【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日常生活で使用される視力矯正用眼鏡やサングラス及び偏光レンズを有した眼鏡として使用可能な、又は併用可能な、通常の二眼式レンズ（左右分離型レンズ）や一眼式レンズ（左右一体型レンズ）を備えた眼鏡に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、鼻当てに関する問題において、何らかの方法で対処しようとした例は数多くある。その１例として、鼻当てのずり落ちを防ぐことを目的としている、両側頭部の挟持装置がある（特許文献１）。
【０００３】
また、鼻当ての除去を目的とした例が主に２つあり、これらは、本発明と目的を等しくするものの、後述する通り、解決手段が大きく異なっており、さらに種々の問題点を抱えている。まず１つ目の例はは、テンプルにネジ用の穴を空け、パッドを固定するという構造である（特許文献２）。次の例は、テンプルに支持棒を取り付けて、外耳のみで眼鏡全体を支える構造である（特許文献３）。
【０００４】
【特許文献１】特公平０７−０５６５３６号公報
【特許文献２】特開平１１−３２６８４２号公報
【特許文献３】特開２００２−１５６６０９号公報（３頁、図２）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来から眼鏡には鼻当てが当然の如くあり、その鼻当て部分には眼鏡の総重量のほとんどがかかることで不必要な圧迫が発生し、長時間に渡る眼鏡の使用の際、使用中の疲労感を初め、使用後つまり眼鏡を取り外した後の疲労感も当然のものと思われ、また、その鼻当ての接触面に圧迫痕が残り、肌が正常な状態に回復するまで時間を要した。特に女性に関しては、ファンデーション（基礎化粧品）が剥がれる等、着脱の度に化粧をし直さなければならないか、若しくは、外出の際には、眼鏡を一度かけると外せない等の問題があった。
【０００６】
さらには、鼻当ての存在の有無に係わらず、両サイドのテンプルからの側頭部へ横からの圧迫による支持方法を採用している眼鏡においては、方法が故に不必要な圧迫感が当然のものとされ、また使用後に圧迫痕が残るという問題点があった。さらに、部分的に材質を強化せずに、テンプルにネジ用の穴を空け、パッドを固定する手段では、そのネジ穴の上下部分において、テンプルの材質が金属ならば、日々における使用の金属疲労の蓄積に対し、テンプルにおける他の部分よりも非常に脆く、第二に、非金属ならば、テンプルが金属の場合と同様に経年変化を起こし、他のテンプル部分よりも割れ易くなる、という問題点があった。また、テンプルに支持棒を取り付けて、外耳のみで眼鏡全体を支える手段では、力学的観点から、支持棒にかなりの無理な力が掛かることで、使用後の圧迫痕が残るという問題点があった。
【０００７】
本発明は、上述のような実情または手段に則した問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、問題の根本原因である、鼻当てを除去し、眼鏡のテンプル部分に外見上不自然ではない支持構造を設けることにより、鼻当て部分を取り去った眼鏡、及び、前記眼鏡に採用され、圧迫感を極力小さくするテンプルを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の眼鏡及び前記眼鏡の一部分を構成するテンプルにおいて、眼鏡のテンプル部分を、支持構造を有するように加工するか、或いは、眼鏡のテンプル部分に支持構造を有する部品を取り付け加工することで、前述に挙げた問題点は解決される。ここにおける支持構造は、後述で明らかにする。
【０００９】
上記テンプル部分において、支持構造を有する位置は、眼鏡を横から観た際に、眼鏡全体の重心の位置と重なる位置になければならず、かつ、その位置は、眼鏡の着用者に無理のない最適な位置でなければならない。この２つの条件を同時に満たす位置を、本発明における問題の解決方法に従って以下に示す。
【００１０】
最初に、本発明の基礎とも言える重心の移動について、図２に沿って解説する。まず、図２（ｉ）は、鼻当てが存在する従来の眼鏡の概略図であり、重心の位置は、Ｇ０である。次に、図２（ｉｉ）のようにテンプル部分に、眼鏡全体のほとんどの重量を支持する構造を有するサイド・パッドを設けるか、或いは、着用者の側頭部に接するように成形され、かつ、それ自体で眼鏡全体のほとんどの重量を支持する構造を有するテンプルを採用すると、本発明により増加した部分Ｔにより、重心の位置は、支持する部分とほぼ重なる部分Ｇ２に移動する。重心の位置を、さらに後方のＧ３に移動させる為には、先セル部分９９に錘（おもり）９０を取り付けることで可能となり、着用時のさらなる安定感が得られる。
【００１１】
次に、眼鏡の使用中の圧迫感を無くし、さらに使用後の圧迫痕を無くす為には、効果的に荷重分散を行う必要があり、その為には、着用者の側頭部、特に頬骨付近の肌表層部曲面データが必要になる。そこで、前記データの測定方法として、非接触型測定法と接触型測定法が考えられる。非接触型測定法には、光切断法が代表として挙げられる。前記測定方法が、肌表面の変形という影響を全く及ぼさないことから、非接触型が望ましいことが判る。前記測定方法による３次元データ測定装置は、現在では既に開発され、実用段階にあるので、それを利用することで、非接触型による測定方法は解決する。
【００１２】
しかしながら、測定する部分の一部に毛髪が含まれる場合は、非接触型では必ずしも正確なデータを得られないことが判る。そこで、なるべく肌表層部曲面に影響を及ぼさない程度の簡易的な接触型測定法について考え、それに基づく接触型による概略的な測定装置を考案し、その装置により、肌表層部曲面の近似的データを得ることにした。まず、健康な肌であれば、弾力性に富み、物を押し返す力、すなわち、ある一定の圧力を保っていることに着目し、単位面積当たりの肌が押し返す力、すなわち、肌におけるある一定の圧力よりも、やや小さい圧力に反応する圧力感知式測定装置を作成することで、簡単に肌表層部曲面の近似的データを得ることが可能となる。
【００１３】
上記行程の原理を示した概略図が、図３及び図４である。まず、固定部分７９を有した筒状絶縁体７０の中に、密度が一様かつ抵抗値がその長さに比例する抵抗棒７２を入れ、前記抵抗棒７２において、肌へ触れる一端に薄い円形絶縁体７１を接着させ、前記抵抗棒７２のもう一端は、圧力感知式抵抗棒移動装置７７内に内蔵させる。そして、前記抵抗棒７２が筒状絶縁体７０から出ている部分、前記抵抗棒７２との肌表層部分側の接触部７３と、前記抵抗棒７２との筒状絶縁体７０側の接触部７４に接点を持ち、一定電圧Ｖを有する起電力７５と電流計７６を含む回路を作り、これを圧力感知式測定装置の最小構成単位Ｍとし、これを表した概略図が図３（ｉｉｉ）である。
【００１４】
前記最小構成単位Ｍを一定の間隔で格子状に、合計｛（ｍ＋１）（ｎ＋１）｝個だけ配置された概略図が図３（ｉｖ）である。その中の前記最小構成単位Ｍｘｙについて、測定時の変化を考察した概略図が図４（ｖｉ）と図４（ｖｉｉ）であり、図４（ｖｉ）は測定前の抵抗棒７２の状態を、図４（ｖｉｉ）は測定後の抵抗棒７２の状態を、それぞれ示している。図４（ｖｉ）において、ｓは、測定前の抵抗棒７２が、筒状絶縁体７０から肌側へと出ている部分の長さを示しており、前記抵抗部分の抵抗値をＲとする。次に、測定時の概略図を示したのが図４（ｖｉｉ）であり、その測定時において、圧力感知式抵抗棒移動装置７７により、抵抗棒７２がゆっくりと押し出され、肌の圧力よりもやや小さい圧力を感知した瞬間に抵抗棒７２の移動を停止される。その瞬間に抵抗棒７２と回路との２つの接点７３ａと７４ａを流れる電流値Ｊを測定することで、抵抗値がその長さに比例する抵抗棒７２を採用していることから、オームの法則を適用すると必然的に図４（ｖｉｉｉ）に示された式により、測定時に押し出された抵抗棒７２の長さｚが求められる。
