JP2004351086A - Air-driving dental handpiece and adapter for output adjustment - Google Patents

Air-driving dental handpiece and adapter for output adjustment Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a new air-driving dental handpiece which has better accuracy in the output adjustment while air is prevented from leaking in an air exhaust adjusting mechanism, and can be applied to various dental treatments with the wider range for adjustment, and an adapter for the output adjustment used thereof. <P>SOLUTION: This air-driving dental handpiece A is equipped with the air exhaust adjustment mechanism 8. The air exhaust adjustment mechanism 8 comprises a valve seat 10 equipped with a valve opening 10a disposed in the middle of an air exhaust tube 5 for flowing the exhaust air; a valve body 11 which is incorporated with the valve seat 10 in the thrust direction, being made rotatable about the axis of a handpiece body 1 and provided with a notch 11a for adjusting the openness of the valve opening 10a; a control ring 9 which is integrated with the valve body 11, to be rotated about the axis of the handpiece body by hand; and an elastic member 12 which makes the valve body 11 elastically connected with the valve seat 10 in the thrust direction. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用のエアタービンハンドピース、エアモータハンドピース或いは空気振動型スケーラハンドピースに関し、詳しくは、これらの駆動出力調整を駆動媒体である圧縮空気の排気調整をすることにより行うエア駆動式歯科用ハンドピース並びにこれに用いられる出力調整用アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
歯科診療においては、圧縮空気を駆動媒体とするエアタービンハンドピース或いはエアモータハンドピースが広く使用されている。これらハンドピースの駆動部としてのエアタービン或いはエアモータの出力調整は、圧縮空気の給気管路に設けられた流量調整機構によって行われていたが、低速度で比較的大きなトルクを必要とする歯科治療には不向きであった。そこで、特許文献1において、排気管路に流量調整機構を設けることにより、低速時における大幅なトルク低下を最小限に抑え、低速時の加工特性を改善する歯科用ハンドピースが提案された。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−57910号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1には、排気管路における流量調整機構としていくつかの例が開示されている。その1つの例として、排気通路と連通する開口を周面上に有した円筒部に旋動(回動)自在に嵌合し該開口の開度を制御する切欠溝を内面に備えたリング体から構成されたものが挙げられる。この例においては、リング体と連動する操作リングを回動操作させるだけで上記制御がなされるから、その操作が簡単であり、しかも構造もシンプルであるから、その実用価値が評価されるに至っているが、なお、実用上次のような解決すべき課題も指摘されるところとなった。
【0005】
即ち、上記例においては、円筒部に対してリング体が外嵌され、この嵌合面が相互の回転摺接面とされるから、この摺接面での排出空気の漏れが少なからず生じることは不可避であり、その為制御精度の低下を来たす原因となることがあった。また、半円形の上記開口に対して、切欠溝をその周方向に摺動させることにより開度調整を行うものであるが、その開度調整範囲が狭く、多様な歯科治療への適用にはまだ不十分さがあることは否めなかった。
【0006】
本発明は上記のような実情に鑑みなされたものであり、排出空気の調整機構における漏れを抑えて出力調整の精度を向上させると共に、調整範囲を広くして多様な歯科治療に供し得る新規なエア駆動式歯科用ハンドピース及びこれに用いられる出力調整用アダプターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースは、手持操作されるハンドピース本体と、導入された圧縮空気により駆動する駆動部と、この駆動部からの駆動力を得て歯牙に作用する作用部と、上記駆動部に圧縮空気を供給する為の給気管路と、駆動部で使用された空気を排出する為の排気管路と、該排気管路の途中に設けられ排出空気の排気調整をすることにより上記駆動部の出力制御を行う排気調整機構とを備え、上記排気調整機構が、上記排気管路の途中に配設され排出空気を流通させる弁口を備えた弁座部と、該弁座部にスラスト方向に当接合体しハンドピース本体の軸心の廻りに回動可能とされて上記弁口と連通し該弁口の開度調整をなす切欠を備えた弁体と、該弁体と一体とされハンドピース本体の軸心の廻りに手操作により回動操作される操作リングと、上記弁体を弁座部に対してスラスト方向に弾接させる弾性部材とにより構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記構成において、弁体をハンドピース本体の軸心の廻りに回動させることにより、弁座部に対する弁体のスラスト方向での当接面における互いの摺接をして、弁体の切欠により弁座部の弁口の開度調整がなされる。このように、排気量の調整により、上記駆動部の駆動出力調整がなされるから、低速でも大きなトルクを得ることができる。そして、弁座部に対して弁体が弾性部材によりスラスト方向に弾接されているから、上記当接面での空気の漏れがなく、精度の高い出力調整が約束される。
【0009】
そして、請求項2の発明のように、上記弁座部の弁口が、ハンドピース本体と同心的な幅狭扇形に形成され、一方弁体の上記切欠が、ハンドピース本体と同心的且つ上記弁口と略同曲率の幅狭扇形に形成されている場合、これら幅狭扇形の弁口及び切欠の相互の合体位置関係により開口調整がなされるから、調整範囲が大きくまた微調整も行い易く、多様な歯科治療用としてその適性が増大する。
【0010】
また、請求項3の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースは、上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、ハンドピース本体の芯体と上記操作リングとの間に弾装されたばね材による径方向のフリクションを伴いなされるものであることを特徴とする。このような構成の場合、操作リングの回動操作がフリクションに抗してなされるが、このフリクション作用により、弁体を任意位置に静止させることができ、上記作用部を歯牙等にあてがい駆動させて治療作業を行っている際に、出力が変動するようなことが起こる懸念がない。
【0011】
請求項4の発明では、上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、ハンドピース本体の芯体と上記操作リングとの間に介在された位置決め手段により、複数の位置間で段階的になされるようにしたことを特徴とする。このように構成すれば、段階的な位置決めにより操作リングが各位置において安定的に保持され、上記同様に操作中に出力変動が生じる懸念がない。また、このような位置決め手段を、上記フリクションを生起させるばね材を含んで構成することも可能であり、これにより、構造簡単でありながら、操作リングの安定静止及び位置決めがより確実になされる。
【0012】
請求項5の発明のように、上記位置決め手段が、上記弁体に隣接して操作リングに内装固定される位置決めリングと上記ハンドピース本体の芯体との間に介在され、該位置決めリングと操作リングとの周方向の相対的内装固定位置の設定により、上記弁座部の弁口と弁体の切欠とによる開度の初期設定が可能とされているようになすことも望ましく採用される。そして、この内装固定が、請求項6の発明のように、ダブルナット手段を用いた螺装によってなされるようにすることが望ましい。
【0013】
このような構成によれば、使用目的に応じて事前に弁の開度調整範囲を初期設定することができる。従って、歯科用ハンドピースの種類によって、弁を最大に開けると出力が大きくなり過ぎる場合は、位置決めリングの操作リングに対する固定位置を適宜設定することにより、有効開度を絞るようにして、その適性の増大を図ることができる。そして、この固定をダブルナット手段を用いた螺装によって行う場合は、その初期設定が安定的になされる。
【0014】
更に上記位置決め手段は、請求項7の発明のように、上記ばね材に取付けられた突形部材と、上記位置決めリングの内周に形成され該突形部材を受容する複数の凹部とより構成されることが望ましい。このように構成すれば、操作リングの回動操作に伴い、上記突形部材がいずれかの凹部に嵌り込み、しかもこの突形部材はばね材により弾力付勢されているから、この嵌り込みが維持され、所望の駆動出力が変動することなく精度の高い歯科治療を実施することができる。
【0015】
上記のように構成された歯科用ハンドピースは、請求項8の発明のように、上記駆動部が、圧縮空気により作動する空気振動子であり、上記作用部がこの振動子に連結されて振動が伝播されるようにしたスケーラチップであるスケーラハンドピースや、請求項9の発明のように、上記駆動部が、圧縮空気により作動するエアタービンであり、上記作用部がこのタービンに取着され軸回転する切削工具であるエアタービンハンドピース、更には請求項10の発明のように、上記駆動部が、圧縮空気により作動するエアモータであり、上記作用部がこのエアモータから駆動伝達されて軸回転する切削工具であるエアモータハンドピースとして具現化される。
【0016】
そして、上記排気調整機構は、請求項11の発明のように、ハンドピース本体の基端部に設けられていることが望ましい。このように、排気調整機構をハンドピース本体の基端部に設けることにより、ハンドピース本体を把持して治療作業等を実施している際に、排気調整機構の操作リングに手指が触れ、不意に出力の変動が生じたりする懸念がない。
【0017】
請求項12の発明は、上記排気調整機構をハンドピース本体の基端部に着脱自在に装着される出力調整用アダプターに係るものであり、該アダプターは、ハンドピース本体内の給気管路及び排気管路に夫々連通する給気通路及び排気通路と、該排気通路の途中に設けられ排出空気の排出調整をすることにより上記駆動部の出力制御を行う排気調整機構とを備え、上記排気調整機構が、上記排気通路の途中に配設され排出空気を流通させる弁口を備えた弁座部と、該弁座部にスラスト方向に当接合体しハンドピース本体の軸心の廻りに回動可能とされて上記弁口と連通し該弁口の開度調整をなす切欠を備えた弁体と、該弁体と一体とされハンドピース本体の軸心の廻りに手操作により回動操作される操作リングと、上記弁体を弁座部に対してスラスト方向に弾接させる弾性部材とにより構成されていることを特徴とする。
【0018】
