JP2004351119A - Teether toy - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a teether toy capable of learning a lip movement and an operation with hands and fingers at the same time to be able to work as a bridge from a detecting function of the lip to training of the hand function as the detecting means. <P>SOLUTION: The teether toy has a teether member 40 formed of elastic materials so as to make the whole body deformable, and a base member 20 equipped with a hollow main part in which a pronunciation member is stored, and the teether member 40 has a convex part and/or a recessed part on the surface and it is also composed of to be removable to the base member 20. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば比較的月齢の低い乳幼児が、手指や肘肩及び手首を含めた運動と、噛む動作とを、同時に学習または訓練することができる歯がため玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乳歯が生え始める前後の乳幼児が使用する歯がためには、本出願人が以前提案した特許第3260243号の「歯がため」のように、歯根膜に刺激を与え、口腔に取り込んだ際における対象物の硬さの違いを体験する等の学習のため、手や指の動きが未発達の乳幼児でも、口にくわえる歯がため部を口唇まで運ぶことができるような工夫がなされていた(特許文献1参照)。
また、比較的月齢の低い乳幼児等について、形状への関心をひき、それにともない動作の学習また訓練を行うものに、本出願人が提案した「口唇トレーナー」がある(特許文献2参照)。
【0003】
図27において、口唇トレーナー1は、長い形状の本体4と、本体4の両端にそれぞれ設けられ、本体4の中心軸に対して交差する方向に拡がった、くわえるための部分2及び3を有している。
図28に示すように、幼児Iは、本体4を掴んで、くわえるための部分2を口唇で挟むことによって、口唇の動きを訓練することができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】特許第3260243号
【特許文献2】特開2000−279487
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した歯がためや、口唇トレーナー1といった製品は、主として口や口唇の動きを訓練する目的で使用されるものであり、たとえば、月齢が8か月程度の乳幼児等に必要とされる手の動き、すなわち、手指や肘肩及び手首を含めた運動を適切に学習させるものではなかった。
ところが、近年乳幼児が以下の発達段階をたどることが、発明者等の研究を通じて判明しつつあり、従来の歯がためや口唇トレーナー等においてより必要とされる機能が明らかになって来た。
【0006】
月齢の低い乳幼児にあっては、手は、他の五感とともに、自己の外界の事物を検知もしくは検出するための機能を果たし、手に触れたものと検知することが、発達途上の脳に刺激を与え、さらに脳はこれらの検知結果を学習し、検知結果に基づいた判断を下して、手の機能を用いて、種々の作業を行う。このような過程を通じて、脳それ自体の発達が促される。
【0007】
発達の初期段階においては、このような検知手段としては、手よりも口が先に発達する。口は哺乳運動を通じて、外部から栄養源となるものを取り入れるための不可欠な手段であり、自己の外界にあって自己に必要なものを判断する最も初期の手段である。
この時期には、口唇の発達が促され、母乳やミルク以外の食品を摂取するのに必要な運動を訓練する「歯がため」等の口唇を閉じるための練習具を用いると好ましい。またこの時期から、手は、口に取り込む物を運搬する手段として、徐々に手と口の共働が行われる。口唇の訓練とともに、手と口唇との共働を訓練するための口唇トレーナー等を用いることが好ましい。
【0008】
個人差は存在するが、月齢8か月頃からは、歯が生えはじめ、口(口唇)は、それまで手によって口に運んだものが全て食べ物ではなかった経験から、口は食べ物を摂取する際における検知手段として特化してくる。そして、手は食品を口に運ぶ手段にとどまらず、次第に、外界の事物に触ってこれを検知する上述した検知手段としての役割を果して来る。そして、次第に、手で触れた触感により事物を判断することが行われるようになる。しかしながら、月齢8か月ないし14か月頃においては、未だ手に触れて運べるものを口に含む習慣が残っているために、この時期に用いられる学習具は口に入れても危険でないものであることが必要とされる。また、この時期の乳幼児の関心を引くためには、口に入れることも可能な形態であることが考慮されるべきである。
【0009】
さらに、検知手段としての手は、自己の手近にある物に触れて、その感触によりその物の性質等を判断する。このため、このような機能の発達を促すためには、様々な物に触れて体験する必要があるが、この時期においては、特に丸い形状や柔らかい物に対して反応することが多く、このような形態を備えたものがものであることが好ましい。
【0010】
また、手は、このような検知手段としての機能から、次第に上述した脳からの命令に基づく役割を果たす道具としての機能を持ちはじめる。
このような道具としての手の機能を分析すると、いくつかの種類に分類できる。このような機能の詳細は別として、例えば、食事の訓練にように、食品を口に運ぶ意味で、手が口と協調するための訓練を行うものや、包帯を巻くときのように、口が手の補助を行う意味で、口と手が協調するための訓練が行えるものが道具としてあれば好ましい。
【0011】
さらに手を道具として用いる中で、操作の対象となる物への関心の向け方にも変化が生じる。つまり、外界にある物がバラバラに多く存在すると、関心を向けるべき物が多いことや、所定の形態をとっている対象物が分解されること等によって、形を変えることが可能とされている状態に「おもしろさ」を感じ、これが発展して、ある物をバラバラに分解することが「おもしろい」と感じるようになる。このため、道具としての手による操作は、対象物を「バラバラ」にすることに向けられる(バラバラ期)。このような乳幼児による「遊び」は、やがて、例えば、月齢18か月頃から、バラバラに存在する物を組み合わせたりして、構成することに関心が向けられるようになる(構成期)。したがって、少なくとも、このバラバラ期に対応して、ブロック玩具のような複雑な操作や強い力を用いなくても、比較的簡単に分解や分離ができる道具が提供されると好ましい。
特に、月齢8か月程度の段階では、手の道具としての機能のうち、物を曲げたり、押したり、振ったりする動作が訓練できるものが好ましい。したがって、これらの動作の練習ができて、さらにこれらの簡単な動作による分解等が行われる道具であることが好ましい。
【0012】
また、手の動きが脳の発達に関与していることから、右手が左脳の支配下にあり、左手が右脳の支配下にあることを前提とすると、左右の脳をバランスよく発達させるためには、両手の協調の訓練ができることが好ましい。
そして、これらの各操作を受ける対象物がこの時期の乳幼児にとって使用できない程、操作しにくい物であると、訓練を促しにくいので、例えば、「硬い」物ではなく、変形等をしやすい道具であることが好ましい。
【0013】
このような観点から、口唇の動きの訓練を行うだけでなく、検知手段としての口の機能を、脳の検知手段としての手の機能の訓練へと橋渡しして、上述した乳幼児の発達過程を玩具を通して適切に訓練することができれば、好ましいと考えられる。
【0014】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、口の検知機能から、検知手段としての手の機能の訓練へと橋渡しを行うことができるように、口唇の動きと手や指による操作を同時に学習させることができる歯がため玩具を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明にあっては、全体が変形可能となるように弾性材料で形成された歯がため部材と、内部に発音部材が収容された中空な本体部を備えたベース部材とを有しており、前記歯がため部材が、その表面に凸部及び/または凹部を有し、かつ前記ベース部材に着脱可能な構成とした、歯がため玩具により、達成される。
【0016】
請求項1の構成によれば、歯がため部材は、全体が弾性材料で形成されていて、全体が変形可能であるため、どの部分を口腔内にいれて歯がためや歯茎で噛んで刺激を得ることができ、歯がためとして適切に機能する。特に、表面に凸部及び/または凹部を有しているので、これらが無い箇所と、これらが形成されている箇所とで噛んだ時の刺激を変化させることができる。つまり、対象物を口に運ぶ習慣は、乳幼児の発達の最初期において、最も最初に表れる行動であるとともに、その後のバラバラ期や構成期を通じて、しばしば乳幼児の行動として残る習慣である。このため、歯がため部材は、このような習慣を満足させつつ、さらに、手や指の検知手段としての機能の発達及び操作の訓練に発展させることができる。つまり、歯がため部材は全体が弾性材料で形成されていて、全体が変形可能であるため、乳幼児の手の各指で、歯がため部を曲げたり、引っ張ったりして変形させることができ、手や指の操作の訓練を同時に行うことができる。
特に、ベース部材に対して、歯がため部材を変形させたりしながら着脱することで、例えば前記した「バラバラ期」あるいは「構成期」にある乳幼児の分解操作や組立操作を中心とした手の動き、指の動き等を訓練することができる。
また、ベース部材は中空の本体内に発音部材を収容しているので、乳幼児がベース部材を掴んで振ることで音が発生し、視覚や触覚だけでなく、音によっても乳幼児の興味を引き、ベース部材を手指で握ったり、握った状態で振ったりといった操作を学習することができる。
【0017】
請求項2の発明は請求項1の構成において、前記歯がため部材は複数個形成されており、かつ前記凹部及び/または凸部を利用して歯がため部材どうしが互いに嵌合されるように構成したことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、歯がため部材どうしを嵌合させることで、簡易的な積み木のように遊ぶことができ、組立期の乳幼児においては、歯がため部材は、ある時は口に入れて噛んだり、これを互いに嵌合したりという使用が可能である。
【0018】
請求項3の発明は請求項1または2のいずれかの構成において、前記ベース部材の前記本体は支柱部を備え、この支柱部が少なくとも部分的に透明な中空体とされていて、その両端部を前記フランジ部によりそれぞれ閉止されており、前記歯がため部材は、前記フランジ部の外形よりも小さな内径を有する開口を備えたリング形状とされており、前記リング形状の一部が切欠かれた分離部を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項3の構成によれば、ベース部材の本体に支柱部を設けることで、把持しやすくなる。そして、ベース部材から歯がため部材を分離することによって、例えば前記した「バラバラ期」にある乳幼児の分解操作を中心とした手の動き、指の動き等を訓練することができる。特に前記歯がため部材は、リング形状を基本形態としており、発達初期の指によって掴みやすくリング形状の一部が切欠かれた分離部とされることで、この分離部はリング形状の各端部が対向する構造となることから、端部を持って変形させることが容易である。つまり、前記端部を掴んで引っ張ったり、それぞれの手の各指で、各端部を持って拡げたり、掴んだ状態で変形させたりすることができる。このように、歯がため部材はつかみ易く、変形させることができることで、興味を引きやすく、変形により操作する乳幼児の興味を維持して、様々な操作の訓練を行うことができるものである。
さらに、このリング状の歯がため部材は、前記各分離部を大きく離すように変形させて、異なる歯がため部材どうしを結合することができるだけではなく、ベース部材に装着することができ、この状態では歯がため部材の内径はベース部材の前記フランジ部の外形よりも小さいので、抜けることなく装着状態を保持できる。この点において、ベース部材と歯がため部材を用いることで、例えば、前記した構成期の乳幼児の手や指等の訓練に用いることもできる。
【0020】
また、上記目的は、請求項4の発明にあっては、2以上の歯がため部材を有しており、前記歯がため部材が、本体と、前記本体から外方に突出しており、少なくとも表面の一部が柔軟で、かつこの表面に、凹部と凸部と硬質部のうちの、いずれかひとつのものが設けられた歯がため部と、前記本体に設けられた連結手段とを有しており、前記連結手段が、外方に突出した挿入部と、前記挿入部の少なくとも一部を受容する受容部とを備え、ひとつの歯がため部材が、他の歯がため部材と前記挿入部と前記受容部を利用して連結可能な構成とされた、歯がため玩具により、達成される。
【0021】
請求項4の構成によれば、ひとつひとつの歯がため部材は、前記本体から外方に突出しており、少なくとも表面の一部が柔軟で、かつこの表面に凹部と凸部と硬質部のうちの、いずれかひとつのものが設けられた歯がため部を有している。このため、歯がため部は、外側から口唇によりくわえやすい。そして、歯または歯茎で噛むことで、柔軟な材料が弾力により好適な刺激をもたらすことで、歯がためとしての基本的な機能を発揮する。特に、歯がため部は、表面に凹部と凸部と硬質部のうちの、いずれかひとつのものを有しているので、これらが無い箇所と、これらが形成されている箇所とで噛んだ時の刺激を変化させることができる。また、歯がためを使用するような、対象物を口に運ぶ習慣は、乳幼児の発達段階における初期に表れる行動であるとともに、その後のバラバラ期や構成期を通じて、しばしば乳幼児の行動として残る習慣である。このため、歯がため部材は、このような習慣を満足させつつ、さらに、手や指の検知手段としての機能の発達及び操作の訓練に発展させることができる。すなわち、本体には連結手段を有し、この連結手段が、外方に突出した挿入部と、前記挿入部の少なくとも一部を受容する受容部とを備え、ひとつの歯がため部材が、他の歯がため部材と前記挿入部と前記受容部を利用して連結可能な構成とされているので、歯がため部材どうしを連結する操作を学習することができ、「構成期」における乳幼児の手や指の操作の学習を適切に行うことができる。また、連結した状態からバラバラにすることを通じて、「バラバラ期」における乳幼児の手や指の操作の学習も適切に行うことができる。
【0022】
請求項5の発明は請求項4の構成において、前記挿入部と前記受容部を用いて、複数個の歯がため部材を連結することにより全体として円環状の形態を形成する構成としたことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、乳幼児は、円や輪といった形態に強く興味を引かれる傾向があり、円環状の形態が身近に置かれることで、これを手にとる動機を与えることができる。そして、円環状の形態から、個々の歯がため部材をバラバラにする操作を促すことができる。
【0023】
請求項6の発明は請求項4または5のいずれかの構成において、前記挿入部と前記受容部とが少なくとも同一平面上に複数個並ぶように配置されており、前記挿入部と前記受容部との間に前記歯がため部が設けられていることを特徴とする。
請求項6の構成によれば、同一平面上に複数個並んだ前記挿入部と前記受容部の間に歯がため部が配置されていることで、任意の場所を把持して、歯がため部を口唇に近づけつことができる。また、挿入部と受容部の間に位置して外方に突出している歯がため部を保持して、挿入部と受容部による連結操作を行うことができるので、操作しやすい。しかも挿入部と受容部が複数個設けられているから、連結の方向や向きを選択して種々の連結形態を実現でき、組立てた形態として多くのバリエーションを得られる。
【0024】
