JP2004333562A - 映像投影スクリーン - Google Patents
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
【課題】フィルムに記録された映像のようなアナログ動画も含めて、撮像記録装置による違法コピーを確実に妨害できる映像投影スクリーンを提供する。
【解決手段】映像投影スクリーン1には、人が感知できない縞模様が描かれており、この縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように描かれている。映像を見ている人には妨害は生じないが、撮像装置により撮像される映像には映像妨害を起こすことができる。従って、撮像装置により得られる映像は、非常に見にくい映像となり、2次利用できない品質のものとなるので、映像の著作権を守ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】映像投影スクリーン1には、人が感知できない縞模様が描かれており、この縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように描かれている。映像を見ている人には妨害は生じないが、撮像装置により撮像される映像には映像妨害を起こすことができる。従って、撮像装置により得られる映像は、非常に見にくい映像となり、2次利用できない品質のものとなるので、映像の著作権を守ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映画館で映像が投影される映像投影スクリーンに関し、特に上映される映像が、ビデオカメラなどの撮像記録装置で録画されることを妨害するための映像投影スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
映画の著作権を侵害する行為により、映画産業は大幅に収入を失っている。上映中にビデオカメラ若しくはカムコーダ及び類似の撮像記録装置で撮影された違法コピー映画は、収入損失の重大な要因である。このように著作権侵害された複製品は、その品質に問題があったとしても「ブラック・マーケット(闇市場)」での(特にいくつかの海外市場やインターネット上での)広範な流通が妨げられない。ビデオカメラの画質が向上し、より小さく、より高性能になったために、違法コピー活動の脅威が動画プロバイダを益々襲っている。
【0003】
コピーによる窃盗を完全に除去することは不可能かもしれないが、ポータブル・ビデオカメラ装置を用いて動画をコピーしようとする人を妨害するディスプレイ伝達技術を提供することは有益的となり得る。
例えば、視認性には影響を与えないがコピー品質を劣化させる信号が挿入される一般的な方法の変形例として、特許文献1は、ビデオ及び動画表示における第二のプロジェクタを使用することを開示している。この第二のプロジェクタは、表示スクリーン上に赤外線(IR)メッセージを投影するのに用いられる。この赤外線信号は、例えば、日付/時刻スタンプ、劇場識別テキスト、若しくは他の情報を含めることもできるが、単に妨害のためのぼやけた光円ノイズを描くこともある。この赤外線信号は人間の目には見えない。しかし、ビデオカメラは赤外線のレンジを含むより広いスペクトル感度を有するため、このメッセージは表示スクリーンから作られたあらゆるビデオカメラ・コピーにおいてはっきりと見え、画像の妨害となりうる。この技術は、記録された画像に赤外線画像を「重ねる」ことによって歪めるのに用いられ得る。
【0004】
また特許文献2には、ビデオカメラがサンプリング録画装置であることに着目し、録画されたデジタル動画内にコピー防止パターンを表示させる発明が示されている。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6,018,374号公報
【特許文献2】
特開2002−314938号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されている方法は、標準的に使用されるカムコーダでの録画を駄目にすることはできるが、この方法にはいくつかの欠点がある。より洗練されたビデオカメラ操作者は、赤外線光をブロックするフィルタを用いて投影された赤外線透かしの効果を最小限にすることができる。普通、ビデオカメラは赤外線に対するシリコン感度を補償するために若干の赤外線フィルタリングを行うようになっている。
【0007】
また、赤外光を用いて投影されたテキスト・メッセージなどの集束透かし画像を用いると、特にその赤外光がフレーム座標内に位置することができ、フレーム間で一定の位置に存在するのであれば、レタッチ技術を用いて透かしを変造若しくは除去することができる。
【0008】
特許文献1に開示された方法の別の欠点は、赤外光源自体に関連する。赤外線ランプはかなりの熱を発生し得るため、赤外線源のみを用いて大面積の表示スクリーン上に透かしを投影することは、問題にもなる。
また特許文献2に示される技術は、デジタル動画について有効なものであるが、フィルムに記録された映像のようなアナログ動画は対象としていない。
【0009】
本発明は上述した点に着目してなされたものであり、フィルムに記録された映像のようなアナログ動画も含めて、撮像記録装置による違法コピーを確実に妨害できる映像投影スクリーンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、人が感知できない縞模様が描かれた映像投影スクリーンであって、前記縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とするものを提供する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、人が感知できない縞状の隙間を有する映像投影スクリーンであって、前記縞状の隙間は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とするものが提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる映像投影スクリーン(以下単に「スクリーン」という)1を示す。このスクリーン1には、例えば映写機やビデオプロジェクタなどにより、映像が投影される。スクリーン1は、同図の拡大図に示すように、細かい横縞模様が付けれれている。例えばNTSC方式のビデオカメラでは、有効な走査線数は、フレームで約480本、フィールドで約240本となる。すなわちNTSC方式のビデオカメラは、垂直方向にはこの本数でサンプリングを行っている。スクリーン1の縞模様は、人間には視認できない細かさで、かつ、ビデオカメラで撮影したときその画角内でこの走査線数に近い数、または走査線数の整数倍に近い数になるように描かれている。