【００１５】
圧力感知測定装置の各最小構成単位において、全て測定を終えると、最終的に押し出された抵抗棒の長さの各値から、３次元の座標が決定し、各点において隣り合った点同士を線で結ぶと、相対的な位置関係が明らかになり、肌表層部曲面の近似的データが得られる。また、精度を上げる為には、圧力感知測定装置の最小構成単位を、出来る限り最小化し、構成する格子状に配置する前記最小構成単位の数を増やすと良い。
【００１６】
上記の過程で、測定している概略図が、図４（ｖ）であり、両側面部を同時に測定できるように、圧力感知測定装置８１を固定枠に、２つ搭載し、また、頭部は個人差がある為、測定時に側頭部固定枠８０が調節出来るように、被測定者用幅調整装置８４を設けた。
【００１７】
さらに測定精度を上げる為には、上記接触型測定法と非接触型測定法を併用すると良い。または、根本から見直して、非接触型測定法を多重で使用する方法が考えられる。
【００１８】
上記のいずれかの手段によって得られた、着用者の頬骨付近の肌表層部曲面の近似的データに従って、眼鏡のテンプル芯材部分を、着用者の目尻よりやや後方から頬骨上部に沿うように成形するか、若しくは、テンプル芯材にネジ止め、ロウ付け又は接着のいずれかの手段で固定した、皮膚との接触部分を含む軟質材と、それを固定する固定部分から構成されるサイド・パッド部分を、着用者の目尻よりやや後方から頬骨上部に沿うように成形することで、着用者に最適なテンプルが得られる。
【００１９】
上記テンプル部分の成形を行う過程において、成形後のテンプルの本体が、目尻に懸かる場合は、その部分の強度を上げた上で細くするか、或いは、強度を上げた上で、くり抜くことにより、視野を狭くするという問題は解決される。
【００２０】
また、側頭部、特に頬骨付近の肌表層部曲面の平均的な近似的データを基に予め何種類かに分類して成形されたテンプルを製造し、その中で着用者の肌表層部曲面へ一番近いものを選択し、その選択されたテンプルへ、皮膚との摩擦係数が大きく、滑りにくい軟質素材を薄いシート状に成形接着することにより、鼻当てを必要としないことを特徴としたテンプルが得られる。
【００２１】
また、眼鏡全体におけるほとんどの重量に対する支持構造を有するように滑りにくい軟質素材で成形されたパッドに一体化した固定部分とテンプルの芯材に、金属製又は非金属製アームの両端を、それぞれの部分にネジ止め、ロウ付け又は接着のいずれかの手段で固定したことにより、鼻当てを必要としないことを特徴とするテンプルが得られる。
【００２２】
また、眼鏡全体におけるほとんどの重量に対する支持構造を有するように滑りにくい軟質素材で成形されたパッドに一体化した固定部分を、部分的に強化されたテンプルの芯材へネジで固定したことにより、鼻当てを必要としないことを特徴とするテンプルが得られる。
【００２３】
また、測定データを元に成形された、テンプル部分、若しくはテンプルに設けられたサイド・パッド部分において、肌と接する部分に軟質材により成形されたソフト・パッドを設けることで、さらに荷重分散される。
【００２４】
また、着用者の目尻よりやや後方から頬骨上部へ沿うように、かつ、眼鏡全体におけるほとんどの重量に対する支持構造を有するように、成形された軟質材の両端を、テンプルの芯材へ固定することにより、鼻当てを不要にする手段もある。
【００２５】
また、眼鏡の使用後、化粧が剥がれる問題については、効果的に荷重分散させることにより皮膚との接触部分における圧力を小さくしたことで剥がれ難くなる。しかし、それでもなお、剥がれることに対して気になる場合は上記に示した肌と接するテンプル部分又は前記サイド・パッド部分に化粧用のパフを薄く、また裏面は剥がした跡が残らない粘着性のシール状に加工したもの貼り付けて、着用者がしている化粧の最上層部のものを、前記パフに極少量染み込ませることで解決する。化粧をしていない時に、本発明の眼鏡を着用する場合は、前記シールを剥がせば良い。
【００２６】
また、先セル部分の先端付近に錘（おもり）を埋め込み、前にずれることを防ぐストッパーを耳と接触する部分の前方に設け、さらに、荷重分散させる為の軟質材より成形されるソフト・パッドを設けることで、耳の付け根が痛みの心配は無くなり、眼鏡を掛けた場合の安定感が一層増し、効果的である。
【００２７】
上述のテンプルの肌に接触する部分において、滑り止め目的の溝を肌に痕が残らない程度に設ける。この際、滑り止め目的の溝が構成する曲線上の点と眼鏡全体の重心を通る線が、その曲線における法線により近い程、滑り止めとしては効果的である。或いは、発汗するような条件下での使用において、肌との接触面に格子状又はメッシュ状に溝を確保することで汗によるずり落ちを防ぐことが可能となり、また通常の使用においては、テンプル及び軟質材へ皮膚との接触部分に通気孔を設けることで、蒸れによるずり落ちを防ぐことが可能となる。
【００２８】
また、直接、皮膚に接触する軟質材やそれを含む前記サイド・パッド固定部分の一部又は全部は、機能の持続性を考慮すると、取り替え可能にする方が望ましい。上記のことを考慮した上で、前記サイド・パッド固定部分の一部は、ネジ止め、ロウ付け又は接着のいずれかの手段で固定した部分と独立でなければならない。皮膚との接触部分の衛生面での問題は、その部分に抗菌コートを施せば解決する。
【００２９】
また、着用者に常に最適な状態で使用可能なように、肌表層部曲面に近く成形されたテンプル、前記サイド・パッド、及び両端をテンプル芯材へ固定した軟質材は、着用者が自ら調節可能にすることが望ましい。その為には、接触部分が変形可能な素材によって、成形される必要がある。しかし、むやみに着用者が変形してしまわないように、ある程度の強度を持った素材で成形され、かつ、軟質材へ剛体である固定枠を設け、その枠は変形不可能とし、その他の部分は変形可能とすれば良い。
【００３０】
上記のように構成された眼鏡には、鼻当ては存在せず、側頭部を挟み込むことで支持することはない為、使用後の圧迫痕はほとんど残らない。
【００３１】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照しながら説明する。また、図１、図５、図６及び図７に示される実施例を実施例１とし、図８、図９、図１０及び図１１に示される実施例を実施例２とし、図１４、図１５、図１７及び図１８に示される実施例を実施例３とする。
【００３２】
図５に示される実施例１では、上述した圧力感知測定装置による測定方法によって得られた、着用者の肌表層部曲面の近似的データを基に、エポキシ樹脂等の合成樹脂素材で成形された曲面であるテンプル凸面部６ａを有するテンプル６を成形している。図５の各図で示されるようにテンプル凸面部６ａの裏側に相当するテンプル凹面部６ｂは、着用者の肌表層部曲面に依存することなく自由な形に成形してよい。図５（ａ）は前記テンプル６の斜視による立体図を、図５（ｂ）は前記テンプル６の側面図を、図５（ｃ）は前記テンプル６の上面図を示しており、また、図５（ｄ）は、図５（ｂ）の切断線Ａ−Ａによる横方向断面図を、図５（ｅ）は、図５（ｂ）の切断線Ｂ−Ｂによる縦方向断面図を、図５（ｆ）は、図５（ｃ）の切断線Ｃ−Ｃによる横方向断面図を、それぞれ示している。図５（ｅ）に示される断面図のように、前記テンプル６の厚さは必要な強度を保つ最小限に抑えてある。
【００３３】
