JP2004353453A - Fuel supply system of cylinder direct injection cng engine - Google Patents

Fuel supply system of cylinder direct injection cng engine Download PDF

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JP2004353453A JP2003148459A JP2003148459A JP2004353453A JP 2004353453 A JP2004353453 A JP 2004353453A JP 2003148459 A JP2003148459 A JP 2003148459A JP 2003148459 A JP2003148459 A JP 2003148459A JP 2004353453 A JP2004353453 A JP 2004353453A
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pressure
combustion
cng
delivery pipe
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Satoshi Taniguchi
聡 谷口
Yukihiro Tsukasaki
之弘 塚▲崎▼
Kazuji Tsuruya
和司 鶴谷
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To optimally switch between a stratified combustion and a homogeneous combustion according to the operating state of an engine by maximally making use of the merit of the injection of high-pressure fuel. <P>SOLUTION: This fuel supply system of a CNG engine comprises an injector 17, a delivery pipe 13, and a pressure sensor 13a detecting pressure in the delivery pipe 13, and is formed to be switchable between the stratified combustion and the homogeneous combustion. A pressure reduction system (high-pressure regulator) for reducing the pressure of the CNG fuel is eliminated from a fuel supply line 14 and, based on the pressure in the delivery pipe 13, a pre-determined combustion map area is selected and, based on a control method pre-determined in the combustion map area, combustion is switched between the stratified combustion and the homogeneous combustion. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)を筒内に直接噴射し、成層リーンバーン運転領域を有する筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムに関し、さらに詳しくは、高圧燃料噴射のメリットを最大限に生かし、CNGエンジンの運転状況に応じて成層燃焼と均質燃焼を最適に切り替えることができる筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エネルギー対策や環境対策等の観点から、自動車用内燃機関の燃料として圧縮天然ガス(CNG)を利用するとともに、その燃費の向上や出力向上を図るべく、筒内にCNG燃料を燃料噴射弁によって直接噴射し、リーンバーン運転領域を有する筒内直噴CNGエンジン(以下、適宜CNGエンジンと記す)の開発が盛んに行われており、種々の技術が提案されている。
【0003】
このような筒内直噴CNGエンジンは、通常、CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベと、各気筒内にCNG燃料を直接噴射する燃料噴射弁と、CNG燃料を高圧で蓄圧し各燃料噴射弁に分配するデリバリパイプと、デリバリパイプ内の圧力を検出する圧力センサと、CNG燃料ボンベとデリバリパイプとを接続する燃料供給パイプの途中に設けられ、CNG燃料を所定圧力に減圧する高圧レギュレータ(減圧システム)とを備え、成層燃焼と均質燃焼とを切り替え可能に構成されている。
【0004】
CNG燃料は、CNG燃料ボンベにおいて高圧(たとえば、最大20MPa程度)で蓄圧されているが、このCNG燃料ボンベから圧送されると、デリバリパイプに供給される前に上記高圧レギュレータによって一定圧力(たとえば、5MPa程度の低圧)に減圧される。
【0005】
したがって、従来は、上記一定圧力値に対応する燃焼マップが予め設定されており、このマップに基づき、エンジンの回転数と負荷状況等に応じた成層燃焼と均質燃焼とを切り替える制御を行っていた。
【0006】
なお、他の関連技術として、たとえば、吸気ポートにガス燃料を噴射するガス燃料噴射装置、すなわち、エンジン運転条件に応じて燃料噴射弁に導かれる燃料圧力を段階的に調整するガス燃料噴射装置が提案されている(特許文献1参照)。また、燃料噴射圧が変化しても、安定した燃焼状態を維持できる技術が提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−284703号公報
【特許文献2】
特開平11−271311号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、CNG燃料ボンベから出たCNG燃料が高圧レギュレータによって減圧されるので、高圧で筒内に直接噴射される場合のメリットを最大限利用できない。すなわち、CNG燃料を高圧噴射できれば、燃料噴射期間を短くでき圧縮行程噴射ができるため、成層燃焼成立範囲を拡大して高燃費にできるというメリットや、広範囲で圧縮行程噴射が可能になるため、均質燃焼でも出力が上がるというメリットを最大限利用できない。
