JP2004334353A - 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004334353A
JP2004334353A JP2003126112A JP2003126112A JP2004334353A JP 2004334353 A JP2004334353 A JP 2004334353A JP 2003126112 A JP2003126112 A JP 2003126112A JP 2003126112 A JP2003126112 A JP 2003126112A JP 2004334353 A JP2004334353 A JP 2004334353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
resource
consideration
identifier
receipt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003126112A
Other languages
English (en)
Inventor
Gen Nishida
玄 西田
Takeshi Takakura
健 高倉
Osamu Shionoiri
理 塩野入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2003126112A priority Critical patent/JP2004334353A/ja
Publication of JP2004334353A publication Critical patent/JP2004334353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、対価の要求される情報の利用制御を実現する新たな技術の提供を目的とする。
【解決手段】情報提供装置は、情報取得装置に対して情報リソースの対価を要求し、情報取得装置は、要求情報リソースの識別子情報にその対価の支払いを示す証明書情報を付加して情報提供装置に通知する。これを受けて、情報提供装置は、受け取った証明書情報を確認することにより対価の支払いを確認して、領収書情報を付加しつつ受け取った識別子情報の指す情報リソースを情報取得装置に提供し、情報取得装置は、受け取った領収書情報を確認することにより要求情報リソースの受け取りを確認して、情報提供装置に対して要求情報リソースについての受領証情報を返信する。これを受けて、情報提供装置は、受け取った受領証情報に従って、対価と情報リソースのやり取りが完了したことを確認する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供装置から情報リソースの提供を受ける情報取得装置及びその方法と、情報取得装置に対して情報リソースを提供する情報提供装置及びその方法と、その情報取得装置の実現に用いられる情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、その情報提供装置の実現に用いられる情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体とに関する。
【0002】
情報リソースの利用者と所有者とが情報リソースのやり取りを行う際に、所有者が情報リソースを提供する条件として対価を要求することが考えられ、このような場合には、情報リソースと対価のやり取りを安全かつ確実に遂行するための技術を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】
情報リソースの所有者が設定する条件に基づいて、情報リソースのやり取りを行なうという機能を有する情報利用制御プログラムが用いられている。
【0004】
この情報利用制御プログラムを用いると、「情報aについてはAさんにだけ読み取りを許可する」、「情報bについては趣味がBの人にだけ書き込みを許可する」、「情報cについては情報Cを提供してくれた人にだけ読み取りを許可する」というように、ある条件に基づいて情報リソースを提供する/しないという利用制御を行うことが可能である。
【0005】
例えば、下記の特許文献1には、個人情報の所有者からその個人情報に対するアクセス権限についてのアクセスポリシーを受け付けて、そのアクセスポリシーに基づいて、外部からのアクセス者に対して個人情報へのアクセスを制御するという発明が記載されている。
【0006】
また、下記の特許文献2には、アクセス対象のデータに関連付けられたポリシー記述に基づいて、そのデータに対するアクセス要求を許可するのか否かを決定するという発明が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−14862
【特許文献2】
特開2001−184264
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、様々なビジネスモデルの構築に伴って、情報のやり取りにおいて、情報の所有者の設定する条件が「対価xを支払ってくれるなら情報aの読み取りを許可する」というような対価条件を含むことがある。
【0009】
しかしながら、従来技術に従う情報利用制御プログラムでは、このような対価のやり取りを行う機能を有していない。
【0010】
これから従来技術に従っていると、「対価xを支払ってくれるなら情報aの読み取りを許可する」というような対価条件を含む場合に、その対価条件に基づいた情報の利用制御を行えないという問題がある。
【0011】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、対価条件による情報利用制御の際に、対価の正当性を確認し、対価のやり取りを行い、対価条件に基づく情報利用制御を行なうという一連の処理を安全に完了するための機能を実現する新たな技術の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報取得装置は、情報提供装置から情報リソースの提供を受けるために、▲1▼情報提供装置から、情報リソースに設定される対価の情報を受信する手段と、▲2▼情報提供装置に対して、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ、要求する情報リソースの識別子情報を送信する手段と、▲3▼情報提供装置から、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ送信されてくる上記識別子情報の指す情報リソースを受信する手段と、▲4▼情報提供装置に対して、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を送信する手段とを備えるように構成する。
