【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ装置に接続されてキー入力を行うキーボード装置に対して着脱自在に用いられるキーボードカバー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、いわゆるパーソナルコンピュータ装置（パソコン）に代表される各種コンピュータ装置は、目覚ましいほどに高性能化・低価格化が進められており、オフィスや一般家庭に広く普及しつつある。コンピュータ装置は、通常、複数の入力キーを備えるキーボード装置が接続して用いられ、このキーボード装置に対して各種のキー入力が行われることによって操作される。
【０００３】
キーボード装置におけるキーピッチ（入力キー同士の間隔）は、キーボード装置の用途や構成によって異なるものの、例えば表示装置とコンピュータ装置本体とが別体に構成された、いわゆるデスクトップ型コンピュータ装置に接続して用いられるキーボード装置の場合には、１９ｍｍ程度が標準的なキーピッチとされている。
【０００４】
また、近年では、オフィス内や一般家庭内での使用を想定した比較的小型なコンピュータ装置においても、搭載されるオペレーティングシステム（ＯＳ）のマルチユーザ化が進められており、１台のコンピュータ装置を複数のユーザで使い分ける場面が増えている。このような背景から、近年、一般家庭向けに販売されるコンピュータ装置の中には、キーボード装置にユーザ切換用の入力キーなどが配設されているものも現れている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般のキーボード装置は、大人（成人）が用いた場合に最適となるようキーピッチが設定されているため、子供の小さな手では全ての入力キーに指が届かず、スムーズなキー入力を行うことが困難であるといった問題があった。
【０００６】
また、一般のキーボード装置は、実用性を重視して設計されているため、遊び心に乏しく、子供が楽しくキーボード装置に触れるといった用途には適していない。
【０００７】
そこで、いわゆる子供用のキーボード装置として、一般のキーボード装置よりも狭いキーピッチを有するもの、キーボード装置の外形が動物の形を模した形状とされているもの、カラフルな色合いを有する入力キーを有するものなどが提案されている。
【０００８】
しかしながら、例えば家庭内で１台のコンピュータ装置を大人と子供とで共有する場合には、通常のキーボード装置と子供用のキーボード装置とを用意する必要があり、出費が嵩んでしまうといった問題が生じていた。また、２台のキーボード装置を用意した場合、机上のスペースが圧迫されてしまったり、設置場所・保管場所を確保する必要があるなどの問題が生じてしまう。さらには、コンピュータ装置を大人と子供とで使い分ける度に、２台のキーボード装置を接続し直す必要が生じ、ユーザ切替作業が極めて煩雑になってしまうといった問題があった。
【０００９】
また、例えば、オフィス内で１台のコンピュータ装置を複数のユーザで共有する場合においても、好みのキー配列やキータッチが各ユーザ毎に異なることから、ユーザ毎にキーボード装置を接続し直すなどしてユーザ切替作業が繁雑となることが考えられる。
【００１０】
一方、近年では、コンピュータ装置の高性能化に伴って、ビデオ編集業務などに対するコンピュータ装置の利用が高まりつつある。ビデオ編集業務においては、入力キーが使用目的毎に色分けされたり、入力キーの主面（キートップ）に編集作業用の記号やアイコンなどがプリントされていたり、ビデオ編集に特化したキー配列を有するなどした専用のキーボード装置が用いられる場合がある。
【００１１】
しかしながら、例えば、ビデオ編集業務に用いるコンピュータ装置に対して通常のＯＳ操作を行う場合などには、通常のキーボード装置に接続し直して作業を行った方が効率的となるケースが考えられる。このようなケースにおいても、キーボード装置を接続し直すなどの煩雑な作業が必要となるといった問題があった。
【００１２】
そこで、本発明は、上述した従来の実情に鑑みてなされたものであり、ユーザや使用目的毎に複数のキーボード装置を接続し直すことによる煩雑さを低減し、入力キーのキーピッチや配列などを簡便に切り替えることが可能なキーボードカバー装置を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１に係るキーボードカバー装置は、コンピュータ装置に接続されてキー入力を行うキーボード装置に対して着脱自在とされ、前記キーボード装置のキー入力面を覆うカバーフレームと、前記カバーフレームの主面に配設された複数の入力キーと、前記入力キーの各々から延設されて前記カバーフレームの裏面側に突出し、それぞれの突出端部が前記キーボード装置に配設された入力キーのうちの所定の入力キーに当接する複数のキー脚部とを備え、前記入力キーの各々を押下することによって前記キーボード装置における所定の入力キーが押下されることを特徴とするものである。
【００１４】
以上のように構成された本発明の請求項１に係るキーボードカバー装置は、カバーフレームがキーボード装置に対して装着した際に、各入力キーの脚部がキーボード装置の入力キーに当接した状態となる。そして、各入力キーを押下することによって、押下した入力キーに対応したキーボード装置における所定の入力キーが押下されることとなる。このため、入力キーのキーピッチ、配列、配色、或いはカバーフレームの外形状や色などを、装着対象とするキーボード装置とは異なる任意のものとすることができる。
【００１５】
