A2Y6+A3Y8+A4Y10 ・・・(1)
非球面形状1のパラメータ:
R = 1.620749
κ = −0.295307
A1 = −0.860729×10−1
A2 = 0.135093×101
A3 = −0.270177×102
A4 = 0.162603×103
非球面形状2のパラメータ:
R = −0.947984
κ = −2.814874
A1 = −0.148091
A2 = 0.415244
A3 = −0.491799
A4 = 0.276870
【0035】
撮像素子12が有する多項式面形状1は、下記の式(2)の各パラメータに下記の値を代入した式によって表される形状である。
【0036】
【数2】
X=B1Y2+B2Y3 ・・・(2)
多項式面形状1のパラメータ:
B1 = −0.149324
B2 = 0.405450×10−1
式(2)からも明らかな通り、多項式面形状1は、その厚み方向に湾曲しており、その形状は撮像素子12の長辺側である水平方向(Y軸方向)に関して多項式で表される。具体的には、多項式面形状1は、中心からの距離Yの2次の項と3次の項の和で表され、奇数次項を含む多項式によって表される形状である。
【0037】
(第2の構成例)
第2の構成例の撮像装置10の設計データは下記および表2に示すとおりである。
f = 1.5292
F = 2.8
2ω = 82.0°
【表2】
【0038】
非球面形状3および非球面形状4は、第1の構成例と同様に式(1)で表されるが、各パラメータは、下記の通りである。
【0039】
非球面形状3のパラメータ:
R = 1.534315
κ = −1.693167
A1 = −0.270645×10−1
A2 = −0.176061×101
A3 = 0.211240×102
A4 = −0.648357×102
非球面形状4のパラメータ:
R = −0.927455
κ = −3.128505
A1 = −0.186079
A2 = 0.341730
A3 = −0.303800
A4 = 0.162318
【0040】
本構成例の撮像素子12の多項式面形状2も第1の構成例と同様に、Yの2次の項および3次の項の和である式(2)で表されるが、各パラメータは下記の通りである。
【0041】
多項式面形状2のパラメータ:
B1 = −0.199099
B2 = 0.540600×10−1
【0042】
(第3の構成例)
第3の構成例の撮像装置10の設計データは下記および表3に示すとおりである。
f = 1.5292
F = 2.8
2ω = 82.4°
【表3】
【0043】
非球面形状5および非球面形状6は、第1および第2の構成例と同様に式(1)で表されるが、各パラメータは、下記の通りである。
【0044】
非球面形状5のパラメータ:
R = 1.557918
κ = −0.597192
A1 = −0.640710×10−1
A2 = 0.390140
A3 = −0.158047×102
A4 = 0.108270×103
非球面形状6のパラメータ:
R = −0.923547
κ = −4.601035
A1 = −0.392597
A2 = 0.742607
A3 = −0.699879
A4 = 0.315798
【0045】
第3の構成例では、撮像素子12も式(1)で表される多項式面形状、すなわち非球面形状とする。式(1)は、偶数次項のみからなる多項式である。第3の構成例の多項式面形状3では、式(1)の各パラメータを以下の通りとする。
【0046】
多項式面形状3のパラメータ:
R = −3.759484
κ = 0
A1 = −0.819255×10−1
A2 = 0.494518×10−1
A3 = 0
A4 = 0
【0047】
なお、本構成例の撮像素子12では、X軸およびY軸に垂直な方向についても多項式面形状3が形成されている。すなわち、X軸を含み、Y軸に直行する平面と撮像素子12との交線も、式(1)に上記のパラメータを代入した多項式で表される。
【0048】
次に、上記第1〜第3の構成例にて設計された撮像装置10の各種の収差および解像度を説明する。
【0049】
図2は、第1の構成例にて設計された撮像装置10の球面収差、非点収差および歪曲収差を示す収差図である。図2に示すように、第1の構成例によれば、1ω=81.1°という画角の広さおよびF=2.8という明るさを実現しながらも、歪曲収差が全領域で±2%以下に抑えられており、非点収差が最大で約0.1mmであり像面湾曲は0.2mm以内であるという良好な性能が実現されている。
