JP2004333569A - Optical fiber-incorporated plastic ferrule, metallic mold therefor and method of manufacturing the ferrule - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ入りプラスチックからなるフェルール及びその成形用金型並びに光ファイバ入りプラスチックからなるフェルールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フェルールは対向した光ファイバの端部を同心状に突き合わせるために、光ファイバを接続する光コネクタに組み込まれる。このフェルールとしては、セラミックスジルコニア製、金属製或いはプラスチック製のものが使用されている。
【0003】
図8及び図9は、セラミックジルコニアまたは金属からなるフェルール100を示し、軸方向に延びるフェルール本体110の外周面に鍔部120が取り付けられている。フェルール本体110は、大径の第1フェルール部111の一端側(右端側)から小径の第2フェルール部112が同軸となるように挿入することにより形成されている。
【0004】
鍔部120は、フェルール本体110の外周面に径方向に向かって突出するように取り付けられており、フェルール本体110の回転止めや抜け止めを行うため、光コネクタの内部に対応した形状に成形される。第1フェルール部111及び第2フェルール部112には、ファイバ孔111a、112aが軸方向で連通するように形成されており、連通状態のファイバ孔111a、112aに対して、光ファイバ130が挿入されることにより、光ファイバ130がファイバ本体0を貫通している。
【0005】
このような構造において、セラミックジルコニア製のフェルールは、材料自体が高価であると共に、成形や部品の組み立て、さらには研磨加工のための工程が多く必要であり、また、フェルールの外径や光ファイバの内径等の寸法にばらつきを生じたり、成形後に微細なファイバ孔に光ファイバを挿入する必要があるため、作業性が悪い問題を有している。
【0006】
金属製のフェルールは、セラミックジルコニアに比べて材料が安価であるが、セラミックジルコニア製のフェルールと同様に成形や研磨加工が必要であると共にファイバ孔に光ファイバを挿入する必要となっている。
【0007】
プラスチック製フェルールは、材料が安価であり、大量生産ができる点でメリットがあり、しかも高精度で軽量であることから、近年注目されている。このプラスチック製フェルールの製造は、金型内に溶融プラスチック材料を射出することによって行われる。
【0008】
従来のプラスチック製フェルールの製造は、金属パイプの一端部に金型のピンを差し込んだ状態で、金属パイプをキャビティ内に配置し、キャビティ内に溶融プラスチックを射出することにより金属パイプと一体化したインサート成形を行い、この成形品を金型から取り出した後、金属パイプ内に光ファイバを挿入することによりなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−162470号公報(4−5頁、図1、図4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプラスチック製フェルールの製造では、金型で成形した成形品に対して光ファイバを挿入する必要があるが、光ファイバが小径のため、挿入の作業性が悪い問題を有している。また、挿入の際に、光ファイバが折れるため、歩留まりが悪い問題も有している。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、光ファイバの挿入作業をなくして、作業性を向上させると共に歩留まりを向上させることが可能で、かつ光ファイバが偏心なしに挿入されている光ファイバ入りプラスチック製フェルール及びその成形用金型、並びに光ファイバ入りプラスチック製フェルールの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の光ファイバ入りプラスチック製フェルールは、フェルール本体の外周面に鍔部が突出した光ファイバ入りプラスチック製フェルールであって、光ファイバと一体にプラスチック材料をインサート成形してなることを特徴とする。
【0013】
請求項1の発明では、光ファイバとプラスチックフェルールが一体に成形されているため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が向上すると共に、挿入に起因した光ファイバの折れがなく、歩留まりが向上する。
【0014】
また、後から光ファイバを挿入するものでは別途接着剤の充填が必要なため、光ファイバが偏心して挿入、保持される問題があるが、この発明では光ファイバの軸芯ずれを起さないものである。
【0015】
請求項2の発明の光ファイバ入りプラスチック製フェルールの成形用金型は、フェルール本体の外周面に鍔部が突出したプラスチック製フェルールを成形する成形用金型であって、フェルール本体成形用キャビティ部及び鍔部成形用キャビティ部が連通し、且つ鍔部成形用キャビティ部で軸方向に2つ割りされた一対の金型と、鍔部成形用キャビティ部の対向位置に開口された少なくとも2つのゲートと、それぞれの金型におけるフェルール本体成形用キャビティ部の端部に形成され、光ファイバの両端部が差し込まれる光ファイバ保持用凹部とを備えていることを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明では、一対の金型の光ファイバ保持用凹部に光ファイバの両端を差し込むことにより、光ファイバをキャビティ内に保持し、この保持状態でゲートから溶融プラスチック材料を金型のキャビティ内に射出し、その後、冷却・硬化する。これにより、光ファイバが軸方向に貫通した状態のフェルールを成形することができる。