なお、キーボード装置の入力キーには、電気的なスイッチを兼ねた機械的なバネ構造やゴムシート等が取り付けられており、これらによって各入力キーが上方（キートップ方向）に付勢されている。そこで、キーボード装置の入力キーに備えられた付勢力を、前記キー脚部を介して各入力キーに伝達することにより、各入力キーをカバーフレームの主面に対して略々鉛直上方（キートップ方向）に向けて付勢する構造としてもよい。これにより、キーボードカバー装置自身で各入力キーを付勢する手段を備えることが不要となり、構造を簡略化して低コスト化を図ることができる。
【００１６】
また、入力キーの各々に対してキーボード装置の入力キーから伝達された付勢力を増大又は減少させる付勢手段をさらに備えるとしてもよい。これにより、例えば、装着対象とするキーボード装置よりも、入力キーのキータッチを硬い、或いは柔らかいものとすることができる。
【００１７】
また、入力キーの配置・配列は、任意に選択することができるが、入力キーの各々は、装着対象とするキーボード装置の入力キーにおけるキーピッチよりも狭いキーピッチで配設することにより、大人と比較して小さな手を有する子供に対して、快適でスムーズなキー入力を提供することが可能となる。
【００１８】
また、入力キーの各々は、カバーフレームの主面上に３次元的に立体配置するとしてもよい。具体的には、例えば人間工学に則したキー配列とすることにより、キー入力時の人体に対する負荷を軽減し、快適性を向上させることができる。
この場合、入力キーが平面的に配置された通常のキーボード装置に対して装着することにより、簡便且つ低コストに、いわゆるエルゴノミクス型のキーボード装置を提供することが可能となる。
【００１９】
なお、入力キーの配列は、装着対象とするキーボード装置と一致していてもよいし、異なる配列とされていてもよい。これにより、例えば、入力キーがＪＩＳ配列で配設されているキーボード装置をＡＳＣＩＩ配列のキーボード装置として用いることなどが可能となる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、図１及び図２に示す構造とされたキーボードカバー装置１０について説明する。なお、キーボードカバー装置１０は、図３に示すキー配列及びキーピッチを有する一般的（標準的）なキーボード装置５０に対して着脱自在に用いられる。このキーボード装置５０のキーピッチは、１９ｍｍとされている。
【００２１】
キーボードカバー装置１０は、図１及び図２に示すように、キーボード装置５０において複数の入力キー５１が配設されたキー入力面を覆うカバーフレーム１１と、カバーフレーム１１の主面１１ａに配設された複数の入力キー１２と、各入力キー１２から延設された複数のキー脚部１３とを有している。なお、図１においては、キー脚部１３の配設状態を示すために、このキー脚部１３を図示しているが、キー脚部１３はカバーフレーム１１内に配設されているため、実際にはカバーフレーム１１の主面１１ａ側からは見えない。
【００２２】
カバーフレーム１１は、例えば樹脂材料を射出成型することなどによって形成されており、入力キー１２に対するキー入力操作に対して撓みや変形などが生じない程度に十分な剛性を有している。
【００２３】
入力キー１２は、カバーフレーム１１の主面１１ａに複数配設されており、この主面１１ａに対して略々垂直な方向に移動自在とされた状態で取り付けられている。なお、入力キー１２は、図示を省略する規制手段によって移動可能な距離が規制されており、キーボードカバー装置１０をキーボード装置５０から取り外した状態においても、カバーフレーム１１から外れてしまうことがない。また、入力キー１２は、この規制手段によってキーストローク（押下可能な深さ）が調整されている。
【００２４】
このような規制手段は、例えば、カバーフレーム１１内に、所定の形状とされた規制部をカバーフレーム１１から立設して一体形成することなどによって実現することができる。また、例えば、所定の構造とされた規制部材をカバーフレーム１１内に設けることによって、入力キー１２の移動距離を規制するとしてもよい。
【００２５】
キー脚部１３は、各入力キー１２から当該入力キー１２に対応したキーボード装置５０の入力キー５１の位置までカバーフレーム１１の面内方向に延設されている。また、キー脚部１３は、入力キー１２が取り付けられる一端とは反対側の端部において、カバーフレーム１１の裏面側（すなわち、装着対象となるキーボード装置５０側）に突出している。以下では、キー脚部１３においてカバーフレーム１１の裏面側で突出する端部を、突出端部１３ａと称することとする。
【００２６】
キー脚部１３の突出端部１３ａは、キーボードカバー装置１０がキーボード装置５０に装着された状態で、各入力キー１２に対応した所定の入力キー５１に当接するに十分な長さで、カバーフレーム１１の裏面側から突出するよう構成されている。これにより、キーボードカバー装置１０をキーボード装置５０に装着した状態で各入力キー１２を押下することにより、押下した入力キー１２に対応したキーボード装置５０の入力キー５１が押下されることとなる。
【００２７】
なお、本例におけるキー脚部１３の配設状態の一例を図４に示す。図４は、図１において矢印Ａで示す囲み部を拡大した要部拡大図である。また、図４においては、キー脚部１３の配設状態を示すために、このキー脚部１３を図示しているが、キー脚部１３はカバーフレーム１１内に配設されているため、実際にはカバーフレーム１１の主面１１ａ側からは見えない。
【００２８】
