JP2004339421A - Blown asphalt for waterproof construction work and producing method therefor - Google Patents

Blown asphalt for waterproof construction work and producing method therefor Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide blown asphalt suitable for waterproof construction work, which inhibits odor and smoke generated when the blown asphalt for the waterproof construction work is heat melted at a high temperature, and has excellent workability. <P>SOLUTION: The blown asphalt for the waterproof construction work has a softening point of ≥90°C, a penetration rate of 20-40, a flash point of ≥280°C, a fuller's brittleness point of ≤-15°C, a temperature of ≤220°C from which viscosity becomes 100 mPa s, a temperature of ≤240°C from which viscosity becomes 60 mPa s, and a sag length of ≤15 after a heating stability testing at 250°C. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は防水工事用ブローンアスファルト及びその製造方法に関し、詳しくは防水工事用ブローンアスファルトを高温で加熱溶融する際に臭気や煙の発生を抑制し、かつ作業性に優れた防水工事用として適切なブローンアスファルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
防水工事用ブローンアスファルトは、日本工業規格(JIS K 2207)に用途別に1種から4種まで分類されており、最も汎用されているのは3種である。これらの製造方法については特に規定されていないが、一般には石油の減圧蒸留残渣油に減圧蒸留留出油を適宜組み合わせて原料とし、ブローンアスファルト製造装置により、200℃〜300℃の温度下で空気を吹き込み製造される。この空気の吹き込み工程はブローイングと称され、原料に触媒が添加されてブローイングを行う場合は触媒ブローンと称される。こうして製造されたブローンアスファルトは当然のことながらJIS規格に合格しているが、ユーザーとしては規格項目を満足しているだけでは十分ではなく、規格にはない実用上の性能を重要視している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
さらに、最近ではブローンアスファルトを使用した防水工事現場において、その使用の際に、加熱溶融する過程において発生する煙や臭いの問題についての対応が求められている。
一般に、防水工事作業に供されるブローンアスファルトの粘度は60mPa・s〜100mPa・sの範囲で行われている場合が多いが、この粘度範囲を得るために、ブローンアスファルトはしばしば280℃程度まで加熱することを余儀なくされているのが実状である。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−053866号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように製造された防水工事用ブローンアスファルトはそのまま加熱溶融状態でルーフィング工場等に運ばれてアスファルトルーフィング等に加工されるか、または、紙袋等に充填の上、冷却・固化され、使用する際に改めて加熱溶融される。ブローンアスファルトを二次加工する際には、加工に適した粘度まで加熱してやる必要があるが、温度の上昇とともにブローンアスファルト中に含まれる比較的軽質な成分が蒸発するようになり、煙や臭いとして感知されるようになる。
【0006】
このような軽質分を吸着除去できる設備を備えている場合は問題ないが、例えば、マンション等の屋上においてアスファルト防水工事を行う場合、アスファルトルーフィングを接着するために、アスファルトケットル等簡易な設備で接着用ブローンアスファルトを280℃程度まで加熱するが、こういう状態では煙や臭いの発生量が多くなり、マンションに住んでいる住民等に迷惑をかけるケースが多々あり、都市の住宅の過密化と共にその対策が強く求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の減圧蒸留残渣油とパラフィン系重質鉱油を原料として使用し、ブローイング反応により、軟化点、針入度、フラースぜい化点(脆化点)、粘度が100mPa・sおよび60mPa・sとなる温度、250℃における加熱安定性試験後のだれ長さが所定の性状を有するブローンアスファルトが、高温で加熱溶融する際の臭気や煙の発生を抑制し、かつ作業性に優れる防水工事用ブローンアスファルトとなることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明は、軟化点が90℃以上、針入度が20〜40、引火点が280℃以上、フラースぜい化点が−15℃以下、粘度が100mPa・sとなる温度が220℃以下、粘度が60mPa・sとなる温度が240℃以下、250℃における加熱安定性試験後のだれ長さが15以下であることを特徴とする防水工事用ブローンアスファルトに関する。
