JP2004338557A - Airbag device - Google Patents

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JP2004338557A JP2003137697A JP2003137697A JP2004338557A JP 2004338557 A JP2004338557 A JP 2004338557A JP 2003137697 A JP2003137697 A JP 2003137697A JP 2003137697 A JP2003137697 A JP 2003137697A JP 2004338557 A JP2004338557 A JP 2004338557A
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Haruhisa Kore
治久 是
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an airbag device capable of responding to frequent collision prediction for protecting an obstacle and a vehicle itself, and quickly developing an airbag. <P>SOLUTION: The airbag 1 stored developably in a front part of the vehicle is constituted so as to be repeatedly developed and returned to a storing state. Electric fans 3 and 3a are used to develop the airbag 1. For securing the rising time of the electric fans 3 and 3a, this is previously driven from a prediction level having low collision possibility. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
障害物に対する車両の衝突等から乗員を保護する技術としては種々のものが提案されている。その代表的なものとしては、車両の衝突時に車室内で展開されるエアバッグが挙げられる。また、車両と障害物との衝突を事前に予知し、乗員の保護を図る技術も提案されている。例えば、特許文献1には車両と障害物とが予知された場合に、シートベルトを巻き取ってシートに対する乗員の拘束力を高めることで、車室内における乗員の怪我を防止する技術が提案されている。
【0003】
一方、衝突時の車両の安全性を高める技術としては、乗員のみならず障害物若しくは車両自体の保護を図る技術も提案されている。例えば、特許文献2には障害物と車両との衝突が予知された場合、車両外部でエアバッグを展開することで万一衝突した場合における障害物の保護を図る技術が提案されている。このような技術は障害物の保護の重要性から着目されつつある技術である。
【0004】
【特許文献1】特開2000−142321号公報
【特許文献2】特開平6−239198号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、障害物や車両自体の保護を十分に図るため、実際に衝突が生じるか否かは別としてその危険性があれば衝突が予知されることが望ましく、より早期にエアバッグを展開して保護性能を高めるためには、衝突予知の感度は高い方が望ましい。しかし、衝突予知の感度を高くすれば衝突の誤予知も頻発し、それだけエアバッグを展開する頻度も高くなる。この点、一旦エアバッグを展開すれば、これを元の格納状態に復帰させる必要があるが、従来のエアバッグ装置は使用頻度が多数回に及ぶことが想定されていない。また、障害物や車両自体の保護を図るべく、エアバッグの展開は迅速に行われる必要があると共に何時でも展開されるように準備されている必要がある。
【0006】
従って、本発明の第1の目的は、障害物及び車両自体の保護を図る上で、頻発的な衝突予知に対応し得ると共に、エアバッグを迅速に展開し得るエアバッグ装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、障害物及び車両自体の保護を図る上で、頻発的な衝突予知に対応し得ると共に、エアバッグを何時でも展開できるように準備し得るエアバッグ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の目的を達成するため、第1の本発明によれば、車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、前記展開手段が、前記エアバッグ内にガスを噴出する電動ファンを含み、前記障害物との衝突の予知は、前記エアバッグの展開の必要がない第1レベルの衝突の予知と、前記エアバッグの展開の必要のある第2レベルの衝突の予知と、を含み、前記電動ファンは、前記第1レベルの衝突の予知の段階から駆動されることを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
【0009】
第1の本発明のエアバッグ装置によれば、前記展開手段と前記復帰手段とを設けたことで、エアバッグを反復して使用することが可能となる。従って、障害物及び車両自体の保護を図る上で、衝突の誤予知が頻発してもこれに対応することができる。ここで、第1の本発明の前記展開手段はエアバッグ内にガスを噴出する電動ファンを含む。このように電動ファンを用いることでエアバッグに繰り返しガスを噴出させることができ、エアバッグを繰り返し展開できる。
【0010】
一方、電動ファンは一般に十分な風量を得るまでの立ち上がりに若干時間がかかり、エアバッグの展開が遅れ気味になる場合もあり得る。そこで、本発明ではエアバッグの展開の必要のない前記第1レベルの衝突の予知の段階から電動ファンを駆動しておくことで実際にエアバッグの展開が必要となる場合に備えるようにした。これによりエアバッグを迅速に展開し得る。
【0011】
第1の本発明においては、前記第2レベルの衝突の予知の段階で、前記エアバッグの展開が許容されるようにすることもできる。こうすることで、電動ファンを第1レベルの衝突の予知の段階から駆動しても、エアバッグが若干膨らむ等の不都合を解消できる。
【0012】
また、第1の本発明においては、更に、前記電動ファンから噴出されるガスの噴出先を前記エアバッグ内と前記エアバッグ外とで切り替える切替手段を備え、前記切替手段は、前記第1レベルの衝突の予知の段階においては前記噴出先を前記エアバッグ外に、前記第2レベルの衝突の予知の段階においては前記噴出先を前記エアバッグ内に、それぞれ切り替えることもできる。こうすることで、前記第1レベルの衝突の予知の段階においては前記電動ファンからのガスがエアバッグ外へ逃がされ、当該電動ファンに抵抗がかからないので、前記電動ファンの初期回転速度を向上させることができ、もって前記第2レベルの衝突の予知の段階においてはエアバッグの展開をより迅速に行うことができる。
【0013】
この場合、更に、前記電動ファンから前記エアバッグ外へ噴出されるガスを蓄積する蓄積手段を備え、前記蓄積手段は、前記第2レベルの衝突の予知の段階に至った場合には蓄積したガスを前記エアバッグ内へ噴出することもできる。こうすることで、エアバッグ外へ噴出されるガスを有効的に活用し、エアバッグをより迅速に展開し得る。
【0014】
また、本発明の第1の目的を達成するため、第2の本発明によれば、車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、前記展開手段が、前記エアバッグ内にガスを噴出する電動ファンと、前記車両に搭載される電装品の電動ファンからのガスを前記エアバッグ内に導入する導入手段と、を含むことを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
【0015】
第2の本発明のエアバッグ装置によれば、前記展開手段と前記復帰手段とを設けたことで、エアバッグを反復して使用することが可能となる。従って、障害物及び車両自体の保護を図る上で、衝突の誤予知が頻発してもこれに対応することができる。ここで、第2の本発明の前記展開手段はエアバッグ内にガスを噴出する電動ファンを含む。このように電動ファンを用いることでエアバッグに繰り返しガスを噴出させることができ、エアバッグを繰り返し展開できる。
【0016】
一方、電動ファンは一般に十分な風量を得るまでの立ち上がりに若干時間がかかり、エアバッグの展開が遅れ気味になる場合もあり得る。そこで、第2の本発明では前記展開手段が車両に搭載される電装品の電動ファンからのガスを前記エアバッグ内に導入する導入手段を含む。電装品の電動ファンを活用することでより多くの風量を得ることができ、これによりエアバッグを迅速に展開し得る。
【0017】
また、本発明の第2の目的を達成するため、第3の本発明によれば、車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、前記展開手段が、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグ内に噴出されるガスが蓄積される蓄積手段と、前記蓄積手段にガスを供給するガス供給手段と、を含み、前記ガス供給手段は、前記車両の起動時に前記蓄積手段に対するガスの供給を開始することを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
【0018】
第3の本発明のエアバッグ装置によれば、前記展開手段と前記復帰手段とを設けたことで、エアバッグを反復して使用することが可能となる。従って、障害物及び車両自体の保護を図る上で、衝突の誤予知が頻発してもこれに対応することができる。ここで、第3の本発明の前記展開手段は、前記蓄積手段と前記ガス供給手段とを含み、前記ガス供給手段により繰り返しガスを前記蓄積手段に供給、蓄積することでエアバッグを繰り返し展開できる。
【0019】
一方、車両の運転中、エアバッグが何時でも展開できるよう前記蓄積手段には常にガスが蓄積されていることが必要となる。この点、第3の本発明では、車両の起動時に前記蓄積手段に対するガスの供給、蓄積が開始されるので車両の運転中には常時前記蓄積手段にガスが蓄積され、エアバッグを何時でも展開できるように準備される。
【0020】
第3の本発明においては、更に、前記蓄積手段にガスが十分に蓄積されていない場合に、前記車両の制御部に対して、前記車両の走行禁止指示を出力する出力手段を備えることもできる。こうすることで、エアバッグが適切に展開できない可能性がある状態での車両の走行が禁止され、安全性を高めることができる。
【0021】
また、第3の本発明においては、前記ガス供給手段は、前記エアバッグの展開後、当該エアバッグが格納状態に復帰した時に前記蓄積手段に対するガスの供給を開始することもできる。こうすることで、一旦エアバッグを展開して前記蓄積手段のガスがなくなってもすぐに補充され、次回のエアバッグの展開に備えることができる。
【0022】