【0013】
ここで、以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供したり、ネットワークを介して提供することができる。
【0014】
一方、本発明の情報提供装置は、情報取得装置に対して情報リソースを提供するために、▲1▼情報取得装置に対して、情報リソースに設定される対価の情報を送信する手段と、▲2▼情報取得装置から、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ送信されてくる情報リソースの識別子情報を受信する手段と、▲3▼上記証明書情報に従って、上記対価の支払いを確認する手段と、▲4▼情報取得装置に対して、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ、上記識別子情報の指す情報リソースを送信する手段と、▲5▼情報取得装置から、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を受信する手段とを備えるように構成する。
【0015】
ここで、以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供したり、ネットワークを介して提供することができる。
【0016】
このように構成される本発明では、情報利用者が情報取得装置を介して情報提供装置に情報リソースを要求する際に、情報提供装置は、情報取得装置に対して、その情報リソースについて情報所有者が設定した対価条件に基づいて対価を要求する。
【0017】
これを受けて、情報取得装置は、要求する情報リソースの識別子情報に、情報利用者から情報所有者への対価の支払いを示す証明書情報を付加して、それらの情報を情報提供装置に通知する。
【0018】
これを受けて、情報提供装置は、受け取った証明書情報を確認することにより、情報利用者から情報所有者へ対価が支払われたことを確認して、それを確認すると、対価についての領収書情報を付加しつつ、受け取った識別子情報の指す情報リソースを情報取得装置に提供する。
【0019】
これを受けて、情報取得装置は、受け取った領収書情報を確認することにより、要求する情報リソースの受け取りを確認して、それを確認すると、情報提供装置に対して、要求する情報リソースについての受領証情報を返信する。
【0020】
これを受けて、情報提供装置は、受け取った受領証情報に従って、対価と情報リソースのやり取りが完了したことを確認する。
【0021】
このようにして、本発明によれば、対価条件による情報利用制御の際に、対価の正当性を認証し、対価のやり取りを行い、対価条件に基づく情報利用制御を行なうという一連の処理を安全に完了するための機能を実現できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0023】
図1に、本発明を具備する対価取引機能を有する情報提供システムのシステム構成例を図示する。
【0024】
この図に示すように、本発明を具備する情報提供システムは、信頼できる第三者機関である認証局1と、情報利用者が情報を利用するために使用する本発明により構成されるクライアント端末2と、情報所有者(情報提供者)が情報を提供するために使用する本発明により構成される情報利用制御サーバ3とで構成される。
【0025】
認証局1は、情報利用者や情報所有者に対して、IDとRSA鍵ペア(公開鍵PKと秘密鍵SKとのペア)とを発行して、それらの情報を、本人確認のための情報を管理する図2に示すようなデータ構造を持つID管理データベース10に登録し管理する処理を行う。その他に、不正に使用されている電子マネーをブラックリストとして管理するブラックリスト管理データベース11を備えることもある。
【0026】
本発明を具備するクライアント端末2は、情報利用制御サーバ3に対して情報リソースを要求し、情報利用制御サーバ3に必要な対価を提供した上で、その対価が情報所有者の設定した対価条件を満たした場合に、情報利用制御サーバ3から情報リソースと領収書とを受け取る処理を行う。
【0027】
本発明を具備する情報利用制御サーバ3は、対価取引機能を有して、クライアント端末2からのリクエストを受け付けて対価取引を行ない、その対価取引の条件を満たす場合に、要求された情報リソースをクライアント端末2に提供する処理を行う。
【0028】
この情報利用制御サーバ3は、この処理を行うために、利用制御コントロールモジュール30と、情報取引モジュール31と、情報提供条件データベース32と、情報リソースデータベース33とを備える。
【0029】
利用制御コントロールモジュール30は、クライアント端末2からの情報リソースの提供要求を受け付けて、情報提供条件データベース32を参照することで、要求された情報リソースについて情報所有者が設定した対価条件を取得し、それに基づいて、情報取引モジュール31に対して、クライアント端末2との間で対価及び情報リソースのやり取りを行うことを依頼する。
【0030】
情報取引モジュール31は、利用制御コントロールモジュール30から通知される対価条件に基づき、クライアント端末2との間で対価及び情報リソースのやり取りを行うことで、情報リソースデータベース33に格納される情報リソースをクライアント端末2に提供する処理を行う。
【0031】
情報提供条件データベース32は、情報所有者が情報リソースを情報利用者に提供する対価として要求する対価条件を管理する。具体的には、図3に示すように、情報リソースのIDに対応付ける形で、その情報リソースの要求対価の情報を管理する。
【0032】
情報リソースデータベース33は、情報所有者が情報利用者に提供するために登録している情報リソースを管理する。具体的には、図4に示すように、情報リソースのIDに対応付ける形で、その情報リソースの内容情報を管理する。
【0033】
次に、図5を参照しつつ、このように構成される本発明を具備する対価取引機能を有する情報提供システムの動作について説明する。
【0034】
ここで、情報利用者と情報所有者とは、あらかじめ信頼できる第三者機関である認証局1からIDとRSA鍵ペア(公開鍵・秘密鍵)とを発行してもらい、それぞれクライアント端末2と情報利用制御サーバ3とに登録しておくものとする。
【0035】
