JP2004355020A - 音声符号化装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車電話や携帯電話等のデジタル移動無線通信システムにおいて、屋外等の背景雑音が重畳する場合の音声の品質向上を図る。
【解決手段】音声符号化装置であって、送話器から入力される信号が音声を含む音声区間の信号であるか、あるいはそれ以外の雑音区間の信号であるかを判定する検出手段と、該音声区間の信号を符号化する第1の音声符号器と、該雑音区間の信号を符号化する第2の音声符号器とを設け、該検出手段が雑音区間を判定した場合に、受信側で使用される合成フィルタの周波数特性の時間的変動が見られないフィルタ係数を送信することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車電話や携帯電話等のデジタル移動無線通信システムにおいて、屋外等の背景雑音が重畳する場合に符号化品質を向上させ、雑音重畳音声の伝送品質を向上させる技術に関する。
近年では、通信技術の向上により、自動車電話や携帯電話等のようなデジタル移動無線通信システムが普及してきている。これにともない、音声信号を高効率に圧縮する音声信号処理装置が要求されるようになってきている。
デジタル移動無線通信システムでは、無線周波数を有効利用するため、4kHz帯域の音声信号を4〜8kbps程度のビットレートで符号化することが望ましい。これに対応した音声符号化方式としては、CELP方式が知られている。
CELP方式は、音声信号を線形予測理論に基づいて分析し、周波数特性を表すパラメータを抽出する。これと共に、駆動音源信号をベクトル量子化により波形的に符号化している。また、受信側では、伝送路上を送信されてくる符号化音声を送信側と逆の手順により復号化している。
ところで、上記のCELP方式では、音声信号を低ビットレートに圧縮すると同時に再生音声品質を維持するため、音声の生成モデルに基づいた符号化(帯域圧縮)を行っているため、背景雑音の重畳された音声信号を符号化する場合に、不自然な再生音を出力することがある。すなわち、従来の方式では、音声とは異なる性質を有する雑音信号に対して、音声と同様の性質を有すると仮定した符号化処理を行っている。このため、背景雑音のみの信号は、周波数の相関性が無いにもかかわらず符号化処理を施され、不自然な有音として再生されてしまう。
また、従来では、音声を符号化する際に、音声の波形に基づいて適応符号帳を参照し、類似する波形パターンのインデックス情報を検出している。しかし、音声に雑音が重畳した場合には、適応符号帳に類似した波形パターンが存在せず、あまり類似していない波形パターンを選出せざるを得なかったため、これを復号化した時に不自然な音声となって出力されるという問題がある。
ここで、背景雑音として空調音を例に挙げると、空調音の原音のスペクトルは図13に示すように略フラットな特性を示し、時間変動も少ない。これに対し、空調音の再生音は図14に示すように、スペクトル包絡のピークがフレーム毎に変動している。本発明の発明者は、スペクトル包絡の変動が聴覚上の不自然さを引き起こしていることに着目し、このスペクトル変動の原因を究明した。すなわち、従来の復号器では、適応符号帳と雑音符号帳から励起信号を生成し、この励起信号を合成フィルタを介することにより復号処理を行っているため、発明者は、スペクトル変動の原因が励起信号の生成処理によるものか、あるいは合成フィルタによるものかを解析した。その結果、励起信号のスペクトルには時間的変動が見られなかった。一方、合成フィルタの場合には、図15に示すような変動が表れた。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、雑音のみを含む信号と音
声を含む信号とを識別して、雑音のみを含む信号の符号化処理あるいは復号化処理を差別化し、雑音のみを復号化する場合に合成フィルタの特性を抑制することにより、聴覚的に自然な再生音を出力する装置を提供することを第1の課題とする。
