【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ装置に関する。。
【０００２】
【従来の技術】
従来、プリンタでのページ記述言語（ＰＤＬ）の自動検出機能、印刷エラー処理機能として、次のようなものがある。複数のＰＤＬの印刷を実現しているプリンタの場合、操作パネルで”自動検出”または”特定のＰＤＬ”を選択し、”自動検出”時は、受信データの中身の解析からＰＤＬの判別を自動的に行って印刷し、”特定のＰＤＬ”を選択した時は、その選択したＰＤＬデータが受信されたものとして印刷を実行する。
【０００３】
また、従来のプリンタは、複数の文字コード体系を印刷処理できるものとして、日本語ＳＨＩＦＴ−ＪＩＳと欧文ＡＳＣＩＩコードを自動判別するものや、中国語ＧＢ２３１２コードと欧文ＡＳＣＩＩコードを自動判別するものがある。
【０００４】
しかしながら、これらのプリンタでは、同一言語内でかつ異なる文字コード規格を自動判別して印刷する機能はない。例えば、日本語印刷用プリンタでも、日本語ＳＨＩＦＴ−ＪＩＳコードと、日本語ＥＵＣコードを自動判別して印刷する機能は実現されていない。
【０００５】
また、ホストから誤ってＰＤＬ形式ではない応用ソフトのデータファイルが送信された場合、誤った印刷を実行してしまい、そうした無駄印刷を抑止する機能がないものが多く、誤ったデータの印刷中に印刷を途中でキャンセルできるものはあるが、印刷前に、事前に無駄印刷を抑止する機能はない。
【０００６】
また、従来のプリンタでは、エラー回復後、印刷可能なエラーに対しては、次の処理方法を採っている。例えば、プリンタの提供しないコマンドは無視し、フォントを指定するコマンドを受信時、該当フォントが無い場合は類似する代替フォントに自動的に置き換えて印刷を継続する。印刷エラーの情報をホストへ送信する。エラーに対して印刷継続するかどうかは、ホスト側のソフトウェアのアルゴリズム仕様で定まる。
【０００７】
また、プリンタで処理可能なページ記述言語（ＰＤＬ）の数分だけ、操作パネルにその同数のボタンを用意し、その押下状態に基づいてＰＤＬ処理を特定する制御をするエミュレータ特定機能とを備えたことを特徴とするプリンタ装置（例えば、特許文献１参照）や、記憶されている履歴情報に基づいて絞り込み処理により、動作するＰＤＬエミュレーションの候補を１つに決定する印字装置（例えば、特許文献２参照）が知られている。
【０００８】
また、プリンタへの送信データ中の不正制御コードのアドレスおよび検出回数を自動的に計測して表示するもの（例えば、特許文献３参照）や、印刷データを印刷するのに最も適したプリンタ装置をネットワーク上のプリンタ装置の中から自動的に選択するもので、この選択過程で、印刷データの使用エミュレーションなどのデータ特性を検出する機能を持ち、ＰＤＬ検出機能に関連させた複数台のプリンタから使用するプリンタを選択するのを特徴とするプリンタ（例えば、特許文献４参照）、および、ＰＤＬを検出するアルゴリズム（例えば、特許文献５参照）等の従来技術がある。
【０００９】
また、従来のプリンタのエラー処理方法として、エラーそのものを無視して仕様上エラー処理ができないものや、エラーをホストへ通信で通知し、ホスト指示によるエラー処理のできるものがある（例えば、特許文献６参照）。
【００１０】
しかしながら、プリンタで処理できないＰＤＬや、印刷されるべきでない誤ったデータ形式のデータを印刷抑制し、保留状態とする方法について記載されているものは無い。
【特許文献１】
特開平９−２２０８４４号公報
【特許文献２】
特開平６−６４２４９号公報
【特許文献３】
特開平７−１２１３８８号公報
【特許文献４】
特開平７−３１１６６５号公報
【特許文献５】
特開平７−８４７３８号公報
【特許文献６】
特開平１１−３４４３９号公報
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来技術においては、”特定のＰＤＬ”選択時に、ホストから操作ミスによりプリンタ側の設定したＰＤＬと異なるＰＤＬが送信されると、期待外の誤った印刷を実行してしまう。その結果、大量の印刷用紙を無駄にしてしまう場合がある。
【００１２】
また、操作パネルから”特定のＰＤＬ”選択、”ＰＤＬ自動検出”のいずれかを選択して、ホストでの操作ミスにより、ワープロの文書データファイルや表計算ソフトの表データファイル等、応用ソフトの入出力ファイルがプリンタに誤って送信されてしまうと、やはり期待外の誤った印刷を実行してしまう。その結果、大量の印刷用紙を無駄に出力してしまう場合がある。これは、ＷｉｎｄｏｗｓＮＴ（登録商標）やＵｎｉｘ（登録商標）の印刷用コマンドのｌｐｒ、ｃｏｐｙ、ｐｒｉｎｔ等の印刷コマンド使用において、誤ったファイル名が指定された場合などに起こりやすく、特に高速のプリンタを、操作介入無しで印刷する場合など、大量の印刷用紙が排出されてしまうと、経済的にも大きな問題をひき起こしてしまう。
【００１３】
さらに、一つのＰＤＬ中に複数の文字コード体系を許すと、文字コード体系を判別する機能が無いため、文字化けして正しく印字できない。例えば、漢字コードとして中国語ＧＢ２３１２コードが送られた場合でも、ＡＳＣＩＩコードとして印字すれば、必然的に英字シンボルに文字化けする。また同一言語であっても、例えば日本語で、ＥＵＣコード、ＳＨＩＦＴ−ＪＩＳコード他、幾つかの異なる文字コード体系の規格があり、従来のプリンタでは、こうした文字コード体系を自動判別する機能がないため、文字化け印刷（誤印字）の可能性がある。
【００１４】
また、特許文献６のような従来のエラー処理方法では、データ中にエラーを含む印刷ジョブが失われ、印刷されるべきジョブがデータミスのために印刷できなかった。さらに、操作の誤りにオペレータが気づかない場合や、ホストとプリンタ間の通信プロトコルにエラーを通知する手順が存在しない場合、やはりエラー発生の存在が見逃される問題がある。
【００１５】