斯かるアダプターの排気調整機構の構成は、請求項1の発明に係る排気調整機構と基本的に同じであり、従って、請求項2乃至7に対応する請求項13乃至18のいずれかに記載された発明も当該排気調整機構に望ましく採用される。また、請求項8乃至10の発明と同様に、スケーラハンドピース、エアタービンハンドピース或いはエアモータハンドピースのいずれかに具現化される。このように、アダプターに排気調整機構を設けてハンドピース本体内の駆動部の出力制御を可能とするようにすれば、各ハンドピース毎に排気調整機構を設ける必要がなく、また、既存の排気調整機構を有さない各種ハンドピースをこのアダプターを介して駆動媒体供給用ホースに接続するようにすれば、同様の出力制御が可能となり極めて便利である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。図1(a)は本発明を歯科用スケーラハンドピースAに適用した例を示す外観正面図、図1(b)は図1(a)における右側面図、図2(a)は図1(b)におけるZ−Z線断面図、図2(b)は図1(b)におけるY−Y線断面、図3は図2(a)におけるX部の拡大図である。図において、1はハンドピース本体であり、手指で把持操作し易いように略円筒形のグリップ状に形成されている。該ハンドピース本体1内の芯体1aには、Oリング等の複数の緩衝材2aを介して駆動部としての空気振動子2が振動可能に支持されている。
【0020】
上記振動子2は、基端が開放された円筒状の振動子本体2bと、該振動子本体2bの外周に遊嵌された回転リング2cとよりなり、該回転リング2cは振動子本体2bの筒壁に穿孔された通気用小孔2dを塞ぐように配設されている。この振動子本体2bの先端部にはスケーラチップ3が着脱可能に螺装されている。振動子本体2bの中心部を、スケーラチップ3内に設けられた図示しない管路に後記する歯牙等への注水用の水を供給するための給水管路100が貫き、振動子本体2bの内周と給水管路100の外周の間には、Oリング101が介在されている。この先側のOリング101により振動子本体2bにおける給水管路100の周囲の内部空間2brの先端部は封止されている。上記ハンドピース本体1の芯体1aには圧縮空気の給気管路4と排気管路5とが形設されており、該給気管路4は上記振動子本体2bの開放された基端部に通じ、また排気管路5の起点部は振動子本体2bの外周部分とされている。
【0021】
ハンドピース本体1の基端部はカップリング部6とされ、該カップリング部6には、図外のコンプレッサーに連接された給気管路h1及び排気管路h2を内装する駆動媒体供給ホースhが着脱可能に接続されるようになされている(図3参照)。このホースhがカップリング部6を介し接続された時には、該ホースh内の給気管路h1及び排気管路h2が、ハンドピース本体1内の上記給気管路4及び排気管路5に夫々接続されることになる。
【0022】
7は給水管路であり、その先は上記振動子本体2b内の上記給水管路100を経てスケーラチップ3の先端部付近に及んでいる。該給水管路7は、カップリング部6を介して上記ホースhと接続した時には、ホースhに内装された給水管路h3に連結され、これによりスケーラチップ3の先端部から歯牙等に向け注水が可能とされている。6aは、カップリング部6を介したホースhとの接続状態において、ハンドピースAがホースhに対してその軸心の廻りに回動可能とする転動ボールであり、その周方向に複数配列されている。これによりハンドピース本体1を把持操作して治療作業等を行う場合の操作性が向上する。
【0023】
給気管路4により供給される圧縮空気は、上記振動子本体2bの基端開放部から該本体2bの筒内に導入される。導入された圧縮空気は、上記通気用小孔2dより筒外に噴出されるが、この噴出側には回転リング2cが遊嵌状態で存在するから、この噴出作用により回転リング2cが振動する。この時、振動子本体2bは、ハンドピース本体1の芯体1aに対してOリング等の緩衝材2aにのみ支持されているから、回転リング2cの振動の反作用を受けて同時に振動する。この振動はスケーラチップ3に伝播され、歯面清掃、歯垢の除去等に供せられる。また、この振動は、緩衝材2aを介しているから、ハンドピース本体1には伝播されず、術者に不快感を与えることがない。スケーラチップ3の先端部での振動の周波数は5.5〜6KHzが、振幅は100〜200μmが、上記歯面清掃や歯垢等の除去には好適とされ、後記する排気調整機構8によってこのような出力制御がなされる。
【0024】
上記のように空気振動子2の振動に供せられた圧縮空気は、排気管路5を経て排出される。この排気管路5の途中には排気調整機構8が配設されており、この排気調整機構8により排出空気の排気出調整がなされ、上記空気振動子2の出力調整がなされる。この排気調整機構8は、その機構の詳細については後記するが、ハンドピース本体1の基端部に設けられており、術者によるハンドピース本体1の把持操作の際に不意に触れることがないようになされている。
【0025】
9は、排気調整機構8を構成する操作リングであり、ハンドピース本体1の軸芯の廻りに回動可能とされ、その外面には回動操作し易いようにカット面9aが削成されている。また、ハンドピース本体1の外面には、出力目安を示す目印9bが刻印等で付されており、操作リング9側にはポイントマーク9cが付され、両者の合致位置がその時の出力程度を表す。図1(a)の例は、3段階の出力調整が可能で、その中間の出力状態に設定されていることを示す。
【0026】
次に、排気調整機構8の詳細について説明する。図4(a)は図3におけるW−W線断面図、図4(b)は図3におけるV−V線断面図、図5(a)(b)は図4(b)の状態から開口調整をした例を示す図であり、図6(a)は図3におけるU−U線断面図、図6(b)はその調整態様の一例を示す(a)と同様図である。
【0027】
図3及び図4(a)に示すように、ハンドピース本体1の芯体1aには周体に幅狭扇形の切欠部1bが形成され、一方ハンドピース本体1の内周にはリング状弁座部材1cが上記切欠部1bを含む芯体1aの周体に外嵌するよう螺装固定されている。この弁座部材1cの内周と芯体1aとにより囲まれた切欠部1bが、排気管路5の途中に位置する弁口10aとされ、その周辺部分が弁座部10とされる。また、図3及び図4(b)に示すように、操作リング9の内周部にはリング状弁体11が連成一体に形成され、該弁体11の内周には上記弁口10aと略同曲率且つ弧長がやや大きい幅狭扇形の切欠11aが形成されている。
【0028】
上記弁体11は、弁座部10に対してハンドピース本体1の基端部側からスラスト方向に当接合体するよう配置され、更に圧縮ばね(弾性部材)12により、後記する位置決めリング13及び締付リング15を介して同方向に弾性付勢されている。この弾性付勢により当接合体面の気密性が良好に維持され、排出空気の漏れがなく、精度の高い出力制御が可能となる。尚、この実施例では、弾性部材12として圧縮ばねを用いたが、板ばね、皿ばね等各種のばねや、ゴムその他の弾性のある樹脂など、各種のものが採用可能である。
【0029】
そして、操作リング9の回動操作により、弁座部10の弁口10aに対して、切欠11aを含む弁体11が弾性摺接して回動し、その結果弁口10aの開度が切欠11aにより変化する。即ち、操作リング9の回動操作により、弁口10aを通過する排出空気の排気調整がされ、前記空気振動子2の出力制御がなされる。弁口10aを通過して排気調整された排出空気は、芯体1aに径方向に開設された複数の透孔1d…より、カップリング部6に接続されるホースh内の排気管路h2を経て排出される。
【0030】
図4(b)は、弁口10aが全開の状態を示すが、図5(a)(b)はこの全開状態から、上記開度を絞り調整した状態を示す。即ち、図4(b)の状態から操作リング9を反時計方向に回動操作すると、図5(a)のように弁口10aは弁体11により一部塞がれて略半開状態となり、更に操作リング9を反時計方向に回動操作すると、図5(c)のように弁口10aの開度が最小の状態となる。
【0031】
図6(a)は、上記弁口10aの開度調整を段階的に行う位置決め手段を示すものである。操作リング9の内周部には上記弁体11に隣接して位置決めリング(雄ねじリング)13が螺装固定されている。該位置決めリング13の内周部には開度幅を規制する切欠溝13aが形成され、更にこの切欠溝13aの底部に遠心方向に凹む凹部13bが3箇所に形成されている。一方、芯体1aには遠心方向に弾力付勢された湾曲板ばね(ばね材)13cが取付けられており、この板ばね13cの湾曲頂部に上記凹部13bに嵌り込み得る突形部材13dが設けられている。これら切欠溝13a、凹部13b、板ばね13c及び突形部材13dにより位置決め手段14が構成される。この位置決め手段14を構成する各部材の位置関係は、芯体1a及び位置決めリング13間で逆であっても良い。
【0032】
図6(a)は弁口10aが最大開度となる位置に位置決めされた状態を示し、この状態から操作リング9を矢視方向に回動操作すると、突形部材13dが切欠溝13aの溝底を相対的に弾性摺動して別の凹部13bに嵌り込み、夫々の位置で位置決めされることになる。即ち、この例では3段階の位置決めが可能とされ、これらの位置間で、弁口10aの開度が大中小に切替えられることになる。
【0033】
尚、板ばね13cは、ハンドピース本体1の芯体1aと位置決めリング13を介して操作リング9との間に弾装されているから、操作リング9の回動操作はこの板ばね13cによる遠心方向へのフリクションを伴いなされることになる。従って、隣合う凹部13b、13b間での位置でも操作リング9を静止させることができ、上記開度の微調整も可能となる。この意味では、凹部13bのない切欠溝13a内で突形部材13dを弾性摺動させて、無段階の開度調整を行うようになすことも可能である。
【0034】
図6(b)は、操作リング9と位置決めリング13との相対螺合固定位置を変更して弁口10aの最大開度を少し小さく初期設定した例を示すものである。即ち、図における位置決め手段14の凹部13bと突形部材13dとの位置関係は最大開度の位置であるが、弁口10aに対して弁体11が少し被さる位置になるよう操作リング9と位置決めリング13との相対位置を定め、位置決めリング13を操作リング9に螺合固定する。そして、図3に示す締付リング(雄ねじリング)15を操作リング9の内周に螺装して位置決めリング13に当接するよう締め付けることによりダブルナット手段16を構成して、この位置を安定維持させるようにする。従って、使用目的によって弁口10aの最大開度が出力として過大であるような場合には事前にこのように初期設定しておくと更にその適性が増大する。尚、13eは位置決めリング13の内周に形成された排気流通用扇形切欠溝であり、弁口10aより大きめに形成されている。
【0035】
図7(a)(b)(c)は、弁体11における切欠11aの幅を途中で変えることにより、弁口10aの開度をリニアではなく折れ線状に変化させるようにしたものである。特に、図7(c)の状態から切欠11aを(操作リング9を)更に反時計方向に回動させると、弁口10aの開度が急に小さくなり、その後緩やかに小さくなる。従って、微細な歯垢の除去に供する場合には、この領域で振動させることにより高精度の除去を行うことができる。また、切欠11aの幅を一部狭くすることにより、弁口10aの最大開度を小さくし、振動子2に過大な出力が作用しないようにしている。このような弁体11の構造や、上記位置決めリング13による初期設定は、使用するスケーラハンドピースの種類等に応じて適宜設定採用されるものである。
【0036】
図8(a)(b)は、エアタービンハンドピースB及びエアモータハンドピースCに本発明を適用した例を示すものである。(a)のエアタービンハンドピースBにおいて、20はハンドピース本体1の先側ヘッド部に内蔵された駆動部としてのエアタービンであり、該エアタービン20には、作用部としての切削工具30が軸回転可能に取着されている。また、該エアタービン20には、その作用媒体としての圧縮空気の給気管路4及びその使用済み空気の排気管路5が接続されている。これら給気管路4及び排気管路5はハンドピース本体1に内装されてその基端部に及ぶ。この基端部では上記と同様の供給ホースhに接続される。そして、ハンドピース本体1の基端部には上記と同様構成の排気調整機構8が配設され、排気管路5における排気調整がなされる。
【0037】
図8(b)のエアモータハンドピースCにおいて、200はハンドピース本体1に内蔵されたエアモータであり、また、300はハンドピース本体1の先側ヘッド部に取付られた作用部としての切削工具である。この切削工具300には、エアモータ200からの駆動力が途中の伝達機構(不図示)を介して伝達され、これにより切削工具300が軸回転する。エアモータ200には上記同様給気管路4及び排気管路5が接続され、更に排気管路5の途中には排気調整機構8が配設され、その排気調整がなされる。
【0038】
これら両実施形態においても、排気管路5における排気調整機構8の排気調整によって、エアタービン20及びエアモータ200の出力制御がなされ、切削工具30、300の軸回転制御がなされる。従って、歯牙の疾患状態に応じて、操作リング9を回動操作することによって切削工具30、300の適正な回転速度の設定が適宜なされる。特に、排気調整によってこのような制御がなされるから、低速度でも比較的大きなトルクをえることができ、歯科治療用としての適性が増大する。その他の構成は上記と同様であるので共通部分には同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【0039】