また、第3の本発明においては、前記ガス供給手段は、前記車両の車速に応じて、前記蓄積手段に蓄積されるガスの圧力を変化させてもよい。例えば、車速が速い場合にはエアバッグの展開の迅速性がより要求されるところ、車速が速い場合にガスの圧力を高圧とすることで、エアバッグの展開の迅速性を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係るエアバッグ装置を適用した車両の外観図であり、(a)はエアバッグの格納状態を、(b)はエアバッグの展開状態を示している。本実施形態の場合、図1(a)に示すように車両の前方、特にバンパー中央部に、角筒形状をした、エアバッグ1の格納部2を設けており、通常時エアバッグ1はこの格納部2内に折り畳まれた状態で格納されている。なお、この格納部2の前方に開閉可能な扉体を設けて、エアバッグ1の格納時にエアバッグ1が外部に露出しないようにこの扉体で格納部2の開口を閉鎖するようにしてもよい。
【0025】
図1(a)の態様で車両が走行中、衝突予知センサ108により車両の前方に存在する障害物との衝突が予知されると、エアバッグ1が図1(b)に示すように車両の前方で展開する。これにより障害物が直接車体と接触することが防止され、障害物及び車両自体の保護を図ることができる。なお、本実施形態では展開時のエアバッグ1の形状を車幅方向に延びた棒状としているが種々の形状、大きさを採用可能である。
【0026】
図2(a)乃至(c)はエアバッグ1の展開及び格納状態への復帰を行うブロア・バキューム装置の動作説明図である。格納部2の後端部には弁6が途中に接続された管5が接続されている。管5の後端にはブロア・バキューム装置用のモータ3aとモータ3aに回転力を付勢されて回転するファン3bとからなる電動ファン3が配設されている。図2(a)に示す格納状態からエアバッグ1を展開する場合には、モータ3aを正転させてファン3bを正転する。これによりファン3bからエアバッグ1内に空気が噴出されてエアバッグ1が図2(c)に示すように展開する。
【0027】
一方、展開されたエアバッグ1を格納状態に復帰する場合にはモータ3aを逆転させてファン3bを逆転する。これによりエアバッグ1内に充填された空気が、ファン3bにより外部へ排出されエアバッグ1が図2(d)に示すようにしぼみながら格納部2内へ吸引され、やがて格納状態に復帰する。なお、エアバッグ1を復帰する際、エアバッグ1内にテザーの一端を取り付けておき、他端からこのテザーを巻き取ることでエアバッグ1の格納状態への復帰を補助するようにしてもよい。
【0028】
本実施形態ではこのように電動ファン3を用いることで、エアバッグ1に繰り返し空気を噴出させることができ、エアバッグ1を繰り返し展開できる。ここで、電動ファンは一般に十分な風量を得るまでの立ち上がりに若干時間がかかり、エアバッグ1の展開が遅れ気味になる場合もあり得る。そこで、本実施形態では、衝突予知センサ108の検出結果に基づく衝突予知のレベルに応じて電動ファン3を予め駆動することで、その改善を図っている。以下、この点を説明する。
まず、衝突予知のレベルとして、本実施形態ではエアバッグ1の展開の必要がない第1レベルと、エアバッグ1の展開の必要がある第2レベルと、を想定している。第1レベルは、衝突予知センサ108により障害物が検出されてはいるが、障害物の移動速度や車速等の関係から衝突の可能性が極めて低い場合であり、第2レベルは衝突の可能性が高い場合である。
【0029】
本実施形態では衝突予知センサ108の検出結果に基づく衝突予知レベルが第1レベルの段階で電動ファン3を駆動して衝突予知レベルが第2レベルに至る場合に備える。これにより、衝突予知レベルがエアバッグ1の展開が必要な第2レベルに至った場合には既に電動ファン3が駆動しているので立ち上がりの遅れが解消され、エアバッグ1を迅速に展開することが可能となる。
【0030】
一方、このように第1レベルの段階で電動ファン3を駆動して空気を噴出すると、エアバッグ1が展開し始め、若干膨らむ等の不都合が生じるおそれがある。そこで本実施形態では、第2レベルの段階でエアバッグ1の展開を許容するようにしている。具体的には、開閉制御可能な弁6を設け、電動ファン3による空気の噴出先をエアバッグ1の内外で切り替えるようにしている。そして、第1レベルの段階ではこれを閉じておくことで電動ファン3からの空気をエアバッグ1外へ噴出し、エアバッグ1内に空気が侵入しないようにしている。こうすることで、更に、第1レベルの段階においては電動3ファンからの空気がエアバッグ1外へ逃がされ、電動ファン3に抵抗がかからないので、電動ファン3の初期回転速度を向上させることができ、もって第2レベルの段階においてはエアバッグ1の展開をより迅速に行うことができる。
【0031】
更に、本実施形態では、更に、電動ファン3からエアバッグ1外へ噴出される空気を蓄積する蓄積装置4を備え、第2レベルの衝突の予知の段階に至った場合には蓄積装置4に蓄積した空気をエアバッグ1内へ噴出するようにしている。こうすることで、エアバッグ1外へ噴出される空気を有効的に活用し、エアバッグ1をより迅速に展開する。
【0032】
蓄積装置4は電動ファン3からの空気を蓄積するチャンバ部4aと、電動ファン3からチャンバ部4aの空気の流通・遮断を切り替える開閉制御可能な弁4bと、チャンバ部4aからエアバッグ1への空気の流通・遮断を切り替える開閉制御可能な弁4cと、を備える。以下、図2(a)乃至(d)を参照して一連の動作について説明する。
【0033】
図2(a)は初期状態(エアバッグ1の格納状態)を示しており、弁6及び4cは閉じており、弁4bのみが開いている。また電動ファン3は停止中である。次に、衝突予知センサ108の検出結果に基づく衝突予知レベルが第1レベルになると、図2(b)に示すように電動ファン3が駆動され空気が噴出される。この空気は弁6で遮断されるためエアバッグ1には侵入せず、弁4bを通過してチャンバ部4aへ噴出される。チャンバ部4aでは空気が徐々に蓄積されて圧縮されることになる。
【0034】
次に、衝突予知センサ108の検出結果に基づく衝突予知レベルが第2レベルになると、図2(c)に示すように、電動ファン3の駆動が継続されつつ、弁6及び4cが開かれ、弁4bが閉じられる。これにより電動ファン3からの空気がエアバッグ1内へ噴出されると共にチャンバ部4a内に蓄積された空気もエアバッグ1へ噴出されることになる。これによりエアバッグ1をより迅速に展開できることになる。
【0035】
エアバッグ1の展開後、エアバッグ1を格納状態に復帰する場合には、図2(d)に示すように弁6は開いたままで弁4b及び4cを閉じ、モータ3aを逆転させることで電動ファン3によりエアバッグ1内の空気を吸引する。エアバッグ1の格納完了後には再び図2(a)の態様に戻る。
【0036】
次に、図3は本実施形態のエアバッグ装置の制御部のブロック図である。CPU101はエアバッグ装置全体の制御を司るプロセッサであり、特に後述する処理を実行する。ROM(リードオンリメモリ)102は後述する各処理のプログラムの他、固定的なデータを記憶するメモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)103はCPU101によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。これらのROM102及びRAM103としては他の記憶手段を採用してもよいことはいうまでもない。
【0037】
モータドライブ回路104は、CPU101の命令に従って、上述したブロア・バキューム用モータ3a、及び、各弁4b、4c及び6の開閉を切り替えるモータ群105を回転駆動するドライブ回路である。
【0038】
インターフェース107は、CPU101と以下に述べる各デバイスとの間における情報の入力又は出力を中継するものであり、各デバイスの種類に応じて一又は複数設けられる。また、本実施形態ではこのインターフェース107を介して、車両全体の制御を司る主制御部とCPU101との間で情報の入出力を行う。
【0039】
衝突予知センサ108は種々の構成のものを採用可能であるが、例えば、超音波、レーザ光あるいは電波等を車両前方に発射すると共にその反射波あるいは反射光を受信することで、車両前方に存在する障害物の距離、大きさ、移動速度等を検出する。
【0040】
エアバッグ復帰用操作スイッチ109は、乗員等の操作者が操作可能に設けられ、展開したエアバッグ1の格納状態への復帰を指示するためのスイッチである。図4はその構成例を示しており、車両のインストルメントパネル部の構成例を示す図である。同図において、ハンドルの右側の扉106を開くと押しボタン型のエアバッグ復帰用操作スイッチ109が現れる。
【0041】
次に、係る構成からなるエアバッグ装置におけるCPU101の処理について説明する。図5(a)は衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例を示すフローチャートである。S1では衝突予知処理を行う。ここでは衝突予知センサ108の検出結果に基づき衝突する可能性及びそのレベルを判定する。S2ではS1の処理の結果、衝突が予知された場合にはS4へ進み、そうでない場合はS3へ進む。S3では電動ファン3のモータ3aを駆動中であった場合にはこれを停止しS1へ戻る。
【0042】
S4では衝突予知レベルが第1レベルか否かを判定する。第1レベルであった場合はS5へ進み、モータ3aを回転駆動してS1へ戻る。図2を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図2(b)の状態となり、チャンバ部4a内に空気が蓄積される。S4で衝突予知レベルが第1レベルでないと判定した場合には、第2レベルであるとしてS6へ進む。
【0043】
S6ではモータ3aを回転駆動すると共に弁6及び4cを開き、弁4bを切り替える。図2を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図2(c)の状態となり、電動ファン3からエアバッグ1内へ空気が噴出されると共にチャンバ部4a内の空気もエアバッグ1内へ噴出され、エアバッグ1が展開する。なお、衝突予知レベルは通常第1レベルを経た後に第2レベルへ至るので、S6ではS5で駆動したモータ3aの駆動を維持することになる。
【0044】
S7ではエアバッグ1の格納処理を行う。本実施形態ではエアバッグ1の格納状態への復帰は操作スイッチ109に対する操作があったことを条件に開始される。従って、乗員等の操作者はエアバッグ1に対する異物等の巻き込み等がないことの確認等、周囲の安全性を確認した上でエアバッグ1を格納状態に復帰させることを指示することができ、復帰時の安全性をより向上できる。尤も、装置側で復帰タイミングを判定して自動復帰させるようにしてもよい。
【0045】
図5(b)はエアバッグ1の格納処理の例を示すフローチャートである。S11では操作スイッチ109が押されたか否かを判定する。押された場合はS12へ進み、そうでない場合は操作待ちとなる。S12では弁6を開いた状態に、弁4b及び4cを閉じた状態に切り替える。S13ではブロア・バキューム用モータ3aを回転駆動し、エアバッグ1内の空気を吸引することでエアバッグ1を格納状態へ復帰させる。図2を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図2(d)の状態となる。エアバッグ1の復帰に十分な時間が経過した後、モータ3aの駆動が停止される。以上により処理が終了する。
【0046】
図5に戻り、S8では弁6、4b及び4cを図2(a)の初期状態に切り替える。その後、処理が終了する。
