JP2004350794A - Game machine - Google Patents

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JP2004350794A JP2003149911A JP2003149911A JP2004350794A JP 2004350794 A JP2004350794 A JP 2004350794A JP 2003149911 A JP2003149911 A JP 2003149911A JP 2003149911 A JP2003149911 A JP 2003149911A JP 2004350794 A JP2004350794 A JP 2004350794A
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Noboru Kondo
昇 近藤
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a game machine having a variable display device capable of preventing a case where a variable display member is electrostatistically electrified and has dust and contamination stuck thereto. <P>SOLUTION: This variable display device 50 variably displaying display information by varying the variable display member 51C on which a plurality of display information is displayed is provided with a guide member 332a' slidingly guiding the variable display member 51C and an attachment member 315 provided with the guide member 332a'. At least a part of the guide member 332a' slidingly contacting with the variable display member and the attachment member 315 are constituted of a conductive member, the variable display member 51C and the attachment member 315 are electrically conducted to each other via the guide member 332a' and the attachment member 315 is grounded. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の価値を用いて遊技を実行可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であるとともに、複数の表示情報が可変表示される可変表示装置を備える遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機に備えられる可変表示装置としては、可変表示装置を構成する取付ベースに、駆動モータにより回転する駆動プーリと従動プーリとがそれぞれ回転自在に設けられており、これら駆動プーリと従動プーリとに無端状のベルト部材（可変表示部材）が掛け渡され、駆動モータの駆動により駆動プーリを回転させることでベルト部材を移動させることで、該ベルト部材に配置された表示情報を可変表示させるようにしたものがある（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、遊技機外部の静電気発生源によって可変表示装置の周囲に静電気が発生し、可変表示装置内部の検出器等が誤作動するのを防ぐため、可変表示装置の可変表示部材を設ける取付基板を金属等の導体で構成させ、この取付基板を接地させることで、可変表示装置内部に静電気が流入することを防ぐようにしたものがある（例えば、特許文献２参照）。
【０００４】
さらに、可変表示部材に用いられているフィルムベルトに帯電する静電気を取り除くために、導電性の繊維からなるブラシをフィルムベルトに接触するように設け、このブラシをアースに接続したものがある（例えば、特許文献３参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平９−２７６４９３号公報（第４−９頁、第２−８図）
【特許文献２】
特開平９−２８５６０４号公報（第５−６頁、第７図）
【特許文献３】
特開平３−２４７３７０号公報（第２頁、第２、５図）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献１に記載の可変表示装置を備える遊技機にあっては、薄い合成樹脂製の無端状のベルト部材が、合成樹脂製の材質で形成された駆動プーリ及び従動プーリの外側に掛け渡されているため、駆動モータにより駆動プーリを回転させることでベルト部材を回動させると、ベルト部材が駆動プーリ及び従動プーリと摺接することにより発生する静電気がベルト部材に帯電するため、ベルト部材にゴミ等が付着しやすくなり、長期間の使用によりベルト部材に配置された表示情報の視認性が妨げられるという問題を有していた。
【０００７】
また、特許文献２にあっては、取付基板が接地されることで外部から可変表示装置内部に静電気が流入することを防ぐことが出来るが、静電気が可変表示装置内部で発生して可変表示部材に帯電したときに、可変表示部材から静電気を除去させることが出来ないので、帯電した静電気により可変表示部材にゴミ等が付着するという問題を有していた。
【０００８】
更に、特許文献３にあっては、ベルトに帯電する静電気を取り除くために、ベルトに接触する導電性の繊維からなるブラシを別途設ける必要があり、遊技機を製造するための部品点数と組立行程が増えるので、製造コストが嵩むばかりか、構造が複雑化するといった問題を有していた。また、ベルトとブラシとが摺接するため、長期の使用によりブラシが劣化してブラシとベルトとの接触状態が悪くなったり、ベルトが傷ついて表示情報の視認性が損なわれる恐れがあった。
【０００９】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、可変表示部材に静電気が帯電して塵やゴミ等が可変表示部材に付着することを防止することが出来る遊技機を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の価値を用いて遊技を実行可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であるとともに、複数の表示情報が配置された可変表示部材を可動させることで前記表示情報が可変表示される可変表示装置を備える遊技機であって、
前記可変表示装置は、
前記可変表示部材を摺動案内するガイド部材と、
前記ガイド部材が設けられる取付部材と、を備え、
前記可変表示部材に摺接する前記ガイド部材の少なくとも一部及び前記取付部材を導電部材により構成し、前記可変表示部材と前記取付部材とを前記ガイド部材を介して電気的に導通させるとともに、前記取付部材を接地したことを特徴としている。
この特徴によれば、可変表示部材がガイド部材に摺動案内されることで発生する静電気を、ガイド部材を介して接地された取付部材に確実に逃がすことができるので、可変表示部材に帯電する静電気を逃がすための部材を別途設けること等なく可変表示部材の帯電が防止され、そのため塵やゴミ等が可変表示部材に付着しづらくなり、可変表示部材に配置された表示情報の視認性が妨げられることがなくなる。
なお、本発明における取付手段は、いわゆる大地に直接接地されていなくても、接地された所定の放電体等を介して間接的に大地に接地されていてもよいし、あるいは、直接または間接的に接地されていなくても、可変表示装置の電気部品に帯電する静電気を放電出来るようになっていれば、大地の代わりとなる何らかの基準点、例えば可変表示装置の電気部品にとっての遊技機の筐体や、これら遊技機が設置される遊技機設置島等における大地に接地されていない放電体に接続され、該放電体を介して自然放電等により放電するようになっているものも本発明に含まれる。
【００１１】
本発明の遊技機は、前記可変表示装置を制御する制御手段が設けられた制御基板と、
前記可変表示装置の駆動制御に用いられる電気部品と前記制御基板との配線を中継する中継基板と、を備え、
前記取付部材を、前記中継基板に設けられているグランド線を介して接地したことが好ましい。
このようにすれば、可変表示部材に帯電した静電気を、中継基板に設けられているグランド線を利用して逃がすことが出来るため、取付部材にアース線等を別途設けて直接接地する場合に比較して配線を簡素化することができるので、部品点数を省略できコストの低減化を図ることが出来る。
【００１２】
本発明の遊技機の前記可変表示部材は無端状のベルトで構成され、
前記ガイド部材は、前記取付部材に回転自在に配置された複数の回転体で構成されており、前記複数の回転体のうちの少なくとも１つを導電部材により構成したことが好ましい。
このようにすれば、ベルトの回動に応じて該ベルトを摺動案内する回転体が回転するため、ベルトと回転体との摺動によるベルトの帯電を極力抑制することが出来る。
【００１３】
本発明の遊技機の前記複数の回転体のうち、前記ベルトを張設するための張設用回転体を導電部材により構成したことが好ましい。
このようにすれば、ベルトが経年劣化しても、張設用回転体により回転体にベルトを確実に接触させることが出来るため、ベルトに帯電した静電気を確実に逃がすことが出来る。
【００１４】
本発明の遊技機における前記可変表示装置は、前記ベルトの回転位置を検出するための位置検出手段を備え、
前記位置検出手段は、前記ベルトに印された被検出部と、
前記被検出部を検出する検出センサと、
から構成されていることが好ましい。
このようにすれば、ベルトに被検出部があるものにおいて、塵やゴミ等がベルトに付着して被検出部以外を被検出部として検出してしまうような回転位置の誤検出を防止することが出来る。
【００１５】
本発明の遊技機の前記可変表示部材は、帯電防止部材により構成されていることが好ましい。
このようにすれば、塵やゴミ等が可変表示部材に付着する原因となる静電気の帯電を極力防止することが出来る。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１７】
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、まず図１には、本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ球を用いて賭数を設定して遊技を行う遊技球を用いたスロットマシン１（以下スロットマシン１と略称する）、並びに該スロットマシン１に並設されて使用されるカードユニット８００の正面図が示されている。スロットマシン１は、図２、図３に示されるように遊技機設置島６００に設置された状態で使用され、前後面が開口する枠体４と、この枠体４の側端に回動自在に枢支された開閉扉としての前面扉２と、該前面扉２の側端に回動自在に枢支された取付板３８０及び機構板３８１と、から構成されており、前面扉２の後面に設けられた施錠装置（図示略）の鍵穴３ａに挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面扉２を開放することができるようになっている。
【００１８】
前面扉２の前面上部には遊技効果ランプ部４１、入賞図柄説明パネル５がそれぞれ設けられており、入賞図柄説明パネル５の中央部には、ゲームに関連した演出等の遊技に関連した情報が表示される液晶表示部１５が設けられている。中央部には、各種表示部が配置された遊技パネル６が設けられており、この遊技パネル６の下方にはゲームに使用する遊技球としてのパチンコ球を載置可能な上皿７が突設されている。この上皿７の上面７ａ並びに前面７ｂには、各種操作ボタン３６ａ、３６ｂ、３７、４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒ、３０２ａ、３０２ｂ並びにスタートレバー３８、度数表示部３０１等が設けられている。また、遊技パネル６の左右側並びに上皿７の左右部には遊技効果ランプ部４２〜４４がそれぞれ設けられている。
【００１９】
前面扉２の前面下部には上皿７からオーバーフローしたパチンコ球を貯留可能な下皿１１が突設されており、この下皿１１の前面には、該下皿１１に貯留されたパチンコ球を外部に排出するための返却レバー１６が設けられている。
【００２０】
前面扉の上部左右側には、内部に設けられる高音用のスピーカ（図示略）から出力される音を放音する放音部１２ａ、１２ｂがそれぞれ設けられているとともに、下部右側には、内部に設けられる低音用のスピーカ（図示略）から出力される音を放音する放音部１３が設けられており、これら放音部１２ａ、１２ｂ、１３からは、各スピーカから出力される演出効果を高めるための音声やメロディ等の効果音が放音されるようになっている。
【００２１】
遊技パネル６には、後述するように取付板３８０に設置されるベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを透視可能な透視窓１４と、透視窓１４の左側に位置する１ＢＥＴ賭け表示部２１、２ＢＥＴ賭け表示部２２、２３、３ＢＥＴ賭け表示部２４、２５と、透視窓１４の右側に位置するゲームオーバー表示部２６、リプレイ表示部２７、ウェイト表示部２８、スタート表示部２９、ＢＥＴ指示表示部３０と、透視窓１４の下側に位置するクレジット表示部３１、ゲーム回数表示部３２、ペイアウト表示部３３と、がそれぞれ設けられている。
【００２２】
ゲームオーバー表示部２６は、予め定められた図柄の組み合わせが表示されることにより遊技者に付与される特別遊技状態であるビッグボーナス（ＢＢ）が終了することにより打ち止め状態となった場合、及び何らかのエラーが発生して遊技を進行させることができない状態となった場合に、その内部に内蔵されたゲームオーバーランプ（図示略）が点灯する。リプレイ表示部２７は、後述のリプレイ入賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイランプ（図示略）が点灯する。スタート表示部２９は、賭数が設定されることによりスタート操作をすることが可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートランプ（図示略）が点灯し、有効なスタート操作が検出されることにより消灯する。ＢＥＴ指示表示部３０は、上皿７に載置されたパチンコ球またはクレジット表示部３１に表示されたクレジットを使用して賭数を設定可能な状態である場合に、その内部に内蔵されたＢＥＴ指示ランプ（図示略）が点滅し、最大の賭数が設定された場合、ゲームが開始された場合等に消灯する。
【００２３】
ウェイト表示部２８は、ウェイトタイム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵されたウェイトランプ（図示略）が点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイトタイムが経過した後にベルトが始動するように設定されている。従って、十分な時間間隔を空けてゲームを進行する場合にはスタートレバー３８の操作時にゲームの進行が規制されることはないが、短時間でゲームを進行しようとする場合にはウェイトタイムによってゲームの進行が一時的に規制され、ウェイトタイムが経過するまでの間ベルトの始動待ち状態となる。
【００２４】
尚、このスロットマシン１では、前回のゲームでベルトの回転が開始した時点を基準として、例えば４．１秒のゲーム進行規制期間が設定されており、前回のゲームでベルトの回転が開始された時点から４．１秒が経過する前に、今回のスタート操作が検出された場合、ゲーム進行規制期間が経過した後にベルトの回転が開始される。
【００２５】
クレジット表示部３１は、内部に設けられたクレジット表示器（図示略）の該当するセグメントが点灯してクレジットが表示される表示部である。クレジットとは、遊技者所有の価値（有価価値）としてスロットマシン１内部の記憶部に記憶されているパチンコ球数に相当するＢＥＴ数（１ＢＥＴ（最小単位の賭数設定に必要なパチンコ球数）＝クレジット球数／５）であり、入賞の発生による賞球の付与に基づいてクレジットが加算されたり、賭数の設定や精算操作に基づいてクレジットが減算されることにより、クレジット表示部３１のクレジットも表示更新される。このスロットマシン１では、クレジットとして記憶可能な価値の上限値が最大で５０ＢＥＴ分（２５０球分）とされており、この上限値に達した場合で、かつ上限値を越えるクレジットの加算更新の要求が発生した場合にはその上限値を越える分のパチンコ球が上皿７に払い出される。
【００２６】
ゲーム回数表示部３２は、内部に設けられたゲーム回数表示器（図示略）の該当するセグメントを点灯することでビッグボーナス（ＢＢ）中のレギュラーボーナス（ＲＢ）入賞状況や、ＲＢ中の入賞回数等を表示する表示部である。特にＢＢが終了して打ち止め状態となった際には「ＥＮＤ」という文字を表示して、遊技者に打ち止め状態である旨を報知する。さらにゲーム回数表示部３２は、スロットマシン１に発生した各種の異常を表示して報知するエラー表示器としても機能し、異常が制御部により検出された場合、その異常種別を特定可能なエラーコードが「Ｅ−１」や「Ｅ−２」等の態様により表示される。
【００２７】
ペイアウト表示部３３は、内部に設けられたペイアウト表示器（図示略）の該当するセグメントが点灯することで、１ゲーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与される賞球数に相当するＢＥＴ数（１ＢＥＴ＝賞球数／５）が表示される表示部である。ペイアウト表示部３３の表示は入賞に基づいて賞球が付与される毎に表示更新される。
【００２８】
上皿７の上面７ａの右側には、賭数設定手段としての１ＢＥＴボタン３６ａ、ＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂがそれぞれ設けられているとともに、左側には精算ボタン３７が設けられている。
【００２９】
１ＢＥＴボタン３６ａは、クレジット、または上皿７に載置されているパチンコ球から最小単位の賭数である１ＢＥＴ分（５球分）をゲームに賭ける際に押圧するボタンであり、ＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂは、１ゲームにおいて許容される賭数の最大数（本実施例では３ＢＥＴ分）をクレジット、または上皿７に載置されているパチンコ球の範囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンである。１ＢＥＴボタン３６ａの内部には１ＢＥＴボタンランプが、また、ＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂの内部にはＭＡＸＢＥＴボタンランプがそれぞれ内蔵されており（図示略）、これらのＢＥＴボタンランプは、対応するＢＥＴボタンの操作が有効である場合に点灯し、無効である場合に消灯する。
【００３０】
精算ボタン３７は、クレジット並びに上皿７に載置されているパチンコ球の精算操作をする際に押圧するボタンであり、この精算ボタン３７の押圧操作に伴い、クレジット分のパチンコ球が上皿７に払い出されるとともに、これに伴いクレジット表示部３１に表示されているクレジット数が０になるまで減算更新されるようになっている。また、上皿７にパチンコ球が載置されている場合には、クレジット分のパチンコ球の払出が終了した後、これら上皿７に載置されているパチンコ球が一度後述の取込装置７００に取り込まれて下皿１１に排出されるようになっている。精算ボタン３７の内部には精算ボタンランプ（図示略）が内蔵されており、精算ボタンランプは、精算ボタン３７の押圧操作に伴う精算が可能な状態にある場合に点灯し、精算が不可能な状態の場合に消灯する。
【００３１】
上皿７の前面７ｂには、スタートレバー３８、ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒ、度数表示部３０１、球貸ボタン３０２ａ、返却ボタン３０２ｂがそれぞれ設けられている。スタートレバー３８は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー３８を操作することにより各ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの回転が開始される。
【００３２】
各ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒは、ゲームが開始した後にベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの回転を停止させる際に操作するボタンであり、ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒの内部には操作有効ランプがそれぞれ内蔵されている（図示略）。これら操作有効ランプは、対応するストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒの操作が有効である場合に点灯し、操作が無効である場合に消灯する。また、ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒが配列されたストップボタンユニット３９は、ビッグボーナス（ＢＢ）入賞やレギュラーボーナス（ＲＢ）入賞の内部当選フラグが設定されている場合に、その内部に内蔵されたボーナス告知ランプ（図示略）が点灯する。
【００３３】
度数表示部３０１は、内部に設けられた度数表示器（図示略）の該当するセグメントが点灯することで、並設されるカードユニット８００のカード挿入口８０４に挿入されたプリペイドカードから読み出された度数が表示される表示部である。球貸ボタン３０２ａは、度数表示部３０１に表示された度数、すなわちカードユニット８００に挿入されたプリペイドカードより読み出された遊技用有価価値としての度数を使用してパチンコ球の球貸を行う際に押圧するボタンであり、返却ボタン３０２ｂは、カードユニット８００に挿入中のプリペイドカードを返却する際に押圧操作されるボタンである。
【００３４】
次に、取付板３８０の前面下方位置には、前面扉２の上皿７に載置されたパチンコ球を取込口３０４を介して内部に取り込むための取込装置７００が設けられており、クレジットが残存しない状態（クレジット表示部３１の表示が０の状態）で１ＢＥＴボタン３６ａまたはＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂが操作されることで、上皿７に載置されたパチンコ球から該当するＢＥＴ分のパチンコ球が、取込装置７００によりスロットマシン１の内部に取り込まれるようになっている。
【００３５】
賭数を設定するために取込装置７００により取り込まれたパチンコ球は、図３に示されるように、取付板３８０内部に形成された連通路３８２を流下して機構板３８１内に流入し、機構板３８１内部に設けられた取込球検出スイッチ（図示略）にて検出された後、スロットマシン１を設置する遊技機設置島６００における遊技機載置用の繕板６０１の内側に設けられたアウト球タンク６０２に排出され、計数器６０３により計数された後に回収樋６０４内に排出されるようになっている。
【００３６】
また、精算操作がなされることにより取込装置７００により取り込まれたパチンコ球は、連通路３８２を流下して機構板３８１内に流入し、機構板３８１内部に設けられた返却球検出スイッチ（図示略）にて検出された後、取付板３８０内に設けられた返却路３８３を流下して、下皿払出穴９から下皿１１に排出されて遊技者に返却されるようになっている。
【００３７】
取付板３８０の略中央部には、表示情報としての複数種の図柄、本実施例では「７」、「ＢＡＲ」、「スイカ」、「チェリー」、「ベル」、「プラム」からなる図柄が印刷された透光性を有する可変表示部材としての帯状のベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ（図４参照）が回動自在に設けられたベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒを並設状態で収容する収容箱体３１１を設置するための設置用開口部３８５が形成されており、これらベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒにより可変表示装置５０（ベルト状可変表示装置）が構成されている。それぞれのベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒは、各々に対応して設けられたステッピングモータからなるベルトモータ５４Ｌ、５４Ｃ、５４Ｒによりそれぞれ独立して縦方向に回転（駆動）、停止するように構成されており、各ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒが回転することにより、透視窓１４には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【００３８】
横方向に並設されたベルト５１Ｌとベルト５１Ｃとの間、及びベルト５１Ｃとベルト５１Ｒとの間には、各ベルト間を閉塞するベルト間隠蔽部材５３が設けられており、各ベルト間から内部が見えないようになっている。透視窓１４のうち、ベルト間隠蔽部材５３によって視界が仕切られることによって分割される３つの領域、すなわち、各ベルトが視認できる３つの領域部分を、各ベルトに対応させて左可変表示部、中可変表示部、右可変表示部（領域）と呼ぶ。
【００３９】
透視窓１４の各可変表示部からは、各ベルトに描かれた複数の図柄のうち、連続する３つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示されるとともに、上段の上方部分には間もなく上段の位置に現れる図柄の一部が、下段の下方部分には間もなく可変表示部の下に隠れて見えなくなる図柄の一部がそれぞれ表示される。
【００４０】
各ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを有するベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒ内には、各ベルトの基準位置を検出するための位置検出手段としてのベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ（図６参照）が設けられている。このベルトセンサは、フォトセンサ等の光電センサで構成されており、正面視で略コ字形状をしたセンサがベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの幅方向の一端部側を挟み込むように配置されている。ベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒにより所定の図柄の停止位置を導出できるようになっているとともに、無端状に掛け渡されたベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの内面における特定の表示領域（上、中、下段の表示領域）を内側から個別に照射可能な複数のベルトランプ５５Ｌ、５５Ｃ、５５Ｒがそれぞれ上、中、下段に設けられており、これら各ベルトランプ５５Ｌ、５５Ｃ、５５Ｒは、通常時において透視窓１４に表示される各図柄を目立たせるように後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。尚、可変表示装置５０の詳細な説明は後述することとする。
