JP2004332250A - Auxiliary apparatus for driving opening/closing body - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両が備える開閉体(例えばドア等)の駆動を制御する開閉体駆動補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、車両のドア、トランクリッド等の開閉体を駆動させようとする者は、開閉体のハンドル等に手をかけて、開閉体を駆動する。即ち、手動で開閉体を駆動する。
【0003】
したがって、この者がハンドル等に手をかけることが容易でない場合(例えば、この者が荷物を持っている場合)、手動で開閉体を駆動することは容易でない。
【0004】
そこで、従来より、開閉体にモータを取り付けて、当該モータの駆動力を利用して開閉体を駆動する技術が考案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
当該技術では、モータの駆動力を利用して開閉体を駆動するため、手動での駆動が容易でない場合であっても、開閉体を容易に駆動することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−106257号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、当該技術では、開閉体を閉める際には、開閉体が完全に閉まるまで開閉体を駆動するので、車両の乗員等が開閉体と車両本体との間に挟み込まれる可能性があるという問題点があった。
【0008】
このため、従来より、開閉体を閉める操作を全て自動化するのではなく、手動での閉操作を行いやすくする技術が求められている。
【0009】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、手動での閉操作を行いやすくことができる開閉体駆動補助装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、車両に搭載される開閉体駆動補助装置において、車両が備える開閉体を駆動する駆動手段と、開閉体の開状態を検出する開状態検出手段と、車両の乗員を検出する乗車検出手段と、乗車検出手段が乗員を検出し、且つ、開状態検出手段が開閉体の開状態を検出した場合には、当該開閉体を開状態に維持し、且つ、予め設定された目標開度に向けて駆動するべく制御する駆動制御手段と、を備え、目標開度は、当該目標開度から開閉体に対応する座席までの距離が、乗員の腕の長さ以下となるように設定されることを主な特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に以下の効果を得ることができる。
【0012】
即ち、本発明では、駆動制御手段による制御により駆動手段が開閉体を駆動した後は、開閉体は、駆動前に比してより乗員の手の届きやすい場所に位置することとなる。
【0013】
これにより、乗員は、開閉体を手動にて容易に閉じることができる。したがって、本発明では、手動による開閉体の閉操作を行いやすくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する(請求項1〜2、8〜10に対応)。
【0015】
図1〜図3に示すように、本第1の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1aは、車両100に搭載される。そこで、まず、図1〜図3に基づいて、車両100のサイドドア(開閉体)101周辺の構成を説明する。ここで、図1は、車両100のサイドドア101周辺の構成を示した説明図であり、図2は、サイドドア101の車両本体111側の端部の構成を示した説明図であり、図3は、チェックリンク106周辺の構成を示した説明図である。
【0016】
図1〜図3に示すように、サイドドア101周辺は、開閉体駆動補助装置1aが備える駆動制御装置6、感圧フィルム31及びモータ(駆動手段)7の他、サイドドア101、ストライカ102、ロック103、ドアハンドル104、ドアヒンジ105a、105b、チェックリンク106、ギア107、シート112等で構成される。
【0017】
図1に示すように、サイドドア101は、車両本体111の開口部を開閉し、ストライカ102は、当該開口部に設置され、サイドドア101が開口部を全閉した際にロック103と係合する。
【0018】
ロック103は、サイドドア101上の、ストライカ102に対応する位置に設けられる。
【0019】
ドアハンドル104は、サイドドア101が手動にて駆動される際に使用される。即ち、サイドドア101を手動にて駆動しようとする者は、ドアハンドル104に手をかけてサイドドア101を駆動する。
【0020】
駆動制御装置6は、モータ7の駆動を制御し、感圧フィルム31は、シート112に乗員が着座した際に所定の着座検出信号を出力する。具体的には、後述する。
【0021】
図2に示すように、ドアヒンジ105a、105bの一方の端部は、サイドドア101の車両本体111側の端部に固定され、他方の端部は、車両本体111側に回動可能に固定される。これにより、サイドドア101は、開口部を開閉可能となっている。
【0022】
図3に示すように、チェックリンク106の一方の端部は、車両本体111側に回動可能に固定され、他方の端部は、サイドドア101内部の図示しないリンクを介してギア107に接続される。また、当該他方の端部は、サイドドア101が閉じる際にサイドドア101外部からサイドドア101内部に引き込まれ、サイドドア101が開く際に、サイドドア101内部から引き出される。
【0023】
ギア107は、モータ7の駆動軸に固定され、且つ、図示しないリンクに接続される。
【0024】
モータ7は、後述する駆動制御装置6による制御により駆動して、チェックリンク106をサイドドア101内部に引き込む。これにより、サイドドア101が閉方向に駆動する。
【0025】
次に、図4に基づいて、開閉体駆動補助装置1aの構成及び各構成要素の主な機能を説明する。
【0026】
図4に示すように、開閉体駆動補助装置1aは、開状態検出装置(開状態検出手段)2と、乗車検出装置(乗車検出手段)3と、感圧フィルム31と、開閉体開度検出装置(開閉体開度検出手段)4と、開閉体駆動量算出装置(開閉体駆動量算出手段)5と、駆動制御装置(駆動制御手段)6と、モータ(駆動手段)7を備える。
【0027】
開状態検出装置2は、図1に示すサイドドア101の内部に設けられる。そして、図1に示すストライカ102とロック103との係合が解除された際にサイドドア101が開状態になったと判断して、その旨の開状態信号を生成する。そして、当該生成された開状態信号を駆動制御装置6に出力する。
【0028】
感圧フィルム31は、図1に示すように、シート112の内部に設けられる。そして、乗員がシート112に着座した際に、着座検出信号を生成して乗車検出装置3に出力する。
【0029】
なお、当該着座検出信号を出力する装置として、感圧フィルム31の代わりに、専用スイッチやIRセンサ等を使用しても良い。
【0030】
ここで、専用スイッチは、例えばサイドドア101に設けられ、乗員が車両100に乗車してシート112に着座した際に、当該乗員によりオン操作される。そして、オン操作された際に、着座検出信号を生成して乗車検出装置3に出力する。
【0031】
一方、IRセンサは、例えば車両100の車室内に設けられ、車両100の乗員がシート112に着座したかどうかを赤外線にて検出する。そして、乗員の着座を検出した場合には、着座検出信号を生成して乗車検出装置3に出力する。
【0032】
乗車検出装置3は、感圧フィルム31から着座検出信号を与えられた場合には、車両100に乗員が存在すると判断する。また、着座検出信号は、乗員がシート112に着座した際に出力されるので、乗車検出装置3は、当該着座検出信号を与えられた場合には、乗員がシート112に着座したと判断することもできる。
【0033】
そして、乗員を検出した旨及び乗員がシート112に着座した旨の乗車検出信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0034】
開閉体開度検出装置4は、駆動制御装置6から回転数検出要求信号を与えられた場合には、モータ7の回転数、即ちモータ回転数を検出し、当該検出されたモータ回転数に関する回転数信号を生成して駆動制御装置6に所定時間毎に出力する。
【0035】
また、駆動制御装置6から開度検出要求信号を与えられた場合には、モータ回転数を検出し、当該検出されたモータ回転数に基づいて、サイドドア101の現状の開度(サイドドア101の車両本体111に対する位置)を検出する。そして、当該検出された現状の開度に関する現状開度信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0036】
開閉体駆動量算出装置5は、駆動制御装置6から目標開度信号及び現状開度信号を与えられた場合には、当該目標開度信号及び現状開度信号に基づいて、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。そして、当該算出された目標駆動量に対応するモータ回転数、即ち目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0037】
駆動制御装置6は、開状態検出装置2から開状態信号を与えられた場合に、回転数検出要求信号を生成して開閉体開度検出装置4に出力する。
【0038】
また、所定の基準変化率を記憶しており、開閉体開度検出装置4から与えられた回転数信号に基づいて、モータ回転数の変化率を算出する。そして、当該変化率が基準変化率よりも小さくなった場合には、サイドドア101の開操作が終了したと判断して、開度検出要求信号を生成し、開閉体開度検出装置4に出力する。
【0039】
また、目標開度を記憶しており、開閉体開度検出装置4から現状開度信号を与えられた場合には、現状開度信号に基づいて、現状の開度を認識する。そして、当該目標開度と当該認識された現状の開度とを比較する。
【0040】
この結果、現状の開度が目標開度以上の場合、即ち、サイドドア101が目標開度に対してドア開方向に位置する場合には、目標開度に関する目標開度信号を生成して現状開度信号と共に開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0041】
ここで、目標開度は、当該目標開度からサイドドア101に対応するシート(座席)112までの距離が、車両100の乗員の腕の長さ以下となるように設定される。また、サイドドア101の全閉状態に対応する開度よりも大きくなるように設定される。
【0042】