図１は図５で示された実施例１によるテンプル６を、蝶番５を介して眼鏡のフロント部分、すなわち、レンズ２を固定するリム３、またこれを固定するブリッジ１、及びリム３とテンプル６の中間に位置する智（ち）４が含まれる部分と接続する。この実施例では、先セル９の材料とテンプルの材料は同質のものとなる。Ｎは従来まで鼻当てが存在した位置である。また、図６は実施例１のテンプル６を取り付けた眼鏡使用時の上面図を、図７は前記眼鏡使用時の側面図を示している。
【００３４】
図９に示される実施例２では、肌表層部曲面に接するように、ある程度のサイズの間隔をおいてエポキシ樹脂等の合成樹脂素材で成形された曲面であるテンプル凸面部１６ａを有するテンプル１６を成形している。図９の各図で示されるようにテンプル凸面部１６ａの裏側に相当するテンプル外側部分１６ｂは、着用者の肌表層部曲面に依存することないので、平面になるように成形している。図９（ａ）は前記テンプル６の斜視による立体図を、図９（ｂ）は前記テンプル１６の側面図を、図９（ｃ）は前記テンプル１６の上面図を示しており、また、図９（ｄ）は、図９（ｂ）の切断線Ａ１−Ａ１による横方向断面図を、図９（ｅ）は、図９（ｂ）の切断線Ｂ１−Ｂ１による縦方向断面図を、図９（ｆ）は、図９（ｃ）の切断線Ｃ１−Ｃ１による横方向断面図を、それぞれ示している。図９（ｅ）に示される断面図のように、前記テンプル１６の厚さは必要な強度を保つ最小限に抑えてある。
【００３５】
図８は図９で示された実施例２によるテンプル１６を、蝶番１５を介して眼鏡のフロント部分、すなわち、レンズ１２を固定するリム１３、またこれを固定するブリッジ１１、及びリム１３とテンプル１６の中間に位置する智（ち）１４が含まれる部分と接続する。この実施例では、先セル１９の材料とテンプルの材料は同質のものとなる。Ｎ１は従来まで鼻当てが存在した位置である。また、図１０は実施例２のテンプル１６を取り付けた眼鏡使用時の上面図を、図１１は前記眼鏡使用時の側面図を示している。
【００３６】
図１２及び図１３は、支持構造を有するサイド・パッドの実施例を示した概略図であり、図１２は実施例３のテンプル部分に採用される部分の実施例であり、サイド・パッド箱４８を含む、サイド・パッド４７の概略図であり、図１２（ｉｘ）は前記サイド・パッド４７の斜視による立体図を、また、図１２（ｘ）は前記サイド・パッド４７の側面図を、そして、図１２（ｘｉ）は前記サイド・パッド４７の上面図を、それぞれ示している。
【００３７】
図１３は、実施例３のテンプル部分に採用される部分である、サイド・パッド箱４８を含む、サイド・パッド４７の実施例の断面図であり、図１３（ｘｉｉ）は、図１２（ｘ）の切断線Ｉ−Ｉによる前記サイド・パッド４７の横方向断面図を、図１３（ｘｉｉｉ）は、図１２（ｘｉ）の切断線Ｉ−Ｉによる前記サイド・パッド４７の縦方向断面図を、図１３（ｘｉｖ）は、図１２（ｘ）の切断線ＩＩ−ＩＩによる前記サイド・パッド４７の縦方向断面図を、そして、図１３（ｘｖ）は、図１２（ｘｉ）の切断線ＩＩＩ−ＩＩＩによる、サイド・パッド箱４８及びサイド・パッド固定部分突起部４７ｃ及びサイド・パッド箱固定用ネジ４８ｃの縦方向断面図を、それぞれ示している。
【００３８】
サイド・パッド固定部分４７ａにサイド・パッド固定部分突起部４７ｃをロウ付けし、前記サイド・パッド固定部分突起部４７ｃ部分に、サイド・パッド固定部分突起部ネジ穴４７ｂを設ける。そして、サイド・パッド箱４８を前記サイド・パッド固定部分突起部４７ｃ部分に被せ、サイド・パッド箱ネジ穴４８ｂを前記サイド・パッド箱の対面となる部分にも、サイド・パッド箱中空部分４８ａが活かされる形で、前記サイド・パッド固定部分突起部ネジ穴４７ｂを貫くように設け、サイド・パッド箱固定用ネジ４８ｃで固定する。この場合、前記サイド・パッド固定部分突起部ネジ穴４７ｂの内径は、前記サイド・パッド箱ネジ穴４８ｂの内径よりもやや小さいことを特徴とし、微調整の為の多少の遊びを持たせる役割を果たす。
【００３９】
図１６は実施例３のテンプル２６において、特徴的な箇所を分解した各部分を示した、斜視による立体図であり、サイド・パッド固定部分２７ａにサイド・パッド固定部分突起部２７ｃをロウ付けし、シリコンで成形されたサイド・パッド２７に埋め込み、サイド・パッド箱２８を被せ、サイド・パッド箱固定用ネジ２８ｃで固定する。前記サイド・パッド箱２８の１つの面にＰに示す方向から、金属製のサイド・パッド・アーム２０をロウ付けし、さらに、前記サイド・パッド・アーム２０の一端をテンプル２６にロウ付けして固定する。
図１８は実施例３のテンプル２６において、特徴的な箇所に関する概略図であり、図１８（ａ２）は前記テンプル２６の斜視による立体図を、図１８（ｂ２）は前記テンプル２６の側面図を、図１８（ｃ２）は前記テンプルの上面図を、それぞれ示している。
【００４０】
図１４は図１５で示された実施例３によるテンプル２６を、蝶番２５を介して眼鏡のフロント部分、すなわち、レンズ２２を固定するリム２３、またこれを固定するブリッジ２１、及びリム２３とテンプル２６の中間に位置する智（ち）２４が含まれる部分と接続する。この実施例では、先セル２９の材料とテンプルの材料は同質のものとなる。Ｎ２は従来まで鼻当てが存在した位置である。また、図１７は実施例２のテンプル２６を取り付けた眼鏡使用時の上面図を、図１８は前記眼鏡使用時の側面図を示している。
【００４１】
図２１は実施例１〜３のいずれかに適用可能な改良型先セルの実施例の各部分を分離した場合の斜視による立体図であり、金属製の先セル芯５１と先セルよりも比重の大きい錘（おもり）１０を含むように先セル５２を、ストッパー７を設けるようにエポキシ樹脂等の合成樹脂で成形する。その後、ラテックス・フォームを素材としたソフト・パッド８を前記先セル５２の下部に沿うように成形し接着加工する。図１９は、前記改良型先セルの実施例であり、図１９（ｉ１）は前記先セル５２の斜視による立体図を，図１９（ｉ２）は前記先セル５２の側面図を，図１９（ｉ３）は前記先セル５２の上面図を、それぞれ示している。また、図２０は、前記改良型先セル５２の断面図であり、図２０（ｉ４）は、図１９（ｉ２）の切断線ＩＶ−ＩＶによる横方向断面図を、図２０（ｉ５）は、図１９（ｉ２）の切断線Ｖ−Ｖによる横方向断面図を、図２０（ｉ６）は、図１９（ｉ２）の切断線ＶＩ−ＶＩによる横方向断面図を、図２０（ｉ７）は、図１９（ｉ２）の切断線ＶＩＩ−ＶＩＩによる縦方向断面図を、図２０（ｉ８）は、図１９（ｉ２）の切断線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩによる縦方向断面図を、そして、図２０（ｉ９）は、図１９（ｉ３）の切断線ＩＸ−ＩＸによる縦方向断面図を、それぞれ示している。
【００４２】
また、図２２は、実施例１〜３のいずれかに適用可能な耳掛け型補聴器用の改良型先セルの実施例を示す概略図であり、図２２（ｉ１０）は前記先セル６２の斜視による立体図、図２２（ｉ１１）は前記先セル６２の側面図を、図２２（ｉ１２）は図２２（ｉ１１）の切断線Ｘ−Ｘによる縦方向断面図を、そして、図２２（ｉ１３）は、前記先セル６２の上面図を、それぞれ示しており、図２２（ｉ１２）に示すように、上記実施例と異なる箇所は、前記改良型先セル６２の下部に沿うように接着加工した、ラテックス・フォームを素材とするソフト・パッドに耳掛け型補聴器用の溝６３を設けたことである。
【００４３】
【発明の効果】