【0009】
また、減圧蒸留残渣油を70〜83質量%とパラフィン系重質鉱油を17〜30質量%の混合物を原料として、ブローイングすることを特徴とする本発明の防水工事用ブローンアスファルトの製造方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の防水工事用ブローンアスファルト(以下、本発明のブローンアスファルトという。)の軟化点は90℃以上が必要であり、好ましくは93℃以上、より好ましくは95℃以上、最も好ましくは100℃以上である。軟化点が低すぎると、だれが生じやすくなって漏水の原因になったり、取扱性や作業性が低下したりするので好ましくない。したがって軟化点は高い方が望ましいが、高すぎると溶融温度が高くなるため工事がし難くなるという難点が生じるので、上限は120℃以下であることが好ましい。
なお、ここでいう軟化点は、JIS K 2207「石油アスファルト−軟化点試験方法」により測定される値である。
【0011】
本発明のブローンアスファルトの針入度は20〜40が必要である。針入度は低すぎると、弾力性が悪化し、ひび割れしやすくなるので、22以上が好ましく、25以上がより好ましい。一方、針入度は高すぎると、軟らかくなり過ぎて、だれやすくなるので、35以下が好ましく、30以下がより好ましい。
なお、ここでいう針入度は、JIS K 2207「石油アスファルト−針入度試験方法」により測定される値である。
【0012】
本発明のブローンアスファルトの引火点は280℃以上が必要である。引火点は低すぎると加熱溶融する際に引火の危険性が生じるので、300℃以上が好ましく、320℃以上がより好ましい。
なお、ここでいう引火点は、JIS K 2265「原油及び石油製品−引火点試験方法−クリーブランド開放式引火点試験方法」により測定される値である。
【0013】
本発明のブローンアスファルトのフラースぜい化点は−15℃以下が必要である。フラースぜい化点は高すぎると、低温環境下で脆くなり耐久性が悪化することから、−17℃以下が好ましく、−19℃以下がより好ましい。
なお、ここでいうフラースぜい化点は、JIS K 2207「石油アスファルト−フラースぜい化点試験方法」により測定される値である。
【0014】
本発明のブローンアスファルトは、粘度100mPa・sとなる温度が220℃以下であること、粘度60mPa・sとなる温度が240℃以下であること必要である。通常、ブローンアスファルトの粘度は60〜100mPa・sが施工上使用しやすいといわれており、この粘度を達成するための温度が重要となる。また、一般的に高温での粘度が低いものほど低温で施工でき、結果的に発生する煙、臭気を低減することができる。上述の事柄を鑑み、粘度100mPa・sとなる温度および粘度60mPa・sとなる温度が高すぎると、施工時の加熱溶融温度上昇により取り扱い性や作業上の危険性が増加し、煙や臭気の発生により施工作業員、周辺住民の健康への影響が懸念されるため望ましくない。従って、粘度100mPa・sとなる温度は、好ましくは215℃以下である。また、粘度60mPa・sとなる温度は、好ましくは230℃以下である。
なお、ここでいう粘度100mPa・sにおける温度および粘度60mPa・sにおける温度とは、石油学会法 JPI−5S−54−99「アスファルト−回転粘度計による粘度試験方法」に基づいて測定される異なる2つ以上の温度における粘度から、粘度−温度チャートを作成し、粘度100mPa・s、粘度60mPa・sに相当する温度を各々読み取った値のことをいう。
【0015】
本発明のブローンアスファルトは、250℃における加熱安定性試験後のだれ長さが15以下であることが必要である。加熱安定性試験後のだれ長さが大きすぎると、取り扱い性や作業性の悪化を引き起こすだけでなく漏水の原因ともなるので望ましくない。従って、250℃における加熱安定性試験後のだれ長さは、12以下が好ましい。
なお、ここでいう250℃における加熱安定性試験とは、JIS K 2207「石油アスファルト−加熱安定性試験方法」に準拠するが、JIS規格の加熱温度を300℃から実際の加熱溶融温度に近い250℃に変更して行う試験のことをいう。また、加熱安定性試験後のだれ長さは、上述の250℃における加熱安定性試験終了後のブローンアスファルトをJIS K2207「石油アスファルト−だれ長さ試験方法」で測定することによって得られる値のことをいう。
【0016】
本発明のブローンアスファルトのだれ長さは、ルーフィング材の貼り付け施工後の立ち上がり部分がだれ易くなることに起因する漏水を防止する観点から15以下が好ましく、12以下がより好ましく、10以下がさらに好ましい。
なお、ここでいうだれ長さは、JIS K 2207「石油アスファルト−だれ長さ試験方法」により測定される値である。