また、開閉体駆動量算出装置5から与えられた目標回転数信号に基づいて、目標回転数を認識する。そして、モータ回転数が目標回転数に達するまで、即ち、サイドドア101の駆動量(即ち、移動距離)が目標駆動量に一致するまで、サイドドア101を駆動するべくモータ7を制御する。具体的には、モータ7に駆動電力を供給する。
【0043】
ここで、駆動制御装置6は、当該駆動電力の大きさが所定の基準値よりも小さくなるように、駆動電力を供給する。なお、基準値は、障害物に接触していないサイドドア101を駆動する際に要する駆動電力よりも大きく、障害物に接触しているサイドドア101を駆動する際に要する駆動電力よりも小さくなるように、設定される。
【0044】
モータ7は、駆動制御装置6から供給される駆動電力により駆動して(即ち、駆動制御装置6による制御により駆動して)、サイドドア101を駆動する。
【0045】
次に、開閉体駆動補助装置1aによる処理の手順を図5に示すフローチャートに沿って説明する。
【0046】
図1に示すサイドドア101が開かれると、図5に示すステップS100にて、図4に示す乗車検出装置3は、感圧フィルム31から着座検出信号を与えられたかどうか、即ち、車両100のシート112に乗員が着座したかどうかを判断する。
【0047】
この結果、着座検出信号を与えられた場合には、開閉体駆動補助装置1aは、本処理を終了し、与えられない場合(ステップS100にてNO)には、ステップS101に進む。
【0048】
ステップS101にて、図4に示す開状態検出装置2は、図1に示すストライカ102とロック103との係合が解除されたかどうかを判断する。
【0049】
この結果、解除された場合には、サイドドア101が開状態になったと判断して、その旨の開状態信号を生成する。次いで、当該生成された開状態信号を駆動制御装置6に出力する。その後、ステップS102に進む。一方、解除されない場合には、ステップS101の処理を繰り返す。
【0050】
ステップS102にて、駆動制御装置6は、開状態検出装置2から開状態信号を与えられた際に、回転数検出要求信号を生成して開閉体開度検出装置4に出力する。
【0051】
次いで、開閉体開度検出装置4は、駆動制御装置6から回転数検出要求信号を与えられた際に、モータ回転数を検出する。
【0052】
次いで、ステップS103にて、当該検出されたモータ回転数に基づいて、サイドドア101の現状の開度を検出する。
【0053】
次いで、当該ステップS102にて検出されたモータ回転数に関する回転数信号を生成して、駆動制御装置6に所定時間毎に出力する。
【0054】
次いで、ステップS104にて、駆動制御装置6は、開閉体開度検出装置4から所定時間毎に与えられる回転数信号に基づいて、モータ回転数の変化率を算出する。
【0055】
次いで、ステップS105にて、駆動制御装置6は、ステップS104にて算出された変化率が基準変化率よりも小さくなったかどうかを判断する。
【0056】
この結果、変化率が基準変化率よりも小さくなった場合には、サイドドア101の開操作が終了したと判断して、ステップS106に進み、それ以外の場合には、開操作は終了していないと判断して、ステップS102に戻る。
【0057】
ステップS106にて、駆動制御装置6は、開度検出要求信号を生成し、開閉体開度検出装置4に出力する。
【0058】
次いで、開閉体開度検出装置4は、駆動制御装置6から開度検出要求信号が与えられた際に、ステップS103にて検出された現状の開度に関する現状開度信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0059】
ステップS107にて、駆動制御装置6は、開閉体開度検出装置4から現状開度信号を与えられた際に目標開度を読み出して、ステップS108に進む。
【0060】
ステップS108にて、駆動制御装置6は、現状開度信号に基づいて現状の開度を認識し、ステップS107にて読み出された目標開度と当該認識された現状の開度とを比較する。
【0061】
この結果、現状の開度が目標開度以上の場合、即ち、サイドドア101が目標開度に対してドア開方向に位置する場合には、ステップS109に進む。一方、目標開度未満の場合、即ち、サイドドア101が目標開度に対してドア閉方向に位置する場合(ステップS108にてNO)には、開閉体駆動補助装置1aは、本処理を終了する。
【0062】
ステップS109にて、駆動制御装置6は、目標開度に関する目標開度信号を生成して現状開度信号と共に開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0063】
次いで、開閉体駆動量算出装置5は、駆動制御装置6から目標開度信号及び現状開度信号を与えられた際に、当該目標開度信号及び現状開度信号に基づいて、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。
【0064】
次いで、ステップS110にて、当該算出された目標駆動量に対応するモータ回転数、即ち、目標回転数を算出する。
【0065】
次いで、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0066】
次いで、ステップS111にて、乗車検出装置3は、感圧フィルム31から着座検出信号を与えられたかどうか、即ち、車両100のシート112に乗員が着座したかどうかを判断する。
【0067】
この結果、着座検出信号を与えられた場合にはステップS112に進み、与えられない場合(ステップS111にてNO)には、ステップS111の処理を繰り返す。
【0068】
ステップS112にて、乗車検出装置3は、乗車検出信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0069】
次いで、駆動制御装置6は、乗車検出装置3から乗車検出信号を与えられ、且つ、開閉体駆動量算出装置5から目標回転数信号を与えられた後、当該目標回転数信号に基づいて目標回転数を認識し、当該認識された目標回転数を目標として、サイドドア101を駆動するべくモータ7を制御する。即ち、サイドドア101を目標開度に向けて駆動するべくモータ7を制御する。
【0070】
なお、駆動制御装置6は、上述したように、モータ7に駆動電力を供給することで、モータ7を制御するが、当該駆動電力の大きさが所定の基準値以下となるように、駆動電力を供給する。そして、サイドドア101が障害物に接触する等の理由により、駆動電力の大きさが基準値を超えた場合には、駆動制御装置6は駆動電力の供給を停止し、その後、開閉体駆動補助装置1aは、本処理を終了する。
【0071】
次いで、ステップS113にて、駆動制御装置6は、回転数検出要求信号を生成して開閉体開度検出装置4に出力する。
【0072】
次いで、開閉体開度検出装置4は、駆動制御装置6から回転数検出要求信号を与えられた際に、モータ回転数を検出する。
【0073】
次いで、当該検出されたモータ回転数に関する回転数信号を生成して、駆動制御装置6に出力する。
【0074】
次いで、ステップS114にて、駆動制御装置6は、開閉体開度検出装置4から回転数信号を与えられた際に、当該回転数信号に基づいてモータ回転数を認識し、当該認識されたモータ回転数と、目標回転数とを比較する。
【0075】
この結果、モータ回転数が目標回転数に達した場合、即ち、サイドドア101の駆動量が目標駆動量に一致する場合、ステップS115に進む。一方、達しない場合(ステップS114にてNO)には、ステップS112に戻る。
【0076】
なお、目標開度は、上述したように、サイドドア101の全閉状態に対応する開度よりも大きくなるように設定されるので、駆動制御装置6がサイドドア101を駆動することにより、サイドドア101が全閉状態になることはない。言い換えれば、駆動制御装置6は、サイドドア101の開状態を維持して、サイドドア101を駆動するべく制御する。
【0077】
ステップS115にて、駆動制御装置6は、サイドドア101の駆動量が目標駆動量に一致、即ち、現状の開度が目標開度に一致したので、モータ7への駆動電力の供給を停止する。その後、開閉体駆動補助装置1aは、本処理を終了する。
【0078】
以上により、本第1の実施の形態では、乗車検出装置3が乗員を検出し、且つ、開状態検出装置2がサイドドア101の開状態を検出した場合には、駆動制御装置6は、サイドドア101を開状態に維持し、且つ目標開度に向けて駆動するべくモータ7を制御する(図5に示すステップS101〜ステップS115参照)。
【0079】
ここで、目標開度は、当該目標開度からサイドドア101に対応する座席までの距離が、乗員の腕の長さ以下となるように設定される。
【0080】
したがって、開閉体駆動補助装置1aがサイドドア101を駆動した後は、サイドドア101は、シート112に着座した乗員にとって、駆動前に比してより手の届きやすい場所に位置することとなる。
【0081】
これにより、乗員は、サイドドア101を手動にて容易に閉じることができる。よって、開閉体駆動補助装置1aは、手動によるサイドドア101の閉操作を行いやすくすることができる(請求項1記載の発明に対応する効果)。
【0082】
また、開閉体駆動量算出装置5は、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。そして、駆動制御装置6は、サイドドア101の駆動量が当該算出された目標駆動量に一致するまで、即ち、サイドドア101の開度が目標開度に一致するまで、サイドドア101を駆動するべく制御する(ステップS107〜ステップS115参照)。
【0083】
したがって、開閉体駆動補助装置1aがサイドドア101を駆動した後は、シート112の位置に着座した乗員は、体を伸ばさなくてもサイドドア101に手が届く。即ち、乗員は、サイドドア101を手動にて容易に閉じることができる(請求項2記載の発明に対応する効果)。
【0084】
また、駆動制御装置6は、開状態検出装置2がサイドドア101の開状態を検出した後に乗車検出装置3が乗員を検出した場合に、サイドドア101を駆動するべく制御する(ステップS100、S101、S111〜S115参照)。
【0085】
これにより、開閉体駆動補助装置1aは、乗車検出装置3が乗員を検出した後に、開状態検出装置2がサイドドア101の開状態を検出した場合、即ち乗員が降車するためにサイドドア101を開けた場合に、サイドドア101を駆動しないようにすることができる(請求項8記載の発明に対応する効果)。
【0086】
また、駆動制御装置6は、サイドドア101が目標開度に対して開方向側に位置する場合に、サイドドア101を駆動するべく制御する(ステップS110参照)。
【0087】
したがって、開閉体駆動補助装置1aは、サイドドア101を確実に乗員に近づけることができる(請求項9記載の発明に対応する効果)。
【0088】
また、駆動制御装置6は、モータ7に駆動電力を供給し、当該駆動電力の大きさが基準値よりも大きくなった場合には、当該駆動電力の供給を停止する(ステップS112参照)。
【0089】