以上のように構成されたキーボードカバー装置１０は、キーボード装置５０に対して着脱自在とされており、入力キー１２を押下することによってキーボード装置５０の入力キー５１を押下することが可能とされている。ここで、キーボードカバー装置１０は、複数の入力キー１２を所望とする配置となるよう任意に設定することが可能である。また、所定の入力キー１２を押下したときに押下されるキーボード装置５０の入力キー５１は、当該入力キー１２のキー脚部１３を所定の位置まで延設し、突出端部５１ａが所望とする入力キー５１に当接するよう形成することによって、任意に選択することができる。
【００２９】
したがって、キーボードカバー装置１０を用いることにより、入力キーのキーピッチ、配列、配色、或いはカバーフレームの外形状や色などを、装着対象とするキーボード装置５０とは異なる任意のものとすることができる。
【００３０】
ここで、キーボードカバー装置１０は、キー脚部１３がキーボード装置５０上に立脚することのみによってキーボード装置５０上に載置されるとしてもよいが、例えば、カバーフレーム１１の裏面側に脚部や爪部などを設け、これら脚部や爪部によってキーボード装置５０に装着されるとすることが望ましい。
【００３１】
具体的には、例えば、カバーフレーム１１の裏面側に所定の高さで立設された脚部を設け、キーボード装置５０の主面における周辺部（入力キー５１が配設されていない部位）、或いは、キーボード装置５０周辺の載置面に対して脚部を立脚させることによって、キーボードカバー装置１０をキーボード装置５０に装着する構成とすることができる。或いは、例えば、カバーフレーム１１の裏面側に、キーボード装置５０の所定の部位に嵌合する爪部を設け、この爪部をキーボード装置５０に嵌合させることによって、キーボードカバー装置１０をキーボード装置５０に対して装着する構成とすることができる。このような構成とすることにより、キーボードカバー装置１０をキーボード装置５０に対して確実に装着することができ、キーボードカバー装置１０を用いてキー入力操作を行う際に、ぐらつきなどの不安定性が生じることを防止することができる。
【００３２】
また、カバーフレーム１１は、特にその形状や大きさ、或いは色合いなどについて任意とすることができる。例えば、図１においては、カバーフレーム１１を、装着対象とするキーボード装置５０に対して略々同等の形状及び大きさとなる投影形状とした場合の例を図示しているが、カバーフレーム１１は、キーボード装置５０の一部のみを覆う形状や大きさで形成してもよい。
【００３３】
また、例えば、カバーフレーム１１の主面１１ａを３次元的に立体形成し、この主面１１ａ上に入力キー１２を立体的に配設するとしてもよい。具体的には、例えば人間工学に則したキー配列とすることにより、キー入力時の人体に対する負荷を軽減し、快適性を向上させることができる。この場合、入力キー５１が平面的に配置された通常のキーボード装置５０に対してキーボードカバー装置１０を装着することにより、簡便且つ低コストに、いわゆるエルゴノミクス型のキーボード装置として用いることが可能となる。
【００３４】
なお、本例においては、図１に示すように、各入力キー１２のキー脚部１３をキーボード装置５０の中央部に向けて延設することにより、装着対象とするキーボード装置５０におけるキーピッチよりも狭いキーピッチで各入力キー１２を配設している。これにより、キーボードカバー装置１０は、大人よりも小さな手を有する子供におけるキー入力操作に最適化された、いわゆる子供用のキーボードカバー装置１０として用いることができる。
【００３５】
ただし、キーボードカバー装置１０においては、例えば、各入力キー１２のキー脚部１３をキーボード装置５０の外周部に向けて延設することにより、装着対象とするキーボード装置５０よりもキーピッチを拡大し、比較的大きな手を有する人に最適化されたキーボードカバー装置１０として用いる構成とすることもできる。
【００３６】
また、入力キー１２の配列は、装着対象とするキーボード装置５０と一致していてもよいし、異なる配列とされていてもよい。具体的には、例えば、入力キー５１がＪＩＳ配列で配設されているキーボード装置５０をＡＳＣＩＩ配列のキーボード装置として用いることなどが可能となる。
【００３７】
また、本例におけるキーボードカバー装置１０においては、キーボード装置５０の各入力キー５１に備えられた付勢力がキー脚部１３を介して各入力キー１２に伝達される構造とされており、入力キー５１の付勢力によって入力キー１２が上方（キートップ方向）に付勢されている。すなわち、キーボードカバー装置１０においては、各入力キー１２を付勢する手段を設けることが省略されており、構造を簡略化することができ低コスト化を図ることが可能とされている。また、このような構造とされていることにより、各入力キー１２及びキー脚部１３による重みがキーボード装置５０の各入力キー５０に加わることになり、入力キー５０の押下に要する力が軽減されている。したがって、大人と比較して指の力が小さい子供であっても、軽快なキータッチによりキー入力を行うことができる。
【００３８】
なお、キーボードカバー装置１０においては、例えばバネやゴムなどによる材料によって形成された可撓性を有する付勢手段を各入力キー１２に設けるとしてもよい。このような付勢手段を設け、各入力キー１２に加える付勢力の方向を任意に設定することにより、キーボード装置５０の入力キー５１から伝達された付勢力を増大又は減少させて調整することができる。これにより、例えば、装着対象とするキーボード装置５０よりも、入力キー１２のキータッチを硬い、或いは柔らかいものとすることができる。
【００３９】