【００４１】
また、前面扉２の後面側には、特に図示はしないが、遊技状態に対応する所定の遊技効果音等を出力する高音及び低音用のスピーカ（図示略）が前述した放音部１２ａ、１２ｂ、１３にそれぞれ臨むように固設されているとともに、各種表示部２１〜３０に対応するランプ、各種表示部３１〜３３に対応する表示器、液晶表示部１５に対応する液晶表示器等、種々の装置が配設されている。また、前面扉２と機構板３８１との間に形成された空間には、ベルト中継基板やベルトランプ中継基板、外部出力基板等の各種基板類が取付けられている（図示略）。
【００４２】
次に、機構板３８１には、パチンコ球の流路やパチンコ球の払出を行う払出装置（図示略）等が設けられているとともに、この機構板３８１の裏面には、後述するように主に遊技の進行を制御する遊技制御手段としての遊技制御部（図示略）や各種回路が設けられた遊技制御基板２００（図９参照）や、取込装置７００が実施するパチンコ球の取込制御や前記払出装置（図示略）が実施するパチンコ球の払出制御等を行う取込及び払出制御部（図示略）や、各種回路等が設けられた第２サブ制御手段としての取込及び払出制御基板（図示略）、遊技に関連する演出を制御する演出制御手段としての演出制御部（図示略）や各種回路等が設けられた演出制御基板（図示略）が収納された収納ケース等が固定されている。
【００４３】
尚、本実施例において適用した機構板３８１は、従来から製造されているパチンコ機の機構板とほぼ同一の構成とされているため、大幅な設計変更等を必要とせず、製造コストを軽減することができることから好ましい。
【００４４】
機構板３８１の上部位置には、図３に示されるように、遊技機設置島６００の上部に傾斜状に配設された供給樋６０７に取り付けられた補給装置６０５を介して補給されるパチンコ球を貯留する球貯留タンク６０６が設けられており、この球貯留タンク６０６に貯留されているパチンコ球は、内部に形成された図示しない流下通路を介して前述した払出装置（図示略）に向かって誘導されるようになっている。
【００４５】
この払出装置（図示略）により、入賞の発生等により遊技者に付与する賞球として払出されたパチンコ球は、賞球検出スイッチ（図示略）にて検出された後、取付板３８０内部に形成された払出路３８４を流下して、前面扉２に形成された連絡口１０から上皿７に払い出されるようになっている。また、遊技者による球貸ボタン３０２ａの操作に基づいて貸球として払出されたパチンコ球は貸球検出スイッチ（図示略）にて検出された後、取付板３８０内部に形成された払出路３８４を流下して、連絡口１０から上皿７に払い出されるようになっている。なお、上皿７からオーバーフローしたパチンコ球は、機構板３８１内部を流下した後、返却路３８３を通過して下皿払出穴９から下皿１１に返却されるようになっている。また、払出装置により、精算操作によるクレジット球として払出されたパチンコ球は、同じく返却路３８３を通過して下皿払出穴９から下皿１１に返却されるようになっている。
【００４６】
また、機構板３８１には、球貯留タンク６０６に貯留されたパチンコ球を遊技機設置島６００のアウト球タンク６０２に直接排出させるための球抜通路（図示略）等が内部に形成されているとともに、取付板３８０に形成される収容箱体３１１の設置用開口部３８５に対向する箇所には、設置用開口部３８５に組み付けられた収容箱体３１１の後端部が遊挿される開口部３８６が形成されている。
【００４７】
また、特に図示しないが枠体４内下部位置には、メイン電源をｏｎ／ｏｆｆするメインスイッチ部と、ビッグボーナス（ＢＢ）の終了時や遊技中にエラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットするための第２リセットボタンと、入賞確率を変更可能とする設定ボタンと、自動精算機能をｏｎ／ｏｆｆする自動精算選択スイッチ部と、自動打止め機能をｏｎ／ｏｆｆする打止め選択スイッチ部と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入した状態で所定の操作を行うことで前記設定ボタンの操作を可能、不可とする設定キー挿入部と、が前面に設けられているとともに、電源基板（図示略）が内蔵された電源ユニット（図示略）等が配設されている。
【００４８】
本実施例では、予め定められた入賞確率の値を６つのパターンの設定値として記憶しており、これを上記設定ボタンを操作することにより任意に選択することで、入賞確率の異なる遊技を行うことが可能となる。
【００４９】
次に、カードユニット８００の前面には、図１に示されるように、動作ランプ８０１や方向指示ランプ８０２、カード受付中ランプ８０３、カード挿入口８０４が設けられている。動作ランプ８０１は、カードユニット８００が使用できる状態である旨を点灯により報知するランプであり、方向指示ランプ８０２はカードユニット８００が連結されているスロットマシン１の方向を点灯により報知するランプであり、カード受付中ランプ８０３は、カード挿入口８０４にプリペイドカードが受付中である旨を点灯により報知するランプである。
【００５０】
また、カード挿入口８０４は、パチンコ球の貸出の対価として使用される遊技用有価価値としての度数が記録されたプリペイドカードを挿入可能な挿入口であり、このカード挿入口８０４にプリペイドカードが挿入されることで、該挿入されたプリペイドカードが後述するカードリーダライタに取り込まれて記録情報が読み出されるようになっている。
【００５１】
カードユニット８００の内部には、前述のようにカード挿入口８０４に挿入されたプリペイドカードの記録情報の読み取り並びに書き換え等を行うカードリーダライタ（図示略）が、カード挿入口８０４に連設されて設けられているとともに、カードリーダライタの制御並びに前述した動作ランプ８０１や方向指示ランプ８０２、カード受付中ランプ８０３の点灯制御等を行う制御ユニット（図示略）等が設けられている。
【００５２】
次に、遊技者が遊技（ゲーム）を行うための操作や、この操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。
【００５３】
ゲームを開始する場合は、対応するカードユニット８００のカード挿入口８０４にプリペイドカードを挿入する。これに基づき挿入されたプリペイドカードから読み出された度数が度数表示部３０１に表示される。
【００５４】
この状態で球貸ボタン３０２ａを操作するとプリペイドカードから読み出されて度数表示部３０１に表示されている度数のうち所定の貸出単位分（本実施例では１０度）が減算されて減算された度数に該当する球数（２５０球）のパチンコ球が上皿７に払い出される。
【００５５】
賭数の設定が可能な状態においては、ＢＥＴ指示ランプ（図示略）が点灯するようになっており、この状態において１ＢＥＴボタン３６ａ、ＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂの操作が有効となる。
【００５６】
賭数を設定するにはＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂ、または１ＢＥＴボタン３６ａを押圧すればよく、クレジット表示部３１に表示されているクレジットが０である場合に、ＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂが押圧されると上皿７に載置されたパチンコ球から、本実施例で１ゲームにおいて許容される賭数の最大数に該当する３ＢＥＴ分の球数（本実施例では１５球）のパチンコ球が取り込まれて３ＢＥＴ分の賭数が設定され、また、１ＢＥＴボタン３６ａが押圧されると上皿７に載置されたパチンコ球から、１ＢＥＴ分の球数（本実施例では５球）のパチンコ球が取り込まれて１ＢＥＴ分の賭数が設定される。尚、上皿７に載置されたパチンコ球数が３ＢＥＴ分に満たない場合、設定可能な賭数の範囲はその球数の範囲内に限られる。また、取り込まれたパチンコ球のうち、単位数に満たないために端数となった遊技球は所定時間が経過した後、上皿７に払い出されて返却されるようになっている。
【００５７】
遊技者により１ＢＥＴボタン３６ａが操作されると賭数が１ＢＥＴに設定されるとともに、中段の横１列の入賞ラインＬ１が有効となり、この入賞ラインＬ１が有効となった旨を示す１ＢＥＴ賭けランプ（図示略）が点灯する。続けて１ＢＥＴボタン３６ａが２回押圧操作されると賭数が２ＢＥＴに設定され、上、中、下段の横３列の入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’が有効となり、これらの入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’が有効となった旨を示す１ＢＥＴ賭けランプ、２ＢＥＴ賭けランプ（図示略）が点灯する。続けて１ＢＥＴボタン３６ａが３回押圧操作されるか、あるいはＭＡＸＢＥＴボタン３６ｂが押圧されると賭数が３ＢＥＴに設定され、上、中、下段の横３列の入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’及び斜め対角線上２列の入賞ラインＬ３、Ｌ３’が有効となり、これらの入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’、Ｌ３、Ｌ３’が有効となった旨を示す１ＢＥＴ賭けランプ、２ＢＥＴ賭けランプ、３ＢＥＴ賭けランプ（図示略）が点灯する。尚、賭数が最大数である３ＢＥＴに設定された場合には、それを越える賭数を設定することはできないためＢＥＴ指示ランプ（図示略）は消灯する。
【００５８】
そして上記のように少なくとも最小数である１ＢＥＴの賭数が設定された時点でスタートレバー３８の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となり、このスタートレバー３８の操作が有効に受付けられる状態になった旨を示すスタートランプ（図示略）が点灯される。
【００５９】
尚、設定される賭数に応じて有効化される有効ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される有効ラインの本数も任意に設定変更可能であり、例えば１ＢＥＴの賭数設定により上記５本全ての入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’、Ｌ３、Ｌ３’が有効化されるようになっていてもよい。
【００６０】
賭数の設定が可能な状態において精算ボタン３７が操作されると、クレジット分のパチンコ球が精算されて上皿７に払い出された後、上皿７に載置されたパチンコ球が下皿１１へ排出されるようになっている。
【００６１】
前述のようにスタートランプ（図示略）が点灯している状態、すなわち賭数が１ＢＥＴ以上設定されており、ゲームを開始可能な状態でスタートレバー３８を押圧操作すれば、可変表示装置５０が作動して各ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒが回転し、透視窓１４には複数種類の図柄が連続的に変化するように表示される。前述したようにベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの回転が開始されてから所定時間が経過すれば各ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒの操作が有効になり、これらストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒの操作が有効になった旨を示す操作有効ランプ（図示略）が点灯する。操作有効ランプ（図示略）が点灯している状態で遊技者がいずれかのストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒを押圧操作すれば、対応する操作有効ランプ（図示略）が消灯するとともに、対応するベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの回転が停止され、透視窓１４からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。
【００６２】
また、遊技者がストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒを押圧操作しない場合には、所定時間（例えば３０秒）が経過した時点で例えばベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの優先順序で自動的に順次停止する。
【００６３】
そして３つのうちいずれか２つのベルトの回転が停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’、Ｌ３、Ｌ３’上に同種の図柄が揃って停止表示された場合にはリーチが成立する。
【００６４】
さらに全てのベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’、Ｌ３、Ｌ３’上に予め定められた図柄の組み合わせが表示された場合は入賞となり、各種遊技効果ランプ部４１〜４４の内部に内蔵された遊技効果ランプ（図示略）や入賞ラインＬ１、Ｌ２、Ｌ２’、Ｌ３、Ｌ３’に対応するベルトランプ５５Ｌ、５５Ｃ、５５Ｒ等が点灯するとともに、スピーカ（図示略）から効果音等が出力されること等による演出が実行される。そして、入賞内容に対応して予め定められた賞球が遊技者に対して付与され、賞球数に応じてクレジットが加算され、クレジット表示部３１も加算更新される。また、クレジットが上限値に達した場合には、賞球が直接上皿７へ払い出されるようになっている。また、これら付与された賞球数に相当するＢＥＴ数がペイアウト表示部３３に表示される。
【００６５】
また、特に予め定められた特別図柄の組み合わせが表示されて大当たり入賞した場合等にあっては、賞球が遊技者に対して付与されるとともに、通常遊技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、すなわち大量の賞球を獲得できる特別遊技状態が発生し、ビッグボーナス（ＢＢ）やレギュラーボーナス（ＲＢ）が遊技者に対して遊技価値として付与されるようになっている。
【００６６】
尚、このように入賞することにより遊技者に対して付与される「遊技価値」は、賞球等の有価価値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合等において遊技者に対して付与されるビッグボーナス（ＢＢ）やレギュラーボーナス（ＲＢ）等、遊技に関連する特典全てを含む。
【００６７】
次に、図５〜図１２に基づいて、可変表示装置５０の詳細な構造を説明する。
【００６８】
図５に示されるように、本実施例における可変表示装置５０は、各ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ、及びこれらベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒそれぞれを回転させるための各種装置等が内蔵されたベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒにより主に構成されており、これら各ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒは、前面が開口する収容箱体３１１内に一体的に組み付けられた状態で前述した取付板３８０の設置用開口部３８５に前方から組み付けられている（図２、図３参照）。
【００６９】
なお、本実施例におけるベルト状可変表示部材としてのベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒは、後述するように、ポリエチレンテレフタレート樹脂材からなる透明な基材の内面（裏面）に、導電性を有する素材が含有された塗料が蒸着されており、導電性を有している。
【００７０】
ここで各ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒの構造を説明する。なお、各ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒは、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒそれぞれに配置される図柄が異なるだけでそれぞれほぼ同一の構成とされているため、以下、各ベルトユニット３１０Ｃを取り上げてその構造を説明することで、他の各ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｒの構造の説明は省略することとする。
【００７１】
ベルトユニット３１０Ｃは、図５〜図８に示されるように、金属製のアルミニウムからなる上板３１２、底板３１３、背面板３１４、及び左右のベルト取付板３１５、３１６とからなる前面が開口する縦長の箱体と、該箱体内部に設けられる後述する各種装置や各部位により主に構成されている。上板３１２、底板３１３、背面板３１４及び図５中向かって右側のベルト取付板３１５は、それぞれ一体的に構成されているとともに、図５中向かって左側のベルト取付板３１６は、右側のベルト取付板３１５の内面から内向きに連設される複数の金属製の連結棒３７０（図８参照）にネジ（図示略）を介して着脱自在に取り付けられている。この左側のベルト取付板３１６が着脱自在であることにより、後述する駆動プーリ３３１や照明装置等の取付け、取り外しやメンテナンス等が容易に行えるようになっている。
【００７２】
また、右側のベルト取付板３１５の前端縁には前述したベルト間隠蔽部材５３が取り付けられており、ベルト５１Ｃの右端縁部前方及び右側に配設されるベルトユニット３１０Ｒとの間と、そのベルトユニット３１０Ｒのベルト５１Ｒの左端縁部前方が隠蔽されるようになっている。なお、このベルト間隠蔽部材５３は左側に配設されるベルトユニット３１０Ｌの左側のベルト取付板３１６の前端縁部にも取り付けられている。
【００７３】
更に、右側のベルト取付板３１５の外側面後方下部位置には、スロットマシン１の遊技の進行を制御する遊技制御基板２００と、ベルトユニット３１０Ｃの駆動制御に用いられる電気部品（ベルトランプ５５Ｃ、ベルトモータ５６Ｃ、ベルトセンサ５４Ｃ）との配線を中継するベルト中継基板３６４Ｃが設けられている。このベルト中継基板３６４Ｃには、ベルトユニット３１０Ｃ内に設けられるベルトランプ５５Ｃとベルトモータ５６Ｃから延設される配線３６５Ｃ、３６６Ｃが接続されているとともに、ベルト中継基板３６４Ｃにおけるベルト取付板３１５との対向面所定箇所にはベルトセンサ５４Ｃが内向きに突設されている。
【００７４】
図９から図１１を用いてベルト中継基板３６４Ｃについて詳述すると、図９は、スロットマシン１の構成を示すブロック図であり、図１０は、ベルト中継基板３６４Ｃの構成を示す回路図であり、図１１は、（ａ）は、ベルト中継基板３６４Ｃの断面図であり、（ｂ）は、ベルト中継基板３６４Ｃの側面図である。
【００７５】
図９に示されるように、ベルト中継基板３６４Ｃは、遊技制御基板２００の前記遊技制御部（図示略）にて制御されるベルトモータ５４Ｃ、ベルトセンサ５６Ｃを遊技制御基板２００に接続するための配線、すなわち、遊技制御基板２００の前記遊技制御部から送られてくる信号を中継するためのものであり、ベルトモータ５４Ｃ、ベルトセンサ５６Ｃと遊技制御基板２００との間に設けられる。また、遊技制御基板２００には、図示しない電源ユニット内に設けられる電源基板２０２が接続されており、該電源基板２０２を介して電気が供給されている。
【００７６】
なお、本実施例においては、ベルトランプ５５Ｃは前記遊技制御基板２００に接続される前記演出制御基板（図示略）の演出制御部に制御されているため、図９においては図示を省略しているが、その配線は前記ベルト中継基板３６４Ｃに接続され、該ベルト中継基板３６４Ｃを介して前記演出制御基板に接続されている。
【００７７】
図１０に示されるように、ベルト中継基板３６４Ｃには、遊技制御基板２００と接続されるモータ駆動信号線１〜４及びモータ駆動用の電源線（＋２４Ｖ）、モータセンサの検出信号線、モータセンサ駆動用の電源線（＋８Ｖ）、グランド線ＧＮＤが各々接続されており、これら信号線、電源線は、ベルト中継基板３６４Ｃを介してベルトモータ５４Ｃ及びベルトセンサ５６Ｃに接続される。また、ベルト取付板３１５に接続され、ベルト中継基板３６４Ｃ上のグランド線ＧＮＤに電気的に接続されており、このグランド線ＧＮＤ及び図９に示す電源基板２０２に設けられたアース線Ｅを介して接地されている。
【００７８】
また、図１１（ａ）に示すように、ベルト中継基板３６４Ｃは、その四隅に形成された取付孔３６４ａを介して挿通された金属製の取付ネジ３６８を、ベルト取付板３１５Ｃの外面から外向きに突設された金属製の４個の取付ボス３７１に螺入して止着することによりベルト取付板３１５に取付られている。さらに図１１（ｂ）に示すように、ベルト中継基板３６４Ｃの外面には、遊技制御基板２００と接続するための配線を接続するためのコネクタ３７２が設けられているとともに、該コネクタ３７２に設けられる前記グランド線ＧＮＤと前記取付孔３６４ａとの間には配線パターン３６９が形成されている。
【００７９】
よって、取付ボス３７１にベルト中継基板３６４Ｃを取付けることで、取付ネジ３６８の頭部下面が前記配線パターン３６９に当接するため、前記ベルト取付板３１５は、金属製の取付ボス３７１、取付ネジ３６８、配線パターン３６９を介してコネクタ３７２のグランド線ＧＮＤに導通することになる。
【００８０】
図５、図６に戻って、上板３１２の前端部上面の所定箇所には、取付片３１９が上向きに形成されているとともに、底板３１３の前方寄りの下面の所定箇所には取付片３２２が下向きに形成されている。これら取付片３１９、３２２は、収容箱体３１１への収容時において、収容箱体３１１の上面板及び下面板の前端部にそれぞれ形成された前端片３２３、３２４の前面に当接するようになっており、当接した状態において、前端片３２３、３２４の前面における各ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒの収容位置に対応して設けられた回転爪３１７により、収容箱体３１１から逸脱不能に保持されるようになっている。
【００８１】
回転爪３１７は、前端片３２３、３２４の前面に設けられた軸部材３１８（図６参照）を中心に、取付片３１９、３２２を保持する保持位置と、収容箱体３１１から取出し可能とする保持解除位置との間で回動自在に軸着されているため、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒの組み付け及び取り出し作業を、工具等を用いることなく容易に行うことが出来る。
【００８２】
なお、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒを収容箱体３１１に保持する保持手段は、上記回転爪３１７に限定されるものではなく、例えば取付けネジ等種々に変形可能であるが、特に作業性を考慮すれば、保持及び保持解除を工具等を用いることなく手作業で行えるもの、例えば蝶ナットやリベット等を用いることも可能である。
【００８３】
上板３１２の後部側には、図５に示されるように、ユニット内部の熱を外部に放出するための放熱用スリット３２９が複数形成されているとともに、収容箱体３１１の上面後部側にも、複数の放熱用スリット３３０がこれら各放熱用スリット３２９に対応する箇所に形成されている。
【００８４】
ベルトユニット３１０Ｃ内には、図６に示されるベルト５１Ｃを回転させるための駆動回転体としての駆動プーリ３３１と、従動回転体としての複数の従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、及び３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’と、ベルトランプ５５Ｃを備える照明装置としての照明ユニット３６２と、ベルトセンサ５６Ｃと、が主に設けられている。
【００８５】
各部位を詳しく説明すると、まず駆動プーリ３３１は、図８に示されるように、ベルト５１Ｃをガイドするガイド面を形成する環状枠３３８と、駆動手段としてのベルトモータ５４Ｃの駆動軸３４４が挿通する挿通穴３４５が略中央に形成された取付板３４２と、環状枠３３８と取付板３４２とを連結する複数本のリブ３４３と、からなる２つの駆動プーリ３３１ａ、３３１ｂとにより構成され、互いの取付板３４２同士は付き合わされて一体化されている。駆動プーリ３３１ａ、３３１ｂはポリアセタール樹脂材により形成され、環状枠３３８の外周面には、ベルト５１Ｃに複数形成された係止孔３３９（図４参照）に嵌合する外向きに突出する係止片３４１が、円周方向に向かって所定間隔おきに複数形成されている。
【００８６】
取付板３４２には、ベルトモータ５４Ｃの駆動軸３４４に固着される円盤状の軸受け３４６から突設される位置決めピン３４７が挿通される挿通孔３４８が形成されており、該挿通孔３４８内に位置決めピン３４７を挿通させて位置決めした状態で、図８中左側から固定ネジ３４９を２つの取付板３４２それぞれに形成された挿通孔（図示略）を挿通して軸受け３４６に螺入することで、駆動プーリ３３１ａ、３３１ｂを軸受け３４６に固定出来るようになっている。
【００８７】
軸受け３４６は金属材により構成されており、ベルトモータ５４Ｃにて発生した熱がこの軸受け３４６を介して放出されるようになっているため、樹脂製の駆動プーリ３３１側への熱の伝達が極力防止され、駆動プーリ３３１の変形等が効果的に防止されるようになっている。軸受け３４６の裏面側には環状のフランジ部３５０が周縁に沿って形成されており、ベルトモータ５４Ｃにネジ固定された取付片３５１の所定箇所に取り付けられたフォトセンサであるモータセンサ５７Ｃのコ字状の検出部が、フランジ部３５０を挟み込むように設けられている。フランジ部３５０における所定箇所には切欠部３５０ａが形成されており、この切欠部３５０ａをモータセンサ５７Ｃが検出することにより、駆動軸３４４の駆動状況が検出されるようになっている。なお、このようなフランジ部３５０を形成することなく、上記切欠部３５０ａに該当する箇所に回転位置検出用の凸部を設けるようにしてもよい。
【００８８】
円盤状の取付板３４２の外径は、ベルト５１Ｃの外面をガイドする環状枠３３８の内径よりも小径になっているとともに、リブ３４３は小径の取付板３４２に向かって傾斜状に設けられている。これにより、駆動プーリ３３１ａ、３３１ｂのうちの環状枠３３８の外周面のみが、掛け渡されるベルト５１Ｃの外面における左右端縁部に当接するため、ベルト５１Ｃの外面が幅方向にわたって駆動プーリ３３１ａ、３３１ｂにガイドされてベルト５１Ｃの外面が傷つくこと等がないので、配置された図柄（表示情報）が傷により見えにくくなったりすることがない。
【００８９】
ベルトモータ５４Ｃは、その台座３５２とベルト取付板３１５との間に、金属材からなる放熱板３５３を挟み込んだ状態で、台座３５２側から固定ネジ３５４を挿通してベルト取付板３１５外方に突出された固定ネジ３５４の端部にナット３５５を螺入して締め付けることによりベルト取付板３１５の内面に取付けられており、ベルトモータ５４Ｃにて発生した熱がこの放熱板３５３を介して放出され、ベルトユニット３１０Ｃの一部を構成するベルト取付板３１５側への熱の伝達が極力なくなるような構造となっている。このように、ベルトモータ５４Ｃにて発生した熱は放熱板３５３を介して効果的に放出されるので、ベルト取付板３１５が熱膨張したり、ベルトモータ５４Ｃが熱だれ等を起こして回転に支障をきたすことが極力防止される。なお、このような放熱板３５３をベルト取付板３１５の外側に設けるようにしてもよい。
【００９０】