【0017】
本発明のブローンアスファルトは、減圧蒸留残渣油を70〜83質量%とパラフィン系重質鉱油を17〜30質量%の混合物を原料とし、ブローイングによって製造することが好ましい。
【0018】
本発明に用いる減圧蒸留残渣油は特にこれに制限されるものではないが、アラビアンヘビー、アラビアンミディアム、カフジ、クウェート、イラニアンヘビーなど中東系の重質、中質あるいはそれらを混合した原油、マヤ原油などナフテン系の原油の減圧蒸留残渣油を用いることが望ましい。なかでもアラビアンヘビー原油、カフジ原油の減圧蒸留残渣油が好適に用いられる。また、上述の本発明のブローンアスファルトの諸性状を容易に達成できる点から、減圧蒸留残渣油の針入度は150以上であることが好ましく、その配合割合は70〜83質量%であることが好ましく、74〜80質量%であることがより好ましい。
なお、ここでいう針入度は、JIS K 2207「石油アスファルト−針入度試験方法」により測定される値である。
【0019】
本発明のブローンアスファルトの製造に用いる重質鉱油はパラフィン系重質鉱油であることが好ましい。重質鉱油はアロマ系重質鉱油、ナフテン系重質鉱油、パラフィン系重質鉱油の順でブローイング反応中に酸素等と結合して重縮合反応を起こしやすく、反応後のブローンアスファルトが高粘度化する傾向を示す。従って、本発明のブローンアスファルトの高粘度化を防ぐために、アロマ系重質鉱油、ナフテン系重質鉱油の使用は好ましくない。
【0020】
本発明に用いるパラフィン系重質鉱油とは、パラフィン成分を主体とした重質鉱油のことをいう。例えば、いわゆるn−d−M分析法による%Cが通常50〜90、好ましくは60〜75、さらに好ましくは65〜70であるような重質鉱油がこれにあたる。この場合、ナフテン成分や芳香族成分などの他の成分の含有割合は任意であるが、例えば%Cは通常10〜40、好ましくは15〜35、さらに好ましくは20〜30、%Cは通常1〜20、好ましくは3〜15、さらに好ましくは6〜9であるような重質鉱油が好適な例として挙げられる。
【0021】
なお、本発明でいうn−d−M分析法とは、ASTM−D−3238−90に規定された“Standard Test Method for Calculation of Carbon Distribution and Structural Group Analysis of PetroleumOils by the n−d−M Method”に準拠して測定した値である。
【0022】
本発明に用いるパラフィン系重質鉱油は、その製法は特に制限されるものではないが、例えば、原油を常圧蒸留および減圧蒸留して得られる潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理などを適宜組み合わせて精製したパラフィン系の油が使用でき、特に、常圧残油を減圧蒸留して得られる潤滑油留分をフルフラール抽出などの溶剤抽出、水素化精製およびMEK脱ろうなどの溶剤脱ろうを組み合わせて得られるブライトストックが好適に用いられる。
【0023】
パラフィン系重質鉱油の粘度性状も特に制限はないが、100℃における動粘度は通常10〜50mm/sのものが好ましく、本発明のブローンアスファルトの諸性状を容易に達成できる点から20〜50mm/sがより好ましく、30〜35mm/sがさらに好ましい。同様に、粘度指数は通常90以上、好ましくは95以上であることが望ましい。
なお、ここでいう100℃における動粘度および粘度指数は、JIS K 2283「原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法」により測定される値である。
また、上述のブローンアスファルトの性状を満足させるために、パラフィン系重質鉱油の配合割合は17〜30質量%であることが好ましく、20〜26質量%であることがより好ましい。
【0024】
上述の減圧蒸留残渣油とパラフィン系重質鉱油との混合物のブローイング方法は、特に限定されるものではなく公知の方法を適用することができる。例えば、ブローイング温度は170〜300℃、空気吹込量は20〜40L/hr/Kg、ブローイング時間(ブローイング温度、空気吹込量により左右されるが)は10〜15時間とすることを好ましく適用できる。
【0025】
【実施例】
次に、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明する。なお、本発明はこれら例によって制限されるものではない。実施例1〜4および比較例1〜6に用いた原料油の性状を表1に示す。また、実施例および比較例の原料油配合割合、ブローンアスファルトの性状および評価結果を表2に示す。
表1の性状のうち、減圧蒸留残渣油の密度、針入度、軟化点はJIS K2207、引火点はJIS K2265、パラフィン系重質鉱油の密度はJIS K2249、動粘度および粘度指数はJIS K2283、n−d−M分析はASTM D−3238−90により測定した。
表2の性状のうち、軟化点、針入度、針入度指数、フラースぜい化点、だれ長さ、加熱安定性試験は、いずれもJIS K 2207または上述のとおりJIS K 2207に準拠した方法により測定した。引火点はJIS K2265、粘度はJPI−5S−54−99、特定の粘度相当の温度はJPI−5S−54−99に準拠する方法で測定した.