【0013】
このようなスクリーン1によると、垂直方向のサンプリング効果により折り返し信号が発生し(エイリアシング(aliasing)により)、モアレ状の妨害を発生させることができる。図2(a)は、スクリーン1を拡大して一部分を示す図であり、ハッチングを付した領域が縞模様に対応する。同図(a)に示すように、スクリーン1の細かい縞模様が少し斜めになった状態でビデオカメラが水平に走査すると、同図(b)に示すように、図の左半分が白に相当する輝度レベルを有し、右半分が縞模様の色に相当する輝度レベルを有する信号が得られる。そして、この信号をモニタ等の映像表示装置に映し出すと、同図(c)に示すように、左半分が白で、右半分が縞模様の色の画像が得られる。同図(c)は、スクリーン1を拡大したものであり、これをスクリーン全体で見ると、図3に示すような縦縞状のパターンとなる。すなわち、図2(c)のハッチングを付した部分が、図3の縦縞の一部を構成している。
【0014】
実際には、スクリーン1に映画の映像が投射されるが、スクリーン1の模様にその映画映像が重畳された映像が、人間及びビデオカメラで観測することが出来る。すなわち、上映される映像に、人間に感知できない縞模様が入ることになり、ビデオカメラで録った映像にはエイリアシングによる縦縞状の模様が撮影されることになる。
【0015】
スクリーン1に付加する縞の模様はこの例に限定せず、縦縞やゾーンプレートのような同心円状のものであってもよい。
また、この縞は、描画による模様に限らず、図4に示すスクリーン1aのように、簾状に隙間1bを空けることにより実現してもよい。この場合に、スクリーン1aの後方に暗幕3を設けることが望ましい。
【0016】
さらに、赤外線発光装置2をスクリーン1aと暗幕3との間に配置し、スクリーン1aに向けて赤外線を照射するようにしてもよい。これにより、簾状の隙間1bから視聴者4に向かって赤外線が当てられ、赤外線によるビデオカメラへの妨害も加わり、効果を高めることが出来る。この赤外線は、発光装置のため強度を上げることができる。一方、カメラレンズに装着するような赤外線除去の光学フィルタは、その特性を急峻にできないため、赤外線の強度を上げることにより、光学フィルタによる赤外線の除去が不完全なものなり、妨害効果を高めることができる。あるいは赤外線の除去を完全なものとすべく、光学フィルタの特性を変更すると、可視光までも除去してしまうことになる。
【0017】
赤外線発光装置2は、図5に示すように、赤外線を発光する赤外線発光部11と、赤外線発光部11の温度を検出する温度検出部12と、温度検出部12により検出される温度に応じて赤外線発光部11を制御する赤外線発光制御部13とにより構成される。赤外線発光制御部13は、検出される温度が設定温度より高くなったときには、赤外線発光部11における発光強度を低減し、あるいは発光を停止させることにより、赤外線発光部11の温度が過度に上昇することを防止する。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、人が感知できない縞模様が描かれた映像投影スクリーンが提供され、前記縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように描かれているので、映像を見ている人には妨害は生じないが、撮像記録装置により撮像される映像には映像妨害を起こすことができる。従って、録画された映像は、非常に見にくい映像となり、2次利用できない品質のものとなるので、映像の著作権を守ることができる。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、人が感知できない縞状の隙間を有する映像投影スクリーンが提供され、前記縞状の隙間は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように設けられているので、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる映像投影スクリーンを示す図である。
【図2】撮像により縞模様の発生する点を説明するための図である。
【図3】撮像により発生する縞模様の一例を示す図である。
【図4】図1に示す映像投影スクリーンの変形例を示す図である。
【図5】赤外線発光装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a 映像投影スクリーン
2 赤外線発光装置
3 暗幕
【発明の属する技術分野】
本発明は、映画館で映像が投影される映像投影スクリーンに関し、特に上映される映像が、ビデオカメラなどの撮像記録装置で録画されることを妨害するための映像投影スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
映画の著作権を侵害する行為により、映画産業は大幅に収入を失っている。上映中にビデオカメラ若しくはカムコーダ及び類似の撮像記録装置で撮影された違法コピー映画は、収入損失の重大な要因である。このように著作権侵害された複製品は、その品質に問題があったとしても「ブラック・マーケット(闇市場)」での(特にいくつかの海外市場やインターネット上での)広範な流通が妨げられない。ビデオカメラの画質が向上し、より小さく、より高性能になったために、違法コピー活動の脅威が動画プロバイダを益々襲っている。
【0003】
コピーによる窃盗を完全に除去することは不可能かもしれないが、ポータブル・ビデオカメラ装置を用いて動画をコピーしようとする人を妨害するディスプレイ伝達技術を提供することは有益的となり得る。