【0009】
また、CNG燃料を比較的高圧で調圧した場合、上記高圧噴射のメリットは得られるが、CNG燃料ボンベの残圧を有効に利用できないので航続走行距離が伸びず、さらに燃料噴射弁のダイナミックレンジ不足から噴射量が小さい時の燃焼が成立しない可能性もある。
【0010】
また、高圧レギュレータと電磁弁開閉による減圧システムでは、燃料供給系統が複雑となり、過渡時等への応答性を確保できない虞もある。
【0011】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高圧燃料噴射のメリットを最大限に生かし、CNGエンジンの運転状況に応じて成層燃焼と均質燃焼を最適に切り替えることができる筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムは、燃焼室内に設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、CNG燃料ボンベから圧送されてきた前記CNG燃料を前記燃料噴射弁に分配するデリバリパイプと、前記デリバリパイプ内の圧力を検出する圧力センサとを備え、成層燃焼と均質燃焼とを切り替え可能に構成された筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムにおいて、前記CNG燃料ボンベから前記燃料噴射弁に至る燃料供給ラインに当該CNG燃料の圧力を減圧するための減圧システムを無くし、前記デリバリパイプ内の圧力に基づいて予め定めた燃焼マップエリアを選択し、当該燃焼マップエリア内に予め定められた制御方法に基づいて成層燃焼と均質燃焼とを切り替えるように構成したことを特徴とするものである。
【0013】
したがって、この発明によれば、上記減圧システムが無いため、高圧燃料噴射のメリットを最大限に生かすことができ、CNGエンジンの運転状況に応じて上記燃焼マップエリアに基づき成層燃焼と均質燃焼を最適に切り替えることができる。
【0014】
また、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムは、燃焼室内に複数の燃料噴射弁を設け、前記デリバリパイプ内の圧力に基づいて一部の燃料噴射弁を使い分けるか、またはすべての燃料噴射弁を使って前記CNG燃料を噴射するように構成したことを特徴とするものである。
【0015】
したがって、この発明によれば、ダイナミックレンジの狭い燃料噴射弁であっても、これらをデリバリパイプ内の圧力に基づいて選択的に使用することにより、要求される燃料噴射量を確保することができ、低圧から高圧まで広範囲に対応することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムの実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。図1に示すように、CNGエンジン10は、CNG燃料をインジェクタ(燃料噴射弁)17によって燃焼室10aに直接噴射する直噴式であり、成層燃焼と均質燃焼とを切り替え可能に構成されている。このインジェクタ17は、要求される最小噴射量から最大噴射量までを網羅する広ダイナミックレンジのものを使用している。
【0018】
このCNGエンジン10は、基本的には通常の直噴式のガソリンエンジンと同様の構成となっているが、CNG燃料を供給できるようにするために、燃料供給系統の構成が当該ガソリンエンジンの場合と異なっている。なお、排気系統の構成は、図示を省略してある。
【0019】
CNG燃料ボンベ12は、CNG燃料を高圧(たとえば、最大20MPa程度)状態で貯蔵するためのものである。なお、図示を省略するが、CNG燃料ボンベ12は、ボンベ内の圧力を検出する圧力センサや、温度を検出する温度センサを備えている。このCNG燃料ボンベ12とCNGエンジン10のデリバリパイプ13とは、燃料供給パイプ(燃料供給ライン)14によって接続されている。
【0020】
このデリバリパイプ13は、燃料供給パイプ14で圧送されてきたCNG燃料を各インジェクタ17に分配するためのものであり、当該デリバリパイプ13内の圧力を検出する圧力センサ13aや、温度を検出する温度センサ13bを備えている。
【0021】
燃料供給パイプ14には、CNG燃料ボンベ12からデリバリパイプ13に圧送されてくるCNG燃料を所定圧力に調節するための高圧レギュレータ(減圧システム)は、設けられていない。この点が、従来の筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムと大きく異なっている。
【0022】
また、デリバリパイプ13直前の燃料供給パイプ14には、通常時は開弁され、圧抜き制御時等の必要時に閉弁される遮断弁16が設けられている。この圧抜き制御を行う理由は、次の通りである。
【0023】
すなわち、CNGエンジン10を停止(イグニションスイッチオフ)すると、CNG燃料中に含まれる汚染成分(コンプレッサーオイル等)がインジェクタ17の内部やシール部に付着し、インジェクタ17の動作不良やCNGエンジン10の始動不良を起こす虞があるので、これを抑制するために、CNGエンジン10の停止後にデリバリパイプ13内に残存するCNG燃料を抜き取る必要があるからである。
【0024】
したがって、この圧抜き制御は、CNGエンジン10の停止後に遮断弁16を閉弁し、デリバリパイプ13への新たな燃料供給を遮断するとともに、CNGエンジン10を所定時間回転させ、デリバリパイプ13内に残存するCNG燃料をインジェクタ17によって燃焼室10aに噴射して消費すればよい。このように、遮断弁16を設けることにより、デリバリパイプ13の圧抜き制御を容易に行うことができる。
【0025】
なお、CNGエンジン10、インジェクタ17、遮断弁16等は、圧力センサ13aや温度センサ13b等の各種センサ情報に基づいて、図示しない電子制御ユニット(ECU)によって制御されている。
【0026】
つぎに、CNGエンジン10の燃料供給システムの制御方法について図2〜図5に基づいて説明する。ここで、図2は、CNGエンジン10の燃料供給システムの制御方法を示すフローチャート、図3は、デリバリパイプ13内の圧力に応じて準備された燃焼マップエリアを示すマップ図である。
【0027】
また、図4は、選択された燃焼マップエリアにおける制御内容の一例を示す概念図である。図5は、燃焼マップエリア毎に成立する成層燃焼と均質燃焼の範囲を示すグラフ図であり、図5(1)に燃焼マップエリアAの燃焼範囲の一例を示し、図5(2)に燃焼マップエリアBの燃焼範囲の一例を示してある。
【0028】