従来から当然の如くあった鼻当てが除去されることにより、当然、鼻当てそのものが存在しないので、圧迫痕は発生することもなく、発汗しても鼻の部分において、ずり落ちることもない。また、眼鏡使用中の疲労感が肉体的にも精神的にも軽減され、顔面の中央、特に両眼の間に開放感があることで、快適に眼鏡を使用可能となる。特に、女性に関しては、眼鏡着脱の度に、ファンデーション（基礎化粧品）が剥がれる等の心配をしなくても良いので、時と場所を選ばず眼鏡を自由に着脱可能になる。更には、各着用者に合ったテンプルを提供することで、両テンプルによる側頭部への不必要な圧迫も無くなる。辛うじて使用可能な、単に圧迫の位置を移動させただけの眼鏡とは、全く異なり、眼鏡と接する部分に関して、どの位置においても、荷重分散させる為、従来とは比較にならない程、圧迫痕をほとんど発生させない画期的な眼鏡を提供できる。本発明の実施例の中には、奇をてらっていない従来のフレームに近い形態もあるので、十分に即実用可能である。
【００４４】
また、本発明の実施例の中で奇をてらっていないものも含めて、テンプル部分の領域もさることながら形状においても、従来より自由度が拡大するので、装飾の方法や技術の幅も大きく広がる。よって、デザイナーが追求するデザインの自由度が大きくなり、また消費者が望む個性豊かな眼鏡の多様性を追求可能となる。その結果、眼鏡関連産業の経済の牽引役となり得る期待は大きい。
【００４５】
本発明が供する眼鏡の使用目的は、従来通り、視力矯正は勿論、読書、事務処理、パソコン作業（視力が悪くなくても、保護用の専用眼鏡をかけることで、目を保護すること可能）、そして、ファッション等が挙げられる。
【００４６】
そして、本発明が業界で採用された場合、鼻当てを必要としないことから、鼻当てに分類されるクリングス部分を製造している業界の景気が落ち込む懸念がある。しかし、従来のクリングスのパッド箱の部分、及び皮膚に直接触れるパッドを固定する芯の部分を、図９及び図１０に示すように応用することにより、この懸念は回避される。
【００４７】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１のテンプルを取り付けた眼鏡を示した、左後方からの斜視による立体図である。
【図２】本発明の基本的原理である重心の移動を示した概略的な平面図である。
【図３】側頭部、特に頬骨付近の曲面の近似的データを得る行程を示した実施例の図である。
【図４】側頭部、特に頬骨付近の曲面の近似的データを得る行程を示した実施例の図である。
【図５】実施例１のテンプルに関する多方面から観た概略図である。
【図６】実施例１のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の上面図である。
【図７】実施例１のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の側面図である。
【図８】実施例２のテンプルを取り付けた眼鏡を示した、左後方からの斜視による立体図である。
【図９】実施例２のテンプルに関する多方面から観た概略図である。
【図１０】実施例２のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の上面図である。
【図１１】実施例２のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の側面図である。
【図１２】実施例３のテンプル部分に採用される部分の実施例であるである、サイド・パッド箱を含む、サイド・パッドの概略図である。
【図１３】実施例３のテンプル部分に採用される部分である、サイド・パッド箱を含む、サイド・パッドの断面図である。
【図１４】実施例３のテンプルを取り付けた眼鏡を示した、左後方からの斜視による立体図である。
【図１５】実施例３のテンプルにおいて、特徴的な箇所に関する概略図である。
【図１６】実施例３のテンプルにおいて、特徴的な箇所を分解した各部分を示した、斜視による立体図である。
【図１７】実施例３のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の上面図である。
【図１８】実施例３のテンプルを取り付けた眼鏡使用時の側面図である。
【図１９】実施例１〜３のいずれかに適用可能な改良型先セルの実施例である。
【図２０】実施例１〜３のいずれかに適用可能な改良型先セルの実施例の断面図である。
【図２１】実施例１〜３のいずれかに適用可能な改良型先セルの各部分を分離した斜視による立体図である。
【図２２】実施例１〜３のいずれかに適用可能な耳掛け型補聴器用の改良型先セルの概略図である。
【符号の説明】
Ｇ０，Ｇ２，Ｇ３ 眼鏡全体における重心の位置
Ｊ 測定時において最終的に計測される電流値
Ｍ，Ｍ００，Ｍ０１，Ｍ０２，Ｍ０３，Ｍ０ｘ，Ｍ０ｎ，Ｍ１０，Ｍ２０，Ｍ３０，Ｍｙ０，Ｍｍ０，Ｍｘｙ，Ｍｍｎ 圧力感知式測定装置の最小構成単位
Ｎ０ 従来の鼻当て
Ｎ，Ｎ１，Ｎ２，Ｎ５ 従来まで鼻当てが存在した位置
Ｐ テンプルから伸びたサイド・パッド・アームを接続する方向
Ｒ 測定前の抵抗棒が、筒状絶縁体から肌側へ出ている部分の抵抗値
ｓ 測定前の抵抗棒が、筒状絶縁体から肌側へ出ている部分の長さ
Ｔ 本発明によって新たにテンプルに付加された部分
Ｖ 圧力感知式測定装置の最小構成単位当たりに掛かる一定電圧値
ｚ 測定時において最終的に移動した抵抗棒の長さ
１，１１，２１，９１ ブリッジ
２，１２，２２ レンズ
３，１３，２３，９４ リム
４，１４，２４ 智（ち）
５，１５，２５ 蝶番
６，１６，２６，９６ テンプル
６ａ，１６ａ テンプル凸面部
６ｂ テンプル凹面部
６ｃ，１６ｃ テンプル上部
６ｄ，１６ｄ テンプル下部
７，５７ ストッパー
８，５８ ソフト・パッド
９，１９，２９，９９ 先セル
１０，５０，９０ 錘（おもり）
１６ｂ テンプル外側部分
２０ サイド・パッド・アーム
２７，４７ サイド・パッド
２７ａ，４７ａ サイド・パッド固定部分
２７ｂ，４７ｂ サイド・パッド固定部分突起部ネジ穴
２７ｃ，４７ｃ サイド・パッド固定部分突起部
２８，４８ サイド・パッド箱
２８ａ，４８ａ サイド・パッド箱中空部分
２８ｂ，４８ｂ サイド・パッド箱ネジ穴
２８ｃ，４８ｃ サイド・パッド箱固定用ネジ
５１，６１ 先セル芯
５２，６２ 改良型先セル
６３ 耳掛け型補聴器用溝
７０ 筒状絶縁体
７１ 薄く、その厚さが一定の円形絶縁体
７２ 密度が一様かつ抵抗値がその長さに比例する抵抗棒
７３，７３ａ 抵抗棒との肌表層部分側の接触部
７４，７４ａ 抵抗棒との筒状絶縁体側の接触部
７５ 一定電圧Ｖを有する起電力
７６ 電流計
７７ 圧力感知式抵抗棒移動装置
７８ 圧力感知式測定装置の外側部分
７９ 絶縁体固定部分
８０ 側頭部固定枠
８１ 圧力感知式測定装置
８２ 圧力感知式測定装置の内部回路の一部
８３ 測定される前にあった抵抗棒の位置
８４ 被測定者用幅調整装置
８５ 測定時に移動した抵抗棒
８６ 絶縁体固定枠
８７ 被測定者の頭部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a normal binocular lens (left-right separated lens) or a single-lens lens that can be used or used together as eyesight correcting glasses or sunglasses used in daily life and eyeglasses having a polarizing lens. The present invention relates to eyeglasses provided with left and right integrated lenses).