また、プリンタ側でエラー発生をホスト側に通知し、ホスト指示による印刷エラー処理するシステムでは、ホスト指示なしにはプリンタ単独での印刷エラー回復処理ができず、ホスト側ソフトウェアとプリンタ側ソフトウェアの結合がより密になり、プリンタの各種ホスト、オペレーティングシステムへの接続に関し汎用性が失われる。すなわち、専用ホスト、専用ＯＳ、専用応用ソフト、専用プリンタという、汎用性のないシステム構成になる。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を解決するため、本発明では、複数形式のページ記述言語（ＰＤＬ）を受信し印刷を実行するプリンタにおいて、オペレータが印刷ジョブ毎に操作介入なく継続して印刷できる「自動印刷モード」とオペレータが印刷ジョブ毎に操作介入して印刷する「手動印刷モード」を持ち、「自動印刷モード」において、受信データ形式が何のＰＤＬのデータ形式かを自動的に判別し、プリンタが処理不能なＰＤＬまたはＰＤＬに該当しない形式のデータを受信したと判別した場合には、当該印刷ジョブの印刷を実行せずに、不揮発装置中の待ち行列へ印刷保留状態として記憶し、次の印刷ジョブを受信し、中断することなく継続して印刷を実行する機能を備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、複数形式のＰＤＬを受信し印刷を実行するプリンタにおいて、前記の「自動印刷モード」と「手動印刷モード」を持ち、「手動印刷モード」において、受信データ形式が何のＰＤＬのデータ形式かを自動的に判別し、プリンタが、操作パネルから設定したＰＤＬモード値と異なるＰＤＬを受信したと判別した場合には、プリンタが自動判別したＰＤＬ形式名を操作パネル部の画面に表示し、かつオペレータが印刷を実行するかしないかを同画面に問い合わせ、オペレータの操作入力指示に従って、印刷を実行するか、または印刷を実行しないかの動作を選択可能とする手段を備えることを特徴とする。
【００１８】
また、複数形式のＰＤＬの印刷処理を行うプリンタにおいて、受信したデータ内容を解析し、ＰＤＬの種別を自動的に特定する機能と、同データ内に含まれる文字コード体系も自動判別する機能を持ち、複数形式ＰＤＬのそれぞれで、異なる文字コード体系の印字を行うことを特徴とする。
【００１９】
また、複数形式のＰＤＬを受信し印刷を実行するプリンタにおいて、受信されたデータのファイル名の拡張子を参照して、印刷対象として規定していない拡張子のファイルが受信された場合は、印刷を実行せずに、不揮発装置中の待ち行列へ印刷保留状態として記憶し、印刷を保留する手段を備えることを特徴とする。
【００２０】
また、任意のＰＤＬのコマンドを全く含まないテキストデータが受信された場合に、前記「自動印刷モード」、「手動印刷モード」ともに、操作パネルで次の動作を印刷実行前に予め選択可能とする手段を備え、受信されたＰＤＬを自動的に認識するモードが操作パネルで設定された場合には、予めどのＰＤＬとして印刷するかを規定可能とし、そのＰＤＬ形式として印刷し、また、固定されたＰＤＬモードが操作パネルで設定された場合には、設定されたＰＤＬ形式で印刷し、ＰＤＬが判別できないテキストデータ受信時には、プリンタ側で処理するＰＤＬ形式を決定して印刷することを特徴とする。
【００２１】
また、前記「任意のＰＤＬのコマンドを全く含まないテキストデータ」とは、ＡＳＣＩＩコード、日本語ＳＨＩＦＴ ＪＩＳコード、日本語ＥＵＣコード、中国語ＧＢ２３１２コードのうちのいずれか、または複数であることを特徴とする。
【００２２】
また、テキストデータを印刷する場合に、使用するＰＤＬ形式と文字コード体系を自動選択した後、印刷に使用するフォント名は、不揮発メモリに記憶済みの当該ＰＤＬと文字コード体系に対応させたデフォルト値を読み出して決定し、一方、印刷前に操作パネルからフォントの選択があった場合は、選択されたフォント名を、現在使用中のＰＤＬ形式と文字コード体系と対応させて、不揮発メモリに記憶保持するとともに、選択されたフォント名に対応するプリンタ内蔵フォントデータをプリンタ装置内の不揮発メモリから読み出して印刷を実行することを特徴とする。
【００２３】
また、受信された印刷ジョブをファイル名として操作画面に一覧表示し、印刷のデータ処理の過程で印刷保留状態にしたジョブに対して、操作画面上の対応するファイル名称を印刷保留状態に対応して定めた文字色に表示色を変化させ、印刷ジョブが保留され未印刷状態であることを目視確認可能な表示機能を実装したことを特徴とする。
【００２４】
また、受信された印刷ジョブのデータ処理途中で、印刷ジョブのデータ定義がプリンタ側と適合しないエラーを検出した時、当該印刷ジョブを印刷保留状態にし、保留状態を示す文字色で表示された該当する印刷保留状態のジョブを、操作パネルから選択して、発生したエラー内容を表示する機能を実装したことを特徴とする。
【００２５】
更に、前記請求項１乃至８プリンタ装置の機能を有するプログラムを記述したことを特徴とする。
【００２６】
【発明の実施の形態】
まず、本発明を構成する各機能部位の機能とその処理手順の概要を説明する。
【００２７】
図１は、ホストコンピュータ１から印刷データとしてのページ記述言語（ＰＤＬ）を送信し、プリンタコントローラ３と印刷機構部４からなるプリンタ装置（プリンタサーバ）２にて印刷を実行する印刷システムの全体構成を示したものである。
【００２８】
図１を用いて、本発明の実施例としてのプリンタ装置２の動作を説明する。（なお、図１では、ソフトウェアで実現している機能部位は、縦の左右に横線を伴った四角の「手続き」の箱で示している。例えば、図中のデータ受信機能部５は、縦の左右に横線を伴った四角の手続きの箱で書いている。これはソフトウェアで実現している機能部位である手続き（Ｐｒｏｃｅｄｕｒｅ）の一つである。）ホストコンピュータ１は、各種応用ソフトを実行して印刷データとしてのＰＤＬ１０１をプリンタ装置２へ送信して印刷を実行する。ここで、プリンタ装置２は、ホストコンピュータ１からのデータを受信して、データ処理するプリンタコントローラ３と、プリンタコントローラ３の制御により、用紙への印刷を実行する印刷機構部４で構成する。なお、プリンタ装置２はプリンタサーバとも呼ぶ。
【００２９】
次に、プリンタコントローラ３内部について説明する。プリンタコントローラ３は、ホストコンピュータ１からのデータを受信するデータ受信機能部５と、受信したデータをジョブとしてファイル単位にＦＩＦＯ式にスプーリング記憶装置７を使用してスプーリング（バッファリング）制御する印刷ジョブスプーリング機能部６と、スプーリングされたジョブを一覧表として表示装置１０へ表示し、オペレータの操作指示を入力する手操作入力部６を制御し、設定情報記憶装置１７へプリンタ装置の動作用設定情報を記憶する制御をする操作画面表示制御部９を備えている。更に、プリンタコントローラ３は、印刷ジョブスプーリング機能部６から渡される印刷ジョブのデータを解析し、ＰＤＬ形式と文字コード体系を判別し、判別結果を返すＰＤＬ判定＋コード体系判別機能部８と、印刷ジョブスプーリング機能部６から渡される印刷ジョブのデータを受け取り、ＲＡＭ１３上に画像として描画を実行し、フォントを使用して文字を描画する場合は、内蔵フォント１４から読み出したフォントデータを同じくＲＡＭ１３上に画像として描画を実行する描画処理部１２と、描画された印刷画像を転送し、かつ印刷に関わる制御指示を行い印刷機構部４に用紙への印刷を実行させる印刷機構制御部１５とから構成されている。上記した複数の各機能部は、ソフトウェアにより実現し、汎用マイクロコンピュータ上で実行する。