図2に示すように、先ず、デリバリパイプ13内の圧力を圧力センサ13aによって計測する(ステップS10)。つぎに、計測された圧力値に対応する燃焼マップエリア(A,B,C,・・・・)を、図3に示すマップ図から選択する(ステップS11)。
【0029】
図3に示すように、この燃焼マップエリア(A,B,C,・・・・)は、補正は行うが基本的に同じ制御で成立する範囲で予め細かく設定されている。すなわち、CNG燃料ボンベ12内の燃料消費に伴い、燃料噴射圧力(デリバリパイプ13内圧力)が次第に低下してくるので、種々の圧力(たとえば、20MPa〜19MPa,19MPa〜18MPa,18MPa〜17MPa,・・・)に対応した燃焼マップエリア(A,B,C,・・・・)が設定されている。
【0030】
そしてさらに、図4に示すように、上記各燃焼マップエリア(A,B,C,・・・・)毎に、成層燃焼と均質燃焼の切り替え制御や、燃焼時の各パラメータマップ(たとえば、燃料噴射期間、燃料噴射時期、点火時期等のマップ)が予め細かく設定されている。このように設定することで、ロバスト性に乏しい成層燃焼(たとえば、燃料噴射量を変えたら噴射時期や点火時期等も変えないと、燃焼が成立しない)を精度良く制御できる。
【0031】
なお、従来技術では、前述したように、デリバリパイプ内の圧力は高圧レギュレータによって一定圧力(たとえば、5MPa程度の低圧)に減圧されているので、当該一つの圧力値に対応する燃焼マップが予め設定されているのみであり、本発明のように各圧力毎に多数の燃焼マップエリアが設定されているものではない。
【0032】
つぎに、上記ステップS11に続いて、選択された燃焼マップエリア内での制御ロジックで成層燃焼と均質燃焼を切り替える(ステップS12)。すなわち、CNGエンジン10の負荷および回転状況に応じて、予め設定されている各燃焼時の各パラメータマップ(たとえば、燃料噴射期間、燃料噴射時期、点火時期等のマップ)を用いて最適な燃焼制御を行う(図4参照)。
【0033】
また、上述したように、燃料供給パイプ14には、CNG燃料ボンベ12からデリバリパイプ13に圧送されてくるCNG燃料を減圧するための高圧レギュレータは設けられていない。したがって、CNG燃料ボンベ12から圧送されてくる高圧のCNG燃料をインジェクタ17から燃焼室10a内に直接噴射することができる。
【0034】
すなわち、噴射圧力が高いほど、短い噴射期間で多量のCNG燃料を圧縮行程で噴射することができるので、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させることができ(たとえば、図5(1)参照)、燃費を向上させることができる。
【0035】
また、吸気行程でCNG燃料を燃焼室10a内に直接噴射すると、噴射されたCNG燃料によって新気の吸入が邪魔されて、その分、新気吸入量が減少し、この吸入空気量不足から出力が低下する。
【0036】
これに対し、本実施の形態1では、上述のように噴射圧力を高くできるので、広範囲に圧縮行程早期の噴射が可能となって吸入空気量を確保することができ、均質燃焼でも出力を向上させることができる。
【0037】
以上のように、この実施の形態1に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、高圧燃料噴射のメリットを最大限に生かし、CNGエンジン10の運転状況に応じて成層燃焼と均質燃焼を最適に切り替えることができる。
【0038】
特に、ロバスト性に乏しい成層燃焼を高負荷・高回転域まで成立させることができ、燃費を向上させることができる。また、噴射圧力を高くできるので、広範囲に圧縮行程早期の噴射が可能となって吸入空気量を確保することができ、均質燃焼でも出力を向上させることができる。
【0039】
また、この筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、制御や燃焼パラメータ等の適合性をとるといったソフト面に関しては、従来技術よりも複雑化されるものの、燃料供給システムのハード面に関しては、高圧レギュレータ等の減圧システムを設けていないので、システム全体を簡素化することができる。
【0040】
すなわち、上記減圧システムを設けていないので、CNG燃料ボンベ12の残圧を有効利用でき、航続走行距離を伸ばすことができる。また、燃焼制御において過渡時(たとえば、減速時や加速時等)等への応答性の確保ができるとともに、大幅な部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0041】
なお、上記実施の形態1においては、遮断弁16を設け、必要時にCNG燃料の供給を遮断できるように構成するものとして説明したが、当該遮断弁16を用いた上記圧抜き制御を実施しないのであれば、インジェクタ17自身が燃料遮断機能を備えているので、必ずしも遮断弁16を設けなくてもよい。
【0042】
また、上記実施の形態1においては、4気筒のCNGエンジン10を例にして本発明を適用したが、これに限定されず、4気筒以外の気筒数のCNGエンジンに適用してもよく、上記と同様の効果を期待できる。
【0043】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。なお、以下の説明において、すでに説明した部材と同一もしくは相当する部材には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0044】
図6に示すように、各燃焼室10a内に一対の第1インジェクタ17aおよび第2インジェクタ17bを対向配置し、これらにCNG燃料を供給するための燃料供給パイプ14やデリバリパイプ13等を配設したものである。なお、燃焼室10aにおいて、たとえば第1インジェクタ17aは吸気側に配設され、第2インジェクタ17bは排気側に配設されている。
【0045】
この燃料供給システムは、対向する一対のインジェクタ17a,17bのうち、デリバリパイプ13内の圧力に基づいて、以下に示すようにいずれか一方を使い分けるか、あるいは両方を使うことによって、要求される燃料噴射量を確保できるように構成したものである。
【0046】
すなわち、先ず、低圧側で燃料噴射を行う場合の制御例について説明する。たとえば、所定低圧時に第1インジェクタ17aが最小噴射量から最大噴射量まで噴射でき、第2インジェクタ17bが第1インジェクタ17aよりも低噴射量で噴射できる構成となっている場合に、デリバリパイプ13内の圧力が上記所定低圧値よりも上昇すると、第1インジェクタ17aによる最小噴射量では噴射量が多くなり過ぎるため、第1インジェクタ17aから第2インジェクタ17bに切り替えることにより最小噴射量を確保する。
【0047】
