【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、靴の蒸れ抑制方法及び蒸れ抑制靴に関し、更に詳細には主として長靴、登山靴、安全靴など長時間着用すると蒸れ、不快感を催すばかりでなく、水虫などの原因になる靴の蒸れを抑制する方法及び蒸れ抑制靴に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
靴を履くと一般に足が蒸れることを多くの人が経験している。この靴の蒸れは、ゴム、人造皮革など通気性がきわめて悪い素材の靴、編み上げ靴、長靴、ブーツなど、踝部分を超えて深く足を覆う構造の靴などで特に顕著である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のような靴の蒸れを抑制ないし防止するようにした靴は、今までに販売されたことがあるが、一般に普及したものは無いと認められる。それに対し、靴、特に長靴、安全靴、ブーツなどを常用する人にとって、足の蒸れは単に不快であるばかりでなく、水虫の原因になるなど衛生的にも好ましい物ではなく、蒸れを効果的に抑制した靴の開発は重要であると認められる。
【０００４】
本発明は、以上の問題に着目してなされたものであり、靴の蒸れ抑制方法及び蒸れ抑制靴を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の靴の蒸れ抑制方法は、少なくとも踝付近までの足を覆うようにした靴において、靴の底部を除く足を覆う部分のいずれかに、貫通孔を少なくとも一か所形成し、該貫通孔を通気路で覆い、該通気路に開放口を設け、該開放口が前記靴の高い位置で開口するように前記通気路を前記靴に取り付け、前記靴の内部が前記開放口を通じて前記靴の外部と連通するようにしたものである。
【０００６】
前記定義に該当する靴のうち比較的浅い靴としては、ウオーキングシューズ、キャラバンシューズ、登山靴、安全靴などであり、また長靴としては所謂ゴム長、ブーツなどを例示することができる。但し本発明はこれらの例示に限定されない。
【０００７】
通気路の形状には特に限定はない。例えば足の脛または脹ら脛に沿った位置に取り付ける場合は、一般的には靴に密着させて細長いトンネル状に形成することができるが、部分的に管状にして靴から離して取り付けることもできる。例えば体の側方側の靴の部分には、歩く際に複雑な皺ができる。したがってこの部分に細いトンネル状の通気路を靴と一体的に取り付けると、取り付け部分に無理が掛かるおそれがある。この場合は、管状にして靴から離すこともできるが、トンネルの幅を広くして局部的に屈伸動作が集中しないようにすることもできる。
【０００８】
前記貫通孔の数には特に限定はなく、一か所でも良く、また複数か所でもよい。またこれら複数の貫通孔のいずれも一つの通気路に開口させてもよく、また別々の通気路に開口させても良い。即ち、貫通孔の数にも、また通気路の数にも限定はなく、必要に応じて適宜決定することができる。
【０００９】
足と靴内面との間の隙間には、密着状の部分、開いた部分などいろいろあり、これらの部分からの空気の入れ換えは十分ではないと考えられる。その点本発明の通気路は、前記隙間と外気との間に空気の流動を容易にするように作用する。この作用は、複数の貫通孔を一つの通気路に取り付けることにより、又複数の通気路を設けることにより、より作用が顕著になると認められる。
前記開放口を開口させる位置は、本来蒸れる部位に貫通孔を設け、直接外気に開放するのが、換気上最も好ましいことは明らかである。しかしながら、雨やはねた泥などの汚れが靴内に侵入することを防止することができない。通気路の開放口を高い位置に設けるようにしたのはこのためである。
【００１０】
したがって、開放口を前記靴の足の差込口付近とすることが好ましい。しかしながら、ゴム長の場合足の差込口には剛性保持やデザイン上の要求などのため肉厚に形成されている場合があり、また革製、布製などの場合は縫い合わせ部分があるなど、足の差込口周縁部に取り付けることが困難な場合があり、ある程度足の差込口から下の位置とすることができる。
【００１１】
また前記目的を達成するための本発明の蒸れ抑制靴は、少なくとも踝付近までの足を覆うようにした靴において、該靴の底部を除く足を覆う部分に、貫通孔を少なくとも一か所形成し、該貫通孔を覆い、且つ靴の高い位置に開口する開放口を設けた通気路を前記靴に取り付け、前記靴の内部と外部とが前記通気路を通じて連通するようにしたものである。
【００１２】
前記開放口はそのままとすることができるが、この部分から雨、はねた泥などが侵入しないように、栓、庇又は開閉可能にした蓋を設けたりすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面を参照する一実施の形態を示し、本発明を更に具体的に説明する。図１〜４に示す第１実施の形態による蒸れ抑制靴１は、市販の大人用ゴム長靴を加工することにより実施したものである。
【００１４】
図１及び２に示すとおり、蒸れ抑制靴（以下誤解のおそれのない時には単に靴と略称する）１の正面、即ち足（図示せず）のすね側には、靴１の爪先２に近い甲部３から足の差込口４の近く迄、正面か見て直線状に延びる通気路５ａを設けている。靴１の甲部３に貫通孔７を設けることにより暖められた湿った空気が通気路５ａ内に侵入しやすくすることができる。
【００１５】
甲部３に貫通孔７を開口したのは、足先内部周辺で暖められた湿った空気を歩行に邪魔にならないで集められると考えたからである。しかしながら本発明において、先端の貫通孔７を設ける位置はこれに限定されず、適宜選定することができる。
【００１６】
また図１及び３に示すとおり、靴１の背面、即ち足の脹ら脛（図示せず）側には、靴１の後部６の上部から前記足の差込口４の近くに迄、背面から見て直線状に延びる通気路５ｂ（通気路を総称するときには５とのみ記載する）設けている。このように通気路５ｂを靴１の底近くにまで設けない理由は、この部分は外側に出っ張っているため、更に出っ張らせると、階段を下りる際に引っかけるおそれがあるためである。