クライアント端末2は、先ず最初に、情報利用制御サーバ3に対して情報リソースを要求する(図5中の▲1▼)。
【0036】
これを受けて、情報利用制御サーバ3は、クライアント端末2からの情報リソース要求に対して、その情報リソースの所有者が設定した対価条件を取得して、それに基づいてクライアント端末2に対価を要求する(図5中の▲2▼)。
【0037】
これを受けて、クライアント端末2は、あらかじめ用意している対価に、情報所有者のIDと要求する情報リソースのIDとを付加し、それらの情報を情報利用者の秘密鍵で暗号化することで電子署名を行って、情報利用制御サーバ3に送信する(図5中の▲3▼)。
【0038】
これを受けて、情報利用制御サーバ3は、受け取ったデータを情報利用者の公開鍵で復号することで、情報所有者宛ての対価であることを認証し、更に、その対価を対価発行元の公開鍵(認証局1が発行したもの)で復号することで、認証局1により署名された正当な対価であることを認証するとともに、要求した額と同額であることを確認する(図5中の▲4▼)。
【0039】
この認証・確認が得られると、情報利用制御サーバ3は、受け取ったデータに情報利用者のIDと情報リソースとを付加し、情報所有者の秘密鍵で暗号化することで電子署名を行って、領収書としてクライアント端末2に返却する(図5中の▲5▼)。
【0040】
これを受けて、クライアント端末2は、受け取ったデータを情報所有者の公開鍵で復号することで、情報利用者宛ての領収書であることを認証するとともに、要求した情報リソースが含まれていることを確認する(図5中の▲6▼)。
【0041】
この認証・確認が得られると、クライアント端末2は、受け取ったデータに情報所有者のIDを付加し、情報利用者の秘密鍵で暗号化することで電子署名を行って、領収書受領証として情報利用制御サーバ3に返却する(図5中の▲7▼)。
【0042】
これを受けて、情報利用制御サーバ3は、受け取ったデータを情報利用者の公開鍵で復号することで、情報所有者宛ての領収書受領証であることを認証して、対価と情報リソースのやり取りが完了したことを確認する(図5中の▲8▼)。
【0043】
このようにして、情報利用者は、情報リソースを領収書として受け取ることで、対価提供の見返りとして、確実に要求した情報リソースを取得することが可能となる。そして、情報所有者は、対価を受け取ってから情報リソースを提供することで、情報利用者から確実に対価を取得することが可能となる。
【0044】
次に、図6を参照しつつ、電子マネーを使って実現されることになる本発明を具備する対価取引機能を有する情報提供システムの動作について説明する。
【0045】
ここで、情報利用者は、認証局1から識別子となるIDとRSA鍵ペア(秘密鍵SKIDA ・公開鍵PKIDA )とを発行してもらい、それらをクライアント端末2に登録しておくとともに、情報所有者は、認証局1から識別子となるIDとRSA鍵ペア(秘密鍵SKIDB ・公開鍵PKIDB )とを発行してもらい、それらを情報利用制御サーバ3に登録しておくものとする。
【0046】
また、情報利用者には、電子マネーの発行元によって署名された電子マネー
SKCA(貨幣ID,金額,ID
があらかじめ用意されているものとする。ここで、この電子マネーの金額は、要求する情報リソースの対価に合致するものとする。また、SKCAは、認証局1が電子マネーの発行元に対して発行した秘密鍵を示している。
【0047】
(1)クライアント端末2は、先ず最初に、情報利用制御サーバ3の利用制御コントロールモジュール30に対して、情報リソースを要求する。
【0048】
(2)これを受けて、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、クライアント端末2に対して、要求された情報リソースの対価を要求する。
【0049】
(3)クライアント端末2は、続いて、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31に対して、情報利用者のIDを送信する。
【0050】
(4)これを受けて、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、クライアント端末2に対して、情報所有者のIDを送信する。
【0051】
(5)クライアント端末2は、続いて、対価要求を受けて、あらかじめ用意していた電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”に、情報所有者のIDと要求する情報リソースのIDとを付加し、情報利用者の秘密鍵SKIDA を使って暗号化することで電子署名(電子マネーを譲渡することを証する電子署名)を行って、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31に送信する。
【0052】
すなわち、
SKIDA (SKCA (貨幣ID, 金額, ID),ID, 要求情報リソースID)
を作成して、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31に送信するのである。
【0053】
(6)これを受けて、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、受信したデータを情報利用者の公開鍵PKIDA で復号することで、電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”とIDと要求情報リソースIDとを得るとともに、その電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”を電子マネーの発行元の公開鍵で復号することで、受け取った電子マネーが第三者機関によって保証された電子マネーであることを認証する。
【0054】
(7)情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、続いて、復号した電子マネーの金額が要求した金額と同額であることを確認する。
【0055】
(8)情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、続いて、電子マネーを受け取った証拠として、受信したデータに情報利用者のIDと要求された情報リソースとを付加し、情報所有者の秘密鍵SKIDB を使って暗号化することで電子署名(電子マネーを受け取ったことを証する電子署名)を行って、領収書としてクライアント端末2に送信する。
【0056】
すなわち、