従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、及び３３３ａ〜３３３ｆは、左側のベルト取付板３１６の内面にそれぞれ回転自在に取り付けられており、従動プーリ３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ’〜３３３ｆ’は、右側のベルト取付板３１５の内面にそれぞれ回転自在に取り付けられている。詳しくは各従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ｂ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’は、それぞれポリアセタール樹脂材により成形されている。また、複数配置された従動プーリ３３２ａ〜３３３ｆ’のうち、右側のベルト取付板３１５に設けられている１つの従動プーリ３３２ａ’は、導電性を有するアルミニウムで構成されている。
【００９１】
具体的には、図７に示されるように、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄは、左側のベルト取付板３１６内面から内向きに延びる金属製の水平軸３５６に、転がり軸受けとしての金属製のボールベアリングＢを介して縦方向に回動自在に設けられているとともに、従動プーリ３３２ａ’〜３３２ｄ’は、右側のベルト取付板３１５内面から内向きに延びる金属製の水平軸３５６’に、転がり軸受けとしての金属製のボールベアリングＢを介して縦方向に回動自在に設けられている（従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’、３３２ｄ、３３２ｄ’は図６参照）。
【００９２】
従動プーリ３３３ａ〜３３３ｄは、左側のベルト取付板３１６内面に取付ネジ３３４を介して取り付けられる取付板３３５から内向きに延びるように設けられた水平軸３３６に、転がり軸受けとしてのボールベアリングＢを介して縦方向に回動自在に設けられているとともに、従動プーリ３３３ａ’〜３３３ｄ’は、右側のベルト取付板３１５の内面に取付ネジ３３４’を介して取り付けられる取付板３３５’から内向きに延びるように設けられた水平軸３３６’に、転がり軸受けとしてのボールベアリングＢを介して縦方向に回動自在に設けられている。
【００９３】
なお、本実施例における各従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３２ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’及び駆動プーリ３３１は、遊技者によるスタート操作やストップボタン操作に応じて回転、停止が繰り返されるベルト５１Ｃと接触していることから、ベルト５１Ｃの回転、停止時において摩擦抵抗が生じて静電気が発生することがある。仮に静電気によりベルト５１Ｃが帯電することになると、埃や塵及びゴミ等が付着しやすく、長期間の使用によりベルト５１Ｃに配置された表示情報（図柄等）の視認性が妨げられる場合があるが、本発明のスロットマシン１においては、ベルト５１Ｃが掛け渡される従動プーリ３３２ａ’及び水平軸３５６’やボールベアリングＢが導電性を有するアルミニウム等の導電部材で構成されていることにより、ベルト５１Ｃに帯電する静電気を、従動プーリ３３２ａ’、水平軸３５６’、ボールベアリングＢを介してベルト取付板３１５へ逃がし、さらにベルト取付板３１５から前記ベルト中継基板３６４Ｃのグランド線ＧＮＤを利用して逃がすことが出来るようになっている。
【００９４】
また、ベルト５１Ｃが張設された場合において負荷がかかることから、自己潤滑性、耐疲労性に富むポリアセタール樹脂材により構成されているが、材質は上記ポリアセタール樹脂に限定されるものではない。また、係止部が嵌合する際の抵抗を極力なくすため、本実施例では係止部のない構造としているが、係止部が設けられていてもよい。また、摩擦抵抗を効果的に低減するために転がり軸受けであるボールベアリングを使用しているが、回転自在に設けられていれば、滑り軸受けを適用してもよいし、あるいは特にベアリングを用いなくてもよい。
【００９５】
図７に示されるように、これら各左右側の従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３２ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’の水平軸３５６、３５６’及び水平軸３３６、３３６’は、左右に対向するそれぞれの軸心が水平方向を向く同一直線上に位置するようにベルト取付板３１５、３１６に別々に設けられているため、互いに対向する左右一対の従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄと従動プーリ３３２ａ’〜３３２ｄ’、及び従動プーリ３３３ａ〜３３２ｆと従動プーリ３３３ａ’〜３３３ｆ’により、ベルト５１Ｃの内面における幅方向両端縁部が回転支持されるようになっている。
【００９６】
また、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄの外周面における左側のベルト取付板３１６側端部と、従動プーリ３３２ａ’〜３３２ｄ’の外周面における右側のベルト取付板３１５側端部には、外方に向かって拡径する環状のフランジ部Ｆがそれぞれ形成されているため、ベルト５１Ｃ回転時における幅方向の位置ずれ（ベルト５１Ｃの蛇行）が防止されるようになっている。なお、このような位置ずれを防止するフランジ部Ｆを形成する箇所は特に限定されるものではなく、全ての従動プーリに形成してもよく、フランジ部Ｆの形成箇所や数量等は任意である。
【００９７】
また、水平軸３５６、３５６’のうちのアルミニウムで構成されている従動プーリ３２２ａ、３２２ａ’は、その水平軸３５６、３５６’が図５に示す長孔形状の孔部３６７’（水平軸３５６の長孔は図示略）に沿って内方に向かって移動自在に設けられており、ベルト５１Ｃの張り具合を調節したり、張設したベルト５１Ｃを緩めることが出来るテンションプーリ（張設用回転体）であるため、ベルト５１Ｃの取付け、取り外しを容易に行うことが出来る。
【００９８】
これら従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３２ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’及び駆動プーリ３３１は、左右のベルト取付板３１５、３１６それぞれ所定箇所に配置されている。詳しくは図６に示されるように、ベルト取付板３１５、３１６の上部前方には従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’が配置され、その後方には従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’がそれぞれ配置されているとともに、下部前方には従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’が、その後方には従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’がそれぞれ配置されている。従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’は、従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’よりもやや後方に配置されているとともに、上部前方の従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’と下部前方の従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’間には、複数の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’が配置されている。
【００９９】
従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’は、下方に位置する従動プーリがその上方に位置する従動プーリよりも前方、すなわち透視窓１４側（図６中左側）に位置するように、かつ、掛け渡されるベルト５１Ｃが、上部後方から下部前方に向かうに従い側面視で略円弧形状をなすように、その前方に設けられる遊技パネル６の透視窓１４に対応する箇所に配置されている。
【０１００】
このように、上部の従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’と下部の従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’間には、少なくとも遊技者が透視窓１４を通してベルト５１Ｃに配置された図柄を視認可能な視認領域、すなわち、透視窓１４の対向位置に掛け渡されるベルト５１Ｃが、側面視で略円弧形状をなすように、かつ、上方から下方に向かうにしたがって前側に傾斜するように従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’が配置されているため、遊技者に対して、透視窓１４からベルト５１Ｃが立体的に回転しているように見せることが出来る。
【０１０１】
そしてベルト５１Ｃは、図６に示されるように、前記視認領域（透視窓１４）における上方の後部位置から下方の前部位置にかけて、側面視で略円弧形状をなすように張設されていることにより、前記視認領域が上方の後部位置に向けて広がることになり、駆動プーリ３３１を図６中で時計回りに回転させる場合、遊技者が視認領域における上方の後部位置から下方の前部位置に向けて移動してくる表示情報としての図柄を視認可能な期間が増加するため、有効表示領域Ｙの最上部における図柄の視認性が効果的に高まる。
【０１０２】
具体的には、透視窓１４からは図柄が上方から下方にかけて移動するように見えることになるが、透視窓１４の上方では、図柄が後方から前方に向かいながら次第に下方に移動していくように見えることになり、透視窓１４の上方から図柄が急に出現して通過してしまうことがないので、図柄の視認性が高まる。
【０１０３】
このようにベルト５１が張設された可変表示装置５０を、本実施例のスロットマシン１のように、特に可変表示する図柄を遊技者が停止操作手段（ストップボタン４０Ｌ、４０Ｃ、４０Ｒ）等を介して所定の入賞ライン上に停止するように操作するといったような図柄の停止操作技術を要する遊技機に適用する場合においては、遊技者は狙った図柄を容易に目押しすることが出来ることからより好ましいと言える。
【０１０４】
また、図６に示されるように遊技者の目線が透視窓１４の上方に位置する場合、ベルト５１Ｃが透視窓１４に沿って上方から下方に垂直に移動していくように張設される場合に比べて、透視窓１４の上方、すなわち、可変表示部における上・中段領域での図柄の視認性が著しく向上する。
【０１０５】
さらに、後方の従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’は、透視窓１４の下端部と同高さ位置に配置される従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’とほぼ同高さ位置に配置されており、ベルト５１Ｃは従動プーリ３３２ｂ、３３２ｂ’を中心として急角度で後方に折り返されているので、遊技者が図柄を視認する必要のない領域、すなわち、前記有効表示領域Ｙよりも下方までベルト５１Ｃを延設することなく、ベルトユニット３１０Ｃの上下幅を極力短くしてコンパクト化して可変表示装置５０をスペース効率よく設置することが出来る。
【０１０６】
また、このようにベルト５１Ｃにおける遊技者が図柄を視認出来る視認領域を複数の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’によりガイドすることで、大径の従動プーリや側面視略円弧状のガイド片等を用いてガイドするように構成する場合に比べて、ベルト５１Ｃと従動プーリとの接触面積が小となり、ベルトモータ５４Ｃに大きな負荷がかかることがない。そしてこれら複数の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’は、それぞれ取付板３３５、３３５’に一体化されてユニット化されているため、取付板３３５、３３５’をベルト取付３１５、３１６それぞれに取り付けるだけで、複数のプーリを一度に組み付けることが出来る。
【０１０７】
左右の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’間には、図６、図７に示されるように、３つのベルトランプ５５Ｃを有する照明装置としての照明ユニット３６２が設けられている。照明ユニット３６２には、３つのベルトランプ５５Ｃを上、中、下段に別々に区画する３つの収容室３６３ａ、３６３ｂ、３６３ｃが形成されており、その前方に位置するベルト５１Ｃの内面における、図柄３つ分に相当する領域をそれぞれ別々に照射することが出来るようになっている。また、照明ユニット３２６は、特に図７に示されるように、その左右幅が、水平軸３５６、３３６と水平軸３５６’、３３６’との先端部間の長さよりも若干小寸に形成されている。
【０１０８】
このように、少なくとも透視窓１４に対応する領域、すなわち、ベルト５１Ｃにおける少なくとも遊技者が図柄を視認出来る視認領域に、左右一対の複数の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’や、これらを回転支持する左右一対の水平軸３３６、３３６’がそれぞれ別体で構成され、かつ、左右のベルト取付３１５、３１６内面に別々に設けられているため、これら複数の従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’の配置位置間に照明ユニット３２６を設けても、ベルトランプ５５Ｃからの照射光が前記従動プーリや水平軸により遮られることがない。
【０１０９】
駆動プーリ３３１は、上部の従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’と下部の従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’との間に配置される。詳しくは、環状枠３３８の最後端部（図６中右端）が、上下の従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’及び３３２ｃ、３３２ｃ’の最後端部よりも後方に突出しないように、駆動軸３４４が上下の従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’及び３３２ｃ、３３２ｃ’の水平軸３５６、３５６’、３３６、３３６’よりも内側に位置するように、かつ、その上下端部と上下の従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’及び３３２ｃ、３３２ｃ’の上下端部との間が所定寸法離間するように配置されている。
【０１１０】
なお、図４に示されるベルト５１Ｃは、ポリエチレンテレフタレート樹脂材からなる透明な基材からなり、その外面における図柄以外の領域にはベース色として白色に印刷されている。基材の内面には、図柄に対応する透光領域以外の領域には、例えば金属材やカーボン等の導電性を有する素材を含有させた黒色の非透光性の塗料が蒸着されており、ベルト５１Ｃの内面表層には、導電性を有する素材からなる導電層が形成されている。
【０１１１】
よって、ベルト５１Ｃの内面側に配置されたベルトランプ５５Ｃからの照射光が透光領域のみ透過して図柄のみが見えやすくなる。また、導電性を有する素材を含有させた黒色の非透光性の塗料がベルト５１Ｌの内面に蒸着されていることにより、ベルト５１Ｃとガイド部材との接触により摩擦が生じても、ベルト５１Ｃが帯電しにくくなるばかりか、ベルト５１Ｃの内面に導電層が形成されることで、内面に比べて外面には塵や埃等のゴミが付着しにくくなるため、ベルト５１Ｃに配置された図柄の視認性やベルト５１Ｃの外面の外観体裁が損なわれることがない。
【０１１２】
なお、本実施例におけるベルト状可変表示部材としてのベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒは、ポリエチレンテレフタレート樹脂材で構成されているが、例えば予め導電性素材が含有されている基材にてベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを構成してもよい。上記ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒは、導電性を有することにより帯電防止処理が施された帯電防止部材とされていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベルト状可変表示部材を、帯電防止剤（例えば界面活性剤等）が練り込まれた樹脂材等、帯電しにくい素材にて構成することにより帯電防止処理が施された帯電防止部材とすることも可能である。ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを帯電防止部材で構成すれば、塵や埃やゴミ等がベルトに付着する原因となる静電気の帯電を極力防止することが出来る。
【０１１３】
さらに、上記各帯電防止処理は、ベルト状可変表示部材全体に施されているものに限定されるものではなく、例えばガイド部材と当接し得る部分等、部分的に施されているものも含まれる。
【０１１４】
また、ベルト５１Ｃは所定長さの帯状に形成され、その長手方向両端部の一部を互いに重合させて接着すること等により無端状に構成される。また、ベルト位置検出用の被検出部としての基準マークＭは、ベルト５１Ｃの表裏面側に印刷される黒色の非透光性塗料により構成されているので、塵やゴミ等がベルト５１Ｃに付着して基準マークＭ以外を被検出部として検出してしまうような回転位置の誤検出が防止されるようになっているとともに、ベルト５１Ｃにおける継ぎ目から回転方向に向けて一番近い図柄（本実施例においては図４における配列番号２１の「黒７」）の側方に設けられている。
【０１１５】
このようなベルト５１Ｃは、ベルトユニット３１０に設けられる駆動プーリ３３１と、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’それぞれの周面に、図６に示されるように掛け渡される。
【０１１６】
詳しくは、無端状のベルト５１Ｃは、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’の外側と、駆動プーリ３３１の内側とに掛け渡される。すなわち、ベルト５１Ｃにおける一部の外面の左右端縁部が、凹設用ガイド部材としての駆動プーリ３３１の環状枠３３８の外周面に当接するように掛け渡されている。
【０１１７】
このように、従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’及び従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’間に掛け渡されたベルト５１Ｃの外面の一部が、駆動プーリ３３１により内側に大きく凹むように張設されることにより、ベルト５１Ｃの回動領域が効果的に狭まり、装置の上下、左右幅が大幅にコンパクト化されるため、図３に示されるように、遊技機としてのスロットマシン１の内部に可変表示装置５０を効率よく設置することが出来る。なお、掛け渡されたベルト５１Ｃの後方箇所の外面を駆動プーリ３３１により内側に凹むように張設しており、ベルト５１Ｃにおける図柄の視認領域以外の箇所を凹ませるように張設されているため、図柄の視認性が損なわれることがない。
【０１１８】
また、このように内側に凹ませる凹設用ガイド部材が駆動プーリ３３１であることにより、駆動手段としてのベルトモータ５４Ｃをベルト状可変表示装置５０の内部に効率よく収容することが出来る。さらに、駆動プーリ３３１は、他の従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’の外径よりも大径としたことで、ベルト５１Ｃにベルトモータ５４Ｃの駆動力を効率よく伝達することが出来る。
【０１１９】
さらに、ベルト５１Ｃにおける駆動プーリ３３１と上方の従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’との間に張設される部分と、駆動プーリ３３１と下方の従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’との間に張設される部分とが、外側に向かって開放するように従動プーリ３３２ｄ、３３２ｄ’、３３２ｃ、３３２ｃ’と駆動プーリ３３１が配置されているため、係止片３４１を有する駆動プーリ３３１へのベルト５１Ｃの張設や掛け渡し作業を容易に行うことが出来る。
【０１２０】
また、ベルト５１Ｃを掛け渡した状態において、ベルト５１Ｃにおける駆動プーリ３３１の周面の一部に巻回された部分における幅方向左右側の複数の係止孔３３９内に、駆動プーリ３３１の係止片３４１がそれぞれ嵌合されることにより、駆動プーリ３３１の回転時におけるベルト５１Ｃの滑りが防止されるため、駆動プーリ３３１の回転力が効率よくベルト５１Ｃに伝達される。また、ベルト５１Ｃの内面における複数箇所の幅方向両端部が、左右一対の従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’それぞれに回転自在に支持される。
【０１２１】
このように駆動プーリ３３１及び従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’間に、所定の張力を与えた状態で掛け渡された無端状のベルト５１Ｃは、ベルトモータ５４Ｃが駆動して駆動プーリ３３１が回転することにより、図６中矢印で示される方向に移動して縦方向に回転する。
【０１２２】
本実施例では、駆動プーリ３３１が２回転することによりベルト５１Ｃが１回転するようになっており、ステッピングモータであるベルトモータ５４Ｃが、１６８ステップ×２でベルト５１Ｃが１回転することになるため、図示しない遊技制御部は、ベルト５１Ｃが実際に１回転したか否かはベルトセンサ５６Ｃによる基準マークＭの検出に基づいて判断するようになっている。
【０１２３】
また、前記遊技制御部は、同時にステッピングモータであるベルトモータ５４Ｃ自体が正常に駆動しているか否かを、ベルトセンサ５６Ｃとは別のモータセンサ５７Ｃによる軸受け３４６の切欠部３５０ａの検出に基づいて判断するようになっている。
【０１２４】
このように構成されるベルトユニット３１０Ｃにあっては、ベルト５１Ｃがガイド部材に掛け渡された状態において、各従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’及び駆動プーリ３３１に張設されたベルト５１Ｃに大きな負荷が加わることがないので、従動プーリ自体の破損が防止されるばかりか、複数組の従動プーリは、それぞれ左右一対の状態で、かつ、左右のベルト取付３１５、３１６に別々に取り付けられて、ベルト５１Ｃにおける所定箇所の幅方向両端部を別々に回転支持するため、従来のようにベルトの幅方向にわたってベルトを回転支持する場合よりも接触面積が小さくなるので、ベルト５１Ｃを回転させるためにベルトモータ５４Ｃにかかる負荷が効果的に軽減されるとともに、これら左右一対の従動プーリ間に設けられるベルトランプ５５Ｃからの照射光が従動プーリや水平軸により遮られることがないので、ベルト５１Ｃにおける照射領域近傍にも従動プーリを設けることが出来る。
【０１２５】
また、従動回転体としての従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’が左右のベルト取付板３１５、３１６に別々に設けられていることにより、これら従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’間に照明装置としてのベルトランプ５５Ｃを配置したり、ベルトランプ５５Ｃからの照射光を従動プーリや水平軸により遮断することなくこれら従動プーリ３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’間を通過させることが出来るので、照明装置や従動回転体の配置自由度が向上する。
【０１２６】
さらに、ベルト状可変表示装置５０においては、ベルト５１Ｃの外面の一部を内側に大きく凹ませるように張設する凹設用ガイド部材は、１つの駆動プーリ３３１に対応しているが、このような凹設用ガイド部材を複数箇所に配置して、ベルト５１Ｃの外面の複数箇所を内側に凹ませるように張設してもよく、このようにすれば、装置をよりコンパクト化することが出来る。
【０１２７】
また、以上説明してきたように構成される可変表示装置５０は、電源を入れ、また、ベルト５１Ｃの駆動、停止を繰り返すことにより、ベルトモータ５４Ｃやベルトランプ５５Ｃから熱が発生するので、スロットマシン１が長時間使用されることにより可変表示装置５０が加熱して温度が上昇し、ベルト取付板３１５、３１６やベルト５１Ｃが熱膨張するようになる。
【０１２８】
図１２は、可変表示装置５０（ベルトユニット３１０Ｃ）が熱膨張したときの状態を示す概念図であり、例えば上記のようにベルトユニット３１０Ｃの温度が上昇し、アルミニウムからなるベルト取付板３１５、３１６が熱膨張することにより、図の矢印に示すように、これらベルト取付板３１５、３１６に配置された駆動プーリ３３１及び従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’は外方に広がるように移動することになり、ベルト５１Ｃに過剰に張力が加わって回動に負荷がかかるようになる。
【０１２９】
しかしながら、本実施例における可変表示装置５０にあっては、前述したように、ベルト５１Ｃをガイドする駆動プーリ３３１及び従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’を有する左右のベルト取付板３１５、３１６はアルミニウムにて構成され、また、ベルト５１Ｃはポリエチレンテレフタレート樹脂材により構成されており、特にベルト５１Ｃを構成するポリエチレンテレフタレート樹脂材は、低熱膨張率化材料（例えばガラスフィラー等）を配合させること等により、アルミニウムの熱線膨張率に近づくように低熱膨張率化され、ベルト取付板３１５、３１６とベルト５１Ｃとの熱線膨張率がほぼ同一となるように構成されている。
【０１３０】
詳しくは、本実施例で用いられているベルト取付板３１５、３１６を形成するために用いられているアルミニウムの熱線膨張率は、約２４×１０−６／℃であり、ベルト５１Ｃを形成するために用いられているポリエチレンテレフタレート樹脂材（本実施例ではガラス繊維強化ＰＥＴを例とする）の熱線膨張率は、約２５×１０−６／℃である。
【０１３１】
そのため、例えば可変表示装置５０（ベルトユニット３１０Ｃ）が加熱されベルト５１Ｃが熱膨張した際において、左右のベルト取付板３１５、３１６もベルト５１Ｃの熱線膨張率とほぼ同じ割合で熱膨張することになるため、ベルト５１Ｃに過剰に張力が加わってベルト５１Ｃの回動に負荷がかかるのが防止される。また逆に、可変表示装置５０の温度が下がるときには、ベルト取付板３１５、３１６が収縮してベルト５１Ｃの張力が低下し、ベルト５１Ｃが撓むことがあるが、ベルト取付板３１５、３１６とベルト５１Ｃの熱線膨張率をほぼ同一とすることによりベルト５１Ｃの撓みを防止できるようになっている。
【０１３２】
以上説明してきたベルトユニット３１０Ｃ、及びこのベルトユニット３１０Ｃとほぼ同様に構成されるベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｒは、図５に示されるように、ユニット部材としての収容箱体３１１内に互いに横方向に並設させた状態で一体的に組み込まれ、前述したように前端片３２３、３２４の前面に回動自在に設けられた回転爪３１７を取付片３１９側に回動させれば、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒが逸脱不能に保持されることになる。