表2記載のブローンアスファルトの評価方法は後述のとおりである。
【0026】
(実施例1)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)80質量%とパラフィン系重質鉱油(2)20質量%からなる混合物を、反応温度180〜240℃、空気吹込量24L/hr/Kgで、11時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0027】
(実施例2)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)76質量%とパラフィン系重質鉱油(2)24質量%からなる混合物を、反応温度180〜240℃、空気吹込量24L/hr/Kgで、11.5時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0028】
(実施例3)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)75質量%とパラフィン系重質鉱油(2)25質量%からなる混合物を、反応温度185〜250℃、空気吹込量24L/hr/kgで、13時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0029】
(実施例4)
原油の減圧蒸留残渣油(3)(針入度200〜300)75質量%とパラフィン系重質鉱油(2)25質量%からなる混合物を、反応温度175〜240℃、空気吹込量30L/hr/kgで、12時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0030】
(比較例1)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)65質量%とパラフィン系重質鉱油(2)35質量%からなる混合物を、反応温度170〜230℃、空気吹込量30L/hr/kgで、8時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0031】
(比較例2)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)85質量%とパラフィン系重質鉱油(2)15質量%からなる混合物を、反応温度170〜240℃、空気吹込量30L/hr/kgで、14時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0032】
(比較例3)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)75質量%とアロマ系重質鉱油25質量%からなる混合物を、反応温度170〜240℃、空気吹込量24L/hr/kgで、11時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0033】
(比較例4)
原油の減圧蒸留残渣油(2)(針入度150〜200)75質量%とパラフィン系重質鉱油(1)25質量%からなる混合物を、反応温度170〜235℃、空気吹込量30L/hr/kgで、14時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0034】
(比較例5)
原油の減圧蒸留残渣油(3)(針入度200〜300)75質量%とパラフィン系重質鉱油(1)25質量%からなる混合物を、反応温度180〜240℃、空気吹込量30L/hr/kgで、11時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0035】
(比較例6)
原油の減圧蒸留残渣油(1)(針入度80〜100)75質量%とパラフィン系重質鉱油(2)25質量%からなる混合物を、反応温度175〜240℃、空気吹込量30L/hr/kgで、15時間ブローイングしてブローンアスファルトを得た。その性状を表2に示す。
【0036】
(溶融時の煙発生評価)
ブローンアスファルト2Kgを250℃にて加熱溶融させ、その際に発生する煙の量を目視し、下記の判断基準で煙発生の評価を行い、その結果を表2に示す。
ほとんど気にならないレベルの煙発生:○
やや煙る程度のレベルの煙発生:△
背景が見えなくなるほど煙るレベルの煙発生:×
【0037】
(臭気評価)
ブローンアスファルト試料1gを250℃に加熱したステンレス製の板上に置き、その試料から出る臭いをニオイセンサ(新コスモス電機(株)製ポータブルニオイセンサXP−329型)にて1分間測定し、その間に得られたデータの最大値の比較を行った。比較例6を基準として臭気の改善効果を求め、その結果を表2に示す。正の値は比較例6より臭気の改善効果があることを意味し、負の値は改善効果が無いことを意味する。なお、ニオイセンサのベースは実験室雰囲気を200として調整した。
【0038】
【表1】

Figure 2004339421
【0039】
【表2】
Figure 2004339421
【0040】
(結果)
表2から明らかのように、実施例1〜4で得られた本発明のブローンアスファルトは比較例1〜6で得られるブローンアスファルトと比較すると、所定の性状をすべて満足させることにより、加熱溶融時の煙発生量および臭気の発生が少なくなっていることが分かる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明による防水工事用ブローンアスファルトは、従来の防水工事用アスファルトと比較して、同等あるいはそれ以上の性能を有し、特に粘度100mPa・s、60mPa・sとなる温度が低いので、施工時における加熱溶融温度を通常使用温度よりさらに下げることができ、施工時に発生する臭気や煙を抑制することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to blown asphalt for waterproofing work and a method for producing the same, and more particularly, suppresses generation of odor and smoke when heating and melting blown asphalt for waterproofing work at a high temperature, and is suitable for waterproofing work excellent in workability. It is about blown asphalt.
[0002]
[Prior art]
Blown asphalt for waterproofing work is classified into 1 to 4 types according to application in Japanese Industrial Standard (JIS K 2207), and 3 types are most commonly used. Although there are no particular restrictions on these production methods, in general, vacuum distillation distillate is appropriately combined with petroleum vacuum distillation residue as a raw material, and air is blown at a temperature of 200 ° C to 300 ° C by a blown asphalt production apparatus. Is manufactured by blowing. This air blowing step is called blowing, and when blowing is performed by adding a catalyst to the raw material, it is called catalyst blown. Naturally, blown asphalt manufactured in this way has passed the JIS standard, but as a user, it is not enough to satisfy the standard items, and the emphasis is placed on practical performance not in the standard. (See, for example, Patent Document 1).