請求項7の発明は請求項4ないし6のいずれかの構成において、前記連結手段が、前記本体から外方に延びる軸部を有し、この軸部より先端側に延びる球状の前記挿入部と、前記挿入部の少なくとも一部を受容する凹部を備える前記受容部と、前記球状の挿入部を係止するために前記凹部に形成された係止手段とを備え、前記連結手段が前記歯がため部の柔軟な箇所よりも高い剛性を備えており、かつ前記連結手段の前記軸部が、前記挿入部の球状部分の直径よりも細い外径となるように構成されていることを特徴とする。
【0025】
請求項7の構成によれば、連結手段は、歯がため部の柔軟な箇所よりも高い剛性を備えているから、保持しやすい上に、多少無理な力や、斜めの力がかかっても撓むことがなく、扱いやすい。連結手段の挿入部は球状の部分を備えており、受容部に挿入する際に、特定の方向性が無いので、嵌め合いにおける厳密な位置合わせができなくても挿入することが可能である。この点で、両手が完全に協調して動かない段階の乳幼児でも取り扱うことができる。
さらに、挿入部の球状部分を支持する軸部は、球状部分の直径よりも細い外径となるように構成されているので、挿入部を受容部に挿入した後に、連結部において角度を変化させることができ、様々な形状を構成することができる。しかも挿入部は、軸心の方向に沿って正確に移動させて受容部に挿入しなくても、受容部に対して、軸心がある程度傾斜した状態でも挿入できるようにしたことから、不完全な協調状態を繰り返しながら、両手の協調した動きが実現できるように学習することができる。
このことは、連結を解除する場合にも役立ち、連結状態とされた各組立部材を両手にそれぞれ保持して引っ張ることで簡単に連結を解除でき、さらに、連結状態で上記軸心に対して傾斜角度を可変としたことで、梃子の原理を利用して解除することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0027】
第1の実施形態
図1は、本発明の歯がため玩具の第1の実施形態の一部を構成する歯がため部材の概略斜視図であり、図2は本発明の歯がため玩具の第1の実施形態の他の一部を構成するベース部材を示す概略斜視図である。
歯がため部材
先ず、歯がため部材10について説明する。図3は歯がため部材10の概略平面図、図4は図3のA−A線概略断面図である。
歯がため部材10は、図1、図3、図4を参照して理解されるように、リング形状であり、その一部が切欠かれた形状である。歯がため部材10は、全体が柔軟で弾性に富んだ材料で形成されており、乳幼児等が口に含んでも危険がないように配慮された材料で形成されており、例えば、熱可塑性のエラストマーやシリコーン等により、一体に成形することにより形成されている。歯がため部材10は、その硬度がJIS−K6253におけるタイプAデュロメータ試験において、10度ないし70度、好ましくは20度ないし50度の範囲とすることで、乳幼児が上下の歯列で挟んだ際に適度な弾力にて変形しやすく、また手指で持って変形させることもできて、操作の練習を促すことができる。この実施形態では、特に、硬度40度のものを使用している。
なお、歯がため部材10の材料としては、他に例えば、ポリエチレンやポリプロピレンを薄肉となるように成形し、内部が中空になるようにして変形可能に構成してもよく、また、硬度の異なる材料を一体として弾性体を使用し、変形可能に構成してもよい。
【0028】
具体的には、歯がため部材10は、図3に示されているように、ほぼ円形の本体11を有している。本体11は円形のリング形状であり、内側に開口12を有している。開口12は後述するベース部材のフランジ部の外形よりも小さな内径を有している。つまり、本体11は、例えば、内径が30mm程度、外径が54mm程度である。
円形の本体11はその一部が切欠れており、分離部13を構成している。つまり、円形の本体11の一部を切欠いて、両端部14,14を形成したもので、この場合、各端部14,14は、例えば図示するように球状とされている。分離部13は、本体11の両端部14,14を互いに対向するように位置させて分離する箇所または部分である。なお、両端部14,14の間の区間となる分離部13は、後述するベース部材の支柱部の径よりも小さな間隔とされている。
ここで、本体11は、リング状であれば、円形に限らず、長円や楕円、多角形の角部を丸めた形態等で一部が分離されたループ状に形成することができる。
なお、乳幼児に歯がため部材10を変形させるような操作を促すために、適切な柔軟性を持たせるには、上述した硬度とともに歯がため部材10における本体11の太さも重要な要素であり、乳幼児が把持して操作することを考慮すると、本体11は長円や楕円、多角形の角部を丸めた形態を含む略円形の断面を有し、その直径が10mmないし20mm程度とすることが好ましく、本実施形態では、その直径を12mmとしている。
【0029】
図4に示されているように、本体11は中実の構造であり、その断面はほぼ円形である。本体11の図4における左側面及び右側面である主面17には、凸部と凹部とが形成されている。本体11の図4における左側面を第1の主面17aと呼び、右側面を第2の主面17bと呼ぶ。
図4において、第1の主面17a側には、一端に僅かに突出する凸部15が形成されている。第2の主面17b側には、部分的に僅かに凹状とされることで形成された凹部16が形成されている。図4に示されている箇所では、凸部15は複数ある凸部のうちのひとつの凸部である15cであり、凹部16は複数ある凹部のうちのひとつの凹部である16cである。
【0030】
ここで、凹部16は、凸部15を受容できる大きさであり、凹部16は、凸部15を受容した状態で緩く嵌合される。したがって、凸部15と凹部16とは嵌合手段を形成している。この意味で凸部15は嵌合部であり、凹部16は被嵌合部である。
また、図4に示されているように、第の主面17a側において凸部15が形成された位置に対応する第2の主面17b側には、凹部16が形成されるようになっている。
さらに、図3を参照すると理解されるように、本体11の第1の主面17aには、リング形状の周方向に沿って、凸部15a、凹部16b、凸部15c、凹部16d、凸部15eがそれぞれ等間隔で、すなわち、ひとつの主面には、凸部と凹部とが等間隔で交互に配置されるように、ともに複数個形成されている。言い換えれば、ひとつの主面には、凸部と凹部とが、円形の本体11の中心(図示せず)に関して、等角度間隔で並ぶように配置されている。
図1において、底面側となった第2の主面17bにも、同様に凸部と凹部とが等間隔で交互に配置されるように、ともに複数個形成されており(図示せず)、図4で説明したように、凸部の裏側には凹部が位置するようにされている。
【0031】
ベース部材
次に、本実施形態の歯がため玩具の一部であるベース部材の構成を説明する。図2に示すように、ベース部材20は、本体部を構成する所定の長さの支柱部と、この支柱部に設けたフランジ部を有しており、この実施形態では、支柱部21の長さ方向の両端部にそれぞれフランジ部22,23が設けられている。フランジ部22,23はこの実施形態では、中空の支柱部を塞ぐ蓋手段としての機能を有するとともに、後述する歯がため部材の抜け止め手段とされている。
図5はベース部材20からフランジ部23を除いた状態の概略正面図、図6はベース部材20からフランジ部23を除いた状態の概略平面図、図7は図5のB−B線概略断面図である。
ベース部材20の支柱部21の高さは、例えば、68mm程度であり、各フランジ部22,23の外径は、例えば50mm程度である。
【0032】
図5ないし図7に示されているように、ベース部材20の支柱部21は、好ましくは中空体であり、例えば円柱形状とされている。ベース部材20の少なくとも支柱部21の少なくとも一部は透明とされている。
支柱部21が円柱状とされることで、後述するように、乳幼児等がこれを使用する場合には、支柱部21を掴んで保持しやすい構成となっている。支柱部21の外径を、例えば28.6mm程度として、前述した歯がため部材10の開口12の内径よりも僅かに小さくしている。これにより、後述するようにベース部材20に歯がため部材10を装着した状態で、遊びを持たせることができ、歯がため部材10をベース部材20の支柱部21の周囲で回して遊ぶことができるようになっていると共に、後述するように歯がため部材10をベース部材20から取り外す際にも、指を挿入しやすく、分解しやすいようになっている。
【0033】
支柱部21は、この実施形態では中空で、その全体が透明とされており、図2に示されているように、内部に発音手段としての例えば小球体24が収容されている。小球体24は一個以上、複数個、もしくは多数個収容されている。
そして、好ましくは小球体24は個々に色分けされており、使用者を視覚的に楽しませることができるようになっている。
これにより、支柱部21に収容された小球体24は、ベース部材20の動きに応じて転動することで音を出し、所謂「ガラガラ」としての機能を持つことができる。特に、支柱部21が透明とされていることで、小球体24の動きが見え、種々の色に着色された球体等を用いているので、使用者である乳幼児の視覚的注意を強く引き、興味を強めることができる。
【0034】
また、後述するように、ベース部材20の支柱部21に歯がため部材10を複数個装着して、内部を隠すと、小球体24は見えなくなり、歯がため部材10を全て取り去ると小球体24が見えるようになることから、特に月齢の低い乳幼児には、このような現象を利用して、その注意を強く引くことができる。
【0035】
図8は、支柱部21に固定されるフランジ部23の構造を示す概略断面図である。フランジ部22は支柱部21と一体に構成されているが、フランジ部23は支柱部21と別体に構成されており、中空の支柱部21内に小球体24を収容後、フランジ部23を支柱部21に固定することで、ベース部材20が形成されるようになっている。
図8に示すように、このフランジ部23の支柱部21を固定する面には、円形の溝23aが形成されている。この溝23aは支柱部21の端部を受容して固定できる形態とされている。このような溝23aを利用して、図2に示すようにフランジ部23を接着や溶着によって固定することにより、例えば、乳幼児がベース部材20を口に運んで、その唾液がベース部材20やフランジ部23に付着しても、支柱部21の内部まで入り込まないようにされている。
【0036】
本実施形態の歯がため玩具は以上のように構成されており、その歯がため部材10または歯がため部材10とベース部材20は、例えば、次のように使用される。
図10は、乳幼児Iが歯がため部材10を両手F1,F2で持って、口に含んで使用している状態を示している。歯がため部材10は、全体が弾性材料で形成されていて、全体が変形可能であるため、どの部分を図10のように口腔内にいれて歯がためや歯茎で噛んで刺激を得ることができ、歯がためとして適切に機能する。特に、表面に凸部15及び凹部16を有しているので、これらが無い箇所と、これらが形成されている箇所とで噛んだ時の刺激を変化させることができ、歯根膜に刺激を与え、口腔内に取り込んだ際における硬さの違いを体験する等の学習をすることができる。
【0037】
すなわち、図10のように、対象物を口に運ぶ習慣は、乳幼児Iの発達の最初期において、最も最初に表れる行動であるとともに、その後のバラバラ期や構成期を通じて、しばしば乳幼児の行動として残る習慣である。このため、歯がため部材10は、このような習慣を満足させつつ、さらに、手や指の検知手段としての機能の発達及び操作の訓練に発展させることができる。
すなわち、歯がため部材10は、開口12(図3参照)を利用して指を開口12内に入れて端部14,14をつかみ易く、変形させることができることで、乳幼児等の興味を引きやすく、変形により操作する乳幼児の興味を維持して、様々な操作の訓練を行うことができるものである。この時、乳幼児は歯がため部材10を掴んで変形させ開く動きだけでなく、歯がため部材10が元に戻ろうとする力に抗しながら、捩じったりして、さらに異なる形状に変形させることができる。
【0038】
図11は、このようにして、乳幼児Iが歯がため部材10を変形させて、例えば左手F1で中間付近で持ち、片方の端部14を口に入れて、歯がためとして使用している状態を示している。
つまり、歯がため部材10は全体が弾性材料で形成されていて、全体が変形可能であるため、乳幼児の手の各指や両手で、歯がため部を曲げたり、引っ張ったりして変形させることができ、手や指の操作の訓練を同時に行うことができる。歯がため部材10は、その本体11のリング形状を基本形態としており、発達初期の指によって掴みやすくリング形状の一部が切欠かれた分離部13とされることで、この分離部はリング形状の各端部14,14が対向する構造となることから、端部14を持って変形させることが容易である。
【0039】
また、このような歯がためとして、口腔と手が関係した操作以外の操作の一例として、図9に示すように、複数個の歯がため部材10−1,10−2の各凸部15と凹部17(図1参照)を利用して歯がため部材どうし10を互いに嵌合させた状態を示している。
このようにすることで、簡易的な積み木のように遊ぶことができ、組立期の乳幼児においては、歯がため部材10は、ある時は口に入れて噛んだり、これを互いに嵌合したりという使用が可能である。
【0040】
図12は、本実施形態の歯がため玩具30の全体を示す概略斜視図であり、ベース部材20に対して、複数の歯がため部材10を分離部13が同じ位置に配置されるように装着した状態を示している。好ましくは、歯がため部材10は、ベース部材20の支柱部21の長さ方向にそってフランジ部22からフランジ部23までを埋める数用意すると好ましい。
この場合、歯がため部材10の開口12(図3参照)が、円柱状の支柱部21の外径よりも僅かに大きな内径を備えていることから、図12のように、ベース部材20に歯がため部材10を装着した状態で、遊びを持たせることができ、歯がため部材10をベース部材20の支柱部21の周囲で回転もしくは回動させて遊ぶことができる。
【0041】
図13は、図12の状態の歯がため玩具30に対して、歯がため部材10−2を外そうとする様子を示している。
すなわち、バラバラ期の乳幼児が、手F1で歯がため玩具30の端部付近を持っており、手F2の特に親指PFを歯がため部材10−2のひとつの端部14に当てて、分離部13を開くように変形させ、歯がため部材10−2を外そうとする様子を示している。
このように、バラバラ期の乳幼児等においては、ベース部材20の支柱部21から、各歯がため部材10を外す、または取り付ける行為によって、手指で様々な握り方を試みながら、歯がため部材10の端部14を摘んだり、掴んだり、捩じったり、引っ張ったりといった動きの訓練もしくは学習を行うことができる。さらに、図12に示すように、ベース部材20の支柱部21に多数の歯がため部材10を装着すると、中空体である支柱部21の内部を隠すことで、図2で説明した多数の小球体24が見えなくなる。そして、図13のような操作により、歯がため部材10を取り去ると、小球体24が見えるようになることから、特に月齢の低い乳幼児には、このような現象を利用して、その注意を強く引くことができる。
【0042】
第2の実施形態
図14は、本発明の歯がため玩具の第2の実施形態を構成するための単位となる歯がため部材40を示す概略斜視図であり、図15は、図14の歯がため部材の概略正面図、図16は図15の歯がため部材の概略平面図、図17は図15の歯がため部材の概略左側面図である。この実施形態の歯がため玩具は、図示の歯がため部材40を2以上用いて構成されるものである。
【0043】
図14において、歯がため部材40は、中央受容部47と、この中央受容部47両側にそれぞれ一体に配置された双曲線状の第1の曲線部分41bと第2の曲線部分41cと、第1の曲線部分41bと第2の曲線部分41cとが、中央受容部47から外方に向かって延びる各先端付近を繋ぐように一体に配置された枠状の歯がため部48とを有する本体41を備えている。歯がため部48はこの実施形態では円環状であり、外方に突出している。
これにより、歯がため部材40は、全体として、リング状もしくは円状の基本形状を呈している。
したがって、図14ないし図16からも明らかなように、挿入部43と受容部44とは、同一平面上に複数個並ぶように配置されている。そして、ひとつの挿入部43と、これと隣り合う受容部44との間に歯がため部48が位置している。