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There have conventionally been many examples of attempts to deal with a problem relating to a nose pad in some way. As one example, there is a pinching device on both sides of the head aimed at preventing the nose pad from slipping down (Patent Document 1).
[0003]
In addition, there are mainly two examples for the purpose of removing the nose pad, and these have the same purpose as the present invention, but as described later, the solution is greatly different, and further, there are various problems. I have. A first example is a structure in which a hole for a screw is made in a temple and a pad is fixed (Patent Document 2). The following example has a structure in which a support rod is attached to a temple and the entire eyeglasses are supported only by the outer ear (Patent Document 3).
[0004]
[Patent Document 1] Japanese Patent Publication No. 07-055653
[Patent Document 2] JP-A-11-326842
[Patent Document 3] JP-A-2002-156609 (3 pages, FIG. 2)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Traditionally, glasses have a nose pad as a matter of course, and the nose pad portion takes up almost all of the total weight of the glasses, causing unnecessary compression, and when using the glasses for a long time, The feeling of fatigue, including fatigue, after use, that is, after removing the spectacles, is considered to be natural.In addition, pressure marks are left on the contact surface of the nose pad, and it takes time for the skin to recover to a normal state. did. Particularly with respect to women, there is a problem that the makeup (basic cosmetics) must be reapplied every time they are put on and taken off, such as when the foundation is peeled off, or that when they go out they cannot be removed once they wear glasses.
[0006]
Furthermore, regardless of the presence or absence of a nose pad, in glasses that adopt a side-by-side compression method from the temples on both sides to the temporal region, unnecessary compression may occur due to the method. In addition, there is a problem that a compression mark remains after use. Furthermore, the means for fixing the pad by drilling a screw hole in the temple without partially strengthening the material requires metal fatigue in the upper and lower parts of the screw hole if the material of the temple is metal. Secondly, the problem is that the non-metallic temples, like non-metallic ones, age over time, and are more prone to cracking than other temples. There was a point. In addition, the method of attaching the support rod to the temple and supporting the entire eyeglasses only with the outer ear has the problem that, from a mechanical point of view, a considerable force is applied to the support rod, leaving a compression mark after use. Was.
[0007]
The present invention has been made by focusing on the problems in accordance with the above-described circumstances or means.The purpose of the present invention is to remove the nose pad, which is the root cause of the problem, and remove It is an object of the present invention to provide eyeglasses from which a nose pad has been removed by providing a support structure that is not unnatural in appearance, and a temple that is employed in the eyeglasses and minimizes the feeling of oppression.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the eyeglasses of the present invention and the temple constituting a part of the eyeglasses, the temple part of the eyeglasses is processed to have a support structure, or by attaching and processing a part having the support structure to the temple part of the eyeglasses, The above-mentioned problems are solved. The support structure here will be clarified later.
[0009]
In the temple portion, the position having the support structure must be located at a position that overlaps with the position of the center of gravity of the entire glasses when the glasses are viewed from the side, and the position is reasonable for the wearer of the glasses. Must be in the best position. The positions satisfying these two conditions at the same time will be described below according to the solution of the problem in the present invention.
[0010]
First, the movement of the center of gravity, which can be said to be the basis of the present invention, will be described with reference to FIG. First, FIG. 2 (i) is a schematic diagram of conventional glasses having a nose pad, and the position of the center of gravity is G0. Next, as shown in FIG. 2 (ii), the temple portion is provided with a side pad having a structure for supporting most of the weight of the entire glasses, or is formed so as to be in contact with the temporal region of the wearer, and If a temple having a structure that supports most of the weight of the entire glasses by itself is adopted, the position of the center of gravity moves to a portion G2 substantially overlapping with the supporting portion due to the increased portion T according to the present invention. The position of the center of gravity can be moved further to the rear G3 by attaching a weight (weight) 90 to the front cell portion 99, and a further sense of stability when wearing is obtained.
[0011]
Next, it is necessary to effectively disperse the load in order to eliminate the feeling of pressure during use of the eyeglasses and further to eliminate the pressure marks after use, and for that purpose, the temporal region of the wearer, especially the cheekbones Data on the surface of the nearby skin surface is required. Therefore, as a method of measuring the data, a non-contact type measurement method and a contact type measurement method can be considered. A typical example of the non-contact measurement method is a light section method. Since the measurement method has no influence on the deformation of the skin surface, it is understood that the non-contact type is desirable. At present, the three-dimensional data measuring device based on the above-mentioned measuring method has already been developed and is in a practical stage, and by using it, the non-contact type measuring method can be solved.
[0012]
However, when hair is included in a part of the portion to be measured, it can be seen that accurate data cannot always be obtained with the non-contact type. Therefore, we considered a simple contact-type measuring method that does not affect the surface of the skin as much as possible, and devised a rough measuring device based on the contact type based on the method. Decided to get. First of all, if the skin is healthy, it is rich in elasticity and focuses on the ability to push back objects, that is, maintaining a certain pressure, and the force of the skin per unit area to push back, that is, a certain amount of skin By creating a pressure-sensitive measuring device that responds to a pressure slightly smaller than the pressure, it is possible to easily obtain approximate data of the surface layer of the skin.
[0013]
FIGS. 3 and 4 are schematic diagrams showing the principle of the above process. First, a resistance rod 72 having a uniform density and a resistance value proportional to its length is placed in a cylindrical insulator 70 having a fixed portion 79, and a thin circle is formed on one end of the resistance rod 72 which contacts the skin. An insulator 71 is adhered, and the other end of the resistance bar 72 is built in a pressure-sensitive resistance bar moving device 77. A portion where the resistance bar 72 protrudes from the cylindrical insulator 70, a contact portion 73 on the skin surface side with the resistance bar 72, and a contact portion 74 on the cylindrical insulator 70 side with the resistance bar 72. And a circuit including an electromotive force 75 having a constant voltage V and an ammeter 76 is formed as a minimum constituent unit M of the pressure-sensitive measuring device. FIG. 3 (iii) is a schematic diagram showing this. is there.