【００１７】
前記通気路５には靴１の本体１ａを貫通する貫通孔７を複数個ほぼ同じ間隔を開けて開口し、通気路５の上端に換気用の開放口８を設け、下端９を閉塞させ、開放口８以外から雨水などが浸入しないようにした。なお開放口８の設け方は図示したものに限定されず、通気路５の壁側に開口させることもできる。
【００１８】
通気路５の断面形状は、図４に示すとおりほぼ半円形とした。この形は、本発明にとって本質的ではなく、他の断面形状とすることができるが、形状安定性などを考慮すると、好ましい断面形状の一つと考える。第１実施の形態の通気路５は、いずれも市販の軟質ビニール管を裂いて接着剤で市販の靴本体１ａに固定したものである。工業的には、ゴム製靴の場合は加硫により、また革製又は布製の場合は縫い着けによるなどとすることができる。
【００１９】
なお第１実施の形態の靴本体１ａは、前記説明のとおり通常市販されているごく普通の製品を使用したので細部に渡る説明及び図示を省略するが、図１〜４に示す主な部分としては、符号１ｂは底部１ｃとの接着補強部であり、１ｄは滑り止め、１ｅは靴１の踵である。
【００２０】
なお、第１実施の形態の貫通孔７は手加工により作成したものであり一定した大きさではないが、いずれも縦が約１５ｍｍ、幅が約１０ｍｍ、通気路５の取り付けも手作業であり場所により一定しないが、いずれも幅の内法を約１５ｍｍ、高さの内法を約１０ｍｍとなるようにした。但しこれらの数値はいずれも例示のためであり、これらの数値によって本発明を限定的に解釈することはできない。例えば、貫通孔７を比較的小さな径かつ小さな間隔で沢山開けて実質的な開口面積を十分なものとするなど各種の形態で実施することができる。
【００２１】
第１実施の形態では、前記の各数値及び通気路５ａ側の貫通孔７は６個、通気路５ｂ側の貫通孔７は４個としたこと、及び複数の貫通孔７をほぼ等間隔に配置したこと、又これらの大きさなどは、例示のためであり、本発明にとって本質的ではなく、適宜変更することができる。
【００２２】
開放口８を図１に示したように靴１の高い部分に配置する手段は、はねた泥などが浸入することを、より効果的に防止するように作用する。
【００２３】
以上説明したように第１実施の形態の蒸れ防止靴１は、靴本体１ａに設けた複数の貫通孔７をそれぞれ通気路５ａ、５ｂに直列状に開口したので、靴１の内部１０ａで暖められた空気と外部１０ｂの相対的に湿度の低い空気との入れ替わりを容易にし、更に足を動かす際にも、靴１の内部１０ａ各部の空気が貫通孔７及び通気路５を通じて移動を可能にするので、爪先２など靴１の内部１０ａの奥まった所にも乾いた空気が供給されるようになり、蒸れを効果的に抑制することができる。
【００２４】
図５に示す第２実施の形態の蒸れ抑制靴１は、図１に符号Ａの部分以外は第１実施の形態と同様に実施したものである。即ち図５に示すように、通気路５ａの開放口８に栓１１を設けたものである。このようにすると、例えば畑仕事などをする場合に弾みで飛んだ土が開放口８から侵入したり、雨が開放口８に降り込むなどを防止することができる。なお図５に示す符号１１ａはつまみであり、１１ｂは栓１１を靴本体１ａに取り付ける紐である。
【００２５】
第２実施の形態の靴１を用い、通気路５ａの部分を不透明粘着テープで覆い、各種気象条件の下で、累積距離としておおよそ１００ｋｍ歩行したところ、明白な蒸れ防止効果があることを確認した。
【００２６】
図６は、図５に示す第２実施の形態の変形例であり、栓１１の代わりに開放口８の上方を覆う庇１２を靴本体１ａに一体的に取り付けたものである。
【００２７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の靴の蒸れ抑制方法及び蒸れ抑制靴は、靴内に閉じ込められた空気が流動しにくい靴内部、特に爪先、靴底などに近い靴の奥まった部分を通気路によって直接靴の外と、更に必要に応じ靴内部の他の部分と連通させもるようにしたので、靴内に温度、湿度の低い外部の空気が靴内に流入できるようになり、蒸れを効果的に抑制することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施の形態による蒸れ抑制靴１を一部破断して示した側面図である。
【図２】図１に示す蒸れ抑制靴１の正面図である。
【図３】図１に示す蒸れ抑制靴１の背面図である
【図４】図１〜３図に示すＩＶ−ＩＶ線断面図である。
【図５】本発明の第２実施の形態による蒸れ抑制靴１の部分縦断面図である。
【図６】本発明の第３実施の形態による蒸れ抑制靴１の部分側面図である。
【符号の説明】
１ 靴（蒸れ防止靴）
１ｃ 底部
４ 足の差込口
５ 通気路（総称するとき）
５ａ 通気路
５ｂ 通気路
７ 貫通孔
８ 開放口
１０ａ 内部（靴の）
１０ｂ 外部（靴の）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for suppressing stuffiness of shoes and a stuffiness control shoe, and more particularly, to boots, climbing shoes, safety shoes, etc., which are not only stuffy when worn for a long time, but also cause discomfort, as well as shoes that cause athlete's foot and the like. The present invention relates to a method for suppressing stuffiness and a shoe for suppressing stuffiness.
[0002]
[Prior art]