【0017】
このような発明では、光ファイバが金型にインサートされた状態でフェルールの成形が行われるため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が向上すると共に、挿入に起因した光ファイバの折れがなく、歩留まりが向上する。
【0018】
また、ゲートが鍔部成形用キャビティ部の対向位置に開口しているため、射出されたプラスチック材料を金型のキャビティ内に均一に充填することができる。このため、良好な形状のフェルールを成形することができる。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1記載の光ファイバ入りプラスチック製フェルールの成形用金型であって、前記光ファイバ保持用凹部の周囲に先細りテーパ状のガイド凹部が連設されていることを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明では、先細りテーパ状のガイド凹部に光ファイバの端部を挿入することにより、同ファイバの端部を光ファイバ保持用凹部に導くことができる。このため、金型への光ファイバのインサートを簡単且つ高精度に行うことができる。
【0021】
請求項4の発明の光ファイバ入りプラスチック製フェルールの製造方法は、フェルール本体の外周面に鍔部が突出したプラスチック製フェルールを成形用金型を用いて製造する方法であって、フェルール本体成形用キャビティ部及び鍔部成形用キャビティ部を有した一対の金型の光ファイバ保持用凹部に光ファイバの両端部を差し込んで保持し、この保持状態で鍔部成形用キャビティ部の対向位置からプラスチック材料を射出することを特徴とする。
【0022】
請求項4の発明では、金型の光ファイバ保持用凹部に光ファイバの両端部を差し込むことにより光ファイバを金型内にインサートすることができ、この状態で溶融プラスチック材料を金型に射出してフェルールを形成するため、光ファイバが軸方向に貫通した状態のフェルールを製造することができる。
【0023】
従って、フェルールの成形の後に、光ファイバをフェルールに挿入する必要がないため、作業性が向上すると共に歩留まりが向上する。また、鍔部成形用キャビティ部の対向位置から溶融プラスチック材料を射出するため、良好な形状のフェルールを成形することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する一実施の形態により具体的に説明する。
【0025】
図1はこの実施の形態の成形用金型の断面図、図2はゲートの配置を示す平面図、図3は成形品に対するゲートの配置を示す斜視図、図4は成形された光ファイバ入りプラスチック製フェルールの断面斜視図、図5は光ファイバ入りプラスチック製フェルールの斜視図、図6はその先端部分の斜視図である。
【0026】
図1に示すように、成形用金型1は一対の金型2、3が対向するように配置されている。これらの金型2、3は、それぞれ金型取付板4、5に取り付けられることにより対向しており、一方の金型2が固定側、他方の金型3が可動側となっている。固定側の一方の金型2には、スプルー6が厚さ方向に貫通しており、稼働側の他方の金型3には、スプルー3と連通するランナ7が横方向に形成されている。これらの金型2、3は型締め状態で、溶融プラスチック材料20が矢印で示す方向から注入されることにより、プラスチック製フェルール21が成形され、その後、型開きされる。この型開きにより、プラスチック製フェルール21の取り出しが行われる。
【0027】
一対の金型2、3には、プラスチック製フェルール21を成形するためのキャビティ8が形成されている。キャビティ8は、フェルール21におけるフェルール本体22を成形するためのフェルール本体成形用キャビティ部9と、フェルール本体22から突出している鍔部23を成形するための鍔部成形用キャビティ部10とが連通することによって構成されている。
【0028】
フェルール本体成形用キャビティ部9は、一対の金型2、3にかけて軸方向に延びるように形成されている。鍔部成形用キャビティ部10は、連通しているフェルール本体成形用キャビティ部9との連通状態で同キャビティ部9から径方向に広がるように一対の金型2、3に形成されている。この実施の形態において、フェルール21の鍔部23が図5に示すように、大径の第1フランジ部23a、小径フランジ部23c及びこれらの間に位置した中間径の中間フランジ部23bの3段の段付き形状となっていることから、鍔部成形用キャビティ部10はこれらに相応した3段の段付き状に形成されている。
【0029】
フェルール本体成形用キャビティ部9及び鍔部成形用キャビティ部10からなるキャビティ8には、ゲート12が開口している。ゲート12は、溶融プラスチック材料20をランナ7からキャビティ8内に射出するものであり、鍔部成形用キャビティ部10に対応するように開口している。この場合、ゲート12は鍔部成形用キャビティ部10における大径の第1フランジ部23aを成形するためのキャビティ部分10aに対応するように開口するものである。
【0030】