つぎに、高圧側で燃料噴射を行う場合の制御例について説明する。たとえば、所定高圧時に第1インジェクタ17aが最小噴射量から最大噴射量まで噴射でき、第2インジェクタ17bがさらに高噴射量を噴射できる構成となっている場合に、デリバリパイプ13内の圧力が上記所定高圧値よりも低下すると、第1インジェクタ17aは最大噴射量で噴射できなくなるので、要求噴射量を所定時間内に噴射できなくなる。そこで、第1インジェクタ17aから第2インジェクタ17bに切り替えて要求噴射量を確保するか、あるいは両方のインジェクタ17a,17bの使用に切り替え、両インジェクタ17a,17bによって要求噴射量を適宜分担して噴射することにより要求噴射量を確保する。
【0048】
このように、両インジェクタ17a,17bのうち、デリバリパイプ13内の圧力に基づいていずれか一方を使い分けるか、あるいは両方を使うことによって、要求される燃料噴射量を確保することができ、低圧から高圧まで広範囲に対応することができる。
【0049】
なお、システム全体の制御動作については、上記2つのインジェクタ17a,17bを選択的に使用する以外は、上記実施の形態1の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
【0050】
以上のように、この実施の形態2に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、両インジェクタ17a,17bのうち、デリバリパイプ13内の圧力に基づいていずれか一方を使い分けるか、あるいは両方を使うことによって、要求される燃料噴射量を確保することができ、低圧から高圧まで広範囲に対応することができる。
【0051】
したがって、ダイナミックレンジの狭いインジェクタ17a,17bであっても、低圧から高圧まで広範囲に対応することができ、広ダイナミックレンジのインジェクタの設置を要求されないので、インジェクタ17a,17bの設計が容易になりコストダウンを図ることができるとともに、上記実施の形態1の場合と同様の効果を期待できる。
【0052】
なお、上記実施の形態2においては、燃焼室10aにおいて、2つのインジェクタ17a,17bのうち、一方の第1インジェクタ17aを吸気側に配設し、他方の第2インジェクタ17bを排気側に配設するものとして説明したが、これに限定されず、たとえば、2つのインジェクタを、燃焼室10aの吸気側と点火プラグのある中央部付近に配設してもよく、また、3つ以上のインジェクタを燃焼室10aの吸気側、中央部、排気側のいずれかに配設してもよい。これらの場合にも、上記実施の形態2の場合と同様の要領で、デリバリパイプ13内の圧力に基づいて各インジェクタを選択的に使用し、要求される燃料噴射量を確保することによって、低圧から高圧まで広範囲に対応することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、CNG燃料ボンベから燃料噴射弁に至る燃料供給ラインにCNG燃料の減圧システムを無くし、デリバリパイプ内の圧力に基づいて予め定めた燃焼マップエリアを選択し、当該燃焼マップエリア内に予め定められた制御方法に基づいて成層燃焼と均質燃焼とを切り替えるように構成したので、高圧燃料噴射のメリットを最大限に生かし、CNGエンジンの運転状況に応じて成層燃焼と均質燃焼を最適に切り替えることができる。
【0054】
特に、ロバスト性に乏しい成層燃焼を高負荷・高回転域まで成立させることができ、燃費を向上させることができる。また、噴射圧力を高くできるので、広範囲で圧縮行程噴射が可能となり、均質燃焼でも出力を向上させることができる。
【0055】
さらに、燃料供給システムのハード面に関しては、高圧レギュレータ等の減圧システムを設けていないので、CNG燃料ボンベの残圧を有効利用でき、航続走行距離を伸ばすことができる。また、システム全体を簡素化することができるので、燃焼制御において過渡時等への応答性の確保ができるとともに、大幅な部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0056】
また、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、燃焼室内に複数の燃料噴射弁を設け、これらの燃料噴射弁をデリバリパイプ内の圧力に基づいて選択的に使用して燃料噴射するように構成したので、ダイナミックレンジの狭い燃料噴射弁であっても、要求される燃料噴射量を確保することができ、低圧から高圧まで広範囲に対応することができる。また、広ダイナミックレンジの燃料噴射弁の設置を要求されないので、燃料噴射弁の設計が容易になり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。
【図2】CNGエンジンの燃料供給システムの制御方法を示すフローチャートである。
【図3】デリバリパイプ内の圧力に応じて準備された燃焼マップエリアを示すマップ図である。
【図4】選択された燃焼マップエリアにおける制御内容の一例を示す概念図である。
【図5】燃焼マップエリア毎に成立する成層燃焼と均質燃焼の範囲を示すグラフ図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。
【符号の説明】
10 CNGエンジン
10a 燃焼室
12 CNG燃料ボンベ
13 デリバリパイプ
13a 圧力センサ
13b 温度センサ
14 燃料供給パイプ(燃料供給ライン)
16 遮断弁
17 インジェクタ(燃料噴射弁)
17a 第1インジェクタ(燃料噴射弁)
17b 第2インジェクタ(燃料噴射弁)
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel supply system for an in-cylinder direct injection CNG engine having a stratified lean burn operation region by directly injecting compressed natural gas (CNG) into a cylinder, and more particularly to the advantages of high-pressure fuel injection. The present invention relates to a fuel supply system for an in-cylinder direct injection CNG engine capable of optimally switching between stratified combustion and homogeneous combustion in accordance with the operating state of the CNG engine by making the most of the above.