SKIDB (SKIDA (SKCA (貨幣ID, 金額, ID),ID, 要求情報リソースID), ID, 要求情報リソース)
を作成して、クライアント端末2に送信するのである。
【0057】
(9)これを受けて、クライアント端末2は、受信したデータを情報所有者の公開鍵PKIDB で復号することで、要求した情報リソースが含まれていることを確認する。
【0058】
(10)クライアント端末2は、続いて、受信したデータに情報所有者のIDを付加し、情報利用者の秘密鍵SKIDA を使って暗号化することで電子署名(領収書を受け取ったことを証する電子署名)を行って、領収書受領証として情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31に送信する。それと同時に電子マネーを削除する。
【0059】
すなわち、
SKIDA (SKIDB (SKIDA (SKCA (貨幣ID, 金額, ID),ID, 要求情報リソースID),ID, 要求情報リソース),ID
を作成して、クライアント端末2に送信するのである。そして、それと同時に電子マネーを削除するのである。
【0060】
(11)これを受けて、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、受信したデータを情報利用者の公開鍵PKIDA で復号することで、クライアント端末2から送られてきた領収書受領証を認証することで、対価と情報リソースのやり取りが完了したことを確認する。
【0061】
このようにして、情報利用者は、情報リソースを領収書として受け取ることで、対価提供の見返りとして、確実に要求した情報リソースを取得することが可能となる。そして、情報所有者は、対価を受け取ってから情報リソースを提供することで、情報利用者から確実に対価を取得することが可能となる。
【0062】
ここで、図6では、情報利用者から情報所有者に送信される電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”の金額が情報リソースの提供金額と合致することで説明を行ったが、両者の金額が合致しない場合には、通常の電子マネーの処理により清算されることになる。
【0063】
すなわち、情報利用者から情報所有者に送信される電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”の金額が情報リソースの提供金額よりも少ない場合には、情報リソースを提供することはできないので、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、例えば、クライアント端末2に対して、
SKIDB (SKIDA (SKCA (貨幣ID, 金額, ID),ID, 要求情報リソースID)
という形で、電子マネーの返却を行うことになる。
【0064】
一方、情報利用者から情報所有者に送信される電子マネー“SKCA(貨幣ID,金額,ID) ”の金額が情報リソースの提供金額よりも多い場合には、情報利用制御サーバ3の情報取引モジュール31は、例えば、電子マネーの発行元からその超えた分の金額を発行してもらって、それをクライアント端末2に返却することで電子マネーの清算を行うことになる。
【0065】
また、図6では図示していないが、クライアント端末2は、情報利用制御サーバ3から受け取った領収書が不正である場合、情報利用制御サーバ3に提供した電子マネーの貨幣IDと情報所有者のIDとを認証局1に通知するようにする仕組みがあってもよい。
【0066】
このような仕組みが用意されると、認証局1は、通知された電子マネーの貨幣IDと通知をしてきた情報利用者のIDと不正使用している情報所有者のIDと通知日時とをブラックリスト管理データベース11に登録することで、情報所有者が不正に取得した対価を利用できないようにすることで、さらに安全性を高められるようにすることが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、情報提供者が情報利用者に対して対価条件に基づいて情報リソースを提供する際に、情報利用者は対価の提供の見返りとして確実に情報リソースの取得権利を取得することができるようになるとともに、情報提供者は情報リソース提供の見返りとして確実に対価を取得することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備する情報提供システムのシステム構成例である。
【図2】ID管理データベースの管理データの一例を示す図である。
【図3】情報提供条件データベースの管理データの一例を示す図である。
【図4】情報リソースデータベースの管理データの一例を示す図である。
【図5】本発明を具備する情報提供システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
【図6】本発明を具備する情報提供システムの動作シーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 認証局
2 クライアント端末
3 情報利用制御サーバ
10 ID管理データベース
11 ブラックリスト管理データベース
30 利用制御コントロールモジュール
31 情報取引モジュール
32 情報提供条件データベース
33 情報リソースデータベース

Claims (8)

  1. 情報提供装置から情報リソースの提供を受ける情報取得装置であって、
    情報提供装置から、情報リソースに設定される対価の情報を受信する手段と、
    情報提供装置に対して、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ、要求する情報リソースの識別子情報を送信する手段と、
    情報提供装置から、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ送信されてくる上記識別子情報の指す情報リソースを受信する手段と、
    情報提供装置に対して、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を送信する手段とを備えることを、
    特徴とする情報取得装置。
  2. 情報提供装置から情報リソースの提供を受ける情報取得装置で実行される情報取得方法であって、
    情報提供装置から、情報リソースに設定される対価の情報を受信する過程と、
    情報提供装置に対して、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ、要求する情報リソースの識別子情報を送信する過程と、