【0047】
以上述べた通り、本実施形態のエアバッグ装置は、エアバッグ1を反復して使用することが可能となり、障害物及び車両自体の保護を図る上で頻発的な衝突予知に対応することができる。また、衝突予知レベルがエアバッグ1の展開の必要のない第1レベルの段階から電動ファン3を駆動しておくことで、実際にエアバッグ1の展開が必要となる第2レベルに至った場合に備えることができ、エアバッグ1を迅速に展開し得る。
【0048】
更に、弁6の切り替えにより、電動ファン3を第1レベルの衝突の予知の段階から駆動してもエアバッグ1内へ空気に侵入せず、エアバッグ1が若干膨らむ等の不都合を解消できる。しかも、第1レベルの衝突予知段階では電動ファン3からの空気が蓄積装置4に蓄積され、第2レベルに至るとこれがエアバッグ1内へ噴出されるので、エアバッグ1外へ噴出される空気を有効的に活用し、エアバッグ1をより迅速に展開し得る。
【0049】
<第2実施形態>
本実施形態では、ブロア・バキューム装置の他の構成例について説明する。概説すると、本実施形態においてもエアバッグ1の展開、格納状態の復帰に電動ファンを用いるが、エアバッグ1の展開時には車両に搭載されている電装品の電動ファンから助力を得るものである。そのような電装品としては、例えば、エアコン、換気ファンが挙げられる。図6は、本発明の第2実施形態に係るブロア・バキューム装置の動作説明図である。図中、上述した第1実施形態のブロア・バキューム装置と同じ構成については同じ符号を付しており、異なる構成についてのみ説明する。
【0050】
図6(a)は初期状態(エアバッグ1の格納状態)を示しており、エアコン9が備える電動ファン(図示せず)からの空気をエアバッグ1内に導入する導入管7が設けられている。開閉制御が可能な弁8は、エアコン9の電動ファンからの空気をエアバッグ1内へ導入する場合は開かれ、そうでない場合は閉じられる。図6(a)の初期状態では閉じられている。
【0051】
そして、衝突予知センサ108の検出結果に基づき、衝突が予知された場合、図6(b)に示すように、電動ファン3が駆動されて空気がエアバッグ1内へ噴出されると共に弁8が開かれ、エアコン9の電動ファンからの空気もエアバッグ1内へ導入される。こうすることで電動ファン3の立ち上がりに若干時間がかかったとしても、エアコン9の電動ファンからの空気がエアバッグ1に導入されるので、その加勢によりより多くの風量を得ることができ、エアバッグ1を迅速に展開し得る。また、電動ファン3が単独の場合よりも小型の電動ファン3を用いることができ、コストダウンを図れる。
【0052】
なお、エアコン9の電動ファンが駆動状態ではない場合、強制駆動するようにしてもよい。また、該電動ファンが全開でない場合は強制的に全開としてもよい。エアコン9に対する動作指示はCPU101が行ってもよいし、車両の主制御部により制御される構成の場合には車両の主制御部を介して行えばよい。
【0053】
最後にエアバッグ1の展開後、格納状態へ復帰する場合には図6(c)に示すように弁8を閉じ、モータ3aを逆転させることで電動ファン3によってエアバッグ1内の空気を吸引する。これによりエアバッグ1が格納される。
【0054】
次に、図7は本発明の第2実施形態における衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例を示すフローチャートである。S21では衝突予知処理を行う。ここでは衝突予知センサ108の検出結果に基づき衝突する可能性を判定する。S22ではS21の処理の結果、衝突が予知された場合にはS23へ進み、そうでない場合はS21へ戻る。
【0055】
S23ではモータ3aを回転駆動して電動ファン3からエアバッグ1内へ空気を噴出すると共に弁8を開いてエアコン9の電動ファンからの空気をエアバッグ1内へ導入する。エアコン9の電動ファンは強制的に全開で駆動される。図6を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図6(b)の状態となり、エアバッグ1が展開する。
【0056】
エアバッグ1の展開後、S24へ進みエアバッグ格納処理を行う。エアコン9を強制的に駆動していた場合はこれを解除する。エアバッグ格納処理は、ここでは、例えば、上述した図5(b)と同じ処理が行われ、S12においては弁8を閉じる。図6を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図6(c)の状態となる。以上により処理が終了する。
【0057】
以上述べた通り、本実施形態のエアバッグ装置は、エアバッグ1を反復して使用することが可能となり、障害物及び車両自体の保護を図る上で頻発的な衝突予知に対応することができる。また、車両の電装品であるエアコン9の電動ファンを活用することでより多くの風量を得ることができ、これによりエアバッグ1を迅速に展開し得る。
【0058】
<第3実施形態>
本実施形態では、ブロア・バキューム装置の更に他の構成例について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係るブロア・バキューム装置の動作説明図である。図中、上述した第1実施形態のブロア・バキューム装置と同じ構成については同じ符号を付しており、異なる構成についてのみ説明する。
【0059】
本実施形態の場合、エアバッグ1に空気を噴出するために空気の蓄積装置10を用いる。この蓄積装置10は空気が圧縮されて蓄積されるチャンバ部10aを備える。チャンバ部10aの内壁には圧力センサ10dが設けられており、チャンバ部10a内の気圧を測定するようにしている。この圧力センサ10dはチャンバ部10a内に十分に圧縮空気が蓄積されているか否かを検出するために用いられる。
【0060】
チャンバ部10aの一方の端部は開閉制御可能な弁10bを介して空気を供給するポンプ11に接続されている。チャンバ部10aの他方の端部は開閉制御可能な弁10c及び管12を介して収納部2に接続されている。管12は開閉制御可能な弁13を介して電動ファン3と空気が流通可能となっている。本実施形態の場合、電動ファン3はエアバッグ1の展開には用いずに格納状態への復帰のために用いる。以下、図8(a)乃至(d)を参照して一連の動作について説明する。
【0061】
図8(a)はエアバッグ1の格納状態を示しており、弁10b、10c及び13はいずれも閉じている。ポンプ11も停止中である。次に、チャンバ部10aに空気を蓄積する場合には図8(b)に示すように、弁10bのみ開いてポンプ11を稼動し、チャンバ部10a内に空気を供給する。これによりチャンバ部10a内には空気が蓄積されていき、圧縮される。圧力センサ10dの検出結果が所定の気圧に至った場合には弁10bを閉じてポンプ11を停止させ、図8(a)の状態に戻り、エアバッグ1の展開を待つ。
【0062】
エアバッグ1を展開する場合、図8(c)に示すように弁10cのみを開く。これによりチャンバ部10a内に蓄積された圧縮空気がエアバッグ1内に噴出し、エアバッグ1が展開する。エアバッグ1の展開後、これを格納状態に復帰する場合には弁13のみを開き、電動ファン3を回転駆動してエアバッグ1内の空気を吸引する。エアバッグ1の格納完了後には再び図8(a)の態様に戻る。なお、本実施形態の場合の制御部のブロック図は図3においてポンプ11を駆動するモータ(図示せず)をモータドライブ回路104に接続し、また、圧力センサ10dをインターフェース107に接続する構成となり他は同様である。
【0063】
次に、本実施形態における処理について説明する。図9(a)は、本実施形態に係る車両のエンジン始動時の処理の例を示すフローチャートである。本実施形態の場合、エアバッグ1を展開するためには予めチャンバ部10aに圧縮空気を蓄積しておく必要がある。本実施形態ではこの蓄積処理を車両の起動時、特に、エンジンの始動時に行うようにしている。例えば、イグニッションキーが回されると車両の主制御部からの命令でこの処理が開始される。
【0064】
S31では図8(b)に示すように弁10bのみを開き他の弁10c及び13を閉じる。S32ではインターフェース107を介して車両の主制御部に対して車両の走行禁止指示を出力する。車両の起動時においてはチャンバ部10aに圧縮空気が蓄積されていないか或いは十分に蓄積されていない可能性があるため、このまま走行するとエアバッグ1が適切に展開されないおそれがある。
【0065】
このため、本実施形態ではチャンバ部10aに圧縮空気が十分に蓄積されるまで車両の走行を禁止するようにしている。このように車両の起動時にチャンバ部10aに圧縮空気を蓄積しておくことで車両の運転中には常時圧縮空気が準備されることになり、いつでもエアバッグ1を展開することが可能となる。
【0066】
次に、S33ではポンプ11を駆動してチャンバ部10aに空気を供給する。S34では圧力センサ10dの検出結果を取得してチャンバ部10a内に十分に圧縮空気が蓄積されているか否かを判定する。蓄積されていない場合(所定圧に至らない場合)は待ちの状態となり、蓄積された場合(所定圧に達した場合)はS35へ進む。
【0067】
S35では弁10bを閉じる。S36ではポンプ11を停止する。これらの処理の結果、チャンバ部10aに圧縮空気が蓄積された状態の図8(a)の態様に至る。S37ではインターフェース107を介して車両の主制御部に走行禁止解除を出力する。これにより車両の走行が可能となる。
【0068】
次に、本実施形態における衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例について説明する。図9(b)はそのフローチャートである。S41では衝突予知処理を行う。ここでは衝突予知センサ108の検出結果に基づき衝突する可能性を判定する。S42ではS41の処理の結果、衝突が予知された場合にはS43へ進み、そうでない場合はS41へ戻る。
【0069】
S43では弁10cのみを開く。これによりチャンバ部10a内に蓄積された圧縮空気がエアバッグ1内に噴出する。図8を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図8(c)の状態となり、エアバッグ1が展開する。エアバッグ1の展開後、S44へ進みエアバッグ格納処理を行う。図10(a)はエアバッグ格納処理の例を示すフローチャートである。
【0070】
図10(a)の処理は上述した図5(b)の処理と同様の処理であり、S51では操作スイッチ109が押されたか否かを判定する。押された場合はS52へ進み、そうでない場合は操作待ちとなる。S52では弁13のみを開き、弁10b及び10cを閉じた状態に切り替える。S53ではモータ3aを回転駆動し、エアバッグ1内の空気を吸引することでエアバッグ1を格納状態へ復帰させる。図8を参照して説明したブロア・バキューム装置の動作は図8(d)の状態となる。エアバッグ1の復帰に十分な時間が経過した後、モータ3aの駆動が停止される。以上により処理が終了する。
【0071】
次に、S45ではインターフェース107を介して車両の主制御部に走行禁止指示を出力する。エアバッグ1の展開後はチャンバ部10aに圧縮空気が蓄積されていないため、このまま走行するとエアバッグ1を展開する必要が生じた場合に適切に展開できない。このため、本実施形態ではこのようにエアバッグ1の格納後に車両を走行禁止とすることで、エアバッグ1が適切に展開できない可能性がある状態での車両の走行が禁止され、安全性を高めることができる。
