【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は用途に応じて種々の形状に変化させることのできる多機能性を備えた座椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
公知の座椅子として、下記特許文献１の図面の図３に示されるように、背もたれ部や座部の角度が自由に調節可能なものがある。
【０００３】
又、下記特許文献２には、介助風呂用回転椅子に関するものであるが、座椅子の底部にベアリング等を介した回転機構を設けて、座椅子の向きを自由に変化させることのできるものが開示されている。
【０００４】
又、両肘掛付の座椅子や回転式の座椅子、さらに背もたれ部の角度調整が可能な座椅子も一般に普及しており、周知である。
【０００５】
【特許文献１】特開２００２−３４７０２号公報
【特許文献２】実登３０８３１７３号公報
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の座椅子は、一般に座部と背もたれ部及び肘掛部の骨組みが一体的に連結されている構造である。回転機能を有している座椅子の場合は、座部と背もたれ部及び肘掛部が一体となって床面上に載置された基台部（固定）に対して垂直中心軸回りに回転する構造であった。そのため、座ったまま足で地面を蹴って座椅子を回転させると、当然のことながら下半身及び上半身が共に回転し、身体を捻らずに向きを容易に変えることができた。
【０００６】
然しながら、座部と背もたれ部及び肘掛部が一体となって垂直中心軸回りに座椅子全体が回転する上記従来の座椅子は、姿勢の融通性がなく、うっとうしいと感じる時がある。特に両側に肘掛部を有する場合、姿勢が一義的に決められてしまい、胡坐をかいたり、脚を横に広げたりすることができない。
【０００７】
又、上記座椅子の背もたれ部に傾斜角度調整手段を有している場合であっても、背もたれ部や座部の傾斜角を変化することができても、座椅子全体の形状を変えることはできない。そのため、テレビを見るときには肘掛付き座椅子を、リラックスするときには足台つき座椅子を、というように、用途に応じた座椅子や備品をいくつも用意しなければならなかった。
【０００８】
然しながら、用途に応じて座椅子を何台も備えるのは経済的でなく、収納場所にも苦慮する。この点、一台の座椅子で前述のような、より一層リラックスできる使い勝手の良い何通りもの使用方法ができれば、頗る便利であることは疑いない。
【０００９】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、多用途への形状変化を可能にして、機能性を高めた座椅子を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を達成するため、
（１）床面上に載置される基台部と、垂直中心軸回りに回動自在となるように前記基台部の上方に取り付けられた座部と、傾斜角度が可変となるように前記基台部に蝶着された傾斜角度調整手段を備える背もたれ部と、前記座部に対して水平軸回りに肘開き角度が可変となるように前記座部の側面側に取り付けられた肘開き角度調整手段を備える少なくとも１個の肘掛部と、を備えることを特徴とする座椅子を提供するものである。
（２）又、上記座椅子において、前記肘掛部が座部に対して脱着自在に取り付けられていることを特徴とする座椅子を提供する。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明に係る座椅子の実施の形態を図面に基づき説明する。図１は本発明の座椅子５０の透視図である。図２は本発明の座椅子５０の側面図である。図３は本発明の座椅子５０の底面図である。図４は本発明の座椅子５０が有する回転機構の断面図である。図５は本発明の座椅子５０の第一使用形態を表す。図６は本発明の座椅子５０の第二使用形態を表す。図７は本発明の座椅子５０の第三使用形態を表す。
【００１２】
図１乃至図２において、本発明の座椅子５０は、床面上に載置される基台部１０と、垂直中心軸回りに回動自在となるように前記基台部１０の上方に取り付けられた座部２０と、傾斜角度が可変となるように前記基台部１０に蝶着された傾斜角度調整手段６を備える背もたれ部３と、前記座部２０の側面側に前記座部２０に対して水平軸回りに肘開き角度が可変となるように蝶着された肘開き角度調整手段３３を備えた１個の肘掛部３０と、で構成されている。