【０１３３】
また、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒが内部に組み込まれた収容箱体３１１は、特に図２に示されるように、前面扉２の後面から取付板３８０を開放した状態で、取付板３８０における透視窓１４に対応する箇所に形成された設置用開口部３８５内に前方から嵌合され、前端片３２３の後面が取付板３８０の前面に当接するまで後方に押し込むことにより取り付けられるようになっている。取付板３８０の前面における設置用開口部３８５の上下端縁部近傍には、前端片３２３、３２４を保持する回転爪３８７が設けられており、回転爪３８７は、軸部材３１８（図６参照）を中心に前端片３２３、３２４を保持する保持位置と、収容箱体３１１から取出し可能とする保持解除位置との間で回動自在に軸着されているため、収容箱体３１１の組み付け及び取り出し作業を、工具等を用いることなく容易に行うことが出来る。
【０１３４】
このように、可変表示装置５０を構成するベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒが収容される収容箱体３１１は、遊技機の本体所定箇所である枠体４に回動自在に枢着されるとともに、各種部位や装置を取り付け可能な取付板３８０に形成された設置用開口部３８５内に前方から嵌合することにより取り付けることが出来るため、前面扉２を開放するだけで、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒの組み付け及び取り外し作業を容易に行うことが出来る。よって、機種変更時等における交換作業を容易に行うことが出来るとともに、可変表示装置５０のみを交換することが出来るため、スロットマシン１の本体を構成する取付板３８０を複数の機種間で共通に繰り返し利用することが出来る。
【０１３５】
以上説明してきたように、本発明の実施例としてのスロットマシン１においては、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒが駆動プーリ３３１、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’に摺動案内されることで発生する静電気を、導電性を有する金属製の従動プーリ３３２ａ’及び水平軸３５６’を介して、接地されたベルト取付板３１５に確実に逃がすことができるので、ベルト５１Ｃの帯電が防止され、そのため塵やゴミ等がベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに付着しづらくなり、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに配置された図柄の視認性が妨げられることがなくなる。
【０１３６】
特に、前記特許文献３に記載したように、ベルト５１Ｃに帯電する静電気を逃がすためのブラシ部材を別途設けることにより、遊技機を製造するための部品点数や組立行程が増えて製造コストが嵩んだり、構造を複雑化すること等なく、ベルト５１Ｃを回動自在に摺動案内させるためのガイド部材としてのプーリを利用して除電させることが出来る。
【０１３７】
また、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに帯電した静電気を、ベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒの駆動制御に用いられるベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒやベルトモータ５４Ｌ、５４Ｃ、５４Ｒと、これらを電機部品を制御する遊技制御部が設けられた遊技制御基板２００と、を中継するために設けられるベルト中継基板３６４Ｌ、３６４Ｃ、３６３Ｒに設けられているグランド線ＧＮＤを利用して逃がすことが出来るため、ベルト取付板３１５にアース線等を別途設けて直接接地する場合に比較して配線を簡素化することができるので、部品点数を省略できコストの低減化を図ることが出来る。
【０１３８】
なお、本実施例においては、ベルトモータ５４Ｌ、５４Ｃ、５４Ｒやベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ等の可変表示装置５０の電気部品と、遊技の制御を行う遊技制御部が設けられた遊技制御基板２００と、の配線を中継する取付板３１５に取付けられたベルト中継基板３６４Ｌ、３６４Ｃ、３６４Ｒに設けられているグランド線ＧＮＤを利用して、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに帯電した静電気を逃がしていたが、本発明にあっては、可変表示装置５０を制御する制御基板であれば、遊技の制御を行う遊技制御基板２００以外の他の制御基板に設けられたグランド線を利用してもよい。
【０１３９】
また、本実施例におけるベルト取付板３１５は、遊技制御基板２００と、該遊技制御基板２００に接続され、アース線Ｅを介して接地されている電源基板２０２と、を介して間接的に接地されていたが、本発明における取付手段としてのベルト取付板３１５は、上記のように他の基板等を介して間接的に接地されていてもよいし、アース線等により大地に直接接地されていてもよい。
【０１４０】
また、直接または間接的に接地されていなくても、可変表示装置の電気部品に帯電する静電気を放電出来るようになっていれば、大地の代わりとなる何らかの基準点、例えば可変表示装置の電気部品にとってのスロットマシン１の筐体や、これらスロットマシン１が設置される遊技機設置島等における大地に接地されていない放電体（例えば筐体に設けられた金属製の枠板等）に接続され、該放電体を介して自然放電等により放電するようになっているものも本発明に含まれる。
【０１４１】
更に、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを摺動案内する従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’が回転体であるプーリにて構成されていることで、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの回動に応じて従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’が回転するため、ベルト５１Ｃと従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’との摺動によるベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの帯電を極力抑制することが出来る。
【０１４２】
また、前記駆動プーリ３３１、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’のうち、ベルト５１Ｃを張設するために、ベルト取付板３１５に対して移動自在に設けられているテンションプーリ（張設用回転体）である従動プーリ３２２ａ’をアルミニウムで構成し、この従動プーリ３２２ａ’からベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに帯電した静電気をベルト取付板３１５に逃がすことで、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒが経年劣化しても、従動プーリ３２２ａ’をベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに接触させて確実に除電することが出来る。
【０１４３】
なお、本実施例においては、テンションプーリである従動プーリ３２２ａ’をアルミニウムで構成し、この従動プーリ３２２ａ’からベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに帯電した静電気をベルト取付板３１５に逃がすようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、言うまでもなく張設用のプーリ以外のプーリ及び水平軸やボールベアリングをアルミニウム等の導電性部材にて構成し、当該プーリ及び水平軸を介して可変表示部材の静電気をベルト取付板３１５に逃がすようにしてもよい。
【０１４４】
また、導電性部材とするプーリの配置位置等は任意であるが、例えばベルトとの摩擦が生じやすい駆動プーリ３３１の上部に配設される従動プーリ３３２ｄ’、すなわち、駆動プーリ３３１を通過したベルトを該駆動プーリ３３１の最も近傍位置において摺動案内する従動プーリを導電性部材とすれば、摩擦の発生しやすい箇所の近傍において除電することが出来る。
【０１４５】
また、本実施例においては一方のベルト取付板３１５に設けられた１つの従動プーリ３２２ａ’を導電性部材にて構成していたが、例えば該従動プーリ３２２ａ’に対向配置される他方の従動プーリ３２２ａも導電性部材にて構成すれば、ベルトの幅方向両側から除電出来ることになり、除電効果を効果的に高めることが出来る。さらに、複数個、あるいは全てのプーリを導電性部材にて構成してもよい。
【０１４６】
また、特に詳細な図示はしないが、例えば可変表示部からのベルトの視認に影響のない例えばベルトユニットの後方の従動プーリ３３２ｃ、３３２ｃ’または３３２ｄ、３３２ｄ’の替わりに、ベルトの幅方向を横切るように配設される一本のガイドローラにてガイド部材を構成することで、ベルトとの摺接面積がベルトの幅方向にわたって広がることになるため、除電効果を効果的に高めることが出来る。
【０１４７】
また、従動プーリ３２２ａ’、水平軸３５６’、ボールベアリングＢ及びベルト取付板３１５は、所定強度を有するとともに、軽量なアルミニウムにて構成されていたが、導電性を有していれば、アルミニウム以外の金属材もしくは樹脂材等の他の素材にて構成してもよい。
【０１４８】
また、従動プーリ３２２ａ’、水平軸３５６’、ボールベアリングＢ及びベルト取付板３１５は、それぞれの部材全体が導電性部材（アルミニウム）にて構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばベルトに帯電した静電気が、従動プーリ３２２ａ’を介してベルト取付板３１５に逃がすことが出来るように構成されていれば、各部材全てが導電性部材にて構成されている必要はなく、例えば前記従動プーリ３２２ａ’、水平軸３５６’、ベルト取付板３１５それぞれの一部に、これら互いの部材間で電気的に導通する導電層を形成することにより、ベルトとベルト取付板とを電気的に導通させていてもよい。
【０１４９】
また、このようなベルト状可変表示装置５０は、前述したように１ゲームに対して遊技媒体として遊技球であるパチンコ球にて賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置５０の表示結果が導出表示されることにより１ゲームが終了し、該可変表示装置５０の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシン１以外の種々の遊技機に備えられる可変表示部にも適用可能である。具体的に言うと、所定の価値としての遊技球（パチンコ球）を使用することで遊技を行うことが可能なパチンコ機にも適用することが可能である。
【０１５０】
パチンコ機に備えられる可変表示装置は、前述したベルト状可変表示装置５０と同様に回動自在に掛け渡された無端状のベルトを備えることができ、例えば遊技盤における遊技領域中央に形成された設置用開口部に前面扉の前方から嵌合して、適宜保持手段にて保持することにより取り付けることができる。
【０１５１】
さらに本発明のベルト状可変表示装置は、１ゲームに対して所定の価値としての遊技媒体であるメダルにて賭数を設定することによりゲーム（遊技）が開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより１ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なメダル式スロットマシンにも適用可能である。
【０１５２】
メダル式スロットマシンは、賭数の設定に使用する遊技媒体として遊技球であるパチンコ球ではなくメダルを用いる点がスロットマシン１と異なるだけで、その他の構成やゲーム方法はスロットマシン１とほぼ同一であるため、詳細な説明は省略することとする。
【０１５３】
メダル式スロットマシンにおいても、上記可変表示装置５０と同様に回動自在に掛け渡された無端状のベルトを備える可変表示装置は、各種部位や各種装置が配置される筐体内における前面扉に形成された透視窓に対応する箇所に設置すればよく、適用することが可能である。
【０１５４】
また、本発明が適用可能な遊技機としてのパチンコ球を用いたスロットマシン、メダル式ロットマシン、パチンコ機等において遊技を実行可能な所定の価値は、遊技媒体としての遊技球（パチンコ球）やメダル等に限定されるものではなく、遊技者所有の価値（有価価値）としてスロットマシン１内部の記憶部に記憶されている遊技球（パチンコ球）数やメダル数に相当するクレジット等が含まれる。
【０１５５】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【０１５６】
本発明の請求項１は、所定の価値を用いて遊技を実行可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であるとともに、複数の表示情報（図柄）が配置された可変表示部材（ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ）を可動させることで前記表示情報が可変表示される可変表示装置（５０）を備える遊技機（スロットマシン１）であって、
前記可変表示装置は、
前記可変表示部材を摺動案内するガイド部材（駆動プーリ３３１、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’、水平軸３５６、３５６’、ボールベアリングＢ）と、
前記ガイド部材が設けられる取付部材（ベルト取付板３１５、３１６）と、を備え、
前記可変表示部材に摺接する前記ガイド部材の少なくとも一部及び前記取付部材を導電部材（アルミニウム）により構成し、前記可変表示部材と前記取付部材とを前記ガイド部材を介して電気的に導通させるとともに、前記取付部材を接地（アース）した。
【０１５７】
本発明の請求項２は、前記可変表示装置を制御する制御手段（遊技制御部）が設けられた制御基板（遊技制御基板２００）と、
前記可変表示装置（５０）の駆動制御に用いられる電気部品（ベルトセンサ５４Ｌ、５４Ｃ、５４Ｒ、ベルトモータ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ）と前記制御基板との配線（３６５Ｃ、３６６Ｃ）を中継する中継基板（ベルト中継基板３６４Ｌ、３６４Ｃ、３６４Ｒ）と、を備え、
前記取付部材（ベルト取付板３１５、３１６）を、前記中継基板に設けられているグランド線（ＧＮＤ）を介して接地（アース）した。
【０１５８】
本発明の請求項３は、前記可変表示部材は無端状のベルト（５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ）で構成され、
前記ガイド部材は、前記取付部材（ベルト取付板３１５、３１６）に回転自在に配置された複数の回転体（駆動プーリ３３１、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’、水平軸３５６、３５６’、ボールベアリングＢ）で構成されており、前記複数の回転体のうちの少なくとも１つ（従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’、水平軸３５６、３５６’、ボールベアリングＢ）を導電部材（アルミニウム）により構成した。
【０１５９】
本発明の請求項４は、前記複数の回転体（駆動プーリ３３１、従動プーリ３３２ａ〜３３２ｄ、３３２ａ’〜３３２ｄ’、３３３ａ〜３３３ｆ、３３３ａ’〜３３３ｆ’）のうち、前記ベルト（５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ）を張設するための張設用回転体（従動プーリ３３２ａ、３３２ａ’、水平軸３５６、３５６’、ボールベアリングＢ）を導電部材（アルミニウム）により構成した。
【０１６０】
本発明の請求項５は、前記可変表示装置（５０）は、前記ベルト（５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ）の回転位置を検出するための位置検出手段（ベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ、基準マークＭ）を備え、
前記位置検出手段は、前記ベルトに印された被検出部（基準マークＭ）と、
前記被検出部を検出する検出センサ（ベルトセンサ５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ）と、
から構成されている。
【０１６１】
本発明の請求項６は、前記可変表示部材（ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ）は、帯電防止部材（内面に導電性部材が含有された塗料が蒸着された基材）により構成されている。
【０１６２】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【０１６３】
例えば、上記実施例におけるベルト状可変表示装置５０にあっては、可変表示部材であるベルトが掛け渡されるガイド部材は、回動自在に設けられた回転体（従動プーリ）により構成されていたが、掛け渡されたベルトを摺動案内することが出来るものであれば、従動プーリを回動不能に固定して使用したり、あるいは左右のベルト取付板３１５、３１６に、ベルトの回動方向に沿うように形成したガイド片等にて構成してもよい。また、ガイド部材としての従動プーリや駆動回転体の配置位置や設置数等は上記実施例に記載したものに限定されるものではなく、種々に変形可能である。
【０１６４】
また、上記実施例における可変表示装置５０は、複数組みのベルトユニット３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒが互いに並設されることにより構成されていたが、ベルト状可変表示装置を構成する少なくとも１つのベルトユニット３１０により構成されていてもよいし、３つ以上の複数のベルトユニット３１０により構成されていてもよい。さらに、このようなベルト状可変表示装置は、例えば液晶表示部１５等にも適用可能であり、その配置場所等は上記実施例のものに限定されるものではない。
【０１６５】
なお、上記実施例のベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒは、ベルト５１Ｃの外面（表面）への塵や埃等のゴミの付着を防止するために、内面（裏面）に導電性を有する素材を含有させた塗料を蒸着することにより導電層を形成していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベルト５１Ｃに塵や埃等のゴミが付着しにくくなれば、例えばベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒの外面に導電性を有する素材を含有させた塗料を蒸着させてもよいし、あるいは導電性を有する素材が含有されたフィルムシート等をベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒに貼着することにより導電層を形成してもよい。あるいは、ベルト５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒを構成する基材自体を導電性を有する素材が含有された樹脂材により構成したり、帯電防止剤等が練り込まれた樹脂材にて構成してもよい。
【０１６６】
また、導電層の形成箇所は内面または外面のうちの少なくとも一方に形成されていればよいとともに、内面又は外面の全面でなくても、例えばガイド部材としての駆動プーリや従動プーリとの当接面のみに形成されていればよい。
【０１６７】
さらに、ガイド部材としての駆動プーリや従動プーリ自体を導電性を有する素材が含有された樹脂材により構成して導電性部材からなる導電層を形成してもよい。このように導電層はガイド部材及びベルトそれぞれに形成すれば除電効果が高まることから好ましい。
【０１６８】
また、本発明請求項中に記載の「表示情報」は、例えば上記実施例にて記載した図柄のように、入賞内容等を識別可能に構成される識別情報としての図柄のみに限定されるものではなく、所定の情報を遊技者に表示可能に構成される絵柄、文字、数字、色彩等により構成されていてもよい。
【０１６９】
また、上記実施例に記載のスロットマシン１は、並設されるカードユニット８００にプリペイドカードを用いることでパチンコ球が貸し出されるようになっていたが、パチンコ球の貸出し方法は限定されるものではなく、現金の使用が可能な現金ユニットに貨幣を挿入することで所定数のパチンコ球が貸し出されるようにしてもよい。
【０１７０】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【０１７１】
（ａ）請求項１項の発明によれば、可変表示部材がガイド部材に摺動案内されることで発生する静電気を、ガイド部材を介して接地された取付部材に確実に逃がすことができるので、可変表示部材に帯電する静電気を逃がすための部材を別途設けること等なく可変表示部材の帯電が防止され、そのため塵やゴミ等が可変表示部材に付着しづらくなり、可変表示部材に配置された表示情報の視認性が妨げられることがなくなる。
【０１７２】
（ｂ）請求項２項の発明によれば、可変表示部材に帯電した静電気を、中継基板に設けられているグランド線を利用して逃がすことが出来るため、取付部材にアース線等を別途設けて直接接地する場合に比較して配線を簡素化することができるので、部品点数を省略できコストの低減化を図ることが出来る。
【０１７３】
（ｃ）請求項３項の発明によれば、ベルトの回動に応じて該ベルトを摺動案内する回転体が回転するため、ベルトと回転体との摺動によるベルトの帯電を極力抑制することが出来る。
【０１７４】
（ｄ）請求項４項の発明によれば、ベルトが経年劣化しても、張設用回転体により回転体にベルトを確実に接触させることが出来るため、ベルトに帯電した静電気を確実に逃がすことが出来る。
【０１７５】
（ｅ）請求項５項の発明によれば、ベルトに被検出部があるものにおいて、塵やゴミ等がベルトに付着して被検出部以外を被検出部として検出してしまうような回転位置の誤検出を防止することが出来る。
【０１７６】
（ｆ）請求項６項の発明によれば、塵やゴミ等が可変表示部材に付着する原因となる静電気の帯電を極力防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用された遊技機の一例であるパチンコ球を使用したスロットマシンを示す正面図である。
【図２】図１のスロットマシンの内部構造を示す図である。
【図３】図２のスロットマシンの縦断面図である。
【図４】ベルトの展開図を示す図である。
【図５】可変表示装置の構成を示す斜視図である。
【図６】ベルトユニット３１０Ｃの内部構造を示す断面図である。
【図７】ベルトユニット３１０Ｃの内部構造を示す一部破断正面図である。
【図８】図６のＡ−Ａ断面図である。
【図９】スロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図１０】ベルト中継基板の構成を示す回路図である。
【図１１】（ａ）は、ベルト中継基板の断面図であり、（ｂ）は、ベルト中継基板の側面図である。
【図１２】可変表示装置が熱膨張するときの概念図である。
【符号の説明】
１ スロットマシン
５０ 可変表示装置
５１Ｌ、５１Ｃ、５１Ｒ ベルト
５４Ｌ、５４Ｃ、５４Ｒ ベルトモータ
５６Ｌ、５６Ｃ、５６Ｒ ベルトセンサ
３１０Ｌ、３１０Ｃ、３１０Ｒ ベルトユニット
３３１ 駆動プーリ
３３２ａ〜３３２ｄ 従動プーリ
３３２ａ’〜３３２ｄ’ 従動プーリ
３３３ａ〜３３３ｆ 従動プーリ
３３３ａ’〜３３３ｆ’ 従動プーリ
２００ 遊技制御基板
２０２ 電源基板
３１５、３１６ ベルト取付板
３６４Ｌ、３６４Ｃ、３６４Ｒ ベルト中継基板
３６５Ｃ、３６６Ｃ 配線[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention is a variable display device that can execute a game using a predetermined value, can give a predetermined game value based on the result of the game, and variably displays a plurality of display information. A gaming machine comprising:
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a variable display device provided in this type of gaming machine, a drive pulley and a driven pulley that are rotated by a drive motor are provided rotatably on a mounting base that constitutes the variable display device. An endless belt member (variable display member) is stretched over the driven pulley and the driven pulley is rotated. The driving pulley is rotated by driving the driving motor to move the belt member, thereby displaying the display information arranged on the belt member. There is one that is variably displayed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Also, in order to prevent static electricity from being generated around the variable display device by a static electricity generation source outside the gaming machine and causing malfunctions of detectors and the like inside the variable display device, a mounting substrate provided with a variable display member of the variable display device is provided. There is a configuration in which static electricity is prevented from flowing into the variable display device by using a conductor such as a metal and grounding the mounting substrate (see, for example, Patent Document 2).