【0072】
S46ではチャンバ部10aに圧縮空気を再度充填する処理を行う。本実施形態では、このようにエアバッグ1の展開後、これを格納状態に復帰した時にチャンバ部10aに対する空気の供給を開始することで、一旦エアバッグ1を展開してチャンバ部10aの圧縮空気がなくなってもすぐに補充され、次回のエアバッグ1の展開に備えることができる。
【0073】
S46の処理は図9(a)を参照して説明したエンジン始動時の処理と同様であるが、S32の走行禁止指示出力処理及びS37の走行禁止解除出力処理は重複するため不用である。図9(b)に戻り、S47ではインターフェース107を介して車両の主制御部に走行禁止解除を出力する。これにより走行が可能となる。以上により処理が終了する。
【0074】
以上述べた通り、本実施形態のエアバッグ装置は、エアバッグ1を反復して使用することが可能となり、障害物及び車両自体の保護を図る上で頻発的な衝突予知に対応することができる。また、本実施形態では車両の起動時にチャンバ部10aに対する空気の供給、蓄積が開始されるので、車両の運転中には常時チャンバ10a内に空気が蓄積され、エアバッグ1を何時でも展開できるように準備することが可能となる。
【0075】
なお、本実施形態ではポンプ11を用いてチャンバ部10a内への空気の供給を行ったが、例えば、これに代えて複数回チャンバ部10a内への空気の供給が可能な容量を有するガスボンベを用いてもよい。
【0076】
また、本実施形態ではエアバッグ1の格納状態の復帰には電動ファン3を用いたが、ポンプ11として空気の吸引も可能なポンプを用いることで電動ファン3、弁13等を省略することができる。このようなポンプを用いた場合、エアバッグ1の格納状態への復帰時には弁10b及び10cの双方を空けてエアバッグ1内の空気をポンプで吸引すればよい。
【0077】
また、本実施形態ではチャンバ部10a内に充填される圧縮空気の気圧をポンプ11によって、車両の車速に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、車速が速い場合にはエアバッグ1の展開の迅速性がより要求されるところ、車速が速い場合にはチャンバ部10a内の圧縮空気の気圧を高圧とすることで、エアバッグ1の展開の迅速性を向上させることができる。図10(b)は係る処理の例を示すフローチャートである。この処理は車両の走行時に適宜行われる。
【0078】
S61では、インターフェース107を介して車両の主制御部から車速を取得すると共に圧力センサ10dからチャンバ部10a内に蓄積されている圧縮空気の気圧を取得する。S62ではS61で取得した車速と圧縮空気の気圧とに基づいて、当該圧縮空気の圧力を増加する必要があるか否かを判定する。
【0079】
必要がある場合はS63へ進み、そうでない場合は処理を終了する。S63ではチャンバ部10a内の圧縮空気の気圧を増加する処理を行う。ここでは、弁10bのみを開いてポンプ11を通常よりも高出力で駆動しチャンバ部10a内に空気を供給する。そして、圧力センサ10dにより検出される気圧が予め定めた気圧に至った場合には弁10bを閉じ、ポンプ11を停止する。以上により処理が終了する。
【0080】
【発明の効果】
以上述べた通り、第1及び第2の本発明のエアバッグ装置によれば、障害物及び車両自体の保護を図る上で、頻発的な衝突予知に対応することができると共にエアバッグを迅速に展開することができる。
【0081】
また、第3の本発明のエアバッグ装置によれば、障害物及び車両自体の保護を図る上で、頻発的な衝突予知に対応することができると共にエアバッグを何時でも展開できるように準備することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエアバッグ装置を適用した車両の外観図であり、(a)はエアバッグの格納状態を、(b)はエアバッグの展開状態を示している。
【図2】(a)乃至(d)はエアバッグ1の展開及び格納状態への復帰を行うブロア・バキューム装置の動作説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るエアバッグ装置の制御部のブロック図である。
【図4】車両のインストルメントパネル部の構成例を示す図である。
【図5】(a)は衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例を示すフローチャート、(b)はエアバッグ1の格納処理の例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係るブロア・バキューム装置の動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施形態に係るブロア・バキューム装置の動作説明図である。
【図9】(a)は、本発明の第3実施形態に係る車両のエンジン始動時の処理の例を示すフローチャート、(b)は本発明の第3実施形態に係る衝突予知に基づくエアバッグ1の処理の例を示すフローチャートである。
【図10】(a)は本発明の第3実施形態に係るエアバッグ格納処理の例を示すフローチャート、(b)は圧力変更処理の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エアバッグ
2 格納部
3 電動ファン
3a モータ
3b ファン
4 蓄積装置
4a チャンバ部
4b 弁
4c 弁
5 管
6 弁
7 管
8 弁
9 エアコン
10 蓄積装置
10a チャンバ部
10b 弁
10c 弁
10d 圧力センサ
11 ポンプ
12 管
13 弁
106 扉
108 衝突予知センサ
109 エアバッグ復帰用操作スイッチ
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle airbag device.
[0002]
[Prior art]
Various techniques have been proposed as techniques for protecting an occupant from collision of a vehicle with an obstacle or the like. A typical example is an airbag that is deployed in a vehicle cabin at the time of a vehicle collision. In addition, a technique has been proposed in which a collision between a vehicle and an obstacle is predicted in advance to protect occupants. For example, Patent Literature 1 proposes a technique in which when a vehicle and an obstacle are predicted, the seat belt is wound up to increase the restraining force of the occupant on the seat, thereby preventing the occupant from being injured in the passenger compartment. I have.
[0003]
On the other hand, as a technique for improving the safety of a vehicle at the time of a collision, a technique for protecting not only an occupant but also an obstacle or the vehicle itself has been proposed. For example, Patent Literature 2 proposes a technique for protecting an obstacle in the event of a collision by predicting a collision between the obstacle and a vehicle by deploying an airbag outside the vehicle. Such a technique is a technique that is attracting attention because of the importance of protecting an obstacle.
[0004]
[Patent Document 1] JP-A-2000-142321
[Patent Document 2] JP-A-6-239198
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Here, in order to sufficiently protect obstacles and the vehicle itself, it is desirable to predict the collision if there is a danger, regardless of whether or not the collision actually occurs. In order to improve the protection performance, it is desirable that the sensitivity of the collision prediction is high. However, if the sensitivity of collision prediction is increased, erroneous prediction of collision occurs frequently, and the frequency of deploying the airbag increases accordingly. In this regard, once the airbag is deployed, it is necessary to return the airbag to its original stored state, but it is not expected that the conventional airbag device will be used many times. Further, in order to protect the obstacle and the vehicle itself, the airbag needs to be quickly deployed and must be prepared to be deployed at any time.
[0006]
Therefore, a first object of the present invention is to provide an airbag device capable of responding to frequent collision prediction and protecting the obstacle and the vehicle itself, and capable of rapidly deploying the airbag. is there.