[0014]
FIG. 3 (iv) is a schematic diagram in which a total of {(m + 1) (n + 1)} pieces of the minimum constituent units M are arranged in a grid at regular intervals. FIGS. 4 (vi) and 4 (vii) are schematic diagrams in which a change at the time of measurement is considered for the minimum constituent unit Mxy therein, and FIG. 4 (vi) shows the state of the resistance bar 72 before measurement. FIG. 4 (vii) shows the state of the resistance bar 72 after the measurement. In FIG. 4 (vi), s indicates the length of the portion where the resistance bar 72 before the measurement protrudes from the cylindrical insulator 70 to the skin side, and the resistance value of the resistance portion is R. . Next, FIG. 4 (vii) shows a schematic diagram at the time of the measurement. At the time of the measurement, the resistance bar 72 is slowly pushed out by the pressure-sensitive resistance bar moving device 77, and the pressure is more than the skin pressure. The movement of the resistance bar 72 is stopped at the moment when a slightly small pressure is detected. By measuring the current value J flowing through the two contact points 73a and 74a of the resistor bar 72 and the circuit at that moment, the resistance bar 72 whose resistance value is proportional to its length is adopted. Is applied, the length z of the resistive rod 72 extruded at the time of measurement is inevitably determined by the equation shown in FIG. 4 (viii).
[0015]
When the measurement is completed in each of the minimum constituent units of the pressure sensing and measuring device, three-dimensional coordinates are determined from the values of the length of the finally extruded resistance bar, and the adjacent points at each point are determined. When the lines are connected, the relative positional relationship is clarified, and approximate data of the skin surface layer surface is obtained. In order to increase the accuracy, it is preferable to minimize the minimum constituent unit of the pressure sensing and measuring device as much as possible, and to increase the number of the minimum constituent units arranged in a lattice.
[0016]
FIG. 4 (v) is a schematic diagram of the measurement performed in the above process, and two pressure sensing measurement devices 81 are mounted on a fixed frame so that both side portions can be measured simultaneously. Since there is an individual difference, the subject's width adjustment device 84 is provided so that the temporal fixed frame 80 can be adjusted at the time of measurement.
[0017]
In order to further increase the measurement accuracy, it is preferable to use the above-mentioned contact type measurement method and non-contact type measurement method together. Alternatively, a method in which a non-contact measurement method is used in a multiplex manner, which has been fundamentally reviewed, can be considered.
[0018]
According to the approximate data of the curved surface of the skin near the cheekbone of the wearer obtained by any of the above means, the temple core part of the glasses is formed along the upper cheekbone from slightly behind the outer corner of the wearer's eye. Or a side pad portion composed of a soft material including a contact portion with the skin and fixed to the temple core material by any means of screwing, brazing or bonding, and a fixing portion for fixing the soft material Is formed along the upper part of the cheekbone from slightly behind the outer corner of the eyes of the wearer, whereby a temple optimal for the wearer can be obtained.
[0019]
In the process of molding the temple portion, if the temple body after molding hangs on the outer corner of the eye, increase the strength of the portion and make it thinner, or, after increasing the strength, by hollowing out, The problem of narrowing the field of view is solved.
[0020]
In addition, the temple is manufactured by classifying into several types in advance based on average approximate data of the surface of the skin near the cheekbone, especially the cheekbone, and the curved surface of the skin of the wearer is manufactured among them. By selecting the closest one to the selected temple and forming and bonding a soft material that has a high coefficient of friction with the skin and is not slippery to the selected temple into a thin sheet, no nose pad is required. A temple is obtained.
[0021]
In addition, a fixed portion integrated with a pad formed of a soft material that is not slippery so as to have a supporting structure for most weight of the entire glasses, and a temple core material, both ends of a metal or non-metal arm, respectively. The temple is characterized by not requiring a nose pad by being fixed to the part by any means of screwing, brazing or bonding.
[0022]
In addition, by fixing the fixed part integrated with the pad formed of a soft material that is not slippery so as to have a supporting structure for most weight in the whole glasses, with a screw to the core material of the partially strengthened temple, A temple is obtained which does not require a nose pad.
[0023]
In addition, in the temple portion formed on the basis of the measurement data, in the temple portion, or in the side pad portion provided in the temple, the load is further dispersed by providing a soft pad formed of a soft material in a portion in contact with the skin. .
[0024]
In addition, both ends of the molded soft material should be fixed to the temple core material so as to extend along the upper part of the cheekbone slightly behind the outer corner of the eye of the wearer and to have a supporting structure for most weight of the entire glasses. There is also a means for eliminating the need for a nose pad.
[0025]
Regarding the problem that the makeup is peeled off after use of the eyeglasses, the load is effectively dispersed to reduce the pressure at the portion in contact with the skin, thereby making it difficult to peel off. However, if you are still worried about peeling off, the cosmetic puff is thin on the temple part or the side pad part that comes in contact with the skin shown above, and the back surface is sticky with no trace of peeling off The problem is solved by sticking a processed product in the shape of a seal and applying a very small amount of the top layer of the makeup worn by the wearer to the puff. When wearing the glasses of the present invention when makeup is not being applied, the seal may be peeled off.
[0026]
In addition, a weight (weight) is embedded near the tip of the front cell part, a stopper for preventing the weight from shifting forward is provided in front of a part in contact with the ear, and a soft pad formed of a soft material for dispersing a load. By providing, there is no need to worry about pain at the base of the ear, and the sense of stability when wearing glasses is further increased, which is effective.
[0027]
At the portion of the temple that comes into contact with the skin, a groove for the purpose of preventing slippage is provided so as not to leave a mark on the skin. At this time, the closer the point on the curve formed by the non-slip groove and the line passing through the center of gravity of the entire eyeglasses to the normal to the curve, the more effective the non-slip. Alternatively, in use under conditions such as sweating, it is possible to prevent slipping by sweat by securing grooves in a grid or mesh on the contact surface with the skin, and in normal use, the temple In addition, by providing the soft material with a ventilation hole at a contact portion with the skin, it becomes possible to prevent slippage due to stuffiness.
[0028]
In addition, it is preferable that the soft material that directly contacts the skin and a part or all of the side pad fixing portion including the soft material be replaceable in consideration of the continuity of the function. In view of the above, a part of the side pad fixing part must be independent of a part fixed by any means of screwing, brazing or bonding. The problem of hygiene in the area of contact with the skin can be solved by applying an antibacterial coat to that part.
[0029]
In addition, the temple, the side pad, and the soft material in which both ends are fixed to the temple core material are adjusted by the wearer, so that the wearer can always use the wearer in an optimal state, and the temple, the side pad, and both ends fixed to the temple core material. It is desirable to make it possible. For that purpose, the contact portion needs to be formed of a deformable material. However, in order to prevent the wearer from being deformed unnecessarily, a rigid fixed frame made of a material with a certain strength and made of a soft material is provided. May be deformable.
[0030]
In the glasses configured as described above, there is no nose pad, and there is no support by pinching the temporal region, so that almost no compression mark remains after use.
[0031]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described based on examples with reference to the drawings. Also, the embodiment shown in FIGS. 1, 5, 6 and 7 is referred to as a first embodiment, and the embodiment shown in FIGS. 8, 9, 10 and 11 is referred to as a second embodiment, and FIGS. The embodiment shown in FIG. 15, FIG. 17 and FIG.