[0002]
[Prior art]
In recent years, from the viewpoint of energy and environmental measures, compressed natural gas (CNG) has been used as fuel for internal combustion engines for automobiles, and CNG fuel has been injected into cylinders to improve fuel efficiency and output. In-cylinder direct injection CNG engines having a lean burn operation region (hereinafter, appropriately referred to as CNG engines) have been actively developed, and various technologies have been proposed.
[0003]
Such an in-cylinder direct injection CNG engine usually includes a CNG fuel cylinder for storing CNG fuel, a fuel injection valve for directly injecting CNG fuel into each cylinder, and a high pressure accumulating CNG fuel for each fuel injection valve. A delivery pipe for distributing, a pressure sensor for detecting the pressure in the delivery pipe, and a high-pressure regulator (a pressure reducing system) provided in the middle of a fuel supply pipe connecting the CNG fuel cylinder and the delivery pipe, for reducing the pressure of the CNG fuel to a predetermined pressure. ), And can be switched between stratified combustion and homogeneous combustion.
[0004]
The CNG fuel is stored at a high pressure (for example, about 20 MPa) in the CNG fuel cylinder. When the CNG fuel is pressure-fed from the CNG fuel cylinder, the CNG fuel is supplied at a constant pressure (for example, by the high pressure regulator) before being supplied to the delivery pipe. The pressure is reduced to a low pressure of about 5 MPa).
[0005]
Therefore, conventionally, a combustion map corresponding to the above-mentioned constant pressure value is set in advance, and based on this map, control for switching between stratified combustion and homogeneous combustion according to the engine speed and load condition has been performed. .
[0006]
In addition, as another related art, for example, a gas fuel injection device that injects gas fuel into an intake port, that is, a gas fuel injection device that adjusts a fuel pressure guided to a fuel injection valve stepwise according to engine operating conditions is known. It has been proposed (see Patent Document 1). Further, a technique has been proposed that can maintain a stable combustion state even when the fuel injection pressure changes (see Patent Document 2).
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-8-284703 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-271313
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described prior art, since the CNG fuel discharged from the CNG fuel cylinder is depressurized by the high-pressure regulator, the merit of directly injecting the CNG fuel into the cylinder at a high pressure cannot be maximized. In other words, if CNG fuel can be injected at high pressure, the fuel injection period can be shortened and compression stroke injection can be performed, so that stratified combustion can be expanded to achieve high fuel efficiency. The advantage that the output increases even in combustion cannot be used to the utmost.
[0009]
When the pressure of the CNG fuel is regulated at a relatively high pressure, the advantage of the high pressure injection described above can be obtained. Due to the shortage, combustion when the injection amount is small may not be established.
[0010]
Further, in the pressure reducing system using the high-pressure regulator and the opening and closing of the electromagnetic valve, the fuel supply system becomes complicated, and there is a possibility that responsiveness to a transient state or the like cannot be secured.
[0011]
The present invention has been made in view of the above, and has the advantage of high-pressure fuel injection to the utmost, and is capable of optimally switching between stratified combustion and homogeneous combustion in accordance with the operating condition of a CNG engine. An object of the present invention is to provide a fuel supply system for a CNG engine.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a fuel supply system for a direct injection CNG engine according to the present invention includes a fuel injection valve provided in a combustion chamber for injecting CNG fuel, and the CNG pressure-fed from a CNG fuel cylinder. Fuel supply for an in-cylinder direct injection CNG engine including a delivery pipe for distributing fuel to the fuel injection valve, and a pressure sensor for detecting a pressure in the delivery pipe, and configured to be able to switch between stratified combustion and homogeneous combustion. In the system, a pressure reducing system for reducing the pressure of the CNG fuel is eliminated in a fuel supply line from the CNG fuel cylinder to the fuel injection valve, and a predetermined combustion map area is selected based on the pressure in the delivery pipe. And switching between stratified combustion and homogeneous combustion based on a control method predetermined in the combustion map area. It is characterized in that the form.
[0013]
Therefore, according to the present invention, since there is no pressure reducing system, the advantages of high pressure fuel injection can be maximized, and stratified combustion and homogeneous combustion can be optimized based on the combustion map area according to the operating condition of the CNG engine. You can switch to
[0014]
Further, the fuel supply system for a direct injection CNG engine according to the present invention is provided with a plurality of fuel injection valves in the combustion chamber, and selectively uses some or all of the fuel injection valves based on the pressure in the delivery pipe. The CNG fuel is injected using the fuel injection valve of (1).
[0015]
Therefore, according to the present invention, even if the fuel injection valves have a narrow dynamic range, the required fuel injection amount can be ensured by selectively using them based on the pressure in the delivery pipe. It can handle a wide range from low pressure to high pressure.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a fuel supply system for a direct injection CNG engine according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. It should be noted that the present invention is not limited by the embodiment.
[0017]
Embodiment 1 FIG.
FIG. 1 is a schematic diagram showing a fuel supply system of a direct injection CNG engine according to Embodiment 1 of the present invention. As shown in FIG. 1, the CNG engine 10 is a direct injection type in which CNG fuel is directly injected into a combustion chamber 10a by an injector (fuel injection valve) 17, and is configured to be capable of switching between stratified combustion and homogeneous combustion. The injector 17 has a wide dynamic range covering a required minimum injection amount to a maximum injection amount.