[0007]
A second object of the present invention is to provide an airbag device capable of coping with frequent collision prediction and protecting the airbag at any time in order to protect obstacles and the vehicle itself. To provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object of the present invention, according to the first present invention, an airbag that is stored so as to be deployable in front of a vehicle and the airbag in a stored state can be repeatedly deployed, An airbag device comprising: a deploying unit that deploys the airbag when a collision with an obstacle is predicted; and a return unit that returns the deployed airbag to a storage state. Includes an electric fan that blows gas into the airbag, and predicts a collision with the obstacle, based on a prediction of a first-level collision that does not require deployment of the airbag and a deployment of the airbag. A second-level collision prediction that is necessary, wherein the electric fan is driven from the first-level collision prediction stage.
[0009]
According to the airbag device of the first aspect of the present invention, the airbag can be used repeatedly by providing the deployment means and the return means. Therefore, in order to protect obstacles and the vehicle itself, it is possible to cope with frequent mispredictions of collisions. Here, the deployment means of the first aspect of the present invention includes an electric fan that blows out gas into the airbag. As described above, by using the electric fan, the gas can be repeatedly ejected to the airbag, and the airbag can be repeatedly deployed.
[0010]
On the other hand, the electric fan generally takes a little time to start up until a sufficient air volume is obtained, and the deployment of the airbag may be slightly delayed. Therefore, in the present invention, the case where the airbag actually needs to be deployed is prepared by driving the electric fan from the stage of the first-level collision prediction where the airbag does not need to be deployed. This allows the airbag to be deployed quickly.
[0011]
In the first aspect of the present invention, the deployment of the airbag may be allowed at the stage of predicting the second-level collision. By doing so, even if the electric fan is driven from the stage of predicting the first-level collision, it is possible to eliminate the inconvenience of the airbag being slightly expanded.
[0012]
Further, in the first aspect of the present invention, there is further provided switching means for switching a jet destination of gas jetted from the electric fan between the inside of the airbag and the outside of the airbag. It is also possible to switch the jetting destination to the outside of the airbag at the stage of predicting the collision, and to switch the jetting destination to the inside of the airbag at the stage of predicting the second-level collision. By doing so, in the stage of predicting the first-level collision, gas from the electric fan is released to the outside of the airbag, and no resistance is applied to the electric fan, so that the initial rotational speed of the electric fan is improved. Therefore, in the stage of predicting the second level collision, the airbag can be deployed more quickly.
[0013]
In this case, the electric fan further comprises a storage means for storing gas ejected from the electric fan to the outside of the airbag, wherein the storage means stores the stored gas when the second-level collision is predicted. Can be jetted into the airbag. By doing so, the gas ejected to the outside of the airbag can be effectively utilized, and the airbag can be deployed more quickly.
[0014]
According to the second aspect of the present invention, in order to achieve the first object of the present invention, it is possible to repeatedly deploy an airbag stored in a deployable manner in front of a vehicle and the airbag in a stored state. An airbag device comprising: a deployment unit that deploys the airbag when a collision with an obstacle is predicted; and a return unit that returns the deployed airbag to a storage state. The deploying means includes an electric fan for ejecting gas into the airbag, and an introducing means for introducing gas from the electric fan of electrical components mounted on the vehicle into the airbag. An airbag device is provided.
[0015]
According to the airbag device of the second aspect of the present invention, the airbag can be repeatedly used by providing the deploying means and the return means. Therefore, in order to protect obstacles and the vehicle itself, it is possible to cope with frequent mispredictions of collisions. Here, the deployment means of the second aspect of the present invention includes an electric fan that blows gas into the airbag. As described above, by using the electric fan, the gas can be repeatedly ejected to the airbag, and the airbag can be repeatedly deployed.
[0016]
On the other hand, the electric fan generally takes a little time to start up until a sufficient air volume is obtained, and the deployment of the airbag may be slightly delayed. Therefore, in the second aspect of the present invention, the deploying means includes an introducing means for introducing gas from an electric fan of electric equipment mounted on the vehicle into the airbag. By utilizing the electric fan of the electric component, a larger air volume can be obtained, and the airbag can be quickly deployed.
[0017]
According to the third aspect of the present invention, in order to achieve the second object of the present invention, it is possible to repeatedly deploy an airbag stored in a deployable state in front of a vehicle and the airbag in a stored state. An airbag device comprising: a deployment unit that deploys the airbag when a collision with an obstacle is predicted; and a return unit that returns the deployed airbag to a storage state. The deploying means includes a storage means for storing gas ejected into the airbag when collision with an obstacle is predicted, and a gas supply means for supplying gas to the storage means, An airbag device is provided, wherein the supply unit starts supplying gas to the storage unit when the vehicle is started.
[0018]
According to the airbag device of the third aspect of the present invention, the airbag can be repeatedly used by providing the deploying means and the return means. Therefore, in order to protect obstacles and the vehicle itself, it is possible to cope with frequent mispredictions of collisions. Here, the deployment means of the third invention includes the storage means and the gas supply means, and the gas supply means repeatedly supplies and accumulates gas to the storage means so that the airbag can be deployed repeatedly. .
[0019]
On the other hand, during the operation of the vehicle, it is necessary that gas is always stored in the storage means so that the airbag can be deployed at any time. In this regard, according to the third aspect of the present invention, the supply and accumulation of gas to the accumulation means are started when the vehicle is started, so that the gas is always accumulated in the accumulation means during operation of the vehicle, and the airbag is deployed at any time. Be prepared to be able to.
[0020]
In the third aspect of the present invention, it is possible to further include an output unit that outputs a traveling prohibition instruction of the vehicle to the control unit of the vehicle when the gas is not sufficiently accumulated in the accumulation unit. . This prohibits the vehicle from running in a state where there is a possibility that the airbag cannot be deployed properly, and can enhance safety.
[0021]
In the third aspect of the present invention, the gas supply means may start supplying gas to the storage means when the airbag returns to a stored state after the airbag is deployed. In this way, even if the airbag is once deployed and the gas in the storage means is exhausted, it is replenished immediately and can be prepared for the next deployment of the airbag.
[0022]
In the third aspect of the present invention, the gas supply unit may change a pressure of gas stored in the storage unit according to a vehicle speed of the vehicle. For example, when the vehicle speed is high, quickness of deployment of the airbag is more required, but when the vehicle speed is high, the speed of deployment of the airbag can be improved by increasing the gas pressure to a high pressure. .
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
<First embodiment>
1A and 1B are external views of a vehicle to which an airbag device according to a first embodiment of the present invention is applied, wherein FIG. 1A shows a stored state of the airbag, and FIG. 1B shows a deployed state of the airbag. In the case of the present embodiment, as shown in FIG. 1A, a storage portion 2 of an airbag 1 having a rectangular cylindrical shape is provided in front of the vehicle, particularly at the center of the bumper. It is stored in the storage unit 2 in a folded state. It should be noted that a door that can be opened and closed is provided in front of the storage unit 2, and the opening of the storage unit 2 is closed with this door so that the airbag 1 is not exposed to the outside when the airbag 1 is stored. Good.
[0025]
When the collision prediction sensor 108 predicts a collision with an obstacle present in front of the vehicle while the vehicle is running in the mode of FIG. 1A, the airbag 1 is turned on as shown in FIG. Deploy forward. Thus, the obstacle is prevented from directly contacting the vehicle body, and the obstacle and the vehicle itself can be protected. In the present embodiment, the shape of the airbag 1 when deployed is a rod extending in the vehicle width direction, but various shapes and sizes can be adopted.
[0026]
2 (a) to 2 (c) are explanatory views of the operation of the blower / vacuum apparatus for deploying the airbag 1 and returning to the stored state. A tube 5 to which a valve 6 is connected in the middle is connected to the rear end of the storage section 2. An electric fan 3 including a motor 3a for a blower / vacuum device and a fan 3b rotated by a rotational force of the motor 3a is disposed at a rear end of the tube 5. When the airbag 1 is deployed from the storage state shown in FIG. 2A, the motor 3a is rotated forward and the fan 3b is rotated forward. As a result, air is blown from the fan 3b into the airbag 1, and the airbag 1 is deployed as shown in FIG.
[0027]
On the other hand, when returning the deployed airbag 1 to the stowed state, the motor 3a is rotated in the reverse direction and the fan 3b is rotated in the reverse direction. As a result, the air filled in the airbag 1 is discharged to the outside by the fan 3b, and the airbag 1 is sucked into the storage section 2 while being squeezed as shown in FIG. 2 (d), and eventually returns to the storage state. When returning the airbag 1, one end of the tether may be attached to the airbag 1, and the tether may be wound up from the other end to assist in returning the airbag 1 to the storage state. .
[0028]
In the present embodiment, by using the electric fan 3 as described above, air can be repeatedly blown out to the airbag 1 and the airbag 1 can be repeatedly deployed. Here, the electric fan generally takes a little time to start up until a sufficient air volume is obtained, and the deployment of the airbag 1 may be slightly delayed. Therefore, in the present embodiment, the electric fan 3 is preliminarily driven in accordance with the level of the collision prediction based on the detection result of the collision prediction sensor 108 to improve the situation. Hereinafter, this point will be described.
First, as the level of collision prediction, in the present embodiment, a first level where the airbag 1 does not need to be deployed and a second level where the airbag 1 needs to be deployed are assumed. The first level is a case where an obstacle is detected by the collision prediction sensor 108, but the possibility of a collision is extremely low due to the relationship between the moving speed of the obstacle and the vehicle speed, and the second level is a case where the possibility of a collision is low. Is higher.