したがって、サイドドア101が障害物に接触する等の理由により、駆動電力が大きくなった際には、駆動制御装置6は駆動電力の供給を停止して、サイドドア101の駆動を停止させることができる。これにより、乗員の挟み込みや、モータ7に過大電流が流れることを防止することができる(請求項10記載の発明に対応する効果)。
【0090】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する(請求項3〜6に対応)。まず、図6〜図10に基づいて、本第2の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1bの構成を説明する。ここで、図6は開閉体駆動補助装置1bの構成を示したブロック図であり、図7は、音波レーダ81の設置位置を示した平面図であり、図8は、サイドドア101の開度と、基準距離との関係を示す説明図である。また、図9は、カメラ82の設置位置を示した平面図であり、図10は、カメラ82により撮像される画像の例を示した説明図である。
【0091】
なお、開閉体駆動補助装置1bは、第1の実施の形態と同様に、図1〜図3に示す車両100に搭載されるものとする。
【0092】
図6に示すように、開閉体駆動補助装置1bは、開状態検出装置(開状態検出手段)2と、乗車検出装置(乗車検出手段)3と、感圧フィルム31と、開閉体開度検出装置(開閉体開度検出手段)4と、開閉体駆動量算出装置(開閉体駆動量算出手段)5と、駆動制御装置(駆動制御手段)6と、モータ(駆動手段)7と、障害物検出装置(障害物検出手段)8と、音波レーダ81を備える。
【0093】
したがって、開閉体駆動補助装置1bは、第1の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1aに障害物検出装置8と音波レーダ81を備えさせたものである。よって、開閉体駆動補助装置1bの構成については、開閉体駆動補助装置1aと異なる部分について説明する。
【0094】
開閉体開度検出装置4は、上述した処理の他、現状開度信号を障害物検出装置8に出力する処理を行う。
【0095】
音波レーダ81は、図7に示すように、例えばサイドドア101の車両本体111側の側面に複数個(本実施の形態では、N個)取り付けられる。
【0096】
各音波レーダ81は、当該音波レーダ81から当該音波レーダ81の前方に存在する物体までの距離を検出し、当該検出された距離、即ち検出距離に関する距離信号を生成して図6に示す障害物検出装置8に出力する。
【0097】
ここで、音波レーダ81は、サイドドア101の可動範囲(動線範囲)に障害物が存在しない場合には、以下のように検出距離を検出する。即ち、音波レーダ81から車両本体111までの距離が、当該音波レーダ81からサイドドア101の動線外周部までの距離以下の場合には、音波レーダ81から車両本体111までの距離を検出距離として検出する。一方、音波レーダ81から車両本体111までの距離が、当該音波レーダ81からサイドドア101の動線外周部までの距離よりも長い場合には、当該音波レーダ81からサイドドア101の動線外周部までの距離よりも長い距離を検出距離として検出する。
【0098】
一方、音波レーダ81は、サイドドア101の可動範囲に障害物が存在する場合には、以下のように検出距離を検出する。即ち、音波レーダ81の前方に障害物が存在する場合には、当該音波レーダ81から障害物までの距離を検出距離として検出する。一方、当該音波レーダ81の前方に障害物が存在しない場合には、サイドドア101の可動範囲に障害物が存在しない場合と同様に検出距離を検出する。
【0099】
障害物検出装置8は、図8に示すマップデータ、即ち、サイドドア101の開度と各音波レーダ81に対する基準距離(音波レーダ81から車両本体111までの距離及び音波レーダ81からサイドドア101の動線外周部までの距離のうち、短い方の距離)との関係を示すマップデータを記憶する。
【0100】
そして、開閉体開度検出装置4から与えられた現状開度信号に基づいて、サイドドア101の現状の開度を認識する。
【0101】
そして、当該認識された現状の開度を当該マップデータに当てはめることで、当該現状の開度に対応する基準距離を特定する。
【0102】
そして、各音波レーダ81から与えられた距離信号に基づいて検出距離を認識し、当該認識された検出距離と、当該特定された基準距離とを比較する。
【0103】
この結果、全ての検出距離が基準距離以上となる場合には、障害物が存在しないと判断する。
【0104】
一方、何れかの検出距離が基準距離未満となる場合には、障害物が存在すると判断し、さらに、当該基準距離未満となる検出距離に対応する音波レーダ81と、当該音波レーダ81により検出された検出距離と、サイドドア101の現状の開度と、に基づいて、障害物の位置を検出する。
【0105】
そして、障害物が存在すると判断した場合には、障害物の位置に関する障害物信号を生成して開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0106】
なお、障害物を検出する装置としては、音波レーダ81の代わりに、IRセンサや、図9に示すカメラ82等を使用することができる。IRセンサの機能は、音波レーダと同様である。
【0107】
カメラ82は、例えばサイドドア101と車両本体111との接続部分に取り付けられ、サイドドア101から車両本体111までの間の領域821を撮像する。そして、当該撮像により得られた画像データを障害物検出装置8に出力し、障害物検出装置8は、当該画像データに基づいて、障害物の有無及び障害物の位置を検出する。
【0108】
具体的には、障害物検出装置8は、例えば図10に示すような画像データ822を取得した場合、当該画像データ822からサイドドア101の画像データ101aと、障害物の画像データ101bとを検出する。なお、この段階で画像データ101bを検出することができなかった場合には、障害物が存在しないと判断する。
【0109】
一方、画像データ101a、101bを検出することができた場合、障害物が存在すると判断し、さらに、当該検出された画像データ101a、101bの画像データ822中における位置、及び大きさ等に基づいて、障害物の位置を検出する。そして、当該検出された障害物の位置に関する障害物信号を生成して開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0110】
したがって、音波レーダ81の代わりにカメラ82を使用した場合、障害物検出装置8に上述したマップデータを記憶させる必要がない。
【0111】
図6に示す開閉体駆動量算出装置5は、駆動制御装置6から目標開度信号及び現状開度信号を与えられた場合には、当該目標開度信号及び現状開度信号に基づいて、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。
【0112】
そして、障害物検出装置8から障害物信号を与えられた場合には、当該障害物信号に基づいて、障害物の位置に対応する開度、即ち補正開度を算出する。さらに、目標開度信号に基づいて目標開度を認識し、当該認識された目標開度と、当該算出された補正開度とを比較する。
【0113】
この結果、補正開度が目標開度よりも大きい場合には、サイドドア101の現状の開度から目標開度までの間に障害物が存在すると判断し、目標駆動量を、現状の開度から補正開度までの差分に対応する駆動量に補正する。即ち、目標駆動量が障害物検出装置8により検出された距離に一致するように目標駆動量を補正する。なお、このように判断することができるのは、以下の理由による。
【0114】
即ち、開閉体駆動量算出装置5が駆動制御装置6から目標開度信号を与えられるのは、サイドドア101が目標開度に対してドア開方向に位置する場合である(図5に示すステップS108参照)。また、障害物検出装置8により検出される障害物は、サイドドア101の現状の開度から車両本体111までの間に存在する。
【0115】
以上により、障害物の位置に対応する補正開度が目標開度よりも大きい場合、開閉体駆動量算出装置5は、サイドドア101の現状の開度から目標開度までの間に障害物が存在すると判断することができる。
【0116】
そして、開閉体駆動量算出装置5は、当該補正を行わなかった場合には、補正前の目標駆動量に対応するモータ回転数、即ち目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0117】
一方、当該補正を行った場合には、当該補正後の目標駆動量と所定距離(当該所定距離は、開閉体駆動量算出装置5に記憶される)とを比較する。
【0118】
この結果、補正後の目標駆動量が所定距離以上となる場合には、補正後の目標駆動量に対応する目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。一方、補正後の目標駆動量が所定距離未満となる場合には、目標駆動量をゼロとする。そして、当該目標駆動量に対応する目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0119】
次に、開閉体駆動補助装置1bによる処理の手順を図11〜図12に示すフローチャートに沿って説明する。
【0120】
図1に示すサイドドア101が開かれると、開閉体駆動補助装置1bは、図11に示すステップS200〜ステップS209にて、図5に示すステップS100〜ステップS109と同様の処理を行う。ここで、ステップS206では、開閉体開度検出装置4は、現状開度信号を駆動制御装置6の他、障害物検出装置8に出力する。
【0121】
次いで、ステップS210にて、各音波レーダ81は、当該音波レーダ81から当該音波レーダ81の前方に存在する物体までの距離を検出し、当該検出された距離、即ち検出距離に関する距離信号を生成して図6に示す障害物検出装置8に出力する。
【0122】
次いで、障害物検出装置8は、開閉体開度検出装置4から与えられた現状開度信号に基づいて、サイドドア101の現状の開度を認識する。
【0123】
次いで、当該認識された現状の開度を当該マップデータに当てはめることで、当該現状の開度に対応する基準距離を特定する。
【0124】
次いで、各音波レーダ81から与えられた距離信号に基づいて検出距離を認識し、当該認識された検出距離と、当該特定された基準距離とを比較する。
【0125】
この結果、全ての検出距離が基準距離以上となる場合には、障害物が存在しないと判断する。
【0126】
一方、いずれかの検出距離が基準距離未満となる場合には、障害物が存在すると判断し、さらに、当該基準距離未満となる検出距離に対応する音波レーダ81と、当該音波レーダ81により検出された検出距離と、サイドドア101の現状の開度と、に基づいて、障害物の位置を検出する。
【0127】
次いで、障害物が存在すると判断した場合には、障害物の位置に関する障害物信号を生成して開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0128】