また、音声に雑音が重畳した信号を符号化する際に、雑音の影響を防止して、質の高い符号化処理を行える技術を提供することを第2の課題とする。
本発明は上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。これを図面に沿って説明する。
(第1の課題を解決する手段)
まず、上記第1の課題を解決する手段について図1の原理図に沿って説明する。
本発明の音声復号化システムは、雑音重量区間検出手段1、音声復号化手段2、雑音復号化手段3、及び雑音制御手段4を備えている。雑音重畳区間検出手段1は、送信側で符号化された信号を監視し、音声を含む音声区間であるか、あるいは雑音のみを含む雑音区間であるかを識別する機能を有している。例えば、雑音重畳区間検出手段1は、符号化信号から信号のパワーを検出し、このパワーが予め設定されている閾値以上であるか否かを判別するようにしてもよい。つまり、符号化信号のパワーが閾値以上ならば音声区間と判別し、符号化信号のパワーが閾値未満ならば雑音区間と判別するようにしてもよい。また、パワーの代わりに、符号化信号のゲインを利用するようにしてもよい。
音声復号化手段2は、雑音重畳区間検出手段1が音声区間の符号化信号を判別した際に、この符号化信号を波形信号に復号化する機能を有している。具体的には、インデックス情報毎に波形パターンを登録する符号帳3aと、この符号帳3aから読み出された波形パターンを励起する駆動音源3bと、この駆動音源3bから出力される励起信号にフィルタリング処理を施す合成フィルタ3cとを備えている。
雑音復号化手段3は、雑音重畳区間検出手段1が雑音区間の符号化信号を判別した際に、この符号化信号を波形信号へ復号化する機能を有している。具体的には、インデックス情報毎に波形パターンを登録する符号帳3aと、この符号帳3aから読み出された波形パターンを励起する駆動音源3bと、この駆動音源3bから出力される励起信号にフィルタリング処理を施す合成フィルタ3cとを備えている。
雑音制御手段4は、雑音重畳区間検出手段1が雑音区間の符号化信号を判別した時に、雑音復号化手段3の合成フィルタ3cのフィルタ係数を制御して、雑音の周波数特性を抑制させる機能を有している。具体的には、雑音制御手段4は、フィルタ係数に乗算すべき1以下の正数値を決定する機能を有している。
また、雑音復号化手段3及び音声復号化手段2の後段に、合成フィルタ3cから出力される復号信号の振幅を増幅させるポストフィルタ9を備えた場合には、このポストフィルタ9は、雑音復号化手段3から出力される雑音区間の復号信号をそのまま通過させる機能を有している。
次に、本発明の音声符号化システムについて説明する。本発明の音声符号化システムは、雑音重畳区間検出手段5、音声符号化手段6、雑音符号化手段7、及び制御情報生成手段8を備えている。
雑音重畳区間検出手段5は、送信側で符号化された符号化信号を監視して、音声を含む音声区間の信号であるか、あるいは雑音のみを含む雑音区間の信号であるかを識別する機
能を有している。具体的には、符号化信号に含まれる波形特性を分析して、信号のパワーが閾値未満であるか否か、あるいは符号化のゲインが閾値未満であるか否かを判別することにより、雑音区間を識別するようにしてもよい。
また、音声符号化手段6は、雑音重畳区間検出手段5が音声区間を判別した際に、この区間の波形を特定するインデックス情報へ符号化する機能を有している。具体的には、音声符号化手段6は、インデックス情報毎に波形パターンを登録する符号帳を備えている。
雑音符号化手段7は、雑音重畳区間検出手段5が雑音区間を判別した際に、この区間の波形を特定するインデックス情報へ符号化する機能を有している。この符号化手段は、音声符号化手段6と同様に、インデックス情報毎に波形パターンを登録する符号帳を備えている。