Many people experience foot swelling in general when wearing shoes. This stuffiness of the shoes is particularly remarkable in shoes made of a material having extremely poor air permeability such as rubber and artificial leather, lace-up shoes, boots, boots, and the like having a structure that covers the feet deeper than the ankle.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, shoes that suppress or prevent the above-mentioned stuffiness of shoes have been sold until now, but it is recognized that none of them has been widely used. On the other hand, for those who regularly use shoes, especially boots, safety shoes, boots, etc., stuffiness of feet is not only unpleasant, it is not a hygienic thing such as causing athlete's foot, and stuffiness is effective. It is recognized that the development of a shoe with a low level of control is important.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a method for suppressing stuffiness of shoes and a shoe for suppressing stuffiness.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the method for controlling stuffiness of shoes according to the present invention is characterized in that, in a shoe adapted to cover at least the foot up to the vicinity of the ankle, at least one through hole is provided in any part of the foot except for the bottom of the shoe. The through-hole is covered with a ventilation path, an opening is provided in the ventilation path, and the ventilation path is attached to the shoe so that the opening opens at a high position of the shoe. Is adapted to communicate with the outside of the shoe through the opening.
[0006]
Of the shoes falling under the above definition, relatively shallow shoes include walking shoes, caravan shoes, mountain climbing shoes, safety shoes, and the like, and examples of boots include so-called rubber boots and boots. However, the present invention is not limited to these examples.
[0007]
The shape of the ventilation path is not particularly limited. For example, when installing at a position along the shin or inflated shin, it is generally possible to form a long and narrow tunnel in close contact with the shoe, but it is also possible to partially form the tube and attach it away from the shoe. it can. For example, shoes on the sides of the body have complex wrinkles when walking. Therefore, if a thin tunnel-shaped ventilation path is integrally attached to this part with the shoe, there is a possibility that the attachment part may be overloaded. In this case, it can be formed in a tubular shape and separated from the shoes, but the width of the tunnel can be widened so that bending and stretching operations are not locally concentrated.