【００１３】
以下に上記各構成部について詳述する。まず、背もたれ部３であるが、図２から明らかなように、背もたれシート４と、傾斜角度調整手段６を備えた背もたれフレーム５と、から構成されている。傾斜角度調整手段６は背もたれシート４の両側に其々一つずつ設けられており、水平軸回りに背もたれ部３の傾斜角度βが可変となるようにしている。背もたれフレーム５はそれら傾斜角度調整手段６を連結するように、背もたれシート４の内部あるいは外部を通ってコの字型に変形されている。前記傾斜角度調整手段６は、例えば既存技術のラチェット機構による調整手段が採用され得るが、角度を調節できる機能を有していれば、他の機構でもよい。
【００１４】
次に基台部１０の各部分を詳細に説明する。図３から明らかなように、床面と接する基台フレーム１１は上記傾斜角度調整手段６と連結しており、こうして基台フレーム１１と背もたれフレーム５との傾斜角度βを調節することができる。回転機構１２は該基台フレーム１１の上方にあって、鋲着されている。
【００１５】
図４から明らかなように、回転機構１２は上下左右方向に厚みを持つ凹形輪形であって、上部が開口している溝を有している。該溝の内部数箇所には上方向に向かって円筒形の突起部１３があり、その内部上方には球体１４を備えている。さらに回転機構１２凹部の溝の外側縁には係止部１５が設けられている。
【００１６】
一方、座面シート２１の下面に鋲着されている回転機構２２凸部の先端部外縁は突起しており、前記回転機構１２の溝内に嵌入された際、係止部１５に係止される。回転機構２２部凸の先端部は前記球体１４に沿うような溝２３を有している。座部が垂直軸回りに回動する時には該球体１４上を前記溝２３が摺動するため、該溝２３にはグリス等の摩擦軽減剤を塗布しておくのが望ましい。上述の回転機構は従来のものがそのまま使用することができ、或はベアリングなどを介した回転機構としてもよい。要は、背もたれ部がと基台部に対して一体で回動不可になっており、前記座部が垂直軸方向に回動可能にしてあればよいのである。
【００１７】
尚、座面シート２１の形状は人が着座するのに適していれば、正方形や円形など、どんな形状でもよい。
【００１８】
次に肘掛部３０において、肘掛フレーム３２に蝶着されている肘開き角度調整手段３３は前記背もたれ部３の傾斜角度調整手段６と同様のラチェット機構であり、肘掛３１が水平軸方向に肘開き角度αが可変となるように設けられている。肘開き角度調整手段３３に対し座面シート２１側の肘掛フレーム３２は該座面シート２１内に挿入され、前記回転機構２２と鋲着されているため、肘掛部３０は座部２０と共に回動することとなる。他方側の肘掛フレーム３２の端部上方には肘掛肘当て板３４が配置されており、肘を掛けた時に肘が安定するようにしている。尚、本実施例は片側にのみ肘掛を有する構造であるが、肘掛部３０を脱着自在に設けるならば、多数の形状に変化するという本発明の特色を失わず、例えば肘掛フレーム３２に差し込み式として両側に肘掛を有する構造にもすることができる。
【００１９】
次に本発明に係る座椅子の使用の形態について説明する。図５は本発明の通常の使用形態を示している。左又は右の肘掛３１の内側側面が座面シート２１と垂直になるまで肘掛３１をシート２１側に起こす。これは座部２０が回転する時に、肘掛３１が背もたれ部３に当たり、回転を妨げないようにするためである。次に、背もたれ部３を座部２０方向に倒し、傾斜角度調整手段６であるラチェットを解除し、座部２０と反対方向に倒すことにより、肘掛３１が背もたれ部３に当たり座部２０の回転を妨げないようにする。その後、肘掛３１が背もたれシート４と直交方向になるまで座部２０を回転させ、背もたれ部３を座部２０方向に適当な角度βまで起こす。以上の方法により、背もたれシート４に背中を当て、座面シート２１に着座し、肘掛３１に肘を乗せることができる。
【００２０】