図9は、上記各実施形態における排気調整機構8を各ハンドピースA、B、Cから分離し、アダプターDに装備した例を示すものである。即ち、該アダプターDの基部には、上記と同様給気管路、排気管路及び給水管路等(不図示)を内装するホースhが接続され、また、その先側にはカップリング手段を介して各種ハンドピースの本体1が着脱可能に接続される。ハンドピース本体1には、図示を省略する上記同様の駆動部(振動子、エアタービン、エアモータ等)に連接される圧縮空気の給気管路4及び排気管路5が内装され、更に、これら駆動部には、これも図示を省略する作用部(スケーラチップ、切削工具等)が駆動連接されている。加えて、ハンドピース本体1には、歯牙に注水する為の給水管路(不図示)等も内装されている。
【0040】
上記アダプターDの胴内にはハンドピース本体1内の給気管路4及び排気管路5と、ホースh内の給気管路及び排気管路とを夫々連通させる為の給気通路17及び排気通路18が設けられている。尚、ハンドピース本体1内の給水管路とホースh内の給水管路とを連通させるための給水通路(不図示)も設けられていることは当然である。そして、排気通路18の途中には上記と同様の機能を奏する排気調整機構19が設けられている。従って、該排気調整機構19の各構成部分には同一の符号を付してある。
【0041】
即ち、9は手操作によりハンドピース本体1の軸心(アダプターDの軸心)の廻りに回動可能とされた操作リングであり、該操作リング9の内周部には切欠11aを備えた弁体11が一体連成され、該弁体11は弁口10aを含む弁座部10にスラスト方向で当接するよう配設されている。この当接がより密着的になされるよう、操作リング9とアダプターDの芯体D1との間に圧縮ばね12が弾装されている。
【0042】
このような構成においては、操作リング9の回動操作に伴う弁座部10に対す弁体11の摺接移動により、弁口10aの開度が変化し、排出空気の排気調整がされる。これにより、上記駆動部の出力制御がなされ、疾患部の状態に応じた適正な歯科治療を実行することができる。弁体11は圧縮ばね12により弁座部10に対して常時弾性的に押し付けられているから、これらの摺接部分の気密性が良好に保たれ、空気の漏れによる調整制御の精度が減退するようなことがない。しかも、アダプターDに排気調整機構19を設けているから、各種ハンドピース毎にこのような排気調整機構を設ける必要がなく、各種ハンドピースをアダプターDに適宜取替え装着することにより、多種類のハンドピースにおいてそれぞれに応じた出力制御が可能となり、極めて至便且つ多様な歯科治療に有用性が大である。尚、図9では上記と同様の位置決め手段14及びダブルナット手段16も採用されており、これらは上記同様の機能を奏するものであるので、ここでは共通部分に同一の符号を付し、その詳細な説明を割愛する。
【0043】
尚、上記で述べた構造の排気調整機構を、エア駆動式歯科用ハンドピースに設ける構成、エア駆動式歯科用ハンドピースに装着するアダプターに設ける構成を説明したが、この排気調整機構をエア駆動式歯科用ハンドピースが接続される駆動媒体供給用ホースの途中に設ける構成にしても、またホースの基端部が接続される歯科用診療台内部に設ける構成にしても良い。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースによれば、排出空気の排気調整により、駆動部の駆動出力調整がなされるから、低速でも大きなトルクを得ることができる。また、弁体をハンドピース本体の軸心の廻りに回動させることにより、弁座部に対する弁体のスラスト方向での当接面における互いの摺接をして弁口の開度調整がなされるので、その調整操作が簡単であり、しかも、弁座部に対して弁体が弾性部材によりスラスト方向に弾接されているから、上記当接面での空気の漏れがなく、精度の高い出力調整が約束される。
【0045】
また、請求項2の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースのように、上記弁座部の弁口が、ハンドピース本体と同心的な幅狭扇形に形成され、一方弁体の上記切欠が、ハンドピース本体と同心的且つ上記弁口と略同曲率の幅狭扇形に形成されている場合、これら幅狭扇形の弁口及び切欠の相互の合体位置関係により開口調整がなされるから、調整範囲が大きくまた微調整も行い易く、多様な歯科治療用としてその適性が増大する。
【0046】
更に、請求項3の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースのように構成すると、操作リングの回動操作がフリクションに抗してなされるが、このフリクション作用により、弁体を任意位置に静止させることができ、上記作用部を歯牙等にあてがい駆動させて治療作業を行っている際に、出力が変動するようなことが起こる懸念がない。そして、請求項4或いは請求項7の発明のような位置決め手段を採用すれば、位置決め操作が簡単な上に、段階的な位置決めにより操作リングが各位置において安定的に保持され、上記同様に操作中に出力変動が生じる懸念がなく精度の高い歯科治療が実施される。
【0047】
請求項5或いは請求項6の発明に係るエア駆動式歯科用ハンドピースのように構成すれば、弁口開度の初期設定が簡易になされ、用いられるハンドピースの仕様に応じた出力制御範囲の設定が適正になされる。また、ダブルナット手段の採用により、その初期設定状態が維持され、長い使用においても制御条件の変動が生じることもない。
【0048】
請求項8乃至10の発明のように、本発明の歯科用ハンドピースを、空気振動式スケーラハンドピース、エアタービンハンドピース或いはエアモータハンドピースに具現化させれば、夫々の駆動部の駆動制御が的確になされ、その適性が増大する。また、請求項11の発明のように、排気調整機構をハンドピース本体の基端部に設けるようにすれば、ハンドピース本体を把持して治療作業等を実施している際に、排気調整機構の操作リングに手指が触れ、不意に出力の変動が生じたりする懸念がない。
【0049】
請求項12乃至18の発明に係る出力調整用アダプターにおいては、各ハンドピース毎に排気調整機構を設ける必要がなく、また、既存の排気調整機構を有さない各種ハンドピースをこのアダプターを介して駆動媒体供給用ホースに接続するようにすれば、同様の出力制御が可能となり極めて便利且つ多様な歯科治療に有用性が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を歯科用スケーラハンドピースに適用した例を示す外観正面図であり、(b)は(a)における右側面図である。
【図2】(a)は図1(b)におけるZ−Z線断面図、(b)は図1(b)におけるY−Y線断面である。
【図3】図2(a)におけるX部の拡大図である。
【図4】(a)は図3におけるW−W線断面図、(b)は図3におけるV−V線断面図である。
【図5】(a)(b)は図4(b)の状態から開口調整をした例を示す図であり、(a)は開度が中間の状態を、(b)は更に開度を絞った状態を示す。
【図6】(a)は図3におけるU−U線断面図、(b)はその調整態様の一例を示す(a)と同様図である。
【図7】(a)(b)(c)は、弁体における切欠の幅を途中で変えることによる変化の状態を示す説明図である。
【図8】(a)はエアタービンハンドピースに本発明を適用した例を、(b)はエアモータハンドピースに本発明を適用した例を、夫々示す外観正面図である。
【図9】本発明の出力調整用アダプターの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A スケーラハンドピース(エア駆動式歯科用ハンドピース)
B エアタービンハンドピース(エア駆動式歯科用ハンドピース)
C エアモータハンドピース(エア駆動式歯科用ハンドピース)
D 出力調整用アダプター
D1 アダプターの芯体
1 ハンドピース本体
1a ハンドピース本体の芯体
2 空気振動子(駆動部)
20 エアタービン(駆動部)
200 エアモータ(駆動部)
3 スケーラチップ(作用部)
30、300 切削工具(作用部)
4 給気管路
5 排気管路
8 排気調整機構
9 操作リング
10 弁座部
10a 弁口
11 弁体
11a 切欠
12 圧縮ばね(弾性部材)
13 位置決めリング
13b 凹部
13c 板ばね(ばね材)
13d 突形部材
14 位置決め手段
16 ダブルナット手段
17 給気通路
18 排気通路
19 排気調整機構
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a dental air turbine handpiece, an air motor handpiece or an air vibration type scaler handpiece, and more particularly, to an air-driven type in which the drive output of the air turbine handpiece is adjusted by adjusting the exhaust of compressed air as a drive medium. The present invention relates to a dental handpiece and an output adjustment adapter used for the dental handpiece.
[0002]
[Prior art]
In dental practice, an air turbine handpiece or an air motor handpiece using compressed air as a driving medium is widely used. The output adjustment of the air turbine or the air motor as the drive unit of these handpieces has been performed by the flow rate adjusting mechanism provided in the compressed air supply line, but the dental treatment requires a relatively large torque at a low speed. Was unsuitable for In view of this, Patent Document 1 proposes a dental handpiece in which a flow rate adjustment mechanism is provided in an exhaust pipe to minimize a large decrease in torque at low speeds and improve machining characteristics at low speeds.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-61-57910
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Patent Literature 1 discloses several examples of a flow rate adjusting mechanism in an exhaust pipe. As one example, a ring body having a cutout groove on its inner surface that is rotatably (rotatably) fitted into a cylindrical portion having an opening communicating with an exhaust passage on its peripheral surface and controls the opening degree of the opening. And those composed of In this example, the above-described control is performed only by rotating the operation ring interlocking with the ring body, so that the operation is simple and the structure is simple, so that its practical value has been evaluated. However, the following problems to be solved in practice were pointed out.
