【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特殊蓄光体を使用し、真偽判別の容易さとラベル自身の模倣を抑制でき得る、シルクスクリーン印刷技法を用いた印刷物の製造方法に関するものである。
又、同印刷技術を用いて、インキ層のみで形成した脆弱性を付与した転写印刷物の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
偽造・改ざん防止を目的とする技法は、各国の紙幣に代表されるようにホログラムを活用したものやパール顔料を使用したもの、ＯＶＩインキを使用したものなど、従前より複雑な形状のものが数多く提案され、実用化されている。
蓄光体（顔料、インキ）を用いた判別の容易性のある印刷ラベルも一般製品の判別のため従前より数種が提案されている。
しかし、蓄光体（顔料、インキ）を利用した偽造・改ざん防止印刷物の現状は、蓄光体（顔料、インキ）自身が一般に入手可能であり、その粒径と硬度がネックとなり紙幣には利用し難く、蓄光体（顔料、インキ）自身が淡い発光スペクトルの色調を有していることから、一般製品に利用する場合に於いてもラベル自身が模倣され易く、蓄光体（顔料、インキ）を利用した偽造・改ざん防止を目的とした印刷ラベルは、一般への普及がさせ難いものとなっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く、蓄光体（顔料、インキ）は市販されているものが多く一般に入手可能であり、乳白色ではあるが淡い発光スペクトルの色調を有している。
そのため偽造・改ざん防止ラベル自身の変化形態を予測され、利用した蓄光体（顔料、インキ）を特定されてしまい、蓄光体（顔料、インキ）の単体での利用は模倣され易い。
従前の蓄光体（顔料、インキ）を使用した偽造・改ざん防止目的のラベルでは、模倣抑制のために他の防止技術〔例えばホログラムやＩＣチップ〕との組み合わせで、副次的に利用されて製造される場合が多く、その利用には制約があった。
又、明所でなければ組み合わされた防止技術も視認性が思わしくない場合もあり〔複雑なパターンなど薄暗い場所などでの視認性が悪く誤認し易い、光スペクトルの反射を利用するものも同様である〕、一般での判別は難しく、使用用途に制約が合った。
本発明は、前述の如き実情に鑑み為されたものであり、変化形態の予測ができず、真偽判別ラベル自身の模倣が困難な、瞬時での判別の容易性のある真偽判別ラベルを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
特殊な蓄光体（顔料、インキ）を利用し、表層を蓄光体（顔料、インキ）と異なる色調として特殊印刷処理をすることにより真偽判別時にのみ、色調の変化形態が視認でき得る、模倣を困難とした判別の容易性のある印刷ラベルを提供することにある。
【０００５】
【発明の実施の形態】
実施例として図１に示す積層構造を成す真偽判定ラベルを製造するものとし、発光スペクトルを「赤色」として説明する。
蓄光体（顔料）として特願２００１−２２７７８７にある東京資料印書（株）製の蓄光体（顔料）を用いた。
この蓄光体（顔料）は僅かな光源により瞬時に高輝度な反応を示すものである。
これは判別時での視認の容易性を迅速にするために必要な条件要素である。
一例として示すと、この蓄光体（顔料）を利用した出願人印刷物の輝度は、防災安全標識のＪＩＳ規格基準を従来比で３倍以上上回るものである。
この蓄光体（顔料）の励起波長を調整して、励起反応を更に高めた特殊蓄光体を生成し、光透過度の高い厳選した透明なレジンと反応に最低限必要な付与剤や添加剤のみを混練してインキ化することにより、高輝度な反応性の高いインキ〔以下「インキＡ」とする〕を生成した。
基材となる材料〔励起を促すため白色材が望ましい〕に対してこの「インキＡ」をシルクスクリーン印刷技法の一つである出願人の特願２００２−１１１６０１に示す独自の印刷技法を用いて、整列性のある膜厚が概ね２０〜３００μの印刷塗膜層〔以下「蓄光層（１）」とする〕を形成させる。
一般に蓄光体（顔料・インキ）は、その生成性状から淡い発光スペクトルの色調を有しており、直接表層とすることは特定されて模倣に繋がり得るため、そのままでの利用は困難である。
又、表層を白色化する目的で白色インキ等を用い、蓄光体（顔料・インキ）層と積層とした場合、励起スペクトルは白色（インキ）層に遮られ、蓄光体が励起し辛く弱き発光輝度となってしまうため、瞬時での判別の容易性が失われてしまう。
本発明では、同印刷技法を用いて、図１に示す特殊他色インキ層〔以下「色インキ層（２）」とする〕を「蓄光層（１）」を隠蔽するため、上層に設ける。
この「色インキ層（２）」は、一般に市販される色顔料、染料、又は其々を使用した一般の市販インキを一部用いて利用することも可能である。
この「色インキ層（２）」を形成する「蓄光層（１）」と異なる色調を呈するインキは、概ね１０〜３００μの印刷塗膜層を持ち、でき得る平滑で、下層となる「蓄光層（１）」を隠蔽する〔「蓄光層（１）」の存在が不明瞭な程度〕必要がある。