制御情報生成手段8は、雑音重畳区間検出手段5が雑音区間を判別した場合に、この雑音区間の復号化処理にかかる制御情報を生成し、この制御情報を雑音区間の符号化信号に付加して受信側へ送信させる機能を有している。具体的には、雑音の波形特性に基づいて復号側で使用される合成フィルタのフィルタ係数を制御する情報である。例えば、フィルタ係数に乗算すべき1以下の正数値を制御情報とする。
(第2の課題を解決するための手段)
次に、上記第2の課題を解決する手段について図2の原理図に沿って説明する。
この手段は、符号化システムに適用されるものであり、雑音重畳区間検出手段10、逆フィルタ手段11、雑音除去手段12、ピッチ周期検出手段13、及び音声符号化手段14を備えている。
雑音重畳区間検出手段10は、送話器から入力される信号を監視し、音声のみを含む音声区間と、雑音のみを含む雑音区間と、音声に雑音が重畳した雑音重畳区間とを識別する機能を有している。
逆フィルタ手段11は、雑音重畳区間検出手段10が雑音重畳区間を判別した時に、この雑音重畳区間を線形予測分析して線形予測係数を求め、この線形予測係数をフィルタ係数とする逆フィルタリング処理を施す機能を有している。この逆フィルタ手段11から出力される予測残差信号は、雑音除去手段12へ入力される。
雑音除去手段12は、予測残差信号から雑音部分を除去する機能を有している。この雑音除去手段12としては、例えば、ローパスフィルタを用いることができる。
ピッチ周期検出手段13は、雑音除去手段12から出力される残差信号の自己相関関数を求め、この自己相関関数が最大値となるピッチ周期を検出する機能を有している。すなわち、予測残差信号を特定周期分ずつずらしていき、各予測残差信号と元の予測残差信号との相関が最大となる特定周期をピッチ周期として検出する。
そして、音声符号化手段14は、ピッチ周期検出手段13が検出したピッチ周期に基づいて雑音重畳区間の波形を符号化する機能を有している。
本発明の第1の課題を解決するシステムについて説明する。
(第1の課題を解決するシステムの作用)
本発明の音声復号化システムでは、送信側で符号化された符号化信号を受信すると、雑音重畳区間検出手段1が雑音のみを含む雑音区間の符号化信号であるか、音声を含む音声区間の符号化信号であるかを判別する。
ここで、符号化信号が音声区間の符号化信号であれば、この符号化信号は音声復号化手段2へ入力される。音声符号化手段2は、符号化信号を波形信号へ符号化する。
また、符号化信号が雑音区間の符号化信号ならば、この符号化信号は雑音復号化手段3へ入力される。そして、雑音復号化手段3では、符号帳3aからインデックス情報に対応する波形パターンを検出し、この波形パターンを駆動音源3bを介して励起させる。そして、励起信号は、合成フィルタへ3c入力される。これと同時に、雑音制御手段4は、合成フィルタ3cのフィルタ係数に1以下の正数値を乗算して合成フィルタ3cへ通知する。合成フィルタ3cは、雑音制御手段4から通知されたフィルタ係数に基づいて前記励起信号にフィルタリング処理を施し、復号化信号を出力する。これにより、雑音区間の波形は、周波数特性を不自然に強調されることなく再生される。
また、雑音復号化手段3は、雑音区間のゲインを”0”として処理するようにしてもよい。さらに、合成フィルタ3cの後段にポストフィルタ9を備えた場合には、ポストフィルタ9は、合成フィルタ3cから出力される雑音波形のピークを強調せずに(何も処理せずに)通過させる。
次に、本発明の音声符号化システムでは、送話器から信号が入力されると、雑音重畳区間検出手段5は、入力信号が音声を含む音声区間の信号であるか、あるいは雑音のみを含む雑音区間の信号であるかを識別する。
ここで、入力信号が音声区間の信号であれば、音声符号化手段6は、音声区間の波形と類似する波形パターンを判別し、この波形パターンを特定するインデックス情報へ符号化して受信側へ送信する。
また、入力信号が雑音区間の信号であれば、雑音符号化手段7は、雑音区間の波形と類似する波形パターンを判別し、この波形パターンを特定するインデックス情報へ符号化する。これと同時に、制御情報生成手段8は、雑音区間の復号処理に関する制御情報を生成し、上記インデックス情報に付加する。具体的には、制御情報生成手段8は、雑音区間の入力信号を線形予測分析して周波数特性を判別し、求まったフィルタ係数に1以下の正数値を乗算し、受信側で使用される合成フィルタのフィルタ係数を決定する。そして、このフィルタ係数を制御情報としてインデックス情報と共に受信側へ送信する。