[0005]
That is, in the above-described example, the ring body is externally fitted to the cylindrical portion, and the fitting surface is a mutual rotating sliding contact surface. Is inevitable, which may cause a decrease in control accuracy. In addition, the opening is adjusted by sliding the notched groove in the circumferential direction with respect to the semicircular opening. However, the opening adjustment range is narrow, and the application to various dental treatments is required. I could not deny that there was still insufficient.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and suppresses a leak in an adjustment mechanism of exhaust air to improve the accuracy of output adjustment, and can provide a wide range of adjustment to provide a novel dental treatment. An object of the present invention is to provide an air-driven dental handpiece and an output adjustment adapter used for the same.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, an air-driven dental handpiece according to the first aspect of the present invention includes a handpiece body that is hand-held, a driving unit driven by introduced compressed air, and a An actuating portion that acts on teeth by obtaining a driving force, an air supply line for supplying compressed air to the driving portion, an exhaust line for discharging air used in the driving portion, and the exhaust line And an exhaust adjustment mechanism for controlling the output of the drive unit by adjusting exhaust of exhaust air provided in the middle of the exhaust pipe, and the exhaust adjustment mechanism is arranged in the middle of the exhaust pipe to circulate the exhaust air. A valve seat having a valve port; and a thrust-direction abutting member that is joined to the valve seat to be rotatable about the axis of the handpiece body so as to communicate with the valve port and adjust the opening of the valve port. And a handpiece integrated with the valve body An operating ring is rotated operated by manually around the body axis, characterized in that it is constituted by an elastic member for elastic contact in the thrust direction the valve body against the valve seat.
[0008]
In the above configuration, by rotating the valve element around the axis of the handpiece body, the valve elements are brought into sliding contact with each other on the contact surfaces of the valve element in the thrust direction with respect to the valve seat. The opening degree of the valve port of the valve seat is adjusted. As described above, since the drive output of the drive unit is adjusted by adjusting the displacement, a large torque can be obtained even at a low speed. Since the valve element is elastically contacted with the valve seat in the thrust direction by the elastic member, there is no air leakage at the contact surface, and high-precision output adjustment is assured.
[0009]
And, as in the invention of claim 2, the valve port of the valve seat portion is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece main body, while the notch of the valve body is concentric with the handpiece main body and the above described notch. When formed in a narrow fan shape having substantially the same curvature as the valve port, the opening adjustment is performed by the mutual positional relationship of the narrow fan-shaped valve port and the notch, so that the adjustment range is large and fine adjustment can be easily performed. Its suitability for various dental treatments is increased.
[0010]
Also, in the air-driven dental handpiece according to the third aspect of the present invention, the spring around the axis of the valve body is elastically mounted between the core of the handpiece body and the operation ring. It is characterized by being accompanied by radial friction due to the material. In the case of such a configuration, the rotating operation of the operation ring is performed against the friction. However, by this frictional action, the valve body can be stopped at an arbitrary position, and the operating portion is driven to be applied to a tooth or the like. There is no concern that the output will fluctuate during the treatment work.
[0011]
According to the fourth aspect of the present invention, the rotation of the valve body around the axis is stepwisely performed between a plurality of positions by the positioning means interposed between the core body of the handpiece body and the operation ring. It is characterized by being made. With this configuration, the operation ring is stably held at each position by the stepwise positioning, and there is no concern that output fluctuations occur during the operation as described above. In addition, such a positioning means can be configured to include a spring material that causes the friction, whereby the operation ring can be stably stopped and positioned more reliably with a simple structure.
[0012]
As in the invention of claim 5, the positioning means is interposed between a positioning ring which is internally fixed to an operation ring adjacent to the valve body and a core body of the handpiece main body, and the positioning ring and the operation ring are operated. It is also desirably adopted that the initial setting of the opening degree by the valve opening of the valve seat and the cutout of the valve body is enabled by setting the relative interior fixing position in the circumferential direction with the ring. It is desirable that the interior is fixed by screwing using double nut means as in the invention of claim 6.