本実施例では肘掛を一方側にのみ有しているが、この形状によれば姿勢の融通性がある。というのも、両側に肘掛を有する場合、姿勢が一義的に決められてしまい、崩せない状態になっている。しかし本発明の座椅子によれば、ボックスにすっぽりと嵌ったかのように長時間同じ姿勢を続け体が疲れた場合でも、胡坐をかいたり脚を横に広げたりすることが自由にできるのである。また、図５中の２点鎖線で示すように、人間が肘掛に斜めに凭れかかったりすることができ、肘掛の無い側へ斜めに立ち上がったりすることも楽にできる。勿論、両側に肘掛を有する場合であっても、上述したように、いずれか一方を脱着可能にすることにより、多数の形状に変化する機能を失わずに、従来と同様の両側に肘掛を有する座椅子を提供することもできる。
【００２１】
次に他の使用方法として、リラックスする際に使用する、図６に示す第二使用形態である、足置き台付座椅子について説明する。前述の使用方法の第１の形態からの形状変化を説明するが、まず、背もたれ部３を座部２０方向に倒し、傾斜角度調整手段６であるラチェットを解除し、背もたれ部３を座部２０と反対方向に倒す。その後、座部２０を９０度回転させる。次に肘掛３１を座部２０方向に倒し、肘開き角度調整機構３３であるラチェット機構を解除し、肘掛３１を座部２０と反対方向に倒す。そして背もたれ部３を座部２０方向に適当な角度βまで起こす。このようにして素早く肘掛付き座椅子から足置き台付き座椅子に形状を変化させることができ、身体を楽な状態に保つことができる。
【００２２】
使用方法を説明すると、座面シート２１に座り、肘掛３１に足を伸ばし、背もたれ部３に背中を付けるように横臥し、肘掛３１を足置き台として使用する。
【００２３】
さらに、該形状の別の使用方法として、座面シート２１に着座し、肘掛３１（該形状では足置き台として描写）に頭を置いて横臥し、背もたれ部３側に足を投げ出すことによって、足を高く上方に上げることができ、足の疲れをとることができる。
【００２４】
また、該形状で、背もたれ部３を水平にし、あたかもベッドのごとく使用することも可能である。
【００２５】
次に、腰や背中を伸ばし、腰部に適度な刺激を与えることのできる形状として、図７に示す第三使用形態である腰伸ばし座椅子について説明する。第２の使用形態で述べた足置き台付座椅子から、腰伸ばし座椅子へ変化させる方法について説明すると、まず、左又は右の肘掛３１の内側側面が座面シート２１と垂直になるまで肘掛３１を座面シート２１側に起こす。次に、背もたれ部３を座部２０方向に倒し、傾斜角度調整手段６であるラチェットを解除し、背もたれ部３を座部２０と反対方向に倒す。肘掛３１が背もたれシート４と座面シート２１の間で挟まれるように、座部２０を１８０度回転させる。その後、背もたれ部３を座部２０方向に適当な角度βまで起こし、肘掛３１が腰部に当たるようにして座面シート２１に着座し、背もたれシート４に背中を押し付けるように横臥するなら、背中を反ることができ、体重によって肘掛３１が腰部を程よく刺激する。そのため指圧効果の如く腰痛の改善に資するのである。
【００２６】
【発明の効果】
多数の形状に変化可能なので、肘掛付き座椅子や足置き台付き座椅子、さらには腰伸ばし座椅子など、一台で多目的に使用することができる。さらに、簡単な操作で形状の変更ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】座椅子の透視図
【図２】座椅子の側面図
【図３】座椅子の底面図
【図４】回転機構の断面図
【図５】本発明の第一使用形態である肘掛付き座椅子の斜視図
【図６】本発明の第二使用形態である足置き台付き座椅子の斜視図
【図７】本発明の第三使用形態である腰伸ばし座椅子の斜視図
【符号の説明】
３ 背もたれ部
４ 背もたれシート
５ 背もたれフレーム
６ 傾斜角度調整手段
１０ 基台部
１１ 基台フレーム
１２ 回転機構
１３ 突起部
１４ 球体
１５ 係止部
２０ 座部
２１ 座面シート
２２ 回転機構
２３ 溝
３０ 肘掛部
３１ 肘掛
３２ 肘掛フレーム
３３ 肘開き角度調整手段
３４ 肘当て板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a multi-functional seat chair which can be changed into various shapes according to applications.