＜各機能部の構成と処理手順の概要＞
ホストコンピュータ１は、任意の応用プログラムを実行できる汎用性があり、１以上の応用プログラムが出力するＰＤＬをプリンタ装置２へ送信する。プリンタ装置２は、印刷の動作モードとして、オペレータ操作の介在しない「自動印刷モード」と、印刷の１単位を１ジョブとして、１ジョブ毎にオペレータ操作の介在する「手動印刷モード」で動作する。自動印刷モードと、手動印刷モードでは、本発明のＰＤＬ判定とその後のデータ処理、対話処理の方式が異なる。これらの動作方法をプリンタ装置の自動印刷モード時、手動印刷モード時の動作を順に説明する。
＜自動印刷モード時の印刷処理＞
自動印刷モードは、オペレータが介在せずに、印刷を長時間継続する運用を目的に設けた印刷モードである。自動印刷モードでの、操作パネル（表示装置１０と手操作入力部１６）でのＰＤＬ設定と、受信されたジョブのデータ形式に対応した印刷方法を図２に纏めると共に、以下、図１を併用して説明する。なお、以降の説明で使用する“メッセージ”の語は、プログラム手続き（Ｐｒｏｃｅｄｕｒｅ）またはプログラムタスク間で受け渡す、命令やデータを意味する。
１．自動印刷モード時の、ＰＤＬ判定・文字コード体系判定と印刷処理
プリンタ装置２は、ホストコンピュータ１の送信するＰＤＬ▲１▼をデータ受信機能部５で受信し、その受信したＰＤＬデータを印刷ジョブスプーリング機能部６へ渡す。印刷ジョブスプーリング機能部６は、受け取ったＰＤＬデータ１０１を名前の付いたファイル１０２として認識し、ＦＩＦＯ（Ｆｉｒｓｔ Ｉｎ Ｆｉｒｓｔ Ｏｕｔ）式待ち行列の１要素としてスプーリング記憶装置７へ記憶させ、また、操作画面表示制御部９へジョブファイル名と、ジョブ表示要求メッセージ１０５を送信する。ジョブファイル名と、ジョブ表示要求メッセージ１０５を受信した操作画面表示制御部９は、表示装置１０へ印刷ジョブを待ち行列リストとして表示する。
【００３０】
このように、ホストコンピュータ１から送信するＰＤＬデータ１０１は、印刷ジョブをファイル１０２としてスプーリング記憶装置７へ蓄積されて記憶されると共に、表示装置１０へ一覧表示１１されて行く。
【００３１】
一方、スプーリング記憶装置７に記憶された印刷ジョブファイル１０２は、前記のようにＦＩＦＯ式に１ファイル単位で、印刷ジョブスプーリング機能部６が読み取り、ＰＤＬの種類とコード形式を判定させるために、ＰＤＬ判別要求メッセージ１０３と、印刷ジョブファイルのデータ１０４を、ＰＤＬ判定＋コード体系判別機能部８へ渡す。
【００３２】
次にＰＤＬ判定＋コード体系判別部８は、印刷ジョブファイル１０４について、ファイルの拡張子を参照し、プリントデータとして扱えない拡張子（例えば．ＸＬＳ、．ＤＯＣ、．ＥＸＥ、．ＣＯＭ等）であれば、当該ジョブを印刷保留状態にして、ジョブファイル名とジョブ表示要求メッセージ１０５を操作画面表示制御部９へ渡す。操作画面表示制御部９は、当該ジョブファイル名が印刷保留状態を示す灰色文字等に変更して、表示装置１０上の一覧表１１に表示する。
【００３３】
ＰＤＬ判定＋コード体系判別部８は、受け取った印刷ジョブファイル１０４について、ファイル拡張子が前記の不正なものでない場合は、印刷ジョブファイルのデータを解析し、ＰＤＬ形式とコード形式について、次のいずれに該当するかを判別する。
（ＰＤＬ形式）
・ＰＣＬ形式
・ＥＳＣ／Ｐ形式
・テキスト形式
・その他の形式
（コード形式）
・日本語ＥＵＣ コード
・日本語ＳＨＩＦＴ−ＪＩＳコード
・中国語ＧＢ２３１２コード
・ＡＳＣＩＩ ８ ＢＩＴ コード
ＰＤＬ判定＋コード体系判別機能部８は、これらの判別結果を、ＰＤＬ形式＋コード体系判別メッセージ１０６として、印刷ジョブスプーリング機能部６へ送信する。この時、ＰＤＬが、「その他の形式」と判定された場合は、自動印刷モードでは、印刷ジョブスプーリング機能部６は、当該ジョブを印刷保留状態にして、ジョブファイル名とジョブ表示要求メッセージ１０５を操作画面表示制御部９へ渡す。操作画面表示制御部９は、当該ジョブファイル名が印刷保留状態を示す灰色文字に変更して、表示装置上の一覧表１１に表示する。この時、印刷保留されたジョブファイルはスプーリング記憶装置６に削除せずに記憶保持する。
【００３４】
逆に、印刷ジョブスプーリング機能部６は、８の判別結果にて、ＰＤＬ形式がＰＣＬ形式、またはＥＳＣ／Ｐ形式、またはテキスト形式であり、プリンタ装置の実装している処理可能なデータ形式であると判別すれば、このＰＤＬ形式＋コード体系判別メッセージ１０６を受け、描画処理部１２へ印刷ジョブデータ、描画指示メッセージ１０７を渡す。
【００３５】
描画処理部１２は、入力した印刷ジョブデータ１０７を画像としてＲＡＭ１３上へ描画展開し、頁の描画が終了すると、描画終了メッセージ１０８を印刷機構制御部１５を送る。描画終了メッセージ１０８を受信した印刷機構制御部１５は、プリンタ機構部４を制御し、用紙へ描画された画像を印刷する。用紙への印刷が終了すると、その印刷ジョブの印刷終了メッセージ１０９を、印刷ジョブ・スプーリング機能部６へ送信する。印刷ジョブスプーリング機能部６は、当該ジョブファイルを、スプーリング記憶装置７から削除し、さらに、ジョブファイル名とジョブ消去メッセージ１１０を、操作画面表示制御部９へ送信する。ここで、操作画面表示制御部９は、指定されたジョブファイル名を表示装置上の印刷ジョブキューの一覧表１１から消去する。こうして、自動印刷モード時は、ＰＤＬ形式と文字コード体系が自動判別されて、オペレータ操作介入なしに連続した印刷を実行することができる。
２．印刷が保留された印刷ジョブのエラー原因の認識方法
１．で記述した自動印刷モードでは、印刷が保留された印刷ジョブは、そのデータをファイルとしてスプーリング記憶装置７へ記憶し、かつ印刷状態として印刷保留と印刷保留時のエラー事象とを記憶するとともに、表示装置１０上のジョブ一覧表１１に、印刷保留を示す灰色でジョブファイル名を表示する。