例えば、視認性には影響を与えないがコピー品質を劣化させる信号が挿入される一般的な方法の変形例として、特許文献1は、ビデオ及び動画表示における第二のプロジェクタを使用することを開示している。この第二のプロジェクタは、表示スクリーン上に赤外線(IR)メッセージを投影するのに用いられる。この赤外線信号は、例えば、日付/時刻スタンプ、劇場識別テキスト、若しくは他の情報を含めることもできるが、単に妨害のためのぼやけた光円ノイズを描くこともある。この赤外線信号は人間の目には見えない。しかし、ビデオカメラは赤外線のレンジを含むより広いスペクトル感度を有するため、このメッセージは表示スクリーンから作られたあらゆるビデオカメラ・コピーにおいてはっきりと見え、画像の妨害となりうる。この技術は、記録された画像に赤外線画像を「重ねる」ことによって歪めるのに用いられ得る。
【0004】
また特許文献2には、ビデオカメラがサンプリング録画装置であることに着目し、録画されたデジタル動画内にコピー防止パターンを表示させる発明が示されている。
【0005】
【特許文献1】
米国特許第6,018,374号公報
【特許文献2】
特開2002−314938号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されている方法は、標準的に使用されるカムコーダでの録画を駄目にすることはできるが、この方法にはいくつかの欠点がある。より洗練されたビデオカメラ操作者は、赤外線光をブロックするフィルタを用いて投影された赤外線透かしの効果を最小限にすることができる。普通、ビデオカメラは赤外線に対するシリコン感度を補償するために若干の赤外線フィルタリングを行うようになっている。
【0007】
また、赤外光を用いて投影されたテキスト・メッセージなどの集束透かし画像を用いると、特にその赤外光がフレーム座標内に位置することができ、フレーム間で一定の位置に存在するのであれば、レタッチ技術を用いて透かしを変造若しくは除去することができる。
【0008】
特許文献1に開示された方法の別の欠点は、赤外光源自体に関連する。赤外線ランプはかなりの熱を発生し得るため、赤外線源のみを用いて大面積の表示スクリーン上に透かしを投影することは、問題にもなる。
また特許文献2に示される技術は、デジタル動画について有効なものであるが、フィルムに記録された映像のようなアナログ動画は対象としていない。
【0009】
本発明は上述した点に着目してなされたものであり、フィルムに記録された映像のようなアナログ動画も含めて、撮像記録装置による違法コピーを確実に妨害できる映像投影スクリーンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、人が感知できない縞模様が描かれた映像投影スクリーンであって、前記縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とするものを提供する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、人が感知できない縞状の隙間を有する映像投影スクリーンであって、前記縞状の隙間は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とするものが提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる映像投影スクリーン(以下単に「スクリーン」という)1を示す。このスクリーン1には、例えば映写機やビデオプロジェクタなどにより、映像が投影される。スクリーン1は、同図の拡大図に示すように、細かい横縞模様が付けれれている。例えばNTSC方式のビデオカメラでは、有効な走査線数は、フレームで約480本、フィールドで約240本となる。すなわちNTSC方式のビデオカメラは、垂直方向にはこの本数でサンプリングを行っている。スクリーン1の縞模様は、人間には視認できない細かさで、かつ、ビデオカメラで撮影したときその画角内でこの走査線数に近い数、または走査線数の整数倍に近い数になるように描かれている。
【0013】
このようなスクリーン1によると、垂直方向のサンプリング効果により折り返し信号が発生し(エイリアシング(aliasing)により)、モアレ状の妨害を発生させることができる。図2(a)は、スクリーン1を拡大して一部分を示す図であり、ハッチングを付した領域が縞模様に対応する。同図(a)に示すように、スクリーン1の細かい縞模様が少し斜めになった状態でビデオカメラが水平に走査すると、同図(b)に示すように、図の左半分が白に相当する輝度レベルを有し、右半分が縞模様の色に相当する輝度レベルを有する信号が得られる。そして、この信号をモニタ等の映像表示装置に映し出すと、同図(c)に示すように、左半分が白で、右半分が縞模様の色の画像が得られる。同図(c)は、スクリーン1を拡大したものであり、これをスクリーン全体で見ると、図3に示すような縦縞状のパターンとなる。すなわち、図2(c)のハッチングを付した部分が、図3の縦縞の一部を構成している。
【0014】
実際には、スクリーン1に映画の映像が投射されるが、スクリーン1の模様にその映画映像が重畳された映像が、人間及びビデオカメラで観測することが出来る。すなわち、上映される映像に、人間に感知できない縞模様が入ることになり、ビデオカメラで録った映像にはエイリアシングによる縦縞状の模様が撮影されることになる。
【0015】
スクリーン1に付加する縞の模様はこの例に限定せず、縦縞やゾーンプレートのような同心円状のものであってもよい。
また、この縞は、描画による模様に限らず、図4に示すスクリーン1aのように、簾状に隙間1bを空けることにより実現してもよい。この場合に、スクリーン1aの後方に暗幕3を設けることが望ましい。
【0016】
さらに、赤外線発光装置2をスクリーン1aと暗幕3との間に配置し、スクリーン1aに向けて赤外線を照射するようにしてもよい。これにより、簾状の隙間1bから視聴者4に向かって赤外線が当てられ、赤外線によるビデオカメラへの妨害も加わり、効果を高めることが出来る。この赤外線は、発光装置のため強度を上げることができる。一方、カメラレンズに装着するような赤外線除去の光学フィルタは、その特性を急峻にできないため、赤外線の強度を上げることにより、光学フィルタによる赤外線の除去が不完全なものなり、妨害効果を高めることができる。あるいは赤外線の除去を完全なものとすべく、光学フィルタの特性を変更すると、可視光までも除去してしまうことになる。
【0017】