[0002]
[Prior art]
As a known seat chair, as shown in FIG. 3 of the drawing of Patent Document 1 below, there is a seat chair in which the angles of a backrest portion and a seat portion can be freely adjusted.
[0003]
Patent Literature 2 below relates to a rotating chair for an assisting bath. However, a rotating mechanism via a bearing or the like is provided at the bottom of the chair so that the direction of the chair can be freely changed. Things are disclosed.
[0004]
In addition, a chair with both armrests, a rotary chair, and a chair in which the angle of the backrest can be adjusted are widely used and well known.
[0005]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-34702 [Patent Document 2] Japanese Utility Model Publication No. 3083173 [Problems to be Solved by the Invention]
The above-mentioned conventional seat chair generally has a structure in which a framework of a seat, a backrest, and an armrest is integrally connected. In the case of a chair with a rotation function, the seat, the backrest and the armrest are integrated and rotate around the vertical center axis with respect to the base (fixed) placed on the floor. It was a structure to do. Therefore, when the chair is rotated while kicking the ground with the feet while sitting, the lower body and the upper body naturally rotate together, and the direction can be easily changed without twisting the body.
[0006]
However, the above-mentioned conventional seat chair in which the seat portion, the backrest portion, and the armrest portion are integrated and the whole seat chair rotates around the vertical center axis has no flexibility in the posture, and it may feel annoying. In particular, when the armrests are provided on both sides, the posture is uniquely determined, and it is not possible to cross the legs or spread the legs sideways.
[0007]
Further, even when the seat back has a tilt angle adjusting means in the backrest portion, even if the tilt angle of the backrest portion or the seat portion can be changed, the shape of the entire seat chair is changed. It is not possible. Therefore, it was necessary to prepare a number of chairs and equipment according to the purpose, such as a chair with armrests when watching TV, a chair with footrests when relaxing.
[0008]
However, it is not economical to provide a large number of chairs according to the purpose, and the storage space is also difficult. In this regard, it would be very convenient if a single seat chair could be used in a number of convenient and relaxing ways as described above.
[0009]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a seat and chair with improved functionality that enables a shape change to be versatile.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention achieves the above-mentioned object,
(1) A base mounted on a floor, a seat mounted above the base so as to be rotatable about a vertical center axis, and a tilt angle is variable. A backrest portion provided with an inclination angle adjusting means hinged to the base portion, and an elbow opening attached to a side surface of the seat such that an elbow opening angle is variable around a horizontal axis with respect to the seat. And at least one armrest provided with an angle adjusting means.
(2) Further, in the above chair, the armrest is detachably attached to the seat.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of a chair according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a chair 50 of the present invention. FIG. 2 is a side view of the chair 50 of the present invention. FIG. 3 is a bottom view of the chair 50 of the present invention. FIG. 4 is a cross-sectional view of the rotation mechanism included in the chair 50 of the present invention. FIG. 5 shows a first use mode of the chair 50 of the present invention. FIG. 6 shows a second use mode of the chair 50 of the present invention. FIG. 7 shows a third use mode of the chair 50 of the present invention.
[0012]
In FIGS. 1 and 2, a chair 50 according to the present invention is mounted on a base 10 mounted on a floor surface and above the base 10 so as to be rotatable around a vertical center axis. A seat 20 attached thereto, a backrest 3 having an inclination angle adjusting means 6 hinged to the base 10 so that the inclination angle is variable, and the seat 20 on a side surface of the seat 20; And one armrest 30 provided with an elbow-opening angle adjusting means 33 hinged so that the elbow-opening angle can be changed around the horizontal axis.