【００３６】
オペレータは、手操作入力部１６を使用して、印刷保留を示す灰色で表示されているジョブファイル名を選択して、ジョブの状態を表示させる操作により、保持されたエラー事象（例えば、“ＰＤＬ不整合”、“ファイル拡張子不正”）を表示装置１０へ表示できる。こうしてオペレータは、印刷に失敗したジョブへの事後対策ができるようになる。
＜手動印刷モード時の印刷処理＞
手動印刷モードは、前記のように、オペレータが印刷ジョブ毎に介在して操作し、オペレータが印刷状態を確認しながら印刷するために設けた動作モードである。
【００３７】
手動印刷モード時の、操作パネルでのＰＤＬ設定と、受信されたジョブのデータ形式による印刷方法を図３に纏めると共に、以下説明する。
１．手動印刷モード時の、ＰＤＬ形式・文字コード体系判別と印刷処理
手動印刷モード時の、ＰＤＬ形式・文字コード体系判別と印刷処理は、次の点が前記の自動印刷モードとは異なるだけで、他の論理は同一である。
（１）オペレータが印刷したいジョブを、操作画面から一つずつ選択して印刷を起動する。
（２）オペレータが１つのジョブの印刷を指定する時、印刷後に、ジョブファイルを削除するか（スプーリングキューから削除）、しないか（スプーリングキューに残す）かを選択でき、ジョブファイル削除を指定しない限り、任意の回数、同一ジョブを印刷することができる。
【００３８】
これに対して、自動印刷モードでは、正常印刷後に、画面表示（一覧表１１）及びスプーリング記憶装置７から自動的に印刷ジョブを消去する。
（３）ホストでの誤操作により送信されたＰＤＬが、操作パネルで設定されているＰＤＬ形式と適合しない場合は、プリンタ装置が検出したＰＤＬ形式として印刷するか、否かの案内画面を表示して、オペレータの判断で印刷を実行するか、しないかを決定できる対話型印刷機能を持たせている。
＜テキストファイル受信時の印刷＞
ＰＤＬに属するコマンドを全く含まない印刷ジョブを受信した場合は、それが、テキストコードが、次に示すどの分類となるか判定する。ここで記述したテキスト印刷の仕様は、自動印刷モード、手動印刷モードとも同一に定義する。
（コード形式）
・日本語ＥＵＣコード
・日本語ＳＨＩＦＴ−ＪＩＳコード
・中国語ＧＢ２３１２コード
・ＡＳＣＩＩ ８ＢＩＴコード
テキスト印刷は、操作パネル（表示装置１０、手操作入力部１６）で選択されているＰＤＬ形式で印刷するものとしている。ただし、ＰＤＬ判別が操作パネルで「自動判別」設定である場合、本実施例では、テキストを、ＰＣＬ形式として印刷すると仕様を定義している。印字に使用するフォントは、操作パネルから選択されているデフォルトのプリンタ内蔵フォント１４を用いる。
【００３９】
【発明の効果】
本発明により、次の効果を得ることができる。
（１）ＰＤＬのパネル設定を誤って固定して設定した場合でも、ソフトウェアによるＰＤＬ検出機能が動作し、設定されたＰＤＬと受信されたＰＤＬのデータ形式が不一致の場合にも、印刷を保留することができ、誤った印刷を防止できる。
（２）複数のＰＤＬ形式を処理して印刷を実行するプリンタ装置に関して、ホスト計算機から誤ったデータ形式のファイルがプリンタへ送信されてしまった場合、無駄な印刷用紙出力を防止でき、特に高速印刷プリンタにおいて、無駄な印刷用紙がなくなり経済性が良くなる。
（３）同一の言語でも、複数の文字コードを自動判別して印刷でき、ホストでのコード変換処理を不要とし、より便利になる。
（４）印刷が保留された印刷ジョブのデータと、印刷が保留されたジョブのエラー原因を保持して、後に操作パネルから知ることができ、印刷に失敗したジョブへの事後対策ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のプリンタ装置にて印刷を実行する印刷システムの全体構成である。
【図２】自動印刷モード時の、受信されたジョブのデータ形式に対応した印刷方法を示す図である。
【図３】手動印刷モード時の、操作パネルでのＰＤＬ設定と、受信されたジョブのデータ形式による印刷方法を示す図である。
【符号の説明】
１はホストコンピュータ、２はプリンタ装置、３はプリンタコントローラ、４は印刷機構部、５はデータ受信機能部、６は印刷ジョブスプーリング機能部、７はスプーリング記録装置、８はＰＤＬ判定＋コード体系判別機能部、９は操作画面表示制御部、１０は表示装置、１１は印刷ジョブ・キュー一覧表、１２は描画処理部、１３はＲＡＭ、１４は内蔵フォント、１５は印刷機構制御部、１６は手操作入力部、１７は設定情報記憶装置、１０１はページ記述言語（ＰＤＬ）、１０２は印刷ジョブファイル、１０３はＰＤＬ判別要求メッセージ、１０４印刷ジョブファイル名とそのデータ、１０５はジョブファイル名とジョブ表示要求メッセージ、１０６はＰＤＬ形式＋コード体系判別メッセージ、１０７は印刷するジョブデータと描画表示メッセージ、１０８は描画終了メッセージ、１０９は印刷終了メッセージ、１１０はジョブファイル名とジョブ消去メッセージである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a printer device. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a function of automatically detecting a page description language (PDL) in a printer and a print error processing function, there are the following. In the case of a printer that realizes printing of a plurality of PDLs, select “automatic detection” or “specific PDL” on the operation panel, and when “automatic detection”, automatically determine the PDL from the analysis of the contents of the received data. When the “specific PDL” is selected, printing is executed assuming that the selected PDL data has been received.
[0003]