[0018]
The CNG engine 10 has basically the same configuration as a normal direct-injection gasoline engine. However, in order to supply CNG fuel, the configuration of a fuel supply system is different from that of the gasoline engine. Is different. The illustration of the configuration of the exhaust system is omitted.
[0019]
The CNG fuel cylinder 12 is for storing the CNG fuel at a high pressure (for example, about 20 MPa at maximum). Although not shown, the CNG fuel cylinder 12 includes a pressure sensor for detecting the pressure in the cylinder and a temperature sensor for detecting the temperature. The CNG fuel cylinder 12 and the delivery pipe 13 of the CNG engine 10 are connected by a fuel supply pipe (fuel supply line) 14.
[0020]
The delivery pipe 13 is for distributing the CNG fuel pumped by the fuel supply pipe 14 to each of the injectors 17, and includes a pressure sensor 13a for detecting the pressure in the delivery pipe 13 and a temperature sensor for detecting the temperature. The sensor 13b is provided.
[0021]
The fuel supply pipe 14 is not provided with a high-pressure regulator (decompression system) for adjusting the CNG fuel pressure-fed from the CNG fuel cylinder 12 to the delivery pipe 13 to a predetermined pressure. This point is greatly different from the fuel supply system of the conventional in-cylinder direct injection CNG engine.
[0022]
The fuel supply pipe 14 immediately before the delivery pipe 13 is provided with a shut-off valve 16 that is normally opened and closed when necessary, such as during depressurization control. The reason for performing this pressure release control is as follows.
[0023]
That is, when the CNG engine 10 is stopped (ignition switch is turned off), pollutants (compressor oil and the like) contained in the CNG fuel adhere to the inside of the injector 17 and the seal portion, and the malfunction of the injector 17 and the start of the CNG engine 10 are started. This is because there is a possibility that a defect may occur, and in order to suppress this, it is necessary to extract the CNG fuel remaining in the delivery pipe 13 after the CNG engine 10 stops.
[0024]
Therefore, in this pressure release control, after the CNG engine 10 is stopped, the shutoff valve 16 is closed, new fuel supply to the delivery pipe 13 is shut off, and the CNG engine 10 is rotated for a predetermined time, and the pressure in the delivery pipe 13 is reduced. The remaining CNG fuel may be injected into the combustion chamber 10a by the injector 17 and consumed. By providing the shut-off valve 16 in this manner, the pressure release control of the delivery pipe 13 can be easily performed.
[0025]
The CNG engine 10, the injector 17, the shutoff valve 16, and the like are controlled by an electronic control unit (ECU) (not shown) based on various types of sensor information such as the pressure sensor 13a and the temperature sensor 13b.
[0026]
Next, a control method of the fuel supply system of the CNG engine 10 will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 2 is a flowchart illustrating a control method of the fuel supply system of the CNG engine 10, and FIG. 3 is a map diagram illustrating a combustion map area prepared according to the pressure in the delivery pipe 13.
[0027]
FIG. 4 is a conceptual diagram showing an example of control contents in a selected combustion map area. FIG. 5 is a graph showing the ranges of stratified combustion and homogeneous combustion established for each combustion map area. FIG. 5 (1) shows an example of the combustion range of the combustion map area A, and FIG. An example of the combustion range of the map area B is shown.
[0028]
As shown in FIG. 2, first, the pressure in the delivery pipe 13 is measured by the pressure sensor 13a (Step S10). Next, a combustion map area (A, B, C,...) Corresponding to the measured pressure value is selected from the map shown in FIG. 3 (step S11).
[0029]
As shown in FIG. 3, the combustion map areas (A, B, C,...) Are finely set in advance in a range which is corrected but basically achieved by the same control. That is, the fuel injection pressure (the pressure in the delivery pipe 13) gradually decreases as the fuel in the CNG fuel cylinder 12 is consumed, so that various pressures (for example, 20 MPa to 19 MPa, 19 MPa to 18 MPa, 18 MPa to 17 MPa,. ..) are set for the combustion map areas (A, B, C,...).
[0030]
Further, as shown in FIG. 4, for each of the combustion map areas (A, B, C,...), Control for switching between stratified combustion and homogeneous combustion, and each parameter map (for example, fuel The map of injection period, fuel injection timing, ignition timing, etc.) is previously set finely. With this setting, stratified charge combustion with poor robustness (for example, if the fuel injection amount is changed and the injection timing, ignition timing, etc. are not changed, combustion is not achieved) can be accurately controlled.
[0031]
In the related art, as described above, since the pressure in the delivery pipe is reduced to a constant pressure (for example, a low pressure of about 5 MPa) by the high-pressure regulator, a combustion map corresponding to the one pressure value is set in advance. This does not mean that many combustion map areas are set for each pressure as in the present invention.
[0032]
Next, following step S11, the control logic in the selected combustion map area switches between stratified combustion and homogeneous combustion (step S12). That is, optimal combustion control is performed by using a preset parameter map (for example, a map of a fuel injection period, a fuel injection timing, an ignition timing, etc.) for each combustion according to the load and the rotation state of the CNG engine 10. (See FIG. 4).
[0033]
Further, as described above, the fuel supply pipe 14 is not provided with the high-pressure regulator for reducing the pressure of the CNG fuel sent from the CNG fuel cylinder 12 to the delivery pipe 13. Therefore, the high-pressure CNG fuel pressure-fed from the CNG fuel cylinder 12 can be directly injected from the injector 17 into the combustion chamber 10a.