[0004]
Further, in order to remove static electricity charged on the film belt used for the variable display member, a brush made of a conductive fiber is provided so as to be in contact with the film belt, and this brush is connected to the ground (for example, And Patent Document 3).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-9-276493 (page 4-9, FIG. 2-8)
[Patent Document 2]
JP-A-9-285604 (page 5-6, FIG. 7)
[Patent Document 3]
JP-A-3-247370 (page 2, FIG. 2, FIG. 5)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the gaming machine equipped with the variable display device described in Patent Document 1, a thin synthetic resin endless belt member is provided outside a driving pulley and a driven pulley formed of a synthetic resin material. When the belt member is rotated by rotating the drive pulley by the drive motor, the belt member is charged with static electricity generated by the belt member slidingly contacting the drive pulley and the driven pulley. There has been a problem that dust and the like easily adhere to the member, and the visibility of display information arranged on the belt member is hindered by long-term use.
[0007]
Further, in Patent Document 2, the grounding of the mounting substrate can prevent static electricity from flowing into the inside of the variable display device from the outside. When charged, the static electricity cannot be removed from the variable display member, so that there is a problem that dust or the like adheres to the variable display member due to the charged static electricity.
[0008]
Further, in Patent Literature 3, it is necessary to separately provide a brush made of a conductive fiber that comes into contact with the belt in order to remove static electricity charged on the belt, and the number of parts and the assembly process for manufacturing the gaming machine are required. As a result, the production cost is increased and the structure is complicated. In addition, since the belt and the brush are in sliding contact with each other, there is a risk that the brush may deteriorate due to long-term use and the state of contact between the brush and the belt may be deteriorated, or the belt may be damaged and visibility of display information may be impaired.
[0009]
The present invention has been made in view of such a problem, and provides a gaming machine capable of preventing static electricity from being charged on a variable display member and preventing dust and dirt from adhering to the variable display member. The purpose is to do.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a gaming machine of the present invention can execute a game using a predetermined value, and can provide a predetermined game value based on the result of the game, and A game machine including a variable display device in which the display information is variably displayed by moving a variable display member in which the display information is arranged,
The variable display device,
A guide member for slidingly guiding the variable display member;
A mounting member provided with the guide member,
At least a part of the guide member that slides on the variable display member and the mounting member are formed of a conductive member, and the variable display member and the mounting member are electrically connected to each other through the guide member. It is characterized in that the member is grounded.
According to this feature, static electricity generated when the variable display member is slid and guided by the guide member can be reliably released to the grounded mounting member via the guide member, so that the variable display member is charged. The charging of the variable display member is prevented without providing a separate member for discharging static electricity, so that dust and dirt are less likely to adhere to the variable display member, and visibility of display information arranged on the variable display member is hindered. Will not be done.
Incidentally, the mounting means in the present invention may not be directly grounded to the earth, may be indirectly grounded through a grounded predetermined discharge body or the like, or may be directly or indirectly grounded. Even if it is not grounded, as long as the static electricity charged to the electric components of the variable display device can be discharged, some reference point as an alternative to the ground, for example, a gaming machine housing for the electric components of the variable display device The present invention also includes a body or a device connected to a discharge body that is not grounded to the ground on a game machine installation island or the like where these game machines are installed and configured to discharge by natural discharge or the like via the discharge body. included.
[0011]
The gaming machine of the present invention, a control board provided with control means for controlling the variable display device,
An electrical component used for drive control of the variable display device and a relay board that relays wiring of the control board,
It is preferable that the attachment member is grounded via a ground wire provided on the relay board.
With this configuration, the static electricity charged on the variable display member can be released by using the ground wire provided on the relay board. As a result, the wiring can be simplified, so that the number of parts can be omitted and the cost can be reduced.
[0012]
The variable display member of the gaming machine of the present invention is constituted by an endless belt,
It is preferable that the guide member is constituted by a plurality of rotating bodies rotatably arranged on the mounting member, and at least one of the plurality of rotating bodies is constituted by a conductive member.
With this configuration, the rotating body that slides and guides the belt rotates in accordance with the rotation of the belt, so that charging of the belt due to sliding between the belt and the rotating body can be suppressed as much as possible.
[0013]
It is preferable that, of the plurality of rotating bodies of the gaming machine of the present invention, a stretching rotating body for stretching the belt is formed of a conductive member.
With this configuration, even if the belt deteriorates over time, the belt can be reliably brought into contact with the rotating body by the stretching rotating body, so that the static electricity charged on the belt can be reliably released.
[0014]
The variable display device in the gaming machine of the present invention includes a position detecting unit for detecting a rotational position of the belt,
The position detection means, a detected portion marked on the belt,
A detection sensor for detecting the detected portion;
Preferably.
By doing so, it is possible to prevent erroneous detection of a rotational position in which dust and dirt adhere to the belt and detect parts other than the detected part as the detected part in the case where the belt has the detected part. Can be done.
[0015]
It is preferable that the variable display member of the gaming machine of the present invention is constituted by an antistatic member.
By doing so, it is possible to minimize the charging of static electricity which causes dust and dirt to adhere to the variable display member.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0017]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. First, FIG. 1 shows a gaming ball in which the number of bets is set and a game is played using a pachinko ball which is an example of a gaming machine to which the present invention is applied. A front view of a slot machine 1 (hereinafter abbreviated as slot machine 1) and a card unit 800 used in parallel with the slot machine 1 are shown. The slot machine 1 is used in a state where the slot machine 1 is installed on a gaming machine installation island 600 as shown in FIGS. 2 and 3, and has a frame 4 having an open front and rear surface, and is rotatable around a side end of the frame 4. And a mounting plate 380 and a mechanism plate 381 pivotally supported on a side end of the front door 2, and a rear surface of the front door 2. The lock is released by rotating a predetermined key inserted into a keyhole 3a of a lock device (not shown) provided in the clockwise direction, so that the front door 2 can be opened.
[0018]
A game effect lamp section 41 and a winning symbol explanation panel 5 are provided on the front upper portion of the front door 2, respectively. In the center of the winning symbol explanation panel 5, information related to a game such as an effect related to a game is provided. A liquid crystal display unit 15 to be displayed is provided. At the center, a game panel 6 on which various display units are arranged is provided. Below the game panel 6, an upper plate 7 on which a pachinko ball as a game ball used for a game can be placed protrudes. Have been. On the upper surface 7a and the front surface 7b of the upper plate 7, various operation buttons 36a, 36b, 37, 40L, 40C, 40R, 302a, 302b, a start lever 38, a frequency display section 301, and the like are provided. Game effect lamps 42 to 44 are provided on the left and right sides of the game panel 6 and on the left and right portions of the upper plate 7, respectively.
[0019]
A lower plate 11 capable of storing pachinko balls overflowing from the upper plate 7 protrudes from a lower portion of the front surface of the front door 2, and a pachinko ball stored in the lower plate 11 is provided on the front surface of the lower plate 11. A return lever 16 for discharging to the outside is provided.
[0020]
On the left and right sides of the upper part of the front door, sound emitting units 12a and 12b for emitting sounds output from a loudspeaker (not shown) provided inside are provided. Are provided with a sound emitting section 13 for emitting a sound output from a low-frequency speaker (not shown) provided from the speaker. The sound emitting sections 12a, 12b, and 13 provide an effect produced by each speaker. Sounds such as voices and melodies for enhancing the sound quality are emitted.
[0021]
The game panel 6 has a see-through window 14 through which the belts 51L, 51C, and 51R can be seen, which are installed on the mounting plate 380, and a 1-BET bet display unit 21 and a 2-BET bet display unit located on the left side of the see-through window 14 as described later. 22, 23, 3 BET betting display units 24, 25, a game over display unit 26, a replay display unit 27, a weight display unit 28, a start display unit 29, a BET instruction display unit 30 located on the right side of the perspective window 14, and a perspective view A credit display section 31, a number-of-games display section 32, and a payout display section 33 are provided below the window 14, respectively.
[0022]
The game over display section 26 displays a special game state given to the player by displaying a predetermined combination of symbols, a big bonus (BB) which is a special game state, and a stop state due to the end of the game. When an error occurs and the game cannot be advanced, a game over lamp (not shown) built therein is turned on. When a replay winning, which will be described later, occurs, a replay lamp (not shown) built in the replay display section 27 is turned on. When the start operation can be performed by setting the bet amount, a start lamp (not shown) built therein is turned on in the start display section 29, and a valid start operation is detected. The light turns off. When the bet amount can be set using the pachinko ball placed on the upper plate 7 or the credit displayed on the credit display unit 31, the BET instruction display unit 30 has a BET built therein. An instruction lamp (not shown) flashes and turns off when the maximum bet amount is set, when a game is started, and the like.
[0023]
When a start operation is detected during the wait time, the weight display unit 28 turns on a wait lamp (not shown) incorporated therein, and turns off after the wait time has elapsed. The wait time is a game progress regulation period set to regulate the game from progressing too fast.If a start operation is detected during the wait time, the belt will be rotated after the wait time has elapsed. It is set to start. Therefore, when the game is advanced at a sufficient time interval, the progress of the game is not restricted when the start lever 38 is operated, but when the game is advanced in a short time, the game is performed by the wait time. Is temporarily restricted, and the belt is in a waiting state until the wait time elapses.
[0024]
In the slot machine 1, for example, a game progress regulation period of 4.1 seconds is set based on the time when the rotation of the belt was started in the previous game, and the rotation of the belt was started in the previous game. If the current start operation is detected before 4.1 seconds have elapsed from the time point, the rotation of the belt is started after the game progress restriction period has elapsed.
[0025]
The credit display unit 31 is a display unit in which a corresponding segment of a credit indicator (not shown) provided inside is lit and credits are displayed. The credit is the number of BETs (1 BET (the number of pachinko balls required for setting a minimum bet number)) corresponding to the number of pachinko balls stored in the storage unit inside the slot machine 1 as a value (value value) owned by the player. = The number of credit balls / 5), and the credits are added based on the award of the prize balls due to the occurrence of the winning, or the credits are subtracted based on the setting of the number of bets or the settlement operation. The credit is also updated. In this slot machine 1, the upper limit of the value that can be stored as a credit is set to a maximum of 50 BETs (250 balls), and when the upper limit is reached, a request to update the credit addition exceeding the upper limit is made. In the case of occurrence, pachinko balls exceeding the upper limit are paid out to the upper plate 7.
[0026]
The number-of-games display section 32 illuminates a corresponding segment of a number-of-games indicator (not shown) provided therein to display a regular bonus (RB) winning state during the big bonus (BB) and a winning number during the RB. Etc. are displayed on the display unit. In particular, when BB ends and the game is stopped, characters “END” are displayed to notify the player that the game is in the stopped state. Further, the number-of-games display section 32 also functions as an error indicator for displaying and notifying various abnormalities that have occurred in the slot machine 1, and when an abnormality is detected by the control section, an error code capable of specifying the abnormality type. Is displayed in a mode such as “E-1” or “E-2”.
[0027]
The payout display section 33 is equivalent to the number of prize balls awarded to a player based on a prize that has occurred during one game by lighting a corresponding segment of a payout indicator (not shown) provided inside. This is a display section on which the number of BETs (1 BET = the number of award balls / 5) is displayed. The display of the payout display section 33 is updated every time a prize ball is awarded based on a winning.
[0028]
On the right side of the upper surface 7a of the upper plate 7, a 1BET button 36a and a MAXBET button 36b are provided as bet amount setting means, and a settlement button 37 is provided on the left side.
[0029]
The 1BET button 36a is a button pressed when betting 1 BET (for 5 balls), which is the minimum bet amount, from the credits or the pachinko balls placed on the upper plate 7 in the game, and the MAXBET button 36b is This button is pressed to bet on the game in the range of the maximum number of bets allowed in one game (3 BETs in this embodiment) or a pachinko ball placed on the upper plate 7. A 1BET button lamp is provided inside the 1BET button 36a, and a MAXBET button lamp is provided inside the MAXBET button 36b (not shown). The operation of the corresponding BET button is effective for these BET button lamps. The light is turned on when it is, and turned off when it is invalid.
[0030]
The settlement button 37 is a button that is pressed when performing the settlement operation of the credit and the pachinko ball placed on the upper plate 7. With the pressing operation of the settlement button 37, the pachinko ball for the credit is placed on the upper plate 7. , And accordingly, the number of credits displayed on the credit display unit 31 is reduced and updated until the number of credits becomes zero. When the pachinko balls are placed on the upper plate 7, after the payout of the pachinko balls for the credits is completed, the pachinko balls placed on the upper plate 7 are once taken into the capturing device 700 described later. And is discharged to the lower plate 11. A settlement button lamp (not shown) is built in the settlement button 37. The settlement button lamp is turned on when the settlement with the pressing operation of the settlement button 37 is possible, and the settlement is not possible. Turns off when in the state.
[0031]
On a front surface 7b of the upper plate 7, a start lever 38, stop buttons 40L, 40C, 40R, a frequency display section 301, a ball lending button 302a, and a return button 302b are provided. The start lever 38 is a lever that is operated when the game is started, and the rotation of each of the belts 51L, 51C, and 51R is started by operating the start lever 38 after the setting of the bet amount is completed.
[0032]
Each stop button 40L, 40C, 40R is a button operated when the rotation of the belts 51L, 51C, 51R is stopped after the game has started, and an operation enable lamp is provided inside the stop buttons 40L, 40C, 40R, respectively. Built-in (not shown). These operation valid lamps are turned on when the operation of the corresponding stop button 40L, 40C, 40R is valid, and turned off when the operation is invalid. The stop button unit 39 in which the stop buttons 40L, 40C, and 40R are arranged is built in the internal bonus flag when a big bonus (BB) winning or a regular bonus (RB) winning is set. A bonus notification lamp (not shown) is turned on.
[0033]
The frequency display unit 301 is read from the prepaid card inserted into the card insertion slot 804 of the card unit 800 arranged side by side by lighting a corresponding segment of a frequency display (not shown) provided inside. This is a display unit on which the frequency is displayed. The ball lending button 302a is used to lend a ball for a pachinko ball using the frequency displayed on the frequency display unit 301, that is, the frequency as a game value read from the prepaid card inserted into the card unit 800. The return button 302b is a button that is pressed when returning the prepaid card inserted in the card unit 800.
[0034]
Next, a capturing device 700 for capturing a pachinko ball placed on the upper plate 7 of the front door 2 into the inside through the opening 304 is provided at a lower position on the front surface of the mounting plate 380. When the 1BET button 36a or the MAXBET button 36b is operated in a state where no credit remains (a state where the display of the credit display unit 31 is 0), the pachinko ball for the corresponding BET from the pachinko ball placed on the upper plate 7 is operated. Is taken into the slot machine 1 by the take-in device 700.
[0035]
As shown in FIG. 3, the pachinko balls captured by the capturing device 700 to set the bet number flow down the communication path 382 formed inside the mounting plate 380 and flow into the mechanism plate 381. After being detected by a catching ball detection switch (not shown) provided inside the mechanism plate 381, it is provided inside the repair board 601 for placing the gaming machine on the gaming machine installation island 600 where the slot machine 1 is installed. After being discharged to the out-ball tank 602, counted by the counter 603, and then discharged to the collection gutter 604.
[0036]
Further, the pachinko balls captured by the capturing device 700 by performing the settlement operation flow down the communication path 382 and flow into the mechanism plate 381, and a return ball detection switch (shown in the drawing) provided inside the mechanism plate 381. After the detection, the air flows down the return path 383 provided in the mounting plate 380, is discharged from the lower plate payout hole 9 to the lower plate 11, and is returned to the player.
[0037]
At a substantially central portion of the mounting plate 380, a plurality of symbols as display information, in this embodiment, symbols including "7", "BAR", "watermelon", "cherry", "bell", and "plum". A housing box for housing belt units 310L, 310C, and 310R in which belt-like belts 51L, 51C, and 51R (see FIG. 4) as printed variable display members having translucency are rotatably provided. An installation opening 385 for installing the body 311 is formed, and these belt units 310L, 310C, 310R constitute a variable display device 50 (belt-shaped variable display device). Each of the belts 51L, 51C, and 51R is configured to independently rotate (drive) in the vertical direction and stop independently by belt motors 54L, 54C, and 54R including stepping motors provided for the respective belts. By rotating each of the belts 51L, 51C, 51R, the various symbols are displayed in the see-through window 14 while continuously changing.
[0038]
Between the belts 51L and 51C, and between the belts 51C and 51R, belt-to-belt concealing members 53 that close the spaces between the belts are provided. Is invisible. In the see-through window 14, three areas divided by dividing the field of view by the inter-belt concealing member 53, that is, three area parts in which each belt can be visually recognized, correspond to each belt, and the left variable display portion, It is called a variable display section and a right variable display section (area).
[0039]
From each of the variable display portions of the see-through window 14, among the plurality of symbols drawn on each belt, three consecutive symbols are displayed at the upper, middle, and lower positions, and the upper portion will soon be located at the upper portion of the upper portion. In the lower part of the lower part, a part of the symbol appearing soon will be hidden under the variable display part, and a part of the symbol will be displayed.
[0040]
In the belt units 310L, 310C, 310R having the respective belts 51L, 51C, 51R, belt sensors 56L, 56C, 56R (see FIG. 6) are provided as position detecting means for detecting a reference position of each belt. ing. This belt sensor is configured by a photoelectric sensor such as a photo sensor, and a sensor having a substantially U-shape in a front view is arranged so as to sandwich one end side of the belts 51L, 51C, and 51R in the width direction. Stop positions of predetermined symbols can be derived by the belt sensors 56L, 56C, 56R, and specific display regions (upper, middle, lower) on the inner surface of the belts 51L, 51C, 51R stretched endlessly. , A plurality of belt lamps 55L, 55C, and 55R that can individually irradiate the display region from the inside are provided at the upper, middle, and lower stages, respectively. It functions as a backlight that is lit from the rear so as to make each symbol displayed on 14 stand out. The detailed description of the variable display device 50 will be described later.
[0041]
Although not shown, loudspeakers (not shown) for outputting high-pitched sounds and low-pitched sounds (not shown) corresponding to a game state are provided on the rear side of the front door 2. , 13 and lamps corresponding to the various display units 21 to 30, display units corresponding to the various display units 31 to 33, a liquid crystal display unit corresponding to the liquid crystal display unit 15, and the like. Devices are provided. Various substrates such as a belt relay board, a belt lamp relay board, and an external output board are attached to a space formed between the front door 2 and the mechanism plate 381 (not shown).