[0003]
Furthermore, recently, in a waterproofing construction site using blown asphalt, it is required to deal with the problem of smoke and odor generated in the process of heating and melting during use.
Generally, the viscosity of blown asphalt used for waterproofing work is often in the range of 60 mPa · s to 100 mPa · s, but in order to obtain this viscosity range, blown asphalt is often heated to about 280 ° C. The fact is that they are forced to do so.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-053866 A
[Problems to be solved by the invention]
The blown asphalt for waterproofing work manufactured as described above is transported to a roofing factory or the like in a heated and molten state as it is and processed into asphalt roofing or the like, or filled in a paper bag or the like, cooled, solidified, and used. It is heated and melted again. When secondary processing of blown asphalt, it is necessary to heat it to a viscosity suitable for processing, but as the temperature rises, relatively light components contained in blown asphalt evaporate, resulting in smoke and smell. Will be sensed.
[0006]
There is no problem when equipped with equipment that can adsorb and remove such light components.For example, when performing asphalt waterproofing work on the roof of an apartment or the like, use simple equipment such as asphalt kettle to bond asphalt roofing. Heating blown asphalt to about 280 ° C. In such a situation, the amount of smoke and odor increases, and there are many cases that inconvenience residents living in condominiums. Is strongly required.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above problems, and as a result, using a specific vacuum distillation residue oil and a paraffinic heavy mineral oil as raw materials, by a blowing reaction, a softening point, a penetration, A blown asphalt having a predetermined property at a temperature at which a Fraiss embrittlement point (brittle point), viscosity becomes 100 mPa · s and 60 mPa · s, and a heating stability test at 250 ° C. is heated and melted at a high temperature. The present invention has been found to be a blown asphalt for waterproofing work, which suppresses generation of odor and smoke at the time of work and is excellent in workability, and has completed the present invention.
[0008]
That is, the present invention has a softening point of 90 ° C. or higher, a penetration of 20 to 40, a flash point of 280 ° C. or higher, a Fraiss embrittlement point of −15 ° C. or lower, and a temperature at which the viscosity becomes 100 mPa · s is 220 ° C. Hereinafter, the present invention relates to blown asphalt for waterproofing, wherein the temperature at which the viscosity becomes 60 mPa · s is 240 ° C. or less, and the dripping length after a heating stability test at 250 ° C. is 15 or less.
[0009]
The present invention also relates to a method for producing blown asphalt for waterproofing work according to the present invention, which comprises blowing a mixture of 70 to 83% by mass of vacuum distillation residue oil and 17 to 30% by mass of paraffinic heavy mineral oil as a raw material.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The softening point of the blown asphalt for waterproofing of the present invention (hereinafter referred to as the blown asphalt of the present invention) needs to be 90 ° C or higher, preferably 93 ° C or higher, more preferably 95 ° C or higher, and most preferably 100 ° C or higher. It is. If the softening point is too low, it is not preferable because dripping is likely to occur and water leakage may occur, or handling and workability may decrease. Therefore, it is desirable that the softening point is high. However, if the softening point is too high, there is a problem that the work becomes difficult because the melting temperature becomes high. Therefore, the upper limit is preferably 120 ° C. or less.
Here, the softening point is a value measured according to JIS K 2207 "Petroleum asphalt-softening point test method".
[0011]
The blown asphalt of the present invention requires a penetration of 20 to 40. If the penetration is too low, the elasticity deteriorates and cracks easily occur. Therefore, 22 or more is preferable, and 25 or more is more preferable. On the other hand, if the penetration is too high, it becomes too soft and becomes easily drooped. Therefore, the penetration is preferably 35 or less, more preferably 30 or less.
The penetration mentioned here is a value measured according to JIS K 2207 "Petroleum asphalt-penetration penetration test method".
[0012]
The flash point of the blown asphalt of the present invention needs to be 280 ° C. or higher. If the flash point is too low, there is a risk of ignition at the time of melting by heating. Therefore, the flash point is preferably 300 ° C. or higher, more preferably 320 ° C. or higher.
Here, the flash point is a value measured according to JIS K 2265 "Crude oil and petroleum products-Flash point test method-Cleveland open flash point test method".
[0013]
The Frans embrittlement point of the blown asphalt of the present invention must be -15 ° C or lower. If the Frass embrittlement point is too high, it becomes brittle in a low-temperature environment and the durability deteriorates. Therefore, the temperature is preferably -17 ° C or lower, more preferably -19 ° C or lower.