Conventional printers that can print a plurality of character code systems include a printer that automatically determines Japanese SHIFT-JIS and European ASCII codes, and a printer that automatically determines Chinese GB2312 code and Western ASCII codes. .
[0004]
However, these printers do not have a function of automatically discriminating between different character code standards in the same language and printing. For example, even with a printer for printing in Japanese, the function of automatically discriminating between Japanese SHIFT-JIS code and Japanese EUC code and printing the data is not realized.
[0005]
In addition, when a data file of application software that is not in the PDL format is transmitted from the host by mistake, erroneous printing is executed, and there are many functions that do not have such a function to suppress such useless printing. Although there are printers that can cancel printing in the middle, there is no function to suppress unnecessary printing before printing.
[0006]
In addition, the conventional printer employs the following processing method for a printable error after error recovery. For example, commands not provided by the printer are ignored, and when a command for specifying a font is received, if there is no corresponding font, it is automatically replaced with a similar substitute font and printing is continued. Send print error information to the host. Whether to continue printing in response to an error is determined by the algorithm specifications of the software on the host side.
[0007]
Also, an emulator specifying function is provided in which the same number of buttons are prepared on the operation panel as the number of page description languages (PDL) that can be processed by the printer, and the PDL processing is controlled based on the pressed state. A printer device (for example, refer to Patent Document 1), or a printing device that determines one PDL emulation candidate to be operated by narrowing down processing based on stored history information (for example, Patent Document 2) See).
[0008]
Further, a device that automatically measures and displays the address and the number of detections of an unauthorized control code in data transmitted to a printer (for example, see Patent Document 3), and a printer device most suitable for printing print data are provided. A printer that automatically selects from printers on the network. In this selection process, it has a function to detect data characteristics such as emulation of use of print data, and uses it from multiple printers related to the PDL detection function. There are conventional technologies such as a printer (for example, see Patent Document 4) characterized by selecting a printer to be executed, and an algorithm for detecting a PDL (for example, see Patent Document 5).