次いで、開閉体駆動量算出装置5は、駆動制御装置6から目標開度信号及び現状開度信号を与えられた際に、当該目標開度信号及び現状開度信号に基づいて、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。
【0129】
次いで、ステップS211にて、開閉体駆動量算出装置5は、障害物検出装置8から障害物信号を与えられた場合には、当該障害物信号に基づいて、補正開度を算出する。
【0130】
次いで、ステップS212にて、開閉体駆動量算出装置5は、目標開度信号に基づいて目標開度を認識し、ステップS211にて算出された補正開度と、当該認識された目標開度とを比較する。
【0131】
この結果、補正開度が目標開度よりも大きい場合には、サイドドア101の現状の開度から目標開度までの間に障害物が存在すると判断し、目標駆動量を、現状の開度から補正開度までの差分に対応する駆動量に補正する。一方、補正開度が目標開度よりも小さい場合には、当該補正を行わない。
【0132】
次いで、ステップS213にて、ステップS212にて補正を行わなかった場合には、補正前の目標駆動量(ステップS210にて算出された目標駆動量)に対応する目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0133】
一方、当該補正を行った場合には、当該補正後の目標駆動量と所定距離とを比較する。
【0134】
この結果、補正後の目標駆動量が所定距離以上となる場合には、補正後の目標駆動量に対応する目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0135】
一方、補正後の目標駆動量が所定距離未満となる場合には、目標駆動量をゼロとする。そして、当該目標駆動量に対応する目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0136】
次いで、ステップS214〜ステップS218にて、開閉体駆動補助装置1bは、図5に示すステップS111〜ステップS115と同様の処理を行う。
【0137】
なお、目標駆動量がゼロの場合、目標回転数もゼロとなるので、駆動制御装置6は、サイドドア101を駆動しない。
【0138】
以上により、本第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、以下の効果を得ることができる。
【0139】
即ち、障害物検出装置8が、現状の開度、即ち開閉体開度検出装置4により検出された開度から目標開度までの間に存在する障害物を検出した場合には、開閉体駆動量算出装置5は、当該検出された障害物に基づいて、目標駆動量を補正(算出)する。
【0140】
したがって、駆動制御装置6は、当該障害物に基づいて補正された目標駆動量に基づいて、サイドドア101を駆動すべく制御することができる(請求項3記載の発明に対応する効果)。
【0141】
具体的には、障害物検出装置8は、現状の開度から目標開度までの間に存在する障害物を検出した場合には、当該検出された障害物から現状の開度までの距離を検出し、開閉体駆動量算出装置5は、目標駆動量が当該検出された距離以下となるように、目標駆動量を補正する(図11に示すステップS210〜ステップS212参照)。
【0142】
したがって、駆動制御装置6は、サイドドア101が障害物に衝突しないように、当該サイドドア101を乗員の手の届きやすい位置に駆動すべく制御することができる(請求項4記載の発明に対応する効果)。
【0143】
これにより、車両100の乗員は、障害物が存在する場合であっても、手動にて容易にサイドドア101を閉めることができる(請求項4記載の発明に対応する効果)。
【0144】
より具体的には、開閉体駆動量算出装置5は、目標駆動量が障害物検出装置8により検出された距離に一致するように、目標駆動量を補正する。
【0145】
したがって、駆動制御装置6は、目標駆動量を障害物検出装置8により検出された距離未満にする場合に比して、サイドドア101をより目標開度に近づけることができる。
【0146】
これにより、車両100の乗員は、目標駆動量を当該検出された距離未満にする場合に比して、より容易にサイドドア101を閉めることができる(請求項5記載の発明に対応する効果)。
【0147】
また、開閉体駆動量算出装置5は、目標駆動量を補正した場合、補正後の目標駆動量、即ち障害物検出装置8により検出された距離が所定距離未満となる場合には、目標駆動量をゼロとする。
【0148】
したがって、駆動制御装置6は、障害物検出装置8により検出された距離が所定距離以上となる場合、即ち、サイドドア101と障害物とが離れている場合にに、サイドドア101を駆動するべく制御する。
【0149】
これにより、開閉体駆動補助装置1bは、乗員等の挟み込み、及びサイドドア101が障害物に接触することを確実に防止することができる(請求項6記載の発明に対応する効果)。
【0150】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を図面に基づいて説明する(請求項7に対応)。まず、図13〜図15に基づいて、本第3の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1cの構成及び各構成要素の主な機能を説明する。ここで、図13は開閉体駆動補助装置1cの構成を示したブロック図であり、図14は、身長と腕の長さの関係について人間工学の分野で一般的に知られているデータを示すグラフであり、図15は、身長と座高の関係について人間工学の分野で一般的に知られているデータを示すグラフである。
【0151】
なお、開閉体駆動補助装置1cは、第1の実施の形態と同様に、図1〜図3に示す車両100に搭載されるものとする。
【0152】
図13に示すように、開閉体駆動補助装置1cは、開状態検出装置(開状態検出手段)2と、乗車検出装置(乗車検出手段)3と、感圧フィルム31と、開閉体開度検出装置(開閉体開度検出手段)4と、開閉体駆動量算出装置(開閉体駆動量算出手段)5と、駆動制御装置(駆動制御手段)6と、モータ(駆動手段)7を備える。
【0153】
したがって、開閉体駆動補助装置1cは、第1の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1aと同様の構成である。よって、開閉体駆動補助装置1bの構成については、開閉体駆動補助装置1aと異なる部分について説明する。
【0154】
図13に示す感圧フィルム31は、図1に示すように、シート112の内部に設けられる。そして、乗員がシート112に着座した際に、シート112のうち当該乗員により押圧された部位に関する着座検出信号を生成して乗車検出装置3に出力する。
【0155】
乗車検出装置3は、感圧フィルム31から着座検出信号を与えられた場合には、車両100に乗員が存在すると判断する。また、着座検出信号は、乗員がシート112に着座した際に出力されるので、乗車検出装置3は、当該着座検出信号を与えられた場合には、乗員がシート112に着座したと判断することもできる。
【0156】
そして、乗員を検出した旨及び乗員がシート112に着座した旨の乗車検出信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0157】
また、着座検出信号に基づいて、シート112のうち乗員により押圧された部位を認識する。さらに、シート112の背もたれ部分の傾斜角度を図示しない角度センサ等にて検出する。
【0158】
そして、当該認識された部位及び検出された傾斜角度に基づいて、シート112に着座した乗員の座高を算出する。
【0159】
そして、当該算出された座高と、以下の式(1)と、に基づいて、当該乗員の腕の長さを算出し、さらに、当該算出された腕の長さに基づいて、図1に示す乗員の手の動線範囲110を算出する。ここで、動線範囲110は、乗員の手が届く範囲である。
【0160】
(腕の長さ)=0.9009*(座高)−9.8423 …(1)
そして、当該算出された動線範囲110に関する動線範囲信号を生成して開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0161】
ここで、座高から腕の長さを算出することができる理由を図14〜図15に基づいて説明する。
【0162】
図14に示すように、身長と腕の長さとは性別や年齢によらず比例関係にあることが一般的に知られており、その関係は、以下の式(2)で表される。
【0163】
(腕の長さ)=0.4371*(身長)−2.2526 …(2)
同様に、図15に示すように、身長と座高とは性別や年齢によらず比例関係にあることが一般的に知られており、その関係は、以下の式(3)で表される。
【0164】
(座高)=0.4852*(身長)+8.4246 …(3)
したがって、腕の長さと座高とは、性別や年齢によらず、比例関係にあるといえる。また、その関係を示す式(1)は、式(2)及び式(3)から導き出される。
【0165】
図13に示す開閉体駆動量算出装置5は、駆動制御装置6から目標開度信号及び現状開度信号を与えられた場合には、当該目標開度信号及び現状開度信号に基づいて、現状の開度から目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する。そして、当該算出された目標駆動量に対応するモータ回転数、即ち目標回転数を算出し、当該算出された目標回転数に関する目標回転数信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0166】
また、乗車検出装置3から動線範囲信号を与えられた場合には、当該動線範囲信号に基づいて、乗員の動線範囲110を認識する。
【0167】
そして、目標開度が当該認識された動線範囲110に含まれるように、目標開度を算出(設定)設定する。
【0168】
そして、当該算出された目標開度に関する目標開度算出信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0169】
駆動制御装置6は、開状態検出装置2から開状態信号を与えられ、且つ、乗車検出装置3から乗車検出信号を与えられた場合に、回転数検出要求信号を生成して開閉体開度検出装置4に出力する。
【0170】
また、所定の基準変化率を記憶しており、開閉体開度検出装置4から与えられた回転数信号に基づいて、モータ回転数の変化率を算出する。そして、当該変化率が基準変化率よりも小さくなった場合には、サイドドア101の開操作が終了したと判断して、開度検出要求信号を生成し、開閉体開度検出装置4に出力する。
【0171】
また、開閉体駆動量算出装置5から目標開度算出信号を与えられ、且つ、開閉体開度検出装置4から現状開度信号を与えられた場合には、これらの信号に基づいて、目標開度及び現状の開度を認識する。
【0172】