[0042]
Next, the mechanical plate 381 is provided with a channel for pachinko balls, a dispensing device (not shown) for dispensing pachinko balls, and the like. A game control unit (not shown) as game control means for controlling the progress of the game and a game control board 200 (see FIG. 9) provided with various circuits, a pachinko ball capture control implemented by the capture device 700, A take-in and pay-out control section (not shown) for controlling the pay-out of pachinko balls performed by the pay-out device (not shown), and a take-in and pay-out control board as second sub-control means provided with various circuits and the like. (Not shown), an effect control unit (not shown) as effect control means for controlling effects related to the game, and a storage case or the like in which an effect control board (not shown) provided with various circuits and the like are fixed. ing.
[0043]
The mechanical plate 381 applied in the present embodiment has almost the same configuration as the mechanical plate of a conventionally manufactured pachinko machine, so that a significant design change is not required and the manufacturing cost is reduced. It is preferable because it can be performed.
[0044]
As shown in FIG. 3, the pachinko ball replenished at the upper position of the mechanism plate 381 via the replenishing device 605 attached to the supply gutter 607 that is arranged in an inclined manner above the gaming machine installation island 600. Is provided, and the pachinko balls stored in the ball storage tank 606 are directed toward the above-described dispensing device (not shown) via a not-shown downflow passage formed therein. It is being guided.
[0045]
A pachinko ball paid out as a prize ball to be given to a player due to occurrence of a prize or the like by this payout device (not shown) is detected by a prize ball detection switch (not shown), and then formed inside the mounting plate 380. The water flows down the paid out path 384 and is paid out to the upper plate 7 from the communication port 10 formed in the front door 2. In addition, the pachinko ball paid out as a ball rental based on the operation of the ball lending button 302a by the player is detected by a ball lending detection switch (not shown), and then is passed through a payout path 384 formed inside the mounting plate 380. It flows down and is paid out to the upper plate 7 from the communication port 10. The pachinko balls overflowing from the upper plate 7 flow down inside the mechanism plate 381, pass through the return path 383, and are returned to the lower plate 11 from the lower plate discharge hole 9. In addition, the pachinko ball paid out as a credit ball by the payment operation by the payout device also passes through the return path 383 and is returned to the lower plate 11 from the lower plate discharge hole 9.
[0046]
In the mechanism plate 381, a ball passage (not shown) and the like for discharging the pachinko balls stored in the ball storage tank 606 directly to the out ball tank 602 of the gaming machine installation island 600 are formed inside. At the same time, an opening 386 into which the rear end of the housing box 311 assembled to the installation opening 385 is loosely inserted is provided at a position facing the installation opening 385 of the housing box 311 formed on the mounting plate 380. Is formed.
[0047]
Although not particularly shown, a main switch portion for turning on / off the main power supply is provided at a lower position in the frame 4, and the game is continued again when the big bonus (BB) ends or an error occurs during the game. A second reset button for resetting to a possible state, a setting button for changing the winning probability, an automatic payment selection switch for turning on / off the automatic payment function, and a key for turning on / off the automatic stop function. A stop selection switch unit, and a setting key insertion unit that enables and disables the setting button by performing a predetermined operation while inserting a specific key possessed by a game room manager or the like, on the front side A power supply unit (not shown) having a built-in power supply board (not shown) is provided.
[0048]
In the present embodiment, a predetermined winning probability value is stored as a set value of six patterns, and by arbitrarily selecting this by operating the setting button, a game having a different winning probability is performed. It becomes possible.
[0049]
Next, as shown in FIG. 1, an operation lamp 801, a direction indicator lamp 802, a card receiving lamp 803, and a card insertion slot 804 are provided on the front surface of the card unit 800. The operation lamp 801 is a lamp that notifies by lighting that the card unit 800 is ready for use, and the direction indicator lamp 802 is a lamp that notifies by lighting the direction of the slot machine 1 to which the card unit 800 is connected. The card receiving lamp 803 is a lamp for notifying the card insertion slot 804 that a prepaid card is being received by lighting.
[0050]
The card insertion slot 804 is an insertion slot in which a prepaid card in which the frequency as a game value used as a price for renting a pachinko ball is recorded can be inserted, and the prepaid card is inserted into the card insertion slot 804. Then, the inserted prepaid card is taken into a card reader / writer, which will be described later, and the recorded information is read.
[0051]
Inside the card unit 800, a card reader / writer (not shown) for reading and rewriting recorded information of the prepaid card inserted into the card insertion slot 804 as described above is connected to the card insertion slot 804. A control unit (not shown) that controls the card reader / writer and controls the lighting of the operation lamp 801, the direction indicator lamp 802, and the card receiving lamp 803 is provided.
[0052]
Next, an operation for a player to perform a game (game) and an operation state of various devices associated with the operation will be described.
[0053]
To start the game, a prepaid card is inserted into the card insertion slot 804 of the corresponding card unit 800. Based on this, the frequency read from the inserted prepaid card is displayed on the frequency display section 301.
[0054]
When the ball lending button 302a is operated in this state, a predetermined lending unit (10 degrees in this embodiment) is subtracted from the frequency read from the prepaid card and displayed on the frequency display unit 301, and the frequency is subtracted. Pachinko balls of the number (250 balls) corresponding to are paid out to the upper plate 7.
[0055]
In a state where the bet amount can be set, a BET instruction lamp (not shown) is turned on. In this state, the operation of the 1BET button 36a and the MAXBET button 36b becomes effective.
[0056]
The bet amount can be set by pressing the MAXBET button 36b or the 1BET button 36a. When the credit displayed on the credit display section 31 is 0, when the MAXBET button 36b is pressed, the upper plate 7 is pressed. The number of pachinko balls corresponding to the maximum number of bets allowed in one game in this embodiment (15 balls in this embodiment) is taken in from the placed pachinko balls and the bet for 3 BET is taken. When the number is set and the 1BET button 36a is pressed, the number of pachinko balls of 1 BET (5 balls in the present embodiment) is taken in from the pachinko balls placed on the upper plate 7 and the number of pachinko balls is 1 BET. The number of bets is set. If the number of pachinko balls placed on the upper plate 7 is less than 3 BETs, the range of bet numbers that can be set is limited to the range of the number of balls. Of the captured pachinko balls, game balls that are fractional because they are less than the unit number are paid out to the upper plate 7 and returned after a predetermined time has elapsed.
[0057]
When the 1BET button 36a is operated by the player, the bet amount is set to 1BET, the one horizontal line of paylines L1 in the middle row is activated, and a 1BET bet lamp (indicating that the payline L1 is activated) (Not shown) lights up. Subsequently, when the 1 BET button 36a is pressed twice, the bet amount is set to 2 BETs, and the pay lines L1, L2, L2 'in the upper, middle, and lower rows are activated, and these pay lines L1, L2 are activated. , L2 ′ are turned on, a 1-BET bet lamp and a 2-BET bet lamp (not shown) are turned on. Subsequently, when the 1BET button 36a is pressed three times or the MAXBET button 36b is pressed, the bet amount is set to 3BET, and the pay lines L1, L2, L2 'in three horizontal rows in the upper, middle, and lower rows are set. Two betting lines L3 and L3 'on the diagonal line are valid, and a 1-BET betting lamp, a 2-BET betting lamp, and a 3-BET betting lamp indicating that these winning lines L1, L2, L2', L3 and L3 'are valid. (Not shown) lights up. When the bet amount is set to the maximum number of 3 BETs, the BET instruction lamp (not shown) is turned off because a bet amount exceeding the 3 BET cannot be set.
[0058]
When the bet amount of 1 BET which is the minimum number is set as described above, the operation of the start lever 38 is effectively accepted, that is, the game can be started, and the operation of the start lever 38 is effective. A start lamp (not shown) is turned on to indicate that the state is acceptable.
[0059]
Note that the number, shape, and the like of activated lines activated according to the set bet amount can be arbitrarily changed, and are not limited to the embodiment. The number of activated lines activated according to the bet number can also be arbitrarily changed. For example, by setting a bet amount of 1 BET, all five pay lines L1, L2, L2 ', L3, L3' are set. It may be enabled.
[0060]
When the settlement button 37 is operated in a state where the bet amount can be set, the pachinko balls for the credit are settled and paid out to the upper plate 7, and then the pachinko balls placed on the upper plate 7 are moved to the lower plate. 11 is discharged.
[0061]
As described above, when the start lamp (not shown) is turned on, that is, the bet amount is set to 1 BET or more, and the start lever 38 is pressed in a state where the game can be started, the variable display device 50 is activated. Then, the belts 51L, 51C, and 51R rotate, and a plurality of types of symbols are displayed on the see-through window 14 so as to change continuously. As described above, the operation of each stop button 40L, 40C, 40R becomes effective when a predetermined time elapses after the rotation of the belts 51L, 51C, 51R is started, and the operation of these stop buttons 40L, 40C, 40R is effective. The operation valid lamp (not shown) indicating that the state has been turned on is turned on. If the player presses any of the stop buttons 40L, 40C, 40R while the operation valid lamp (not shown) is turned on, the corresponding operation valid lamp (not shown) is turned off and the corresponding belt is turned off. The rotation of 51L, 51C, and 51R is stopped, and the symbols are displayed in the upper, middle, and lower stages of the corresponding variable display unit from the see-through window 14.
[0062]
When the player does not press the stop buttons 40L, 40C, and 40R, the stop is automatically performed sequentially in a priority order of the belts 51L, 51C, and 51R when a predetermined time (for example, 30 seconds) has elapsed.
[0063]
Then, when the rotation of any two of the three belts is stopped, the same kind of symbols are arranged on any of the winning lines L1, L2, L2 ', L3, L3' activated according to the bet amount. Is reached, the reach is established.
[0064]
Further, when all the belts 51L, 51C, 51R are stopped, a predetermined combination of symbols on any of the pay lines L1, L2, L2 ', L3, L3' activated according to the bet amount. Is displayed, a prize is won, and the game effect lamps (not shown) built in the various game effect lamp portions 41 to 44 and the belt lamps 55L corresponding to the pay lines L1, L2, L2 ', L3, L3'. , 55C, 55R, etc. are turned on, and effects such as sound effects are output from a speaker (not shown). Then, a predetermined prize ball corresponding to the winning content is given to the player, a credit is added according to the number of prize balls, and the credit display unit 31 is also updated. When the credit reaches the upper limit value, the prize ball is paid directly to the upper plate 7. The number of BETs corresponding to the number of awarded spheres is displayed on the payout display section 33.
[0065]
In addition, particularly when a predetermined combination of special symbols is displayed and a jackpot is won, etc., a prize ball is given to the player, which is different from the normal playing state, and is advantageous to the player. In other words, a special game state in which a large number of prize balls can be obtained occurs, and a big bonus (BB) or a regular bonus (RB) is provided as a game value to a player.
[0066]
The "game value" given to the player by winning in this way is not limited to the value of a prize ball or the like, but is given to the player in the case of winning a jackpot as described above. Big bonus (BB) and regular bonus (RB).
[0067]
Next, a detailed structure of the variable display device 50 will be described with reference to FIGS.
[0068]
As shown in FIG. 5, the variable display device 50 according to the present embodiment includes a belt unit 310L in which various belts 51L, 51C, and 51R and various devices for rotating each of the belts 51L, 51C, and 51R are incorporated. , 310C, 310R, and each of the belt units 310L, 310C, 310R is integrally mounted in a housing box 311 having an open front surface. It is assembled to the portion 385 from the front (see FIGS. 2 and 3).
[0069]
As described later, the belts 51L, 51C, and 51R as the belt-shaped variable display members in this embodiment include a transparent base material made of a polyethylene terephthalate resin material on the inner surface (back surface) of a conductive material. The applied paint is deposited and has conductivity.
[0070]
Here, the structure of each belt unit 310L, 310C, 310R will be described. The belt units 310L, 310C, and 310R have substantially the same configuration except that the symbols arranged on the belts 51L, 51C, and 51R are different from each other. , The description of the structure of each of the other belt units 310L and 310R will be omitted.
[0071]
As shown in FIGS. 5 to 8, the belt unit 310 </ b> C has a vertically elongated front surface including a top plate 312, a bottom plate 313, a back plate 314, and left and right belt attachment plates 315 and 316 made of metal aluminum. , And various devices and components to be described later provided inside the box. The upper plate 312, the bottom plate 313, the back plate 314, and the right belt mounting plate 315 in FIG. 5 are integrally formed, and the left belt mounting plate 316 in FIG. It is detachably attached via screws (not shown) to a plurality of metal connecting rods 370 (see FIG. 8) that are provided inward from the inner surface of the mounting plate 315. Since the left belt attachment plate 316 is detachable, attachment, detachment, maintenance, and the like of a drive pulley 331 and a lighting device, which will be described later, can be easily performed.
[0072]
Further, the above-described inter-belt concealing member 53 is attached to the front edge of the right belt mounting plate 315, and the belt 51C is located between the belt unit 310R disposed in front of the right edge of the belt 51C and the right side thereof. The front of the left end of the belt 51R of the unit 310R is concealed. The interbelt concealing member 53 is also attached to the front edge of the left belt attachment plate 316 of the belt unit 310L disposed on the left.
[0073]
Further, a game control board 200 for controlling the progress of the game of the slot machine 1 and electric components (belt lamp 55C, belt A belt relay board 364C that relays wiring to the motor 56C and the belt sensor 54C) is provided. The belt relay board 364C is connected to a belt lamp 55C provided in the belt unit 310C and wirings 365C and 366C extending from the belt motor 56C, and is opposed to the belt mounting board 315 on the belt relay board 364C. A belt sensor 54C is protruded inward at a predetermined position on the surface.
[0074]
The belt relay board 364C will be described in detail with reference to FIGS. 9 to 11. FIG. 9 is a block diagram illustrating a configuration of the slot machine 1, and FIG. 10 is a circuit diagram illustrating a configuration of the belt relay board 364C. 11A is a sectional view of the belt relay board 364C, and FIG. 11B is a side view of the belt relay board 364C.
[0075]
As shown in FIG. 9, the belt relay board 364C is a wiring for connecting the belt motor 54C and the belt sensor 56C controlled by the game control unit (not shown) of the game control board 200 to the game control board 200. That is, it is for relaying a signal sent from the game control unit of the game control board 200, and is provided between the belt motor 54C, the belt sensor 56C and the game control board 200. A power supply board 202 provided in a power supply unit (not shown) is connected to the game control board 200, and electricity is supplied via the power supply board 202.
[0076]
In the present embodiment, the belt lamp 55C is controlled by an effect control unit of the effect control board (not shown) connected to the game control board 200, and is not shown in FIG. However, the wiring is connected to the belt relay board 364C, and is connected to the effect control board via the belt relay board 364C.
[0077]
As shown in FIG. 10, on the belt relay board 364C, motor drive signal lines 1 to 4 connected to the game control board 200, a power supply line for motor drive (+24 V), a detection signal line of a motor sensor, a motor sensor A power supply line (+8 V) for driving and a ground line GND are connected to each other. These signal lines and power supply lines are connected to the belt motor 54C and the belt sensor 56C via the belt relay board 364C. Further, it is connected to the belt mounting plate 315 and is electrically connected to the ground line GND on the belt relay board 364C, and via this ground line GND and the ground wire E provided on the power supply board 202 shown in FIG. Grounded.
[0078]
Further, as shown in FIG. 11A, the belt relay board 364C has metal mounting screws 368 inserted through the mounting holes 364a formed at the four corners thereof facing outward from the outer surface of the belt mounting plate 315C. Are attached to the belt attachment plate 315 by screwing into and fastening to four metal attachment bosses 371 projecting therefrom. Further, as shown in FIG. 11B, a connector 372 for connecting a wiring for connecting to the game control board 200 is provided on the outer surface of the belt relay board 364C, and the connector 372 is provided on the connector 372. A wiring pattern 369 is formed between the ground line GND and the mounting hole 364a.
[0079]
Therefore, by attaching the belt relay board 364C to the attachment boss 371, the lower surface of the head of the attachment screw 368 comes into contact with the wiring pattern 369. Therefore, the belt attachment plate 315 includes the metal attachment boss 371, the attachment screw 368, Conduction is made to the ground line GND of the connector 372 via the wiring pattern 369.
[0080]
Returning to FIGS. 5 and 6, a mounting piece 319 is formed upward at a predetermined location on the upper surface of the front end of the upper plate 312, and a mounting piece 322 is mounted at a predetermined location on the lower surface of the bottom plate 313 near the front. It is formed downward. These mounting pieces 319 and 322 come into contact with the front surfaces of front end pieces 323 and 324 formed at the front ends of the upper surface plate and the lower surface plate of the housing box 311 when housed in the housing box 311. In the contact state, the rotating claws 317 provided corresponding to the accommodation positions of the respective belt units 310L, 310C, 310R on the front surfaces of the front end pieces 323, 324 hold the housing box 311 so as not to deviate from the accommodation box 311. It has become.
[0081]
The rotating claw 317 has a holding position for holding the mounting pieces 319 and 322 around a shaft member 318 (see FIG. 6) provided on the front surface of the front end pieces 323 and 324, and a holding position for allowing the rotating claw 317 to be removed from the housing box 311. Since it is pivotally attached to the release position, the belt units 310L, 310C, 310R can be easily assembled and removed without using a tool or the like.
[0082]
The holding means for holding the belt units 310L, 310C, and 310R in the housing box 311 is not limited to the rotating pawls 317, and can be variously deformed, for example, mounting screws. Then, it is also possible to use a device capable of holding and releasing the holding manually without using a tool or the like, for example, a wing nut or a rivet.
[0083]
As shown in FIG. 5, a plurality of heat-dissipating slits 329 for releasing heat inside the unit to the outside are formed on the rear side of the upper plate 312, and also on the rear side of the upper surface of the housing box 311. , A plurality of heat dissipation slits 330 are formed at locations corresponding to the respective heat dissipation slits 329.
[0084]
In the belt unit 310C, a driving pulley 331 as a driving rotator for rotating the belt 51C shown in FIG. 6, and a plurality of driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d' and 333a as driven rotators. To 333f, 333a ′ to 333f ′, an illumination unit 362 as an illumination device including a belt lamp 55C, and a belt sensor 56C.
[0085]
Each part will be described in detail. First, as shown in FIG. 8, the driving frame 338 that forms a guide surface for guiding the belt 51C and the driving shaft 344 of the belt motor 54C as driving means are inserted through the driving pulley 331. The two driving pulleys 331a and 331b each include an attachment plate 342 having an insertion hole 345 formed substantially at the center, and a plurality of ribs 343 connecting the annular frame 338 and the attachment plate 342. The plates 342 are attached to each other and integrated. The driving pulleys 331a and 331b are formed of a polyacetal resin material, and outwardly protruding locking pieces that fit into a plurality of locking holes 339 (see FIG. 4) formed in the belt 51C are formed on the outer peripheral surface of the annular frame 338. 341 are formed at predetermined intervals in the circumferential direction.
[0086]
The mounting plate 342 is formed with an insertion hole 348 through which a positioning pin 347 protruding from a disk-shaped bearing 346 fixed to the drive shaft 344 of the belt motor 54C is inserted, and positioning is performed in the insertion hole 348. In a state where the pin 347 is inserted and positioned, the fixing screw 349 is inserted into an insertion hole (not shown) formed in each of the two mounting plates 342 and screwed into the bearing 346 from the left side in FIG. The pulleys 331a and 331b can be fixed to the bearing 346.
[0087]
The bearing 346 is made of a metal material, and the heat generated by the belt motor 54C is released through the bearing 346, so that the heat can be transmitted to the drive pulley 331 made of resin as much as possible. The driving pulley 331 is effectively prevented from being deformed. An annular flange portion 350 is formed along the periphery on the back surface side of the bearing 346, and has a U-shape of a motor sensor 57 </ b> C which is a photo sensor attached to a predetermined portion of an attachment piece 351 screwed to the belt motor 54 </ b> C. A detection unit is provided so as to sandwich the flange 350. A notch 350a is formed at a predetermined position in the flange 350, and the driving state of the drive shaft 344 is detected by detecting the notch 350a by the motor sensor 57C. Note that, without forming such a flange portion 350, a convex portion for detecting a rotational position may be provided at a position corresponding to the cutout portion 350a.
[0088]
The outer diameter of the disc-shaped mounting plate 342 is smaller than the inner diameter of the annular frame 338 that guides the outer surface of the belt 51C, and the ribs 343 are provided to be inclined toward the smaller-diameter mounting plate 342. . As a result, only the outer peripheral surface of the annular frame 338 of the drive pulleys 331a and 331b abuts on the left and right edges of the outer surface of the belt 51C to be hung, so that the outer surface of the belt 51C extends across the width in the drive pulleys 331a and 331b. There is no possibility that the outer surface of the belt 51C is damaged by the guide, so that the arranged symbols (display information) are not easily seen by the scratch.
[0089]
The belt motor 54C protrudes outward from the belt mounting plate 315 by inserting a fixing screw 354 from the pedestal 352 side in a state where a heat sink 353 made of a metal material is sandwiched between the pedestal 352 and the belt mounting plate 315. The nut 355 is screwed into the end of the fixed screw 354 and fastened to the inner surface of the belt mounting plate 315, and the heat generated by the belt motor 54C is released through the heat radiating plate 353. The structure is such that transmission of heat to the belt mounting plate 315 constituting a part of the belt unit 310C is minimized. As described above, since the heat generated by the belt motor 54C is effectively released through the radiator plate 353, the belt mounting plate 315 thermally expands, and the belt motor 54C causes heat dripping or the like, which hinders rotation. Is prevented as much as possible. Note that such a heat radiating plate 353 may be provided outside the belt mounting plate 315.