[0013]
Hereinafter, each of the above components will be described in detail. First, the backrest portion 3 includes a backrest seat 4 and a backrest frame 5 provided with a tilt angle adjusting means 6, as is apparent from FIG. The inclination angle adjusting means 6 is provided one each on both sides of the backrest seat 4 so that the inclination angle β of the backrest portion 3 around the horizontal axis is variable. The backrest frame 5 is formed in a U-shape through the inside or outside of the backrest seat 4 so as to connect the inclination angle adjusting means 6. As the tilt angle adjusting means 6, for example, an adjusting means using a ratchet mechanism of an existing technology can be adopted, but other mechanisms may be used as long as they have a function of adjusting the angle.
[0014]
Next, each part of the base 10 will be described in detail. As is apparent from FIG. 3, the base frame 11 which is in contact with the floor is connected to the tilt angle adjusting means 6, and thus the tilt angle β between the base frame 11 and the backrest frame 5 can be adjusted. The rotation mechanism 12 is located above the base frame 11 and is attached with a tack.
[0015]
As is clear from FIG. 4, the rotating mechanism 12 is a concave ring shape having a thickness in the vertical and horizontal directions, and has a groove whose upper part is open. There are cylindrical projections 13 at several locations inside the groove, and a spherical body 14 is provided above the interior. Further, a locking portion 15 is provided on the outer edge of the groove of the concave portion of the rotation mechanism 12.
[0016]
On the other hand, the outer edge of the distal end of the protruding portion of the rotation mechanism 22 attached to the lower surface of the seat sheet 21 is protruded, and is locked by the locking portion 15 when fitted into the groove of the rotation mechanism 12. You. The tip of the rotation mechanism 22 has a groove 23 extending along the sphere 14. When the seat rotates about the vertical axis, the groove 23 slides on the sphere 14. Therefore, it is desirable to apply a friction reducing agent such as grease to the groove 23. As the above-mentioned rotating mechanism, a conventional rotating mechanism can be used as it is, or a rotating mechanism via a bearing or the like may be used. The point is that it is only necessary that the backrest part be integrally rotatable with respect to the base part and that the seat part be rotatable in the vertical axis direction.
[0017]
The shape of the seat sheet 21 may be any shape such as a square or a circle as long as it is suitable for a person to sit on.
[0018]
Next, in the armrest portion 30, the arm opening angle adjusting means 33 hinged to the armrest frame 32 is a ratchet mechanism similar to the inclination angle adjusting means 6 of the backrest portion 3, and the armrest 31 is opened in the horizontal axis direction. The angle α is provided to be variable. The armrest frame 32 on the seat surface 21 side is inserted into the seat surface seat 21 with respect to the elbow opening angle adjusting means 33 and is attached to the rotation mechanism 22 so that the armrest portion 30 rotates together with the seat portion 20. Will be done. An armrest plate 34 is arranged above an end of the armrest frame 32 on the other side so that the elbow is stabilized when the armrest is applied. In this embodiment, the armrest is provided only on one side. However, if the armrest 30 is provided so as to be detachable, the feature of the present invention that it is changed into a large number of shapes is not lost. As a structure having armrests on both sides.
[0019]
Next, a mode of use of the chair according to the present invention will be described. FIG. 5 shows a typical use of the present invention. Raise the armrest 31 toward the seat 21 until the inner side surface of the left or right armrest 31 is perpendicular to the seat sheet 21. This is to prevent the armrest 31 from hitting the backrest 3 when the seat 20 rotates, so as not to hinder the rotation. Next, the backrest 3 is tilted in the direction of the seat 20 to release the ratchet, which is the inclination angle adjusting means 6, and is tilted in the opposite direction to the seat 20, so that the armrests 31 hit the backrest 3 and rotate the seat 20. Do not interfere. Thereafter, the seat portion 20 is rotated until the armrest 31 is in a direction orthogonal to the backrest seat 4, and the backrest portion 3 is raised toward the seat portion 20 by an appropriate angle β. According to the above-described method, the user can rest his / her back on the backrest seat 4, sit on the seat surface seat 21, and place the elbow on the armrest 31.