このため、後述するように、歯がため部材40の任意の場所を把持して、歯がため部48を口唇に近づけることができる。また、挿入部43と受容部44の間に位置して外方に突出している歯がため部48を保持して、挿入部43と受容部44による連結操作を行うことができるので、操作しやすい。しかも挿入部43と受容部44が複数個設けられているから、連結の方向や向きを選択して種々の連結形態を実現できるようになっており、それに対応して歯がため部48も複数箇所(ここでは4箇所)形成されている。
【0044】
本体41は、斜線で示すように、比較的柔軟な弾性体41aにより被覆されている。つまり、本体41は、剛性を備えた成形材料で基本形態を形成し、その上に、これより柔軟な弾性体を覆うようにしたもので、基本形態の成形体は、例えば、ある程度剛性が高く、僅かな弾性を備えた合成樹脂材料として、例えば、ポリプロピレンや、ポリスチレン、アクリロニトリル/スチレン樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネイト、ポリアミド等で形成し、その上に被覆される弾性材料としては、例えば、熱可塑性のエラストマーやシリコーン等を使用することができる。
この場合、上記した剛性の高い樹脂材料は、曲げ弾性率が通常状態で7000kg/平方センチメートル以上のものとされており、弾性材料としては、その硬度がJIS−K6253におけるタイプAデュロメータ試験において、10度ないし70度、好ましくは20度ないし50度の範囲とすることで、適切な変形を行いやすく、使用者が変形させて手指の操作を行う上で適している。この実施形態では、硬度40度のものを使用している。
なお、歯がため部48は、上記した剛性の高い合成樹脂材料よりなる骨格(基本構造)に露出部48aとなる凸部または突起を設けて、弾性体41aで被覆しており、露出部48aの表面と弾性体41aの表面は同じ高さで、ほぼ同一のレベルとなるようにされている。この場合、露出部48aと弾性体41aの境界が僅かな凹凸状態となる。また、露出部48aと弾性体41aとがほとんど平坦で、凹凸状態が実質的にない状態でも、露出部48aが上述のように剛性の高い材料で形成されていることにより、硬質部となるので、歯がため部48を噛んだ際に弾性体41aが潰れ、硬質部である露出部48aは変形しないので、結果的に凹凸状態と同様の状態となる。このため、歯がため部48を口にくわえた際には、変化のある刺激を与えることになる。また、露出部48aの剛性の高い合成樹脂材料による凸部は、弾性体41aの表面よりも高くなるような凸部として、全体として凹凸面を形成するようにしてもよく、露出部48aの表面に弾性体41aが薄肉に覆う構成とされることで、噛んだ状態において、上述した歯がためとしての効果が発現するようにしてもよい。
また、弾性体41aの部分に適宜に着色することにより、乳幼児の注意を強く引く色彩とすることができる。好ましくは、複数の歯がため部材40を色分けすることで、全体としてカラフルで、乳幼児に色の認識を持たせる学習に役立つだけでなく、操作の関心を好適に引きつける歯がため玩具とすることができる。
【0045】
歯がため部材40は、互いに連結するための連結手段45を備えている。
連結手段45は、ひとつの歯がため部材40の挿入部と、この挿入部を嵌合させるための他の歯がため部材40の受容部とから構成されるが、歯がため部材40どうしを互いに連結できるようにするために、ひとつの歯がため部材40は、図14に示すように挿入部43と受容部44とを少なくとも一組有している。
この実施形態では、本体41の第1の曲線部分41bの両先端にそれぞれ軸部42及び挿入部43が形成されており、本体41の第2の曲線部分41cの両先端にそれぞれ受容部44が形成されている。
これにより、歯がため部材40は、中央受容部47と直交する方向に沿った同一の平面に形成され、中央受容部47に関して互いに対称な位置に、それぞれ挿入部43,43と受容部44,44とを互いに交差する方向で二組配置した構成とされている。
【0046】
挿入部43は球状に形成されており、連結の際に挿入部の挿入方向に自由度を有するようにされている。挿入部43は、図14に示すように、本体41から延びる軸部42の先端に形成されている。軸部42は、所定の長さとして、L1の長さを有し、図16に示すL2の外径を備えており、このL2は挿入部43の外径L3よりも小さくなるように設定されている。
ここで、L1は例えば、5.0mm、L2は例えば、5.0mm、L3は例えば、10.0mm程度である。
なお、挿入部43の球状とは、真球に限るものではなく、嵌合の方向性に自由度を備えるような曲面形状とされていればよい。例えば、長円状とされた形態も含まれる。
【0047】
受容部44は、一端が開放された筒状で、外方に向けて開口した凹部46を備えている。凹部46は、図17のA−A線部分切断端面図(図18(a))およびB−B線部分切断端面図(図18(b))を示した図18に詳しく示されている。
受容部である凹部44は、その端面開口径W1が球状の挿入部43の外径よりも大きく、かつ端面開口に向かって開口面積が大きくなるように形成されており、凹部44の奥行きD1の中間付近に係止手段51が形成されている。係止手段51が形成されている箇所の内径W2は端面開口径W1よりも小さく、かつ球状の挿入部43の外径よりも僅かに小さく形成されている。
【0048】
この実施形態では、係止手段51は、内径W2の位置で凹部44の対向する壁面に形成された貫通孔であり、受容部としての凹部44に挿入される挿入部43を凹部44内に弾性的に受容した状態で、容易に抜けないように係止するものである。すなわち、球状の挿入部43が凹部44に挿入されると、貫通孔である係止手段51付近が僅かに弾性変形して挿入部43の球面の一部の受容し、これが係止手段である貫通孔に受容されて保持されるようになっている。このため貫通孔の孔径SLは、挿入部43の外径L3よりも小さく設定されることが必要で、SLは例えば、直径4.0mm程度である。
この場合、挿入部43を受容部である凹部44内に挿入する際に必要とされる力と、挿入部43を凹部44から引き抜く力は、寸法W2と挿入部43の外径L3との関係で決めることにより調整することができる。
この実施形態では、W1は例えば、直径14.0mm、W2は例えば、直径9.4mm、D1は例えば9.5mm程度であり、球状の挿入部43の直径L3に対して、端面開口径W1は140パーセント程度に形成されており、係止手段21となる壁面の内径W2は球状の挿入部43の直径L3に対して、ほぼ93ないし95パーセント程度、この実施形態では94パーセントとなるように形成されている。
このように構成することで得られた歯がため部材40では、その挿入部43と凹部44との嵌合強度は、オートグラフ(島津製作所社製、AGS−5kNG)を使用し、一方の歯がため部材40の凹部44を固定側として固定し、他方の歯がため部材40の挿入部43を移動させて、300mm/分のスピードで移動させて、挿入時と離脱(解除もしくは取り外し)時の測定を行うと、この場合、挿入時、離脱時ともに5N(ニュートン)ないし30Nの範囲内となるようにすることができ、好ましくは5Nないし15Nに調整でき、この場合、離脱時の力が、挿入時の力よりも僅かに大きくなる。
このような嵌合強度とすることで、乳幼児が使用する際に嵌合や離脱を行い易い。すなわち、挿入と取り外しがしやすいだけでなく、挿入した場合に、後述するように、その挿入角度を維持して保持されることができ、このため、乳幼児は挿入時の角度を決めることで意図した形態で嵌合,保持させることができ、このようなこと行うための手や指の操作を適切に促すことができる。
【0049】
図19は、挿入部43を受容部である凹部44内に挿入した状態を示している。挿入部43は、凹部44内に収容された状態で、係止手段51(図18参照)の機能により、抜け止めがされるだけでなく、仮固定状態で保持される。この場合、挿入部43は、その仮想の軸線JCが、受容部である凹部44側の仮想の中心線(軸線)LCに対して角度θだけ傾斜した状態で、それ以上軸線JCの倒れがないように保持されることができる。
つまり、挿入部43は球状であるから、互いの軸線が一致しなくても受容部44内に挿入することができる。そして、軸部42が挿入部43の外径よりも細いために、挿入部43が凹部44内に受容された状態では、軸部42の外径が受容部44の開口周縁に当接するまで矢印Pの方向に沿って変位することができ、挿入部43の中心Oに関して、角度θの範囲で規制される円錐状の空間に含まれる全ての方向において変位した所望の位置で係止手段51の機能により、その位置を維持した状態で保持されるようになっている。そして、好ましくは、角度θは軸部42の外径(図16のL2)と、凹部44の端面開口径W1の決定寸法等に基づいて、25度ないし45度、好ましくは25度ないし35度程度とすることができ、本実施形態ではほぼ30度とされている。
角度θを25度ないし45度、好ましくは25度ないし35度程度としたのは、乳幼児が円形を好む傾向を考慮し、異なる数の歯がため部材40を使用しても組み合わせた形態において円形を構成することができるようにするためである。さらに、θが上記の範囲とされることで、θの角度範囲内で任意の角度で嵌合させることで、異なる角度に応じて組み立てられる形状もしくは形態の変化を学習することができる。そして、この角度θが45度を超えると、可変角度範囲が大きくなり過ぎることにより、嵌合により形成される形態に変化が出すぎてしまい、かえってこのような認識を得るための学習効果が阻害されてしまう。
また、一定強度を有するように軸部42の太さを調整した場合に、角度θが25度より小さくなると角度の変化が少なくなるため、円形(輪形)を形成するに当たって多くの歯がため部材40が必要となり、この時期の乳幼児にとって円形(輪形)を構成することが困難となってしまう。また、角度θが45度より大きくなるように、凹部44の深さを浅くすると、こんどは十分な嵌合強度を得られず、組立てにより実現される形態を損なうおそれがある。このため、角度θは上記範囲とされている。
【0050】
さらに、図20の部分拡大断面図に示されているように、受容部である凹部44は、奥側の壁部53が、この壁部を曲面とした場合の符号52の位置よりも開口端側に位置するように形成された当接部53aとされている。
つまり、当接部53aは、挿入部43の球状の外面に相当する曲面52に対して、僅かに突出された当接面とされており、その頂部が挿入部43の球状の外面とほぼ同等の曲面よりなる凹面形状を有する凹面当接部53bとされて、凹部44内に図15に示すように挿入部43を嵌入した際に、挿入部43がこの壁部53に当接した際の衝撃が大きくなり、これに起因して、装着の際に音を発生する構成とすることができる。
しかも、壁部53が曲面52と比較して、当接部53aの突出分だけ凹部44の開口端側に僅かに変位して位置することで、係止手段51と壁部53とに、共に当接した状態で収容される挿入部43に対して、緊密な保持力を与えることができ、しかも、凹面当接部53bが挿入部43とほぼ同等の曲面を有するため、挿入部43との接触面積が確保されることにより、図19のような傾斜状態における位置で、図示のような姿勢を維持したまま保持しやすくなる。
このように構成することにより、挿入部43を凹部44に挿入して連結した際に、使用者である乳幼児が連結手段45の位置で、連結角度を変えられるとともに、一方の歯がため部材40を保持した状態で、他方の歯がため部材40が自重等により容易に保持された角度がすぐに変わってしまうことのない程度の連結状態を維持することができる。
【0051】
図21は、図14の中央受容部47の構成を示しており、受容部の異なる構成例を示している。中央受容部47は、図14に示されているように、歯がため部材40の厚み方向、すなわち図15におけるZ方向(紙面背後向き)に開口した凹部とされている。すなわち、他の受容部44は、このZ方向と直交する図15のXY平面に沿って開口していて、開口方向が90度交差している。
また、中央受容部47の係止手段は、凹部の内周面において、互いに対向する位置で爪状に隆起する係止片51−1,51−1もしくはリブ片とされている。この場合、凹部46の内径は挿入部43の外形とほぼ同等の大きさで形成されており、係止片51−1,51−1間の距離が挿入部43の外形よりも僅かに小さく形成されていることにより、挿入部43を挿入した際に僅かに弾性変形して受容することができるようになっている。
また、中央受容部47の開口は、受容部44と同様に端面開口が最大径となり、内側に向かって僅かに縮径され、底面(奥側の面)には底面(奥側)開口47aが設けられることで貫通しており、係止片51−1,51−1が容易に成形されるとともに、挿入部43の着脱が容易に行われるようになっている。
この場合、係止片51−1,51−1から、中央受容部47の底面までの距離を調整することにより、中央受容部47における挿入部43の嵌合強度を適切な強度に調整することができる。
これにより、中央受容部51においても、他の受容部44と同様に、挿入部43を受容した状態で係止することができる。また、他の受容部44の係止手段も図21のように構成してもよい。
【0052】
本実施形態の歯がため玩具は以上のように構成されており、例えば、次のように使用される。
図22ないし図25は、乳幼児等が歯がため玩具の歯がため部材40を操作している様子を示す図である。
この歯がため玩具は、同じ構造の歯がため部材40を複数用意することで構成されている。これら歯がため部材40はリング状の円形の外観を基本形態としており、月齢1年6か月程度の乳幼児にとっては、円形はきわめて関心を引く傾向が確認されている。したがって、複数の歯がため部材40がバラバラに存在している状態では、円形をした個々の歯がため部材40は乳幼児の関心を引きやすい。
【0053】
そして、バラバラに存在する歯がため部材40−1,40−2がある場合に、乳幼児が、これら2つの歯がため部材40−1と歯がため部材40−2とを連結する上で、最も簡単な方法が図22に示されている。
すなわち、図22に示すように、例えば、乳幼児(図示せず)は、右手F3でひとつの歯がため部材40−1の本体41を床等(図示せず)の平面に上から押しつけるように押さえ、歯がため部材40−1と同じ向きとした歯がため部材40−2の本体41を左手F4で押さえ、矢印方向に移動させると、歯がため部材40−2の軸部42の先端にある挿入部を歯がため部材40−1の対向する受容部としての凹部44内に差し込むことができる。
【0054】
これにより、図15で示した状態と同様に、挿入部43は受容部である凹部44内に挿入され、球面が図20の当接部53に当接することで音を発するので、乳幼児は連結されたことが容易に認識できる。また、このような音が乳幼児の連結作業に対する興味を増加させ、操作を行わせるように促す効果がある。この状態においては、係止手段51,51が挿入部43の球面を両側から挟むようにして係止するので、容易に抜けない状態で保持される。
このように、平面に押さえつけながら水平に移動させる動きで挿入できるため、手や指でうまく両手でそれぞれの歯がため部材40−1と歯がため部材40−2とをそれぞれ高い位置で保持した状態で、三次元的な位置の調整ができない乳幼児にとって、これら歯がため部材40−1と歯がため部材40−2とを同一平面上で位置合わせすればよいことから、容易に装着することができる。
【0055】
また、このような作業を行う上で、歯がため部材40の本体41は所定の剛性のある材料で形成されているので、柔らかい材料で形成されている場合と比べて、保持した状態で力を加え易く、位置ずれ等を生じないで連結作業を行うことができる。
つまり、歯がため部材40は、表面の少なくとも一部に弾性体41aを配置することで、持ちやすいだけでなく、露出部48aの箇所(剛性のある材料が露出している)や連結手段45と比べて、手で触れた際における感触の相違が得られることから、触れることに対する興味を与えることで、手に取って上述した操作を促す動機を与えることができる。そして、本体41は、乳幼児が手にとった時には、図14で説明したように表面の弾性体41aの弾性ある感触により、安心感が得られ、かつ、上述のような操作を行う上では、剛性を備えているので、作業がし易い。
なお、母親等の介助者が、早めな使用開始時期にあたる月齢6か月程度の乳幼児に本実施形態の歯がため部材40を与えて使用させる場合において、乳幼児が着脱操作を行うことはできないものの、ひとつの歯がため部材40を手にとると、歯がため部48が外方に湾曲して張り出していて、表面が弾性体41aで覆われていることで、これを口唇に含むと、所謂「歯がため」として口腔を閉じる練習を行うことができる。この場合、歯がため部48では、弾性体41aと剛性の高い材料が露出した露出部48aとが形成されているので、乳幼児に異なった感触を与えることができる。
【0056】