The Fraiss embrittlement point here is a value measured according to JIS K 2207 "Petroleum asphalt-Fras embrittlement point test method".
[0014]
In the blown asphalt of the present invention, the temperature at which the viscosity becomes 100 mPa · s is 220 ° C. or less, and the temperature at which the viscosity becomes 60 mPa · s is 240 ° C. or less. Usually, the viscosity of blown asphalt is said to be 60 to 100 mPa · s, which is easy to use in construction, and the temperature for achieving this viscosity is important. In general, the lower the viscosity at a high temperature, the lower the temperature, and the resulting smoke and odor can be reduced. In view of the above, if the temperature at which the viscosity is 100 mPa · s and the temperature at which the viscosity is 60 mPa · s are too high, the danger of handling and work increases due to an increase in the heating and melting temperature during construction, and smoke and odors are reduced. It is not desirable because the occurrence may affect the health of construction workers and surrounding residents. Therefore, the temperature at which the viscosity becomes 100 mPa · s is preferably 215 ° C. or less. The temperature at which the viscosity becomes 60 mPa · s is preferably 230 ° C. or less.
The temperature at a viscosity of 100 mPa · s and the temperature at a viscosity of 60 mPa · s are different from those measured based on the Petroleum Institute of Japan method JPI-5S-54-99 “Viscosity test method using asphalt-rotational viscometer”. A viscosity-temperature chart is created from the viscosities at two or more temperatures, and the temperature corresponds to a value corresponding to a viscosity of 100 mPa · s and a viscosity of 60 mPa · s.
[0015]
The blown length of the blown asphalt of the present invention after the heat stability test at 250 ° C. needs to be 15 or less. If the sagging length after the heating stability test is too large, not only the handleability and workability are deteriorated, but also the water leakage is undesirably caused. Therefore, the sag length after the heating stability test at 250 ° C. is preferably 12 or less.
The heating stability test at 250 ° C. here is based on JIS K 2207 “Petroleum asphalt—Testing method for heating stability”. It means a test performed by changing to ° C. The droop length after the heating stability test is a value obtained by measuring the blown asphalt after the above-mentioned heating stability test at 250 ° C. in accordance with JIS K2207 “Petroleum asphalt-dripping length test method”. Say.
[0016]
The droop length of the blown asphalt of the present invention is preferably 15 or less, more preferably 12 or less, and still more preferably 10 or less, from the viewpoint of preventing water leakage due to the rising portion after the roofing material is stuck, which is likely to be dripped. preferable.
Here, the droop length is a value measured according to JIS K 2207 “Petroleum Asphalt—Drop Length Test Method”.
[0017]
The blown asphalt of the present invention is preferably produced by blowing a mixture of 70 to 83% by mass of vacuum distillation residual oil and 17 to 30% by mass of heavy paraffinic mineral oil as raw materials.
[0018]
The vacuum distillation residue used in the present invention is not particularly limited, but Arabian Heavy, Arabian Medium, Kafuji, Kuwait, Iranian Heavy, etc., Middle Eastern heavy, medium or crude oil mixed with them, Maya crude oil It is desirable to use a vacuum distillation residue of a naphthenic crude oil. Above all, vacuum distillation residual oils of Arabian heavy crude oil and Kafuji crude oil are preferably used. In addition, from the viewpoint that various properties of the above-described blown asphalt of the present invention can be easily achieved, the penetration of the vacuum distillation residue oil is preferably 150 or more, and the compounding ratio is 70 to 83% by mass. More preferably, it is 74 to 80% by mass.
The penetration mentioned here is a value measured according to JIS K 2207 "Petroleum asphalt-penetration penetration test method".
[0019]
The heavy mineral oil used for producing the blown asphalt of the present invention is preferably a paraffinic heavy mineral oil. Heavy mineral oil is apt to combine with oxygen etc. during the blowing reaction in the order of aroma heavy mineral oil, naphthenic heavy mineral oil, and paraffin heavy mineral oil to cause polycondensation reaction, and the blown asphalt after the reaction becomes thicker Show a tendency to. Therefore, in order to prevent the viscosity of the blown asphalt of the present invention from being increased, it is not preferable to use an aromatic heavy mineral oil or a naphthenic heavy mineral oil.
[0020]
The paraffinic heavy mineral oil used in the present invention refers to a heavy mineral oil mainly composed of paraffin components. For example,% by a so-called n-d-M analysis C P is usually 50 to 90, preferably 60 to 75, more preferably corresponds to this heavy mineral oil such that 65 to 70. In this case, the content of other components such as naphthenic components and aromatic components is arbitrary, for example,% C N is usually 10 to 40, preferably 15 to 35, more preferably 20 to 30,% C A A preferable example is a heavy mineral oil having usually 1 to 20, preferably 3 to 15, and more preferably 6 to 9.