[0090]
The driven pulleys 332a to 332d and 333a to 333f are rotatably mounted on the inner surface of the left belt mounting plate 316, respectively, and the driven pulleys 332a 'to 332d' and 333a 'to 333f' are mounted on the right belt mounting plate. 315 are rotatably attached to the inner surface. More specifically, each of the driven pulleys 332a to 332d, 332b 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' are each formed of a polyacetal resin material. Further, of the plurality of driven pulleys 332a to 333f ', one driven pulley 332a' provided on the right belt mounting plate 315 is made of conductive aluminum.
[0091]
Specifically, as shown in FIG. 7, the driven pulleys 332a to 332d are connected to a metal horizontal shaft 356 extending inward from the inner surface of the left belt mounting plate 316, and a metal ball bearing B as a rolling bearing. The driven pulleys 332 a ′ to 332 d ′ are provided rotatably in the vertical direction via a metal shaft 356 ′ extending inward from the inner surface of the right belt mounting plate 315 as a rolling bearing. It is provided rotatably in the vertical direction via a metal ball bearing B (see FIG. 6 for the driven pulleys 332c, 332c ', 332d, 332d').
[0092]
The driven pulleys 333a to 333d are connected to a horizontal shaft 336 provided to extend inward from a mounting plate 335 mounted on the inner surface of the left belt mounting plate 316 via mounting screws 334 via a ball bearing B as a rolling bearing. The driven pulleys 333a 'to 333d' extend inward from a mounting plate 335 'mounted on the inner surface of the right belt mounting plate 315 via mounting screws 334'. The horizontal shaft 336 'provided as described above is rotatably provided in a vertical direction via a ball bearing B as a rolling bearing.
[0093]
The driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 332f, 333a 'to 333f', and the driving pulley 331 in this embodiment rotate and stop in response to a start operation or a stop button operation by the player. Since the belt 51C is repeatedly in contact with the belt 51C, frictional resistance is generated when the belt 51C rotates and stops, and static electricity may be generated. If the belt 51C is electrified by static electricity, dust, dust, dirt, and the like are likely to adhere thereto, and long-term use may hinder the visibility of display information (symbols and the like) arranged on the belt 51C. In the slot machine 1 of the present invention, since the driven pulley 332a 'around which the belt 51C is stretched and the horizontal shaft 356' and the ball bearing B are formed of conductive members such as aluminum having conductivity, the belt 51C has The charged static electricity can be released to the belt mounting plate 315 via the driven pulley 332a ', the horizontal shaft 356', and the ball bearing B, and can be released from the belt mounting plate 315 by using the ground line GND of the belt relay board 364C. You can do it.
[0094]
In addition, since a load is applied when the belt 51C is stretched, the belt 51C is made of a polyacetal resin material having high self-lubricating properties and fatigue resistance, but the material is not limited to the above-mentioned polyacetal resin. In addition, in order to minimize the resistance when the locking portion is fitted, in this embodiment, the locking portion is not provided. However, the locking portion may be provided. In addition, although a ball bearing which is a rolling bearing is used to effectively reduce frictional resistance, a sliding bearing may be applied if it is rotatably provided, or a bearing may not be used. You may.
[0095]
As shown in FIG. 7, the left and right driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 332f, 333a 'to 333f' have horizontal axes 356, 356 'and 336, 336', respectively. Since the left and right opposed shaft centers are separately provided on the belt mounting plates 315 and 316 so as to be located on the same straight line facing the horizontal direction, the pair of left and right driven pulleys 332a to 332d and the driven pulley 332a 'to 332d', and driven pulleys 333a to 332f and driven pulleys 333a 'to 333f' rotatably support both edges in the width direction of the inner surface of the belt 51C.
[0096]
Also, the left side belt mounting plate 316 end on the outer peripheral surface of the driven pulleys 332a to 332d and the right belt mounting plate 315 side end on the outer peripheral surface of the driven pulleys 332a 'to 332d' are directed outward. Since the annular flange portions F whose diameters are increased are formed, displacement in the width direction during the rotation of the belt 51C (meandering of the belt 51C) is prevented. The location where the flange portion F for preventing such displacement is formed is not particularly limited, and may be formed on all the driven pulleys. The location and number of the flange portion F are arbitrary. .
[0097]
The driven pulleys 322a and 322a 'made of aluminum among the horizontal shafts 356 and 356' have elongated holes 367 '(of the horizontal shaft 356) shown in FIG. The elongated hole is provided movably inward along a not-shown portion, and is a tension pulley (rotating member for tensioning) capable of adjusting the tension of the belt 51C and loosening the tensioned belt 51C. ), The belt 51C can be easily attached and detached.
[0098]
The driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 332f, 333a 'to 333f' and the driving pulley 331 are disposed at predetermined positions on the left and right belt mounting plates 315 and 316, respectively. In detail, as shown in FIG. 6, driven pulleys 332a and 332a 'are disposed in front of the upper portions of the belt mounting plates 315 and 316, and driven pulleys 332d and 332d' are disposed in the rear thereof. Driven pulleys 332b and 332b 'are disposed at the front, and driven pulleys 332c and 332c' are disposed at the rear. The driven pulleys 332a and 332a 'are disposed slightly behind the driven pulleys 332b and 332b', and a plurality of driven pulleys 332a and 332a 'are provided between the upper front driven pulleys 332a and 332a' and the lower front driven pulleys 332b and 332b '. Followed pulleys 333a to 333f, 333a 'to 333f' are arranged.
[0099]
The driven pulleys 333a to 333f, 333a 'to 333f' are arranged such that the driven pulley located below is located forward of the driven pulley located above it, that is, on the transparent window 14 side (the left side in FIG. 6), and The belt 51C to be hung is disposed at a position corresponding to the see-through window 14 of the game panel 6 provided in front thereof so as to form a substantially arc shape in a side view from the upper rear to the lower front.
[0100]
As described above, between the upper driven pulleys 332a and 332a 'and the lower driven pulleys 332b and 332b', a visual recognition area in which at least the player can visually recognize the symbol arranged on the belt 51C through the transparent window 14, that is, the transparent area The driven pulleys 333a to 333f, 333a 'to 333f' are such that the belt 51C stretched across the position facing the window 14 has a substantially arc shape in a side view and is inclined forward from the upper side to the lower side. Is arranged, it is possible for the player to see from the see-through window 14 that the belt 51C is rotating three-dimensionally.
[0101]
As shown in FIG. 6, the belt 51C extends from the upper rear position to the lower front position in the viewing area (the see-through window 14) so as to form a substantially arc shape in side view. Thereby, the visual recognition area expands toward the upper rear position, and when the drive pulley 331 is rotated clockwise in FIG. 6, the player moves from the upper rear position to the lower front position in the visual recognition area. Since the period in which the symbol as the display information moving toward the display information can be visually recognized is increased, the visibility of the symbol at the top of the effective display area Y is effectively increased.
[0102]
Specifically, from the perspective window 14, the symbol appears to move from above to below, but above the perspective window 14, the symbol gradually moves downward from back to front. Since the symbols can be seen, and the symbols do not suddenly appear and pass from above the see-through window 14, the visibility of the symbols is enhanced.
[0103]
In the case of the variable display device 50 with the belt 51 stretched in this way, as in the slot machine 1 of the present embodiment, the player particularly operates a stop operation means (stop button 40L, 40C, 40R) or the like for a symbol to be variably displayed. When applied to a gaming machine that requires a symbol stop operation technique such as operating to stop on a predetermined winning line via a player, the player can easily push the target symbol It is more preferable.
[0104]
When the player's line of sight is located above the see-through window 14 as shown in FIG. 6, the belt 51C is stretched so as to move vertically from above to below along the see-through window 14. In comparison with the above, the visibility of the symbols in the upper part of the see-through window 14, that is, in the upper / middle region in the variable display part is remarkably improved.
[0105]
Further, the rear driven pulleys 332c, 332c 'are disposed at substantially the same height as the driven pulleys 332b, 332b' disposed at the same height as the lower end of the see-through window 14, and the belt 51C is driven by the driven pulley. Since it is folded back at a steep angle around 332b, 332b ', the area where the player does not need to visually recognize the symbol, that is, without extending the belt 51C below the effective display area Y, The vertical width of the belt unit 310C is made as short as possible to make it compact and the variable display device 50 can be installed in a space-efficient manner.
[0106]
In addition, by guiding the visual recognition area of the belt 51C where the player can visually recognize the symbols by the plurality of driven pulleys 333a to 333f, 333a 'to 333f', a large-diameter driven pulley or a substantially arc-shaped guide in side view is provided. The contact area between the belt 51C and the driven pulley is smaller than that in the case where the guide is performed using a piece or the like, and a large load is not applied to the belt motor 54C. Since the plurality of driven pulleys 333a to 333f and 333a 'to 333f' are unitized by being integrated with the mounting plates 335 and 335 ', respectively, the mounting plates 335 and 335' are respectively attached to the belt mountings 315 and 316. Just by attaching, multiple pulleys can be assembled at once.
[0107]
As shown in FIGS. 6 and 7, an illumination unit 362 as an illumination device having three belt lamps 55C is provided between the left and right driven pulleys 333a to 333f and 333a 'to 333f'. The lighting unit 362 is formed with three accommodation chambers 363a, 363b, and 363c that separately divide the three belt lamps 55C into upper, middle, and lower tiers. It is possible to separately irradiate the area corresponding to each one. In addition, as shown in FIG. 7 in particular, the illumination unit 326 is formed so that the left-right width is slightly smaller than the length between the tips of the horizontal axes 356, 336 and the horizontal axes 356 ′, 336 ′. I have.
[0108]
As described above, at least a region corresponding to the see-through window 14, that is, at least a visible region of the belt 51C where the player can visually recognize the symbol, a pair of left and right driven pulleys 333a to 333f, 333a 'to 333f' and Since the pair of left and right horizontal shafts 336, 336 'for rotatably supporting are formed separately and provided separately on the inner surfaces of the left and right belt attachments 315, 316, the plurality of driven pulleys 333a to 333f, 333a' are provided. Even if the illumination unit 326 is provided between the arrangement positions of 〜333f ′, irradiation light from the belt lamp 55C is not blocked by the driven pulley or the horizontal shaft.
[0109]
The drive pulley 331 is disposed between the upper driven pulleys 332d and 332d 'and the lower driven pulleys 332c and 332c'. Specifically, the drive shaft 344 is moved vertically so that the rearmost end (the right end in FIG. 6) of the annular frame 338 does not protrude rearward from the rearmost ends of the upper and lower driven pulleys 332d, 332d 'and 332c, 332c'. The driven pulleys 332d, 332d 'and 332c' are located inside the horizontal axes 356, 356 ', 336 and 336' of the driven pulleys 332d, 332d 'and 332c', and the upper and lower ends thereof and the upper and lower driven pulleys 332d, 332d 'and 332c. 332c 'are arranged so as to be separated from the upper and lower ends by a predetermined distance.
[0110]
The belt 51C shown in FIG. 4 is made of a transparent base material made of a polyethylene terephthalate resin material, and is printed in white as a base color in a region other than the design on the outer surface thereof. On the inner surface of the base material, in a region other than the light-transmitting region corresponding to the pattern, a black non-light-transmitting paint containing a conductive material such as a metal material or carbon is deposited, A conductive layer made of a material having conductivity is formed on the inner surface layer of the belt 51C.
[0111]
Therefore, the irradiation light from the belt lamp 55C disposed on the inner surface side of the belt 51C is transmitted only in the light-transmitting region, and only the symbols are easily seen. In addition, since the black non-translucent paint containing the conductive material is deposited on the inner surface of the belt 51L, even if friction occurs due to contact between the belt 51C and the guide member, the belt 51C is kept in contact. In addition to being less likely to be charged, the conductive layer formed on the inner surface of the belt 51C makes it harder for dust and dirt to adhere to the outer surface compared to the inner surface. The appearance and appearance of the outer surface of the belt 51C are not impaired.
[0112]
The belts 51L, 51C and 51R as the belt-shaped variable display members in the present embodiment are made of a polyethylene terephthalate resin material. For example, the belts 51L and 51C are made of a base material containing a conductive material in advance. , 51R. The belts 51L, 51C, and 51R are antistatic members that have been subjected to antistatic treatment by being conductive. However, the present invention is not limited to this. It is also possible to provide an antistatic member that has been subjected to an antistatic treatment by using a material that is hardly charged, such as a resin material into which an antistatic agent (for example, a surfactant or the like) is kneaded. If the belts 51L, 51C, 51R are made of an antistatic member, it is possible to minimize the electrostatic charge that causes dust, dirt, dust and the like to adhere to the belt.
[0113]
Further, the above-described antistatic treatments are not limited to those performed on the entire belt-shaped variable display member, but also include those that are partially performed, for example, portions that can come into contact with the guide member. .
[0114]
The belt 51C is formed in a belt shape having a predetermined length, and is formed in an endless shape by overlapping and bonding a part of both ends in the longitudinal direction to each other. Further, since the reference mark M as a detected portion for detecting the belt position is made of black non-transparent paint printed on the front and back sides of the belt 51C, dust and dirt adhere to the belt 51C. As a result, erroneous detection of the rotational position, which would cause detection of a portion other than the reference mark M as the detected portion, is prevented, and the closest symbol from the seam of the belt 51C in the rotational direction (this embodiment) In the example, it is provided on the side of “black 7” in SEQ ID NO: 21 in FIG.
[0115]
Such a belt 51C is shown in FIG. 6 on the peripheral surfaces of a driving pulley 331 provided in the belt unit 310 and driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f'. And so on.
[0116]
More specifically, the endless belt 51C is stretched around the outside of the driven pulleys 332a to 332d, 332a ′ to 332d ′, 333a to 333f, and 333a ′ to 333f ′ and the inside of the driving pulley 331. That is, the left and right edges of a part of the outer surface of the belt 51C are stretched so as to abut on the outer peripheral surface of the annular frame 338 of the drive pulley 331 as a concave guide member.
[0117]
As described above, a part of the outer surface of the belt 51 </ b> C stretched between the driven pulleys 332 d and 332 d ′ and the driven pulleys 332 c and 332 c ′ is stretched by the driving pulley 331 so as to be largely depressed inward. Since the rotation area of the 51C is effectively narrowed and the vertical and horizontal widths of the device are greatly reduced, as shown in FIG. 3, the variable display device 50 is efficiently installed inside the slot machine 1 as a gaming machine. Can be installed well. In addition, since the outer surface of the rear part of the belt 51 </ b> C stretched is stretched inward by the drive pulley 331, the belt 51 </ b> C is stretched so as to recess a part of the belt 51 </ b> C other than the visual recognition area of the design. The visibility of the design is not impaired.
[0118]
In addition, since the driving guide pulley 331 serves as the concave guide member that is depressed inward, the belt motor 54C as a driving unit can be efficiently accommodated in the belt-shaped variable display device 50. Further, the driving pulley 331 has a larger diameter than the other driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f', so that the belt 51C is driven by the belt motor 54C. Power can be transmitted efficiently.
[0119]
Further, a portion of the belt 51C extending between the driving pulley 331 and the upper driven pulleys 332d and 332d ', and a portion extending between the driving pulley 331 and the lower driven pulleys 332c and 332c'. However, since the driven pulleys 332d, 332d ', 332c, 332c' and the driving pulley 331 are arranged so as to open outward, the belt 51C is stretched or hung on the driving pulley 331 having the locking piece 341. Handing over work can be performed easily.
[0120]
Further, in a state where the belt 51C is stretched, the driving pulley 331 is locked in a plurality of locking holes 339 on the left and right sides in the width direction in a portion wound around a part of the peripheral surface of the driving pulley 331 in the belt 51C. The engagement of the pieces 341 prevents slippage of the belt 51C when the drive pulley 331 rotates, so that the rotational force of the drive pulley 331 is efficiently transmitted to the belt 51C. Further, both ends in the width direction at a plurality of locations on the inner surface of the belt 51C are rotatably supported by a pair of left and right driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f'.
[0121]
As described above, the endless belt 51C that is stretched between the driving pulley 331 and the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' while applying a predetermined tension is As the belt motor 54C is driven to rotate the driving pulley 331, the driving pulley 331 moves in the direction indicated by the arrow in FIG. 6 and rotates in the vertical direction.
[0122]
In the present embodiment, the belt 51C makes one rotation when the drive pulley 331 makes two rotations, and the belt motor 54C, which is a stepping motor, makes one rotation in 168 steps × 2. The game control unit (not shown) determines whether or not the belt 51C has actually made one rotation based on the detection of the reference mark M by the belt sensor 56C.
[0123]
In addition, the game control unit determines at the same time whether the belt motor 54C itself, which is a stepping motor, is normally driven based on the detection of the notch 350a of the bearing 346 by a motor sensor 57C different from the belt sensor 56C. I am to judge.
[0124]
In the belt unit 310C configured as described above, the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, 333a 'to 333f' and Since a large load is not applied to the belt 51C stretched over the driving pulley 331, not only the driven pulley itself is not damaged, but also a plurality of sets of driven pulleys are in a left-right paired state, and Since the belts are separately attached to the belt attachments 315 and 316 to separately support both ends in the width direction of a predetermined portion of the belt 51C, the contact area is larger than in the case where the belt is rotationally supported across the width of the belt as in the related art. As a result, the load on the belt motor 54C for rotating the belt 51C is effectively reduced. In addition, since the irradiation light from the belt lamp 55C provided between the pair of left and right driven pulleys is not blocked by the driven pulley or the horizontal shaft, the driven pulley can be provided near the irradiation area of the belt 51C.
[0125]
In addition, driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' as driven rotating bodies are separately provided on the left and right belt mounting plates 315 and 316. The belt pulleys 333a to 333f and 333a 'are arranged without arranging a belt lamp 55C as an illumination device between the 333a to 333f and 333a' to 333f ', and without blocking the irradiation light from the belt lamp 55C by a driven pulley or a horizontal shaft. To 333f ', so that the degree of freedom of arrangement of the lighting device and the driven rotating body is improved.
[0126]
Further, in the belt-shaped variable display device 50, the concave guide member that is stretched so as to largely indent a part of the outer surface of the belt 51C inward corresponds to one drive pulley 331. A plurality of concave guide members may be arranged at a plurality of locations, and may be stretched so as to indent a plurality of locations on the outer surface of the belt 51C inward. In this case, the apparatus can be made more compact. .
[0127]
The variable display device 50 configured as described above generates heat from the belt motor 54C and the belt lamp 55C by turning on the power and repeatedly driving and stopping the belt 51C. As the variable display device 1 is used for a long time, the temperature of the variable display device 50 is increased by heating, and the belt mounting plates 315 and 316 and the belt 51C thermally expand.
[0128]
FIG. 12 is a conceptual diagram showing a state when the variable display device 50 (belt unit 310C) thermally expands. For example, as described above, the temperature of the belt unit 310C rises, and the belt mounting plates 315 and 316 made of aluminum are used. Are thermally expanded, as shown by the arrows in the figure, the drive pulley 331 and the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f arranged on the belt mounting plates 315 and 316. 'Moves so as to spread outward, and excessive tension is applied to the belt 51C, so that a load is applied to the rotation.
[0129]
However, in the variable display device 50 according to the present embodiment, as described above, the driving pulley 331 and the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' that guide the belt 51C. The left and right belt mounting plates 315 and 316 having are made of aluminum, and the belt 51C is made of a polyethylene terephthalate resin material. In particular, the polyethylene terephthalate resin material constituting the belt 51C is made of a low thermal expansion material ( For example, by blending a glass filler or the like, the coefficient of thermal expansion is reduced so as to approach the coefficient of thermal expansion of aluminum, and the coefficient of linear thermal expansion of the belt mounting plates 315 and 316 and the belt 51C is substantially the same. ing.
[0130]
Specifically, the coefficient of linear thermal expansion of aluminum used to form the belt mounting plates 315 and 316 used in this embodiment is about 24 × 10 -6 / ° C., and the coefficient of linear thermal expansion of the polyethylene terephthalate resin material used in forming the belt 51C (glass fiber reinforced PET is taken as an example in this embodiment) is about 25 × 10 -6 / ° C.
[0131]
Therefore, for example, when the variable display device 50 (belt unit 310C) is heated and the belt 51C thermally expands, the left and right belt mounting plates 315 and 316 thermally expand at substantially the same rate as the linear thermal expansion coefficient of the belt 51C. Therefore, it is possible to prevent the belt 51C from being applied with an excessive tension and a load applied to the rotation of the belt 51C. Conversely, when the temperature of the variable display device 50 decreases, the belt mounting plates 315 and 316 contract and the tension of the belt 51C decreases, and the belt 51C may be bent. The belt 51C can be prevented from being bent by making the linear thermal expansion coefficients of the belts 51C substantially the same.
[0132]
The belt unit 310C described above and the belt units 310L and 310R, which are configured substantially similarly to the belt unit 310C, are arranged side by side in a housing box 311 as a unit member, as shown in FIG. When the rotating claws 317 rotatably provided on the front surfaces of the front end pieces 323 and 324 are rotated toward the mounting piece 319 as described above, the belt units 310L and 310C are integrated. , 310R are held irreversibly.