[0029]
In the present embodiment, the case where the electric fan 3 is driven at the stage where the collision prediction level based on the detection result of the collision prediction sensor 108 is the first level and the collision prediction level reaches the second level is provided. As a result, when the collision prediction level reaches the second level at which the deployment of the airbag 1 is required, since the electric fan 3 has already been driven, the delay in starting up is eliminated, and the deployment of the airbag 1 is quick. Becomes possible.
[0030]
On the other hand, when the electric fan 3 is driven to eject air at the first level stage, the airbag 1 may start to expand, causing inconvenience such as slight inflation. Therefore, in the present embodiment, the deployment of the airbag 1 is allowed at the second level. Specifically, a valve 6 that can be controlled to open and close is provided, and the destination of air ejection by the electric fan 3 is switched between inside and outside of the airbag 1. At the first level, by closing this, air from the electric fan 3 is blown out of the airbag 1 to prevent air from entering the airbag 1. By doing so, further, in the first level stage, the air from the electric fan 3 escapes to the outside of the airbag 1 and no resistance is applied to the electric fan 3, so that the initial rotational speed of the electric fan 3 is improved. Therefore, in the second level, the airbag 1 can be deployed more quickly.
[0031]
Further, in the present embodiment, a storage device 4 for storing air ejected from the electric fan 3 to the outside of the airbag 1 is further provided, and when the second-level collision prediction stage is reached, the storage device 4 is provided. The accumulated air is blown into the airbag 1. By doing so, the air jetted out of the airbag 1 is effectively used, and the airbag 1 is deployed more quickly.
[0032]
The storage device 4 includes a chamber 4a for storing air from the electric fan 3, a valve 4b that can be opened and closed to switch the flow and cutoff of air from the electric fan 3 to the chamber 4a, and a valve 4b from the chamber 4a to the airbag 1. A valve 4c that can be controlled to open and close to switch between air flow and cutoff. Hereinafter, a series of operations will be described with reference to FIGS.
[0033]
FIG. 2A shows an initial state (the stored state of the airbag 1), in which the valves 6 and 4c are closed and only the valve 4b is open. The electric fan 3 is stopped. Next, when the collision prediction level based on the detection result of the collision prediction sensor 108 becomes the first level, the electric fan 3 is driven and air is blown out as shown in FIG. Since this air is shut off by the valve 6, it does not enter the airbag 1, but passes through the valve 4b and is jetted to the chamber 4a. In the chamber section 4a, air is gradually accumulated and compressed.
[0034]
Next, when the collision prediction level based on the detection result of the collision prediction sensor 108 becomes the second level, the valves 6 and 4c are opened while the driving of the electric fan 3 is continued, as shown in FIG. Valve 4b is closed. As a result, the air from the electric fan 3 is jetted into the airbag 1 and the air accumulated in the chamber 4a is also jetted into the airbag 1. As a result, the airbag 1 can be deployed more quickly.
[0035]
When the airbag 1 is returned to the retracted state after the deployment of the airbag 1, the valves 4b and 4c are closed while the valve 6 is open as shown in FIG. The air in the airbag 1 is sucked by the fan 3. After the storage of the airbag 1 is completed, the operation returns to the state of FIG.
[0036]
Next, FIG. 3 is a block diagram of a control unit of the airbag device of the present embodiment. The CPU 101 is a processor that controls the entire airbag device, and particularly executes processing described later. A ROM (Read Only Memory) 102 is a memory that stores fixed data as well as programs for respective processes described below. A RAM (random access memory) 103 has a work area for a program processed by the CPU 101 and stores variable data and the like. It goes without saying that other storage means may be employed as the ROM 102 and the RAM 103.
[0037]
The motor drive circuit 104 is a drive circuit that rotationally drives the blower / vacuum motor 3a and the motor group 105 that switches between opening and closing the valves 4b, 4c, and 6 in accordance with instructions from the CPU 101.
[0038]
The interface 107 relays input or output of information between the CPU 101 and each device described below, and one or more interfaces 107 are provided according to the type of each device. In the present embodiment, information is input and output between the CPU 101 and the main control unit that controls the entire vehicle via the interface 107.
[0039]
The collision prediction sensor 108 may have various configurations. For example, the collision prediction sensor 108 emits an ultrasonic wave, a laser beam, a radio wave, or the like toward the front of the vehicle and receives the reflected wave or the reflected light, so that the collision prediction sensor 108 exists in front of the vehicle. The distance, size, moving speed, etc. of the obstacle to be detected are detected.
[0040]
The airbag return operation switch 109 is provided to be operable by an operator such as an occupant, and is a switch for instructing a return of the deployed airbag 1 to a stored state. FIG. 4 illustrates an example of the configuration, and is a diagram illustrating an example of the configuration of an instrument panel unit of a vehicle. In the figure, when the door 106 on the right side of the handle is opened, a push button type airbag return operation switch 109 appears.
[0041]
Next, the processing of the CPU 101 in the airbag device having the above configuration will be described. FIG. 5A is a flowchart illustrating an example of processing of the airbag 1 based on collision prediction. In S1, a collision prediction process is performed. Here, the possibility of collision and its level are determined based on the detection result of the collision prediction sensor 108. In S2, as a result of the processing in S1, if a collision is predicted, the process proceeds to S4; otherwise, the process proceeds to S3. In S3, if the motor 3a of the electric fan 3 is being driven, this is stopped and the process returns to S1.
[0042]
In S4, it is determined whether or not the collision prediction level is the first level. If the level is the first level, the process proceeds to S5, in which the motor 3a is rotationally driven, and the process returns to S1. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 2 is in the state of FIG. 2B, and air is accumulated in the chamber 4a. If it is determined in S4 that the collision prediction level is not the first level, it is determined that the collision prediction level is the second level, and the process proceeds to S6.
[0043]
In S6, the motor 3a is driven to rotate, and the valves 6 and 4c are opened, and the valve 4b is switched. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 2 is in the state of FIG. 2C, and the air is blown out from the electric fan 3 into the airbag 1 and the air in the chamber 4a is also inside the airbag 1. And the airbag 1 is deployed. Since the collision prediction level usually reaches the second level after passing through the first level, the driving of the motor 3a driven in S5 is maintained in S6.
[0044]
In S7, the storing process of the airbag 1 is performed. In this embodiment, the return of the airbag 1 to the storage state is started on condition that the operation switch 109 is operated. Therefore, an operator such as an occupant can instruct to return the airbag 1 to the storage state after confirming the safety of the surroundings, such as confirming that there is no entrapment of foreign matter or the like in the airbag 1, Safety at the time of return can be further improved. However, the apparatus may determine the return timing and perform the automatic return.
[0045]
FIG. 5B is a flowchart illustrating an example of the storing process of the airbag 1. In S11, it is determined whether or not the operation switch 109 has been pressed. If the button has been pressed, the process proceeds to S12; otherwise, the operation waits. In S12, the valve 6 is switched to the open state, and the valves 4b and 4c are switched to the closed state. In S13, the blower / vacuum motor 3a is driven to rotate, and the air in the airbag 1 is sucked to return the airbag 1 to the stored state. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 2 is as shown in FIG. After a lapse of time sufficient for the return of the airbag 1, the driving of the motor 3a is stopped. Thus, the process ends.
[0046]
Returning to FIG. 5, in S8, the valves 6, 4b and 4c are switched to the initial state of FIG. Thereafter, the process ends.
[0047]
As described above, the airbag device of the present embodiment allows the airbag 1 to be used repeatedly, and can cope with frequent collision prediction in order to protect obstacles and the vehicle itself. . When the collision prediction level reaches the second level at which the deployment of the airbag 1 is actually required by driving the electric fan 3 from the first level stage at which the deployment of the airbag 1 is not required. , And the airbag 1 can be quickly deployed.
[0048]
Further, by switching the valve 6, even if the electric fan 3 is driven from the stage of predicting the first level collision, the inconvenience such as the airbag 1 being slightly inflated without entering the air into the airbag 1 can be solved. In addition, at the first level collision prediction stage, the air from the electric fan 3 is stored in the storage device 4, and when it reaches the second level, it is blown into the airbag 1, so that the air blown out of the airbag 1 And the airbag 1 can be deployed more quickly.
[0049]
<Second embodiment>
In the present embodiment, another configuration example of the blower / vacuum apparatus will be described. In brief, in the present embodiment, the electric fan is used to deploy the airbag 1 and return the storage state, but when the airbag 1 is deployed, assistance is obtained from the electric fan of the electrical components mounted on the vehicle. Examples of such electrical components include an air conditioner and a ventilation fan. FIG. 6 is an operation explanatory diagram of the blower / vacuum apparatus according to the second embodiment of the present invention. In the figure, the same components as those of the blower / vacuum apparatus according to the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and only different components will be described.
[0050]
FIG. 6A shows an initial state (a stored state of the airbag 1), in which an introduction pipe 7 for introducing air from an electric fan (not shown) provided in the air conditioner 9 into the airbag 1 is provided. I have. The valve 8 that can be opened and closed is opened when air from the electric fan of the air conditioner 9 is introduced into the airbag 1, and closed otherwise. It is closed in the initial state of FIG.