[0013]
According to such a configuration, the opening degree adjustment range of the valve can be initially set in advance according to the purpose of use. Therefore, depending on the type of dental handpiece, if the output becomes too large when the valve is opened to the maximum, the position of the positioning ring with respect to the operation ring is appropriately set to narrow the effective opening, and the Can be increased. When this fixing is performed by screwing using double nut means, the initial setting is stably performed.
[0014]
Further, the positioning means is constituted by a protruding member attached to the spring member and a plurality of recesses formed on the inner periphery of the positioning ring to receive the protruding member. Is desirable. According to this structure, the projecting member is fitted into one of the recesses with the turning operation of the operation ring, and the projecting member is elastically urged by the spring material. It is possible to perform dental treatment with high accuracy, which is maintained and the desired drive output does not fluctuate.
[0015]
In the dental handpiece configured as described above, the driving unit is an air vibrator operated by compressed air, and the operating unit is connected to the vibrator to vibrate. A scalar handpiece that is a scalar tip through which air is transmitted, and an air turbine in which the drive unit is operated by compressed air as in the invention of claim 9, wherein the action unit is attached to the turbine. An air turbine handpiece that is a cutting tool that rotates in a shaft, and the driving unit is an air motor that operates by compressed air as in the invention of claim 10, and the working unit is driven and transmitted from the air motor to rotate the shaft. It is embodied as an air motor handpiece, which is a cutting tool to perform.
[0016]
The exhaust adjustment mechanism is preferably provided at the base end of the handpiece body, as in the eleventh aspect of the present invention. In this way, by providing the exhaust adjustment mechanism at the base end of the handpiece body, when the handpiece body is gripped and a treatment operation or the like is performed, a finger touches the operation ring of the exhaust adjustment mechanism and unexpectedly. There is no concern that the output will fluctuate.
[0017]
A twelfth aspect of the present invention is directed to an output adjustment adapter in which the exhaust adjustment mechanism is detachably attached to a base end portion of the handpiece body. An air supply passage and an exhaust passage communicating with the pipes, and an exhaust adjustment mechanism provided in the middle of the exhaust passage to control the output of the drive unit by adjusting the discharge of the exhaust air. A valve seat provided in the middle of the exhaust passage and having a valve port through which exhaust air flows, and the valve seat is joined to the valve seat in the thrust direction and can be rotated around the axis of the handpiece body. A valve body provided with a notch communicating with the valve port and adjusting the opening of the valve port; and a valve body integrated with the valve body and manually rotated around the axis of the handpiece body. Slide the operation ring and the valve body against the valve seat Characterized in that it is constituted by an elastic member for elastically contacting the strike direction.
[0018]
The configuration of the exhaust adjustment mechanism of such an adapter is basically the same as the exhaust adjustment mechanism according to the first aspect of the present invention, and is therefore described in any of claims 13 to 18 corresponding to claims 2 to 7. The invention described above is also desirably employed in the exhaust adjustment mechanism. Further, as in the eighth to tenth aspects, the present invention is embodied in any of a scaler handpiece, an air turbine handpiece, and an air motor handpiece. In this way, if the adapter is provided with the exhaust adjustment mechanism to enable the output control of the drive unit in the handpiece main body, it is not necessary to provide an exhaust adjustment mechanism for each handpiece, and the existing exhaust adjustment mechanism can be provided. If various handpieces without an adjustment mechanism are connected to the drive medium supply hose via this adapter, the same output control is possible, which is extremely convenient.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described. FIG. 1A is an external front view showing an example in which the present invention is applied to a dental scaler handpiece A, FIG. 1B is a right side view in FIG. 1A, and FIG. 2A is FIG. 2B is a sectional view taken along the line ZZ, FIG. 2B is a sectional view taken along the line YY in FIG. 1B, and FIG. 3 is an enlarged view of a portion X in FIG. In the figure, reference numeral 1 denotes a handpiece main body, which is formed in a substantially cylindrical grip shape so that it can be easily gripped with fingers. An air vibrator 2 as a drive unit is supported on a core 1a in the handpiece body 1 via a plurality of cushioning materials 2a such as O-rings so as to be able to vibrate.
[0020]
The vibrator 2 includes a cylindrical vibrator main body 2b whose base end is open, and a rotating ring 2c loosely fitted on the outer periphery of the vibrator main body 2b. It is arranged so as to close the small ventilation hole 2d formed in the cylindrical wall. A scaler chip 3 is detachably screwed to the tip of the vibrator main body 2b. A water supply conduit 100 for supplying water for injecting water to teeth, which will be described later, penetrates a central portion of the vibrator main body 2b into a conduit (not shown) provided in the scaler chip 3, and the inside of the vibrator main body 2b. An O-ring 101 is interposed between the circumference and the outer circumference of the water supply pipe 100. The tip of the inner space 2br around the water supply conduit 100 in the vibrator main body 2b is sealed by the O-ring 101 on the front side. An air supply line 4 and an exhaust line 5 for compressed air are formed in the core body 1a of the handpiece body 1, and the air supply line 4 is provided at an open base end of the vibrator body 2b. The starting point of the exhaust pipe 5 is defined as the outer peripheral portion of the vibrator main body 2b.
[0021]
The base end of the handpiece body 1 is formed as a coupling portion 6, and a drive medium supply hose h containing an air supply line h <b> 1 and an exhaust line h <b> 2 connected to a compressor (not shown) is provided in the coupling portion 6. It is configured to be detachably connected (see FIG. 3). When the hose h is connected via the coupling portion 6, the air supply line h1 and the exhaust line h2 in the hose h are connected to the air supply line 4 and the exhaust line 5 in the handpiece body 1, respectively. Will be done.
[0022]
Reference numeral 7 denotes a water supply pipe, and the end of the water supply pipe extends through the water supply pipe 100 in the vibrator main body 2b and near the distal end of the scaler chip 3. When the water supply pipe 7 is connected to the hose h via the coupling portion 6, the water supply pipe 7 is connected to a water supply pipe h3 provided inside the hose h, thereby injecting water from the distal end of the scaler tip 3 toward a tooth or the like. Is possible. Reference numeral 6a denotes a rolling ball that enables the handpiece A to rotate around the axis of the hose h with respect to the hose h when connected to the hose h via the coupling portion 6, and is arranged in a plurality in the circumferential direction. Have been. This improves the operability when performing a treatment operation or the like by gripping the handpiece body 1.
[0023]
The compressed air supplied by the air supply line 4 is introduced into the cylinder of the main body 2b from the base end opening of the main body 2b. The introduced compressed air is jetted out of the cylinder from the small hole for ventilation 2d. Since the rotating ring 2c is present in the jetting side in a loose fit state, the jetting action causes the rotating ring 2c to vibrate. At this time, since the vibrator main body 2b is supported only by the cushioning material 2a such as an O-ring with respect to the core body 1a of the handpiece main body 1, the vibrator main body 2b simultaneously vibrates under the reaction of the vibration of the rotating ring 2c. This vibration is transmitted to the scaler chip 3 and is used for cleaning the tooth surface, removing plaque, and the like. Further, since this vibration is transmitted through the cushioning member 2a, the vibration is not propagated to the handpiece body 1 and does not give a discomfort to the operator. The frequency of the vibration at the tip of the scaler chip 3 is 5.5 to 6 KHz, and the amplitude is 100 to 200 μm, which is suitable for cleaning the tooth surface and removing plaque and the like. Such output control is performed.
[0024]
The compressed air subjected to the vibration of the air vibrator 2 as described above is discharged through the exhaust pipe 5. An exhaust adjusting mechanism 8 is provided in the exhaust pipe 5. The exhaust adjusting mechanism 8 adjusts the output of the exhaust air, and adjusts the output of the air vibrator 2. Although the details of the exhaust adjusting mechanism 8 will be described later, the exhaust adjusting mechanism 8 is provided at the base end of the handpiece main body 1 and does not accidentally touch when the operator grips the handpiece main body 1. It has been done.
[0025]
Reference numeral 9 denotes an operation ring constituting the exhaust adjustment mechanism 8, which is rotatable around the axis of the handpiece body 1, and a cut surface 9a is formed on its outer surface so as to be easily rotated. I have. A mark 9b indicating an output standard is marked on the outer surface of the handpiece main body 1 by engraving or the like, and a point mark 9c is marked on the operation ring 9 side, and a matching position between the two indicates the degree of output at that time. . The example of FIG. 1A shows that output adjustment in three stages is possible and the output state is set to an intermediate state.
[0026]
Next, details of the exhaust adjustment mechanism 8 will be described. 4A is a cross-sectional view taken along line WW in FIG. 3, FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line VV in FIG. 3, and FIGS. 5A and 5B show openings from the state of FIG. FIG. 6A is a diagram illustrating an example of the adjustment, FIG. 6A is a cross-sectional view taken along the line U-U in FIG. 3, and FIG. 6B is a diagram similar to FIG.