[0009]
Further, as a conventional error processing method of a printer, there are a method in which error processing cannot be performed due to a specification by ignoring the error itself, and a method in which an error is notified to a host by communication and error processing can be performed according to a host instruction (for example, see Patent Document 6).
[0010]
However, there is no description about a method of suppressing printing of PDL that cannot be processed by a printer or data of an incorrect data format that should not be printed and putting the data in a hold state.
[Patent Document 1]
JP-A-9-220844 [Patent Document 2]
JP-A-6-64249 [Patent Document 3]
JP-A-7-121388 [Patent Document 4]
JP-A-7-31665 [Patent Document 5]
JP-A-7-84738 [Patent Document 6]
JP-A-11-34439
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described related art, when a “specific PDL” is selected and a PDL different from the PDL set on the printer side is transmitted from the host due to an operation error, an unexpected erroneous print is executed. As a result, a large amount of printing paper may be wasted.
[0012]
Select either “Specific PDL” or “PDL automatic detection” from the operation panel, and if there is an operation error in the host, the application software such as a word processor document data file or spreadsheet software table data file may be selected. If the input / output file is erroneously transmitted to the printer, unexpected erroneous printing is also performed. As a result, a large amount of printing paper may be output wastefully. This is likely to occur when an incorrect file name is specified when using a print command such as lpr, copy, or print for a Windows NT (registered trademark) or Unix (registered trademark) print command. If a large amount of printing paper is discharged, such as when printing is performed without intervention, an economically serious problem is caused.
[0013]
Furthermore, if a plurality of character code systems are allowed in one PDL, there is no function to determine the character code system, so that garbled characters cannot be printed correctly. For example, even when a Chinese GB2312 code is sent as a kanji code, if it is printed as an ASCII code, the characters are inevitably garbled into English symbols. Even in the same language, for example, in Japanese, there are several different character code systems such as EUC code, SHIFT-JIS code, and the like, and a conventional printer does not have a function of automatically determining such a character code system. Therefore, garbled printing (erroneous printing) may occur.
[0014]
Further, in the conventional error processing method as disclosed in Patent Document 6, a print job containing an error in data is lost, and a job to be printed cannot be printed due to a data error. Furthermore, when the operator does not notice the operation error or when there is no procedure for notifying the error in the communication protocol between the host and the printer, the occurrence of the error may be overlooked.
[0015]
Further, in a system in which the printer notifies the host of the occurrence of an error and performs a print error process in accordance with the host instruction, the printer alone cannot perform the print error recovery process without the host instruction, and the host software and the printer software are combined. And the versatility of connecting the printer to various hosts and operating systems is lost. That is, the system configuration has no versatility such as a dedicated host, a dedicated OS, dedicated application software, and a dedicated printer.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, according to the present invention, in a printer which receives and executes printing in a plurality of forms of page description language (PDL), an "automatic print mode" in which an operator can continuously perform printing without intervention for each print job. Has a "manual print mode" in which the operator intervenes and prints for each print job. In the "automatic print mode", the printer automatically determines which PDL data format the received data format is and cannot process the printer. If it is determined that the PDL or data in a format that does not correspond to the PDL is received, the printing of the print job is not executed, the print job is stored in a queue in the nonvolatile device as a print pending state, and the next print job is stored. It has a function of receiving and continuously executing printing without interruption.
[0017]
Further, a printer that receives and prints PDLs in a plurality of formats has the aforementioned “automatic print mode” and “manual print mode”, and in the “manual print mode”, the data format of the received data Is automatically determined, and if the printer determines that a PDL different from the PDL mode value set from the operation panel has been received, the PDL format name automatically determined by the printer is displayed on a screen of the operation panel unit, and A feature is provided in which the operator inquires of the screen whether to execute printing or not, and according to an operation input instruction of the operator, can select an operation of executing printing or not executing printing.
[0018]
In addition, a printer that performs PDL print processing of a plurality of formats has a function of analyzing received data contents and automatically specifying a PDL type, and a function of automatically determining a character code system included in the data. , Printing of a different character code system is performed in each of a plurality of format PDLs.
[0019]
Also, in a printer that receives PDLs of a plurality of formats and performs printing, if a file having an extension that is not specified as a print target is received by referring to the extension of the file name of the received data, printing is performed. Is stored in a queue in a non-volatile device as a print hold state, and printing is suspended.
[0020]
Also, when text data that does not include any PDL command is received, the next operation can be selected in advance in the operation panel in both the “automatic print mode” and the “manual print mode” before printing. comprising means, if the automatic mode for recognizing the received PDL is set by the operation panel, and can be defined whether to print in advance as any PDL and printed as a PDL format, also fixed When the PDL mode is set on the operation panel, printing is performed in the set PDL format, and when text data for which PDL cannot be determined is received, the PDL format to be processed on the printer side is determined and printing is performed.
[0021]
The “text data that does not include any PDL commands” is any one or more of ASCII code, Japanese SHIFT JIS code, Japanese EUC code, and Chinese GB2312 code. And
[0022]
Also, when printing text data, after automatically selecting the PDL format and character code system to be used, the font name used for printing is the default value corresponding to the PDL and the character code system stored in the non-volatile memory. If a font is selected from the operation panel before printing, the selected font name is stored in the nonvolatile memory in association with the currently used PDL format and character code system. In addition, the printer-based font data corresponding to the selected font name is read out from a non-volatile memory in the printer device and printed.
[0023]
In addition, the received print job is displayed as a file name on the operation screen as a list, and for the job that was put on hold in the process of print data processing, the corresponding file name on the operation screen corresponds to the print hold state. The display color is changed to a predetermined character color, and a display function capable of visually confirming that the print job is suspended and is not printed is mounted.