[0021]
In addition, the nd-M analysis method referred to in the present invention refers to the "Standard Test Method for Calculation of Carbon Distribution and Structural Analysis Analysis-Standard Analysis Method Specified by ASTM-D-3238-90. ".
[0022]
The paraffinic heavy mineral oil used in the present invention is not particularly limited in its production method.For example, a lubricating oil fraction obtained by atmospheric distillation and vacuum distillation of crude oil is subjected to solvent removal, solvent extraction, Paraffin-based oils can be used by appropriately combining refining treatments such as hydrocracking, solvent dewaxing, catalytic dewaxing, hydrorefining, sulfuric acid washing, and clay treatment.Especially, normal-pressure residual oil is distilled under reduced pressure. A bright stock obtained by combining the lubricating oil fraction obtained by the above with solvent extraction such as furfural extraction, hydrorefining and solvent dewaxing such as MEK dewaxing is suitably used.
[0023]
The viscosity properties of the paraffinic heavy mineral oil are also not particularly limited, but the kinematic viscosity at 100 ° C. is usually preferably from 10 to 50 mm 2 / s, and the kinematic viscosity of the blown asphalt of the present invention is preferably 20 to 20 mm 2 / s. 50 mm 2 / s is more preferred, and 30 to 35 mm 2 / s is even more preferred. Similarly, it is desirable that the viscosity index is usually 90 or more, preferably 95 or more.
The kinematic viscosity and viscosity index at 100 ° C. here are values measured according to JIS K 2283 “Crude oil and petroleum products—Kinematic viscosity test method and viscosity index calculation method”.
Further, in order to satisfy the properties of the blown asphalt described above, the mixing ratio of the paraffinic heavy mineral oil is preferably from 17 to 30% by mass, and more preferably from 20 to 26% by mass.
[0024]
The method of blowing the mixture of the above-described vacuum distillation residual oil and heavy paraffinic mineral oil is not particularly limited, and a known method can be applied. For example, it is preferable to apply a blowing temperature of 170 to 300 ° C., an air blowing amount of 20 to 40 L / hr / Kg, and a blowing time (depending on the blowing temperature and the air blowing amount) of 10 to 15 hours.
[0025]
【Example】
Next, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples. The present invention is not limited by these examples. Table 1 shows the properties of the stock oils used in Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 6. In addition, Table 2 shows the blending ratios of the raw material oils, the properties of the blown asphalt, and the evaluation results of Examples and Comparative Examples.
Among the properties in Table 1, the density, penetration, and softening point of the vacuum distillation residue oil are JIS K2207, the flash point is JIS K2265, the density of heavy paraffinic mineral oil is JIS K2249, and the kinematic viscosity and viscosity index are JIS K2283. The ndM analysis was determined according to ASTM D-3238-90.
Of the properties in Table 2, the softening point, penetration, penetration index, Frass embrittlement point, droop length, and heat stability test were all based on JIS K 2207 or JIS K 2207 as described above. It was measured by the method. The flash point was measured according to JIS K2265, the viscosity was measured according to JPI-5S-54-99, and the temperature corresponding to a specific viscosity was measured according to JPI-5S-54-99.
The method for evaluating blown asphalt shown in Table 2 is as described below.