[0027]
As shown in FIGS. 3 and 4 (a), a narrow fan-shaped notch 1b is formed in the core body 1a of the handpiece body 1 on the circumference, while a ring-shaped valve is formed in the inner circumference of the handpiece body 1. The seat member 1c is screwed and fixed so as to be fitted around the core 1a including the cutout 1b. A notch 1b surrounded by the inner periphery of the valve seat member 1c and the core 1a is a valve port 10a located in the middle of the exhaust pipe 5, and a peripheral portion thereof is a valve seat 10. As shown in FIGS. 3 and 4 (b), a ring-shaped valve body 11 is integrally formed on the inner periphery of the operation ring 9, and the valve port 10a is formed on the inner periphery of the valve body 11. A narrow fan-shaped notch 11a having substantially the same curvature and a slightly larger arc length is formed.
[0028]
The valve body 11 is disposed so as to abut against the valve seat 10 in the thrust direction from the base end side of the handpiece body 1, and is further compressed by a compression spring (elastic member) 12 to form a positioning ring 13, which will be described later. It is elastically urged in the same direction via a fastening ring 15. Due to this elastic biasing, the airtightness of the surface of the joined body is favorably maintained, and there is no leakage of exhaust air, so that output control with high accuracy can be performed. In this embodiment, a compression spring is used as the elastic member 12. However, various springs such as a leaf spring and a disc spring, rubber, and other elastic resins may be used.
[0029]
Then, by the rotating operation of the operation ring 9, the valve body 11 including the notch 11a is elastically slidably contacted with the valve opening 10a of the valve seat portion 10 and is rotated. It changes with. That is, the exhaust operation of the exhaust air passing through the valve port 10a is adjusted by rotating the operation ring 9, and the output control of the air vibrator 2 is performed. The exhaust air exhausted and adjusted after passing through the valve port 10a passes through the exhaust pipe h2 in the hose h connected to the coupling portion 6 through a plurality of through-holes 1d radially opened in the core 1a. It is discharged through.
[0030]
FIG. 4 (b) shows a state in which the valve port 10a is fully opened, and FIGS. 5 (a) and 5 (b) show a state in which the opening is throttle-adjusted from this fully opened state. That is, when the operation ring 9 is rotated counterclockwise from the state of FIG. 4B, the valve port 10a is partially closed by the valve body 11 as shown in FIG. When the operation ring 9 is further rotated counterclockwise, the opening of the valve port 10a becomes a minimum state as shown in FIG.
[0031]
FIG. 6A shows a positioning means for adjusting the opening of the valve port 10a in a stepwise manner. A positioning ring (male thread ring) 13 is screwed and fixed to the inner peripheral portion of the operation ring 9 adjacent to the valve body 11. A notch groove 13a for regulating the opening width is formed in the inner peripheral portion of the positioning ring 13, and three concave portions 13b recessed in the centrifugal direction are formed at the bottom of the notch groove 13a. On the other hand, a curved leaf spring (spring material) 13c which is elastically biased in the centrifugal direction is attached to the core body 1a, and a protruding member 13d which can be fitted into the recess 13b is provided at the curved top of the leaf spring 13c. Have been. The notch 13a, the recess 13b, the leaf spring 13c and the protruding member 13d constitute a positioning means 14. The positional relationship between the members constituting the positioning means 14 may be reversed between the core 1a and the positioning ring 13.
[0032]
FIG. 6A shows a state in which the valve port 10a is positioned at a position where the opening degree is the maximum. When the operation ring 9 is rotated in the direction of the arrow from this state, the protruding member 13d is turned into the notch groove 13a. The bottom is relatively elastically slid, fitted into another recess 13b, and positioned at each position. That is, in this example, three-stage positioning is possible, and the opening degree of the valve port 10a is switched between large, medium and small between these positions.
[0033]
Since the leaf spring 13c is elastically mounted between the core 1a of the handpiece body 1 and the operation ring 9 via the positioning ring 13, the operation of rotating the operation ring 9 is performed by centrifugation by the leaf spring 13c. It will be accompanied by friction in the direction. Therefore, the operation ring 9 can be stopped at a position between the adjacent recesses 13b, 13b, and the above-mentioned opening degree can be finely adjusted. In this sense, it is also possible to adjust the opening degree steplessly by elastically sliding the protruding member 13d in the cutout groove 13a without the concave portion 13b.
[0034]
FIG. 6B shows an example in which the relative screwing fixed position between the operation ring 9 and the positioning ring 13 is changed and the maximum opening of the valve port 10a is initially set to be slightly smaller. In other words, the positional relationship between the concave portion 13b of the positioning means 14 and the protruding member 13d in the figure is the position of the maximum opening degree, but the position of the operation ring 9 is set so that the valve body 11 slightly covers the valve port 10a. The relative position with respect to the ring 13 is determined, and the positioning ring 13 is screwed and fixed to the operation ring 9. Then, a tightening ring (male thread ring) 15 shown in FIG. 3 is screwed around the inner periphery of the operation ring 9 and tightened so as to abut on the positioning ring 13 to constitute a double nut means 16 and maintain this position stably. Let it do. Therefore, if the maximum opening degree of the valve port 10a is excessively large as an output depending on the purpose of use, the suitability is further increased by performing such initial setting in advance. Reference numeral 13e denotes a fan-shaped notch groove for exhaust circulation formed on the inner periphery of the positioning ring 13, and is formed larger than the valve port 10a.
[0035]
FIGS. 7A, 7B, and 7C show a configuration in which the opening of the valve port 10a is changed not linearly but in a polygonal line by changing the width of the notch 11a in the valve body 11 halfway. In particular, when the notch 11a is further rotated counterclockwise from the state of FIG. 7C (the operation ring 9), the opening of the valve port 10a suddenly decreases, and thereafter gradually decreases. Therefore, when removing fine plaque, it is possible to perform highly accurate removal by vibrating in this region. In addition, by partially reducing the width of the notch 11a, the maximum opening degree of the valve port 10a is reduced, so that an excessive output does not act on the vibrator 2. The structure of the valve element 11 and the initial setting by the positioning ring 13 are appropriately set and adopted according to the type of the scaler handpiece to be used.
[0036]
8A and 8B show an example in which the present invention is applied to an air turbine handpiece B and an air motor handpiece C. In the air turbine handpiece B of (a), reference numeral 20 denotes an air turbine as a drive unit built in the front head portion of the handpiece body 1, and the air turbine 20 has a cutting tool 30 as an action unit. It is attached so that the shaft can rotate. The air turbine 20 is connected to a supply line 4 for compressed air as a working medium and an exhaust line 5 for used air. The air supply line 4 and the exhaust line 5 are provided inside the handpiece body 1 and extend to the base end thereof. This base end is connected to the same supply hose h as described above. An exhaust adjustment mechanism 8 having the same structure as described above is provided at the base end of the handpiece main body 1, and exhaust adjustment in the exhaust pipe 5 is performed.
[0037]
In the air motor handpiece C shown in FIG. 8B, reference numeral 200 denotes an air motor built in the handpiece main body 1, and reference numeral 300 denotes a cutting tool as an action section attached to the front head portion of the handpiece main body 1. is there. The driving force from the air motor 200 is transmitted to the cutting tool 300 via an intermediate transmission mechanism (not shown), whereby the cutting tool 300 is rotated. The air supply line 4 and the exhaust line 5 are connected to the air motor 200 in the same manner as described above, and an exhaust adjustment mechanism 8 is further provided in the exhaust line 5 to adjust the exhaust.
[0038]
Also in these two embodiments, the output control of the air turbine 20 and the air motor 200 is performed by the exhaust adjustment of the exhaust adjustment mechanism 8 in the exhaust pipe line 5, and the shaft rotation of the cutting tools 30 and 300 is controlled. Therefore, by operating the operation ring 9 in accordance with the disease state of the tooth, an appropriate rotation speed of the cutting tools 30 and 300 is appropriately set. In particular, since such control is performed by adjusting the exhaust gas, a relatively large torque can be obtained even at a low speed, and the suitability for dental treatment is increased. Since other configurations are the same as those described above, common portions are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0039]
FIG. 9 shows an example in which the exhaust adjustment mechanism 8 in each of the above embodiments is separated from each of the handpieces A, B, and C and is provided on an adapter D. That is, the base of the adapter D is connected to a hose h containing an air supply pipe, an exhaust pipe, a water supply pipe, and the like (not shown) in the same manner as described above. The main body 1 of various handpieces is detachably connected. The handpiece main body 1 is provided with a supply line 4 and an exhaust line 5 for compressed air which are connected to driving units (vibrators, air turbines, air motors, etc.) similar to those described above (not shown). An action section (a scaler tip, a cutting tool, etc.), also not shown, is connected to the section by driving. In addition, the handpiece body 1 is also provided with a water supply pipe (not shown) for injecting water into the teeth.