図23は、2つの歯がため部材40−1と歯がため部材40−2を床等の上に置かないで、それぞれ左手F4と右手F3で保持した状態で、空中で連結する作業を示している。
この場合、両手の動きを協調させて作業する能力が発達途上にある乳幼児にとって、左手F4と右手F3で別々に保持した歯がため部材40−1と歯がため部材40−2とを共に同一平面に保持して接近させ、連結作業を行うことはかなり難しい。あるいは、歯がため部材40−1と歯がため部材40−2を、個々に水平に保持することも困難である。図示の場合は、歯がため部材40−1の連結に使用する受容部44はやや下を向き、歯がため部材40−2の連結に使用する挿入部(軸部42)もより大きく傾斜して下を向いている。
【0057】
この状態で、挿入部を受容部44に差し込んでも、既に図19で説明したように、挿入部は球状であるから、互いの軸線が、最大30度程度の傾斜範囲で、一致しなくても受容部44内に挿入することができる。特に、受容部44の端部開口径W1が大きく形成され、内部で縮径されているので、受容部44の開口に挿入部43を配置しやすく、一旦、挿入部43を開口に配置した後で、力をこめて受容部44の奥側の壁部53に向かって押すことで、挿入部43は受容部44内に簡単に挿入することができる。そして、軸部42が球状の挿入部の外径よりも細いために、図示のように傾斜していても、挿入部が凹部44内に受容されるので、両手の動きをうまく協調させることができない段階の乳幼児でも、図23のように受容部44に挿入部43を嵌入した後で、図24に示すように、歯がため部材40−1と歯がため部材40−2とを連結することができる。
この場合、歯がため部材の本体41は、多少無理な力や、斜めの力がかかっても撓むことがなく、扱いやすい。このようにして、操作の練習をしながら、構成期の乳幼児の遊びの関心に適合して、個々の歯がため部材をひとつの構成体とすることができる。
【0058】
しかも、このようない連結した状態から、図22の矢印の方向と逆の方向に操作することで連結は簡単に解除することができる。
また、このような動きを床等の上でなく、空中で行う場合、挿入部43と受容部44の軸線が一致する方向に離間させれば、連結を解除できるが、乳幼児には、上述したとおりこのような動作は難しい。
そこで、図23に示すように、挿入部43と受容部44の軸線を傾斜させ、さらにこれを大きく傾斜させれば、図19に示す構造に基づいて、受容部44の開口周縁が、軸部42の外周に当接して、さらに傾斜を大きくすると、梃子の原理により容易に連結を解除することができる。したがって、乳幼児は、本実施形態の歯がため玩具を使用することで、不完全な協調状態を繰り返しながら、両手の協調した動きが実現できるように学習することができる。
このように使用した場合、特に、手や指を使用して対象物を把持し、その把持した物の位置を任意に変化させながら付与する力の調整を行う練習をすることができる。なお、この場合における手や指による握り方は、歯がため部材40が略円形状とされているために、様々な握り方が可能であり、握り方と力の入れ方により対象物の挙動の違いも体験することができる。
さらに、バラバラに存在している対象物を組み合わせ、まとまった他の構成物に変化させるという認識を身につけることもできる。
【0059】
また、例えば、図23で説明したようにして、複数の歯がため部材40を、各挿入部43と受容部44とを用いて、順次連結すること等により、全体として円環状の形態を形成する構成することができる。
この場合、乳幼児は、円や輪といった形態に強く興味を引かれる傾向があり、円環状の形態が身近に置かれることで、これを手にとる動機を与えることができる。そして、円環状の形態から、個々の歯がため部材をバラバラにする操作を促すことができる。
【0060】
図25は、歯がため部材40−1を床等の平面上に置いた状態で、例えば右手F3で他の歯がため部材40−2の本体を持ち、歯がため部材40−1の中央受容部47に、手に持った歯がため部材の挿入部43を嵌入させる様子を示している。
この場合には、歯がため部材40−1は、床等に水平に保持されているので、手に持った歯がため部材の挿入部43を歯がため部材40−1の中央受容部47に当てて、上から力をかけやすく、簡単に連結することができる。
このように連結した状態で、歯がため部材40−2の上部を右手F3の指でつまみ、歯がため部材40−2を回動させるなど、指先を使用した操作の練習を行うこともできる。
さらに、このように立体的な連結が行えることにより、より複雑で立体的な構造を作ることもできる。
【0061】
図26は、乳幼児INが、本実施形態の歯がため部材40を両手F3,F4で保持して、歯がため部48を口に入れている様子を示している。
この場合、リング状の歯がため部材40の円周方向のどの位置の歯がため部48を選択していもよく、使用上における自由度が高い。
そして、このような使用を行うにあたり、歯がため部材40は、図示された状態からも理解されるように、外方に突出した歯がため部48を有している。このため、歯がため部48は、外側から口唇によりくわえやすい。そして、乳幼児INの歯または歯茎で噛むことで、柔軟な材料が弾力により好適な刺激をもたらすことで、歯がためとしての基本的な機能を発揮する。特に、歯がため部48は、表面に露出部48a等で形成された凸部または凹部を有しているので、これらが無い箇所と、これらが形成されている箇所とで噛んだ時の刺激を変化させることができる。
【0062】
また、歯がためを使用するような、対象物を口に運ぶ習慣は、乳幼児INの発達の最初期において、最も最初に表れる行動であるとともに、その後のバラバラ期や構成期を通じて、しばしば乳幼児の行動として残る習慣である。このため、歯がため部材40は、このような習慣を満足させつつ、さらに、上述したような操作を行うことで、手や指の検知手段としての機能の発達及び操作の訓練に発展させることができる。すなわち、図14で説明したように、本体41には連結手段45を有し、この連結手段が、外方に突出した挿入部43と、挿入部43の少なくとも一部を受容する受容部44とを備え、ひとつの歯がため部材40が、他の歯がため部材40と連結可能な構成とされているので、歯がため部材40どうしを連結する操作を学習することができ、「構成期」における乳幼児の手や指の操作の学習を適切に行うことができる。
【0063】
この発明は上述の実施形態に限定されない。
第2の実施形態のような連結手段45を有する変形例として、湾曲した本体の頂部に凸部や凹部を設けた歯がため部を形成し、一方の端部に受容部44を設け、他方の端部に挿入部43を設けた形態としても良い。
また、第1の実施形態における歯がため部材10の端部14,14を略半球状とするのではなく、端部どうしを連結可能として、本体11を一体につながったリング状とすることができるようにし、分離部13は、端部どうしの連結を解除した場合に現れるようにしてもよい。そして、歯がため部材10どうしを、これらの端部を利用して連結することで、連続した螺旋状に形成できるようにしてもよい。
各実施形態の各構成は、その一部を省略することもできるし、実施形態相互において、適宜組み合わせることができ、あるいは、上述の説明のない他の構成を付加することもできる。
【0064】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、口の検知機能から、検知手段としての手の機能の訓練へと橋渡しを行うことができるように、口唇の動きと手や指による操作を同時に学習させることができる歯がため玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯がため玩具の第1の実施形態における歯がため部材の構成例を示す概略斜視図。
【図2】本発明による歯がため玩具の第1の実施形態におけるベース部材の構成例を示す概略斜視図。
【図3】図1の歯がため部材の概略正面図。
【図4】図3のA−A線概略断面図。
【図5】図2のベース部材の一部を示す概略正面図。
【図6】図2のベース部材の一部を示す概略底面図。
【図7】図5のB−B線概略断面図。
【図8】図2のベース部材の後から固定するフランジ部の概略断面図。
【図9】歯がため部材を重ねて結合した様子を示す概略斜視図。
【図10】乳幼児が歯がため部材を変形させないで口に含んだ様子を示す概略斜視図。
【図11】乳幼児が歯がため部材を変形させて口に含んだ様子を示す概略斜視図。
【図12】歯がため玩具の全体を示す概略斜視図。
【図13】ベース部材から歯がため部材を取り外すことで手指の操作の練習(学習)をする様子を示す概略斜視図。
【図14】本発明による歯がため玩具の第2の実施の形態における歯がため部材の構成例を示す概略斜視図。
【図15】図14の歯がため部材の概略正面図。
【図16】図14の歯がため部材の概略平面図。
【図17】図14の歯がため部材の概略左側面図。
【図18】受容部(凹部)の構造を示す図であり、(a)は図17のA−A線部分切断端面図、(b)は図17のB−B線部分切断端面図。
【図19】図14の歯がため部材どうしの連結の様子を示す部分断面図。
【図20】受容部(凹部)の部分概略断面図。
【図21】中央受容部の概略斜視図。
【図22】歯がため玩具の歯がため部材を用いて手指の操作の練習(学習)をする様子を示す概略斜視図。
【図23】歯がため玩具の歯がため部材を用いて手指の操作の練習(学習)をする様子を示す概略斜視図。
【図24】歯がため玩具の歯がため部材を用いて手指の操作の練習(学習)をする様子を示す概略斜視図。
【図25】歯がため玩具の歯がため部材を用いて手指の操作の練習(学習)をする様子を示す概略斜視図。
【図26】乳幼児が図14の歯がため部材を口にくわえた様子を示す概略斜視図。
【図27】口唇トレーナーの概略断面図。
【図28】図27の口唇トレーナーの使用状態を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10,40・・・歯がため部材、11・・・本体、13・・・分離部、14,14・・・端部、15・・・凸部、16・・・凹部、20・・・ベース部材、21・・・支柱部、22・・・フランジ部、23・・・フランジ部、41・・・本体、43・・・挿入部、44・・・受容部、45・・・連結手段、48・・・歯がため部。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a toy that allows a relatively young infant to learn or train exercises including fingers, elbows, shoulders and wrists, and chewing movements at the same time.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the teeth used by infants before and after the deciduous teeth begin to grow have been stimulated into the periodontal ligament and taken into the oral cavity, as in the case of "tooth stomp" in Japanese Patent No. 3260243 previously proposed by the present applicant. For learning, such as experiencing differences in the hardness of the object at the time, even if the movement of the hand or finger is not developed, the infant is able to carry the toothed mouth part to the lip even if it is undeveloped. (See Patent Document 1).
Further, there is a "lip trainer" proposed by the present applicant as a device that draws interest in the shape of infants and the like having a relatively low age and learns and trains the motion accordingly.
[0003]
In FIG. 27, the lip trainer 1 has a long-shaped main body 4 and portions 2 and 3 provided at both ends of the main body 4 and extending in a direction intersecting the central axis of the main body 4 for holding. ing.
As shown in FIG. 28, the infant I can train the movement of the lips by grasping the main body 4 and sandwiching the gripping portion 2 between the lips.
[0004]
[Patent Document 1] Japanese Patent No. 3260243
[Patent Document 2] JP-A-2000-279487
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-mentioned products such as the tooth retention and the lip trainer 1 are mainly used for the purpose of training the movement of the mouth and the lips, and are required, for example, for infants about 8 months old. It did not properly learn hand movements, that is, movements involving fingers, elbows, shoulders and wrists.
However, in recent years, it has been found through research by the inventors that infants and infants follow the following stages of development, and functions more required in conventional toothpickers, lip trainers, and the like have been clarified.
[0006]
In infants of young age, the hand, together with the other five senses, functions to detect or detect things outside of itself, and the detection of touching the hand stimulates the developing brain. The brain learns these detection results, makes a decision based on the detection results, and performs various operations using the functions of the hands. Through such a process, the development of the brain itself is promoted.
[0007]
In the early stage of development, such a detection means develops the mouth before the hand. The mouth is an indispensable means of taking in nutrients from the outside through the feeding exercise, and is the earliest means of judging what is necessary and necessary for oneself.