[0008]
The number of the through holes is not particularly limited, and may be one or more. Further, any of the plurality of through holes may be opened in one ventilation path, or may be opened in separate ventilation paths. That is, the number of through holes and the number of ventilation paths are not limited, and can be appropriately determined as needed.
[0009]
There are various types of gaps between the foot and the inner surface of the shoe, such as a close contact portion and an open portion, and it is considered that air exchange from these portions is not sufficient. In this regard, the ventilation path of the present invention acts to facilitate the flow of air between the gap and the outside air. It is recognized that this effect becomes more remarkable by attaching a plurality of through-holes to one ventilation path and by providing a plurality of ventilation paths.
It is clear that it is most preferable from the viewpoint of ventilation that a position where the opening is opened is provided with a through-hole at a portion which is originally humid and directly opened to the outside air. However, it is impossible to prevent dirt such as rain or splashed mud from entering the shoe. This is why the opening of the ventilation path is provided at a high position.
[0010]
Therefore, it is preferable that the opening is near the insertion hole of the foot of the shoe. However, in the case of rubber length, the foot insertion hole may be formed thick to maintain rigidity or require design, and in the case of leather, cloth, etc., there is a stitched part. In some cases, it may be difficult to attach to the peripheral portion of the insertion port, and the position can be set to a position below the insertion port of the foot to some extent.
[0011]
Further, in order to achieve the above object, the stuffiness control shoe according to the present invention has at least one through hole formed in a portion of the shoe covering at least up to the vicinity of the ankle, except for the bottom of the shoe. In addition, an air passage which covers the through hole and has an opening which is open at a high position of the shoe is attached to the shoe so that the inside and the outside of the shoe communicate with each other through the air passage.
[0012]
The opening can be left as it is, but a plug, an eave, or a lid that can be opened and closed can be provided so that rain, splashed mud, and the like do not enter from this portion.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment with reference to the accompanying drawings will be shown, and the present invention will be described more specifically. The stuffiness control shoe 1 according to the first embodiment shown in FIGS. 1 to 4 is obtained by processing commercially available rubber boots for adults.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 2, the front of a stuffiness control shoe (hereinafter simply referred to as a shoe when there is no risk of misunderstanding) 1, that is, on the shin side of a foot (not shown), an instep close to the toe 2 of the shoe 1. From the part 3 to the vicinity of the foot insertion port 4, an air passage 5a extending linearly when viewed from the front is provided. By providing the through hole 7 in the upper 3 of the shoe 1, the warm and moist air that has been heated can easily enter the ventilation path 5a.
[0015]
The reason why the through hole 7 is opened in the upper part 3 is that it is considered that the moist air warmed around the inside of the toes can be collected without disturbing the walking. However, in the present invention, the position where the through hole 7 at the tip is provided is not limited to this, and can be appropriately selected.
[0016]
As shown in FIGS. 1 and 3, on the back of the shoe 1, that is, on the side of the shin (not shown) of the foot, from the upper part of the rear part 6 of the shoe 1 to the vicinity of the inlet 4 of the foot. A ventilation path 5b extending linearly as viewed from above is provided (when the ventilation paths are collectively referred to as only 5). The reason why the ventilation path 5b is not provided near the bottom of the shoe 1 is that since this portion protrudes outward, if the protruding portion is further protruded, there is a risk of being caught when going down the stairs.
[0017]
A plurality of through holes 7 penetrating the main body 1a of the shoe 1 are opened in the ventilation path 5 at substantially equal intervals, an opening 8 for ventilation is provided at an upper end of the ventilation path 5, and a lower end 9 is closed. Rainwater, etc. was prevented from entering from other than the opening 8. The way of providing the opening 8 is not limited to the one shown in the figure, and the opening 8 may be opened on the wall side of the ventilation path 5.
[0018]
The cross-sectional shape of the air passage 5 was substantially semicircular as shown in FIG. This shape is not essential to the present invention, and can have another cross-sectional shape. However, considering shape stability and the like, it is considered to be one of the preferable cross-sectional shapes. The air passages 5 of the first embodiment are each formed by tearing a commercially available soft vinyl tube and fixing it to the commercially available shoe main body 1a with an adhesive. Industrially, vulcanization can be performed for rubber shoes, and sewing can be performed for leather or cloth.