[0024]
In addition, when an error in which the data definition of the print job does not match the printer side is detected during the data processing of the received print job, the print job is put into a print hold state, and the corresponding color displayed in a character color indicating the hold state is displayed. A function of selecting a job in a print hold state to be executed from an operation panel and displaying the content of an error that has occurred is implemented.
[0025]
Further, the present invention is characterized in that a program having a function of the printer device is described.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, the function of each functional part constituting the present invention and the outline of the processing procedure will be described.
[0027]
FIG. 1 shows the overall configuration of a printing system that transmits a page description language (PDL) as print data from a host computer 1 and executes printing in a printer device (printer server) 2 including a printer controller 3 and a printing mechanism unit 4. It is shown.
[0028]
The operation of the printer device 2 as an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. (Note that, in FIG. 1, functional parts realized by software are indicated by square “procedure” boxes with horizontal lines on the left and right sides. For example, the data receiving function unit 5 in the figure is Is written in a square procedure box with horizontal lines on the left and right sides. This is one of the procedures (procedures) that are functional parts implemented by software.) The host computer 1 executes various application software Then, the PDL 101 as print data is transmitted to the printer device 2 to execute printing. Here, the printer device 2 includes a printer controller 3 that receives data from the host computer 1 and processes the data, and a printing mechanism unit 4 that executes printing on paper under the control of the printer controller 3. The printer device 2 is also called a printer server.
[0029]
Next, the inside of the printer controller 3 will be described. The printer controller 3 performs spooling (buffering) control using a data receiving function unit 5 for receiving data from the host computer 1 and spooling (buffering) using a spooling storage device 7 in a FIFO manner in a file unit for the received data as a job. The print job spooling function unit 6 and the spooled jobs are displayed on the display device 10 as a list, the manual operation input unit 6 for inputting an operator's operation instruction is controlled, and the operation of the printer device is transmitted to the setting information storage device 17. An operation screen display control unit 9 for controlling storage of the setting information is provided. Further, the printer controller 3 analyzes the data of the print job passed from the print job spooling function unit 6, determines the PDL format and the character code system, and returns a result of the determination. When the data of the print job passed from the job spooling function unit 6 is received, the drawing is executed as an image on the RAM 13, and the character is drawn using the font, the font data read from the built-in font 14 is also stored on the RAM 13. A drawing processing unit 12 that executes drawing as an image, and a printing mechanism control unit 15 that transfers the drawn print image and that issues a control instruction related to printing and causes the printing mechanism unit 4 to execute printing on paper. ing. Each of the plurality of functional units described above is realized by software and executed on a general-purpose microcomputer.
<Overview of configuration and processing procedure of each functional unit>
The host computer 1 has versatility to execute an arbitrary application program, and transmits PDL output by one or more application programs to the printer device 2. The printer device 2 operates in a printing operation mode in an “automatic printing mode” in which an operator operation does not intervene, and in a “manual printing mode” in which one unit of printing is one job and an operator operation intervenes for each job. In the automatic print mode and the manual print mode, the method of PDL determination of the present invention and the subsequent data processing and interactive processing are different. These operation methods will be described in order of the operation of the printer apparatus in the automatic print mode and the manual print mode.
<Print processing in automatic print mode>
The automatic printing mode is a printing mode provided for the purpose of performing printing for a long time without the intervention of an operator. FIG. 2 summarizes PDL settings on the operation panel (the display device 10 and the manual operation input unit 16) in the automatic print mode and the printing method corresponding to the data format of the received job. Will be explained. Note that the term "message" used in the following description means an instruction or data to be transferred between program procedures (procedures) or program tasks.
1. In the automatic print mode, PDL determination / character code system determination and print processing The printer apparatus 2 receives the PDL (1) transmitted from the host computer 1 in the data receiving function unit 5, and prints the received PDL data in print job spooling. Transfer to functional unit 6. The print job spooling function unit 6 recognizes the received PDL data 101 as a file 102 with a name, stores the PDL data 101 in the spooling storage device 7 as one element of a FIFO (First In First Out) type queue, and performs an operation. A job file name and a job display request message 105 are transmitted to the screen display controller 9. The operation screen display control unit 9 that has received the job file name and the job display request message 105 displays the print job on the display device 10 as a queue list.
[0030]
As described above, the PDL data 101 transmitted from the host computer 1 is accumulated and stored in the spooling storage device 7 as a print job as a file 102, and is displayed on the display device 10 in a list display 11.
[0031]
On the other hand, the print job file 102 stored in the spooling storage device 7 is read by the print job spooling function unit 6 on a file-by-file basis in the FIFO manner as described above, and the print job spooling function unit 6 determines the PDL type and code format. The PDL determination request message 103 and the print job file data 104 are passed to the PDL determination + code system determination function unit 8.
[0032]
Next, the PDL determination + code system determination unit 8 refers to the file extension of the print job file 104, and if the extension cannot be handled as print data (for example, .XLS, .DOC, .EXE, .COM, etc.). For example, the job is put in the print hold state, and the job file name and the job display request message 105 are passed to the operation screen display control unit 9. The operation screen display control unit 9 changes the job file name to gray letters or the like indicating the print hold status, and displays the job file name in the list 11 on the display device 10.
[0033]
If the received print job file 104 does not have the file extension described above, the PDL determination + code system determining unit 8 analyzes the data of the print job file and determines whether the PDL format or the code format is one of the following. Is determined.
(PDL format)
・ PCL format ・ ESC / P format ・ Text format ・ Other formats (code format)
・ Japanese EUC code ・ Japanese SHIFT-JIS code ・ Chinese GB2312 code ・ ASCII 8 BIT code PDL judgment + coding system discrimination function unit 8 prints these discrimination results as PDL format + coding system discrimination message 106. The job is sent to the job spooling function unit 6. At this time, if the PDL is determined to be “other format”, in the automatic print mode, the print job spooling function unit 6 places the job in a print hold state, and sends a job file name and a job display request message 105 to the job. It is passed to the operation screen display control unit 9. The operation screen display control unit 9 changes the job file name to gray characters indicating the print hold status and displays the job file name in the list 11 on the display device. At this time, the print-pending job file is stored in the spooling storage device 6 without being deleted.