At this time, the development of the lips is promoted, and it is preferable to use a training tool for closing the lips, such as "teeth retention" for training the exercise required to ingest foods other than breast milk and milk. From this time on, the hand gradually begins to cooperate with the mouth as a means of transporting objects to be taken into the mouth. It is preferable to use a lip trainer or the like for training the cooperation between the hand and the lip together with the lip training.
[0008]
Although there are individual differences, from the age of about 8 months, teeth begin to grow, and the mouth (lips) are not all food that has been brought to the mouth by hand. Will be specialized as a detection means. In addition, the hand is not limited to a means for carrying food to the mouth, but gradually serves as the above-described detection means for touching and detecting an external object. Gradually, things are determined based on the tactile sensation touched by the hand. However, at the age of 8 to 14 months, the habit of including things that can be touched and carried still remains in the mouth, so the learning tools used at this time are not dangerous even if put in the mouth. Is needed. In addition, in order to attract the attention of infants at this time, it should be considered that the form can be put into the mouth.
[0009]
Further, the hand as the detecting means touches an object near the hand, and determines the property of the object based on the touch. For this reason, in order to promote the development of such functions, it is necessary to touch and experience various objects, but at this time it often reacts particularly to round shapes and soft objects, It is preferable that the thing having a certain form is a thing.
[0010]
In addition, the hand gradually starts to have a function as a tool that plays a role based on the above-mentioned command from the brain from the function as the detection unit.
By analyzing the function of the hand as such a tool, it can be classified into several types. Apart from the details of such functions, for example, hands are trained to cooperate with the mouth in the sense of carrying food to the mouth, such as in training for meals, or mouth, such as when bandaging. In terms of assisting the hand, it is preferable that a tool that can perform training for coordination between the mouth and the hand be used as a tool.
[0011]
Further, as the hand is used as a tool, a change occurs in how to pay attention to an object to be operated. In other words, if there are many objects in the outside world, it is possible to change the shape due to the fact that there are many objects to which attention is paid, or that the target having a predetermined form is decomposed. I feel "interesting" in the state, and as this evolves, it becomes "interesting" to break apart something into pieces. For this reason, the operation by the hand as a tool is directed to making the target object “separate” (separate period). In the "play" by such infants, attention will be paid to composing, by combining, for example, objects that exist separately from around 18 months of age (composition period). Therefore, it is preferable to provide a tool that can be relatively easily disassembled and separated without using a complicated operation or a strong force, such as a block toy, corresponding to at least this disjointed period.
In particular, at the stage of about eight months of age, it is preferable to use, as a hand tool, a function capable of training the operation of bending, pushing, and shaking an object. Therefore, it is preferable that the tool can be used for practicing these operations and for performing disassembly or the like by these simple operations.
[0012]
In addition, since hand movements are involved in the development of the brain, assuming that the right hand is under the control of the left brain and the left hand is under the control of the right brain, to develop the left and right brains in a well-balanced manner It is preferable to be able to train both hands.
And it is difficult to promote the training if the object to be subjected to each of these operations is too difficult to operate so that the infant at this time cannot use it.For example, it is not a "hard" object, but a tool that is easy to deform. Preferably, there is.
[0013]
From this point of view, in addition to training in lip movement, bridging the function of the mouth as a detecting means to training the hand function as a brain detecting means, It would be desirable to be able to train properly through toys.
[0014]
The present invention has been made to solve such a problem, and the movement of the lips and the movement of the hands and hands can be bridged from the mouth detection function to the training of the hand function as the detection means. It is an object of the present invention to provide a toy that can learn finger operations at the same time.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to provide a base having a toothed member formed of an elastic material so as to be entirely deformable, and a hollow main body in which a sound generating member is housed. The present invention is achieved by a tooth-closing toy, wherein the tooth-closing member has a protrusion and / or a concave portion on a surface thereof and is configured to be detachable from the base member.
[0016]
According to the first aspect of the present invention, the tooth-holding member is entirely formed of an elastic material and is entirely deformable, so that any part is put in the oral cavity and the teeth are chewed by the teeth or gums. And the teeth function properly as a booster. In particular, since the projections and / or depressions are provided on the surface, it is possible to change the stimulus when biting between a portion where these are not present and a portion where these are formed. In other words, the habit of carrying the object to the mouth is the behavior that appears first in the early stage of the infant's development, and often remains as the infant's behavior throughout the subsequent stages of disassembly and composition. For this reason, the tooth-closing member satisfies such a habit, and can be further developed for the development of a function as a means for detecting a hand or a finger and training of operation. In other words, since the entire tooth-holding member is formed of an elastic material and is entirely deformable, each finger of the infant's hand can bend or bend the tooth-holding portion to be deformed. In addition, training of hand and finger operation can be performed simultaneously.
In particular, by attaching and detaching the base member while deforming or deforming the member, the hand is mainly used for disassembling or assembling the infant in the above-mentioned "disjointed period" or "composition stage". Movement, finger movement, etc. can be trained.
In addition, since the base member houses the sounding member in the hollow main body, a sound is generated by the baby grasping and shaking the base member, not only the visual and tactile sense, but also the interest of the baby by the sound, It is possible to learn operations such as gripping the base member with fingers or shaking while holding it.
[0017]
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, a plurality of the tooth-holding members are formed, and the tooth-holding members are fitted to each other by using the concave portion and / or the convex portion. It is characterized by having been constituted.
According to the configuration of the second aspect, the teeth can be played like a simple building block by fitting the members to each other, and in the case of an infant in the assembling period, the teeth to be folded is sometimes used in the mouth. It is possible to use it by biting it in a box or fitting it together.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, in the configuration according to any one of the first and second aspects, the main body of the base member includes a column, and the column is at least partially a transparent hollow body, and both ends thereof are provided. Each of the flange portions is closed, and the tooth-closing member has a ring shape having an opening having an inner diameter smaller than the outer shape of the flange portion, and a part of the ring shape is cut away. It is characterized by having a separation unit.
[0019]
According to the configuration of the third aspect, by providing the pillar portion on the main body of the base member, it is easy to grasp. Then, by separating the tooth-closing member from the base member, for example, it is possible to train hand movements, finger movements, and the like, centering on the disassembling operation of the infant in the “disjointed period”. In particular, the tooth-holding member has a ring-shaped basic form, and is a separation portion in which a part of the ring shape is notched so that it can be easily grasped by a finger at an early stage of development. Are opposed to each other, so that it is easy to deform by holding the end. That is, it is possible to grasp and pull the end portion, to expand by holding each end portion with each finger of each hand, or to deform while grasping. As described above, since the tooth-closing member is easy to grasp and can be deformed, it is easy to attract interest, and it is possible to perform various operation training while maintaining the interest of the infant operated by the deformation.
Further, the ring-shaped toothed member can be deformed so as to greatly separate the respective separating portions so that different toothed members can be connected to each other as well as attached to the base member. In this state, the inner diameter of the toothed member is smaller than the outer shape of the flange portion of the base member. In this respect, by using the base member and the tooth-folding member, for example, it can be used for training of the hands and fingers of the infant in the above-described configuration period.
[0020]
In addition, the above object is, in the invention of claim 4, having at least two teeth accumulating members, the teeth accumulating members projecting outward from the main body and the main body, at least A part of the surface is flexible, and the surface includes a toothed portion provided with any one of a concave portion, a convex portion, and a hard portion, and a connecting means provided on the main body. The coupling means includes an outwardly protruding insertion portion, and a receiving portion for receiving at least a part of the insertion portion. This is achieved by a tooth-closing toy configured to be connectable using the insertion portion and the receiving portion.
[0021]
According to the configuration of claim 4, each tooth-tooth member protrudes outward from the main body, at least a part of the surface is flexible, and the surface has a concave portion, a convex portion, and a hard portion. , A tooth provided with any one of them has a pocket portion. For this reason, the tooth pocket is more easily held by the lips from the outside. Then, by chewing with the teeth or gums, the flexible material provides a more suitable stimulus due to the elasticity, so that the tooth performs its basic function as a remedy. In particular, since the toothed portion has any one of a concave portion, a convex portion, and a hard portion on the surface, the portion has no such portion and the portion where these are formed has been bitten. The stimulus at the time can be changed. In addition, the habit of carrying an object to the mouth, such as the use of teeth, is a behavior that appears early in the developmental stage of the infant, and often remains as an infant's behavior throughout the subsequent stages of disaggregation and constitution. is there. For this reason, the tooth-closing member satisfies such a habit, and can be further developed for the development of a function as a means for detecting a hand or a finger and training of operation. That is, the main body has a connecting means, and the connecting means includes an outwardly protruding insertion portion, and a receiving portion for receiving at least a part of the insertion portion, and a member having one tooth is used as another member. Since the teeth are configured to be connectable using the storage member, the insertion portion, and the receiving portion, it is possible to learn the operation of connecting the teeth storage members to each other. It is possible to appropriately learn the operation of the hand or the finger. In addition, learning of the operation of the hand and the finger of the infant in the “disjoint period” can be appropriately performed by changing the connection state from the connected state.
[0022]
According to a fifth aspect of the present invention, in the configuration of the fourth aspect, the plurality of teeth can be connected to each other using the insertion portion and the receiving portion to form an annular shape as a whole. Features.
According to the configuration of claim 5, the infant tends to be strongly attracted to the form such as the circle and the ring, and the annular form is placed close to the child, so that the baby can be motivated to take it. . Then, from the annular shape, it is possible to promote the operation of breaking apart the individual tooth-stacking members.
[0023]
According to a sixth aspect of the present invention, in the configuration of the fourth or fifth aspect, the insertion portion and the receiving portion are arranged so that a plurality of the insertion portions and the receiving portions are arranged at least on the same plane. The toothed portion is provided between them.
According to the configuration of claim 6, since the tooth accumulating portion is arranged between the insertion portion and the receiving portion which are arranged in a plurality on the same plane, an arbitrary position is grasped and the tooth accumulates. The part can be kept close to the lips. Further, since the toothed portion which is located between the insertion portion and the receiving portion and protrudes outward can hold the coupling portion and perform the connecting operation by the insertion portion and the receiving portion, the operation is easy. In addition, since a plurality of insertion portions and receiving portions are provided, various connection modes can be realized by selecting the connection direction and direction, and many variations can be obtained as an assembled mode.
[0024]
According to a seventh aspect of the present invention, in the configuration according to any one of the fourth to sixth aspects, the connecting means has a shaft extending outward from the main body, and the spherical insertion portion extending distally from the shaft. A receiving portion having a concave portion for receiving at least a part of the insertion portion, and a locking means formed in the concave portion for locking the spherical insertion portion, wherein the connecting means is provided with the teeth. It has a higher rigidity than the flexible part of the reservoir, and the shaft portion of the connecting means is configured to have an outer diameter smaller than the diameter of the spherical portion of the insertion portion. I do.
[0025]
According to the configuration of claim 7, since the connecting means has higher rigidity than the flexible portion of the tooth holding portion, it is easy to hold, and even if a somewhat excessive force or oblique force is applied. It is easy to handle without bending. Since the insertion portion of the connecting means has a spherical portion and has no specific direction when inserted into the receiving portion, the insertion portion can be inserted even if precise alignment in the fitting cannot be performed. In this regard, infants in a stage where both hands do not move in perfect coordination can be handled.
Further, since the shaft portion supporting the spherical portion of the insertion portion is configured to have an outer diameter smaller than the diameter of the spherical portion, after inserting the insertion portion into the receiving portion, change the angle at the connecting portion. And can be configured in various shapes. Moreover, the insertion part can be inserted into the receiving part even if the axis is inclined to some extent, without having to move the insertion part precisely along the axis and insert it into the receiving part. It is possible to learn so that a cooperative movement of both hands can be realized while repeating a proper cooperative state.
This is also useful when releasing the connection, the connection can be easily released by holding and pulling each of the connected assembly members with both hands, and furthermore, the connection member is inclined with respect to the axis in the connected state. By making the angle variable, it can be released using the principle of leverage.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
The embodiment described below is a preferred specific example of the present invention, and thus various technically preferable limitations are given. However, the scope of the present invention particularly limits the present invention in the following description. The embodiments are not limited to these embodiments unless otherwise described.
[0027]
First embodiment
FIG. 1 is a schematic perspective view of a tooth-closing member constituting a part of the first embodiment of the tooth-closing toy of the present invention, and FIG. 2 is a first embodiment of the tooth-closing toy of the present invention. It is a schematic perspective view which shows the base member which comprises another one part.
Tooth retention member
First, the tooth storage member 10 will be described. FIG. 3 is a schematic plan view of the toothed member 10, and FIG. 4 is a schematic sectional view taken along line AA of FIG.
As can be understood with reference to FIGS. 1, 3, and 4, the toothing member 10 has a ring shape, a part of which is cut away. The tooth cap member 10 is entirely formed of a material that is flexible and rich in elasticity, and is formed of a material that does not pose a danger to infants or the like even if it is contained in the mouth. It is formed by being integrally molded with, for example, silicone or the like. When the hardness of the toothed member 10 is set in the range of 10 to 70 degrees, preferably 20 to 50 degrees in the type A durometer test in JIS-K6253, when the infant is sandwiched between the upper and lower dentitions. It can be easily deformed with moderate elasticity, and can also be deformed by holding it with fingers, which can encourage operation practice. In this embodiment, in particular, one having a hardness of 40 degrees is used.
In addition, as a material of the tooth holding member 10, for example, polyethylene or polypropylene may be formed so as to be thin, and may be configured to be deformable so that the inside is hollow, and the hardness is different. An elastic body may be used as an integral material, and may be configured to be deformable.
[0028]
Specifically, as shown in FIG. 3, the tooth peg 10 has a substantially circular body 11. The main body 11 has a circular ring shape and has an opening 12 inside. The opening 12 has an inner diameter smaller than an outer shape of a flange portion of a base member described later. That is, the main body 11 has, for example, an inner diameter of about 30 mm and an outer diameter of about 54 mm.
A part of the circular main body 11 is notched, and constitutes a separating portion 13. That is, both ends 14, 14 are formed by cutting out a part of the circular main body 11, and in this case, each end 14, 14 is, for example, spherical as shown in the figure. The separating portion 13 is a portion or a portion where the both ends 14, 14 of the main body 11 are positioned so as to face each other and separated. In addition, the separation part 13 which is a section between the both ends 14, 14 has an interval smaller than a diameter of a support part of a base member described later.