また、キーボードカバー装置１０においては、入力キー１２とキーボード装置５０の入力キー５０とを必ずしも一対一に対応させる必要はなく、使用目的や用途に応じて、例えば入力キー１２の数をキーボード装置５０の入力キー５０よりも多く配設してもよいし、少なく配設してもよい。すなわち、使用目的や用途に即するものであれば、キーボードカバー装置１０を装着した場合に押下不能となる入力キー５１が存在する構成とされていてもよいし、ひとつの入力キー１２から複数のキー脚部１３が複数の入力キー５１に向けて延設して設けられ、所定の入力キー１２が押下されたときに複数の入力キー５１が押下される構成とされていてもよい。
【００４０】
具体的には、キーボード装置５０が接続されるコンピュータ装置上で特定のアプリケーション・ソフトウェアを実行するときに専ら用いる目的で、このソフトウェアで使用する入力キー５１のみに対応した入力キー１２のみがキーボードカバー装置１０に配設されていてもよい。また、例えば、コントロールキーと英数キーとを同時に押下する操作などに不慣れなユーザを対象として、これらの入力キーを同時に押下する専用の入力キー１２をキーボードカバー装置１０に設けることもできる。
【００４１】
また、キーボードカバー装置１０は、キーボード装置５０に装着するという極めて簡便な操作のみで入力キーの配列、キーピッチ、キーストローク、配色などを変更することができるため、ユーザや使用目的に応じたキーボード装置５０を新たに用意したり、煩雑な接続操作を行うことなどを不要とすることができる。
【００４２】
【発明の効果】
本発明に係るキーボードカバー装置は、キーボード装置に装着するという極めて簡便な操作により、入力キーのキーピッチ、配列、配色、或いはカバーフレームの外形状や色などを、装着対象とするキーボード装置とは異なる任意のものに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用して構成されたキーボードカバー装置の一例を示す概略平面図である。
【図２】同キーボードカバー装置の要部を示す概略図である。
【図３】同キーボードカバー装置が装着対象とするキーボード装置の一例を示す概略平面図である。
【図４】同キーボードカバー装置の要部を拡大して示す要部拡大図である。
【符号の説明】
１０ キーボードカバー装置
１１ カバーフレーム
１２ 入力キー
１３ キー脚部
１３ａ 突出端部
５０ キーボード装置
５１ 入力キー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a keyboard cover device that is detachably used for a keyboard device connected to a computer device and performing key input.
[0002]
[Prior art]
In recent years, various types of computer devices typified by so-called personal computer devices (personal computers) have been remarkably improved in performance and reduced in price, and are becoming widely used in offices and general homes. Generally, a computer device is used by connecting a keyboard device having a plurality of input keys, and is operated by performing various key inputs to the keyboard device.
[0003]
The key pitch (interval between input keys) of the keyboard device varies depending on the use and configuration of the keyboard device, but is used by connecting to a so-called desktop computer device in which a display device and a computer device main body are separately configured. In the case of a keyboard device, a standard key pitch is about 19 mm.
[0004]
In recent years, even for relatively small computer devices intended for use in offices and homes, multi-user operating systems (OS) have been installed, and one computer device has been used. There are more and more occasions where multiple users use them properly. From such a background, in recent years, some computer devices sold to ordinary households have a keyboard device provided with input keys for user switching and the like.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in a general keyboard device, a key pitch is set so as to be optimal when used by an adult (adult), so that a finger cannot reach all input keys with a small hand of a child and smooth key input is performed. There was a problem that it was difficult.