そして、当該認識された目標開度と現状の開度とを比較する。この結果、現状の開度が目標開度以上の場合、即ち、サイドドア101が目標開度に対してドア開方向に位置する場合には、目標開度に関する目標開度信号を生成して現状開度信号と共に開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0173】
また、開閉体駆動量算出装置5から与えられた目標回転数信号に基づいて、目標回転数を認識する。そして、モータ回転数が目標回転数に達するまで、即ち、サイドドア101の駆動量(即ち、移動距離)が目標駆動量に一致するまで、サイドドア101を駆動するべくモータ7を制御する。具体的には、モータ7に駆動電力を供給する。
【0174】
ここで、駆動制御装置6は、当該駆動電力の大きさが所定の基準値よりも小さくなるように、駆動電力を供給する。なお、基準値は、障害物に接触していないサイドドア101を駆動する際に要する駆動電力よりも大きく、障害物に接触しているサイドドア101を駆動する際に要する駆動電力よりも小さくなるように、設定される。
【0175】
次に、開閉体駆動補助装置1cによる処理の手順を図16〜図17に示すフローチャートに沿って説明する。
【0176】
図1に示すサイドドア101が開かれると、開閉体駆動補助装置1cは、図16に示すステップS300〜ステップS306にて、図5に示すステップS100〜ステップS106と同様の処理を行う。
【0177】
次いで、ステップS307にて、乗車検出装置3は、感圧フィルム31から着座検出信号を与えられたかどうか、即ち、車両100のシート112に乗員が着座したかどうかを判断する。
【0178】
この結果、着座検出信号を与えられた場合には、ステップS308に進み、与えられない場合(ステップS100にてNO)には、ステップS307の処理を繰り返す。
【0179】
ステップS308にて、乗車検出装置3は、着座検出信号に基づいて、シート112のうち乗員により押圧された部位を認識する。さらに、シート112の背もたれ部分の傾斜角度を図示しない角度センサ等にて検出する。
【0180】
次いで、当該認識された部位及び検出された傾斜角度に基づいて、シート112に着座した乗員の座高を算出する。
【0181】
次いで、ステップS309にて、乗車検出装置3は、ステップS308にて算出された座高と、上述した式(1)と、に基づいて、当該乗員の腕の長さを算出し、さらに、当該算出された腕の長さに基づいて、図1に示す乗員の手の動線範囲110を算出する。
【0182】
次いで、当該算出された動線範囲110に関する動線範囲信号を生成して開閉体駆動量算出装置5に出力する。
【0183】
次いで、開閉体駆動量算出装置5は、乗車検出装置3から動線範囲信号を与えられた際に、当該動線範囲信号に基づいて、乗員の動線範囲110を認識する。
【0184】
次いで、ステップS310にて、目標開度が当該認識された動線範囲110に含まれるように、即ち、シート112から目標開度までの距離が乗員の腕の長さ以下となるように、目標開度を算出する。
【0185】
次いで、当該算出された目標開度に関する目標開度算出信号を生成して駆動制御装置6に出力する。
【0186】
次いで、ステップS311にて、駆動制御装置6は、開閉体駆動量算出装置5から目標開度算出信号を与えられ、且つ、開閉体開度検出装置4から現状開度信号を与えられた場合には、これらの信号に基づいて、目標開度及び現状の開度を認識する。
【0187】
そして、当該認識された目標開度と現状の開度とを比較する。この結果、現状の開度が目標開度以上の場合、即ち、サイドドア101が目標開度に対してドア開方向に位置する場合には、ステップS312に進む。一方、閉方向に位置する場合には、開閉体駆動補助装置1cは、本処理を終了する。
【0188】
次いで、開閉体駆動補助装置1cは、ステップS312〜ステップS317にて、図5に示すステップS109〜ステップS110、ステップS112〜115と同様の処理を行う。
【0189】
以上により、本第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、以下の効果を得ることができる。
【0190】
即ち、乗車検出装置3は、乗員を検出した場合には、当該検出された乗員の腕の長さを算出し、開閉体駆動量算出装置5は、当該算出された腕の長さに基づいて、目標開度を設定する(図16に示すステップS308〜ステップS310参照)。
【0191】
したがって、目標開度は、シート112に実際に着座した乗員の腕の長さに基づいて、設定される。さらに、目標駆動量は、当該目標開度に基づいて算出される。
【0192】
これにより、駆動制御装置6は、目標開度が予め記憶されている場合に比して、乗員の手がより届きやすい位置にサイドドア101を駆動するべく制御することができる(請求項7記載の発明に対応する効果)。
【0193】
なお、第1〜第3の実施の形態では、開閉体駆動補助装置1a〜1cをサイドドア101の駆動に適用することとしたが、他のドア(例えば、後部座席側のサイドドア)に適用しても良い。
【0194】
また、サイドドア101が目標開度に対して開方向に位置する場合にサイドドア101を駆動することとしたが、閉方向に位置する場合に駆動するようにしても良い。このような駆動を行う場合には、以下の効果を得ることができる。
【0195】
即ち、サイドドア101が目標開度に対して閉方向に位置する場合、サイドドア101が車両本体111に近づきすぎて、このままでは、乗員にとって却ってサイドドア101を閉め辛い場合がある。したがって、この場合に、サイドドア101を目標開度に向けて駆動、即ち開方向に駆動することで、乗員は、より容易にサイドドア101を閉めることができるようになる。
【0196】
なお、第2の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置1bがサイドドア101を上述のように駆動することとした場合、当該開閉体駆動補助装置1bに、サイドドア101の開方向側に存在する障害物を検出するレーダ(例えば、音波レーダ)を備えさせることで、以下の効果を得ることができる。
【0197】
即ち、障害物がサイドドア101の現状の開度に対して開方向に存在する場合であっても、当該レーダ及び障害物検出装置8は、当該障害物の位置を検出し、開閉体駆動量算出装置5は、当該検出された障害物に基づいて、目標駆動量を算出することができる。
【0198】
そして、駆動制御装置6は、サイドドア101が目標開度に対して開方向に存在する場合でも、当該目標駆動量に基づいてサイドドア101を開方向に駆動すべく制御するので、サイドドア101の現状の開度に対して開方向に障害物が存在する場合であっても、第2の実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0199】
また、開閉体駆動補助装置1bと開閉体駆動補助装置1cとを組み合わせても良い。この場合、第2の実施の形態の効果と、第3の実施の形態の効果を共に得ることができる。
【0200】
また、第1〜第3の実施の形態では、サイドドア101の駆動を自動で行うこととしたが、入力スイッチを用意しておき、乗員が当該入力スイッチを操作した際にサイドドア101の駆動を行うようにしても良い。
【0201】
また、第3の実施の形態では、乗員の座高に基づいて当該乗員の手の長さを算出することとしたが、他の身体的特徴に基づいて、乗員の手の長さを算出するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の一形態に係る開閉体駆動補助装置が搭載される車両の外観を示した説明図である。
【図2】サイドドアと車両本体とが接続する部分の構成を示した説明図である。
【図3】チェックリンク周辺の構成を示した説明図である。
【図4】開閉体駆動補助装置の構成を示したブロック図である。
【図5】開閉体駆動補助装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図6】他の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置の構成を示したブロック図である。
【図7】音波レーダの取付位置を示した平面図である。
【図8】障害物検出装置が記憶するマップデータを示す説明図である。
【図9】カメラの取付位置を示した平面図である。
【図10】カメラにより撮像される画像の一例を示した説明図である。
【図11】開閉体駆動補助装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図12】開閉体駆動補助装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図13】他の実施の形態に係る開閉体駆動補助装置の構成を示したブロック図である。
【図14】身長と腕の長さの関係について人間工学の分野で一般的に知られているデータを示すグラフである。
【図15】座高と身長との関係について人間工学の分野で一般的に知られているデータを示すグラフである。
【図16】開閉体駆動補助装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【図17】開閉体駆動補助装置による処理の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1c…開閉体駆動補助装置
2…開状態検出装置
3…乗車検出装置
4…開閉体開度検出装置
5…開閉体駆動量算出装置
6…駆動制御装置
7…モータ
8…障害物検出装置
31…感圧フィルム
81…音波レーダ
82…カメラ
100…車両
101…サイドドア
101a…画像データ
101b…画像データ
102…ストライカ
103…ロック
104…ドアハンドル
105a…ドアヒンジ
106…チェックリンク
107…ギア
110…動線範囲
111…車両本体
112…シート
821…領域
822…画像データ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an opening / closing body drive assist device that controls driving of an opening / closing body (for example, a door) provided in a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Generally, a person who drives an opening / closing body such as a vehicle door or a trunk lid puts a hand on a handle or the like of the opening / closing body to drive the opening / closing body. That is, the opening / closing body is manually driven.