以下、本発明の第2の課題を解決するシステムについて説明する。
(第2の課題を解決するシステムの作用)
本発明の音声符号化システムでは、雑音重畳区間判別手段10が、送話器から入力される信号を監視し、音声のみを含む音声区間であるか、雑音のみを含む雑音区間であるか、あるいは音声に雑音が重畳した雑音重畳区間であるかを判別する。
ここで、雑音重畳区間が判別されると、逆フィルタ手段11は、雑音重畳区間の予測係数を求め、この予測係数をフィルタ係数とするフィルタリング処理を施して予測残差信号を出力する。この予測残差信号は、雑音除去手段12へ入力され、雑音部分を除去される。
雑音除去手段12により雑音部分を除去された予測残差信号は、ピッチ周期検出手段13へ入力される。ピッチ周期検出手段13は、予測残差信号の自己相関関数を求め、この自己相関関数が最大値となるピッチ周期を検出する。
そして、音声符号化手段14は、ピッチ周期検出手段13が検出したピッチ周期に基づいて雑音重畳区間の波形と類似する波形パターンを判別し、この波形パターンを特定するインデックス情報へ符号化する。これにより、雑音の影響を受けずに音声信号の符号化を
行える。
本発明によれば、周波数特性の変化が少ない雑音に、不自然な周波数特性が付加することを防止し、再生時の違和感を低下させることができる。
さらに、音声に雑音が重畳した信号を符号化する際に、雑音成分を除去して正確なピッチ周期を検出することにより、質の高い符号化を行える。
従って、本発明によれば、携帯電話や自動車電話等の移動通信システムの音声の品質向上に寄与することができる。
本発明の実施例について図面に沿って説明する。
<実施例1>
本発明の第1の実施例について図面に沿って説明する。
図3は、本実施例1における音声復号化システムの構成を示すブロック図である。本実施例1における音声符号化システムは、雑音重畳区間検出手段としての雑音重畳検出判定器1と、音声符号化手段としての音声復号器A(2)と、雑音復号手段としての音声復号器B(3)と、受信符号分離部15とを備えている。
尚、音声復号器A(2)と音声復号器B(3)とは、復号化方式としてCELP方式を採用するものとする。受信符号分離部15は、送信側から受信した符号化信号をパワー情報、インデックス情報、合成フィルタ係数に分離する機能を有している。
雑音重畳検出判定器1は、受信符号分離部15が分離したパワー情報と予め設定されている閾値とを比較し、パワー情報が閾値以上ならば符号化信号を音声区間と判定し、パワー情報が閾値未満ならば符号化信号を雑音区間と判定する機能を有している。さらに、雑音重畳検出判定器1は、音声区間の符号化信号を音声復号器A(2)へ入力させると共に雑音区間の符号化信号を音声復号器B(3)へ入力させる機能とを有している。
音声復号器A(2)は、音声区間の符号化信号を復号化するものである。具体的には、従来のCELP方式の復号器と同様の構成及び機能を有しており、説明は省略する。
音声復号器B(3)は、雑音区間の符号化信号を復号化するものである。ここで、図4に、音声復号器B(3)の内部構成と周辺構成とを示す。同図において、音声復号器B(3)は、適応符号帳30aと、雑音符号帳31aと、駆動音源3bと、合成フィルタ3cを備えている。そして、合成フィルタ3cには、本発明の雑音制御手段としてのLPC係数補正部4が接続されている。
適応符号帳30aは、周期性を有する波形信号の波形パターンとインデックス情報とを登録するものであり、復号化した波形信号により波形パターンを更新する機能を有している。
雑音符号帳31aは、周期性を持たない波形信号の波形パターンとインデックス情報とを登録するものである。適応符号帳30aと雑音符号帳31aには、それぞれから読み出した波形パターンの増幅率(ゲイン)が規定されており、駆動音源3bは、適応符号帳30aと雑音符号帳31aとから読み出された波形パターンを各々のゲインに従って励起する機能を有している。