Here, the main body 11 is not limited to a circular shape as long as it has a ring shape, and may be formed in a loop shape in which a part is separated by an ellipse, an ellipse, a form in which a corner of a polygon is rounded, or the like.
In addition, in order to provide the child with appropriate flexibility in order to encourage the infant to perform an operation of deforming the tooth-closing member 10, the thickness of the main body 11 of the tooth-closing member 10 is an important factor in addition to the hardness described above. Considering that the infant can hold and operate, the main body 11 has a substantially circular cross section including an ellipse, an ellipse, and a form in which polygonal corners are rounded, and has a diameter of about 10 mm to 20 mm. Preferably, the diameter is 12 mm in the present embodiment.
[0029]
As shown in FIG. 4, the main body 11 has a solid structure, and its cross section is substantially circular. The main surface 11 of the main body 11, which is the left side surface and the right side surface in FIG. 4, has a convex portion and a concave portion. The left side surface of the main body 11 in FIG. 4 is referred to as a first main surface 17a, and the right side surface is referred to as a second main surface 17b.
In FIG. 4, a protrusion 15 slightly protruding from one end is formed on the first main surface 17a side. On the second main surface 17b side, there is formed a concave portion 16 which is formed by being slightly concave. In the portion shown in FIG. 4, the convex portion 15 is one convex portion 15c of the plural convex portions, and the concave portion 16 is one concave portion 16c of the plural concave portions.
[0030]
Here, the concave portion 16 is large enough to receive the convex portion 15, and the concave portion 16 is loosely fitted with the convex portion 15 received. Therefore, the convex portion 15 and the concave portion 16 form a fitting means. In this sense, the convex portion 15 is a fitting portion, and the concave portion 16 is a fitted portion.
Also, as shown in FIG. 4, a concave portion 16 is formed on the second main surface 17b side corresponding to the position where the convex portion 15 is formed on the second main surface 17a side. I have.
Further, as can be understood with reference to FIG. 3, the first main surface 17a of the main body 11 has a convex portion 15a, a concave portion 16b, a convex portion 15c, a concave portion 16d, a convex portion along the circumferential direction of the ring shape. 15e are formed at equal intervals, that is, a plurality of protrusions and recesses are alternately arranged at equal intervals on one main surface. In other words, the protrusions and the recesses are arranged on one main surface at equal angular intervals with respect to the center (not shown) of the circular main body 11.
In FIG. 1, a plurality of convex portions and concave portions are similarly formed on the second main surface 17b on the bottom side so that the convex portions and the concave portions are similarly arranged alternately at equal intervals (not shown). As described in FIG. 4, the concave portion is located on the back side of the convex portion.
[0031]
Base member
Next, the configuration of the base member, which is a part of the tooth toy of the present embodiment, will be described. As shown in FIG. 2, the base member 20 has a pillar portion having a predetermined length that forms a main body portion, and a flange portion provided on the pillar portion. Flanges 22 and 23 are provided at both ends in the vertical direction, respectively. In this embodiment, the flange portions 22 and 23 have a function as a lid means for closing the hollow support portion, and also serve as a retaining means for the later-described toothed member.
5 is a schematic front view of the base member 20 with the flange portion 23 removed, FIG. 6 is a schematic plan view of the base member 20 with the flange portion 23 removed, and FIG. 7 is a schematic sectional view taken along line BB of FIG. FIG.
The height of the support 21 of the base member 20 is, for example, about 68 mm, and the outer diameter of each of the flanges 22, 23 is, for example, about 50 mm.
[0032]
As shown in FIGS. 5 to 7, the support portion 21 of the base member 20 is preferably a hollow body, and has, for example, a cylindrical shape. At least a portion of at least the column portion 21 of the base member 20 is transparent.
Since the strut portion 21 is formed in a columnar shape, as described later, when the infant or the like uses the strut portion 21, the strut portion 21 is easily grasped and held. The outer diameter of the support 21 is, for example, about 28.6 mm, which is slightly smaller than the inner diameter of the opening 12 of the above-described toothed member 10. As a result, play can be provided in a state in which the tooth-holding member 10 is mounted on the base member 20 as described later, and the tooth-turning member 10 can be rotated around the support portion 21 of the base member 20 to play. In addition, when the toothed member 10 is removed from the base member 20 as described later, the finger can be easily inserted and easily disassembled.
[0033]
The strut portion 21 is hollow in this embodiment and is entirely transparent. As shown in FIG. 2, for example, a small sphere 24 as sounding means is housed inside the strut portion 21. One or more, a plurality, or many small balls 24 are accommodated.
Preferably, the small spheres 24 are individually color-coded, so that the user can be visually enjoyed.
As a result, the small spheres 24 accommodated in the support portions 21 produce sound by rolling in accordance with the movement of the base member 20, and can have a function as a so-called "rattle". In particular, since the strut portion 21 is transparent, the movement of the small sphere 24 can be seen, and spheres or the like colored in various colors are used. You can strengthen your interest.
[0034]
As will be described later, when a plurality of toothed members 10 are mounted on the support portion 21 of the base member 20 and the inside is hidden, the small spheres 24 become invisible. Since 24 becomes visible, attention can be drawn to infants of particularly young age by utilizing such a phenomenon.
[0035]
FIG. 8 is a schematic sectional view showing the structure of the flange 23 fixed to the support 21. The flange portion 22 is formed integrally with the support portion 21, but the flange portion 23 is formed separately from the support portion 21. After the small spheres 24 are accommodated in the hollow support portion 21, the flange portion 23 is removed. The base member 20 is formed by fixing to the support 21.
As shown in FIG. 8, a circular groove 23a is formed on the surface of the flange 23 on which the column 21 is fixed. The groove 23a is configured to receive and fix the end of the column 21. By using such a groove 23a and fixing the flange portion 23 by bonding or welding as shown in FIG. 2, for example, an infant carries the base member 20 to the mouth, and the saliva is transferred to the base member 20 or the flange. Even if it adheres to the part 23, it does not enter the inside of the support part 21.
[0036]
The tooth-holding toy of the present embodiment is configured as described above, and the tooth-holding member 10 or the tooth-holding member 10 and the base member 20 are used, for example, as follows.
FIG. 10 shows a state in which the infant I holds the tooth-folding member 10 with both hands F1 and F2 and uses it with the mouth included. Since the tooth-storing member 10 is entirely formed of an elastic material and is entirely deformable, any part can be put in the oral cavity as shown in FIG. Can function properly as a toothbrush. In particular, since the convex portions 15 and the concave portions 16 are provided on the surface, it is possible to change the stimulation when biting between a portion where these are not formed and a portion where these are formed, and the stimulation is given to the periodontal ligament. In addition, learning such as experiencing a difference in hardness when taken into the oral cavity can be performed.
[0037]
That is, as shown in FIG. 10, the habit of carrying the object to the mouth is the behavior that appears first in the early stage of the development of the infant I, and often remains as the behavior of the infant during the subsequent stages of disaggregation and composition. It is a habit. For this reason, the tooth-closing member 10 can further develop the function and the operation training as a means for detecting a hand or a finger while satisfying such a habit.
That is, the tooth clasp 10 attracts the interest of infants and the like by making it easy to grasp the end portions 14, 14 by putting a finger into the opening 12 using the opening 12 (see FIG. 3) and deforming the finger. It is easy to carry out various operation training while maintaining the interest of the infant who operates by deformation. At this time, the infant deforms to a different shape by twisting while resisting the force of the tooth-holding member 10 to return to its original position, as well as the movement of the tooth-holding member 10 to grasp and deform and open. Can be done.
[0038]
FIG. 11 shows that the infant I deforms the tooth accumulating member 10 in this way, for example, holds it near the middle with the left hand F1, and puts one end portion 14 into the mouth to use the tooth accumulating. The state is shown.
In other words, since the entire tooth-holding member 10 is formed of an elastic material and is entirely deformable, the teeth-holding portion is deformed by bending or pulling the teeth with each finger or both hands of the baby. Training of hand and finger operation can be performed simultaneously. The toothed member 10 has a ring shape of its main body 11 as a basic form, and is easily separated by a part 13 of the ring shape which is easily cut off by a finger at an early stage of development. Since the respective end portions 14 and 14 have a structure facing each other, it is easy to hold and deform the end portion 14.
[0039]
As an example of an operation other than the operation involving the mouth and the hand due to such teeth, as shown in FIG. 9, as shown in FIG. 9, each of the convex portions 15 of the plurality of teeth storage members 10-1 and 10-2. 1 shows a state in which the tooth-folding members 10 are fitted to each other by utilizing the and the concave portions 17 (see FIG. 1).
By doing so, it is possible to play like a simple building block, and in the case of an infant in the assembling period, the tooth accumulating member 10 sometimes bites into the mouth and bites it or fits it together. It is possible to use.
[0040]
FIG. 12 is a schematic perspective view showing the entirety of the tooth accumulation toy 30 of the present embodiment, and a plurality of teeth accumulation members 10 are arranged on the base member 20 so that the separating portion 13 is arranged at the same position. This shows a mounted state. Preferably, it is preferable that the toothed members 10 be prepared in a number that fills from the flange portion 22 to the flange portion 23 along the length direction of the support portion 21 of the base member 20.
In this case, since the opening 12 (see FIG. 3) of the tooth retaining member 10 has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the columnar support portion 21, as shown in FIG. A play can be provided with the tooth-closing member 10 attached, and the tooth-closing member 10 can be played by rotating or rotating around the support portion 21 of the base member 20.
[0041]
FIG. 13 shows a state in which the tooth stacking member 10-2 is to be removed from the tooth stacking toy 30 in the state of FIG.
That is, the infant in the disjointed period holds the vicinity of the end of the tooth-filling toy 30 with the hand F1, and applies the thumb PF of the hand F2 particularly to one end 14 of the tooth-holding member 10-2 to separate the toy. It is shown that the portion 13 is deformed so as to be opened, and the member 10-2 is to be removed.
As described above, in the infants and the like in the disjointed period, the teeth can be removed from or attached to the support member 21 of the base member 20 by various methods of gripping with the fingers by the act of removing or attaching the members. The training or learning of movements such as pinching, grasping, twisting, and pulling the end portion 14 can be performed. Further, as shown in FIG. 12, when a large number of toothed members 10 are attached to the column portion 21 of the base member 20, the inside of the column portion 21 which is a hollow body is concealed, so that a large number of small portions described in FIG. The sphere 24 disappears. When the teething member 10 is removed by the operation as shown in FIG. 13, the small spheres 24 become visible. Can be pulled hard.
[0042]
Second embodiment
FIG. 14 is a schematic perspective view showing a tooth-holding member 40 which is a unit for constituting the second embodiment of the tooth-holding toy of the present invention, and FIG. FIG. 16 is a schematic plan view of the toothed member of FIG. 15, and FIG. 17 is a schematic left side view of the toothed member of FIG. The tooth-closing toy according to this embodiment is configured by using two or more tooth-closing members 40 as illustrated.
[0043]
In FIG. 14, the toothing member 40 includes a central receiving portion 47, a first curved portion 41 b and a second curved portion 41 c having a hyperbolic shape integrally disposed on both sides of the central receiving portion 47, Body 41 having a frame-shaped toothed portion 48 integrally disposed so that the curved portion 41b and the second curved portion 41c are connected to each other near each tip extending outward from the central receiving portion 47. It has. The toothing 48 is annular in this embodiment and protrudes outward.
As a result, the tooth stacking member 40 has a ring-shaped or circular basic shape as a whole.
Therefore, as is clear from FIGS. 14 to 16, a plurality of insertion portions 43 and receiving portions 44 are arranged on the same plane. A tooth pocket 48 is located between one insertion portion 43 and a receiving portion 44 adjacent thereto.
For this reason, as described later, it is possible to grip the arbitrary portion of the tooth accumulation member 40 and bring the tooth accumulation portion 48 closer to the lips. In addition, since the toothed portion 48 which is located between the insertion portion 43 and the receiving portion 44 and protrudes outward can be held and the connecting operation by the insertion portion 43 and the receiving portion 44 can be performed, the operation can be performed. Cheap. In addition, since a plurality of insertion portions 43 and a plurality of receiving portions 44 are provided, various connection modes can be realized by selecting the connection direction and direction. (Here, four) are formed.
[0044]
The main body 41 is covered with a relatively flexible elastic body 41a as shown by hatching. That is, the main body 41 is formed by forming a basic form with a rigid molding material, and further covering a softer elastic body thereon. The molded body in the basic form has, for example, a relatively high rigidity. As a synthetic resin material having a slight elasticity, for example, as an elastic material formed of polypropylene, polystyrene, acrylonitrile / styrene resin, acrylonitrile / butadiene / styrene resin, polyacetal, polycarbonate, polyamide, etc., and coated thereon For example, a thermoplastic elastomer or silicone can be used.
In this case, the resin material having high rigidity has a flexural modulus of 7000 kg / square centimeter or more in a normal state, and has a hardness of 10 degrees in a type A durometer test in JIS-K6253 as an elastic material. When the angle is in the range of 70 to 70 degrees, preferably 20 to 50 degrees, appropriate deformation can be easily performed, and this is suitable for the user to deform and operate his / her fingers. In this embodiment, a material having a hardness of 40 degrees is used.
Note that the tooth pocket portion 48 is provided with a convex portion or a projection serving as the exposed portion 48a on the skeleton (basic structure) made of the above-described rigid synthetic resin material, and is covered with the elastic body 41a. And the surface of the elastic body 41a are at the same height and at substantially the same level. In this case, the boundary between the exposed portion 48a and the elastic body 41a is slightly uneven. Further, even when the exposed portion 48a and the elastic body 41a are almost flat and there are substantially no irregularities, the exposed portion 48a is formed of a material having high rigidity as described above, so that it becomes a hard portion. In addition, when the toothed portion 48 is bitten, the elastic body 41a is crushed, and the exposed portion 48a which is a hard portion is not deformed. As a result, a state similar to the uneven state is obtained. For this reason, when the teeth hold the accumulating portion 48 in the mouth, a stimulus with a change is given. Further, the convex portion made of a synthetic resin material having high rigidity of the exposed portion 48a may be formed as a convex portion which is higher than the surface of the elastic body 41a, so that an uneven surface may be formed as a whole. The elastic body 41a may be configured so as to cover thinly, so that the above-described effect of the tooth retention may be exhibited in a biting state.