[0051]
Then, when a collision is predicted based on the detection result of the collision prediction sensor 108, as shown in FIG. 6B, the electric fan 3 is driven to blow air into the airbag 1 and the valve 8 is turned on. When opened, air from the electric fan of the air conditioner 9 is also introduced into the airbag 1. By doing so, even if it takes some time for the electric fan 3 to rise, the air from the electric fan of the air conditioner 9 is introduced into the airbag 1, so that a larger air volume can be obtained by the energization of the airbag. The bag 1 can be deployed quickly. Further, a smaller electric fan 3 can be used than in the case where the electric fan 3 is used alone, and the cost can be reduced.
[0052]
When the electric fan of the air conditioner 9 is not in the driving state, the air conditioner 9 may be forcibly driven. If the electric fan is not fully opened, it may be forcibly opened. The operation instruction to the air conditioner 9 may be given by the CPU 101, or may be given via the main control unit of the vehicle in the case of a configuration controlled by the main control unit of the vehicle.
[0053]
Finally, when returning to the retracted state after the deployment of the airbag 1, the valve 8 is closed as shown in FIG. 6C and the motor 3 a is rotated in reverse to suck the air in the airbag 1 by the electric fan 3. I do. Thereby, the airbag 1 is stored.
[0054]
Next, FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of processing of the airbag 1 based on collision prediction according to the second embodiment of the present invention. In S21, a collision prediction process is performed. Here, the possibility of collision is determined based on the detection result of the collision prediction sensor 108. In S22, as a result of the processing in S21, if a collision is predicted, the process proceeds to S23, and if not, the process returns to S21.
[0055]
In S23, the motor 3a is rotationally driven to eject air from the electric fan 3 into the airbag 1, and the valve 8 is opened to introduce air from the electric fan of the air conditioner 9 into the airbag 1. The electric fan of the air conditioner 9 is forcibly driven at full open. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 6 is in the state of FIG. 6B, and the airbag 1 is deployed.
[0056]
After the deployment of the airbag 1, the process proceeds to S24, where the airbag is stored. If the air conditioner 9 has been forcibly driven, this is canceled. In the airbag storing process, for example, the same process as in FIG. 5B described above is performed, and the valve 8 is closed in S12. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 6 is as shown in FIG. Thus, the process ends.
[0057]
As described above, the airbag device of the present embodiment allows the airbag 1 to be used repeatedly, and can cope with frequent collision prediction in order to protect obstacles and the vehicle itself. . Further, by utilizing the electric fan of the air conditioner 9 which is an electric component of the vehicle, a larger air volume can be obtained, and the airbag 1 can be quickly deployed.
[0058]
<Third embodiment>
In the present embodiment, still another configuration example of the blower / vacuum apparatus will be described. FIG. 8 is an explanatory diagram of the operation of the blower / vacuum apparatus according to the third embodiment of the present invention. In the figure, the same components as those of the blower / vacuum apparatus according to the above-described first embodiment are denoted by the same reference numerals, and only different components will be described.
[0059]
In the case of the present embodiment, an air storage device 10 is used to blow air into the airbag 1. The storage device 10 includes a chamber 10a in which air is compressed and stored. A pressure sensor 10d is provided on the inner wall of the chamber 10a, and measures the atmospheric pressure in the chamber 10a. The pressure sensor 10d is used for detecting whether or not compressed air is sufficiently accumulated in the chamber 10a.
[0060]
One end of the chamber 10a is connected to a pump 11 for supplying air through a valve 10b that can be controlled to open and close. The other end of the chamber section 10a is connected to the storage section 2 via a valve 10c and a pipe 12 that can be opened and closed. The tube 12 allows air to flow with the electric fan 3 via a valve 13 that can be controlled to open and close. In the case of the present embodiment, the electric fan 3 is not used for deploying the airbag 1 but for returning to the stored state. Hereinafter, a series of operations will be described with reference to FIGS.
[0061]
FIG. 8A shows the stored state of the airbag 1 and the valves 10b, 10c and 13 are all closed. The pump 11 is also stopped. Next, when air is accumulated in the chamber 10a, as shown in FIG. 8B, only the valve 10b is opened and the pump 11 is operated to supply air into the chamber 10a. As a result, air is accumulated in the chamber 10a and is compressed. When the detection result of the pressure sensor 10d reaches a predetermined atmospheric pressure, the valve 10b is closed to stop the pump 11, and returns to the state shown in FIG. 8A to wait for the deployment of the airbag 1.
[0062]
When the airbag 1 is deployed, only the valve 10c is opened as shown in FIG. As a result, the compressed air stored in the chamber 10a is jetted into the airbag 1, and the airbag 1 is deployed. When the airbag 1 is returned to the retracted state after deployment, only the valve 13 is opened, and the electric fan 3 is driven to rotate to suck the air in the airbag 1. After the storage of the airbag 1 is completed, the flow returns to the state of FIG. The block diagram of the control unit in the case of the present embodiment has a configuration in which a motor (not shown) for driving the pump 11 is connected to the motor drive circuit 104 and the pressure sensor 10d is connected to the interface 107 in FIG. Others are the same.
[0063]
Next, processing in the present embodiment will be described. FIG. 9A is a flowchart illustrating an example of a process at the time of starting the engine of the vehicle according to the present embodiment. In the case of the present embodiment, in order to deploy the airbag 1, it is necessary to store compressed air in the chamber 10a in advance. In the present embodiment, this accumulation processing is performed when the vehicle is started, particularly when the engine is started. For example, when the ignition key is turned, this processing is started by a command from the main control unit of the vehicle.
[0064]
In S31, as shown in FIG. 8B, only the valve 10b is opened and the other valves 10c and 13 are closed. In S32, a command to prohibit running of the vehicle is output to the main control unit of the vehicle via the interface 107. When the vehicle is started, the compressed air may not be accumulated in the chamber 10a or may not be sufficiently accumulated. Therefore, if the vehicle travels as it is, the airbag 1 may not be properly deployed.
[0065]
For this reason, in the present embodiment, the running of the vehicle is prohibited until the compressed air is sufficiently accumulated in the chamber 10a. By storing the compressed air in the chamber 10a when the vehicle is started in this way, the compressed air is always prepared during the operation of the vehicle, and the airbag 1 can be deployed at any time.
[0066]
Next, in S33, the pump 11 is driven to supply air to the chamber 10a. In S34, the detection result of the pressure sensor 10d is acquired, and it is determined whether or not the compressed air is sufficiently accumulated in the chamber 10a. If it has not been accumulated (if the pressure has not reached the predetermined pressure), the process waits. If it has been accumulated (if the pressure has reached the predetermined pressure), the flow proceeds to S35.
[0067]
In S35, the valve 10b is closed. In S36, the pump 11 is stopped. As a result of these processes, the state shown in FIG. 8A is reached in which compressed air is accumulated in the chamber section 10a. In S37, the travel inhibition release is output to the main control unit of the vehicle via the interface 107. This allows the vehicle to run.
[0068]
Next, an example of processing of the airbag 1 based on collision prediction in the present embodiment will be described. FIG. 9B is a flowchart thereof. In S41, a collision prediction process is performed. Here, the possibility of collision is determined based on the detection result of the collision prediction sensor 108. In S42, as a result of the processing in S41, if a collision is predicted, the process proceeds to S43; otherwise, the process returns to S41.
[0069]
In S43, only the valve 10c is opened. As a result, the compressed air stored in the chamber 10a is jetted into the airbag 1. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 8 is in the state of FIG. 8C, and the airbag 1 is deployed. After the deployment of the airbag 1, the process proceeds to S44, where the airbag is stored. FIG. 10A is a flowchart illustrating an example of the airbag storing process.
[0070]
The processing in FIG. 10A is the same as the processing in FIG. 5B described above, and in S51, it is determined whether the operation switch 109 has been pressed. If the button has been pressed, the process proceeds to S52; otherwise, the operation waits. In S52, only the valve 13 is opened and the valves 10b and 10c are switched to the closed state. In S53, the motor 3a is driven to rotate, and the air in the airbag 1 is sucked to return the airbag 1 to the retracted state. The operation of the blower / vacuum apparatus described with reference to FIG. 8 is in the state of FIG. After a lapse of time sufficient for the return of the airbag 1, the driving of the motor 3a is stopped. Thus, the process ends.
[0071]
Next, in S45, a travel prohibition instruction is output to the main control unit of the vehicle via the interface 107. After the airbag 1 is deployed, no compressed air is accumulated in the chamber portion 10a. Therefore, if the airbag 1 travels as it is and it becomes necessary to deploy the airbag 1, it cannot be deployed properly. For this reason, in the present embodiment, by prohibiting the vehicle from running after the airbag 1 is stored in this way, the vehicle is prohibited from running in a state where the airbag 1 may not be able to be deployed properly, and safety is reduced. Can be enhanced.
[0072]
In S46, a process of refilling the chamber portion 10a with the compressed air is performed. In the present embodiment, after the airbag 1 is deployed, the supply of air to the chamber 10a is started when the airbag 1 is returned to the stored state, so that the airbag 1 is deployed once and the compressed air in the chamber 10a is expanded. Is replenished as soon as the airbag 1 runs out, and can be prepared for the next deployment of the airbag 1.
[0073]
The process of S46 is the same as the process at the time of engine start described with reference to FIG. 9A, but the travel prohibition instruction output process of S32 and the travel prohibition release output process of S37 are unnecessary and therefore unnecessary. Returning to FIG. 9B, in step S47, a travel prohibition release is output to the main control unit of the vehicle via the interface 107. This enables traveling. Thus, the process ends.