合成フィルタ3cは、駆動音源3bから出力される励起信号に対してフィルタリング処
理を施し、波形信号へ復号化するものである。合成フィルタ3cのフィルタ係数は、送信側で決定される。すなわち、送信側では、元の波形信号を線形予測分析して、線形予測係数を算出し、この線形予測係数をフィルタ係数として受信側へ送信する。これにより、音声復号器B(3)は、符号化信号からフィルタ係数を検出し、このフィルタ係数を合成フィルタ3cのフィルタ係数として用いる。
LPC係数補正部4は、雑音重畳検出判定器1の判定結果を受けて合成フィルタ3cのフィルタ係数を補正する機能を有している。具体的には、以下の数式に示すように、合成フィルタ3cのフィルタ係数に、1以下の正数を乗算してフィルタ係数を補正する機能を有している。
α’i=gi×αi (0.0<g≦1.0)
これにより、合成フィルタ3cの周波数特性を略フラットな特性とすることができる(図12参照)。
以下、音声復号化システムの動作について説明する。音声復号化システムは、送信側で符号化された符号化信号を受信符号分離部15が受信する。
受信符号分離部15は、符号化信号を、パワー情報、インデックス情報、フィルタ係数に分離し、パワー情報を雑音重畳検出判定器1へ入力させる。雑音重畳検出判定器1は、パワー情報が閾値以上であるか、あるいは閾値未満であるかを判別する。ここで、パワー情報が閾値以上ならば、雑音重畳検出判定器1は、符号化信号を音声区間の信号と判定し、受信符号分離部15が分離したパワー情報、インデックス情報、及びフィルタ係数を音声復号器A(2)へ入力させる。音声復号器A(2)は、これらの情報に基づいて符号化信号を音声波形へ復号化する。
一方、パワー情報が閾値未満の場合には、雑音重畳検出判定器1は、符号化信号が雑音区間の信号と判定し、受信符号分離部15が分離したパワー情報及びインデックス情報を音声復号器B(3)へ入力させると同時に、フィルタ係数をLPC係数補正部4へ通知する。
音声復号器B(3)では、インデックス情報に基づいて適応符号帳30aあるいは雑音符号帳31aを検索し、該当する波形パターンを検出する。そして、駆動音源3bは、波形パターンを各符号帳のゲインに従って励起し、励起信号を合成フィルタ3cへ入力させる。
ここで、LPC係数補正部4は、フィルタ係数に1以下の正数値を乗算してフィルタ係数を補正する。そして、補正後のフィルタ係数を合成フィルタ3cへ通知する。
合成フィルタ3cは、LPC係数補正部4から通知されたフィルタ係数に従って駆動音源3bから出力される励起信号をフィルタリング処理して雑音波形へ復号化する。 以上
、本実施例1によれば、雑音区間の信号を符号化する際に、フィルタ係数を制御することにより、合成フィルタ3cのスペクトルを略フラットな特性とすることができ、雑音波形の特性を不自然に強調させることを防止し、聴覚的に耳障りな雑音の再生を抑制することができる。従って、携帯電話や自動車電話等のような携帯移動通信の音声品質を向上させることができる。
<実施例2>
本実施例2では、本発明のシステムを符号器に適用した例について説明する。図5は、音声符号化システムの概略構成図である。
同図において、音声符号化システムは、音声符号器A(6)、音声符号器B(7)、及
び雑音重畳検出判定器5を備えている。雑音重畳検出判定器5は、送話器から入力される波形信号のパワーを検出し、このパワーが閾値以上であれば音声を含む音声区間の波形信号と判定し、パワーが閾値未満ならば雑音のみを含む雑音区間の波形信号と判定する機能を有している。そして、雑音重畳検出判定器5は、音声区間の波形信号を音声符号器A(6)へ入力させ、雑音区間の波形信号を音声符号器B(7)へ入力させる機能を有している。
音声符号器A(6)は、音声区間の波形信号を符号化する機能を有し、従来のCELP方式の符号器である。音声符号器B(7)は、雑音区間の波形信号を符号化する機能を有している。