[0006]
In addition, since a general keyboard device is designed with emphasis on practicality, it has poor playfulness and is not suitable for applications in which children have fun touching the keyboard device.
[0007]
Therefore, as a so-called keyboard device for children, a keyboard device having a narrower key pitch than a general keyboard device, a keyboard device having an outer shape imitating the shape of an animal, and having input keys having colorful colors And so on.
[0008]
However, for example, when one computer device is shared between an adult and a child at home, it is necessary to prepare a normal keyboard device and a keyboard device for a child, which causes a problem that the cost increases. I was In addition, when two keyboard devices are prepared, there arise problems such as the space on the desk being squeezed and the necessity of securing an installation place and a storage place. Further, each time the computer device is used by an adult and a child, it is necessary to reconnect the two keyboard devices, and there is a problem that the user switching operation becomes extremely complicated.
[0009]
Also, for example, even when a single computer device is shared by a plurality of users in an office, since a preferred key layout and key touch are different for each user, it is necessary to reconnect a keyboard device for each user. Therefore, the user switching work may be complicated.
[0010]
On the other hand, in recent years, the use of computer devices for video editing and the like has been increasing with the advancement of computer devices. In video editing work, input keys are color-coded for each purpose of use, symbols or icons for editing work are printed on the main surface (key top) of the input keys, or a key layout specialized for video editing is used. There may be a case where a dedicated keyboard device is used.
[0011]
However, for example, when a normal OS operation is performed on a computer device used for video editing work, it may be more efficient to reconnect to a normal keyboard device and perform the work. Even in such a case, there is a problem that complicated work such as reconnecting the keyboard device is required.