実施例では図１に示す「白色層」とその上層に更に「黄色層」を設けるものとする。
この「白色層」、「黄色層」には一般市販される蛍光顔料と、光透過度の高い厳選した透明なレジンと反応に最低限必要な付与剤や添加剤のみを混練してインキ化している。
この積層構造により下層の「蓄光層（１）」の変化形態は視認することが困難となり、現在市販される蓄光体（顔料、インキ）では実質的に同様の効果が得られず、模倣し得ないものとなる。
前述の如く従来の技術ではこの「色インキ層（２）」などで「蓄光層（１）」を遮蔽することは「蓄光層（１）」の励起スペクトルの吸収を妨げ、励起阻害を引き起こし、事実上不可能であったからである。
又、蓄光体（顔料、インキ）を透明インキ層との積層として、透明インキ層を光スペクトルが透過でき得るにようにし、蓄光体層の発光スペクトルを他色調に見せる技術は、従前より行なわれていたが下層の蓄光体（顔料、インキ）は限定された高輝度タイプの一般市販のものであり、本件「課題」の如く利用する蓄光体（顔料、インキ）を特定され模倣され易く、明所・暗所の区別無く、同色に視認できるか、又はブルー・グリーン等の同系列色調の発光スペクトルを呈するものに限定されたものであった。
必然的に色調の異なる様相を呈すること、ラベル自身の模倣を抑制すること、容易に判別でき得ることなどが要求される偽造・改ざん防止目的には実用的ではなかった。
従来の一般市販されている蓄光体（顔料、インキ）と印刷条件では、上層からの励起スペクトルの吸収が妨げられた場合〔光スペクトルの透過が非常に少なくなった場合など〕、仮に側面からの励起スペクトルを吸収しても、一部分〔例えば光スペクトルの直接照射されている蓄光体（顔料、インキ）印刷塗布部の輪郭のみ〕しか発光スペクトルを得ることができず、発光輝度も弱く真偽判別し辛いものとなる。
しかし、この特殊な励起反応を高めた「インキＡ」を利用して、「蓄光層（１）」内の蓄光体（顔料）の整列性を高めた独自の特殊な印刷技法を用いることは、光源からの不確定な僅かな光スペクトル照射であっても、「蓄光層（１）」全体を瞬時に反応させることに効果を示し、判別の容易性などが実用化でき得る状態となった。
本発明は、側面からの光スペクトルをも「蓄光層（１）」全体に連鎖的に吸収され易いのである。
これは、特殊な蓄光体と特殊な印刷技法を取り入れた結果である。
使用用途を考察し、最上層部にクリアーコート印刷層を図１に示すように設ける。
実施例では、明所にて黄色と視認でき得るラベルであり、暗所では鮮やかな赤色を呈する。
又、３６５ｎｍ〜４１５ｎｍの紫外線光を暗所で照射すると、鮮やかに黄色に発色するものとなり、２元・３元的な変化形態を容易に付与することができた。
これは従来、副次的に利用されていた蓄光体（顔料、インキ）に対して主とする役割を与え、印刷技法にて多種の形状や色調の意匠性（デザイン性）を容易に付与させ得るものとなる。
又、基材に脆弱性を持つ材質を利用すれば、貼り替えなどの改ざん防止効果も生み出すことから、本発明は前述の技術を用い、図２に示す印刷インキ層のみで形成された基材を持たない真偽判別ラベルを作成した。
この真偽判定ラベルは印刷インキ層のみで形成されているため、前述の脆弱性を持つ基材と、概ね同等の効果を齎す、脆弱性のあるものとなった。
紙に通常のシール・ラベルを貼り付けても、熱を加え剥がしたり、カッターなどで時間を掛けて削ぎ取りをしたりすることにより、綺麗に剥がすことが可能〔実施テスト結果として〕であるが、本発明の転写ラベルは、貼り付け２４時間後には剥がそうとするとラベル自身が破断してしまい再利用することはできなかった。
【０００６】
【発明の効果】
真偽判別ラベル自身の表層を「蓄光層（１）」と別の色調とした場合、変化形態は非常に予測し難く、インキ層の積層構造は、構造を把握しようと画策する剥がし行為に対しても、その性状を把握することは難しく、模倣が困難であるという優れた効果を有する。
本発明品は、非常に輝度の優秀な蓄光体（顔料）を利用しており、その輝度感から視認性に優れ、瞬時で励起する判別の容易性を齎すことができ得るという優れた効果を有する。
又、脆弱性を兼ね備えることが可能な本発明は、一般製品に対する偽造改ざん防止効果に対してもその効果は高い。
社会的に偽造・改ざん防止が要求されている現代に於いて、本発明の効果は計り知れないものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の真偽判別ラベルの積層構造を示す図である。
【図２】実施例の真偽判別ラベルの積層構造を示す図である。
【符号の説明】
（１） 蓄光層
（２） 色インキ層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a printed material using a silk screen printing technique, which can use a special phosphorescent body, and can suppress easiness of authenticity determination and imitation of a label itself.