In addition, by appropriately coloring the portion of the elastic body 41a, it is possible to obtain a color that draws the infant's attention strongly. Preferably, the color coding of the plurality of toothed members 40 is not only colorful as a whole, but also useful for learning to give infants color recognition, as well as a toothed toy that appropriately attracts the interest of operation. Can be.
[0045]
The tooth pegs 40 are provided with connecting means 45 for connecting them together.
The connecting means 45 is composed of an insertion portion of one tooth-holding member 40 and a receiving portion of the other tooth-holding member 40 for fitting the insertion portion. In order to be able to be connected to each other, one tooth storage member 40 has at least one pair of an insertion portion 43 and a receiving portion 44 as shown in FIG.
In this embodiment, a shaft portion 42 and an insertion portion 43 are respectively formed at both ends of a first curved portion 41b of the main body 41, and receiving portions 44 are respectively formed at both ends of a second curved portion 41c of the main body 41. Is formed.
As a result, the tooth retaining members 40 are formed on the same plane along a direction perpendicular to the central receiving portion 47, and the insertion portions 43, 43 and the receiving portions 44, 44 are located symmetrically with respect to the central receiving portion 47, respectively. 44 in two directions intersecting each other.
[0046]
The insertion portion 43 is formed in a spherical shape, and has a degree of freedom in the insertion direction of the insertion portion during connection. The insertion portion 43 is formed at the tip of a shaft portion 42 extending from the main body 41, as shown in FIG. The shaft portion 42 has a length of L1 as a predetermined length, and has an outer diameter of L2 shown in FIG. 16, and this L2 is set to be smaller than the outer diameter L3 of the insertion portion 43. ing.
Here, L1 is, for example, 5.0 mm, L2 is, for example, 5.0 mm, and L3 is, for example, about 10.0 mm.
In addition, the spherical shape of the insertion portion 43 is not limited to a true sphere, and may be a curved shape having a degree of freedom in the direction of fitting. For example, an oval shape is also included.
[0047]
The receiving portion 44 has a cylindrical shape with one end opened, and has a concave portion 46 opened outward. The concave portion 46 is shown in detail in FIG. 18 showing a partially cut end view taken along the line AA of FIG. 17 (FIG. 18A) and a partially cut end view taken along the line BB (FIG. 18B).
The concave portion 44 as the receiving portion is formed such that the end surface opening diameter W1 is larger than the outer diameter of the spherical insertion portion 43 and the opening area increases toward the end surface opening. A locking means 51 is formed near the middle. The inner diameter W2 of the portion where the locking means 51 is formed is smaller than the end face opening diameter W1 and slightly smaller than the outer diameter of the spherical insertion portion 43.
[0048]
In this embodiment, the locking means 51 is a through hole formed in the wall face of the concave portion 44 at the position of the inner diameter W2, and the insertion portion 43 inserted into the concave portion 44 as the receiving portion is elastically inserted into the concave portion 44. It is locked so that it is not easily pulled out in the state of being received. That is, when the spherical insertion portion 43 is inserted into the concave portion 44, the vicinity of the locking means 51, which is a through hole, is slightly elastically deformed to receive a part of the spherical surface of the insertion portion 43, and this is the locking means. The through holes are received and held. Therefore, the hole diameter SL of the through hole needs to be set smaller than the outer diameter L3 of the insertion portion 43, and the SL is, for example, about 4.0 mm in diameter.
In this case, the force required when inserting the insertion portion 43 into the concave portion 44 serving as the receiving portion and the force for pulling the insertion portion 43 out of the concave portion 44 are determined by the relationship between the dimension W2 and the outer diameter L3 of the insertion portion 43. It can be adjusted by deciding in.
In this embodiment, W1 is, for example, 14.0 mm in diameter, W2 is, for example, 9.4 mm in diameter, D1 is, for example, about 9.5 mm, and the diameter L1 of the spherical insertion portion 43 is smaller than the diameter W1 of the end face opening. The inner diameter W2 of the wall surface serving as the locking means 21 is formed to be about 93 to 95% with respect to the diameter L3 of the spherical insertion portion 43, and is formed to be 94% in this embodiment. Have been.
The fitting strength between the insertion portion 43 and the concave portion 44 of the toothed member 40 obtained by such a configuration is determined by using an autograph (AGS-5kNG, manufactured by Shimadzu Corporation). When the concave portion 44 of the backlash member 40 is fixed as a fixed side, the other tooth is moved by inserting the insertion portion 43 of the backlash member 40 and moving at a speed of 300 mm / min, at the time of insertion and removal (release or removal). Is measured, in this case, it is possible to make the distance between 5N (Newton) and 30N both at the time of insertion and at the time of detachment, preferably at 5N to 15N, and in this case, the force at the time of detachment is Slightly larger than the force at the time of insertion.
With such a fitting strength, it is easy for a baby to fit or to separate when used. That is, not only is it easy to insert and remove, but also when inserted, it can be maintained while maintaining its insertion angle, as will be described later. It is possible to fit and hold in such a form, and it is possible to appropriately prompt the operation of the hand or finger for performing such a thing.
[0049]
FIG. 19 shows a state where the insertion portion 43 is inserted into the concave portion 44 which is the receiving portion. With the insertion portion 43 housed in the concave portion 44, the function of the locking means 51 (see FIG. 18) not only prevents the insertion portion 43 from coming off but also holds the insertion portion 43 in a temporarily fixed state. In this case, the insertion portion 43 has its imaginary axis JC inclined by an angle θ with respect to the imaginary center line (axis) LC on the concave portion 44 side as the receiving portion, and the axis JC does not fall any further. So that it can be retained.
That is, since the insertion portion 43 is spherical, it can be inserted into the receiving portion 44 even if the axes do not coincide with each other. Since the shaft portion 42 is thinner than the outer diameter of the insertion portion 43, when the insertion portion 43 is received in the concave portion 44, the arrow until the outer diameter of the shaft portion 42 contacts the opening edge of the receiving portion 44. P can be displaced along the direction of P, and with respect to the center O of the insertion portion 43, the locking means 51 can be displaced in all directions included in the conical space regulated by the range of the angle θ. Depending on the function, the position is maintained. Preferably, the angle θ is 25 ° to 45 °, preferably 25 ° to 35 °, based on the outer diameter of the shaft portion 42 (L2 in FIG. 16) and the determined dimension of the end face opening diameter W1 of the concave portion 44. About 30 degrees in this embodiment.
The angle θ is set to 25 ° to 45 °, preferably 25 ° to 35 °, in consideration of the tendency of infants to prefer a circular shape, considering that the number of toothed members 40 is different even in the combined form even if the toothed member 40 is used. Is to be able to be configured. Further, by setting θ to the above range, by fitting at an arbitrary angle within the angle range of θ, it is possible to learn a change in the shape or form assembled according to different angles. When the angle θ exceeds 45 degrees, the variable angle range becomes too large, so that the form formed by the fitting is changed too much, and the learning effect for obtaining such recognition is hindered. Will be done.
In addition, when the thickness of the shaft portion 42 is adjusted so as to have a constant strength, if the angle θ is smaller than 25 degrees, the change in the angle is reduced, so that a large number of teeth are required to form a circular (ring-shaped) member. 40 is required, and it is difficult for infants at this time to form a circular (ring-shaped) shape. If the depth of the concave portion 44 is reduced so that the angle θ is larger than 45 degrees, sufficient fitting strength cannot be obtained at this time, and the form realized by assembly may be impaired. Therefore, the angle θ is in the above range.
[0050]
Further, as shown in the partially enlarged cross-sectional view of FIG. 20, the concave portion 44 as the receiving portion is such that the rear wall portion 53 has an open end more than the position of reference numeral 52 when this wall portion is a curved surface. The contact portion 53a is formed to be located on the side.
That is, the contact portion 53a is a contact surface slightly protruding from the curved surface 52 corresponding to the spherical outer surface of the insertion portion 43, and the top portion thereof is substantially equal to the spherical outer surface of the insertion portion 43. When the insertion portion 43 is fitted into the concave portion 44 as shown in FIG. 15 when the insertion portion 43 comes into contact with the wall portion 53 as shown in FIG. The impact is increased, and as a result, a sound can be generated at the time of mounting.
In addition, the wall 53 is slightly displaced toward the opening end side of the concave portion 44 by the amount of protrusion of the contact portion 53a as compared with the curved surface 52, so that the locking means 51 and the wall 53 are both provided. A tight holding force can be applied to the insertion portion 43 accommodated in the abutting state, and the concave contact portion 53b has a curved surface substantially equivalent to that of the insertion portion 43. By ensuring the contact area, it becomes easy to hold the position as shown in FIG. 19 while maintaining the posture as shown.
With this configuration, when the insertion portion 43 is inserted into the concave portion 44 and connected, the infant or the user can change the connection angle at the position of the connection means 45 and one of the teeth can be retained. , The connected state can be maintained to such an extent that the angle at which the member 40 is easily held by the own weight or the like due to the other tooth does not immediately change.
[0051]
FIG. 21 shows the configuration of the central receiving portion 47 of FIG. 14, showing a different configuration example of the receiving portion. As shown in FIG. 14, the central receiving portion 47 is a concave portion that opens in the thickness direction of the tooth accumulation member 40, that is, the Z direction in FIG. 15 (backward on the paper). That is, the other receiving portion 44 is open along the XY plane in FIG. 15 orthogonal to the Z direction, and the opening directions intersect at 90 degrees.
The locking means of the center receiving portion 47 is formed as locking pieces 51-1 and 51-1 or rib pieces which protrude in a claw shape at positions facing each other on the inner peripheral surface of the concave portion. In this case, the inner diameter of the concave portion 46 is formed to be substantially the same size as the outer shape of the insertion portion 43, and the distance between the locking pieces 51-1 and 51-1 is formed slightly smaller than the outer shape of the insertion portion 43. As a result, when the insertion portion 43 is inserted, it can be slightly elastically deformed and received.
The opening of the central receiving portion 47 has the maximum diameter at the end face opening similarly to the receiving portion 44, and is slightly reduced inward. The bottom surface (rear surface) has a bottom (rear side) opening 47a. By being provided, it penetrates so that the locking pieces 51-1 and 51-1 can be easily formed, and the insertion portion 43 can be easily attached and detached.
In this case, by adjusting the distance from the locking pieces 51-1 and 51-1 to the bottom surface of the central receiving portion 47, the fitting strength of the insertion portion 43 in the central receiving portion 47 is adjusted to an appropriate strength. Can be.
Thus, the central receiving portion 51 can be locked in a state where the insertion portion 43 is received, similarly to the other receiving portions 44. Further, the locking means of the other receiving portion 44 may be configured as shown in FIG.
[0052]
The tooth toy of the present embodiment is configured as described above, and is used, for example, as follows.
FIG. 22 to FIG. 25 are views showing a state in which a baby or the like is operating the tooth closing member 40 of the toy.
The toothed toy is configured by preparing a plurality of toothed members 40 having the same structure. The toothed member 40 has a ring-shaped circular appearance as a basic form, and it has been confirmed that the circular shape is extremely interesting for an infant about one year and six months old. Therefore, in a state in which the plurality of toothed members 40 are present separately, the circular individual toothed members 40 are likely to attract the interest of infants.
[0053]
Then, when there are members 40-1 and 40-2 that are present separately, when the infant connects the two members 40-1 and 40-2, The simplest method is shown in FIG.
That is, as shown in FIG. 22, for example, an infant (not shown) presses the main body 41 of the member 40-1 with the right hand F3 against the plane of a floor or the like (not shown) from above. Hold down, hold the main body 41 of the toothed member 40-2 in the same direction as the toothed member 40-1 with the left hand F4 and move it in the direction of the arrow, and the tip of the shaft portion 42 of the toothed member 40-2. Can be inserted into a recess 44 as an opposing receiving portion of the toothed member 40-1.
[0054]
As a result, similarly to the state shown in FIG. 15, the insertion portion 43 is inserted into the concave portion 44, which is the receiving portion, and the spherical surface comes into contact with the contact portion 53 in FIG. You can easily recognize what was done. In addition, such a sound has an effect of increasing interest in the connection work of the infant and prompting the user to perform an operation. In this state, the locking means 51, 51 lock the spherical surface of the insertion portion 43 so as to sandwich the spherical surface from both sides, so that the insertion portion 43 is held in a state where it cannot be easily removed.
In this way, since it can be inserted by the movement of moving horizontally while holding down on a flat surface, each tooth-holding member 40-1 and the tooth-holding member 40-2 are held at a high position with both hands well with both hands. For an infant who cannot adjust the three-dimensional position in the state, it is only necessary to align the tooth accumulation member 40-1 and the tooth accumulation member 40-2 on the same plane. Can be.
[0055]
In performing such an operation, since the main body 41 of the tooth-closing member 40 is formed of a material having a predetermined rigidity, compared to a case where the main body 41 is formed of a soft material, the force in a held state is higher. Can be easily added, and the connecting operation can be performed without causing displacement or the like.
In other words, by disposing the elastic body 41a on at least a part of the surface, the tooth stacking member 40 is not only easy to hold, but also the location of the exposed portion 48a (a rigid material is exposed) and the connecting means 45. Compared with the above, since a difference in feel when touching with a hand is obtained, by giving an interest in touching, it is possible to motivate the user to take the hand and promote the above-described operation. Then, when the infant takes the hand, the body 41 provides a sense of security due to the elastic touch of the elastic body 41a on the surface as described with reference to FIG. 14, and in performing the above-described operation, Since it has rigidity, work is easy.
In the case where a caregiver such as a mother gives an infant of about 6 months of age, which corresponds to an earlier use start time, the tooth-holding member 40 of the present embodiment to use the infant, the infant cannot perform the attaching / detaching operation. When one tooth-holding member 40 is picked up, the tooth-holding portion 48 is curved outward and protrudes, and the surface is covered with the elastic body 41a. A practice of closing the mouth as a so-called "tooth retention" can be performed. In this case, since the elastic body 41a and the exposed portion 48a from which the highly rigid material is exposed are formed in the tooth pocket portion 48, a different feeling can be given to the infant.
[0056]
FIG. 23 shows an operation in which the two toothed members 40-1 and the toothed member 40-2 are not placed on the floor or the like but are held in the air while being held by the left hand F4 and the right hand F3, respectively. ing.