ここで、図6に、音声符号器B(7)の内部構成と周辺構成を示す。同図において、音声符号器B(7)は、適応符号帳70a、雑音符号帳71a、駆動音源7b、合成フィルタ7c、LPC分析部7e、及び誤差最少化部7dを備えている。
適応符号帳70aは、周期性を有する波形の波形パターンと、個々の波形パターンを特定するインデックス情報とを登録している。雑音符号帳71aは、周期性を持たない波形の波形パターンと、個々の波形パターンを特定するインデックス情報とを登録している。
駆動音源7bは、適応符号帳70aから検出された波形パターン、及び雑音符号帳71aから検出された波形パターンを各符号帳のゲインに従って励起する機能を有している。
合成フィルタ7cは、雑音区間の波形信号の線形予測係数をフィルタ係数としたフィルタリング処理を行う機能を有している。誤差最少化部7dは、合成フィルタ7cから出力される波形信号と、入力された雑音信号の波形とを比較して、インデックス情報と波形パターンの増幅率(ゲイン)を最適化して雑音符号帳71aの内容を更新する機能を有している。
LPC分析部7eは、入力波形を線形予測分析して線形予測係数を算出し、この線形予測係数をフィルタ係数として合成フィルタ7cへ入力する機能を有している。
さらに、音声符号器B(7)には、符号送信部16とLPC係数補正部8とが接続されている。符号送信部16は、音声符号器B(7)で符号化されたパワー情報、インデックス情報、及びフィルタ係数を受信側へ送信する機能を有している。
LPC係数補正部8は、前述の実施例1と同様の機能を有しており、雑音区間の符号化信号を復号化する際に使用される合成フィルタ7cのフィルタ係数を補正する機能を有している。具体的には、フィルタ係数に1以下の正数値を乗算して補正を行う。これに対応して、符号送信部16は、LPC係数補正部8が補正したフィルタ係数を他の符号化信号と共に送信するものとする。
以下に、実施例2における音声符号化システムの動作について説明する。送話器から波形信号が入力されると、雑音重畳検出判定器5は、この波形信号のパワーを検出し、閾値以上であるかあるいは閾値未満であるかを判別する。ここで、波形信号のパワーが閾値以上ならば、雑音重畳検出判定器5は、波形信号を音声区間の波形信号と判定し、この波形信号を音声符号器A(6)へ入力させる。
音声符号器A(6)では、符号帳を用いて波形情報をインデックス情報、パワー情報、及びフィルタ係数とに符号化し、受信側へ送信する。また、入力波形のパワーが閾値未満の場合には、雑音重畳検出判定器5は、波形信号が雑音区間の波形信号であると判定し、この波形信号を音声符号器B(7)へ入力させる。
音声符号器B(7)では、適応符号帳70aと雑音符号帳71aとを雑音区間の波形に基づいて検索し、類似する波形パターンを検出する機能を有している。さらに、音声符号器B(7)は、適応符号帳70aあるいは雑音符号帳71aから読み出された波形パターンを駆動音源7bへ入力させる。
駆動音源7bは、波形パターンを励起して合成フィルタ7cへ入力させる。ここで、LPC分析部7eは、入力された波形信号を線形予測分析し、線形予測係数を算出する。そして、LPC分析部7eは、線形予測係数を合成フィルタ7cへ通知する。
合成フィルタ7cは、線形予測係数をフィルタ係数とするフィルタリング処理を、駆動音源7bから入力された励起信号に対して施す。誤差最少化部7dは、合成フィルタ7cから出力される復号信号と、入力された波形信号とを比較し、双方の誤差を最少にするために最適なインデックス情報と波形パターンのゲインとを適応符号帳70a及び雑音符号帳71aへ通知する。そして、各符号帳は、誤差最少化部7dから通知されるインデックス情報とゲインとに基づいて登録内容及びゲインを更新し、更新後のインデックス情報を符号送信部16へ通知する。さらに、LPC係数補正部8は、LPC分析部8が算出した線形予測係数(フィルタ係数)に1以下の正数値を乗算してフィルタ係数を補正する。そして、LPC係数補正部8は補正後のフィルタ係数を符号送信部16へ通知する。