図2及び図3に示すように、ゲート12は、鍔部成形用キャビティ部10におけるキャビティ部分10aに対し4つが対向位置となるように開口している。すなわち、4つのゲート12は円周上における90度間隔となるように金型に形成されることにより、一直線上で臨んでいるゲート12と対向するものである。このように、4つのゲート12が鍔部成形用キャビティ部10におけるキャビティ部10aの対向位置に開口することにより、図2で示すように、対向したゲート12から射出される溶融プラスチック材料20の流れがキャビティ部10内で衝突した後、キャビティ8の内部に拡散するため、溶融プラスチック材料20をキャビティ8内に均一に充填することができる。これにより、良好な形状のフェルール21を成形することができる。
【0031】
なお、この実施の形態において、それぞれのゲート12は他方の金型3の上面だけを切削加工することにより形成されており、型締めすることにより、上方部分が一対の金型2の下面によって覆われてゲート構造となる。このようなゲート構造では、金型2を貫通するような加工が不要となるため、金型の成形を容易に行うことができる。
【0032】
さらに、この実施の形態では、金型2、3に光ファイバ保持用凹部13、14が形成されるものである。これらの光ファイバ保持用凹部13、14は、それぞれの金型2、3におけるフェルール本体成形用キャビティ部9の軸方向端部に形成されている。一方の金型2においては、フェルール本体成形用キャビティ部9の端部を軸方向に沿って切削することにより光ファイバ保持用凹部13が形成され、他方の金型3においては、フェルール本体成形用キャビティ部9の端部を軸方向に沿って切削することにより光ファイバ保持用凹部14が形成される。これらの光ファイバ保持用凹部13、14は、光ファイバ30の端部が差し込まれるものであり、この差し込みによって、光ファイバ30を軸方向に沿った状態で金型2、3内に保持することができる。
【0033】
それぞれの光ファイバ保持用凹部13、14には、ガイド凹部15、16が連設している。ガイド凹部15は、一方の金型2側における光ファイバ保持用凹部13に連設し、ガイド凹部16は他方の金型3における光ファイバ保持用凹部14に連設している。これらのガイド凹部15、16は、光ファイバ保持用凹部13、14の始端側が最も大径で、光ファイバ保持用凹部13、14の長さ方向に向かって漸次、小径となる先細りテーパ状(ラッパ状)となるように形成されている。このような形状のガイド凹部15、16を形成することにより、光ファイバ30の端部を光ファイバ保持用凹部13、14に差し込む際に、光ファイバ30の端部が円滑に光ファイバ保持用凹部13、14に導かれるため、光ファイバ30のインサートを簡単に、しかも高精度に行うことができる。
【0034】
以上の成形用金型を用いてフェルール21を成形する場合、光ファイバ30の両端部を光ファイバ保持用凹部13、14に差し込むことにより、光ファイバ30をキャビティ8内にインサートした状態として型締めする。この状態で、溶融プラスチック材料20をスプルー6、ランナ7を介して4つのゲート12からキャビティ8内に射出する。プラスチック材料20の射出の後、金型2、3を冷却することにより、プラスチック材料20を硬化することによりフェルール21を成形する。その後、型開きすることにより、フェルール21を金型2、3から取り出す。
【0035】
図4及び図5は、成形されたフェルール21を示し、フェルール本体22の外周面から鍔部23が一体的に突出している。フェルール本体22は大径の第1フェルール部22a及び小径の第2フェルール部22bが軸方向に延びることにより形成されており、これらの内部を光ファイバ30が貫通している。光ファイバ30は、光ファイバ保持用凹部13、14に差し込まれた両端部がフェルール本体22から突出している。
【0036】
これらの成形では、光ファイバ保持用凹部13、14にその両端部を差し込むことにより、光ファイバ30をキャビティ8内に保持し、この状態で溶融プラスチック材料20を射出して成形を行うため、光ファイバ30が軸方向に貫通したフェルール21を製造することができる。このため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が飛躍的に向上する。また、挿入に起因した光ファイバの折れががないため歩留まりが向上する。
【0037】
金型から取り出したフェルール21に対しては、その端面をフラット研磨、プリドーム研磨、斜研磨などの目的に応じた研磨を行う。すなわち、図6に示すように金型のガイド凹部15、16に対応した部分に突起部27が形成されているため、この突起部27を良好な円錐形状等とする研磨を行うものである。
【0038】
図7は、本発明により製造することができる別の形状のフェルール31を示す。フェルール31は、同じ径の第1フェルール部32及び第2フェルール部33からなるフェルール本体34と、フェルール本体34の外周面から径方向に突出する鍔部35とを備え、鍔部35は最も大径の第1フランジ部35a及び小径の第2フランジ部35bとによって形成されている。このフェルール31においては、ゲートを第1フランジ部35aにおける対応位置に設けることにより、上述と同様な成形を行うことができる。
【0039】
本発明は以上の実施の形態に限定されることなく、種々変形が可能である。例えば、樹脂を射出するゲートは、鍔部成形用キャビティ部の対向位置に開口するものであれば、少なくとも2つあれば良いものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプラスチック製フェルールによれば、光ファイバとプラスチック製フェルールとが一体に成形されているため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が向上すると共に、歩留まりが向上する。また、光ファイバがプラスチック製フェルールの中心部に偏心して挿入、保持されることがないため、軸芯ずれのない精密なプラスチック製フェルールが得られるものである。