[0034]
That is, as the injection pressure is higher, a larger amount of CNG fuel can be injected in a compression stroke in a shorter injection period, so that stratified charge combustion can be achieved up to a high load and high revolution range (for example, FIG. 5 (1)). See), and fuel efficiency can be improved.
[0035]
Further, when CNG fuel is directly injected into the combustion chamber 10a during the intake stroke, the intake of fresh air is hindered by the injected CNG fuel, and the amount of fresh air intake is reduced accordingly. Decreases.
[0036]
On the other hand, in the first embodiment, since the injection pressure can be increased as described above, injection can be performed in a wide range at an early stage of the compression stroke, the intake air amount can be secured, and the output can be improved even in homogeneous combustion. Can be done.
[0037]
As described above, according to the fuel supply system of the in-cylinder direct injection CNG engine according to the first embodiment, the advantages of the high-pressure fuel injection are maximized, and the stratified combustion and the homogeneous The combustion can be switched optimally.
[0038]
In particular, stratified charge combustion with poor robustness can be achieved up to a high load and high speed range, and fuel efficiency can be improved. Further, since the injection pressure can be increased, it is possible to perform injection in a wide range at an early stage of the compression stroke, to secure an intake air amount, and to improve output even in homogeneous combustion.
[0039]
Further, according to the fuel supply system of the in-cylinder direct injection CNG engine, although the software aspects such as adaptation of control and combustion parameters are more complicated than those of the prior art, the hardware aspects of the fuel supply system are not. Since no pressure reducing system such as a high-pressure regulator is provided, the entire system can be simplified.
[0040]
That is, since the pressure reducing system is not provided, the residual pressure of the CNG fuel cylinder 12 can be effectively used, and the cruising distance can be extended. In addition, it is possible to ensure responsiveness to transitions (for example, during deceleration and acceleration) in combustion control, and to achieve cost reduction by greatly reducing the number of parts.
[0041]
In the first embodiment, the shut-off valve 16 is provided so that the supply of the CNG fuel can be shut off when necessary. However, since the pressure release control using the shut-off valve 16 is not performed, If there is, the injector 17 itself has a fuel shut-off function, so that the shut-off valve 16 is not necessarily provided.
[0042]
Further, in the first embodiment, the present invention is applied to the four-cylinder CNG engine 10 as an example. However, the present invention is not limited to this, and may be applied to a CNG engine having a number of cylinders other than four. The same effect can be expected.
[0043]
Embodiment 2 FIG.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a fuel supply system for a direct injection CNG engine according to Embodiment 2 of the present invention. In the following description, members that are the same as or correspond to those already described are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
[0044]
As shown in FIG. 6, a pair of a first injector 17a and a second injector 17b are arranged in each combustion chamber 10a to face each other, and a fuel supply pipe 14, a delivery pipe 13, and the like for supplying CNG fuel thereto are provided. It was done. In the combustion chamber 10a, for example, the first injector 17a is arranged on the intake side, and the second injector 17b is arranged on the exhaust side.
[0045]
This fuel supply system uses either one of the pair of opposed injectors 17a and 17b based on the pressure in the delivery pipe 13 as shown below, or uses both of them to provide the required fuel. The configuration is such that the injection amount can be secured.
[0046]
That is, first, a control example in the case of performing fuel injection on the low pressure side will be described. For example, when the first injector 17a can inject from the minimum injection amount to the maximum injection amount at a predetermined low pressure and the second injector 17b can inject at a lower injection amount than the first injector 17a, the delivery pipe 13 Is higher than the predetermined low pressure value, the minimum injection amount by the first injector 17a is too large. Therefore, the minimum injection amount is secured by switching from the first injector 17a to the second injector 17b.
[0047]
Next, a control example in the case of performing fuel injection on the high pressure side will be described. For example, when the first injector 17a is capable of injecting a minimum injection amount to a maximum injection amount at a predetermined high pressure and the second injector 17b is capable of injecting a higher injection amount, the pressure in the delivery pipe 13 is reduced to the predetermined value. If the pressure drops below the high pressure value, the first injector 17a cannot perform the injection with the maximum injection amount, so that the required injection amount cannot be injected within the predetermined time. Therefore, the required injection amount is secured by switching from the first injector 17a to the second injector 17b, or the use is switched to use of both the injectors 17a, 17b, and the required injection amount is appropriately shared by the two injectors 17a, 17b to perform injection. As a result, the required injection amount is secured.
[0048]
As described above, by selectively using one of the two injectors 17a and 17b based on the pressure in the delivery pipe 13 or using both of them, the required fuel injection amount can be secured, and the low pressure can be maintained. Can handle a wide range up to high pressure.
[0049]
The control operation of the whole system is the same as that of the first embodiment except that the two injectors 17a and 17b are selectively used, and thus the duplicated description will be omitted.
[0050]
As described above, according to the fuel supply system of the in-cylinder direct injection CNG engine according to the second embodiment, one of the two injectors 17a and 17b is selectively used based on the pressure in the delivery pipe 13. Alternatively, by using both, the required fuel injection amount can be secured, and a wide range from low pressure to high pressure can be handled.
[0051]
Therefore, even if the injectors 17a and 17b have a narrow dynamic range, the injectors 17a and 17b can cope with a wide range from a low pressure to a high pressure, and the installation of the injector having a wide dynamic range is not required. Downsizing can be achieved, and the same effect as in the first embodiment can be expected.