Also, the present invention relates to a method for producing a fragile transfer printed matter formed only with an ink layer using the printing technique.
[0002]
[Prior art]
There are many techniques for preventing forgery and falsification, such as those using holograms, pearl pigments, and OVI inks, as represented by banknotes of various countries, which have more complicated shapes than before. It has been proposed and put into practical use.
Several types of printed labels using phosphorescent materials (pigments, inks) have been proposed for easy identification of general products.
However, at present, counterfeiting and tamper-proof printed materials using luminous bodies (pigments and inks) are generally available as luminous bodies themselves (pigments and inks), and their particle size and hardness are a bottleneck, making them difficult to use for banknotes. Since the luminous body (pigment, ink) itself has a light emission spectrum color tone, the label itself is easily imitated even when used for general products, and the luminous body (pigment, ink) is used. Print labels intended to prevent counterfeiting and tampering have been difficult to spread to the general public.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, many luminous bodies (pigments and inks) are commercially available and generally available, and have a milky white but light emission color tone.
For this reason, the change form of the forgery / tamper-proof label itself is predicted, and the luminous body (pigment, ink) used is specified, and the use of the luminous body (pigment, ink) alone is likely to be imitated.
Forgery / falsification prevention labels using conventional luminous bodies (pigments and inks) are used as a secondary use in combination with other prevention technologies (for example, holograms and IC chips) to suppress imitation In many cases, and its use was limited.
In addition, the visibility of the combined prevention technology may not be good unless it is a bright place (the visibility is poor in dim places such as complicated patterns, etc. Yes], it is difficult to discriminate in general, and the usage is restricted.
The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and it is difficult to imitate a true / false discrimination label itself. To provide.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
By using a special luminous body (pigment, ink) and performing a special printing process on the surface layer with a different color tone from that of the luminous body (pigment, ink), it is possible to see the color change form only at the time of authenticity discrimination. It is an object of the present invention to provide a printed label which is easily determined to be difficult.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As an example, an authenticity determination label having a laminated structure shown in FIG. 1 is manufactured, and the emission spectrum is described as “red”.
As the phosphor (pigment), a phosphor (pigment) manufactured by Tokyo Shimbun Co., Ltd. in Japanese Patent Application No. 2001-227787 was used.
This luminous body (pigment) instantaneously exhibits a high-luminance reaction with a small amount of light.
This is a necessary condition element for speeding up the visibility at the time of determination.
As an example, the brightness of the printed matter of the applicant using the luminous body (pigment) is more than three times higher than the conventional JIS standard for disaster prevention safety signs.
By adjusting the excitation wavelength of this luminous body (pigment), a special luminous body with further enhanced excitation reaction is produced, and only carefully selected transparent resin with high light transmittance and only the necessary additives and additives required for the reaction. Was kneaded to form an ink, thereby producing a high-intensity and highly reactive ink (hereinafter referred to as “ink A”).
This “ink A” is applied to a material serving as a base material (preferably a white material to promote excitation) by using a unique printing technique shown in Japanese Patent Application No. 2002-11601 of the applicant, which is one of silk screen printing techniques. Then, a printed coating layer (hereinafter, referred to as a “light-storing layer (1)”) having an alignment property and a film thickness of about 20 to 300 μm is formed.
Generally, a luminous body (pigment / ink) has a light tone of a light emission spectrum due to its forming properties, and it is difficult to use the luminous body as it is because it is specified to directly form a surface layer and can lead to imitation.
When a white ink or the like is used for the purpose of whitening the surface layer and is laminated with a luminous body (pigment / ink) layer, the excitation spectrum is blocked by the white (ink) layer, and the luminous body is excited and is hardly weakly emitted. Therefore, the easiness of the instantaneous determination is lost.
In the present invention, using the same printing technique, a special other color ink layer (hereinafter referred to as “color ink layer (2)”) shown in FIG. 1 is provided as an upper layer in order to hide the “luminous layer (1)”.