【0041】
また、本発明の成形用金型によれば、光ファイバが金型にインサートされた状態でフェルールの成形が行われるため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が向上すると共に、歩留まりが向上する。プラスチック材料を金型のキャビティ内に均一に充填することができるため、良好な形状のフェルールを成形することができる。
【0042】
さらに、本発明の製造方法によれば、光ファイバが軸方向に貫通した状態のフェルールを製造することができるため、後から光ファイバをフェルールに挿入する必要がなく、作業性が向上すると共に歩留まりが向上する。また、光ファイバがプラスチック製フェルールの中心部に偏心して挿入、保持されることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における成形用金型の断面図である。
【図2】キャビティに対するゲートの配置を示す平面図である。
【図3】成形されるフェルールに対するゲートの配置を示す斜視図である。
【図4】光ファイバがインサート成形されたフェルールの断面を示す斜視図である。
【図5】光ファイバがインサート成形されたフェルールの斜視図である。
【図6】光ファイバがインサート成形されたフェルールの端面を示す斜視図である。
【図7】成形される別の形状のフェルールの斜視図である。
【図8】セラミックジルコニアあるいは金属からなるフェルールの斜視図である。
【図9】セラミックジルコニアあるいは金属からなるフェルールの断面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 成形用金型
2、3 金型
8 キャビティ
9 フェルール本体成形用キャビティ部
10 鍔部成形用キャビティ部
12 ゲート
13、14 光ファイバ保持用凹部
15、16 ガイド凹部
20 プラスチック材料
21、31 フェルール
22、34 フェルール本体
23、35 鍔部
30 光ファイバ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ferrule made of plastic containing optical fiber, a mold for molding the same, and a method of manufacturing a ferrule made of plastic containing optical fiber.
[0002]
[Prior art]
The ferrule is incorporated into an optical connector for connecting the optical fibers so as to concentrically abut the ends of the optical fibers facing each other. As the ferrule, those made of ceramics zirconia, metal or plastic are used.
[0003]
FIGS. 8 and 9 show a
[0004]
The
[0005]
In such a structure, a ferrule made of ceramic zirconia is expensive in material itself, and requires many steps for molding, assembling parts, and polishing, and also requires an outer diameter of the ferrule and an optical fiber. However, there is a problem that the workability is poor because the dimensions such as the inner diameter of the optical fiber vary and the optical fiber needs to be inserted into a fine fiber hole after molding.
[0006]
Metal ferrules are less expensive than ceramic zirconia, but require molding and polishing as well as ceramic zirconia ferrules, and require insertion of optical fibers into fiber holes.
[0007]
Plastic ferrules have attracted attention in recent years because of their advantages in that they are inexpensive in material and can be mass-produced, and they are also highly accurate and lightweight. The production of this plastic ferrule is performed by injecting a molten plastic material into a mold.