[0012]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-described conventional situation, and reduces the complexity of reconnecting a plurality of keyboard devices for each user or purpose of use, and reduces the key pitch and arrangement of input keys. It is an object of the present invention to provide a keyboard cover device that can be easily switched.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The keyboard cover device according to claim 1 of the present invention is detachably attached to a keyboard device that is connected to a computer device and performs key input, and a cover frame that covers a key input surface of the keyboard device; A plurality of input keys disposed on the main surface, extending from each of the input keys and protruding toward the back surface of the cover frame, and each protruding end of the input keys disposed on the keyboard device; And a plurality of key legs abutting on the predetermined input key, wherein pressing of each of the input keys causes a predetermined input key of the keyboard device to be pressed.
[0014]
In the keyboard cover device according to the first aspect of the present invention, when the cover frame is attached to the keyboard device, the leg of each input key is in contact with the input key of the keyboard device. It becomes. Then, by pressing each input key, a predetermined input key in the keyboard device corresponding to the pressed input key is pressed. For this reason, the key pitch, arrangement, color arrangement, the outer shape and color of the cover frame, and the like of the input keys can be arbitrary different from the keyboard device to be mounted.
[0015]
A mechanical spring structure also serving as an electrical switch, a rubber sheet, or the like is attached to the input keys of the keyboard device, and these input keys are urged upward (key top direction). . Then, by transmitting the biasing force provided to the input keys of the keyboard device to the respective input keys via the key legs, the respective input keys are substantially vertically above the main surface of the cover frame (key top). (Direction). Accordingly, it is not necessary to provide a means for urging each input key by the keyboard cover device itself, so that the structure can be simplified and the cost can be reduced.
[0016]
Further, an urging means for increasing or decreasing the urging force transmitted from the input key of the keyboard device to each of the input keys may be further provided. Thereby, for example, the touch of the input keys can be made harder or softer than the keyboard device to be mounted.
[0017]
The arrangement and arrangement of the input keys can be arbitrarily selected.However, each of the input keys is arranged at a key pitch narrower than that of the input keys of the keyboard device to be mounted, so that it can be compared with an adult. It is possible to provide a comfortable and smooth key input to a child having small hands.
[0018]
Further, each of the input keys may be three-dimensionally arranged three-dimensionally on the main surface of the cover frame. Specifically, for example, by using a key layout that conforms to ergonomics, the load on the human body at the time of key input can be reduced, and comfort can be improved.
In this case, a so-called ergonomic keyboard device can be provided simply and at low cost by attaching the input keys to a normal keyboard device arranged in a plane.
[0019]
The arrangement of the input keys may be the same as that of the keyboard device to be mounted, or may be different. This makes it possible, for example, to use a keyboard device in which input keys are arranged in a JIS arrangement as a keyboard device in an ASCII arrangement.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Hereinafter, the keyboard cover device 10 having the structure shown in FIGS. 1 and 2 will be described. The keyboard cover device 10 is detachably used with a general (standard) keyboard device 50 having a key arrangement and a key pitch shown in FIG. The key pitch of the keyboard device 50 is 19 mm.
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 2, the keyboard cover device 10 includes a cover frame 11 that covers a key input surface of the keyboard device 50 on which a plurality of input keys 51 are provided, and a main surface 11 a of the cover frame 11. A plurality of input keys 12 and a plurality of key legs 13 extending from the respective input keys 12. In FIG. 1, the key legs 13 are shown to show the arrangement state of the key legs 13. However, since the key legs 13 are disposed in the cover frame 11, Cannot be seen from the main surface 11a side of the cover frame 11.
[0022]
The cover frame 11 is formed, for example, by injection molding of a resin material, and has sufficient rigidity so that bending or deformation does not occur in a key input operation on the input key 12.
[0023]
A plurality of input keys 12 are provided on the main surface 11a of the cover frame 11, and are mounted so as to be movable in a direction substantially perpendicular to the main surface 11a. In addition, the movable distance of the input key 12 is restricted by a restricting means (not shown), and the input key 12 does not come off the cover frame 11 even when the keyboard cover device 10 is detached from the keyboard device 50. The keystroke (depressable depth) of the input key 12 is adjusted by the restricting means.