[0019]
Note that the shoe main body 1a of the first embodiment uses an ordinary product that is usually commercially available as described above, so that detailed description and illustration are omitted, but the main part shown in FIGS. , Reference numeral 1b denotes an adhesive reinforcing portion with the bottom 1c, 1d denotes a non-slip, and 1e denotes a heel of the shoe 1.
[0020]
The through-hole 7 of the first embodiment is made by hand and is not of a fixed size, but is about 15 mm long, about 10 mm wide, and the ventilation passage 5 is manually attached. Although not fixed depending on the location, the inner width was about 15 mm and the inner height was about 10 mm. However, all of these numerical values are for illustrative purposes, and the present invention cannot be limitedly interpreted by these numerical values. For example, the present invention can be implemented in various forms, for example, by forming a large number of through holes 7 at relatively small diameters and small intervals to make a substantial opening area sufficient.
[0021]
In the first embodiment, the numerical values and the number of the through holes 7 on the side of the air passage 5a are six, and the number of the through holes 7 on the side of the air passage 5b is four, and the plurality of through holes 7 are arranged at substantially equal intervals. The arrangement, the size, and the like are for illustrative purposes, are not essential to the present invention, and can be appropriately changed.
[0022]
The means for arranging the opening 8 in the high part of the shoe 1 as shown in FIG. 1 acts to more effectively prevent the splashed mud or the like from entering.
[0023]
As described above, in the anti-stuffing shoe 1 of the first embodiment, the plurality of through holes 7 provided in the shoe main body 1a are opened in series with the ventilation paths 5a and 5b, respectively, so that the inside of the shoe 1 is heated 10a. This facilitates the exchange of the obtained air with the relatively low humidity air of the outside 10b, and also allows the air in each part 10a of the inside of the shoe 1 to move through the through-hole 7 and the ventilation path 5 when the foot is moved. As a result, dry air is supplied also to a place deep inside the shoe 1 such as the toe 2, so that the stuffiness can be effectively suppressed.
[0024]
The stuffiness control shoe 1 of the second embodiment shown in FIG. 5 is the same as that of the first embodiment, except for the portion indicated by the symbol A in FIG. That is, as shown in FIG. 5, a plug 11 is provided at the opening 8 of the ventilation path 5a. In this way, it is possible to prevent, for example, soil that has flung due to momentum from entering the opening 8 or rain falling into the opening 8 when performing field work or the like. In addition, the code | symbol 11a shown in FIG. 5 is a knob, and 11b is the string | cord which attaches the plug 11 to the shoe main body 1a.
[0025]
Using the shoe 1 of the second embodiment, the portion of the air passage 5a was covered with an opaque adhesive tape, and when walking for approximately 100 km as a cumulative distance under various weather conditions, it was confirmed that there was a clear humid prevention effect. .
[0026]
FIG. 6 is a modification of the second embodiment shown in FIG. 5, in which an eave 12 covering the upper part of the opening 8 is integrally attached to the shoe body 1a instead of the plug 11.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, the method for suppressing stuffing of shoes and the stuffing suppressing shoe according to the present invention provide an air passage inside the shoe where air trapped in the shoe is difficult to flow, in particular, a toe, a recessed portion near the shoe sole and the like. As a result, the outside of the shoe can be communicated directly with the outside of the shoe and, if necessary, with other parts of the shoe, so that the outside air having a low temperature and low humidity can flow into the shoe, and the stuffiness can be reduced. It has become possible to suppress it effectively.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view, partially broken away, showing a stuffiness control shoe 1 according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the stuffiness control shoe 1 shown in FIG.
3 is a rear view of the stuffiness control shoe 1 shown in FIG. 1; FIG. 4 is a sectional view taken along the line IV-IV shown in FIGS.
FIG. 5 is a partial longitudinal sectional view of a stuffiness control shoe 1 according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a partial side view of a stuffiness control shoe 1 according to a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 shoes (anti-humidity shoes)
1c Bottom part 4 Foot socket 5 Ventilation path (when collectively called)
5a Ventilation path 5b Ventilation path 7 Through hole 8 Opening port 10a Inside (of shoes)
10b Outside (of shoes)