[0008]
In the production of conventional plastic ferrules, a metal pipe was placed in a cavity with a mold pin inserted into one end of the metal pipe, and the molten plastic was integrated with the metal pipe by injecting molten plastic into the cavity. Insert molding is performed, and after removing this molded product from a mold, an optical fiber is inserted into a metal pipe (for example, see Patent Document 1).
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-2000-162470 (pages 4 to 5, FIGS. 1 and 4)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the production of a conventional plastic ferrule, it is necessary to insert an optical fiber into a molded product formed by a mold. However, since the diameter of the optical fiber is small, the workability of insertion is poor. . In addition, there is a problem that the yield is poor because the optical fiber is broken at the time of insertion.
[0011]
The present invention has been made in consideration of such a conventional problem, and eliminates the work of inserting an optical fiber, thereby improving workability and improving the yield. It is an object of the present invention to provide a plastic ferrule containing an optical fiber inserted without the same, a mold for molding the same, and a method of manufacturing a plastic ferrule containing an optical fiber.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a plastic ferrule containing an optical fiber according to the first aspect of the present invention is a plastic ferrule containing an optical fiber having a flange projecting from an outer peripheral surface of a ferrule main body, wherein a plastic material is integrally formed with the optical fiber. It is characterized by being formed by insert molding.
[0013]
According to the first aspect of the present invention, since the optical fiber and the plastic ferrule are integrally formed, it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule later, so that the workability is improved, and the optical fiber breakage due to the insertion is prevented. And the yield is improved.
[0014]
In addition, in the case where the optical fiber is inserted later, since it is necessary to separately fill the adhesive, there is a problem that the optical fiber is eccentrically inserted and held, but the present invention does not cause the optical fiber to be misaligned. It is.
[0015]
The mold for molding a plastic ferrule containing an optical fiber according to the invention of
[0016]
According to the second aspect of the invention, the optical fiber is held in the cavity by inserting both ends of the optical fiber into the optical fiber holding recesses of the pair of molds, and in this holding state, the molten plastic material is poured from the gate into the cavity of the mold. Injected into, then cooled and cured. Thereby, the ferrule in a state where the optical fiber penetrates in the axial direction can be formed.
[0017]
In such an invention, since the ferrule is formed in a state where the optical fiber is inserted into the mold, it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule later, and the workability is improved, and the light caused by the insertion is improved. There is no fiber breakage, and the yield is improved.
[0018]
Further, since the gate is opened at a position facing the cavity for molding the flange, the injected plastic material can be uniformly filled in the cavity of the mold. Therefore, a ferrule having a good shape can be formed.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a mold for molding a plastic ferrule containing an optical fiber according to the first aspect, wherein a tapered guide recess is continuously provided around the optical fiber holding recess. Features.
[0020]
According to the third aspect of the present invention, by inserting the end of the optical fiber into the tapered guide recess, the end of the fiber can be guided to the optical fiber holding recess. Therefore, the optical fiber can be easily and accurately inserted into the mold.
[0021]
A method of manufacturing a plastic ferrule containing an optical fiber according to the invention of claim 4 is a method of manufacturing a plastic ferrule having a flange portion protruding from an outer peripheral surface of a ferrule main body using a molding die. Both ends of the optical fiber are inserted and held in the optical fiber holding recesses of a pair of molds having a cavity portion and a flange portion forming cavity portion, and in this holding state, a plastic material is placed from a position facing the flange portion forming cavity portion. Is injected.
[0022]
According to the invention of claim 4, the optical fiber can be inserted into the mold by inserting both ends of the optical fiber into the optical fiber holding recess of the mold. In this state, the molten plastic material is injected into the mold. Thus, a ferrule in a state where the optical fiber penetrates in the axial direction can be manufactured.
[0023]
Therefore, since it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule after the ferrule is formed, the workability is improved and the yield is improved. Further, since the molten plastic material is injected from a position facing the cavity for molding a flange, a ferrule having a good shape can be molded.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to an embodiment shown in the drawings.
[0025]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a molding die of this embodiment, FIG. 2 is a plan view showing an arrangement of a gate, FIG. 3 is a perspective view showing an arrangement of a gate with respect to a molded product, and FIG. FIG. 5 is a perspective view of a plastic ferrule containing an optical fiber, and FIG. 6 is a perspective view of a tip portion thereof.