[0034]
Conversely, the print job spooling function unit 6 determines that the PDL format is the PCL format, the ESC / P format, or the text format according to the determination result of 8, and is a processable data format implemented in the printer device. If the PDL format + code system determination message 106 is received, the print job data and the drawing instruction message 107 are passed to the drawing processing unit 12.
[0035]
The drawing processing unit 12 draws and develops the input print job data 107 as an image on the RAM 13, and sends a drawing end message 108 to the printing mechanism control unit 15 when drawing of the page is completed. Upon receiving the drawing end message 108, the printing mechanism control unit 15 controls the printer mechanism unit 4 to print the drawn image on a sheet. When the printing on the paper is completed, a print end message 109 of the print job is transmitted to the print job spooling function unit 6. The print job spooling function unit 6 deletes the job file from the spooling storage device 7, and transmits a job file name and a job deletion message 110 to the operation screen display control unit 9. Here, the operation screen display control unit 9 deletes the designated job file name from the print job queue list 11 on the display device. In this manner, in the automatic print mode, the PDL format and the character code system are automatically determined, and continuous printing can be executed without intervention of an operator operation.
2. Method of Recognizing Error Cause of Print Job Held for Printing In the automatic print mode described in (1), the print job for which printing is suspended stores its data as a file in the spooling storage device 7, and stores the print suspension and the error event at the time of printing suspension as the printing state. The job file name is displayed in gray on the job list 11 on the display device 10 to indicate the print suspension.
[0036]
The operator uses the manual operation input unit 16 to select a job file name displayed in gray indicating print hold, and to display the status of the job, thereby holding the held error event (for example, “PDL”). "Inconsistency" and "Illegal file extension") can be displayed on the display device 10. In this way, the operator can take an ex post measure for a job for which printing has failed.
<Print processing in manual print mode>
As described above, the manual print mode is an operation mode provided for the operator to intervene and operate for each print job and to perform printing while checking the printing state by the operator.
[0037]
PDL settings on the operation panel in the manual print mode and a printing method based on the data format of the received job are summarized in FIG. 3 and will be described below.
1. PDL format / character code system discrimination and print processing in the manual print mode The PDL format / character code system discrimination and print processing in the manual print mode are different from the above-described automatic print mode only in the following points. Are the same.
(1) The operator selects jobs to be printed one by one from the operation screen and starts printing.
(2) When the operator designates printing of one job, after printing, the user can select whether to delete the job file (delete from the spooling queue) or not (leave it in the spooling queue). Unless specified, the same job can be printed any number of times.
[0038]
On the other hand, in the automatic print mode, the print job is automatically deleted from the screen display (list 11) and the spooling storage device 7 after normal printing.
(3) If the PDL transmitted due to an erroneous operation at the host does not conform to the PDL format set on the operation panel, a guidance screen as to whether or not to print as the PDL format detected by the printer device is displayed. In addition, an interactive printing function is provided which allows the operator to determine whether to execute printing or not.
<Print when receiving a text file>
When a print job that does not include any commands belonging to the PDL is received, it determines which of the following classifications the text code belongs to. The text printing specifications described here are defined in the same manner in the automatic print mode and the manual print mode.
(Code format)
・ Japanese EUC code ・ Japanese SHIFT-JIS code ・ Chinese GB2312 code ・ ASCII 8BIT code Text printing is to be performed in the PDL format selected on the operation panel (display device 10, manual operation input unit 16). I have. However, when the PDL determination is set to “automatic determination” on the operation panel, the present embodiment defines specifications for printing text in PCL format. As the font used for printing, the default printer built-in font 14 selected from the operation panel is used.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) Even if the PDL panel setting is fixed by mistake, the PDL detection function by software operates, and printing is suspended even when the set PDL and the received PDL data format do not match. Erroneous printing can be prevented.
(2) Regarding a printer device that processes and prints a plurality of PDL formats, when a file in an incorrect data format is transmitted from a host computer to a printer, useless printing paper output can be prevented, and especially high-speed printing can be performed. In a printer, wasteful printing paper is eliminated, and economy is improved.
(3) Even in the same language, a plurality of character codes can be automatically identified and printed, and code conversion processing at the host is not required, which is more convenient.
(4) The data of a print job for which printing is suspended and the cause of the error of the job for which printing is suspended can be held so that it can be known from an operation panel later, and post-processing measures can be taken for a job for which printing failed. Become.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration of a printing system that executes printing by a printer device of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a printing method corresponding to a data format of a received job in an automatic print mode.
FIG. 3 is a diagram illustrating a PDL setting on an operation panel and a printing method in a data format of a received job in a manual print mode.
[Explanation of symbols]
1 is a host computer, 2 is a printer device, 3 is a printer controller, 4 is a printing mechanism unit, 5 is a data receiving function unit, 6 is a print job spooling function unit, 7 is a spooling recording device, and 8 is a PDL determination + code system. 9 is an operation screen display controller, 10 is a display device, 11 is a print job queue list, 12 is a drawing processor, 13 is RAM, 14 is a built-in font, 15 is a printing mechanism controller, and 16 is a print mechanism controller. A manual operation input unit, 17 is a setting information storage device, 101 is a page description language (PDL), 102 is a print job file, 103 is a PDL determination request message, 104 print job file names and data, 105 is a job file name and a job A display request message, 106 is a PDL format + code system determination message, 107 is job data to be printed and a drawing display Message, the drawing end message 108, 109 is a print end message, 110 is the job file name and job deletion message.