    情報提供装置から、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ送信されてくる上記識別子情報の指す情報リソースを受信する過程と、
    情報提供装置に対して、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を送信する過程とを備えることを、
    特徴とする情報取得方法。
  3. 情報提供装置から情報リソースの提供を受ける情報取得装置の実現に用いられる情報取得プログラムであって、
    情報提供装置から、情報リソースに設定される対価の情報を受信する処理と、
    情報提供装置に対して、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ、要求する情報リソースの識別子情報を送信する処理と、
    情報提供装置から、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ送信されてくる上記識別子情報の指す情報リソースを受信する処理と、
    情報提供装置に対して、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を送信する処理とをコンピュータに実行させる情報取得プログラム。
  4. 情報提供装置から情報リソースの提供を受ける情報取得装置の実現に用いられる情報取得プログラムを記録した記録媒体であって、
    情報提供装置から、情報リソースに設定される対価の情報を受信する処理と、
    情報提供装置に対して、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ、要求する情報リソースの識別子情報を送信する処理と、
    情報提供装置から、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ送信されてくる上記識別子情報の指す情報リソースを受信する処理と、
    情報提供装置に対して、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を送信する処理とをコンピュータに実行させる情報取得プログラムを記録した記録媒体。
  5. 情報取得装置に対して情報リソースを提供する情報提供装置であって、
    情報取得装置に対して、情報リソースに設定される対価の情報を送信する手段と、
    情報取得装置から、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ送信されてくる情報リソースの識別子情報を受信する手段と、
    上記証明書情報に従って、上記対価の支払いを確認する手段と、
    情報取得装置に対して、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ、上記識別子情報の指す情報リソースを送信する手段と、
    情報取得装置から、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を受信する手段とを備えることを、
    特徴とする情報提供装置。
  6. 情報取得装置に対して情報リソースを提供する情報提供装置で実行される情報提供方法であって、
    情報取得装置に対して、情報リソースに設定される対価の情報を送信する過程と、
    情報取得装置から、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ送信されてくる情報リソースの識別子情報を受信する過程と、
    上記証明書情報に従って、上記対価の支払いを確認する過程と、
    情報取得装置に対して、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ、上記識別子情報の指す情報リソースを送信する過程と、
    情報取得装置から、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を受信する過程とを備えることを、
    特徴とする情報提供方法。
  7. 情報取得装置に対して情報リソースを提供する情報提供装置の実現に用いられる情報提供プログラムであって、
    情報取得装置に対して、情報リソースに設定される対価の情報を送信する処理と、
    情報取得装置から、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ送信されてくる情報リソースの識別子情報を受信する処理と、
    上記証明書情報に従って、上記対価の支払いを確認する処理と、
    情報取得装置に対して、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ、上記識別子情報の指す情報リソースを送信する処理と、
    情報取得装置から、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を受信する処理とをコンピュータに実行させる情報提供プログラム。
  8. 情報取得装置に対して情報リソースを提供する情報提供装置の実現に用いられる情報提供プログラムを記録した記録媒体であって、
    情報取得装置に対して、情報リソースに設定される対価の情報を送信する処理と、
    情報取得装置から、上記対価の支払いを示す証明書情報と対応をとりつつ送信されてくる情報リソースの識別子情報を受信する処理と、
    上記証明書情報に従って、上記対価の支払いを確認する処理と、
    情報取得装置に対して、上記対価についての領収書情報と対応をとりつつ、上記識別子情報の指す情報リソースを送信する処理と、
    情報取得装置から、上記識別子情報の指す情報リソースについての受領証情報を受信する処理とをコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録した記録媒体。
JP2003126112A 2003-05-01 2003-05-01 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2004334353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003126112A JP2004334353A (ja) 2003-05-01 2003-05-01 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003126112A JP2004334353A (ja) 2003-05-01 2003-05-01 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004334353A true JP2004334353A (ja) 2004-11-25