符号送信部16は、音声符号器B(7)から通知されたインデックス情報及びパワー情報と、LPC係数補正部8から通知されたフィルタ係数とを受信側へ通知する。
これにより、受信側では、補正されたフィルタ係数を用いて復号処理を行うことにより、合成フィルタのスペクトルをフラットな特性とすることができ、雑音区間の波形を不自然に復号化することを防止することができる。
以上、本実施例2によれば、雑音区間の復号化処理を行う際に、合成フィルタのスペクトルをフラットな特性にすることができ、雑音区間の周波数特性を不自然にせず、聴覚的にも耳障りな雑音を抑制することができる。
<実施例3>
以下に、本発明の第3の実施例について図面に沿って説明する。図7に、本実施例3における音声符号器Bの内部構成を示す。
同図において、音声符号器B(7)は、前述の実施例2の音声符号器B(7)に対して、適応符号帳70a、雑音符号帳71a、駆動音源7b、合成フィルタ7c、LPC分析部7e、及び誤差最少化部7dを備えている。さらに、音声符号器B(7)には、符号送信部16が接続されている。
符号送信部16は、雑音区間の符号化信号を送信する際に、適応符号帳70aのインデックス情報として”0”を送信する機能を有している。その他の構成及び機能は、前述の実施例2と同様であり説明は、省略する。
図8は、図7の音声符号器B(7)に対応する音声復号器B(3)の構成を示すブロック図である。音声復号器B(3)は、前述の実施例1の構成に対して、適応符号帳30a、雑音符号帳31a、駆動音源3b、合成フィルタ3c、及び適応ポストフィルタ17を備えている。
適応ポストフィルタ17は、波形の周期を変更せずに振幅値を増幅させる機能を有している。また、適応符号帳30aは、送信側から適応符号帳30aのインデックス情報”0”を受信すると、適応符号帳30aのゲインを”0”とする。これにより、雑音区間の波
形信号が入力されると、雑音符号帳31aのインデックス情報に基づいて雑音符号帳31aを検索し、該当する波形パターンを読み出す機能を有している。さらに、適応ポストフィルタ17は、雑音区間の波形信号が入力されると、この波形信号に対して何も処理を行わずに通過させる。
本実施例3によれば、周期性の無い雑音波形を雑音符号帳で符号化及び復号化することにより、復号処理時には周期性の無いフラットな特性の雑音信号に不自然な周期性を付加することなく、聴覚的に自然な波形信号へ復号化することができる。
<実施例4>
図9に、本実施例4における符号化器Bの構成を示す。符号化器B(7)は、適応符号帳分析部18、雑音符号帳分析部19、駆動音源生成部20、開ループピッチ分析部21を備えている。
適応符号帳分析部18は、雑音符号帳71aから検出された波形信号に対して、長期予測合成フィルタ72でフィルタリング処理を行い、波形信号のピッチ周期を算出する閉ループ処理を行う機能を有している(図10参照)。
一方、開ループピッチ分析部21は、音声波形に雑音波形が重畳した雑音重畳区間を符号化する際に起動されるものであり、短期予測逆フィルタ11、ローパスフィルタLPF12、自己相関検出部13b、相関最大値検出部13c、及び遅延部13aを備えている(図11参照)。
短期予測逆フィルタ11は、波形信号の線形予測係数をフィルタ係数とした逆フィルタリング処理を行い、予測残差信号を出力する機能を有している。ローパスフィルタLPF12は、予測残差信号から雑音部分の波形を除去する機能を有している。
遅延部13aは、予測残差信号の周期を、特定周期ずつずらしていく機能を有している。自己相関検出部13bは、元の予測残差信号と遅延部13aが特定周期分ずらした予測残差信号との相関値を検出する機能を有している。
相関最大値検出部13cは、遅延部13aが特定周期ずつずらしていき、最も相関が大きい遅延量(周期)を検出する機能を有している。この遅延量は、ピッチ周期として駆動音源7bへ通知される。そして、駆動音源7bは、このピッチ周期に基づいて適用符号帳70aから読み出された波形パターンを励起する。