[0003]
Therefore, when it is not easy for this person to put his hand on the handle or the like (for example, when this person has luggage), it is not easy to manually drive the opening / closing body.
[0004]
In view of the above, a technique of attaching a motor to an opening / closing body and driving the opening / closing body using a driving force of the motor has been conventionally devised (for example, Patent Document 1).
[0005]
In this technique, since the opening and closing body is driven by using the driving force of the motor, the opening and closing body can be easily driven even when manual driving is not easy.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-106257
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the related art, when closing the opening / closing body, the opening / closing body is driven until the opening / closing body is completely closed. There was a point.
[0008]
For this reason, conventionally, there has been a demand for a technology that facilitates a manual closing operation, instead of automating the entire operation of closing the opening / closing body.
[0009]
The present invention has been made in order to solve such a conventional problem, and a main object thereof is to provide an opening / closing body driving auxiliary device which can easily perform a manual closing operation. is there.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in the claims of the present application is an opening / closing body drive assist device mounted on a vehicle, which detects a driving means for driving an opening / closing body provided in the vehicle and an open state of the opening / closing body. If the open state detecting means detects the occupant and the open state detecting means detects the open state of the open / close body, the open / close body is opened. And driving control means for controlling to drive toward a preset target opening degree, wherein the target opening degree is a distance from the target opening degree to a seat corresponding to the opening / closing body. , Is set to be shorter than the length of the occupant's arm.
[0011]
【The invention's effect】
The invention described in the claims of the present application can mainly obtain the following effects.
[0012]
That is, in the present invention, after the driving means drives the opening / closing body under the control of the driving control means, the opening / closing body is located in a place where the occupant can easily reach compared to before the driving.
[0013]
Thereby, the occupant can easily close the opening / closing body manually. Therefore, in the present invention, it is possible to easily perform the manual closing operation of the opening / closing body.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings (corresponding to claims 1 to 2 and 8 to 10).
[0015]
As shown in FIGS. 1 to 3, an opening / closing body driving assist
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 3, in addition to the
[0017]
As shown in FIG. 1, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 2, one end of the door hinges 105a and 105b is fixed to an end of the
[0022]
As shown in FIG. 3, one end of the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Next, the configuration of the opening / closing body driving assist
[0026]
As shown in FIG. 4, the opening / closing member driving assist
[0027]
The open
[0028]
The pressure-
[0029]
As a device for outputting the seating detection signal, a dedicated switch, an IR sensor, or the like may be used instead of the pressure-
[0030]
Here, the dedicated switch is provided, for example, on the
[0031]
On the other hand, the IR sensor is provided, for example, in the cabin of the
[0032]
When receiving the seating detection signal from the pressure-
[0033]
Then, it generates a boarding detection signal indicating that the occupant has been detected and that the occupant has seated on the
[0034]
When a rotation speed detection request signal is given from the
[0035]
Further, when an opening degree detection request signal is given from the
[0036]
When the target opening signal and the current opening signal are given from the
[0037]
When receiving an open state signal from the open
[0038]
In addition, a predetermined reference change rate is stored, and a change rate of the motor rotation speed is calculated based on a rotation speed signal given from the opening / closing body
[0039]
The target opening is stored, and when the current opening signal is given from the opening / closing body opening detecting
[0040]
As a result, if the current opening is equal to or larger than the target opening, that is, if the
[0041]
Here, the target opening is set so that the distance from the target opening to the seat (seat) 112 corresponding to the
[0042]
Further, based on the target rotation speed signal given from the opening / closing body drive
[0043]
Here, the
[0044]
The
[0045]
Next, the procedure of the processing by the opening / closing body driving assist
[0046]
When the
[0047]
As a result, when the seating detection signal is given, the opening / closing body driving assist
[0048]
In step S101, the open
[0049]
As a result, when it is released, it is determined that the
[0050]
In step S102, when the
[0051]
Next, the opening / closing body opening
[0052]
Next, in step S103, the current opening of the
[0053]
Next, a rotation speed signal relating to the motor rotation speed detected in step S102 is generated and output to the
[0054]
Next, in step S104, the
[0055]
Next, in step S105, the
[0056]
As a result, when the change rate is smaller than the reference change rate, it is determined that the opening operation of the
[0057]
In step S106, the
[0058]
Next, when an opening detection request signal is given from the
[0059]
In step S107, the
[0060]
In step S108, the
[0061]
As a result, if the current opening is equal to or larger than the target opening, that is, if the
[0062]
In step S109, the
[0063]
Next, when the opening / closing member drive
[0064]
Next, in step S110, a motor rotation speed corresponding to the calculated target drive amount, that is, a target rotation speed is calculated.
[0065]
Next, a target rotation speed signal related to the calculated target rotation speed is generated and output to the
[0066]
Next, in step S111, the boarding detection device 3 determines whether a seating detection signal is given from the pressure-
[0067]
As a result, if a seating detection signal has been given, the process proceeds to step S112, and if not (NO in step S111), the process of step S111 is repeated.
[0068]
In step S112, the boarding detection device 3 generates a boarding detection signal and outputs the signal to the
[0069]
Next, the
[0070]
The
[0071]
Next, in step S113, the
[0072]
Next, the opening / closing body opening
[0073]
Next, a rotation speed signal related to the detected motor rotation speed is generated and output to the
[0074]
Next, in step S114, when a rotation speed signal is given from the opening / closing body
[0075]
As a result, when the motor rotation speed has reached the target rotation speed, that is, when the drive amount of the
[0076]
Since the target opening is set to be larger than the opening corresponding to the fully closed state of the
[0077]
In step S115, the
[0078]
As described above, in the first embodiment, when the boarding detection device 3 detects an occupant and the open
[0079]
Here, the target opening is set such that the distance from the target opening to the seat corresponding to the
[0080]
Therefore, after the opening / closing-body
[0081]
Thus, the occupant can easily close the
[0082]
In addition, the opening / closing body driving
[0083]
Therefore, after the opening / closing body drive assist
[0084]
Further, the
[0085]
Accordingly, the opening / closing body
[0086]
When the
[0087]
Therefore, the opening / closing body drive assist
[0088]
In addition, the
[0089]
Therefore, when the driving power becomes large due to the
[0090]
(Second embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings (corresponding to claims 3 to 6). First, the configuration of the opening / closing body driving assist
[0091]
The opening / closing body driving assist
[0092]
As shown in FIG. 6, the opening / closing body driving assist
[0093]
Therefore, the opening / closing member driving assist
[0094]
The opening / closing body
[0095]
As shown in FIG. 7, a plurality of (in this embodiment, N)
[0096]
Each
[0097]
Here, when no obstacle exists in the movable range (flow line range) of the
[0098]
On the other hand, when an obstacle exists in the movable range of the
[0099]
The obstacle detection device 8 uses the map data shown in FIG. 8, that is, the opening degree of the
[0100]
Then, based on the current opening signal supplied from the opening / closing body opening detecting
[0101]
Then, the reference distance corresponding to the current opening is specified by applying the recognized current opening to the map data.