[0052]
In the second embodiment, in the combustion chamber 10a, one of the two injectors 17a and 17b is disposed on the intake side, and the other second injector 17b is disposed on the exhaust side. However, the present invention is not limited to this. For example, two injectors may be provided near the intake side of the combustion chamber 10a and near the center of the ignition plug, and three or more injectors may be provided. It may be arranged on any one of the intake side, the central part, and the exhaust side of the combustion chamber 10a. Also in these cases, each injector is selectively used based on the pressure in the delivery pipe 13 and the required fuel injection amount is ensured in the same manner as in the second embodiment, thereby reducing the low pressure. From high pressure to high pressure.
[0053]
【The invention's effect】
As described above, according to the fuel supply system of the in-cylinder direct injection CNG engine according to the present invention, the CNG fuel pressure reducing system is eliminated in the fuel supply line from the CNG fuel cylinder to the fuel injection valve, and the pressure in the delivery pipe is reduced. The selected combustion map area is selected on the basis of the above, the stratified combustion and the homogeneous combustion are switched based on a predetermined control method in the combustion map area, so that the merit of the high-pressure fuel injection is maximized. Thus, it is possible to optimally switch between stratified combustion and homogeneous combustion in accordance with the operating conditions of the CNG engine.
[0054]
In particular, stratified charge combustion with poor robustness can be achieved up to a high load and high speed range, and fuel efficiency can be improved. Further, since the injection pressure can be increased, the compression stroke injection can be performed over a wide range, and the output can be improved even in homogeneous combustion.
[0055]
Further, regarding the hardware aspect of the fuel supply system, since a pressure reducing system such as a high pressure regulator is not provided, the residual pressure of the CNG fuel cylinder can be effectively used, and the cruising distance can be extended. Further, since the entire system can be simplified, responsiveness to a transition time or the like in combustion control can be ensured, and cost can be reduced by drastically reducing the number of parts.
[0056]
Further, according to the fuel supply system of the direct injection CNG engine according to the present invention, a plurality of fuel injection valves are provided in the combustion chamber, and these fuel injection valves are selectively used based on the pressure in the delivery pipe. Since the fuel injection valve is configured to perform the fuel injection, the required fuel injection amount can be ensured even for a fuel injection valve having a narrow dynamic range, and a wide range from low pressure to high pressure can be handled. Further, since it is not required to install a fuel injection valve having a wide dynamic range, the design of the fuel injection valve is facilitated, and the cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a fuel supply system of a direct injection CNG engine according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart illustrating a control method of a fuel supply system of a CNG engine.
FIG. 3 is a map diagram showing a combustion map area prepared according to the pressure in a delivery pipe.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing an example of control contents in a selected combustion map area.
FIG. 5 is a graph showing ranges of stratified combustion and homogeneous combustion established for each combustion map area.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a fuel supply system of an in-cylinder direct injection CNG engine according to Embodiment 2 of the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10 CNG engine 10a Combustion chamber 12 CNG fuel cylinder 13 Delivery pipe 13a Pressure sensor 13b Temperature sensor 14 Fuel supply pipe (fuel supply line)
16 shut-off valve 17 injector (fuel injection valve)
17a 1st injector (fuel injection valve)
17b 2nd injector (fuel injection valve)

Claims (2)

燃焼室内に設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、
CNG燃料ボンベから圧送されてきた前記CNG燃料を前記燃料噴射弁に分配するデリバリパイプと、
前記デリバリパイプ内の圧力を検出する圧力センサと、
を備え、成層燃焼と均質燃焼とを切り替え可能に構成された筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムにおいて、
前記CNG燃料ボンベから前記燃料噴射弁に至る燃料供給ラインに当該CNG燃料の圧力を減圧するための減圧システムを無くし、
前記デリバリパイプ内の圧力に基づいて予め定めた燃焼マップエリアを選択し、当該燃焼マップエリア内に予め定められた制御方法に基づいて成層燃焼と均質燃焼とを切り替えるように構成したことを特徴とする筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システム。
A fuel injection valve provided in the combustion chamber for injecting CNG fuel;
A delivery pipe for distributing the CNG fuel pumped from a CNG fuel cylinder to the fuel injection valve;
A pressure sensor for detecting the pressure in the delivery pipe,
In a fuel supply system of an in-cylinder direct injection CNG engine configured to be capable of switching between stratified combustion and homogeneous combustion,
Eliminate a pressure reducing system for reducing the pressure of the CNG fuel in a fuel supply line from the CNG fuel cylinder to the fuel injection valve,
It is configured to select a predetermined combustion map area based on the pressure in the delivery pipe, and to switch between stratified combustion and homogeneous combustion based on a control method predetermined in the combustion map area. A direct fuel injection CNG engine fuel supply system.
燃焼室内に複数の燃料噴射弁を設け、前記デリバリパイプ内の圧力に基づいて一部の燃料噴射弁を使い分けるか、またはすべての燃料噴射弁を使って前記CNG燃料を噴射するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システム。A plurality of fuel injection valves are provided in the combustion chamber, and some of the fuel injection valves are selectively used based on the pressure in the delivery pipe, or the CNG fuel is injected using all the fuel injection valves. The fuel supply system for an in-cylinder direct injection CNG engine according to claim 1, wherein:
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101749136A (en) * 2008-12-19 2010-06-23 天津内燃机研究所 Direct injection engine in electric control gas cylinder

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