[0024]
Such a restricting means can be realized by, for example, forming a restricting portion having a predetermined shape from the cover frame 11 and integrally forming the restricting portion in the cover frame 11. Further, for example, a movement member of the input key 12 may be regulated by providing a regulation member having a predetermined structure in the cover frame 11.
[0025]
The key legs 13 extend in the in-plane direction of the cover frame 11 from the input keys 12 to the positions of the input keys 51 of the keyboard device 50 corresponding to the input keys 12. The key leg 13 protrudes toward the rear surface of the cover frame 11 (that is, the keyboard device 50 to be mounted) at the end opposite to the end to which the input key 12 is attached. Hereinafter, the end protruding on the back surface side of the cover frame 11 in the key leg 13 is referred to as a protruding end 13a.
[0026]
The protruding end 13a of the key leg 13 has a length sufficient to abut a predetermined input key 51 corresponding to each input key 12 when the keyboard cover device 10 is mounted on the keyboard device 50, and has a cover frame. 11 is configured to protrude from the rear surface side. Thus, by pressing each input key 12 with the keyboard cover device 10 attached to the keyboard device 50, the input key 51 of the keyboard device 50 corresponding to the pressed input key 12 is pressed.
[0027]
FIG. 4 shows an example of an arrangement state of the key legs 13 in this example. FIG. 4 is an enlarged view of a main part in which a surrounding part indicated by an arrow A in FIG. 1 is enlarged. In FIG. 4, the key legs 13 are shown to show the arrangement of the key legs 13. However, since the key legs 13 are disposed in the cover frame 11, Cannot be seen from the main surface 11a side of the cover frame 11.
[0028]
The keyboard cover device 10 configured as described above is detachable from the keyboard device 50, and the input key 51 of the keyboard device 50 can be pressed by pressing the input key 12. I have. Here, the keyboard cover device 10 can be arbitrarily set so that the plurality of input keys 12 have a desired arrangement. The input key 51 of the keyboard device 50 that is pressed when the predetermined input key 12 is pressed extends the key leg 13 of the input key 12 to a predetermined position, and the protruding end 51a is desired. By forming it so as to be in contact with the input key 51, it can be arbitrarily selected.
[0029]
Therefore, by using the keyboard cover device 10, the key pitch, arrangement, color arrangement of the input keys, the outer shape and color of the cover frame, and the like can be made different from those of the keyboard device 50 to be mounted.
[0030]
Here, the keyboard cover device 10 may be placed on the keyboard device 50 only by the key legs 13 standing on the keyboard device 50. It is desirable that a claw portion or the like be provided and that the leg portion or the claw portion be attached to the keyboard device 50.
[0031]
Specifically, for example, a leg is provided upright at a predetermined height on the back side of the cover frame 11, and a peripheral portion (a portion where the input key 51 is not provided) on the main surface of the keyboard device 50; Alternatively, the keyboard cover device 10 can be attached to the keyboard device 50 by making the legs stand on the mounting surface around the keyboard device 50. Alternatively, for example, a claw portion that fits into a predetermined portion of the keyboard device 50 is provided on the back side of the cover frame 11, and the claw portion is fitted to the keyboard device 50, so that the keyboard cover device 10 is attached to the keyboard device 50. It can be configured to be attached to the device. With this configuration, the keyboard cover device 10 can be securely attached to the keyboard device 50, and instability such as wobbling occurs when performing a key input operation using the keyboard cover device 10. Can be prevented.
[0032]
In addition, the cover frame 11 can have an arbitrary shape, size, color, or the like. For example, FIG. 1 illustrates an example in which the cover frame 11 has a projection shape that is substantially the same shape and size as the keyboard device 50 to be mounted. The keyboard device 50 may be formed in a shape or size that covers only a part of the keyboard device 50.
[0033]
Further, for example, the main surface 11a of the cover frame 11 may be formed three-dimensionally and the input keys 12 may be arranged three-dimensionally on the main surface 11a. Specifically, for example, by using a key layout that conforms to ergonomics, the load on the human body at the time of key input can be reduced, and comfort can be improved. In this case, by attaching the keyboard cover device 10 to a normal keyboard device 50 in which the input keys 51 are arranged in a plane, it is possible to use the keyboard device simply and at low cost as a so-called ergonomic keyboard device. .