【0050】
図3は、第2の構成例にて設計された撮像装置10の球面収差、非点収差および歪曲収差を示す収差図である。図3に示すように、第2の構成例によれば、2ω=82.0°という画角の広さおよびF=2.8という明るさを実現しながらも、歪曲収差が全領域で±2%以下に抑えられており、非点収差も第1の構成例より軽減されている。
【0051】
図4は、第3の構成例にて設計された撮像装置10の球面収差、非点収差および歪曲収差を示す収差図である。図4に示すように、第3の構成例によれば、2ω=82.4°という画角の広さおよびF=2.8という明るさを実現しながらも、歪曲収差が全領域で±2%以下に抑えられており、非点収差は第2の構成例よりもさらに軽減されている。
【0052】
図5および図6は、第1の構成例と第2の構成例にてそれぞれ設計された撮像装置10の、解像度の指標であるMTF(Modulation Transfer Function)を示す図である。図5は、ラジアル方向(放射方向)のMTF(30lp/mm)示し、図6は、タンジェンシャル方向(同心方向)のMTF(30lp/mm)を示している。
【0053】
図5に示す通り、第1の構成例では、ラジアル方向のMTFが中心で91%、垂直方向の周辺V(像高63%、以下単に「周辺V」と記す)で83%、水平方向の周辺H(像高77%、以下単に「周辺H」と記す)で70%である。また、図6に示す通り、第1の構成例では、タンジェンシャル方向のMTFが中心で91%、周辺Vで44%、周辺Hで51%である。比較例は、撮像光学系を1枚レンズタイプとして、撮像素子を単純な円筒形状とした例である。比較例と第1の構成例とを比較すると、第1の構成例の方が、ラジアル方向のMTFが周辺Vで5%、周辺Hで6%高い。
【0054】
第2の構成例では、図5に示すように、ラジアル方向のMTFが中心で93%、周辺Vで89%、周辺Hで80%である。また、図6に示すように、第2の構成例では、タンジェンシャル方向のMTFが中心で93%、周辺Vで61%、周辺Hで61%である。第2の構成例と比較例とを比較すると、第2の構成例の方が、ラジアル方向のMTFは周辺Vで11%、周辺Hで16%高く、タンジェンシャル方向のMTFは周辺Vで15%、周辺Hで13%高い。さらに、第1の構成例と第2の構成例とを比較すると、第2の構成例の方が、ラジアル方向のMTFは周辺Vで6%、周辺Hで10%高く、タンジェンシャル方向のMTFは周辺Vで17%、周辺Hで10%高い。
【0055】
図7および図8は、第2の構成例と第3の構成例にてそれぞれ設計された撮像装置10のMTFを示す図である。図7は、ラジアル方向のMTF(30lp/mm)示し、図8は、タンジェンシャル方向のMTF(30lp/mm)を示している。
【0056】
第3の構成例では、図7に示すように、ラジアル方向のMTFが中心で94%、周辺Vで88%、周辺Hで85%である。また、図8に示すように、第3の構成例では、タンジェンシャル方向のMTFが中心で92%、周辺Vで59%、周辺Hで57%である。比較例は、撮像光学系を1枚レンズタイプとして、撮像素子を単純な球面形状とした例である。比較例と第3の構成例とを比較すると、第3の構成例の方が、ラジアル方向のMTFは周辺Vで10%、周辺Hで12%高く、タンジェンシャル方向のMTFは周辺Vで13%、周辺Hで9%高い。さらに、第3の構成例は第2の構成例と比較しても、ラジアル方向のMTFは周辺Vで5%、周辺Hで6%高く、タンジェンシャル方向のMTFは周辺Vで15%、周辺Hで6%高い。
【0057】
上記の第1〜第3の構成例の撮像素子12の形状は、公知の種々の方法によって形成できるが、特に、平面形状からの変位量が、中心からの距離Yの累乗の項の和からなる式で表される多項式面形状1および多項式面形状2は、以下の方法によって容易に形成できる。以下、多項式面形状1および多項式面形状2を形成する方法を説明する。
【0058】
撮像素子12は、上記のように厚さDが100μm以下であるのが望ましく、この範囲内であれば撮像素子12を厚み方向に十分に湾曲変形できる。撮像素子12の中心を支点として長辺側である水平方向(長さH)の端に、撮像光学系11の光軸と平行な方向に荷重Wをかけて撮像素子12を湾曲変形させると、湾曲量Xは、下記の式(3)で表される。
【数3】
X=(W/6EI)×{−Y3+3Y2(H/2)} ・・・(3)