[0074]
As described above, the airbag device of the present embodiment allows the airbag 1 to be used repeatedly, and can cope with frequent collision prediction in order to protect obstacles and the vehicle itself. . Further, in the present embodiment, supply and accumulation of air to the chamber portion 10a are started when the vehicle is started, so that air is always accumulated in the chamber 10a during operation of the vehicle, and the airbag 1 can be deployed at any time. It becomes possible to prepare.
[0075]
In this embodiment, the pump 11 is used to supply air into the chamber 10a. However, for example, instead of this, a gas cylinder having a capacity capable of supplying air into the chamber 10a multiple times may be used. May be used.
[0076]
Further, in the present embodiment, the electric fan 3 is used for returning the storage state of the airbag 1, but the electric fan 3, the valve 13, and the like can be omitted by using a pump capable of sucking air as the pump 11. it can. When such a pump is used, when returning the airbag 1 to the storage state, both the valves 10b and 10c are opened, and the air in the airbag 1 may be sucked by the pump.
[0077]
In the present embodiment, the pressure of the compressed air filled in the chamber 10a may be changed by the pump 11 according to the vehicle speed. For example, when the vehicle speed is high, the quickness of deployment of the airbag 1 is more required. When the vehicle speed is high, the pressure of the compressed air in the chamber 10a is set to a high pressure, so that the airbag 1 is deployed. Speed can be improved. FIG. 10B is a flowchart illustrating an example of such processing. This process is appropriately performed when the vehicle is running.
[0078]
In S61, the vehicle speed is obtained from the main control unit of the vehicle via the interface 107, and the pressure of the compressed air stored in the chamber 10a is obtained from the pressure sensor 10d. In S62, it is determined whether or not the pressure of the compressed air needs to be increased based on the vehicle speed and the pressure of the compressed air acquired in S61.
[0079]
If it is necessary, the process proceeds to S63; otherwise, the process ends. In S63, a process of increasing the pressure of the compressed air in the chamber 10a is performed. Here, only the valve 10b is opened to drive the pump 11 at a higher output than usual to supply air into the chamber 10a. When the pressure detected by the pressure sensor 10d reaches a predetermined pressure, the valve 10b is closed and the pump 11 is stopped. Thus, the process ends.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the first and second airbag devices of the present invention, in order to protect obstacles and the vehicle itself, it is possible to cope with frequent collision prediction and to quickly operate the airbag. Can be expanded.
[0081]
According to the airbag device of the third aspect of the present invention, in order to protect obstacles and the vehicle itself, it is possible to cope with frequent collision prediction and to prepare the airbag so that it can be deployed at any time. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of a vehicle to which an airbag device according to a first embodiment of the present invention is applied, wherein (a) shows a stored state of the airbag and (b) shows a deployed state of the airbag. .
FIGS. 2A to 2D are explanatory views of the operation of a blower / vacuum apparatus that expands an airbag 1 and returns the airbag 1 to a stored state.
FIG. 3 is a block diagram of a control unit of the airbag device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating a configuration example of an instrument panel unit of the vehicle.
5A is a flowchart illustrating an example of a process of the airbag 1 based on a collision prediction, and FIG. 5B is a flowchart illustrating an example of a process of storing the airbag 1;
FIG. 6 is an operation explanatory view of a blower / vacuum apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart illustrating an example of processing of the airbag 1 based on collision prediction according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an operation explanatory view of a blower / vacuum apparatus according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 9A is a flowchart illustrating an example of a process at the time of starting an engine of a vehicle according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 9B is an airbag based on collision prediction according to the third embodiment of the present invention. 6 is a flowchart illustrating an example of a process 1;
FIG. 10A is a flowchart illustrating an example of an airbag storing process according to a third embodiment of the present invention, and FIG. 10B is a flowchart illustrating an example of a pressure changing process.
[Explanation of symbols]
1 airbag
2 Storage
3 Electric fan
3a motor
3b fan
4 Storage device
4a Chamber section
4b valve
4c valve
5 tubes
6 valves
7 tubes
8 valves
9 air conditioner
10 Storage device
10a Chamber section
10b valve
10c valve
10d pressure sensor
11 pump
12 tubes
13 valves
106 door
108 Collision Prediction Sensor
109 Airbag return operation switch

Claims (9)

車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、
格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、
展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、
前記展開手段が、前記エアバッグ内にガスを噴出する電動ファンを含み、
前記障害物との衝突の予知は、前記エアバッグの展開の必要がない第1レベルの衝突の予知と、前記エアバッグの展開の必要のある第2レベルの衝突の予知と、を含み、
前記電動ファンは、前記第1レベルの衝突の予知の段階から駆動されることを特徴とするエアバッグ装置。
An airbag retractably stored in front of the vehicle,
Deployment means for repeatedly deploying the airbag in a stored state, and for deploying the airbag when a collision with an obstacle is predicted;
Return means for returning the deployed airbag to a stored state, the airbag device comprising:
The deployment means includes an electric fan that ejects gas into the airbag,
Predicting a collision with the obstacle includes predicting a first-level collision that does not require deployment of the airbag, and predicting a second-level collision that requires deployment of the airbag,
The airbag device, wherein the electric fan is driven from a stage of predicting the first level collision.
前記第2レベルの衝突の予知の段階で、前記エアバッグの展開が許容されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。The airbag device according to claim 1, wherein the deployment of the airbag is permitted at the stage of predicting the second level collision. 更に、
前記電動ファンから噴出されるガスの噴出先を前記エアバッグ内と前記エアバッグ外とで切り替える切替手段を備え、
前記切替手段は、
前記第1レベルの衝突の予知の段階においては前記噴出先を前記エアバッグ外に、前記第2レベルの衝突の予知の段階においては前記噴出先を前記エアバッグ内に、それぞれ切り替えることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
Furthermore,
Switching means for switching a jet destination of gas ejected from the electric fan between the inside of the airbag and the outside of the airbag,
The switching means,
In the stage of prediction of the first level collision, the ejection destination is switched to outside the airbag, and in the stage of prediction of the second level collision, the ejection destination is switched to the inside of the airbag. The airbag device according to claim 1, wherein
更に、
前記電動ファンから前記エアバッグ外へ噴出されるガスを蓄積する蓄積手段を備え、
前記蓄積手段は、前記第2レベルの衝突の予知の段階に至った場合には蓄積したガスを前記エアバッグ内へ噴出することを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置。
Furthermore,
A storage unit that stores gas ejected from the electric fan to the outside of the airbag,
4. The airbag apparatus according to claim 3, wherein the storage means ejects the stored gas into the airbag when the second-level collision is predicted.
車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、
格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、
展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、
前記展開手段が、
前記エアバッグ内にガスを噴出する電動ファンと、
前記車両に搭載される電装品の電動ファンからのガスを前記エアバッグ内に導入する導入手段と、
を含むことを特徴とするエアバッグ装置。
An airbag retractably stored in front of the vehicle,
Deployment means for repeatedly deploying the airbag in a stored state, and for deploying the airbag when a collision with an obstacle is predicted;
Return means for returning the deployed airbag to a stored state, the airbag device comprising:
The deployment means,
An electric fan that blows out gas into the airbag,
Introducing means for introducing gas from an electric fan of electrical components mounted on the vehicle into the airbag,
An airbag device comprising:
車両の前方で展開可能に格納されたエアバッグと、
格納状態にある前記エアバッグを繰り返し展開可能であって、障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグを展開する展開手段と、
展開された前記エアバッグを格納状態に復帰させる復帰手段と、を備えたエアバッグ装置であって、
前記展開手段が、
障害物との衝突が予知された場合に前記エアバッグ内に噴出されるガスが蓄積される蓄積手段と、
前記蓄積手段にガスを供給するガス供給手段と、
を含み、
前記ガス供給手段は、前記車両の起動時に前記蓄積手段に対するガスの供給を開始することを特徴とするエアバッグ装置。
An airbag retractably stored in front of the vehicle,
Deployment means for repeatedly deploying the airbag in a stored state, and for deploying the airbag when a collision with an obstacle is predicted;
Return means for returning the deployed airbag to a stored state, the airbag device comprising:
The deployment means,
Accumulating means for accumulating gas ejected into the airbag when collision with an obstacle is predicted;
Gas supply means for supplying gas to the storage means,
Including
The airbag device, wherein the gas supply unit starts supplying gas to the storage unit when the vehicle is started.
更に、
前記蓄積手段にガスが十分に蓄積されていない場合に、前記車両の制御部に対して、前記車両の走行禁止指示を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ装置。
Furthermore,
7. The air according to claim 6, further comprising an output unit that outputs an instruction to prohibit the running of the vehicle to the control unit of the vehicle when the gas is not sufficiently stored in the storage unit. Bag device.
前記ガス供給手段は、
前記エアバッグの展開後、当該エアバッグが格納状態に復帰した時に前記蓄積手段に対するガスの供給を開始することを特徴とする請求項7に記載のエアバッグ装置。
The gas supply means,
8. The airbag device according to claim 7, wherein after the airbag is deployed, when the airbag returns to the storage state, supply of gas to the storage unit is started.
前記ガス供給手段は、
前記車両の車速に応じて、前記蓄積手段に蓄積されるガスの圧力を変化させることを特徴とする請求項6に記載のエアバッグ装置。
The gas supply means,
The airbag device according to claim 6, wherein a pressure of gas stored in the storage unit is changed according to a vehicle speed of the vehicle.
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