In this case, for a baby who is developing the ability to work in coordination with the movements of both hands, the tooth holding member 40-1 and the tooth holding member 40-2 which are separately held by the left hand F4 and the right hand F3 are the same. It is quite difficult to carry out the connection work while holding and approaching the plane. Alternatively, it is also difficult to individually hold the tooth accumulation member 40-1 and the tooth accumulation member 40-2 horizontally. In the case shown, the receiving portion 44 used for connecting the tooth-holding member 40-1 faces slightly downward, and the insertion portion (shaft 42) used for connecting the tooth-holding member 40-2 also has a larger inclination. Pointing down.
[0057]
In this state, even if the insertion portion is inserted into the receiving portion 44, as described with reference to FIG. 19, since the insertion portion is spherical, even if the axes do not coincide with each other within a tilt range of up to about 30 degrees. It can be inserted into the receiving part 44. In particular, since the end opening diameter W1 of the receiving portion 44 is formed large and reduced inside, it is easy to arrange the insertion portion 43 in the opening of the receiving portion 44, and once the insertion portion 43 is disposed in the opening. Then, the insertion portion 43 can be easily inserted into the receiving portion 44 by pressing the receiving portion 44 toward the rear wall portion 53 with force. Since the shaft portion 42 is thinner than the outer diameter of the spherical insertion portion, the insertion portion is received in the concave portion 44 even if it is inclined as shown, so that the movement of both hands can be coordinated well. Even in the case of an infant at a stage where it is not possible, after the insertion portion 43 is fitted into the receiving portion 44 as shown in FIG. 23, as shown in FIG. 24, the toothed member 40-1 and the toothed member 40-2 are connected. be able to.
In this case, the main body 41 of the toothed member does not bend even when a somewhat excessive force or an oblique force is applied, and is easy to handle. In this way, the individual tooth retention members can be made into a single unit while adapting to the play interest of the infant during the construction period while practicing the operation.
[0058]
Moreover, the connection can be easily released by operating in a direction opposite to the direction of the arrow in FIG. 22 from such a connected state.
In addition, when such a movement is performed in the air, not on the floor or the like, the connection can be released by separating the insertion portion 43 and the receiving portion 44 in a direction in which the axis lines coincide with each other. As you can see, such an operation is difficult.
Therefore, as shown in FIG. 23, if the axes of the insertion portion 43 and the receiving portion 44 are inclined and further greatly inclined, the opening periphery of the receiving portion 44 becomes If the inclination is further increased by abutting the outer periphery of 42, the connection can be easily released by the principle of leverage. Therefore, the infant can learn so as to realize the cooperative movement of both hands while repeating the imperfect cooperative state by using the toothed toy of the present embodiment.
When used in this way, it is particularly possible to practice holding the target object using hands and fingers and adjusting the applied force while arbitrarily changing the position of the held object. In this case, the gripping by the hand or the finger can be performed in various ways because the toothed member 40 has a substantially circular shape. You can also experience the difference.
In addition, it is possible to acquire the recognition that objects that are present separately are combined and changed to another integrated object.
[0059]
In addition, for example, as described with reference to FIG. 23, a plurality of toothed members 40 are sequentially connected using the insertion portions 43 and the receiving portions 44 to form an annular shape as a whole. Can be configured.
In this case, the infant tends to be strongly attracted to the form such as a circle or a ring, and the annular form can be motivated to take it by being placed close to it. Then, from the annular shape, it is possible to promote the operation of breaking apart the individual tooth-stacking members.
[0060]
FIG. 25 shows a state in which the tooth accumulation member 40-1 is placed on a plane such as a floor, for example, holding the main body of another tooth accumulation member 40-2 with the right hand F3 and the center of the tooth accumulation member 40-1. The manner in which the insertion portion 43 of the member held by the teeth held in the hand is fitted into the receiving portion 47 is shown.
In this case, since the tooth accumulation member 40-1 is held horizontally on the floor or the like, the tooth holding member insertion portion 43 is held in the center receiving portion 47 of the tooth accumulation member 40-1. , It is easy to apply force from above and can be easily connected.
In such a connected state, it is also possible to practice the operation using the fingertips, such as pinching the upper part of the tooth accumulation member 40-2 with the finger of the right hand F3 and rotating the tooth accumulation member 40-2. .
Further, since such a three-dimensional connection can be performed, a more complicated and three-dimensional structure can be created.
[0061]
FIG. 26 shows a state where the infant IN holds the tooth-holding member 40 of the present embodiment with both hands F3 and F4, and puts the tooth-holding portion 48 into the mouth.
In this case, the toothed portion 48 at any position in the circumferential direction of the ring-shaped toothed member 40 may be selected, and the degree of freedom in use is high.
In performing such use, the tooth accumulation member 40 has an outwardly projecting tooth accumulation portion 48, as can be understood from the illustrated state. Therefore, the toothed portion 48 is more easily held by the lips from the outside. Then, by chewing with the teeth or gums of the infant IN, the flexible material provides a more suitable stimulation due to elasticity, thereby exhibiting the basic function of the teeth. In particular, since the toothed portion 48 has a convex portion or a concave portion formed on the surface by the exposed portion 48a or the like, stimulation when biting between a portion where there is no such portion and a portion where these are formed is performed. Can be changed.
[0062]
In addition, the habit of carrying an object to the mouth, such as the use of teeth, is the earliest behavior in the early stage of the development of the infant IN, and often occurs during the later stages of disassembly and constitution. It is a habit that remains as an action. For this reason, the tooth-closing member 40 satisfies such a habit and, by performing the above-described operation, further develops a function as a hand or finger detection unit and develops an operation training. Can be. That is, as described with reference to FIG. 14, the main body 41 has the connecting means 45, and the connecting means includes the inserting portion 43 protruding outward and the receiving portion 44 for receiving at least a part of the inserting portion 43. And the configuration is such that one tooth storage member 40 can be connected to another tooth storage member 40, so that the operation of connecting the tooth storage members 40 to each other can be learned. The learning of the operation of the hand or the finger of the infant in the step ")" can be appropriately performed.
[0063]
The present invention is not limited to the above embodiment.
As a modification having the connecting means 45 as in the second embodiment, a toothed portion having a convex portion or a concave portion provided at the top of a curved main body is formed, a receiving portion 44 is provided at one end, and the receiving portion 44 is provided at the other end. May be provided with an insertion portion 43 at the end of.
Further, instead of making the end portions 14, 14 of the toothed member 10 in the first embodiment substantially hemispherical, the end portions can be connected to each other, and the main body 11 may be formed in a ring shape integrally connected. Alternatively, the separation unit 13 may appear when the connection between the ends is released. Then, the toothed members 10 may be connected to each other by using these ends to form a continuous spiral.
Each configuration of each embodiment can be partially omitted, can be combined as appropriate between the embodiments, or another configuration that is not described above can be added.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the movement of the lips and the operation with the hand or the finger are simultaneously learned so that the bridge from the mouth detection function to the training of the hand function as the detection means can be performed. A toy can be provided that can be toothed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a configuration example of a tooth-folding member in a first embodiment of a tooth-folding toy according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing a configuration example of a base member in the first embodiment of the tooth-closing toy according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic front view of the tooth folding member of FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic sectional view taken along line AA of FIG. 3;
FIG. 5 is a schematic front view showing a part of the base member of FIG. 2;
FIG. 6 is a schematic bottom view showing a part of the base member of FIG. 2;
FIG. 7 is a schematic sectional view taken along the line BB of FIG. 5;
FIG. 8 is a schematic sectional view of a flange portion fixed from behind the base member of FIG. 2;
FIG. 9 is a schematic perspective view showing a state in which teeth are stacked and joined.
FIG. 10 is a schematic perspective view showing a state in which an infant holds his / her teeth in a mouth without deforming the member.
FIG. 11 is a schematic perspective view showing a state where an infant deforms a tooth-folding member and includes the member in a mouth.
FIG. 12 is a schematic perspective view showing the entirety of a tooth toy.
FIG. 13 is a schematic perspective view showing a state of practicing (learning) a finger operation by removing a tooth-folding member from a base member.
FIG. 14 is a schematic perspective view showing a configuration example of a tooth-folding member according to a second embodiment of the tooth-folding toy according to the present invention.
FIG. 15 is a schematic front view of the tooth folding member of FIG. 14;
FIG. 16 is a schematic plan view of the tooth folding member of FIG. 14;
FIG. 17 is a schematic left side view of the tooth folding member of FIG. 14;
18A and 18B are views showing a structure of a receiving portion (recess), wherein FIG. 18A is a partially cut end view taken along line AA of FIG. 17, and FIG. 18B is a partially cut end view taken along line BB of FIG.
FIG. 19 is a partial cross-sectional view showing the state of connection between the toothed members of FIG. 14;
FIG. 20 is a partial schematic cross-sectional view of a receiving portion (recess).
FIG. 21 is a schematic perspective view of a central receiving portion.
FIG. 22 is a schematic perspective view showing a state of practicing (learning) the operation of a finger using the tooth folding member of the tooth toy.
FIG. 23 is a schematic perspective view showing a state of practicing (learning) the operation of a finger using a tooth folding member of a tooth toy.
FIG. 24 is a schematic perspective view showing a state of practicing (learning) the operation of a finger using the tooth-folding member of the tooth-folding toy.
FIG. 25 is a schematic perspective view showing a state of practicing (learning) the operation of a finger using the tooth-folding member of the tooth-folding toy.
FIG. 26 is a schematic perspective view showing a state where the infant holds the tooth-folding member of FIG. 14 in his mouth;
FIG. 27 is a schematic sectional view of a lip trainer.
FIG. 28 is a schematic perspective view showing a use state of the lip trainer of FIG. 27;
[Explanation of symbols]
10, 40 ... toothed member, 11 ... body, 13 ... separating part, 14, 14 ... end, 15 ... convex part, 16 ... concave part, 20 ... Base member, 21 ... pillar portion, 22 ... flange portion, 23 ... flange portion, 41 ... body, 43 ... insertion portion, 44 ... receiving portion, 45 ... connecting means , 48...

Claims (7)

全体が変形可能となるように弾性材料で形成された歯がため部材と、
内部に発音部材が収容された中空な本体部を備えたベース部材と
を有しており、
前記歯がため部材が、その表面に凸部及び/または凹部を有し、かつ前記ベース部材に着脱可能な構成とした
ことを特徴とする、歯がため玩具。
A toothed member formed of an elastic material so that the whole can be deformed,
A base member having a hollow main body in which a sound-generating member is accommodated,
The tooth-closing toy, wherein the tooth-closing member has a convex portion and / or a concave portion on a surface thereof and is configured to be detachable from the base member.
前記歯がため部材は複数個形成されており、かつ前記凹部及び/または凸部を利用して歯がため部材どうしが互いに嵌合されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の歯がため玩具。2. The tooth-closing member according to claim 1, wherein a plurality of the tooth-closing members are formed, and the tooth-closing members are fitted to each other by using the concave portion and / or the convex portion. 3. The toys for the teeth. 前記ベース部材の前記本体は支柱部を備え、この支柱部が少なくとも部分的に透明な中空体とされていて、その両端部を前記フランジ部によりそれぞれ閉止されており、
前記歯がため部材は、前記フランジ部の外形よりも小さな内径を有する開口を備えたリング形状とされており、前記リング形状の一部が切欠かれた分離部を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の歯がため玩具。
The main body of the base member includes a column, the column is at least partially a transparent hollow body, both ends of which are closed by the flange,
The toothed member is formed in a ring shape having an opening having an inner diameter smaller than the outer shape of the flange portion, and a separation portion in which a part of the ring shape is cut off is provided. 3. A tooth-closing toy according to any one of 1 and 2.
2以上の歯がため部材を有しており、
前記歯がため部材が、
本体と、
前記本体から外方に突出しており、少なくとも表面の一部が柔軟で、かつこの表面に、凹部と凸部と硬質部のうちの、いずれかひとつのものが設けられた歯がため部と、
前記本体に設けられた連結手段と
を有しており、
前記連結手段が、
外方に突出した挿入部と、
前記挿入部の少なくとも一部を受容する受容部と
を備え、
ひとつの歯がため部材が、他の歯がため部材と前記挿入部と前記受容部を利用して連結可能な構成とされた
ことを特徴とする、歯がため玩具。
Two or more teeth have a retaining member,
The tooth pocket member,
Body and
Protruding outward from the main body, at least a part of the surface is flexible, and, on this surface, a concave portion, a convex portion, and a hard portion, a tooth provided with any one of the toothed portion,
Connecting means provided on the main body,
The connecting means,
An insertion portion projecting outward,
A receiving portion for receiving at least a part of the insertion portion,
A tooth-closing toy, characterized in that one tooth-closing member can be connected to another tooth-closing member using the insertion portion and the receiving portion.
前記挿入部と前記受容部を用いて、複数個の歯がため部材を連結することにより全体として円環状の形態を形成する構成としたことを特徴とする請求項4に記載の歯がため玩具。The tooth-closing toy according to claim 4, wherein the insertion portion and the receiving portion are used to connect a plurality of tooth-closing members to form a ring shape as a whole. . 前記挿入部と前記受容部とが少なくとも同一平面上に複数個並ぶように配置されており、前記挿入部と前記受容部との間に前記歯がため部が設けられていることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の歯がため玩具。The insertion portion and the receiving portion are arranged so as to be plurally arranged at least on the same plane, and the tooth catch portion is provided between the insertion portion and the receiving portion. A tooth-closing toy according to claim 4. 前記連結手段が、前記本体から外方に延びる軸部を有し、この軸部より先端側に延びる球状の前記挿入部と、前記挿入部の少なくとも一部を受容する凹部を備える前記受容部と、前記球状の挿入部を係止するために前記凹部に形成された係止手段とを備え、前記連結手段が前記歯がため部の柔軟な箇所よりも高い剛性を備えており、かつ前記連結手段の前記軸部が、前記挿入部の球状部分の直径よりも細い外径となるように構成されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の歯がため玩具。The coupling means has a shaft portion extending outward from the main body, the spherical insertion portion extending distally from the shaft portion, and the receiving portion including a concave portion that receives at least a part of the insertion portion. And locking means formed in the recess for locking the spherical insertion portion, wherein the connecting means has higher rigidity than a flexible portion of the toothed portion, and The toothed toy according to any one of claims 4 to 6, wherein the shaft portion of the means is configured to have an outer diameter smaller than the diameter of the spherical portion of the insertion portion.
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