[0032]
In Example 1 shown in FIG. 5, based on the approximate data of the curved surface of the surface layer of the wearer obtained by the measurement method using the above-described pressure sensing and measuring device, it was molded with a synthetic resin material such as an epoxy resin. A temple 6 having a temple convex portion 6a that is a curved surface is formed. As shown in each drawing of FIG. 5, the temple concave portion 6b corresponding to the back side of the temple convex portion 6a may be formed into a free shape without depending on the curved surface of the wearer's skin. FIG. 5A is a perspective view of the temple 6, FIG. 5B is a side view of the temple 6, and FIG. 5C is a top view of the temple 6. 5 (d) is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 5 (b), and FIG. 5 (e) is a vertical cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 5 (b). 5 (f) is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 5 (c). As shown in the cross-sectional view of FIG. 5E, the thickness of the temple 6 is kept to a minimum to maintain the required strength.
[0033]
FIG. 1 shows a temple 6 according to the first embodiment shown in FIG. 5 by means of a hinge 5 on the front part of the glasses, ie a rim 3 for fixing the lens 2 and a bridge 1 for fixing it, and the rim 3 and the temple. 6 is connected to the part including the wi 4 located in the middle of the wi. In this embodiment, the material of the front cell 9 and the material of the temple are of the same quality. N is the position where the nose pad has existed conventionally. FIG. 6 is a top view when using the glasses with the temple 6 of Example 1, and FIG. 7 is a side view when using the glasses.
[0034]
In Example 2 shown in FIG. 9, a temple 16 having a temple convex portion 16 a which is a curved surface formed of a synthetic resin material such as an epoxy resin at a certain size interval is provided so as to be in contact with the curved surface of the skin surface portion. Molding. As shown in each figure of FIG. 9, the temple outer portion 16b corresponding to the back side of the temple convex portion 16a is formed so as to be flat because it does not depend on the curved surface of the wearer's skin. FIG. 9A is a perspective view of the temple 6, FIG. 9B is a side view of the temple 16, and FIG. 9C is a top view of the temple 16. 9D is a cross-sectional view taken along the line A1-A1 in FIG. 9B, and FIG. 9E is a vertical cross-sectional view taken along the line B1-B1 in FIG. 9B. 9 (f) is a cross-sectional view taken along the line C1-C1 in FIG. 9 (c). As shown in the cross-sectional view of FIG. 9E, the thickness of the temple 16 is kept to a minimum to maintain necessary strength.
[0035]
FIG. 8 shows a temple 16 according to the second embodiment shown in FIG. 9 by means of a hinge 15 on the front part of the glasses, ie a rim 13 for fixing the lens 12, a bridge 11 for fixing it, and the rim 13 and the temple. It is connected to the part including the wis 14 located in the middle of 16. In this embodiment, the material of the front cell 19 and the material of the temple are of the same quality. N1 is the position where the nose pad has existed conventionally. FIG. 10 is a top view when using the glasses to which the temple 16 of the second embodiment is attached, and FIG. 11 is a side view when using the glasses.
[0036]
12 and 13 are schematic diagrams showing an embodiment of a side pad having a support structure. FIG. 12 shows an embodiment of a part employed in the temple portion of the third embodiment. 12 (ix) is a perspective view of the side pad 47, FIG. 12 (x) is a side view of the side pad 47, and FIG. 12 (xi) shows a top view of the side pad 47, respectively.
[0037]
FIG. 13 is a cross-sectional view of an embodiment of a side pad 47 including a side pad box 48, which is a part adopted as the temple part of the third embodiment. FIG. 13 (xii) is a sectional view of FIG. FIG. 13 (xiii) is a longitudinal sectional view of the side pad 47 taken along a cutting line II of FIG. 12 (xi). FIG. 13 (xiv) is a longitudinal sectional view of the side pad 47 taken along the section line II-II of FIG. 12 (x), and FIG. 13 (xv) is a section line III of FIG. 12 (xi). A vertical cross-sectional view of the side pad box 48, the side pad fixing portion projecting portion 47c, and the side pad box fixing screw 48c according to -III is shown.
[0038]
A side pad fixing portion projection 47c is brazed to the side pad fixing portion 47a, and a side pad fixing portion projection screw hole 47b is provided in the side pad fixing portion projection 47c. Then, the side pad box 48 is put on the side pad fixing portion projecting portion 47c, and the side pad box screw hole 48b has a side pad box hollow portion 48a also at a portion facing the side pad box. The side pad fixing portion is provided so as to penetrate the threaded hole 47b of the projecting portion of the side pad, and is fixed with the side pad box fixing screw 48c. In this case, the inner diameter of the side pad fixing portion projecting portion screw hole 47b is slightly smaller than the inner diameter of the side pad box screw hole 48b, and has a role of giving some play for fine adjustment. Fulfill.
[0039]
FIG. 16 is a perspective three-dimensional view showing each part of the temple 26 according to the third embodiment, in which characteristic parts are disassembled. The side pad fixing part 27a is brazed to the side pad fixing part projection 27c. Embedded in a side pad 27 made of silicon, covered with a side pad box 28, and fixed with a side pad box fixing screw 28c. A metal side pad arm 20 is brazed to one surface of the side pad box 28 from the direction indicated by P, and one end of the side pad arm 20 is brazed to the temple 26. Fix it.
FIG. 18 is a schematic view of a characteristic portion of the temple 26 according to the third embodiment. FIG. 18 (a2) is a perspective view of the temple 26, and FIG. 18 (b2) is a side view of the temple 26. FIG. 18 (c2) shows a top view of the temple.
[0040]
FIG. 14 shows a temple 26 according to the third embodiment shown in FIG. 15 by means of a hinge 25 on the front part of the glasses, ie a rim 23 for fixing the lens 22, a bridge 21 for fixing it, and a rim 23 and temple. It is connected to the part including the wis 24 located in the middle of 26. In this embodiment, the material of the front cell 29 and the material of the temple are of the same quality. N2 is the position where the nose pad has existed conventionally. FIG. 17 is a top view when using the glasses to which the temple 26 of the second embodiment is attached, and FIG. 18 is a side view when using the glasses.
[0041]
FIG. 21 is a perspective three-dimensional view in which each part of the embodiment of the improved type front cell applicable to any of Embodiments 1 to 3 is separated, and the specific gravity is higher than the metal front cell core 51 and the front cell. The front cell 52 is formed of a synthetic resin such as an epoxy resin so as to include the stopper 7 so as to include the large weight (weight) 10. Thereafter, a soft pad 8 made of latex foam is formed along the lower part of the front cell 52 and bonded. FIG. 19 shows an embodiment of the improved type cell. FIG. 19 (i1) is a perspective view of the cell 52, FIG. 19 (i2) is a side view of the cell 52, and FIG. i3) shows a top view of the preceding cell 52, respectively. FIG. 20 is a cross-sectional view of the improved destination cell 52, FIG. 20 (i4) is a cross-sectional view taken along the line IV-IV of FIG. 19 (i2), and FIG. FIG. 20 (i6) is a lateral sectional view taken along section line VI-VI in FIG. 19 (i2), and FIG. 20 (i7) is a lateral sectional view taken along section line VI-VI in FIG. 19 (i2). FIG. 20 (i8) is a longitudinal sectional view taken along section line VIII-VIII in FIG. 19 (i2), and FIG. 20 (i9) is a longitudinal sectional view taken along section line VII-VII in FIG. Shows a vertical cross-sectional view taken along section line IX-IX in FIG. 19 (i3).