Family

ID=33503137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003126112A Pending JP2004334353A (ja) 2003-05-01 2003-05-01 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004334353A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156516A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ltd アクセス制御装置、アクセス制御プログラムおよびアクセス制御方法
WO2007071803A1 (es) 2005-12-19 2007-06-28 Universidad De Zaragoza Sistema y procedimiento de registro y certificación de la actividad y/o comunicación entre terminales

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156516A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ltd アクセス制御装置、アクセス制御プログラムおよびアクセス制御方法
WO2007071803A1 (es) 2005-12-19 2007-06-28 Universidad De Zaragoza Sistema y procedimiento de registro y certificación de la actividad y/o comunicación entre terminales

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10885501B2 (en) Accredited certificate issuance system based on block chain and accredited certificate issuance method based on block chain using same, and accredited certificate authentication system based on block chain and accredited certificate authentication method based on block chain using same
US8843415B2 (en) Secure software service systems and methods
US7962744B2 (en) Terminal communication system
JP4503794B2 (ja) コンテンツ提供方法及び装置
RU2434340C2 (ru) Инфраструктура верификации биометрических учетных данных
US20080235513A1 (en) Three Party Authentication
US20090187980A1 (en) Method of authenticating, authorizing, encrypting and decrypting via mobile service
US20080059797A1 (en) Data Communication System, Agent System Server, Computer Program, and Data Communication Method
JP7067043B2 (ja) 電子取引装置、電子取引方法及びプログラム
CN109450843B (zh) 一种基于区块链的ssl证书管理方法及系统
JP2003296281A (ja) アクセス制御方法及びシステム
WO1998032113A1 (fr) Procede et systeme de controle de cle pour signature electronique
JP2009503967A (ja) 単一の物理デバイスを用いた保護されたトランザクションの制御方法、それに対応する物理デバイス、システム及びコンピュータプログラム
KR20090071307A (ko) 인증서 검증 방법, 인증서 관리 방법 및 이를 수행하는단말
JP2003150735A (ja) 電子証明書システム
JP2005149341A (ja) 認証方法および装置、サービス提供方法および装置、情報入力装置、管理装置、認証保証装置、並びにプログラム
US20240048395A1 (en) Method and system for authentication credential
JP2008167406A (ja) ディジタルリソースを販売する方法および装置
JP2004102872A (ja) 個人情報保護オンライン・コマース・システム
JP4510392B2 (ja) 個人情報認証を行うサービス提供システム
KR20030078485A (ko) 자기앞 전자수표 발행 및 결제방법
JP2004362189A (ja) ユーザ情報流通システム
JP2004334353A (ja) 情報取得装置及びその方法と、情報提供装置及びその方法と、情報取得プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体と、情報提供プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
Karabulut et al. Secure enterprise services consumption for SaaS technology platforms
CN111062833A (zh) 一种合同数据的签名认证方法及相关装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311