赤外線発光装置2は、図5に示すように、赤外線を発光する赤外線発光部11と、赤外線発光部11の温度を検出する温度検出部12と、温度検出部12により検出される温度に応じて赤外線発光部11を制御する赤外線発光制御部13とにより構成される。赤外線発光制御部13は、検出される温度が設定温度より高くなったときには、赤外線発光部11における発光強度を低減し、あるいは発光を停止させることにより、赤外線発光部11の温度が過度に上昇することを防止する。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、人が感知できない縞模様が描かれた映像投影スクリーンが提供され、前記縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように描かれているので、映像を見ている人には妨害は生じないが、撮像記録装置により撮像される映像には映像妨害を起こすことができる。従って、録画された映像は、非常に見にくい映像となり、2次利用できない品質のものとなるので、映像の著作権を守ることができる。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、人が感知できない縞状の隙間を有する映像投影スクリーンが提供され、前記縞状の隙間は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるように設けられているので、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる映像投影スクリーンを示す図である。
【図2】撮像により縞模様の発生する点を説明するための図である。
【図3】撮像により発生する縞模様の一例を示す図である。
【図4】図1に示す映像投影スクリーンの変形例を示す図である。
【図5】赤外線発光装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1a 映像投影スクリーン
2 赤外線発光装置
3 暗幕
Claims (2)
- 人が感知できない縞模様が描かれた映像投影スクリーンであって、前記縞模様は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とする映像投影スクリーン。
- 人が感知できない縞状の隙間を有する映像投影スクリーンであって、前記縞状の隙間は撮像装置により撮像されたとき、エイリアシングによる縞状のパターンを生じさせるものであることを特徴とする映像投影スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003125391A JP2004333562A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 映像投影スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003125391A JP2004333562A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 映像投影スクリーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004333562A true JP2004333562A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33502671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003125391A Pending JP2004333562A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 映像投影スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004333562A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007052124A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置及び投影方法 |
JP2009512025A (ja) * | 2005-10-07 | 2009-03-19 | オークトエヌワイシー 19 エルエルシー | 劇場公演から生ずるコンテンツ信号の検出および阻止 |
JP2010128037A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 投影スクリーン |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003125391A patent/JP2004333562A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8148673B2 (en) | 2002-11-14 | 2012-04-03 | Auctnyc 19 Llc | Detecting and thwarting content signals originating from theatrical performances |
JP2007052124A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置及び投影方法 |
JP2009512025A (ja) * | 2005-10-07 | 2009-03-19 | オークトエヌワイシー 19 エルエルシー | 劇場公演から生ずるコンテンツ信号の検出および阻止 |
JP4719276B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-07-06 | オークトエヌワイシー 19 エルエルシー | 劇場公演から生ずるコンテンツ信号の検出および阻止 |
JP2010128037A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 投影スクリーン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050929 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070510 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080408 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080729 |