[0026]
(Example 1)
A mixture consisting of 80% by mass of a vacuum distillation residue (2) (penetration degree: 150 to 200) of crude oil and 20% by mass of a paraffinic heavy mineral oil (2) is reacted at a temperature of 180 to 240 ° C. and an air blowing rate of 24 L / hr. / Kg was blown for 11 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0027]
(Example 2)
A mixture consisting of 76% by mass of residual oil (2) (penetration 150 to 200) and 24% by mass of paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 180 to 240 ° C. and an air blowing rate of 24 L / hr was used. / Kg was blown for 11.5 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0028]
(Example 3)
A mixture consisting of 75% by mass of residual oil (2) (penetration of 150 to 200) and 25% by mass of paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 185 to 250 ° C. and an air blowing rate of 24 L / hr was used. / Kg for 13 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0029]
(Example 4)
A mixture consisting of 75% by mass of a vacuum distillation residue (3) (penetration of 200 to 300) of crude oil and 25% by mass of a paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 175 to 240 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr. / Kg for 12 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0030]
(Comparative Example 1)
A mixture consisting of 65% by mass of residual oil (2) (penetration of 150 to 200) and 35% by mass of paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 170 to 230 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr is used. / Kg for 8 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0031]
(Comparative Example 2)
A mixture consisting of 85% by mass of the residual oil (2) (penetration 150 to 200) and 15% by mass of the paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 170 to 240 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr was used. / Kg for 14 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0032]
(Comparative Example 3)
A mixture consisting of 75% by mass of crude oil under reduced pressure distillation (2) (penetration of 150 to 200) and 25% by mass of aroma-based heavy mineral oil at a reaction temperature of 170 to 240 ° C. and an air blowing rate of 24 L / hr / kg. For 11 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0033]
(Comparative Example 4)
A mixture consisting of 75% by mass of crude oil under reduced pressure distillation (2) (penetration 150 to 200) and 25% by mass of paraffinic heavy mineral oil (1) was reacted at a reaction temperature of 170 to 235 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr. / Kg for 14 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0034]
(Comparative Example 5)
A mixture consisting of 75% by mass of crude oil under reduced pressure distillation residue (3) (penetration of 200 to 300) and 25% by mass of paraffinic heavy mineral oil (1) was reacted at a temperature of 180 to 240 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr. / Kg for 11 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0035]
(Comparative Example 6)
A mixture consisting of 75% by mass of residual oil (1) (penetration of 80 to 100) under reduced pressure and 25% by mass of paraffinic heavy mineral oil (2) at a reaction temperature of 175 to 240 ° C. and an air blowing rate of 30 L / hr. / Kg for 15 hours to obtain blown asphalt. The properties are shown in Table 2.
[0036]
(Evaluation of smoke generation during melting)
2 kg of blown asphalt was heated and melted at 250 ° C., the amount of smoke generated at that time was visually observed, and the smoke generation was evaluated according to the following criteria. The results are shown in Table 2.
Almost no noticeable level of smoke generation: ○
Moderate smoke generation: レ ベ ル
Smoke emission at a level that smokes so that the background becomes invisible: ×
[0037]
(Odor evaluation)
1 g of the blown asphalt sample was placed on a stainless steel plate heated to 250 ° C., and the odor emitted from the sample was measured for 1 minute with an odor sensor (Portable odor sensor XP-329, manufactured by Shin Cosmos Electric Co., Ltd.). The maximum value of the data obtained was compared. The effect of improving odor was determined based on Comparative Example 6, and the results are shown in Table 2. A positive value means that there is an odor improving effect as compared with Comparative Example 6, and a negative value means that there is no odor improving effect. The odor sensor was adjusted to have a laboratory atmosphere of 200.
[0038]
[Table 1]
Figure 2004339421
[0039]
[Table 2]
Figure 2004339421
[0040]
(result)
As is clear from Table 2, the blown asphalt of the present invention obtained in Examples 1 to 4 satisfies all of the predetermined properties when compared with the blown asphalt obtained in Comparative Examples 1 to 6, and thus is obtained by heating and melting. It can be seen that the amount of generated smoke and the generation of odor are reduced.
[0041]
【The invention's effect】
As described in detail above, the blown asphalt for waterproofing according to the present invention has the same or better performance as compared with the conventional asphalt for waterproofing, and particularly has a viscosity of 100 mPa · s and a temperature of 60 mPa · s. Therefore, the heating and melting temperature during construction can be further lowered than the normal use temperature, and odor and smoke generated during construction can be suppressed.

Claims (2)

軟化点が90℃以上、針入度が20〜40、引火点が280℃以上、フラースぜい化点が−15℃以下、粘度が100mPa・sとなる温度が220℃以下、粘度が60mPa・sとなる温度が240℃以下、250℃における加熱安定性試験後のだれ長さが15以下であることを特徴とする防水工事用ブローンアスファルト。The softening point is 90 ° C or higher, the penetration is 20 to 40, the flash point is 280 ° C or higher, the Fraiss embrittlement point is -15 ° C or lower, the temperature at which the viscosity becomes 100 mPa · s is 220 ° C or lower, and the viscosity is 60 mPa · s. A blown asphalt for waterproofing work, wherein the temperature at which the temperature becomes s is 240 ° C. or less, and the droop length after the heating stability test at 250 ° C. is 15 or less. 減圧蒸留残渣油を70〜83質量%とパラフィン系重質鉱油を17〜30質量%の混合物を原料とし、ブローイングすることによって得られる請求項1記載の防水工事用ブローンアスファルトの製造方法。The method for producing blown asphalt for waterproofing work according to claim 1, which is obtained by blowing a mixture of 70 to 83% by mass of vacuum distillation residual oil and 17 to 30% by mass of heavy paraffinic mineral oil as a raw material.
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