The “color ink layer (2)” can be used by using a part of a commercially available color pigment or dye, or a general commercially available ink using each of them.
The ink having a color tone different from that of the “light-storing layer (1)” forming the “colored ink layer (2)” has a print coating layer of about 10 to 300 μm, and is a smooth, lower layer that can be obtained. (1) ”(to the extent that the existence of“ phosphorescent layer (1) ”is unclear).
In the embodiment, the "white layer" shown in FIG. 1 and a "yellow layer" are further provided thereon.
The “white layer” and “yellow layer” are kneaded with only commercially available fluorescent pigments, carefully selected transparent resins with high light transmittance, and only the necessary additives and additives necessary for the reaction to form an ink. I have.
Due to this laminated structure, it is difficult to visually recognize the changed form of the lower “light-storing layer (1)”, and substantially no similar effect can be obtained with the currently-stored light-storing bodies (pigments, inks), and the light-storing member cannot be imitated. Will not be.
As described above, in the related art, shielding the “luminous layer (1)” with the “color ink layer (2)” or the like prevents the absorption of the excitation spectrum of the “luminous layer (1)” and causes excitation inhibition. Because it was virtually impossible.
Further, a technique of forming a luminous body (pigment, ink) with a transparent ink layer so that a light spectrum can be transmitted through the transparent ink layer and causing the luminous spectrum of the luminous layer to appear in another color has been conventionally performed. However, the phosphor layer (pigment, ink) in the lower layer is a limited, high-brightness type general commercial product. They were limited to those that could be visually recognized in the same color without distinction between places and dark places, or exhibited emission spectra of the same series of colors such as blue and green.
It is not practical for the purpose of preventing forgery and falsification, which requires inevitably different appearances of color tone, suppression of imitation of the label itself, and easy identification.
In the case of conventional phosphorescent materials (pigments and inks) and printing conditions, if absorption of the excitation spectrum from the upper layer is hindered (such as when the transmission of the optical spectrum becomes very small) Even if the excitation spectrum is absorbed, only a part (eg, only the outline of the light-storing body (pigment, ink) printed and coated part of the light spectrum directly applied) can obtain the emission spectrum, and the emission luminance is weak and the authenticity is determined. It will be painful.
However, using "ink A" with enhanced special excitation reaction, and using a unique special printing technique that enhances the alignment of luminous bodies (pigments) in "luminous layer (1)" Even in the case of indefinite slight light spectrum irradiation from the light source, the effect was obtained in that the entire "light storing layer (1)" was instantaneously reacted, and the state where easiness of discrimination and the like could be put to practical use was achieved.
In the present invention, the light spectrum from the side is also easily absorbed in a chain throughout the “light-storing layer (1)”.
This is the result of incorporating special phosphors and special printing techniques.
Considering the intended use, a clear coat printing layer is provided on the uppermost layer as shown in FIG.
In the embodiment, the label can be visually recognized as yellow in a bright place, and presents a bright red in a dark place.
In addition, when irradiated with ultraviolet light of 365 nm to 415 nm in a dark place, a vivid yellow color was obtained, and a binary / ternary change mode could be easily provided.
This gives the main role to the phosphorescent materials (pigments and inks) that have been conventionally used as a secondary part, and makes it easy to add various shapes and colors of design (design) by printing techniques. Gain.
Further, if a material having fragility is used for the substrate, the effect of preventing tampering such as replacement can be produced. Therefore, the present invention uses the above-described technology and forms a substrate formed only with the printing ink layer shown in FIG. A genuine / unauthorized label that does not have any is created.
Since this authenticity determination label was formed only of the printing ink layer, it was vulnerable, having substantially the same effect as the aforementioned vulnerable substrate.
Even if a normal sticker or label is attached to paper, it can be removed neatly by applying heat and peeling it off, or by taking a long time with a cutter to remove it (as a result of the test). When the transfer label of the present invention was to be peeled off 24 hours after application, the label itself was broken and could not be reused.
[0006]
【The invention's effect】
If the surface of the authenticity identification label itself has a different color tone from the “light-storing layer (1)”, the change pattern is very difficult to predict, and the lamination structure of the ink layer is However, it has an excellent effect that its properties are difficult to grasp and imitation is difficult.
The product of the present invention utilizes a luminous body (pigment) having extremely excellent brightness, and has an excellent effect that it can be easily recognized from its brightness and can be easily distinguished by instantaneous excitation. Have.
Further, the present invention, which can also have vulnerability, is highly effective in preventing forgery and falsification of general products.
In a society where forgery / falsification prevention is demanded by society, the effect of the present invention is immense.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a laminated structure of a true / false discrimination label of an embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a laminated structure of a true / false discrimination label according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
(1) Luminescent layer (2) Color ink layer