[0020]
In the present embodiment, the armrest is provided only on one side, but this shape allows flexibility in posture. This is because, when armrests are provided on both sides, the posture is uniquely determined and the state cannot be broken. However, according to the seating chair of the present invention, even if the body is tired by keeping the same posture for a long time as if it fits perfectly in the box, it is possible to freely spread legs and spread legs horizontally. . Further, as shown by a two-dot chain line in FIG. 5, a person can lean on the armrest obliquely, and can easily stand up to the side without the armrest. Of course, even in the case of having armrests on both sides, as described above, by making one of them detachable, without losing the function of changing to a large number of shapes, having armrests on both sides as in the conventional case A chair can also be provided.
[0021]
Next, as another use method, a chair with a footrest, which is a second use form shown in FIG. 6 and used when relaxing, will be described. A description will be given of a shape change from the first mode of use described above. First, the backrest 3 is tilted in the direction of the seat 20 to release the ratchet as the inclination angle adjusting means 6, and the backrest 3 is moved to the seat 20. And in the opposite direction. Thereafter, the seat 20 is rotated 90 degrees. Next, the armrest 31 is tilted in the direction of the seat 20 to release the ratchet mechanism, which is the elbow opening angle adjustment mechanism 33, and the armrest 31 is tilted in the direction opposite to the seat 20. Then, the backrest 3 is raised to the appropriate angle β in the direction of the seat 20. In this manner, the shape can be quickly changed from the chair with armrests to the chair with footrests, and the body can be kept in a comfortable state.
[0022]
The method of use is as follows. The user sits on the seat sheet 21, extends his / her legs on the armrests 31, lays down on the backrest 3 so as to put his back, and uses the armrests 31 as a footrest.
[0023]
Further, as another method of using the shape, the user sits on the seat sheet 21, puts his head on the armrest 31 (depicted as a footrest in this shape), lies down, and throws his foot toward the backrest 3 side. The feet can be raised higher and higher, reducing tiredness.
[0024]
Further, with this shape, the backrest 3 can be made horizontal and used as if it were a bed.
[0025]
Next, a waist-stretched seat, which is a third mode of use shown in FIG. 7, will be described as a shape that allows the waist and back to be stretched and a moderate stimulus to the waist. The method of changing from the chair with a footrest described in the second mode of use to the chair with the waist extended will be described. First, the inner side surface of the left or right armrest 31 is perpendicular to the seat sheet 21. The armrest 31 is raised up to the seat surface 21 side up to that point. Next, the backrest 3 is tilted in the direction of the seat 20 to release the ratchet as the inclination angle adjusting means 6, and the backrest 3 is tilted in the direction opposite to the seat 20. The seat 20 is rotated by 180 degrees so that the armrest 31 is sandwiched between the backrest seat 4 and the seating seat 21. Thereafter, the backrest 3 is raised to an appropriate angle β in the direction of the seat 20, the armrest 31 is seated on the seat sheet 21 so as to hit the waist, and if the user lies down so as to press the back against the backrest seat 4, the back is inverted. The armrests 31 stimulate the waist moderately depending on the weight. Therefore, it contributes to the improvement of low back pain such as the acupressure effect.
[0026]
【The invention's effect】
Since it can be changed into many shapes, it can be used for one purpose, such as a chair with armrests, a chair with footrests, and a chair with stretched hips. Further, the shape can be changed by a simple operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a chair. FIG. 2 is a side view of the chair. FIG. 3 is a bottom view of the chair. FIG. 4 is a sectional view of a rotating mechanism. FIG. FIG. 6 is a perspective view of a seat chair with a footrest according to a second mode of use of the present invention. FIG. 7 is a waist-extended seat chair of a third mode of use according to the present invention. Perspective view of child [Explanation of reference numerals]
REFERENCE SIGNS LIST 3 backrest portion 4 backrest seat 5 backrest frame 6 tilt angle adjusting means 10 base portion 11 base frame 12 rotation mechanism 13 projection portion 14 sphere 15 locking portion 20 seat portion 21 seat surface seat 22 rotation mechanism 23 groove 30 armrest portion 31 Armrest 32 Armrest frame 33 Arm opening angle adjusting means 34 Armrest plate