[0040]
In the body of the adapter D, an air supply passage 4 and an exhaust line 5 in the handpiece body 1 and an air supply passage 17 and an exhaust passage for communicating the air supply line and the exhaust line in the hose h, respectively. 18 are provided. It should be noted that a water supply passage (not shown) for communicating the water supply line in the handpiece body 1 with the water supply line in the hose h is also provided. An exhaust adjustment mechanism 19 having the same function as described above is provided in the exhaust passage 18. Therefore, each component of the exhaust adjustment mechanism 19 is denoted by the same reference numeral.
[0041]
That is, reference numeral 9 denotes an operation ring which is rotatable around the axis of the handpiece body 1 (the axis of the adapter D) by manual operation. The operation ring 9 has a notch 11a on the inner periphery thereof. The valve body 11 is integrally coupled, and the valve body 11 is disposed so as to abut on the valve seat 10 including the valve port 10a in the thrust direction. A compression spring 12 is elastically mounted between the operation ring 9 and the core body D1 of the adapter D so that the contact is made more closely.
[0042]
In such a configuration, the opening degree of the valve port 10a is changed by the sliding movement of the valve body 11 with respect to the valve seat portion 10 accompanying the rotation operation of the operation ring 9, and the exhaust air is adjusted to be exhausted. As a result, the output of the drive unit is controlled, and appropriate dental treatment can be performed according to the state of the diseased part. Since the valve body 11 is always elastically pressed against the valve seat portion 10 by the compression spring 12, the airtightness of these sliding contact portions is kept good, and the accuracy of the adjustment control due to air leakage decreases. There is no such thing. Moreover, since the exhaust adjusting mechanism 19 is provided on the adapter D, it is not necessary to provide such an exhaust adjusting mechanism for each of the various handpieces. Output control corresponding to each piece can be performed, which is extremely convenient and useful for various dental treatments. Note that FIG. 9 also employs the same positioning means 14 and double nut means 16 as described above, and these have the same functions as described above. Omit the explanation.
[0043]
In addition, the configuration in which the exhaust adjustment mechanism having the above-described structure is provided in the air-driven dental handpiece and the configuration in which the adapter is attached to the air-driven dental handpiece have been described. A configuration may be provided in the middle of the drive medium supply hose to which the type dental handpiece is connected, or a configuration may be provided inside the dental medical table to which the base end of the hose is connected.
[0044]
【The invention's effect】
According to the air-driven dental handpiece according to the first aspect of the invention, since the drive output of the drive unit is adjusted by adjusting the exhaust air discharge, a large torque can be obtained even at a low speed. Further, by rotating the valve body around the axis of the handpiece body, the valve bodies are slidably contacted with each other on the contact surfaces of the valve body in the thrust direction with respect to the valve seat portion, and the opening degree of the valve port is adjusted. Therefore, the adjustment operation is simple, and since the valve body is elastically contacted with the valve seat portion in the thrust direction by the elastic member, there is no air leakage at the contact surface, and high accuracy is achieved. Output adjustment is promised.
[0045]
Further, like the air-driven dental handpiece according to the second aspect of the present invention, the valve port of the valve seat portion is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece body, while the notch of the valve body is not provided. In the case where the narrow fan-shape is formed concentrically with the handpiece body and substantially the same curvature as the above-described valve port, the opening is adjusted by the mutual union positional relationship between the narrow-port-shaped valve port and the notch. It has a large range and is easy to fine-tune, increasing its suitability for various dental treatments.
[0046]
Furthermore, when the air-driven dental handpiece according to the third aspect of the invention is configured, the operation of rotating the operation ring is performed against the friction. However, the valve body is stopped at an arbitrary position by the friction action. Therefore, there is no concern that the output may fluctuate when performing the treatment operation by applying the above-mentioned action portion to a tooth or the like for driving. If the positioning means as in the fourth or seventh aspect of the present invention is adopted, the positioning operation is easy and the operation ring is stably held at each position by the stepwise positioning. High-precision dental treatment is performed without any fear of output fluctuations during operation.
[0047]
According to the air-driven dental handpiece according to the fifth or sixth aspect of the present invention, the initial setting of the valve opening can be easily performed, and the output control range according to the specification of the used handpiece can be easily set. The settings are made properly. Further, by adopting the double nut means, the initial setting state is maintained, and the control conditions do not fluctuate even in long use.
[0048]
If the dental handpiece of the present invention is embodied in an air vibration type scaler handpiece, an air turbine handpiece or an air motor handpiece as in the invention of claims 8 to 10, the drive control of each drive unit can be performed. It is done precisely and its suitability increases. In addition, when the exhaust adjustment mechanism is provided at the base end of the handpiece body as in the invention of claim 11, the exhaust adjustment mechanism is provided when the handpiece body is gripped and a treatment operation is performed. There is no concern that the finger may touch the operation ring of and the output may suddenly fluctuate.
[0049]
In the output adjusting adapter according to the twelfth to eighteenth aspects, it is not necessary to provide an exhaust adjusting mechanism for each handpiece, and various handpieces having no existing exhaust adjusting mechanism can be connected via this adapter. When connected to the drive medium supply hose, the same output control becomes possible, which is extremely useful and useful for various dental treatments.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is an external front view showing an example in which the present invention is applied to a dental scaler handpiece, and FIG. 1B is a right side view in FIG.
2A is a cross-sectional view taken along the line ZZ in FIG. 1B, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line YY in FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a portion X in FIG.
4A is a sectional view taken along line WW in FIG. 3, and FIG. 4B is a sectional view taken along line VV in FIG.
5 (a) and 5 (b) are diagrams showing an example in which the opening is adjusted from the state of FIG. 4 (b), wherein FIG. 5 (a) shows the state where the opening is intermediate, and FIG. Indicates a squeezed state.
6A is a sectional view taken along the line UU in FIG. 3, and FIG. 6B is a view similar to FIG.
FIGS. 7A, 7B, and 7C are explanatory diagrams showing a state of a change caused by changing a width of a notch in a valve body in the middle.
8A is an external front view showing an example in which the present invention is applied to an air turbine handpiece, and FIG. 8B is an external front view showing an example in which the present invention is applied to an air motor handpiece.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing an example of the output adjustment adapter of the present invention.
[Explanation of symbols]
A Scaler handpiece (air-driven dental handpiece)
B Air Turbine Handpiece (Air Driven Dental Handpiece)
C Air motor handpiece (Air-driven dental handpiece)
D Output adjustment adapter
D1 Adapter core
1 Handpiece body
1a Handpiece body core
2 Air vibrator (drive unit)
20 Air turbine (drive unit)
200 Air motor (drive unit)
3 Scaler tip (working part)
30, 300 Cutting tool (working part)
4 Supply line
5 Exhaust pipe
8 Exhaust adjustment mechanism
9 Operation ring
10 Valve seat
10a valve
11 Valve
11a Notch
12 Compression spring (elastic member)
13 Positioning ring
13b recess
13c leaf spring (spring material)
13d protruding member
14 Positioning means
16 Double nut means
17 Air supply passage
18 Exhaust passage
19 Exhaust adjustment mechanism

Claims (18)

手持操作されるハンドピース本体と、導入された圧縮空気により駆動する駆動部と、この駆動部からの駆動力を得て歯牙に作用する作用部と、上記駆動部に圧縮空気を供給する為の給気管路と、駆動部で使用された空気を排出する為の排気管路と、該排気管路の途中に設けられ排出空気の排気調整をすることにより上記駆動部の出力制御を行う排気調整機構とを備え、
上記排気調整機構が、上記排気管路の途中に配設され排出空気を流通させる弁口を備えた弁座部と、該弁座部にスラスト方向に当接合体しハンドピース本体の軸心の廻りに回動可能とされて上記弁口と連通し該弁口の開度調整をなす切欠を備えた弁体と、該弁体と一体とされハンドピース本体の軸心の廻りに手操作により回動操作される操作リングと、上記弁体を弁座部に対してスラスト方向に弾接させる弾性部材とにより構成されていることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
A handpiece body that is hand-operated, a driving unit driven by the introduced compressed air, an operating unit that obtains a driving force from the driving unit to act on the teeth, and supplies compressed air to the driving unit. An air supply line, an exhaust line for discharging air used in the drive unit, and an exhaust adjustment provided in the middle of the exhaust line to control the output of the drive unit by adjusting the exhaust air. With a mechanism,
The exhaust adjustment mechanism has a valve seat provided in the middle of the exhaust pipe and provided with a valve port through which exhaust air flows, and the valve seat is joined to the valve seat in the thrust direction to form an axial center of the handpiece body. A valve body that is rotatable around and has a notch that communicates with the valve port and adjusts the opening of the valve port; and a valve body that is integrated with the valve body and that is manually operated around the axis of the handpiece body. An air-driven dental handpiece, comprising: an operation ring that is rotated; and an elastic member that elastically contacts the valve body to a valve seat in a thrust direction.