[0133]
Further, as shown in FIG. 2, the housing box 311 in which the belt units 310 </ b> L, 310 </ b> C, and 310 </ b> R are incorporated, sees through the mounting plate 380 with the mounting plate 380 opened from the rear surface of the front door 2. It fits from the front into the installation opening 385 formed at the location corresponding to the window 14, and is attached by pushing it back until the rear surface of the front end piece 323 contacts the front surface of the mounting plate 380. . Near the upper and lower edges of the installation opening 385 on the front surface of the mounting plate 380, there are provided rotating pawls 387 for holding the front end pieces 323 and 324, and the rotating pawl 387 is a shaft member 318 (see FIG. 6). Is pivotally mounted between a holding position for holding the front end pieces 323 and 324 around the center and a holding release position for allowing removal from the housing box 311, so that the housing box 311 is assembled and taken out. The work can be easily performed without using a tool or the like.
[0134]
As described above, the housing box 311 that houses the belt units 310L, 310C, and 310R that constitute the variable display device 50 is rotatably pivotally attached to the frame 4 that is a predetermined portion of the main body of the gaming machine. Since it can be attached by fitting from the front into the installation opening 385 formed on the attachment plate 380 to which various parts and devices can be attached, simply opening the front door 2 allows the belt units 310L, 310C, Assembling and removing work of 310R can be easily performed. Therefore, the exchange work at the time of model change or the like can be easily performed, and only the variable display device 50 can be exchanged. Therefore, the mounting plate 380 constituting the main body of the slot machine 1 can be shared among a plurality of models. Can be used repeatedly.
[0135]
As described above, in the slot machine 1 according to the embodiment of the present invention, the belts 51L, 51C, 51R include the driving pulley 331, the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, 333a 'to The static electricity generated by the sliding guide 333f 'can be reliably released to the grounded belt mounting plate 315 via the driven metallic pulley 332a' and the horizontal shaft 356 '. In addition, the charging of the belt 51C is prevented, so that dust and dirt do not easily adhere to the belts 51L, 51C, 51R, and the visibility of the symbols arranged on the belts 51L, 51C, 51R is not hindered.
[0136]
In particular, as described in Patent Literature 3, by separately providing a brush member for releasing static electricity charged on the belt 51C, the number of components and the assembly process for manufacturing the gaming machine increase, and the manufacturing cost increases. However, without complicating the structure, static elimination can be performed by using a pulley as a guide member for rotatably slidingly guiding the belt 51C.
[0137]
Also, the static electricity charged on the belts 51L, 51C, 51R is used to control the belt sensors 56L, 56C, 56R and the belt motors 54L, 54C, 54R used for controlling the driving of the belt units 310L, 310C, 310R, and to control the electric components. A game control board 200 provided with a game control unit to be connected to the belt relay board 364L, 364C, and 363R provided for relaying can be released using a ground line GND provided on a belt mounting plate. The wiring can be simplified as compared with a case where a ground wire or the like is separately provided at 315 and directly grounded, so that the number of parts can be omitted and cost can be reduced.
[0138]
In this embodiment, the electronic components of the variable display device 50, such as the belt motors 54L, 54C, 54R and the belt sensors 56L, 56C, 56R, and the game control board 200 provided with the game control unit for controlling the game. The static electricity charged on the belts 51L, 51C, and 51R was released using the ground lines GND provided on the belt relay boards 364L, 364C, and 364R attached to the attachment plate 315 that relays the wiring of According to the present invention, as long as the control board controls the variable display device 50, a ground line provided on a control board other than the game control board 200 for controlling the game may be used.
[0139]
In addition, the belt attachment plate 315 in this embodiment is indirectly grounded via the game control board 200 and the power supply board 202 connected to the game control board 200 and grounded via the ground wire E. However, the belt mounting plate 315 as the mounting means in the present invention may be indirectly grounded via another substrate or the like as described above, or may be directly grounded to the ground by a ground wire or the like. Is also good.
[0140]
In addition, even if it is not directly or indirectly grounded, if it is possible to discharge the static electricity charged on the electric components of the variable display device, some reference point as a substitute for the ground, for example, the electric components of the variable display device Of the slot machine 1 or a discharge body (for example, a metal frame plate or the like provided in the housing) that is not grounded to the ground on a game machine installation island or the like where the slot machine 1 is installed. The present invention also includes a device configured to discharge by natural discharge or the like via the discharger.
[0141]
Further, the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' that slide and guide the belts 51L, 51C, and 51R are configured by pulleys that are rotating bodies. Since the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f' rotate in accordance with the rotation of the 51L, 51C, and 51R, the belt 51C and the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d rotate. , 333a to 333f, and 333a 'to 333f', the charging of the belts 51L, 51C, 51R can be minimized.
[0142]
Further, of the driving pulley 331 and the driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a 'to 333f', the belt is movable with respect to the belt mounting plate 315 to stretch the belt 51C. The driven pulley 322a ', which is a tension pulley (rotating body for tensioning) provided, is made of aluminum, and static electricity charged on the belts 51L, 51C, 51R is released from the driven pulley 322a' to the belt mounting plate 315. Even if the belts 51L, 51C, and 51R deteriorate over time, the driven pulley 322a 'can be reliably contacted with the belts 51L, 51C, and 51R to remove electricity.
[0143]
In this embodiment, the driven pulley 322a ', which is a tension pulley, is made of aluminum, and static electricity charged on the belts 51L, 51C, 51R is released from the driven pulley 322a' to the belt mounting plate 315. However, the present invention is not limited to this. Needless to say, pulleys other than pulleys for tensioning, horizontal shafts and ball bearings are made of a conductive material such as aluminum, and are variable through the pulleys and the horizontal shafts. The static electricity of the display member may be released to the belt mounting plate 315.
[0144]
Although the position of the pulley serving as the conductive member is arbitrary, for example, a driven pulley 332d ′ disposed above the driving pulley 331 where friction with the belt is likely to occur, that is, a belt passing through the driving pulley 331 If the driven pulley that slides and guides at the position closest to the drive pulley 331 is made of a conductive member, it is possible to eliminate electricity in the vicinity of a place where friction is likely to occur.
[0145]
In the present embodiment, one driven pulley 322a 'provided on one belt mounting plate 315 is formed of a conductive member, but, for example, the other driven pulley disposed opposite to the driven pulley 322a'. If 322a is also made of a conductive member, the charge can be removed from both sides in the width direction of the belt, and the charge removal effect can be effectively enhanced. Further, a plurality or all of the pulleys may be formed of a conductive member.
[0146]
Although not shown in detail, for example, instead of the driven pulley 332c, 332c 'or 332d, 332d' behind the belt unit, which does not affect the visual recognition of the belt from the variable display unit, the belt traverses the width direction of the belt. By forming the guide member with one guide roller disposed as described above, the area of sliding contact with the belt increases in the width direction of the belt, so that the static elimination effect can be effectively increased.
[0147]
In addition, the driven pulley 322a ', the horizontal shaft 356', the ball bearing B, and the belt mounting plate 315 have predetermined strength and are made of lightweight aluminum. And other materials such as a metal material or a resin material.
[0148]
In addition, the driven pulley 322a ', the horizontal shaft 356', the ball bearing B, and the belt mounting plate 315 are all made of a conductive member (aluminum), but the present invention is not limited to this. However, for example, if it is configured such that static electricity charged on the belt can be released to the belt mounting plate 315 via the driven pulley 322a ', it is not necessary that all the members are formed of conductive members. Instead, for example, by forming a conductive layer that is electrically conductive between these members on a part of each of the driven pulley 322a ′, the horizontal shaft 356 ′, and the belt mounting plate 315, the belt and the belt mounting plate are connected. It may be electrically connected.
[0149]
In addition, such a belt-shaped variable display device 50 can start a game by setting a bet amount on a pachinko ball, which is a game ball, as a game medium for one game as described above, and the display state can be changed. The game is ended by displaying and displaying the display result of the variable display device 50 capable of changing the game, and the slot machine 1 other than the slot machine 1 capable of generating a predetermined prize according to the display result of the variable display device 50 The present invention is also applicable to variable display units provided in various game machines. Specifically, the present invention can be applied to a pachinko machine capable of playing a game by using a game ball (pachinko ball) as a predetermined value.
[0150]
The variable display device provided in the pachinko machine can include an endless belt rotatably stretched similarly to the above-described belt-shaped variable display device 50, and is formed, for example, in the center of a game area on a game board. It can be mounted by fitting it into the installation opening from the front of the front door and holding it appropriately by holding means.
[0151]
Further, in the belt-shaped variable display device of the present invention, a game (game) can be started by setting a bet number on a medal which is a game medium as a predetermined value for one game, and the display state is changed. The display result of the variable display device that can be caused to be derived is displayed, and one game is completed, and the present invention can be applied to a medal-type slot machine that can generate a predetermined prize according to the display result of the variable display device. is there.
[0152]
The medal-type slot machine differs from the slot machine 1 only in that a medal is used instead of a pachinko ball, which is a game ball, as a game medium used for setting the number of bets, and other configurations and game methods are almost the same as the slot machine 1. Therefore, a detailed description is omitted.
[0153]
Also in the medal-type slot machine, the variable display device having the endless belt rotatably stretched similarly to the variable display device 50 is formed on a front door in a housing in which various parts and various devices are arranged. What is necessary is just to install in the place corresponding to the provided see-through window, and it is applicable.
[0154]
In addition, a predetermined value at which a game can be executed in a slot machine using a pachinko ball as a gaming machine to which the present invention can be applied, a medal-type lot machine, a pachinko machine, and the like, includes a gaming ball (pachinko ball) as a game medium and It is not limited to medals and the like, but includes the number of game balls (pachinko balls) stored in the storage unit inside the slot machine 1 and credits corresponding to the number of medals as the value (valuable value) owned by the player. .
[0155]
Each element in the above embodiment corresponds to the present invention as follows.
[0156]
According to claim 1 of the present invention, a game can be executed using a predetermined value, a predetermined game value can be given based on the result of the game, and a plurality of display information (design) is displayed. A gaming machine (slot machine 1) including a variable display device (50) in which the display information is variably displayed by moving a variable display member (belts 51L, 51C, 51R) arranged,
The variable display device,
Guide members (drive pulley 331, driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, 333a 'to 333f', horizontal shafts 356 and 356 ', ball bearing B) for slidingly guiding the variable display member. ,
Mounting members (belt mounting plates 315, 316) on which the guide members are provided,
At least a part of the guide member that slides on the variable display member and the mounting member are formed of a conductive member (aluminum), and the variable display member and the mounting member are electrically connected to each other via the guide member. The mounting member was grounded.
[0157]
Claim 2 of the present invention is a control board (game control board 200) provided with control means (game control unit) for controlling the variable display device,
A relay board that relays wiring (365C, 366C) between the electric components (belt sensors 54L, 54C, 54R, belt motors 56L, 56C, 56R) used for drive control of the variable display device (50) and the control board. Belt relay boards 364L, 364C, and 364R).
The mounting members (belt mounting plates 315 and 316) were grounded (grounded) via a ground line (GND) provided on the relay board.
[0158]
According to a third aspect of the present invention, the variable display member includes an endless belt (51L, 51C, 51R).
The guide member includes a plurality of rotating bodies (drive pulleys 331, driven pulleys 332a to 332d, 332a 'to 332d', 333a to 333f, and 333a ') rotatably disposed on the mounting members (belt mounting plates 315 and 316). 333f ′, horizontal shafts 356, 356 ′, ball bearing B), and at least one of the plurality of rotating bodies (driven pulleys 332a, 332a ′, horizontal shafts 356, 356 ′, ball bearing B). ) Was made of a conductive member (aluminum).
[0159]
According to a fourth aspect of the present invention, the belts (51L, 51C, 333a 'to 333f', 333a to 333f, 333a to 333d, 333a to 332d, 332a to 332d, 333a to 333d, 51R) is formed of a conductive member (aluminum) for a stretching rotating body (driven pulleys 332a, 332a ′, horizontal shafts 356, 356 ′, ball bearing B) for stretching.
[0160]
According to a fifth aspect of the present invention, in the variable display device (50), position detecting means (belt sensors 56L, 56C, 56R, and a reference mark M) for detecting a rotational position of the belt (51L, 51C, 51R). With
The position detecting means includes a detected portion (reference mark M) marked on the belt;
A detection sensor (belt sensors 56L, 56C, 56R) for detecting the detected portion;
It is composed of
[0161]
According to a sixth aspect of the present invention, the variable display member (belts 51L, 51C, 51R) is formed of an antistatic member (a base material on which a paint containing a conductive member on its inner surface is deposited).
[0162]
As described above, the embodiments of the present invention have been described with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to these embodiments, and includes changes and additions without departing from the gist of the present invention. Needless to say.
[0163]
For example, in the belt-shaped variable display device 50 in the above-described embodiment, the guide member around which the belt, which is the variable display member, is stretched is configured by a rotatable rotatable body (a driven pulley). If the driven belt can be slid and guided, the driven pulley may be used in a non-rotatable manner, or may be attached to the left and right belt mounting plates 315 and 316 in the belt rotating direction. The guide piece may be formed along the guide piece. Further, the arrangement position and the number of the driven pulleys and the driving rotators as the guide members are not limited to those described in the above embodiments, but can be variously modified.
[0164]
Further, the variable display device 50 in the above embodiment is configured by arranging a plurality of sets of belt units 310L, 310C, and 310R in parallel with each other, but at least one belt unit 310 that constitutes the belt-shaped variable display device. Or a plurality of three or more belt units 310. Further, such a belt-shaped variable display device can be applied to, for example, the liquid crystal display unit 15 and the like, and the arrangement location and the like are not limited to those in the above-described embodiment.
[0165]
The belts 51L, 51C, and 51R of the above embodiment include a material having conductivity on the inner surface (back surface) of the belt 51C in order to prevent dust and dirt from adhering to the outer surface (front surface) of the belt 51C. The conductive layer is formed by vapor-depositing the paint, but the present invention is not limited to this. If dust such as dust or dirt hardly adheres to the belt 51C, for example, the belts 51L, 51C, A paint containing a conductive material may be deposited on the outer surface of the 51R, or a film sheet or the like containing a conductive material may be attached to the belts 51L, 51C, and 51R to form a conductive layer. May be formed. Alternatively, the base material itself constituting the belts 51L, 51C, 51R may be made of a resin material containing a conductive material, or may be made of a resin material into which an antistatic agent or the like is kneaded.
[0166]
Further, the conductive layer may be formed on at least one of the inner surface and the outer surface, and may be formed on at least one of the inner surface and the outer surface, for example, a contact surface with a driving pulley or a driven pulley as a guide member. It only needs to be formed only on them.
[0167]
Further, the drive pulley or the driven pulley as the guide member may be made of a resin material containing a material having conductivity to form a conductive layer made of a conductive member. As described above, it is preferable that the conductive layer be formed on each of the guide member and the belt since the static elimination effect is enhanced.
[0168]
In addition, the “display information” described in the claims of the present invention is limited to only a symbol as identification information configured to be able to identify winning contents and the like, for example, the symbol described in the above embodiment. Instead, the information may be composed of a pattern, characters, numbers, colors, or the like configured to display predetermined information to a player.
[0169]
Further, in the slot machine 1 described in the above embodiment, the pachinko balls are lent by using a prepaid card for the card units 800 arranged in parallel, but the method of renting the pachinko balls is not limited. Instead, a predetermined number of pachinko balls may be lent out by inserting money into a cash unit that can use cash.
[0170]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0171]
(A) According to the first aspect of the present invention, static electricity generated when the variable display member is slid and guided by the guide member can be reliably released to the grounded mounting member via the guide member. The charging of the variable display member is prevented without separately providing a member for releasing static electricity charged on the variable display member, so that dust and dirt do not easily adhere to the variable display member, and are disposed on the variable display member. The visibility of the display information is not hindered.
[0172]
(B) According to the second aspect of the present invention, the static electricity charged on the variable display member can be released by using the ground line provided on the relay board. Since the wiring can be simplified as compared with the case of directly grounding, the number of parts can be omitted and the cost can be reduced.
[0173]
(C) According to the third aspect of the present invention, the rotating body that slides and guides the belt rotates in accordance with the rotation of the belt, so that charging of the belt due to sliding between the belt and the rotating body is minimized. I can do it.
[0174]
(D) According to the invention of claim 4, even if the belt deteriorates over time, the belt can be reliably brought into contact with the rotating body by the stretching rotating body, so that the static electricity charged on the belt is reliably released. I can do it.
[0175]
(E) According to the fifth aspect of the invention, in the case where the belt has the detected portion, the rotational position at which dust and dirt adhere to the belt and detect portions other than the detected portion as the detected portion. Erroneous detection can be prevented.
[0176]
(F) According to the invention of claim 6, it is possible to minimize the charging of static electricity which causes dust and dirt to adhere to the variable display member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a slot machine using a pachinko ball as an example of a gaming machine to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a view showing the internal structure of the slot machine of FIG.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the slot machine of FIG. 2;
FIG. 4 is a development view of a belt.
FIG. 5 is a perspective view illustrating a configuration of a variable display device.
FIG. 6 is a sectional view showing the internal structure of the belt unit 310C.
FIG. 7 is a partially broken front view showing the internal structure of the belt unit 310C.
FIG. 8 is a sectional view taken along line AA of FIG. 6;
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of the slot machine.
FIG. 10 is a circuit diagram showing a configuration of a belt relay board.
FIG. 11A is a cross-sectional view of a belt relay board, and FIG. 11B is a side view of the belt relay board.
FIG. 12 is a conceptual diagram when the variable display device thermally expands.
[Explanation of symbols]
1 slot machine
50 Variable display device
51L, 51C, 51R belt
54L, 54C, 54R belt motor
56L, 56C, 56R Belt sensor
310L, 310C, 310R belt unit
331 drive pulley
332a-332d driven pulley
332a'-332d 'driven pulley
333a-333f driven pulley
333a 'to 333f' driven pulley
200 game control board
202 power supply board
315, 316 Belt mounting plate
364L, 364C, 364R Belt relay board
365C, 366C wiring

Claims (6)

所定の価値を用いて遊技を実行可能であり、該遊技の結果に基づいて所定の遊技価値を付与することが可能であるとともに、複数の表示情報が配置された可変表示部材を可動させることで前記表示情報が可変表示される可変表示装置を備える遊技機であって、
前記可変表示装置は、
前記可変表示部材を摺動案内するガイド部材と、
前記ガイド部材が設けられる取付部材と、を備え、
前記可変表示部材に摺接する前記ガイド部材の少なくとも一部及び前記取付部材を導電部材により構成し、前記可変表示部材と前記取付部材とを前記ガイド部材を介して電気的に導通させるとともに、前記取付部材を接地したことを特徴とする遊技機。A game can be executed using a predetermined value, and a predetermined game value can be given based on the result of the game, and by moving a variable display member on which a plurality of pieces of display information are arranged. A gaming machine including a variable display device in which the display information is variably displayed,
The variable display device,
A guide member for slidingly guiding the variable display member;
A mounting member provided with the guide member,
At least a part of the guide member and the mounting member that are in sliding contact with the variable display member are formed of a conductive member, and the variable display member and the mounting member are electrically connected to each other through the guide member, and the mounting is performed. A gaming machine characterized in that its members are grounded. 前記可変表示装置を制御する制御手段が設けられた制御基板と、
前記可変表示装置の駆動制御に用いられる電気部品と前記制御基板との配線を中継する中継基板と、を備え、
前記取付部材を、前記中継基板に設けられているグランド線を介して接地した請求項１に記載の遊技機。A control board provided with control means for controlling the variable display device,
An electrical component used for drive control of the variable display device and a relay board that relays wiring of the control board,
The gaming machine according to claim 1, wherein the attachment member is grounded via a ground wire provided on the relay board. 前記可変表示部材は無端状のベルトで構成され、
前記ガイド部材は、前記取付部材に回転自在に配置された複数の回転体で構成されており、前記複数の回転体のうちの少なくとも１つを導電部材により構成した請求項１または２に記載の遊技機。The variable display member is constituted by an endless belt,
The said guide member is comprised with the several rotating body rotatably arrange | positioned at the said attachment member, The at least 1 of these several rotating bodies was comprised with the conductive member, The Claims 1 or 2 characterized by the above-mentioned. Gaming machine. 前記複数の回転体のうち、前記ベルトを張設するための張設用回転体を導電部材により構成した請求項３に記載の遊技機。The gaming machine according to claim 3, wherein, among the plurality of rotating bodies, a stretching rotating body for stretching the belt is configured by a conductive member. 前記可変表示装置は、前記ベルトの回転位置を検出するための位置検出手段を備え、
前記位置検出手段は、前記ベルトに印された被検出部と、
前記被検出部を検出する検出センサと、
から構成されている請求項３または４に記載の遊技機。The variable display device includes a position detection unit for detecting a rotation position of the belt,
The position detection means, a detected portion marked on the belt,
A detection sensor for detecting the detected portion;
The gaming machine according to claim 3, wherein the gaming machine comprises: 前記可変表示部材は、帯電防止部材により構成されている請求項１〜５のいずれかに記載の遊技機。The gaming machine according to any one of claims 1 to 5, wherein the variable display member comprises an antistatic member.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006204696A (en) * 2005-01-31 2006-08-10 Dragon:Kk Game machine
JP2012055434A (en) * 2010-09-07 2012-03-22 Daito Giken:Kk Game machine

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