[0102]
Then, the detection distance is recognized based on the distance signal given from each
[0103]
As a result, if all the detected distances are equal to or longer than the reference distance, it is determined that there is no obstacle.
[0104]
On the other hand, if any of the detection distances is shorter than the reference distance, it is determined that an obstacle is present, and the
[0105]
When it is determined that an obstacle is present, an obstacle signal relating to the position of the obstacle is generated and output to the opening / closing body driving
[0106]
As an apparatus for detecting an obstacle, an IR sensor, a
[0107]
The
[0108]
Specifically, when acquiring the
[0109]
On the other hand, when the
[0110]
Therefore, when the
[0111]
The opening / closing body drive
[0112]
Then, when an obstacle signal is given from the obstacle detection device 8, the opening corresponding to the position of the obstacle, that is, the corrected opening is calculated based on the obstacle signal. Further, the target opening is recognized based on the target opening signal, and the recognized target opening is compared with the calculated corrected opening.
[0113]
As a result, if the corrected opening is larger than the target opening, it is determined that an obstacle exists between the current opening of the
[0114]
That is, the opening / closing body drive
[0115]
As described above, when the corrected opening corresponding to the position of the obstacle is larger than the target opening, the opening / closing body drive
[0116]
When the correction is not performed, the opening / closing body drive
[0117]
On the other hand, when the correction is performed, the target drive amount after the correction is compared with a predetermined distance (the predetermined distance is stored in the opening / closing body drive amount calculation device 5).
[0118]
As a result, when the corrected target drive amount is equal to or more than the predetermined distance, a target rotation speed corresponding to the corrected target drive amount is calculated, and a target rotation speed signal related to the calculated target rotation speed is generated. And outputs it to the
[0119]
Next, a procedure of processing by the opening / closing body driving assist
[0120]
When the
[0121]
Next, in step S210, each
[0122]
Next, the obstacle detection device 8 recognizes the current opening of the
[0123]
Next, the reference distance corresponding to the current opening is specified by applying the recognized current opening to the map data.
[0124]
Next, the detected distance is recognized based on the distance signal given from each
[0125]
As a result, if all the detected distances are equal to or longer than the reference distance, it is determined that there is no obstacle.
[0126]
On the other hand, if any of the detection distances is shorter than the reference distance, it is determined that an obstacle is present, and the
[0127]
Next, when it is determined that an obstacle exists, an obstacle signal relating to the position of the obstacle is generated and output to the opening / closing body drive
[0128]
Next, when the opening / closing member drive
[0129]
Next, in step S211, when an obstacle signal is given from the obstacle detection device 8, the opening / closing body drive
[0130]
Next, in step S212, the opening / closing body driving
[0131]
As a result, if the corrected opening is larger than the target opening, it is determined that an obstacle exists between the current opening of the
[0132]
Next, in step S213, when the correction is not performed in step S212, the target rotation speed corresponding to the target drive amount before correction (the target drive amount calculated in step S210) is calculated, and the calculation is performed. A target speed signal relating to the target speed thus set is generated and output to the
[0133]
On the other hand, when the correction is performed, the target drive amount after the correction is compared with the predetermined distance.
[0134]
As a result, when the corrected target drive amount is equal to or more than the predetermined distance, a target rotation speed corresponding to the corrected target drive amount is calculated, and a target rotation speed signal related to the calculated target rotation speed is generated. And outputs it to the
[0135]
On the other hand, if the corrected target drive amount is less than the predetermined distance, the target drive amount is set to zero. Then, a target rotation speed corresponding to the target drive amount is calculated, and a target rotation speed signal related to the calculated target rotation speed is generated and output to the
[0136]
Next, in steps S214 to S218, the opening / closing body driving assist
[0137]
When the target drive amount is zero, the target rotation speed is also zero, so that the
[0138]
As described above, in the second embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and the following effects can be obtained.
[0139]
That is, when the obstacle detection device 8 detects an obstacle existing between the current opening degree, that is, the opening degree detected by the opening / closing body opening
[0140]
Therefore, the
[0141]
Specifically, when the obstacle detection device 8 detects an obstacle existing between the current opening degree and the target opening degree, the obstacle detection device 8 determines a distance from the detected obstacle to the current opening degree. Upon detection, the opening / closing body drive
[0142]
Therefore, the
[0143]
Thus, the occupant of the
[0144]
More specifically, the opening / closing body drive
[0145]
Therefore, the
[0146]
Thereby, the occupant of the
[0147]
When the target driving amount is corrected, the opening / closing member driving
[0148]
Therefore, the
[0149]
Thus, the opening / closing member driving assist
[0150]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings (corresponding to claim 7). First, based on FIGS. 13 to 15, the configuration of the opening / closing body driving assist device 1c according to the third embodiment and the main function of each component will be described. Here, FIG. 13 is a block diagram showing the configuration of the opening / closing body driving assist device 1c, and FIG. 14 shows data generally known in the field of ergonomics regarding the relationship between height and arm length. FIG. 15 is a graph showing data generally known in the field of ergonomics regarding the relationship between height and sitting height.
[0151]
It is assumed that the opening / closing body driving assist device 1c is mounted on the
[0152]
As shown in FIG. 13, the opening / closing member driving assist device 1 c includes an opening state detecting device (opening state detecting means) 2, a boarding detecting device (boarding detecting means) 3, a pressure-
[0153]
Therefore, the opening / closing member driving assist device 1c has the same configuration as the opening / closing member driving assist
[0154]
The pressure-
[0155]
When receiving the seating detection signal from the pressure-
[0156]
Then, it generates a boarding detection signal indicating that the occupant has been detected and that the occupant has seated on the
[0157]
Further, based on the seating detection signal, the part of the
[0158]
Then, the sitting height of the occupant sitting on the
[0159]
Then, based on the calculated sitting height and the following equation (1), the arm length of the occupant is calculated, and further based on the calculated arm length, shown in FIG. The
[0160]
(Arm length) = 0.9009 * (seat height)-9.8423 (1)
Then, a flow line range signal relating to the calculated
[0161]
Here, the reason why the arm length can be calculated from the sitting height will be described with reference to FIGS.
[0162]
As shown in FIG. 14, it is generally known that the height and the arm length are in a proportional relationship regardless of gender or age, and the relationship is expressed by the following equation (2).
[0163]
(Length of arm) = 0.4371 * (height)-2.2526 ... (2)
Similarly, as shown in FIG. 15, it is generally known that the height and the sitting height are in a proportional relationship irrespective of gender or age, and the relationship is expressed by the following equation (3).
[0164]
(Sit height) = 0.4852 * (height) + 8.4246 (3)
Therefore, it can be said that the arm length and the sitting height are in a proportional relationship regardless of gender or age. Equation (1) showing the relationship is derived from equations (2) and (3).
[0165]
The opening / closing body drive
[0166]
Further, when a flow line range signal is given from the boarding detection device 3, the occupant's
[0167]
Then, the target opening is calculated (set) and set so that the target opening is included in the recognized
[0168]
Then, a target opening calculation signal relating to the calculated target opening is generated and output to the
[0169]
The
[0170]
In addition, a predetermined reference change rate is stored, and a change rate of the motor rotation speed is calculated based on a rotation speed signal given from the opening / closing body
[0171]
Further, when a target opening calculation signal is given from the opening / closing body drive
[0172]
Then, the recognized target opening is compared with the current opening. As a result, if the current opening is equal to or larger than the target opening, that is, if the
[0173]
Further, based on the target rotation speed signal given from the opening / closing body drive
[0174]
Here, the
[0175]
Next, the procedure of the processing by the opening / closing body driving assist device 1c will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS.
[0176]
When the
[0177]
Next, in step S307, the boarding detection device 3 determines whether a seating detection signal is given from the pressure-
[0178]
As a result, if a seating detection signal has been provided, the process proceeds to step S308, and if not (NO in step S100), the process of step S307 is repeated.