請求項1に記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記弁座部の弁口が、ハンドピース本体と同心的な幅狭扇形に形成され、一方弁体の上記切欠が、ハンドピース本体と同心的且つ上記弁口と略同曲率の幅狭扇形に形成されていることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to claim 1,
The valve port of the valve seat portion is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece body, while the notch of the valve body is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece body and having substantially the same curvature as the valve port. An air-driven dental handpiece characterized in that it is formed.
請求項1又は2に記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、ハンドピース本体の芯体と上記操作リングとの間に弾装されたばね材による径方向のフリクションを伴いなされるものであることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to claim 1 or 2,
The rotation of the valve body around the axis is accompanied by radial friction caused by a spring material elastically mounted between the core of the handpiece body and the operation ring. Air driven dental handpiece.
請求項1乃至3のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、ハンドピース本体の芯体と上記操作リングとの間に介在された位置決め手段により、複数の位置間で段階的になされるようにしたことを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 1 to 3,
The rotation of the valve body around the axis is performed stepwise between a plurality of positions by positioning means interposed between the core body of the handpiece body and the operation ring. Features an air-driven dental handpiece.
請求項4に記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記位置決め手段が、上記弁体に隣接して操作リングに内装固定される位置決めリングと上記ハンドピース本体の芯体との間に介在され、該位置決めリングと操作リングとの周方向の相対的内装固定位置の設定により、上記弁座部の弁口と弁体の切欠とによる開度の初期設定が可能とされていることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to claim 4,
The positioning means is interposed between a positioning ring which is internally fixed to an operation ring adjacent to the valve body and a core of the handpiece body, and a relative internal space between the positioning ring and the operation ring in a circumferential direction. An air-driven dental handpiece, wherein an initial setting of an opening degree by a valve opening of the valve seat and a notch of a valve body is enabled by setting a fixed position.
請求項5に記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記位置決めリングの操作リングに対する内装固定が、ダブルナット手段を用いた螺装によってなされることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to claim 5,
An air-driven dental handpiece, wherein the positioning ring is internally fixed to the operation ring by screwing using double nut means.
請求項3乃至6のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記位置決め手段が、上記ばね材に取付けられた突形部材と、上記位置決めリングの内周に形成され該突形部材を受容する複数の凹部とよりなることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 3 to 6,
The air-driven dental hand, wherein the positioning means comprises a protruding member attached to the spring member, and a plurality of recesses formed on an inner periphery of the positioning ring to receive the protruding member. piece.
請求項1乃至7のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記駆動部が、圧縮空気により作動する空気振動子であり、上記作用部がこの振動子に連結されて振動が伝播されるようにしたスケーラチップであることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 1 to 7,
An air-driven dental hand, wherein the driving unit is an air vibrator operated by compressed air, and the operating unit is a scaler chip connected to the vibrator to transmit vibration. piece.
請求項1乃至7のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記駆動部が、圧縮空気により作動するエアタービンであり、上記作用部がこのタービンに取着され軸回転する切削工具であることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 1 to 7,
An air-driven dental handpiece, wherein the driving unit is an air turbine operated by compressed air, and the operating unit is a cutting tool attached to the turbine and rotating axially.
請求項1乃至7のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記駆動部が、圧縮空気により作動するエアモータであり、上記作用部がこのエアモータから駆動伝達されて軸回転する切削工具であることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 1 to 7,
An air-driven dental handpiece, wherein the driving unit is an air motor operated by compressed air, and the operating unit is a cutting tool that is driven and transmitted from the air motor and rotates around an axis.
請求項1乃至10のいずれかに記載のエア駆動式歯科用ハンドピースにおいて、
上記排気調整機構が、ハンドピース本体の基端部に設けられていることを特徴とするエア駆動式歯科用ハンドピース。
The air-driven dental handpiece according to any one of claims 1 to 10,
An air-driven dental handpiece, wherein the exhaust adjustment mechanism is provided at a base end of the handpiece body.
導入された圧縮空気により駆動する駆動部と、この駆動部からの駆動力を得て歯牙に作用する作用部と、上記駆動部に圧縮空気を供給する為の給気管路と、駆動部で使用された空気を排出する為の排気管路とを備えたハンドピース本体の基端部に着脱自在に装着されるアダプターであって、
該アダプターは、上記給気管路及び排気管路に夫々連通する給気通路及び排気通路と、該排気通路の途中に設けられ排出空気の排気調整をすることにより上記駆動部の出力制御を行う排気調整機構とを備え、
上記排気調整機構が、上記排気通路の途中に配設され排出空気を流通させる弁口を備えた弁座部と、該弁座部にスラスト方向に当接合体しハンドピース本体の軸心の廻りに回動可能とされて上記弁口と連通し該弁口の開度調整をなす切欠を備えた弁体と、該弁体と一体とされハンドピース本体の軸心の廻りに手操作により回動操作される操作リングと、上記弁体を弁座部に対してスラスト方向に弾接させる弾性部材とにより構成されていることを特徴とする出力調整用アダプター。
A driving unit driven by the introduced compressed air, an operating unit that obtains a driving force from the driving unit and acts on the teeth, an air supply line for supplying compressed air to the driving unit, and a driving unit. An adapter which is detachably attached to a base end of a handpiece body having an exhaust pipe for discharging the air.
The adapter includes an air supply passage and an exhaust passage communicating with the air supply passage and the exhaust passage, respectively, and an exhaust passage that is provided in the middle of the exhaust passage and controls the output of the drive unit by adjusting the discharge of the discharge air. With an adjustment mechanism,
A valve seat portion provided in the exhaust passage and having a valve port through which exhaust air flows, and an exhaust adjustment mechanism which is joined to the valve seat portion in a thrust direction and rotates around an axis of the handpiece body; A valve body provided with a notch that is rotatable to communicate with the valve port and adjusts the opening of the valve port; and a valve body integrated with the valve body and manually rotated around the axis of the handpiece body. An output adjustment adapter, comprising: an operation ring that is operatively operated; and an elastic member that elastically contacts the valve body to a valve seat in a thrust direction.
請求項12に記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記弁座部の弁口が、ハンドピース本体と同心的な幅狭扇形に形成され、一方弁体の上記切欠が、ハンドピース本体と同心的且つ上記弁口と略同曲率の幅狭扇形に形成されていることを特徴とする出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to claim 12,
The valve port of the valve seat portion is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece body, while the notch of the valve body is formed in a narrow fan shape concentric with the handpiece body and having substantially the same curvature as the valve port. An output adjustment adapter characterized by being formed.
請求項12又は13に記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、アダプターの芯体と上記操作リングとの間に弾装されたばね材による径方向のフリクションを伴いなされるものであることを特徴とする出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to claim 12 or 13,
An output adjustment, wherein the rotation of the valve body around the axis is accompanied by radial friction caused by a spring material elastically mounted between a core body of the adapter and the operation ring. Adapter.
請求項12乃至14のいずれかに記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記弁体の上記軸心の廻りの回動が、アダプターの芯体と上記操作リングとの間に介在された位置決め手段により、複数の位置間で段階的になされるようにしたことを特徴とする出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to any one of claims 12 to 14,
The rotation of the valve body around the axis is performed stepwise between a plurality of positions by positioning means interposed between the core body of the adapter and the operation ring. Output adjustment adapter.
請求項15に記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記位置決め手段が、上記弁体に隣接して操作リングに内装固定される位置決めリングと上記アダプターの芯体との間に介在され、該位置決めリングと操作リングとの周方向の相対的内装固定位置の設定により、上記弁座部の弁口と弁体の切欠とによる開度の初期設定が可能とされていることを特徴とする出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to claim 15,
The positioning means is interposed between a positioning ring internally fixed to the operation ring adjacent to the valve body and the core of the adapter, and a relative internal fixing position of the positioning ring and the operation ring in a circumferential direction. Wherein the initial setting of the opening degree by the valve opening of the valve seat portion and the cutout of the valve body is enabled by the setting of (1).
請求項16に記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記位置決めリングの操作リングに対する内装固定が、ダブルナット手段を用いた螺装によってなされることを特徴とする出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to claim 16,
An output adjustment adapter, wherein the positioning ring is fixed to the operation ring by screwing using double nut means.
請求項14乃至17のいずれかに記載の出力調整用アダプターにおいて、
上記位置決め手段が、上記ばね材に取付けられた突形部材と、上記位置決めリングの内周に形成され該突形部材を受容する複数の凹部とよりなることを特徴とするエ出力調整用アダプター。
The output adjustment adapter according to any one of claims 14 to 17,
An adapter for adjusting power, wherein the positioning means comprises a projecting member attached to the spring member, and a plurality of recesses formed on an inner periphery of the positioning ring to receive the projecting member.
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