ただし、Y≧0である。ここで、Eはヤング率、Iは断面2次モーメントである。
【0059】
式(3)中の荷重Wは、撮像素子12の厚さDおよび応力σを用いて下記の式(4)で表される。
【数4】
W=σ×(H/2)×D ・・・(4)
また、式(3)中のIは、撮像素子12の厚さDおよび水平方向の幅Hを用いて下記の(5)式で表される。
【数5】
I=(H/2)×D3/12 ・・・(5)
【0060】
式(4)および式(5)を式(2)に代入すると、湾曲量に関する式(6)が得られる。
【数6】
X=(2σ/ED2)×{−Y3+3Y2×(H/2)} ・・・(6)
【0061】
式(6)の右辺は、Yの2次の項とYの3次の項との和である。したがって、式(6)は、上記の多項式面形状1および2の式(2)と同じ形の式である。式(6)は、水平方向に関する奇数次項を含む多項式であり、荷重Wによって形成される撮像素子12の形状は、X軸を含んでY軸と平行な平面との交線が奇数次項を含む多項式で表される多項式面形状である。撮像素子12は、単結晶シリコンであり、一般的に、そのヤング率はE=1.9×109N/mm2、最大応力はσ(max)=7×104N/mm2である。これらの物性値を式(6)に代入すると、長辺側の最端(Y=H/2)での最大湾曲量W(max)は、式(7)で表される。
【数7】
X(max)=4σ(H/2)3/ED2=1.84×10−5×H3/D2・・・(7)
【0062】
ここで、式(7)からも明らかな通り、撮像素子12が薄いほどより大きく湾曲させることができる。上記の第1〜第3の構成では、撮像素子12の厚さDが、それぞれ29μm以下、25μm以下、20μm以下であるので、各値を長辺方向の長さH=1.9mmとともに式(7)に値を代入すると、周辺での最大湾曲量は、それぞれ約150μm、約200μm、約220μmとなる。
【0063】
なお、上記の式(6)は、Y軸方向を水平方向としたものであるので、この式(6)を対角方向に座標変換すると、対角方向の湾曲量Wは、式(8)で表される。
【数8】
X=(2σ/ED2)×{−Y3cos3θ+3Y2cos2θ×(H/2)}・・・(8)
ただし、θは水平方向と対角方向とのなす角度であり、したがって、cosθ=(水平方向の長さ)/(対角方向の長さ)である。
【0064】
本実施の形態では、θ=39.9°である。この角度θと、上述したσ、EおよびHの値を式(8)に代入し、さらに、第1の構成例ではD=29μmを、第2の構成例ではD=25μmをそれぞれ式(8)に代入すると、上記の多項式面形状1および多項式面形状2が得られる。
【0065】
なお、第1および第2の構成例では、撮像素子12の形状をYの2次の項と3次の項の和、すなわちYの3次式で表される多項式面形状としたが、Yの累乗の項の和からなる他の式、すなわちYのn次式で表される多項式面形状も、上記と同様に容易に形成できる。例えば、撮像素子12の端部に荷重をかける代りにモーメントをかけると、Yの2次式で表される多項式面形状を形成できる。また、撮像素子12の中心から端部に至るまで一様に分布荷重をかけると、Yの4次式で表される多項式面形状を形成できる。
【0066】
以上説明したように、撮像装置10を円筒形状や球面形状などの単純な形状ではなく、多項式面形状とすることにより、撮像光学系11だけでは補正しきれない収差を補正する撮像装置の設計が可能となり、小型かつ高性能な撮像装置を実現できる。
【0067】
また、第1および第2の構成例のような奇数次項を含む多項式面形状は、撮像素子12に荷重をかけるなどの簡単な方法で形成できる。撮像素子12の形状を偶数次項のみの多項式面形状である非球面形状とすれば、撮像素子12の中心から周辺までバランス良く収差を補正できる。
【0068】
第1および第2の構成例の場合には、撮像素子12の最大湾曲量は、撮像素子12の水平方向の長さH[μm]に対して、0.0018×H3以上0.082×H3以下であることが望ましい。ここで、最大湾曲量とは、平面状の撮像素子を湾曲させたときの平面からの変位が最も大きい部分での変位量を意味し、通常は周辺部の変位量である。最大湾曲量が上記の範囲内であれば、撮像素子12の中心から周辺にかけて十分な湾曲量が得られるので、湾曲形状を自由に設定できる。したがって、撮像素子12の大きさや種類に係わらず、湾曲形状を形成する際の設計自由度が高くなり、小型で高性能な撮像装置を実現できる。さらに、上記のように設計の自由度が高くなるので、公差を考慮した、製造が容易な撮像装置を実現できる。
【0069】