[0042]
FIG. 22 is a schematic view showing an embodiment of an improved tip cell for an ear-hearing hearing aid applicable to any of the first to third embodiments. FIG. 22 (i10) is a perspective view of the tip cell 62. 22 (i11) is a side view of the tip cell 62, FIG. 22 (i12) is a longitudinal sectional view taken along the line XX of FIG. 22 (i11), and FIG. 22 (i13). FIG. 22 shows a top view of the preceding cell 62, and as shown in FIG. 22 (i12), portions different from those in the above-described embodiment were bonded to be along the lower part of the improved type preceding cell 62. That is, a groove 63 for an ear-hook type hearing aid is provided in a soft pad made of latex foam.
[0043]
【The invention's effect】
By removing the nose pad, which has been naturally taken as a matter of course, since the nose pad itself does not exist, no compression mark is generated, and even when sweating, the nose part does not slip down. In addition, the feeling of fatigue during the use of the glasses is reduced both physically and mentally, and since there is a sense of openness at the center of the face, especially between the eyes, the glasses can be used comfortably. In particular, with respect to women, there is no need to worry about the foundation (basic cosmetics) being peeled off every time the glasses are removed, so that the glasses can be freely attached and detached at any time and place. Further, by providing temples suitable for each wearer, unnecessary pressure on the temporal region by both temples is also eliminated. It is completely different from glasses that can barely be used, simply moving the compression position, in order to disperse the load at any position with respect to the part in contact with the glasses, the compression marks are almost incomparable with the conventional It is possible to provide innovative glasses that do not generate light. In some embodiments of the present invention, there is a form similar to a conventional frame that is not strange, so that it can be practically used immediately.
[0044]
In addition, in the embodiments of the present invention, even in the shape of the temple part as well as in the shape of the temple part, including the one that is not strange, since the degree of freedom is expanded as compared with the related art, the width of the decoration method and technique is also large. spread. Therefore, the degree of freedom of the design pursued by the designer is increased, and it is possible to pursue a variety of eyeglasses with a rich personality desired by consumers. As a result, there is great hope that the economy of the eyeglass-related industry could be driven.
[0045]
The purpose of using the eyeglasses provided by the present invention is, as in the past, correction of eyesight, reading, office work, and personal computer work (even if the eyesight is not bad, it is possible to protect the eyes by wearing special eyeglasses for protection) , And fashion.
[0046]
When the present invention is adopted in the industry, there is no need for a nose pad, and there is a concern that the economy of the industry that manufactures the clings portion classified as a nose pad will decline. However, this concern can be avoided by applying the conventional krings pad box portion and the core portion for fixing the pad that directly touches the skin as shown in FIGS. 9 and 10.
[0047]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a pair of eyeglasses to which a temple according to a first embodiment is attached, viewed from the rear left.
FIG. 2 is a schematic plan view showing the movement of the center of gravity which is a basic principle of the present invention.
FIG. 3 is a diagram of an embodiment showing a process of obtaining approximate data of a curved surface near a temporal region, particularly, around a cheekbone.
FIG. 4 is a diagram of an embodiment showing a process of obtaining approximate data of a curved surface near a temporal region, particularly a cheekbone.
FIG. 5 is a schematic view of the temple of Example 1 as viewed from various directions.
FIG. 6 is a top view when eyeglasses to which the temple according to the first embodiment is attached are used.
FIG. 7 is a side view when eyeglasses to which the temple according to the first embodiment is attached are used.
FIG. 8 is a perspective three-dimensional view from the rear left showing the glasses with the temple of Example 2 attached thereto.
FIG. 9 is a schematic view of a temple according to a second embodiment as viewed from various directions.
FIG. 10 is a top view when eyeglasses to which the temple according to the second embodiment is attached are used.
FIG. 11 is a side view when eyeglasses to which the temple according to the second embodiment is attached are used.
FIG. 12 is a schematic view of a side pad including a side pad box, which is an example of a portion adopted for the temple portion of the third embodiment.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a side pad including a side pad box, which is a part adopted as a temple part according to the third embodiment.
FIG. 14 is a perspective three-dimensional view from the left rear showing the glasses with the temple of Example 3 attached thereto.
FIG. 15 is a schematic view showing a characteristic portion in the temple of the third embodiment.
FIG. 16 is a perspective perspective view showing each portion of the temple of Example 3 in which characteristic portions are disassembled.
FIG. 17 is a top view when eyeglasses to which the temple of the third embodiment is attached are used.
FIG. 18 is a side view when eyeglasses to which the temple according to the third embodiment is attached are used.
FIG. 19 is an embodiment of the improved destination cell applicable to any of Embodiments 1 to 3.
FIG. 20 is a cross-sectional view of an embodiment of an improved tip cell applicable to any of Embodiments 1 to 3.
FIG. 21 is a perspective perspective view in which each part of the improved destination cell applicable to any of the first to third embodiments is separated.
FIG. 22 is a schematic view of an improved destination cell for an ear-hook hearing aid applicable to any of Embodiments 1 to 3.
[Explanation of symbols]
G0, G2, G3 The position of the center of gravity of the entire glasses
Current value finally measured during J measurement
M, M00, M01, M02, M03, M0x, M0n, M10, M20, M30, My0, Mm0, Mxy, Mmn Minimum constitutional unit of the pressure-sensitive measuring device
N0 Conventional nose pad
N, N1, N2, N5 The position where the nose pad existed until now
P Direction to connect side pad arm extending from temple
R The resistance value of the part where the resistance rod before measurement goes out of the cylindrical insulator to the skin side
s The length of the part where the resistance bar before measurement protrudes from the cylindrical insulator to the skin side
T The part newly added to the temple by the present invention
V Constant voltage applied to the minimum unit of the pressure-sensitive measuring device
z The length of the resistive rod finally moved during measurement
1,11,21,91 bridge
2,12,22 lens
3,13,23,94 rim
4,14,24 Satoshi
5,15,25 hinge
6,16,26,96 Temple
6a, 16a Temple convex surface
6b Temple concave surface
6c, 16c Temple upper part
6d, 16d Temple lower part
7,57 stopper
8,58 Soft pad
9,19,29,99 destination cell
10,50,90 weight (weight)
16b Temple outside part
20 Side pad arm
27, 47 Side pad
27a, 47a Side pad fixing part
27b, 47b Side pad fixed part projecting part screw hole
27c, 47c Side pad fixed part projection
28,48 Side pad box
28a, 48a Side pad box hollow part
28b, 48b Side pad box screw hole
28c, 48c Side pad box fixing screw
51,61 cell core
52,62 Improved type cell
63 Groove for ear hanging hearing aid
70 tubular insulator
71 Thin, circular insulator with a constant thickness
72 Resistance rod with uniform density and resistance value proportional to its length
73, 73a Contact portion on the skin surface layer side with resistance bar
74, 74a Contact portion on the cylindrical insulator side with the resistance rod
75 Electromotive force with constant voltage V
76 Ammeter
77 Pressure sensing type resistance rod moving device
78 Outer part of pressure sensitive measuring device
79 Insulator fixing part
80 Temporal fixed frame
81 Pressure sensing type measuring device
82 Part of internal circuit of pressure sensing type measuring device
83 Position of resistance bar before measurement
84 Width adjustment device for subject
85 Resistance rod moved during measurement
86 Insulator fixing frame
87 Subject's head