[0034]
In this example, as shown in FIG. 1, by extending the key leg 13 of each input key 12 toward the center of the keyboard device 50, the key pitch of the keyboard device 50 to be mounted can be reduced. Each input key 12 is arranged at a narrow key pitch. Thereby, the keyboard cover device 10 can be used as a so-called child keyboard cover device 10 optimized for a key input operation in a child having a hand smaller than an adult.
[0035]
However, in the keyboard cover device 10, for example, by extending the key legs 13 of each input key 12 toward the outer peripheral portion of the keyboard device 50, the key pitch is larger than that of the keyboard device 50 to be mounted. It is also possible to adopt a configuration used as the keyboard cover device 10 optimized for a person having relatively large hands.
[0036]
The arrangement of the input keys 12 may be the same as that of the keyboard device 50 to be mounted, or may be different. Specifically, for example, the keyboard device 50 in which the input keys 51 are arranged in a JIS arrangement can be used as a keyboard device in an ASCII arrangement.
[0037]
Further, the keyboard cover device 10 in this example has a structure in which the biasing force provided to each input key 51 of the keyboard device 50 is transmitted to each input key 12 via the key leg 13. The input key 12 is urged upward (key top direction) by the urging force of 51. That is, in the keyboard cover device 10, the provision of the means for urging each input key 12 is omitted, so that the structure can be simplified and the cost can be reduced. Further, with such a structure, the weight of each input key 12 and each key leg 13 is added to each input key 50 of the keyboard device 50, and the force required to press the input key 50 is reduced. ing. Therefore, even a child whose finger strength is smaller than that of an adult can perform key input by light key touch.
[0038]
In the keyboard cover device 10, a flexible urging unit formed of a material such as a spring or rubber may be provided for each input key 12. By providing such an urging means and arbitrarily setting the direction of the urging force applied to each input key 12, it is possible to increase or decrease the urging force transmitted from the input keys 51 of the keyboard device 50 for adjustment. it can. Thereby, for example, the key touch of the input key 12 can be made harder or softer than the keyboard device 50 to be mounted.
[0039]
Further, in the keyboard cover device 10, the input keys 12 and the input keys 50 of the keyboard device 50 do not necessarily have to correspond one-to-one, and for example, the number of the input keys 12 may be changed according to the purpose of use or application. May be arranged more or less than the number of input keys 50. That is, as long as it is suitable for the purpose of use or application, the input key 51 which cannot be pressed when the keyboard cover device 10 is mounted may be present, or a plurality of input keys 12 may be provided. The key legs 13 may be provided so as to extend toward the plurality of input keys 51, and the plurality of input keys 51 may be pressed when a predetermined input key 12 is pressed.
[0040]
Specifically, only the input keys 12 corresponding to the input keys 51 used in this software are used exclusively for executing specific application software on a computer device to which the keyboard device 50 is connected. It may be arranged in the device 10. For example, for a user unfamiliar with the operation of pressing the control key and the alphanumeric key at the same time, the keyboard cover device 10 may be provided with a dedicated input key 12 for simultaneously pressing these input keys.
[0041]
In addition, the keyboard cover device 10 can change the arrangement of input keys, key pitch, keystroke, color scheme, and the like only by an extremely simple operation of being attached to the keyboard device 50. It is not necessary to prepare a new 50 or perform a complicated connection operation.
[0042]
【The invention's effect】
The keyboard cover device according to the present invention differs from the keyboard device to be mounted in the key pitch, arrangement, color arrangement, or the outer shape and color of the cover frame, etc., by an extremely simple operation of being mounted on the keyboard device. It can be changed to any one.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing an example of a keyboard cover device configured by applying the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a main part of the keyboard cover device.
FIG. 3 is a schematic plan view showing an example of a keyboard device to be attached to the keyboard cover device.
FIG. 4 is an enlarged view showing a main part of the keyboard cover device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Keyboard cover device 11 Cover frame 12 Input key 13 Key leg 13a Projecting end 50 Keyboard device 51 Input key