[0179]
In step S308, the boarding detection device 3 recognizes a portion of the
[0180]
Next, the seat height of the occupant seated on the
[0181]
Next, in step S309, the boarding detection device 3 calculates the length of the occupant's arm based on the sitting height calculated in step S308 and the above-described equation (1), and further calculates the arm. The
[0182]
Next, a flow line range signal related to the calculated
[0183]
Next, when the opening / closing body drive
[0184]
Next, in step S310, the target opening is set so as to be included in the recognized
[0185]
Next, a target opening calculation signal relating to the calculated target opening is generated and output to the
[0186]
Next, in step S311, the
[0187]
Then, the recognized target opening is compared with the current opening. As a result, if the current opening is equal to or larger than the target opening, that is, if the
[0188]
Next, in step S312 to step S317, the opening / closing body driving assist device 1c performs the same processing as steps S109 to S110 and steps S112 to 115 shown in FIG.
[0189]
As described above, in the third embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained, and the following effects can be obtained.
[0190]
That is, when detecting the occupant, the boarding detection device 3 calculates the detected arm length of the occupant, and the opening / closing body drive
[0191]
Therefore, the target opening is set based on the arm length of the occupant actually sitting on the
[0192]
Thus, the
[0193]
In the first to third embodiments, the opening / closing body driving assist
[0194]
Although the
[0195]
That is, when the
[0196]
When the opening / closing member driving assist
[0197]
That is, even when an obstacle exists in the opening direction with respect to the current opening of the
[0198]
Then, even when the
[0199]
Further, the opening / closing member driving assist
[0200]
In the first to third embodiments, the
[0201]
In the third embodiment, the hand length of the occupant is calculated based on the sitting height of the occupant. However, the hand length of the occupant may be calculated based on other physical characteristics. You may do it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an external appearance of a vehicle on which an opening / closing body drive assist device according to an embodiment is mounted.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a configuration of a portion where a side door and a vehicle body are connected.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a configuration around a check link.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of an opening / closing body driving assist device.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a procedure of a process performed by the opening / closing body driving assist device.
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of an opening / closing body driving assist device according to another embodiment.
FIG. 7 is a plan view showing a mounting position of a sound wave radar.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing map data stored in the obstacle detection device.
FIG. 9 is a plan view showing a mounting position of the camera.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing an example of an image captured by a camera.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a procedure of a process performed by the opening / closing body driving assist device.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a procedure of a process performed by the opening / closing body driving assist device.
FIG. 13 is a block diagram showing a configuration of an opening / closing body driving assist device according to another embodiment.
FIG. 14 is a graph showing data generally known in the field of ergonomics regarding the relationship between height and arm length.
FIG. 15 is a graph showing data generally known in the field of ergonomics regarding the relationship between sitting height and height.
FIG. 16 is a flowchart illustrating a procedure of a process performed by the opening / closing body driving assist device.
FIG. 17 is a flowchart illustrating a procedure of a process performed by the opening / closing body driving assist device.
[Explanation of symbols]
1a to 1c: Opening / closing body drive assist device
2. Open state detection device
3: Ride detection device
4: Opening / closing body opening detection device
5 ... Open / close body drive amount calculation device
6. Drive control device
7 ... Motor
8. Obstacle detection device
31 ... Pressure-sensitive film
81… Sound wave radar
82 ... Camera
100… Vehicle
101 ... side door
101a: Image data
101b ... Image data
102 ... Striker
103 ... Lock
104… Door handle
105a ... door hinge
106 ... check link
107 ... gear
110: Flow line range
111 ... Vehicle body
112… Sheet
821 area
822: Image data
Claims (10)
前記車両が備える開閉体を駆動する駆動手段と、
前記開閉体の開状態を検出する開状態検出手段と、
前記車両の乗員を検出する乗車検出手段と、
前記乗車検出手段が前記乗員を検出し、且つ、前記開状態検出手段が前記開閉体の開状態を検出した場合には、当該開閉体を開状態に維持し、且つ、予め設定された目標開度に向けて駆動するべく制御する駆動制御手段と、を備え、
前記目標開度は、当該目標開度から前記開閉体に対応する座席までの距離が、前記乗員の腕の長さ以下となるように設定されることを特徴とする開閉体駆動補助装置。In an opening / closing body drive assist device mounted on a vehicle,
Driving means for driving an opening / closing body included in the vehicle,
Open state detection means for detecting the open state of the opening and closing body,
Boarding detection means for detecting an occupant of the vehicle,
When the boarding detecting means detects the occupant and the open state detecting means detects the open state of the opening / closing body, the opening / closing body is maintained in an open state, and a predetermined target opening state is set. Drive control means for controlling to drive toward the degree,
The opening / closing body driving assist device is characterized in that the target opening degree is set so that a distance from the target opening degree to a seat corresponding to the opening / closing body is equal to or less than the length of the arm of the occupant.
前記開閉体の開度を検出する開閉体開度検出手段と、
前記開閉体開度検出手段により検出された開度から前記目標開度までの差分に応じた目標駆動量を算出する開閉体駆動量算出手段と、を備え、
前記駆動制御手段は、前記開閉体の駆動量が前記開閉体駆動量算出手段により算出された目標駆動量に一致するまで、前記開閉体を駆動するべく制御することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to claim 1,
Opening and closing body opening detecting means for detecting the opening of the opening and closing body,
Opening and closing body drive amount calculation means for calculating a target drive amount according to a difference from the opening degree detected by the opening and closing body opening degree detection means to the target opening degree,
The drive control means controls the drive of the opening and closing body until the driving amount of the opening and closing body matches the target drive amount calculated by the opening and closing body drive amount calculation means. apparatus.
前記開閉体開度検出手段により検出された開度から前記目標開度までの間に存在する障害物を検出する障害物検出手段を備え、
前記開閉体駆動量算出手段は、前記障害物検出手段が前記障害物を検出した場合には、当該検出された障害物に基づいて、前記目標駆動量を算出することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to claim 2,
An obstacle detection unit that detects an obstacle existing between the opening degree detected by the opening / closing body opening degree detection unit and the target opening degree,
The opening / closing body driving amount calculating means, when the obstacle detecting means detects the obstacle, calculates the target driving amount based on the detected obstacle. Auxiliary equipment.
前記障害物検出手段は、前記開閉体開度検出手段により検出された開度から前記目標開度までの間に存在する障害物を検出した場合には、当該検出された障害物から前記開閉体開度検出手段により検出された開度までの距離を検出し、
前記開閉体駆動量算出手段は、前記目標駆動量が当該検出された距離以下となるように、前記目標駆動量を算出することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to claim 3,
The obstacle detecting means, when detecting an obstacle existing between the opening detected by the opening / closing body opening detecting means and the target opening, detects the obstacle from the detected obstacle. Detect the distance to the opening detected by the opening detection means,
The opening / closing member driving assist device calculates the target driving amount such that the target driving amount is equal to or less than the detected distance.
前記開閉体駆動量算出手段は、前記障害物検出手段により検出された距離を前記目標駆動量として算出することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to claim 4,
The opening / closing body driving assist device, wherein the opening / closing body driving amount calculating means calculates a distance detected by the obstacle detecting means as the target driving amount.
前記駆動制御手段は、前記障害物検出手段により検出された距離が所定距離以上となる場合に、前記開閉体を駆動するべく制御することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to claim 4 or 5,
The opening / closing body driving assist device, wherein the drive control means controls to drive the opening / closing body when the distance detected by the obstacle detecting means is equal to or longer than a predetermined distance.
前記乗車検出手段は、前記乗員を検出した場合には、当該検出された乗員の腕の長さを算出し、
前記開閉体駆動量算出手段は、前記乗車検出手段により算出された腕の長さに基づいて、前記目標開度を設定することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body drive assist device according to any one of claims 2 to 6,
The boarding detection means, when detecting the occupant, calculates the detected arm length of the occupant,
The opening / closing body drive assist device, wherein the opening / closing body drive amount calculating means sets the target opening based on the arm length calculated by the boarding detecting means.
前記駆動制御手段は、前記開状態検出手段が前記開閉体の開状態を検出した後に前記乗車検出手段が前記乗員を検出した場合に、前記開閉体を駆動するべく制御することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to any one of claims 1 to 7,
The drive control means controls to drive the open / close body when the occupant detection means detects the occupant after the open state detection means detects the open state of the open / close body. Body drive assist device.
前記駆動制御手段は、前記開閉体が前記目標開度に対して開方向側に位置する場合に、前記開閉体を駆動するべく制御することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to any one of claims 1 to 8,
The opening / closing body driving assist device, wherein the drive control means controls to drive the opening / closing body when the opening / closing body is located on the opening side with respect to the target opening.
前記駆動制御手段は、前記駆動手段に駆動電力を供給し、当該駆動電力の大きさが所定の基準値を超えた場合には、当該駆動電力の供給を停止することを特徴とする開閉体駆動補助装置。The opening / closing body driving assist device according to any one of claims 1 to 9,
The drive control means supplies drive power to the drive means, and stops the supply of the drive power when the magnitude of the drive power exceeds a predetermined reference value. Auxiliary equipment.
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2003
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