[0026]
As shown in FIG. 1, a molding die 1 is arranged so that a pair of dies 2 and 3 face each other. The dies 2 and 3 are opposed to each other by being attached to the mold mounting plates 4 and 5, respectively. One of the dies 2 is on the fixed side and the other dies 3 is on the movable side. A
[0027]
A cavity 8 for molding a
[0028]
The ferrule
[0029]
A
[0030]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0031]
In this embodiment, each
[0032]
Further, in this embodiment, the optical fiber holding
[0033]
Guide recesses 15 and 16 are provided continuously with the respective optical fiber holding recesses 13 and 14. The
[0034]
When the
[0035]
FIGS. 4 and 5 show the molded
[0036]
In these moldings, the
[0037]
For the
[0038]
FIG. 7 shows another shape of
[0039]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made. For example, at least two gates for injecting the resin may be used as long as they are opened at positions facing the cavity for molding the flange.
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the plastic ferrule of the present invention, since the optical fiber and the plastic ferrule are integrally formed, it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule later, and the workability is improved. At the same time, the yield is improved. Further, since the optical fiber is not eccentrically inserted and held in the center of the plastic ferrule, a precise plastic ferrule free from axial misalignment can be obtained.
[0041]
Further, according to the molding die of the present invention, since the ferrule is molded in a state where the optical fiber is inserted into the die, it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule later, and the workability is improved. At the same time, the yield is improved. Since the plastic material can be uniformly filled in the cavity of the mold, a ferrule having a good shape can be molded.
[0042]
Furthermore, according to the manufacturing method of the present invention, it is possible to manufacture the ferrule in a state where the optical fiber penetrates in the axial direction, so that it is not necessary to insert the optical fiber into the ferrule later, thereby improving workability and improving the yield. Is improved. Further, the optical fiber is not eccentrically inserted and held in the center of the plastic ferrule.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a molding die according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing an arrangement of a gate with respect to a cavity.
FIG. 3 is a perspective view showing an arrangement of a gate with respect to a ferrule to be molded.
FIG. 4 is a perspective view showing a cross section of a ferrule in which an optical fiber is insert-molded.
FIG. 5 is a perspective view of a ferrule in which an optical fiber is insert-molded.
FIG. 6 is a perspective view showing an end face of a ferrule in which an optical fiber is insert-molded.
FIG. 7 is a perspective view of another shaped ferrule to be molded.
FIG. 8 is a perspective view of a ferrule made of ceramic zirconia or metal.
FIG. 9 is a perspective view showing a cross section of a ferrule made of ceramic zirconia or metal.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1
Claims (4)
フェルール本体成形用キャビティ部及び鍔部成形用キャビティ部が連通し、且つ鍔部成形用キャビティ部で軸方向に2つ割りされた一対の金型と、鍔部成形用キャビティ部の対向位置に開口された少なくとも2つのゲートと、それぞれの金型におけるフェルール本体成形用キャビティ部の端部に形成され、光ファイバの両端部が差し込まれる光ファイバ保持用凹部とを備えていることを特徴とする光ファイバ入りプラスチック製フェルールの成形用金型。A molding die for molding a plastic ferrule containing an optical fiber with a flange protruding from the outer peripheral surface of the ferrule body,
The ferrule body molding cavity and the flange molding cavity communicate with each other, and the pair of molds divided in the axial direction by the flange molding cavity are opened at positions opposed to the flange molding cavity. Characterized in that it comprises at least two gates formed and an optical fiber holding recess formed at the end of the ferrule body molding cavity in each mold and into which both ends of the optical fiber are inserted. Mold for molding plastic ferrule with fiber.
フェルール本体成形用キャビティ部及び鍔部成形用キャビティ部を有した一対の金型の光ファイバ保持用凹部に光ファイバの両端部を差し込んで保持し、この保持状態で鍔部成形用キャビティ部の対向位置からプラスチック材料を射出することを特徴とする光ファイバ入りプラスチック製フェルールの製造方法。A method for manufacturing a plastic ferrule containing an optical fiber having a flange portion protruding from the outer peripheral surface of the ferrule body using a molding die,
The two ends of the optical fiber are inserted and held in the optical fiber holding recesses of a pair of molds having a ferrule main body forming cavity and a flange forming cavity, and in this holding state, the flange forming cavity opposes. A method for manufacturing a plastic ferrule containing an optical fiber, comprising injecting a plastic material from a position.
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