以上、本実施例4によれば、雑音が重畳した音声波形のピッチ周期を正確に検出することができ、雑音の有無に左右されない質の高い符号化処理を行うことができ、再生音声の品質を向上させることができる。
本発明の原理図(1) 本発明の原理図(2) 実施例1における音声復号化システムの概略構成図 音声復号器Bの内部構成ブロック図 実施例2における音声符号化システムの概略構成図 音声符号器Bの内部構成ブロック図 実施例3における音声符号器Bの内部構成ブロック図 実施例3における音声復号器Bの内部構成ブロック図 実施例4における音声符号化システムの概略構成図 適応符号帳分析部の内部構成を示すブロック図 開ループ分析部の内部構成ブロック図 合成フィルタの周波数特性を示すスペクトル 空調音の源音のスペクトルを示す図 空調音の再生音のスペクトルを示す図 合成フィルタの周波数特性を示すスペクトル
符号の説明
1・・雑音重畳区間検出手段
2・・音声復号化手段
3・・雑音復号化手段
3a・・符号帳
3b・・駆動音源
3c・・合成フィルタ
4・・雑音制御手段(LPC係数補正部)
5・・雑音重畳区間検出手段(雑音重畳検出判定器)
6・・音声符号化手段
7・・雑音符号化手段
7b・・駆動音源
7c・・合成フィルタ
7d・・誤差最少化部
7e・・LPC分析部
8・・制御情報生成手段(LPC係数補正部)
9・・ポストフィルタ
10・・雑音重畳区間検出手段
11・・逆フィルタ手段(短期予測逆フィルタ)
12・・雑音除去手段(ローパスフィルタLPF)
13・・ピッチ周期検出手段
13a・・遅延部
13b・・自己相関検出部
13c・・相関最大値検出部
14・・音声符号化手段
15・・受信符号分離部
16・・符号送信部
17・・適応ポストフィルタ
18・・適応符号帳分析部
19・・雑音符号帳分析部
20・・駆動音源生成部
21・・開ループピッチ分析部
30a・・適応符号帳
31a・・雑音符号帳
70a・・適応符号帳
71a・・雑音符号帳
72・・長期予測合成フィルタ

Claims (4)

  1. 送話器から入力される信号が音声を含む音声区間の信号であるか、あるいはそれ以外の雑音区間の信号であるかを判定する検出手段と、
    該音声区間の信号を符号化する第1の音声符号器と、
    該雑音区間の信号を符号化する第2の音声符号器とを設け、
    該検出手段が雑音区間を判定した場合に、受信側で使用される合成フィルタの周波数特性の時間的変動が見られないフィルタ係数を送信することを特徴とする音声符号化装置。
  2. 送話器から入力される信号が音声区間の信号であるか、あるいはそれ以外の雑音区間の信号であるかを判定する検出手段と、
    該音声区間の信号を符号化、又は該雑音区間の信号を符号化する音声符号器とを設け、
    該検出手段が雑音区間を判定した場合に、受信側で使用される合成フィルタの周波数特性の時間的変動が見られない略フラットな特性とするフィルタ係数を送信することを特徴とする音声符号化装置。
  3. 送話器から入力される信号が音声区間の信号であるか、或いはそれ以外の雑音区間の信号であるかを判定するステップと、
    該音声区間の信号を符号化、又は該雑音区間の信号を符号化するステップと、
    該雑音区間の信号を符号化する際に、受信側で使用される合成フィルタの周波数特性の時間的変動が見られないフィルタ係数を送信するステップとを有することを特徴とする音声符号化方法。
  4. 送話器から入力される信号が音声区間の信号であるか、あるいはそれ以外の雑音区間の信号であるかを判定する手段と、
    該音声区間の信号を符号化、又は該雑音区間の信号を符号化する手段と、
    該雑音区間の信号を符号化する際に、受信側で使用される合成フィルタの周波数特性の時間的変動が見られない略フラットな特性とするフィルタ係数を送信する手段とを有することを特徴とする音声符号化装置。
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