また、撮像素子12の厚さを、製造可能な厚さから好適な湾曲形状を形成可能な厚さまでの範囲である15μm以上100μm以下とすれば、十分な最大湾曲量が得られる。
【0070】
なお、上記の実施の形態では、多項式面形状の例として、Yの2次の項および3次の項の和からなる多項式面形状および非球面形状を説明したが、撮像素子12の形状はこれらに限られない。すなわち、撮像素子12の形状は、像面湾曲のみではなく歪曲収差などを含めた複数の収差を補正できる多項式面形状であれば、上記の例以外の多項式面形状であってもよい。
【0071】
次に、以上説明した撮像装置10を搭載した携帯情報装置の実施の形態を説明する。
【0072】
図9は、本実施の形態の携帯情報装置である携帯電話機20を示している。携帯電話装置20は、上側筐体21と下側筐体22とが蝶番部23を介して折りたたみ可能な構成を有する。上側筐体21は、スピーカ部24、電波の送受信を行うアンテナ部25、撮像装置10およびユーザへのメッセージや撮像装置10で撮像された画像を表示する表示部26を含む。下側筐体22は、ユーザが各種の入力を行うキー部27および音声通話の際に用いるマイク部28を含む。
【0073】
携帯電話機20では、撮像装置10を用いて撮像された被写体像が表示部26に表示される。また、キー部27を操作することにより、撮像装置10で撮像された被写体像を図示しないメモリに記憶できる。
【0074】
なお、本発明の携帯情報装置は携帯電話機に限定されない。携帯情報装置は、例えば、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)や、パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータの外付け機器等も含む。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、撮像装置の撮像素子の形状を厚み方向に湾曲した多項式面形状とすることにより、像面湾曲、歪曲収差等の複数の収差をバランスよく補正でき、小型でありながら解像度の高い撮像装置を実現できるというすぐれた効果を有する撮像装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の撮像装置の構成を示す図
【図2】本発明の第1の構成例の撮像装置の収差図
【図3】本発明の第2の構成例の撮像装置の収差図
【図4】本発明の第3の構成例の撮像装置の収差図
【図5】本発明の第1および第2の構成例の撮像装置のラジアル方向のMTFを示す図
【図6】本発明の第1および第2の構成例の撮像装置のタンジェンシャル方向のMTFを示す図
【図7】本発明の第2および第3の構成例の撮像装置のラジアル方向のMTFを示す図
【図8】本発明の第2および第3の構成例の撮像装置のタンジェンシャル方向のMTFを示す図
【図9】本発明の実施の形態の携帯情報装置である携帯電話機を示す図
【符号の説明】
10 撮像装置
11 撮像光学系
12 撮像素子
13 絞り
14 レンズ
15 カバーガラス
Claims (7)
- 撮像光学系と、
前記撮像光学系を通過した光を受光する撮像素子であって、厚み方向に湾曲した多項式面形状を有する撮像素子と
を含むことを特徴とする撮像装置。 - 前記多項式面形状は、奇数次項を含む多項式で表される形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は長方形であり、
前記撮像素子の最大湾曲量が、前記撮像素子の長辺の長さをHとしたときに、0.018×H3以上0.082×H3以下であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記多項式面形状は、偶数次項のみからなる多項式で表される形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子の厚さが15μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子は、CIFサイズであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 請求項6に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯情報装置。
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